JP2002347230A - モノクロ領域とカラー領域とで副走査送りを切り換える印刷 - Google Patents
モノクロ領域とカラー領域とで副走査送りを切り換える印刷Info
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/36—Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
- B41J11/42—Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
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Abstract
域の2種類の領域が存在するデータを効率的に印刷す
る。 【解決手段】 通常モノクロモード印刷(ステップS
2)においては、ブラックノズル#1〜#15を使用し
てドットを記録しつつ、送り量15ドットの通常送りが
行われる。その後、下端モノクロモード印刷(ステップ
S4)において、同様の主走査を行いつつ、送り量3ド
ットの微小送りが行われる。そして、必要に応じて位置
合わせ送りが行われる(ステップS6,S8)。上端カ
ラーモード印刷(ステップS10)においては、シア
ン、マゼンタ、イエロの各5ノズル、および、ブラック
のノズル#11〜#15が使用される。そして、送り量
1ドットの微小送りが行われる。その後、通常カラーモ
ード印刷(ステップS12)において、同様の主走査を
行いつつ、送り量5ドットの通常則送りが行われる。
Description
つ印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行
う技術に関し、特に、副走査方向についてカラー領域と
モノクロ領域の2種類の領域が存在する画像を印刷する
技術に関する。
数色のインクをヘッドから吐出するタイプのカラープリ
ンタが広く普及している。このようなカラープリンタの
中には、主走査を行いつつノズルからインク滴を吐出さ
せて、印刷媒体上にドットを形成することによって画像
を印刷するものがある。
ち、ブラックインクを吐出するノズルのみ他のインクに
比べて多数備えている印刷装置がある。そのような印刷
装置においては、カラーのデータを印刷する際には、各
色について同数のノズルを使用してカラー印刷を行う。
ブラックノズルについては、全ノズルのうちの各色ノズ
ルと同数のノズルのみを使用する。そして、モノクロの
みのデータを印刷する際には、ブラックノズルのすべて
のノズルを使用して、高速にモノクロ印刷を行う。
置では、印刷する画像の中にブラックインクのみを使用
するモノクロ領域とカラー領域の2種類の領域が存在す
るする場合には、印刷を効率よく行うことができないと
いう問題があった。
を解決するためになされたものであり、主走査を行いつ
つ印刷媒体上にドットを形成することによって印刷にお
いて、副走査方向についてカラー領域とモノクロ領域の
2種類の領域が存在する画像を効率的に印刷することを
目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、ノズルからインク滴を吐出し、印刷媒体上に着弾さ
せてドットを形成することにより、無彩色インクのみで
記録されるモノクロ領域と有彩色インクを用いて記録さ
れるカラー領域とを含む印刷データの印刷を行う印刷装
置において、所定の処理を行う。
をそれぞれ備え互いに異なる有彩色インクを吐出する複
数の単一有彩色ノズル群と、単一有彩色ノズル群よりも
多数のノズルを備え無彩色インクを吐出する無彩色ノズ
ル群と、を備えた印刷ヘッドと、印刷ヘッドと印刷媒体
との少なくとも一方を移動させる主走査を行う主走査駆
動部と、印刷ヘッドと印刷媒体との少なくとも一方を主
走査の方向と交わる方向に移動させる副走査を行う副走
査駆動部と、各部を制御する制御部と、を備えている。
が接しているとき、そのような印刷装置において、以下
の処理を行う。すなわち、第1の副走査モードで副走査
を実行して、モノクロ領域の主走査ライン上にドットを
形成する通常モノクロモード印刷を実行する。そして、
最大の副走査送り量が第1の副走査モードの最大の副走
査送り量よりも小さい第2の副走査モードで副走査を実
行して、カラー領域との境界近辺のモノクロ領域の主走
査ライン上にドットを形成する下端モノクロモード印刷
を実行する。その後、第3の副走査モードで副走査を実
行して、モノクロ領域との境界近辺のカラー領域の主走
査ライン上にドットを形成する上端カラーモード印刷を
実行する。そして、最大の副走査送り量が第3の副走査
モードの最大の副走査送り量よりも大きい第4の副走査
モードで副走査を実行して、カラー領域の主走査ライン
上にドットを形成する通常カラーモード印刷を実行す
る。このような態様とすれば、モノクロ領域の印刷から
カラー領域の印刷にスムーズに移行することができる。
インのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズ
ルピッチkc×Dで配列されており、無彩色ノズル群の
ノズルは、主走査ラインのピッチDのkm倍(kmは2
以上の整数)のノズルピッチkm×Dで配列されている
場合には、次のようにすることが好ましい。すなわち、
通常カラーモード印刷、下端カラーモード印刷、上端モ
ノクロモード印刷および通常モノクロモード印刷におい
て、それぞれインターレース印刷を実行することが好ま
しい。このような態様とすれば、印刷結果の品質を高く
することができる。
ンのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズル
ピッチkc×Dで配列された互いに等しいNc個(Nc
は2以上の整数)のノズルをそれぞれ備えており、無彩
色ノズル群が、ノズルピッチkm×D(kmはkcの自
然数分の1の整数)で配列されたNm個(NmはNcよ
りも大きい整数)のノズルを備えている場合には、次の
ようにすることが好ましい。すなわち、通常モノクロモ
ード印刷において、単一有彩色ノズル群のノズルを使用
せずに無彩色ノズル群のノズルを使用するモノクロモー
ド用主走査を副走査と交互に実行する。また、下端モノ
クロモード印刷において、少なくとも(km−1)回の
モノクロモード用主走査を副走査と交互に実行する。そ
して、上端カラーモード印刷において、無彩色ノズル群
から選択されたノズルピッチkc×Dで配列されたNc
個のノズルを含む特定無彩色ノズル群と、複数の単一有
彩色ノズル群とを使用するカラーモード用主走査を、少
なくとも(kc−1)回副走査と交互に実行する。ま
た、通常カラーモード印刷において、カラーモード用主
走査を副走査と交互に実行する。このような態様とすれ
ば、各主走査ラインに隙間なく記録を行って、モノクロ
領域の印刷からカラー領域の印刷に移行することができ
る。
ンインクを吐出するシアンノズル群、マゼンタインクを
吐出するマゼンタノズル群、イエロインクを吐出するイ
エロノズル群を含むことが好ましく、シアンノズル群、
マゼンタノズル群およびイエロノズル群は、副走査の方
向に沿って順に配されていることが好ましい。そして、
無彩色ノズル群は、ノズルピッチkc×Dで配列された
Nc×3個のノズルを備え、副走査の方向について、シ
アンノズル群、マゼンタノズル群およびイエロノズル群
のノズルが設けられている範囲内に設けられていること
が好ましい。そして、特定無彩色ノズル群は、副走査の
方向について、シアンノズル群のノズルが設けられてい
る範囲内に設けられていることが好ましい。このような
態様とすれば、同一画素内に吐出されるシアン、マゼン
タ、イエロのインクは、異なる主走査においてその画素
に着弾するため、インク同士が混ざりにくい。また、印
刷ヘッドの副走査方向の大きさを不必要に大きくするこ
となく、無彩色ノズル群のノズルを配することができ
る。
ときの印刷ヘッドとカラー領域の上端との距離が所定の
値未満の場合に、印刷ヘッドをカラー領域の上端近傍の
所定の位置に位置決めする副走査を行うことが好まし
い。このような態様とすれば、ムダな副走査を行うこと
なく、効率的に印刷を行うことができる。
印刷媒体との第1の相対位置であって、第1の相対位置
から上端カラーモード印刷を実行すると仮定した場合に
カラー領域の上端から隙間なく主走査ラインを記録する
ことが可能となる、第1の相対位置の許容範囲内に、下
端モノクロモード印刷が終了したときの印刷ヘッドと印
刷媒体の第2の相対位置が含まれない場合に、第2の相
対位置から第1の相対位置まで行われることが好まし
い。このような態様とすれば、カラー領域の上端部の各
主走査ラインを隙間なく記録することができ、しかも、
ムダな副走査を行うことなく、効率的に印刷を行うこと
ができる。
第1の副走査モードによる次の副走査と、下端モノクロ
モード印刷において実行すべきすべての副走査と、を実
行したと仮定した場合の、印刷ヘッドの印刷媒体に対す
る第1の相対位置が、上端カラーモード印刷を実行する
と仮定した場合にカラー領域の上端から隙間なく主走査
ラインを記録することが可能となる、印刷ヘッドの印刷
媒体に対する第2の相対位置よりも下方となる場合に、
次の副走査を行わずに通常モノクロモード印刷から下端
モノクロモード印刷に移行することがこのましい。この
ような態様とすれば、逆方向の副走査を行うことなく、
モノクロ領域の印刷からカラー領域の印刷に移行するこ
とができる。
ラインのピッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノ
ズルピッチkm×Dで配列されている場合には、通常モ
ノクロモード印刷において実行する第1の副走査モード
は、一定の送り量p1×D(p1は、kmと素の整数)
の副走査を繰り返す定則送りを行うモードとすることが
好ましい。また、単一有彩色ノズル群のノズルが、主走
査ラインのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)の
ノズルピッチkc×Dで配列されている場合には、通常
カラーモード印刷で実行する第4の副走査モードは、一
定の送り量q1×D(q1は、kcと素の整数)の副走
査を繰り返す定則送りを行うモードとすることが好まし
い。さらに、下端モノクロモード印刷で実行する第2の
副走査モードは、一定の送り量p2×D(p2は、km
と素の整数)の副走査を繰り返す定則送りを行うモード
とすることができる。そして、上端カラーモード印刷で
実行する第3の副走査モードは、一定の送り量q2×D
(q2は、kcと素の整数)の副走査を繰り返す定則送
りを行うモードとすることができる。このような態様と
すれば、それぞれの副走査モードにしたがって、単純な
処理で各主走査ラインを隙間なく記録することができ
る。
3の副走査モードにおいては、q2を1とすることが好
ましい。このような態様とすれば、上端カラーモード印
刷において実行する主走査の回数を少なくすることがで
きる。なお、下端モノクロモード印刷で実行する第2の
副走査モードにおいて、p2を1とすることもできる。
第1の副走査モードは、送り量の異なる副走査の組み合
わせを繰り返す変則送りを行うモードとすることができ
る。そして、通常カラーモード印刷で実行する第4の副
走査モードは、送り量の異なる副走査の組み合わせを繰
り返す変則送りを行うモードとすることができる。この
ような態様とすれば、それぞれの副走査モードにおい
て、印刷結果の品質をより高くすることができる。な
お、下端モノクロモード印刷で実行する第2の副走査モ
ード、および上端カラーモード印刷で実行する第3の副
走査モードも、変則送りを行うモードとすることもでき
る。
上端とは接している場合には、次のようにすることが好
ましい。すなわち、第1の副走査モードで副走査を実行
して、カラー領域の主走査ライン上にドットを形成する
通常カラーモード印刷を実行する。そして、最大の副走
査送り量が第1の副走査モードの最大の副走査送り量よ
りも小さい第2の副走査モードで副走査を実行して、モ
ノクロ領域との境界近辺のカラー領域の主走査ライン上
にドットを形成する下端カラーモード印刷を実行する。
その後、第3の副走査モードで副走査を実行して、カラ
ー領域との境界近辺のモノクロ領域の主走査ライン上に
ドットを形成する上端モノクロモード印刷を実行する。
そして、最大の副走査送り量が第3の副走査モードにお
ける最大の副走査送り量よりも大きい第4の副走査モー
ドで副走査を実行して、モノクロ領域の主走査ライン上
にドットを形成する通常モノクロモード印刷を実行す
る。このような態様とすれば、カラー領域の印刷からモ
ノクロ領域の印刷にスムーズに移行することができる。
インのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズ
ルピッチkc×Dで配列されており、無彩色ノズル群の
ノズルが、主走査ラインのピッチDのkm倍(kmは2
以上の整数)のノズルピッチkm×Dで配列されている
場合には、次のようにすることが好ましい。すなわち、
通常カラーモード印刷、下端カラーモード印刷、上端モ
ノクロモード印刷および通常モノクロモード印刷におい
て、それぞれインターレース印刷を実行することが好ま
しい。このような態様とすれば、印刷結果の品質を高く
することができる。
ンのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズル
ピッチkc×Dで配列された互いに等しいNc個(Nc
は2以上の整数)のノズルをそれぞれ備えており、無彩
色ノズル群が、ノズルピッチkm×D(kmは2以上の
整数で、かつkcの自然数分の一の整数)で配さたNm
個(NmはNcよりも大きい整数)のノズルを備えてい
る場合には、次のようにすることが好ましい。すなわ
ち、通常カラーモード印刷において、無彩色ノズル群か
ら選択されたノズルピッチkc×Dで配列されたNc個
のノズルを含む特定無彩色ノズル群と、複数の単一有彩
色ノズル群とを使用するカラーモード用主走査を副走査
と交互に実行する。そして、下端カラーモード印刷にお
いて、少なくとも(kc−1)回のカラーモード用主走
査を副走査と交互に実行する。さらに、上端モノクロモ
ード印刷において、単一有彩色ノズル群のノズルを使用
せずに無彩色ノズル群のノズルを使用するモノクロモー
ド用主走査を副走査と交互に、少なくとも(km−1)
回実行する。そして、通常モノクロモード印刷におい
て、モノクロモード用主走査を副走査と交互に実行す
る。このような態様とすれば、各主走査ラインに隙間な
く記録を行って、カラー領域の印刷からモノクロ領域の
印刷に移行することができる。
きの印刷ヘッドとモノクロ領域の上端との距離が所定の
値未満の場合に、印刷ヘッドをモノクロ領域の上端近傍
の所定の位置に位置決めする副走査を行うことが好まし
い。このような態様とすれば、ムダな副走査を行うこと
なく効率的に印刷を行うことができる。
印刷媒体との第1の相対位置であって、第1の相対位置
から上端モノクロモード印刷を実行すると仮定した場合
にモノクロ領域の上端から隙間なく主走査ラインを記録
することが可能となる、第1の相対位置の許容範囲内
に、下端カラーモード印刷が終了したときの印刷ヘッド
と印刷媒体の第2の相対位置が含まれない場合に、第2
の相対位置から第1の相対位置まで行うことが好まし
い。このような態様とすれば、モノクロ領域の上端部の
各主走査ラインを隙間なく記録することができ、しか
も、ムダな副走査を行うことなく、効率的に印刷を行う
ことができる。
第1の副走査モードによる次の副走査と、下端カラーモ
ード印刷において実行すべきすべての副走査と、を実行
したと仮定した場合の、印刷ヘッドの印刷媒体に対する
第1の相対位置が、上端モノクロモード印刷を実行する
と仮定した場合にモノクロ領域の上端から隙間なく主走
査ラインを記録することが可能となる、印刷ヘッドの印
刷媒体に対する第2の相対位置よりも下方である場合
に、次の副走査を行わずに下端カラーモード印刷に移行
することが好ましい。このような態様とすれば、逆方向
の副走査を行うことなく、カラー領域の印刷からモノク
ロ領域の印刷に移行することができる。なお、各副走査
モードは、定則送りを行うモードとすることもでき、ま
た、変則送りを行うモードとすることもできる。
走査ラインのピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)
のノズルピッチkc×Dで配列されている場合には、下
端カラーモード印刷で実行する第2の副走査モードは、
一定の送り量q2×D(q2は、kcと素の整数)の副
走査を繰り返す定則送りを行うモードとすることが好ま
しい。また、無彩色ノズル群のノズルが、主走査ライン
のピッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピ
ッチkm×Dで配列されている場合には、上端モノクロ
モード印刷において実行する第3の副走査モードは、一
定の送り量p2×D(p2は、kmと素の整数)の副走
査を繰り返す定則送りを行うモードとすることが好まし
い。このような態様とすれば、それぞれの副走査モード
にしたがって、単純な処理で各主走査ラインを隙間なく
記録することができる。
2の副走査モードにおいては、q2を1とすることが好
ましい。このような態様とすれば、下端カラーモード印
刷において実行する主走査の回数を少なくすることがで
きる。なお、上端モノクロモード印刷で実行する第3の
副走査モードにおいて、p2を1とすることもできる。
態様で実現することが可能である。 (1)印刷方法、印刷制御方法。 (2)印刷装置、印刷制御装置。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.概要: B.第1実施例: B1.装置の構成: B2.印刷: C.第2実施例: C1.装置の構成: C2.印刷: D.変形例:
は、まず、図4のステップS2において、ブラックノズ
ル#1〜#15のすべてのノズルを使用して主走査にお
いてドットを記録しつつ(モノクロモード用主走査)、
送り量15ドットの通常送りが行われる。その後、モノ
クロモード印刷からカラーモード印刷に移行する前に、
ステップS4において、同様に、ブラックノズル#1〜
#15のすべてのノズルを使用しつつ、送り量3ドット
の微小送りが行われる。そして、ステップS6で、微小
送りが終了した段階での印刷ヘッドと印刷用紙との相対
位置が、カラーモード開始時にその位置にあることが必
要とされる相対位置と異なっているか否かを判断し、異
なっている場合は、ステップS8で位置合わせ送りが行
われる。その後、カラーモード印刷に移行する。
(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)についてはノズ
ル#1〜#5が使用され、ブラック(K)については、
ノズル#11〜#15のみが使用される。モノクロモー
ドからの移行直後は、ステップS10において、上記の
各色5個のノズルを使用して主走査が行われ(カラーモ
ード用主走査)、送り量1ドットの微小送りが行われ
る。その後、ステップS12において、同様に、上記の
各色5個のノズルを使用しつつ、送り量5ドットの通常
則送りが行われる。
ンクジェットプリンタ20を備えた印刷システムの概略
構成図である。このプリンタ20は、キャリッジモータ
24によってキャリッジ30を摺動軸34に沿って往復
動させる主走査送り機構と、紙送りモータ22によって
印刷用紙Pを主走査の方向と垂直な方向(「副走査方
向」という。)に搬送する副走査送り機構と、キャリッ
ジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60を駆動して
インクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機
構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモータ2
4,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32との
信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。制
御回路40は、コネクタ56を介してコンピュータ88
に接続されている。
機構は、プラテン26上に架設されキャリッジ30を摺
動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24
との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38
と、キャリッジ30の原点位置を検出する位置センサ3
9とを備えている。また、印刷用紙Pを搬送する副走査
送り機構は、紙送りモータ22の回転を用紙搬送ローラ
(図示せず)に伝達するギヤトレインを備える(図示せ
ず)。用紙搬送ローラは、キャリッジ30の摺動方向と
垂直な方向に印刷用紙を搬送する。
タ20の構成を示すブロック図である。制御回路40
は、CPU41と、プログラマブルROM(PROM)
43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを記憶
したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備えた算
術論理演算回路として構成されている。この制御回路4
0は、さらに、外部のモータ等とのインタフェースを専
用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用回路
50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してイン
クを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ2
2およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回
路54と、を備えている。I/F専用回路50は、パラ
レルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56
を介してコンピュータ88から供給される印刷信号PS
を受け取ることができる。なお、CPU41は、PRO
M43内に格納されたコンピュータプログラムを実行す
ることによって、後述するカラーモード部41a、モノ
クロモード部41bおよび位置合わせ送り部41cとし
て機能する。
れた複数のノズルnと、各ノズルnに設けられたピエゾ
素子PEを動作させるアクチュエータ回路90と、を有
している。アクチュエータ回路90は、ヘッド駆動回路
52(図2参照)の一部であり、ヘッド駆動回路52内
の図示しない駆動信号生成回路から与えられた駆動信号
をオン/オフ制御する。すなわち、アクチュエータ回路
90は、コンピュータ88から供給された印刷信号PS
に従って、各ノズルに関してオン(インクを吐出する)
またはオフ(インクを吐出しない)を示すデータをラッ
チし、オンのノズルについてのみ、駆動信号をピエゾ素
子PEに印加する。
ルの配置を示す説明図である。このプリンタ20は、ブ
ラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
(Y)の4色のインクを用いて印刷を行う印刷装置であ
る。このプリンタ20は、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロ(Y)についてはそれぞれ5個のノズル
を備えており、ブラック(K)については15個のノズ
ルを備えている。シアンノズル群、マゼンタノズル群お
よびイエロノズル群は、副走査方向に沿って順に配され
ている。そして、ブラックノズル群は、副走査の方向に
ついて、シアンノズル群、マゼンタノズル群およびイエ
ロノズル群のノズルが設けられている範囲内に設けられ
ている。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)
のノズル#1〜#5が、特許請求の範囲にいう「単一有
彩色ノズル群」に相当する。そして、ブラック(K)の
ノズル#1〜#15が、特許請求の範囲にいう「無彩色
ノズル群」に相当する。
ズル列Kを駆動するアクチュエータチップ91〜93
と、シアンノズル列Cを駆動するアクチュエータチップ
94と、マゼンタノズル列Mを駆動するアクチュエータ
チップ95と、イエロノズル列Yを駆動するアクチュエ
ータチップ96とが設けられている。
によって矢印MSの方向に摺動軸34に沿って往復動さ
れる。そして、印刷用紙Pは、紙送りモータ22によっ
て印刷ヘッド28に対して矢印SSの方向に送られる。
行:図4は、モノクロモード印刷からカラーモード印刷
へ移行する際の手順を示すフローチャートである。図5
は、モノクロモードの通常送りにおいて、各主走査ライ
ンがどのように記録されていくかを示す説明図である。
図5においては、左側に主走査ラインの番号が示されて
いる。そして、57行×2列の升目で印刷ヘッドを示
し、印刷ヘッド上の各ノズルの位置を、それぞれのノズ
ルが吐出するインク色を符号K,C,M,Yで示してい
る。なお、モノクロモード印刷においては、ブラックノ
ズルのみが使用され、シアン、マゼンタ、イエロの各ノ
ズルは使用されないので、インク色を示す符号に()を
付してその位置を示している。また、図5の上側には、
各ラスタラインを記録するためのパスの番号が示されて
いる。1回の主走査を「パス」と呼ぶ。第1実施例で
は、主走査一回ごとに副走査が一回行われる。実際に
は、印刷用紙Pが印刷ヘッドに対して搬送されて両者の
相対位置が変わるが、ここでは、説明を簡単にするため
に、印刷ヘッドが印刷用紙Pに対して下方に移動するか
のように、表示している。そして、図5では、説明を簡
単にするために、副走査が一回行われるごとに印刷ヘッ
ドを左にずらして表示している。なお、本明細書では、
各主走査ラインの記録を説明する際には、印刷用紙Pが
紙送りモータ22によって送られる際の前端の方向を
「上方」と呼び、尾端の方向を「下方」と呼ぶ。
いては、まず、図4のステップS2において、ブラック
ノズル群のノズル#1〜#15のすべてのノズルを使用
して主走査においてドットを記録する「モノクロモード
用主走査」を実行しつつ、送り量Sm1が15ドットの
定則送りが行われる。ここで、「1ドット」は副走査方
向についての各ラスタラインの間隔である(図5参
照)。また、「ノズル群のノズルを使用する」とは、
「ノズル群のノズルを必要に応じて使用することができ
る」という意味である。したがって、そのノズル群のノ
ズルのうちの少なくとも一部のノズルが使用されていれ
ば、「ノズル群のノズルを使用する」に該当する。そし
て、印刷する画像のデータや、ラスタ上を通過するノズ
ルの組み合わせによっては、他の一部のノズルが使用さ
れない場合もある。また、ある処理において「ノズル群
のノズルを使用しない」とは、その処理においてそのノ
ズル群の各ノズルを一度も使用しないことを意味する。
定則送りを、モノクロモード印刷の「通常送り」とい
う。このような送りをおこなうことで、印刷用紙P上の
各主走査ラインを隙間なく記録することができる。図5
においては、第42ライン以上の上部の主走査ラインに
ついては隙間なく記録を行うことはできないが、第43
ライン以降の主走査ラインについては、隙間なく記録を
行うことができる。よって、第43ライン以降が実質的
に画像を記録することができる「記録可能領域」であ
る。このステップS2において行われる、モノクロモー
ド用主走査を行いつつ通常送りを行って実行される印刷
を、「通常モノクロモード印刷」という。
以前に記録された主走査ラインの隙間の主走査ラインに
ドットを記録しつつ、新たに記録する領域については、
新たに一つ(またはいくつか)おきの主走査ラインにド
ットを記録していく記録方式を、「インターレース印
刷」と呼ぶ。これに対して、「連続する主走査ラインの
束を全て記録した後に、印刷ヘッドをその記録済みの主
走査ラインの分だけ副走査を実施し、次の主走査ライン
の束を全て記録し、これを繰り返していく方式」を、
「バンド印刷」と呼ぶ。バンド印刷をした場合には、一
度に記録される(または、小さな副走査送りを経て連続
して印刷される)主走査ラインの束と束の間にすじ目が
できてしまうことがあるが、インターレース印刷におい
ては、そのような問題が生じない。すなわち、印刷結果
の品質を高くすることができる。
送りおよび位置合わせ送りを示す説明図である。図4に
示すステップS2の通常送りの後、モノクロモード印刷
からカラーモード印刷に移行する前に、ステップS4に
おいて、モノクロモード用主走査を行いつつ、送り量S
m2が3ドットの定則送りが行われる。図6において
は、第5パスの後に行われる副走査から第12パスの前
に行われる副走査までが、この3ドットの定則送りによ
る副走査である。このモノクロモード印刷における3ド
ットの定則送りを、モノクロモード印刷の「微小送り」
という。これらの微小送りを挟んで行われる第5パス〜
第12パスによって、カラー領域との境界近辺のモノク
ロ領域の主走査ラインが隙間なく記録される。
クロモード用主走査を行いつつ微小送りを行って実行さ
れる印刷を、「下端モノクロモード印刷」という。そし
て、モノクロ領域にドットを記録する印刷を「モノクロ
モード印刷」と呼ぶ。モノクロモード印刷には、通常モ
ノクロモード印刷、下端モノクロモード印刷のほか、後
述する「上端モノクロモード印刷」も含まれる。なお、
モノクロモード印刷は、モノクロモード部41b(図2
参照)によって実行される。そして、ステップS2の通
常モノクロモード印刷は、モノクロモード部41bの通
常部41b2によって実行され、ステップS4の下端モ
ノクロモード印刷は、下端部41b3によって実行され
る。
大きな印刷を行う場合は、所定の領域(例えば、図6に
おける第131ラインまでのモノクロ領域)に副走査方
向について下端まで隙間なくドットを記録しようとする
と、その領域の下端を下方に大きく超えた相対位置にま
で印刷ヘッドを送らなければならない。しかし、3ドッ
トの微小送りのような、送り量の小さい送りを行うと、
ドットを記録したい領域に対して下方に大きく超えた相
対位置にまで印刷ヘッドを送る必要がない。図6の例で
は、モノクロ領域の主走査ラインを隙間なく記録し終え
た状態で、ブラックノズル群の下端のノズルがモノクロ
領域とカラー領域の境界を7ドット越えた第138ライ
ンの位置にくるまで、印刷ヘッドが送られている。これ
に対し、15ドット送りでモノクロ領域の下端まで隙間
なく主走査ラインを記録した場合には、印刷ヘッドの下
端のノズルは、モノクロ領域とカラー領域の境界を46
ドット越えた第177ライン(図6において図示せず)
の位置に位置することになる。
ード印刷に移行する際の位置合わせ送り、およびカラー
モードにおける微小送りを示す説明図である。図4のス
テップS4の後には、ステップS6で位置合わせ送りが
必要か否かが判断され、必要な場合には、ステップS8
で位置合わせ送りが行われる。図7の例では、第12パ
スの後に行われる副走査がこの位置合わせ送りである。
位置合わせ送りの送り量Smcは、10ドットである。
この位置合わせ送りは、位置合わせ送り部41c(図2
参照)によって実行される。
上端カラーモード印刷においてカラー領域の上端から隙
間なく主走査ラインを記録できるような、上端カラーモ
ード印刷開始時の印刷ヘッドの相対位置と、ステップS
4終了時の印刷ヘッドの相対位置とを比較して、両者が
異なっているか否かを判断する。図7の例では、上端カ
ラーモード印刷においてカラー領域の上端から隙間なく
主走査ラインを記録できるような、印刷開始時の印刷ヘ
ッドの相対位置は、印刷ヘッドの下端のノズルが第14
8ラインに位置するような相対位置である。そして、ス
テップS4終了時、すなわち、モノクロモード終了時の
印刷ヘッドの相対位置は、下端のノズルが第138ライ
ンに位置するような相対位置である。両者は異なってい
るため、図7の例では、下端のノズルが第138ライン
に位置するような相対位置から、下端のノズルが第14
8ラインに位置するような相対位置まで、送り量Smc
が10ドットの位置合わせ送りが行われる。
刷が行われる。カラーモード印刷においては、各色につ
いて同数のノズルが使用される。シアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロ(Y)についてはノズル#1〜#5が
使用され、ブラック(K)については、ノズル#11〜
#15の5個のノズルのみが使用される(図3参照)。
これらのノズルからインク滴を吐出しつつ行う主走査を
「カラーモード用主走査」という。カラーモード用主走
査において使用されるブラックノズルを、「特定ブラッ
クノズル群K0」と呼ぶ。特定ブラックノズル群K0
は、副走査の方向について、シアンノズル群のノズルが
設けられている範囲内にある。
ードからの移行直後は、図4のステップS10におい
て、各色5個のノズルを使用しつつ送り量Sc1が1ド
ットの定則送りが行われる。図7においては、第13パ
スの後に行われる副走査から第16パスの前に行われる
副走査までが、この1ドットの定則送りによる副走査で
ある。これらのカラーモード印刷における1ドットの定
則送りを、カラーモード印刷の「微小送り」という。こ
れらの3回の副走査を挟んで行われる4回の主走査(図
7における第13パス〜第16パス)によって、第13
2ラインから第148ラインまでのカラー領域は、シア
ンインクおよびブラックインクによって隙間なく記録さ
れる。このステップS10において行われる、カラーモ
ード用主走査を行いつつ微小送りを行って実行される印
刷を、「上端カラーモード印刷」という。
われる第13パス〜第16パスによって、第132ライ
ンから第151ラインまでをシアンノズルおよびブラッ
クノズルが通過する。このため、これらの主走査ライン
をシアンインクおよびブラックインクで隙間なく記録す
ることができる。図7の例では、カラー領域は第132
ラインから148ラインまでであるため、これらの主走
査によってカラー領域全体がシアンインクおよびブラッ
クインクで隙間なく記録されることとなる。しかし、カ
ラー領域が第151ラインよりも下方にまで及ぶ場合に
は、モノクロ領域との境界近辺のカラー領域の主走査ラ
インのみが隙間なく記録されることとなる。
り量の大きな印刷を行う場合は、所定の領域(例えば、
第132ラインから第148ラインまでのカラー領域)
に副走査方向について、上端から隙間なくドットを記録
しようとすると、印刷ヘッドがその領域の上端を上方に
大きく超えた印刷を開始しなければならない。しかし、
1ドットの微小送りのような、送り量の小さい送りを行
う場合には、印刷ヘッドがその領域の上端を上方に大き
く超えた位置から印刷を開始しなくとも、記録したい領
域の上端から隙間なくドットの記録を行うことができ
る。図7の例では、特定ブラックノズル群およびシアン
ノズル群の上端のノズルがカラー領域の上端の主走査ラ
イン(第132ライン)にある相対位置から、カラーモ
ード印刷が開始されている。これに対して、5ドット送
りを行ってカラー領域の上端から隙間なくドットの記録
を行うためには、特定ブラックノズル群およびシアンノ
ズル群の上端のノズルが、カラー領域の上端の主走査ラ
インから12ドット上の第120ラインの位置にある状
態から、カラーモード印刷を行う必要がある。言い換え
れば、印刷ヘッドの下端のノズルが第136ラインの位
置にある状態から、カラーモード印刷を行う必要があ
る。
常送りにおいて、各主走査ラインがどのように記録され
ていくかを示す説明図である。図4のステップS10に
おける微小送りの後、ステップS12において、上記の
各色5個のノズルを使用しつつ送り量Sc2が5ドット
の定則送りが行われる。図8の例では、第16パスの後
に行われる副走査以降の副走査が、この5ドットの定則
送りによる副走査である。このカラーモード印刷におけ
る5ドットの定則送りを、カラーモード印刷の「通常送
り」という。このような送りをおこなうことで、印刷用
紙P上の各主走査ラインを各色のインクで隙間なく記録
することができる。
ラーモード用主走査を行いつつ通常送りを行って実行さ
れる印刷を、「通常カラーモード印刷」という。そし
て、カラー領域にドットを記録する印刷を「カラーモー
ド印刷」と呼ぶ。カラーモード印刷には、上端カラーモ
ード印刷、通常カラーモード印刷のほか、後述する「下
端カラーモード印刷」も含まれる。なお、カラーモード
印刷は、カラーモード部41a(図2参照)によって実
行される。そして、ステップS10の上端カラーモード
印刷は、カラーモード部41aの上端部41a1によっ
て実行され、ステップS12の通常カラーモード印刷
は、通常部41a2によって実行される。
カラーモード印刷に移行する前に、モノクロモード印刷
の通常送りに比べて送り量が小さい3ドットの微小送り
を行っている。このため、モノクロモード印刷におい
て、モノクロ領域とカラー領域の境界まで隙間なく主走
査ラインを記録しようとするときに、モノクロ領域とカ
ラー領域の境界を下方に大きく越える相対位置にまで印
刷ヘッドを送る必要がない。また、モノクロモード印刷
からカラーモード印刷に移行した後に、カラーモード印
刷の通常送りに比べて送り量が小さい1ドットの微小送
りを行っている。このため、カラーモード印刷におい
て、モノクロ領域とカラー領域の境界から隙間なく主走
査ラインを記録しようとするときに、モノクロ領域とカ
ラー領域の境界を上方に大きく越える相対位置に印刷ヘ
ッドをおいて印刷を開始する必要がない。このため、モ
ノクロモード印刷からカラーモード印刷に移行するに際
して、逆向きの副走査を行うことなく、効率的にモノク
ロモード印刷からカラーモード印刷に移行することがで
きる。また、逆向きの副走査を行う場合に比べて、印刷
結果の品質を高くすることができる。なお、ここでは副
走査において印刷ヘッドを送るものとして説明したが、
これは説明の便宜上採用された手法であり、第1実施例
においては、実際には印刷用紙Pを送ることで副走査が
実行される。
それぞれのモードにおける微小送りよりも送り量の大き
な副走査を行っている。このため、印刷を高速に行うこ
とができる。さらに、モノクロモード印刷の微小送りと
カラーモード印刷の微小送りの間に位置合わせ送りを行
っている。このため、モノクロモード印刷からカラーモ
ード印刷に移行した後、無駄な副走査および主走査を繰
り返すことがなく、効率的に印刷を行うことができる。
第135ライン、第138ラインは、モノクロモード印
刷の第10〜第12パスにおいて、ブラックノズルが通
過している(図7参照)。一方で、これらの主走査ライ
ンは、カラーモード印刷に移行した後にも、第13〜第
16パスで再びブラックノズルが通過する(図7および
図8参照)。これらの同一色のノズルが複数回通過する
主走査ラインについては、最初に主走査ライン上を通過
するノズルでドットを記録することもでき、また、カラ
ーモード印刷に移行した後に主走査ライン上を通過する
ノズルでドットを記録することもできる。最初に主走査
ライン上を通過するノズルでドットを記録すれば、その
後、シアン、マゼンタなどの他の色のインクを同一画素
に着弾させるまでに時間があくため、インクのにじみを
少なくすることができる。また、カラーモード印刷に移
行した後に主走査ライン上を通過するノズルでドットを
記録すれば、カラー領域を記録する主走査回数をより少
なくすることができる。このため副走査の誤差による画
質の低下を低減することができる。
印刷は、図7に示すように、印刷ヘッドの下端のノズル
が第148ラインにある位置から、送り量Sc1が1の
微小送りを3回行って4回の主走査で実行することとし
ていた。しかし、上端カラーモード印刷は、印刷ヘッド
が印刷用紙に対してより上方にある状態から、開始して
もよい。すなわち、上端カラーモード印刷において、カ
ラー領域の上端から隙間なく主走査ラインを記録するこ
とが可能となる印刷ヘッドと印刷媒体の相対位置は、印
刷ヘッドの印刷媒体に対する相対位置が所定の相対位置
よりも上であればよい。一方で、上端カラーモード印刷
において微小送りを多数回行うと、副走査の送り量の誤
差により印刷結果の品質が低下するおそれがある。この
ため、上端カラーモード印刷を開始する際の、印刷ヘッ
ドと印刷媒体との相対位置には、所定の許容範囲があ
る。
ード印刷が終了した時点で印刷ヘッドの相対位置がその
ような許容範囲内にある場合について、それぞれの相対
位置に応じて適切な上端カラーモード印刷を実行できる
ことが好ましい。そのようなプリンタにおいては、図4
のステップS6において、「下端モノクロモード印刷終
了時の印刷ヘッドと印刷媒体との相対位置が、上端カラ
ーモード印刷開始時の印刷ヘッドと印刷媒体との相対位
置の許容範囲内にあるか否か」を判断し、許容範囲内に
ない場合に、ステップS8の位置合わせ送りを行う態様
とすることができる。そして、共用範囲内にある場合
は、そのままステップS10の上端カラーモード印刷に
移行する。なお、後述するカラー領域の印刷からモノク
ロ領域の印刷への移行についても、上記と同様に下端カ
ラーモード印刷終了時の相対位置が許容範囲内にあるか
否かを判断し、許容範囲内にない場合に位置合わせ送り
を行うる態様とすることができる。
ーチャートである。カラーモード印刷に移行した後の副
走査のやり方があらかじめ決まっている場合、カラーモ
ード印刷において、カラー領域の上端から隙間なく主走
査ラインに記録を行うための、上端カラーモード印刷開
始時(図4のステップS10開始時)における印刷ヘッ
ドと印刷用紙の相対位置は、それまでの過程によらず一
義的に定めることができる。図6および図7に示すよう
に、第1実施例では、この相対位置は、印刷ヘッドの下
端のノズルが第148ラインに位置するような相対位置
である。さらに、下端モノクロモード印刷(図4のステ
ップS4)においてどのような送り量でどのように副走
査を行うかが決まっていれば、どのような条件で、ステ
ップS2からステップS4に移行すればよいかを決定す
ることができる。第1実施例では、下端モノクロモード
印刷における副走査の送り量は3ドットであり、副走査
の回数は7回である。
テップS1で、通常送りによる次の1回の副走査と、下
端モノクロモード印刷において行うMm回(Mmは正の
整数。第1実施例ではMmは7。)の微小送りとを行っ
たと仮定した場合に、印刷ヘッドの相対位置が、カラー
モード開始時の相対位置を超えないか否かを判断する。
そして、超えない場合は、ステップS3で通常送りによ
る次の副走査を行って、ステップS5でモノクロモード
用主走査を行う。そしてステップS1にもどる。
が、カラーモード開始時の相対位置を超えると判断され
たときには、ステップS4に移行する。図6の例では、
第5パスの後に、送り量Sm1が15ドットの通常送り
の副走査と、送り量Sm2が3ドットの微小送りを7回
行うと、印刷ヘッドの下端のノズルは第153ラインに
達する。上端カラーモード印刷開始時における印刷ヘッ
ドと印刷用紙の相対位置は、印刷ヘッドの下端のノズル
が第148ラインに位置するような相対位置であるか
ら、上記の相対位置は、上端カラーモード印刷開始時の
相対位置を超えている。したがって、第5パスの後に
は、ステップS2が終了され、ステップS4が実行され
る。
モノクロモード印刷が終了したときの印刷ヘッドとカラ
ー領域の上端との距離が所定の値未満であるか否かの判
断とすることができる。そして、「所定の値」未満であ
った場合に、印刷ヘッドをカラー領域の上端近傍の所定
の位置に位置決めする副走査を行う。第1実施例におい
ては、この「所定の値」は、Sm1+(Sm2×7)で
ある(図6参照)。
ド印刷(図4のステップS4)における副走査は7回で
あったが、他の回数とすることもできる。ただし、C,
M,Y,Kの各ノズル群のノズルピッチをkcとしたと
き、通常、(kc−1)回以上は副走査を行うことが好
ましい。通常モノクロモード印刷において記録された主
走査ラインのうち、最下端近辺の主走査ラインは、(k
c−1)ドットの間隔を開けて記録されているからであ
る。第1実施例では、ノズルピッチは4であり、図6に
おいて、第5パスが終わった段階で第105、第10
9、第113、第117ラインは、互いに3ドットの間
隔を開けて記録されている。これらの主走査ラインの隙
間の主走査ラインにドットを記録するために、下端モノ
クロモード印刷において3回以上主走査を行うことが好
ましい。また、図6の例では、第5パスが終わった段階
でまだまったくドットの記録がされていない第118ラ
イン〜第131ラインにドットの記録を行うために、下
端モノクロモード印刷における4回目以降(第9パス以
降)の主走査が行われている。
ド印刷への移行:図10は、カラーモード印刷からモノ
クロモード印刷へ移行する際の手順を示すフローチャー
トである。図11は、カラーモード印刷からモノクロモ
ード印刷に移行する際の、各主走査ラインの記録状態を
示す説明図である。図11は、図8の印刷の続きを示し
ている。モノクロモード印刷においては、図10のステ
ップS22において、カラーモード用主走査を行いつ
つ、送り量Sc2が5ドットの定則送りが行われる。図
8および図11の例では、第16パスの後に行われる副
走査から第23パスの前に行われる副走査までが、この
5ドットの定則送りによる副走査である。このカラーモ
ード印刷における5ドットの定則送りを、カラーモード
印刷の「通常送り」という。
ス〜第23パスによって、カラー領域がマゼンタインク
およびシアンインクによって隙間なく記録される。カラ
ー領域の各主走査ラインには、すでに第13〜第6パス
で、ブラックインクおよびシアンインクによって隙間な
く記録されている(図7および図8参照)。このため、
第17パス〜第23パスが行われることで、ブラック、
シアン、マゼンタ、イエロの各色によるカラー領域のカ
ラー印刷が完了する。しかし、カラー領域が第151ラ
インよりも下方にまで及ぶ場合には、モノクロ領域との
境界近辺のカラー領域の主走査ラインのみが隙間なく記
録されることとなる。
ード印刷からモノクロモード印刷に移行する前に、図1
0のステップS24において、送り量Sc3が1ドット
の定則送りが行われる。図11においては、第23パス
の後に行われる副走査から第25パスの前に行われる副
走査までが、この1ドットの定則送りによる副走査であ
る。このカラーモード印刷における1ドットの定則送り
を、カラーモード印刷の「微小送り」という。そして、
このステップS24において行われる、カラーモード用
主走査を行いつつ微小送りを行って実行される印刷を、
「下端カラーモード印刷」という。なお、図10のステ
ップS24における微小送りは、図4のステップS10
における微小送りと同じ送りであってもよいし、異なる
送りであってもよい。なお、ステップS22の通常送り
によるカラーモード印刷は、カラーモード部41aの通
常部41a2によって実行され、ステップS24の微小
送りによるカラーモード印刷は、下端部41a3によっ
て実行される。
の判断は、通常モノクロモード印刷から下端モノクロモ
ード印刷への移行について、図9で説明した手順と同様
に、して行うことができる。すなわち、「通常送りによ
る次の1回の副走査と、下端カラーモード印刷において
行うMc回(Mcは正の整数。第1実施例ではMmは
2。)の微小送りとを行ったと仮定した場合に、印刷ヘ
ッドの相対位置が、モノクロモード開始時の相対位置を
超えないか否か」を判断して、超える場合に移行する態
様とすることができる。
プS26で位置合わせ送りが必要か否かが判断され、必
要な場合には、ステップS28で位置合わせ送りが行わ
れる。図11の例では、第25パスの後に行われる副走
査がこの位置合わせ送りである。位置合わせ送りの送り
量Scmは、11ドットである。この位置合わせ送り
は、位置合わせ送り部41c(図2参照)によって実行
される。
る上端モノクロモード印刷においてモノクロ領域の上端
から隙間なく主走査ラインを記録できるような、上端モ
ノクロモード印刷開始時の印刷ヘッドの相対位置と、ス
テップS24終了時の印刷ヘッドの相対位置とを比較し
て、両者が異なっているか否かを判断する。図11の例
では、上端モノクロモード印刷においてモノクロ領域の
上端から隙間なく主走査ラインを記録できるような、印
刷開始時の印刷ヘッドの相対位置は、印刷ヘッドの上端
のノズルが第143ラインに位置するような相対位置で
ある。そして、ステップS24終了時、すなわち、下端
カラーモード終了時の印刷ヘッドの相対位置は、上端の
ノズルが第132ラインに位置するような相対位置であ
る。両者は異なっているため、図11の例では、上端の
ノズルが第132ラインに位置するような相対位置か
ら、上端ノズルが第143ラインに位置するような相対
位置まで、送り量Scmが11ドットの位置合わせ送り
が第25パスの後に行われる。
ロモード印刷が行われる。モノクロモード印刷において
は、カラーモードからの移行直後は、ステップS30に
おいて、モノクロモード用主走査を実行しつつ、送り量
Sm3が3ドットの定則送りが行われる。図11におい
ては、第26パスの後に行われる副走査から第29パス
の前に行われる副走査までが、この3ドットの定則送り
による副走査である。このステップS30における3ド
ットの定則送りを、モノクロモード印刷の「微小送り」
という。これらの3回の副走査を挟んで行われる4回の
主走査(図11における第26パス〜第29パス)によ
って、モノクロ領域の上端近辺の部分がブラックインク
によって隙間なく記録される。このステップS28にお
いて行われる、モノクロモード用主走査を行いつつ微小
送りを行って実行される印刷を、「上端モノクロモード
印刷」という。なお、図10のステップS30における
微小送りは、図4のステップS4における微小送りと同
じ送りであってもよいし、異なる送りであってもよい。
行われた後、ステップS32において、ブラックノズル
群のノズル#1〜#15を使用しつつ、モノクロモード
印刷の通常送りが行われる。図11の例では、第29パ
スの後に行われる副走査以降の副走査が、この通常送り
による副走査である。このステップS32において行わ
れる、モノクロモード用主走査を行いつつ通常送りを行
って実行される印刷を、「通常モノクロモード印刷」と
いう。なお、ステップS30の上端モノクロモード印刷
は、モノクロモード部41bの上端部41b1によって
実行され、ステップS32の通常モノクロモード印刷は
通常部41b2によって実行される。
ノクロモード印刷に移行する前後に、それぞれのモード
の通常送りに対して送り量が十分小さい1ドットと3ド
ットの微小送りを行っている。このため、逆向きの副走
査を行うことなく、効率的にカラーモード印刷からモノ
クロモード印刷に移行することができる。また、各モー
ドにおいて、通常送りでは、微小送りよりも送り量の大
きな副走査を行っている。このため、印刷を高速に行う
ことができる。
ノクロモード印刷の微小送りの間に位置合わせ送りを行
っている。このため、モノクロモードに移行した後、無
駄な主走査を繰り返すことがなく、効率的に印刷を行う
ことができる。
査方向に沿って、シアン、マゼンタ、イエロの各ノズル
群が設けられている。このため、各色のインクが同一画
素に打ち込まれる場合は、異なる主走査によって打ち込
まれることとなる。よって、それぞれのインクがその画
素に着弾する間に所定の時間間隔があくため、同一画素
に打ち込まれたインク同士が混ざりにくい。また、ブラ
ックノズル群は、シアン、マゼンタ、イエロの3色のノ
ズル群が設けられている範囲内に設けられている。よっ
て、印刷ヘッドの主走査方向の大きさを、シアン、マゼ
ンタ、イエロの各ノズル群を配するのに必要な大きさと
したまま、シアン、マゼンタ、イエロの各ノズル群より
多数のブラックノズルを配することが可能となってい
る。そして、特定ブラックノズル群K0は、シアンノズ
ル群が設けられている範囲内にあるノズル群である。こ
のため、同一画素に打ち込まれるブラックインクとシア
ンインクとは混ざる可能性もある。しかし、ブラックイ
ンクがシアンインクやマゼンタインクと混ざる場合に比
べて、印刷結果の品質を低下させる程度は低い。
28aに設けられたノズルの配置を示す説明図である。
第2実施例の印刷ヘッド28aは、シアン、マゼンタ、
イエロの各インク色についてそれぞれ24個ずつのノズ
ルを備えている。そして、ブラックインクについては、
72個のノズルを有している。各色のノズルは、それぞ
れ副走査方向SSに沿って8ドットピッチで2列に設け
られている。そして、各列のノズルは、副走査方向SS
について互い違いに配される、いわゆる「千鳥」配列に
配されている。このため、各色のノズルピッチkは4ド
ットである。第2実施例のプリンタの他の装置構成は、
第1実施例のプリンタと同様である。
行:図13は、第2実施例において、モノクロモード印
刷からカラーモード印刷へ移行する際の手順を示すフロ
ーチャートである。第2実施例では、モノクロモード印
刷においては、まず、図13のステップS42におい
て、ブラックノズル#1〜#72のすべてのノズルを使
用して主走査においてドットを記録しつつ(以下、第2
実施例において「モノクロモード用主走査」とい
う。)、変則送りを行う。この変則送りは、45ドット
−18ドット−27ドット−54ドットの送り量の副走
査を繰り返すものである。このモノクロモード印刷にお
ける45ドット−18ドット−27ドット−54ドット
の変則送りを、第2実施例においてモノクロモード印刷
の「通常送り」と呼ぶ。このような送りをおこなうこと
で、印刷用紙P上の各主走査ラインを隙間なく記録する
ことができる。また、隣り合う主走査ラインを記録する
ノズルの組み合わせが一定ではなくなるので、印刷結果
の品質をより高くすることができる。ステップS42に
おいて行われる、モノクロモード用主走査を行いつつ通
常送りを行って実行される印刷を、第2実施例において
「通常モノクロモード印刷」と呼ぶ。
の後、ステップS44において、送り量が5ドット−2
ドット−3ドット−6ドットの変則送りが行われる。こ
の変則送りは、最大の送り量(6ドット)がステップS
42の変則送りの最大の送り量(54ドット)よりも小
さい。このモノクロモード印刷における5ドット−2ド
ット−3ドット−6ドットの変則送りを、第2実施例に
おいてモノクロモード印刷の「微小送り」と呼ぶ。そし
て、ステップS44において行われる、モノクロモード
用主走査を行いつつ微小送りを行って実行される印刷
を、第2実施例において「下端モノクロモード印刷」と
呼ぶ。なお、ステップS42の通常送りによるモノクロ
モード印刷は、モノクロモード部41bの通常部41b
2によって実行され、ステップS44の微小送りによる
モノクロモード印刷は、下端部41b3によって実行さ
れる。
4ドットの通常送りのような、送り量の大きな印刷を行
う場合は、所定の領域(例えば、第1実施例の第131
ラインまでのモノクロ領域)に副走査方向について下端
まで隙間なくドットを記録しようとすると、その領域の
下端を下方に大きく超えた相対位置にまで印刷ヘッドを
送らなければならない。しかし、5ドット−2ドット−
3ドット−6ドットの変則送りのような、送り量の小さ
い送りを行うと、ドットを記録したい領域に対して下方
に大きく超えた相対位置にまで印刷ヘッドを送る必要が
ない。このような特徴は、第2実施例のような副走査方
向について広い範囲にノズルを有する印刷ヘッド(図1
2参照)を備えたプリンタにおいて、特に効果的であ
る。
で位置合わせ送りについての判定がなされ、必要な場合
には、ステップS48で位置合わせ送りが実行される。
ステップS46、S48の処理は、図4におけるステッ
プS6、S8における処理と同じである。位置合わせ送
りは、位置合わせ送り部41c(図2参照)によって実
行される。
刷が行われる。カラーモード印刷においては、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)についてはノズ
ル#1〜#24が使用され、ブラック(K)について
は、ノズル#49〜#72の24個のノズルのみが使用
される(12参照)。これらのノズルからインク滴を吐
出しつつ行う主走査を、第2実施例において「カラーモ
ード用主走査」と呼ぶ。第2実施例においては、ノズル
#49〜#72が「特定ブラックノズル群K0」であ
る。
ードからの移行直後は、ステップS50において、各色
24個のノズルを使用しつつ送り量の小さい変則送りが
行われる。この変則送りは、3ドット−5ドット−6ド
ット−2ドットの送り量の副走査を繰り返すものであ
る。このカラーモード印刷における3ドット−5ドット
−6ドット−2ドットの変則送りを、第2実施例におい
てカラーモード印刷の「微小送り」と呼ぶ。そして、こ
のステップS50において行われる、カラーモード用主
走査を行いつつ微小送りを行って実行される印刷を、第
2実施例において「上端カラーモード印刷」と呼ぶ。
−18ドットの通常送りのような、送り量の大きな印刷
を行う場合は、所定の領域(例えば、第1実施例の第1
32ラインから第148ラインまでのカラー領域)に副
走査方向について、上端から隙間なくドットを記録しよ
うとすると、印刷ヘッドがその領域の上端を上方に大き
く超えた印刷を開始しなければならない。しかし、3ド
ット−5ドット−6ドット−2ドットの変則送りのよう
な、送り量の小さい送りを行うと、印刷ヘッドがその領
域の上端を上方に大きく超えた印刷を開始しなくとも、
記録したい領域の上端から隙間なくドットの記録を行う
ことができる。このような特徴は、第2実施例のような
副走査方向について広い範囲にノズルを有する印刷ヘッ
ド(図12参照)を備えたプリンタにおいて、特に効果
的である。
テップS52において、上記の各色24個のノズルを使
用しつつより送り量の大きい変則送りが行われる。この
変則送りは、15ドット−6ドット−9ドット−18ド
ットの送り量の副走査を繰り返すものである。この変則
送りは、最大の送り量(18ドット)がステップS50
の変則送りの最大の送り量(6ドット)よりも大きい。
このカラーモード印刷における15ドット−6ドット−
9ドット−18ドットの変則送りを、第2実施例におい
てカラーモード印刷の「通常送り」と呼ぶ。このような
送りをおこなうことで、印刷用紙P上の各主走査ライン
を各色のインクで隙間なく記録することができる。この
ステップS52において行われる、カラーモード用主走
査を行いつつ通常送りを行って実行される印刷を、第2
実施例において「通常カラーモード印刷」と呼ぶ。な
お、ステップS50の微小送りによるカラーモード印刷
は、カラーモード部41aの上端部41a1によって実
行され、ステップS52の通常送りによるカラーモード
印刷は、通常部41a2によって実行される。
カラーモード印刷に移行する前後に、それぞれのモード
の通常送りに比べて最大の送り量が小さい微小送りを行
っている。このため、効率的にモノクロモード印刷から
カラーモード印刷に移行することができる。また、各モ
ードにおいて、通常送りでは、それぞれのモードにおけ
る微小送りよりも最大の送り量が大きい変則送りを行っ
ている。このため、印刷を高速に行うことができる。
ド印刷への移行:図14は、カラーモード印刷からモノ
クロモード印刷へ移行する際の手順を示すフローチャー
トである。モノクロモード印刷においては、図10のス
テップS62において、シアン、マゼンタ、イエロのノ
ズル#1〜#24、およびブラックノズル#49〜#7
2を使用して主走査においてドットを記録しつつ(以
下、第2実施例において「カラーモード用主走査」とい
う。)、変則送りが行われる。この変則送りは、15ド
ット−6ドット−9ドット−18ドットの送り量の副走
査を繰り返す通常送りである。このカラーモード印刷に
おける15ドット−6ドット−9ドット−18ドットの
変則送りを、第2実施例においてカラーモード印刷の
「通常送り」と呼ぶ。ステップS62において行われ
る、カラーモード用主走査を行いつつ通常送りを行って
実行される印刷を、第2実施例において「通常カラーモ
ード印刷」と呼ぶ。
後、ステップS64において、2ドット−5ドット−6
ドット−3ドットの送りを繰り返す変則送りが行われ
る。このカラーモード印刷における2ドット−5ドット
−6ドット−3ドットの変則送りを、第2実施例におい
てモノクロモード印刷の「微小送り」と呼ぶ。ステップ
S64において行われる、カラーモード用主走査を行い
つつ微小送りを行って実行される印刷を、第2実施例に
おいて「下端カラーモード印刷」と呼ぶ。なお、図14
のステップS64における微小送りは、図13のステッ
プS50における微小送りと同じ送りであってもよい
し、異なる送りであってもよい。なお、ステップS62
の通常カラーモード印刷は、カラーモード部41aの通
常部41a2によって実行され、ステップS64の下端
カラーモード印刷は、下端部41a3によって実行され
る。
で位置合わせ送りについての判定がなされ、必要な場合
には、ステップS68で位置合わせ送りが実行される。
ステップS66、S68の処理は、図9におけるステッ
プS26、S28における処理と同じである。位置合わ
せ送りは、位置合わせ送り部41c(図2参照)によっ
て実行される。
印刷が行われる。モノクロモード印刷においては、カラ
ーモードからの移行直後は、ステップS70において、
モノクロモード用主走査を実行しつつ、6ドット−2ド
ット−3ドット−5ドットの変則送りが行われる。この
ステップS70における6ドット−2ドット−3ドット
−5ドットの変則送りを、第2実施例においてモノクロ
モード印刷の「微小送り」と呼ぶ。そして、このステッ
プS70において行われる、モノクロモード用主走査を
行いつつ微小送りを行って実行される印刷を、第2実施
例において「上端モノクロモード印刷」と呼ぶ。なお、
ステップS70における微小送りは、図13のステップ
S44における微小送りと同じ送りであってもよいし、
異なる送りであってもよい。
テップS72において、モノクロモード用主走査を実行
しつつ、モノクロモード印刷の通常送りが行われる。な
お、ステップS70の微小送りによるモノクロモード印
刷は、モノクロモード部41bの上端部41b1によっ
て実行され、ステップS72の通常送りによるモノクロ
モード印刷は通常部41b2によって実行される。
ノクロモード印刷に移行する前後に、それぞれのモード
の通常送りに対して最大の送り量が小さい変則送りを行
っている。このため、効率的にカラーモード印刷からモ
ノクロモード印刷に移行することができる。また、各モ
ードにおいて、通常送りでは、それぞれのモードにおけ
る微小送りよりも最大の送り量が大きい変則送りを行っ
ている。このため、印刷を高速に行うことができる。
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
トであったが、ノズルピッチkは4に限られるものでは
なく、6ドット、8ドットなど適宜の値とすることがで
きる。その場合、定則送りの送り量は、使用するノズル
のノズルピッチkとは素の値となることが好ましい。そ
のようにすることで、各主走査ラインを隙間なく記録す
ることができる。また、上端および下端のモノクロモー
ド印刷及びカラーモード印刷においては、主走査の回数
は(k−1)以上とすることが好ましい。そのようにす
ることで、境界近辺の主走査ラインを隙間なく記録する
ことができる。
ッド28a,28bにおけるノズルの配置を示す説明図
である。上記実施例においては、各ノズル群に含まれる
ノズルは、同一のピッチで配されていたが、図15に示
すように、無彩色ノズル群のノズルは、他の単一有彩色
ノズル群のノズルとは異なるピッチで配されていてもよ
い。ただし、その場合には、他の単一有彩色ノズル群の
ノズルピッチの自然数分の1のピッチで配されているこ
とが好ましい。そのような態様とすれば、単一有彩色ノ
ズル群のノズルピッチと同じノズルピッチを有するノズ
ルを特定ブラックノズル群K0として選択することがで
きる。図15の例では、ブラックノズル群のノズルのみ
が千鳥に配されており、ブラックノズル群のノズルピッ
チは、シアンノズル群、マゼンタノズル群、イエロノズ
ル群の1/2である。そして、カラーモード印刷におい
て使用される特定ブラックノズル群は、図15に示すよ
うに、中段の一列のノズルである。
刷において使用される特定ブラックノズル群K0は、ブ
ラックノズル群Kのノズルのうち最も下方に位置する一
群のノズルであった。しかし、特定無彩色ノズル群は、
図15に示すように、無彩色ノズル群の副走査方向SS
の中央近辺に位置するノズル群K0であってもよく、他
の位置に位置するノズルであってもよい。すなわち、無
彩色ノズル群の一部であって単一有彩色ノズル群と同数
のノズルを含むノズル群であればよい。
ゼンタ、イエロの各ノズル列が、副走査方向SSに一列
に並んでいたが、単一有彩色ノズル群は、図15に示す
ように、主走査方向MSについて異なった位置に設けら
れていてもよい。また、副走査方向SSについて無彩色
ノズル群が存在する範囲と、副走査方向SSについて複
数の単一有彩色ノズル群が存在する範囲とは一致してい
なくてもよい。さらに、上記実施例においては、単一有
彩色ノズル群は、シアン、マゼンタ、イエロの各ノズル
群であったが、単一有彩色ノズル群は、たとえば、図1
6に示すように、ライトシアン(LC)、ライトマゼン
タ(LM)、ダークイエロ(DY)など、他の色のイン
クを吐出するノズル群を含んでもよい。また、グレーな
どの無彩色インクを吐出するノズルを含んでもよい。す
なわち、すなわち、「単一有彩色ノズル群」は、互いに
等しい数のノズルを備え互いに異なるインクをそれぞれ
吐出するものであれば、ノズルの配置やインク色、イン
ク色の数は問わない。単一有彩色ノズル群が吐出するイ
ンクは、カラーモード印刷において使用されるインクで
ある。
は、ブラックインクを吐出するノズル群であったが、印
刷データがブラック以外の単一色のインクで記録すべき
領域を含んでいる場合は、その領域を記録するためのイ
ンクを無彩色ノズル群から吐出させるようにすることも
できる。さらには、無彩色ノズル群が、2以上設けられ
ていてもよい。その場合、各無彩色ノズル群のノズル数
は等しいことが好ましい。
のノズルをそれぞれ備え互いに異なる有彩色インクを吐
出する複数の単一有彩色ノズル群と、単一有彩色ノズル
群よりも多数のノズルを備え無彩色インクを吐出する無
彩色ノズル群と、を備えたものであればよい。
プリンタについて説明したが、本発明はインクジェット
プリンタに限らず、一般に、印刷ヘッドを用いて印刷を
行う種々の印刷装置に適用可能である。また、本発明
は、インク滴を吐出する方法や装置に限らず、他の手段
でドットを記録する方法や装置にも適用可能である。
って実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換
えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実
現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるよ
うにしてもよい。例えば、図2に示したヘッド駆動回路
52の一部の機能をソフトウェアによって実現すること
も可能である。
ムの概略構成図。
すブロック図。
す説明図。
行する際の手順を示すフローチャート。
ラインがどのように記録されていくかを示す説明図。
置合わせ送りを示す説明図。
行する際の位置合わせ送り、およびカラーモードにおけ
る微小送りを示す説明図。
て、各主走査ラインがどのように記録されていくかを示
す説明図。
移行する際の手順を示すフローチャート。
移行する際の、各主走査ラインの記録状態を示す説明
図。
ノズルの配置を示す説明図。
らカラーモード印刷へ移行する際の手順を示すフローチ
ャート。
移行する際の手順を示すフローチャート。
の配置を示す説明図。
の配置を示す説明図。
Claims (42)
- 【請求項1】 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備え
互いに異なる有彩色インクを吐出する複数の単一有彩色
ノズル群と、前記単一有彩色ノズル群よりも多数のノズ
ルを備え無彩色インクを吐出する無彩色ノズル群と、を
備えた印刷ヘッドを有する印刷装置を用いて、主走査を
行いつつ、前記印刷媒体上にインク滴を着弾させてドッ
トを形成し、前記主走査の合間に前記主走査の方向と交
わる方向に副走査を行って、前記印刷媒体上の前記無彩
色インクのみで記録されるモノクロ領域と前記有彩色イ
ンクを用いて記録されるカラー領域に印刷を行う方法で
あって、(a)第1の副走査モードで前記副走査を実行
して、前記モノクロ領域の主走査ライン上にドットを形
成する通常モノクロモード印刷を実行する工程と、
(b)最大の副走査送り量が前記第1の副走査モードの
最大の副走査送り量よりも小さい第2の副走査モードで
前記副走査を実行して、前記カラー領域との境界近辺の
前記モノクロ領域の主走査ライン上にドットを形成する
下端モノクロモード印刷を実行する工程と、(c)第3
の副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノクロ
領域との境界近辺の前記カラー領域の主走査ライン上に
ドットを形成する上端カラーモード印刷を実行する工程
と、(d)最大の副走査送り量が前記第3の副走査モー
ドの最大の副走査送り量よりも大きい第4の副走査モー
ドで前記副走査を実行して、少なくとも前記カラー領域
の主走査ライン上にドットを形成する通常カラーモード
印刷を実行する工程と、を備える印刷方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記工程(a),(b),(c),(d)は、それぞれ
インターレース印刷を実行する工程を含む、印刷方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群は、前記主走査ラインのピッチ
Dのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピッチkc
×Dで配列された互いに等しいNc個(Ncは2以上の
整数)のノズルをそれぞれ備えており、 前記前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkm×D(k
mは前記kcの自然数分の1の整数)で配列されたNm
個(NmはNcよりも大きい整数)のノズルを備えてお
り、 前記工程(a)は、 前記単一有彩色ノズル群のノズルを使用せずに前記無彩
色ノズル群のノズルを使用するモノクロモード用主走査
を前記副走査と交互に実行する工程を備え、前記工程
(b)は、 少なくとも(km−1)回の前記モノクロモード用主走
査を前記副走査と交互に実行する工程を備え、 前記工程(c)は、 前記無彩色ノズル群から選択された前記ノズルピッチk
c×Dで配列されたNc個のノズルを含む特定無彩色ノ
ズル群と、前記複数の単一有彩色ノズル群とを使用する
カラーモード用主走査を、少なくとも(kc−1)回前
記副走査と交互に実行する工程を備え、 前記工程(d)は、 前記カラーモード用主走査を前記副走査と交互に実行す
る工程を備える、印刷方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の印刷方法であって、さら
に、 前記工程(b)の後であって前記工程(c)の前に、
(e)前記工程(b)が終了したときの前記印刷ヘッド
と前記カラー領域の上端との距離が所定の値未満の場合
に、前記印刷ヘッドを前記カラー領域の上端近傍の所定
の位置に位置決めする副走査を行う工程、を備える印刷
方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の印刷方法であって、 前記工程(e)は、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との第1の相対位置であ
って、前記第1の相対位置から前記工程(c)を実行す
ると仮定した場合に前記カラー領域の上端から隙間なく
前記主走査ラインを記録することが可能となる、第1の
相対位置の許容範囲内に、前記工程(b)が終了したと
きの前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の第2の相対位置が
含まれない場合に、前記第2の相対位置から前記第1の
相対位置まで前記副走査を行う工程である、印刷方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記工程(a)は、 前記第1の副走査モードによる次の副走査と、前記工程
(b)において実行すべきすべての副走査と、を実行し
たと仮定した場合の、前記印刷ヘッドの前記印刷媒体に
対する第1の相対位置が、前記工程(c)を実行すると
仮定した場合に前記カラー領域の上端から隙間なく前記
主走査ラインを記録することが可能となる、前記印刷ヘ
ッドの前記印刷媒体に対する第2の相対位置よりも下方
となる場合に、前記工程(b)に移行する工程を備え
る、印刷方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記第1の副走査モードは、一定の送り量p1×D(p
1は、kmと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項8】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記第1の副走査モードは、送り量の異なる前記副走査
の組み合わせを繰り返す変則送りを行うモードである、
印刷方法。 - 【請求項9】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記第4の副走査モードは、一定の送り量q1×D(q
1は、kcと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項10】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記第4の副走査モードは、送り量の異なる前記副走査
の組み合わせを繰り返す変則送りを行うモードである、
印刷方法。 - 【請求項11】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記第2の副走査モードは、一定の送り量p2×D(p
2は、kmと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項12】 請求項1記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記第3の副走査モードは、一定の送り量q2×D(q
2は、kcと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の印刷方法であって、 前記q2は1である、印刷方法。
- 【請求項14】 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備
え互いに異なる有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
色ノズル群と、前記単一有彩色ノズル群よりも多数のノ
ズルを備え無彩色インクを吐出する無彩色ノズル群と、
を備えた印刷ヘッドを有する印刷装置を用いて、主走査
を行いつつ、前記印刷媒体上にインク滴を着弾させてド
ットを形成し、前記主走査の合間に前記主走査の方向と
交わる方向に副走査を行って、前記印刷媒体上の前記無
彩色インクのみで記録されるモノクロ領域と前記有彩色
インクを用いて記録されるカラー領域に印刷を行う方法
であって、(a)第1の副走査モードで前記副走査を実
行して、少なくとも前記カラー領域の主走査ライン上に
ドットを形成する通常カラーモード印刷を実行する工程
と、(b)最大の副走査送り量が前記第1の副走査モー
ドの最大の副走査送り量よりも小さい第2の副走査モー
ドで前記副走査を実行して、前記モノクロ領域との境界
近辺の前記カラー領域の主走査ライン上にドットを形成
する下端カラーモード印刷を実行する工程と、(c)第
3の副走査モードで前記副走査を実行して、前記カラー
領域との境界近辺の前記モノクロ領域の主走査ライン上
にドットを形成する上端モノクロモード印刷を実行する
工程と、(d)最大の副走査送り量が前記第3の副走査
モードにおける最大の副走査送り量よりも大きい第4の
副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノクロ領
域の主走査ライン上にドットを形成する通常モノクロモ
ード印刷を実行する工程と、を備える印刷方法。 - 【請求項15】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記工程(a),(b),(c),(d)は、それぞれ
インターレース印刷を実行する工程を含む、印刷方法。 - 【請求項16】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群は、前記主走査ラインのピッチ
Dのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピッチkc
×Dで配列された互いに等しいNc個(Ncは2以上の
整数)のノズルをそれぞれ備えており、 前記前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkm×D(k
mは前記kcの自然数分の1の整数)で配列されたNm
個(NmはNcよりも大きい整数)のノズルを備えてお
り、 前記工程(a)は、 前記無彩色ノズル群から選択された前記ノズルピッチk
c×Dで配列されたNc個のノズルを含む特定無彩色ノ
ズル群と、前記複数の単一有彩色ノズル群とを使用する
カラーモード用主走査を前記副走査と交互に実行する工
程を備え、 前記工程(b)は、 少なくとも(kc−1)回の前記カラーモード用主走査
を前記副走査と交互に実行する工程を備え、 前記工程(c)は、 前記単一有彩色ノズル群のノズルを使用せずに前記無彩
色ノズル群のノズルを使用するモノクロモード用主走査
を前記副走査と交互に、少なくとも(km−1)回実行
する工程を備え、 前記工程(d)は、 前記モノクロモード用主走査を前記副走査と交互に実行
する工程を備える、印刷方法。 - 【請求項17】 請求項14記載の印刷方法であって、
さらに、 前記工程(b)の後であって前記工程(c)の前に、
(e)前記工程(b)が終了したときの前記印刷ヘッド
と前記モノクロ領域の上端との距離が所定の値未満の場
合に、前記印刷ヘッドを前記モノクロ領域の上端近傍の
所定の位置に位置決めする副走査を行う工程、を備える
印刷方法。 - 【請求項18】 請求項17記載の印刷方法であって、 前記工程(e)は、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との第1の相対位置であ
って、前記第1の相対位置から前記工程(c)を実行す
ると仮定した場合に前記モノクロ領域の上端から隙間な
く前記主走査ラインを記録することが可能となる、第1
の相対位置の許容範囲内に、前記工程(b)が終了した
ときの前記印刷ヘッドと前記印刷媒体の第2の相対位置
が含まれない場合に、前記第2の相対位置から前記第1
の相対位置まで前記副走査を行う工程である、印刷方
法。 - 【請求項19】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記工程(a)は、 前記第1の副走査モードによる次の副走査と、前記工程
(b)において実行すべきすべての副走査と、を実行し
たと仮定した場合の、前記印刷ヘッドの前記印刷媒体に
対する第1の相対位置が、前記工程(c)を実行すると
仮定した場合に前記モノクロ領域の上端から隙間なく前
記主走査ラインを記録することが可能となる、前記印刷
ヘッドの前記印刷媒体に対する第2の相対位置よりも下
方である場合に、前記工程(b)に移行する工程を備え
る、印刷方法。 - 【請求項20】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記第1の副走査モードは、一定の送り量q1×D(q
1は、kcと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモード送りである、印刷方法。 - 【請求項21】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記第1の副走査モードは、送り量の異なる前記副走査
の組み合わせを繰り返す変則送りを行うモードである、
印刷方法。 - 【請求項22】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記第4の副走査モードは、一定の送り量p1×D(p
1は、kmと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項23】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記第4の副走査モードは、送り量の異なる前記副走査
の組み合わせを繰り返す変則送りを行うモードである、
印刷方法。 - 【請求項24】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記第2の副走査モードは、一定の送り量q2×D(q
2は、kcと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモード返す定則送りである、印刷方法。 - 【請求項25】 請求項24記載の印刷方法であって、 前記q2は1である、印刷方法。
- 【請求項26】 請求項14記載の印刷方法であって、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記第3の副走査モードは、一定の送り量p2×D(p
2は、kmと素の整数)の前記副走査を繰り返す定則送
りを行うモードである、印刷方法。 - 【請求項27】 ノズルからインク滴を吐出し、印刷媒
体上に着弾させてドットを形成することにより、無彩色
インクのみで記録されるモノクロ領域と有彩色インクを
用いて記録されるカラー領域とを含む印刷データの印刷
を行う印刷装置であって、 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備え互いに異なる有
彩色インクを吐出する複数の単一有彩色ノズル群と、前
記単一有彩色ノズル群よりも多数のノズルを備え無彩色
インクを吐出する無彩色ノズル群と、を備えた印刷ヘッ
ドと、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との少なくとも一方を移
動させる主走査を行う主走査駆動部と、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との少なくとも一方を前
記主走査の方向と交わる方向に移動させる副走査を行う
副走査駆動部と、 前記各部を制御する制御部と、を備え、 前記制御部は、 第1の副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノ
クロ領域の主走査ライン上にドットを形成する通常モノ
クロモード印刷を実行する通常モノクロモード部と、 最大の副走査送り量が前記第1の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも小さい第2の副走査モードで前記副
走査を実行して、前記カラー領域との境界近辺の前記モ
ノクロ領域の主走査ライン上にドットを形成する下端モ
ノクロモード印刷を実行する下端モノクロモード部と、 第3の副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノ
クロ領域との境界近辺の前記カラー領域の主走査ライン
上にドットを形成する上端カラーモード印刷を実行する
上端カラーモード部と、 最大の副走査送り量が前記第3の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも大きい第4の副走査モードで前記副
走査を実行して、少なくとも前記カラー領域の主走査ラ
イン上にドットを形成する通常カラーモード印刷を実行
する通常カラーモード部と、を備える印刷装置。 - 【請求項28】 請求項27記載の印刷装置であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記通常モノクロモード部、前記下端モノクロモード
部、前記上端カラーモード部および前記通常カラーモー
ド部は、それぞれインターレース印刷を実行する、印刷
装置。 - 【請求項29】 請求項27記載の印刷装置であって、 前記単一有彩色ノズル群は、前記主走査ラインのピッチ
Dのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピッチkc
×Dで配列された互いに等しいNc個(Ncは2以上の
整数)のノズルをそれぞれ備えており、 前記前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkm×D(k
mは前記kcの自然数分の1の整数)で配列されたNm
個(NmはNcよりも大きい整数)のノズルを備えてお
り、 前記通常モノクロモード部は、前記単一有彩色ノズル群
のノズルを使用せずに前記無彩色ノズル群のノズルを使
用するモノクロモード用主走査を前記副走査と交互に実
行し、 前記下端モノクロモード部は、少なくとも(km−1)
回の前記モノクロモード用主走査を前記副走査と交互に
実行し、 前記上端カラーモード部は、前記無彩色ノズル群から選
択された前記ノズルピッチkc×Dで配列されたNc個
のノズルを含む特定無彩色ノズル群と、前記複数の単一
有彩色ノズル群とを使用するカラーモード用主走査を、
少なくとも(kc−1)回前記副走査と交互に実行し、 前記通常カラーモード部は、前記カラーモード用主走査
を前記副走査と交互に実行する、印刷装置。 - 【請求項30】 請求項29記載の印刷装置であって、 前記複数の単一有彩色ノズル群は、シアンインクを吐出
するシアンノズル群、マゼンタインクを吐出するマゼン
タノズル群、イエロインクを吐出するイエロノズル群を
含み、 前記シアンノズル群、前記マゼンタノズル群および前記
イエロノズル群は、前記副走査の方向に沿って順に配さ
れており、 前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkc×Dで配列さ
れたNc×3個のノズルを備えており、前記副走査の方
向について、前記シアンノズル群、前記マゼンタノズル
群および前記イエロノズル群のノズルが設けられている
範囲内に設けられており、 前記特定無彩色ノズル群は、前記副走査の方向につい
て、前記シアンノズル群のノズルが設けられている範囲
内に設けられている、印刷装置。 - 【請求項31】 請求項27記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、 前記下端モノクロモード印刷が終了したときの前記印刷
ヘッドと前記カラー領域の上端との距離が所定の値未満
の場合に、前記印刷ヘッドを前記カラー領域の上端近傍
の所定の位置に位置決めする副走査を行う位置合わせ送
り部を備える印刷装置。 - 【請求項32】 請求項31記載の印刷装置であって、 前記位置合わせ送り部は、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との第1の相対位置であ
って、前記第1の相対位置から前記上端カラーモード印
刷を実行すると仮定した場合に前記カラー領域の上端か
ら隙間なく前記主走査ラインを記録することが可能とな
る、第1の相対位置の許容範囲内に、前記下端モノクロ
モード印刷が終了したときの前記印刷ヘッドと前記印刷
媒体の第2の相対位置が含まれない場合に、前記第2の
相対位置から前記第1の相対位置まで前記副走査を行
う、印刷装置。 - 【請求項33】 請求項27記載の印刷装置であって、 前記通常モノクロモード部は、 前記第1の副走査モードによる次の副走査と、前記下端
モノクロモード印刷において実行すべきすべての副走査
と、を実行したと仮定した場合の、前記印刷ヘッドの前
記印刷媒体に対する第1の相対位置が、前記上端カラー
モード印刷を実行すると仮定した場合に前記カラー領域
の上端から隙間なく前記主走査ラインを記録することが
可能となる、前記印刷ヘッドの前記印刷媒体に対する第
2の相対位置よりも下方となる場合に、前記下端モノク
ロモード印刷に移行する、印刷装置。 - 【請求項34】 ノズルからインク滴を吐出し、印刷媒
体上に着弾させてドットを形成することにより、無彩色
インクのみで記録されるモノクロ領域と有彩色インクを
用いて記録されるカラー領域とを含む印刷データの印刷
を行う印刷装置であって、 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備え互いに異なる有
彩色インクを吐出する複数の単一有彩色ノズル群と、前
記単一有彩色ノズル群よりも多数のノズルを備え無彩色
インクを吐出する無彩色ノズル群と、を備えた印刷ヘッ
ドと、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との少なくとも一方を移
動させる主走査を行う主走査駆動部と、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との少なくとも一方を前
記主走査の方向と交わる方向に移動させる副走査を行う
副走査駆動部と、 前記各部を制御する制御部と、を備え、 前記制御部は、 第1の副走査モードで前記副走査を実行して、少なくと
も前記カラー領域の主走査ライン上にドットを形成する
通常カラーモード印刷を実行する通常カラーモード部
と、 最大の副走査送り量が前記第1の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも小さい第2の副走査モードで前記副
走査を実行して、前記モノクロ領域との境界近辺の前記
カラー領域の主走査ライン上にドットを形成する下端カ
ラーモード印刷を実行する下端カラーモード部と、 第3の副走査モードで前記副走査を実行して、前記カラ
ー領域との境界近辺の前記モノクロ領域の主走査ライン
上にドットを形成する上端モノクロモード印刷を実行す
る上端モノクロモード部と、 最大の副走査送り量が前記第3の副走査モードにおける
最大の副走査送り量よりも大きい第4の副走査モードで
前記副走査を実行して、前記モノクロ領域の主走査ライ
ン上にドットを形成する通常モノクロモード印刷を実行
する通常モノクロモード部と、を備える印刷装置。 - 【請求項35】 請求項34記載の印刷装置であって、 前記単一有彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ライン
のピッチDのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピ
ッチkc×Dで配列されており、 前記無彩色ノズル群のノズルは、前記主走査ラインのピ
ッチDのkm倍(kmは2以上の整数)のノズルピッチ
km×Dで配列されており、 前記通常カラーモード部、前記下端カラーモード部、前
記上端モノクロモード部および前記通常モノクロモード
部は、それぞれインターレース印刷を実行する、印刷装
置。 - 【請求項36】 請求項34記載の印刷装置であって、 前記単一有彩色ノズル群は、前記主走査ラインのピッチ
Dのkc倍(kcは2以上の整数)のノズルピッチkc
×Dで配列された互いに等しいNc個(Ncは2以上の
整数)のノズルをそれぞれ備えており、 前記前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkm×D(k
mは前記kcの自然数分の1の整数)で配列されたNm
個(NmはNcよりも大きい整数)のノズルを備えてお
り、 前記通常カラーモード部は、前記無彩色ノズル群から選
択された前記ノズルピッチkc×Dで配列されたNc個
のノズルを含む特定無彩色ノズル群と、前記複数の単一
有彩色ノズル群とを使用するカラーモード用主走査を前
記副走査と交互に実行する工程を備え、 前記下端カラーモード部は、少なくとも(kc−1)回
の前記カラーモード用主走査を前記副走査と交互に実行
し、 前記上端モノクロモード部は、前記単一有彩色ノズル群
のノズルを使用せずに前記無彩色ノズル群のノズルを使
用するモノクロモード用主走査を前記副走査と交互に、
少なくとも(km−1)回実行し、 前記通常モノクロモード部は、前記モノクロモード用主
走査を前記副走査と交互に実行する、印刷装置。 - 【請求項37】 請求項36記載の印刷装置であって、 前記複数の単一有彩色ノズル群は、シアンインクを吐出
するシアンノズル群、マゼンタインクを吐出するマゼン
タノズル群、イエロインクを吐出するイエロノズル群を
含み、 前記シアンノズル群、前記マゼンタノズル群および前記
イエロノズル群は、前記副走査の方向に沿って順に配さ
れており、 前記無彩色ノズル群は、ノズルピッチkc×Dで配列さ
れたNc×3個のノズルを備えており、前記副走査の方
向について、前記シアンノズル群、前記マゼンタノズル
群および前記イエロノズル群のノズルが設けられている
範囲内に設けられており、 前記特定無彩色ノズル群は、前記副走査の方向につい
て、前記シアンノズル群のノズルが設けられている範囲
内に設けられている、印刷装置。 - 【請求項38】 請求項34記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、 前記下端カラーモード印刷が終了したときの前記印刷ヘ
ッドと前記モノクロ領域の上端との距離が所定の値未満
の場合に、前記印刷ヘッドを前記モノクロ領域の上端近
傍の所定の位置に位置決めする副走査を行う位置合わせ
送り部を備える、印刷装置。 - 【請求項39】 請求項38記載の印刷装置であって、 前記位置合わせ送り部は、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との第1の相対位置であ
って、前記第1の相対位置から前記上端モノクロモード
印刷を実行すると仮定した場合に前記モノクロ領域の上
端から隙間なく前記主走査ラインを記録することが可能
となる、第1の相対位置の許容範囲内に、前記下端カラ
ーモード印刷が終了したときの前記印刷ヘッドと前記印
刷媒体の第2の相対位置が含まれない場合に、前記第2
の相対位置から前記第1の相対位置まで前記副走査を行
う、印刷装置。 - 【請求項40】 請求項34記載の印刷装置であって、 前記通常カラーモード部は、 前記第1の副走査モードによる次の副走査と、前記下端
カラーモード印刷において実行すべきすべての副走査
と、を実行したと仮定した場合の、前記印刷ヘッドの前
記印刷媒体に対する第1の相対位置が、前記上端モノク
ロモード印刷を実行すると仮定した場合に前記モノクロ
領域の上端から隙間なく前記主走査ラインを記録するこ
とが可能となる、前記印刷ヘッドの前記印刷媒体に対す
る第2の相対位置よりも下方である場合に、前記下端モ
ノクロモード印刷に移行する、印刷装置。 - 【請求項41】 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備
え互いに異なる有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
色ノズル群と、前記単一有彩色ノズル群よりも多数のノ
ズルを備え無彩色インクを吐出する無彩色ノズル群と、
を備えた印刷ヘッドを有する印刷装置を備えたコンピュ
ータに、主走査を行わせつつ、前記印刷媒体上にインク
滴を着弾させてドットを形成させ、前記主走査の合間に
前記主走査の方向と交わる方向に副走査を行わせて、前
記印刷媒体上の前記無彩色インクのみで記録されるモノ
クロ領域と前記有彩色インクを用いて記録されるカラー
領域に印刷を行わせるためのコンピュータプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、 第1の副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノ
クロ領域の主走査ライン上にドットを形成する通常モノ
クロモード印刷を実行する処理を、前記コンピュータに
実行させる通常モノクロモードプログラムと、 最大の副走査送り量が前記第1の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも小さい第2の副走査モードで前記副
走査を実行して、前記カラー領域との境界近辺の前記モ
ノクロ領域の主走査ライン上にドットを形成する下端モ
ノクロモード印刷を実行する処理を、前記コンピュータ
に実行させる下端モノクロモードプログラムと、 第3の副走査モードで前記副走査を実行して、前記モノ
クロ領域との境界近辺の前記カラー領域の主走査ライン
上にドットを形成する上端カラーモード印刷を実行する
処理を、前記コンピュータに実行させる上端カラーモー
ドプログラムと、 最大の副走査送り量が前記第3の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも大きい第4の副走査モードで前記副
走査を実行して、少なくとも前記カラー領域の主走査ラ
イン上にドットを形成する通常カラーモード印刷を実行
する処理を、前記コンピュータに実行させる通常カラー
モードプログラムと、を含む、記録媒体。 - 【請求項42】 互いに等しい数のノズルをそれぞれ備
え互いに異なる有彩色インクを吐出する複数の単一有彩
色ノズル群と、前記単一有彩色ノズル群よりも多数のノ
ズルを備え無彩色インクを吐出する無彩色ノズル群と、
を備えた印刷ヘッドを有する印刷装置を備えたコンピュ
ータに、主走査を行わせつつ、前記印刷媒体上にインク
滴を着弾させてドットを形成させ、前記主走査の合間に
前記主走査の方向と交わる方向に副走査を行わせて、前
記印刷媒体上の前記無彩色インクのみで記録されるモノ
クロ領域と前記有彩色インクを用いて記録されるカラー
領域に印刷を行わせるためのコンピュータプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、 第1の副走査モードで前記副走査を実行して、少なくと
も前記カラー領域の主走査ライン上にドットを形成する
通常カラーモード印刷を実行する処理を、前記コンピュ
ータに実行させる通常カラーモードプログラムと、 最大の副走査送り量が前記第1の副走査モードの最大の
副走査送り量よりも小さい第2の副走査モードで前記副
走査を実行して、前記モノクロ領域との境界近辺の前記
カラー領域の主走査ライン上にドットを形成する下端カ
ラーモード印刷を実行する処理を、前記コンピュータに
実行させる下端カラーモードプログラムと、 第3の副走査モードで前記副走査を実行して、前記カラ
ー領域との境界近辺の前記モノクロ領域の主走査ライン
上にドットを形成する上端モノクロモード印刷を実行す
る処理を、前記コンピュータに実行させる上端モノクロ
モードプログラムと、 最大の副走査送り量が前記第3の副走査モードにおける
最大の副走査送り量よりも大きい第4の副走査モードで
前記副走査を実行して、前記モノクロ領域の主走査ライ
ン上にドットを形成する通常モノクロモード印刷を実行
する処理を、前記コンピュータに実行させる通常モノク
ロモードプログラムと、を含む、記録媒体。
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