JP2002367270A - カーオーディオ機器におけるリセット回路 - Google Patents
カーオーディオ機器におけるリセット回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カーオーディオ機器におけるユーザがリセッ
ト操作できる制御用のマイクロコンピュータのリセット
回路を提供する。 【構成】 再生機構1を制御するマイクロコンピュータ
7はリセット入力端子(RESET)とイジェクト・キ
ー5のオン/オフ信号を入力するイジェクト入力端子
(EJECT)を備え、リセットIC3の出力Voutは
RESETに接続されており、通常は電源5Vのハイレ
ベルになっている。リセット回路10はイジェクト・キ
ー5を2〜3秒間長押しした場合または連打(2〜3秒
間に数回押し)した場合にリセット回路10の電源VD
Dの供給を断ち、コンデンサC2の放電にて電源電圧V
DDがリセットIC3の閾値電圧(2.5V)になると
出力電圧Voutがローになってマイクロコンピュータ7
がリセット(初期化)する構成である。
ト操作できる制御用のマイクロコンピュータのリセット
回路を提供する。 【構成】 再生機構1を制御するマイクロコンピュータ
7はリセット入力端子(RESET)とイジェクト・キ
ー5のオン/オフ信号を入力するイジェクト入力端子
(EJECT)を備え、リセットIC3の出力Voutは
RESETに接続されており、通常は電源5Vのハイレ
ベルになっている。リセット回路10はイジェクト・キ
ー5を2〜3秒間長押しした場合または連打(2〜3秒
間に数回押し)した場合にリセット回路10の電源VD
Dの供給を断ち、コンデンサC2の放電にて電源電圧V
DDがリセットIC3の閾値電圧(2.5V)になると
出力電圧Voutがローになってマイクロコンピュータ7
がリセット(初期化)する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
(以下、CDとも略する。)、ミニディスク(以下、M
Dとも略する。)等の外部記録媒体物の再生装置を備え
るカーオーディオ機器のリセット回路に関する。
(以下、CDとも略する。)、ミニディスク(以下、M
Dとも略する。)等の外部記録媒体物の再生装置を備え
るカーオーディオ機器のリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、アンプ、チューナ、CDやMD
等の外部記録媒体物の再生装置等を本体内蔵の一つの制
御用マイクロコンピュータにて一括制御していた。この
方式は一つのマイクロコンピュータにて集中制御させる
ので、コストメリットは大きいが、最近ではオーディオ
システム自体が大きくなり過ぎて、制御する機能が相当
多数に及んでおり、一つのマイコンで制御するには負担
が懸かり過ぎる状況にある。
等の外部記録媒体物の再生装置等を本体内蔵の一つの制
御用マイクロコンピュータにて一括制御していた。この
方式は一つのマイクロコンピュータにて集中制御させる
ので、コストメリットは大きいが、最近ではオーディオ
システム自体が大きくなり過ぎて、制御する機能が相当
多数に及んでおり、一つのマイコンで制御するには負担
が懸かり過ぎる状況にある。
【0003】また、新モデルを開発するたびに外部記録
媒体物のコントロール部分まで新設計となって、開発に
要する時間、コストが増えてしまう。
媒体物のコントロール部分まで新設計となって、開発に
要する時間、コストが増えてしまう。
【0004】そこで、カーオーディオ機器の分野ではブ
ロック化する方向で開発が進められ、制御用のマイクロ
コンピュータを1個ではなく、機械系システムの制御
用、再生系システムの制御用といったように分割して構
成するケースが多くなっている。
ロック化する方向で開発が進められ、制御用のマイクロ
コンピュータを1個ではなく、機械系システムの制御
用、再生系システムの制御用といったように分割して構
成するケースが多くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カーオーディオ機器は
室内用のオーディオ機器と異なり、極めて使用環境が厳
しい。即ち、イグニッション、リレー、モータ、静電気
等によるサージノイズが多く発生し易い環境にあるの
で、マイクロコンピュータが誤動作する可能性が大きい
のである。一旦誤動作が生じるとマイクロコンピュータ
の電源供給を切断する必要がある。ところが、一般家電
と異なりカーオーディオ機器では一度電源を入れると自
動車のバッテリーを交換するとき以外はマイクロコンピ
ュータの電源を切ることがない。そのため、カセットテ
ープ、CD、MD等の外部記録媒体物をカーオーディオ
機器の再生装置に挿入後、前記マイクロコンピュータに
誤動作が発生すると初期化できず、カセットテープ、C
D、MD等の外部記録媒体物がイジェクト・キーを押し
ても取り出せなくなってしまうといった不具合が発生す
る恐れがある。
室内用のオーディオ機器と異なり、極めて使用環境が厳
しい。即ち、イグニッション、リレー、モータ、静電気
等によるサージノイズが多く発生し易い環境にあるの
で、マイクロコンピュータが誤動作する可能性が大きい
のである。一旦誤動作が生じるとマイクロコンピュータ
の電源供給を切断する必要がある。ところが、一般家電
と異なりカーオーディオ機器では一度電源を入れると自
動車のバッテリーを交換するとき以外はマイクロコンピ
ュータの電源を切ることがない。そのため、カセットテ
ープ、CD、MD等の外部記録媒体物をカーオーディオ
機器の再生装置に挿入後、前記マイクロコンピュータに
誤動作が発生すると初期化できず、カセットテープ、C
D、MD等の外部記録媒体物がイジェクト・キーを押し
ても取り出せなくなってしまうといった不具合が発生す
る恐れがある。
【0006】ところで、オーディオ機器における制御用
のマイクロコンピュータには、ハイからローへの入力信
号の切り換えで初期化されるリセット入力端子が設けら
れており、これにリセット信号を入力するリセットIC
が適当な時定数回路とともにマイクロコンピュータの電
源に接続されている。このリセットICは電源入切の際
に、マイクロコンピュータ内の不確定レベル状態を回避
するために、例えば電源を入れた時に電圧がある既定の
レベルになるまで上記リセット入力端子をローのままに
保持しておくICであり、例えばリセットICの入力電
圧(マイクロコンピュータの電源電圧)が閾値電圧2.
5Vで出力がハイ/ローに切り換わる。
のマイクロコンピュータには、ハイからローへの入力信
号の切り換えで初期化されるリセット入力端子が設けら
れており、これにリセット信号を入力するリセットIC
が適当な時定数回路とともにマイクロコンピュータの電
源に接続されている。このリセットICは電源入切の際
に、マイクロコンピュータ内の不確定レベル状態を回避
するために、例えば電源を入れた時に電圧がある既定の
レベルになるまで上記リセット入力端子をローのままに
保持しておくICであり、例えばリセットICの入力電
圧(マイクロコンピュータの電源電圧)が閾値電圧2.
5Vで出力がハイ/ローに切り換わる。
【0007】前述のような不具合が発生した場合に、上
記マイクロコンピュータのリセット入力端子をハイから
ローへ切り換えるようにすれば初期化されて正常に復帰
させることが可能であるが、単純にマイクロコンピュー
タのリセット信号を発生させるリセット・キーなるもの
をカーオーディオ機器の操作パネルに設けても、ユーザ
の誤操作を招きやすい。
記マイクロコンピュータのリセット入力端子をハイから
ローへ切り換えるようにすれば初期化されて正常に復帰
させることが可能であるが、単純にマイクロコンピュー
タのリセット信号を発生させるリセット・キーなるもの
をカーオーディオ機器の操作パネルに設けても、ユーザ
の誤操作を招きやすい。
【0008】従来はCDやMD等の外部記録媒体物がマ
イクロコンピュータの誤動作で取り出せなくなるという
状況に対する対処は想定されておらず、当然ながらリセ
ット・キーという操作ボタンは操作パネルには配設され
ていない。ユーザは上記のような状況に陥った場合はメ
ーカーに修理に出す以外に方法はなかった。
イクロコンピュータの誤動作で取り出せなくなるという
状況に対する対処は想定されておらず、当然ながらリセ
ット・キーという操作ボタンは操作パネルには配設され
ていない。ユーザは上記のような状況に陥った場合はメ
ーカーに修理に出す以外に方法はなかった。
【0009】本発明はカーオーディオ機器において、再
生機構を制御するマイクロコンピュータの誤動作によっ
て外部記録媒体物が取り出せない状況に陥った場合に、
ユーザ自身によって前記マイクロコンピュータの初期化
を行えるようにして正常に復帰できるようにしたカーオ
ーディオ機器におけるリセット回路を提供するものであ
る。
生機構を制御するマイクロコンピュータの誤動作によっ
て外部記録媒体物が取り出せない状況に陥った場合に、
ユーザ自身によって前記マイクロコンピュータの初期化
を行えるようにして正常に復帰できるようにしたカーオ
ーディオ機器におけるリセット回路を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、 (1)外部記録媒体物の再生装置を備えるカーオーディ
オ機器における前記外部記録媒体物の再生機構を制御す
るマイクロコンピュータの初期化を実行させるリセット
信号を発生するリセット回路であって、前記外部記録媒
体物を再生装置から排出するイジェクト・キーを所定時
間押し続けた場合に前記マイクロコンピュータの初期化
のリセット信号を出力する手段を備えるとともに該リセ
ット信号が前記マイクロコンピュータのリセット入力端
子に入力されている構成を特徴とするカーオーディオ機
器におけるリセット回路を提供する。 (2)また、外部記録媒体物の再生装置を備えるカーオ
ーディオ機器における前記外部記録媒体物の再生機構を
制御するマイクロコンピュータの初期化を実行させるリ
セット信号を発生するリセット回路であって、前記外部
記録媒体物を再生装置から排出するイジェクト・キーを
所定時間以下の間隔で連続して複数回押した場合に前記
マイクロコンピュータの初期化のリセット信号を出力す
る手段を備えるとともに該リセット信号が前記マイクロ
コンピュータのリセット入力端子に入力されている構成
を特徴とするカーオーディオ機器におけるリセット回路
を提供する。
決するために、 (1)外部記録媒体物の再生装置を備えるカーオーディ
オ機器における前記外部記録媒体物の再生機構を制御す
るマイクロコンピュータの初期化を実行させるリセット
信号を発生するリセット回路であって、前記外部記録媒
体物を再生装置から排出するイジェクト・キーを所定時
間押し続けた場合に前記マイクロコンピュータの初期化
のリセット信号を出力する手段を備えるとともに該リセ
ット信号が前記マイクロコンピュータのリセット入力端
子に入力されている構成を特徴とするカーオーディオ機
器におけるリセット回路を提供する。 (2)また、外部記録媒体物の再生装置を備えるカーオ
ーディオ機器における前記外部記録媒体物の再生機構を
制御するマイクロコンピュータの初期化を実行させるリ
セット信号を発生するリセット回路であって、前記外部
記録媒体物を再生装置から排出するイジェクト・キーを
所定時間以下の間隔で連続して複数回押した場合に前記
マイクロコンピュータの初期化のリセット信号を出力す
る手段を備えるとともに該リセット信号が前記マイクロ
コンピュータのリセット入力端子に入力されている構成
を特徴とするカーオーディオ機器におけるリセット回路
を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るカーオーディオ機器
におけるリセット回路の実施の形態について図面を基に
詳述する。
におけるリセット回路の実施の形態について図面を基に
詳述する。
【0012】図1は本発明の請求項1及び請求項2に係
るリセット回路の回路図例である。
るリセット回路の回路図例である。
【0013】図2は前記リセット回路のイジェクト・キ
ーを押した際の、(a)マイクロコンピュータのリセッ
ト入力端子電圧(Vout)、(b)リセットICの電源
電圧VDD、(c)イジェクト・キーを連打した場合の
トランジスタQ1のベース電位の各波形図である。
ーを押した際の、(a)マイクロコンピュータのリセッ
ト入力端子電圧(Vout)、(b)リセットICの電源
電圧VDD、(c)イジェクト・キーを連打した場合の
トランジスタQ1のベース電位の各波形図である。
【0014】図1において、再生機構1を制御するマイ
クロコンピュータ7はリセット入力端子(RESET)
とイジェクト・キー5のオン/オフ信号を入力するイジ
ェクト入力端子(EJECT)を備えている。リセット
IC3の出力VoutはRESETに接続されていて、通
常は電源5Vのハイレベルになっている。
クロコンピュータ7はリセット入力端子(RESET)
とイジェクト・キー5のオン/オフ信号を入力するイジ
ェクト入力端子(EJECT)を備えている。リセット
IC3の出力VoutはRESETに接続されていて、通
常は電源5Vのハイレベルになっている。
【0015】本発明のリセット回路10は破線で囲まれ
た回路部分であり、イジェクト・キー5を押したときの
保持と、押したことによりリセット回路10の電源を切
り、電圧がリセットIC3の閾値電圧(例えば2.5
V)になると出力電圧Voutがローになってマイクロコ
ンピュータ7がリセット(初期化)するような構成とな
っている。
た回路部分であり、イジェクト・キー5を押したときの
保持と、押したことによりリセット回路10の電源を切
り、電圧がリセットIC3の閾値電圧(例えば2.5
V)になると出力電圧Voutがローになってマイクロコ
ンピュータ7がリセット(初期化)するような構成とな
っている。
【0016】回路図中の抵抗R1(150kΩ)はトラ
ンジスタQ1のバイアス抵抗でありコンデンサC1(1
0μF)とで時定数回路を構成する。このコンデンサC
1はイジェクト・キー5を押したとき0.5〜1秒間ロ
ーレベルを保持する。トランジスタQ1(例えば2SC
2712)、Q2(例えばRN2404)はリセットI
C3(例えばS80825)の電源(2番ピン(+)、
3番ピン(−))をオン/オフする。抵抗R3(100
kΩ)はトランジスタQ1のオン電圧アップ用抵抗であ
る。リセットIC3の電源間に並列に挿入されたコンデ
ンサC2(10μF)は抵抗R2(470kΩ)と時定
数回路を構成し、リセットIC3の電源電圧を2〜3秒
間保持する。前記抵抗R2の値で放電時間を設定する。
リセットIC3は閾値電圧で出力(1番ピン)Voutが
オンする。抵抗R4(1kΩ)はイジェクト・キー5を
押したときの急激な放電をセーブするものである。ダイ
オードD1はイジェクト・キー5のプルアップ抵抗R6
(47kΩ)の影響防止用である。
ンジスタQ1のバイアス抵抗でありコンデンサC1(1
0μF)とで時定数回路を構成する。このコンデンサC
1はイジェクト・キー5を押したとき0.5〜1秒間ロ
ーレベルを保持する。トランジスタQ1(例えば2SC
2712)、Q2(例えばRN2404)はリセットI
C3(例えばS80825)の電源(2番ピン(+)、
3番ピン(−))をオン/オフする。抵抗R3(100
kΩ)はトランジスタQ1のオン電圧アップ用抵抗であ
る。リセットIC3の電源間に並列に挿入されたコンデ
ンサC2(10μF)は抵抗R2(470kΩ)と時定
数回路を構成し、リセットIC3の電源電圧を2〜3秒
間保持する。前記抵抗R2の値で放電時間を設定する。
リセットIC3は閾値電圧で出力(1番ピン)Voutが
オンする。抵抗R4(1kΩ)はイジェクト・キー5を
押したときの急激な放電をセーブするものである。ダイ
オードD1はイジェクト・キー5のプルアップ抵抗R6
(47kΩ)の影響防止用である。
【0017】イジェクト・キー5はカーオーディオ機器
のフロントパネルに設置されており、マイクロコンピュ
ータ7のイジェクト入力端子(EJECT)、抵抗R
4、ダイオードD1を介してトランジスタQ1のベース
に接続されている。
のフロントパネルに設置されており、マイクロコンピュ
ータ7のイジェクト入力端子(EJECT)、抵抗R
4、ダイオードD1を介してトランジスタQ1のベース
に接続されている。
【0018】通常動作では、普通にイジェクト・キー5
を一回押したとき、抵抗R4、ダイオードD1を介して
トランジスタQ1のベースの放電が行われ、トランジス
タQ1、Q2が短時間オフとなる。このときはリセット
IC3にはコンデンサC2が接続されており、電源電圧
VDDが保持されるのでリセットすることはない。
を一回押したとき、抵抗R4、ダイオードD1を介して
トランジスタQ1のベースの放電が行われ、トランジス
タQ1、Q2が短時間オフとなる。このときはリセット
IC3にはコンデンサC2が接続されており、電源電圧
VDDが保持されるのでリセットすることはない。
【0019】次に、マイクロコンピュータ7に異常が発
生して外部記録媒体物が動作しないとき、ユーザがイジ
ェクト・キー5を押して外部記録媒体物を取り出そうと
しても異常が発生したマイクロコンピュータ7はこれを
検知することができず排出が不能となる。
生して外部記録媒体物が動作しないとき、ユーザがイジ
ェクト・キー5を押して外部記録媒体物を取り出そうと
しても異常が発生したマイクロコンピュータ7はこれを
検知することができず排出が不能となる。
【0020】この時、人間の心理としてイジェクト・キ
ー5が効かない場合、何回も続けてイジェクト・キー5
を押したり(連打)、長くイジェクト・キー5を押す
(長押し)操作を行うのが常である。
ー5が効かない場合、何回も続けてイジェクト・キー5
を押したり(連打)、長くイジェクト・キー5を押す
(長押し)操作を行うのが常である。
【0021】仮に、イジェクト・キー5を長押しした場
合、抵抗R4、ダイオードD1を介してトランジスタQ
1のベースの放電が行われ、トランジスタQ1とQ2が
オフとなる。そしてイジェクト・キー5が押されたまま
でいるとオフのままなので、コンデンサC2の放電が行
われ続けてリセットIC3の電源電圧VDDが徐々に下
がり、リセットIC3の閾値電圧(例えば2.5V)ま
で下がるとリセットIC3が動作し、Voutがローレベ
ルとなってマイクロコンピュータ7がリセットされる。
これでイジェクト・キー5がオフされるとマイクロコン
ピュータ7が正常に働くようになり、イジェクト/キー
5を正常に受け付けることができるようになる。なお、
上記リセットか懸かるまでの長押しの時間は2〜3秒が
好ましい。
合、抵抗R4、ダイオードD1を介してトランジスタQ
1のベースの放電が行われ、トランジスタQ1とQ2が
オフとなる。そしてイジェクト・キー5が押されたまま
でいるとオフのままなので、コンデンサC2の放電が行
われ続けてリセットIC3の電源電圧VDDが徐々に下
がり、リセットIC3の閾値電圧(例えば2.5V)ま
で下がるとリセットIC3が動作し、Voutがローレベ
ルとなってマイクロコンピュータ7がリセットされる。
これでイジェクト・キー5がオフされるとマイクロコン
ピュータ7が正常に働くようになり、イジェクト/キー
5を正常に受け付けることができるようになる。なお、
上記リセットか懸かるまでの長押しの時間は2〜3秒が
好ましい。
【0022】次に、イジェクト・キー5を連打してリセ
ットを懸ける場合の動作を説明すると、イジェクト・キ
ー5が所定時間間隔以内でオン/オフを繰り返すと、本
リセット回路10のトランジスタQ1のベースはイジェ
クト・キー5がオンした時はすぐに放電するが、オフし
た時はコンデンサC1と抵抗R1との時定数で充電まで
に時間を要し、トランジスタQ1はすぐにはオンしない
(イジェクト・キー5をオンに保持している状態と同じ
である)。そのため、トランジスタQ1、Q2のオフ状
態がイジェクト・キー5を連打している間持続され、リ
セットIC3の電源電圧VDDが徐々に下がってリセッ
トする。
ットを懸ける場合の動作を説明すると、イジェクト・キ
ー5が所定時間間隔以内でオン/オフを繰り返すと、本
リセット回路10のトランジスタQ1のベースはイジェ
クト・キー5がオンした時はすぐに放電するが、オフし
た時はコンデンサC1と抵抗R1との時定数で充電まで
に時間を要し、トランジスタQ1はすぐにはオンしない
(イジェクト・キー5をオンに保持している状態と同じ
である)。そのため、トランジスタQ1、Q2のオフ状
態がイジェクト・キー5を連打している間持続され、リ
セットIC3の電源電圧VDDが徐々に下がってリセッ
トする。
【0023】図2の(c)は約0.6秒間隔でイジェク
ト・キー5を5回連打した場合のトランジスタQ1のベ
ース電圧の波形であるが、その間Q1のベース電圧がQ
1をオンするほどには立ち上がらずオフのままであり、
その結果トランジスタQ2はオフしているため図2の
(b)リセットIC3の電源電圧VDDの波形のように
徐々に下がって2〜3秒後に図2の(a)のようにVou
t(=RESETの入力電圧)はローになってリセット
が懸かることになる。連打の間隔は例えばトランジスタ
Q1がオンしないように保持する最大時間が0.8秒と
して、この0.8秒以内の時間間隔の連打を数回、好ま
しくは2〜5回行うことでリセットが懸かるようにコン
デンサC1と抵抗R1との時定数を設定する。
ト・キー5を5回連打した場合のトランジスタQ1のベ
ース電圧の波形であるが、その間Q1のベース電圧がQ
1をオンするほどには立ち上がらずオフのままであり、
その結果トランジスタQ2はオフしているため図2の
(b)リセットIC3の電源電圧VDDの波形のように
徐々に下がって2〜3秒後に図2の(a)のようにVou
t(=RESETの入力電圧)はローになってリセット
が懸かることになる。連打の間隔は例えばトランジスタ
Q1がオンしないように保持する最大時間が0.8秒と
して、この0.8秒以内の時間間隔の連打を数回、好ま
しくは2〜5回行うことでリセットが懸かるようにコン
デンサC1と抵抗R1との時定数を設定する。
【0024】図1に示したリセット回路10はイジェク
ト・キー5の長押し及び連打の双方でリセットが懸かる
回路であるが、勿論何れか一方のみのリセット回路でも
よい。また、上記リセット回路10はコンデンサC1に
てトランジスタQ1のオフ状態を保持してリセットIC
3の出力Voutをローにする手段の実施例であるが、そ
の他のリセット回路を実現する手段として、カウント回
路を設けて、2〜3秒程度に設定された一定時間内にイ
ジェクト・キー5を押した回数をカウントして、所定回
数以上であれば強制的にリセット入力端子(RESE
T)をローにしてリセットを行う手段でもよい。
ト・キー5の長押し及び連打の双方でリセットが懸かる
回路であるが、勿論何れか一方のみのリセット回路でも
よい。また、上記リセット回路10はコンデンサC1に
てトランジスタQ1のオフ状態を保持してリセットIC
3の出力Voutをローにする手段の実施例であるが、そ
の他のリセット回路を実現する手段として、カウント回
路を設けて、2〜3秒程度に設定された一定時間内にイ
ジェクト・キー5を押した回数をカウントして、所定回
数以上であれば強制的にリセット入力端子(RESE
T)をローにしてリセットを行う手段でもよい。
【0025】本発明のリセット回路の要諦は、正常な状
態では通常ユーザが行わないイジェクト・キー5の長押
し操作または連打操作によって達成される所定条件を満
たした場合に、マイクロコンピュータ7のリセット入力
端子(RESET)のレベルをハイからローに切り換え
てリセット(初期化)を行う点にある。
態では通常ユーザが行わないイジェクト・キー5の長押
し操作または連打操作によって達成される所定条件を満
たした場合に、マイクロコンピュータ7のリセット入力
端子(RESET)のレベルをハイからローに切り換え
てリセット(初期化)を行う点にある。
【0026】上記機構を比喩的に説明すれば、自動販売
機で缶ジュースを買う場合に、コインを入れてボタンを
押しても缶ジュースが出なかった時、人間の心理とし
て、ボタンを何回も押したり、長く押したりする行動を
することが多い。それでも出ないとコイン返却レバーを
押したり自動販売機を叩いたりする。
機で缶ジュースを買う場合に、コインを入れてボタンを
押しても缶ジュースが出なかった時、人間の心理とし
て、ボタンを何回も押したり、長く押したりする行動を
することが多い。それでも出ないとコイン返却レバーを
押したり自動販売機を叩いたりする。
【0027】カーオーディオ機器も同じであり、イジェ
クト・キー5(EJECT KEY)を押してもCDや
MDが出なくなった場合、何回もイジェクト・キーを押
したり長く押したりする。
クト・キー5(EJECT KEY)を押してもCDや
MDが出なくなった場合、何回もイジェクト・キーを押
したり長く押したりする。
【0028】本発明はこの人間の心理を利用し、外部記
録媒体物の再生機構を制御するマイクロコンピュータに
異常が発生した場合、ユーザ自身が意識的に若しくは無
意識にイジェクト・キー5を長押し若しくは連打するこ
とでリセット信号(Vout)を発生させて、再生機構の
制御用のマイクロコンピュータ7の初期化を行い、正常
状態に回復させてイジェクトを正常に復帰させるもので
ある。
録媒体物の再生機構を制御するマイクロコンピュータに
異常が発生した場合、ユーザ自身が意識的に若しくは無
意識にイジェクト・キー5を長押し若しくは連打するこ
とでリセット信号(Vout)を発生させて、再生機構の
制御用のマイクロコンピュータ7の初期化を行い、正常
状態に回復させてイジェクトを正常に復帰させるもので
ある。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るカーオーディオ機器におけ
るリセット回路は上記のように構成されているため、以
下に記載するような効果を有する。
るリセット回路は上記のように構成されているため、以
下に記載するような効果を有する。
【0030】(1)マイクロコンピュータの異常でリセ
ットする必要が生じた場合、電源を切らなくてもイジェ
クト・キーを長押し若しくは連打することでマイクロコ
ンピュータをリセットして正常に戻すことが可能であ
る。
ットする必要が生じた場合、電源を切らなくてもイジェ
クト・キーを長押し若しくは連打することでマイクロコ
ンピュータをリセットして正常に戻すことが可能であ
る。
【0031】(2)外部記録媒体物がイジェクト・キー
を押しても排出されないマイクロコンピュータの誤動作
の際に、ユーザの意識的若しくは無意識的なイジェクト
・キーの長押しまたは連打というリセット操作によって
マイクロコンピュータのリセットが為され、正常に戻す
ことができる。
を押しても排出されないマイクロコンピュータの誤動作
の際に、ユーザの意識的若しくは無意識的なイジェクト
・キーの長押しまたは連打というリセット操作によって
マイクロコンピュータのリセットが為され、正常に戻す
ことができる。
【0032】
【図1】本発明の請求項1及び請求項2に係るリセット
回路の回路図例である。
回路の回路図例である。
【図2】前記リセット回路のイジェクト・キーを長押し
若しくは連打した際の、(a)マイクロコンピュータの
リセット入力端子(RESET)の電圧波形、(b)リ
セットICの電源電圧VDDの電圧波形、(c)イジェ
クト・キーを連打した場合のトランジスタQ1のベース
電位の各波形図である。
若しくは連打した際の、(a)マイクロコンピュータの
リセット入力端子(RESET)の電圧波形、(b)リ
セットICの電源電圧VDDの電圧波形、(c)イジェ
クト・キーを連打した場合のトランジスタQ1のベース
電位の各波形図である。
3 リセットIC 5 イジェクト・キー 7 マイクロコンピュータ 10 リセット回路 VDD リセットICの電源電圧 Vout リセットICの出力 RESET リセット入力端子 EJECT イジェクト入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リム ブンキー 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内 Fターム(参考) 5B054 AA13 BB08 CC01 DD03 DD15 5J055 AX37 AX60 AX66 BX42 CX27 CX28 DX04 DX05 DX55 DX83 EX06 EX22 EY01 EY10 EY17 EZ00 EZ39 FX12 FX17 FX27 FX36 GX01 GX04
Claims (2)
- 【請求項1】 外部記録媒体物の再生装置を備えるカー
オーディオ機器における前記外部記録媒体物の再生機構
を制御するマイクロコンピュータの初期化を実行させる
リセット信号を発生するリセット回路であって、前記外
部記録媒体物を再生装置から排出するイジェクト・キー
を所定時間押し続けた場合に前記マイクロコンピュータ
の初期化のリセット信号を出力する手段を備えるととも
に該リセット信号が前記マイクロコンピュータのリセッ
ト入力端子に入力されている構成を特徴とするカーオー
ディオ機器におけるリセット回路。 - 【請求項2】 外部記録媒体物の再生装置を備えるカー
オーディオ機器における前記外部記録媒体物の再生機構
を制御するマイクロコンピュータの初期化を実行させる
リセット信号を発生するリセット回路であって、前記外
部記録媒体物を再生装置から排出するイジェクト・キー
を所定時間以下の間隔で連続して複数回押した場合に前
記マイクロコンピュータの初期化のリセット信号を出力
する手段を備えるとともに該リセット信号が前記マイク
ロコンピュータのリセット入力端子に入力されている構
成を特徴とするカーオーディオ機器におけるリセット回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001159770A JP2002367270A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | カーオーディオ機器におけるリセット回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001159770A JP2002367270A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | カーオーディオ機器におけるリセット回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002367270A true JP2002367270A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19003295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001159770A Pending JP2002367270A (ja) | 2001-05-29 | 2001-05-29 | カーオーディオ機器におけるリセット回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002367270A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247391A (ja) * | 2008-07-11 | 2008-10-16 | Toyota Motor Corp | 車両用の表示装置 |
US8063791B2 (en) | 2009-02-27 | 2011-11-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and control method |
JP2012178200A (ja) * | 2011-02-27 | 2012-09-13 | Alpine Electronics Inc | ディスク強制排出機能付ディスクプレーヤ |
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