JP2002361209A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
供する。 【解決手段】 生ゴミ処理装置10は、生ゴミ入口から
投入された生ゴミを微生物によって液化物に分解し排出
口34から排出する処理槽30と、この処理槽30の下
方に配置され排出口34から排出された液化物を一時的
に貯留する貯留槽42とを備えている。そして、貯留槽
42には液化物の貯留時間を長くする仕切り板が設けら
れている。仕切り板によって液化物が貯留槽に長く貯留
されると、微生物は液化物中の有機物質を多く分解す
る。このため、生ゴミ処理装置からの排水に含まれる有
機物質の量が少なくなり、悪臭の発生を防止することが
できる。
Description
生ゴミを分解する生ゴミ処理装置に関するものである。
に分解する生ゴミ処理装置が開発されている。この種の
生ゴミ処理装置は、処理槽内に生ゴミを収容して撹拌す
る。撹拌は、例えばドラム状の処理槽を回転させたり、
処理槽内で複数の撹拌板を回転させることによって行わ
れる。このような生ゴミ処理装置で生ゴミを分解処理す
る際には、処理槽の生ゴミ入口から生ゴミと菌床を投入
する。処理槽に投入された生ゴミは撹拌され、これによ
って菌床に生息している微生物(好気性発酵菌)に酸素
が供給される。酸素が供給された微生物は、生ゴミを液
化物と炭酸ガスに分解する。
槽から排出される液化物には、未分解の有機物質が多く
含まれている。液化物に未分解の有機物質多く含まれて
いると、液化物から悪臭が発生し、人に不快感を与え
る。
のであり、悪臭の発生を防止可能な生ゴミ処理装置を提
供することを課題とする。
題を解決するために、請求項1に記載の生ゴミ処理装置
は、生ゴミ入口から投入された生ゴミを微生物によって
液化物に分解し排出口から排出する処理槽と、この処理
槽の下方に配置され排出口から排出された液化物を一時
的に貯留する貯留槽とを備えている。そして、貯留槽に
は液化物の貯留時間を長くする仕切り板が設けられてい
る。上記の生ゴミ処理装置の貯留槽には、液化物の貯留
時間を長くする仕切り板が設けられている。また、処理
槽から排出される液化物には未分解の有機物質と一緒に
微生物が含まれている。従って、液化物が貯留槽に長く
貯留されると、微生物は液化物中の有機物質を多く分解
する。このため、生ゴミ処理装置からの排水に含まれる
有機物質の量が少なくなるため、悪臭の発生を防止する
ことができる。
て、液化物は貯留槽の一端側に排出され、貯留槽の他端
側に液化物の上澄みを排水する上澄み排水口が設けられ
ていることが好ましい(請求項2)。このように構成さ
れた生ゴミ処理装置は、処理槽から排出された液化物は
すぐに貯留槽から排水されるのではなく、貯留槽の一端
側から他端側に流れ、その後に上澄み排水口を通って排
水される。このため、液化物は微生物によってより多く
分解される。
において、貯留槽底部には貯留された液化物を排水する
強制排水口が設けられ、貯留槽底面に立設された仕切り
板には貯留槽底面近傍に貫通孔が形成されていることが
好ましい(請求項3)。このように構成された生ゴミ処
理装置は、強制排水口を通して貯留槽底部から液化物を
排水することができる。また、仕切り板に貫通孔が形成
されているので、この貫通孔を通して液化物を効率的に
排水することができる。
て、強制排水口は貯留槽の側面でかつ貯留槽底面近傍に
設けられ、強制排水口と貫通孔は直線状に配置されてい
ることが好ましい(請求項4)。このように構成されて
いる生ゴミ処理装置は、液化物の掻き出し手段(例え
ば、耳掻き状の棒)を強制排水口から挿入し、仕切り板
の貫通孔を通過させて貯留槽の奥まで差し込み、貯留槽
の底面に溜まった液化物を掻き出すことができる。この
ため、貯留槽の清掃を容易に行うことができる。
て、強制排水口と貫通孔を結ぶ直線状部は貯留槽底面の
他の部分よりも低いことが好ましい(請求項5)。上記
の生ゴミ処理装置は、強制排水口と貫通孔を結ぶ直線状
部が貯留槽底面の他の部分よりも低い。液化物は貯留槽
底面の他の部分よりも低い強制排水口と貫通孔を結ぶ直
線状部に溜まるので、強制排水口から掻き出し手段を挿
入して行う貯留槽の清掃をより容易に実施することがで
きる。
において、生ゴミ入口と排出口は処理槽の長手方向にず
れた位置に配置されていることが好ましい(請求項
6)。上記の生ゴミ処理装置は、生ゴミ入口と排出口が
処理槽の長手方向にずれた位置に配置されている。よっ
て、生ゴミ入口から処理槽に投入された生ゴミは、すぐ
に排出されるのではなく、処理槽の長手方向に生ゴミ入
口から排出口に移動してから排出される。このため、生
ゴミは微生物によってより多く分解される。
て、処理槽内で回転する撹拌板と、この撹拌板を駆動す
る手段とを備えており、撹拌板は生ゴミをその回転軸方
向に移動させながら撹拌することが好ましい(請求項
7)。上記の生ゴミ処理装置は、処理槽内で回転する撹
拌板が生ゴミを回転軸方向に移動させながら撹拌する。
したがって、生ゴミが回転軸方向に移動されながらより
多くの撹拌が行われるので、微生物による生ゴミの分解
がより促進される。ここで、「処理槽内で回転する」と
は、処理槽内の生ゴミに対して回転することを言い、処
理槽に対して撹拌板が回転することのみならず、処理槽
の内壁に撹拌板が設けられ、処理槽自体が回転するよう
な場合をも含む意である。
て、撹拌板はその回転軸に対して傾斜していることが好
ましい(請求項8)。上記の生ゴミ処理装置は、撹拌板
を回転軸に対して傾斜させることで、撹拌板が生ゴミを
回転軸方向に移動させながら撹拌する。
て、複数の撹拌板が設けられ、それら撹拌板の中の一部
の撹拌板の傾斜方向が他の撹拌板の傾斜方向と異なるこ
とが好ましい(請求項9)。撹拌板の傾斜方向が異なっ
ていると、撹拌板は生ゴミを回転軸の一定の方向だけで
はなくその反対方向にも移動させる。このため、より多
くの撹拌が行われ、微生物による生ゴミの分解がより促
進される。
ゴミ入口から投入された生ゴミを微生物によって液化物
に分解し排出口から排出する処理槽と、処理槽内で回転
する撹拌板と、この撹拌板を駆動する手段とを備えてい
る。そして、撹拌板は生ゴミをその回転軸方向に移動さ
せながら撹拌する。上記の生ゴミ処理装置は、処理槽内
で回転する撹拌板が生ゴミを回転軸方向に移動させなが
ら撹拌する。したがって、生ゴミが回転軸方向に移動さ
れながらより多くの撹拌が行われるので、微生物による
生ゴミの分解がより促進される。
て、撹拌板はその回転軸に対して傾斜していることが好
ましい(請求項11)。上記の生ゴミ処理装置は、撹拌
板を回転軸に対して傾斜させることで、撹拌板が生ゴミ
を回転軸方向に移動させながら撹拌する。
て、複数の撹拌板が設けられ、それら撹拌板の中の一部
の撹拌板の傾斜方向が他の撹拌板の傾斜方向と異なるこ
とが好ましい(請求項12)。撹拌板の傾斜方向が異な
っていると、撹拌板は生ゴミを回転軸の一定の方向だけ
ではなくその反対方向にも移動させる。このため、より
多くの撹拌が行われ、微生物による生ゴミの分解がより
促進される。
実施形態に係る生ゴミ処理装置10について、図1〜図
10を参照しながら説明する。まず最初に、生ゴミ処理
装置10の構成について説明する。図1〜図3に示され
ているように、生ゴミ処理装置10は、外部ケーシング
12と、外部ケーシング12内に設けられた内部ケーシ
ング40と、内部ケーシング40内に装着された処理槽
30と、処理槽30の下方に配置された貯留槽42等か
ら構成されている。外部ケーシング12は、複数の部材
が結合された箱状の形状を有しており、生ゴミ処理装置
10の外郭を形成している。内部ケーシング40も複数
の部材が結合されて構成されており、処理槽30を支持
している。
ように、ドラム状に形成されており、この内部に生ゴミ
と菌床が収容され、生ゴミの分解が行われる(図4にお
いては、明瞭化を目的として、開口部等の細部を省略し
て図示している)。処理槽30の円周面32には複数の
開口部33が形成されており、この開口部33の内の半
数(図4の左半分)に透液プレート34が取り付けら
れ、残りの開口部33はプレート35によって塞がれて
いる。透液プレート34は、図6に示されているよう
に、ステンレス鋼板に多数の丸穴34aが穿孔されてい
る。この丸穴34aは、生ゴミが分解されて生じる液化
物のみを通過させ、菌床や生ゴミを通さない寸法に形成
されている。なお、生ゴミの種類に応じて、開口部33
を塞いでいるプレート35を透液プレート34に置き換
え、より多くの液化物を排出するように構成することも
できる。
撹拌板31が取り付けられている。撹拌板31は、図4
に示されているように、処理槽30の軸30a方向に3
個連なった列が、図5に示されているように、円周方向
に等間隔に6列配置されている。そして、図4によく示
されているように、撹拌板31の板面31aは処理槽3
0の軸30aに対して角度31bだけ傾斜して取り付け
られ、この角度31bは、一列置きに反対とされてい
る。また、内部ケーシング40内に温風を吹き込む送風
ファンとヒータ(両者とも図示省略)が設けられてい
る。
ーシング40に4個の支持部46が固定されている。支
持部46は、回転可能な円柱状のローラ46aを有して
おり、このローラ46aに処理槽30の外周面の両端が
載せられる。このため、処理槽30は、内部ケーシング
40内で支持部46に案内されて回転することができ
る。また、図1に示されているように、処理槽30の一
方の端面に開口部36が形成され、この開口部36に供
給装置20(後述する)が装着されている。開口部36
の周縁には、図1、図3に示されているように、ブラケ
ット65を介してスプロケット66(鎖車)が固定され
ている。スプロケット66の下方には電動モータ62が
装着されており、この電動モータ62の駆動軸にスプロ
ケット62aが固定されている。そして、スプロケット
66とスプロケット62aにチェーン68が巻き付けら
れている。このように構成されているので、電動モータ
62が駆動されると、チェーン68を介して処理槽30
が回転される。
装置20は、図1、図3に示されているように、外部ケ
ーシング12に固定された架台16上に取り付けられ
る。この供給装置20は、生ゴミが投入されるホッパー
22と、このホッパー22と処理槽30を連通する供給
管25等とを備えている。ホッパー22の上端は生ゴミ
投入口22aとされており、この生ゴミ投入口22a
は、開閉蓋14によって開閉可能とされている。供給管
25内には、電動モータ24(図3に図示)によって回
転駆動されるシャフト27と、シャフト27に固定され
た螺旋状のスクリュー26が収容されている。シャフト
27は、内部が中空の円筒状に形成されており、この中
空部分が水の通路とされている。シャフト27の一端2
7bには水供給源から水が供給され、図示しない水開閉
弁によって水の供給/停止が制御される。図1に示され
ているように、供給管25の先端は処理槽30内に突き
出され、この突き出し部分に開口部25aが形成されて
いる。また、供給管25の先端には、図1に示されてい
るように、棒状のステー70が上方に向けて設けられて
おり、このステー70の上端に散水管72が水平に取り
付けられている。散水管72には複数の散水口72aが
形成されるとともに、その一端72bとシャフト27の
他端27aとがホース74によって接続されている。
30の下方に貯留槽42が設けられている。貯留槽42
は、図7〜図9によく示されているように、上部が開放
された液槽であり、その底部断面はV字状に形成されて
いる。また、貯留槽42の底面42dは、図7の右下方
に向かって傾斜している。図7によく示されているよう
に、貯留槽42内には複数の板状の仕切り板(42a、
42b)が交互に固定されている。仕切り板42aと貯
留槽42の底面42dとの間には、図9によく示されて
いるように、隙間42cが形成されている。仕切り板4
2bは、図8によく示されているように、その中央下部
に貫通孔42eが設けられているとともに、その上縁4
2fは仕切り板42aの上縁42gよりも低い位置に形
成されている。
下部に強制排水口18が設けられている。強制排水口1
8は、使用者がハンドル18aを操作することにより開
閉することができる開閉弁である。また、強制排水口1
8と仕切り板の貫通孔42eは直線状に配置されている
とともに、この直線部は貯留槽42の底面の他の部分よ
りも低くされている。貯留槽42の上部には、上澄み排
水口19が設けられており、図1、図2に示されている
ように、この上澄み排水口19にホース15の一端が接
続されている。ホース15の他端は生ゴミ処理装置10
の外部に連通されている。
グ12内にコントローラ76が装着されている。コント
ローラ76は、CPU、RAM、ROM、入力処理回
路、出力処理回路等から構成されており、入力信号を所
定のプログラムに従って処理し制御信号として出力す
る。コントローラ76には、信号線77を経由して操作
パネル71(後述する)からの指示信号が入力されとと
もに、電動モータ(24、62)、水開閉弁(図示省
略)、電気ヒータ(図示省略)等に制御信号が出力され
る。操作パネル71は、使用者が生ゴミ処理装置10を
操作する操作端末であり、図1に示されているように、
外部ケーシング12の外面に装着されている。操作パネ
ル71には、図10に示されているように、ファンクシ
ョンボタン71a、アップボタン71b、ダウンボタン
71c、エンターボタン71d、クリアボタン71f、
ディスプレイ71eが設けられている。
クションボタン71aは、押される毎に入力モードを順
番に切り替え、これによって使用者は入力モードを選択
することができる。入力モードは、撹拌時間入力モー
ド、スクリュー運転時間入力モード、給水時間入力モー
ド、処理槽回転時間入力モード、給水時間入力モード、
処理槽内温度入力モード等である。これらの数値は、ア
ップボタン71bとダウンボタン71cを押すことによ
って増減させることができる。液晶表示装置であるディ
スプレイ71eには、選択された入力モードと設定され
た時間等の数値が表示される。設定された数値はエンタ
ーボタン71dを押すことによって決定され、生ゴミ処
理装置10が運転される。クリアボタン71fが押され
ると、設定された数値がクリアされる。
て説明した。以下においては、本生ゴミ処理装置10の
動作を説明する。生ゴミ処理装置10で生ゴミを処理す
る際には、開閉蓋14を開けてホッパー22内に所定量
の菌床を投入し、操作パネル71から操作して電動モー
タ24を作動させる。電動モータ24が作動されると、
シャフト27とともにスクリュー26が回転し、供給管
25の先端に菌床が送られ、開口部25aから処理槽3
0内に菌床が供給される。菌床としては、比較的低温で
生ゴミを分解する微生物(好気性発酵菌)が棲息しやす
いものが望ましく、例えば籾殻や木質チップやオガクズ
を用いる。そして、電気ヒータ(図示省略)に通電して
処理槽30内の温度を微生物が生ゴミを活発に分解する
温度まで上昇させる。ただし、春から秋にかけての季節
においては、微生物が発する発酵熱によって処理槽30
内の温度が上昇するので、電気ヒータを用いる必要はな
い。
H調整剤を投入し、電動モータ24を作動させてスクリ
ュー26を回転させ、生ゴミを処理槽30内に供給す
る。続いて、電動モータ62を作動させると、チェーン
68を介して処理槽30が回転され、その内周面に突出
して形成されている撹拌板31が生ゴミを撹拌する。上
述したように、撹拌板31の板面31aは、処理槽30
の軸30aに対して傾斜した状態で取り付けられている
ので、生ゴミは処理槽30の軸30a方向に移動され、
撹拌がより多く行われる。撹拌がより多く行われると、
生ゴミ中の微生物に酸素が十分に供給され、生ゴミの分
解が促進される。また、撹拌板31の板面31aの傾斜
(角度31b)は、一列置きに反対とされているので、
生ゴミは処理槽30の軸30aの一定方向に移動するの
ではなく、方向を変化させながら軸30a方向の移動を
繰り返す(行ったり来たりする)。このことも生ゴミの
撹拌が多く行われることに寄与している。
30の軸30a方向に移動させられると、処理槽30内
に生ゴミを供給する供給管25の開口部25aの下に生
ゴミが山状に積み重なることがなく、生ゴミの上面が平
らにならされる。生ゴミの上面がならされると、処理槽
30内により多くの生ゴミを供給することが可能とな
る。処理槽30の回転速度は1〜2rpmであり、また
生ゴミが十分に撹拌された後には、1時間に5分程度回
転させるだけでもよい。また、処理槽30の回転と同時
に水開閉弁(図示省略)が開かれ、シャフト27とホー
ス74を通った水が散水管72の散水口72aから処理
槽30内に散水される。処理槽30内に散水されると、
微生物による生ゴミの分解が促進される。なお、処理槽
30内に投入される菌床と生ゴミの量は、撹拌効果の観
点からその上面が処理槽30の高さの約1/2程度とす
ることが望ましい。また、処理槽30内に供給するPH
調整剤の量は、生ゴミの分解にともなって酸性化する生
ゴミや菌床を中性化する程度で十分である。
分解されて液化物となり、透液プレート34を通過して
貯留槽42に落下する。液化物には未分解の有機物質や
微生物が含まれている。図7に示されているように、上
澄み排水口19が貯留槽42の上部に設けられているの
で、液化物の液面41は仕切り板42bの上縁42fよ
りも僅かに高い位置に保たれる。そして、透液プレート
34から貯留槽42に落下した液化物は、仕切り板42
aと貯留槽42の底面42dとの隙間42cを通過し、
仕切り板42bの上端42fを乗り越え、再び仕切り板
42aと底面42dとの隙間42cを通過する。すなわ
ち、液化物は上下に方向を変化させながら長時間に渡っ
て貯留槽42に滞留され、その後に上澄み排水口19か
ら排水される。また、液化物に含まれている高粘度成分
(油脂分等)は仕切り板(42a、42b)に付着す
る。液化物が貯留槽42に長時間滞留され、また仕切り
板(42a、42b)に高粘度成分が付着すると、液化
物や高粘度成分は微生物によって十分に分解される。微
生物によって分解された液化物は、上澄みとして上澄み
排水口19から排出され、ホース15を通過して生ゴミ
処置装置10の外部に導かれる。このように、液化物は
微生物によってさらに分解されてから生ゴミ処理装置1
0の外部に排水されるので、悪臭の発生が防止される。
8は、通常は閉じられている。使用者によってハンドル
18aが操作されて強制排水口18が開かれるのは、貯
留槽42の清掃を実施する場合である。強制排水口18
が開かれると、貯留槽42内の液化物が排出される。そ
して、長い清掃棒を強制排水口18から、仕切り板42
aの隙間42c、仕切り板42bの貫通孔42eを通過
させ、貯留槽42の上澄み排水口19側の端面まで挿入
することができる。清掃棒を貯留槽42に挿入すること
ができると、貯留槽42の底部に溜まった汚物等を掻き
出すことができる。なお、上述したように、貯留槽42
の底部が傾斜しているので、汚物等の掻き出しを容易に
行うことができる。
に係る生ゴミ処理装置110について、図11〜図12
を参照しながら説明する。なお、以下においては、第1
実施形態と重複する説明は省略し、本第2実施形態とし
て特徴的な部分のみを述べる。処理槽130は、図12
に示されているように、取り付け台136上に設置さ
れ、処理槽130の下部に貯留槽142が配置されてい
る。処理槽130の断面は、図12に示されているよう
に、下半分が半円状、上半分が矩形状に形成されてい
る。図11に示されているように、処理槽130の一端
近傍の上部に、開閉蓋143によって開閉される生ゴミ
投入口139が設けられている。処理槽130の他端近
傍の下部には開口部144が開口されており、この開口
部144に透液プレート145が取り付けられている。
軸受け132は、処理槽130内を貫通するシャフト1
22の両端を回転自在に支持している。シャフト122
には、図12に示されているように、4本のアーム12
4が十字状、かつ、図11に示されているように、シャ
フト122の軸方向に等間隔にずれて固定されている。
それぞれのアーム124の先端には、矩形板状の撹拌板
126が取り付けられている。撹拌板126の板面12
6aは、図11によく示されているように、シャフト1
22の軸に対して傾斜した状態で取り付けられている。
このように構成されているので、シャフト122が駆動
手段(図示省略)によって回転駆動されると、撹拌板1
26はシャフト122の回りを矢印151の方向に回転
する。貯留槽142の構成は、第1実施形態の生ゴミ処
理装置10と同様である。
際には、開閉蓋143を開けて生ゴミ投入口139から
生ゴミと所定量の菌床とPH調整剤を投入し、シャフト
122を駆動して撹拌板126を回転させる。また、撹
拌板126の回転と同時に散水管(図示省略)から水を
散水するとともに、温度が低い場合には電気ヒータ(図
示省略)に通電し、処理槽130内の温度を上昇させ
る。撹拌板126が回転されると、処理槽130内の生
ゴミが撹拌される。また、上述したように、撹拌板12
6の板面126aはシャフト122の軸に対して傾斜し
ているので、生ゴミはシャフト122の軸方向にも移動
させられ、撹拌がより効率的に行われる。生ゴミが撹拌
されると、微生物による生ゴミの分解が促進される。こ
のようにして、生ゴミは処理槽130内で分解されて液
化物となり、透液プレート145を通過して貯留槽14
2に落下する。液化物中の油脂分は貯留槽142でさら
に分解され、油脂分から悪臭が発生することが防止され
るが、その細部は第1実施形態の生ゴミ処理装置10と
同様であるので、説明は省略する。
理装置について説明したが、本発明は上記の実施の形態
になんら限定されるものではなく、本発明は当業者の知
識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施する
ことができる。
内の構成を示す断面図。
ャフトの一端 30:処理槽、30a:軸 31:撹拌板、31a:板面、31b:角度 32:円周面 33:開口部 34:透液プレート、34a:丸穴 35:プレート 36:開口部 40:内部ケーシング 41:液化物の液面 42:貯留槽、42a:仕切り板、42b:仕切り板、
42c:隙間、42d:底面、42e:貫通孔、42
f:上縁、42g:上縁 46:支持部、46a:ローラ 62:電動モータ、62a:スプロケット 65:ブラケット 66:スプロケット 68:チェーン 70:ステー 71:操作パネル、71a:ファンクションボタン、7
1b:アップボタン、71c:ダウンボタン、71d:
エンターボタン、71e:ディスプレイ、71f:クリ
アボタン 72:散水管、72a:散水口、72b:散水管の一端 74:ホース 76:コントローラ 77:信号線 110:生ゴミ処理装置(第2実施形態) 122:シャフト 124:アーム 126:撹拌板、126a:板面 130:処理槽 132:軸受け 136:取り付け台 139:生ゴミ投入口 142:貯留槽 143:開閉蓋 144:開口部 145:透液プレート 151:撹拌板の回転方向を示す矢印
Claims (12)
- 【請求項1】 生ゴミ入口から投入された生ゴミを微生
物によって液化物に分解し排出口から排出する処理槽
と、この処理槽の下方に配置され排出口から排出された
液化物を一時的に貯留する貯留槽とを備えており、 貯留槽には液化物の貯留時間を長くする仕切り板が設け
られていることを特徴とする生ゴミ処理装置。 - 【請求項2】 液化物は貯留槽の一端側に排出され、貯
留槽の他端側に液化物の上澄みを排水する上澄み排水口
が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生
ゴミ処理装置。 - 【請求項3】 貯留槽底部には貯留された液化物を排水
する強制排水口が設けられ、貯留槽底面に立設された仕
切り板には貯留槽底面近傍に貫通孔が形成されているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の生ゴミ処理装
置。 - 【請求項4】 強制排水口は貯留槽の側面でかつ貯留槽
底面近傍に設けられ、強制排水口と貫通孔は直線状に配
置されていることを特徴とする請求項3に記載の生ゴミ
処理装置。 - 【請求項5】 強制排水口と貫通孔を結ぶ直線状部は貯
留槽底面の他の部分よりも低いことを特徴とする請求項
4に記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項6】 生ゴミ入口と排出口は処理槽の長手方向
にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項
1または2に記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項7】 処理槽内で回転する撹拌板と、この撹拌
板を駆動する手段とを備えており、撹拌板は生ゴミをそ
の回転軸方向に移動させながら撹拌することを特徴とす
る請求項6に記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項8】 撹拌板はその回転軸に対して傾斜してい
ることを特徴とする請求項7に記載の生ゴミ処理装置。 - 【請求項9】 複数の撹拌板が設けられ、それら撹拌板
の中の一部の撹拌板の傾斜方向が他の撹拌板の傾斜方向
と異なることを特徴とする請求項8に記載の生ゴミ処理
装置。 - 【請求項10】 生ゴミ入口から投入された生ゴミを微
生物によって液化物に分解し排出口から排出する処理槽
と、処理槽内で回転する撹拌板と、この撹拌板を駆動す
る手段とを備えており、 撹拌板は生ゴミをその回転軸方向に移動させながら撹拌
することを特徴とする生ゴミ処理装置。 - 【請求項11】 撹拌板はその回転軸に対して傾斜して
いることを特徴とする請求項10に記載の生ゴミ処理装
置。 - 【請求項12】 複数の撹拌板が設けられ、それら撹拌
板の中の一部の撹拌板の傾斜方向が他の撹拌板の傾斜方
向と異なることを特徴とする請求項11に記載の生ゴミ
処理装置。
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---|---|---|---|---|
KR101864848B1 (ko) * | 2016-11-21 | 2018-07-06 | 공병원 | 음식물 쓰레기 처리 장치 |
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-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001171066A patent/JP4541593B2/ja not_active Expired - Fee Related
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