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JP2002529569A - 低い清澄性および低い曇り度を有する熱可塑性物品 - Google Patents

低い清澄性および低い曇り度を有する熱可塑性物品

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JP2002529569A
JP2002529569A JP2000581099A JP2000581099A JP2002529569A JP 2002529569 A JP2002529569 A JP 2002529569A JP 2000581099 A JP2000581099 A JP 2000581099A JP 2000581099 A JP2000581099 A JP 2000581099A JP 2002529569 A JP2002529569 A JP 2002529569A
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thermoplastic
thermoplastic article
particles
transparent
pmma
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Application number
JP2000581099A
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ジー. スカーバードニス、ジョン
アール. サーシー、エヴァリット
ヴァーナン マーティン、スタンリー
エム. ロアー、トッド
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=22689818&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002529569(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2002529569A publication Critical patent/JP2002529569A/ja
Publication of JP2002529569A5 publication Critical patent/JP2002529569A5/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本明細書では、高い透過率、約95%未満の曇り度、および低い清澄性を有する熱可塑性物品が記述されている。この物品を物体の前に置いた場合、物品の向こう側にいる観察者には物体が見えるが、鮮明には見えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (背景) 本願は、一般に半透明な熱可塑性物品に関する。詳細には、本願は、比較的高
い光透過性(light transmission)百分率、約95%未満の
曇り度(haze)、および比較的低い清澄性(clarity)百分率を有す
る熱可塑性物品に関する。本願においては、絶対的な感覚では高いかもしれない
が、まだ70および95%の間にある曇り度のレベルを、「比較的低い曇り度」
と呼ぶことにする。観察者がこのような物品を通して、物品の背後にある物体を
見る場合、観察者は特定の物体が物品の背後のある距離の所に存在することを知
ることができる(比較的低い曇り度)が、鮮明に物体を見ることはできない(低
い清澄性)。
【0002】 独特な視覚的外観を有する半透明の熱可塑性物品を作るため、様々な努力が払
われている。例えば、非常に高い曇り度(約95%を超える)を有する熱可塑性
物品が、ポリマー粒子を、異なる屈折率を有するポリマー・マトリックス内に分
散させることにより製造されている。具体的には、日本国特許第3,143,9
50号は、ポリマー粒子を、異なる屈折率を有するポリマー・マトリックス内に
分散させることによって製造される照明器具カバーを開示している。このような
材料は、物品の背後にある装置を観察者に見せないことを目的とするカバーに有
用である。非常に高い曇り度、低い清澄性の照明器具カバーが、この材料から作
られる。放出される光がカバー全体に渡ってよく分散されるからである。その上
、電球を点灯しないとき、電球はカバーの背後に隠れたままとなる。
【0003】 一般には、比較的低い曇り度を有する物品はまた、高い清澄性をも有する。例
えば、光拡散剤としてZnOを含むポリカーボネート組成物は一般に、曇り度が
90%に近いとき90%を超えた清澄性を有する。参照により本明細書に組み込
まれるアメリカ材料試験協会(ASTM)D1003によれば、曇り度は、入射
光線から平均で2.5°超えて偏向する透過光の百分率として定義される。清澄
性は、入射光線から平均で0を超え、2.5°未満だけ偏向する透過光の百分率
として定義される。比較的低い曇り度(すなわち、>2.5°散乱の程度がより
小さい)を有する従来の材料はまた、高い清澄性(すなわち、<2.5°散乱の
程度がより小さい)を有する。曇り度の絶対的レベルが高いときでもこの関係は
成立するが、「比較的低い」曇り度のレベルは約95%未満である。
【0004】 いくつかの用途では、比較的低い曇り度、および比較的低い清澄性を有する半
透明材料を実現することが望ましい。例えば、プライバシーを守るための窓、お
よびより最近では事務機器ハウジングなどの用途では、材料の背後に物体が見え
るが、鮮明でないように、高い光透過性、比較的低い曇り度、および比較的低い
清澄性を有することが望ましい。
【0005】 ポリカーボネート中に酸化亜鉛を組み込むことにより半透明ポリカーボネート
樹脂組成物を製造する先行する試みが行われている。酸化亜鉛または他の無機光
拡散剤を組み込んだ組成物にはいくつかの欠点がある。具体的には、これらの薬
剤はポリカーボネートおよび他の熱可塑性樹脂と反応して熱可塑性物の物理的特
性を劣化させる傾向がある。さらに、酸化亜鉛を含む組成物は、絶対的感覚では
まだ高い(例えば、40%から約98%)比較的低いレベルの曇り度において、
非常に高い清澄性を有する傾向がある。
【0006】 (発明の概要) 本明細書では、高い光透過性百分率、比較的低い曇り度、および低い清澄性を
有する熱可塑性物品が記述される。この物品を物体の前に置く場合、物品の向こ
う側に居る観察者には、物体が見えるが、鮮明には見えないことになる。本発明
の好ましい実施形態では、熱可塑性物品は、60%を超えたの光透過性百分率、
30〜95%の曇り度、および70%を超え95%未満の清澄性を有する。本発
明のより好ましい実施形態では、清澄性は85%未満となる。
【0007】 曇り度および清澄性に関するこれらの限界値には、光拡散体である球状熱可塑
性粒子の大きさを注意深く制御すれば、到達できることが判明している。具体的
には、透明な熱可塑性粒子の大きさがある点より小さくなると、清澄性が低下し
始め、また曇り度が増加し始める。この臨界的な大きさの限界を超えると、清澄
性および曇り度が粒径にほとんど依存しなくなり、清澄性が高すぎて所望の光学
的効果、−−材料を通して見られる物体の僅かなぶれが現れなくなる。臨界的な
大きさの限界を下回る粒径を注意深く選択することによって、比較的低い曇り度
、および低い清澄性という所望の性状を得ることができる。
【0008】 本明細書において記述される物品は、透明なマトリックス熱可塑性樹脂内に分
散されたほぼ球状の透明な熱可塑性粒子を含む。この粒子とマトリックス熱可塑
性樹脂は、異なる屈折率を有する。球状の透明な熱可塑性粒子の大きさ、配合量
およびタイプを適切に選択すると、観察者がこの物品の背後にある物体を識別す
ることを妨げる程の曇り度がなく、比較的低い清澄性を有する材料が得られるで
あろう。
【0009】 この物品は、実質的に無機光拡散剤を含有せず、それによってこのような添加
剤に起因する劣化を回避することが好ましい。
【0010】 本発明の他の特徴、態様、および利点は、発明のいくつかの好ましい実施形態
についての下記の詳細な説明、図面、および添付の特許請求の範囲を参照すれば
、より良く理解されるであろう。
【0011】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 本発明による典型的な熱可塑性物品は、透明なマトリックス熱可塑性樹脂であ
るマトリックス(以下の本明細書においては「マトリックス」)と、その中に懸
濁させた透明な球状熱可塑性粒子(以下の本明細書においては「球状粒子」)と
を含む。このような物品は、60%を超え光透過性百分率、95%未満の曇り度
、および70%を超えるが97%未満である清澄性を有する。これらの光学的特
性を得るには、注意深くこの粒子を選択しなければならない。具体的には、それ
らの粒子は、球状粒子の平均直径に対する清澄性がその最大値を下回るように(
すなわち、図4および図6に示すように、清澄性はある直径のしきい値を超える
と非常に平坦のままであるが、この点未満では急勾配で逓減する)、十分に小さ
い平均直径を有しなければならない。本発明の好ましい実施形態において、球状
粒子は、清澄性が85%未満となるように、十分に小さいものである。同時に、
曇り度は粒子直径と逆比例して変動するので、球状粒子の大きさをあまり小さく
することはできない。球状粒子は、曇り度が、粒径に対するその最小値を上回る
が、95%未満となるように、十分に大きい平均直径を有することが好ましい。
光透過性百分率は、60%を超える値に維持することが好ましい。
【0012】 マトリックスがポリカーボネートであり、球状粒子がPMMA粒子である本発
明のより好ましい実施形態において、光透過性百分率は85%を超え、曇り度は
95%未満であり、また清澄性は85%未満である。(PMMAはポリメタクリ
ル酸メチルである)。この実施形態において、PMMA粒子の配合量は、マトリ
ックスに基づいて樹脂100部当り0.01から0.50部が好ましく、0.0
5から0.50部がより好ましい。
【0013】 上述の透明な熱可塑性マトリックスは、PMMA球状光拡散体と相容性のある
、どんな透明な熱可塑性材料でもよい。好ましいマトリックス材料には、ポリカ
ーボネート、ポリエーテルイミド、透明なポリイミド、透明なポリアミド(ナイ
ロン)、透明な脂肪族ポリエステル(例えば、ポリシクロヘキサンカルボン酸)
などのポリエステル、透明なポリカーボネートとポリエステルのブレンド、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニルスルホン、スチレンアクリロニ
トリル(SAN)、ポリエチレン、ポリスチレン、および混和性のある透明なポ
リスチレンとポリフェニレンオキシドの(PS−PPO)ブレンド、アクリル樹
脂、ポリカーボネート−ポリシロキサン、ポリエーテルイミド−ポリシロキサン
、ポリアリーレート(例えば、イソフタレートレゾルシノールテレフタレート)
、および上記のもの全てのブレンドおよび共重合体が含まれる。より好ましい透
明な熱可塑性マトリックス材料には、ポリカーボネートのホモポリマーまたは共
重合体、ポリエステルカーボネートおよびポリエチレンテレフタレート(PET
)が含まれる。最も好ましいマトリックス材料は、主としてビスフェノール−A
モノマーをベースとする芳香族ポリカーボネート・ホモポリマーである。このよ
うな材料の合成は、当技術分野において周知である。例えば、米国特許第5,3
64,926号は、ポリカーボネート製造のための溶融プロセスを記述しており
、参照により本明細書に組み込まれる。界面的および固体状態プロセスを用いる
こともできる。さらに、上記の視覚的効果を達成するのに十分なだけ透明であれ
ば、完全に透明ではないマトリックス材料を用いることが可能である。
【0014】 球状粒子は、どんな透明な熱可塑性ポリマーでも、またマトリックスとは異な
る屈折率(以下の本明細書においては「R.I.」)を有する他の光拡散体でも
よい。光拡散体のR.I.は、マトリックスのR.I.と少なくとも0.01だ
け異なることが好ましい。適切な光拡散体には、ポリテトラフルオロエチレン、
酸化亜鉛、およびPMMAが含まれる。これらの中では、Nagase Ame
ricaから種々の直径のものが入手できる(例えば、平均直径5〜50ミクロ
ン)、Techpolymer MBXシリーズの架橋PMMAミクロスフェア
が好ましい。本発明のより好ましい実施形態において、マトリックス熱可塑性樹
脂は1.56から1.62のR.I.を有するポリカーボネートであり、また球
状粒子は1.46から1.53のR.I.を有するPMMAである。
【0015】 本発明の好ましい実施形態において、球状の透明な熱可塑性粒子は、この物品
の清澄性が球状体の平均直径に対するその最大値を下回るように、十分に小さい
平均直径を有する。
【0016】 マトリックス熱可塑性樹脂がポリカーボネートであり、球状粒子がPMMAで
ある場合、一般に、平均粒子直径が約30ミクロン未満であるとき、この条件が
充足される(図4参照)。このような場合、粒径は15ミクロン未満がより好ま
しく、3〜10ミクロンが最も好ましい。本発明の代替実施形態では、2組以上
のPMMA粒子が存在でき、そのうち少なくとも1組が30ミクロン未満の粒径
を有する。ポリカーボネートのマトリックスに組み込むためのPMMA粒子は、
約1.10から1.30の比重を有し、かつ高度に架橋され(例えば、本質的に
100%架橋され)ていることが好ましい。
【0017】 本発明のより好ましい実施形態において、球状粒子の直径は、清澄性が、粒子
の直径に対するその最大値の0.95を下回るように、十分に小さいものである
ことが好ましい。最も好ましい実施形態において、球状粒子は清澄性が、粒子の
直径に対するその最大値の0.93を下回るように十分なものである。
【0018】 直径1および50ミクロンの間の、種々の粒径のPMMA球状粒子がNaga
se Americaから市販されている。このような粒子の製造方法は周知で
あり、例えば、日本国特許出願JP6220290号に記載され、参照により本
明細書に組み込まれる。
【0019】 熱可塑性マトリックスは任意選択的に、さらに光学的光沢剤、追加の顔料およ
び/または蛍光染料を含有できる。光学的光沢剤を添加すると、物品に、より光
沢のある色彩を生成させる助けとなる。適切な光学的光沢剤には、芳香族スチル
ベン誘導体、芳香族ベンズオキサゾール誘導体、または芳香族スチルベンベンズ
オキサゾール誘導体が含まれる。これらの光学的光沢剤のうち、Ciba Sp
ecialty Chemicals[2,5−ビス(5’−tertブチル−
2−ベンズオキサゾリル)チオフェン]製のUvitex OBが好ましい。
【0020】 蛍光染料を添加すると、物品に著しい視覚的効果が生じる。適切な蛍光染料に
は、Permanent Pink R(カラー・インデックスPigment
Red 181、Clariant Corporation製)、Host
asol Red 5B(カラー・インデックス#73300、CAS#522
−75−8、Clariant Corporation製)、およびMacr
olex Fluorescent Yellow 10GN(カラー・インデ
ックスSolvent Yellow 160:1、Bayer Corpor
ation製)が含まれる。この中では、Permanent Pink Rが
好ましい。
【0021】 熱可塑性材料への含有物として周知のどんなタイプの顔料も、熱可塑性マトリ
ックスに添加することができる。好ましい顔料には、二酸化チタン、硫化亜鉛、
カーボン・ブラック、クロム酸コバルト、チタン酸コバルト、硫化カドミウム、
酸化鉄、スルホケイ酸ナトリウムアルミニウム、スルホケイ酸ナトリウム、クロ
ムアンチモンチタンルチル、ニッケルアンチモンチタンルチル、酸化亜鉛、およ
びポリテトラフルオロエチレンが含まれる。
【0022】 紫外光への露光による熱可塑性マトリックスの劣化を防止する種々の薬品(以
下の本明細書においては「UV安定剤」)を含むことも有利であろう。適切なU
V安定剤には、置換ベンゾトリアゾール、またはトリアジン、またはテトラアル
キルピペリジンが含まれる。UV安定剤は、熱可塑性マトリックス中に混合でき
、あるいは目視表面の上に被着される「ハードコート」透明保護層中にのみ含ま
せることができる。
【0023】 本発明による樹脂組成物は、さらに他の樹脂および補強剤、充てん材、衝撃調
整剤、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、安定剤、離型剤、滑剤、核形成剤、可塑剤
、難燃剤、流動性改善剤、および帯電防止剤などの添加剤を含有できる。これら
の添加剤は、組成物の性状が損われない限り、混合または成形工程において導入
できる。
【0024】 補強用充てん材は、微粉アルミニウム、鉄、ニッケル、または金属酸化物など
の金属充てん材とすることができる。非金属充てん材には、炭素フィラメント、
雲母、ケイ酸アルミニウムまたは粘土などのケイ酸塩、タルクおよびアスベスト
、酸化チタン、ウォラストナイト、ノバキュライト、チタン酸カリウム、チタン
酸塩ウイスカ、ガラス充てん材、およびポリマー繊維、またはそれらを組み合わ
せたものが含まれる。補強に有用なガラス充てん材は、それらのタイプまたは形
状が特に限定されず、例えば、ガラス繊維、粉砕されたガラス、ガラス・フレー
ク、および中空もしくは中実のガラス・ビーズとすることができる。ガラス充て
ん材は、シラン、またはチタン酸塩タイプ剤などのカップリング剤で表面処理し
て樹脂へのそれらの接着性を向上させることができ、または無機酸化物で被覆し
て充てん材に何らかの表面色を付与することもできる。
【0025】 補強用充てん材は、組成物の全重量に基づいて通常は1から60重量%、好ま
しくは10重量%未満の、補強効果をもたらすのに十分な量で使用することが好
ましい。ガラス繊維、またはガラス繊維をタルク、雲母、またはケイ酸アルミニ
ウムと組み合わせたものが、補強材として好ましい。これらの繊維は、長さ約0
.00012〜0.00075インチが好ましい。充てん材の量は、材料を不透
明にするであろう量よりも少なくなければならない。
【0026】 本発明の例示的実施形態においては、難燃剤として、臭素化されたビスフェノ
ールから誘導されたポリカーボネートが添加される。このような臭素化ポリマー
を添加する場合、組成物に無機または有機アンチモン化合物をさらに混合して、
このようなポリカーボネートにより導入される耐炎性を相乗的に補強することが
できる。適切な無機アンチモン化合物は、酸化アンチモン、リン酸アンチモン、
KSb(OH)6、NH4SbF6、およびSb23である。有機酸のアンチモン
エステル、環式アルキルアンチモナイトエステル、およびアリールアンチモン酸
化合物など、広く様々な有機アンチモン化合物も使用できる。典型的な有機アン
チモン化合物の例は、酒石酸カリウムアンチモン、カプロン酸のアンチモン塩、
Sb(OCH2CH33、Sb〔OCH(CH3)CH2CH33、アンチモンポ
リメチレングリコレート、およびトリフェニルアンチモンである。好ましいアン
チモン化合物は酸化アンチモンである。
【0027】 亜リン酸エステル(例えば、芳香族亜リン酸エステル熱的安定剤)、リン酸お
よび亜リン酸の金属塩、障害のあるフェノール酸化防止剤、および芳香族ラクト
ン・ラジカル捕捉剤もまた、安定剤または酸化防止剤として添加できる。
【0028】 適切な帯電防止剤には、ホスホニウム塩、ポリアルキレングリコール、スルホ
ニウム塩、およびアルキルおよびアリールアンモニウム塩が含まれるが、それら
に限定されない。
【0029】 適切な離型剤には、ペンタエリトリトールテトラカルボキシラート、グリセリ
ンモノカルボキシラート、グリセリントリカルボキシラート、ポリオレフィン、
アルキル・ワックスおよびアミドが含まれるが、それらに限定されない。
【0030】 本発明の樹脂組成物を調製するため、どんな周知の方法によっても構成成分を
混合できる。典型的には、2つの別個の混合ステップ、前混合ステップおよび溶
融混合ステップがある。前混合ステップでは、乾燥した成分が互いに混合される
。この前混合ステップは典型的には、タンブラ・ミキサまたはリボン・ブレンダ
を用いて実行される。しかし、所望される場合、プリミックスは、Hensch
elミキサなどの高せん断力ミキサ、または類似の高強度の装置を用いて製造で
きる。前混合ステップに引き続いて溶融混合ステップを行わなければならない。
その場合、プリミックスは溶融され、溶融物として再混合される。別法として、
前混合ステップを飛ばして、単に溶融混合装置のフィード部分の中に、別個の供
給システムを経由して、直接原料を添加することも可能である。溶融混合ステッ
プでは、成分は典型的には、1軸または2軸押出し機、Banburyミキサ、
2ロール・ミルまたは類似の装置で溶融混練される。
【0031】 本発明による組成物は、次いで押出し成形、または射出成形などんな周知の方
法によっても物品に成形できる。例えば、組成物を用いて、どんな従来の技術を
経てもフィルム・シートまたは複雑な形状物を調製することができる。
【0032】 本発明による熱可塑性物品は、様々な異なる目的に有用である。いくつかの特
定の、非限定的な例として、計算機、モニタまたは印刷機ハウジングなどの事務
機器ハウジング、セルラ電話エンクロージャ、データ記憶装置ハウジング、電気
器具などの通信機器ハウジング、または計器パネル部品もしくはヘッド・ランプ
用レンズ内などの自動車部品に使用できる。物品はどんなサイズ、または形状と
することもできる。本発明による熱可塑性物品は、低い清澄性および高い光透過
性を設計目標とする用途に、特に好ましい。
【0033】 本発明は、下記の実施例によって、さらに例示される。これらの実施例は本発
明を例示するものであり、決してその範囲を限定するものではない。
【0034】 (実施例1) 光透過性、曇り度、および清澄性に対する球状粒子の大きさの影響を示すため
、6個の異なる試料を調製した。具体的には、下記の表1に記載されるように配
合物を調製した。全ての球状粒子はPMMAであり、マトリックスはLEXAN
(登録商標)ポリカーボネート樹脂(ビスフェノール−Aに基づくホモポリマー
)であった。
【0035】
【表1】
【0036】 各々の上記の6試料はさらに、2,4−ジ−tert−ブチルフェニルホスフ
ァイト(3:1)100分の0.06部(pph)、スルホケイ酸ナトリウムア
ルミニウム(ウルトラマリン顔料)0.0036pph、ジフェニルイソデシル
ホスファイト(安定剤)0.05pph、シリコーン・ヒドリド被覆TiO2
顔料)0.0016pph、および酸化コバルトアルミニウム(顔料)0.00
16pphを含む。
【0037】 全てのこれらの試料は、上に記載した成分を一緒に混合し、それらを1軸また
は2軸押出し機で、ゾーン温度を480〜550°F(約249〜288℃)に
設定し、押出すことにより調製した。次いで、この操作から生成されたペレット
を、バレル・ゾーン内を580°F(約304℃)、金型内を180°F(約8
2℃)に設定したBoy 15S熱可塑性成形機で、種々の厚さのカラー・チッ
プに成形した。成形機スクリュを200rpmで操作した。2組の試料チップを
成形し、第1組は均一な厚さ0.100インチ(約2.54mm)、第2組は2
段階のチップとし、それぞれの段階における厚さ0.062、および0.125
インチ(約1.6、および3.2mm)とした。
【0038】 図1から3に、これら6試料についての、それぞれ光透過性百分率、曇り度、
および清澄性の測定において得られた結果を示す。図1は、PMMA球状粒子の
大きさを増加すると透過性がやや落ちることを示すと思われるが、影響は非常に
小さく、実験誤差の範囲内にある可能性がある。いずれの場合も、これらの試料
についての光透過性百分率は比較的高かった(約86〜87)。
【0039】 図2は、粒径を増大すると、曇り度が減少し、約30ミクロン(試料#3)で
最小値となることを示している。30ミクロンから50ミクロン(試料#4)に
おいて、著しくさらに減少することはない。試料6の双峰的粒度分布が、追加の
影響を及ぼしている。
【0040】 表3は、粒径を増大すると、約30ミクロンの粒径で、清澄性が最大値まで増
加することを示している。30ミクロンから50ミクロンの粒径まで進むとき、
さらに清澄性が増加することはない。やはり試料6が、追加の影響を示している
【0041】 試料5および試料1に基づいて、いずれの光学的性状も、PMMAの架橋度に
強く依存しないものと思われる。
【0042】 (実施例2) 上述のように、試料1〜6についてまた、3段階の異なる厚さを有する1組の
チップを調製した。図4から6に、第1組および第2組の両方のチップから得ら
れた組み合わされた測定値を示すが、粒径が30ミクロン未満に低下するとき、
清澄性が低下し、曇り度が増加することが確認される。明らかに、この「臨界的
」粒径は、選択される粒子およびマトリックス材料により変動するはずである。
図5および図6からは、試験された試料の厚さにかかわらず、この同一の傾向が
観察されることも確認される。
【0043】 上記の実施例は本発明による代表的な組成物を示したものにすぎず、決して請
求の範囲に記載の本発明を限定するものではないことを銘記されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に記載される6試料の試料番号に対して光透過性百分率をプロットし
た図である。
【図2】 実施例1に記載される6試料の試料番号に対して曇り度百分率をプロットした
図である。
【図3】 実施例1に記載される6試料の試料番号に対して清澄性百分率をプロットした
図である。
【図4】 実施例2に記載されるポリカーボネート/PMMA物品の粒径に対して清澄性
および曇り度百分率をプロットした図である。(PMMAはポリメタクリル酸メ
チル)
【図5】 実施例2に記載される種々の厚さを有する試料のPMMA粒径に対して曇り度
をプロットした図である。
【図6】 実施例2に記載される種々の厚さを有する試料のPMMA粒径に対して清澄性
をプロットした図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 101/00 (C08L 101/00 33:12) C08L 33:12) (72)発明者 サーシー、エヴァリット アール. アメリカ合衆国 47712 インディアナ州 エヴァンスヴィル ヴァーナン ロード ミドル マウント 5024 (72)発明者 マーティン、スタンリー ヴァーナン アメリカ合衆国 47612 インディアナ州 シンシアナ ボックス 91 アールアー ルナンバー1 (72)発明者 ロアー、トッド エム. アメリカ合衆国 47712 インディアナ州 エヴァンスヴィル バーバラ ドライヴ 209 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA14 AA22 AA27 AA31 AA33 AA34X AA43 AA46 AA48 AA50 AA51 AA54 AA60 AA64 AA67X AA71 AB03 AB11 AB16 AB18 AB23 AC10 AC12 AC15 AC19 AF30 AH19 BA01 BB05 BC03 BC17 4J002 AA011 AE034 BB004 BB031 BC041 BC061 BD153 BG021 BG062 CF001 CF031 CF061 CF161 CG001 CH001 CH071 CL001 CM041 CN031 CP031 DA036 DB006 DE106 DE116 DE136 DE186 DG026 DJ006 EA048 EH047 EU228 FD01 FD096 FD10 FD13 FD164 FD167 FD208 GG00 GN00

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂と、マトリックス熱可塑性
    樹脂とは異なる屈折率を有する、懸濁された球状の透明な熱可塑性粒子とを含む
    熱可塑性物品であって、60%を超えた光透過性百分率、95%未満の曇り度、
    および70%を超え、97%未満の清澄性を有し、実質的にどんな無機光拡散剤
    をも含有しない物品。
  2. 【請求項2】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂が、ポリカーボネート、ポ
    リエーテルイミド、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート
    とポリエステルのブレンド、ポリスルホン、ポリエーテル、ポリフェニルスルホ
    ン、スチレンアクリロニトリル、ポリスチレン、混和性のポリスチレンとポリフ
    ェニレンオキシドのブレンド、アクリル樹脂、ポリカーボネート−ポリシロキサ
    ン、ポリエーテルイミド−ポリシロキサン、ポリアリーレート、および上記のも
    の全てのブレンドおよび共重合体からなる群から選択される請求項1に記載の熱
    可塑性物品。
  3. 【請求項3】 透明なマトリックスが、ポリカーボネートのホモポリマーま
    たは共重合体、ポリエステルカーボネート、およびポリエチレンテレフタレート
    からなる群から選択される請求項2に記載の熱可塑性物品。
  4. 【請求項4】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂が、ポリカーボネートであ
    る請求項2に記載の熱可塑性物品。
  5. 【請求項5】 懸濁された透明な熱可塑性粒子が、PMMA球状粒子である
    請求項3に記載の熱可塑性物品。
  6. 【請求項6】 光透過性百分率が85%が超えた請求項5に記載の熱可塑性
    物品。
  7. 【請求項7】 清澄性が85%未満である請求項6に記載の熱可塑性物品。
  8. 【請求項8】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂100部当り、0.01か
    ら0.50部のPMMA球状粒子を含む請求項5に記載の熱可塑性物品。
  9. 【請求項9】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂100部当り、0.05か
    ら0.50部のPMMA球状粒子を含む請求項8に記載の熱可塑性物品。
  10. 【請求項10】 PMMA球状粒子が、30ミクロン未満の平均直径を有す
    る請求項5に記載の熱可塑性物品。
  11. 【請求項11】 PMMA球状粒子が、15ミクロン未満の平均直径を有す
    る請求項10に記載の熱可塑性物品。
  12. 【請求項12】 透明な熱可塑性粒子が複数組のPMMA球状粒子を含み、
    各組が異なる平均直径を有し、少なくとも1組が30ミクロン未満の平均直径を
    有する請求項11に記載の熱可塑性物品。
  13. 【請求項13】 PMMA球状粒子が、3ミクロンを超え、10ミクロン未
    満の平均直径を有する請求項11に記載の熱可塑性物品。
  14. 【請求項14】 さらに顔料を含む請求項6に記載の熱可塑性物品。
  15. 【請求項15】 顔料が、二酸化チタン、硫化亜鉛、カーボン・ブラック、
    クロム酸コバルト、チタン酸コバルト、硫化カドミウム、酸化鉄、スルホケイ酸
    ナトリウムアルミニウム、スルホケイ酸ナトリウム、クロムアンチモンチタンル
    チル、ニッケルアンチモンチタンルチル、酸化亜鉛、およびポリテトラフルオロ
    エチレンからなる群から選択される請求項14に記載の熱可塑性物品。
  16. 【請求項16】 顔料表面が不動態化される請求項15に記載の熱可塑性物
    品。
  17. 【請求項17】 顔料がメチル−水素シリコーン流体で不動態化される請求
    項16に記載の熱可塑性物品。
  18. 【請求項18】 顔料がTiO2である請求項17に記載の熱可塑性物品。
  19. 【請求項19】 ポリカーボネートの屈折率が1.56から1.62である
    請求項6に記載の熱可塑性物品。
  20. 【請求項20】 PMMAの屈折率が1.46から1.53である請求項1
    9に記載の熱可塑性物品。
  21. 【請求項21】 PMMA粒子が約1.10から1.30の比重を有する請
    求項20に記載の熱可塑性物品。
  22. 【請求項22】 PMMAが本質的に100%架橋されている請求項21に
    記載の熱可塑性物品。
  23. 【請求項23】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂100部当り、0.05
    から0.5部の離型剤を、さらに含む請求項6に記載の熱可塑性物品。
  24. 【請求項24】 離型剤が、ペンタエリトリトールテトラカルボキシラート
    、グリセリンモノカルボキシラート、グリセリントリカルボキシラート、ポリオ
    レフィン、アルキル・ワックスおよびアミドからなる群から選択される請求項2
    3に記載の熱可塑性物品。
  25. 【請求項25】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂100部当り、0.00
    1から0.05部の光学的光沢剤を、さらに含む請求項6に記載の熱可塑性物品
  26. 【請求項26】 光学的光沢剤が、芳香族スチルベン誘導体、芳香族ベンズ
    オキサゾール誘導体、または芳香族スチルベンベンズオキサゾール誘導体からな
    る群から選択される請求項25に記載の熱可塑性物品。
  27. 【請求項27】 物品が事務機器用ハウジングである請求項1に記載の熱可
    塑性物品。
  28. 【請求項28】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂と、マトリックス熱可塑
    性樹脂とは異なる屈折率を有する、球状の透明な熱可塑性粒子とを含む熱可塑性
    物品であって、球状熱可塑性粒子の平均直径が、球状体の平均直径に対する清澄
    性がその最大値を下回るように十分に小さいものであり、実質的にどんな無機光
    拡散剤をも含有しない物品。
  29. 【請求項29】 曇り度が、球状体の直径に対するその最小値を上回る請求
    項28に記載の熱可塑性物品。
  30. 【請求項30】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂がポリカーボネートであ
    り、球状の透明な熱可塑性粒子がPMMAである請求項28に記載の熱可塑性物
    品。
  31. 【請求項31】 球状粒子の平均直径が、清澄性が球状体の直径に対するそ
    の最大値の0.95を下回るように、十分に小さいものである請求項30に記載
    の熱可塑性物品。
  32. 【請求項32】 球状粒子の平均直径が、清澄性が球状体の直径に対するそ
    の最大値の0.93を下回るように、十分に小さいものである請求項31に記載
    の熱可塑性物品。
  33. 【請求項33】 物品が事務機器用ハウジングである請求項28に記載の熱
    可塑性物品。
  34. 【請求項34】 透明なマトリックス熱可塑性樹脂と、マトリックス熱可塑
    性樹脂とは異なる屈折率を有する、球状の透明な熱可塑性粒子とを含む熱可塑性
    物品であって、球状の透明な熱可塑性粒子の大きさ、タイプ、および配合量が、
    曇り度が95%未満となり、かつ清澄性が85%未満となるように選択される物
    品。
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