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JP2002504713A - 光学スイッチ - Google Patents

光学スイッチ

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Publication number
JP2002504713A
JP2002504713A JP2000532772A JP2000532772A JP2002504713A JP 2002504713 A JP2002504713 A JP 2002504713A JP 2000532772 A JP2000532772 A JP 2000532772A JP 2000532772 A JP2000532772 A JP 2000532772A JP 2002504713 A JP2002504713 A JP 2002504713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
glass
dichroic
optical switch
support plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000532772A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴォルフ − ゲァノット ドロスト,
クラウス ベルント,
アンドレアス バーガー,
Original Assignee
エフ.オー.ベー. ゲーエムベーハー ゲゼルシャフト ツァ フェアティグンク ファルビゲァ オプトエレクトロニシャー バウエレメンテ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19807121A external-priority patent/DE19807121B4/de
Application filed by エフ.オー.ベー. ゲーエムベーハー ゲゼルシャフト ツァ フェアティグンク ファルビゲァ オプトエレクトロニシャー バウエレメンテ filed Critical エフ.オー.ベー. ゲーエムベーハー ゲゼルシャフト ツァ フェアティグンク ファルビゲァ オプトエレクトロニシャー バウエレメンテ
Publication of JP2002504713A publication Critical patent/JP2002504713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133528Polarisers
    • G02F1/133533Colour selective polarisers
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 本発明は一般的にいえば特に高解像性カラーディスプレーをすることのできる光学スイッチに関する。本発明の課題は、公知の構造的解決策と比較して、簡単な構成を有し、高い光収率および小さい視差を与える光学スイッチを提供することである。その機能性は約550℃まで保証される。本発明の光学スイッチ、例えばLCD−型のものは少なくとも一つの支持板がカラー構造化され2色性カラーフィルターの埋め込まれた2色性偏光ガラスからなり、この2色性カラーフィルターは直交マトリクスの中にカラーフィルター層として設けられ、支持板のカラーフィルター層は最初は支持板の表面から数μmの深さにまで達していることを特徴とするものである。カラーパターンはガラス−支持板の構造化後に約550℃まで安定である。カラー構造化された2色性偏光ガラスを使用することにより従来のLCDと比較して少なくとも一つの偏光フィルターが取り除かれる(構成の簡単化)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に言えば、特に高解像カラーディスプレーをすることのでき
る光学スイッチに関する。カラーおよび偏光作用のある本光学スイッチは、可視
スペクトル領域に制限されるものではない。UV−およびIR−領域の光コント
ロールの可能性および可視領域での利用との組み合わせの可能性にも関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示(液晶ディスプレー、LCD)は、長い間技術水準のままであった。
液晶表示は電力需要の少ないこと、および頑丈な構造方式の点で優れている。電
場がかけられているか、またはかけられていないかによって、ドリルされた液晶
層が光の偏光面を様々に強く回転させるという原理に基づく液晶表示は、実用品
に大規模に使用されている。そして光はある場合には偏光フィルターを通り、ま
た他の場合には通らない。
【0003】 このような構成要素は2枚のガラス板、すなわち支持板からなり、その間には
液晶物質が存在する。2枚のガラス板はその内側に導伝性透明電極および配向層
を担持している。液晶分子は、無電界状態ではガラス板に平行に配向している。
内側で両ガラス板は、互いにぶれた(一般に90度または270度)微細構造体
を担持している。液晶分子は、配向層の構造体で配列するので、液晶層内に分子
のぶれが生じる。対向電極の間に電圧をかけると、電場の方向に分子の配列が起
こり、透過光線の偏光方向はもはやぶれない。
【0004】 通常液晶表示の構成には、その他の構成要素の他に、それぞれ支持板の外面に
配置された2個の偏光フィルター、そしてカラーLCDのためにはさらにカラー
フィルターが含まれる。多くの層からなる通常のLCDは、正に複雑に構成され
ている。カラーフィルターは大抵は有機ポリマー材料からできているので、高温
に対して敏感である。通常のカラーLCDの光収率は、一般的に比較的小さい。
【0005】 ドイツ特許第4201281号A1明細書には、画像のカラー複製に適した液
晶表示用基質板を形成するための提案がなされている。この刊行物には、点−マ
トリクス電極構造により作動が行われ、カラー像の得られる液晶表示用基質板で
は、異なる基本色のカラー画素を支持板上に直接形成させるのが普通であると記
載されている。しかしながら、カラー画素は、平らな表面輪郭線を形成しないの
で、被覆層が設けられている。このような趨勢における発展は、ドイツ特許第4
201281号A1明細書によれば、カラー画素からなるカラーフィルター層を
超薄フィルムまたはガラス層で被覆することによって達成される。この方法は、
基質板がディスプレーで使用されるときに、液体分子間のぶれ角が≧90度であ
るか、または電池板の間に小さい距離しか許されないということを必要としてい
る。さて被覆により達成された平らな表によるという条件で、液晶分子の一様な
開閉作用が達成される。このような技術水準の例は、価値のあるカラーディスプ
レイを作るという努力が要求されていることを示すものである。
【0006】 さて、願書番号19642116.0−33のドイツ特許出願が提示される:
発明の名称「電子線による構造化されたエネルギー伝達方法」のこの特許出願は
、目的物−例えば金属、半導体または誘電体材料またはそれらの組み合わせから
なる板またはバンド−の好ましくは平らな表面上で限定された表面要素内で電子
線によりエネルギーを短時間で伝達する方法に関するものである。利用可能な加
工作用は、工作材料の物理的または化学的反応により電子線によるエネルギー伝
達に影響を与える。好ましい適用分野は、限定された数で繰り返され、行と列の
マトリックス状に配置された構造要素による任意の長い帯状目的物の表面の構造
化である。
【0007】 前記特許出願の発明の特徴事項は、加工されるべき目的物が、エネルギー伝達
の間マスクの下でこれに接触しないで移動されることであり、電子線は目的物の
移動方向で目的物の移動方向に関して略垂直に、マスク内に存在する空所を介し
、目的物の移動に対して非常に速い速度でマスク上を誘導されることである。
【0008】 有利な適用分野は、比較的大面積の目的物の生産性の高い構造化加工である。
熱電子線加工の分野で、この方法は適当に増感されたガラス表面のカラー構造化
に特に使用することができる。すなわち、例えば特に調製した薄い表面層を有す
るガラスからなる基質に電子線加工により、例えばLCD技術で通常の繰り返し
構造化のカラーパターンを付与することができる。所望の光学的効果を得るため
に、直交行列に配置された各4個の画素に異なるエネルギー密度が付与される。
加工の際に、画素的に一定の光学的性質を得るために、薄い調製された表面積が
画素領域内で同じ周期ではあるが、最高温度の異なる温度サイクルを経過すると
いう熱作用が行われる。
【0009】 前記特許出願第19642116.0−33号の方法によれば、金属加工のた
めに電子線でエネルギー伝達をする公知の方法の限界が初めて克服される。最少
の表面領域、例えば画素のような構造要素に表面上に規定された一定の配置で電
子線を照射して、その領域に一定の加工作用を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、公知の構造的解決法と比較して、簡単化された構成を有して
いて、高い光収率および小さな視差の得られる光学スイッチを提供することであ
る。この光学スイッチは本発明による解決策の直接的な結果として温度の作用に
対して比較的鈍感である。既に述べたように、ドイツ特許出願第1964211
6.0−33号による「電子線による構造化されたエネルギー伝達方法」は、そ
の適用分野において最高の技術水準である。ドイツ特許第19642116.0
−33号の方法により構造化された特殊な構成部分を本特許出願に対応して使用
することが本願の課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この課題は後述のようにして解決されるが、ここで基本的発
明思想に関して請求項1が示される。その他の有利な実施態様は、請求項2〜7
から明らかにされる。
【0012】 本発明による解決のためにはその他の実施態様が要求される。
【0013】 特に、高解像ディスプレーを示す光学スイッチの支持板は、2色カラーフィル
ターを取り付けたガラスからなる。ここで、ドイツ特許出願第19642116
.0−33号の方法により構造化された支持板が重要である。この支持板は、平
らかまたは平らでなく形成されていても良い。
【0014】 光学スイッチの構成には、2色カラーフィルターの取り付けられているガラス
からなるただ一つの支持板またはすべての支持板が後に詳述するように使用でき
る。
【0015】 支持板の2色カラーフィルター層は、一般に支持板の片側に配置されている。
特殊用途の場合には、2色カラーフィルター層が支持板の両側に配置される。
【0016】 両側2色カラーフィルター層の場合には同一か、または異なる吸収−および偏
光作用が実現される。
【0017】 支持板中のそれぞれの2色カラーフィルター層は、単色(単色表示)または着
色(多色表示)構造化されることができる。
【0018】 2色カラーフィルター層は、支持板のガラスマトリクス内に置かれ、製法に対
応してマトリクス状に分配される。カラーパターンは、この場合に繰り返し構造
を示し、全色表示の構成をとることができる。
【0019】 支持板の2色カラーフィルター層は、最初はガラス表面から数μmの深さまで
達している。ここで配向として最大10μmの深さとなることができる。着色部
分の厚さは、ここでも、わずか数1/10μmである。
【0020】 2色カラーフィルターは、可視および/または不可視スペクトル領域(UV−
、IR−領域)で着色−および偏光作用を示す。
【0021】 有利な実施態様において、少ない視差を達成するためには、支持板の構造化さ
れたカラーフィルター層が液晶物質と接触する側に配置される。すなわち構造化
された面ができるだけ少ない距離を得るためにこれらの面は封入されている。こ
こで原理的には公知の配置が起用され、ここでは、公知の技術水準とは違ってド
イツ特許第19642116.0−33号の方法により構造化された支持板が使
用される。
【0022】 できるだけ視差を少なくすることが重要でないのならば、片方または両方のカ
ラーフィルターを支持板の外側に存在させることができ、原理的には公知の構造
化またはフィルター構成の場合と同様である。
【0023】 支持板がガラスから構成されていれば、支持板の構造化後のカラーパターンは
約550℃/600℃まで安定であるということが極めて重要なこととして強調
される。この場合、その他の材料は全く排除される。
【0024】 透過性、反射性および透過屈折構成も可能であることがさらに挙げられる。
【0025】 2色構造化された支持板を使用して達成されるべき光学スイッチ(例えばLC
D−型のもの)は、少なくとも1個の偏光フィルターを排除することにより、簡
単な構成をとっている点で際だっている。2色構造化されたカラーフィルターは
、画素の高さを補償することについて追加の費用が省かれるような層の中に存在
している。このフィルターは高い光収率という点で際だっている;なぜならば2
色フィルターが通常のカラーフィルターと比べて少ない基礎吸収を有しているか
らである。
【0026】
【発明の実施の形態】
いくつかの実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
【0027】 図1による色混合機能を有する透過性カラー−LCDは、カラー構造化された
2色性偏光ガラス1からなる。光学活性層は片側の内方に配置されている。この
層は先に明細書中に記載した構造化されたエネルギー伝達方法に従って電子線に
より作られ、ここで偏光ガラスは2色性赤dR、2色性黄dG、2色性青dBを
示す。偏光ガラス1には、内方に透明セグメント電極2および第1配向層3が存
在する。第2のガラス支持体(記号5が付いている)には内方に透明主電極4お
よび第2配向層3(第1配向層に対して90度ぶれている)も設けられている。
ガラス支持体5の下側には(外側に)偏光フィルター7が設けられ、カラー構造
化された2色性偏光ガラス(同様に外側にある)の上側には前部偏光器6が配置
されている。両方の偏光フィルターは互いに90度ぶれて配置されている。
【0028】 入射する偏光されていない光8は、前部偏光器6を通って入り、線状に偏光さ
れ、カラー構造化された2色性偏光ガラス1を通って入り、そこで狭い波長領域
の吸収が行われ、次いで電圧がかけられていないとき(すなわち制御されていな
い状態)でその偏光方向が90度ぶれている液晶相を通り、偏光フィルター7を
有するガラス支持体5を通過する。偏光フィルター7の配向によって吸収は生じ
ない。偏光フィルター7からは成分赤、黄、青を有する線状の偏光された光が出
てくる。
【0029】 制御された状態で、液晶分子の配列が電場方向に行われ、光の偏光方向はもは
やぶれない。光は偏光フィルター7内に完全に(可視スペクトルの全波長領域内
で)吸収され、制御されたセグメントは黒く見える。
【0030】 図2によれば、入射光8(偏光されていない)カラー構造化された2色性偏光
ガラス1を直接透過する。電場ベクトルの1成分はほとんど影響を受けないが、
90度ぶれた第2の成分では狭い波長領域内で吸収が行われる。カラー構造化さ
れた2色性偏光ガラス1を離れた後、カラー成分赤、黄、青(最初から90度ぶ
れた偏光面内で)を有する白色光(偏光面内で)が得られる。前部偏光器が除か
れる。
【0031】 制御されていない状態で偏光方向の90度のぶれが生じる。この光は偏光フィ
ルター7を通過した後(光は、白色成分を完全に吸収し、90度ぶれた着色成分
はほとんど弱められずに通過するように配向される)なおカラー成分赤、黄、青
を有していて、線状に偏光される。
【0032】 制御された状態で光の偏光のぶれは生ぜず、従って着色成分は偏光フィルター
7によって吸収され、90度ぶれた白色成分は通過することができる。退出光は
白色であって線状に偏光されている(図2の符号9参照)。
【0033】 図3は、混色機能を有する反射カラー−LCDの構造を示し、ここで偏光フィ
ルター7(裏側偏光器)の外側に反射11がある。吸収および混色については図
2で生じたと同様な作用が行われる。光が偏光フィルター7から出たときに反射
器11は、単に追加の構成要素として光の反射を行うものである。
【0034】 図1の場合と同様に図2および図3において光学活性層は片側で内方に配置さ
れている。
【0035】 図1、図2および図3と比較して、図4は一つの変形例を示している:ここで
カラー構造化された2色性偏光ガラス(1)、(12)は、液晶層の両側に配置
されている(光学活性層内、すなわち液晶物質と接触している側に)。制御され
た状態で偏光ガラスからは90度ぶれた偏光方向のカラー成分を有する平行な線
状の偏光された白色光が出てくる。この退出光(符号9参照、退出光)は、観察
者にとって弱く着色しているように感じられる。制御されていない状態で退出光
は完全に着色していて偏光されていない。
【0036】 図5において前面偏光ガラス1は、図4とは異なり、カラー系列赤、青1、青
2を示すが、一方カラー構造化された偏光ガラス12はカラー系列赤、黄、青を
有する。光路中の青および黄を被覆することにより緑が生成する。偏光フィルタ
ー7(裏側偏光器)を使用することにより着色状態(赤、緑、青)と白色状態を
切り替えることができる。
【0037】 図6にUV−A−光(透過性)の光学スイッチを示す。
【0038】 入射光8(UV−A−光、偏光されていない)はカラー構造化された2色性U
V−前面偏光ガラス15(光学活性層を片側の内方に有する)を通って入り、さ
らに液晶層および最後にカラー構造化された2色性UV−偏光ガラス16を通る
。両方の偏光ガラス(符号15、16による)は光学活性層を片側の内方に有し
ている。制御された状態で最高50%の消光が行われる。制御されていない状態
では所定のUV−波長領域内でほとんど完全な消光が行われる。
【0039】 図7には細帯状UV−A−光用光学スイッチが示されていて、このUV−A−
は偏光されていない。入射光8は片側の内方に光学活性層を有する2色性UV−
前面偏光ガラス13(細帯状)を通って入る。
【0040】 2色性UV−偏光ガラス14は、片側の内方に配置された光学活性層を備えて
いる。制御されていない状態で完全な消光が行われるが、一方制御された状態で
は線状に偏光されたUV−A−9が出てくる。光の透過度は制御された状態で約
50%である。
【0041】 図8により広帯状UV−A−光用光学スイッチを説明する。このスイッチは図
6のものと比較して、2色性UV−前面偏光ガラス13が光学活性層を両側に有
するが異なる最大吸収スペクトルを有しているという構成を持っている(広帯性
の拡大)。2色性UV−偏光ガラス14は、同様に異なる最大吸収スペクトルを
有する光学活性層を両側に持っている。図6の場合のように制御されていない状
態では消光が生じるが、制御された状態では所望のUV−A−光が線状に偏光さ
れ、その透過度は約50%である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 混色(赤、黄、青、黒)した透過カラーLCDを示す図である。
【図2】 混色(赤、黄、青、白)した透過カラーLCDを示す図である。
【図3】 混色(赤、黄、青、白)した反射カラーLCDを示す図である。
【図4】 混色(赤、黄、青)した透過カラーLCDを示す図である。
【図5】 混色(赤、緑、青、白)した透過カラーLCDを示す図である。
【図6】 UV−A−光(透明、狭い領域内の消光)用光学スイッチを示す図である。
【図7】 細帯状UV−A−光(透過)用の光学スイッチを示す図である。
【図8】 広帯状UV−A−光(透過)用の光学スイッチを示す図である。
【符号の説明】
1 カラー構造化された偏光ガラス 2 透明セグメント電極 3 配向層 4 透明主電極 5 ガラス支持体 6 正面偏光器 7 偏光フィルター 8 入射光 9 退出光(観測者に対して) 10 液晶分子 11 反射器 12 カラー構造化された2色性偏光ガラス 13 2色性UV−前面偏光ガラス 14 2色性UV−偏光ガラス 15 カラー構造化されたUV−前面偏光ガラス 16 カラー構造化されたUV−偏光ガラス dR 2色性赤 dG 2色性黄 dB 2色性青 R 赤 G 黄 B 青 W 白 UVPol1 UV偏光ガラス UVPol2 UV偏光ガラス UVPol3 UV偏光ガラス λ1,λ2,λ3 異なる波長の退出UV−A−光
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月16日(2000.3.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 光学スイッチ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、一般的に言えば、特に高解像カラーディスプレーをすることのでき
る光学スイッチに関する。カラーおよび偏光作用のある本光学スイッチは、可視
スペクトル領域に制限されるものではない。UV−およびIR−領域の光コント
ロールの可能性および可視領域での利用との組み合わせの可能性にも関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 液晶表示(液晶ディスプレー、LCD)は、長い間技術水準のままであった。
液晶表示は電力需要の少ないこと、および頑丈な構造方式の点で優れている。電
場がかけられているか、またはかけられていないかによって、ドリルされた液晶
層が光の偏光面を様々に強く回転させるという原理に基づく液晶表示は、実用品
に大規模に使用されている。そして光はある場合には偏光フィルターを通り、ま
た他の場合には通らない。
【0003】 このような構成要素は2枚のガラス板、すなわち支持板からなり、その間には
液晶物質が存在する。2枚のガラス板はその内側に導伝性透明電極および配向層
を担持している。液晶分子は、無電界状態ではガラス板に平行に配向している。
内側で両ガラス板は、互いにぶれた(一般に90度または270度)微細構造体
を担持している。液晶分子は、配向層の構造体で配列するので、液晶層内に分子
のぶれが生じる。対向電極の間に電圧をかけると、電場の方向に分子の配列が起
こり、透過光線の偏光方向はもはやぶれない。
【0004】 通常液晶表示の構成には、その他の構成要素の他に、それぞれ支持板の外面に
配置された2個の偏光フィルター、そしてカラーLCDのためにはさらにカラー
フィルターが含まれる。多くの層からなる通常のLCDは、正に複雑に構成され
ている。カラーフィルターは大抵は有機ポリマー材料からできているので、高温
に対して敏感である。通常のカラーLCDの光収率は、一般的に比較的小さい。
【0005】 ドイツ特許第4201281号A1明細書には、画像のカラー複製に適した液
晶表示用基質板を形成するための提案がなされている。この刊行物には、点−マ
トリクス電極構造により作動が行われ、カラー像の得られる液晶表示用基質板で
は、異なる基本色のカラー画素を支持板上に直接形成させるのが普通であると記
載されている。しかしながら、カラー画素は、平らな表面輪郭線を形成しないの
で、被覆層が設けられている。このような趨勢における発展は、ドイツ特許第4
201281号A1明細書によれば、カラー画素からなるカラーフィルター層を
超薄フィルムまたはガラス層で被覆することによって達成される。この方法は、
基質板がディスプレーで使用されるときに、液体分子間のぶれ角が≧90度であ
るか、または電池板の間に小さい距離しか許されないということを必要としてい
る。さて被覆により達成された平らな表によるという条件で、液晶分子の一様な
開閉作用が達成される。このような技術水準の例は、価値のあるカラーディスプ
レイを作るという努力が要求されていることを示すものである。
【0006】 WO94/20879号明細書によれば、ガラスからなる2枚の支持板で構成
された液晶表示が提起されている。この支持板の間には液晶物質が存在する。支
持板は透明電極を備えていて、支持板の外側には偏光器が配置されている。
【0007】 少なくとも支持板の上には、カラーフィルター層としてマトリクスの中にあり
、支持板によって担持されたカラー構造化2色性フィルターが配置されている。
【0008】 さて、願書番号19642116.0−33のドイツ特許出願が提示される:
発明の名称「電子線による構造化されたエネルギー伝達方法」のこの特許出願は
、目的物−例えば金属、半導体または誘電体材料またはそれらの組み合わせから
なる板またはバンド−の好ましくは平らな表面上で限定された表面要素内で電子
線によりエネルギーを短時間で伝達する方法に関するものである。利用可能な加
工作用は、工作材料の物理的または化学的反応により電子線によるエネルギー伝
達に影響を与える。好ましい適用分野は、限定された数で繰り返され、行と列の
マトリックス状に配置された構造要素による任意の長い帯状目的物の表面の構造
化である。
【0009】 前記特許出願の発明の特徴事項は、加工されるべき目的物が、エネルギー伝達
の間マスクの下でこれに接触しないで移動されることであり、電子線は目的物の
移動方向で目的物の移動方向に関して略垂直に、マスク内に存在する空所を介し
、目的物の移動に対して非常に速い速度でマスク上を誘導されることである。
【0010】 有利な適用分野は、比較的大面積の目的物の生産性の高い構造化加工である。
熱電子線加工の分野で、この方法は適当に増感されたガラス表面のカラー構造化
に特に使用することができる。すなわち、例えば特に調製した薄い表面層を有す
るガラスからなる基質に電子線加工により、例えばLCD技術で通常の繰り返し
構造化のカラーパターンを付与することができる。所望の光学的効果を得るため
に、直交行列に配置された各4個の画素に異なるエネルギー密度が付与される。
加工の際に、画素的に一定の光学的性質を得るために、薄い調製された表面積が
画素領域内で同じ周期ではあるが、最高温度の異なる温度サイクルを経過すると
いう熱作用が行われる。
【0011】 前記特許出願第19642116.0−33号の方法によれば、金属加工のた
めに電子線でエネルギー伝達をする公知の方法の限界が初めて克服される。最少
の表面領域、例えば画素のような構造要素に表面上に規定された一定の配置で電
子線を照射して、その領域に一定の加工作用を行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の課題は、公知の構造的解決法と比較して、簡単化された構成を有して
いて、高い光収率および小さな視差の得られる光学スイッチを提供することであ
る。この光学スイッチは本発明による解決策の直接的な結果として温度の作用に
対して比較的鈍感である。既に述べたように、ドイツ特許出願第1964211
6.0−33号による「電子線による構造化されたエネルギー伝達方法」は、そ
の適用分野において最高の技術水準である。ドイツ特許第19642116.0
−33号の方法により構造化された特殊な構成部分を本特許出願に対応して使用
することが本願の課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、この課題は後述のようにして解決されるが、ここで基本的発
明思想に関して請求項1が示される。その他の有利な実施態様は、請求項2〜7
から明らかにされる。
【0014】 本発明による解決のためにはその他の実施態様が要求される。
【0015】 特に、高解像ディスプレーを示す光学スイッチの支持板は、2色カラーフィル
ターを取り付けたガラスからなる。ここで、ドイツ特許出願第19642116
.0−33号の方法により構造化された支持板が重要である。この支持板は、平
らかまたは平らでなく形成されていても良い。
【0016】 光学スイッチの構成には、2色カラーフィルターの取り付けられているガラス
からなるただ一つの支持板またはすべての支持板が後に詳述するように使用でき
る。
【0017】 支持板の2色カラーフィルター層は、一般に支持板の片側に配置されている。
特殊用途の場合には、2色カラーフィルター層が支持板の両側に配置される。
【0018】 両側2色カラーフィルター層の場合には同一か、または異なる吸収−および偏
光作用が実現される。
【0019】 支持板中のそれぞれの2色カラーフィルター層は、単色(単色表示)または着
色(多色表示)構造化されることができる。
【0020】 2色カラーフィルター層は、支持板のガラスマトリクス内に置かれ、製法に対
応してマトリクス状に分配される。カラーパターンは、この場合に繰り返し構造
を示し、全色表示の構成をとることができる。
【0021】 支持板の2色カラーフィルター層は、最初はガラス表面から数μmの深さまで
達している。ここで配向として最大10μmの深さとなることができる。着色部
分の厚さは、ここでも、わずか数1/10μmである。
【0022】 2色カラーフィルターは、可視および/または不可視スペクトル領域(UV−
、IR−領域)で着色−および偏光作用を示す。
【0023】 有利な実施態様において、少ない視差を達成するためには、支持板の構造化さ
れたカラーフィルター層が液晶物質と接触する側に配置される。すなわち構造化
された面ができるだけ少ない距離を得るためにこれらの面は封入されている。こ
こで原理的には公知の配置が起用され、ここでは、公知の技術水準とは違ってド
イツ特許第19642116.0−33号の方法により構造化された支持板が使
用される。
【0024】 できるだけ視差を少なくすることが重要でないのならば、片方または両方のカ
ラーフィルターを支持板の外側に存在させることができ、原理的には公知の構造
化またはフィルター構成の場合と同様である。
【0025】 支持板がガラスから構成されていれば、支持板の構造化後のカラーパターンは
約550℃/600℃まで安定であるということが極めて重要なこととして強調
される。この場合、その他の材料は全く排除される。
【0026】 透過性、反射性および透過屈折構成も可能であることがさらに挙げられる。
【0027】 2色構造化された支持板を使用して達成されるべき光学スイッチ(例えばLC
D−型のもの)は、多くの場合、少なくとも1個の偏光フィルターを排除するこ
とにより、簡単な構成をとっている点で際だっている。2色構造化されたカラー
フィルターは、画素の高さを補償することについて追加の費用が省かれるような
層の中に存在している。このフィルターは高い光収率という点で際だっている;
なぜならば2色フィルターが通常のカラーフィルターと比べて少ない基礎吸収を
有しているからである。
【0028】
【発明の実施の形態】 いくつかの実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
【0029】 図1による色混合機能を有する透過性カラー−LCDは、カラー構造化された
2色ガラス1からなる。光学活性層は片側の内方に配置されている。この層は先
に明細書中に記載した構造化されたエネルギー伝達方法に従って電子線により作
られ、ここでガラスは2色性赤dR、2色性黄dG、2色性青dBを示す。カラ
ー構造化された2色性ガラス1には、内方に透明セグメント電極2および第1配
向層3が存在する。第2のガラス支持体(記号5が付いている)には内方に透明
主電極4および第2配向層3(第1配向層に対して90度ぶれている)も設けら
れている。ガラス支持体5の下側には(外側に)偏光フィルター7が設けられ、
カラー構造化された2色性偏光ガラス(同様に外側にある)の上側には前部偏光
器6が配置されている。両方の偏光フィルターは互いに90度ぶれて配置されて
いる。
【0030】 入射する偏光されていない光8は、前部偏光器6を通って入り、線状に偏光さ
れ、カラー構造化された2色性ガラス1を通って入り、そこで狭い波長領域の吸
収が行われ、次いで電圧がかけられていないとき(すなわち制御されていない状
態)でその偏光方向が90度ぶれている液晶相を通り、偏光フィルター7を有す
るガラス支持体5を通過する。偏光フィルター7の配向によって吸収は生じない
。偏光フィルター7からは成分赤、黄、青を有する線状の偏光された光が出てく
る。
【0031】 制御された状態で、液晶分子の配列が電場方向に行われ、光の偏光方向はもは
やぶれない。光は偏光フィルター7内に完全に(可視スペクトルの全波長領域内
で)吸収され、制御されたセグメントは黒く見える。
【0032】 図2によれば、入射光8(偏光されていない)カラー構造化された2色性ガラ
ス1を直接透過する。電場ベクトルの1成分はほとんど影響を受けないが、90
度ぶれた第2の成分では狭い波長領域内で吸収が行われる。カラー構造化された
2色性ガラス1を離れた後、カラー成分赤、黄、青(最初から90度ぶれた偏光
面内で)を有する白色光(偏光面内で)が得られる。前部偏光器が除かれる。
【0033】 制御されていない状態で偏光方向の90度のぶれが生じる。この光は偏光フィ
ルター7を通過した後(光は、白色成分を完全に吸収し、90度ぶれた着色成分
はほとんど弱められずに通過するように配向される)なおカラー成分赤、黄、青
を有していて、線状に偏光される。
【0034】 制御された状態で光の偏光のぶれは生ぜず、従って着色成分は偏光フィルター
7によって吸収され、90度ぶれた白色成分は通過することができる。退出光は
白色であって線状に偏光されている(図2の符号9参照)。
【0035】 図3は、混色機能を有する反射カラー−LCDの構造を示し、ここで偏光フィ
ルター7(裏側偏光器)の外側に反射11がある。吸収および混色については図
2で生じたと同様な作用が行われる。光が偏光フィルター7から出たときに反射
器11は、単に追加の構成要素として光の反射を行うものである。
【0036】 図1の場合と同様に図2および図3において光学活性層は片側で内方に配置さ
れている。
【0037】 図1、図2および図3と比較して、図4は一つの変形例を示している:ここで
カラー構造化された2色性ガラス(1)(12)は、液晶層の両側に配置されて
いる(光学活性層内、すなわち液晶物質と接触している側に)。制御された状態
でガラスからは90度ぶれた偏光方向のカラー成分を有する平行な線状の偏光さ
れた白色光が出てくる。この退出光(符号9参照、退出光)は、観察者にとって
弱く着色しているように感じられる。制御されていない状態で退出光は完全に着
色していて偏光されていない。
【0038】 図5においてカラー構造化された2色性ガラス1は、図4とは異なり、カラー
系列赤、青1、青2を示すが、一方カラー構造化されたガラス12はカラー系列
赤、黄、青を有する。光路中の青および黄を被覆することにより緑が生成する。
偏光フィルター7(裏側偏光器)を使用することにより着色状態(赤、緑、青)
と白色状態を切り替えることができる。
【0039】 図6にUV−A−光(透過性)の光学スイッチを示す。
【0040】 入射光8(UV−A−光、偏光されていない)はカラー構造化された2色性U
V−ガラス15(光学活性層を片側の内方に有する)を通って入り、さらに液晶
層および最後にカラー構造化された2色性UV−ガラス16を通る。両方のガラ
ス(符号15、16による)は光学活性層を片側の内方に有している。制御され
た状態で最高50%の消光が行われる。制御されていない状態では所定のUV−
波長領域内でほとんど完全な消光が行われる。
【0041】 図7には細帯状UV−A−光用光学スイッチが示されていて、このUV−A−
は偏光されていない。入射光8は片側の内方に光学活性層を有する2色性UV−
ガラス13(細帯状)を通って入る。
【0042】 2色性UV−ガラス14は、片側の内方に配置された光学活性層を備えている
。制御されていない状態で完全な消光が行われるが、一方制御された状態では線
状に偏光されたUV−A−9が出てくる。光の透過度は制御された状態で約50
%である。
【0043】 図8により広帯状UV−A−光用光学スイッチを説明する。このスイッチは図
6のものと比較して、2色性UV−ガラス13が光学活性層を両側に有するが異
なる最大吸収スペクトルを有しているという構成を持っている(広帯性の拡大)
。2色性ガラス14は、同様に異なる最大吸収スペクトルを有する光学活性層を
両側に持っている。図6の場合のように制御されていない状態では消光が生じる
が、制御された状態では所望のUV−A−光が線状に偏光され、その透過度は約
50%である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 混色(赤、黄、青、黒)した透過カラーLCDを示す図である。
【図2】 混色(赤、黄、青、白)した透過カラーLCDを示す図である。
【図3】 混色(赤、黄、青、白)した反射カラーLCDを示す図である。
【図4】 混色(赤、黄、青)した透過カラーLCDを示す図である。
【図5】 混色(赤、緑、青、白)した透過カラーLCDを示す図である。
【図6】 UV−A−光(透明、狭い領域内の消光)用光学スイッチを示す図である。
【図7】 細帯状UV−A−光(透過)用の光学スイッチを示す図である。
【図8】 広帯状UV−A−光(透過)用の光学スイッチを示す図である。
【符号の説明】 1 カラー構造化された2色性ガラス 2 透明セグメント電極 3 配向層 4 透明主電極 5 ガラス支持体 6 正面偏光器 7 偏光フィルター 8 入射光 9 退出光(観測者に対して) 10 液晶分子 11 反射器 12 カラー構造化された2色性ガラス 13 2色性UV−ガラス 14 2色性UV−ガラス 15 2色カラー構造化されたUV−ガラス 16 2色カラー構造化されたUV−ガラス dR 2色性赤 dG 2色性黄 dB 2色性青 R 赤 G 黄 B 青 W 白 UVPol1 UV偏光ガラス UVPol2 UV偏光ガラス UVPol3 UV偏光ガラス λ1,λ2,λ3 異なる波長の退出UV−A−光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント, クラウス ドイツ連邦共和国 デー−06128 ハレ, ペシュタロッツィシュトラーセ 55 (72)発明者 バーガー, アンドレアス ドイツ連邦共和国 デー−06114 ハレ, シラーシュトラーセ 50 Fターム(参考) 2H091 FA01X FA01Z FA07X FA07Z FD03 GA01 LA04 LA15 LA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスからなる2つの支持板から構成され、支持板の間に液
    晶物質が存在し、支持板には透明電極が設けられ、そして少なくとも一つの支持
    板がカラー構造化された2色性ガラス(1)からなる光学スイッチにおいて、2
    色性フィルターが埋め込まれ、この2色性フィルターはガラスマトリクス内にカ
    ラー−および偏光フィルター層として存在し、この2色性フィルターは最初は支
    持板の表面から約10μmの深さにまで達している光学スイッチ。
  2. 【請求項2】 支持体が平らなガラスからなることを特徴とする請求項1記
    載の光学スイッチ。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの支持板の両側に2色性フィルターが埋め込
    まれていることを特徴とする請求項1記載の光学スイッチ。
  4. 【請求項4】 カラー構造化された2色性ガラス(1)からなる支持板の少
    なくとも一つに単色フィルター層が埋め込まれていることを特徴とする請求項1
    または3記載の光学スイッチ。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つの支持板のフィルター層が液晶物質と接触す
    るように配置されていることを特徴とする請求項1、3または4に記載の光学ス
    イッチ。
  6. 【請求項6】 光学スイッチが偏光フィルターの数に関して一つよりも多く
    ない偏光フィルター(6)または(7)からなることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1記載の光学フィルター。
  7. 【請求項7】 構成体中に第2の変更フィルターが組み込まれていることを
    特徴とする特別な応用例の場合、すなわち「黒」だけが必要とされるときのため
    の請求項6の変形における請求項1または6に記載の光学スイッチ。
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