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JP2002345162A - バッテリの満充電判定方法及び満充電判定装置 - Google Patents

バッテリの満充電判定方法及び満充電判定装置

Info

Publication number
JP2002345162A
JP2002345162A JP2001141508A JP2001141508A JP2002345162A JP 2002345162 A JP2002345162 A JP 2002345162A JP 2001141508 A JP2001141508 A JP 2001141508A JP 2001141508 A JP2001141508 A JP 2001141508A JP 2002345162 A JP2002345162 A JP 2002345162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
state
full
charge
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001141508A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Yokoyama
英則 横山
Yoshinori Okazaki
吉則 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001141508A priority Critical patent/JP2002345162A/ja
Publication of JP2002345162A publication Critical patent/JP2002345162A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バッテリの満充電判定方法及び満
充電判定装置に関し、バッテリの満充電の判定を高精度
に行うことを目的とする。 【解決手段】 インバータを介してM/Gにより充電さ
れるバッテリを設ける。充電時におけるバッテリの指令
電圧とバッテリの実電圧との差が所定値を下回る状態が
一定時間T20だけ継続し、かつ、バッテリ電流Iが所定
のしきい値I0を下回る状態が一定時間T10だけ継続す
る場合に、バッテリが満充電状態にあると判定する。こ
れにより、バッテリの満充電の判定を高精度に行うこと
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの満充電
判定方法及び満充電判定装置に係り、特に、発電機によ
り充電されるバッテリの満充電を判定する満充電判定方
法及び満充電判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開2000−311
721号公報に開示される如く、バッテリの満充電を判
定する装置が知られている。この装置は、単位充電量当
たりのバッテリの端子間電圧の変化率に基づいてバッテ
リの満充電を判定する。具体的には、単位充電量当たり
の電圧変化率が所定のしきい値よりも大きい領域におい
てピーク値となる場合、バッテリが満充電状態にあると
判定する。単位充電量当たりの電圧変化率は、バッテリ
が満充電となる前に大きなピークを示す一方、充電電流
がばらついた際には大きなピークを示すことはない。従
って、上記従来の装置によれば、充電電流のバラツキに
起因して電圧変化率がピークを示しても、バッテリが満
充電状態にあると判定することは回避される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、上記従来
の装置は、単位充電量当たりのバッテリの電圧変化率が
大きなピークを示す場合、バッテリが満充電状態にある
と判定する。一般に、バッテリの端子間電圧は、その電
圧に応じた電気信号を発する電圧センサにより検出され
る。従って、バッテリが満充電状態にないにもかかわら
ず、例えばノイズ等に起因して電圧センサの出力が変動
することによりバッテリの電圧変化率が大きなピークを
示した場合にも、バッテリが満充電状態にあると判定さ
れてしまう。このため、上記従来の装置では、バッテリ
の満充電を正確に判定することができないおそれがあ
る。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、バッテリの満充電の判定を高精度に行うことが
可能なバッテリの満充電判定方法及び満充電判定装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、発電機により充電されるバッテリの満
充電を判定する方法であって、前記発電機から前記バッ
テリへ向けて流れる充電電流が所定電流値を下回る場
合、前記バッテリが満充電状態にあると判定することを
特徴とするバッテリの満充電判定方法により達成され
る。
【0006】また、上記の目的は、請求項8に記載する
如く、発電機により充電されるバッテリの満充電を判定
する装置であって、前記発電機から前記バッテリへ向け
て流れる充電電流が所定電流値を下回る場合、前記バッ
テリが満充電状態にあると判定する満充電判定手段を備
えることを特徴とするバッテリの満充電判定装置により
達成される。
【0007】請求項1及び8記載の発明において、発電
機からバッテリへ向けて流れる充電電流が所定電流値を
下回る場合、バッテリが満充電状態にあると判定され
る。充電時において発電機からバッテリへ充電電流がほ
とんど流れない場合は、バッテリが蓄電能力の限界に近
づいていると判断することができる。従って、本発明に
よれば、バッテリの満充電を高精度に判定することがで
きる。
【0008】ところで、バッテリが満充電状態になくて
も発電機の出力が低下すると、発電機からバッテリへ流
れる充電電流が少なくなる。このため、発電機の出力低
下に起因して、バッテリが満充電状態にあると誤判定さ
れるおそれもある。一方、バッテリに現に生じている実
電圧が、充電時にバッテリが実現すべき指令電圧近傍の
値であれば、バッテリが蓄電能力の限界に近づいている
と判断できる。
【0009】従って、請求項2に記載する如く、請求項
1記載のバッテリの満充電判定方法において、充電時に
おける前記バッテリの指令電圧と該バッテリの実電圧と
の差が所定値を下回る状況下で前記充電電流が前記所定
電流値を下回る場合、前記バッテリが満充電状態にある
と判定することとすれば、また、請求項9に記載する如
く、請求項8記載のバッテリの満充電判定装置におい
て、前記満充電判定手段は、充電時における前記バッテ
リの指令電圧と該バッテリの実電圧との差が所定値を下
回る状況下で前記充電電流が前記所定電流値を下回る場
合、前記バッテリが満充電状態にあると判定することと
すれば、発電機の出力低下に起因してバッテリが満充電
状態にあると誤判定されるのを防止することができる。
【0010】上記の目的は、請求項3に記載する如く、
発電機により充電されるバッテリの満充電を判定する方
法であって、前記発電機から前記バッテリへ向けて流れ
る充電電流が所定電流値を下回る第1の状態が第1の所
定時間継続するか否かを判定する第1の工程と、前記第
1の工程により前記第1の状態が前記第1の所定時間継
続すると判定された場合、前記バッテリが満充電状態に
あると判定する第2の工程と、を備えることを特徴とす
るバッテリの満充電判定方法により達成される。
【0011】また、上記の目的は、請求項10に記載す
る如く、発電機により充電されるバッテリの満充電を判
定する装置であって、前記発電機から前記バッテリへ向
けて流れる充電電流が所定電流値を下回る第1の状態が
第1の所定時間継続するか否かを判定する充電電流判定
手段と、前記充電電流判定手段により前記第1の状態が
前記第1の所定時間継続すると判定された場合、前記バ
ッテリが満充電状態にあると判定する満充電判定手段
と、を備えることを特徴とするバッテリの満充電判定装
置により達成される。
【0012】請求項3及び10記載の発明において、発
電機からバッテリへ向けて流れる充電電流が所定電流値
を下回る第1の状態が第1の所定時間継続する場合、バ
ッテリが満充電状態にあると判定される。発電機からバ
ッテリへ電流がほとんど流れなくなり、その状態がある
程度の時間継続する場合は、バッテリが蓄電能力の限界
に達した状態に維持されていると判断できる。従って、
本発明によれば、バッテリの満充電をより高精度に判定
することができる。
【0013】この場合、請求項4に記載する如く、請求
項3記載のバッテリの満充電判定方法において、充電時
における前記バッテリの指令電圧と該バッテリの実電圧
との差が所定値を下回る第2の状態が第2の所定時間継
続するか否かを判定する第3の工程を備え、前記第2の
工程は、前記第3の工程により前記第2の状態が前記第
2の所定時間継続すると判定された状況下で前記第1の
工程により前記第1の状態が前記第1の所定時間継続す
ると判定された場合、前記バッテリが満充電状態にある
と判定することとしてもよく、また、請求項11に記載
する如く、請求項10記載のバッテリの満充電判定装置
において、充電時における前記バッテリの指令電圧と該
バッテリの実電圧との差が所定値を下回る第2の状態が
第2の所定時間継続するか否かを判定するバッテリ電圧
判定手段を備え、前記満充電判定手段は、前記バッテリ
電圧判定手段により前記第2の状態が前記第2の所定時
間継続すると判定された状況下で前記充電電流判定手段
により前記第1の状態が前記第1の所定時間継続すると
判定された場合、前記バッテリが満充電状態にあると判
定することとしてもよい。
【0014】ところで、充電電流は、バッテリの温度及
び劣化状態に応じて異なるものとなる。このため、バッ
テリの満充電を判定するためのパラメータである上記所
定電流値又は上記第1の所定時間が一定値に維持されて
いるものとすると、満充電の判定を精度よく行うことが
できなくなる。
【0015】従って、請求項5に記載する如く、請求項
1乃至4の何れか一項記載のバッテリの満充電判定方法
において、前記所定電流値は、前記バッテリの温度及び
劣化状態のうち少なくとも一方に応じて変更されること
とすれば、また、請求項12に記載する如く、請求項8
乃至11の何れか一項記載のバッテリの満充電判定装置
において、前記所定電流値を、前記バッテリの温度及び
劣化状態のうち少なくとも一方に応じて変更する第1の
変更手段を備えることとすれば、また、請求項6に記載
する如く、請求項3又は4記載のバッテリの満充電判定
方法において、前記第1の所定時間は、前記バッテリの
温度及び劣化状態のうち少なくとも一方に応じて変更さ
れることとすれば、更に、請求項13に記載する如く、
請求項10又は11記載のバッテリの満充電判定装置に
おいて、前記第1の所定時間を、前記バッテリの温度及
び劣化状態のうち少なくとも一方に応じて変更する第2
の変更手段を備えることとすれば、バッテリ温度又は劣
化状態が変動しても、バッテリの満充電を精度良く判定
することができる。
【0016】更に、請求項3、4、10、及び11記載
の発明では、充電電流が所定電流値を下回る第1の状態
が第1の所定時間継続する場合、バッテリが満充電状態
にあると判定するが、バッテリが満充電状態に近づいて
いるにもかかわらず例えば発電機の瞬間的な出力低下や
充電電流を検出するセンサの出力信号におけるノイズ等
に起因して、充電電流が所定電流値以上となることがあ
る。かかる場合に上記した第1の状態の継続時間の計数
をリセットし、“0”からやり直すこととすると、バッ
テリの満充電を判定するのに多くの時間を費やすことと
なり、バッテリの満充電を早期に確定することができな
くなってしまう。
【0017】従って、請求項7に記載する如く、請求項
3又は4記載のバッテリの満充電判定方法において、前
記第1の状態が継続している状況下で前記第1の工程に
おける判定条件が成立しなくなった場合において、該不
成立が一時的に生じたものである場合には、前記第1の
状態の継続時間の積算がリセットされるのを禁止するこ
ととすれば、また、請求項14に記載する如く、請求項
10又は11記載のバッテリの満充電判定装置におい
て、前記第1の状態が継続している状況下で前記充電電
流判定手段における判定条件が成立しなくなった場合に
おいて、該不成立が一時的に生じたものである場合に
は、前記第1の状態の継続時間の積算がリセットされる
のを禁止するリセット禁止手段を備えることとすれば、
ノイズ等による影響を無視して、バッテリの満充電を早
期に確定することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
車両に搭載されるバッテリ10の満充電を判定するシス
テムの構成図を示す。本実施例のシステムは、車両用電
源として機能するバッテリ10を備えている。バッテリ
10は、直列に接続された複数のバッテリセルから構成
されており、例えば36V程度の出力電圧を有する鉛酸
バッテリである。
【0019】バッテリ10には、インバータ12を介し
てモータ・ジェネレータ(以下、M/Gと称す)14が
接続されている。インバータ14は、モータ用パワート
ランジスタを内蔵しており、そのモータ用パワートラン
ジスタのスイッチング動作に応じてバッテリ10の直流
電力をM/G14の交流電力に変換する。M/G14
は、モータ用パワートランジスタがオン状態にある場合
に、バッテリ10から電力が供給されることによりバッ
テリ10を電源にして駆動し、車輪を回転させる所定の
トルクを発生する。すなわち、バッテリ10は、インバ
ータ12のモータ用パワートランジスタがオン状態にあ
る場合に、M/G14に対して電力を供給する。
【0020】また、M/G14は、車両の回生制動時
に、車両の運動エネルギを電気エネルギに変換する発電
機として機能する。インバータ12は、また、ジェネレ
ータ用パワートランジスタを内蔵しており、そのジェネ
レータ用パワートランジスタのスイッチング動作に応じ
てM/G14で生じた交流電力をバッテリ10の直流電
力に変換する。すなわち、バッテリ10は、インバータ
12のジェネレータ用パワートランジスタがオン状態に
ある状況下において、車両の回生制動によりM/G14
が発電することにより電力の供給を受け、充電される。
【0021】インバータ12には、マイクロコンピュー
タにより構成された電子制御ユニット(以下、ECUと
称す)16が接続されている。ECU16は、バッテリ
10からM/G14への電力供給が必要であると判断す
る場合、バッテリ10が放電するようにインバータ12
のモータ用パワートランジスタに対して指令信号を供給
する。また、M/G14からバッテリ10への電力供給
が必要であると判断する場合、バッテリ10が充電され
るようにジェネレータ用パワートランジスタに対して指
令信号を供給する。
【0022】ECU16には、バッテリ10の正負端子
間に配設された電圧センサ20が接続されている。電圧
センサ20は、バッテリ10の端子間電圧(以下、バッ
テリ電圧Vと称す)に応じた信号を出力する。電圧セン
サ20の出力信号はECU16に供給されている。EC
U16は、電圧センサ20の出力信号に基づいてバッテ
リ10のバッテリ電圧Vを検出する。
【0023】ECU16には、また、バッテリ10とイ
ンバータ12との間に配設された電流センサ22が接続
されている。電流センサ22は、バッテリ10とインバ
ータ12との間を流れる電流(以下、バッテリ電流Iと
称す)に応じた信号を出力する。電流センサ22の出力
信号はECU16に供給されている。ECU16は、電
流センサ22の出力信号に基づいてバッテリ10を流れ
るバッテリ電流Iを検出する。
【0024】ECU16には、更に、バッテリ10に内
蔵された温度センサ24が接続されている。温度センサ
24は、バッテリ10の内部温度(以下、バッテリ温度
Tと称す)に応じた信号を出力する。温度センサ24の
出力信号はECU16に供給されている。ECU16
は、温度センサ24の出力信号に基づいてバッテリ10
のバッテリ温度Tを検出する。
【0025】ところで、バッテリ10が満充電状態にま
で至らない中間的な充電状態で使用される事態が継続す
ると、その内部物質が固形化することがある。かかる事
態が生ずると、バッテリ10の絶対的な容量が低下し、
バッテリ寿命が低下してしまう。従って、バッテリ10
の寿命を長期間確保するためには、内部物質の固形化を
防止する必要がある。かかる手法としては、バッテリ1
0を満充電状態にリフレッシュすることが有効である。
本実施例のシステムは、バッテリ10がリフレッシュさ
れる状況下においてバッテリ10の満充電状態を判定す
ることとしている。
【0026】図2は、M/G14からバッテリ10へ流
れる充電電流(すなわち、バッテリ電流I)と、バッテ
リ10の充電状態(State Of Charge;以下、バッテリ
容量SOCと称す)との関係を表した図を示す。尚、図
2においては、バッテリ容量SOCの時間変化を実線
で、比較的バッテリ温度Tが低い場合におけるバッテリ
電流Iの時間変化を一点鎖線で、比較的バッテリ温度T
が高い場合におけるバッテリ電流Iの時間変化を二点鎖
線で、それぞれ示している。本実施例においては、バッ
テリ容量SOCが95%を超えている場合、バッテリ1
0が満充電状態にあると判定される。
【0027】図2に示す如く、バッテリ10が満充電状
態にない状況下(時刻t1以前)では、M/G14の発
電に伴ってM/G14からバッテリ10へ大きなバッテ
リ電流Iが流れる。一方、バッテリ10が満充電状態に
近づく(時刻t1以降)と、M/G14が発電しても、
あまり大きなバッテリ電流Iがバッテリ10へ向けて流
れることはない。従って、バッテリ10の充電時におい
てM/G14からバッテリ10へ流れるバッテリ電流I
の大きさを検出し、その値Iを所定のしきい値I0と比
較することとすれば、バッテリ10の満充電状態を判定
することが可能となる。
【0028】また、一般に、バッテリ容量SOCは、バ
ッテリ電圧Vと相関関係にある。このため、バッテリ1
0が満充電状態に近づくと、バッテリ電圧Vが充電時に
指令・要求される電圧に近い値を示すこととなる。従っ
て、バッテリ充電時においてバッテリ電圧VとECU1
6によるバッテリ10の指令電圧との差(以下、単に電
圧差ΔVと称す)を検出し、その電圧差ΔVを所定のし
きい値ΔV0と比較することとすれば、バッテリ10の
満充電状態を判定することが可能となる。
【0029】この点、バッテリ10の満充電を判定する
うえでは、充電時においてバッテリ電流Iと所定のしき
い値I0とを比較し、また、電圧差ΔVと所定のしきい
値ΔV0とを比較することとすればよいが、この際、バ
ッテリ10が満充電状態にないにもかかわらず、M/G
14の出力低下により発電機としての能力が低下するこ
とに起因して、また、電流センサ22や電圧センサ20
の出力信号におけるノイズ等に起因して、バッテリ電流
Iが所定のしきい値I0を下回り、又は、電圧差ΔVが
所定のしきい値ΔV0を下回った場合には、バッテリ1
0が満充電状態にあると誤判定してしまう。
【0030】従って、バッテリ10の満充電の判定を精
度良く行うためには、バッテリ電流Iが所定のしきい値
0を下回る状態が所定時間T10だけ継続するか否か、
また、電圧差ΔVが所定のしきい値ΔV0を下回る状態
が所定時間T20だけ継続するか否かを判定することが適
切となる。そこで、本実施例のシステムは、かかる手法
によりバッテリ10の満充電を判定する点に特徴を有し
ている。
【0031】尚、バッテリ10を流れる電流Iは、バッ
テリ10の温度T及び劣化状態に応じて変化する。具体
的には、バッテリ10においてバッテリ温度Tが高いほ
ど電流Iが流れ易く、バッテリ温度Tが低いほど電流I
が流れ難くなるため、図2に示す如く、バッテリ温度T
が高い場合は、低い場合に比して、バッテリ10が同一
の充電状態であっても充電電流Iが大きくなる。また、
バッテリ10の劣化が進行するほど電流Iが流れ易くな
るため、バッテリ10の劣化が進んでいる場合は、劣化
があまり進んでいない場合に比して、バッテリ10が同
一の充電状態であっても充電電流Iが大きくなる。この
ため、バッテリ10の満充電を判定するためのパラメー
タである所定のしきい値I0又は所定時間T10が一定の
値に維持されているものとすると、バッテリ10の満充
電の判定を精度よく行うことができなくなる。そこで、
本実施例のシステムは、バッテリ10の温度T及び劣化
状態に応じて所定のしきい値I0を変更することとして
いる。具体的には、バッテリ温度Tが高いほどしきい値
0を大きな値に変更し、また、劣化が進むほどしきい
値I0を大きな値に変更する。
【0032】ここで、バッテリ10の劣化状態は、バッ
テリ10の内部抵抗の大きさに基づいて判定できる。す
なわち、バッテリ10の内部抵抗が大きい場合には、発
熱損失が大きく、バッテリ10の劣化が進んでいると判
断できる。一方、バッテリ10の内部抵抗が小さい場合
には、発熱損失が小さく、バッテリ10の劣化が進んで
いないと判断できる。そこで、本実施例においては、ま
ず、ある時点(例えばアイドルストップ時でかつM/G
14の駆動時)におけるバッテリ電圧Vとバッテリ電流
Iとを記憶すると共に、異なる時点(例えばアイドルス
トップ後における車両内燃機関の始動時)におけるバッ
テリ電圧Vとバッテリ電流Iとを記憶し、両バッテリ電
圧V及び両バッテリ電流Iの関係から、バッテリ電流I
に対するバッテリ電圧Vの傾きを算出し、その傾きをバ
ッテリ10の内部抵抗として把握する。そして、その内
部抵抗の大きさに基づいてバッテリ10の劣化状態Jを
把握する(例えば劣化大・劣化中・劣化小の3段階のう
ちのいずれか一つ)。
【0033】図3は、本実施例においてバッテリ電流I
が所定のしきい値I0を下回る状態が継続するか否かを
判定すべく、ECU16が実行する制御ルーチンの一例
のフローチャートを示す。図3に示すルーチンは、その
処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンであ
る。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ
100の処理が実行される。
【0034】ステップ100では、バッテリ10を満充
電状態にリフレッシュすべき要求があるか否かが判別さ
れる。本ステップ100の処理は、満充電要求がなされ
るまで繰り返し実行される。その結果、満充電要求がな
された場合は、次にステップ102の処理が実行され
る。ステップ102では、電圧センサ20を用いて検出
するバッテリ電圧V及び電流センサ22を用いて検出す
るバッテリ電流Iに基づいてバッテリ10の内部抵抗を
算出することによりバッテリ10の劣化状態Jを把握す
ると共に、温度センサ24を用いて検出するバッテリ温
度Tを読み込む処理が実行される。
【0035】ステップ104では、上記ステップ102
で読み込んだバッテリ10の劣化状態J及びバッテリ温
度Tに基づいて、予め定められたマップを参照して、バ
ッテリ10の満充電を判定するためのバッテリ電流Iに
ついてのしきい値I0(J、T)を設定する処理が実行
される。尚、しきい値I0は、劣化状態Jが中程度にあ
る状況下、例えば常温で5Aに設定され、バッテリ温度
Tが高い場合は7Aの大きな値に設定され、バッテリ温
度Tが低い場合は3Aの小さな値に設定される。また、
しきい値I0は、バッテリ温度Tが常温である状況下、
例えば劣化状態Jが劣化中である場合は5Aに設定さ
れ、劣化大で7Aの大きな値に設定され、劣化小で3A
の小さな値に設定される。
【0036】ステップ106では、M/G14からバッ
テリ10へ向かうバッテリ電流Iが、上記ステップ10
4で設定したしきい値I0を下回っているか否かが判別
される。本ステップ106の処理は、I<I0が成立す
ると判別されるまで繰り返し実行される。その結果、I
<I0が成立すると判別された場合は、次にステップ1
08の処理が実行される。ステップ108では、フラグ
FLAG1をオンにセットする処理が実行される。尚、
フラグFLAG1は、バッテリ電流Iがしきい値I0
下回る状態の継続時間T1の起動・リセットを判定する
ためのフラグである。本ステップ108の処理が実行さ
れると、以後、継続時間T1が計数されることとなる。
【0037】ステップ110では、バッテリ電流Iがし
きい値I0以上となっている継続時間T3が所定時間T30
を超えているか否かが判別される。尚、所定時間T
30は、例えばM/G14の瞬間的な出力低下や電流セン
サ22の出力信号におけるノイズ等に起因して、バッテ
リ電流Iが所定しきい値I0以上となり得る最大継続時
間であり、例えば10秒程度に設定されている。
【0038】T3(I≧I0)>T30が成立しない場合
は、バッテリ電流Iがしきい値I0以上となっていない
か、或いは、バッテリ電流Iがしきい値I0以上となっ
ていてもその状態がM/G14の瞬間的な出力低下や電
流センサ22の出力信号におけるノイズ等に起因して生
じているものと判断できる。従って、かかる場合は、フ
ラグFLAG1をリセットし、継続時間T1の計時をや
り直すことは適当ではない。
【0039】一方、T3(I≧I0)>T30が成立する場
合は、バッテリ電流Iがしきい値I 0以上となっている
状態が長期間継続しており、M/G14の瞬間的な出力
低下や電流センサ22の出力信号におけるノイズ等に起
因して生じているものではないと判断できる。この場合
は、上記ステップ106でバッテリ電流Iがしきい値I
0を下回ったことがノイズ等に起因して生じたものと判
断できるので、上記継続時間T1の計時をやり直すこと
が適当である。従って、かかる判別がなされた場合は、
次にステップ112の処理が実行される。
【0040】ステップ112では、フラグFLAG1を
オフにリセットする処理が実行される。本ステップ11
2の処理が実行されると、以後、バッテリ電流Iがしき
い値I0を下回る状態の継続時間T1が“0”にリセット
されることとなる。本ステップ112の処理が終了する
と、今回のルーチンは終了される。
【0041】上記図3に示すルーチンによれば、満充電
要求時にバッテリ電流Iが所定のしきい値I0を下回っ
た際、その状態の継続時間T1の計時を開始することが
できる。また、その計時中に、M/G14の瞬間的な出
力低下や電流センサ22の出力信号におけるノイズ等に
起因してバッテリ電流Iがしきい値I0以上となって
も、継続時間T1のリセットを禁止し、その計時を続行
することができる。更に、図3に示すルーチンによれ
ば、継続時間T1の計時のためのしきい値I0を、バッテ
リ10の劣化状態Jおよび温度Tに応じて変更すること
ができる。
【0042】図4は、本実施例においてバッテリ10の
満充電を判定すべく、ECU16が実行する制御ルーチ
ンの一例のフローチャートを示す。図4に示すルーチン
は、所定時間ごとに繰り返し起動されるルーチンであ
る。図4に示すルーチンが起動されると、まずステップ
120の処理が実行される。
【0043】ステップ120では、上記図3に示すステ
ップ100と同様に、バッテリ10を満充電状態にリフ
レッシュすべき要求があるか否かが判別される。その結
果、満充電要求がなされていない場合は、以後、何ら処
理が進められることなく今回のルーチンは終了される。
一方、満充電要求がなされた場合は、次にステップ12
2の処理が実行される。
【0044】ステップ122では、上記図3に示すル
ーチンの処理結果としてフラグFLAG1がオンにセッ
トされている、すなわち、バッテリ電流Iがしきい値I
0を下回る状態が継続する継続時間T1が所定時間T10
超えており、かつ、バッテリ10を満充電にするため
のECU16の指令によりバッテリ10に生じ得る指令
電圧と、バッテリ10に実際に生じているバッテリ電圧
Vとの電圧差ΔV(=指令電圧−バッテリ電圧V)がし
きい値ΔV0を下回っている継続時間T2が所定時間T20
を超えているか否かが判別される。尚、所定時間T
10は、M/G14の出力低下や電流センサ22の出力信
号のノイズ等に起因してバッテリ電流Iが少なくなる状
態の最長時間であり、例えば10分に設定されている。
また、所定時間T20は、電圧センサ20の出力信号のノ
イズ等に起因してバッテリ電圧Vが小さくなる状態の最
長時間であり、例えば10秒に設定されている。更に、
しきい値ΔV0は、バッテリ10が満充電状態にないと
判断できる、バッテリ10の指令電圧と実際のバッテリ
電圧Vとの最小電圧差であり、例えば1V程度に設定さ
れている。
【0045】上記ステップ122において上記の条件
又は上記の条件が成立しない場合は、バッテリ10が
満充電状態になっていない可能性がある。従って、かか
る判別がなされた場合は、今回のルーチンは終了され
る。一方、上記の条件及び上記の条件が共に成立す
る場合は、M/G14からバッテリ10へバッテリ電流
Iがほとんど流れておらず、かつ、バッテリ10の実際
の電圧Vが充電のための指令電圧に近づいていると判断
できるので、この場合はバッテリ10が満充電状態にな
っていると判断できる。従って、かかる判別がなされた
場合は、次にステップ124の処理が実行される。
【0046】ステップ124では、バッテリ10が満充
電状態にあると判定する処理が実行される。本ステップ
124の処理が実行されると、かかる処理時点でバッテ
リ10が満充電状態になったと判定され、以後の処理が
進められることとなる。本ステップ124の処理が終了
すると、今回のルーチンは終了される。
【0047】上記図4に示すルーチンによれば、バッテ
リ電流Iがしきい値I0を下回る状態が所定時間T10
続し、かつ、指令電圧と実際のバッテリ電圧Vとの電圧
差が所定時間T20継続した場合、バッテリ10が満充電
状態にあると判定することができる。バッテリ10が満
充電状態になれば、M/G14からバッテリ10へ流れ
るバッテリ電流Iが少なくなる。また、バッテリ電流I
の少ない状態が継続すれば、M/G14の出力低下やノ
イズ等の影響によりバッテリ電流Iが少なくなったと判
断することはできず、バッテリ10の満充電に起因して
バッテリ電流Iが少なくなったと判断できる。従って、
本実施例の手法によれば、バッテリ10の満充電の判定
を精度良く行うことが可能となっている。
【0048】また、バッテリ10が満充電状態に近づけ
ば、バッテリ10の実際のバッテリ電圧Vがバッテリ充
電時におけるECU16による指令電圧に近い値を示
す。また、その状態が継続すれば、電圧センサ20のノ
イズ等の影響によりバッテリ電圧Vが指令電圧に近づい
たと判断することはできず、バッテリ10の満充電に起
因してバッテリ電圧Vが指令電圧に近づいたと判断でき
る。従って、本実施例によれば、バッテリ10が満充電
状態にあると判定するのはバッテリ電圧Vが指令電圧に
近づいたことを条件とするので、M/G14の出力低下
が長期間生じることに起因してバッテリ電流Iが少ない
状態が長期間継続しても、バッテリ10が満充電状態に
あると誤判定されるのは防止される。このため、本実施
例のシステムによれば、バッテリ10の満充電の判定を
高精度に行うことができる。
【0049】また、バッテリ10を流れる電流Iは、バ
ッテリ10の劣化状態J及びバッテリ温度Tに応じて変
化するため、バッテリ10が満充電状態となる際のバッ
テリ電流Iは、劣化状態J及びバッテリ温度Tに応じて
異なるものとなる。本実施例においては、バッテリ電流
Iが少ない状態の継続時間T1を計時するためのしきい
値I0が、バッテリ10の劣化状態J及びバッテリ温度
Tに応じて変更される。この場合、しきい値I0が一定
値に維持される構成ではないため、バッテリ10の満充
電を判定するためのしきい値I0を適当に設定すること
ができる。従って、本実施例によれば、バッテリ温度T
又は劣化状態Jが変動しても、バッテリ10の満充電の
判定を高精度に行うことが可能となっている。
【0050】更に、本実施例においては、バッテリ電流
Iがしきい値I0を下回った後、その状態の継続時間T1
が所定時間T10経過する前に、バッテリ電流Iがしきい
値I0を上回っても、その状態が所定時間T30継続しな
ければ、継続時間T1の積算時間がリセットされること
はない。このため、バッテリ10が満充電状態に近づい
ているにもかかわらず、ノイズ等に起因してバッテリ電
流Iが大きくなっても、継続時間T1の積算を継続する
ことが可能となる。従って、本実施例によれば、ノイズ
等の影響によってバッテリ10の満充電を判定するのに
多くの時間を費やすことはなく、バッテリ10の満充電
を早期に確定することが可能となっている。
【0051】尚、上記の実施例においては、M/G14
が特許請求の範囲に記載された「発電機」に、バッテリ
電流Iが特許請求の範囲に記載された「充電電流」に、
しきい値I0が特許請求の範囲に記載された「所定電流
値」に、バッテリ電圧Vが特許請求の範囲に記載された
「バッテリの実電圧」に、電圧差ΔVが特許請求の範囲
に記載された「差」に、しきい値ΔV0が特許請求の範
囲に記載された「所定値」に、それぞれ相当している。
【0052】また、上記の実施例においては、バッテリ
電流Iがしきい値I0を下回る状態が特許請求の範囲に
記載された「第1の状態」に、所定時間T10が特許請求
の範囲に記載された「第1の所定時間」に、電圧差ΔV
がしきい値ΔV0を下回る状態が特許請求の範囲に記載
された「第2の状態」に、所定時間T20が特許請求の範
囲に記載された「第2の所定時間」に、それぞれ相当し
ている。
【0053】また、上記の実施例においては、ECU1
6が、上記図4に示すルーチン中のステップ122にお
いて上記の条件判定を行うことにより特許請求の範囲
に記載された「第1の工程」及び「充電電流判定手段」
が、ステップ124の処理を実行することにより特許請
求の範囲に記載された「第2の工程」及び「満充電判定
手段」が、ステップ122において上記の条件判定を
行うことにより特許請求の範囲に記載された「第3の工
程」及び「バッテリ電圧判定手段」が、上記図3に示す
ルーチン中のステップ104の処理を実行することによ
り特許請求の範囲に記載された「第1の変更手段」が、
ステップ110の処理を実行することにより特許請求の
範囲に記載された「リセット禁止手段」が、それぞれ実
現されている。
【0054】ところで、上記の実施例においては、バッ
テリ温度Tをバッテリ10に内蔵された温度センサ24
を用いて検出することとしているが、バッテリ10の周
囲に配設された温度センサを用いることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、バッテリ10として鉛
酸バッテリを用いたシステムに適用しているが、鉛酸バ
ッテリに代えてニッケル水素バッテリ等の他の蓄電池を
用いたシステムに適用することも可能である。
【0055】また、上記の実施例においては、バッテリ
10の温度T及び劣化状態Jに応じてバッテリ電流Iが
変動することを考慮して、バッテリ温度T及び劣化状態
Lに応じたしきい値I0(J、T)を設定することとし
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、し
きい値I0に代えて或いはしきい値I0と共に、バッテリ
電流Iが所定のしきい値I0を下回る状態の継続時間T1
についてのしきい値としての所定時間T10を、バッテリ
温度T及び劣化状態Lに応じて変更することとしてもよ
い。具体的には、ECU16が、バッテリ温度Tが高い
ほど所定時間T 10を短い時間に変更し、また、劣化が進
むほど短い時間に変更する。この場合には、特許請求の
範囲に記載された「第2の変更手段」が実現される。
【0056】更に、上記の実施例においては、バッテリ
温度T及び劣化状態Lに応じてバッテリ電流Iについて
のしきい値I0(J、T)を変更することとしている
が、更に、バッテリ電圧Vと指令電圧との電圧差ΔVに
ついてのしきい値ΔV0を変更することも可能である。
【発明の効果】上述の如く、請求項1及び8記載の発明
によれば、発電機により充電されるバッテリの満充電の
判定を高精度に行うことができる。
【0057】請求項2、4、9、及び11記載の発明に
よれば、発電機の出力低下等に起因してバッテリが満充
電状態にあると誤判定されるのを防止することができ
る。
【0058】請求項3及び10記載の発明によれば、発
電機により充電されるバッテリの満充電の判定をより高
精度に行うことができる。
【0059】請求項5、6、12、及び13記載の発明
によれば、バッテリの温度又は劣化状態が変動しても、
バッテリの満充電の判定を高精度に行うことができる。
【0060】また、請求項7及び14記載の発明によれ
ば、ノイズ等による影響を無視して、バッテリの満充電
を早期に確定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバッテリの満充電を判
定するシステムの構成図である。
【図2】充電電流とバッテリ容量との関係を表した図で
ある。
【図3】本実施例において充電電流が所定のしきい値を
下回る状態が継続するか否かを判定すべく実行される制
御ルーチンのフローチャートである。
【図4】本実施例においてバッテリの満充電を判定すべ
く実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 バッテリ 14 モータ・ジェネレータ(M/G) 16 電子制御ユニット(ECU) 20 電圧センサ 22 電流センサ 24 温度センサ SOC バッテリ容量 V バッテリ電圧 I バッテリ電流
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA07 BA01 CA01 CA11 CB01 EA02 GB06 GC05 5H030 AA03 AS20 BB10 FF22 FF43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機により充電されるバッテリの満充
    電を判定する方法であって、 前記発電機から前記バッテリへ向けて流れる充電電流が
    所定電流値を下回る場合、前記バッテリが満充電状態に
    あると判定することを特徴とするバッテリの満充電判定
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバッテリの満充電判定方
    法において、 充電時における前記バッテリの指令電圧と該バッテリの
    実電圧との差が所定値を下回る状況下で前記充電電流が
    前記所定電流値を下回る場合、前記バッテリが満充電状
    態にあると判定することを特徴とするバッテリの満充電
    判定方法。
  3. 【請求項3】 発電機により充電されるバッテリの満充
    電を判定する方法であって、 前記発電機から前記バッテリへ向けて流れる充電電流が
    所定電流値を下回る第1の状態が第1の所定時間継続す
    るか否かを判定する第1の工程と、 前記第1の工程により前記第1の状態が前記第1の所定
    時間継続すると判定された場合、前記バッテリが満充電
    状態にあると判定する第2の工程と、 を備えることを特徴とするバッテリの満充電判定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバッテリの満充電判定方
    法において、 充電時における前記バッテリの指令電圧と該バッテリの
    実電圧との差が所定値を下回る第2の状態が第2の所定
    時間継続するか否かを判定する第3の工程を備え、 前記第2の工程は、前記第3の工程により前記第2の状
    態が前記第2の所定時間継続すると判定された状況下で
    前記第1の工程により前記第1の状態が前記第1の所定
    時間継続すると判定された場合、前記バッテリが満充電
    状態にあると判定することを特徴とするバッテリの満充
    電判定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項記載のバッ
    テリの満充電判定方法において、 前記所定電流値は、前記バッテリの温度及び劣化状態の
    うち少なくとも一方に応じて変更されることを特徴とす
    るバッテリの満充電判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のバッテリの満充電
    判定方法において、 前記第1の所定時間は、前記バッテリの温度及び劣化状
    態のうち少なくとも一方に応じて変更されることを特徴
    とするバッテリの満充電判定方法。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4記載のバッテリの満充電
    判定方法において、 前記第1の状態が継続している状況下で前記第1の工程
    における判定条件が成立しなくなった場合において、該
    不成立が一時的に生じたものである場合には、前記第1
    の状態の継続時間の積算がリセットされるのを禁止する
    ことを特徴とするバッテリの満充電判定方法。
  8. 【請求項8】 発電機により充電されるバッテリの満充
    電を判定する装置であって、 前記発電機から前記バッテリへ向けて流れる充電電流が
    所定電流値を下回る場合、前記バッテリが満充電状態に
    あると判定する満充電判定手段を備えることを特徴とす
    るバッテリの満充電判定装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のバッテリの満充電判定装
    置において、 前記満充電判定手段は、充電時における前記バッテリの
    指令電圧と該バッテリの実電圧との差が所定値を下回る
    状況下で前記充電電流が前記所定電流値を下回る場合、
    前記バッテリが満充電状態にあると判定することを特徴
    とするバッテリの満充電判定装置。
  10. 【請求項10】 発電機により充電されるバッテリの満
    充電を判定する装置であって、 前記発電機から前記バッテリへ向けて流れる充電電流が
    所定電流値を下回る第1の状態が第1の所定時間継続す
    るか否かを判定する充電電流判定手段と、 前記充電電流判定手段により前記第1の状態が前記第1
    の所定時間継続すると判定された場合、前記バッテリが
    満充電状態にあると判定する満充電判定手段と、 を備えることを特徴とするバッテリの満充電判定装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のバッテリの満充電判
    定装置において、 充電時における前記バッテリの指令電圧と該バッテリの
    実電圧との差が所定値を下回る第2の状態が第2の所定
    時間継続するか否かを判定するバッテリ電圧判定手段を
    備え、 前記満充電判定手段は、前記バッテリ電圧判定手段によ
    り前記第2の状態が前記第2の所定時間継続すると判定
    された状況下で前記充電電流判定手段により前記第1の
    状態が前記第1の所定時間継続すると判定された場合、
    前記バッテリが満充電状態にあると判定することを特徴
    とするバッテリの満充電判定装置。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11の何れか一項記載の
    バッテリの満充電判定装置において、 前記所定電流値を、前記バッテリの温度及び劣化状態の
    うち少なくとも一方に応じて変更する第1の変更手段を
    備えることを特徴とするバッテリの満充電判定装置。
  13. 【請求項13】 請求項10又は11記載のバッテリの
    満充電判定装置において、 前記第1の所定時間を、前記バッテリの温度及び劣化状
    態のうち少なくとも一方に応じて変更する第2の変更手
    段を備えることを特徴とするバッテリの満充電判定装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項10又は11記載のバッテリの
    満充電判定装置において、 前記第1の状態が継続している状況下で前記充電電流判
    定手段における判定条件が成立しなくなった場合におい
    て、該不成立が一時的に生じたものである場合には、前
    記第1の状態の継続時間の積算がリセットされるのを禁
    止するリセット禁止手段を備えることを特徴とするバッ
    テリの満充電判定装置。
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