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JP2002339941A - 制御ケーブルの保護外装のセミオートマチック長さ調節装置 - Google Patents

制御ケーブルの保護外装のセミオートマチック長さ調節装置

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Publication number
JP2002339941A
JP2002339941A JP2002042324A JP2002042324A JP2002339941A JP 2002339941 A JP2002339941 A JP 2002339941A JP 2002042324 A JP2002042324 A JP 2002042324A JP 2002042324 A JP2002042324 A JP 2002042324A JP 2002339941 A JP2002339941 A JP 2002339941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath tube
translation
sheath
main body
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002042324A
Other languages
English (en)
Inventor
Salvatore Melis
サルバトール・メリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SILA HOLDING INDUSTRIAL
Original Assignee
SILA HOLDING INDUSTRIAL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR0102289A external-priority patent/FR2821133A1/fr
Application filed by SILA HOLDING INDUSTRIAL filed Critical SILA HOLDING INDUSTRIAL
Publication of JP2002339941A publication Critical patent/JP2002339941A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/22Adjusting; Compensating length
    • F16C1/226Adjusting; Compensating length by adjusting the effective length of the sheathing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い場所でも容易に使用可能であり、構成部
品数を制限した、安価でコンパクトな制御ケーブル保護
外装の長さ調節装置を提供する。 【解決手段】 制御ケーブル3の保護外装2の長さ調節
装置が、制御ケーブル3を通すために両端が開いた中空
の本体4と、軸X−X’の延長線上にあって、制御ケー
ブル3を通すために両端が開いており、保護外装2の一
端を収容する溝7を一端に備え、最大伸張位置Emax
と収縮位置Rとの間で軸X−X’に平行に軸回転移動お
よび軸方向の並進移動を行うように本体4に取り付けら
れた中空の鞘管6と、本体4と鞘管6との間に介在して
鞘管6を伸張位置に置くばね10と、本体4に対する鞘
管6の軸回転運動によって、ブロック解除状態D、いわ
ゆる並進自在状態からブロック状態Bに移行可能な鞘管
の並進ブロッキング手段15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、保護外装
の内部で並進移動する柔軟なケーブル、いわゆる制御ケ
ーブルを含む、ケーブル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなケーブル制御装置は、ドアま
たはトランクの開閉制御あるいは、シフトレバーまたは
ペダルから送られる命令の伝達を行うために、特に自動
車分野のような多数の分野で使用されている。
【0003】制御ケーブルは、大抵が、制御部品のレバ
ーに作用するためのループ(boule)またはストッパを
一端に含み、ケーブルの動作の精度は、ケーブルに対す
る外装の相対的な長さによって決まる。そのため、外装
が短すぎると、制御レバーの運動の振幅全体に作用を及
ぼすことができず、外装が長すぎると、制御ケーブルが
移動しても制御部品に作用を及ぼさない、いわゆる非作
動範囲を多く残すおそれがある。
【0004】従って、外装の長さまたはケーブルの自在
な長さを制御装置の使用条件に応じて調節できるように
する手段が必要である。
【0005】こうした調節の必要性に応えるために、仏
国特許出願第2689189号が提案した制御ケーブル
の保護外装の長さ調節装置は、軸X−X’の延長線上で
軸方向に並進移動する中空の鞘管がこの本体を通る、中
空の本体を含む。制御ケーブルは、この鞘管を通り、鞘
管は、一端にケーブル保護外装の一端を収容する溝を有
する。装置はまた、本体と鞘管との間に配置されて、本
体に対して鞘管を伸張位置に置くばねを含む。装置は、
さらに、鞘管が通る鍵穴状の開口部を備えたキーからな
る、鞘菅の並進ブロッキング手段を含む。並進ブロッキ
ング手段はまた、鞘管の外壁に設けられた一連の溝を含
む。
【0006】装置をブロックするには、鞘管の軸X−
X’に垂直にキーを並進して、鞘管の溝に鍵穴状開口部
の狭い部分を係合し、これによって、鞘管と本体とのあ
らゆる相対的な並進運動を回避する。
【0007】この装置は、実際、セミオートマチック式
に外装の長さまたはケーブルの自在な長さを調節するこ
とができる。しかしながら、装置全体の外形寸法を増す
ブロッキングキーを介在させるという欠点を有し、その
操作は、装置の利用対象となるアクセスの難しい狭い場
所では、必ずしも容易ではない。
【0008】しかも、ブロッキングキーを使用すると、
調節装置の製造コストを上げる要因になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、外形寸法が小
さく、狭い場所でも容易に使用可能であり、製造コスト
を安くするために限られた数の構成要素を備えた、新し
い制御ケーブルの保護外装の長さ調節装置が必要であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、制御ケーブルの保護外装の長さ調節装置
に関し、この装置は、制御ケーブルを通すために両端が
開いた中空の本体と、軸X−X’の延長線上にあって、
制御ケーブルを通すために両端が開いており、保護外装
の一端を収容する溝を一端に備え、最大伸張位置と収縮
位置との間で軸回転移動および軸方向の並進移動を行う
ように本体に取り付けられた中空の鞘管と、本体と鞘管
との間に介在して鞘管を伸張位置に置くばねと、鞘管の
軸回転運動により、ブロック解除状態、いわゆる並進自
在状態からブロック状態に移行可能である鞘管の並進ブ
ロッキング手段とを含む。
【0011】好適には、並進ブロッキング手段が可逆的
である。
【0012】並進ブロッキング手段は、あらゆる適切な
方法で構成可能であり、好適には、鞘管または本体の二
つの要素のうちの一方に設けられた少なくとも一つのラ
ックと、前記要素のうちの他方に設けられて前記ラック
と協働するように構成された少なくとも一つの歯とを含
む。
【0013】本発明の別の実施形態によれば、並進ブロ
ッキング手段は、本体の内壁の一部に設けられた少なく
とも一つのラックと、鞘管の外壁の一部に設けられた少
なくとも一つの別のラックとを含み、鞘管のラックが、
本体のラックと協働することにより、本体に対して鞘菅
を並進ブロックするように構成される。
【0014】必ずしも必要というわけではないが、本発
明の特徴によれば、ブロック解除状態Dからブロック状
態Bへの移行時に、鞘管の軸方向の並進移動を行うよう
に並進ブロッキング手段を構成する。この場合、このよ
うに所定値だけ軸方向移動することは、収縮移動または
伸張移動に対応する。本発明のこの有利な特徴により、
伸張移動の場合、制御ケーブルをある程度操作した後で
圧縮により短くなった保護外装の長さを補正するよう
に、保護外装の圧縮抑制作用を及ぼすことができる。反
対に、収縮移動の場合、こうした移動値は、たとえば制
御ケーブルに与える機能上の遊びに相当する。
【0015】好適には、本体に対して鞘管を四分の一回
転することにより、ブロック解除状態からブロック状態
に移行するように並進ブロッキング手段を構成する。
【0016】本発明の別の特徴によれば、調節装置は、
少なくとも並進ブロック位置で、本体に対して鞘管の軸
回転運動をロックする手段を含む。好適には、これらの
回転ロック手段が可逆的である。
【0017】回転ロック手段は、あらゆる適切な方法で
構成することができ、好適には、本体の外壁に設けられ
た、軸X−X’にほぼ平行な少なくとも一つの溝と、鞘
管の一端から本体の外部に延びるステーとを含み、この
ステーは、鞘管が並進ブロック位置にあるとき、本体に
対して鞘管が回転しないように溝と協働するピンを含
む。
【0018】本発明による調節装置を適切に使用するた
めに、この装置はまた、本体に対して鞘管の伸張が所定
値以下または所定値以上である時、鞘管のあらゆる並進
ロックを妨げる制御手段を含むことができる。
【0019】好適には、鞘管の伸張が所定値の範囲にな
いとき、並進自在位置からの鞘管のあらゆる回転を妨げ
るように制御手段を構成する。
【0020】好適な実施形態では、回転ロック手段が、
軸X−X’にほぼ平行で、本体の外壁に設けられた少な
くとも一つの溝と、鞘管の一端から本体の外部に延びる
ステーとを含み、このステーは、鞘管が並進ブロック位
置にあるとき、本体に対して鞘管の回転を妨げるように
溝に係合するピンを含む。
【0021】回転ロック手段は、不適切な調節位置で装
置をロックしないようにするために、軸X−X’にほぼ
平行で、本体の外壁に設けられ、鞘管の並進自在位置で
ステーのピンが係合される第二の溝と、第二の溝の両側
でこの溝の一端に設けられ、溝の外にピンが出ないよう
にするストッパ手段とを含み、このストッパ手段は、鞘
管の回転をブロックし、ピンがストッパ手段の間にくる
ように鞘管を伸張した場合、鞘管の並進をロックしない
ようにする。
【0022】かくして、第二の溝およびストッパ手段
が、本体に対して鞘管の伸張を適正に調節する制御手段
を構成する。
【0023】本発明の様々な別の特徴は、本発明による
調節装置の限定的ではない実施形態を示す、添付図面に
関してなされた以下の説明から明らかになるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】図1から分かるように、本発明に
よる制御ケーブル3の保護外装2の長さ調節装置を参照
符号1により全体として示し、この装置は、制御ケーブ
ル3を通すために両端が開いた細長い形状の中空の本体
4を含む。
【0025】図示された例によれば、図2が示すよう
に、本体4は、軸X−X’を中心とするほぼ円筒形の形
状を有する。もちろん、本体4は、その機能に合った他
のあらゆる形状をとってもよい。本体4は、鞘管6を収
容するチャンバ5を画定する。鞘管6もまた、本体4と
同様に、軸X−X’を中心とする細長い形状を取る。
【0026】必ずしも必要というわけではないが、好適
には、鞘管6およびチャンバ5は、双方とも軸X−X’
を中心とするほぼ回転円筒形の形状を有する。鞘管6
は、チャンバ5内で、軸X−X’に平行な並進移動を行
うとともに、この軸X−X’を中心とした、それ自体の
回転運動を行う。鞘管6は、この場合、図1、図3に示
した最大伸張位置Emaxと、鞘管6がほぼ全体として
本体4内に引っ込んだ図4に示した収縮位置Rとの間で
並進移動する。
【0027】鞘管6は、制御ケーブル3を通せるように
中空で両端が開いている。さらに、鞘管6は、本体4に
配置されない端に、ケーブル3の保護外装2の一端を収
容する溝7を含む。溝7は、好適には外装2の端の形状
に係合する形状を有し、外装2を溝7に弾性的にブロッ
ク可能である。このため、図示された例によれば、溝7
は、図5から分かるようにほぼ三角形の横断面を有す
る。もちろん、溝7は、他のあらゆる形状にしてもよ
く、たとえばほぼ円形の横断面にすることもできる。
【0028】本発明による調節装置1は、本体4と鞘管
6との間に、好適にはコイルばね10を介在させ、本体
4に対して鞘管6を最大伸張位置Emaxに置く。かく
して、ばね10は、鞘管6を通す端の反対側で、チャン
バ5内に設けられたショルダ11により支持される。図
示された例によれば、ショルダ11は、ばね10が係合
されるフランジ12を画定する。一方で、ばね10は、
ショルダ11の反対側にある鞘管6で支持される。図示
された例によれば、ばね10は、鞘管6内に設けられた
係合する形状の溝13に係合される。
【0029】従ってばね10の圧縮を増減することによ
り、本体2に対して鞘管5の伸張を変えることができ
る。しかしながら、圧縮応力を解放すると、ばね10
は、最大伸張位置Emaxに鞘管6を戻す傾向がある。
所定の伸張で本体4に対して鞘管6を固定できるように
するために、調節装置1は、さらに、本体4に対して鞘
管6の並進をブロックする手段15を含む。本発明の主
な特徴によれば、並進ブロッキング手段15は、本体4
に対して鞘管6を単に軸方向に回転運動させることによ
り、ブロック解除状態D、いわゆる並進自在状態から、
あらゆる並進を禁ずるブロック状態Bに移行する。
【0030】図示された例によれば、並進ブロッキング
手段15は、特に図5に示したように、鞘管6の位置
に、鞘管6の外壁の一部だけに設けられて径方向に相対
する2個のラック16を含む。
【0031】並進ブロッキング手段15は、さらに、空
洞5の内壁に設けられた2個の歯17を本体4の位置に
含む。歯17は、互いに向かい合って配置され、空洞5
の内壁の一部だけに延びている。歯17は、もちろん、
ラック16と協働するように構成される。歯17および
ラック16は、本体4に対して単に鞘管6を回転するこ
とにより、並進ブロックBに対応する協働位置から、並
進自在状態に対応する互いの解放位置Dに移行できるよ
うに構成される。図示された例によれば、並進ブロッキ
ング手段15は、四分の一回転すなわち90゜の回転に
より、図5に示したブロック解除状態Dから図6に示し
た並進ブロック状態Bに移行するように構成される。
【0032】並進ブロック位置Bで装置1の安定性を保
つために、好適な実施形態では、装置1は、少なくとも
並進ブロック位置Bで本体4に対して鞘管6の軸回転運
動をロックする手段20を含む。
【0033】図示された例によれば、図7が示すよう
に、回転ブロック手段20は、本体4の外壁に設けられ
た溝21を含む。溝21は、本体および鞘管6の軸X−
X’にほぼ平行であり、少なくとも鞘管6の伸張調節幅
に対応する長さについて延びる。
【0034】回転ロック手段20は、さらに、鞘管6の
一端から本体4の外側に延びるステー22を含む。ステ
ー22は、鞘管6に結合される端の反対側に配置された
一端に、ピン23を含む。ピン23は、鞘管6が並進ブ
ロック位置Bにある時、溝21と協働し、本体4に対し
て鞘管6の回転を妨げる。従って、ステー22は、ピン
23が溝21に配置されるとラック16が本体4の歯1
7と協働するように、ラック16に対して角方向に配置
される。
【0035】図示された例によれば、回転ブロッキング
手段20は、4個のピン群26と本体4の外壁のショル
ダ27とによって画定された第二の溝25を含む。第二
の溝25は、鞘管6の並進自在位置に対応するように、
第一の溝21から90゜のところに配置される。かくし
て、ピン23は、並進ブロッキング手段15のブロック
解除位置Dで、溝25によってガイドされ、この溝によ
り、装置1の使用時および調節時に不適当な並進ロック
のおそれが制限される。
【0036】本発明による装置1は、以下のように使用
される。まず最初に、制御ケーブルの保護外装の一端に
装置1を取り付ける。次いで、外装2、鞘管6、その
後、本体4を介してケーブル3を通し、鞘管6を通す端
の反対側に配置される本体4の端に至るようにする。装
置1の側に配置されるケーブルの端は、一般に、制御装
置の操作部品30を含む。
【0037】外装2とケーブル3とに結合される調節装
置は、担当の作業者に渡される。作業者は、ピン23を
溝25に配置して、並進ロック解除位置Dに装置を組み
立てる。
【0038】組立の際、作業者は、ケーブル3の制御部
品30を制御装置31に入れてから、制御部品の支持構
造の止め部品32で本体4が止められるように配置す
る。この操作の間、本体に対して鞘管を並進できるの
で、作業者が特に補助しなくても作業者の動きに応じて
ケーブル3の自在な長さ、外装の長さを自動的に変える
ことができる。
【0039】止め部品32に当たるように本体4を配置
すると、鞘管6の伸張は、ばね10の存在を考慮して、
装置1が構成要素をなす外装の最適な長さ調節あるい
は、本発明の観点によればケーブル3の自在な長さの最
適調節に対応する。
【0040】この場合、作業者は、溝21にピン23を
係合するように本体4で鞘管6を回転することにより、
並進ロックを行うことができる。そうすると、装置1
は、完全にロックされた位置になり、狂いをなくすこと
ができる。ロック位置またはロック解除位置への移行
は、装置の外形寸法を変えることなく行われ、狭いスペ
ースで実施可能である。
【0041】もちろん、並進ブロック手段および回転ロ
ック手段が可逆的である限り、作業員は、装置1の分解
も同様に容易に行うことができる。
【0042】必ずしも必要というわけではないが、好適
な実施形態では、第二の溝25が、鞘管6の自由端と反
対向きの端に配置されたストッパ35を有する。ストッ
パ35は、図4に示したような収縮位置Rにあるとき、
鞘管6のあらゆる回転を妨げ、従って、並進ロックを妨
げるように構成される。本発明のこの構成は、非常に有
利には、本体4に対する鞘管6の伸張が所定値未満であ
るとき、鞘管6のあらゆる並進ロックを妨げる制御手段
を構成する。図示された例によれば、鞘管を完全に収縮
したときに装置をロックしないようにするこの構成によ
り、たとえば作業者に、この作業者が設置中のシステム
が必要な公差に合わないことを知らせることができる。
【0043】図示された例によれば、制御手段35は、
鞘管が収縮位置Rにある時だけ並進ロックを妨げている
が、鞘管は、たとえば最大収縮位置Emaxにあるとき
並進ブロックを妨げる制御手段を構成するように検討す
ることも可能である。
【0044】同様に、上記の例によれば、並進および回
転ブロッキング手段は、完全に独立している。しかしな
がら、これらを結合することもできる。そのため、並進
および回転ブロッキング手段は、鞘管6の外壁を、回転
によって本体4のチャンバの壁で支持およびブロックす
る偏心形状にすることによって構成してもよい。
【0045】図示された例によれば、鞘管6の並進ブロ
ッキング手段は、本体4の位置で、鞘管6のラック16
と協働する2個の歯によって構成される。
【0046】一方、ブロッキング手段の別の実施形態を
考慮することもできる。そのため、図8が示す本発明の
実施形態では、ブロッキング手段を空洞5の内壁に設け
たラック40を含み、このラック40が、鞘管6の係合
ラックと協働する。
【0047】図示された例によれば、本体4は、特に、
本体4の鋳造時にラックをなす金型要素を通せるように
するための窓41をラック40の正面に含む。その場
合、窓41は、ラックの突出面以上の通過断面を有す
る。
【0048】図示された例によれば、ラック41は連続
しているが、それぞれが一つまたは複数の歯を含む不連
続な複数区間を含んでいてもよい。この場合、本体4
は、各区間またはセグメントの正面に窓を含む。
【0049】特に図9に示した変形実施形態によれば、
ラック41は、螺旋状の輪郭を有する。もちろん、鞘管
6のラックも同じく螺旋形の輪郭を有する。鞘管6およ
び本体4のラックの輪郭は、その場合、ブロック位置に
移行するときに伸張方向に鞘管を移動するように構成さ
れる。ラックのピッチによって移動値が決められるこの
移動によって、保護外装の圧縮応力を引き出すことがで
きる。本発明のこうした有利な構成により、制御ケーブ
ルをある程度操作した後で短くなった外装の長さを補正
することができる。
【0050】かくして、ばね10は、装置を設置すると
きの遊びを補正し、ブロッキング手段は、鞘管の移動方
向に作用して、ケーブルを最初に操作した後にのみ発生
する遊びの減少を補正することができる。このような遊
びの減少は、特に保護外装の圧縮によるものである。確
かに、ばねによって圧縮応力を加えることは望ましくな
い。何故なら、ばねは、工具を用いない圧縮を可能にす
るには過度の剛性を持たなければならないからである。
さらに、ばねの剛性が大きすぎれば、ケーブル2が制御
する装置の動作が損なわれる。
【0051】幾つかの用途では、反対に、機能上の遊び
を制御ケーブルに与えることが必要になることがある。
この場合、ラックの輪郭は、並進ロック時に鞘管を収縮
移動するように構成される。
【0052】もちろん、本発明の意味において、鞘管の
並進ロックによって鞘管が全く軸方向移動しないように
することもできる。
【0053】さらに、本発明によれば、図1から図7に
示した装置における鞘管のラック16と、本体4の歯1
7とを螺旋形にして、鞘管6または本体4の回転時に本
体4に対して鞘管6を伸張または収縮移動し、本体4に
対する鞘管6の並進をブロックするようにしてもよい。
【0054】もちろん、本体における鞘管の回転による
並進ブロッキング手段15については、他のあらゆる実
施形態を検討することができる。
【0055】同様に、図示された例によれば、並進ブロ
ッキング手段および回転ロック手段は可逆的である。し
かしながら、これらの手段は、たとえば、割れ目入りの
留め金または、狼歯状フックによる固定具を係合開口部
に係合されるように介在させることにより、可逆的にし
なくてもよい。従って、この場合、ロック解除はフック
の破砕によってのみ実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 制御ケーブルの保護外装に取り付けられた本
発明の調節装置が並進自在位置にあるところを示す軸方
向断面図である。
【図2】 本発明による装置がロック位置にあり、制御
ケーブルおよび制御ケーブルの保護外装を略した図1と
ほぼ同様の軸方向断面図である。
【図3】 本発明による調節装置を異なる鞘管の伸張位
置で示す斜視図である。
【図4】 本発明による調節装置を異なる鞘管の伸張位
置で示す斜視図である。
【図5】 本発明による装置を異なる状態で示す図1の
V−V線による断面図である。
【図6】 本発明による装置を異なる状態で示す図1の
V−V線による断面図である。
【図7】 本発明による装置をロック位置で示す、図
3、図4と同様の斜視図である。
【図8】 本発明による調節装置の本体の変形実施形態
を示す、図3のVIII−VIII面による斜視図であ
る。
【図9】 調節装置の本体の別の変形実施形態を示す図
8と同様の斜視図である。
【符号の説明】
2 保護外装 3 制御ケーブル 4 本体 6 鞘管 7 溝 10 ばね 15 並進ブロッキング手段 16、40 ラック 17 歯 20 回転ロック手段 21 溝 22 ステー 23 ピン 25 第二の溝 30 操作部品 35 制御手段またはストッパ手段 D ブロック解除状態 B ブロック状態 R 収縮位置 Emax 最大伸張位置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ケーブル(3)の保護外装(2)の
    長さ調節装置であって、 制御ケーブル(3)を通すために両端が開いた中空の本
    体(4)と、 軸X−X’の延長線上にあって、制御ケーブル(3)を
    通すために両端が開いており、保護外装(3)の一端を
    収容する溝(7)を一端に備え、最大伸張位置Emax
    と収縮位置(R)との間で軸X−X’に平行に軸回転移
    動および軸方向の並進移動を行うように本体(4)に取
    り付けられた中空の鞘管(6)と、 本体(4)と鞘管(6)との間に介在して鞘管(6)を
    伸張位置に置くばね(10)と、 鞘管の並進ブロッキング手段(15)とを含み、 前記並進ブロッキング手段が、本体(4)に対する鞘管
    (6)の軸回転運動によって、ブロック解除状態
    (D)、いわゆる並進自在状態からブロック状態(B)
    に移行可能であることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 並進ブロッキング手段(15)が可逆的
    であることを特徴とする請求項1に記載の調節装置。
  3. 【請求項3】 並進ブロッキング手段(15)が、本体
    (4)の内壁の一部に設けられた少なくとも一つのラッ
    クと、鞘管(6)の外壁の一部に設けられた少なくとも
    一つのラックとを含み、鞘管のラックが、本体のラック
    と協働することにより、本体に対して鞘菅の並進をブロ
    ックするように構成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の調節装置。
  4. 【請求項4】 並進ブロッキング手段(15)は、鞘管
    または本体の二つの要素のうちの一方に設けられた少な
    くとも一つのラック(16)と、前記要素のうちの他方
    に設けられて前記ラック(16)と協働するように構成
    された少なくとも一つの歯(17)とを含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載の調節装置。
  5. 【請求項5】 本体(4)は、この本体(4)の内壁に
    設けられたラックと向かい合って配置される少なくとも
    一つの窓を含むことを特徴とする請求項4に記載の調節
    装置。
  6. 【請求項6】 ブロック解除状態(D)からブロック状
    態(B)への移行時に、鞘管の軸方向の並進移動を行う
    ように並進ブロッキング手段(15)を構成することを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の調節
    装置。
  7. 【請求項7】 ブロック解除状態(D)からブロック状
    態(B)への移行時にブロッキング手段によって誘導さ
    れる鞘管の移動が、伸張運動に対応することを特徴とす
    る請求項6に記載の調節装置。
  8. 【請求項8】 本体(4)に対して鞘管(6)を四分の
    一回転することにより、ブロック解除状態(D)からブ
    ロック状態(B)に移行するように並進ブロッキング手
    段(15)を構成することを特徴とする請求項1から7
    のいずれか一項に記載の調節装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも並進ブロック位置(B)で、
    本体(4)に対して鞘管(6)の軸回転運動をロックす
    る手段(20)を含むことを特徴とする請求項1から8
    のいずれか一項に記載の調節装置。
  10. 【請求項10】 回転ロック手段(20)が可逆的であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の調節装置。
  11. 【請求項11】 回転ロック手段(20)が、 本体(4)の外壁に設けられた、軸X−X’にほぼ平行
    な少なくとも一つの溝(21)と、 鞘管(6)の一端から本体(4)の外部に延びるステー
    (22)とを含み、このステーは、鞘管が並進ブロック
    位置にあるとき、本体(4)に対して鞘管(6)が回転
    しないように溝(21)と協働するピン(23)を含む
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の調節装
    置。
  12. 【請求項12】 本体(4)に対して鞘管(6)の伸張
    が所定値以下または所定値以上である時、鞘管(6)の
    あらゆる並進ロックを妨げる制御手段(35)を含むこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載
    の調節装置。
  13. 【請求項13】 鞘管(6)の伸張が所定値の範囲にな
    いとき、並進自在位置(D)からの鞘管(6)のあらゆ
    る回転を妨げるように制御手段(35)を構成すること
    を特徴とする請求項12に記載の調節装置。
  14. 【請求項14】 回転ロック手段(20)は、 軸X−X’にほぼ平行で、本体の外壁に設けられてお
    り、鞘管の並進自在位置(D)でステー(22)のピン
    (23)が係合される第二の溝(25)と、 第二の溝(25)の両側でこの溝の一端に設けられ、溝
    の外にピン(23)が出ないようにするストッパ手段
    (35)とを含み、このストッパ手段(35)が、鞘管
    (6)の回転をブロックし、ピンがストッパ手段(3
    5)の間にくるように鞘管(6)を伸張した場合、鞘管
    (6)の並進をロックしないことを特徴とする請求項1
    1に記載の調節装置。
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