JP2002344441A - ディジタルデータ暗号システム、ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ暗号方法、ディジタルデータ再生方法およびそれらの方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents
ディジタルデータ暗号システム、ディジタルデータ再生装置、ディジタルデータ暗号方法、ディジタルデータ再生方法およびそれらの方法をコンピュータに実行させるプログラムInfo
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- H04N5/913—Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーソナルコンピュータなどの使用条件に制
約をおよぼすことなく、またディジタルデータ再生装置
のコストに影響を与えずにディジタルデータの著作権を
保護すること。 【解決手段】 入力手段102はCD−ROMなどの記
録媒体に格納された著作権ディジタルデータを読取り、
演算手段103は設定手段105に設定された複数の暗
号アルゴリズムを暗号演算式作成パラメータから選択
し、この選択に基づき決定される暗号演算式にしたがっ
て著作権ディジタルデータを暗号処理し、ファイル手段
104は暗号化ディジタルデータとともに、インデック
ス値と暗号演算式作成パラメータを同一のファイルに作
成しフラッシュメモリなどに出力する。再生装置は暗号
化ディジタルデータと同一ファイルのインデックス値と
暗号演算式作成パラメータから暗号演算式を得て対応す
る復号処理をして再生する。
約をおよぼすことなく、またディジタルデータ再生装置
のコストに影響を与えずにディジタルデータの著作権を
保護すること。 【解決手段】 入力手段102はCD−ROMなどの記
録媒体に格納された著作権ディジタルデータを読取り、
演算手段103は設定手段105に設定された複数の暗
号アルゴリズムを暗号演算式作成パラメータから選択
し、この選択に基づき決定される暗号演算式にしたがっ
て著作権ディジタルデータを暗号処理し、ファイル手段
104は暗号化ディジタルデータとともに、インデック
ス値と暗号演算式作成パラメータを同一のファイルに作
成しフラッシュメモリなどに出力する。再生装置は暗号
化ディジタルデータと同一ファイルのインデックス値と
暗号演算式作成パラメータから暗号演算式を得て対応す
る復号処理をして再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルデー
タを暗号処理するディジタルデータ暗号システムと、暗
号処理されたディジタルデータを再生する音楽プレイヤ
ー、音楽再生機能を有したディジタルカメラなどを含む
ディジタルデータ暗号システム、ディジタルデータ再生
装置、ディジタルデータ暗号方法およびその方法をコン
ピュータに実行させるプログラムに関する。
タを暗号処理するディジタルデータ暗号システムと、暗
号処理されたディジタルデータを再生する音楽プレイヤ
ー、音楽再生機能を有したディジタルカメラなどを含む
ディジタルデータ暗号システム、ディジタルデータ再生
装置、ディジタルデータ暗号方法およびその方法をコン
ピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽データなどのディジタルデー
タの高圧縮技術、たとえば、MP3(MPEG3)など
により、フラッシュメモリを用いた携帯音楽プレイヤー
などのディジタルデータ再生装置が開発、発売されてい
る。ディジタルデータ再生装置のフラッシュメモリに格
納されたディジタルデータは、高圧縮技術によりデータ
容量が少なく、少ないメモリ容量で長時間の音楽データ
を再生できるため、携帯性に優れる、消費電力が少な
い、軽量化が図れるなどの利点を有している。
タの高圧縮技術、たとえば、MP3(MPEG3)など
により、フラッシュメモリを用いた携帯音楽プレイヤー
などのディジタルデータ再生装置が開発、発売されてい
る。ディジタルデータ再生装置のフラッシュメモリに格
納されたディジタルデータは、高圧縮技術によりデータ
容量が少なく、少ないメモリ容量で長時間の音楽データ
を再生できるため、携帯性に優れる、消費電力が少な
い、軽量化が図れるなどの利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような、ディジタ
ルデータ再生装置で再生されるディジタルデータ、たと
えば、音楽データは著作物であるが、高圧縮されている
ことにより、データ容量が少ないため短時間に転送で
き、またフラッシュメモリなどの小型な記録媒体に格納
して容易に携帯可能なため、不正な配布および利用がな
されるという問題が生じている。
ルデータ再生装置で再生されるディジタルデータ、たと
えば、音楽データは著作物であるが、高圧縮されている
ことにより、データ容量が少ないため短時間に転送で
き、またフラッシュメモリなどの小型な記録媒体に格納
して容易に携帯可能なため、不正な配布および利用がな
されるという問題が生じている。
【0004】上記問題に対応するため、現在、著作物で
あるディジタルデータの不正な配布、使用を防止するた
めの各種手段が提案されている。たとえば、フラッシュ
メモリカードを使用した携帯音楽プレイヤーは、あらか
じめ著作権保護機能を有したフラッシュメモリカードを
使用する構成であり、フラッシュメモリカードと、音楽
プレイヤーとの間で、認証システムを使用して著作権を
保護しようとするものであるが、このような方式では、
ユーザーが使用するパーソナルコンピュータのオペレー
ティングシステム(OS)の利用条件などに大きな制約
を生じる問題がある。
あるディジタルデータの不正な配布、使用を防止するた
めの各種手段が提案されている。たとえば、フラッシュ
メモリカードを使用した携帯音楽プレイヤーは、あらか
じめ著作権保護機能を有したフラッシュメモリカードを
使用する構成であり、フラッシュメモリカードと、音楽
プレイヤーとの間で、認証システムを使用して著作権を
保護しようとするものであるが、このような方式では、
ユーザーが使用するパーソナルコンピュータのオペレー
ティングシステム(OS)の利用条件などに大きな制約
を生じる問題がある。
【0005】また、フラッシュメモリカードを用いて再
生する携帯音楽プレイヤーなどのディジタルデータ再生
装置に著作権保護の方式を適用したものでは、この携帯
音楽プレイヤーの電気回路の実装構成が変更となり、そ
れにともなって開発コストが増加する問題がある。
生する携帯音楽プレイヤーなどのディジタルデータ再生
装置に著作権保護の方式を適用したものでは、この携帯
音楽プレイヤーの電気回路の実装構成が変更となり、そ
れにともなって開発コストが増加する問題がある。
【0006】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するため、ディジタルデータの著作権を保護す
ることができ、この保護をパーソナルコンピュータなど
の使用条件に制約をおよぼすことなく、また、ディジタ
ルデータ再生装置のコストに影響を与えずに実現できる
ディジタルデータ暗号システムおよびディジタルデータ
再生装置の提供を目的とする。
点を解消するため、ディジタルデータの著作権を保護す
ることができ、この保護をパーソナルコンピュータなど
の使用条件に制約をおよぼすことなく、また、ディジタ
ルデータ再生装置のコストに影響を与えずに実現できる
ディジタルデータ暗号システムおよびディジタルデータ
再生装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるデ
ィジタルデータ暗号システムは、入力されたディジタル
データを所定の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータに基づき決定される暗号演算式にしたがっ
て、暗号処理をおこなう演算手段と、前記暗号化された
ディジタルデータとともに、暗号処理に用いた暗号アル
ゴリズムを一意に決定可能なインデックス値と暗号演算
式作成パラメータを、同一のファイルに作成出力するフ
ァイル手段と、を備えたことを特徴とする。
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるデ
ィジタルデータ暗号システムは、入力されたディジタル
データを所定の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータに基づき決定される暗号演算式にしたがっ
て、暗号処理をおこなう演算手段と、前記暗号化された
ディジタルデータとともに、暗号処理に用いた暗号アル
ゴリズムを一意に決定可能なインデックス値と暗号演算
式作成パラメータを、同一のファイルに作成出力するフ
ァイル手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、著作物など
のディジタルデータを、暗号化することによって、不正
な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護でき
るようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴリズ
ムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル内に
記述するため、復号を容易におこなえるようになる。
のディジタルデータを、暗号化することによって、不正
な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護でき
るようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴリズ
ムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル内に
記述するため、復号を容易におこなえるようになる。
【0009】また、請求項2の発明にかかるディジタル
データ暗号システムは、請求項1に記載の発明におい
て、実際の暗号化に使用する暗号アルゴリズムがあらか
じめ複数設定登録された設定手段を備え、前記暗号処理
時に所定の暗号アルゴリズムが選択可能なことを特徴と
する。
データ暗号システムは、請求項1に記載の発明におい
て、実際の暗号化に使用する暗号アルゴリズムがあらか
じめ複数設定登録された設定手段を備え、前記暗号処理
時に所定の暗号アルゴリズムが選択可能なことを特徴と
する。
【0010】この請求項2の発明によれば、複数の暗号
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数の中から選択可能であるため、暗号化のル
ールを複雑化でき、暗号化ディジタルデータの解読の可
能性を低減化できるようになる。
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数の中から選択可能であるため、暗号化のル
ールを複雑化でき、暗号化ディジタルデータの解読の可
能性を低減化できるようになる。
【0011】また、請求項3の発明にかかるディジタル
データ暗号システムは、請求項1に記載の発明におい
て、前記演算手段は、前記暗号処理時に、あらかじめ用
意された複数の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータの中から実際の暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムおよび暗号演算式作成パラメータを選択し、該選
択した暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメー
タを用いて、暗号処理をおこなうことを特徴とする。
データ暗号システムは、請求項1に記載の発明におい
て、前記演算手段は、前記暗号処理時に、あらかじめ用
意された複数の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータの中から実際の暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムおよび暗号演算式作成パラメータを選択し、該選
択した暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメー
タを用いて、暗号処理をおこなうことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、複数の暗号
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数から選択可能であり、複数ディジタルデー
タの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと暗号
演算式作成パラメータを変化させることによって、暗号
化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデータ
の解読の可能性をより低減化できるようになる。
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数から選択可能であり、複数ディジタルデー
タの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと暗号
演算式作成パラメータを変化させることによって、暗号
化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデータ
の解読の可能性をより低減化できるようになる。
【0013】また、請求項4の発明にかかるディジタル
データ暗号システムは、請求項1〜3のいずれか一つに
記載の発明において、前記演算手段は、前記暗号アルゴ
リズムに基づきディジタルデータの任意の場所に特定の
データ改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行する
ことにより、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能
なことを特徴とする。
データ暗号システムは、請求項1〜3のいずれか一つに
記載の発明において、前記演算手段は、前記暗号アルゴ
リズムに基づきディジタルデータの任意の場所に特定の
データ改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行する
ことにより、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能
なことを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、データ改ざ
ん検出コードに基づき暗号化されたディジタルデータに
対する改ざんの有無を検出でき、ディジタルデータが正
規のものであるか不正改ざんされたものであるかを判断
できるようになる。
ん検出コードに基づき暗号化されたディジタルデータに
対する改ざんの有無を検出でき、ディジタルデータが正
規のものであるか不正改ざんされたものであるかを判断
できるようになる。
【0015】また、請求項5の発明にかかるディジタル
データ暗号システムは、請求項1〜4のいずれか一つに
記載の発明において、前記ファイル手段は、前記暗号化
ディジタルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算式作成パラメー
タの記載箇所を容易に特定できない状態となるようデー
タ変更を施すことを特徴とする。
データ暗号システムは、請求項1〜4のいずれか一つに
記載の発明において、前記ファイル手段は、前記暗号化
ディジタルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算式作成パラメー
タの記載箇所を容易に特定できない状態となるようデー
タ変更を施すことを特徴とする。
【0016】この請求項5の発明によれば、暗号ディジ
タルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算パラメータを隠
匿することができるので、暗号演算式が不正に解読され
ることを防止できるようになる。
タルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算パラメータを隠
匿することができるので、暗号演算式が不正に解読され
ることを防止できるようになる。
【0017】また、請求項6の発明にかかるディジタル
データ再生装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載
のディジタルデータ暗号システムにより生成された暗号
化ディジタルデータから著作物ディジタルデータを復
号、再生するディジタルデータ再生装置であって、前記
暗号化されたディジタルデータを取り込む読み取り手段
と、前記暗号化されたディジタルデータと同一ファイル
内に記載された暗号アルゴリズムのインデックス値、お
よび暗号演算式作成パラメータに基づく暗号演算式を決
定し、その演算式にしたがって前記暗号化されたディジ
タルデータの復号処理をおこなう演算手段と、前記復号
化により再現された元のディジタルデータを再生出力す
る再生手段と、を備えたことを特徴とする。
データ再生装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載
のディジタルデータ暗号システムにより生成された暗号
化ディジタルデータから著作物ディジタルデータを復
号、再生するディジタルデータ再生装置であって、前記
暗号化されたディジタルデータを取り込む読み取り手段
と、前記暗号化されたディジタルデータと同一ファイル
内に記載された暗号アルゴリズムのインデックス値、お
よび暗号演算式作成パラメータに基づく暗号演算式を決
定し、その演算式にしたがって前記暗号化されたディジ
タルデータの復号処理をおこなう演算手段と、前記復号
化により再現された元のディジタルデータを再生出力す
る再生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】この請求項6の発明によれば、再生装置で
再生することを目的に作成され暗号化されたディジタル
データは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのインデ
ックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づく暗
号演算式を用いて復号処理されるので、暗号処理と対に
なる復号処理によってのみディジタルデータを再生する
ことができるようになり、作成したデータを不正に配布
した場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータな
どでの再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権を
保護できるようになる。
再生することを目的に作成され暗号化されたディジタル
データは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのインデ
ックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づく暗
号演算式を用いて復号処理されるので、暗号処理と対に
なる復号処理によってのみディジタルデータを再生する
ことができるようになり、作成したデータを不正に配布
した場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータな
どでの再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権を
保護できるようになる。
【0019】また、請求項7の発明にかかるディジタル
データ再生装置は、請求項6に記載の発明において、前
記演算手段は、前記暗号化ディジタルデータの任意の場
所に埋め込まれた特定のデータ改ざん検出コードの検出
の有無に基づき、ディジタルデータの改ざんの有無を判
断し、不正改ざんと判断した場合には、再生しないこと
を特徴とする。
データ再生装置は、請求項6に記載の発明において、前
記演算手段は、前記暗号化ディジタルデータの任意の場
所に埋め込まれた特定のデータ改ざん検出コードの検出
の有無に基づき、ディジタルデータの改ざんの有無を判
断し、不正改ざんと判断した場合には、再生しないこと
を特徴とする。
【0020】この請求項7の発明によれば、暗号化され
たディジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コ
ードの検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検
出することができ、この場合ディジタルデータの再生を
おこなわないため不正な復号による再生を不可能にで
き、ディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。
たディジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コ
ードの検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検
出することができ、この場合ディジタルデータの再生を
おこなわないため不正な復号による再生を不可能にで
き、ディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。
【0021】また、請求項8の発明にかかるディジタル
データ暗号方法は、入力されたディジタルデータを所定
の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに
基づき決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理を
おこなう演算工程と、前記暗号化されたディジタルデー
タとともに、暗号処理に用いた暗号アルゴリズムを一意
に決定可能なインデックス値と暗号演算式作成パラメー
タを、同一のファイルに作成出力するファイル工程と、
を含んだことを特徴とする。
データ暗号方法は、入力されたディジタルデータを所定
の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに
基づき決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理を
おこなう演算工程と、前記暗号化されたディジタルデー
タとともに、暗号処理に用いた暗号アルゴリズムを一意
に決定可能なインデックス値と暗号演算式作成パラメー
タを、同一のファイルに作成出力するファイル工程と、
を含んだことを特徴とする。
【0022】この請求項8の発明によれば、著作物など
のディジタルデータを、簡単な手順で暗号化でき、不正
な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護でき
るようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴリズ
ムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル内に
記述するため、復号を容易におこなえるようになる。
のディジタルデータを、簡単な手順で暗号化でき、不正
な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護でき
るようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴリズ
ムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル内に
記述するため、復号を容易におこなえるようになる。
【0023】また、請求項9の発明にかかるディジタル
データ暗号方法は、請求項8に記載の発明において、前
記演算工程は、あらかじめ用意された複数の暗号アルゴ
リズムおよび暗号演算式作成パラメータの中から実際の
暗号化に使用する暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作
成パラメータを選択し、該選択した暗号アルゴリズムお
よび暗号演算式作成パラメータを用いて、暗号処理をお
こなうことを特徴とする。
データ暗号方法は、請求項8に記載の発明において、前
記演算工程は、あらかじめ用意された複数の暗号アルゴ
リズムおよび暗号演算式作成パラメータの中から実際の
暗号化に使用する暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作
成パラメータを選択し、該選択した暗号アルゴリズムお
よび暗号演算式作成パラメータを用いて、暗号処理をお
こなうことを特徴とする。
【0024】この請求項9の発明によれば、複数の暗号
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数から選択可能であり、複数ディジタルデー
タの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと暗号
演算式作成パラメータを変化させることによって、暗号
化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデータ
の解読の可能性をより低減化できるようになる。
アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムを複数から選択可能であり、複数ディジタルデー
タの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと暗号
演算式作成パラメータを変化させることによって、暗号
化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデータ
の解読の可能性をより低減化できるようになる。
【0025】また、請求項10の発明にかかるディジタ
ルデータ暗号方法は、請求項8,9のいずれか一つに記
載の発明において、前記演算工程は、前記暗号アルゴリ
ズムに基づきディジタルデータの任意の場所に特定のデ
ータ改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行するこ
とにより、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能な
ことを特徴とする。
ルデータ暗号方法は、請求項8,9のいずれか一つに記
載の発明において、前記演算工程は、前記暗号アルゴリ
ズムに基づきディジタルデータの任意の場所に特定のデ
ータ改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行するこ
とにより、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能な
ことを特徴とする。
【0026】この請求項10の発明によれば、データ改
ざん検出コードに基づき暗号化されたディジタルデータ
に対する改ざんの有無が検出でき、ディジタルデータが
正規のものであるか不正改ざんされたものであるかを判
断できるようになる。
ざん検出コードに基づき暗号化されたディジタルデータ
に対する改ざんの有無が検出でき、ディジタルデータが
正規のものであるか不正改ざんされたものであるかを判
断できるようになる。
【0027】また、請求項11の発明にかかるディジタ
ルデータ暗号方法は、請求項8〜10のいずれか一つに
記載の発明において、前記演算工程は、前記暗号化ディ
ジタルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴリズ
ムのインデックス値および暗号演算式作成パラメータの
記載箇所を容易に特定できない状態となるようデータ変
更を施すことを特徴とする。
ルデータ暗号方法は、請求項8〜10のいずれか一つに
記載の発明において、前記演算工程は、前記暗号化ディ
ジタルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴリズ
ムのインデックス値および暗号演算式作成パラメータの
記載箇所を容易に特定できない状態となるようデータ変
更を施すことを特徴とする。
【0028】この請求項11の発明によれば、暗号ディ
ジタルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アル
ゴリズムのインデックス値および暗号演算パラメータを
隠匿することができるので、暗号演算式が不正に解読さ
れることを防止できるようになる。
ジタルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アル
ゴリズムのインデックス値および暗号演算パラメータを
隠匿することができるので、暗号演算式が不正に解読さ
れることを防止できるようになる。
【0029】また、請求項12の発明にかかるディジタ
ルデータ再生方法は、請求項8〜10のいずれかのディ
ジタルデータ暗号方法により生成された暗号化ディジタ
ルデータから著作物ディジタルデータを復号、再生する
ディジタルデータ再生方法であって、前記暗号化された
ディジタルデータを取り込む読み取り工程と、前記暗号
化されたディジタルデータと同一ファイル内に記載され
た暗号アルゴリズムのインデックス値、および暗号演算
式作成パラメータに基づく暗号演算式を決定し、その演
算式にしたがって前記暗号化されたディジタルデータの
復号処理をおこなう演算工程と、前記復号化により再現
された元のディジタルデータを再生出力する再生工程
と、を含むことを特徴とする。
ルデータ再生方法は、請求項8〜10のいずれかのディ
ジタルデータ暗号方法により生成された暗号化ディジタ
ルデータから著作物ディジタルデータを復号、再生する
ディジタルデータ再生方法であって、前記暗号化された
ディジタルデータを取り込む読み取り工程と、前記暗号
化されたディジタルデータと同一ファイル内に記載され
た暗号アルゴリズムのインデックス値、および暗号演算
式作成パラメータに基づく暗号演算式を決定し、その演
算式にしたがって前記暗号化されたディジタルデータの
復号処理をおこなう演算工程と、前記復号化により再現
された元のディジタルデータを再生出力する再生工程
と、を含むことを特徴とする。
【0030】この請求項12の発明によれば、再生装置
で再生することを目的に作成され暗号化されたディジタ
ルデータは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのイン
デックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づく
暗号演算式を用いて復号処理されるので、暗号処理と対
になる復号処理によってのみディジタルデータを再生す
ることができるようになり、作成したデータを不正に配
布した場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータ
などでの再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権
を保護できるようになる。
で再生することを目的に作成され暗号化されたディジタ
ルデータは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのイン
デックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づく
暗号演算式を用いて復号処理されるので、暗号処理と対
になる復号処理によってのみディジタルデータを再生す
ることができるようになり、作成したデータを不正に配
布した場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータ
などでの再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権
を保護できるようになる。
【0031】また、請求項13の発明にかかるディジタ
ルデータ再生方法は、請求項12に記載の発明におい
て、前記演算工程は、前記暗号化ディジタルデータの任
意の場所に埋め込まれた特定のデータ改ざん検出コード
の検出の有無に基づき、ディジタルデータの改ざんの有
無を判断し、不正改ざんと判断した場合には、再生しな
いことを特徴とする。
ルデータ再生方法は、請求項12に記載の発明におい
て、前記演算工程は、前記暗号化ディジタルデータの任
意の場所に埋め込まれた特定のデータ改ざん検出コード
の検出の有無に基づき、ディジタルデータの改ざんの有
無を判断し、不正改ざんと判断した場合には、再生しな
いことを特徴とする。
【0032】この請求項13の発明によれば、暗号化さ
れたディジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出
コードの検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを
検出することができ、この場合ディジタルデータの再生
をおこなわないため不正な復号による再生を不可能にで
き、ディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。
れたディジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出
コードの検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを
検出することができ、この場合ディジタルデータの再生
をおこなわないため不正な復号による再生を不可能にで
き、ディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。
【0033】また、請求項14の発明にかかるプログラ
ムは、請求項8〜13のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
ムは、請求項8〜13のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0034】この請求項14の発明によれば、請求項8
〜13に記載された方法をコンピュータに実行させるこ
とができ、コンピュータを用いてディジタルデータの暗
号処理、および復号再生処理を実行できるようになる。
〜13に記載された方法をコンピュータに実行させるこ
とができ、コンピュータを用いてディジタルデータの暗
号処理、および復号再生処理を実行できるようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるディジタルデータ暗号システム、ディジタ
ルデータ再生装置、ディジタルデータ暗号方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な
実施の形態を詳細に説明する。
発明にかかるディジタルデータ暗号システム、ディジタ
ルデータ再生装置、ディジタルデータ暗号方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な
実施の形態を詳細に説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明のディジ
タルデータ暗号システムの要部である暗号データ生成部
の構成を示すブロック図である。図1において、暗号デ
ータ生成部101は、著作物ディジタルデータが入力さ
れる入力手段102と、CPUなどからなり、入力手段
102に入力された著作物ディジタルデータに対する暗
号化処理をおこなう演算手段103と、ハードディス
ク、フラッシュメモリなどからなり、演算手段103で
暗号化された暗号化ディジタルデータをファイル化して
出力するファイル手段104と、演算手段103による
暗号化処理のための暗号アルゴリズム、暗号演算式作成
パラメータが登録設定されている設定手段105によっ
て構成される。
タルデータ暗号システムの要部である暗号データ生成部
の構成を示すブロック図である。図1において、暗号デ
ータ生成部101は、著作物ディジタルデータが入力さ
れる入力手段102と、CPUなどからなり、入力手段
102に入力された著作物ディジタルデータに対する暗
号化処理をおこなう演算手段103と、ハードディス
ク、フラッシュメモリなどからなり、演算手段103で
暗号化された暗号化ディジタルデータをファイル化して
出力するファイル手段104と、演算手段103による
暗号化処理のための暗号アルゴリズム、暗号演算式作成
パラメータが登録設定されている設定手段105によっ
て構成される。
【0037】入力手段102は、ハードディスクやCD
−ROMなどの記録媒体のデータを読み出すドライブ装
置を用いて構成できる。ファイル手段104は、ハード
ディスクやフラッシュメモリなどの記録媒体にデータを
書き込むドライブ装置を用いて構成できる。設定手段1
05は、ROM,RAMなどの記憶装置を用いて構成す
ることができる。以上の構成からなる暗号データ生成部
101は、汎用のパーソナルコンピュータを用い、演算
手段103を以下に説明する手順で暗号化処理するプロ
グラムを実行制御して構成できる。
−ROMなどの記録媒体のデータを読み出すドライブ装
置を用いて構成できる。ファイル手段104は、ハード
ディスクやフラッシュメモリなどの記録媒体にデータを
書き込むドライブ装置を用いて構成できる。設定手段1
05は、ROM,RAMなどの記憶装置を用いて構成す
ることができる。以上の構成からなる暗号データ生成部
101は、汎用のパーソナルコンピュータを用い、演算
手段103を以下に説明する手順で暗号化処理するプロ
グラムを実行制御して構成できる。
【0038】つぎに、上述した暗号データ生成部による
著作物ディジタルデータの暗号化手順を、図2のフロー
チャートにしたがって説明する。演算手段103は、入
力手段102を介し入力された著作物ディジタルデータ
を読み出す(ステップS201)。つぎに、実際の暗号
化に使用する暗号アルゴリズム(暗号演算式)を決定
(選択)する(ステップS202)。
著作物ディジタルデータの暗号化手順を、図2のフロー
チャートにしたがって説明する。演算手段103は、入
力手段102を介し入力された著作物ディジタルデータ
を読み出す(ステップS201)。つぎに、実際の暗号
化に使用する暗号アルゴリズム(暗号演算式)を決定
(選択)する(ステップS202)。
【0039】設定手段105には、あらかじめ複数の暗
号アルゴリズムが登録設定されており、演算手段103
は、一つの暗号アルゴリズムを選択する。具体的には、
この暗号アルゴリズムの選択は、ユーザーの操作選択に
より、あるいは演算手段103により自動選択される。
号アルゴリズムが登録設定されており、演算手段103
は、一つの暗号アルゴリズムを選択する。具体的には、
この暗号アルゴリズムの選択は、ユーザーの操作選択に
より、あるいは演算手段103により自動選択される。
【0040】つぎに、演算手段103は、選択された暗
号アルゴリズムに用いる暗号演算式作成パラメータの決
定をおこなう(ステップS203)。この暗号演算式作
成パラメータは、演算手段103によって自動的に設定
される。上記の暗号アルゴリズムと、暗号演算式作成パ
ラメータの設定により、実際に暗号処理をおこなう暗号
演算式f(x)が決定されることになる。暗号演算式f
(x)の決定方法は、上記選択した暗号アルゴリズム内
に含まれる。
号アルゴリズムに用いる暗号演算式作成パラメータの決
定をおこなう(ステップS203)。この暗号演算式作
成パラメータは、演算手段103によって自動的に設定
される。上記の暗号アルゴリズムと、暗号演算式作成パ
ラメータの設定により、実際に暗号処理をおこなう暗号
演算式f(x)が決定されることになる。暗号演算式f
(x)の決定方法は、上記選択した暗号アルゴリズム内
に含まれる。
【0041】つぎに、演算手段103により、上記暗号
演算式f(x)を用いて著作物ディジタルデータに対す
る暗号化演算を実行する(ステップS204)。以下
に、暗号化の具体例を説明する。まず、暗号化対象とな
る著作物ディジタルデータを、ある整数の集合(X1,
X2,X3…)とみなす。どのような形の整数とするか
については、暗号アルゴリズムが示す手順を適用する。
たとえば、暗号対象の著作物ディジタルデータを整数の
集合とし、暗号演算式f(x)にしたがって、それらの
整数に下記演算を施す。
演算式f(x)を用いて著作物ディジタルデータに対す
る暗号化演算を実行する(ステップS204)。以下
に、暗号化の具体例を説明する。まず、暗号化対象とな
る著作物ディジタルデータを、ある整数の集合(X1,
X2,X3…)とみなす。どのような形の整数とするか
については、暗号アルゴリズムが示す手順を適用する。
たとえば、暗号対象の著作物ディジタルデータを整数の
集合とし、暗号演算式f(x)にしたがって、それらの
整数に下記演算を施す。
【0042】Y1=f(X1), Y2=f(X2), Y3=f(X3), … Yn=f(Xn)
【0043】そして、上記演算後の整数の集合(Y1,
Y2,Y3,…,Yn)を作成し、演算後の整数の集合
を暗号化ディジタルデータとして生成する。
Y2,Y3,…,Yn)を作成し、演算後の整数の集合
を暗号化ディジタルデータとして生成する。
【0044】つぎに、ファイル手段104は、暗号デー
タ作成に使用した暗号アルゴリズムのインデックス値、
および、暗号演算式作成パラメータを、演算後の暗号化
ディジタルデータ(Y1,Y2,Y3,…Yn)ととも
に同一ファイル化する(ステップS205)。ファイル
化された暗号化ディジタルデータは、フラッシュメモリ
などの記憶媒体に書込保存される。
タ作成に使用した暗号アルゴリズムのインデックス値、
および、暗号演算式作成パラメータを、演算後の暗号化
ディジタルデータ(Y1,Y2,Y3,…Yn)ととも
に同一ファイル化する(ステップS205)。ファイル
化された暗号化ディジタルデータは、フラッシュメモリ
などの記憶媒体に書込保存される。
【0045】この暗号化ディジタルデータの再生は、後
述するが、ファイル内の所定の箇所に記載されている暗
号アルゴリズムのインデックス値を読み込み、この暗号
アルゴリズムのインデックス値から決定される暗号演算
式作成パラメータの記述箇所を参照することで、復号に
必要な情報を取得して復号演算式を作成し、その復号演
算式に基づいて復号処理をおこない、再生できるように
なる。
述するが、ファイル内の所定の箇所に記載されている暗
号アルゴリズムのインデックス値を読み込み、この暗号
アルゴリズムのインデックス値から決定される暗号演算
式作成パラメータの記述箇所を参照することで、復号に
必要な情報を取得して復号演算式を作成し、その復号演
算式に基づいて復号処理をおこない、再生できるように
なる。
【0046】上記の暗号化演算により作成された暗号化
ディジタルデータは、本来の著作物ディジタルデータか
ら一般的には意味をなさない形式のデータに変換され
る。このため、この暗号化ディジタルデータは、上述し
た暗号データ生成部101と対をなす特定の復号処理を
おこなう復号装置を用いない限り、再生することができ
ないこととなる。このような暗号化ディジタルデータ
は、汎用的な環境では再生、および使用できないデータ
であるため、不正に配布されたとしても、その不正利用
を防止することができる。
ディジタルデータは、本来の著作物ディジタルデータか
ら一般的には意味をなさない形式のデータに変換され
る。このため、この暗号化ディジタルデータは、上述し
た暗号データ生成部101と対をなす特定の復号処理を
おこなう復号装置を用いない限り、再生することができ
ないこととなる。このような暗号化ディジタルデータ
は、汎用的な環境では再生、および使用できないデータ
であるため、不正に配布されたとしても、その不正利用
を防止することができる。
【0047】特に、暗号化時には、複数の暗号アルゴリ
ズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴリズム、
暗号演算式作成パラメータの組み合わせを複数の中から
選択するため、暗号化のルールを複雑化でき、暗号化デ
ィジタルデータの解読の可能性を低減化できるようにな
る。
ズムから、実際に暗号化に使用する暗号アルゴリズム、
暗号演算式作成パラメータの組み合わせを複数の中から
選択するため、暗号化のルールを複雑化でき、暗号化デ
ィジタルデータの解読の可能性を低減化できるようにな
る。
【0048】演算手段103は、暗号化前の著作物ディ
ジタルデータと、暗号化後の暗号化ディジタルデータを
読み出した元の記憶媒体(入力手段102あるいはファ
イル手段104)に対し出力し書き込む構成としてもよ
い。
ジタルデータと、暗号化後の暗号化ディジタルデータを
読み出した元の記憶媒体(入力手段102あるいはファ
イル手段104)に対し出力し書き込む構成としてもよ
い。
【0049】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2による著作物ディジタルデータの暗号化手順を示
すフローチャートである。同図において、実施の形態1
(図2記載)で説明した各処理と同一の処理内容には同
一の符号を附して説明を省略する。
形態2による著作物ディジタルデータの暗号化手順を示
すフローチャートである。同図において、実施の形態1
(図2記載)で説明した各処理と同一の処理内容には同
一の符号を附して説明を省略する。
【0050】この実施の形態2では、演算手段103
は、上記の暗号化演算(ステップS204)の実行前
に、改ざん防止データ(データ改ざん検出コード)の埋
め込み処理を実行する(ステップS301)。具体的に
は、暗号対象となる著作物ディジタルデータの任意の場
所に、特定のデータ改ざん検出コードを埋め込むものと
する。このデータ改ざん検出コードを埋め込む場所、コ
ードの個数、コードの内容に関しては、ステップS20
2で選択された暗号アルゴリズムによって決定される。
は、上記の暗号化演算(ステップS204)の実行前
に、改ざん防止データ(データ改ざん検出コード)の埋
め込み処理を実行する(ステップS301)。具体的に
は、暗号対象となる著作物ディジタルデータの任意の場
所に、特定のデータ改ざん検出コードを埋め込むものと
する。このデータ改ざん検出コードを埋め込む場所、コ
ードの個数、コードの内容に関しては、ステップS20
2で選択された暗号アルゴリズムによって決定される。
【0051】そして、このデータ改ざん検出コードを埋
め込んだ著作物ディジタルデータに対してステップS2
04で暗号演算する。これにより、暗号処理後における
暗号化ディジタルデータに対するデータ改ざんの有無
は、この暗号化ディジタルデータを復号し、その中のデ
ータ改ざん検出コードを検出し、このデータ改ざん検出
コードが特定の埋め込み場所、コードの個数、コードの
内容に完全一致すればデータ改ざんがないと判断でき、
いずれかでも不一致時にはデータが改ざんされていると
判断できるようになる。
め込んだ著作物ディジタルデータに対してステップS2
04で暗号演算する。これにより、暗号処理後における
暗号化ディジタルデータに対するデータ改ざんの有無
は、この暗号化ディジタルデータを復号し、その中のデ
ータ改ざん検出コードを検出し、このデータ改ざん検出
コードが特定の埋め込み場所、コードの個数、コードの
内容に完全一致すればデータ改ざんがないと判断でき、
いずれかでも不一致時にはデータが改ざんされていると
判断できるようになる。
【0052】上記実施の形態で説明したディジタルデー
タ暗号システムでは、暗号化ディジタルデータととも
に、暗号演算式を決定する情報(暗号アルゴリズムのイ
ンデックス値と、暗号演算式作成パラメータ)が一つの
ファイルとして作成される構成とした。この暗号演算式
を決定する情報(暗号アルゴリズムのインデックス値
と、暗号演算式作成パラメータ)が、外部からファイル
中の記載箇所(たとえばエリア)を容易に特定できない
状態となるよう所定のデータ変更を施す処理をおこなう
構成としてもよい。
タ暗号システムでは、暗号化ディジタルデータととも
に、暗号演算式を決定する情報(暗号アルゴリズムのイ
ンデックス値と、暗号演算式作成パラメータ)が一つの
ファイルとして作成される構成とした。この暗号演算式
を決定する情報(暗号アルゴリズムのインデックス値
と、暗号演算式作成パラメータ)が、外部からファイル
中の記載箇所(たとえばエリア)を容易に特定できない
状態となるよう所定のデータ変更を施す処理をおこなう
構成としてもよい。
【0053】たとえば、実際の暗号演算式を決定する情
報とともに、暗号演算式を決定する情報以外の不必要な
情報(たとえば乱数などの無意味なデータ列)を同一フ
ァイル中に記載する。この場合、暗号演算式を決定する
情報には、不必要な情報を示すデータ(たとえば上記不
必要な情報の記載エリア)を付帯させる。なお、暗号化
ディジタルデータの復号化処理時には、暗号演算式を決
定する情報に基づき、暗号演算式を決定する情報以外の
不必要な情報を削除処理する。
報とともに、暗号演算式を決定する情報以外の不必要な
情報(たとえば乱数などの無意味なデータ列)を同一フ
ァイル中に記載する。この場合、暗号演算式を決定する
情報には、不必要な情報を示すデータ(たとえば上記不
必要な情報の記載エリア)を付帯させる。なお、暗号化
ディジタルデータの復号化処理時には、暗号演算式を決
定する情報に基づき、暗号演算式を決定する情報以外の
不必要な情報を削除処理する。
【0054】(実施の形態3)つぎに、本発明のディジ
タルデータ再生装置の実施形態について説明する。この
ディジタルデータ再生装置は、上記の実施形態で説明し
た暗号化ディジタルデータを復号化して著作物ディジタ
ルデータを再生する装置である。この暗号化ディジタル
データは、上述した暗号データ生成部101のファイル
手段104によりファイル化し書き込んだ挿抜可能なフ
ラッシュメモリなどの記録媒体にデータ記録されてお
り、この記録媒体を再生装置の読み出し装置に装着して
再生処理をおこなうことができる。
タルデータ再生装置の実施形態について説明する。この
ディジタルデータ再生装置は、上記の実施形態で説明し
た暗号化ディジタルデータを復号化して著作物ディジタ
ルデータを再生する装置である。この暗号化ディジタル
データは、上述した暗号データ生成部101のファイル
手段104によりファイル化し書き込んだ挿抜可能なフ
ラッシュメモリなどの記録媒体にデータ記録されてお
り、この記録媒体を再生装置の読み出し装置に装着して
再生処理をおこなうことができる。
【0055】図4は、本発明のディジタルデータ再生装
置の構成を示すブロック図である。ディジタルデータ再
生装置401は、上記の暗号化ディジタルデータが記録
された記録媒体を読み取る読み取り手段402と、CP
Uなどからなり、読み取り手段402により記録媒体か
ら読み出した暗号化ディジタルデータから元の著作物デ
ィジタルデータを復号化処理する演算手段403と、演
算手段403による復号により得られる元の著作物ディ
ジタルデータを再生する再生手段404によって構成さ
れる。
置の構成を示すブロック図である。ディジタルデータ再
生装置401は、上記の暗号化ディジタルデータが記録
された記録媒体を読み取る読み取り手段402と、CP
Uなどからなり、読み取り手段402により記録媒体か
ら読み出した暗号化ディジタルデータから元の著作物デ
ィジタルデータを復号化処理する演算手段403と、演
算手段403による復号により得られる元の著作物ディ
ジタルデータを再生する再生手段404によって構成さ
れる。
【0056】図5は、本発明のディジタルデータ再生装
置によるディジタルデータ再生時のフローチャートであ
る。ディジタルデータ再生装置401の読み取り手段4
02は、記録媒体に記録されたファイルを読み出す(ス
テップS501)。つぎに、ファイル内の所定の箇所に
記載されている暗号アルゴリズムのインデックス値を読
み込む(ステップS502)。つぎに、読み出した暗号
アルゴリズムのインデックス値から決定される、暗号演
算式作成パラメータの記述されている箇所を参照して暗
号演算式作成パラメータを得る(ステップS503)。
これにより、暗号化ディジタルデータの復号化処理に必
要な情報を取得できる。
置によるディジタルデータ再生時のフローチャートであ
る。ディジタルデータ再生装置401の読み取り手段4
02は、記録媒体に記録されたファイルを読み出す(ス
テップS501)。つぎに、ファイル内の所定の箇所に
記載されている暗号アルゴリズムのインデックス値を読
み込む(ステップS502)。つぎに、読み出した暗号
アルゴリズムのインデックス値から決定される、暗号演
算式作成パラメータの記述されている箇所を参照して暗
号演算式作成パラメータを得る(ステップS503)。
これにより、暗号化ディジタルデータの復号化処理に必
要な情報を取得できる。
【0057】つぎに、これら取得した情報(暗号アルゴ
リズムのインデックス値、暗号演算式作成パラメータ)
に基づき復号演算式を作成する(ステップS504)。
この後、これら取得した情報と同一ファイルに格納され
ている暗号化ディジタルデータを復号演算式に基づいて
復号処理をおこなう(ステップS505)。これによ
り、暗号処理される前の著作物ディジタルデータを復元
することができ、再生手段404により、著作物ディジ
タルデータの形式に対応した再生がおこなえるようにな
る(ステップS506)。
リズムのインデックス値、暗号演算式作成パラメータ)
に基づき復号演算式を作成する(ステップS504)。
この後、これら取得した情報と同一ファイルに格納され
ている暗号化ディジタルデータを復号演算式に基づいて
復号処理をおこなう(ステップS505)。これによ
り、暗号処理される前の著作物ディジタルデータを復元
することができ、再生手段404により、著作物ディジ
タルデータの形式に対応した再生がおこなえるようにな
る(ステップS506)。
【0058】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4による暗号化ディジタルデータの復号化手順を示
すフローチャートである。同図において、実施の形態3
(図5記載)で説明した各処理と同一の処理内容には同
一の符号を附して説明を省略する。
形態4による暗号化ディジタルデータの復号化手順を示
すフローチャートである。同図において、実施の形態3
(図5記載)で説明した各処理と同一の処理内容には同
一の符号を附して説明を省略する。
【0059】この実施の形態4では、演算手段403
は、上記の復号処理中に、データ改ざんの有無を判断す
る手順を追加したものである。暗号化ディジタルデータ
には、任意の場所に、特定のデータ改ざん検出コードが
埋め込まれており、ステップS505の復号処理後に、
このデータ改ざん検出コードが検出されれば(ステップ
S601:Yes)、データ改ざんがなくデータ再生が
可能と判断して再生を続ける(ステップS602)。一
方、データ改ざん検出コードが検出されない場合には
(ステップS601:No)、データ改ざんの可能性が
あり、少なくともデータ再生エラーと判断して再生を中
止させる(ステップS603)。
は、上記の復号処理中に、データ改ざんの有無を判断す
る手順を追加したものである。暗号化ディジタルデータ
には、任意の場所に、特定のデータ改ざん検出コードが
埋め込まれており、ステップS505の復号処理後に、
このデータ改ざん検出コードが検出されれば(ステップ
S601:Yes)、データ改ざんがなくデータ再生が
可能と判断して再生を続ける(ステップS602)。一
方、データ改ざん検出コードが検出されない場合には
(ステップS601:No)、データ改ざんの可能性が
あり、少なくともデータ再生エラーと判断して再生を中
止させる(ステップS603)。
【0060】データ改ざん検出コードの検出の具体例
は、たとえば、特定の埋め込み場所、コードの個数、コ
ードの内容に完全一致すればデータ改ざんがないと判断
し、いずれかでも不一致時にはデータが改ざんされてい
ると判断する。
は、たとえば、特定の埋め込み場所、コードの個数、コ
ードの内容に完全一致すればデータ改ざんがないと判断
し、いずれかでも不一致時にはデータが改ざんされてい
ると判断する。
【0061】図6のフローチャートにおける復号化対象
の著作物ディジタルデータは、音楽データなど所定の再
生時間を有するディジタルデータの例を示すものであ
る。このようなデータ形式の場合には、暗号化ディジタ
ルデータ全ての再生が終了するまでの期間中は(ステッ
プS604:No)、上記ステップS505における復
号処理と、データ改ざんの検出処理を順次おこないなが
ら、ステップS501に復帰して暗号化ディジタルデー
タを継続的に読み込み処理することになる。そして、暗
号化ディジタルデータ全ての再生の終了(ステップS6
04:Yes)に基づき再生にかかる処理を終了する。
の著作物ディジタルデータは、音楽データなど所定の再
生時間を有するディジタルデータの例を示すものであ
る。このようなデータ形式の場合には、暗号化ディジタ
ルデータ全ての再生が終了するまでの期間中は(ステッ
プS604:No)、上記ステップS505における復
号処理と、データ改ざんの検出処理を順次おこないなが
ら、ステップS501に復帰して暗号化ディジタルデー
タを継続的に読み込み処理することになる。そして、暗
号化ディジタルデータ全ての再生の終了(ステップS6
04:Yes)に基づき再生にかかる処理を終了する。
【0062】本発明では、音楽配信などに特化した高度
な著作権保護方式ではなく、ディジタルデータ再生装置
用に作成された著作物ディジタルデータが不正に配布さ
れた場合に再生不能とするよう暗号処理することによ
り、著作物ディジタルデータを保護する構成のものであ
り、特にユーザーの使用環境や、開発コストに影響をお
よぼさずに実現できるようにしたものである。
な著作権保護方式ではなく、ディジタルデータ再生装置
用に作成された著作物ディジタルデータが不正に配布さ
れた場合に再生不能とするよう暗号処理することによ
り、著作物ディジタルデータを保護する構成のものであ
り、特にユーザーの使用環境や、開発コストに影響をお
よぼさずに実現できるようにしたものである。
【0063】そして、本発明のディジタルデータ暗号化
システムの各構成は、著作権ディジタルデータの暗号化
処理時に任意の暗号演算式を用いて暗号化ディジタルデ
ータを作成し、暗号化ディジタルデータを格納する同一
ファイルに暗号化演算に用いた暗号アルゴリズムのイン
デックス値、および暗号演算式作成パラメータをともに
格納する構成であるため、汎用のコンピュータ装置を用
いて著作権ディジタルデータの暗号化をOSなどに制約
を与えず容易におこなえるものである。
システムの各構成は、著作権ディジタルデータの暗号化
処理時に任意の暗号演算式を用いて暗号化ディジタルデ
ータを作成し、暗号化ディジタルデータを格納する同一
ファイルに暗号化演算に用いた暗号アルゴリズムのイン
デックス値、および暗号演算式作成パラメータをともに
格納する構成であるため、汎用のコンピュータ装置を用
いて著作権ディジタルデータの暗号化をOSなどに制約
を与えず容易におこなえるものである。
【0064】また、上記説明した本発明のディジタルデ
ータ再生装置の各構成は、フラッシュメモリなどの半導
体メモリを使用した音楽プレイヤーや、音楽再生機能を
有したディジタルカメラなどのディジタルデータ再生装
置に適用することができ、これら再生装置において再生
するディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。また、ディジタルデータ再生装置側では、暗号化デ
ィジタルデータに含まれる暗号アルゴリズムのインデッ
クス値、および暗号演算式作成パラメータに基づき復号
化演算を実行できるので、復号化のための特別な構成が
不要で装置コストを抑えてディジタルデータの著作権保
護を実現できるようになる。
ータ再生装置の各構成は、フラッシュメモリなどの半導
体メモリを使用した音楽プレイヤーや、音楽再生機能を
有したディジタルカメラなどのディジタルデータ再生装
置に適用することができ、これら再生装置において再生
するディジタルデータの著作権を保護できるようにな
る。また、ディジタルデータ再生装置側では、暗号化デ
ィジタルデータに含まれる暗号アルゴリズムのインデッ
クス値、および暗号演算式作成パラメータに基づき復号
化演算を実行できるので、復号化のための特別な構成が
不要で装置コストを抑えてディジタルデータの著作権保
護を実現できるようになる。
【0065】上記各実施の形態では、暗号化ディジタル
データをフラッシュメモリなどの記録媒体に格納し、こ
れを再生する構成を例に説明したが、これに限らず、コ
ンピュータ装置にて生成された暗号化ディジタルデータ
をディジタルデータ再生装置に転送する構成としては、
これらコンピュータ装置とディジタルデータ再生装置と
の間を所定のデータ伝送形式でコネクタおよびケーブル
を用いた接続で伝送する構成や、インターネットなどの
ネットワークを介して伝送する構成とすることができ、
この場合においても上記同様の作用効果を得ることがで
きる。
データをフラッシュメモリなどの記録媒体に格納し、こ
れを再生する構成を例に説明したが、これに限らず、コ
ンピュータ装置にて生成された暗号化ディジタルデータ
をディジタルデータ再生装置に転送する構成としては、
これらコンピュータ装置とディジタルデータ再生装置と
の間を所定のデータ伝送形式でコネクタおよびケーブル
を用いた接続で伝送する構成や、インターネットなどの
ネットワークを介して伝送する構成とすることができ、
この場合においても上記同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0066】なお、本実施の形態で説明したディジタル
データの暗号化方法は、あらかじめ用意された暗号化の
プログラムを汎用のコンピュータ装置で実行することに
より実現することができる。このプログラムは、ハード
ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−R
OM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能
な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体
から読み出されることによって実行される。またこのプ
ログラムは、上記記録媒体を介して、インターネットな
どのネットワークを介して配布することができる。ま
た、暗号化ディジタルデータの復号化についても、ディ
ジタルデータ再生装置に適用するのみならず、復号化の
プログラムを汎用のコンピュータ装置で実行することに
より実現することができる。
データの暗号化方法は、あらかじめ用意された暗号化の
プログラムを汎用のコンピュータ装置で実行することに
より実現することができる。このプログラムは、ハード
ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−R
OM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能
な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体
から読み出されることによって実行される。またこのプ
ログラムは、上記記録媒体を介して、インターネットな
どのネットワークを介して配布することができる。ま
た、暗号化ディジタルデータの復号化についても、ディ
ジタルデータ再生装置に適用するのみならず、復号化の
プログラムを汎用のコンピュータ装置で実行することに
より実現することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、入力されたディジタルデータを所定の暗
号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに基づ
き決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理をおこ
なう演算手段と、前記暗号化されたディジタルデータと
ともに、暗号処理に用いた暗号アルゴリズムを一意に決
定可能なインデックス値と暗号演算式作成パラメータ
を、同一のファイルに作成出力するファイル手段とを備
えたので、著作物などのディジタルデータの暗号化によ
って、不正な配布を防止してディジタルデータの著作権
を保護できるようになる。また、暗号化に使用する暗号
アルゴリズムと、暗号演算式作成パラメータを同一のフ
ァイル内に記述するため、復号を容易におこなう復号に
かかる構成を簡単に構成できる。この著作権保護は、パ
ーソナルコンピュータなどの使用条件に制約をおよぼす
ことなく実現できるという効果を奏する。
発明によれば、入力されたディジタルデータを所定の暗
号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに基づ
き決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理をおこ
なう演算手段と、前記暗号化されたディジタルデータと
ともに、暗号処理に用いた暗号アルゴリズムを一意に決
定可能なインデックス値と暗号演算式作成パラメータ
を、同一のファイルに作成出力するファイル手段とを備
えたので、著作物などのディジタルデータの暗号化によ
って、不正な配布を防止してディジタルデータの著作権
を保護できるようになる。また、暗号化に使用する暗号
アルゴリズムと、暗号演算式作成パラメータを同一のフ
ァイル内に記述するため、復号を容易におこなう復号に
かかる構成を簡単に構成できる。この著作権保護は、パ
ーソナルコンピュータなどの使用条件に制約をおよぼす
ことなく実現できるという効果を奏する。
【0068】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、実際の暗号化に使用する
暗号アルゴリズムがあらかじめ複数設定登録された設定
手段を備え、前記暗号処理時に所定の暗号アルゴリズム
が選択可能としたので、複数の暗号アルゴリズムから、
実際に暗号化に使用する暗号アルゴリズムを複数の中か
ら選択可能であるため、暗号化のルールを複雑化でき、
暗号化ディジタルデータの解読の可能性を低減化できる
という効果を奏する。
求項1に記載の発明において、実際の暗号化に使用する
暗号アルゴリズムがあらかじめ複数設定登録された設定
手段を備え、前記暗号処理時に所定の暗号アルゴリズム
が選択可能としたので、複数の暗号アルゴリズムから、
実際に暗号化に使用する暗号アルゴリズムを複数の中か
ら選択可能であるため、暗号化のルールを複雑化でき、
暗号化ディジタルデータの解読の可能性を低減化できる
という効果を奏する。
【0069】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記演算手段は、前記暗
号処理時に、あらかじめ用意された複数の暗号アルゴリ
ズムおよび暗号演算式作成パラメータの中から実際の暗
号化に使用する暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータを選択し、該選択した暗号アルゴリズムおよ
び暗号演算式作成パラメータを用いて、暗号処理をおこ
なうので、複数の暗号アルゴリズムから、実際に暗号化
に使用する暗号アルゴリズムを複数から選択可能であ
り、複数ディジタルデータの暗号化をおこなう場合に、
暗号アルゴリズムと暗号演算式作成パラメータを変化さ
せることによって、暗号化のルールをより複雑化でき、
暗号化ディジタルデータの解読の可能性をより低減化で
きるという効果を奏する。
求項1に記載の発明において、前記演算手段は、前記暗
号処理時に、あらかじめ用意された複数の暗号アルゴリ
ズムおよび暗号演算式作成パラメータの中から実際の暗
号化に使用する暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータを選択し、該選択した暗号アルゴリズムおよ
び暗号演算式作成パラメータを用いて、暗号処理をおこ
なうので、複数の暗号アルゴリズムから、実際に暗号化
に使用する暗号アルゴリズムを複数から選択可能であ
り、複数ディジタルデータの暗号化をおこなう場合に、
暗号アルゴリズムと暗号演算式作成パラメータを変化さ
せることによって、暗号化のルールをより複雑化でき、
暗号化ディジタルデータの解読の可能性をより低減化で
きるという効果を奏する。
【0070】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記
演算手段は、前記暗号アルゴリズムに基づきディジタル
データの任意の場所に特定のデータ改ざん検出コードを
埋め込み暗号処理を実行するので、暗号化されたディジ
タルデータに対する改ざんの有無を検出でき、ディジタ
ルデータが正規のものであるか不正改ざんされたもので
あるかを判断できるという効果を奏する。
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記
演算手段は、前記暗号アルゴリズムに基づきディジタル
データの任意の場所に特定のデータ改ざん検出コードを
埋め込み暗号処理を実行するので、暗号化されたディジ
タルデータに対する改ざんの有無を検出でき、ディジタ
ルデータが正規のものであるか不正改ざんされたもので
あるかを判断できるという効果を奏する。
【0071】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記
演算手段は、前記暗号化ディジタルデータと同一ファイ
ルに格納する暗号アルゴリズムのインデックス値および
暗号演算式作成パラメータの記載箇所を容易に特定でき
ない状態となるようデータ変更を施すので、暗号ディジ
タルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算パラメータを隠
匿することができ、暗号演算式が不正に解読されること
を防止できるという効果を奏する。
求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記
演算手段は、前記暗号化ディジタルデータと同一ファイ
ルに格納する暗号アルゴリズムのインデックス値および
暗号演算式作成パラメータの記載箇所を容易に特定でき
ない状態となるようデータ変更を施すので、暗号ディジ
タルデータと同一ファイル内に記述された、暗号アルゴ
リズムのインデックス値および暗号演算パラメータを隠
匿することができ、暗号演算式が不正に解読されること
を防止できるという効果を奏する。
【0072】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項1〜5のいずれか一つに記載のディジタルデータ暗
号システムにより生成された暗号化ディジタルデータか
ら著作物ディジタルデータを復号、再生するディジタル
データ再生装置であって、前記暗号化されたディジタル
データを取り込む読み取り手段と、前記暗号化されたデ
ィジタルデータと同一ファイル内に記載された暗号アル
ゴリズムのインデックス値、および暗号演算式作成パラ
メータに基づく暗号演算式を決定し、その演算式にした
がって前記暗号化されたディジタルデータの復号処理を
おこなう演算手段と、前記復号化により再現された元の
ディジタルデータを再生出力する再生手段と、を備えた
ので、再生装置で再生することを目的に作成され暗号化
されたディジタルデータは、同一ファイル内の暗号アル
ゴリズムのインデックス値、および暗号演算式作成パラ
メータに基づく暗号演算式を用いて復号処理され、暗号
処理と対になる復号処理によってのみディジタルデータ
を再生することができるようになり、作成したデータを
不正に配布した場合にはこの再生装置やパーソナルコン
ピュータなどでの再生を不可にでき、ディジタルデータ
の著作権を保護できる。この著作権保護は、ディジタル
データ再生装置のコストに影響を与えずに実現できると
いう効果を奏する。
求項1〜5のいずれか一つに記載のディジタルデータ暗
号システムにより生成された暗号化ディジタルデータか
ら著作物ディジタルデータを復号、再生するディジタル
データ再生装置であって、前記暗号化されたディジタル
データを取り込む読み取り手段と、前記暗号化されたデ
ィジタルデータと同一ファイル内に記載された暗号アル
ゴリズムのインデックス値、および暗号演算式作成パラ
メータに基づく暗号演算式を決定し、その演算式にした
がって前記暗号化されたディジタルデータの復号処理を
おこなう演算手段と、前記復号化により再現された元の
ディジタルデータを再生出力する再生手段と、を備えた
ので、再生装置で再生することを目的に作成され暗号化
されたディジタルデータは、同一ファイル内の暗号アル
ゴリズムのインデックス値、および暗号演算式作成パラ
メータに基づく暗号演算式を用いて復号処理され、暗号
処理と対になる復号処理によってのみディジタルデータ
を再生することができるようになり、作成したデータを
不正に配布した場合にはこの再生装置やパーソナルコン
ピュータなどでの再生を不可にでき、ディジタルデータ
の著作権を保護できる。この著作権保護は、ディジタル
データ再生装置のコストに影響を与えずに実現できると
いう効果を奏する。
【0073】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項6に記載の発明において、前記演算手段は、前記暗
号化ディジタルデータの任意の場所に埋め込まれた特定
のデータ改ざん検出コードの検出の有無に基づき、ディ
ジタルデータの改ざんの有無を判断し、不正改ざんと判
断した場合には、再生しないので、暗号化されたディジ
タルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コードの検
出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検出するこ
とができ、この場合ディジタルデータの再生をおこなわ
ないため不正な復号による再生を不可能にでき、ディジ
タルデータの著作権を保護できるという効果を奏する。
求項6に記載の発明において、前記演算手段は、前記暗
号化ディジタルデータの任意の場所に埋め込まれた特定
のデータ改ざん検出コードの検出の有無に基づき、ディ
ジタルデータの改ざんの有無を判断し、不正改ざんと判
断した場合には、再生しないので、暗号化されたディジ
タルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コードの検
出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検出するこ
とができ、この場合ディジタルデータの再生をおこなわ
ないため不正な復号による再生を不可能にでき、ディジ
タルデータの著作権を保護できるという効果を奏する。
【0074】また、請求項8に記載の発明によれば、入
力されたディジタルデータを所定の暗号アルゴリズムお
よび暗号演算式作成パラメータに基づき決定される暗号
演算式にしたがって、暗号処理をおこなう演算工程と、
前記暗号化されたディジタルデータとともに、暗号処理
に用いた暗号アルゴリズムを一意に決定可能なインデッ
クス値と暗号演算式作成パラメータを、同一のファイル
に作成出力するファイル工程と、を含んだので、著作物
などのディジタルデータを、簡単な手順で暗号化でき、
不正な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護
できるようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル
内に記述するため、復号を容易におこなえるという効果
を奏する。
力されたディジタルデータを所定の暗号アルゴリズムお
よび暗号演算式作成パラメータに基づき決定される暗号
演算式にしたがって、暗号処理をおこなう演算工程と、
前記暗号化されたディジタルデータとともに、暗号処理
に用いた暗号アルゴリズムを一意に決定可能なインデッ
クス値と暗号演算式作成パラメータを、同一のファイル
に作成出力するファイル工程と、を含んだので、著作物
などのディジタルデータを、簡単な手順で暗号化でき、
不正な配布を防止してディジタルデータの著作権を保護
できるようになる。また、暗号化に使用する暗号アルゴ
リズムと、暗号演算式作成パラメータを同一のファイル
内に記述するため、復号を容易におこなえるという効果
を奏する。
【0075】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項8に記載の発明において、前記演算工程は、あらか
じめ用意された複数の暗号アルゴリズムおよび暗号演算
式作成パラメータの中から実際の暗号化に使用する暗号
アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータを選択
し、該選択した暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータを用いて、暗号処理をおこなうので、複数の
暗号アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号ア
ルゴリズムを複数から選択可能であり、複数ディジタル
データの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと
暗号演算式作成パラメータを変化させることによって、
暗号化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデ
ータの解読の可能性をより低減化できるという効果を奏
する。
求項8に記載の発明において、前記演算工程は、あらか
じめ用意された複数の暗号アルゴリズムおよび暗号演算
式作成パラメータの中から実際の暗号化に使用する暗号
アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータを選択
し、該選択した暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成
パラメータを用いて、暗号処理をおこなうので、複数の
暗号アルゴリズムから、実際に暗号化に使用する暗号ア
ルゴリズムを複数から選択可能であり、複数ディジタル
データの暗号化をおこなう場合に、暗号アルゴリズムと
暗号演算式作成パラメータを変化させることによって、
暗号化のルールをより複雑化でき、暗号化ディジタルデ
ータの解読の可能性をより低減化できるという効果を奏
する。
【0076】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項8,9のいずれか一つに記載の発明において、前
記演算工程は、前記暗号アルゴリズムに基づきディジタ
ルデータの任意の場所に特定のデータ改ざん検出コード
を埋め込み暗号処理を実行するので、データ改ざん検出
コードに基づき暗号化されたディジタルデータに対する
改ざんの有無が検出でき、ディジタルデータが正規のも
のであるか不正改ざんされたものであるかを判断できる
という効果を奏する。
請求項8,9のいずれか一つに記載の発明において、前
記演算工程は、前記暗号アルゴリズムに基づきディジタ
ルデータの任意の場所に特定のデータ改ざん検出コード
を埋め込み暗号処理を実行するので、データ改ざん検出
コードに基づき暗号化されたディジタルデータに対する
改ざんの有無が検出でき、ディジタルデータが正規のも
のであるか不正改ざんされたものであるかを判断できる
という効果を奏する。
【0077】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項8〜10のいずれか一つに記載の発明において、
前記演算工程は、前記暗号化ディジタルデータと同一フ
ァイルに格納する暗号アルゴリズムのインデックス値お
よび暗号演算式作成パラメータの記載箇所を容易に特定
できない状態となるようデータ変更を施すので、暗号デ
ィジタルデータと同一ファイル内に記述された、暗号ア
ルゴリズムのインデックス値および暗号演算パラメータ
を隠匿することができ、暗号演算式が不正に解読される
ことを防止できるという効果を奏する。
請求項8〜10のいずれか一つに記載の発明において、
前記演算工程は、前記暗号化ディジタルデータと同一フ
ァイルに格納する暗号アルゴリズムのインデックス値お
よび暗号演算式作成パラメータの記載箇所を容易に特定
できない状態となるようデータ変更を施すので、暗号デ
ィジタルデータと同一ファイル内に記述された、暗号ア
ルゴリズムのインデックス値および暗号演算パラメータ
を隠匿することができ、暗号演算式が不正に解読される
ことを防止できるという効果を奏する。
【0078】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項8〜10のいずれかのディジタルデータ暗号方法
により生成された暗号化ディジタルデータから著作物デ
ィジタルデータを復号、再生するディジタルデータ再生
方法であって、前記暗号化されたディジタルデータを取
り込む読み取り工程と、前記暗号化されたディジタルデ
ータと同一ファイル内に記載された暗号アルゴリズムの
インデックス値、および暗号演算式作成パラメータに基
づく暗号演算式を決定し、その演算式にしたがって前記
暗号化されたディジタルデータの復号処理をおこなう演
算工程と、前記復号化により再現された元のディジタル
データを再生出力する再生工程と、を含むので、再生装
置で再生することを目的に作成され暗号化されたディジ
タルデータは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのイ
ンデックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づ
く暗号演算式を用いて復号処理され、暗号処理と対にな
る復号処理によってのみディジタルデータを再生するこ
とができるようになり、作成したデータを不正に配布し
た場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータなど
での再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権を保
護できるという効果を奏する。
請求項8〜10のいずれかのディジタルデータ暗号方法
により生成された暗号化ディジタルデータから著作物デ
ィジタルデータを復号、再生するディジタルデータ再生
方法であって、前記暗号化されたディジタルデータを取
り込む読み取り工程と、前記暗号化されたディジタルデ
ータと同一ファイル内に記載された暗号アルゴリズムの
インデックス値、および暗号演算式作成パラメータに基
づく暗号演算式を決定し、その演算式にしたがって前記
暗号化されたディジタルデータの復号処理をおこなう演
算工程と、前記復号化により再現された元のディジタル
データを再生出力する再生工程と、を含むので、再生装
置で再生することを目的に作成され暗号化されたディジ
タルデータは、同一ファイル内の暗号アルゴリズムのイ
ンデックス値、および暗号演算式作成パラメータに基づ
く暗号演算式を用いて復号処理され、暗号処理と対にな
る復号処理によってのみディジタルデータを再生するこ
とができるようになり、作成したデータを不正に配布し
た場合にはこの再生装置やパーソナルコンピュータなど
での再生を不可にでき、ディジタルデータの著作権を保
護できるという効果を奏する。
【0079】また、請求項13に記載の発明によれば、
請求項12に記載の発明において、前記演算工程は、前
記暗号化ディジタルデータの任意の場所に埋め込まれた
特定のデータ改ざん検出コードの検出の有無に基づき、
ディジタルデータの改ざんの有無を判断し、不正改ざん
と判断した場合には、再生しないので、暗号化されたデ
ィジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コード
の検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検出す
ることができ、この場合ディジタルデータの再生をおこ
なわないため不正な復号による再生を不可能にでき、デ
ィジタルデータの著作権を保護できるという効果を奏す
る。
請求項12に記載の発明において、前記演算工程は、前
記暗号化ディジタルデータの任意の場所に埋め込まれた
特定のデータ改ざん検出コードの検出の有無に基づき、
ディジタルデータの改ざんの有無を判断し、不正改ざん
と判断した場合には、再生しないので、暗号化されたデ
ィジタルデータに埋め込まれたデータ改ざん検出コード
の検出の有無でディジタルデータの不正改ざんを検出す
ることができ、この場合ディジタルデータの再生をおこ
なわないため不正な復号による再生を不可能にでき、デ
ィジタルデータの著作権を保護できるという効果を奏す
る。
【0080】また、請求項14に記載の発明によれば、
請求項8〜13のいずれか一つに記載された方法をコン
ピュータに実行させるので、コンピュータを用いてディ
ジタルデータの暗号処理、および復号再生処理を実行で
きるという効果を奏する。
請求項8〜13のいずれか一つに記載された方法をコン
ピュータに実行させるので、コンピュータを用いてディ
ジタルデータの暗号処理、および復号再生処理を実行で
きるという効果を奏する。
【図1】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ暗号システムの構成を示すブロック図である。
ータ暗号システムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ暗号システムによる暗号処理を示すフローチャート
である。
ータ暗号システムによる暗号処理を示すフローチャート
である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ暗号システムによる他の暗号処理を示すフローチャ
ートである。
ータ暗号システムによる他の暗号処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ再生装置の構成を示すブロック図である。
ータ再生装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ再生装置による復号処理を示すフローチャートであ
る。
ータ再生装置による復号処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】この発明の本実施の形態にかかるディジタルデ
ータ再生装置による復号処理を示すフローチャートであ
る。
ータ再生装置による復号処理を示すフローチャートであ
る。
101 暗号データ生成部 102 入力手段 103 演算手段 104 ファイル手段 105 設定手段 401 ディジタルデータ再生装置 402 読み取り手段 403 演算手段 404 再生手段
Claims (14)
- 【請求項1】 入力されたディジタルデータを所定の暗
号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに基づ
き決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理をおこ
なう演算手段と、 前記暗号化されたディジタルデータとともに、暗号処理
に用いた暗号アルゴリズムを一意に決定可能なインデッ
クス値と暗号演算式作成パラメータを、同一のファイル
に作成出力するファイル手段と、 を備えたことを特徴とするディジタルデータ暗号システ
ム。 - 【請求項2】 実際の暗号化に使用する暗号アルゴリズ
ムがあらかじめ複数設定登録された設定手段を備え、 前記暗号処理時に所定の暗号アルゴリズムが選択可能な
ことを特徴とする請求項1に記載のディジタルデータ暗
号システム。 - 【請求項3】 前記演算手段は、前記暗号処理時に、あ
らかじめ用意された複数の暗号アルゴリズムおよび暗号
演算式作成パラメータの中から実際の暗号化に使用する
暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータを選
択し、該選択した暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作
成パラメータを用いて、暗号処理をおこなうことを特徴
とする請求項1に記載のディジタルデータ暗号システ
ム。 - 【請求項4】 前記演算手段は、前記暗号アルゴリズム
に基づきディジタルデータの任意の場所に特定のデータ
改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行することに
より、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能なこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のディ
ジタルデータ暗号システム。 - 【請求項5】 前記ファイル手段は、前記暗号化ディジ
タルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴリズム
のインデックス値および暗号演算式作成パラメータの記
載箇所を容易に特定できない状態となるようデータ変更
を施すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに
記載のディジタルデータ暗号システム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかのディジタルデ
ータ暗号システムにより生成された暗号化ディジタルデ
ータから著作物ディジタルデータを復号、再生するディ
ジタルデータ再生装置であって、 前記暗号化されたディジタルデータを取り込む読み取り
手段と、 前記暗号化されたディジタルデータと同一ファイル内に
記載された暗号アルゴリズムのインデックス値、および
暗号演算式作成パラメータに基づく暗号演算式を決定
し、その演算式にしたがって前記暗号化されたディジタ
ルデータの復号処理をおこなう演算手段と、 前記復号化により再現された元のディジタルデータを再
生出力する再生手段と、 を備えたことを特徴とするディジタルデータ再生装置。 - 【請求項7】 前記演算手段は、前記暗号化ディジタル
データの任意の場所に埋め込まれた特定のデータ改ざん
検出コードの検出の有無に基づき、ディジタルデータの
改ざんの有無を判断し、不正改ざんと判断した場合に
は、再生しないことを特徴とする請求項6に記載のディ
ジタルデータ再生装置。 - 【請求項8】 入力されたディジタルデータを所定の暗
号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータに基づ
き決定される暗号演算式にしたがって、暗号処理をおこ
なう演算工程と、 前記暗号化されたディジタルデータとともに、暗号処理
に用いた暗号アルゴリズムを一意に決定可能なインデッ
クス値と暗号演算式作成パラメータを、同一のファイル
に作成出力するファイル工程と、 を含んだことを特徴とするディジタルデータ暗号方法。 - 【請求項9】 前記演算工程は、あらかじめ用意された
複数の暗号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメー
タの中から実際の暗号化に使用する暗号アルゴリズムお
よび暗号演算式作成パラメータを選択し、該選択した暗
号アルゴリズムおよび暗号演算式作成パラメータを用い
て、暗号処理をおこなうことを特徴とする請求項8に記
載のディジタルデータ暗号方法。 - 【請求項10】 前記演算工程は、前記暗号アルゴリズ
ムに基づきディジタルデータの任意の場所に特定のデー
タ改ざん検出コードを埋め込み暗号処理を実行すること
により、ディジタルデータの不正改ざんを検出可能なこ
とを特徴とする請求項8,9のいずれか一つに記載のデ
ィジタルデータ暗号方法。 - 【請求項11】 前記演算工程は、前記暗号化ディジタ
ルデータと同一ファイルに格納する暗号アルゴリズムの
インデックス値および暗号演算式作成パラメータの記載
箇所を容易に特定できない状態となるようデータ変更を
施すことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一つに
記載のディジタルデータ暗号方法。 - 【請求項12】 請求項8〜10のいずれかのディジタ
ルデータ暗号方法により生成された暗号化ディジタルデ
ータから著作物ディジタルデータを復号、再生するディ
ジタルデータ再生方法であって、 前記暗号化されたディジタルデータを取り込む読み取り
工程と、 前記暗号化されたディジタルデータと同一ファイル内に
記載された暗号アルゴリズムのインデックス値、および
暗号演算式作成パラメータに基づく暗号演算式を決定
し、その演算式にしたがって前記暗号化されたディジタ
ルデータの復号処理をおこなう演算工程と、 前記復号化により再現された元のディジタルデータを再
生出力する再生工程と、 を含むことを特徴とするディジタルデータ再生方法。 - 【請求項13】 前記演算工程は、前記暗号化ディジタ
ルデータの任意の場所に埋め込まれた特定のデータ改ざ
ん検出コードの検出の有無に基づき、ディジタルデータ
の改ざんの有無を判断し、不正改ざんと判断した場合に
は、再生しないことを特徴とする請求項12に記載のデ
ィジタルデータ再生方法。 - 【請求項14】 前記請求項8〜13のいずれか一つに
記載された方法をコンピュータに実行させることを特徴
とするプログラム。
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