JP2002345203A - 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 - Google Patents
携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造Info
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Abstract
に、振動発生装置の振動をプリント配線基板に伝達され
るのを吸収する携帯無線機器における振動発生装置とプ
リント配線基板との電気的接続構造。 【解決手段】 振動発生装置に設けられた電極と、プリ
ント配線基板に設けられた電極との間には、導電性螺旋
状バネ部材が設けられている。前記振動発生装置とプリ
ント配線基板との電気的接続は、導電性螺旋状バネ部材
の弾性により電気抵抗を減少させると共に、前記振動発
生装置において発生した振動が吸収されてプリント配線
基板に取り付けられている回路部品等に伝達され難くな
る。
Description
ジャ、あるいは電子腕時計のような呼び出し、または時
報の伝達を必要とする携帯無線機器における振動発生装
置と携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品等
が搭載されているプリント配線基板との電気的接続に関
するものである。なお、上記ページャは、携帯している
者に対して音または振動により、メッセージが伝送され
ていることを知らせる一方向のもの、あるいは双方向の
送受信が可能なものを含む。
電子腕時計等のような呼び出しまたは時報の伝達を必要
とする携帯無線機器は、多数普及されるようになり、電
車内あるいは会議中等に呼び出し音が発生し、他人に不
快を与えることが頻繁に起こるようになってきた。たと
えば、携帯電話機は、モータの回転軸に取り付けられた
高比重合金からなる偏心した振動子から構成される振動
発生装置が取り付けられており、上記モータの回転によ
りモータの回転軸に取り付けられた振動子を回転させて
いる。このような携帯電話機は、呼び出し音の代わりに
携帯者の身体に上記振動子の振動を伝え、呼び出しがあ
ったことを知らせ、他人に不快を与えない。
業界は、その販売台数が急速に増加していると共に、各
電話会社の競争が激化している。特に、携帯電話機は、
小型、軽量、安価、信頼性の点で凌ぎを削る争いとなっ
ている。そのため、携帯電話機は、はんだ付け作業が不
要なリードレス方式で、コンパクトなものが要望されて
いる。携帯電話機の呼び出しは、音と振動の中の一方を
選択できるものが増えてきた。また、振動発生装置を備
えた携帯電話機は、携帯電話機としての通信機能を備え
た回路部品等が搭載されているプリント配線基板に振動
発生装置で発生した振動が伝達されると、プリント配線
基板上に形成された配線が断線したり、あるいは配線パ
ターンや回路部品等が共振してビビリ音になることがあ
る。
明は、リード線によるはんだ付けを省略して小型、軽量
で、信頼性のある携帯無線機器における振動発生装置と
プリント配線基板との電気的接続構造を提供することを
目的とする。また、本発明は、振動発生装置とプリント
配線基板との間の接続にバネを使用することによって、
振動発生装置の振動がプリント配線基板に伝達されるの
を和らげると共に、プリント配線基板に形成された回路
部品等や印刷配線によるビビリ音の発生しない携帯無線
機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気
的接続構造を提供することを目的とする。
な問題を解決するために、本発明の携帯無線機器におけ
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
は、表側ハウジングと、前記表側ハウジングと一体にな
って携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハウジン
グと、携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品
が搭載されているプリント配線基板と、振動発生装置を
抱持する抱持部と当該抱持部に連設された垂直な貫通孔
を有し、前記表側または裏側ハウジングのいずれか一方
に取り付けられているホルダーに前記振動発生装置を抱
持すると共に、前記振動発生装置の電極と接続する導電
性螺旋状バネ部材が前記貫通孔に挿入された振動発生装
置組立体と、から構成される携帯無線機器における振動
発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造におい
て、前記ホルダーで保持された導電性螺旋状バネ部材を
介して、前記振動発生装置に設けられた電極とプリント
配線基板の所定の位置に配置された電極とが前記表側ハ
ウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力
によって電気的に接続されていることを特徴とする。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記携帯無線機器は、携帯電話機、ページ
ャ、あるいは電子時計であることを特徴とする。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記プリント配線基板は、少なくとも一部に
フレキシブルプリント配線基板を有することを特徴とす
る。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記プリント配線基板は、少なくとも二つの
面または曲面を有することを特徴とする。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記表側ハウジングおよび裏側ハウジングに
は、前記振動発生装置を必要に応じて自在に取り付ける
ことができるスペースを有することを特徴とする。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記振動発生装置は、上記裏側ハウジングに
着脱自在でかつ一体に取り付けられていることを特徴と
する。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記携帯無線機器は、入力部、表示部、およ
び通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント
配線基板、および振動発生装置を備えた本体部と、当該
本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴と
する。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記携帯無線機器は、入力部、表示部、およ
び通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント
配線基板を備えた本体部と、振動発生装置を備えている
と共に、上記本体部を覆う蓋部材とから構成されている
ことを特徴とする。
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造
において、前記携帯無線機器のハウジングは、2分割の
折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振動
発生装置を備えていることを特徴とする。
ける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構
造において、前記振動発生装置を抱持する抱持部と当該
抱持部に連設され、前記導電性螺旋状バネ部材が挿入さ
れるホルダーは、前記振動発生装置の電極と前記導電性
螺旋状バネ部材とを電気的に接続する弾性部材から構成
されていることを特徴とする。
線機器において、小型化および信頼性を追求した振動発
生装置とプリント配線基板との電気的接続構造にかかる
ものである。すなわち、第1発明の携帯無線機器は、表
側ハウジング、裏側ハウジング、プリント配線基板、振
動発生装置組立体とから構成されている。前記表側ハウ
ジングは、携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハ
ウジングと一体にすることができる。
機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載されてい
る。前記振動発生装置組立体は、前記振動発生装置を抱
持する抱持部と当該抱持部に連設された垂直な貫通孔が
設けられているホルダーと、前記抱持部に抱持された前
記振動発生装置と、前記貫通孔に挿入された導電性螺旋
状バネ部材とから構成されている。
グまたは裏側ハウジングのいずれか一方に取り付けられ
ている。そして、前記振動発生装置の電極と前記プリン
ト配線基板の電極との間には、前記ホルダーの貫通孔に
挿入された導電性螺旋状バネ部材が接触する状態にな
る。このような状態で、表側ハウジングと裏側ハウジン
グを一体に固定すると、その際の圧力は、前記振動発生
装置とプリント配線基板が電気的に接続されるのに程よ
い程度になっている。
側ハウジングおよび裏側ハウジングをも振動させること
により、携帯無線機器の所持者に信号が伝送されて来た
ことを知らせる。第1発明は、大きな振動が前記振動発
生装置の電極およびプリント配線基板の電極においても
発生しているが、両電極部において、適度の圧力によっ
て電気的に接触しているため、経年変化があっても信頼
性の高い振動発生装置とプリント配線基板との電気的接
続構造となる。
器は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計等を含
むものである。携帯電話機、ページャ、あるいは電子時
計等は、通常振動発生装置からの振動以外に、携帯しな
がら歩いたり、あるいは走ったりすることによっても、
振動を受けるが、表側ハウジングおよび外側ハウジング
を一体にする際の圧力により、振動発生装置の電極とプ
リント配線基板の電極との間に存在する導電性螺旋状バ
ネ部材の電気的接続が安定する。
線基板は、少なくとも一部にフレキシブルプリント配線
基板が設けられている。携帯無線機器は、小型化が追求
されることにより、一枚のプリント配線基板に収容しき
れない場合がある。このような場合、フレキシブルプリ
ント配線基板を使用することにより、携帯無線機器を小
型化することができると同時に、フレキシブルプリント
配線基板に設けられた電極と振動発生装置に設けられた
電極とを導電性螺旋状バネ部材を介して電気的に接続す
ることができる。
線基板は、一面に連設された他の面から構成されてい
る。たとえば、プリント配線基板は、少なくとも二枚を
重ねる方向に連設した形状、L字型、コ字型、あるいは
一部に曲線部をもたせることができる。このようなプリ
ント配線基板は、携帯無線機器の小型化に対応できる。
使用形態によって、振動発生装置が不要な場合があるた
め、振動発生装置が必要になった場合のみ取り付けるた
めのスペースを予め表側ハウジング、裏側ハウジング、
あるいは蓋部材側に設けておくと便利である。
動発生装置を裏側ハウジングに着脱自在でかつ一体に取
り付けられるようにしたものである。電源は、たとえ
ば、単独あるいは交互に充電が必要であるため、また、
振動発生装置は、必要がない場合、外して軽量にするこ
とができる。電源あるいは振動発生装置の裏側ハウジン
グに対する一体の取り付けは、電源のみ、振動発生装置
のみ、あるいは両方のいずれにしてもよい。
器は、本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成さ
れたものである。たとえば、上記本体部は、入力部、表
示部、送受話部、通信機能等を備えた回路部品が搭載さ
れているプリント配線基板、電源、および振動発生装置
等を備えている。
器は、本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成さ
れたものである。たとえば、上記本体部は、入力部、表
示部、送受話部、および通信機能等を備えた回路部品が
搭載されているプリント配線基板等を備えている。ま
た、蓋部材は、電源および/または振動発生装置を備え
ている。
器のハウジングは、たとえば、入出力部と表示部とが別
れるように2分割の折り畳み型であり、少なくとも一方
のハウジングに振動発生装置を備えている。また、電源
装置は、振動発生装置と同様に上記一方のハウジングに
収納することができる。
ーは、弾性部材からなっているため、振動発生装置を当
該ホルダーの抱持部に密着して抱持することができる。
また、前記抱持部に連設された垂直方向の貫通孔は、前
記導電性螺旋状バネ部材が挿入される。そして、前記導
電性螺旋状バネ部材は、前記ホルダーの弾性と共に前記
振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極とを安定
して電気的に接続する。
帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との
電気的接続を説明するための振動子側から見た図、
(ロ)は同じく側面図である。図1(イ)および(ロ)
において、携帯電話機における振動発生装置は、モータ
ハウジング11とモータ回転軸12に取り付けられた振
動子13とから構成されている。モータ回転軸12と振
動子13との取り付けは、たとえば、カシメ部14によ
ってカシメられている。振動子13は、たとえば半円形
で、W−Ni−Fe系、W−Ni−Cu系、W−Mo−
Ni−Fe系からなる比重約18g/cm3 の高比重合
金である。そして、振動子13は、上記材料からなる粉
末をバインダーと共に図示の形状に成形された後、焼成
される。さらに、上記材料は、タングステンを約90重
量%で、その他の材料を残り約10重量%とすること
で、脆さがなくなり、展性に富むことが知られている。
て、回転軸固定部20が成形されている。回転軸固定部
20は、モータ回転軸12が上部または側部から挿入さ
れる、たとえば断面U字状またはコ字状溝19が成形さ
れている。振動発生装置は、振動子13と反対側におい
て、図示されていない回転子にブラシを介して電力を導
入する電極部材15がL字状に導出されている。当該電
極部材15は、たとえばモータハウジング11の図示さ
れていない端部を閉塞する蓋部材にインサート成形する
ことによって作製される。また、上記電極部材15は、
モータハウジング11と絶縁されている。
なりモータハウジング11を抱持すると共に、必要によ
り裏側ハウジングに固定することができる。また、ホル
ダー16は、電極部材15、15′に接する位置に二つ
の貫通孔17が形成されている。上記貫通孔17には、
たとえば、二つの螺旋状バネ18、18′が挿入されて
おり、一端がモータの回転子に接続される電極部材1
5、15′と電気的に接続されている。螺旋状バネ1
8、18′の他端は、図示されていないプリント配線基
板の電極と接続される。
ンキーおよび機能キー等からなる入力部、液晶からなる
表示部、および送受話部を備えている。携帯電話機とし
ての通信機能は、たとえば、プリント配線基板上に搭載
されている回路部品等によって行われる。携帯電話機
は、呼び出し音と共に選択できる振動発生装置を備えて
いる。携帯電話機は、上記通信機能を備えたプリント配
線基板、電源、振動発生装置等を上記表側ハウジングと
裏側ハウジングによって一体に固定される。携帯電話機
は、上記構成の他に、上記表側または裏側ハウジングに
アンテナ、ストラップ、電源の充電端子等が設けられて
いる。
ト配線基板とは、上記螺旋状バネ18、18′を介して
電気的に接続される。この接続に際し、表側ハウジング
と裏側ハウジングを一体に固定する際にプリント配線基
板が上記螺旋状バネ18、18′を押圧することによっ
て達成される。このような電気的接続は、はんだやリー
ド線が不要であると共に、これらを使用しない分、スペ
ースが小さく、安価で信頼性が向上する。また、振動発
生装置の電極とプリント配線基板の電極とは、螺旋状バ
ネ18、18′を介して電気的に接続されているため、
振動発生装置の振動が直接プリント配線基板に伝達され
難く、振動によるビビリ音を減少させることができる。
電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電
気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)
は同じく側面図である。第2実施例は、螺旋状バネの代
わりに板バネを使用した点と、板バネの固定方法が第1
実施例と異なっている。たとえば、板バネ22、22′
は、略逆L字型をしておりモータハウジング11の端部
を閉塞するモールド製蓋部21にインサートされてお
り、その先端部に接点23、23′が設けられている。
図2(イ)および(ロ)において、板バネ22、22′
をモータハウジング11にもっと接近させる場合、絶縁
部材を介して接点23、23′の接触を避ける方が望ま
しい。
ネ22、22′のバネ圧以外に、図示されていない表側
ハウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧
力が板バネ22、22′を押圧して、プリント配線基板
に設けられている電極と振動発生装置に設けられた電極
との電気的接続をより一層向上させる。第2実施例も第
1実施例と同様に、リード線やはんだを使用せずに、振
動発生装置とプリント配線基板とを電気的に接続すると
共に、板バネで振動発生装置の振動を吸収している。
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図3において、振動発生装置30は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている同心円電極32が形成されている蓋部材31によ
って閉塞されている。
クタ33は、上記蓋部材31と略同じ大きさの弾性部
材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一
列の金属細線331が多数埋設されている。上記金属細
線331は、たとえば、直径12μm、長さ1mmのス
テンレス鋼からなり、全面に金メッキが施されている。
また、上記金属細線331は、金属細線配向型異方導電
性ゴムコネクタ33の両端に、たとえば、15μm突出
するように設けられている。さらに、プリント配線基板
34には、通信機能を備えた回路部品等を接続するため
の図示されていない配線パターンと、当該配線パターン
に接続されている同心円電極341が設けられている。
プリント配線基板34は、表側および裏側に配線パター
ンがあり、必要個所を電気的に接続する。
型異方導電性ゴムコネクタ33を介して電気的に接続す
る際に、所定の圧力、たとえば、圧縮率10%ないし3
0%、好ましくは15%となるように加えることによ
り、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向
型異方導電性ゴムコネクタ33の弾力により、振動発生
装置30の振動をプリント配線基板34上に取り付けら
れている回路部品等に伝えない。また、同心円電極3
2、341と金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ3
3との向き関係は、ないため取り付けが容易であると共
に、はんだおよびリード線が不要である。
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図4において、振動発生装置40は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている逆L字型電極43が形成されている蓋部材41に
よって閉塞されている。蓋部材41は、逆L字型電極4
3、43′がモータハウジング11と接触しないよう
に、連結部42が逆L字状に連設されている。
クタ44は、上記蓋部材41に連設された連結部42と
略同じ大きさの弾性部材、たとえば、シリコーンゴムか
らなり、少なくとも一列の金属細線441が多数埋設さ
れている。また、上記金属細線441は、逆L字型電極
43、43′の並んでいる方向と直角になるようになっ
ている。さらに、上記金属細線441は、金属細線配向
型異方導電性ゴムコネクタ44の両端に僅かに突出する
ように設けられている。プリント配線基板45には、図
示されていない回路部品を接続するための配線パターン
と、当該配線パターンに接続されている連結部42にお
ける逆L字型電極43、43′と略同じ形状の電極45
1、451′が設けられている。
向型異方導電性ゴムコネクタ44を介して電気的に接続
する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が
非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴ
ムコネクタ44の弾力により、振動発生装置40の振動
をプリント配線基板45上に取り付けられている回路部
品等に伝えない。また、逆L字型電極43、43′の向
きは、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44の列
と平行にならないようにすれば良いため、取り付けが容
易であると共に、はんだおよびリード線が不要である。
また、上記プリント配線基板45にフレキシブルプリン
ト配線基板(図示されていない)を接続し、表側ハウジ
ングに設けられた電極と、金属細線配向型異方性ゴムコ
ネクタ44を介して、たとえば、逆L字型電極43、4
3′と接続することができる。このようなフレキシブル
プリント配線基板を利用することで、狭いハウジング内
を上手に配線することで、小型化をさらに進めることが
できる。
ける金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施
例を説明するための斜視図である。図5(イ)に示され
ている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55は、
金属細線551がマトリックス状に整列されて配向・埋
設されている。図5(ロ)に示されている金属細線配向
型異方導電性ゴムコネクタ55′は、金属細線552が
ランダム状に配向・埋設されている。図5(ハ)に示さ
れている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55″
は、金属細線553、554が振動発生装置の電極形状
とプリント配線基板の電極形状とに対称となる同心円状
に、配向・埋設されている。このように、金属細線55
1、552、553、554を多数設けることにより、
振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極との電気
抵抗を少なくすることができる。また、振動発生装置に
設けられた電極と、プリント配線基板に設けられた電極
との間に介在される金属細線配向型異方導電性ゴムコネ
クタ55、55′、55″は、各電極と絶縁性接着剤あ
るいは粘着剤によって取り付けることもできる。
ける金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施
例を説明するための斜視図である。図6(イ)に示され
ている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65は、
金属細線651がマトリックス状に配向・埋設されてい
る。図6(ロ)に示されている金属細線配向型異方導電
性ゴムコネクタ65′は、金属細線652がランダム状
に配向・埋設されている。図6(ハ)に示されている金
属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65″は、金属細
線653、654が振動発生装置の電極位置とプリント
配線基板の電極位置とに対応するように線列状に、配向
・埋設されている。このように、金属細線651、65
2、653、654を多数設けることにより、振動発生
装置の電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少
なくすることができる。金属細線651、652、65
3、654は、さらに金属細線の密度を高くして、実装
密度を上げることができる。また、金属細線651、6
52、653、654は、湾曲させて繰り返しの圧縮に
対しても弾力を失わずに電気抵抗を変えないようにする
ことができる。
を搭載したプリント配線基板が表側ハウジングと裏側ハ
ウジングとの間に収納されているものについて説明した
が、入力部、表示部、送受話部、通信機能等を備えた回
路部品が搭載されているプリント配線基板、電源、およ
び振動発生装置等を備えている本体部と、当該本体部を
覆う蓋部材とから構成されたものにも同様に適用され
る。また、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、
および通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプ
リント配線基板等を備えており、当該本体部を覆う蓋部
材側に電源および/または振動発生装置を備えることも
できる。さらに、振動発生装置は、必ずしも予め本体側
あるいは蓋部材側に設けて置く必要がない。たとえば、
本体側または蓋部材側には、振動発生装置を取り付ける
スペースと、プリント配線基板と接続できるバネあるい
は金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタとが設けられ
るようにすることも可能である。
発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するた
めの斜視図である。図7において、振動発生装置70
は、モータハウジング11と振動子13とから構成され
ている。また、モータハウジング11の蓋部71には、
リード線74がモールドされて取り付けられている。ま
た、モータハウジング11の端部には、逆L字型電極7
3、73′がモータハウジング11と接触しないよう
に、絶縁部72を介して取り付けられていると共に、前
記リード線74と電気的に接続されている。リード線7
4は、フレキシブルプリント配線基板として、蓋部71
に設けられた電極と逆L字型電極73、73′と電気的
に接続することができる。
クタ76は、上記絶縁部72と略同じ大きさの弾性部
材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一
列の金属細線761が多数埋設されている。また、上記
金属細線761の線列は、逆L字型電極73、73′の
並んでいる方向と直角になるようになっている。さら
に、上記金属細線761は、金属細線配向型異方導電性
ゴムコネクタ76の両端がシリコーンゴムの表面より僅
かに突出するように設けられている。プリント配線基板
75には、図示されていない回路部品を接続するための
配線パターンと、当該配線パターンに接続されている電
極751、751′が設けられている。
向型異方導電性ゴムコネクタ76を介して電気的に接続
する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が
非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴ
ムコネクタ76の弾力により、振動発生装置70の振動
をプリント配線基板75上に取り付けられている回路部
品等に伝えない。また、プリント配線基板75は、フレ
キシブルプリント配線基板として、電極を介して金属細
線配向型異方導電性ゴムコネクタ76は電気的に接続す
ることができる。たとえば、携帯電話機のケースが小型
化されるに従い、方形のプリント配線基板75以外に、
変形したものとなる傾向にあり、複雑な形状にも対応で
きるようになっている。
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行うことが可能である。たとえば、各実施例
におけるモータは、詳述していないが公知の超小型直流
モータを使用することができる。プリント配線基板は、
フレキシブルのものをはじめ、携帯電話機を小型にする
ため、L字型やコ字型等変形したものを使用することも
できる。金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタと振動
発生装置に形成された電極部分、金属細線配向型異方導
電性ゴムコネクタとプリント配線基板に形成された電極
部分の間には、たとえば、接着剤または粘着剤を用いる
こともできる。
プリント配線基板の電極とを導電性螺旋状バネ部材を使
用したため、リード線とはんだ、およびこれらの取り付
け作業が不要になり、小型および信頼性のある携帯無線
機器ができた。本発明によれば、振動発生装置とプリン
ト配線基板との間に、導電性螺旋状バネ部材が介在して
いるため、振動発生装置から発生する振動がプリント配
線基板に取り付けられている回路部品等に伝達され難く
なり、信頼性が向上した。また、導電性螺旋状バネ部材
の弾性は、振動発生装置およびプリント配線基板の電極
間における電気抵抗を減少させた。本発明によれば、振
動発生装置から発生する振動がプリント配線基板に伝達
され難くなったため、プリント配線基板上に設けられた
回路部品等や配線パターンによるビビリ音が減少した。
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく
側面図である。
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく
側面図である。
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明
するための斜視図である。
細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明
するための斜視図である。
プリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図
である。
5″・・・金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ 331、441、551、552、553、554・・
金属細線 34、45・・・プリント配線基板 42・・・連結部 43・・・逆L字型電極 451、451′・・・電極
Claims (10)
- 【請求項1】表側ハウジングと、 前記表側ハウジングと一体になって携帯無線機器に必要
な部品を収納する裏側ハウジングと、 携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載
されているプリント配線基板と、 振動発生装置を抱持する抱持部と当該抱持部に連設され
た垂直な貫通孔を有し、前記表側または裏側ハウジング
のいずれか一方に取り付けられているホルダーに前記振
動発生装置を抱持すると共に、前記振動発生装置の電極
と接続する導電性螺旋状バネ部材が前記貫通孔に挿入さ
れた振動発生装置組立体と、 から構成される携帯無線機器における振動発生装置とプ
リント配線基板との電気的接続構造において、 前記ホルダーで保持された導電性螺旋状バネ部材を介し
て、前記振動発生装置に設けられた電極とプリント配線
基板の所定の位置に配置された電極とが前記表側ハウジ
ングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力によ
って電気的に接続されていることを特徴とする携帯無線
機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気
的接続構造。 - 【請求項2】前記携帯無線機器は、携帯電話機、ページ
ャ、あるいは電子時計であることを特徴とする請求項1
記載の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配
線基板との電気的接続構造。 - 【請求項3】前記プリント配線基板は、少なくとも一部
にフレキシブルプリント配線基板を有することを特徴と
する請求項1または請求項2記載の携帯無線機器におけ
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構
造。 - 【請求項4】前記プリント配線基板は、少なくとも二つ
の面または曲面を有することを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれか1項に記載された携帯無線機器に
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
構造。 - 【請求項5】前記表側ハウジングおよび裏側ハウジング
には、前記振動発生装置を必要に応じて自在に取り付け
ることができるスペースを有することを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された携帯無
線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電
気的接続構造。 - 【請求項6】前記振動発生装置は、上記裏側ハウジング
に着脱自在でかつ一体に取り付けられていることを特徴
とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載さ
れた携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線
基板との電気的接続構造。 - 【請求項7】前記携帯無線機器は、入力部、表示部、お
よび通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリン
ト配線基板、および振動発生装置を備えた本体部と、当
該本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴
とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載さ
れた携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線
基板との電気的接続構造。 - 【請求項8】前記携帯無線機器は、入力部、表示部、お
よび通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリン
ト配線基板を備えた本体部と、振動発生装置を備えてい
ると共に、上記本体部を覆う蓋部材とから構成されてい
ることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか
1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置と
プリント配線基板との電気的接続構造。 - 【請求項9】前記携帯無線機器のハウジングは、2分割
の折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振
動発生装置を備えていることを特徴とする請求項1ない
し請求項8のいずれか1項に記載された携帯無線機器に
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
構造。 - 【請求項10】前記振動発生装置を抱持する抱持部と当
該抱持部に連設され、前記導電性螺旋状バネ部材が挿入
されるホルダーは、前記振動発生装置の電極と前記導電
性螺旋状バネ部材とを電気的に接続する弾性部材から構
成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9
のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動
発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002028827A JP3689675B2 (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002028827A JP3689675B2 (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31291897A Division JP3299924B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002345203A true JP2002345203A (ja) | 2002-11-29 |
JP3689675B2 JP3689675B2 (ja) | 2005-08-31 |
Family
ID=19192445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002028827A Expired - Fee Related JP3689675B2 (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3689675B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-05 JP JP2002028827A patent/JP3689675B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3689675B2 (ja) | 2005-08-31 |
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