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JP2002344949A - 動画像監視装置 - Google Patents

動画像監視装置

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Publication number
JP2002344949A
JP2002344949A JP2001149338A JP2001149338A JP2002344949A JP 2002344949 A JP2002344949 A JP 2002344949A JP 2001149338 A JP2001149338 A JP 2001149338A JP 2001149338 A JP2001149338 A JP 2001149338A JP 2002344949 A JP2002344949 A JP 2002344949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
background
image
moving
movement
moving picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001149338A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kimura
達也 木村
Hiroyuki Kobayashi
広幸 小林
Takeshi Nakajo
健 中條
Jun Ikeda
旬 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001149338A priority Critical patent/JP2002344949A/ja
Publication of JP2002344949A publication Critical patent/JP2002344949A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】より計算処理量の少ない動画像監視装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】動画像信号を取り込み、これをマクロブロ
ック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化す
る動画像符号化装置2と、2からの符号化信号を受け取
り、これを復号化し動画像データを構成する動画像復号
化装置3を具備したものであって、3は少なくとも復号
化手段32と、背景移動計算手段33と、検出手段34
を備え、32は符号化信号を受け取り、画像データ及び
マクロブロック情報を出力するものであり、33は32
からの画像データ及びマクロブロック情報に基づき背景
の並行移動量を推定するものであり、34は33からの
背景移動量と、32からの画像データ及びマクロブロッ
ク情報を入力し、前記背景に対して相対的に動く移動物
体を検出するものである動画像監視装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像をディジタ
ル符号化して伝送し、動画像の保存と変化検出を行う動
画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、監視カメラで取り込んだ動画像か
ら、物体の移動や色の変化など、動画像の変化を検出す
る技術は公知であり、その一例として、公知例(特開平
9−252467号公報「移動物体検出装置」)があ
る。この公知例は、移動物体検出手段として、ITU−
TH.261、H.263、ISO/IEC MPEG
−4等の動画像符号化方式で符号化した際に計算される
ブロック毎の動き補償情報を利用するようにしたもので
ある。
【0003】この場合、監視カメラを定期的に変更する
場合や、風などの外乱でカメラが揺れた場合、背景が移
動し背景全体を移動物体として検出する可能性がある。
このような場合、画像を直前の画像と比較することで、
背景の動きを判定し、検出手段において、背景の動きの
影響を除去することが考えられる。
【0004】これらの処理は、画素毎の輝度の比較計算
を行う必要がある。
【0005】しかし、画素値に関わる処理は、実は多く
の計算量を必要とするという問題がある。例えば、IT
U−TH.261、H.263、ISO/IEC MP
EG−4等でよく用いられるCIFフォーマットの場
合、横352画素、縦288画素で合計101376画
素について、処理が必要となっていた。このような計算
量の多い処理に対しては、専用のハードウェアを用意す
る必要があったりして、コスト面でも大きな問題があっ
た。
【0006】そこで、動画像全体の移動を検出する技術
として、『ディジタル画処理』(オーム社発行)の第1
3章の「動き検出」において記載されている、画像をブ
ロックに分割し、ブロック毎に直前の画像とのマッチン
グを取り、移動量を推定するマッチング法や、直前の画
像からの場所毎の輝度変化から移動量を推定する勾配法
を利用することが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このマッチン
グ法や勾配法では、背景移動量を求める場合、画素毎の
輝度の比較計算を行う必要があるため、計算処理量が膨
大となり、復号化装置で改めて計算するためには、復号
化装置に大きな計算処理能力を必要とする。
【0008】そこで本発明では、より計算処理量の少な
い動画像監視装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、動画像信号を取り込
み、これをマクロブロック信号に分割し、該各マクロブ
ロック信号を符号化するものであって、動き補償に基づ
く動画像圧縮手法を用いた動画像符号化装置と、該動画
像符号化装置からの符号化信号を受け取り、これを復号
化し動画像データを構成する動画像復号化装置と、を具
備した動画像監視装置において、前記動画像復号化装置
は少なくとも復号化手段と、背景移動計算手段と、検出
手段を備え、前記復号化手段は前記符号化信号を受け取
り、画像データ及びマクロブロック情報を出力するもの
であり、前記背景移動計算手段は前記復号化手段からの
画像データ及びマクロブロック情報に基づき背景の並行
移動量を推定するものであり、前記検出手段は前記背景
移動計算手段からの背景移動量と、前記復号化手段から
の画像データ及びマクロブロック情報を入力し、前記背
景に対して相対的に動く移動物体を検出するものである
動画像監視装置である。
【0010】請求項1に対応する発明によれば、背景に
相対的に移動する物体のみを検出する処理を行う場合、
動画像符号化データに含まれるマクロブロック毎の動き
ベクトル情報から背景移動量を求めるので、処理に必要
な計算量を削減することができる。
【0011】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、動画像信号を取り込み、これをマクロブロ
ック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化す
るものであって、動き補償に基づく動画像圧縮手法を用
いた動画像符号化装置と、該動画像符号化装置からの符
号化信号を受け取り、これを復号化し動画像データを構
成する動画像復号化装置と、を具備した動画像監視装置
において、前記動画像復号化装置は少なくとも復号化手
段と、背景移動計算手段と、検出手段と、マスク画像形
成手段を備え、前記復号化手段は前記符号化信号を受け
取り、画像データ及びマクロブロック情報を出力するも
のであり、前記背景移動計算手段は前記復号化手段から
の画像データ及びマクロブロック情報に基づき背景の並
行移動量を推定するものであり、前記検出手段は前記背
景移動計算手段からの背景移動量と、前記復号化手段か
らの画像データ及びマクロブロック情報を入力し、前記
背景に対して相対的に動く移動物体を検出するものであ
り、前記マスク画像形成手段は前記検出手段による検出
範囲を指定するマスク画像を形成するものであり、該マ
スク画像を背景移動に合わせて移動させ、前記検出手段
は該マスク画像により指定された範囲内でのみ検出を行
う動画像監視装置である。
【0012】請求項2に対応する発明によれば、マスク
画像により物体検出領域を制限した場合に、背景移動に
伴ってマスク画像を正しい位置に移動させることができ
るので、物体検出を正しく行うことができる。
【0013】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記マスク画像形成手段は該マスク画像を
ブロック単位で検出範囲を設定し、該マスク画像を背景
移動に合わせて移動させる場合にブロック単位で移動さ
せることを特徴とする請求項2に記載の動画像監視装置
である。
【0014】請求項3に対応する発明によれば、マスク
画像がマクロブロック単位で指定されるので、物体検出
領域を制限した場合の検出処理が簡略化される。
【0015】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、動画像信号を取り込み、これをマクロブロ
ック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化す
るものであって、動き補償に基づく動画像圧縮手法を用
いた動画像符号化装置と、該動画像符号化装置からの符
号化信号を受け取り、これを復号化し動画像データを構
成する動画像復号化装置と、を具備した動画像監視装置
において、前記動画像復号化装置は少なくとも復号化手
段と、背景移動計算手段と、検出手段と、マスク画像形
成手段と、背景画像蓄積手段を備え、前記復号化手段は
前記符号化信号を受け取り、画像データ及びマクロブロ
ック情報を出力するものであり、前記背景画像蓄積手段
は移動物体が無いときの背景画像を保存するものであ
り、前記背景移動計算手段は前記復号化手段からの画像
データ及びマクロブロック情報に基づき背景の並行移動
量を推定するものであって、該背景の並行移動量により
背景画像を移動させて現在の画像との比較を行い、背景
が移動したのか、その他の物体の移動による誤差なのか
を判別するものであり、前記検出手段は前記背景移動計
算手段からの背景移動量と、前記復号化手段からの画像
データ及びマクロブロック情報を入力し、前記背景に対
して相対的に動く移動物体を検出するものであり、前記
マスク画像形成手段は前記検出手段による検出範囲を指
定するマスク画像を形成するものであり、該マスク画像
を背景移動に合わせて移動させ、前記検出手段は該マス
ク画像により指定された範囲内でのみ検出を行う動画像
監視装置である。
【0016】請求項4に対応する発明によれば、背景移
動計算手段で求めた移動量が正しいかどうか背景画像を
用いて検証することができるので、より正確に背景の移
動を求めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1はカメラなどの映
像信号を用いて監視を行う実施形態を説明するためのブ
ロック図である。これは、動画像(映像)を取り込む映
像入力装置1、映像入力装置1により取り込んだ映像デ
ータの圧縮などの処理を行なうために符号化し、符号化
データを伝送する動画像符号化装置2、動画像符号化装
置2により伝送された符号化データを復号し、データ処
理を行なう動画像復号化装置3、動画像復号化装置3に
よりデータ処理された動画像を表示する表示装置4から
構成される。
【0019】ここで、用いる動画像符号化装置2は映像
入力装置1に一体化されたものでも、映像入力装置1と
信号ケーブルで接続し動画像を取り込むようにした計算
機でもよい。また、映像入力装置1と動画像復号化装置
3が離れた場所にあるときには動画像符号化装置2と動
画像復号化装置3の間は有線、無線の計算機ネットワー
クや電話線、信号ケーブルで接続され、データが伝送さ
れる。ネットワークや電話線でデータを伝送する場合に
は動画像の更新周期を確保するため圧縮されたデータを
伝送することが必要になる。以下、映像入力装置1と動
画像復号化装置3が離れた場所にあり、動画像を符号化
して伝送する場合の実施形態を説明する。
【0020】図1において、動画像符号化装置2は、映
像入力装置1からの信号をディジタルデータ化するキャ
プチャ手段21、ディジタル化された動画像データを符
号化する動画像符号化手段(後述する)22、符号化さ
れたデータを動画像復号化装置3へ送信する送信手段2
3からなる。
【0021】送信手段23は、動画像復号化装置3へ動
画像符号化データを伝送する。伝送手段としてはLA
N、赤外線通信手段、電話回線、無線電話回線等を用い
る。
【0022】次に、動画像復号化装置3の構成と動作に
ついて説明する。動画像復号化装置3は、動画像符号化
手段2から送られてくる動画像符号化データを受ける受
信手段31、受信手段31で受信された動画像符号化デ
ータを復号し、動画像を再生する復号化手段(後述す
る)32、復号化手段32からの再生画像、モード情
報、動き補償情報、から移動物体などを検出する検出手
段34、再生画像を表示装置4で表示できる形にする表
示手段35、背景の移動を検出しその移動量を求める背
景移動計算手段(後述する)33からなる。
【0023】図2は、動画像符号化手段22の構成の一
例を示すブロック図である。図2において、カメラ部か
ら送られた入力動画像信号は、ブロック化部221で
(例えば16×16画素の大きさの)マクロブロックに
分割される。マクロブロックに分割された入力動画像信
号は、減算器222に入力され、動き補償部230で生
成された予測画像信号との差分がとられて、予測残差信
号が生成される。
【0024】この予測残差信号と、ブロック化部221
からの入力動画像信号のいずれか一方が、モード選択ス
イッチ223によって選択され、DCT(離散コサイン
変換)部224により離散コサイン変換される。DCT
部224で得られたDCT係数データは、量子化部22
5で量子化される。量子化部225で量子化された信号
は2分岐され、一方は可変長符号化部233で可変長符
号化される。
【0025】一方、量子化部225で量子化され2分岐
された信号の他方は、逆量子化部226及びIDCT
(逆離散コサイン変換)部227に入力される。逆量子
化部226及びIDCT(逆離散コサイン変換)部22
7では量子化部225およびDCT部224の処理と逆
の処理が行われ、加算器228でスイッチ231を介し
て入力される予測画像信号と加算されることにより、局
部復号信号が生成される。
【0026】この局部復号信号は、フレームメモリ22
9に蓄えられ、動き補償部230に入力される。動き補
償部230では、予測画像信号が生成されるとともに、
モード選択部232に必要な情報を送る。
【0027】モード選択部232では、マクロブロック
単位に動き補償部230からの予測情報Pに基づいて、
フレーム間符号化をおこなうマクロブロックとフレーム
内符号化をおこなうマクロブロックを選択する。
【0028】フレーム内符号化(イントラ符号化)をお
こなう場合は、モード選択スイッチ情報MをAとし、ス
イッチ情報SをAとする。フレーム間符号化(インター
符号化)をおこなう場合は、モード選択スイッチ情報M
をBとし、スイッチ情報SをBとする。モード選択スイ
ッチ223ではモード選択スイッチ情報Mに基づき、ス
イッチを変更し、また、スイッチ231ではスイッチ情
報Sに基づき、スイッチを変更する。
【0029】ここで、モードとして、イントラモード
(INTRA)、インターモード(INTER)、非符
号化モード(NOT─CODED)があり、各マクロブ
ロック毎に対応づけられる。INTRAのマクロブロッ
クはフレーム内符号化される画像領域、INTERのマ
クロブロックはフレーム間符号化される画像領域、NO
T─CODEDのマクロブロックは、符号化不要(再生
の際には直前の画像データがそのまま使用される)の画
像領域である。
【0030】図3により動画像復号化手段32の詳細な
構成を示す。図1の動画像復号化手段32では、まず、
受信手段31から渡された符号化データが入力バッファ
321に一度蓄えられ、可変長復号化部323に出力す
る。
【0031】可変長復号化部323では、入力された可
変長符号から、マクロブロック毎のモード情報、量子化
DCT係数情報、動きベクトル情報が復号される。モー
ド情報、量子化DCT係数情報、動きベクトル情報はマ
クロブロック情報D2として背景移動計算手段33に渡
される。
【0032】マクロブロックのモードがINTRAなら
ば、モード切替スイッチ329ではオフが選択される。
可変長復号化部323で復号化された量子化DCT係数
情報は、逆量子化部324で逆量子化され、IDCT部
325で逆離散コサイン変換処理されて、マクロブロッ
ク領域の再生画像信号が生成される。
【0033】また、マクロブロックのモードがINTE
R及びNOT─CODEDならば、モード切替スイッチ
329ではオンが選択され、動き補償部328では可変
長復号化部323で復号化された動きベクトル情報に基
づいて、フレームメモリ中の参照画像を動き補償した予
測画像信号が生成される。可変長復号化部323で復号
化された量子化DCT係数情報は、逆量子化部324で
逆量子化され、IDCT部325で逆離散コサイン変換
処理され、加算器326で予測画像信号と足しあわされ
て、マクロブロック領域の再生画像信号が生成される。
この再生画像信号(再生画像)は、フレームメモリ32
7に参照画像として蓄積される。
【0034】背景移動計算手段33では、復号化手段3
2により復号されたマクロブロック情報(モード情報、
量子化DCT係数情報、動きベクトル情報)D2を用い
て、背景の平行移動を検出しその大きさを計算する。
【0035】次に、図4により背景移動計算手段33の
処理例について以下に説明する。背景移動計算手段33
は、処理判定部331、画像比較による移動量推定処理
部332、移動ベクトル(動きベクトル)による移動量
推定処理部333、背景移動量記憶部334からなる。
【0036】処理判定部331は、移動量を求めるため
に、移動量推定処理部332または移動量推定処理部3
33のどちらを使うかを判定する。移動量推定処理部3
32は、画像データD1をもとに背景移動量D3を推定
する。移動量推定処理部333は、マクロブロック情報
D2の動きベクトル情報から背景移動量D3を推定す
る。
【0037】図5は図4に対応するフローチャートを示
す。S101、S102、S103は図4の処理判定部
331での処理に対応し、S104は移動ベクトルによ
る移動量推定処理部333に、又S105、S106は
背景移動量記憶部334に、更にS107は画像比較に
よる背景移動量推定処理部332にそれぞれ対応する。
【0038】背景移動計算手段33では、復号化手段3
2により1フレーム再生を行う毎に、後述するマクロブ
ロックの分類処理を行い(S101)、その後画像差分
の大きいブロックの数eは、しきい値Te未満かどうか
の判断を行う(S102)。又S102においてしきい
値Te未満と判断した場合には、移動ブロックの数mは
しきい値Tm以上かどうかの判断を行う(S103)。
【0039】又S103において、しきい値Tm以上と
判断した場合には画面全体が動いたと判定して、移動ベ
クトルによる背景移動計算処理を行い、移動量MVを求
める(S104)。
【0040】S102において、しきい値Te以上と判
断した場合には、画像の比較による積算移動量Pの背景
移動量推定処理を行う(S107)。具体的には、カメ
ラの向きが大きく変化して符号化の際に動き補償処理が
十分できなかった可能性がある。この場合、移動ベクト
ルから画面の移動量を求めることは不可能なので、現在
の再生画像と一つ前の再生画像との比較による背景移動
量計算処理を行い、移動量MVを求める。
【0041】S104及びS107で夫々求めた移動量
MVにより積算移動量P、背景移動量SVを更新する
[SV←MV、P←P+MV](105)。なお、背景
移動量SVは、直前の画面からの移動量を与え、積算移
動量Pは、初期画面からのトータルの移動量を与える。
【0042】S103において、しきい値Tm未満であ
ると判断した場合には画面は静止しているとして背景移
動量SVを(0,0)にする(S106)。
【0043】ここで、マクロブロックの分類処理(S1
01)について図6を参照して説明する。画像は、横方
向H─MAX個、縦方向V─MAX個のマクロブロック
に分けられているものとする。S201において、画像
差分の大きいブロックの数(前回の画像との差分の大き
いブロックの数)をe、又移動ブロックの数をmとし、
初期値として0を代入する。
【0044】次に、横方向の位置をi、縦方向の位置を
jとして、iを0からH─MAX−1まで変え(S20
2、S213)、jを0からV─MAX−1まで変え
(S203、S212)て、(i,j)で示されるマク
ロブロックについてS204〜S211の処理を行う。
【0045】まず、S204において、(i,j)で示
されるマクロブロックが移動ブロックかどうかを示すフ
ラグM[i][j]にFALSEを設定する。
【0046】S205において、(i,j)で示される
マクロブロックのモードを調べる。S205において、
モードがINTRAと判断された場合、直前の画像の対
応するマクロブロックにおける、各画素の値の差の絶対
値の総和SADが、しきい値T0より大きいかどうかを
判断する(S209)。
【0047】総和SADがしきい値T0より大きけれ
ば、eの値を1つ増やす(S210)。S205におい
て、モードがINTERと判断された場合、DCT係数
の絶対値の総和Σ|COEF|が、しきい値T1より小
さいかどうかを判断する。
【0048】Σ|COEF|が、しきい値T1より小さ
ければ、M[i][j]にTRUEを設定し(S20
7)、mの値を1つ増やす(S208)。
【0049】Σ|COEF|がしきい値T1より小さく
なれば、eの値を1つ増やす(S211)。S205に
おいて、モードがNOT─CODEDと判断された場
合、何もせず次のブロックの処理へ進む。
【0050】以上の処理の結果、画像差分の大きいブロ
ックの数e、及び、移動ブロックの数mが求まり、M
[i][j]に(i,j)で示されるマクロブロックが
移動ブロックかを示すフラグが設定される。
【0051】ここで、移動ベクトルによる背景移動量計
算処理(S104)の動作について図7のフローチャー
トを参照して説明する。M[i][j]=TRUEであ
るブロックの移動ベクトルについて、図8に示す頻度表
を作成する(S301)。この頻度表は、同じベクトル
値を持つブロックの個数を表すものである。
【0052】このような頻度表は、図9に示すフローチ
ャートに示すように作成される。
【0053】S401で頻度表を初期化した後、横方向
の位置をi、縦方向の位置jとして、iを0からH─M
AX−1まで変え(S402、S409)、jを0から
V─MAX−1まで変え(S403、S408)て、
(i,j)で示されるマクロブロックについてS404
〜S407による処理を行う。
【0054】まず、S404において、M[i][j]
がTRUEかどうかが判断される。
【0055】S404において、M[i][j]がTR
UEと判断された場合、頻度表にマクロブロック(i,
j)の移動ベクトルmv[i][j]と一致するベクト
ルがあるかどうかが判断される(S405)。
【0056】S405において、一致するベクトルがあ
ると判断された場合には、そのベクトルの度数を1増や
す(S406)。S405において、一致するベクトル
が無いと判断された場合には、頻度表に新たに項目を追
加する(S407)。
【0057】S404において、M[i][j]がTR
UEでないと判断された場合には、何もせず次のブロッ
クの処理へ進む。
【0058】以上のように作成されたベクトル頻度表の
中で最も頻度の大きい動きベクトル(mx,my)を選
ぶ(図7のS302)。次に、(mx,my)に近い値
を持つベクトルの数(頻度)mmと平均値(ax,a
y)を求める(S303)。例えばn(x,y)を移動
ベクトル(x,y)の頻度として、(1)式で求める。
【0059】 mm=Σn(x,y),ax=[Σx*n(x,y)]/mm, ay=[Σy*n(x,y)]/mm mx−1≦x≦mx+1,my−1≦y≦my+1 (1)式 そして、頻度mmの大きさを調べ、mmがしきい値Tm
m以上かどうかを判断する(S304)。
【0060】S304において、mmがしきい値Tmm
より大きければ、背景が移動したものとして(ax,a
y)を移動量MVとする(S305)。また、S304
において、mmがしきい値Tmm未満のときは、背景は
静止しているものとしてMV=(0,0)とする(S3
06)。
【0061】ここで、図5の画像の比較による移動量推
定処理(S107)、すなわち、計算処理現在の再生画
像と1つ前の再生画像との比較による背景移動量計算処
理としては、例えば以下のように実施する。1/16の
縮小画像を作成し、x方向とy方向に1ピクセルずつ、
−7〜+7ピクセルの範囲でずらしながら画像間の差の
絶対値を計算し、最も小さくなるx,yを求め、これを
mx,myとする。
【0062】そして1/4の縮小画像を作成し、4*m
x,4*myを中心にx方向とy方向に1ピクセルず
つ、−2〜+2ピクセルの範囲でずらしながら画像間の
差の絶対値を計算し、最も小さくなるx,yを求め、こ
れを新しいmx,myとする。
【0063】等倍画像を用いて、4*mx,4*myを
中心にx方向とy方向に1ピクセルずつ、−2〜+2ピ
クセルの範囲でずらしながら画像間の差の絶対値を計算
し、最も小さくなるx,yを求め、これを新しいmx,
myとする。
【0064】最後のステップで求められた画像間の差の
絶対値がしきい値以下であれば、画像が移動したものと
して結果を移動量MVとして出力する。しきい値以上で
あれば、MV=(0,0)とする。
【0065】この場合、各ステップで全画素を用いて計
算してもよいし、代表ブロックを選んで計算してもよ
い。なお、画像による移動量計算処理(S107)とし
て、上記以外の方法を用いてもよい。
【0066】また、画角が広い場合、カメラが向きを変
えた場合の画面の移動量は中心と周辺で異なる。あらか
じめ画角がわかっていれば、マクロブロックの移動ベク
トルVから、ブロックの位置に応じて(2)式により中
心での移動量に換算した移動ベクトルV’を求めて上記
計算を行うことでより正確な移動量を見積もることがで
きる。
【0067】 V’=R/(R+px+py)*V R=w/tanθ (2)式 w:画面の幅、θ:画角、(px,py):画面中央を
原点としたマクロブロックの中心位置 この(2)式換算はカメラが視線方向に直角な軸に対し
て回転運動をした場合にのみ有効である。
【0068】図1の検出手段34は、復号化手段32に
より復号された再生画像、マクロブロック毎のモード情
報、動きベクトル情報を用いて、移動物体の検出や特定
色の検出等を行う。このとき、背景移動計算手段33で
求められた移動ベクトルSVを用いて、背景の移動を相
殺する処理を行い、背景に相対的に移動している物体を
検出する。
【0069】ここで、移動物体検出手段として例えば、
公知例(特開2000─197064)の技術を使用す
る。これは、図10に示すようにマクロブロックの静動
判定処理(S501)、移動物体の判定処理(S50
2)、移動物体の表示処理(S503)の3つのステッ
プで実施される。
【0070】このうち、マクロブロックの静動判定処理
(S501)について、図11のフローチャートを参照
して説明する。
【0071】マクロブロック(LOOP1,2)毎に以
下の処理を行う(S601,S602)。モード情報M
ODEの判定を行う(S603)。S603において、
MODEがINTRAならば、そのマクロブロックの再
生画像信号と1フレーム前のフレームメモリとの差分絶
対値和(SAD)を計算し、これがしきい値T0より大
きいかどうかを判断する(S604)。
【0072】S604において、SAD>T0ならば、
そのマクロブロックは動マクロブロックと判定し、M
[i][j]にTRUEを代入する(S606)。S6
04において、SAD>T0でない場合には、そのマク
ロブロックは静止マクロブロックと判定し、M[i]
[j]にFALSEを代入する(S607)。
【0073】S603において、MODEがINTER
ならば、図3の可変長復号化部323からの動きベクト
ル情報とDCT係数情報から、そのマクロブロックの動
きベクトルの絶対値和Σ|MV|及び、DCT係数の絶
対値和Σ|COF|を計算し、それぞれのしきい値T
1、T2と比較を行う(S605)。
【0074】S605において、Σ|MV|<T1かつ
Σ|COF|<T2であれば、そのマクロブロックは静
止マクロブロックと判定し、M[i][j]にFALS
Eを代入する(S607)。S605において、Σ|M
V|<T1かつΣ|COF|<T2でないと判断する
と、そのマクロブロックは静止マクロブロックと判定
し、M[i][j]にTRUEを代入する(S60
6)。
【0075】S603において、MODEがNOT─C
ODEDならば、そのマクロブロックは静止マクロブロ
ックと判定し、M[i][j]にFALSEを代入する
(S607)。
【0076】この後、雑音除去処理、移動物体包含処理
を実施して移動物体を検出する。
【0077】ここで、図11の変形例について図12の
フローチャートを参照して説明する。図12は図11の
(S603)、(S604)、(S605)の処理を夫
々以下の(S603’)、(S604’)、(S60
5’)のように変更したものである。マクロブロック毎
に以下の処理を行う(S601,S602)。
【0078】モード情報MODEの判定を行う(S60
3’)。S603’において、MODEがINTRA、
またはMODEがNOT─CODEDでかつ|SV|≠
0ならば、そのマクロブロックの再生画像信号と背景移
動量SVの分だけ移動した1フレーム前のフレームメモ
リとの差分絶対値和(SAD)を計算し、これとしきい
値T0と比較を行う(S604’)。S604’におい
て、SAD>T0ならば、そのマクロブロックは動マク
ロブロックと判定し、M[i][j]にTRUEを代入
する(S606)。S604’において、SAD>T0
でないと判定されれば、そのマクロブロックは静止マク
ロブロックと判定し、M[i][j]にFALSEを代
入する(S607)。
【0079】S603’において、MODEがINTE
Rと判定されれば、可変長復号化部323からの動きベ
クトル情報とDCT係数情報からそのマクロブロックの
動きベクトルと背景移動量SVの差の絶対値和Σ|MV
−SV|及び、DCT係数の絶対値和Σ|COF|を計
算し、これとそれぞれのしきい値T1、T2と比較を行
う(S605’)。
【0080】S605’において、Σ|MV|<T1か
つΣ|COF|<T2と判定されれば、そのマクロブロ
ックは静止マクロブロックと判定し、M[i][j]に
FALSEを代入する(S607)。S605’におい
て、Σ|MV|<T1かつΣ|COF|<T2でないと
判定されれば、そのマクロブロックは動マクロブロック
と判定し、M[i][j]にTRUEを代入する(S6
06)。
【0081】このようにすることで、画面全体の移動の
影響を除去することが可能である。
【0082】なお、図1の検出手段34として公知例の
技術を説明したが、検出手段34は上記だけに限らず、
背景移動ベクトルを用いて相対的な移動を検出できれば
よい。
【0083】以上述べた第1の実施形態によれば、背景
に相対的に移動する物体のみを検出する処理を行う場
合、動画像符号化データに含まれるマクロブロック毎の
動きベクトル情報から背景移動量を求めるので、処理に
必要な計算量を削減することができる。
【0084】(第2の実施形態)第2の実施形態は、図
13のブロック図に示すように、第1の実施形態の動画
像復号化装置3において、背景移動計算手段33と検出
手段34の間に、マスク画像形成手段36を新たに追加
したものである。このマスク画像形成手段36で形成さ
れるマスク画像は、例えば図14に示すように、検出を
行う領域と検出を行わない領域(ハッチングされている
部分)の区別が分かるようになっている。マスク画像デ
ータとしては、例えば図14のハッチングされていない
領域の画素には1を割り当て、ハッチングされた領域に
は0を割り当てる。
【0085】図13の検出手段34は、第1の実施形態
と同様であるが、マスク画像で指定された範囲(図14
のハッチングされていない領域)のみで移動物体の検出
や特定色の検出等を行う。
【0086】前述の公知例のように検出手段34をマク
ロブロック単位で行う場合は、図15に示すようにマス
ク画像はマクロブロック単位で指定するように構成して
もよい。このときは、マスク画像は各マクロブロック対
応して0、1の値を持つ配列mask[i][j]とし
て持っておけばよい。検出処理は、フローチャート図1
2において、mask[i][j]=1となるマクロブ
ロック(i,j)について行う。
【0087】また、背景移動計算手段33で求めた背景
移動量SVが、図16(b)に示すように(0,0)で
ない場合、図16(a)のようにマスク領域は画像とず
れることになる。
【0088】そこで、初期マスク画像を用意しておき、
背景移動量SVが(0,0)でないときは、図17に示
すようにマスク画像を背景移動量SVの分だけ移動させ
た新しいマスク画像を作成する。また、図18に示すよ
うに移動量SVを積算した積算移動量Pを用いて、初期
位置のマスク画像をPだけ移動させて新しいマスク画像
を作成してもよい。更に、マスク画像の変更はリアルタ
イムに行ってもよいし、背景移動が停止してから行って
もよい。
【0089】以上述べた第2の実施形態によれば、マス
ク画像により物体検出領域を制限した場合に、背景移動
に伴ってマスク画像を正しい位置に移動させることがで
きるので、物体検出を正しく行うことができる。
【0090】(第3の実施形態)第3の実施形態は、前
述の第2の実施形態において、図15に示すようにマス
ク画像をマクロブロック単位で設定するようにしたもの
である。ここで、背景移動計算手段33で求めた背景移
動量SVが(0,0)でない場合、第2の実施形態と同
様にマスク画像を移動させるが、マスク画像がマクロブ
ロック単位で設定されているのでSVをそのままでは使
えない。このため、積算移動量Pをマクロブロック単位
に換算した値P’を使用し、初期マスク画像をP’分移
動させた新しいマスク画像を生成するようにする。
【0091】以上述べた第3の実施形態によれば、マス
ク画像がマクロブロック単位で指定されるので、物体検
出領域を制限した場合の検出処理が簡略化される。
【0092】(第4の実施形態)第4の実施形態は、カ
メラを遮るように物体が移動した場合に、画面の移動を
間違えて検出しないようにするために、図19に示すよ
うに、背景画像蓄積手段37を新たに追加したものであ
る。この場合の背景画像としては、移動物体が検出され
なかった位置の画像を常時蓄積してもよいし、あらかじ
めカメラの全移動範囲について背景画像を作成してもよ
い。あらかじめ用意しておく場合は、カメラの移動角が
狭ければ、平面上に展開する。移動角が広ければ、例え
ば円柱面への射影画像を作成しておく。
【0093】背景移動計算手段33には、図20に示す
ように移動量補正部335が新たに追加されたものであ
り、移動量補正部335では、以下の処理を行う。すな
わち、背景移動量SVをもとに移動した背景画像を作成
する。そして、ブロック毎に背景画像との差の絶対値の
総和を求め、この値がしきい値以下のブロックの個数と
しきい値以上のブロックの個数を求める。背景画像が無
い領域ではこの計算を行わない。
【0094】しきい値以下のブロックの個数が十分あれ
ば、移動量SVは正しいとする。
【0095】すこしづつずらしてマッチングをとること
で、正確な移動量を求めてもよい。
【0096】しきい値以下のブロックの個数が十分でな
ければ、移動量は間違っているとし、画像による移動量
推定処理部333を用いて移動量を推定する。
【0097】また、背景として一部の特徴的な領域の画
像と位置だけを求めておいてもよい。画面が移動して、
背景画像の特徴領域が画面内に入ると、実際のカメラ画
像と、用意しておいた背景画像とを比較する。計算位置
を中心としてパターンマッチングを実施し、最も一致す
る位置を求め、移動量を補正する。
【0098】以上述べた第4の実施形によれば、背景移
動計算手段33で求めた移動量が正しいかどうか背景画
像を用いて検証することができるので、より正確に背景
の移動を求めることができる。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、従来の技術のように画
素毎の輝度の比較計算を行わないので、より計算処理量
の少ない動画像監視装置を提供することができる。
【0100】具体的には、請求項1に対応する発明によ
れば、背景に相対的に移動する物体のみを検出する処理
を行う場合、動画像符号化データに含まれるマクロブロ
ック毎の動きベクトル情報から背景移動量を求めるの
で、処理に必要な計算量を削減することができる。
【0101】また、請求項2に対応する発明によれば、
マスク画像により物体検出領域を制限した場合に、背景
移動に伴ってマスク画像を正しい位置に移動させること
ができるので、物体検出を正しく行うことができる。
【0102】さらに請求項3に対応する発明によれば、
マスク画像がマクロブロック単位で指定されるので、物
体検出領域を制限した場合の検出処理が簡略化される。
【0103】請求項4に対応する発明によれば、背景移
動計算手段で求めた移動量が正しいかどうか背景画像を
用いて検証することができるので、より正確に背景の移
動を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動画像監視装置の
ブロック図。
【図2】図1の同実施形態における動画像符号化手段の
構成を示す図。
【図3】図1の同実施形態における動画像復号化手段の
構成を示す図。
【図4】図1の同実施形態における背景移動計算手段の
構成を示す図。
【図5】図1の同実施形態における背景移動計算手段の
動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図5におけるマクロブロック分類処理(S10
1)を詳細に説明するためのフローチャート。
【図7】図5における、移動ベクトルによる移動量推定
処理(S104)を詳細に説明するためのフローチャー
ト。
【図8】図7のベクトル頻度表の一例を示す図。
【図9】図7のベクトル頻度表を作成する手順を説明す
るためのフローチャート。
【図10】図1の同実施形態における検出手段の一例を
説明するためのフローチャート。
【図11】図10におけるマクロブロック静動判定処理
(S501)を詳細に説明するためのフローチャート。
【図12】本発明におけるマクロブロック静動判定処理
(S501)を詳細に説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の第2及び第3の実施形態に係る動画
像監視装置のブロック図。
【図14】図13のマスク画像を説明するための図。
【図15】図13の第3の実施形態に係る動画像監視装
置のマクロブロック単位のマスク画像の例を示す図。
【図16】図13の第3の実施形態に係る動画像監視装
置における背景の移動によりマスク画像がずれることの
説明図。
【図17】図13の第3の実施形態に係る動画像監視装
置におけるマスク画像の移動処理の説明図。
【図18】図13の第3の実施形態に係る動画像監視装
置におけるマスク画像の移動処理の説明図。
【図19】本発明の第4の実施形態に係る動画像監視装
置の構成を示すブロック図。
【図20】図19の実施形態に係る背景移動計算手段の
詳細な構成を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1…映像入力装置 2…動画像符号化装置 3…動画像復号化装置 4…表示装置 21…キャプチャ手段 22…符号化手段 23…送信手段 31…受信手段 32…復号化手段 33…背景移動計算手段 34…検出手段 35…表示手段 36…マスク画像形成手段 37…背景画像蓄積手段 201…入力バッファ 202…多重化分離部 203…可変長復号化部 204…逆量子化部 205…IDCT部 206…加算器 207…フレームメモリ 208…動き補償部 209…モード切替スイッチ 210…動画像復号化部 211…マクロブロック静動判定部 212…減算器 213…移動物体判定部 214…移動物体合成表示部 215…移動物体検出部 321…入力バッファ 323…可変長符号化部 324…逆量子化部 325…IDCT部 326…加算器 327…フレームメモリ 328…動き補償部 329…モード切替スイッチ 331…処理判定部 332…画像による背景移動処理部 333…動きベクトルによる背景移動処理部 334…背景移動量記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中條 健 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 池田 旬 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5C054 DA07 EA00 EA01 EA03 FC13 FC15 FE25 GB14 HA18 HA19 HA31 5C059 KK15 MA04 MA05 MA23 MC11 ME01 NN02 NN24 NN28 NN41 PP29 SS06 SS14 TA66 TB07 TC12 TD11 UA02 UA05 5J064 AA02 AA04 BA09 BA16 BB01 BB03 BC01 BC22 BD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像信号を取り込み、これをマクロブ
    ロック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化
    するものであって、動き補償に基づく動画像圧縮手法を
    用いた動画像符号化装置と、 該動画像符号化装置からの符号化信号を受け取り、これ
    を復号化し動画像データを構成する動画像復号化装置
    と、を具備した動画像監視装置において、 前記動画像復号化装置は少なくとも復号化手段と、背景
    移動計算手段と、検出手段を備え、 前記復号化手段は前記符号化信号を受け取り、画像デー
    タ及びマクロブロック情報を出力するものであり、 前記背景移動計算手段は前記復号化手段からの画像デー
    タ及びマクロブロック情報に基づき背景の並行移動量を
    推定するものであり、 前記検出手段は前記背景移動計算手段からの背景移動量
    と、前記復号化手段からの画像データ及びマクロブロッ
    ク情報を入力し、前記背景に対して相対的に動く移動物
    体を検出するものである動画像監視装置。
  2. 【請求項2】 動画像信号を取り込み、これをマクロブ
    ロック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化
    するものであって、動き補償に基づく動画像圧縮手法を
    用いた動画像符号化装置と、 該動画像符号化装置からの符号化信号を受け取り、これ
    を復号化し動画像データを構成する動画像復号化装置
    と、を具備した動画像監視装置において、 前記動画像復号化装置は少なくとも復号化手段と、背景
    移動計算手段と、検出手段と、マスク画像形成手段を備
    え、 前記復号化手段は前記符号化信号を受け取り、画像デー
    タ及びマクロブロック情報を出力するものであり、 前記背景移動計算手段は前記復号化手段からの画像デー
    タ及びマクロブロック情報に基づき背景の並行移動量を
    推定するものであり、 前記検出手段は前記背景移動計算手段からの背景移動量
    と、前記復号化手段からの画像データ及びマクロブロッ
    ク情報を入力し、前記背景に対して相対的に動く移動物
    体を検出するものであり、 前記マスク画像形成手段は前記検出手段による検出範囲
    を指定するマスク画像を形成するものであり、 該マスク画像を背景移動に合わせて移動させ、前記検出
    手段は該マスク画像により指定された範囲内でのみ検出
    を行う動画像監視装置。
  3. 【請求項3】 前記マスク画像形成手段は該マスク画像
    をブロック単位で検出範囲を設定し、該マスク画像を背
    景移動に合わせて移動させる場合にブロック単位で移動
    させることを特徴とする請求項2に記載の動画像監視装
    置。
  4. 【請求項4】 動画像信号を取り込み、これをマクロブ
    ロック信号に分割し、該各マクロブロック信号を符号化
    するものであって、動き補償に基づく動画像圧縮手法を
    用いた動画像符号化装置と、 該動画像符号化装置からの符号化信号を受け取り、これ
    を復号化し動画像データを構成する動画像復号化装置
    と、を具備した動画像監視装置において、 前記動画像復号化装置は少なくとも復号化手段と、背景
    移動計算手段と、検出手段と、マスク画像形成手段と、
    背景画像蓄積手段を備え、 前記復号化手段は前記符号化信号を受け取り、画像デー
    タ及びマクロブロック情報を出力するものであり、 前記背景画像蓄積手段は移動物体が無いときの背景画像
    を保存するものであり、 前記背景移動計算手段は前記復号化手段からの画像デー
    タ及びマクロブロック情報に基づき背景の並行移動量を
    推定するものであって、該背景の並行移動量により背景
    画像を移動させて現在の画像との比較を行い、背景が移
    動したのか、その他の物体の移動による誤差なのかを判
    別するものであり、 前記検出手段は前記背景移動計算手段からの背景移動量
    と、前記復号化手段からの画像データ及びマクロブロッ
    ク情報を入力し、前記背景に対して相対的に動く移動物
    体を検出するものであり、 前記マスク画像形成手段は前記検出手段による検出範囲
    を指定するマスク画像を形成するものであり、 該マスク画像を背景移動に合わせて移動させ、前記検出
    手段は該マスク画像により指定された範囲内でのみ検出
    を行う動画像監視装置。
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