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JP2002528014A - チャネルホッピング通信システムにおけるアクセス方法 - Google Patents

チャネルホッピング通信システムにおけるアクセス方法

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JP2002528014A
JP2002528014A JP2000576650A JP2000576650A JP2002528014A JP 2002528014 A JP2002528014 A JP 2002528014A JP 2000576650 A JP2000576650 A JP 2000576650A JP 2000576650 A JP2000576650 A JP 2000576650A JP 2002528014 A JP2002528014 A JP 2002528014A
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channels
call
hop
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JP2000576650A
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ヤコブス ハートセン,
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テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
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    • H04W52/0216Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is leader and terminal is follower using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
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Abstract

(57)【要約】 それぞれのスタンバイ時間期間のうち、起動時間期間スタンバイ装置を起動するチャネルホッピング通信システムにおける、呼び出し装置とスタンバイ装置間の接続を確立する。各起動時間期間の間、呼び出しメッセージ受信のため、スタンバイ装置は選択されたチャネルをモニタする。選択されたチャネルは複数のチャネルから選択され、また後続の各起動時間期間に対する前記選択されたチャネルは、複数のチャネルからホッピングシーケンス及び内部クロックによって特定される後続チャネルである。スタンバイ装置からの応答が受信されるまで、呼び出し列は呼び出し装置からスタンバイ装置へ繰り返し送信される。各呼び出し列は複数の呼び出しメッセージを含み、各呼び出しメッセージは複数のチャネルの異なるサブセットの一つで送信される。呼び出し装置で送信される呼び出し列の選択は、スタンバイ装置の内部クロックの推定値に基づいて行うことができる。呼び出し列の生成は2つより多い呼び出し列が送信される場合さらに最適化が可能である。最適化の目的は、送信された際に呼び出された装置からの早期応答を最も引き出せそうな呼び出し列を生成することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
(発明が属する技術分野)
【0001】 本発明は低速周波数ホッピングを適用した通信システムに関し、特に通信リン
クを確立するために2つの周波数ホッピングユニット間を同期させる手順に関す
る。
【0002】 (背景技術) 周波数ホッピング(FH)拡散は長い間軍事用途において魅力的な通信形式で
あった。無線スペクトラムの異なる部分を疑似ランダム様式で順番に送信するこ
とによって盗聴に対する高い機密性と、狭帯域干渉に対する耐性が同時に得られ
る。高速、安価かつ低消費電力のシンセサイザの登場によって、FHトランシー
バは商業的に魅力的なものとなり、民生用途においてもますます広く用いられて
いる。不明な干渉及びレイリーフェージングに対する耐性があるため、FHはあ
る種の無線通信システム(wireless radio)にとって特に魅力的である。例えば9
00,2400及び5700MHzにおける工業、科学及び医学(ISM)帯の
ようなライセンス不要周波数帯(unlicensed bands)を用いる無線通信システムで
ある。これらの周波数帯での無線通信は(いくつかの送信電力規制を除いて)規
制されていないため、この周波数帯を用いる通信システムは全ての(すなわち、
事前にわからない:a priori unknown)干渉に耐えることができねばならない。
FHは、干渉と戦う魅力的な道具であるように思われる。
【0003】 FHシステムは低速FHと高速FHの2つに大きく区別することができる。低
速FH通信において、シンボルのバーストはあるホップ内で送信される。そのた
めシンボルレートはホップレートよりも高い。高速FHでは、ホップレートがシ
ンボルレートよりも高くなるよう、1つのシンボルがいくつかのホップに拡散さ
れる。高速FHは、特に、より高いシンボルレートにおいて、トランシーバの電
気回路にスピードを要求する。そのため、高速FHは消費電力が大きく、携帯利
用においては魅力的でない。低速FHは無線通信システムが必要とする全てのシ
ステム機能、すなわち干渉耐性及びフェージング耐性を提供する。
【0004】 FH接続を動作させるには、2つのホッピングトランシーバ間の同期が必要で
ある。すなわち、一方のユニットの送信(TX)ホップは他方の装置の受信(R
X)ホップでなくてはならず、かつ他方の装置の送信(TX)ホップは一方の装
置の受信(RX)ホップでなくてはならない。一旦2つの装置の同期が取れる(
ロックされる)と、単にそれらの装置が同一のホップシーケンスを適切な速度で
用いれば、接続は維持される。しかし、問題は2台の装置を初めに同期させるこ
とである。接続がなされていない時、可搬装置は通常スタンバイモードにある。
このモードにおいて、装置は大部分の時間スリープしているが、接続を希望する
装置からの呼び出しメッセージを聞くために周期的に動作(wake up)する。FH
手法の問題は、スタンバイ状態の装置がいつ、どのホップチャネルで呼び出しメ
ッセージを聞くのかを呼び出し装置が知らないことである。これは結果として時
間及び周波数の両方が不確定ということである。
【0005】 呼び出し装置とスタンバイモードにある装置との接続を確立する問題を解決す
る試みが従来からなされている。Gillisに対する米国特許第5,353,341号におい
ては、1つの予約されたホップチャネルがアクセスに用いられる。呼び出しユニ
ットはこの予約されたチャネルに呼び出しメッセージを常に出力し、スタンバイ
装置が周期的に動作する時には、1つの予約されたチャネルのみをモニタする。
アクセスチャネルのホッピングはないため、周波数が不明となることはない。し
かし、この方法はFH方法が提供可能な利点を欠くという欠点がある。すなわち
、予約されたチャネルが妨害機によって妨害された場合、アクセスを一切行うこ
とができない。
【0006】 Fulghumらに対する米国特許第5,430,775号は予約された複数のチャネルが送信
者と受信者とによって同意されたもののように用いられるシステムを開示する。
この場合、2つの予約チャネルがある。1つはアクセスチャネルを”予約(reser
ved)”するためのチャネル、他方はアクセスチャネルそのものである。予約チャ
ネル及びアクセスチャネルの両方ともホップせず、一定であるため、このアクセ
ス方法はFHが提供可能な利点を欠く。
【0007】 Foster, Jr.に対する米国特許第5,528,623号には、アクセス手順において送信
者及び受信者がホップすることによって、FH方法の利点を全て提供することが
できるシステムが開示されている。しかし、このシステムにおいては、呼び出し
装置がゆっくりとホップしている(wake-up)期間内に急いでホップを行わねばな
らない。その結果、このシステムは受信者(すなわち、スタンバイ状態にある装
置)に対し、各活動時間の間、呼び出しされているかどうかをチェックするため
だけに比較的大きな電力を要求するという望ましくない効果を有している。Fost
er, Jr.が説明する、そのシステムの、他に明らかな欠点とは、受信者がどのよ
うにメッセージを返すのかについての説明がなされていないことである。すなわ
ち、送信者が応答を検出する3.3msという返送期間が定義されているが、呼
び出しメッセージを受信しても、受信者はいつこの3.3msの聴取期間が開始
するかについて知らないことである。
【0008】 (発明の概要) 従って、本発明の目的はFH方式を適用した装置へのアクセス方法であって、
スタンバイ装置にはスリープ/起動期間の短いデューティサイクルを許すことに
よって素多売モードにおける低消費電力を実現すると同時に、接続の設定におけ
るアクセス遅延の時間を制限する方法を提供することにある。
【0009】 上述した目的及び他の目的はチャネルホッピング通信システムにおける呼び出
し装置とスタンバイ装置の間の接続を確立するための装置及び方法において達成
される。本発明の1つの見地によれば、スタンバイ装置はスタンバイ時間帯Tst
andbyのうち、起動時間帯Twakeの間起動される。各起動時間帯の間、スタンバ
イ装置は呼び出しメッセージを受信するため、選択されたチャネルをモニタさせ
られる。そして、引き続く各起動時間帯の間、選択されたチャネルは、ホッピン
グシーケンスによって複数のチャネルから指定される、1つの引き続くチャネル
である。始めの反復期間において、最初の呼び出し列(page train)は、スタンバ
イ装置からの応答が受信されるまで、呼び出し装置からスタンバイ装置に繰り返
し送信される。最初の反復期間においてスタンバイ装置からの応答が受信されな
かった場合、スタンバイ装置からの応答が受信されるまで、その後の1又は複数
の反復期間について、対応する1又は複数の呼び出し列が呼び出し装置からスタ
ンバイ装置へ繰り返し送信される。
【0010】 上述の方法において、最初及びその後の呼び出し列は、複数の呼び出しメッセ
ージを有し、個々の呼び出しメッセージは複数のチャネルのサブセットの異なる
1つに伝送される。最初の呼び出し列はホッピングシーケンスから選択されたチ
ャネルのサブセットに伝送され、選択されたチャネルは予期される起動周波数(w
ake-frequency)に対応するホップ周波数及び、この予期される周波数に最も近い
1つ又は複数のホップ周波数を含み、またホッピングシーケンスにおける非選択
チャネルはホッピング周波数の1つ又は複数の残部(remaining portions)を構成
する。1つ又は複数の引き続く呼び出し列のそれぞれは、ホッピングシーケンス
の連続する残部において、予期される起動周波数に最も近いチャネルから選択さ
れたチャネルの異なるサブセットの各々に伝送される。
【0011】 本発明の1つの見地において、反復期間はスタンバイ期間と実質的に等しい。
別の実施形態において、反復期間はスタンバイ期間よりも大きいか等しい。
【0012】 本発明の別の見地において、各呼び出し列は以下の式に従って複数のチャネル
から選択されるチャネルのサブセットへ伝送される。
【0013】
【0014】 ここで、Ks'はスタンバイ装置のクロック値の推定(estimate)であり、スタンバ
イ装置のクロック値はTstandby期間毎に更新される。 Nはホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
残す関数である。 また、呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられる。ここでR
NDUP()は非整数を最も近い整数に丸める関数である。 i=0,...,(NT−1)であり、 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。この呼び出し列チャネル
選択方法は、Mが偶数の際特に有用である。
【0015】 別の実施形態において、各呼び出し列は以下の式に従って複数のチャネルから
選択されるチャネルのサブセットへ伝送される。
【0016】 iが1...EVEN(NT−1)の範囲の偶数の時;
【0017】
【0018】 iが1...ODD(NT−1)の範囲の奇数の時;
【0019】
【0020】 ここで、EVEN(x)はxが偶数の時にxを返し、xが奇数の時x−1を返す
第1の関数を表し、 ODD(x)はxが奇数の時にxを返し、xが偶数の時x−1を返す第2の関数
を表し、 ks'はスタンバイ装置のクロック値の推定であり、スタンバイ装置のクロック値
はTstandby期間毎に更新される。 また、Nはホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
残す関数である。 また、呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられる。ここでR
NDUP()は非整数を最も近い整数に丸める関数である。 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。この呼び出し列チャネル
選択方法は、Mが奇数の際特に有用である。
【0021】 上述の任意の実施形態に対し、及び本発明の別の見地において、スタンバイ装
置のクロック値の推定は、前もって決定されたスタンバイ装置と呼び出し装置の
クロック値のオフセットによって調整された呼び出し装置クロックの現在のクロ
ック値から決定されてもよい。
【0022】 本発明のさらに別の見地において、上述の任意の実施形態に対し、前もって決
定されたオフセットは将来のアクセス試行のために不揮発性メモリに記憶されて
もよい。
【0023】 本発明のさらに別の見地において、チャネルホッピング通信システムは周波数
ホッピング通信システムであって良い。別の実施形態において、チャネルホッピ
ング通信システムは符号ホッピング通信システムであって良い。
【0024】 (発明の詳細な説明) 類似の部分は同一の参照語で識別される図面を参照して、本発明の種々の機能
を説明する。
【0025】 本発明はスタンバイモードにある装置に最小限の動作を要求するアクセス手順
を提案することによって、スタンバイモードにおける低消費電力を実現する。ア
クセスしようとする装置は時間不確定問題を解決しなくてはならない。これは受
信装置によって受信がアクノリッジされるまで、異なるチャネルホップ(例えば
周波数ホップ)において呼び出しメッセージを繰り返し伝送することによって達
成される。呼び出し装置によるサーチはスタンバイ装置の起動時間及び起動ホッ
プを推定することによって大幅に削減することができる。スタンバイ状態の装置
は疑似ランダム起動シーケンスによって規定されるホップチャネルにおいて規則
的なインターバルで起動する。装置内のフリーランクロック(free-running cloc
k)が、起動シーケンスにおいて装置が呼び出しメッセージをモニタするために、
いつどのホップチャネルで起動するかを決定する。呼び出し装置が受信装置のク
ロックを推定可能であれば、受信装置がいつどのホップで起動するかを推定する
ことが可能であり、アクセス遅延の削減が実現される。
【0026】 クロック推定の精度は2装置のクロックの相対的なずれと、接続中に2装置が
それらのクロック値を交換してからの経過時間に依存する。ずれが大きく、経過
時間が長いほど、時間及び周波数の不確定性も増大し、探索処理にかかる時間も
長くなる。提案されるシステムにおいて、クロックはフリーランであり一切調整
されない。推定処理において唯一クロックずれのみが用いられる。この方法にお
いて、装置は過去に接続した多くの他の装置に関するクロックずれのリストを有
する。
【0027】 本発明の理解を容易にするため、低速FH通信システムを考える。本発明によ
る周波数ホッピング(FH)トランシーバ100の例を図1に示す。トランシー
バ100はアンテナ101、無線機(radio)102、ベースバンドプロセッサ1
03及びコントローラ104含む。ベースバンドプロセッサ103は情報ビット
のフレームを無線機102に供給する。そして、無線機102は変調を行い、変
調された信号を適切なホップ周波数へアップコンバートして、アンテナ101を
介して信号を送信する。無線機102は疑似ランダムFHシーケンスに従ってT
Xフレームを異なるホップ周波数で送信する。全2重リンクの場合、RXフレー
ムは時分割2重(TDD)リンクではTXフレームのフレーム間で受信され、周
波数2重(FDD)リンクの場合にはTXフレームの送信と同時に受信される。
FDDの場合、TXホップとRXホップは同一にはなり得ない。TDD及びFD
Dを用いた2重化FHリンクの例を図2a及び図2bにそれぞれ示す。コントロ
ーラ104はトランシーバ100の要素を以下に全面的に説明される原理に従っ
て制御する。
【0028】 異なるリンクサポートするトランシーバ間の干渉を最小化するため、ここのリ
ンクは独自のホップシーケンスを適用する。異なるリンクのフレーム衝突を最小
化するため、異なるホップシーケンス間の相互相関は小さくあることが好ましい
。衝突を解決するためのエラー訂正プロトコルがより高いレイヤでのリンクプロ
トコルにおいて実装されることが好ましい。代表的なシステムにおいて、各トラ
ンシーバは独自のアドレスコード及びフリーランクロックを有する。アドレスコ
ードはユーザアドレスと見なしても良い。アドレスコードは使用されるFHシー
ケンスを選択し、クロックはシーケンス内の位相、すなわちシーケンスのどのホ
ップが特定の時間に選択されるかを決定する。ホップ選択を実行する一般的な手
段の実施形態を図3に示す。この図は供給クロック305、アドレスコード30
3及び(オプションで)固有の(暗号)鍵(Ke)307とから、疑似ランダム
的にホップチャネルを得るスクランブルボックス301を示す。クロック305
が更新される毎に、新しいホップチャネル309がスクランブルボックスに実装
された疑似ランダムアルゴリズムに従って選択される。
【0029】 接続される2つの装置は同一のアドレスコード、同一のクロック及びもし存在
すれば同一の鍵Keを接続の間中使用する。一旦接続されたら、2つのクロック
の同期を維持するために機構(mechanism)が適用されねばならない。これは、例
えば、それぞれクロックレートを降下及び上昇させるために用いることが可能な
、早めの受信又は遅めの受信を表すフレームヘッダ中の同期ビットシーケンスに
よって達成することができる。クロック更新に漏洩機構(leaky mechanism)が適
用される場合、2つの装置は中間のクロックレートで柔軟結合(loosely coupled
)される。
【0030】 FHシステムの問題は2つのトランシーバの初期同期に存在する。可搬用途に
おけるトランシーバは、通常、接続がない場合にはスタンバイモードにある。こ
のモードにおいて、トランシーバは電力消費を最小化するため、非常に少ない動
作を行うであろう。電力消費を節減するため、スタンバイモードは以下の特性を
有することが望ましい。 1)大部分の時間は全く動作せず、単にスリープするように、動作期間/スリー
プ期間のデューティサイクルが低い(例えば1%)こと。 2)動作期間Twakeの間、装置はモニタのみを行い、いかなる信号も送信しない
こと。 3)動作期間Twakeの間、装置は1つのホップ周波数だけで動作すること。 4)装置は各起動時に疑似ランダムホップシーケンスに従って異なるホップ周波
数で起動すること。
【0031】 図4に、本発明の1つの見地に従ったトランシーバのスタンバイ動作例を示す
。Tstandby秒ごとに、装置内の無線機102の受信部が起動し、1つのホップ
周波数fkをTwake秒間モニタする。選択ホップ周波数は、ユーザアドレス、装置
のクロック値k及び(オプションで)固有の(暗号)鍵(ke)によって決定さ
れる。スタンバイクロックはTstandby秒ごとに更新され、従って、新しく起動
する場合毎に新しいホップ周波数がモニタされる。
【0032】 更新しようとする他の装置(すなわち、呼び出し装置)はスタンバイ装置に呼
び出しメッセージを連絡しなければならない。呼び出し装置はスタンバイモード
にある装置がいつ起動するか又はどのホップ周波数で起動するかを知らない。従
って、呼び出し装置は時間/周波数の不確実性を解決しなければならない。これ
は呼び出し装置の相当な労力(=電力消費)を必要とする。しかし呼び出しは永
遠に続きうるスタンバイモードと比較すれば時々発生するだけであるから、呼設
定のための大部分の動作はスタンバイ処理ではなく呼び出し処理において行うこ
とが好ましい。
【0033】 呼設定遅延は時間及び周波数の不確定性の大きさによって決定される。遅延を
削減するため、不確定性は制限されねばならない。本発明の第1の見地に従って
、これはスタンバイモードにおいて有限長Nのホップシーケンス、例えばS={
f1,f2,...fN}(fkはホップチャネル)を用いることによって達成される
。受信機はホップを順次方式で適用する。すなわちクロックがインクリメントさ
れる時間毎に、シーケンス中の次のホップが選択される。fNの後、装置は再び
f1からスタートし、その後も同様に続けられる。従って、クロックはモジュロ
Nをカウントするのみである。Nが小さいほど周波数不確定性も小さくなるが、
干渉耐性は悪くなる。時間の不確定性を最小化するため、シーケンス中の全ての
ホップ周波数がユニークであること、すなわち、k=mの時のみfk=fmである
ことが好ましい。これは、2つの装置が偶然同一のホップ周波数になったとする
と、それ以降同一のホップシーケンス及び同一のホップレートを与えることによ
って自動的に同期することを意味する。
【0034】 ホップシーケンスSはスタンバイ装置のユーザアドレスによって決定されるの
で、スタンバイ装置と同一のホップシーケンスを適用するため、呼び出し装置は
この同一アドレスを用いる。呼び出し装置がスタンバイ装置のクロックを知らな
いと仮定すると、呼び出し装置はスタンバイ装置がいつ起動し、シーケンスSの
どの位相を用いるかを知らない。呼び出し装置ができうる最良の動作は、呼び出
しメッセージを起動期間Twakeの間可能な限り多くの異なるホップ周波数で送信
することである。呼び出しメッセージの存続期間をTpageと仮定する。この場合
、呼び出し装置はINT(Twake/Tpage)の呼び出しメッセージを異なるホッ
プ周波数で送信可能である。ここで、INT()は入力変数の整数部のみを残す
関数である。
【0035】 起動期間において各呼び出しメッセージが少なくとも1回は完全に含まれるこ
とを確実とするため、所謂呼び出し列におけるホップ数Mは好ましくはM=IN
T(Twake/Tpage)−1である。呼び出し列は呼び出しメッセージのブロック
として規定され、各呼び出しメッセージは異なるホップ周波数で送信される。呼
び出し列中の呼び出しメッセージは好ましくは互いに等しい。呼び出し装置は起
動時間を知らないため、呼び出し装置はもう一方の装置から応答を受信するまで
呼び出し列を繰り返し送信すべきである。本発明のこの見地の例を図5に示す。
この例において、長さMが4の呼び出し列が示される。各ホップにおいて、宛先
装置のユニークなアドレスを含む呼び出しメッセージ(図示せず)が送信される
。ホップシーケンスもまた長さN=4とすると、呼び出し装置は少なくともスタ
ンバイ期間Tstandbyの中でスタンバイ装置に達する。
【0036】 スタンバイモードでの低デューティサイクルと一般の干渉耐性の両方を満足す
るため、通常の場合N>Mである。これは、先の例とは異なり、ホップシーケン
ス全体が1つの呼び出し列ではカバーできないことを意味する。従って、1つよ
び多い呼び出し列が必要である。このために、呼び出し列の数は合体してホップ
シーケンスの全体をカバーできるように規定される。呼び出し装置はスタンバイ
装置がいつ起動するかを知らないため、ある呼び出し列から別の呼び出し列への
変化は反復期間Trepeatのそれぞれについて1回にとどめるべきである。反復期
間Trepeatはスタンバイ期間Tstandby以上でよく、スタンバイ期間Tstandbyと
実質的に等しいことが好ましい。これは各呼び出し列が起動期間に少なくともオ
ーバラップすることを確実にする。反復期間Trepeat後に応答が受信されない場
合、呼び出し装置は別の呼び出し列に切り替えることが可能である。
【0037】 図6はM=4、N=8における本発明のこの見地の例を示す。全体のホップシ
ーケンスはホップ0から7を有する。最初の呼び出し列はホップ0から3を有し
、2番目の呼び出し列はホップ0とホップ5から7を有する。図示された例にお
いて、呼び出しメッセージは2番目の起動区間(kp=1)の間の、ホップチャ
ネル6においてスタンバイ装置に到達する。最初の区間kp=0の間、呼び出し
装置は最初の4ホップチャネルの呼び出し列を使用する。しかし、2番目の区間
kp=1においては、ホップチャネル{5,6,7,0}が残り4つのホップチ
ャネル{4,5,6,7}の替わりに選択されていることに注意すべきである。
これは、スタンバイ装置がそのクロックをTstandby秒毎に更新するであろうこ
とを予想して呼び出し装置が処理を行わねばならないからである。この処理を行
わないと、図7に示すようなタイプの非効率が起こりうる。この例では、最初の
呼び出し列701がホップチャネル7を含まず、従って2番目の呼び出し列70
3を用いる2回目の試行が、区間Trepeat(少なくとも実質的にTstandbyと等
しい)の後に試みられる。この2番目の呼び出し列において、残りのホップチャ
ネル、すなわち{4,5,6,7}が用いられる。図示の通り、スタンバイ装置
もまたホップチャネル0がモニタされるようにクロックを進めているため、2回
目の試行もまた失敗する。その後のモニタ区間になってようやく、呼び出し装置
が再び1回目の呼び出し列701を用い、スタンバイ装置がホップチャネル1を
モニタして、応答が受信される。
【0038】 図6において検討したM=4、N=8の場合、呼び出し装置は2つの呼び出し
列を使用する。すなわち、 呼び出し列A={hopmod8(kp),hopmod8(kp+1),hopmod8(
kp+2),hopmod8(kp+3)} 及び、 呼び出し列B={hopmod8(kp+4),hopmod8(kp+5),hopmo
d8(kp+6),hopmod8(kp+7)} である。ここで、kpはTstandby毎にインクリメントされる、呼び出し装置のク
ロック値、ホップシーケンスが巡回的に用いられるよう、hopmodN (x)=
hop(xmodN)である。
【0039】 N>2Mの場合、2より多い呼び出し列が使用されねばならないことは理解さ
れるであろう。これらの呼び出し列はTrepeatの区間に対しそれぞれ順番に適用
されるべきである。ここで、一般に必要とされる呼び出し列の数はNT=RND
UP(N/M)で与えられる(RNDUP()は非整数を最も近い整数に丸める
関数である。
【0040】 この一般的なケースについて、呼び出し列は以下の式によって特定される。 呼び出し列i={hopmodN(kp+iM),hopmodN(kp+iM+1),
...,hopmodN(kp+iM+(M−1))} ここで、i=0,...,(NT−1)である。
【0041】 チャネルにおけるエラーが無視される場合、上述の方法はNT*Trepeat秒の
最大遅延内での呼び出し受信を確実にする。この遅延はスタンバイ装置のクロッ
クksの値を推定する方法がある場合に削減することが可能である。スタンバイ
クロックが大まかに知られているとすると、推定誤差を許容するために予期され
る起動ホップのみならずその直前及び直後のホップをカバーする適正な呼び出し
列を選択することができる。図6の例では、以下の呼び出し列を用いることがで
きる。 呼び出し列A={hopmod8(k's−2),hopmod8(k's−1),hop
mod8(k's),hopmod8(k's+1)} 及び、 呼び出し列B={hopmod8(k's+2),hopmod8(k's+3),hop
mod8(k's+4),hopmod8(k's+5)} ここでk'sは呼び出し装置におけるスタンバイクロックの推定値である。本発明
のこの見地を説明するため、スタンバイクロックの実値がks=5であり、スタ
ンバイクロックの推定値がk's=4であると仮定する。この場合、最初の呼び出
し列は図8に示されるような物であろう。推定値は1秒誤っているけれども、高
速なアクセスは依然として達成される。
【0042】 上述の例はM=4およびN=8の特定の場合についての例である。一般的には
、呼び出し列は以下の式によって特定される。 呼び出し列i={hopmodN(k's−α+iM),hopmodN(k's−α+i
M+1),...,hopmodN(k's−α+iM+(M−1))} ここで、i=0,...,(NT−1)、αは0より大きな固定オフセット値である
。このオフセットαは、クロック推定値k'sの正、負それぞれの誤差を処理する
ため、列Aが推定ホップに先立つホップ及び引き続くホップhopmodN(k's)
を含むように選択される。
【0043】 スタンバイクロック値の推定は先の接続において得られた情報から得ることが
できる。すなわち、2つの装置が接続されると、それらは両方の装置のクロック
値を含むいくつかのパラメータを交換する。現時点における他方の装置のクロッ
ク値の推定のために、その後自らのクロック値に加えることが可能なクロックオ
フセット値を決定するため、各装置は他方の装置のクロック値を自分のクロック
値と比較する。接続の間、クロックは柔軟同期機構(loose locking mechanism)
によって依然として同期させられる。例えば、各装置は自らの送信信号タイミン
グに対する受信信号タイミング到着が早い/遅いをチェックし、それによって自
らのクロックを調整する。アルゴリズムが漏洩性(すなわち、早めの/遅い補償
は正確でない)である場合、両装置は個々の装置のクロックレートのどこかの中
間クロックレートで安定化されるであろう。
【0044】 接続が切断されると、装置は接続中に決定されたクロックオフセット値を維持
する。各装置のクロックの相対的なドリフトに起因して、クロック推定値(すな
わち、自らのクロック値を維持しているクロックオフセット値に加算することに
よって決定された、各装置による他の装置のクロック推定値)は信頼できなくな
る。各装置について、他の装置の推定クロック値の不確定性は切断されてから経
過した総時間及びドリフトレートに依存する。例えば、装置が百万分率X(pp
m)の相対ドリフトを有するとする。すると1/X秒後、その装置によるもう一
つの装置のクロック値の推定値は依然として1秒以内の精度を有する。そして、
既にわかっていたスタンバイ装置における内部クロックの正確な複製と同じ早さ
で、上述の方法によるアクセス手順が行われる。ここでクロック推定値k'sが呼
び出し装置における既存のクロック値Kpを置き換えないことを強調しておく。
むしろ、呼び出し装置は接続が確立した時点における自らのクロック値とスタン
バイ装置のクロック値との差に基づいて単にオフセット値Δを決定するにすぎな
い。オフセット値Δはその後呼び出しクロックkpの現在値に加算され、スタン
バイ装置のクロック値の推定値k's=kp+Δiを与える。
【0045】 装置は好ましくは過去に接続したことのある各装置についての相対的な推定値
Δiの完全なリストを記憶する。初期化に先立って、装置は呼び出されるべきス
タンバイ装置に対する推定値Δiがあるか否かを調べるため、リストをチェック
する。もしあった場合には、呼び出し装置は推定されたクロック値k's=kp+
Δiを対象のスタンバイ装置を呼び出すために用いる。
【0046】 最初の呼設定中のアクセス遅延は、以下に依存することは明らかである。 1)1つの呼び出し列でカバーされるホップチャネルの数 2)ホッピングシーケンスに含まれるホップチャネルの数 3)相対クロックドリフトの量 4)切断からの経過時間
【0047】 起動持続時間Twake及びスタンバイ期間Tstandbyとが合わさって、システム
はスタンバイモードにおける低消費電力及び短いアクセス遅延のために最適化す
ることが可能である。
【0048】 接続が確立すると、呼び出し装置はクロック位相をアクセスが成功した位相に
維持する。その瞬間から、両装置における接続クロックレートはスタンバイ装置
が使用していたよりも高いレートのスペクトルを通じたホップに設定することが
できる。さらに、装置は接続を継続するために異なる(あるいは、より長い)F
Hシーケンスを決定することができる。これは呼び出しホップパターンが接続位
置のために理想的な状態よりも呼び出しホップパターンが少ない場合に好ましい
であろう。
【0049】 上述の説明においては、呼び出し装置からスタンバイ装置への通信のみが考慮
されていた。本発明の別の見地においては、スタンバイ装置から呼び出し装置へ
の応答は多くの方法で達成することが可能である。応答ホップシーケンスS'は
ホップが呼び出しホップシーケンスS中のホップと一対一対応を有するように決
定することができる。TDD方式の場合、図9に示すように、呼び出し装置は呼
び出しメッセージが送信されたSのホップfkの直後の、S'の応答ホップf'kを
モニタする。この例では、呼び出しシーケンスSに定数10を加えることによっ
て応答シーケンスS'が得られている。従って、ホップ1でスタンバイ装置に受
信された呼び出しメッセージはホップ11でアクノリッジされる。
【0050】 FDDの場合、図10に示すように、呼び出し装置はホップfkで送信し、同
時にホップf'kをモニタする。しかし、別の応答手順もまた可能である。例えば
、呼び出し装置が応答メッセージのモニタする頻度を落としても良い。この場合
、呼び出し装置はその呼び出しメッセージにおいて、いつモニタを行うかについ
て示すか、スタンバイ装置は応答メッセージを繰り返し送信する方法を用いなけ
ればならない。前者の方法の例を図11に示す。各呼び出しメッセージにおいて
、呼び出し装置は呼び出し装置が応答をモニタする前にあといくつ呼び出しホッ
プが残っているかを示さねばならない。残りホップ数は呼び出しメッセージが追
加される毎に減じられる。
【0051】 好ましくは、呼び出しメッセージは呼び出し装置がモニタするホップ周波数を
さらに含むべきである。例えば、図11において、呼び出しメッセージはホップ
0から3を通して繰り返し送信される。各呼び出しメッセージにおいて、パラメ
ータ(X,Y)が明示される。ここで、Xはモニタホップ、Yは呼び出し装置が
応答のモニタを行う前に残っているホップ数である。最初の列において、X=4
であり、Yは3から0まで減算される。スタンバイ装置は呼び出しメッセージを
ホップ2で受信する。スタンバイ装置は1ホップ待ってから応答メッセージを呼
び出しメッセージで示されたホップ5で送信する。この方法は呼び出しメッセー
ジで送信しなければならないデータ量を増加させる。
【0052】 別の方法において、スタンバイ装置は応答メッセージを1つのホップ周波数で
繰り返し送信する。このような方法の例を図12に示す。各呼び出し列の後、呼
び出し装置はあるホップで応答をモニタする。モニタホップ周波数は各列の後で
異なる。スタンバイ装置が呼び出しメッセージを受信すると、スタンバイ装置は
呼び出しメッセージを受信したホップに対応するホップ周波数を用いて応答メッ
セージを返す。応答メッセージは各回とも同一の周波数で固定回数繰り返される
。例においては簡単にするため、応答ホップが成功した呼び出しホップ、すなわ
ちホップ番号1に等しく選択されている。呼び出し装置が(ホップ番号1におけ
る)2番目のモニタイベントにおいて応答を受信した後、スタンバイ装置がどれ
だけの長さ続けて伝送を繰り返すかを知らないという呼び出し装置の反復問題(r
ecurrent problem)を解決するため、応答メッセージは例えばスタンバイ装置が
再びモニタを行うまでに応答メッセージがいくつ残っているかの指標を含んでも
良い。これは図11で説明された方法に類似している。残っているメッセージの
数に加え、スタンバイ装置がモニタするホップ数を含ませることも可能である。
【0053】 上述の説明には、本発明とともに用いることのできる呼び出し列生成方法の説
明が含まれている。呼び出し列の生成は2つより多い呼び出し列が送信される場
合さらに最適化することができる。最適化の目的は、送信された際、呼び出され
た装置から早期の応答を引き出すであろう呼び出し列を生成することである。図
13は3つの最適化された呼び出し列が生成される第1の例を説明する図である
。この例においては、FHシーケンスは長さN=12で、k−6,k−5,...
,k,...,k+4,k+5(ここで、kは推定された起動周波数を表す)とし
て表される特定のホップチャネルを有する。また、個々の列は、全体でNT=R
NDUP(N/M)=3の列、ここでは列0,1,2と表記される列が必要とな
るように長さM=4を有するものとさらに仮定する。列0はホップチャネル{k
−2,k−1,k,k+1}を、列1はホップチャネル{k−4,k−3,k+
2,k+3}を、列2はホップチャネル{k−6,k−5,k+4,k+5}を
それぞれ含む。
【0054】 最適化の裏にある原理は、呼び出し機は最初に、列0を用いて、予期される起
動周波数(すなわち、ホップチャネルk)に近いFHシーケンスのセグメントを
選択する。これがうまくいかない場合、呼び出し装置は予期される周波数kから
より離れたホップチャネルを有する列1を選択する。これがさらにうまくいかな
い場合、呼び出し装置は以前に試した際よりもさらに離れた残りホップチャネル
を含む、呼び出し列2を用いるであろう。このアプローチにおいて、(1つの列
の長さと関連する)起動時間Twakeに影響を与えることなく、(従来の知識を用
いて)周波数の不確定性は段階的に削減される。
【0055】 図13に示す例において、M=4で、これは偶数である。図14はMが奇数、
すなわちM=3におおける別の例を示す。この例では、FHシーケンスが長さN
=15及びk−7,k−6,...,k,...,k+6,k+7(kは推定される起
動周波数)で表される特定のホップチャネルを有する。各列が長さM=3を有す
るという仮定がなされているため、全体でNT=RNDUP(N/M)=5列が
必要とされ、ここでは0,1,2,3及び4として表されている。列0はホップ
チャネル{k−1,k,k+1}を、列1はホップチャネル{k−3,k−2,
k+2}を、列2はホップチャネル{k−4,k+3,k+4}を、列3はホッ
プチャネル{k−6,k−5,k+5}を、列4はホップチャネル{k−7,k
+6,k+7}を、それぞれ有する。繰り返すが、最適化の裏にある原理は、呼
び出し装置が最初に、列0を用いて予期される起動周波数(すなわち、ホップチ
ャネルk)に近いFHシーケンスのセグメントを選択することである。もしこれ
がうまくいかなければ、呼び出し装置は予期される周波数kからさらに離れたホ
ップチャネルを含む列1を選択する。これがさらにうまくいかなければ、呼び出
し装置は先に試みた物よりさらに離れた、残りのホップチャネルを含む列2を選
択する。
【0056】 従って、一般に、最適化された呼び出し列はいくつかの式によって特定するこ
とができる。各呼び出し列の長さMが偶数の場合、最適化された呼び出し列は以
下の等式によって特定される。
【0057】
【0058】 ここで、i=0,1,2,...,NT−1である。図15(a)はMが偶数の場合
の一般化された呼び出し列を示す。
【0059】 各呼び出し列の長さMが奇数の場合、最適化された呼び出し列は2つの式によ
って定義される。1つは呼び出し列がiが偶数であるi番目の呼び出し列である
場合の式、2つ目はiが奇数であるi番目の呼び出し列である場合の式である。
式の具体的な組の例をこれから示す。iが偶数の場合に構成されるi番目の呼び
出し列について、最適化された呼び出し列は以下のように明示することができる
【0060】
【0061】 ここで、iは0...EVEN(NT−1)の範囲内の偶数である。ただし、EVE
N(x)はxが偶数の時xを、xが奇数の時x−1を返す関数である。図15(
b)はMが奇数でiが偶数の場合の一般化された呼び出し列を示す。
【0062】 呼び出し列の長さMが奇数であり、iが奇数の場合に構成されるi番目の呼び
出し列について、最適化された呼び出し列は以下のように明示することができる
【0063】
【0064】 ここで、iは0...ODD(NT−1)の範囲内の偶数である。ただし、ODD(
x)はxが奇数の時xを、xが偶数の時x−1を返す関数である。図15(c)
はMが奇数でiが偶数の場合の一般化された呼び出し列を示す。
【0065】 図14に戻って、Mが奇数の場合について、最初の呼び出し列(すなわち、列
0)は、予期される起動周波数(すなわち、ホップチャネルk)と、それに先行
及び後続するそれぞれ早いホップチャネルと遅いホップチャネルとを含むことが
わかる。特に、最初の呼び出し列は先行するホップ周波数の数と後続するホップ
周波数の数が等しいことがわかる。しかし、各列の長さが奇数であるため、引き
続く呼び出し列ではこの関係は実現できない。図14,図15(a)及び図15
(b)の例では、最初の呼び出し列に引き続き、先行ホップ周波数の方が後続ホ
ップ周波数よりも多く含まれる任意の選択がなされている。次の呼び出し列(す
なわち列2)は逆の特性、すなわち後続ホップ周波数の方が先行ホップ周波数よ
りも多く含まれる特性を有する。全ての呼び出し列が定義されるまでこの様なパ
ターンが行ったり来たり繰り返され、それによって可能なホップ周波数の各々が
呼び出し列の1つに利用される。
【0066】 本技術分野の当業者は、先行ホップ周波数を後続ホップ周波数よりも多い列1
を定義するための任意の決定は、全ての実施例については行う必要がないことを
認識するであろう。反対に、列1が先行ホップ周波数よりも後続ホップ周波数を
多く有するように定義することも可能である。この場合、次の呼び出し列(すな
わち、列2)は先行ホップ周波数を後続ホップ周波数よりも多く含む。このパタ
ーンは各ホップ周波数が定義されるまで繰り返される。当業者は呼び出し列の長
さMが奇数である場合に用いるための奇数及び偶数呼び出し列の定義を得るため
、上述した具体的な等式を容易に変形可能であろう。
【0067】 本発明を特定の実施例を参照して説明してきた。しかし、本技術分野の当業者
には上述した好ましい実施例とは異なる特定の形式で本発明を実施可能であるこ
とが明らかであろう。これは本発明の精神を何ら逸脱するものではない。
【0068】 例えば、具体的な実施例は周波数ホッピングを用いるシステムに適用される。
しかし、周波数ホッピングは多くの異なるタイプのチャネルホッピングの単なる
1つにすぎない。本発明はコード(拡散シーケンス)やホップされようとしてい
るタイムスロットで無い限りチャネルを提供する任意のホップ実体などの、他の
タイプのチャネルホッピングを用いるシステムにより一般的に適用される。
【0069】 従って、好ましい実施例は単なる例示であり、いかなる方法においても制限的
に考慮されるべきではない。本発明の範囲は上述の説明よりむしろ添付された請
求項によって与えられ、請求項の範囲に入る全てのバリエーション及び等価物は
発明に包含されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による周波数ホッピングトランシーバのブロック図である。
【図2a】 時分割2重化を用いた2重化FHリンクの従来例を示す図である。
【図2b】 周波数分割2重化を用いた2重化FHリンクの従来例を示す図である。
【図3】 ホップ選択を実行する一般的手段のブロック図である。
【図4】 本発明の1つの見地に従ったトランシーバのスタンバイ状態を示すタイミング
図である。
【図5】 本発明の1つの見地に従った、呼び出し列の繰り返し伝送を説明するタイミン
グ図である。
【図6】 本発明の1つの見地に従った、異なる反復期間における異なる呼び出し列の伝
送を説明するタイミング図である。
【図7】 異なる反復期間における呼び出し列の伝送の最適化されない選択によって起こ
りうる非効率性について説明するタイミング図である。
【図8】 本発明の1つの見地に従う、スタンバイ装置のクロックの推定に基づいた異な
る呼び出し列の伝送を説明するタイミング図である。
【図9】 本発明の1つの見地に従った、時分割2重化方式における応答手順の一実施形
態を示す図である。
【図10】 本発明の1つの見地に従った、周波数分割2重化方式における応答手順の一実
施形態を示す図である。
【図11】 本発明による応答手順の別の実施形態を示す図である。
【図12】 本発明による応答手順のさらに別の実施形態を示す図である。
【図13】 本発明の見地に従って3つの最適化された呼び出し列が生成される実施形態を
説明する図である。
【図14】 本発明の見地に従って5つの最適化された呼び出し列が生成される実施形態を
説明する図である。
【図15】 本発明の見地に従って生成される最適化された呼び出し列の一般化表現を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】 な呼び出し列を生成することにある。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルホッピング通信システムにおいて、呼び出し装置と
    スタンバイ装置との間で接続を確立する方法であって、 スタンバイ時間期間Tstandby毎に、そのうちの起動時間期間Twakeの間、前
    記スタンバイ装置を起動するステップと、 各起動時間期間の間、呼び出しメッセージ受信のために前記スタンバイ装置に
    選択されたチャネルをモニタさせるステップであって、前記選択されたチャネル
    が複数のチャネルから選択され、後続の各起動時間期間に対する前記選択された
    チャネルは、前記複数のチャネルからホッピングシーケンスによって特定される
    後続チャネルであり、 最初の反復期間の間、最初の呼び出し列を前記呼び出し装置から前記スタンバ
    イ装置へ、前記スタンバイ装置から応答が受信されるまで繰り返し送信するステ
    ップ、及び、 前記最初の反復期間の間に前記スタンバイ装置から前記応答が受信されなかっ
    た場合、後続の1つかそれより多い反復期間の各々の間、対応する1つかそれよ
    り多い後続呼び出し列を前記呼び出し装置から前記スタンバイ装置へ、前記スタ
    ンバイ装置から前記応答が受信されるまで繰り返し送信するステップであって、 前記最初の、及び後続する呼び出し列の各々が、複数の呼び出しメッセージを
    有し、各呼び出し列が前記複数のチャネルのサブセットの異なる一つによって送
    信され、 前記最初の呼び出し列が、ホッピングシーケンスから選択されたチャネルのサ
    ブセットで送信され、前記選択されたチャネルが予期される起動周波数に関連す
    るホップ周波数及び、前記ホッピングシーケンスにおいて前記予期される起動周
    波数に最も近い1つかそれより多い異なるホップ周波数を含み、前記ホッピング
    シーケンス中の選択されなかったチャネルが1つかそれより多いホッピングシー
    ケンスの残部(remaining portion)を構成し、 前記1つかそれより多い後続呼び出し列がそれぞれ、前記ホッピングシーケン
    スの引き続く残部中の、前記予期される起動周波数に最も近いチャネルから選択
    されたチャネルの異なるサブセットによって送信されるステップとを有すること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記反復期間が前記スタンバイ期間と実質的に等しいことを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記反復期間が前記スタンバイ期間と等しいか長いことを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 各呼び出し列が前記複数のチャネルから以下の式に従って選
    択されたチャネルのサブセットで送信されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。 ここで、Ks'は前記スタンバイ装置のクロック値の推定であり、前記スタンバイ
    装置のクロック値はTstandby期間毎に更新され、 Nは前記ホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
    残す関数、 呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられ、RNDUP()は
    非整数を最も近い整数に丸める関数、 i=0,...,(NT−1)、及び、 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。
  5. 【請求項5】 前記スタンバイ装置のクロックの前記推定が、前もって決定
    されたスタンバイ装置と呼び出し装置のクロック値のオフセットによって補正さ
    れた、呼び出し装置クロックの現在のクロック値から決定されることを特徴とす
    る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記前もって決定されたオフセットが将来のアクセス試行の
    ために不揮発性メモリに記憶されることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 各呼び出し列が前記複数のチャネルから以下の式に従って選
    択されたチャネルのサブセットで送信されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。 iが1...EVEN(NT−1)の範囲の偶数の時; iが1...ODD(NT−1)の範囲の奇数の時; ここで、EVEN(x)はxが偶数の時にxを返し、xが奇数の時x−1を返す
    第1の関数を表し、 ODD(x)はxが奇数の時にxを返し、xが偶数の時x−1を返す第2の関数
    を表し、 ks'は前記スタンバイ装置のクロック値の推定であり、スタンバイ装置のクロッ
    ク値はTstandby期間毎に更新され、 Nは前記ホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
    残す関数、 呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられ、RNDUP()は
    非整数を最も近い整数に丸める関数、及び、 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。
  8. 【請求項8】 前記スタンバイ装置のクロックの前記推定が、前もって決定
    されたスタンバイ装置と呼び出し装置のクロック値のオフセットによって補正さ
    れた、呼び出し装置クロックの現在のクロック値から決定されることを特徴とす
    る請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記前もって決定されたオフセットが将来のアクセス試行の
    ために不揮発性メモリに記憶されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記チャネルホッピング通信システムは周波数ホッピング
    通信システムであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記チャネルホッピング通信システムは符号ホッピング通
    信システムであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 チャネルホッピング通信システムにおいて、呼び出し装置
    とスタンバイ装置との間で接続を確立する装置であって、 スタンバイ時間期間Tstandby毎に、そのうちの起動時間期間Twakeの間、前
    記スタンバイ装置を起動する手段と、 各起動時間期間の間、呼び出しメッセージ受信のために前記スタンバイ装置に
    選択されたチャネルをモニタさせる手段であって、前記選択されたチャネルが複
    数のチャネルから選択され、後続の各起動時間期間に対する前記選択されたチャ
    ネルは、前記複数のチャネルからホッピングシーケンスによって特定される後続
    チャネルであり、 最初の反復期間の間動作可能であり、最初の呼び出し列を前記呼び出し装置か
    ら前記スタンバイ装置へ、前記スタンバイ装置から応答が受信されるまで繰り返
    し送信する手段、及び、 前記最初の反復期間の間に前記スタンバイ装置から前記応答が受信されなかっ
    たことに応答して、後続の1つかそれより多い反復期間の各々の間、対応する1
    つかそれより多い後続呼び出し列を前記呼び出し装置から前記スタンバイ装置へ
    、前記スタンバイ装置から前記応答が受信されるまで繰り返し送信する手段であ
    って、 前記最初の、及び後続する呼び出し列の各々が、複数の呼び出しメッセージを
    有し、各呼び出し列が前記複数のチャネルのサブセットの異なる一つによって送
    信され、 前記最初の呼び出し列が、ホッピングシーケンスから選択されたチャネルのサ
    ブセットで送信され、前記選択されたチャネルが予期される起動周波数に関連す
    るホップ周波数及び、前記ホッピングシーケンスにおいて前記予期される起動周
    波数に最も近い1つかそれより多い異なるホップ周波数を含み、前記ホッピング
    シーケンス中の選択されなかったチャネルが1つかそれより多いホッピングシー
    ケンスの残部(remaining portion)を構成し、 前記1つかそれより多い後続呼び出し列がそれぞれ、前記ホッピングシーケン
    スの引き続く残部中の、前記予期される起動周波数に最も近いチャネルから選択
    されたチャネルの異なるサブセットによって送信される手段とを有することを特
    徴とする装置。
  13. 【請求項13】 前記反復期間が前記スタンバイ期間と実質的に等しいこと
    を特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記反復期間が前記スタンバイ期間と等しいか長いことを
    特徴とする請求項12記載の装置。
  15. 【請求項15】 各呼び出し列が前記複数のチャネルから以下の式に従って
    選択されたチャネルのサブセットで送信されることを特徴とする請求項12記載
    の装置。 ここで、Ks'は前記スタンバイ装置のクロック値の推定であり、前記スタンバイ
    装置のクロック値はTstandby期間毎に更新され、 Nは前記ホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
    残す関数、 呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられ、RNDUP()は
    非整数を最も近い整数に丸める関数、 i=0,...,(NT−1)、及び、 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。
  16. 【請求項16】 前もって決定されたスタンバイ装置と呼び出し装置のクロ
    ック値のオフセットによって補正された、呼び出し装置クロックの現在のクロッ
    ク値から、前記スタンバイ装置のクロックの前記推定を決定する手段をさらに有
    することを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 将来のアクセス試行のために前記前もって決定されたオフ
    セットを記憶する不揮発性メモリをさらに有することを特徴とする請求項16記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 各呼び出し列が前記複数のチャネルから以下の式に従って
    選択されたチャネルのサブセットで送信されることを特徴とする請求項12記載
    の装置。 iが1...EVEN(NT−1)の範囲の偶数の時; iが1...ODD(NT−1)の範囲の奇数の時; ここで、EVEN(x)はxが偶数の時にxを返し、xが奇数の時x−1を返す
    第1の関数を表し、 ODD(x)はxが奇数の時にxを返し、xが偶数の時x−1を返す第2の関数
    を表し、 ks'は前記スタンバイ装置のクロック値の推定であり、スタンバイ装置のクロッ
    ク値はTstandby期間毎に更新され、 Nは前記ホッピングシーケンスにおけるチャネル数、 Tpageは呼び出しメッセージの持続期間、 M=INT(Twake/Tpage)−1、ただしINT()は変数の整数部分のみを
    残す関数、 呼び出し列の数NTはNT=RNDUP(N/M)で与えられ、RNDUP()は
    非整数を最も近い整数に丸める関数、及び、 hopmodN(x)=hop(x mod N)である。
  19. 【請求項19】 前もって決定されたスタンバイ装置と呼び出し装置のクロ
    ック値のオフセットによって補正された、呼び出し装置クロックの現在のクロッ
    ク値から、前記スタンバイ装置のクロックの前記推定を決定する手段をさらに有
    することを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 将来のアクセス試行のために前記前もって決定されたオフ
    セットを記憶する不揮発性メモリをさらに有することを特徴とする請求項19記
    載の装置。
  21. 【請求項21】 前記チャネルホッピング通信システムは周波数ホッピング
    通信システムであることを特徴とする請求項12記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記チャネルホッピング通信システムは符号ホッピング通
    信システムであることを特徴とする請求項12記載の装置。
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