JP2002359565A - 車内無線通信装置および車内無線通信システム - Google Patents
車内無線通信装置および車内無線通信システムInfo
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Abstract
うことが可能なカーナビゲーション装置および近距離無
線通信装置を提供する。 【解決手段】 カーナビゲーション装置11は、フロン
トパネル付近に設置されることにより、アンテナの指向
性が車室内方向を向く通信装置を備える。中継器12
は、乗車中の人や自動車のシートが無線電波の遮蔽物と
ならないよう、自動車の天井に配置される。移動通信端
末機13は、中継器12を介してカーナビゲーション装
置11と近距離無線通信を行い、カーナビゲーション装
置と自動車外部のネットワークとの通信を可能とする。
以上の構成により、カーナビゲーション装置11は、中
継器12を介して移動通信端末機13との近距離無線通
信を良好に行うことが可能である。
Description
距離無線通信に適した車内無線通信装置およびそれを用
いた車内無線通信システムに関する。
ンターネットと接続する機能を有するものがある。例え
ば、ユーザは、カーナビゲーション装置の地図上にある
施設データから、その施設のホームページにダイレクト
にアクセスして詳細な情報を入手することができる。こ
のように、カーナビゲーション装置をインターネットに
接続する場合、インターネットと接続する機能を有する
携帯電話を、有線ケーブルを用いてカーナビゲーション
装置に接続することが一般的である。
話に接続する方法として、有線ケーブルを用いる方法に
代えて、近距離無線通信を行う方法が考えられている。
例えば、「日経エレクトロニクス(1999.12.1
3)No.759」、p.142,143に示されるよ
うに、カーナビゲーション装置と携帯電話との間で近距
離無線通信を行う手段として、Bluetoothを使
用することが考えられている。さらに、携帯電話を自動
車室内で使用する際のハンズフリーの環境についても、
Bluetoothを使用することが考えられている。
場合、迅速に正確な位置情報を補足するため、GPSア
ンテナの他、車速パルス、パーキングセンサー、バック
センサー等の位置情報や速度情報を検出するセンサーを
カーナビゲーションに接続する必要がある。この場合、
各種センサを有線ケーブルを用いてカーナビゲーション
に接続する必要があるが、この作業のため、カーナビゲ
ーション装置を自動車に取り付ける際には煩雑な作業が
必要となる。従って、カーナビゲーション装置の取り付
けを容易にするため、カーナビゲーション装置と各種セ
ンサとの間についても、近距離無線通信を行うことが考
えられる。
を行う各端末においては、一般的に、指向性を有しない
アンテナが用いられる。なぜなら、近距離無線通信は、
携帯電話やPDAといった移動体端末において用いられ
る場合や、家庭内の家電において用いられる場合等、通
信を行う各端末が固定的な位置関係を有しない環境で用
いられるからである。
テナとして、従来から用いられているものには、GPS
アンテナ、VICSアンテナ、ETCアンテナ、テレビ
アンテナ、ラジオアンテナ等がある。これらのアンテナ
は、車室外と通信するために用いられるので、アンテナ
の指向性はすべて車室外に向けられている。例えば、特
開平6−237188号公報に開示されているように、
カーナビゲーション装置内にアンテナを配置するものが
ある。また、特開平11−208377号公報に開示さ
れているように、オーバーヘッドコンソール内にアンテ
ナを配置するものがある。また、特開昭62−1750
02号公報に開示されているように、自動車の後部窓ガ
ラスにアンテナ線材を配置するものがある。以上のよう
に、従来から自動車内において用いられるアンテナはす
べて、車室外と通信するために用いられるものであり、
その指向性は車室外に向けられている。
距離無線通信を行う場合、従来から近距離無線通信に用
いられているアンテナでは、指向性が車室内方向に向い
ていないため、通信品質が悪くなるおそれがある。なぜ
なら、自動車内では、乗車する人やシート等の遮蔽物と
なるものがあるからである。例えば、自動車のダッシュ
ボードに取り付けられたカーナビゲーション装置と後部
座席に置かれた携帯電話端末との間で無線通信を行う場
合には、通信品質が悪くなるおそれがある。
ているアンテナは、指向性が車室外方向に向いている。
一般的に、従来から自動車内に用いられているアンテナ
についての車室内方向への利得は、車室外方向に方向に
比べて10dB以上低い。従って、従来から用いられて
いる自動車外部との通信を行うためのアンテナでは、車
室内における、カーナビゲーションと携帯電話や情報端
末との間の近距離無線通信を良好に行うことができな
い。
ける近距離無線通信を良好に行うことが可能な車内無線
通信装置および車内無線通信システムを提供することで
ある。
ゲーション装置において用いられる車内無線通信装置で
あって、他の機器との間で無線信号の送受信を行う通信
部と、通信部に接続され、カーナビゲーション装置にお
いて自動車の室内方向側の面付近に配置されるアンテナ
素子とを備えている。
は、カーナビゲーション装置の自動車の室内に近い側に
配置されることになる。このようにアンテナ素子が配置
されることで、アンテナ素子は、自動車の室内方向の利
得が室外方向に比べて大きくなる。
であって、アンテナ素子より自動車の室外方向側に配置
され、1辺の長さが無線通信に用いる周波数の半波長以
上である導体板をさらに備えている。
として作用するので、アンテナ素子は、自動車の室内方
向の指向性利得がより高くなる。
ずれかに従属する発明であって、アンテナ素子は、ルー
プ面が自動車の室内方向を向くように設置される1波長
ループアンテナである。
1波長ループアンテナが用いられ、1波長ループアンテ
ナの指向性が自動車の室内方向を向くように設置され
る。
ずれかに従属する発明であって、アンテナ素子は、カー
ナビゲーション装置の有する表示装置に周設され、長さ
が無線通信に用いる周波数の略1波長であり、一端が給
電点とされ、他端が解放されており、中央で略90度の
角度をもって屈曲した第1アンテナ素子と、第1アンテ
ナ素子と対向するように表示装置に周設され、長さが無
線通信に用いる周波数の略1波長であり、一端が給電点
とされ、他端が解放されており、中央で略90度の角度
をもって屈曲した第2アンテナ素子とを含んでいる。
子および第2アンテナ素子により、指向性を有する先端
開放形菱形アンテナが形成される。また、先端開放形菱
形アンテナが表示装置の外周に設置されることにより、
先端開放形菱形アンテナの指向性は、自動車の室内方向
を向く。
外部のネットワークと通信可能なカーナビゲーション装
置と、移動体端末と無線通信可能な中継器とを含む車内
無線通信システムであって、カーナビゲーション装置
は、中継器と無線信号の送受信を行う通信部と、通信部
に接続され、近距離無線通信を行うためのアンテナ素子
とを備え、中継器は、カーナビゲーション装置と移動体
端末との間で送受信される無線信号を中継する送受信部
と、送受信部に接続され、移動体端末と近距離無線通信
を行うために、自動車のシートよりも高い位置に配置さ
れるアンテナ部とを備えている。
は、自動車内の広範囲を見渡すことができるような、自
動車のシートより高い位置に設置される。すなわち、車
載アンテナは、車載アンテナで送受信される電波が、乗
車している人やシートによって遮られることがないよう
な位置に設置される。
であって、アンテナ部は、カーナビゲーション装置にお
いて自動車の室内方向側の面付近に配置される。
カーナビゲーション装置の自動車の室内に近い側に配置
されるので、アンテナの利得は、自動車の室内方向の利
得が室外方向に比べて大きくなる。
であって、アンテナ部は、ルームランプ内に配置され、
自動車の天井と略平行に設置されるループアンテナを含
んでいる。
ループアンテナを用いるので、車室内方向の利得はさら
に高くなる。また、天井が反射板となることによって
も、アンテナの車室内方向の利得はさらに高くなる。
であって、車載アンテナは、自動車のリアトレイに配置
される放射素子と、自動車のリアガラスに配置され、長
さが無線通信に用いる周波数の半波長以上である無給電
素子とを含んでいる。
トレイに配置することにより、リアガラスの無給電素子
を反射板として利用する。従って、アンテナとなる放射
素子の車室内方向の利得は、さらに高くなる。
であって、アンテナ部は、自動車のリアトレイに配置さ
れ、最大放射方向が自動車の天井方向に向けられたアン
テナ素子を含んでいる。
反射した電波により無線通信を行う。自動車の天井に反
射する電波は、乗車中の人や自動車のシートが遮蔽物と
ならない。
明であって、アンテナ部は、自動車の天井の左右両側
で、自動車のドアの上部に配置される漏洩同軸線路を含
む。
は、乗車中の人や自動車のシートが無線通信を行うため
の電波の遮蔽物とならないように、自動車の天井に配置
される。また、漏洩同軸線路は、自動車の左右両側に配
置される。
間で近距離無線通信が可能なカーナビゲーション装置
と、カーナビゲーション装置による経路探査に必要な移
動状況情報を検出するセンサと、センサと接続され、カ
ーナビゲーション装置と無線通信可能な車両側通信部と
を含む車内無線通信システムであって、カーナビゲーシ
ョン装置は、他の機器との間で無線信号の送受信を行う
通信部と、通信部に接続され、自動車の室内方向側の面
付近に配置されるアンテナ素子とを備え、車両側通信部
は、センサにより検出される移動状況情報を入力し、カ
ーナビゲーション装置と通信を行う。
は、カーナビゲーション装置の自動車の室内に近い側に
配置されるので、アンテナ素子の利得は、自動車の室内
方向の利得が室外方向に比べて大きくなる。また、カー
ナビゲーション装置は、センサにより検出される位置情
報、速度情報等の移動状況情報を無線通信により受信す
る。
の近距離無線通信を行う際に中継器として用いられる車
内無線通信装置であって、機器間で送受信される無線信
号を中継する送受信部と、送受信部に接続され、機器と
近距離無線通信を行うために、自動車のシートよりも高
い位置に配置されるアンテナ部とを備えている。
は、自動車内の広範囲を見渡すことができるような、自
動車のシートより高い位置に設置される。すなわち、ア
ンテナ部は、アンテナ部で送受信される電波が、乗車し
ている人やシートによって遮られることがないような位
置に設置される。
発明であって、アンテナ部は、ルームランプ内に配置さ
れ、自動車の天井と略平行に設置されるループアンテナ
を含んでいる。
るループアンテナを用いるので、車室内方向の利得はさ
らに高くなる。また、天井が反射板となることによって
も、アンテナの車室内方向の利得はさらに高くなる。
発明であって、アンテナ部は、自動車のリアトレイに配
置される放射素子と、自動車のリアガラスに印刷され、
長さが半波長以上である無給電素子とを含んでいる。
アトレイに配置することにより、リアガラスの無給電素
子を反射板として利用する。従って、アンテナとなる放
射素子の車室内方向の利得は、さらに高くなる。
発明であって、アンテナ部は、自動車のリアトレイに配
置され、最大放射方向が自動車の天井方向に向けられた
アンテナ素子を含む。
に反射した電波により無線通信を行う。自動車の天井に
反射する電波は、乗車中の人や自動車のシートが遮蔽物
とならない。
発明であって、車載アンテナは、自動車の天井の左右両
側で、自動車のドアの上部に配置される漏洩同軸線路を
含んでいる。
は、乗車中の人や自動車のシートが無線通信を行うため
の電波の遮蔽物とならないように、自動車の天井に配置
される。また、漏洩同軸線路は、自動車の左右両側に配
置される。
する。図1は、本発明に係る無線通信装置を用いた車内
無線通信システムの構成の一例を示すブロック図であ
る。図1に示す車内無線通信システムは、カーナビゲー
ション装置1と、中継器2と、端末3とを備えている。
カーナビゲーション装置1は、中継器2を介して端末3
と近距離無線通信を行う。カーナビゲーション装置1と
端末3との間の無線通信において、車のシート等、車内
において遮蔽物となるものが存在する。従って、中継器
2は、車内全体と良好な無線通信を行うことのできる適
当な位置に設置される。なお、図1において、中継器2
は、カーナビゲーション装置1と無線で通信を行うもの
であるが、有線で通信を行うものであってもよい。ま
た、中継器2は、車内無線通信をより良好に行うために
用いるものであり、車内無線通信システムは、中継器2
を有しない構成であってもよい。端末3は、カーナビゲ
ーション装置1と通信を行う機器である。例えば、カー
ナビゲーション装置1をインターネットに接続するため
に用いられる携帯電話等の移動通信端末機や、車に備え
付けられている各種センサ等が挙げられる。
システムについて説明する。以下、近距離無線通信を例
えばBluetoothとして説明する。従って、アン
テナの動作周波数を2.4GHz帯として説明する。
信システムの各構成要素の自動車内における配置を示す
図である。図2において、第1の実施形態に係る車内無
線通信システムは、カーナビゲーション装置11と、中
継器12と、移動通信端末機13とを備えている。カー
ナビゲーション装置11は、車のインダッシュやダッシ
ュボード上に配置される。ここで、カーナビゲーション
装置11が有するアンテナの放射方向はZ方向である。
また、カーナビゲーション装置11のフロントパネル
は、乗車している人から見やすいように角度θが10度
程度傾けて設置されるので、アンテナの放射方向は、Z
方向より角度θ程度上を向くことになる。なお、カーナ
ビゲーション装置11が有するアンテナの詳細は後に説
明する。中継器12は、自動車の天井中央に配置され
る。ここで、中継器12の有するアンテナの放射方向は
Y方向の負の向きである。中継器12の詳細については
後に説明する。移動通信端末機13は、運転手や同乗者
により車内に持ち込まれ、車内のあらゆる場所に放置さ
れることが予想される。
テムにおいて、カーナビゲーション装置11は、中継器
12を介して移動通信端末機13と無線により通信を行
う。図2のように、カーナビゲーション装置11および
中継器12は、それぞれの間に遮蔽物となるものが存在
せず、良好な近距離無線通信を行うことができる。ま
た、中継器12および移動通信端末機13も同様に、そ
れぞれの間に遮蔽物となるものが存在しないので、良好
な近距離無線通信を行うことができる。すなわち、後部
座席にある移動通信端末機13と前方のカーナビゲーシ
ョン装置11とは、自動車の天井中央に配置される中継
器12を利用することで、人やシートにより電波を遮ら
れることなく、また、車内に置かれている移動通信端末
機の位置によらず、良好な通信が可能となる。
ステムの各部の詳細について説明する。まず、カーナビ
ゲーション装置11の詳細について説明する。上述のよ
うに、カーナビゲーション装置11においては、放射方
向が車内方向を向くアンテナが構成される。図3は、第
1の実施形態に係るカーナビゲーション装置において用
いられるアンテナ装置の構成を示す図である。図3
(a)は、アンテナ装置が内蔵されるフロントパネルの
正面図である。また、図3(b)は、フロントパネルの
側面図である。以下、アンテナ装置の構成について説明
する。
ゲーション装置11のフロントパネル部分に内蔵され
る。図3において、カーナビゲーション装置11は、フ
ロントパネル111と、1波長ループアンテナ112
と、通信装置113と、導体板114と、表示画面11
5とを備えている。1波長ループアンテナ112は、カ
ーナビゲーション機器のフロントパネル111の表示画
面115の近傍に内蔵される。また、1波長ループアン
テナ112は、その一端に設けられた給電点116を介
して導体板114上にある通信装置113に接続され
る。さらに、1波長ループアンテナ112の他の一端に
は接地点117が設けられ、接地点117を介して導体
板114に接地される。ここで、1波長ループアンテナ
112は、導体板114に対して平行に配置される。な
お、導体板114は、カーナビゲーション装置11の各
部のいずれかが導体板として作用するものであってもよ
い。また、本実施形態において、1波長ループアンテナ
112の幅は、例えば約2mmに設定される。また、1
波長ループアンテナ112の長さは、125mmに設定
される。これは、動作周波数の約1波長の長さに設定さ
れるものである。
プアンテナ112、通信装置113および導体板114
から構成される無線通信装置は、カーナビゲーション装
置11のフロントパネル111と一体構造とすることが
できる。フロントパネル111と一体構造となった無線
通信装置は、例えば車室内の前方のインダッシュ、また
はダッシュボード上に設置することができる。
を詳細に説明する。本実施形態において、1波長ループ
アンテナ112と導体板114との間隔hは、例えば1
1mmに設定される。これは、1波長ループアンテナ1
12のインピーダンスを低下させることを目的とするも
のである。一般的な1波長ループアンテナ112のイン
ピーダンスは数百Ωであるが、間隔hを約0.1波長
(約11mm)程度とすることで、1波長ループアンテ
ナ112のインピーダンスを50Ωに整合することがで
きる。以上のように間隔hを設定することで、インピー
ダンス整合回路は不要となる。さらに、VSWRが2以
下の帯域幅は、約120MHzとなるので、Bluet
oothの帯域幅は確保されている。
周波数の半波長以上に設定される。すなわち、本実施形
態において、導体板114の1辺の長さは、62.5m
m以上に設定される。これにより、導体板114が反射
板として動作するので、1波長ループアンテナ112お
よび導体板114は、反射板付き1波長ループアンテナ
として動作し、単方向指向性を得る。
ープアンテナ112の垂直YZ面の放射パターンのグラ
フを示す図である。図4において、実線は垂直偏波成
分、点線は水平偏波成分を示す。図2に示す放射パター
ンの垂直偏波成分の平均レベルは、Z方向が最大放射方
向となり、その指向性利得は約7dBi(約4.9dB
d)となる。以上より、本実施形態におけるカーナビゲ
ーション装置のアンテナの放射方向は、車室内の方向を
向くので、携帯電話等の移動通信端末機と良好な無線通
信が可能となる。
給電は不平衡給電となっているが、近距離無線機器に平
衡不平衡変換器(バラン)がある場合には平衡給電とす
ることができ、本実施形態のアンテナと比較して指向性
利得を約1dB高くすることができる。また、アンテナ
素子の形状は、本実施形態のものに限らず、フロントパ
ネルに内蔵できるようなアンテナ形状、例えばパッチア
ンテナ、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、ス
ロットアンテナ等であればよく、若干利得は低下するが
ほぼ同様な効果が得られる。
は、第1の実施形態に係る車内無線通信システムにおい
て用いられる中継器の構造を示す図である。図5のよう
に、中継器12は、ルームランプ121にアンテナが内
蔵された形態である。以下、中継器12の詳細について
説明する。
プ121と、車載アンテナ122と、近距離無線通信回
路123と、電球124と、スイッチ125と、図示し
ないルームランプカバーとを備えている。車載アンテナ
122および近距離無線通信回路123は、電球124
以外のスペースに配置され、ルームランプカバーで覆わ
れる。実使用時には、車載アンテナ122、近距離無線
通信回路123および電球124は、ルームランプカバ
ーで覆われた状態となるため、乗車中の人が車載アンテ
ナ122および近距離無線通信回路123に触れること
により、特性が変化したり、劣化したりすることはな
い。
説明する。ここで、本実施形態においては、図5のよう
に、車載アンテナ122は、ループアンテナである。な
お、車載アンテナ122の形状は本実施形態のものに限
らず、ルームランプに内蔵できるようなアンテナ形状で
あればよく、その場合においても同様な効果が得られ
る。上述のように、本実施形態におけるアンテナの動作
周波数は2.4GHzであるので、1波長は125mm
である。従って、ループアンテナである車載アンテナ1
22は、1辺が約30mmに設定され、ルームランプ1
21に十分内蔵できる大きさとなる。以上のように、車
載アンテナ122をルームランプ121に内蔵すること
で、小型化できるとともに、新たに車載アンテナを設置
するスペースが不要である。
1に内蔵されることで、自動車の天井と車載アンテナ1
22とは近接した状態となる。従って、自動車の天井は
反射板として動作するので、車載アンテナ122の放射
方向は、車内方向、すなわち、図5に示すY方向の負の
向きに向けられる。さらに、自動車の天井と車載アンテ
ナ122との間隔は、約1/4波長、すなわち、約30
mmに設定されることで、より高い指向性利得が得られ
る。
いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態にお
けるカーナビゲーション装置11に内蔵されるアンテナ
装置を変形したものである。図6は、第2の実施形態に
係るカーナビゲーション装置において用いられるアンテ
ナ装置の構成を示す図である。図6(a)は、アンテナ
装置が内蔵されるフロントパネルの正面図である。ま
た、図6(b)は、フロントパネルの側面図である。以
下、アンテナ装置の構成について説明する。また、近距
離無線通信を例えばBluetoothとして説明す
る。従って、アンテナの動作周波数を2.4GHz帯と
して説明する。
ゲーション装置のフロントパネル部分に内蔵される。図
6において、カーナビゲーション装置は、フロントパネ
ル211と、アンテナ素子212および213と、通信
装置214と、導体板215と、表示画面216とを備
えている。アンテナ素子212および213は、それぞ
れ長さが半分の位置にて約90度の角度で折り曲げら
れ、図6のように対向して配置される。これにより、ア
ンテナ素子212および213は、先端開放菱形アンテ
ナを形成する。アンテナ素子212および213により
形成される先端開放菱形アンテナは、表示画面216の
周りに沿って配置される。アンテナ素子212は、その
一端に設けられた給電点217を介して導体板215上
にある通信装置214に接続される。アンテナ素子21
2の他の端は電気的に開放されている。アンテナ素子2
13は、その一端に設けられた接地点218を介して導
体板215に接地される。アンテナ素子213の他の端
は電気的に開放されている。また、アンテナ素子212
および213は、導体板215に対して平行に配置され
る。ここで、本実施形態において、アンテナ素子212
および213の幅は、例えば約2mmの導体板で構成さ
れる。また、アンテナ素子212および213により形
成される先端開放菱形アンテナの1辺の長さは、62.
5mmに設定される。これは、動作周波数の約半波長の
長さに設定されるものである。
12および213により形成される先端開放菱形アンテ
ナと、通信装置214と、導体板215とから構成され
る無線通信装置を、カーナビゲーション装置のフロント
パネル211と一体構造とすることができる。また、ア
ンテナ素子212および213を表示画面216の周囲
に設置することで、表示部を含むフロントパネル内のス
ペースを有効に活用することができる。従って、第1の
実施例に比べて、カーナビゲーション装置自体の大きさ
をより小型化することができる。フロントパネル211
と一体構造となったカーナビゲーション機器は、例え
ば、車室内の前方のインダッシュ、またはダッシュボー
ド上に設置することができる。
より形成される先端開放菱形アンテナの詳細を説明す
る。アンテナ素子212および213により形成される
先端開放菱形アンテナは、等価的に半波長アンテナ4本
のブロードサイド・アレイとして動作して、菱形面に対
して垂直方向に垂直偏波を放射する。アンテナ素子21
2および213により形成される先端開放菱形アンテナ
は、導体板215との間隔h’を、例えば10mmの間
隔で配置される。また、導体板215の1辺の長さは、
動作周波数の半波長以上に設定される。すなわち、本実
施形態において、導体板215の1辺の長さは、62.
5mm以上に設定される。このように導体板215の1
辺の長さを設定することにより、第1の実施形態と同
様、導体板215が反射板として動作するので、先端開
放菱形アンテナおよび導体板215は、反射板付き先端
開放菱形アンテナとして動作し、単方向指向性を得る。
も、Z方向が最大放射方向となり、その指向性利得は、
約8dBiとなる。従って、第2の実施形態に係るアン
テナを用いることにより、第1の実施形態に係るアンテ
ナよりも高い指向性利得を得ることができる。なお、本
実施形態において、アンテナへの給電は不平衡給電とな
っているが、近距離無線機器に平衡不平衡変換器(バラ
ン)がある場合には平衡給電とすることができ、本実施
形態のアンテナと比較して指向性利得を約1dB高くす
ることができる。また、フロントパネルの表示画面と一
体構造となるアンテナは本実施形態のものに限らず、フ
ロントパネルに内蔵できるようなアンテナ形状、例えば
ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ等であればよ
く、若干利得は低下するがほぼ同様な効果が得られる。
て説明する。第3の実施形態に係る車内無線通信システ
ムは、第1の実施形態における中継器を、リアガラスに
配置することを特徴とするものである。図7は、第3の
実施形態に係る車内無線通信システムの構成を示す図で
ある。また、図8は、第3の実施形態に係る車内無線通
信システムにおいて用いられる中継器の構成を示す図で
ある。以下、第3の実施形態に係る車内無線通信システ
ムにおいて用いられる中継器について説明する。また、
近距離無線通信を例えばBluetoothとして説明
する。従って、アンテナの動作周波数を2.4GHz帯
として説明する。
無線通信システムは、カーナビゲーション装置11と、
放射器321と、無給電素子322と、移動通信端末機
13とを備えている。なお、図7において、図2と同じ
構成要素には同一の参照符号を付す。また、図7のよう
に、放射器321は、自動車内のリアトレイ34上に配
置される。無給電素子322は、自動車のリアガラスに
印刷された導体である。図8のように、第3の実施形態
に係る中継器であるアンテナは、放射器321と、無給
電素子322とから構成される。放射器321は、長さ
が半波長であり、中央で給電されるダイポールアンテナ
である。また、この場合、放射器321は、リアトレイ
34に対して水平に配置される。無給電素子322は、
反射器として動作するものであるが、リアガラスに印刷
されるくもり止め用の電熱線との共用が可能である。無
給電素子としてリアガラスの電熱線を利用する場合は、
新たな部品を設ける必要がない。無給電素子322の長
さは、半波長より少し長めに設定される。また、放射器
321と無給電素子322の間隔dは、0.1〜0.2
波長程度に設定される。
波数帯は、2.4GHz帯であるため、1波長は125
mmとなる。従って、放射器321の長さは、62.5
mmに設定される。また、無給電素子322は、半波長
より少し長い65mmに設定される。さらに、放射器3
21と無給電素子322との間隔dは、約0.1波長、
すなわち、13mmに設定される。
の放射パターンを示す図である。図9において、実線は
垂直偏波成分、点線は水平偏波成分を示す。図9のよう
に、放射パターンの水平偏波成分の平均レベルは、Z方
向の負の向きが最大放射方向となる。これにより、無給
電素子322は反射器として動作しており、放射器32
1から放射された電波は車外への放射が抑えられ、車内
側に偏っているのが分かる。
リアガラスに反射器として動作する無給電素子を設ける
ことにより、車外への放射を抑え、車内に指向性を向け
ることができる。従って、第3の実施形態に係る車内無
線通信システムにより、良好な近距離無線通信を行うこ
とができる。なお、放射器および無給電素子の形状は、
本実施形態のものに限らず、車内に放射指向性が向くよ
うな形状であれば同様な効果が得られる。
て説明する。本実施形態に係る車内無線通信システム
は、第1の実施形態における中継器を、リアトレイに配
置したものである。図10は、第4の実施形態に係る車
内無線通信システムの構成を示す図である。図10にお
いて、第4の実施形態に係る車内無線通信システムは、
カーナビゲーション装置11と、車載アンテナ42と、
移動通信端末機13とを備えている。なお、図10にお
いて、図2と同じ構成要素には同一の参照符号を付す。
中継器として用いられる車載アンテナ42は、車内のリ
アトレイ44上に配置される。そのとき、車載アンテナ
42は車内の天井に向けて放射するようにして固定され
る。このように、アンテナの放射方向を天井に向けるこ
とで、乗車している人やシートによって電波が遮られる
ことがない。従って、第4の実施形態に係る車内無線通
信システムにより、車内の隅々まで良好な近距離無線通
信を行うことができる。なお、車載アンテナの配置場所
はリアトレイに限らず、ダッシュボード等天井を見通せ
る場所であれば同様な効果が得られる。
て説明する。本実施形態に係る車内無線通信システム
は、中継器であるアンテナを、自動車のピラー部(フロ
ントガラスとサイドガラスとの間)から、天井に沿って
後部座席のサイドガラス上端まで配置したものである。
図11は、第5の実施形態に係る車内無線通信システム
においてアンテナとして用いる漏洩同軸線路52の配置
を示す図である。また、図12は、アンテナとして用い
る漏洩同軸線路の構造を示す図である。
動車のピラー部(フロントガラスとサイドガラスとの
間)から天井に沿って後部座席のサイドガラス上端まで
配置される。図12のように、漏洩同軸線路52は、内
部導体521と、絶縁体522と、外部導体523とか
ら構成される。外部導体523には、長手方向に一定の
間隔pで、ハの字形状のスロット524が複数形成され
ている。また、漏洩同軸線路52に形成されているスロ
ット524は、車内に向くようにして固定される。ここ
で、スロット524の傾き角は、図11の点線により示
す中心線とのなす角が45度に設定される。また、各ス
ロット524の間隔pは、漏洩同軸線路52の伝搬信号
の半波長に設定される。漏洩同軸線路52の先端は終端
される。
2は、指向性が車内側へ偏る。また、ピラー部から後部
座席まで漏洩同軸線路52が延びているので、乗車して
いる人によって電波が遮られることがない。また、運転
席側と助手席側とにそれぞれ漏洩同軸線路52を配置す
ることで、ダイバーシチ効果が得られる。
に限らず、自動車の天井に車内を見渡せるように配置さ
れるものであればよい。例えば、漏洩同軸線路は、自動
車の前側から後ろ側まで、天井の中央に配置されるもの
であってもよい。ここで、自動車の前の座席と後ろの座
席とで通信を行う場合に、無線通信の品質が落ちると考
えられる。従って、漏洩同軸線路は、天井に配置される
場合、自動車の前側から後ろ側まで配置されることが望
ましい。
て説明する。本実施形態に係る車内無線通信システム
は、カーナビゲーション装置とセンターコンソール内の
センサとの間で無線通信を行うものである。図13は、
第6の実施形態に係る車内無線通信システムの構成を示
す図である。図13において、車内無線通信システム
は、カーナビゲーション装置11と、センターコンソー
ル63とから構成される。なお、図13において、図2
と同じ構成要素には同一の参照符号を付す。また、本実
施形態に係る車内無線通信システムは、中継器を有しな
い構成である。カーナビゲーション装置11は、車室内
の前方のインダッシュまたはダッシュボード上に設置さ
れる。また、センターコンソール63は、自動車内の前
方座席中央に配置される。さらに、センターコンソール
63は、1波長ループアンテナ631と、近距離無線通
信装置632とを備えている。以下、センターコンソー
ル63の詳細について説明する。
アンテナ631は、近距離無線通信装置632と接続さ
れる。1波長ループアンテナ631の指向性は、カーナ
ビゲーション装置11のフロントパネルの方向に向けら
れる。また、図示しないが、近距離無線通信装置632
は、自動車のタイヤから検知される車速パルスと接続さ
れる。さらに、近距離無線通信装置632は、シフトレ
バーから検知できるバックセンサーおよびパーキングセ
ンサーと接続される。各種の位置情報および速度情報を
検出するセンサの情報は、近距離無線通信装置632を
介して1波長ループアンテナ631から送信され、カー
ナビゲーション装置に受信される。
置と、各種の位置情報および速度情報を検出するセンサ
との間で無線通信を行うことができる。このように無線
通信を行うことで、カーナビゲーション装置を取り付け
る際の有線ケーブルにて接続する煩雑な作業が必要でな
い。従って、カーナビゲーションをダッシュボードの上
に取り付けるという簡易な作業で、カーナビゲーション
装置の取り付けを行うことができるので、取り付けを容
易にし、取り付けコストを安くすることができる。な
お、車両側近距離無線通信装置の配置場所はセンターコ
ンソールに限らず、ダッシュボードの中等、カーナビゲ
ーションと近距離無線通信が可能な場所であれば同様な
効果が得られる。
信システムは、第1の実施形態における移動通信端末機
と、第6の実施形態におけるセンターコンソールとの両
方を含む構成であってもよい。例えば、近距離無線通信
装置がBluetoothである場合、本発明に係る車
内無線通信システムは、Bluetooth機器同士を
数珠つなぎにしたネットワーク形態であってもよい。以
下、このネットワーク形態の詳細について説明する。
toothである場合の、車内無線通信システムにおけ
るネットワークの一形態を概念的に示す図である。Bl
uetoothを有する機器は、周波数ホッピング・パ
ターンを形成するマスタ91と、それに従って各スレー
ブ92、93および94とに分かれて通信を行うことが
できる。マスタとスレーブとにより構成されるサブネッ
トは、ピコネットと呼ばれる。ここで、マスタ91と各
スレーブ92、93および94とにより構成されるサブ
ネットを、ピコネットAと呼ぶ。同様に、マスタ95
と、各スレーブ96および97とにより構成されるサブ
ネットを、ピコネットBと呼ぶ。図14に示すピコネッ
トAとピコネットBとが通信可能な距離にある場合、ピ
コネットAに属するスレーブ94と、ピコネットBのマ
スタ95との間で無線通信が可能である。このように同
時に通信を行いネットワーク形態となる状態は、スタッ
カーネットと呼ばれる。以上のように、本発明に係る車
内無線通信システムは、Bluetoothを用いる場
合、ピコネットが数珠つなぎとなったネットワーク形態
を構成することが可能である。
を用いた使用例を説明する。例えば、図1に示す端末3
が携帯電話である場合を考える。カーナビゲーション装
置1は、位置情報を近距離無線通信により中継器2を介
して携帯電話である端末3に送信する。携帯電話である
端末3は、カーナビゲーション装置1から受信した位置
情報を外部施設に送信し、その外部施設から発信される
現在位置近くの駐車場情報を受信する。さらに、携帯電
話である端末3は、携帯電話が外部施設から受信した駐
車場情報を、近距離無線通信により中継器2を介してカ
ーナビゲーション装置1に送信し、ディスプレイに表示
する。以上のように、本発明に係る車内無線通信システ
ムにより、カーナビゲーション装置と携帯電話等の自動
車内で用いられる機器との間で良好な無線通信を行うこ
とができる。
カーナビゲーション装置と他の機器との間における無線
通信を行う形態について説明したが、他の実施形態にお
いては、例えば、自動車内に持ち込まれたパソコンと携
帯電話との間で近距離無線通信を行う形態についても、
中継器を利用することができる。すなわち、上記第3か
ら第6の実施形態に係る車内無線通信システムにおいて
用いられる中継器を、自動車内に持ち込まれたパソコン
と携帯電話との間の近距離無線通信に用いることができ
る。
内の方向の指向性利得を高くすることにより、自動車内
において良好な無線通信を行うことができる。また、本
発明に係る車内無線通信システムは、車室内の方向の指
向性利得が高い車内無線通信装置を用い、車室内を見渡
せるような位置に各装置を配置することにより、自動車
内において良好な無線通信を行うことができる。
いた車内無線通信システムの構成の一例を示すブロック
図である。
各構成要素の自動車内における配置を示す図である。
において用いられるアンテナ装置の構成を示す図であ
る。
112の垂直YZ面の放射パターンのグラフを示す図で
ある。
おいて用いられる中継器の構造を示す図である。
において用いられるアンテナ装置の構成を示す図であ
る。
構成を示す図である。
おいて用いられる中継器の構成を示す図である。
ンを示す図である。
の構成を示す図である。
においてアンテナとして用いる漏洩同軸線路52の配置
を示す図である。
示す図である。
の構成を示す図である。
ある場合の、車内無線通信システムにおけるネットワー
クの一形態を概念的に示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 カーナビゲーション装置において用いら
れる車内無線通信装置であって、 他の機器との間で無線信号の送受信を行う通信部と、 前記通信部に接続され、前記カーナビゲーション装置に
おいて自動車の室内方向側の面付近に配置されるアンテ
ナ素子とを備える、車内無線通信装置。 - 【請求項2】 前記アンテナ素子より自動車の室外方向
側に配置され、1辺の長さが無線通信に用いる周波数の
半波長以上である導体板をさらに備えることを特徴とす
る、請求項1に記載の車内無線通信装置。 - 【請求項3】 前記アンテナ素子は、ループ面が自動車
の室内方向を向くように設置される1波長ループアンテ
ナであることを特徴とする、請求項1または2に記載の
車内無線通信装置。 - 【請求項4】 前記アンテナ素子は、 前記カーナビゲーション装置の有する表示装置に周設さ
れ、長さが無線通信に用いる周波数の略1波長であり、
一端が給電点とされ、他端が解放されており、中央で略
90度の角度をもって屈曲した第1アンテナ素子と、 前記第1アンテナ素子と対向するように前記表示装置に
周設され、長さが無線通信に用いる周波数の略1波長で
あり、一端が給電点とされ、他端が解放されており、中
央で略90度の角度をもって屈曲した第2アンテナ素子
とを含む、請求項1または2に記載の車内無線通信装
置。 - 【請求項5】 移動体端末を介して自動車外部のネット
ワークと通信可能なカーナビゲーション装置と、当該移
動体端末と無線通信可能な中継器とを含む車内無線通信
システムであって、 前記カーナビゲーション装置は、 前記中継器と無線信号の送受信を行う通信部と、 前記通信部に接続され、近距離無線通信を行うためのア
ンテナ素子とを備え、前記中継器は、 前記カーナビゲーション装置と前記移動体端末との間で
送受信される無線信号を中継する送受信部と、 前記送受信部に接続され、前記移動体端末と近距離無線
通信を行うために、自動車のシートよりも高い位置に配
置されるアンテナ部とを備える、車内無線通信システ
ム。 - 【請求項6】 前記アンテナ部は、前記カーナビゲーシ
ョン装置において自動車の室内方向側の面付近に配置さ
れることを特徴とする、請求項5に記載の車内無線通信
システム。 - 【請求項7】 前記アンテナ部は、ルームランプ内に配
置され、自動車の天井と略平行に設置されるループアン
テナを含む、請求項6に記載の車内無線通信システム。 - 【請求項8】 前記アンテナ部は、 自動車のリアトレイに配置される放射素子と、 自動車のリアガラスに配置され、長さが無線通信に用い
る周波数の半波長以上である無給電素子とを含む、請求
項6に記載の車内無線通信システム。 - 【請求項9】 前記アンテナ部は、自動車のリアトレイ
に配置され、最大放射方向が当該自動車の天井方向に向
けられたアンテナ素子を含む、請求項6に記載の車内無
線通信システム。 - 【請求項10】 前記アンテナ部は、自動車の天井の左
右両側で、自動車のドアの上部に配置される漏洩同軸線
路を含む、請求項6に記載の車内無線通信システム。 - 【請求項11】 自動車内の他の機器との間で近距離無
線通信が可能なカーナビゲーション装置と、当該カーナ
ビゲーション装置による経路探査に必要な移動状況情報
を検出するセンサと、当該センサと接続され、当該カー
ナビゲーション装置と無線通信可能な車両側通信部とを
含む車内無線通信システムであって、 前記カーナビゲーション装置は、 他の機器との間で無線信号の送受信を行う通信部と、 前記通信部に接続され、自動車の室内方向側の面付近に
配置されるアンテナ素子とを備え、 前記車両側通信部は、 前記センサにより検出される移動状況情報を入力し、前
記カーナビゲーション装置と通信を行うことを特徴とす
る、車内無線通信システム。 - 【請求項12】 自動車内において機器間の近距離無線
通信を行う際に中継器として用いられる車内無線通信装
置であって、 前記機器間で送受信される無線信号を中継する送受信部
と、 前記送受信部に接続され、前記機器と近距離無線通信を
行うために、自動車のシートよりも高い位置に配置され
るアンテナ部とを備える、車内無線通信装置。 - 【請求項13】 前記アンテナ部は、ルームランプ内に
配置され、自動車の天井と略平行に設置されるループア
ンテナを含む、請求項12に記載の車内無線通信装置。 - 【請求項14】 前記アンテナ部は、 自動車のリアトレイに配置される放射素子と、 自動車のリアガラスに配置され、長さが半波長以上であ
る無給電素子とを含む、請求項12に記載の車内無線通
信装置。 - 【請求項15】 前記アンテナ部は、自動車のリアトレ
イに配置され、最大放射方向が当該自動車の天井方向に
向けられたアンテナ素子を含む、請求項12に記載の車
内無線通信装置。 - 【請求項16】 前記アンテナ部は、自動車の天井の左
右両側で、自動車のドアの上部に配置される漏洩同軸線
路を含む、請求項12に記載の車内無線通信装置。
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JP2001165054A JP2002359565A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 車内無線通信装置および車内無線通信システム |
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