JP2002368220A - 半導体装置及びこれを用いた電源システム - Google Patents
半導体装置及びこれを用いた電源システムInfo
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Abstract
とDC/DC電源回路の効率向上。 【解決手段】半導体チップの第1面に形成されているシ
リコン溝上にゲート電極6,7,ゲート酸化膜5,ソー
ス領域4,チャネル拡散領域3を設け、n型エピタキシ
ャル領域2をドレイン領域とする縦形のトレンチパワー
MOSFETにおいて、前記ゲート電極の最大幅(L
2)より前記チャネル拡散層で挟まれるゲート電極層領
域の最小幅(L3)を20%以上狭くして低容量で低オ
ンのトレンチパワーMOSFETを実現する。
Description
半導体装置に関し、特に高周波対応のパワーMOSFE
Tの低オン抵抗化並びにこれを用いたシステムの高効率
化に関する。
電源回路には低オン抵抗性に優れている縦形パワーMO
SFETが主に使用されていたが、電源回路の高周波化
に伴い、電源効率向上のために従来から求められていた
パワーMOSFETの低オン抵抗性のみならず、帰還容
量の低減も求められるようになってきた。例えば、Buck
型電源回路の場合には上側パワーMOSFETのスイッ
チング損失を低減するため、帰還容量を低減する事が高
効率化に必要である。
FETをオン抵抗を低減するには適しているものの帰還
容量は下げにくいという問題があった、これはゲート直
下の容量を低減するためには微細な加工が必要であるた
めである。
上するためにはパワーMOSFETを駆動する周波数の
増加によりゲート抵抗の低減も必要となることからゲー
トに金属を使用したトレンチパワーMOSFETも開
示。
ために金属やシリサイドをゲート電極として使用する検
討は行われてきたがDC/DC電源の効率を向上するた
めに特に帰還容量の低減も同時に達成する構造に関して
の検討は十分ではなかった。
来技術のパワートランジスタにおいて低抵抗基板の抵抗
を下げる検討は方法や実装方法は十分検討されていなか
った。さらにパワーMOSFETの寄生ダイオード動作
を防止して電源回路等の効率を向上するための検討は十
分とはいえなかった。
されたものであり、電力用半導体装置の帰還容量とオン
抵抗に関するものであり、本半導体装置が使用される回
路の効率を向上する方法を提供することにある。
要を簡単に列挙すると以下の通りである。 (1)ゲート電極の最大幅に比べ前記チャネル拡散層で
挟まれるゲート電極層領域の最小幅のほうが20%以上
狭いトレンチゲート構造にする。 (2)ゲート電極部の少なくとも一部は金属層(または
金属化合物層)からなり、該金属または金属化合物層か
らなるゲート電極部の最大幅に比べ、チャネル拡散層で
挟まれるゲート電極層領域の最小幅のほうが20%以上
狭いトレンチゲート構造にする。 (3)チャネル領域と接するゲート酸化膜部のゲート電
極側は80%以上が多結晶シリコン層が境界となってい
るトレンチゲート構造にする。 (4)ゲート電極部の少なくとも一部が半導体主面のソ
ース領域の上面より上に突出している構造にする。 (5)ドレイン・ソース間耐圧が30V以下の縦型パワ
ーMOSFET内蔵する半導体チップの厚さを60μm
以下にする。 (6)ドレイン・ソース間耐圧が30V以下の縦型パワ
ーMOSFETにおいて、低抵抗ドレイン基板の少なく
とも一部の半導体チップを裏面からエッチングし、溝の
中に金属または金属化合物を入れ、前記低抵抗ドレイン
基板の実効的厚さを20μm以下にする。 (7)トレンチ溝の間隔に対し、チャネル拡散層で挟ま
れるゲート電極層領域の幅の割合が小さいパワーMOS
FETをDC/DC電源回路の下アーム用(同期整流
用)素子として使用し、ゲート電極層領域の幅の割合が
大きいほうのパワーMOSFETを電源回路の上アーム
用(スイッチ用)素子として使用する。
徴は以下の通りである。 (8)セルピッチの小さい方のパワーMOSFETを電
源回路の下アーム用(同期整流用)素子として使用し、
セルピッチの大きい方のパワーMOSFETをDC/D
C電源回路の上アーム用(スイッチ用)素子として使用
する。 (9)縦型パワーMOSFETを遮断するように駆動す
るnチャネルMOSFETを前記縦型パワーMOSFETと同
一チップ上に形成し、前記縦型パワーMOSFETをオンする
ためには前記半導体チップ内に形成してある外部ゲート
端子に電圧を印加することにより実現し、前記縦型パワ
ーMOSFETをオフするためにはnチャネルMOSF
ETをオンさせることにより実現する半導体装置をDC
/DC電源回路に用いる。
ジスタ等の電力用半導体装置を低損失,低容量化でき、
さらに寄生インピーダンスによる悪影響を低減できるた
め、本パワートランジスタを使用した電源回路の効率を
向上できる。
いて添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
る。低抵抗n型半導体基板1の上方に形成してあるn型
エピタキシャル領域2上にシリコン溝が形成してあり、
シリコン溝上にゲート電極6,7が設けられ、シリコン
溝に沿ってゲート酸化膜5が設けられている。ここで、
ゲート電極6は多結晶シリコン層からなり、ゲート電極
7は金属または金属化合物であり、具体的な例としては
タングステンまたはタングステンシリサイドなどを使用
する。
5と隣接する部分にはn型のソース領域4とp型のチャ
ネル拡散領域3とドレインとして働くn型エピタキシャ
ル領域2が設けてある。
ドレインパッド(外部ドレイン端子)である。また、14
は裏面電極で外部ソース端子として使用される。8,9
は絶縁膜であり、絶縁膜9はソースコンタクト領域のシ
リコンをソース領域4より深く掘るために使用したサイ
ドウォール用絶縁層である。また、11,10はチャネ
ル拡散領域3より低抵抗化するためにボロンを異なった
イオンエネルギーで打ち込まれた低抵抗p型領域であ
る。この低抵抗拡散領域によりソース電極とチャネル拡
散層とのオーミック接続を確実に行い、さらに、ソース
領域4とチャネル拡散領域3とドレイン領域であるn型
エピタキシャル領域2で構成される寄生npnトランジ
スタ動作を防止し破壊耐量を向上できる。
ほど狭くするようにシリコンエッチング条件を選んであ
る。また、本実施例の例では、L1が1μm、L2が
0.5μm、L3とL4が0.1μm である。従って、
ゲート電極6,7の最大幅(L2)に比べチャネル拡散
領域3で挟まれるゲート電極層領域の最小幅(L3)のほ
うが20%以上狭いことである(本実施例では80%狭
い)。このため、DC/DC電源の効率に強い影響を与
えるドレイン・ゲート間容量を低減できる。
のマスク寸法を微細にせずにドレイン・ゲート間容量に
影響を与える寸法L3を短くしている。また、ゲート電
極の一部に金属または金属化合物を設け0.5μm と幅
広く形成している。このため微細加工を使用せずにゲー
ト抵抗を低くし、ドレイン・ゲート間容量も低くでき
る。
加し耐圧低下やゲート酸化膜の信頼性低下を回避するた
め、ボトムでのゲート酸化膜の厚さを部分的に20%以
上厚くしている。さらに低抵抗p型領域10をチャネル
拡散領域3より深く形成し、トレンチのボトム近くまで
拡散するように形成している。
型基板1の厚さZを薄くして半導体チップの厚さを60
μm以下とする。これはパワーMOSFETのドレイン
・ソース間耐圧仕様が30V以下でオン抵抗仕様が3m
Ω以下を目指す場合に有効である。この理由は、低抵抗
基板1はシリコンで2〜3mΩcm程度が現在限界である
ため、この抵抗性分を従来技術のパワー素子で使用され
ている場合の200μm程度の厚いシリコンから60μ
m以下にしないとオン抵抗成分のバランスが悪いためで
ある。さらにSiC等の基板抵抗が下がりにくい基板を
用いた場合には、基板1の抵抗率がシリコンにくらべ3
〜5倍程度大きいため、このSiC基板を60μm以下
にして効果がある仕様はオン抵抗の仕様が10mΩ以下
の場合である。
の断面図である。図1の場合にはゲート電極層6が溝の
幅のわりに厚く形成してあった場合であったが、図2に
示した本実施例ではゲート電極層6を比較的薄くしたた
め、金属または金属化合物層である7の領域が一部シリ
コン溝の中に入っている。このため、本実施例ではゲー
ト抵抗が図1より下がる。その他は実施例1と同じであ
る。
の断面図である。図3の場合にはシリコン溝の形状を表
面から下までほぼ同じ寸法としてあるが、金属または金
属化合物層7の領域はシリコンエッチング溝の外にシリ
コンエッチング溝より広い幅で形成してある。L3は
0.3μm であるのに対し、L2は0.5μm である。
すなわちゲート電極部の金属または金属化合物層の幅に
比べ、チャネル拡散層で挟まれるゲート電極層領域の幅
のほうが40%狭くできる。
容量の低減は実施例1ほどではないもののゲート抵抗の
低減とドレイン・ゲート間容量の低減が可能である。な
おボトムのゲート酸化膜を厚くすることがまた耐圧はボ
トムの曲率が改善されていたためゲートのボトムでのゲ
ート酸化膜厚さを厚くしなくてもドレイン・ソース間耐
圧は劣化しにくいという特徴がある。本構造でボトムの
ゲート酸化膜だけを厚くした場合にはドレイン・ゲート
間容量のさらなる低減が可能である。またドレイン・ソ
ース間やドレイン・ゲート間の耐圧や特性劣化を防止で
きる。その他は実施例1と同じである。
の断面図である。図4では多結晶シリコンからなるゲー
ト電極層6のエッチバック時間を長くし溝の中にだけ形
成し、さらに金属または金属化合物層であるゲート電極
層7はソース領域4の領域付近より深く埋め込まないよ
うにしてある。このため、ゲート抵抗の低減はやや犠牲
にするものの寸法L2は短くできるため、オン抵抗を低
減することができる。その他は実施例1と同じである。
の断面図である。図5の場合にはゲート電極層を全て金
属または金属化合物層7にしている。本実施例には、ゲ
ート抵抗は十分下がるという特徴がある。また本実施例
では低抵抗n型半導体基板1の抵抗を下げる方法として
シリコンの溝を形成しその中に銅やアルミニューム等の
金属または金属化合物20を埋め込んでいる。本実施例
ではシリコン厚さ低減が十分でない分を金属または金属
化合物20を用いることにより低抵抗化を図っている。
本実施例では、実効的な半導体基板1の厚さU(金属ま
たは金属化合物20が入り込まない部分の半導体基板1
の厚さ)を20μm以下にすることも可能であり、Si
C等の基板抵抗が下がりにくいパワートランジスタの基
板抵抗成分を低減する場合に有効である。
たは金属化合物20を埋め込む図面になっているが、シ
リコンチップが割れにくいようにシリコンチップの一部
だけ(アクティブ領域直下)をエッチングし、実装時に
はんだ等の導電性接着剤または金属または金属化合物で
埋めても同様の効果が得られる。その他は実施例1と同
じである。
体装置の回路図である。実施例1の電力用半導体装置は
上アーム用パワーMOSFET401チップまたは下ア
ーム用パワーMOSFET402チップまたは両方に使
用できる。本実施例の回路は非絶縁型DC/DC電源回
路であるBuck型電源回路である。48V〜5V程度
の入力電圧Vinを下げて5V〜0.5V の出力電圧V
outを得るための回路である。図6で、311はマイ
クロプロセッサ等の負荷、309はインダクタンス、3
10はキャパシタである。符号401,402はパワー
MOSFET100,200を内蔵した半導体チップで
あり、本実施例ではnチャネルMOSFET103,2
03とゲート保護用の多結晶シリコンダイオード10
7,209も内蔵した場合を示してある。外部ドレイン
端子は501,505、外部ソース端子は502,50
6、外部ゲート端子は509,510、パワーMOSF
ET100,200を遮断するためには外部入力端子5
03,507を設けてある。
3とゲート保護用の多結晶シリコンダイオード107,
209も内蔵した場合を示す。符号403は制御ICで
あり、303,314はパワーMOSFET100をオ
ンさせるためのスイッチ、313はパワーMOSFET
100をオフさせるためのスイッチである。また、符号
315,317はパワーMOSFET200をオンさせ
るためのスイッチ、316はパワーMOSFET200
をオフさせるためのスイッチ、307はパワーMOSF
ETのゲート電圧をVin以上に制御するための昇圧回
路、302,301はブートストラップ回路用のダイオ
ードとキャパシタである。ここで、上アーム用パワーM
OSFET100をオンするためにVinより高い電源
を使用できる場合には302,301,307は省くこと
ができる。符号509,518,511,512,51
0は制御用ICの外部端子である。
プとして本発明の縦形パワーMOSFETを使用した場合には
帰還容量が小さくオン抵抗も低いため電源の効率が向上
できる。また下アーム用パワーMOSFET401チッ
プとして本発明の縦型パワーMOSFETを使用した場
合には帰還容量が小さいため、ドレイン電圧が急激に増
加した場合(200がオフのときに100がオンしたと
き)にドレイン・ゲート間容量により結合している内部
ゲート端子の電圧が上昇し、パワーMOSFETを外部
回路により遮断しようとしてもオンしてしまうというセ
ルフターンオン誤動作を防止し、損失を低減できる。
03をパワーMOSFET100,200と同一チップ
上に内蔵した場合には寄生ゲートインピーダンスを低減
できるためゲートの駆動周波数が増加しても正確にパワ
ーMOSFET100,200をオフ制御できる。このた
め出力電圧Voutの安定化と負荷に流れる出力電流の
安定化が図れ、電源の効率が向上する。
OSFET100,200のゲートと、nチャネルMO
SFET103,203のドレインとの間、またはnチ
ャネルMOSFET103,203のソースとパワーM
OSFET100,200のソースとの間に多結晶シリ
コンダイオードを接続させるとパワーMOSFETのド
レイン・ボディ間が順バイアスされてもパワーMOSF
ET100,200とnチャネルMOSFET103,
203の間の寄生npnトランジスタ動作を防止でき
る。
路ではパワーMOSFETのトレンチ溝の間隔(図1の
L1)に対し、チャネル拡散層で挟まれるゲート電極層
領域の幅(図1のL3)の割合が小さいパワーMOSF
ETを電源回路の下アーム用(同期整流用)素子200
として使用し、ゲート電極層領域の幅(図1のL3)の
割合が大きいほうのパワーMOSFETを電源回路の上
アーム用(スイッチ用)素子100として使用することに
より電源効率が向上する。これは、上アーム用素子はオ
ン抵抗もさることながら帰還容量とオン抵抗の積が低い
素子を使用することが高効率化には必要であり、下アー
ム用素子の場合には帰還容量が大きいためにセルフター
ンオンが生じては困るが容量よりもオン抵抗が低い事が
電源の高効率化に必要なためである。
1)の小さい方のパワーMOSFETを電源回路の下ア
ーム用(同期整流用)素子200として使用し、セルピ
ッチの大きい方のパワーMOSFETを電源回路の上ア
ーム用(スイッチ用)素子100として使用することによ
り電源効率が向上する。
0は、金または白金などの重金属拡散または、電子線や
プロトンやヘリウムの照射によるライフタイム制御によ
り寄生ダイオードの損失を低減することが望ましい。
説明したが本発明は前記実施形態に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である
ことはいうまでもない。
Tに限定されるものではなく、接合型電界効果トランジ
スタやSITやMESFETでもよい。さらに、以上の
説明は主としてDC/DC電源に適用した場合について
説明したが、それに限定されることなく、他の回路の電
源回路にも適用できる。
低容量で低オン抵抗なパワーMOSFETが実現できさらに、
DC/DC電源装置の効率向上に効果がある。
断面図である。
域、3…チャネル拡散領域、4…ソース領域、5…ゲー
ト酸化膜、6…ゲート電極層(多結晶シリコン層)、7
…ゲート電極層(金属または金属化合物)、10,11
…低抵抗p型領域、13…ドレインパッド、14…裏面
電極。
Claims (16)
- 【請求項1】半導体チップの第1面に形成されているシ
リコン溝上にゲート電極が設けられ、前記シリコン溝に
沿ってゲート酸化膜が設けられ、 前記シリコン溝の外側で前記ゲート酸化膜に隣接して第
1導電型のソース領域と2導電型のチャネル拡散領域と
第1導電型のドレイン領域とが設けてあって、 前記ゲート電極の最大幅に比べ前記チャネル拡散層で挟
まれるゲート電極層領域の最小幅のほうが20%以上狭
いことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】半導体チップの第1面に形成されているシ
リコン溝上にゲート電極が設けられ、 前記シリコン溝に沿ってゲート酸化膜が設けられ、 前記シリコン溝の外側で前記ゲート酸化膜に隣接して第
1導電型のソース領域と2導電型のチャネル拡散領域と
第1導電型のドレイン領域とが設けてあり、 前記ゲート電極部の少なくとも一部は金属層または金属
化合物層からなり、該金属または金属化合物層からなる
ゲート電極部の最大幅に比べ、チャネル拡散層で挟まれ
るゲート電極層領域の最小幅のほうが20%以上狭いこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】前記チャネル領域と接するゲート酸化膜部
のゲート電極側は80%以上が多結晶シリコン層が境界
となっていることを特徴する請求項1または請求項2の
何れかに記載の半導体装置。 - 【請求項4】前記ゲート電極部の少なくとも一部が半導
体主面のソース領域の上面より上に突出していることを
特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項5】ソースコンタクト部をソース拡散層の深さ
より深くシリコンエッチングし、前記チャネル拡散層と
ソース電極とのオーミックコンタクトを取り、コンタク
ト部直下にゲート酸化膜近傍のチャネル拡散層の濃度よ
り高濃度の低抵抗チャネル拡散層領域を形成したことを
特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項6】前記チャネル拡散層より低抵抗チャネル拡
散層領域のほうが深く形成してあることを特徴とする請
求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体装
置。 - 【請求項7】前記トレンチ溝が前記ゲート電極層により
埋まっていることを特徴とする請求項1から請求項6ま
でのいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項8】トレンチの溝下部のゲート酸化膜の厚さが
チャネル拡散層が接するゲート酸化膜の厚さより20%
以上厚いことを特徴とする請求項1から請求項7までの
いずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項9】半導体チップの第1面にソース拡散層とゲ
ート電極とチャネル拡散層と形成し、前記第1面と対向
する第2面に低抵抗ドレイン基板と裏面電極とを設け、
ドレイン・ソース間耐圧が30V以下の縦型パワーMO
SFETを内蔵する半導体チップの厚さが60μm以下
であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項10】半導体チップの第1面にソース拡散層と
ゲート電極とチャネル拡散層とを形成し、前記第1面と
対向する第2面に低抵抗ドレイン基板と裏面電極とを設
け、ドレイン・ソース間耐圧が30V以下の縦型パワー
MOSFETにおいて、 前記低抵抗ドレイン基板の少なくとも一部の半導体チッ
プを裏面からエッチングし、溝の中に金属または金属化
合物を入れ、前記低抵抗ドレイン基板の実効的厚さを2
0μm以下にしたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項11】請求項1から請求項10に記載の半導体
装置を使用したことを特徴とするDC/DC電源回路。 - 【請求項12】トレンチ溝の間隔に対し、チャネル拡散
層で挟まれるゲート電極層領域の幅の割合が小さいパワ
ーMOSFETを電源回路の下アーム用素子として使用
し、ゲート電極層領域の幅の割合が大きいパワーMOS
FETを電源回路の上アーム用素子として使用すること
を特徴とするDC/DC電源回路。 - 【請求項13】セルピッチの小さいパワーMOSFET
を電源回路の下アーム用素子として使用し、セルピッチ
の大きいパワーMOSFETを電源回路の上アーム用素
子として使用することを特徴とするDC/DC電源回
路。 - 【請求項14】半導体チップの第1面にソース拡散層と
ゲート電極とチャネル拡散層とを形成し、前記第1面と
対向する第2面に低抵抗ドレイン基板1と裏面電極14
を設けた縦型パワーMOSFETと、 該縦型パワーMOSFETを遮断するように駆動するn
チャネルMOSFETを前記縦型パワーMOSFETと
同一チップ上に形成し、 前記縦型パワーMOSFETをオンするために、前記半
導体チップ内に形成してある外部ゲート端子に電圧を印
加し、 前記縦型パワーMOSFETをオフするために、nチャ
ネルMOSFETをオンさせる半導体装置を用いたDC
/DC電源回路。 - 【請求項15】前記縦型パワーMOSFETのゲート電
極と前記nチャネルMOSFETのドレインとの間に多
結晶シリコンダイオード接続した半導体チップを有する
ことを特徴とする請求項14記載のDC/DC電源回
路。 - 【請求項16】請求項1から請求項8に記載の半導体装
置を用いたことを特徴とする請求項11から請求項15
のいずれかに記載のDC/DC電源回路。
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