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JP2002529644A - 異なる容量を有するギアポンプ系列及び該ギアポンプ系列を構成する個々のギアポンプの製造方法 - Google Patents

異なる容量を有するギアポンプ系列及び該ギアポンプ系列を構成する個々のギアポンプの製造方法

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JP2002529644A
JP2002529644A JP2000579893A JP2000579893A JP2002529644A JP 2002529644 A JP2002529644 A JP 2002529644A JP 2000579893 A JP2000579893 A JP 2000579893A JP 2000579893 A JP2000579893 A JP 2000579893A JP 2002529644 A JP2002529644 A JP 2002529644A
Authority
JP
Japan
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gear
gear pump
discharge
series
members
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000579893A
Other languages
English (en)
Inventor
ティルマン・ケルナー
Original Assignee
ヴォイス・ターボ・ゲーエムベーハー・ウント・コ・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヴォイス・ターボ・ゲーエムベーハー・ウント・コ・カーゲー filed Critical ヴォイス・ターボ・ゲーエムベーハー・ウント・コ・カーゲー
Publication of JP2002529644A publication Critical patent/JP2002529644A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C11/00Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04C11/00Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
    • F04C11/001Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations of similar working principle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
    • F04C2/084Toothed wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2230/00Manufacture
    • F04C2230/60Assembly methods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、異なる吐出容量を有する少なくとも2つのギアポンプ1,100を備えたギアポンプ系列に関するものである。各ギアポンプは、互いに噛合う少なくとも2つの吐出部材4,5,104,105を備え、第1の吐出部材4,104及び第2の吐出部材5,105はギアとして形成されている。ギアポンプ系列の各々のポンプは、a)本質的に同一である、前記2つの吐出部材の理論軸線間及び/または理論回転軸間の軸間距離aと、b)歯付き部材の軸線方向長さとして定義される実質的に同一の歯幅ZB1,ZB2とを有している。吐出部材は歯先円直径dK1,dK2,dK1B,dK2Bを有し、これらのうち少なくとも1つのサイズが他と異なって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる容量を有するギアポンプ系列と、該ギアポンプ系列を構成す
る個々のギアポンプの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2つのギアが互いに歯合し、該ギアが、ハウジング内で互いに近接しながら回
転する吐出部材として使用されるギアポンプ形態の流体用ポンプとしては、種々
のものが公知である。そのようなポンプは、吐出部材のタイプによって2種類に
分類される。 a)外歯式ギアポンプ b)内歯式ギアポンプ
【0003】 これらに関しては、Dubbel著“Taschenbuch fur den Maschinenbau(機械構造
ポケットブック)”第18版,H4〜H5を参照されたい。内歯式ポンプは、例えば
、Voith社刊行のG12108.801000により公知である。流体用ポンプの主要特性は、
幾何学的吐出容量及び常用圧力である。広範囲に及ぶ用途と、それらに基づく要
求に応えるために、異なる容量の流体用ポンプが提供される。通常、ポンプ系列
における個々のポンプは、同一の構造を有するが特性は互いに著しく異なるもの
が使用される。吐出容量の増大は構成寸法の拡大によって達成される。このよう
な技術は、Voith社刊行3.83,4〜5ページに記載の内歯式ポンプの例から公知で
ある。吐出容量の拡大はグループ間に比較的大きな隔たりをもたらす。グループ
間の特性を相違させるためには、吐出部材の半径方向寸法または軸線方向寸法を
相違させる。グループ内における吐出容量の増大はギア歯幅の増大すなわち軸線
方向への延長によって小さい刻みで行われる。このようにすると、使用要求が変
更された際に、駆動列に存在する個々のポンプを自由に交換することは通常でき
ない。なぜなら、駆動列同士は設置スペースが著しく異なり、個々のタイプ間で
の類似性はほとんどないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の課題は、吐出容量の異なるギアポンプ系列において、できる限
り個々のポンプの構造的特徴を共通化し、内部のわずかな変更のみで異なる使用
要求に対応することのできるものを提供することである。ポンプそのものの設置
スペースはできる限り小さく抑えられ、静液圧システムにおいて大きな吐出容量
または小さな吐出容量を有するポンプへの交換が駆動列全体の交換を伴わずに可
能であるように構成される。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による解決法は請求項1の特徴部分によって特徴付けられる。また、有
利な実施形態は従属項に記載されている。
【0006】 吐出容量の異なるギアポンプ系列は少なくとも2つのポンプを備えている。各
ポンプは、吐出部材として、互いに噛合う少なくとも2つのギアを有している。
本発明によれば、ギアポンプ系列に含まれる各ギアポンプは、以下の寸法諸元が
実質的に同一であるという構造的特徴を有する。 a)互いに噛合う2つのギアの軸間距離 b)ギアの歯幅、つまり軸方向長さ つまり、系列内のポンプは同一の軸間距離と同一の歯幅とを有する。
【0007】 ここで、「実質的に同一」とは、製造公差分の相違は除くということである。
【0008】 個々の吐出部材の軸間距離が同一であり、歯高さにわたって歯幅が一定である
ギアを有する一連のポンプにおいて異なる吐出容量は本発明に従って調整される
。この際、互いに噛合う2つのギアのうち少なくとも一方のギアの歯先円直径を
変更すれば十分であるが、両ギアの歯先円直径を変更するとなお好ましい。
【0009】 本発明者は、いわゆる背高歯を使用した場合に比較的高い吐出容量の実現が可
能であることを確認した。なぜなら、歯先円直径または歯先円半径に対する吐出
容量の変化の度合いは、背高歯の場合の方が普通歯の場合より著しく大きいから
である。吐出容量を増大させるためには歯先円のわずかな変更で十分である。個
々のポンプにおいて、吐出部材の軸または吐出部材の対称軸線から半径方向への
体積増大はわずかである。このことは、逆の場合、すなわち個々の吐出部材の歯
先円直径または歯先円半径を縮小する場合にも同様にあてはまる。系列内のギア
ポンプの軸方向長さは一定に保たれる。変更は半径方向についてのみ行われ、し
かもその変更による体積増大は、ギアポンプユニットの構造全体から見れば極め
てわずかである。なぜなら、歯先円半径の変化に対して吐出容量は非常に敏感に
変化するからである。上記変更の際、ギアポンプユニット構造における軸方向長
さは変化しないので、使用要求容量に応じて、駆動列内に配置されたギアポンプ
を、この系列に含まれ吐出容量が大きくまたは小さく構成された他のギアポンプ
に、駆動列全体を交換することなしに、または駆動列をその流体ポンプに再適合
化させることなく交換することができる。
【0010】 ギアポンプ系列に関する特に好ましい実施形態では、事前に規定可能である軸
間距離が系列内の全てのポンプで一定している場合、特定の吐出部材すなわち系
列内の流態用ポンプの個々のギアに、一定のトランスバースピッチpが割り当て
られる。この場合、歯の寸法要素としての係数も全てのポンプにわたって一定で
あり、従って、異なる吐出容量を有する個々のギアポンプにおける吐出部材を、
例えば本願請求項8に記載のように、統一された基本吐出部材を備えたポンプ構
成から形成することが可能となる。ここで、基本となるギアは、最大吐出容量を
生み出す2つの背高歯吐出部材のうちの少なくとも一方とされ、最小吐出容量は
、ギアまたは個々の歯を、寸法縮小するか、または小さな歯先円直径に一致する
まで切削して実現される。この方法は、個々のギアポンプがとりわけコンパクト
であり、かつ個々の部材が極めて標準化された形態で、異なる吐出容量を有する
ギアポンプ系列を構成することを可能にする。高度に標準化されていることによ
って、製造コストが低減され、それがポンプの価格に反映される。
【0011】 最大吐出容量を有する基本ユニットにおいて互いに噛合う個々のギアの形成は
ギア対の基本寸法諸元に従って行われる。このことは、歯の形状にかかわらず歯
の高さについてのみに適用される。特に好ましい実施形態では、最大吐出容量を
達成する吐出部材の形成から始め、より少ない吐出容量は、歯の高さを減少させ
ること、すなわち材料を削ることによって実現可能である。
【0012】 本発明による解決法は、 a)外歯式ギア b)内歯式ギア を備えたギアポンプに適用可能である。ギアポンプがシングルフロー式ギアポン
プであるかマルチフロー式ギアポンプであるかは重要ではない。
【0013】 外歯式の吐出部材を備えたギアポンプでは、両吐出部材はサイズ・歯諸元に関
して同様に構成・形成されることが好ましい。一方、デュアルフロー式またはマ
ルチフロー式ギアポンプでは、異なる構成、異なる諸元の吐出部材が用いられる
【0014】
【発明の実施の形態】
図1a1は、本発明に従って構成され異なる吐出容量を有するギアポンプ系列
内のギアポンプ1の断面を示している。このポンプは、前側にカバー3を有する
ハウジング2を備えている。2つの吐出部材、すなわち第1吐出部材4及び第2
吐出部材5はハウジング内に配置されている。吐出部材4,5は、互いに噛合う
外歯式平ギアとして形成されている。これらはハウジング2内で近接して回転す
る。第1吐出部材4は駆動シャフト6に取付けられている。駆動シャフト6は、
ベアリング7,8を介してハウジング2に装着され、カバー3がハウジングを封
止している。さらに、ギアポンプ1は、吐出接続部8と吸入接続部9とを備えて
いる。吐出接続部8及び吸入接続部9は、対応する空間、いわゆる圧力チャンバ
8.1と吸入チャンバ9.1とに接続されている。駆動シャフト6によって第1
吐出部材4に与えられる回転運動は、第2吐出部材5のピニオン軸17を反対方
向に回転させる。このとき、吸入チャンバ9.1に負圧が発生し、この負圧によ
って、容器に接続可能な吸入配管(詳細図示せず)から流体が吸引される。流体
は、吐出部材の歯間空間すなわち第1吐出部材の歯間空間4.1と第2吐出部材
の歯間空間4.2とを経由して圧力チャンバ8.1へと移送され、ここから適当
な消費装置に供給されるか、またはこの方向に排出される。軸方向遊びを補償す
るようにギアポンプ1を構成することもできる。このような構成は、吐出部材の
ベアリングを作動圧で一方向に片寄せするか、作動圧で両方向から押すことによ
ってなされる。この方式は、個々のギアの軸方向遊びが圧力依存形態で低減され
るという利点を有する。吐出効率の低下は、主として、圧力チャンバから吸入チ
ャンバにかけての前側における流体の漏れによるものであるから、軸方向遊びを
調整することによって非常に良好な吐出効率が実現される。
【0015】 本発明によれば、吐出容量は、吐出部材4,5の個々のギア、及びハウジング
2の内壁面10によって規定される。詳しく言えば、隣接する2つの歯4A,4
B間及び5A,5B間のいわゆる歯間空間4.1,5.1によって規定される。
これらについては、図1a2におけるI−I線視で断面を示す図1a1を参照さ
れたい。
【0016】 図1a1に示す実施形態において、両吐出部材4,5は同一に形成されている
。すなわち、これらは同一の寸法諸元を有している。吐出部材4及び吐出部材5
の対称軸でもある回転軸R1及びR2は、実施形態ではaで示す所定間隔を有し
ている。ギアポンプユニット1の軸方向長さは寸法bで定義される。
【0017】 ギアポンプ1の一実施形態及び本発明のギアポンプ系列のさらなるギアポンプ
100を示す図1b1及び図1b2から明らかであるように、理論回転軸すなわ
ち対称軸R1,R2間の軸間距離a、及び軸方向長さbは、両ポンプにおいて同
一とされている。個々の吐出部材が装着される軸の間の間隔として通常定義され
る軸間距離aは、第2吐出部材がシャフトに固定されシャフトと一体に回転する
のであれば、2つの回転するシャフト間の間隔として理解することもできる。少
なくとも第1吐出部材は、駆動シャフトと一体に回転するように駆動シャフトに
接続される。
【0018】 ギアポンプ系列の2つのギアポンプ1,100間の著しい相違点は、吐出部材
が異なる歯先円直径を有していることである。図1b2は、図1b1に示すギア
ポンプ1に対して吐出容量が小さくなるように構成されたポンプを示している。
ここで、ギアポンプ1のための吐出部材4,5、及びギアポンプ100のための
吐出部材104,105は背高歯ギアとして形成されている。吐出部材104,
105の歯先円直径dK1B,dK2Bは、ギアポンプ1における歯4A、4B
の歯先円直径dK1,dK2より小さい。ギアポンプ100の個々の吐出部材1
04,105の歯底円直径dF1B,dF2Bと、ギアポンプ1の吐出部材4,
5の歯底円直径dF1,dF2とは同一に形成されている。歯高さZ1A,Z1
BとZ2との相違によって、2つの隣接する歯104A,104Bによって形成
される排出容積と歯4A,4Bによって形成される排出容積のそれぞれの間、2
つの隣接する歯105A,105Bによって形成される排出容積と歯5A,5B
によって形成される排出容積のそれぞれの間には相違が生じる。ここで、吐出部
材4,5の軸方向長さ、すなわち歯幅ZB1と、吐出部材104,105の軸方
向長さ、すなわち歯幅ZB2とは同一である。
【0019】 それぞれ同一に形成された吐出部材4,5、及び吐出部材104,105を備
えた構成は特に好ましい形態である。この構成によれば、図1b1に示す吐出部
材4,5を備えたギアポンプを起点として、ギアポンプ100の吐出部材104
,105を形成するためには、吐出部材を加工すればよい。すなわち、既に説明
したように、個々のギアの歯の歯高さを単純に削り落とせばよい。
【0020】 図示する歯は直歯(半径方向に刻まれた歯)である。これらの歯は好ましくは
インボリュート歯として形成される。しかし、個々の歯を互いに噛合うはす歯と
することもできる。このように構成すると、吐出容量が大きくても小さくても発
生する音が低減されて好ましい。この場合、面噛合い率、横噛合い率はいずれも
2以上である。
【0021】 図2a,図2bは、図1b1,図1b2の断面を拡大して、吐出部材4,5及
び104,105における個々の歯の噛合いを示している。図2aは図1b1の
実施形態を示し、図2bは図1b2の実施形態を示している。明瞭化のために、
寸法諸元に関する符号は再度付記している。ここでは、歯先円直径dK,dK1
B、歯底円直径dF1,dF2,dF1A,dF1B、歯高さZ1,Z2,Z1
B,Z2Bに加えて基礎円直径d4,d104,d5,d105も示している。
図2a,図1bに示す実施形態において個々の吐出部材4,5及び104,10
5は同一のピッチpを有している。
【0022】 ポンプ系列における各ポンプの吐出部材を同一の寸法・同一の幾何学的構成と
することによって、ポンプ系列における個々のポンプの製造工程を標準化するこ
とができる。
【0023】 図3は、外歯ギアを備えデュアルフローギアポンプ形態であるギアポンプ20
0の断面図である。このポンプは、第1吐出部材204及びさらに2つの吐出部
材205.1,205.2と、計3つの吐出部材を備えている。後者は、好まし
くは軸方向に形成されたハウジングカバー203を有するハウジング202内に
配置され、取付けられている。ギアポンプ200は、2つの吸入接続部209.
1,209.2と2つの吐出接続部208.1,208.2とを備えている。こ
れらの接続部は、それぞれ対応する吸入チャンバ211.1,211.2と圧力
チャンバ212.1,212.2とに接続されている。吸入チャンバ及び圧力チ
ャンバは吐出部材の噛合い領域に形成されている。吐出部材204は駆動部材と
して機能するものであり、従って吐出部材204は、駆動シャフト206または
その他の駆動装置と一体に回転するように、それらと少なくとも間接的に接続さ
れている。また、吐出部材204はスリーブベアリングによって軸に装着されて
いる。トルクは吐出部材204を経由して他の2つの吐出部材205.1,20
5.2に伝達され、それらは理論回転軸R205.1,R205.2回りに回転
する。ここで、2つの吐出部材205.1,205.2は一体で回転するシャフ
トに取付けられているか、または軸に装着されている。図示の実施形態では吐出
部材は異なる寸法に形成されている。とりわけ、それらは、歯先円直径dK、歯
底円直径dF、基礎円直径dにおいて相違している。図3に示すように、2つの
第2吐出部材205.1,205.2は、好ましくは、軸方向及び半径方向の寸
法諸元が同一に形成される。しかし、第2吐出部材205.1,205.2が相
異なるように構成してもよい。図3に示す形態は、高度に標準化されているとい
う観点で好ましい。ここでは作動流体の流れを矢印で示している。図から明らか
であるように、ギアポンプ200では、2つの流れ方向、すなわち2つの流体搬
送方向が異なっている。
【0024】 外歯ギアを備えたギアポンプからなり図3に示す本発明によるギアポンプ系列
においては、ポンプ系列における個々のギアポンプ間で間隔a1及びa2は一定
に保たれ、図1及び図2に示した実施形態と同様に、歯高さのみが変更される。
本発明に従って構成されたギアポンプ系列における個々のギアポンプは、こうし
て先の実施形態と同様に、基本となる吐出部材204,205.1,205.2
を備えた図3に示すギアポンプから容易に形成することができる。個々の歯は、
本実施形態でも背高歯として形成される。背高歯は、ギアポンプの作動、特に吸
入チャンバと圧力チャンバとの間にシールを一定に保った状態において、理論吐
出容量を最も大きく変化させることができる点で優れている。
【0025】 図1〜図3に示す実施形態は、本発明により構成されたギアポンプ系列におけ
るギアポンプの好ましい実施形態である。しかしながら、本発明の解決法を応用
した改良を加えることも可能である。当業者であれば用途に応じて具体的な構成
を考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1aは本発明によるギアポンプを図1a2におけるI−I線断
面で示す断面図、図1b1及び図1b2は本発明による2つの外歯シングルフロ
ー式ギアポンプを対向状態で軸を含んで切った断面図であり、図1b1にはポン
プ系列における吐出容量が大きいポンプを、図1b2には吐出容量が小さいポン
プを示している。
【図2】 図2a,図2bはそれぞれ、図1a,図1bに示すポンプの互い
に噛合う吐出部材の断面を示す断面図である。
【図3】 本発明の解決法を外歯マルチフロー式ギアポンプに適用した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,100,200 ギアポンプ 4,5,104,105,204,205.1,205.2 吐出部材 a 軸間距離 dK1,dK2,dK1B,dK2B,dK204,dK205.1,dK2
05.2 歯先円直径 R1,R2 理論回転軸 ZB1,ZB2 歯幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる吐出容量を有するギアポンプ系列であって、 1.1 該ギアポンプ系列は少なくとも2つのギアポンプを備え、 1.2 各ギアポンプ(1,100)は、互いに噛合う少なくとも2つの吐出部
    材(4,5,104,105,204,205)、すなわちギアの形態である第
    1の吐出部材(4,104,204)と第2の吐出部材(5,105,205.
    1,205.2)とを備え、 1.3 前記系列における各ギアポンプ(1,100)は、 a)前記2つの吐出部材(4,5,104,105,204,205)の理論軸
    線間及び理論回転軸(R1,R2)間の軸間距離(a)が実質的に同一とされ、
    b)前記ギアの軸線方向長さで定義される歯幅(ZB1,ZB2)が実質的に同
    一とされ、 1.4 前記各ギアポンプ(1,100)は、前記2つの吐出部材(4,5,1
    04,105)のうち少なくとも1つの少なくとも歯先円直径(dK1,dK2
    ,dK1B,dK2B)において互いに相違していることを特徴とするギアポン
    プ系列。
  2. 【請求項2】 前記個々のギアポンプ(1,100,200)及び/または
    前記系列におけるギアポンプの前記個々の吐出部材(4,5,104,105,
    204,205.1,205.2)の歯の幾何諸元は、一定のトランスバースピ
    ッチpによって定義されることを特徴とする請求項1に記載のギアポンプ系列。
  3. 【請求項3】 前記吐出部材(4,5,104,105,204,205.
    1,205.2)は、外歯を有するギアとして形成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のギアポンプ系列。
  4. 【請求項4】 前記系列内のギアポンプ(1,100)における前記個々の
    吐出部材(4,5,104,105)は、同一の寸法と同一の幾何学的構成を有
    していることを特徴とする請求項3に記載のギアポンプ系列。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか1項に記載のギアポンプ系列であ
    って、 5.1 各ギアポンプ(200)は、デュアルフロー式または2ステージ式ポン
    プとして構成され、 5.2 2つの第1吐出部材の一方と噛合う少なくとも1つの第3の吐出部材(
    205.2)をさらに備え、 5.3 少なくとも2つの吐出部材(204,205.1,205.2)は異な
    る歯先円直径(dK204,dK205.1,dK205.2)を有しているこ
    とを特徴とするギアポンプ系列。
  6. 【請求項6】 前記第1の吐出部材は内歯を備えたギアとして形成され、前
    記第2の吐出部材は、前記内歯ギアと歯合する外歯を備えたギアとして形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のギアポンプ系列。
  7. 【請求項7】 前記ギアの歯は、はす歯であることを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか1項に記載のギアポンプ系列。
  8. 【請求項8】 吐出部材の回転軸間の幾何学的軸間距離または理論軸間距離
    が所定値に定められ、前記個々の吐出部材における歯の軸線方向長さと歯先円直
    径とが所定値に定められた基本ギアポンプユニットからギアポンプ系列のギアポ
    ンプを製造する方法であって、 吐出容量の少ないギアポンプは、前記基本ギアポンプユニットのギア材料を削
    って歯高さを減少させることによって形成されることを特徴とする製造方法。
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