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JP2002504570A - 抑制されたアニオン重合 - Google Patents

抑制されたアニオン重合

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JP2002504570A
JP2002504570A JP2000532450A JP2000532450A JP2002504570A JP 2002504570 A JP2002504570 A JP 2002504570A JP 2000532450 A JP2000532450 A JP 2000532450A JP 2000532450 A JP2000532450 A JP 2000532450A JP 2002504570 A JP2002504570 A JP 2002504570A
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alkali metal
initiator
solution
molar ratio
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JP2000532450A
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ガウゼポール,ヘルマン
クロステルマン,ライナー
ヴァルツェラン,フォルカー
フォンタニル,ミッシェル
デフュー,アレーン
デスボワ,フィリップ
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BASF SE
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F12/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F12/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
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Abstract

(57)【要約】 ビニル芳香族モノマーの単独重合またはビニル芳香族モノマーとジエンとの共重合の方法によって少なくとも1種の有機アルカリ金属、少なくとも1種の有機マグネシウム及び少なくとも1種の有機アルミニウムの存在下に、上記モノマーを重合する。本発明はこの方法を実施する開始剤組成物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも1種の有機アルカリ金属、少なくとも1種の有機マグネ
シウムおよび少なくとも1種の有機アルミニウムの存在下で行われるビニル芳香
族モノマーの単独重合または、ビニル芳香族ポリマーおよびジエンの共重合の方
法および、この方法を実施する開始剤組成物に関する。
【0002】 アニオン重合は一般に非常に速やかに進行する。そのため、熱の生成量を考慮
すると、工業的規模で重合を制御するのは困難である。重合温度を低くすると、
濃縮された溶液中では特に、粘度は極端に大きくなる。開始剤の濃度を低くする
と、形成されるポリマーの分子量は大きくなる。モノマーを適当に希釈すること
により反応を制御すると、溶媒の必要量は大きくなり、空時収率は低くなる。
【0003】 そのため、重合速度に影響を与える様々な添加剤を、アニオン重合の開始剤に
含ませることが提案されてきた。
【0004】 ルイス酸およびルイス塩基がスチレンのアニオン重合の速度に与える効果につ
て、Welch, Journal of the American Chemical Society,Vol 82(1960)6000-600
5頁に記載されている。例えば、エーテルやアミンなどのルイス塩基を少量存在 させると、ベンゼン中30℃でのn−ブチルリチウム開始のスチレンの重合を促 進することが見出された。一方、アルキル亜鉛やアルキルアルミニウムなどのル
イス酸は重合速度を減少させるか、または化学量論量をはるかに超えた量を用い
ると、重合は完全に停止することも見出された。
【0005】 Macromolecules, Vol19 (1966) 299-304頁では、HsiehとWangは、テトラヒド ロフランの存在または不存在下で、ジブチルマグネシウムとアルキルリチウム開
始剤および/またはリビングポリマー鎖との、各々の錯体形成を研究しており、
またジブチルマグネシウムが、その立体化学を損なうことなしにスチレンとブタ
ジエンの重合速度を小さくすることを発見している。
【0006】 米国特許3716495は、共役ジエンと芳香族ビニルの重合のための開始剤
組成物を開示しており、ここでは開始剤としてのアルキルリチウムが、例えばジ
エチル亜鉛のような周期表第2a族、2b族,または3a族の元素のアルキル金 属と、例えばエーテルやアミンなどのような極性化合物の添加によりさらに効率
的に使用可能となるとされている。大量の溶媒が必要とされ、このため比較的低
い温度、数時間の範囲の長い反応時間、低い空時収量はとならざるを得ない。
【0007】 WO97/33923は、ビニルモノマーのアニオン重合に使用できる開始剤
で、炭化水素ラジカルを有するアルカリ金属およびマグネシウム化合物を含み、
モル比[Mg]/[アルカリ金属]が少なくとも4である開始剤が記載されている。
【0008】 本発明の優先日には公開されてはいないが、PCT/EP97/04497に
は、少なくとも2価の元素を抑制剤として存在させて、アルキルアルカリ金属を
重合開始剤として用いて、スチレンまたはジエンモノマーのアニオン重合または
アニオン共重合を連続的に行う方法が記載されている。
【0009】 アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛または希土類を含んだ
さまざまな開始剤混合物が公知である。例えば、EP−A0234512では、
1,4−トランス結合度の高い共役ジエンの重合が知られている。ドイツ公開公
報2628380には、例えば、高いトランス1、4結合含量を持ち、低い1、
2または3,4結合含量を持つ、共役ジエンの重合体または共重合体の製造のた
めに、有機リチウム開始剤とともにアルカリ土類金属のアルミナートが助触媒と
して使用されている例が教示されている。これは、重合速度の増大をもたらすと
いわれている。
【0010】 このようなアルキルアルミニウムのような、アニオン重合において強い遅延効
果を持つ添加物の使用は、正確な使用量と温度の制御が必要とされる。わずかに
使用量をしたまわると、不十分な反応速度の遅延を導くかもしれないし、一方わ
ずかに使用量を上回ると、重合が完全に停止してしまうもかもしれない。
【0011】 充分な重合速度の遅延を達成するために、ジアルキルマグネシウムのような弱
い遅延添加剤は、有機アルカリ開始剤に対して化学量論量よりも著しく大量を加
えなければならない。アルキルマグネシウムはそれ自身は重合の開始剤としては
働かないが、有機リチウムの存在下で、別のポリマー鎖を開始させることができ
る。ポリマーの分子量はそのためモノマーに対する有機アルカリ開始剤の比に依
存するばかりではなく、有機マグネシウムの量と、温度および濃度により影響を
受ける。高いコストに加えて、大量の遅延の添加剤のために開始剤成分が通常ポ
リマーに残ることから、生産物の特性を変える(例えば劣った透明性)ことにつ
ながる可能性がある。
【0012】 本発明の目的は、上述の欠点のない、ビニル芳香族モノマーの単独重合または
ビニル芳香族モノマーとジエンの共重合の方法および、特に広い温度範囲と濃度
の範囲において重合速度の調整を可能にする方法に用いられる開始剤組成物を提
供することにある。
【0013】 本発明者らは、この目的が、少なくとも1種の有機アルカリ金属、すくなくと
も1種の有機マグネシウムおよび少なくとも1種の有機アルミニウムの存在下で
下記のモノマーを重合することを特徴とするビニル芳香族モノマーの単独重合ま
たはビニル芳香族モノマーとジエンの共重合の方法により達成できることを見出
した。
【0014】 本発明は、少なくとも1種の有機アルカリ金属、少なくとも1種の有機マグネ
シウムおよび少なくとも1種の有機アルミニウムを含み、 a)マグネシウムのアルカリ金属に対する比が、0.2から3.8の範囲にあり
、 b)アルミニウムのアルカリ金属に対する比が0.2から4の範囲にある、 開始剤組成物を提供する。本発明はまた、不活性な炭化水素に溶解した有機金属
を複数一緒に混合し、0から120℃の温度で、少なくとも5分間熟成させる、
開始剤組成物の製造方法を提供する。
【0015】 使用できる有機アルカリ金属は、モノ−、ビ−、多官能基を有するアルキル、
アリール、またはアラルキルアルカリ金属であり、アニオン重合の開始剤として
慣用されるものである。例えば、エチルリチウム、プロピルリチウム、イソプロ
ピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ム、フェニルリチウム、ジフェニルヘキシルリチウム、ヘキサメチレンジリチウ
ム、ブタジエニルリチウム、イソプレニルリチウム、ポリスチリルリチウムまた
は多官能基を有する化合物の、1,4−ジリチオブタン、1,4−ジリチオ−2
−ブテンまたは1,4−ジリチオベンゼンなどの有機リチウム化合物が有利に使
用される。要求される有機アルカリ金属の量は、所望の分子量、使用される他の
有機金属の種類と、量、および重合温度により変化し、一般的には全モノマー量
に対して0.0001から5モル%である。
【0016】 使用できる有機マグネシウムは、R2Mgの式で表されるもので、R基がそれ ぞれ互いに独立して水素、ハロゲン、C1〜C20アルキル、またはC6〜C20アリ
ールで表されるものである。市販されているエチル、プロピル、ブチル化合物を
使用するのが好ましい。炭化水素に可溶の(n−ブチル)(s−ブチル)マグネシ
ウムを使用するのが好ましい。
【0017】 使用できる有機アルミニウムは、R3Alの式で表されるもので、R基が互い に独立して水素、ハロゲン、C1〜C20アルキル、またはC6〜C20アリールで表
されるものである。有機アルミニウムとしては、例えば、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリイソプ
ロピルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウムなどのトリアルキルアル
ミニウムが好ましい。特に、トリイソブチルアルミニウムが好ましい。またはア
ルキルまたはアリールアルミニウム化合物が部分的に、完全に加水分解、加アル
コール分解、アミノリシスをうけて、または酸化されて形成された有機アルミニ
ウム、また、アルコキシド、チオラート、アミド、イミドまたはホスフィド基を
有する有機アルミニウムを使用することもできる。例えば、ジエチルアルミニウ
ムエトキシド、ジイソブチルアルミニウムエトキシド、ジイソブチル−(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチル−フェノキシ)アルミニウム(CAS No.
56252−56−3)、メチルアルミノキサン、イソブチル化メチルアルミノ
キサン、イソブチルアルミノキサン、テトライソブチルジアルミノキサン、ビス
(ジイソブチル)アルミニウムオキシドまたはジエチルアルミニウム(N,N−ジ
ブチルアミド)が挙げられる。
【0018】 有機金属の相互のモル比は、広い範囲内を変化させてもよいが、第一には、所
望の遅延効果、重合温度、モノマーの組成と濃度、及び所望とする分子量に依存
して変化させる。
【0019】 アルカリ金属に対するマグネシウムのモル比は、0.1から10が有利であり
、好ましくは0.5から4の範囲、特に好ましくは1から3の範囲である。アル
カリ金属に対するアルミニウムのモル比は、0.1から10の範囲であり、好ま
しくは0.2から4の範囲、特に好ましくは0.7から2の範囲である。アルミ
ニウムに対するマグネシウムのモル比は、0.05から8の範囲が好ましい。
【0020】 本発明の方法では、まず有機アルカリ金属、有機マグネシウム及び有機アルミ
ニウムを使用する。有機バリウム、有機カルシウムまたは有機ストロンチウムは
、重合速度または共重合パラメーターに明らかな影響を及ぼさない、効果のない
量で存在するのことのみ好ましい。遷移金属またはランタノイド、特にチタン及
びジルコニウムのかなりの量では存在すべきではない。
【0021】 有機アルカリ金属、有機マグネシウム、および有機アルミニウムはモノマー混
合物へ、一緒にまたは別々に、そして異なる回数または異なった場所で加えても
よい。アルキルアルカリ金属、アルキルマグネシウム、アルキルマグネシウムは
、予め混合された開始剤組成物のかたちで使用することが好ましい。
【0022】 開始剤組成物は、有機アルカリ金属、有機マグネシウムおよび有機アルミニウ
ムを、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、エチルベンゼンま
たはトルエン及び混合溶液などの、不活性な炭化水素溶媒に溶解することにより
製造することができる。炭化水素に溶解された有機金属はともに混合し、0から
120℃の範囲で少なくとも5分間熟成させるのが好ましい。溶解補助剤、例え
ばジフェニルエチレンを、適宜この開始剤溶液から成分のうちの1種が析出する
ことを防ぐために添加することができる。
【0023】 開始剤溶液は、アニオン重合が可能なモノマーの重合に適している。開始剤組
成物は、ビニル芳香族モノマーおよびジエンの単独重合または共重合に好ましく
使用される。好ましいモノマーは、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、エチルスチレン、tert−ブチルスチレン、ビニルトルエンまたは1,
1−ジフェニルエチレン、ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチルブタジエ
ン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンまたはピペリレン、またはそ
れらの混合物である。
【0024】 重合は溶媒の存在下で行ってもよい。適当な溶媒は、アニオン重合に一般的に
使用される、4から12個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式または芳香族の炭
化水素であり、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、イソオクタン、デカリン、ベンゼン、例えばトルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、クメンなどのアルキルベンゼン、または適当な混合物であ
る。明白に、溶媒はこの方法に一般的に要求される高い純度でなければならない
。溶媒は、酸化アルミニウムまたはモレキュラーシーブ上で乾燥してもよく、お
よび/またはプロトン物質を取り除くために使用に先だって蒸留してもよい。工
程からの溶媒は、濃縮の後及び上記精製の後再利用することが好ましい。
【0025】 有機金属の組成と量によって、広い温度範囲で遅延の効果を調整することが可
能である。それゆえ、最初のモノマー濃度を50から100容量%の範囲、特に
70から100容量%の範囲として重合を行うことも可能であり、この重合によ
り高い粘度の重合体溶液となり、少なくともより高い転化にはより高い温度が必
要とされる。
【0026】 重合が完了した後、リビングポリマー鎖は連鎖停止剤でキャップされてもよい
。適当な連鎖停止剤は、プロトン物質またはルイス酸、例えば水、アルコール、
脂肪族または芳香族カルボン酸、および、炭酸またはホウ酸などの無機酸である
【0027】 目的生成物は、単独重合体または共重合体およびそれらの混合物である。ポリ
スチレンとスチレン/ブタジエンのブロック共重合体を得ることが好ましい。本
発明の方法は、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)の製造に使用してよく、この
場合にはポリブタジエン、スチレン/ブタジエンブロック共重合体またはそれら
の混合物を、弾性体として使用することができる。
【0028】 ブロック共重合体は、多官能基を有する化合物、例えばアルデヒド、ケトン、
エステル、無水物またはエポキシドを用いて結合することができる。
【0029】 本発明の方法では、どんな圧力および温度抵抗性の反応器中で行われても良く
、原則としては、逆混合(backmixing)または非逆混合(non−b
ackmixing)反応器(即ち、攪拌タンクや管型反応器の性質を持った反
応器)の使用が可能である。選択した開始剤の濃度や組成、特に適用した工程経
路および他のパラメーター、例えば温度や可能な温度の分布によるが、本発明の
方法は、高い分子量または低い分子量を持ったポリマーをもたらす。例えば、内
部構造があってもよくなくてもよい攪拌タンク、塔型反応器、管反応器(tub
e reactor)、および管型反応器または管束反応器(tube bun
dle reactor)が使用できる。内部構造は静的でも、可動性のもので
あってもよい。
【0030】 工程は連続的に行うことが好ましい。非逆混合反応器または反応器の領域で、
すくなくとも転化の部分で、特に50から100%の転化率でおこなうことが好
ましい。
【0031】 本発明の開始剤組成物は、有機アルカリ金属を用いたアニオン重合と比較して
重合体の特性に影響を及ぼすことなしに、各々反応速度を明らかに減少させるか
、温度を上昇させることを可能にする。これは、一方では、より長い時間にわた
って重合熱の発生を拡大し、連続工程で、時間や位置(例えば管型反応器中で)
の関数として温度の分布を制御することが可能となる。また、例えば初期の高い
モノマー濃度では高温が発生しないことを保証し、同時に高い空時収率が達成し
ながら、最後に達成される高温(即ちより高い転化)で問題のない重合が可能と
なる。この工程では、詰まりはもはや発生しない。
【0032】 実施例 開始剤組成物の製造 適当な量の、1.6M s−ブチルリチウム(s−BuLi)シクロヘキサン
溶液(Chemmetall社製)、1M (n−ブチル)(s−ブチル)マグ
ネシウム(DBM)n−ヘプタン溶液(Aldrich社製)、1.6Mトリイ
ソブチルアルミニウム(TIBA)トルエン溶液(Witco社製)を25℃で
混合し、使用前に少なくとも30分間攪拌した。
【0033】 実施例1 2.35lの、アンカー攪拌器(anchor stirrer)を備えた攪
拌タンクに、320gのスチレンと、1280gのトルエンを窒素雰囲気下で導
入し、80℃まで攪拌しつつ加熱した。この温度に達した時点で、1.07ml
の1.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液、5.1mlの1M DB
M n−ヘプタン溶液および0.97mlの1.6M トリイソブチルアルミニ
ウムトルエン溶液からなる開始剤溶液(Li/Mg/Alのモル比=1/3/0
.9)を加え、重合溶液を80℃に保った。25分後転化率は24%であり、6
0分後は51%、2時間後は74%であった。3時間後、80℃で、4mlのエ
タノールを加えることにより、転化86%で重合を停止した。ポリマーは、粘稠
な溶液の形で得られ、93600g/モルの数平均分子量Mnそして1.51の 多分散性Mw/Mnを有していた。
【0034】 実施例2 1.55mlの1.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液、3.71
mlの1M DBM n−ヘプタン溶液および1.4mlの1.6M トリイソ
ブチルアルミニウムトルエン溶液からなる開始剤溶液を使用した以外は、実施例
1を繰り返した。転化率は30分後では61%、60分後では82%であった。
2.5時間後、80℃で、4mlのエタノールを加えることにより転化率97%
で重合を停止した。ポリマーは、粘稠な溶液の形で得られ、94340g/モル
の数平均分子量Mnそして1.35の多分散性Mw/Mnを有していた。
【0035】 比較実験例1 1.55mlの1.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液、3.71
mlの1M DBN n−ヘプタン溶液からなる開始剤溶液(モル比Li/Mg
=1/1.5)が使用した以外は、実施例2を繰り返した。重合溶液は、80℃
に保つことができなかった。
【0036】 実施例3 3.0mlの1.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液、11mlの
1M DBM n−ヘプタン溶液および2.8mlの1.6M トリイソブチル
アルミニウムトルエン溶液からなる開始剤溶液(Li/Mg/Alのモル比=1
/2.25/0.9)を、100℃に加熱したモノマー溶液に加えた以外は、実
施例1を繰り返した。転化率は10分後には29%、25分後には53%であっ
た。40分後、100℃で、4mlのエタノールを加えることにより転化率61
%で重合を停止した。ポリマーは、粘稠な溶液の形で得られ、161300g/
モルの数平均分子量Mnそして1.53の多分散性Mw/Mnを有していた。
【0037】 比較実験例2 2.8mlの1.6M トリイソブチルアルミニウムトルエン溶液、11ml
の1MDBM n−ヘプタン溶液および3.0mlの1.6M s−ブチルリチ
ウムシクロヘキサン溶液を、100℃に加熱したモノマー溶液へ加えた以外は実
施例3を繰り返した。s−ブチルリチウム溶液の添加後、反応器内の温度の大き
な上昇が観察され、これを制御することができなかった。
【0038】 実施例4 ガラス製のアンプルを焼いたのち、6gのスチレンと24gのトルエンを不活
性ガス雰囲気下に導入し、セプタムでガスが通過しないように密閉した。適当な
量の1.6M s−ブチルリチウム(sBuLi)シクロヘキサン溶液(Ald
rich製)、1M (n−ブチル)(s−ブチル)マグネシウム(DBM)n
−ヘプタン溶液(Chemmetall社製)および1.6M トリイソブチル
アルミニウム(TIBA)トルエン溶液(Witoco社製)からなる開始剤溶
液をシリンジを用いて加えた。アンプルを100℃の加熱浴に浸した。12から
24時間後、各々、1mlのエタノールを加えて重合を停止した。開始剤組成物
、反応条件および転化率を表1にまとめた。
【0039】 表1:s−BuLi/DBM/TIBAからなる開始剤組成物を使用したスチレ
ンの重合
【表1】 *mhm=100gのスチレンに対するミリモル
【0040】 s−BuLiを使用したスチレンの重合はトリイソブチルアルミニウムの、モル
比Al/Liが3/1(4d)の添加によってほぼ阻害している。驚くことに、
この抑制はさらにDBMを加えることにより回復した(4a、b、c)。
【0041】 実施例5 表2aおよび2bにまとめられた開始剤成分と反応条件を用いて、実施例4を
繰り返した。
【0042】 表2a:スチレンの重合(開始剤組成物が異なったアルミニウム成分を含んでい
る)
【表2】 a)mhm=100gのスチレンに対するミリモル
【0043】 表2b:スチレンの重合(開始剤組成物が異なったマグネシウム成分を含んでい
る)
【表3】 a)mhm=100gのスチレンに対するミリモル b)BOM=(n−ブチル
1.5(n−オクチル)0.5Mg
【0044】 スチレンの連続的な重合:
【0045】 実施例6a: 連続的重合に使用された反応器は、標準的なアンカー(anchor)攪拌器を
備えた2重のジャケットの3lの攪拌タンクである。反応器は、60×105P aのために設計され、また等温の重合が可能となるように、伝熱媒体によって特
定の温度を維持するように設計された。重合混合物の温度は、重合混合物中に直
接浸された2個の温度センサーの手段によって監視された。すべての操作は、不
活性ガス下で行われた。
【0046】 攪拌タンクは攪拌され(1分間に100rpm)、200g/時間のトルエン
と、800g/時間のスチレンが供給された。同時に、2.38ml/時間の1
.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液、0.76ml/時間の1M
DBM n−ヘプタン溶液、2.26ml/時間の1.6Mトリイソブチルアル
ミニウムトルエン溶液及び16.2ml/hのトルエンからなる予め混合した開
始剤溶液(モル比Li/Mg/Al=1/0.2/0.95)を予め混合し、混
合要素を備えた一般的な供給ラインにより計量導入した。満タンの水準の3lに
達すると、反応は連続モードへ転換し、重合溶液を、85℃のバルク温度に保っ
た。安定な、変化のない操作状態に12時間後に達し、固体含量(SC)は12
%であった。数平均分子量Mnは46000g/モルであり、多分散性Mw/Mn は2.61であった。
【0047】 実施例6aをパラメーターを変えて繰り返し、得た結果を表3に示した。(実
施例6b、cおよびd)
【0048】 表3:攪拌タンクでのスチレンの連続的重合
【表4】
【0049】 比較実験例3 2.66ml/時間の1.6M s−ブチルリチウムシクロヘキサン溶液およ
び、12.34ml/時間のトルエンからなる溶液、及び2.58ml/時間の
1.6M トリイソブチルアルミニウムトルエン溶液および10.4ml/時間
のトルエンからなる溶液(モル比Li/Al=0.97)を分離した供給ライン
を経て加えたこと以外は例6aが繰り返した。数日間の内に、攪拌タンク内の固
体含量は3から25質量%の範囲で変化し、バルク温度は一定の85℃を保つこ
とができなかった。
【0050】 実施例7 実施例6で使用したような攪拌タンクに連続的に300g/時間のトルエン、
1200g/時間のスチレンおよび0.98ml/時間の1.6M s−ブチル
リチウムシクロヘキサン溶液、5.78ml/時間の1M DBM n−ヘプタ
ン溶液および0.78ml/時間の1.6Mトリイソブチルアルミニウムトルエ
ン溶液(モル比 Li/Mg/Al=1/3.7/0.8)からなる開始剤溶液
を一般的な供給ラインを経て予め混合し、供給し、97℃のバルク温度で混合物
を攪拌した(一分間に100回転)。攪拌タンクからの流出液は4リットルの攪
拌機付き塔型反応器に運ばれた。直列に配列された、同じ長さを持つ2つの加熱
領域が使用され、第一の領域の終わりは120℃の内部温度に、2番目の領域の
終わりは162℃の内部温度に設定した。重合混合物を、20g/時間の10質
量%のメタノールのトルエン溶液とともに、混合器をもちいて塔型反応器の出口
で混合した。続いて260℃に加熱された管領域を通過させ、圧力制御バルブを
経由して20×102Paに保たれた減圧ポットの中に放出した。溶融体はスク リューコンベヤーを経由して排出され、ペレット化された。
【0051】 すべての単位の部分で、数時間後に安定な平衡状態に達している。単位全体を
通じた圧力の降下は1.8×105であった。固体含量は攪拌タンクの出口で4 1質量%であり、塔型反応器の出口で80質量%であり、これはモノマーの添加
率100%に対応する。得られたポリスチレンは176000g/モルの分子量
nをもち、2.52の多分散性Mw/Mnを有していた。分析では、スチレン含 量が10ppm未満、エチルベンゼン含量が10ppm未満、およびトルエン含
量が105ppmであった。
【0052】 実施例8 連続的重合に使用された反応器は、内径が29.7mmであり、長さが210
0mmの2重のジャケットの管型反応器である。管型反応器は100×105P aまでの圧力および350℃までの温度に耐えられるように設計された。管型反
応器は、共流通伝熱媒体流(co−current heat−transfe
r medium)によって特定の温度に保たれ、重合混合物は反応領域を横断
する一定の間隔で配置された3つの温度センサーによって監視された。
【0053】 管型反応器に、1.1l/時間のスチレン、0.15l/時間のエチルベンゼ
ンおよび60.37ml/時間の、0.75mlの1.6M s−ブチルリチウ
ムシクロヘキサン溶液、4.1mlの1M DBM n−ヘプタン溶液、0.5
2mlの1.6M トリイソブチルアルミニウムトルエン溶液、55mlのエチ
ルベンゼン(モル比Li/Mg/Al=1/3.42/0.69)からなる開始
剤溶液を、3つの異なるポンプにより連続的に供給した。計量導入された供給原
料を各々5℃まで冷却した。伝熱媒体は管型反応器の入り口で90℃であった。
重合溶液は管型反応器の出口で最高の208℃に達した。
【0054】 重合混合物を管型反応器から排出し、エチルベンゼン中の20質量%濃度のメ
タノール溶液を、HPLCポンプを用いて100ml/時間の割合で計量導入し
、静的混合器(static mixer)の手段によって下流の管領域(do
wnstream tube section)で均一化した。溶融ポリマーは
、スクリューポンプの手段で吸引されて流量制限バルブ(Flow restr
iction valve)を経て20×105mPaに保たれた脱蔵ポット中 に、開放され、押出され、ペレット化された。得られたポリスチレンは、分子量
Mwが102000であり、多分散性Mw/Mnが1.41であった。これは、
残留のスチレンモノマーを10ppm未満含んでいた。
【0055】 実施例9 使用した反応器は、実施例8で使用したものと類似の2重ジャケットの管型反
応器であるが、長さが3900mmであり、反応領域を横断する一定の間隔で配
置された5つの温度センサーを持っていた。
【0056】 管型反応器に、1l/時間のスチレン、0.15l/時間のエチルベンゼンお
よび57.94ml/時間の、1.0mlの1.6M s−ブチルリチウムシク
ロヘキサン溶液、3.4mlの1M DBM n−ヘプタン溶液、1.54ml
の1.6M トリイソブチルアルミニウムトルエン溶液、52mlのエチルベン
ゼン(モル比Li/Mg/Al=1/2.13/1.54)からなる開始剤溶液
を、3つの別々のポンプにより連続的に供給した。計量導入された供給原料は各
々5℃まで冷却された。伝熱媒体は管型反応器の入り口で110℃であった。重
合溶液は管型反応器の出口で最高の191℃に達した。
【0057】 重合混合物を管型反応器から排出し、エチルベンゼン中の20質量%濃度のメ
タノール溶液を、HPLCポンプを用いて100ml/時間の割合で計量導入さ
れ、静的混合器の手段によって下流の管領域で均一化された。溶融ポリマーは、
スクリューポンプの手段で吸引されて流量制限バルブを経て20×105mPa に保たれた脱蔵ポット中に、開放され、押出され、ペレット化された。得られた
ポリスチレンは、分子量Mwが142000であり、多分散性Mw/Mnが1.
86であった。これは、残留のスチレンモノマーを10ppm未満含んでいた。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月5日(2000.5.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 米国特許3716495は、共役ジエンと芳香族ビニルの重合のための開始剤
組成物を開示しており、ここでは開始剤としてのアルキルリチウムが、例えばジ
エチル亜鉛のような周期表第2a族、2b族,または3a族の元素のアルキル金 属と、例えばエーテルやアミンなどのような極性化合物の添加によりさらに効率
的に使用可能となるとされている。大量の溶媒が必要とされ、このため比較的低
い温度、数時間の範囲の長い反応時間、低い空時収量はとならざるを得ない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 WO97/33923は、ビニルモノマーのアニオン重合に使用できる開始剤
で、炭化水素ラジカルを有するアルカリ金属およびマグネシウム化合物を含み、
モル比[Mg]/[アルカリ金属]が少なくとも4である開始剤が記載されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 本発明の優先日には公開されてはいないが、PCT/EP97/04497に
は、少なくとも2価の元素を抑制剤として存在させて、アルキルアルカリ金属を
重合開始剤として用いて、スチレンまたはジエンモノマーのアニオン重合または
アニオン共重合を連続的に行う方法が記載されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛または希土類を含んだ
さまざまな開始剤混合物が公知である。例えば、EP−A0234512では、
1,4−トランス結合度の高い共役ジエンの重合が知られている。ドイツ公開公
報2628380には、例えば、高いトランス1、4結合含量を持ち、低い1、
2または3,4結合含量を持つ、共役ジエンの重合体または共重合体の製造のた
めに、有機リチウム開始剤とともにアルカリ土類金属のアルミナートが助触媒と
して使用されている例が教示されている。これは、重合速度の増大をもたらすと
いわれている。 ジエンモノマー単位の1、2結合の高い比率を持つポリジエンは、グリオキサ ールの環状アセタール(US4520123、US4591624)、または3 置換ホスフィンオキシド(US4530984)を用いて製造できた。リチウム を基礎としたアニオン開始剤に加えて、アルキルマグネシウムおよび/またはア ルキルアルミニウムを共開始剤として使用することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 このようなアルキルアルミニウムのような、アニオン重合において強い遅延効
果を持つ添加物の使用は、正確な使用量と温度の制御が必要とされる。わずかに
使用量をしたまわると、不十分な反応速度の遅延を導くかもしれないし、一方わ
ずかに使用量を上回ると、重合が完全に停止してしまうもかもしれない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 充分な重合速度の遅延を達成するために、ジアルキルマグネシウムのような弱
い遅延添加剤は、有機アルカリ開始剤に対して化学量論量よりも著しく大量を加
えなければならない。アルキルマグネシウムはそれ自身は重合の開始剤としては
働かないが、有機リチウムの存在下で、別のポリマー鎖を開始させることができ
る。ポリマーの分子量はそのためモノマーに対する有機アルカリ開始剤の比に依
存するばかりではなく、有機マグネシウムの量と、温度および濃度により影響を
受ける。高いコストに加えて、大量の遅延の添加剤のために開始剤成分が通常ポ
リマーに残ることから、生産物の特性を変える(例えば劣った透明性)ことにつ
ながる可能性がある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 使用できる有機アルカリ金属は、モノ−、ビ−、多官能基を有するアルキル、
アリール、またはアラルキルアルカリ金属であり、アニオン重合の開始剤として
慣用されるものである。例えば、エチルリチウム、プロピルリチウム、イソプロ
ピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ム、フェニルリチウム、ジフェニルヘキシルリチウム、ヘキサメチレンジリチウ
ム、ブタジエニルリチウム、イソプレニルリチウム、ポリスチリルリチウムまた
は多官能基を有する化合物の、1,4−ジリチオブタン、1,4−ジリチオ−2
−ブテンまたは1,4−ジリチオベンゼンなどの有機リチウム化合物が有利に使
用される。要求される有機アルカリ金属の量は、所望の分子量、使用される他の
有機金属の種類と、量、および重合温度により変化し、一般的には全モノマー量
に対して0.0001から5モル%である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 使用できる有機マグネシウムは、R2Mgの式で表されるもので、R基がそれ ぞれ互いに独立して水素、ハロゲン、C1〜C20アルキル、またはC6〜C20アリ
ールで表されるものである。市販されているエチル、プロピル、ブチル化合物を
使用するのが好ましい。炭化水素に可溶の(n−ブチル)(s−ブチル)マグネシ
ウムを使用するのが好ましい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 使用できる有機アルミニウムは、R3Alの式で表されるもので、R基が互い に独立して水素、ハロゲン、C1〜C20アルキル、またはC6〜C20アリールで表
されるものである。有機アルミニウムとしては、例えば、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリイソプ
ロピルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウムなどのトリアルキルアル
ミニウムが好ましい。特に、トリイソブチルアルミニウムが好ましい。またはア
ルキルまたはアリールアルミニウム化合物が部分的に、完全に加水分解、加アル
コール分解、アミノリシスをうけて、または酸化されて形成された有機アルミニ
ウム、また、アルコキシド、チオラート、アミド、イミドまたはホスフィド基を
有する有機アルミニウムを使用することもできる。例えば、ジエチルアルミニウ
ムエトキシド、ジイソブチルアルミニウムエトキシド、ジイソブチル−(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチル−フェノキシ)アルミニウム(CAS No.
56252−56−3)、メチルアルミノキサン、イソブチル化メチルアルミノ
キサン、イソブチルアルミノキサン、テトライソブチルジアルミノキサン、ビス
(ジイソブチル)アルミニウムオキシドまたはジエチルアルミニウム(N,N−ジ
ブチルアミド)が挙げられる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 有機金属の相互のモル比は、広い範囲内を変化させてもよいが、第一には、所
望の遅延効果、重合温度、モノマーの組成と濃度、及び所望とする分子量に依存
して変化させる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 アルカリ金属に対するマグネシウムのモル比は、0.1から10が有利であり
、好ましくは0.2から3.8の範囲、特に好ましくは1から3の範囲である。
アルカリ金属に対するアルミニウムのモル比は、0.1から10の範囲であり、
好ましくは0.2から4の範囲、特に好ましくは0.7から2の範囲である。ア
ルミニウムに対するマグネシウムのモル比は、0.05から8の範囲が好ましい
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 本発明の方法では、まず有機アルカリ金属、有機マグネシウム及び有機アルミ
ニウムを使用する。有機バリウム、有機カルシウムまたは有機ストロンチウムは
、重合速度または共重合パラメーターに明らかな影響を及ぼさない、効果のない
量で存在するのことのみ好ましい。遷移金属またはランタノイド、特にチタン及
びジルコニウムのかなりの量では存在すべきではない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,IN,JP,KR,KZ,LT,L V,MK,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG ,SI,SK,TR,UA,US (72)発明者 ガウゼポール,ヘルマン ドイツ、D−67112、ムターシュタット、 メダルドゥスリング、74 (72)発明者 クロステルマン,ライナー ドイツ、D−68775、ケッチュ、4.ライ ンシュトラーセ、7 (72)発明者 ヴァルツェラン,フォルカー ドイツ、D−67273、ヴァイゼンハイム、 ズュートチロラー、リング、32 (72)発明者 フォンタニル,ミッシェル フランス、F−33400、タランス、リュー、 マルセリン、ベルテロー、14 (72)発明者 デフュー,アレーン フランス、F−33402、タランス−セデ、 アヴニュー、ペイ、ベルランド (72)発明者 デスボワ,フィリップ ドイツ、D−67487、マイカマー、イメン ガルテンシュトラーセ、31アー Fターム(参考) 4J015 DA02 DA03 DA05 4J026 AA17 AA68 AC11 AC32 BA05 DB02 DB03 DB09 DB17 DB18 DB24 GA10 4J100 AB02P AB03P AB04P AB13P AS01Q AS02Q AS03Q AS04Q BC43P CA01 CA04 FA08 FA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニル芳香族モノマーの単独重合またはビニル芳香族モノマー
    とジエンとの共重合の方法であって少なくとも1種の有機アルカリ金属、少なく
    とも1種の有機マグネシウム及び少なくとも1種の有機アルミニウムの存在下に
    、上記モノマーを重合することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】有機アルカリ金属として有機リチウムを使用する請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】アルカリ金属に対するマグネシウムのモル比が0.2から3.
    8の範囲である請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】アルカリ金属に対するアルミニウムのモル比が0.2から4の
    範囲である請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】アルミニウムに対するマグネシウムのモル比が、0.05から
    8の範囲である請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項に記載のスチレンの単独重合の
    方法。
  7. 【請求項7】初期モノマー濃度が50から100容量%で、重合を行う請求
    項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】重合を連続的に行なう請求項1から7のいずれか1項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】転化の少なくとも1部が非逆混合反応器または反応領域で行わ
    れる請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】少なくとも1種の有機アルカリ金属、少なくとも1種の有機
    マグネシウムおよび少なくとも1種の有機アルミニウムを含み、ただし、 a)アルカリ金属に対するマグネシウムのモル比が0.2から3.8の範囲であ
    り、 b)アルカリ金属に対するアルミニウムのモル比が0.2から4の範囲である、
    開始剤組成物。
  11. 【請求項11】不活性な炭化水素に溶解した有機金属を複数一緒に混合し、
    少なくとも5分間、0から120℃の範囲の温度で熟成することを含む、請求項
    10に記載の開始剤組成物の製造の方法。
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