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JP2002506035A - ヒドロキシカルボン酸の新規な送達 - Google Patents

ヒドロキシカルボン酸の新規な送達

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Publication number
JP2002506035A
JP2002506035A JP2000535348A JP2000535348A JP2002506035A JP 2002506035 A JP2002506035 A JP 2002506035A JP 2000535348 A JP2000535348 A JP 2000535348A JP 2000535348 A JP2000535348 A JP 2000535348A JP 2002506035 A JP2002506035 A JP 2002506035A
Authority
JP
Japan
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bis
carbon atoms
group
triorganosilyl
hydroxycarboxylic acid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000535348A
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English (en)
Inventor
ゲーリー イー レグロウ
ダブリュ レオナード ジュニア テリー
Original Assignee
クラリアント・ライフ・サイエンス・モレキユールズ(フロリダ)・インコーポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント・ライフ・サイエンス・モレキユールズ(フロリダ)・インコーポレイテツド filed Critical クラリアント・ライフ・サイエンス・モレキユールズ(フロリダ)・インコーポレイテツド
Publication of JP2002506035A publication Critical patent/JP2002506035A/ja
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式がRSiO−CHR−COO−SiRおよびRSiO−CHR−RCOO−SiRであり、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である、99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸、対応するヒドロキシカルボン酸のヘキサメチルジシラザンによるトリメチルシリル化を含むビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸の製造方法、非プロトン性媒体に溶かした99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸を含む化粧用製剤、および表皮または角質層の明らかな刺激または炎症を伴わずにヒドロキシカルボン酸を表皮に送達する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願との相互対照) 本出願は、1998年3月12日出願の米国出願第09/041,173号の
一部継続出願である。
【0002】 (発明の分野) 本発明は、高純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘導体
およびそれらの調製方法に関する。より具体的には、本発明は、ヘキサオルガノ
ジシラザンによるヒドロキシカルボン酸のトリオルガノ−シリル化によって調製
される、99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)−ヒドロキシカルボ
ン酸誘導体に関する。本発明はまた、ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカ
ルボン酸誘導体を含む非刺激性化粧用製剤に関する。
【0003】 (本発明の背景) ヒドロキシカルボン酸、具体的にはグリコール酸および乳酸などのアルファ−
ヒドロキシカルボン酸のスキンケア適用における使用方法に関する多数の従来技
術が存在する。アルファ−ヒドロキシカルボン酸は基本的に、スクラブ洗顔料の
化学種として使用される。アルファ−ヒドロキシカルボン酸が局所的に塗布され
ると、皮膚の外層である角質層からの死細胞の剥離が加速され、表皮中の基底細
胞が新鮮で新たな細胞を生成して死細胞と置き換わるのを加速させる。人体はま
た、基底皮層中に新たなコラーゲンを沈着することにより、この小さな損傷を修
復しようとする。最終的な外見上の結果としては、年代に応じたかつての皮膚を
連想させるような、より平坦で、固く、一様に色づいた皮膚が得られる。一般的
には、http://www.thriveonline.com/@@62A
H9wYA2@Hgbb2a/thrive/health/skinsave
.intro.html(1997年7月9日、午前11時29分)に見いださ
れるホームページを参照されたい。
【0004】 アルファ−ヒドロキシカルボン酸の使用、具体的にはその長期使用に関連する
副作用が知られている。その中には、アルファ−ヒドロキシカルボン酸の塗布に
よる急性皮膚刺激が含まれ、一部の患者では、このような塗布に対するアレルギ
ー様反応が長期にわたって発現する可能性がある。さらに、日光感受性の増加が
含まれる。
【0005】 アルファ−ヒドロキシカルボン酸の副作用を減らすために、塗布製品のpHを
高める部分中和(The U.S.Cosmetics Industry、「
Special Report、AHA Consumer Products
1990−1993」、6ページ、Market Viewを参照されたい)
、塗布製品のpHを高める部分または完全エステル化(1997年7月9日のh
ttp://www.dc.enews.com/magazines/gen
g_news/archive/960401−005.htmlに見いだされ
る1996年4月1日付けのGenetic Engineering New
sを参照されたい)、または添加剤の使用(Hahn、「A New Line
of Defense Against Aging:Breaking t
he Irritation Barrier」、DCI、1998年1月を参
照されたい)などの様々な技法が用いられてきた。一般的には、Parab、米
国特許第5,420,105号、Habif他、米国特許第5,690,947
号、Hahn他、米国特許第5,716,625号、De Lacharrie
re他、米国特許第5,714,155号も参照されたい。これらの手法はいず
れも、アルファ−ヒドロキシカルボン酸の表皮との実質的な相互作用を変化させ
るものではない。むしろ、見かけの刺激減少を提供するものである。
【0006】 アルファ−ヒドロキシカルボン酸の刺激問題に対する現行の「解決法」はいず
れも、皮膚の外層を刺激せずに活性成分を、皮膚の脂質に富んだ層を標的とし、
新たな細胞が生成する表皮中の部位に遊離アルファ−ヒドロキシカルボン酸をよ
り効率よく送達するというような、活性成分の送達機構を変えることによってこ
の問題に取り組んだものではなかった。
【0007】 遊離のアルファ−ヒドロキシカルボン酸を表皮中の好ましい部位に効率よく送
達し、皮膚刺激および関連する毒性の心配を伴わずに新たな細胞およびコラーゲ
ンの生長を促進する能力を有するアルファ−ヒドロキシカルボン酸誘導体が何年
間も探求されてきたが、その甲斐がなかったことは明らかである。このような材
料は、化粧用成分に通常関連する材料を極めて高純度で製造するための簡単で高
収率な製造方法に対する要求とも関係するであろう。
【0008】 本特許のファイルは、カラーで作成された少なくとも1枚の図面を含む。カラ
ー図面を有する本特許のコピーは、申し込みがあれば必要な料金を払うことによ
りPatent and Trademark Officeから提供される。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、一般式が RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であり、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
分枝鎖アルカリル基である、99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)
ヒドロキシカルボン酸誘導体を提供する。本発明の方法によって調製されるビス
(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘導体の収率は、約95%を超え
る。
【0010】 本発明はまた、一般式が RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であり、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
分枝鎖アルカリル基であるビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘
導体を迅速に製造するための簡単な方法であって、前記方法が、一般式が HO−CHR−COOH HO−CHR−RCOOH であり、 上式で、Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分
枝鎖アルキル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有す
る二価の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である対応するヒドロキシカルボ
ン酸のヘキサオルガノジシラザンによるトリオルガノシリル化を含む方法を提供
する。
【0011】 非プロトン性であるビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸材料は
、オルガノシリコーン材料を含む典型的な非プロトン性溶媒に容易に溶け、長期
使用の下でも明らかな刺激を伴わずに反復暴露条件下でも皮膚に送達できること
が分かった。
【0012】 シリルエーテル、Si−O−C、結合およびシリルエステル、Si−O−C=
O、結合を含む有機ケイ素化学物質が加水分解に不安定であることは、当業者に
は周知である。具体的には、シリルエステルが、シリルエーテルに比べて加水分
解により不安定なことは当業者に知られている。したがって、ビス(トリオルガ
ノシリル)ヒドロキシカルボン酸を水分に暴露すると加水分解を受け、式1によ
り、まずトリオルガノシリルヒドロキシカルボン酸が生成する。 RSiOCHRCOOSiR+HO→RSiOCHRCOOH+
SiOH (1) シリルエーテルおよびシリルエステルの加水分解は共に、酸または塩基によって
触媒されるため、ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸は中性であ
るにもかかわらず加水分解が開始されるとカルボン酸を生成し、これが加水分解
をさらに触媒する。したがって、加水分解過程は自己触媒的である。加水分解過
程の第2段階は、式2により、遊離ヒドロキシカルボン酸を遊離させる。 RSiOCHRCOOH+HO→HOCHRCOOH+RSiOH (2)
【0013】 一般式が RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であり、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
分枝鎖アルカリル基であるビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘
導体は、急性または慢性的に刺激または炎症を引き起こすことのないような方法
でヒドロキシカルボン酸を皮膚へ送達する能力を有する。
【0014】 (発明の詳細な説明) 本発明は、一般式が RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であり、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
分枝鎖アルカリル基である、99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)
ヒドロキシカルボン酸誘導体を提供する。
【0015】 本発明のビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘導体は、一般式
が HO−CHR−COOH HO−CHR−RCOOH であり、 上式で、Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分
枝鎖アルキル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有す
る二価の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である対応するヒドロキシカルボ
ン酸のヘキサオルガノジシラザンによるトリオルガノシリル化によって調製され
る。
【0016】 本発明の方法で使用するのに適当なヒドロキシカルボン酸およびそれらの調製
方法は、当業者には周知である。具体的な例には、グリコール酸および乳酸を含
むアルファ−ヒドロキシカルボン酸、サリチル酸を含むベータ−ヒドロキシ−カ
ルボン酸が含まれるが、これらに限定されるものではない。好ましいヒドロキシ
カルボン酸は、乳酸である。
【0017】 本発明の方法で使用するのに適当なヘキサオルガノジシラザンおよびそれらの
調製方法は、当業者には周知である。具体的な例には、ヘキサメチルジシラザン
、ヘキサエチルジシラザン、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、および
1,3−ジエチルテトラメチルジシラザンが含まれるが、これらに限定されるも
のではない。好ましいヘキサオルガノジシラザンは、ヘキサメチルジシラザンで
ある。
【0018】 トリオルガノシリル化反応は約40℃から約125℃にわたる温度で行うこと
が可能であり、約60℃と約95℃の間が好ましい。
【0019】 本発明の組成物は、α−ヒドロキシ酸およびβ−ヒドロキシ酸などのヒドロキ
シカルボン酸の局所投与として知られている用途のすべてに有用である。例えば
、乾燥皮膚、乾燥症、魚鱗癬、ふけ、座瘡、角化症、乾癬、皺、疣贅、染みのあ
る皮膚、色素沈着過剰の皮膚、炎症性皮膚病、湿疹、掻痒症、過角化症皮膚、黒
子、メラニン沈着、加齢斑、弛緩症、革のような手触り、荒れ、艶のない肌、ス
ケーリング(scaling)、毛細血管拡張症、まだらな色素沈着、ステロイ
ドによる皮膚萎縮および本質的な加齢および光線損傷に関連する皮膚変化の治療
が含まれる。
【0020】 本発明の組成物の他に、本発明の化粧製剤は、多くの追加の化粧用および医薬
用試剤を含むことができるが、ただし、このような追加の試剤は、本発明の組成
物の形成、安定性および活性に関して不活性、すなわち、反応不活性でなければ
ならない。さらにこのような添加剤は非プロトン性でなければならない。
【0021】 本発明の実施に際して有用な化粧用および医薬用試剤には、加齢斑、角化症お
よび皺を改善またはなくす試剤、鎮痛薬、麻酔薬、抗座瘡剤、抗菌薬、抗酵母剤
、抗真菌剤、抗ウイルス剤、ふけ防止剤、抗皮膚病剤、止痒剤、抗炎症剤、角質
増殖防止剤、乾燥皮膚防止剤、制汗剤、抗乾癬剤、抗脂漏剤、ヘアコンディショ
ナー、ヘアトリートメント剤、加齢防止および皺防止剤、光線加齢防止剤、抗喘
息剤および気管支拡張薬、日焼け止め剤、抗ヒスタミン剤、皮膚光沢(ligh
tening)剤、色素除去剤、ビタミン、コルチコステロイド、日焼け剤、ホ
ルモン、レチノイドおよび局所心血管剤が含まれる。
【0022】 化粧用製剤は、ローション、クリーム、ゲル、棒、軟膏、リポソーム、エアゾ
ール、ポリマーゲル、膏薬、パッチ、フィルムまたはテープを含むがこれらに限
定されない非プロトン性製剤がとりうるいかなる形であってもよく、それらの調
製は当業者には周知である。
【0023】 ビス(トリオルガノシリル)乳酸そのものを、同様の水性濃度で乳酸を塗布す
るよりも極めて少ない角質層および表皮への損傷で皮膚に塗布することができる
。10%有効乳酸濃度(加水分解後)で非プロトン性媒体に溶かしたビス(トリ
オルガノシリル)乳酸溶液は、ローションまたは軟膏の形で、明らかな急性また
は慢性の刺激または炎症を伴わずに皮膚に塗布することができる。
【0024】 (好ましい実施形態の説明) 以下の実施例は、本発明を例示するものである。これらの実施例は、いかなる
形であっても添付する請求の範囲を限定すると見なすべきではない。
【0025】 (実施例1) 磁気撹拌棒、温度計穴および温度計、添加ロートおよび加熱マントルを装備し
た3リットルの3頸RBフラスコに、水に溶かした1:1のモル比の83%wt
/wt乳酸510g(4.72モル)を入れた。この液体を60℃まで加熱し、
撹拌した。添加ロートにヘキサメチルジシラザン1811g(11.24モル)
を加え、システムを乾燥窒素雰囲気でガスシールした。次いで、撹拌しながら、
添加ロートからヘキサメチルジシラザンを水混合物中の乳酸にゆっくりと加え、
混合物の温度を60℃に維持した。アンモニアが反応媒体から遊離し、バブラー
によりシステムから逃がした。ヘキサメチルジシラザンの添加は、一夜続けた。
ヘキサメチルジシラザンの添加終了後、RBフラスコ中の混合物を80℃でさら
に4時間加熱し、反応を確実に終了させた。この時点における粗生成物のGC分
析により、3つの材料、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキサメチルジシラザンお
よびビス(トリメチルシリル)乳酸がそれぞれ約35:15:50の比で存在す
ることが分かった。次いで、粗生成物を分留すると、ヘキサメチルジシロキサン
700g(理論量の92%)、ヘキサメチルジシロキサンおよびヘキサメチルジ
シラザンの混合物95g、および未反応ヘキサメチルジシラザン260g(理論
量の90%)が得られた。この時点で、残りの液体を室温まで冷却し、十分な真
空にして温度40℃、圧力1mmHgで生成物を蒸留すると、99.9%を超え
る純度(GC分析による)の透明、無色で無臭のビス(トリメチルシリル)乳酸
1050g(収率95%)が得られ、屈折率は1.4053(21℃)、比重は
、0.896(21℃)であった。この材料のGC/MS分析により、この薬品
の分子量が234であることが確認された。
【0026】 (実施例2) 磁気撹拌棒、温度計穴および温度計、粉末添加ロートおよび加熱マントルを装
備した250mlの3頸RBフラスコに、ヘキサメチルジシラザン106g(0
.66モル)を入れた。この液体を60℃まで加熱し、撹拌した。粉末添加ロー
トに固体のグリコール酸45g(0.59モル)を加え、システムを乾燥窒素雰
囲気でガスシールした。次いで、撹拌しながら、添加ロートから固体のグリコー
ル酸をヘキサメチルジシラザンにゆっくりと加え、混合物の温度を60℃に維持
した。アンモニアが反応媒体から遊離し、バブラーによりシステムから逃がした
。添加は4時間で終了した。グリコール酸の添加終了後、RBフラスコ中の混合
物を80℃でさらに4時間加熱し、反応を確実に終了させた。この時点における
粗生成物のGC分析により、2つの材料、ヘキサメチルジシラザンおよびビス(
トリメチルシリル)グリコール酸がそれぞれ約10:90の比で存在することが
分かった。次いで、粗生成物を放散させて過剰のヘキサメチルジシラザンを除去
すると生成物が残り、これを温度45℃、1mmHgの真空で蒸留すると、純度
100%(GC分析による)の透明、無色で無臭のビス(トリメチルシリル)グ
リコール酸120g(収率95%)が得られ、屈折率は1.4119(21℃)
、比重は、0.905(21℃)であった。この材料のGC/MS分析により、
この薬品の分子量が220であることが確認された。
【0027】 (実施例3) 磁気撹拌棒、温度計穴および温度計、粉末添加ロートおよび加熱マントルを装
備した250mlの3頸RBフラスコに、ヘキサメチルジシラザン59g(0.
37モル)を入れた。この液体を60℃まで加熱し、撹拌した。粉末添加ロート
に固体のサリチル酸45g(0.29モル)を加え、システムを乾燥窒素雰囲気
でガスシールした。次いで、撹拌しながら、添加ロートから固体のサリチル酸を
、ヘキサメチルジシラザンにゆっくりと加え、混合物の温度を60℃に維持した
。アンモニアが反応媒体から遊離し、バブラーによりシステムから逃がした。添
加は4時間で終了した。サリチル酸の添加終了後、RBフラスコ中の混合物を8
0℃でさらに4時間加熱し、反応を確実に終了させた。この時点における粗生成
物のGC分析により、2つの材料、ヘキサメチルジシラザンおよびビス(トリメ
チルシリル)サリチル酸がそれぞれ約25:75の比で存在することが分かった
。次いで、粗生成物を放散させて過剰のヘキサメチルジシラザンを除去すると生
成物が残り、これを温度78℃、1mmHgの真空で蒸留すると、純度100%
(GC分析による)の透明、無色で無臭のビス(トリメチルシリル)サリチル酸
77g(収率95%)が得られ、屈折率は1.4788(21℃)、比重は、0
.99(21℃)であった。この材料のGC/MS分析により、この薬品の分子
量が282であることが確認された。
【0028】 (実施例4) 連邦危険物取扱法(Federal Hazardous Substanc
es Act)(16C.F.R.§1500)の施行規則に指定された条件に
従い、ウサギによる希釈されていないビス(トリメチルシリル)乳酸の一次皮膚
刺激試験がHill Top Research、Inc.(Project
No.97−8487−21)により評価された。試験材料は、6匹のウサギに
ついてそれぞれ一個所の無傷および擦過皮膚部位に塗布すると、中等度から重度
の紅斑および重度の浮腫(1mm以上に隆起し、暴露領域を超えて広がる)が発
現した。皮膚の着色または肌理について認められた別の変化は、部位および部位
を超えて広がった紫色、明るい茶色、緑色および緑がかった茶色の変色、部位深
部の白化、部位および部位を超えて広がった白化、および部位および部位を超え
た領域の革質化であった。一次刺激指数(PII)は、紅斑および浮腫に基づき
、7.1であることが分かった。腐食(深部の白化)の証拠は、無傷および擦過
部位に72時間値で認められた。希釈されていないビス(トリメチルシリル)乳
酸は、一次刺激物に分類されるが、以下の皮膚適用で観察される反応に基づいて
腐食性とは分類されない。
【0029】 比較として、85%乳酸水溶液は、腐食性に分類され、火傷を引き起こす。適
当な防護衣には、重いゴム手袋および眼および顔の防護が含まれる。(参考文献
:Aldrich Chemical Company、Inc.、P.O.B
ox 355,Milwaukee、WI 53201、USAのMSDS)
【0030】 (実施例5) ヒトによる顔面感受性試験は、Hill Top Research、Inc
.(Project Nos.97−2809−72および100969−72
)によって行われた。この試験は、水に溶かした10%(w/w)乳酸、フェニ
ルトリメチコン(Phenyl Trimethicone)に溶かした25%
ビス(トリメチルシリル)乳酸、フェニルトリメチコンに溶かした25%ビス(
トリメチルシリル)グリコール酸、フェニルトリメチコンに溶かした20%ビス
(トリメチルシリル)サリチル酸、フェニルトリメチコンおよび水の二重盲検一
対比較デザインに従った。この試験の目的は、無水送達媒体に溶かした3種類の
トリメチルシリル化ヒドロキシ酸誘導体の刺痛性を、時間管理された塗布方法の
下で標準的な水をベースとする化学プローブの刺痛性と比較することである。事
前に10%乳酸に対する「スティンガー(stinger)」とみなされた30
名の女性被験者が、試験サンプルを鼻唇の皺に塗布する試験を完了した。30名
の被験者のうち3名のみが軽度の刺痛反応を示した。被験物質の使用に関連する
有害事象はなかった。
【0031】 (実施例6) 長期暴露および有効性試験のため、活性成分として25%(w/w)ビス(ト
リメチルシリル)乳酸を含む無水ローションおよび無水軟膏製剤を開発した。こ
の濃度は、製剤が水に暴露され、ビス(トリメチルシリル)乳酸が完全に加水分
解されると、10%乳酸に対応する。
【0032】 この製剤の組成は以下の通りである。 ローション: 3−n−ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン 50% ビス(トリメチルシリル)乳酸 25% ジメチコノール(Dimethiconol)(HMW) 18% ポリブテン 4% カプリル酸トリメチコン 2% Pareth−15 0.5% 香料 0.5% 軟膏: ビス(トリメチルシリル)乳酸 25% C24〜28アルキルメチルシロキサンワックス 24.5% カプリル酸/カプリン酸/ステアリン酸トリグリセリド 25% 3−n−ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン 20% カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3% カプリル酸トリメチコン 2% 香料 0.5%
【0033】 ローションおよび軟膏をヒト皮膚へ毎日局所塗布する反復暴露を30日間行っ
た(前腕の内側および手の裏に60回の塗布)。この期間に、これらの製剤に対
する急性反応を認めたり感じることはなく、この製剤に対する感作の徴候は認め
られなかった。
【0034】 (実施例7) 実施例6に記載の無水ローションおよび無水軟膏製剤を、Hill Top
Research、Inc.により行われた総合的有効性試験プログラムに利用
した。前述と同一の成分を含むが活性成分、ビス(トリメチルシリル)乳酸を含
まないローションおよび軟膏も調製した。30歳から60歳にわたる100名以
上の婦人を用い、4種類の製剤の有効性試験を90日間にわたって行った。活性
なローションに約35名、不活性なローションに17名、活性な軟膏に35名、
不活性な軟膏に17名と群分けした。参加者には試験材料を毎日2回、顔に塗布
するように頼んだ。参加者の目視分析は、開始時、および2、4、8および12
週目に行った。訓練を受けた皮膚科医がこれらの分析を監督した。参加者全員の
シリコーンネガの顔面皮膚レプリカを開始時、ならびに4および12週目に作成
した。皮膚レプリカの定量分析は、レプリカの平面から25°の角度に向けられ
たレーザー光走査によって得た。Cohu Solid State B&Wカ
メラを用い、それぞれの走査を撮影した。次いで、それぞれの走査のB&W輝度
パターンを、各レプリカの目に見えるカラー画像に変換した。90日間の有効性
試験中の皮膚表面変化は、これらのカラー画像によって容易に分かる。標準的な
統計学的方法を用い、この試験で得られたデータすべてを解析した。
【0035】 処置内の29個の試験パラメータおよび処置間の15個の試験パラメータが統
計学的に有意であることが判明した。その中には、細かい皺、粗い皺、皺の平均
間隔、触覚の荒れ、まだらな色素沈着、黄変、および紅斑の減少が含まれる。影
で覆われたネガの皮膚レプリカ面積の%を単位とする減少は、統計学的に有意で
あった。表1には、統計学的に有意な変化を受けたことが確認されたすべての試
験パラメータを列挙する。図1には、活性成分を含むローションで処置された3
6歳の女性患者のうち1名の結果をカラーで示す。
【0036】 表1 統計学的に有意な試験パラメータ変化 試験パラメータ (処置内) 影で覆われた面積% 4週目のクリームw/活性対基準値 影で覆われた面積% 12週目のゲルw/活性対基準値 細かい皺 2/8週目のクリーム基剤対基準値 細かい皺 2/4/8/12週目のクリームw/活性対基準値 細かい皺 8週目のゲル基剤対基準値 細かい皺 2/4/8/12週目のゲルw/活性対基準値 粗い皺 2/8/12週目のクリームw/活性対基準値 粗い皺 2/8週目のゲルw/活性対基準値 正常A荒れ 4/12週目のクリームw/活性対基準値 正常A荒れ 4/12週目のゲルw/活性対基準値 正常Z荒れ 4/12週目のクリームw/活性対基準値 正常Z荒れ 4/12週目のゲルw/活性対基準値 触覚の荒れ 8週目のクリーム基剤対基準値 触覚の荒れ 8週目のクリームw/活性対基準値 触覚の荒れ 8週目のゲル基剤対基準値 触覚の荒れ 8週目のゲルw/活性対基準値 紅斑 2/4/8/12週目のクリーム基剤対基準値 紅斑 2/4/8/12週目のクリームw/活性対基準値 まだらな色素沈着 2/4/8/12週目のクリーム基剤対基準値 まだらな色素沈着 2/4/8/12週目のクリームw/活性対基準値 まだらな色素沈着 2/4/8/12週目のゲル基剤対基準値 まだらな色素沈着 2/4/8/12週目のゲルw/活性対基準値 黄変 2/4/8/12週目のクリーム基剤対基準値 黄変 2/4/8/12週目のクリームw/活性対基準値 黄変 2/4/8/12週目のゲル基剤対基準値 黄変 2/4/8/12週目のゲルw/活性対基準値 刺痛 2週目のみのクリームw/活性対基準値 刺痛 2週目のみのゲルw/活性対基準値 試験パラメータ (処置間) 影で覆われた面積% クリームw/活性成分対クリーム基剤 細かい皺 8/12週目のクリームw/活性成分対クリーム基剤 細かい皺 8/12週目のゲルw/活性成分対ゲル基剤 粗い皺 8/12週目のクリームw/活性成分対クリーム基剤 粗い皺 ゲルw/活性成分対ゲル基剤全体 粗い皺 クリームw/活性成分対ゲルw/活性成分全体 平均皺間隔 4週目のゲルw/活性成分対ゲル基剤 触覚の荒れ クリームw/活性成分対クリーム基剤全体 触覚の荒れ ゲルw/活性成分対ゲル基剤全体 紅斑 クリームw/活性成分対クリーム基剤全体 紅斑 ゲルw/活性成分対ゲル基剤全体 まだらな色素沈着 クリームw/活性成分対ゲルw/活性成分全体 黄変 クリームw/活性成分対対クリーム基剤全体 黄変 ゲルw/活性成分対ゲル基剤全体 刺痛 2週目のみのゲルw/活性成分対ゲル基剤
【0037】 前記の詳細な説明に鑑みて、本発明の様々な変形形態が当業者に示唆するであ
ろう。例えば、ヒドロキシカルボン酸の混合物をトリオルガノシリル化してビス
(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘導体の混合物を製造することも
できるであろう。同様に、ヘキサオルガノジシラザンの混合物を使用して、ビス
(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸誘導体の混合物を製造することが
できる。このような変更形態はすべて、添付する請求の範囲に十分に意図された
範囲内にある。
【0038】 前に参照した特許および刊行物のすべてを、参照により本明細書に組み込む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例7に従い、実施例7の試験に参加した36歳の女性患者に本発明のロー
ションを塗布した結果を示すカラーの画像描画である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 テリー ダブリュ レオナード ジュニア アメリカ合衆国 フロリダ州 32606 ゲ インズビル アイ−131 エヌ ダブリュ フォーティサード ストリート 4830番 Fターム(参考) 4C083 AA012 AD021 AD022 AD111 AD151 AD152 AD161 AD162 AD171 CC01 CC04 DD23 EE10 EE12 EE16 4C086 AA01 AA02 DA45 MA01 MA05 MA63 NA14 ZA89 ZC20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸および非
    プロトン性媒体を含む化粧用製剤。
  2. 【請求項2】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が、
    一般式 RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であって、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
    たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
    から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
    リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
    アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
    分枝鎖アルカリル基である化合物を含む、請求項1に記載の化粧用製剤。
  3. 【請求項3】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が、
    ビス(トリメチルシリル)グリコール酸、ビス(トリメチルシリル)乳酸、ビス
    (トリメチルシリル)サリチル酸、および前記のいずれかの混合物からなる群か
    ら選択される、請求項2に記載の化粧用製剤。
  4. 【請求項4】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が、
    少なくとも約99%の純度である、請求項2に記載の化粧用製剤。
  5. 【請求項5】 前記非プロトン性媒体が、ジメチコン、シクロメチコン、ア
    ルキルメチコン、アルキルジメチコン、アルキルトリメチコン、アリールトリメ
    チコン、ポリブテン、アシルトリグリセリドおよび前記のいずれかの混合物から
    なる群から選択される、請求項1に記載の化粧用製剤。
  6. 【請求項6】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が、
    約10から約40%(w/w)で前記非プロトン性媒体に溶ける、請求項1に記
    載の化粧用製剤。
  7. 【請求項7】 ヒドロキシカルボン酸を、表皮または角質層の明らかな腐食
    または火傷を伴わずに表皮に送達する方法であって、前記方法が、非プロトン性
    媒体に溶かしたビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸を含む化粧用
    製剤を表皮に塗布することを含む方法。
  8. 【請求項8】 12週間以内に、細かい皺、粗い皺、荒れ、紅斑、まだらな
    色素沈着および黄変のうち1つまたは複数の統計学的に有意な減少が得られる、
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が、
    一般式 RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であって、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
    たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
    から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
    リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
    アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
    分枝鎖アルカリル基である化合物を含む、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が
    、ビス(トリメチルシリル)グリコール酸、ビス(トリメチルシリル)乳酸、ビ
    ス(トリメチルシリル)サリチル酸、および前記のいずれかの混合物からなる群
    から選択される、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が
    、少なくとも約99%の純度である、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記非プロトン性媒体が、ジメチコン、シクロメチコン、
    アルキルメチコン、アルキルジメチコン、アルキルトリメチコン、アリールトリ
    メチコン、ポリブテン、アシルトリグリセリドおよび前記のいずれかの混合物か
    らなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が
    、約10から約40%(w/w)で前記非プロトン性媒体に溶ける、請求項7に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸が
    、約25%(w/w)で前記非プロトン性媒体に溶ける、請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ヒドロキシカルボン酸が、一般式 HO−CHR−COOH HO−CHR−RCOOH であって、 Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アル
    キル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の
    直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を
    有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である、請求項9に記載の方法。
  16. 【請求項16】 99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロ
    キシカルボン酸を調製する方法であって、前記方法が、遊離のヒドロキシカルボ
    ン酸またはそれらの水和物をヘキサオルガノジシラザンと反応させることを含む
    方法。
  17. 【請求項17】 前記ヒドロキシカルボン酸が、一般式 HO−CHR−COOH HO−CHR−RCOOH であって、 Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アル
    キル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の
    直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を
    有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である化合物から選択される、請求項16
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ヘキサオルガノジシラザンが、一般式 RSiNHSiR であって、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
    たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基であるジシラザンか
    ら選択される、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 99%を超える純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロ
    キシカルボン酸が、一般式 RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR を有し、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
    たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基、Rが、水素、1
    から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、またはア
    リール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または分枝鎖
    アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖または
    分枝鎖アルカリル基であり、前記方法が、一般式 RSiNHSiR であって、上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一
    価の直鎖または分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基であるジ
    シラザンから選択されるヘキサオルガノジシラザンにより、一般式 HO−CHR−COOH HO−CHR−RCOOH であって、 上式で、Rが、水素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分
    枝鎖アルキル基、またはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有す
    る二価の直鎖または分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭
    素原子を有する直鎖または分枝鎖アルカリル基である対応するヒドロキシカルボ
    ン酸をトリオルガノシリル化することを含む、請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ヒドロキシカルボン酸が、グリコール酸、乳酸、サリチル
    酸、および前記のいずれかの混合物からなる群から選択される、請求項17に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 ヘキサオルガノジシラザンが、ヘキサメチルジシラザン、
    1,3−ジエチルテトラメチルジシラザン、1,3−ジビニルテトラメチルジシ
    ラザン、ヘキサエチルジシラザンおよび前記のいずれかの混合物からなる群から
    選択される、請求項18に記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求項16に記載の方法によって製造される99%を超え
    る純度のビス(トリオルガノシリル)ヒドロキシカルボン酸を含む組成物。
  23. 【請求項23】 一般式 RSiO−CHR−COO−SiRSiO−CHR−RCOO−SiR であって、 上式で、それぞれのRが独立に、1から約6個の炭素原子を有する一価の直鎖ま
    たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基、またはアリール基であり、Rが、水
    素、1から約18個の炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖アルキル基、ま
    たはアリール基、Rが、1から約18個の炭素原子を有する二価の直鎖または
    分枝鎖アルキル基、アリール基、または7から約18個の炭素原子を有する直鎖
    または分枝鎖アルカリル基である99%を超える純度のビス(トリオルガノシリ
    ル)ヒドロキシカルボン酸を含む、請求項22に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 99%を超える純度のビス(トリメチルシリル)乳酸、ビ
    ス(トリメチルシリル)グリコール酸、ビス(トリメチルシリル)サリチル酸ま
    たは前記のいずれかの混合物を含む、請求項23に記載の組成物。
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