JP2002501734A - ジュース製品における微生物の超高圧不活性化方法 - Google Patents
ジュース製品における微生物の超高圧不活性化方法Info
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- JP2002501734A JP2002501734A JP2000529141A JP2000529141A JP2002501734A JP 2002501734 A JP2002501734 A JP 2002501734A JP 2000529141 A JP2000529141 A JP 2000529141A JP 2000529141 A JP2000529141 A JP 2000529141A JP 2002501734 A JP2002501734 A JP 2002501734A
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- A23B—PRESERVATION OF FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES
- A23B70/00—Preservation of non-alcoholic beverages
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- A23B2/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general
- A23B2/10—Preservation of foods or foodstuffs, in general by treatment with pressure variation, shock, acceleration or shear stress
- A23B2/103—Preservation of foods or foodstuffs, in general by treatment with pressure variation, shock, acceleration or shear stress using sub- or super-atmospheric pressures, or pressure variations transmitted by a liquid or gas
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Abstract
(57)【要約】
低温殺菌を要しない、延長された貯蔵寿命を有するジュースの製造方法を開示する。本方法は、超高圧(UHP)を使用して、ジュースに関連する微生物を不活性化する。得られるジュース製品は、多くの好ましいフレッシュジュースの特徴、例えば、味、栄養、きめ及び色のような、熱加工又は低温殺菌によって破壊又は減少し得る特徴を保持する。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、熱的低温殺菌を要しない、延長した貯蔵寿命を有するジュ
ースの製造に関する。更に詳細には、本発明は、超高圧をかけることによりジュ
ース中の微生物を不活性化する方法、並びにこの方法によって製造されたジュー
ス製品に関する。
ースの製造に関する。更に詳細には、本発明は、超高圧をかけることによりジュ
ース中の微生物を不活性化する方法、並びにこの方法によって製造されたジュー
ス製品に関する。
【0002】 (発明の背景) 食品及び飲料は、従来から、化学薬品や熱処理の使用によって貯蔵寿命を延長
して保存されてきた。米国食品医薬品庁(FDA)は、例えば、これまでに、多
くの市販の食品及び飲料製品に対する熱処理(即ち、低温殺菌)を、食品運搬(foo
d borne)疾病の潜在的悪影響に対する公衆安全性を向上する方法として要求して
いる。FDAは、熱処理を、微生物、例えば有害な病原体のような多くの未加工
食品及び飲料製品に存在し得る微生物を不活性化するための有効手段として長く
認めてきた。もしチェックされずに残ると、これら微生物は、早熟の食品及び飲
料の損傷を引き起こすだけでなく、人に重大な健康問題を引き起こす。
して保存されてきた。米国食品医薬品庁(FDA)は、例えば、これまでに、多
くの市販の食品及び飲料製品に対する熱処理(即ち、低温殺菌)を、食品運搬(foo
d borne)疾病の潜在的悪影響に対する公衆安全性を向上する方法として要求して
いる。FDAは、熱処理を、微生物、例えば有害な病原体のような多くの未加工
食品及び飲料製品に存在し得る微生物を不活性化するための有効手段として長く
認めてきた。もしチェックされずに残ると、これら微生物は、早熟の食品及び飲
料の損傷を引き起こすだけでなく、人に重大な健康問題を引き起こす。
【0003】 特に、FDAは、フレッシュジュース製品に付随する危険性を最小限にするこ
とに特に関心がある。この関心事は、有害な大腸菌O157:H7で汚染された
リンゴジュース及びサイダーの消費によって引き起こされる食品運搬病の近年( 即ち、1996年10月)における何件かの急激な発生に由来する。同様のバク テリアは、1996年夏に、大きく公表された全国的なハンバーガーパティのリ
コールに結びついた。皮肉にも、リンゴジュースは、かつて、食品安全性の面か
らは危険性が低いと考えられていた。これは、リンゴジュースが低pHであるの
で、有害なバクテリアの増殖を抑制すると考えられていたからである。しかし、
この考えは、パシフィックノースウエスト(Pacific Northwest)(米国)の飲料加 工業者によって配給された汚染リンゴジュースの消費による既報告の66の病気
及び1の死亡の結果、変化した。急激な発生の点で、低温殺菌していないジュー
スは、危険なレベルの大腸菌O157:H7で汚染されていることがわかり、汚
染リンゴジュースのリコールを米国の9つの西部の州及びカナダのブリティッシ
ュコロンビア州にわたって引き起こした。その後同じ月のコネチカット州におい
て、大腸菌O157:H7感染の発生は、低温殺菌していないリンゴサイダーの
消費に起因していた。
とに特に関心がある。この関心事は、有害な大腸菌O157:H7で汚染された
リンゴジュース及びサイダーの消費によって引き起こされる食品運搬病の近年( 即ち、1996年10月)における何件かの急激な発生に由来する。同様のバク テリアは、1996年夏に、大きく公表された全国的なハンバーガーパティのリ
コールに結びついた。皮肉にも、リンゴジュースは、かつて、食品安全性の面か
らは危険性が低いと考えられていた。これは、リンゴジュースが低pHであるの
で、有害なバクテリアの増殖を抑制すると考えられていたからである。しかし、
この考えは、パシフィックノースウエスト(Pacific Northwest)(米国)の飲料加 工業者によって配給された汚染リンゴジュースの消費による既報告の66の病気
及び1の死亡の結果、変化した。急激な発生の点で、低温殺菌していないジュー
スは、危険なレベルの大腸菌O157:H7で汚染されていることがわかり、汚
染リンゴジュースのリコールを米国の9つの西部の州及びカナダのブリティッシ
ュコロンビア州にわたって引き起こした。その後同じ月のコネチカット州におい
て、大腸菌O157:H7感染の発生は、低温殺菌していないリンゴサイダーの
消費に起因していた。
【0004】 ジュース製品における大腸菌O157:H7及び他の病原性生物の存在の問題
の深刻化は、FDAをフレッシュフルーツ及び野菜飲料に付随する危険性を最小
限にするための包括的な計画を提案するように促した。1997年8月28日付
連邦公報に公表された提案は、必須の危害分析・重要管理点(HACCP)プロ
グラム、産業界全体の良好な製造プラクティスの確立、必須の低温殺菌、研究室
分析用の試料の収集の増強、及び多くのジュース製品に警告ラベルを貼付するこ
とを要求している。しかしながら、FDAは、この提案されたプログラムにおい
て、飲料加工業者が、製品に対する大腸菌O157:H7の5−ログの減少を主
張すれば、警告ラベルは、要求されないことを示した。FDAは、低温殺菌が、
この基準を達成し得る唯一有効なプロセスであると公表した。ここで参考として
取り入れる、1997年8月28日付連邦公報を参照されたい。 低温殺菌を強く要求するFDAは、多くの消費者の、低温殺菌していないフル
ーツ及び野菜ジュースに対する伝統的な好みに逆らって進んでいる。特に、低温
殺菌は、多くの好ましいフレッシュジュースの特徴、例えば、味、栄養、きめ(t
exture)及び色を破壊又は減少することを、多くの消費者が知っている。 従って、この技術分野において、好ましいフレッシュジュースの特徴を損なう
ことのない、安全なジュース製品を製造する新規な方法が求められている。
の深刻化は、FDAをフレッシュフルーツ及び野菜飲料に付随する危険性を最小
限にするための包括的な計画を提案するように促した。1997年8月28日付
連邦公報に公表された提案は、必須の危害分析・重要管理点(HACCP)プロ
グラム、産業界全体の良好な製造プラクティスの確立、必須の低温殺菌、研究室
分析用の試料の収集の増強、及び多くのジュース製品に警告ラベルを貼付するこ
とを要求している。しかしながら、FDAは、この提案されたプログラムにおい
て、飲料加工業者が、製品に対する大腸菌O157:H7の5−ログの減少を主
張すれば、警告ラベルは、要求されないことを示した。FDAは、低温殺菌が、
この基準を達成し得る唯一有効なプロセスであると公表した。ここで参考として
取り入れる、1997年8月28日付連邦公報を参照されたい。 低温殺菌を強く要求するFDAは、多くの消費者の、低温殺菌していないフル
ーツ及び野菜ジュースに対する伝統的な好みに逆らって進んでいる。特に、低温
殺菌は、多くの好ましいフレッシュジュースの特徴、例えば、味、栄養、きめ(t
exture)及び色を破壊又は減少することを、多くの消費者が知っている。 従って、この技術分野において、好ましいフレッシュジュースの特徴を損なう
ことのない、安全なジュース製品を製造する新規な方法が求められている。
【0005】 (発明の概要) 要約すれば、本発明は、ジュースに関連する微生物を不活性化する方法を提供
する。1つの態様において、本発明の方法は、以下の工程を含む。すなわち、(a
)ジュースを加工装置の内部アイソレーターチャンバーに導入する工程であって 、前記加工装置が、前記アイソレーターチャンバーを加圧するための超高圧ポン
プを含み、前記加工装置が、所定時間、アイソレーターチャンバー内の超高圧を
制御可能的に維持し得る工程、(b)前記アイソレーターチャンバーを少なくとも 344.7MPa(50,000psi)の圧力に加圧する工程、(c)前記ジュース を、前記アイソレーターチャンバー内に、10〜480秒間維持して、微生物を
実質的に不活性化する工程、(d)前記アイソレーターチャンバーを実質的に大気 圧まで減圧する工程、及び(e)前記ジュースを、前記アイソレーターチャンバー から、付随充填場所(associated filling station)に放出する工程を含む。 他の態様において、本発明の方法は、(f)前記ジュースを、所定時間、超高圧 を制御可能的に維持し得るフードプロセッサー内に置く工程、及び(g)前記ジュ ースに、少なくとも344.7MPa(50,000psi)の圧力を10〜480
秒間かけて、ジュース内に含まれる微生物を実質的に不活性化する工程を含む。 本発明は、さらに、不活性化微生物を含むジュース製品であって、該ジュース
が、(m)前記ジュースを、所定時間、超高圧を制御可能的に維持し得るフードプ ロセッサ内に置く工程;及び(n)前記ジュースに、少なくとも344.7MPa (50,000psi)の圧力を10〜480秒間かける工程を含む方法により製造
されることを特徴とするジュース製品に関する。 本発明は、さらに、ジュースに関連する微生物を不活性化するための超高圧飲
料加工装置に関する。この超高圧飲料加工装置は、(i)ジュースを、超高圧飲料 加工の前に保持するための第1貯蔵タンク;(ii)ジュースを、超高圧飲料加工の
後に保持するための第2貯蔵タンク;(iii)ジュースを、所定時間、超高圧に保 持するための少なくとも1つのアイソレーター;(iv)前記第1貯蔵タンクと、少
なくとも1つの前記アイソレーター及び前記第2貯蔵タンクとを相互接続する第
1パイプ系であって、該第1パイプ系が、少なくとも1つの前記アイソレーター
へのジュースの流れを制御するのに適した少なくとも1つの第1バルブを含む第
1パイプ系;(v)ジュースを超高圧に加圧するのに適した少なくとも1つの超高 圧ポンプ;及び、(vi)少なくとも1つの前記超高圧ポンプと、少なくとも1つの
前記アイソレーターとを相互接続する第2パイプ系であって、該第2パイプ系が
、少なくとも1つの前記アイソレーターへの加圧液体の流れを制御するのに適し
た少なくとも1つの第2バルブを含む第2パイプ系、を含む。 本発明のこれら及び他の側面は、当業者が、以下の詳細な説明、図面及び付随
する実験データを参照することによって、明らかにされるだろう。
する。1つの態様において、本発明の方法は、以下の工程を含む。すなわち、(a
)ジュースを加工装置の内部アイソレーターチャンバーに導入する工程であって 、前記加工装置が、前記アイソレーターチャンバーを加圧するための超高圧ポン
プを含み、前記加工装置が、所定時間、アイソレーターチャンバー内の超高圧を
制御可能的に維持し得る工程、(b)前記アイソレーターチャンバーを少なくとも 344.7MPa(50,000psi)の圧力に加圧する工程、(c)前記ジュース を、前記アイソレーターチャンバー内に、10〜480秒間維持して、微生物を
実質的に不活性化する工程、(d)前記アイソレーターチャンバーを実質的に大気 圧まで減圧する工程、及び(e)前記ジュースを、前記アイソレーターチャンバー から、付随充填場所(associated filling station)に放出する工程を含む。 他の態様において、本発明の方法は、(f)前記ジュースを、所定時間、超高圧 を制御可能的に維持し得るフードプロセッサー内に置く工程、及び(g)前記ジュ ースに、少なくとも344.7MPa(50,000psi)の圧力を10〜480
秒間かけて、ジュース内に含まれる微生物を実質的に不活性化する工程を含む。 本発明は、さらに、不活性化微生物を含むジュース製品であって、該ジュース
が、(m)前記ジュースを、所定時間、超高圧を制御可能的に維持し得るフードプ ロセッサ内に置く工程;及び(n)前記ジュースに、少なくとも344.7MPa (50,000psi)の圧力を10〜480秒間かける工程を含む方法により製造
されることを特徴とするジュース製品に関する。 本発明は、さらに、ジュースに関連する微生物を不活性化するための超高圧飲
料加工装置に関する。この超高圧飲料加工装置は、(i)ジュースを、超高圧飲料 加工の前に保持するための第1貯蔵タンク;(ii)ジュースを、超高圧飲料加工の
後に保持するための第2貯蔵タンク;(iii)ジュースを、所定時間、超高圧に保 持するための少なくとも1つのアイソレーター;(iv)前記第1貯蔵タンクと、少
なくとも1つの前記アイソレーター及び前記第2貯蔵タンクとを相互接続する第
1パイプ系であって、該第1パイプ系が、少なくとも1つの前記アイソレーター
へのジュースの流れを制御するのに適した少なくとも1つの第1バルブを含む第
1パイプ系;(v)ジュースを超高圧に加圧するのに適した少なくとも1つの超高 圧ポンプ;及び、(vi)少なくとも1つの前記超高圧ポンプと、少なくとも1つの
前記アイソレーターとを相互接続する第2パイプ系であって、該第2パイプ系が
、少なくとも1つの前記アイソレーターへの加圧液体の流れを制御するのに適し
た少なくとも1つの第2バルブを含む第2パイプ系、を含む。 本発明のこれら及び他の側面は、当業者が、以下の詳細な説明、図面及び付随
する実験データを参照することによって、明らかにされるだろう。
【0006】 (発明の詳細な説明) 上述したように、本発明は、ジュースに関連する微生物を不活性化するための
方法を提供する。一般に、本発明の方法は、超高圧(UHP)を使用して、低温殺菌 されていないジュースに関連する微生物を実質的に不活性化する。これとは別に
、本発明は、ジュースに含まれているであろう微生物を不活性化するために、ジ
ュースに十分な時間超高圧をかけることによって、延長された貯蔵寿命を有する
ジュース製品の製造方法を開示する。得られるジュース製品は、多くの好ましい
フレッシュジュースの特徴、例えば、味、栄養、きめ及び色のような、低温殺菌
によって破壊又は減少するであろう特徴を典型的に保持する。
方法を提供する。一般に、本発明の方法は、超高圧(UHP)を使用して、低温殺菌 されていないジュースに関連する微生物を実質的に不活性化する。これとは別に
、本発明は、ジュースに含まれているであろう微生物を不活性化するために、ジ
ュースに十分な時間超高圧をかけることによって、延長された貯蔵寿命を有する
ジュース製品の製造方法を開示する。得られるジュース製品は、多くの好ましい
フレッシュジュースの特徴、例えば、味、栄養、きめ及び色のような、低温殺菌
によって破壊又は減少するであろう特徴を典型的に保持する。
【0007】 ある態様において、低温殺菌していない又は生のジュースを、まず、超高圧食
品加工装置の内部アイソレーターチャンバーに導入する。そのような食品加工装
置の1つは、Flow International Corporation(Kent, Washington)から入手可能
である。しかしながら、所定時間、超高圧に維持できるいかなる圧力チャンバー
も、本発明の方法を実施するのに適しているだろう。Flow Internationalから入
手できる前記食品加工装置は、内部アイソレーターチャンバーを制御可能的に加
圧するよう設計された超高圧(UHP)ポンプを含む。このUHPポンプは、アイソ レーターチャンバー内のジュースを344.7〜689.5MPa(50,000〜100,000ポンド/ 平方インチ(psi))超の圧力に加圧し得る。ここで使用する「ジュース」という用
語は、フレッシュ圧搾ジュース、ジュース混合物、ジュース濃縮物、強化ジュー
ス、およびサイダー、並びに各種植物、例えばフルーツや野菜に由来する他の液
体抽出物、又はこれらの混合物を含む。ジュースは、典型的に、3〜4.5のp Hを有する。リンゴジュース及びオレンジジュースは、ここで開示された方法に
従って使用され得る2つの好ましいジュースである。
品加工装置の内部アイソレーターチャンバーに導入する。そのような食品加工装
置の1つは、Flow International Corporation(Kent, Washington)から入手可能
である。しかしながら、所定時間、超高圧に維持できるいかなる圧力チャンバー
も、本発明の方法を実施するのに適しているだろう。Flow Internationalから入
手できる前記食品加工装置は、内部アイソレーターチャンバーを制御可能的に加
圧するよう設計された超高圧(UHP)ポンプを含む。このUHPポンプは、アイソ レーターチャンバー内のジュースを344.7〜689.5MPa(50,000〜100,000ポンド/ 平方インチ(psi))超の圧力に加圧し得る。ここで使用する「ジュース」という用
語は、フレッシュ圧搾ジュース、ジュース混合物、ジュース濃縮物、強化ジュー
ス、およびサイダー、並びに各種植物、例えばフルーツや野菜に由来する他の液
体抽出物、又はこれらの混合物を含む。ジュースは、典型的に、3〜4.5のp Hを有する。リンゴジュース及びオレンジジュースは、ここで開示された方法に
従って使用され得る2つの好ましいジュースである。
【0008】 しかしながら、アイソレーターチャンバーに導入する前は、ジュースを、フレ
キシブルコンテナ、例えば特別丈夫なプラスチックバッグに密封してシールして
もよい。このフレキシブルコンテナは、食品加工装置のバッチ操作中の加工を容
易にする。これとは別に、ジュースは、食品加工装置の連続又は準連続操作中に
、アイソレーターチャンバー中に直接ポンプで送ってもよい。ジュースがアイソ
レーターチャンバーに導入された後、前記UHPポンプを始動して、アイソレー
ターチャンバーを少なくとも344.7Mpa(50,000psi)の超高圧に加圧する。この超 高圧は、その後、所定時間維持される。ここで使用される「超高圧」という用語
は、275.8Mpa(40,000psi)より高い圧力をいう。好ましくは、アイソレーターチ ャンバー中の圧力は、約551.6Mpa(80,000psi)に約60秒維持される。このアイ ソレーターチャンバーは、その後、実質的に大気圧に減圧され、ジュースを、付
随する充填場所、例えば、ステンレススチール製バットに放出する。本工程は、
生産需要を満たす必要性に応じて、何回も繰り返してよい。
キシブルコンテナ、例えば特別丈夫なプラスチックバッグに密封してシールして
もよい。このフレキシブルコンテナは、食品加工装置のバッチ操作中の加工を容
易にする。これとは別に、ジュースは、食品加工装置の連続又は準連続操作中に
、アイソレーターチャンバー中に直接ポンプで送ってもよい。ジュースがアイソ
レーターチャンバーに導入された後、前記UHPポンプを始動して、アイソレー
ターチャンバーを少なくとも344.7Mpa(50,000psi)の超高圧に加圧する。この超 高圧は、その後、所定時間維持される。ここで使用される「超高圧」という用語
は、275.8Mpa(40,000psi)より高い圧力をいう。好ましくは、アイソレーターチ ャンバー中の圧力は、約551.6Mpa(80,000psi)に約60秒維持される。このアイ ソレーターチャンバーは、その後、実質的に大気圧に減圧され、ジュースを、付
随する充填場所、例えば、ステンレススチール製バットに放出する。本工程は、
生産需要を満たす必要性に応じて、何回も繰り返してよい。
【0009】 高容積の商業的な適用のため、食品加工装置の連続操作が好ましい。図1に示
すように、食品加工装置10の連続生産は、共通の第1パイプ系14により相互
接続された複数のアイソレーター12を使用することによって、達成され得る。
本態様では、4ストロークマルチシリンダーエンジンの操作と同様に、各アイソ
レーター12は、充填、加圧、保持、減圧、及び空にすることを、交互に行う。
従って、食品加工装置10の連続生産は、まず、処理されていない又は生のジュ
ースを第1貯蔵タンク16に導入する。この生のジュースを、その後、ポンプ1
8によって複数のアイソレーター12のそれぞれに連続的にポンプで送る。第1
パイプ系14中の一連のバルブ及びレギュレーター(ここには示していない)は、
各アイソレーター12に送るジュースのタイミング、容積及び流速を調節し得る
。単一のアイソレーター12がジュースで満たされた後、該アイソレーターを、
付随する超高圧ポンプ20によって少なくとも344.7MPa(50,000psi)の超高圧に 加圧する。別のパイプ系22は、超高圧ポンプ20と複数のアイソレーター12
とを相互接続し、一連のバルブ及びレギュレーター(ここには示していない)は、
各アイソレーター12に送る加圧された液体(例えば水)のタイミング、容積及び
流速を調節し得ることに注意すべきである。超高圧は、その後、所定時間保持さ
れる。好ましくは、圧力は、約551.6MPa(80,000psi)に約60秒維持される。
すように、食品加工装置10の連続生産は、共通の第1パイプ系14により相互
接続された複数のアイソレーター12を使用することによって、達成され得る。
本態様では、4ストロークマルチシリンダーエンジンの操作と同様に、各アイソ
レーター12は、充填、加圧、保持、減圧、及び空にすることを、交互に行う。
従って、食品加工装置10の連続生産は、まず、処理されていない又は生のジュ
ースを第1貯蔵タンク16に導入する。この生のジュースを、その後、ポンプ1
8によって複数のアイソレーター12のそれぞれに連続的にポンプで送る。第1
パイプ系14中の一連のバルブ及びレギュレーター(ここには示していない)は、
各アイソレーター12に送るジュースのタイミング、容積及び流速を調節し得る
。単一のアイソレーター12がジュースで満たされた後、該アイソレーターを、
付随する超高圧ポンプ20によって少なくとも344.7MPa(50,000psi)の超高圧に 加圧する。別のパイプ系22は、超高圧ポンプ20と複数のアイソレーター12
とを相互接続し、一連のバルブ及びレギュレーター(ここには示していない)は、
各アイソレーター12に送る加圧された液体(例えば水)のタイミング、容積及び
流速を調節し得ることに注意すべきである。超高圧は、その後、所定時間保持さ
れる。好ましくは、圧力は、約551.6MPa(80,000psi)に約60秒維持される。
【0010】 このジュースは、その後、実質的に大気圧まで減圧され、ポンプ24で付随す
る第2貯蔵又はサージタンク26に送られる。このジュースを、その後、付随す
る充填機28に移送する。この充填機28を用いて、好適なコンテナ、例えばプ
ラスチック及び/又はガラスのボトルに、仕上がった不活性化ジュース製品を充
填する。 第1及び第2貯蔵タンク16、18、充填機30、並びに付随する付属設備は
、全て、食品及び飲料加工産業で標準の部品であり、従って、当業者に容易に入
手できることに、更に注意すべきである。
る第2貯蔵又はサージタンク26に送られる。このジュースを、その後、付随す
る充填機28に移送する。この充填機28を用いて、好適なコンテナ、例えばプ
ラスチック及び/又はガラスのボトルに、仕上がった不活性化ジュース製品を充
填する。 第1及び第2貯蔵タンク16、18、充填機30、並びに付随する付属設備は
、全て、食品及び飲料加工産業で標準の部品であり、従って、当業者に容易に入
手できることに、更に注意すべきである。
【0011】 上記方法は、生のジュースに関連する微生物を、熱処理又は低温殺菌を必要と
せずに実質的に不活性化する点で有益である。ここで使用する「微生物」という
用語は、微視的な又は超微視的な大きさの生きている生物をいい、病原菌、ウイ
ルス、細菌、カビ、イースト、バクテリア、並びに全ての公知の病原体を含む。
さらに、ここで使用される「不活性化する」という用語は、微生物を殺すこと又
は微生物の増殖を実質的に妨げることを意味する。従って、ジュースに関連する
微生物を不活性化する方法は、商業的に無菌のジュース製品を得る方法であり、
ここで「商業的に無菌」とは、当該技術におけるその標準的な意味であり、FD
Aが理解している意味である。フルーツ及び野菜ジュースにおいて、大腸菌O1
57:H7の5−ログを超える減少の達成を示す方法は、商業的に無菌のジュー
ス製品を得ることになると考えられる。従って、ジュース製品における大腸菌O
157:H7の5−ログの減少は、この病原体を不活性化すると考えられる。
せずに実質的に不活性化する点で有益である。ここで使用する「微生物」という
用語は、微視的な又は超微視的な大きさの生きている生物をいい、病原菌、ウイ
ルス、細菌、カビ、イースト、バクテリア、並びに全ての公知の病原体を含む。
さらに、ここで使用される「不活性化する」という用語は、微生物を殺すこと又
は微生物の増殖を実質的に妨げることを意味する。従って、ジュースに関連する
微生物を不活性化する方法は、商業的に無菌のジュース製品を得る方法であり、
ここで「商業的に無菌」とは、当該技術におけるその標準的な意味であり、FD
Aが理解している意味である。フルーツ及び野菜ジュースにおいて、大腸菌O1
57:H7の5−ログを超える減少の達成を示す方法は、商業的に無菌のジュー
ス製品を得ることになると考えられる。従って、ジュース製品における大腸菌O
157:H7の5−ログの減少は、この病原体を不活性化すると考えられる。
【0012】 本発明の方法は、室温(RT)又は約20℃(68°F)で、食品加工装置のバッ
チ又は連続操作で行われることが好ましいことに注意すべきである。しかしなが
ら、本発明の方法は、より高い温度でも行うことができ、37.7(100°F)
より高い温度であれば、微生物を不活性化するための時間及び/又は圧力を減少
するだろうと考えられる。ジュースに加え、開示された超高圧法から恩恵を受け
得る他の製品には、ジャム、ゼリー、ソース、サルサ、スープ、ワイン、ヨーグ
ルト、及び医薬品が含まれる。従って、高温処理又は低温殺菌により害され得る
製品は、超高圧処理から恩恵を受けるだろう。さらに、加工コストは、食品又は
飲料や加工の目的によるが、ポンド当たり数セントと低い。 本発明の新規方法の有効性を例証するために、いくつかの実験を行って、病原
体、即ち、低温殺菌していないジュース(即ち、リンゴジュース及びオレンジジ ュース)に関連する大腸菌O157:H7及びリステリア モノサイトゲネス(Li
steria monocytogenes)のレベルの少なくとも5ログの減少を繰り返し実証する 。特定の実験材料、方法、及び結果はより詳細に以下に述べる。
チ又は連続操作で行われることが好ましいことに注意すべきである。しかしなが
ら、本発明の方法は、より高い温度でも行うことができ、37.7(100°F)
より高い温度であれば、微生物を不活性化するための時間及び/又は圧力を減少
するだろうと考えられる。ジュースに加え、開示された超高圧法から恩恵を受け
得る他の製品には、ジャム、ゼリー、ソース、サルサ、スープ、ワイン、ヨーグ
ルト、及び医薬品が含まれる。従って、高温処理又は低温殺菌により害され得る
製品は、超高圧処理から恩恵を受けるだろう。さらに、加工コストは、食品又は
飲料や加工の目的によるが、ポンド当たり数セントと低い。 本発明の新規方法の有効性を例証するために、いくつかの実験を行って、病原
体、即ち、低温殺菌していないジュース(即ち、リンゴジュース及びオレンジジ ュース)に関連する大腸菌O157:H7及びリステリア モノサイトゲネス(Li
steria monocytogenes)のレベルの少なくとも5ログの減少を繰り返し実証する 。特定の実験材料、方法、及び結果はより詳細に以下に述べる。
【0013】 (実施例) A.材料及び方法 1.バクテリア培養及び接種レベル a. 培養の前条件付け 実験目的のために、いくつかの微生物株(即ち、大腸菌O157:H7及びリ ステリア モノサイトゲネス)を得(表1参照)、無菌のリンゴ及び/又はオレン ジジュース中に、当業者に認識されかつよく理解される方法によって接種する。
具体的には、本研究で試験された全ての微生物株は、パシフィックノースウエス
ト(米国)のジュースの急激な発生に由来するFDA6株を除き、無菌のリンゴ及
び/又はオレンジジュースに少なくとも2回接種し、及びマッコンキーソルビト
ール(MacConkey Sorbitol)寒天上に戻した。戻した株は、生物化学的に確認され
、かつトリプチカーゼソイ(Trypticase Soy)寒天斜面に貯蔵した。接種レベルを
、大腸菌については3M大腸菌型ペトリフィルム上で、L.モノサイトゲネスに
ついては変性オックスフォード寒天(Modified Oxford Agar)上で決定した。
具体的には、本研究で試験された全ての微生物株は、パシフィックノースウエス
ト(米国)のジュースの急激な発生に由来するFDA6株を除き、無菌のリンゴ及
び/又はオレンジジュースに少なくとも2回接種し、及びマッコンキーソルビト
ール(MacConkey Sorbitol)寒天上に戻した。戻した株は、生物化学的に確認され
、かつトリプチカーゼソイ(Trypticase Soy)寒天斜面に貯蔵した。接種レベルを
、大腸菌については3M大腸菌型ペトリフィルム上で、L.モノサイトゲネスに
ついては変性オックスフォード寒天(Modified Oxford Agar)上で決定した。
【0014】 b. 大腸菌O157:H7: 大腸菌O157:H7の8株(表1参照)を種菌として使用した。各株を脳心臓
注入ブロス(BHI, DIFCO)で一晩(約18時間)別々に育てた。それぞれ15ミリリ
ットルを混合し、リンゴジュース及びオレンジジュース試料用の種菌として使用
した。FDA6株は独立して試験した。8株混合物の接種レベルは、ジュースに
対して2.8×106CFU/mlだった。FDA6株は、1.4×107CFU/mlのレベ
ルで接種した。 c. リステリア モノサイトゲネス: 2株のL.モノサイトゲネス(表1参照)を、BHIで一晩別々に育てた。それ
ぞれ50ミリリットルを混合し、リンゴジュース及びオレンジジュースに2.3 ×106CFU/mlのレベルで接種した。
注入ブロス(BHI, DIFCO)で一晩(約18時間)別々に育てた。それぞれ15ミリリ
ットルを混合し、リンゴジュース及びオレンジジュース試料用の種菌として使用
した。FDA6株は独立して試験した。8株混合物の接種レベルは、ジュースに
対して2.8×106CFU/mlだった。FDA6株は、1.4×107CFU/mlのレベ
ルで接種した。 c. リステリア モノサイトゲネス: 2株のL.モノサイトゲネス(表1参照)を、BHIで一晩別々に育てた。それ
ぞれ50ミリリットルを混合し、リンゴジュース及びオレンジジュースに2.3 ×106CFU/mlのレベルで接種した。
【0015】 2.数測定手段(Enumeration Procedure) a. 大腸菌O157:H7の数測定: 数測定は2つの方法によって行った:1%ピルビン酸ナトリウムを含むEC培
地における3−チューブ最確数(MPN) 、及び3M大腸菌型ペトリフィルムに よる方法である。チューブ及びペトリフィルムを48時間でチェックし、5日間
37℃でインキュベートした。 b. リステリア モノサイトゲネスの数測定: 同様に、リステリア選択性培地(LEB)における3−チューブMPN法及びM
OX上への直接プレーティングを、数測定に使用した。全てのLEB(MPN)
チューブを、4日間30℃でのインキュベーションの後、MOX上に画線した。
MOXプレートを、3日間35℃でインキュベートした。
地における3−チューブ最確数(MPN) 、及び3M大腸菌型ペトリフィルムに よる方法である。チューブ及びペトリフィルムを48時間でチェックし、5日間
37℃でインキュベートした。 b. リステリア モノサイトゲネスの数測定: 同様に、リステリア選択性培地(LEB)における3−チューブMPN法及びM
OX上への直接プレーティングを、数測定に使用した。全てのLEB(MPN)
チューブを、4日間30℃でのインキュベーションの後、MOX上に画線した。
MOXプレートを、3日間35℃でインキュベートした。
【0016】 表1 接種したジュースUHPの研究で使用した微生物
【0017】 B.実験結果 1.リンゴジュース中の大腸菌(UHP処理後6時間) a.413.7MPa(60,000psi) 8株種菌において、413.7MPa(60,000psi)で30秒では、大腸菌 のレベルに大きな影響はなかった(表2参照)。しかしながら、60秒後に大腸菌
のレベルにおいて3−ログの減少が、及び180秒後に9.3MPN/mlが検出 された。 FDA6株において(表2には示していない)、413.7MPa(60,000ps
i)に対する反応は異なっていた。30及び60秒の処理によって回収された菌 数は、それぞれ21,000及び2,400であった。120及び180秒の処理では、細 胞は検出されなかった。 b.551.6MPa(80,000psi) 大腸菌の8株混合の生存における、551.6MPa(80,000psi)UHP の影響は、413.7MPa(60,000psi)の影響とは大きく異なっていた(表
2参照)。551.6MPa(80,000psi)30秒の処理において、2.8×1 06CFU/mlから460MPN/mlに、4−ログ減少した。551.6MPa(8 0,000psi)での60、120及び180秒の処理では、細胞は検出されな かった。 FDA6株において(表2には示していない)、551.6MPa(80,000ps
i)での全ての処理時間において、細胞は検出されなかった。
のレベルにおいて3−ログの減少が、及び180秒後に9.3MPN/mlが検出 された。 FDA6株において(表2には示していない)、413.7MPa(60,000ps
i)に対する反応は異なっていた。30及び60秒の処理によって回収された菌 数は、それぞれ21,000及び2,400であった。120及び180秒の処理では、細 胞は検出されなかった。 b.551.6MPa(80,000psi) 大腸菌の8株混合の生存における、551.6MPa(80,000psi)UHP の影響は、413.7MPa(60,000psi)の影響とは大きく異なっていた(表
2参照)。551.6MPa(80,000psi)30秒の処理において、2.8×1 06CFU/mlから460MPN/mlに、4−ログ減少した。551.6MPa(8 0,000psi)での60、120及び180秒の処理では、細胞は検出されな かった。 FDA6株において(表2には示していない)、551.6MPa(80,000ps
i)での全ての処理時間において、細胞は検出されなかった。
【0018】 2.オレンジジュース中の大腸菌 オレンジジュース中の大腸菌の8株混合の応答は、リンゴジュースの場合と類
似していた(表2参照)。413.7MPa(60,000psi)での4つの処理時間 に対する生存可能な細胞の減少は、リンゴジュースとほぼ同様であった。リンゴ
ジュースにおける551.6MPa(80,000psi)での処理と同様に、60、 120及び180秒の処理では、細胞は検出されなかった。 FDA6株の応答は、8株混合物とは異なっていた(表2には示していない)。
オレンジジュースにおいて、生存は、413.7MPa(60,000psi)での全 ての処理時間で、及び551.6MPa(80,000psi)での30秒処理で検出 された。551.6MPa(80,000psi)での60、120及び180秒の処 理では、細胞は検出されなかった。
似していた(表2参照)。413.7MPa(60,000psi)での4つの処理時間 に対する生存可能な細胞の減少は、リンゴジュースとほぼ同様であった。リンゴ
ジュースにおける551.6MPa(80,000psi)での処理と同様に、60、 120及び180秒の処理では、細胞は検出されなかった。 FDA6株の応答は、8株混合物とは異なっていた(表2には示していない)。
オレンジジュースにおいて、生存は、413.7MPa(60,000psi)での全 ての処理時間で、及び551.6MPa(80,000psi)での30秒処理で検出 された。551.6MPa(80,000psi)での60、120及び180秒の処 理では、細胞は検出されなかった。
【0019】 3.UHP処理試料に対する大腸菌回収の結果 回収試験を、貯蔵1週間後及び更に1ヶ月後に、室温及び冷蔵温度で貯蔵した
UHP処理試料に対して行った(表2参照)。生存は、413.7及び551.6MP
a(60,000及び80,000psi)での、30秒の処理を含めた全ての処理
時間において検出されなかった。これは、細胞が、UHP処理中に圧力を加えら
れ、かつ低pH環境において回復しないことを示す。接種した未処理試料におけ
る微生物分析は、この結論を支持する。1週間貯蔵した後、比較的高レベルの大
腸菌細胞が、これらの試料において、冷蔵試料で数測定されたレベルより高いレ
ベルで検出された。3週間後、未処理接種試料中の大腸菌のレベルは、なおも1
.1×103MPN/mlだった。FDA6株に対する回収の結果は、得られなかっ
た。
UHP処理試料に対して行った(表2参照)。生存は、413.7及び551.6MP
a(60,000及び80,000psi)での、30秒の処理を含めた全ての処理
時間において検出されなかった。これは、細胞が、UHP処理中に圧力を加えら
れ、かつ低pH環境において回復しないことを示す。接種した未処理試料におけ
る微生物分析は、この結論を支持する。1週間貯蔵した後、比較的高レベルの大
腸菌細胞が、これらの試料において、冷蔵試料で数測定されたレベルより高いレ
ベルで検出された。3週間後、未処理接種試料中の大腸菌のレベルは、なおも1
.1×103MPN/mlだった。FDA6株に対する回収の結果は、得られなかっ
た。
【0020】 4.リンゴ及びオレンジジュース中のL.モノサイトゲネス(UHP処理後6時 間) リステリア モノサイトゲネスは、大腸菌O157:H7よりも高いUHP感
受性を示す(表3参照)。リンゴジュースにおいて、413.7MPa(60,000
psi)で30秒処理すると、4−ログ減少した。L.モノサイトゲネスの生存は 、413.7MPa(60,000psi)及び551.6MPa(80,000psi)での
他のいかなる処理においても検出されなかった。
受性を示す(表3参照)。リンゴジュースにおいて、413.7MPa(60,000
psi)で30秒処理すると、4−ログ減少した。L.モノサイトゲネスの生存は 、413.7MPa(60,000psi)及び551.6MPa(80,000psi)での
他のいかなる処理においても検出されなかった。
【0021】 5.UHP処理試料に対するL.モノサイトゲネス回収の結果 生存は、貯蔵1週間後及び1ヶ月後、室温及び冷蔵温度で貯蔵されたUHP処
理試料において検出されなかった(表3参照)。しかしながら、冷蔵で貯蔵された
、未処理接種試料において、比較的高い数のL.モノサイトゲネスが、6週間後
にまだ生存していた。大腸菌未処理接種試料と同様に、冷蔵温度で貯蔵した試料
における生存が、室温試料と比較して、かなり高レベルだった。このような、異
なる温度における生存の違いが、特に低いpH食品で、よく報告されている。
理試料において検出されなかった(表3参照)。しかしながら、冷蔵で貯蔵された
、未処理接種試料において、比較的高い数のL.モノサイトゲネスが、6週間後
にまだ生存していた。大腸菌未処理接種試料と同様に、冷蔵温度で貯蔵した試料
における生存が、室温試料と比較して、かなり高レベルだった。このような、異
なる温度における生存の違いが、特に低いpH食品で、よく報告されている。
【0022】表2.リンゴジュース及びオレンジジュース中の大腸菌O157:H7 UHP処理:413.7及び551.6MPa(60,000及び80,000psi) 製品:低温殺菌した貯蔵安定性(shelf stable)Tree Top(登録商標)100%リン
ゴジュース pH=3.80 低温殺菌した貯蔵安定性Orange Tap(登録商標)100%オレンジジュース pH
=3.84ベースライン数(接種前) リンゴジュース: APC=ND、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml オレンジジュース: APC=10、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml 種菌: 大腸菌O157:H7(8株混合)@2.8×106/CFU/ml 接種後6時間(8株混合): 7.8×105CFU/ml(リンゴジュース) 7.3×105CFU/ml(オレンジジュース) 接種後6時間(FDA6株): 2.9×107CFU/ml(リンゴジュース) 3.1×107CFU/ml(オレンジジュース) ND(検出されず);MPN(最確数:3−チューブ) UHP(超高圧) CFU(コロニー形成単位);APC(好気性プレート数) * プレート数。 他のすべては、mEC培地中の3−チューブMPN
ゴジュース pH=3.80 低温殺菌した貯蔵安定性Orange Tap(登録商標)100%オレンジジュース pH
=3.84ベースライン数(接種前) リンゴジュース: APC=ND、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml オレンジジュース: APC=10、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml 種菌: 大腸菌O157:H7(8株混合)@2.8×106/CFU/ml 接種後6時間(8株混合): 7.8×105CFU/ml(リンゴジュース) 7.3×105CFU/ml(オレンジジュース) 接種後6時間(FDA6株): 2.9×107CFU/ml(リンゴジュース) 3.1×107CFU/ml(オレンジジュース) ND(検出されず);MPN(最確数:3−チューブ) UHP(超高圧) CFU(コロニー形成単位);APC(好気性プレート数) * プレート数。 他のすべては、mEC培地中の3−チューブMPN
【0023】表3.リンゴジュース及びオレンジジュース中のリステリア モノサイトゲネス UHP処理:413.7及び551.6MPa(60,000及び80,000psi) 製品:低温殺菌した貯蔵安定性(shelf stable)Tree Top(登録商標)100%リン
ゴジュース pH=3.80 低温殺菌した貯蔵安定性Orange Tap(登録商標)100%オレンジジュース pH
=3.84ベースライン数(接種前) リンゴジュース: APC=ND、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml オレンジジュース: APC=10、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml 種菌: リステリア モノサイトゲネス(2株混合)@2.8×106/CFU/ml 接種後6時間(2株混合): 4.2×105CFU/ml(リンゴジュース) 1.2×105CFU/ml(オレンジジュース) ND(検出されず);MPN(最確数:3−チューブ) UHP(超高圧) CFU(コロニー形成単位);APC(好気性プレート数) * プレート数(他のすべては、3−チューブMPN:濃縮&プレーティング) ND** 検出されず(プレート上で成長せず)
ゴジュース pH=3.80 低温殺菌した貯蔵安定性Orange Tap(登録商標)100%オレンジジュース pH
=3.84ベースライン数(接種前) リンゴジュース: APC=ND、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml オレンジジュース: APC=10、イースト=ND、大腸菌指数=<0.3MPN/ml、大 腸菌=Neg/25ml、リステリア Neg/25ml 種菌: リステリア モノサイトゲネス(2株混合)@2.8×106/CFU/ml 接種後6時間(2株混合): 4.2×105CFU/ml(リンゴジュース) 1.2×105CFU/ml(オレンジジュース) ND(検出されず);MPN(最確数:3−チューブ) UHP(超高圧) CFU(コロニー形成単位);APC(好気性プレート数) * プレート数(他のすべては、3−チューブMPN:濃縮&プレーティング) ND** 検出されず(プレート上で成長せず)
【0024】 最後に、UHP処理していない接種した試料に対する比較データを表4及び5に 示す。 表4.8−株混合の比較データ
【0025】 表5.2−株混合の比較データ
【0026】 前記実験データに基づき、本発明の方法は、ジュースに少なくとも551.6MPa(8
0,000psi)の圧力を少なくとも60秒かけたときに、ジュースに関連する大腸菌 O157:H7及びリステリア モノサイトゲネスにおける5−ログを超える減
少を、繰り返し示すことを開示した。従って、本発明は、低温殺菌していないジ
ュースに関連する微生物を不活性化する新規方法であることがわかる。 本発明の方法は、ここで例示しかつ説明した態様及び実験データに関連して記
述したが、本発明は、その精神又は必須の特徴から逸脱することなく、他の具体
的な方法又は具体的な形で実施し得る。従って、記載された態様及び実験データ
は、単に例示するだけであり、制限するものではないと考えられる。従って、本
発明の範囲は、前記の記述ではなく、添付した請求の範囲によって示されるもの
であり、請求の範囲の意味及びこれと均等な範囲からくる全ての特徴は、その範
囲に包含されるものである。
0,000psi)の圧力を少なくとも60秒かけたときに、ジュースに関連する大腸菌 O157:H7及びリステリア モノサイトゲネスにおける5−ログを超える減
少を、繰り返し示すことを開示した。従って、本発明は、低温殺菌していないジ
ュースに関連する微生物を不活性化する新規方法であることがわかる。 本発明の方法は、ここで例示しかつ説明した態様及び実験データに関連して記
述したが、本発明は、その精神又は必須の特徴から逸脱することなく、他の具体
的な方法又は具体的な形で実施し得る。従って、記載された態様及び実験データ
は、単に例示するだけであり、制限するものではないと考えられる。従って、本
発明の範囲は、前記の記述ではなく、添付した請求の範囲によって示されるもの
であり、請求の範囲の意味及びこれと均等な範囲からくる全ての特徴は、その範
囲に包含されるものである。
【図1】本発明の一実施態様を連続的に操作するための代表的な工程を示す工
程流れ図である。
程流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ティン エドマンド ワイ アメリカ合衆国 ワシントン州 98031 ケント ワンハンドレッドアンドトゥエン ティサード プレイス サウスイースト 23642 Fターム(参考) 4B017 LC10 LG04 LP18 LT05 4B021 LP07 LT03 LW06 MC01
Claims (32)
- 【請求項1】ジュースに関連する微生物を不活性化する方法であって、以下
の工程を含むことを特徴とする方法。 (a)ジュースを加工装置の内部アイソレーターチャンバーに導入する工程であっ て、前記加工装置が、前記アイソレーターチャンバーを加圧するための超高圧ポ
ンプを含み、前記加工装置が、アイソレーターチャンバー内の超高圧を所定時間
制御可能的に維持し得る工程; (b)前記アイソレーターチャンバーを少なくとも344.7MPaの圧力に加圧 する工程; (c)前記ジュースを、前記アイソレーターチャンバー内で10〜480秒間維持 して、微生物を実質的に不活性化する工程; (d)前記アイソレーターチャンバーを実質的に大気圧まで減圧する工程;及び (e)前記ジュースを、前記アイソレーターチャンバーから、付随充填場所に放出 する工程。 - 【請求項2】前記微生物が、イースト、カビ、及びバクテリアから選択され
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記微生物が、病原体である、請求項1に記載の方法。
- 【請求項4】前記病原体が、大腸菌O157:H7及びリステリア モノサ
イトゲネスから選択される、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】前記ジュースが、フルーツジュースである、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項6】前記ジュースが、リンゴジュース及びオレンジジュースから選
択される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】前記圧力が、少なくとも551.6MPaである、請求項6に記載の方
法。 - 【請求項8】前記時間が、60〜180秒である、請求項7に記載の方法。
- 【請求項9】前記ジュースが、約20℃の温度である、請求項8に記載の方
法。 - 【請求項10】前記加工装置が、連続又はバッチ法で操作される、請求項9
に記載の方法。 - 【請求項11】延長された貯蔵寿命を有するジュースの製造方法であって、 (f)前記ジュースを、所定時間、超高圧を制御可能的に維持し得るフードプロセ ッサー内に置く工程;及び (g)前記ジュースに10〜480秒間、少なくとも344.7MPaの圧力をかけて、ジ ュース内に含まれる微生物を実質的に不活性化する工程、 を含むことを特徴とする方法。
- 【請求項12】前記微生物が、イースト、カビ、及びバクテリアから選択さ
れる、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】前記微生物が、病原体である、請求項11に記載の方法。
- 【請求項14】前記病原体が、大腸菌O157:H7及びリステリア モノ
サイトゲネスから選択される、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】前記ジュースが、フルーツジュースである、請求項11に記
載の方法。 - 【請求項16】前記ジュースが、リンゴジュース及びオレンジジュースから
選択される、請求項11に記載の方法。 - 【請求項17】前記圧力が、少なくとも551.6MPaである、請求項16に記載
の方法。 - 【請求項18】前記時間が、60〜180秒である、請求項17に記載の方
法。 - 【請求項19】前記ジュースが、約20℃の温度である、請求項18に記載
の方法。 - 【請求項20】前記フードプロセッサーが、連続又はバッチ法で操作される
、請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】不活性化微生物を含むジュースであって、該ジュースが、 (m)前記ジュースを、所定時間、超高圧を制御可能的に維持し得るフードプロセ ッサ内に置く工程;及び (n)前記ジュースに10〜480秒間、少なくとも344.7MPaの圧力をかける工程 ; を含む方法により製造されることを特徴とするジュース。
- 【請求項22】前記不活性化微生物が、イースト、カビ、及びバクテリアか
ら選択される、請求項21に記載のジュース。 - 【請求項23】前記不活性化微生物が、病原体である、請求項22に記載の
ジュース。 - 【請求項24】前記病原体が、大腸菌O157:H7及びリステリア モノ
サイトゲネスから選択される、請求項23に記載のジュース。 - 【請求項25】前記ジュースが、フルーツジュースである、請求項21に記
載のジュース。 - 【請求項26】前記ジュースが、リンゴジュース及びオレンジジュースから
選択される、請求項21に記載のジュース。 - 【請求項27】前記圧力が、少なくとも551.6MPaである、請求項26に記載
のジュース。 - 【請求項28】前記時間が、60〜180秒である、請求項27に記載のジ
ュース。 - 【請求項29】温度が、約20℃に維持される、請求項28に記載のジュー
ス。 - 【請求項30】前記フードプロセッサーが、連続又はバッチ法で操作される
、請求項29に記載のジュース。 - 【請求項31】商業的に無菌のジュースを製造する方法であって、以下の工
程を含むことを特徴とする製造方法。 (o)前記ジュースを第1貯蔵タンクに導入する工程; (p)前記ジュースを、第1パイプ系を通して、前記ジュースを所定時間超高圧に 保持するのに適した少なくとも1つのアイソレーターに、ポンプで送る工程; (q)前記ジュースを、少なくとも1つの超高圧ポンプで、少なくとも344.7MPaの 超高圧に加圧する工程; (r)前記ジュースを、前記アイソレーター内で、10〜480秒間維持する工程 ; (s)前記ジュースを、実質的に大気圧に減圧する工程; (t)前記ジュースを第2貯蔵タンクに放出する工程;及び (u)少なくとも1つのコンテナに前記ジュースを満たす工程。 - 【請求項32】ジュースに関連する微生物を不活性化するための超高圧飲料
加工装置であって、 (i)ジュースを、超高圧飲料加工の前に保持するための第1貯蔵タンク; (ii)ジュースを、超高圧飲料加工の後に保持するための第2貯蔵タンク; (iii)ジュースを、所定時間、超高圧に保持するための少なくとも1つのアイソ レーター; (iv)前記第1貯蔵タンクと、少なくとも1つの前記アイソレーター及び前記第2
貯蔵タンクとを相互接続する第1パイプ系であって、該第1パイプ系が、少なく
とも1つの前記アイソレーターへのジュースの流れを制御するのに適した少なく
とも1つの第1バルブを含む第1パイプ系; (v)ジュースを超高圧に加圧するのに適した少なくとも1つの超高圧ポンプ;及 び、 (vi)少なくとも1つの前記超高圧ポンプと、少なくとも1つの前記アイソレータ
ーとを相互接続する第2パイプ系であって、該第2パイプ系が、少なくとも1つ
の前記アイソレーターへの加圧液体の流れを制御するのに適した少なくとも1つ
の第2バルブを含む第2パイプ系、 を含むことを特徴とする超高圧飲料加工装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US1647498A | 1998-01-30 | 1998-01-30 | |
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PCT/US1999/002026 WO1999038394A2 (en) | 1998-01-30 | 1999-01-29 | Method for ultra high pressure inactivation of microorganisms in juice products |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=21777327
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