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JP2002348921A - 浄水器フィルターの交換時期を表示する浄水器用水栓の表示ハンドル - Google Patents

浄水器フィルターの交換時期を表示する浄水器用水栓の表示ハンドル

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JP2002348921A
JP2002348921A JP2001154271A JP2001154271A JP2002348921A JP 2002348921 A JP2002348921 A JP 2002348921A JP 2001154271 A JP2001154271 A JP 2001154271A JP 2001154271 A JP2001154271 A JP 2001154271A JP 2002348921 A JP2002348921 A JP 2002348921A
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Japan
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water purifier
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handle
water
time
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Application number
JP2001154271A
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English (en)
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Masanari Yamamoto
政成 山本
Takamichi Yamamoto
貴通 山本
Kazunori Yamamoto
量敬 山本
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Yamamoto Seisakusho Inc
Original Assignee
Yamamoto Seisakusho Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回動操作時間または回数を自動的に検知して、
浄水器中のフィルターの交換時期を使用者に伝えるよう
にすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供する
こと。 【解決手段】表示ハンドル10内に、当該ハンドル10
が所定角度回動されたことを検知する検知スイッチ11
と、この検知スイッチ11からの信号を得てその使用時
間または回数を加算するとともに種々な演算処理を行う
演算処理部12とを設けるとともに、当該表示ハンドル
の10一部に、演算処理部12での加算結果等を表示す
る表示部と、各部に電力を提供するための電池14とを
設けて、当該表示ハンドル10の回動時間または回動数
によって、浄水器30中のフィルターの交換時期を表示
部にて表示するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水器によって作られ
た浄水の吐出または止水を行う浄水器用水栓のハンドル
に関し、特に浄水器を構成しているフィルターの交換時
期を表示するようにした浄水器用水栓の表示ハンドルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道水中の汚れをとるため等の、特に家
庭で使用されている浄水器は、業界団体である浄水器協
議会のデータでは、全国で26%、約1000万世帯で
使用されているものであり、近年では一般的な商品にな
りつつある。しかも、2002年の4月から、この種の
浄水器も「家庭用品品質表示法」の対象となり、浄水能
力などを統一した試験方法で表示しなければならなくな
るものである。
【0003】浄水器の一般的な仕組みは、有機物やにお
いを吸着する活性炭素層と、細菌や濁りを取り除くため
の中空糸膜を中心とするろ過膜層と、場合によっては鉛
イオン除去のためのイオン交換樹脂層とを水の流れに応
じて組み合わせるようにしたものである。これらの各層
は、そのろ過や吸着が進めば、当然初期の能力より低く
なるものであり、一定期間使用すれば、その交換をしな
ければならないものである。
【0004】このため、従来の浄水器においては、各フ
ィルターの交換を容易に行えるようにするために、各フ
ィルターを一まとめにした所謂「カートリッジ」化がな
されていて、このカートリッジを交換することにより、
各層の能力を初期値に戻るようにすることが行われてい
るのである。
【0005】ところが、このカートリッジの交換時期
を、当該浄水器を設置している一般家庭において知るこ
とは非常に困難である。勿論、浄水器の説明書には「交
換は約何ヶ月後に行って下さい」と明示はされているけ
れども、一般家庭では、使用を始めるとそのことを全く
忘れてしまうことが多く、場合によっては、全く効果・
能力のなくなった「カートリッジ」をそのまま何年も使
用することがある。
【0006】そこで、本発明者は、カートリッジを適正
期間だけ使用できるように、使用者に管理負担を全くか
けないで交換時期の表示を簡単に行えるようにするには
どうしたらよいか、について検討をしてきたのである。
この検討の中で浮び上がってきたことは、当然各家庭で
の浄水器の使用頻度にバラつきがあることである。しか
しながら、カートリッジの早目交換はむしろ好ましいこ
となので、使用頻度の高い場合を想定すれば何等問題が
ないと思われる。
【0007】また、フィルターをまとめたカートリッジ
の能力低下は、前述したように、ゴミの除去量等に比例
するものであり、ゴミの除去量等は、供給されている水
道水の汚れ程度や浄水の使用量に関係するものである。
しかしながら、水道水の「品質」は、各地の水道局の努
力によって全国略均一になっていると考えられるため、
ゴミの除去量等を計る指標としては、「浄水の使用量」
で十分であると考えられる。
【0008】例えば、毎分5リットルの浄水を作る能力
のある浄水器におけるカートリッジの最大使用量が3万
リットルであった場合、浄水器等に積算流量計を設けて
おいて、この流量計の指標または電気的信号によって、
カートリッジの交換時期を知らせるようにすることは当
然考えられる。しかしながら、流量計そのものは小型化
が困難であり、回転部品を使用しなければならないこと
もあって、故障し易いと考えられる。
【0009】このため、本発明者は、浄水流量という言
わば直接的な指標に代て別の指標を探したところ、前述
した通り、一般家庭において毎日使用される浄水量は、
最大見積もっても約80リットル(1日使用時間は約1
6分に該当する)であり、上記例の浄水器能力に直す
と、3万リットル(約100時間に該当する)となる。
また、コップ一杯分の浄水を得たり、約4リットルのポ
ットようの浄水を得たりする一般的な状況を考察する
と、3万リットルの浄化能力のある浄水器の使用回数
は、約3万回とも考えられる。この回数は、浄水器用水
栓のハンドル操作数をみれば簡単に分かるはずである。
【0010】以上のことから、本発明者は、浄水器のフ
ィルターの交換時期を示す指標として、浄水器、つまり
浄水器用水栓の使用時間か、この水栓のハンドルの操作
回数をチェックすればよいことに気付き、本発明を完成
したのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この種浄水
器における上記実状に鑑みてなされたもので、その解決
しようとする課題は、浄水器を構成しているフィルター
もしくはこれをまとめたカートリッジの交換時期を、浄
水器用水栓のハンドルにおいて、明確に表示するように
することである。
【0012】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、回動操作時間または回数を自動的に検
知して、浄水器中のフィルターの交換時期を使用者に伝
えるようにすることのできる浄水器用水栓のハンドルを
提供することにある。
【0013】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1と同様な目的を達成する他、浄水
器中のフィルターの交換時期を、音や光でも知らせるよ
うにすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供す
ることにある。
【0014】さらに、請求項3に係る発明の目的とする
ところは、上記請求項1または2と同様な目的を達成で
きる他、検知センサーを工夫することによって、故障が
少ない簡単な構造のものとすることができて、安価なも
のとすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態中において使用する符号を付して説明する
と、「浄水器30からの浄水の吐出または止水を行う浄
水器用水栓20に使用される表示ハンドル10であっ
て、この表示ハンドル10内に、当該ハンドル10が所
定角度回動されたことを検知する検知スイッチ11と、
この検知スイッチ11からの信号を得てその使用時間ま
たは回数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算
処理部12とを設けるとともに、当該表示ハンドルの1
0一部に、演算処理部12での加算結果等を表示する表
示部13と、各部に電力を提供するための電池14とを
設けて、当該表示ハンドル10の回動時間または回動数
によって、浄水器30中のフィルターの交換時期を表示
部13にて表示するようにしたことを特徴とする浄水器
用水栓の表示ハンドル10」である。
【0016】すなわち、本発明に係る表示ハンドル10
は、本来的には浄水器30のために使用される浄水器用
水栓20の開閉操作を行うものであるが、その回動操作
時に浄水器30での浄水作用がどれだけなされたかを自
動的に検知して、浄水器30中のフィルターの交換時期
を使用者に知らせるようにしたものである。つまり、こ
の表示ハンドル10は、使用者がこれを使用する際に自
然に目がいくところに、使用流量あるいは使用可能残
量、または使用時間あるいは使用可能時間を表示する表
示部13を設けたものでもあり、この表示部13により
表示されている数字や記号に基づいて、使用者は、浄水
器30内の浄水器30の交換をするように促すものなの
である。
【0017】浄水器30内のフィルターの交換時期を表
示するためには、当該表示ハンドル10の開成時間また
は開成数を検知する検知スイッチ11が重要になるが、
この検知スイッチ11としては、請求項3におけるよう
な傾斜センサーであってもよいが、例えば図2に示す浄
水器用水栓20の本体内に磁石を埋め込んでおき、この
磁石に近づいたときを感知するマグネットセンサーやホ
ール素子を利用したものを採用してもよいものである。
勿論、この表示ハンドル10は、人の手によって図2中
に示すような所定の範囲内で回動されるものであるか
ら、その回動力を使用した機械的なセンサー、例えば、
浄水器用水栓20の本体側に設けた突起に当接したとき
に通電を行うリミットスイッチであってもよい。
【0018】以上の検知スイッチ11からの信号は、演
算処理部12によって処理されるのであるが、その処理
としては、入力回数の加算、あるいは入力時間の積算と
ういうようになされるものであり、その結果は、表示部
13における数字や絵にによって表示される。例えば、
当該表示ハンドル10の使用回数を表示するのであれ
ば、その積算回数、または浄水器30中のフィルターの
交換まであと何回使用可能かを表示するのであり、入力
時間を積算する場合も同様である。この場合の「残量」
計算は、前述した一般家庭における通常使用結果に基づ
いたデータ(例えば100時間または3万回)によれば
よい。
【0019】勿論、以上の検知スイッチ11や演算処理
部12あるいは表示部13は、当該表示ハンドル10内
に設けた電池14によって駆動されることは言うまでも
ない。この電池14は、表示ハンドル10に交換可能に
設けるように実施してもよいが、以下に示す実施形態で
は、浄水器30のフィルターを交換する際に当該表示ハ
ンドル10の交換をも行うことを前提としているため、
収納して通電確認後の電池14の周囲をポッティング樹
脂によって固めるようにしている。このようにしておけ
ば、流し台40等所謂水回りにおいて使用する当該表示
ハンドル10の耐久性を高めるものである。
【0020】なお、電池14を内蔵したままにしておく
と、検知スイッチ11が請求項3に得るようなものであ
った場合、出荷から取付までの間の振動によって使用状
態になることがあるが、それば誤差の範囲であり、無視
できるものである。
【0021】従って、この請求項1の表示ハンドル10
は、浄水器用水栓20の操作という本来の使用が行える
ことは勿論、その操作によって、浄水器30中のフィル
ターの交換時期を自動的に表示するのであり、これによ
り、浄水器30のフィルターをとどこおりなく交換し得
るようにして、浄水器30を常に最適な状態で使用し得
るようにするのである。
【0022】上記課題を解決するために、請求項2に係
る発明の採った手段は、上記請求項1の表示ハンドル1
0について、「検知スイッチ11からの信号によって使
用時間または使用回数が所定以上となったとき、これを
記憶データと比較演算した演算処理部12が、音または
光によってフィルターの交換時期到来の警告を発するス
ピーカ15またはランプ16のいずれか少なくとも一方
に、作動信号を発するようにしたこと」である。
【0023】すなわち、この請求項2の表示ハンドル1
0は、浄水器30のフィルターの交換時期を表示部13
における表示によって知らせるとともに、さらに、スピ
ーカ15またはランプ16の少なくともいずれか一方に
よっても知らせるようにしたものであり、交換時期の報
知をより確実なものとしたものである。
【0024】スピーカ15としては、断続または連続す
る高い音を発するものがよく、耳の遠くなった高齢者で
も容易に聞き取れるようにするものである。ランプ16
としては、消費電力の少ない発光ダイオードを使用する
のがよいが、その取付部分としては、表示ハンドル10
の人の目に入り易い部分、例えば図2に示すような表示
ハンドル10の正面側、あるいは図6に示すように、当
該表示ハンドル10を操作しようとするとき自然に目が
いくような部分であるとよい。
【0025】これらのスピーカ15及びランプ16は、
前述した演算処理部12により駆動制御されるものであ
り、その電力は電池14から供給されるものであること
は当然である。
【0026】従って、この請求項2の表示ハンドル10
は、前述した請求項1のそれと同様な機能を発揮する
他、スピーカ15またはランプ16スピーカ15らの音
または光のいずれか一方によっても、浄水器30のフィ
ルターの交換時期が検知されるのであり、フィルターを
最適な状態で使用し得るものとし得るのである。
【0027】上記課題を解決するために、請求項3に係
る発明の採った手段は、上記請求項1または2の表示ハ
ンドル10について、「検知スイッチ11を、略Yまた
はU字状にした接点端子11aと、この中に収納した導
通ボール11bとにより構成した傾斜センサーとしたこ
と」である。
【0028】すなわち、この請求項3の表示ハンドル1
0は、これが回動操作されるものであることに着目した
検知スイッチ11を接点端子11aと導通ボール11b
とにより構成して、検知スイッチ11を傾斜センサーと
したものである。
【0029】このようにしておけば、浄水器用水栓20
が「開」状態となるように表示ハンドル10を回動させ
れば、図5の(イ)または図7の(イ)に示すように、
両接点端子11a間に導通ボール11bが入り込むこと
になり、両接点端子11a間の導通をこの導通ボール1
1bが行うことになる。つまり、導通ボール11bによ
ってスイッチが入った状態となるから、その信号によっ
て演算処理部12での処理がなされることになる。ま
た、表示ハンドル10を回動させて、図5の(ロ)また
は図7の(ロ)に示すように、浄水器用水栓20が
「閉」状態となれば、導通ボール11bは転動していず
れかの接点端子11aから離れ、通電は解除される。
【0030】以上のような構成した検知スイッチ11を
しておけば、その作動が確実になされるとともに、構造
が簡単であるため、故障のしにくいものとなるものであ
る。
【0031】従って、この請求項3の表示ハンドル10
は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮す
る他、浄水器30のフィルターの交換時期の検出のため
の作動をより確実に行え、故障も少なく表示ハンドル1
0全体を安価に仕上げることも可能なのである。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、上記にように構成した各請
求項に係る発明を、図面に示した実施の形態に従って説
明すると、図1には本発明に係る表示ハンドル10を使
用した浄水器用水栓20を、一般家庭において採用され
る流し台40に取付けた状態が示してある。この流し台
40に対して水道管41によって水道水が、給湯管51
によって湯が供給されるものであり、水道管41から供
給された水道水については、分岐コックを介して給水管
42側にも供給されるものである。なお、給湯管51か
らの湯と水道管41からの水とは、流し台40上の浄水
器用水栓20から約40センチメートル以上離した位置
に設けた混合水栓50にも供給される。
【0033】給水管42からの水道水は、一旦、流し台
40上に設けた浄水器用水栓20内に送られる。この浄
水器用水栓20内には、図3に示したように、給水管4
2から送られてきた水道水が一旦入り込む給水通路21
と、この給水通路21に対して弁座24を介して連通す
ることになる送り込み通路22と、これらの送り込み通
路22と給水通路21とは独立した浄水通路23とが形
成してあり、給水通路21と送り込み通路22間の弁座
24に対しては、当該表示ハンドル10によって回動さ
れる弁軸26の内端に設けた弁体25が進退するように
してある。
【0034】本発明に係る表示ハンドル10によって回
動される弁軸26は、浄水器用水栓20の本体に対して
螺進及び螺退するように構成したものであり、この弁軸
26の内端に設けた弁体25が弁座24から離れると、
給水管42の水道水が送り込み通路22内に入る。この
送り込み通路22に対しては、図1〜図3に示したよう
に、送り込み管31が接続されているため、この送り込
み管31から浄水器30内に水道水が供給されることに
なる。勿論、この浄水器30内には、汚れやにおいを除
去するためのフィルターが内蔵してあって、このフィル
ターを通ってろ過された水道水、つまり浄水は、この浄
水器30に接続してある浄水管32を通して再び浄水器
用水栓20側に送り込まれる。
【0035】浄水器30の浄水管32は、図1〜図3に
示したように、浄水器用水栓20の浄水通路23に接続
してあり、この浄水通路23には図3にも示したような
吐出管23aが接続してあるから、浄水器30にて形成
された浄水は、流し台40上に吐出することになるので
ある。
【0036】さて、以上のようにした浄水器用水栓20
に取付けられるべき本発明に係る表示ハンドル10は、
まず、例えば図4に示したように、浄水器用水栓20側
の弁軸26の先端に取付けるための取付穴17を有して
いるものであり、図示しないネジ等によって、この取付
穴17内に挿通された弁軸26との相対回転がなされな
いように固定されるものである。勿論、固定ネジを緩め
れば、この表示ハンドル10の浄水器用水栓20からの
取外しは簡単に行えるものである。
【0037】この表示ハンドル10は、まず、表示ハン
ドル10内に、当該ハンドル10が所定角度回動された
ことを検知する検知スイッチ11と、この検知スイッチ
11からの信号を得てその使用時間または回数を加算す
るとともに種々な演算処理を行う演算処理部12とを設
けるとともに、当該表示ハンドルの10一部に、演算処
理部12での加算結果等を表示する表示部13と、各部
に電力を提供するための電池14とを設けたことがその
基本構成である。
【0038】この表示ハンドル10を構成している検知
スイッチ11は、本実施形態の場合は接点端子11aと
導通ボール11bとにより構成した傾斜センサーである
が、マグネットスイッチやホース素子、あるいは単純な
リミットスイッチにより構成して実施してもよいこと
は、前述した通りである。この検知スイッチ11を接点
端子11aと導通ボール11bとにより構成した場合、
これらの接点端子11a及び導通ボール11bを、図3
〜図5に示したように、表示ハンドル10の基端部分で
あって取付穴17の反対側部分に設けるようにしてもよ
く、また、図6及び図7に示したように、当該表示ハン
ドル10のレバー部分に埋め込むように実施してもよい
ものである。
【0039】以上の検知スイッチ11からの信号は演算
処理部12に送られて処理されるのであるが、この種の
演算処理部12は、近年の電子技術の発達のお陰で非常
に小型化されるため、表示ハンドル10のどの部分に設
けてもよい。すなわち、図3〜図5に示したように表示
ハンドル10の基体部に設けたり、あるいは図7に示し
たように、表示ハンドル10のレバー部分であってもよ
いものである。
【0040】この演算処理部12によって得られた演算
結果は、例えば表示ハンドル10の使用時間や回数、あ
るいは使用可能残り時間や回数として、表示部13にて
表示される。この表示部13の表示ハンドル10の取付
位置も自由に設定できるが、図2に示したような表示ハ
ンドル10の基体部の正面、あるいは、図6に示したよ
うな表示ハンドル10のレバー部のどちらかの面が考え
られる。
【0041】勿論、この表示部13の表示作動は演算処
理部12からの信号によってなされるものであり、表示
の仕方も、数字や図柄、あるいは色調変化を有する全面
表示(最初は前面がグリーンに光っていたものが、浄水
器30のフィルターの交換時期が近づくに従って赤色に
変化していくようにする)であってもよい。本実施形態
の表示部13は、具体的には小型の液晶表示装置を採用
したものであり、フィルター交換のための残留時間と、
交換の依頼先の電話番号や住所等を表示するものとして
ある。
【0042】以上の表示部13、演算処理部12及び検
知スイッチ11は、電力によって作動するようにしたも
のであるから、その電源として電池14が表示ハンドル
10内に組込まれる。この電池14は、交換可能にして
もよいが、本実施形態のものでは、その表示ハンドル1
0に対する収納場所にて樹脂封止を行い、水濡を防止す
るようにして、表示ハンドル10全体の耐久性を高める
ようにしている。
【0043】また、本実施形態の表示ハンドル10は、
表示部13にての数字や図柄等による期限到来の表示の
他に、スピーカ15による音、及びランプ16による光
によっても行えるようにしてあり、これらスピーカ15
及びランプ16は当然に演算処理部12に接続したもの
である。
【0044】これらのスピーカ15及びランプ16及び
前述した表示部13は、表示ハンドル10と一体的に設
けるようにすると有利である。何故なら、これらによっ
て交換期限が報知されれば、その場合に使用していた浄
水器30中のフィルターは交換されることになるもので
あり、交換されたフィルターを使用し始めると、この表
示ハンドル10における演算処理部12中の積算データ
は全く不要となるからである。しかも、電池14自体も
この頃には寿命がつきかけていることが一般的だからで
ある。
【0045】以上のことから、この実施形態の表示ハン
ドル10は、浄水器30中のフィルターの交換時にその
まま別の新しいものに交換することになるが、勿論、電
池14交換を可能にするとともに、演算処理部12内の
データの更新あるいはリセットを、その交換時に行える
ように実施してもよいものである。
【0046】
【発明の効果】以上、詳述した通り、まず請求項1に係
る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「浄水器30からの浄水の吐出または止水を行う浄水器
用水栓20に使用される表示ハンドル10であって、こ
の表示ハンドル10内に、当該ハンドル10が所定角度
回動されたことを検知する検知スイッチ11と、この検
知スイッチ11からの信号を得てその使用時間または回
数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算処理部
12とを設けるとともに、当該表示ハンドルの10一部
に、演算処理部12での加算結果等を表示する表示部1
3と、各部に電力を提供するための電池14とを設け
て、当該表示ハンドル10の回動時間または回動数によ
って、浄水器30中のフィルターの交換時期を表示部1
3にて表示するようにしたこと」にその構成上の特徴が
あり、これにより、回動操作時間または回数を自動的に
検知して、浄水器中のフィルターの交換時期を使用者に
伝えるようにすることのできる浄水器用水栓のハンドル
を提供することができるのである。
【0047】また、請求項2に係る表示ハンドル10
は、上記請求項1のそれについて、「検知スイッチ11
からの信号によって使用時間または使用回数が所定以上
となったとき、これを記憶データと比較演算した演算処
理部12が、音または光によってフィルターの交換時期
到来の警告を発するスピーカ15またはランプ16のい
ずれか少なくとも一方に、作動信号を発するようにした
こと」にその特徴があり、これにより、上記請求項1と
同様な効果を発揮する他、フィルターの交換ン時期の報
知を、音または光の少なくともいずれか一方を加えて行
うことができるのである。
【0048】さらに、請求項3の表示ハンドル10は、
上記請求項1または2のそれについて、「検知スイッチ
11を、略YまたはU字状にした接点端子11aと、こ
の中に収納した導通ボール11bとにより構成した傾斜
センサーとしたこと」にその構成上の特徴があり、これ
により、上記請求項1または2の表示ハンドル10と同
様な効果を発揮することができて、しかも故障の少ない
安価なものとすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示ハンドルを適用した浄水器用
水栓が使用される台所の流し台を中心とした部分斜視図
である。
【図2】同表示ハンドルを適用した浄水器用水栓の正面
図である。
【図3】同浄水器用水栓の縦断蝕面図である。
【図4】本発明に係る表示ハンドルの第1実施例を示す
もので、(イ)は拡大断面図、(ロ)は底面図である。
【図5】図4に示した表示ハンドルにおける検知スイッ
チの作動を説明するもので、(イ)はこの検知スイッチ
が通電状態になったときの破断正面図、(ロ)は検知ス
イッチが非通電状態になったときの破断正面図である。
【図6】本発明に係る表示ハンドルの第2実施例を示す
拡大斜視図である。
【図7】図6に示した表示ハンドルにおける検知スイッ
チの作動を示すもので、(イ)はこの検知スイッチが通
電状態になったときの破断正面図、(ロ)は検知スイッ
チが非通電状態になったときの破断正面図である。
【符号の説明】
10 表示ハンドル 11 検知スイッチ 11a 接点端子 11b 導通ボール 12 演算処理部 13 表示部 14 電池 15 スピーカ 16 ランプ 17 取付穴 20 浄水器用水栓 21 給水通路 22 送り込み通路 23 浄水通路 23a 吐出管 24 弁座 25 弁体 26 弁軸 30 浄水器 31 送り込み管 32 浄水管 40 流し台 41 水道管 42 給水管 50 混合水栓 51 給湯管
フロントページの続き (72)発明者 山本 量敬 岐阜県山県郡美山町岩佐989の3 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 2D060 BB01 BE13 CA04 CD09 4D024 AA02 BA02 CA04 CA13 CA15 DA04 DB05 DB19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浄水器からの浄水の吐出または止水を行う
    浄水器用水栓に使用される表示ハンドルであって、 この表示ハンドル内に、当該ハンドルが所定角度回動さ
    れたことを検知する検知スイッチと、この検知スイッチ
    からの信号を得てその使用時間または回数を加算すると
    ともに種々な演算処理を行う演算処理部とを設けるとと
    もに、 当該表示ハンドルの一部に、前記演算処理部での加算結
    果等を表示する表示部と、各部に電力を提供するための
    電池とを設けて、 当該表示ハンドルの回動時間または回動数によって、前
    記浄水器中のフィルターの交換時期を前記表示部にて表
    示するようにしたことを特徴とする浄水器用水栓の表示
    ハンドル。
  2. 【請求項2】前記検知スイッチからの信号によって使用
    時間または使用回数が所定以上となったとき、これを記
    憶データと比較演算した前記演算処理部が、音または光
    によって前記フィルターの交換時期到来の警告を発する
    スピーカまたはランプのいずれか少なくとも一方に、作
    動信号を発するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の浄水器用水栓の表示ハンドル。
  3. 【請求項3】前記検知スイッチを、略YまたはU字状に
    した接点端子と、この中に収納した導通ボールとにより
    構成した傾斜センサーとしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の浄水器用水栓の表示ハンドル。
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