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JP2002339750A - 船外機 - Google Patents

船外機

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Publication number
JP2002339750A
JP2002339750A JP2001144804A JP2001144804A JP2002339750A JP 2002339750 A JP2002339750 A JP 2002339750A JP 2001144804 A JP2001144804 A JP 2001144804A JP 2001144804 A JP2001144804 A JP 2001144804A JP 2002339750 A JP2002339750 A JP 2002339750A
Authority
JP
Japan
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cooling water
exhaust
exhaust manifold
mount case
chamber
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Application number
JP2001144804A
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Inventor
Osamu Yonezawa
道 米沢
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Priority to CA002385797A priority patent/CA2385797C/en
Priority to US10/145,069 priority patent/US7086370B2/en
Priority to CNB021246629A priority patent/CN1278031C/zh
Priority to EP06021864A priority patent/EP1746268B1/en
Priority to DE60225608T priority patent/DE60225608T2/de
Priority to EP06021865A priority patent/EP1746269B1/en
Priority to DE60224893T priority patent/DE60224893T2/de
Priority to DE60226542T priority patent/DE60226542D1/de
Priority to DE60224464T priority patent/DE60224464T2/de
Priority to EP06021863A priority patent/EP1746267B1/en
Priority to CN2006101110292A priority patent/CN1904320B/zh
Priority to EP02010864A priority patent/EP1258613B1/en
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Publication of JP3949392B2 publication Critical patent/JP3949392B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水冷エンジンの船外機で、マウントケースの
冷却ジャケット開口部をエンジン小ブロックの搭載面と
は別に独立したカバー体によって閉塞した構造とし、開
口閉塞用部品の小型化と、閉塞部材の製造性、組立性の
向上を図りたい。 【解決手段】 シリンダヘッドの排気ポート出口に連通
する排気マニフォールド40と、排気マニフォールドと
連通するとともに、マウントケース50内部の凹部51
に配置され、排気膨張室67と連通する内部通路54
と、凹部の開口52に結合され、内部通路の周囲に冷却
水室58を形成するカバー56と、冷却水室に冷却水を
導入する手段とからなる船外機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷式の排気マニ
フォールドを有するエンジンを搭載した船外機にに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】水冷式の排気マニフォールドを有するエ
ンジンを搭載した船外機として、従来実用新案登録第2
568292号公報の技術が開示されている。この技術
は、排気通路4a(同公報中における符号を用いる)が
エキゾーストガイド4内を通過し、且つ排気通路4aの
下部は内側に偏寄するように配設されている構成の開示
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は、エ
キゾーストガイド4内に形成された排気通路4aは、冷
却水通路4bによって冷却されるものある。冷却水通路
4bは、オイルパン3の側方の延長部を利用して閉塞さ
れているが、オイルパン3自体は、エンジン下部に位置
決めされているので、開口を閉塞する1つの部品として
全体が大きいばかりか、冷却水通路4bを閉塞する際の
組立性が悪い。
【0004】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、水冷エンジンを搭載し
た船外機で、排気マニフォールドを水冷する冷却ジャケ
ット部の構造において、マウントケースの冷却ジャケッ
ト用開口部をエンジン小ブロックの搭載面とは別に独立
したカバー体によって閉塞した構造とし、開口閉塞用の
部品として小型化し、且つ閉塞部材の製造性の向上、組
立性の向上を図った船外機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、燃焼室の一部を構成するシリンダヘッド
と及びシリンダブロックを含むエンジン小組体と、前記
エンジン小組体を結合、固定する結合面を有し、上面上
方に開口する凹部を設けたマウントケースと、前記マウ
ントケースの下面に結合され、その内部に排気膨張室室
を形成するとともに、駆動軸を収容する本体ケースと、
前記燃焼室から前記排気膨張室へ排気を導くための排気
通路であって、前記シリンダヘッドの排気ポート出口に
連通する排気マニフォールドと、前記排気マニフォール
ドと連通するとともに、前記マウントケース内部の凹部
に配置され、前記排気膨張室と連通する内部通路と、前
記凹部の開口に結合され、前記内部通路の周囲に冷却水
室を形成するカバーと、前記冷却水室に冷却水を導入す
る手段とからなることを特徴とする。
【0006】請求項1では、マウントケースに設けた上
方に開口する凹部によって冷却水室が形成されているの
で、マウントケースの凹部上をカバーで覆うことで、排
気マニフォールドの排気通路の周囲に冷却水室を形成す
ることができ、又マウントケースの凹部上をカバーで覆
うので、前記した冷却水室をマウントケースのエンジン
結合面とは別個に小さな結合面で形成でき、組立性が良
く、又エンジン結合面とは別個に冷却室を設けつつ、マ
ウントケースの構造が簡素なものとすることができる。
【0007】請求項2は、請求項1において、排気マニ
フォールドは冷却水ジャケットを有し、前記マウントケ
ースの凹部と該冷却水ジャケットを連通させたことを特
徴とする。請求項2では、マウントケースの凹部に排出
される排気マニフォールドの冷却水ジャケットの排水
で、排気の冷却を行うことができる。
【0008】請求項3は、請求項1において、カバー
は、前記マウントケースの最外側部を避けた位置で固定
ボルトで固定したことを特徴とする。請求項3では、固
定ボルトはマウントケースの最外側部を避けた位置に配
置されるので、マウントケースの左右方向への張り出し
が回避され、船外機の大型化抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。又図において推進方向の前方をFrで表
し、同後方をRrで表した。図1は、船外機を船体の船
尾に取り付けた状態の船外機全体の外観図である。船外
機1は、最上部のエンジンを覆うエンジンカバー2、こ
の下方のアンダーカバー3、この下方のエクステンショ
ンケース4、この下方の後部にスクリュー6を配置した
ギヤケース5で外観を構成し、船体100の船尾101
にスターンブラケット7を介してチルト動(上下動)及
び左右揺動(転舵動)可能に取付、支持されている。エ
クステンションケース4、ギヤケース5は、本発明の本
体ケースを構成するものである。尚、チルトアップ状態
を鎖線で示した。
【0010】図2は、船外機の上部のエンジンカバーを
縦断した側面図、図3は図2の3−3線の図で、図2の
うち後述する吸気消音箱35と吸気マニフォールド37
を取り外した平面図、図4は図2の要部の拡大縦断側面
図である。これ等の図面に従って船外機のエンジンを含
む上部構造を説明する。エンジン10は、シリンダブロ
ック11、前方のクランクケース12、後方のシリンダ
ヘッド13、これの後端部に配設されたシリンダヘッド
カバー14等からなる。
【0011】シリンダブロック11内には、軸線を横向
きとした複数シリンダ15…(…は複数を表す。以下同
じ)を上下に並行に配置し、内装したピストン16…を
コンロッド17…で縦向きのクランクシャフト18に連
結したバーチカルエンジンである。実施の形態では、上
下に3個のシリンダを備える3気筒エンジンで、図3に
示すように左右に拡開した3個のシリンダからなるシリ
ンダ列を備えたV型6気筒エンジンを搭載する船外機を
示す。以上によりエンジン小組体を構成する。
【0012】図4に示すように、シリンダヘッド13に
は、シリンダ15…の天井部を構成する燃焼室19…を
備える。燃料室19…には吸気弁20…、排気弁21
…、点火プラグ22…を配設し、燃焼室19…の外側に
は縦向きのカムシャフト23を、これで駆動されるバル
ブロッカーアームを支持する縦向きのロッカーアームシ
ャフト24を備える。シリンダブロック11のシリンダ
15…周囲には、これを囲むようにシリンダ冷却水ジャ
ケット25が相互に連通するように設けられ、又シリン
ダヘッド13の燃焼室19周囲にも、シリンダヘッド冷
却水ジャケット26が、前記冷却水ジャケット25と連
通するように設けられている。
【0013】クランクケース12の上方に突出したクラ
ンクシャフト18の上端部には上下に駆動プーリ27,
28を同軸に設け、上部プーリ28をクランクケース1
2の上部後側に設置した発電機29の被動プーリ30に
ベルト31を介して連結し、発電機29を駆動する。下
部プーリ27は、ガイドプーリ32…を介して左右のシ
リンダヘッド13のカムシャフト23,23の上端部に
設けたカムシャフトプーリ33,33にベルト34によ
り連結し、カムシャフト23,23を駆動する。
【0014】以上のベルト・プーリ機構の上方に吸気消
音箱35を配設し、吸気消音箱35は吸気口を後方に向
けて開口し、吸気口を左右のシリンダ間のVバンク間の
上方部に配置したスロットル弁装置36に接続する。ス
ロットル弁装置36は、左右のシリンダ間のVバンク間
の後方に、縦向きに配置した吸気マニフォールド37に
接続し、吸気マニホールド37はシリンダヘッド13に
形成した吸気通路に接続し、燃料供給系を構成する。吸
気はエンジンカバー2の外気取入れ口2aから行なわれ
る。
【0015】左右のシリンダブロック11,11の各シ
リンダヘッド13,13の各外側には、図2に示すよう
に燃焼室19…の各排気通路と接続する排気マニフォー
ルド40を配設する。排気マニホールド40は、シリン
ダヘッド13,13の各外側部に一体的に組付けられる
本体部41を備え、各本体部41の排気通路41aの周
りには冷却水ジャケット42を備えており、燃焼室19
…から排出される排気を最上流部分で冷却する。
【0016】各排気マニフォールド40の本体部41の
下部41bは、内部の排気通路が内側に傾斜する。排気
マニフォールド40は、左右のシリンダブロック13,
13の各外側に設置されているので、左右の本体部4
1,41の下部41b,41bは、対称的に内側に傾斜
している。これ等排気マニフォールド40,40及び後
述する内部通路並びに排気管、排気膨張室等で排気通路
構成体を構成する。
【0017】図5は、左右に配設された排気マニフォー
ルド40の一方の下部及びこれの下部41bと接続する
内部通路、並びに排気管、排気膨張室の関係を示す要部
拡大縦断面図で船外機の後方から見た図、図6は左右に
配設されたシリンダブロックの冷却水排出口及び排気マ
ニフォールド並びに排気膨張室への冷却水の排出系路を
示す要部拡大縦断面図で船外機の後方から見た図であ
る。これ等の図面と前記した図2を参照しつつ説明す
る。
【0018】図5に従って説明する。エンジン10は、
クランクケース12、シリンダブロック11、シリンダ
ヘッド13の結合体及びピストン15、クランクシャフ
ト18等かな等るエンジン小組体からなり、これの下方
に配置したマウントケース50上に載置され、該マウン
トケース50の結合面50pに取付、支持されている。
オイルパンやマウントケースの一部もエンジン機能を有
しているので、上半部を小組体とする。マウントケース
50の左右方向(幅方向)の両側には上方に開口した凹
部51を設ける。図は右側を示しているが、左側も対称
形状、対称構造である。凹部51は上面開口52が全面
的に開口し、内壁51aは略々垂直で、外壁51bは幅
方向内方に潜るように弯曲し、底部に環状堤部51cを
有する円孔53を備える。
【0019】前記した排気マニフォールド40の本体部
41の下部41bは凹部51の開口52の外側寄り部分
に位置し、下部41bの下端部に上下に内外に環状堤部
41c,41dを備える。凹部51内には略横Z字形の
中間排気管54を配設し、該排気管54の上部に設けた
環状溝部54aに、上方の排気マニフォールド40の本
体部41の下部41bの内側環状堤部41cを嵌合す
る。中間排気管54の下端部には環状溝部54bを備
え、且つ内側部分の一部にはボス部54c備える。
【0020】中間排気管54の下端部の環状溝部54b
を凹部51の底部の環状堤部51cに嵌合し、これによ
り中間排気管54で、排気マニフォールド40の本体部
41の下部41bと凹部51の底部に設けた円孔53と
を連通、接続する。尚、中間排気管54の前記したボス
部54cは、凹部51の底部に設けた段部51d上に係
合し、ボルト55で結合し、凹部51内に取付、支持し
た。
【0021】凹部51の上面開口52の上にはカバー5
6を被冠して全面的に閉塞する。カバー56は、一部に
前記排気マニフォールド40の本体部41の下部41b
の外側環状堤部41d及び中間排気管54の上端部周と
嵌合する円孔56aを備え、該円孔56aにこれ等を嵌
合し、中間排気管54と排気マニフォールド40との連
通を保障する。カバー56の周辺部にはボス部56bを
設け、該ボス部56bの内側部分の一部と凹部51の内
壁51aの一部との間にボルト57を縦通し、マウント
ケース50にカバー56を固定する。
【0022】ところで、カバー56の凹部51周辺部へ
のボルト結合部は複数箇所とし、図の右側に想像線(鎖
線)で凹部51周辺部の他の一部51eとの結合部を符
号56bのボス部、57のボルトで示したが、この結合
部は凹部51の外側方ではなく、図の手前、奥並びに左
右方向の中間部に設けられており、凹部51の最外側部
を回避した部分で結合する。以上により、中間排気管5
4で排気マニフォールド40の内部通路を構成し、カバ
ー56で塞がれたマウントケース50の一部に設けた凹
部内の空所で中間排気管54を囲む冷却水室58を形成
する。
【0023】マウントケース50の下面にはエクステン
ションケース4を配置して双方を接合し、マウントケー
ス50の凹部51の外底部59には上方へ潜る凹所59
aを設け、この部分を含んでエクステンションケース4
の上面と接合する。60はオイルパンの取付フランジの
一部を延長させた排気管64の取付部であって、取付部
ケース60の一部には、連通部を構成する通路部62を
設けたボス部61を備え、連通部62の上端部は前記し
た中間排気管54の下流部54fと連通、接続し、連通
部62の下端部には排気管64の上端部をスティ65及
びボルト66で取り付け、中間排気管54と排気管64
とを接続する。排気管64は、オイルパンの取付フラン
ジの一部を延長した取付部60内の下方に排気を排出
し、排気管64周囲の本体ケース60内に空間で、排気
膨張室67を構成する。
【0024】取付部ケース60のボス部61と凹部51
の底部59の一部には、一方が下方に潜り、他方が上方
に潜った対称的な凹所61aを設け、この部分に後述す
る水ポンプで汲み上げられる冷却水の通路63を設け、
該通路63は連通路68を介して冷却水室58と冷却水
通路63とを接続する。取付部60内は、前記したクラ
ンクシャフト18と連結し、前記したスクリュー6を駆
動する駆動軸18aが縦通し、該駆動軸18aは、本体
ケースを構成するエクステンションケース4、ギヤケー
ス5を通ってギヤケース5内のギヤ機構に導かれる。
【0025】図6に従って説明すると、エンジン10の
シリンダブロック11の最上部のシリンダボア15の冷
却水ジャケット25と連通する室25aをサーモスタッ
ト71を介して接続金具69及び配管70により前記し
た排気マニホールド40の冷却水ジャケット42の排水
通路72に連通接続する。これにより、エンジンの冷却
水が所定温度を超えたならば、サーモスタット71を開
き、冷却水ジャケット25の冷却水を排気マニフォール
ド40の排水通路72に排出する。
【0026】排気マニフォールド40の下部には、冷却
水ジャケット42と連通する排出通路42aを備え、該
排出通路42aは、本体41の下部に設けた排出口42
b(パイプ)に連通し、L型ジョイント73を介して前
記したマウントケース50の本体ケースに開口する排出
通路74に接続する。図において、82はシリンダブロ
ック11の冷却水ジャケット25の残水を合流して排出
する排出パイプで、チューブ81でシリンダブロック1
1の冷却水ジャケット25に接続されている。
【0027】図7は、エンジン及び排気系の冷却水回路
の模式的説明図である。冷却水ジャケット25を備える
シリンダブロック11,11の各外側に冷却水ジャケッ
トを備える排気マニフォールド40,40を備える。下
端部の取り水口であるストレーナ75を介してポンプ7
6により海水等を供給管77により汲み上げ、シリンダ
ブロック11,11の冷却水ジャケット25に通孔25
a,25aを介して冷却水を導入し、又連通路68,6
8を介して冷却水室58,58に冷却水を導入し、排気
マニフォールドの内部通路54,54を冷却する。
【0028】又冷却水室58,58内の冷却水を排気マ
ニフォールド40の冷却水ジャケット42,42に導入
し、排気マニフォールド40を冷却する。矢印は冷却水
の流れを示し、排気マニフォールド40の冷却水ジャケ
ット42,42は、排気通路を冷却しながら、シリンダ
ヘッド13に流入する。サーモスタット71後の排水
は、排気マニフォールド40の排水通路を通って排気通
路の一部を冷却しながら凹部59aから排水される。
【0029】シリンダブロック11の冷却水ジャケット
25,25の残水は、チューブ81,82を経て、水の
供給側と接続されているので、水ポンプの停止後は、ス
トレーナで構成される取り水口75から排水される。又
排気マニフォールド40の冷却水ジャケット42,42
の冷却水の排出及びシリンダブロック11,11の冷却
水の排出は、前記の排出通路74でなされ、排気膨張室
67内に排気とともに冷却後の冷却水を排出し、排気を
冷却する。尚、図7において78はベーパーセパレータ
で、冷却水の一部を分岐管79を介して周囲に供給し、
サブ燃料タンクを冷却するものである。
【0030】以上におけるマウントケース50の排気通
路の組立について説明する。 マウントケース50の排気通路の組立。 マウントケース50の凹部51に中間排気管54をセッ
トし、カバー56で凹部51の開口52を覆う。この
際、ボルト57…は仮止めとする。 :エンジン小組体のマウントケースへの載置。 シリンダブロック、シリンダヘッド、クランクケース等
からなる前述のエンジン小組体10aのマウントケース
50の結合面50a上に載置し、エンジン小組体10a
をマウントケース50の結合面50aに結合する。 排気マニフォールドの組付。 シリンダヘッド13に排気マニフォールド40を組み付
け、中間排気管54と中心合せを行なって排気マニフォ
ールド40をシリンダヘッド13に固定。前述のカバー
56のボルト57…を締め付け、カバー56を固定す
る。 :排気管の取付 最後に排気管44を取付固定する。以上である。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、燃焼室の一部を構成するシリンダ
ヘッドと及びシリンダブロックを含むエンジン小組体
と、エンジン小組体を結合、固定する結合面を有し、上
面上方に開口する凹部を設けたマウントケースと、マウ
ントケースの下面に結合され、その内部に排気膨張室室
を形成するとともに、駆動軸を収容する本体ケースと、
燃焼室から排気膨張室へ排気を導くための排気通路であ
って、シリンダヘッドの排気ポート出口に連通する排気
マニフォールドと、排気マニフォールドと連通するとと
もに、マウントケース内部の凹部に配置され、排気膨張
室と連通する内部通路と、凹部の開口に結合され、内部
通路の周囲に冷却水室を形成するカバーと、冷却水室に
冷却水を導入する手段とで構成した船外機である。
【0032】請求項1では、マウントケースに設けた上
方に開口する凹部によって冷却水室が形成されているの
で、マウントケースの凹部上をカバーで覆うことで、排
気マニフォールドの排気通路の周囲に冷却水室を形成す
ることができ、又マウントケースの凹部上をカバーで覆
うので、前記した冷却水室をマウントケースのエンジン
結合面とは別個に小さな結合面で形成でき、組立性が良
く、又エンジン結合面とは別個に冷却室を設けつつ、マ
ウントケースの構造が簡素なものとすることができる。
【0033】又マウントケースに上方に開口する凹部を
設け、これをカバーで覆って冷却水室が形成されるの
で、冷却水室を設けつつマウントケースの構造が簡素な
ので、高圧鋳造等で成形でき、製造上、コスト上有利で
ある。又前記した冷却水室は、マウントケースのエンジ
ン結合面とは別個にカバーで覆うことで形成できるの
で、冷却水室はエンジン結合面とは別個の小さな結合面
で形成できる。更に又排気マニフォールドと連通し、排
気膨張室と連通する内部通路の周囲を、カバーで覆った
マウントケースの設けた凹部で構成する冷却水室で囲む
ので、排気マニフォールドに対しては接続部が内外二重
となった構造となるのので、成形誤差や熱による膨張、
収縮を吸収することもできる。
【0034】請求項2では、請求項1において、排気マ
ニフォールドは冷却水ジャケットを有し、前記マウント
ケースの凹部と該冷却水ジャケットを連通させた。
【0035】請求項2では、請求項1の効果に加える
に、マウントケースの凹部と排気マニフォールドの冷却
水ジャケットを連通させたので、マウントケースの凹部
に排出される排気マニフォールドの冷却水ジャケットの
排水で、排気の冷却を行うことができる。
【0036】請求項3では、請求項1において、マウン
トケースの凹部を塞ぐカバーを、マウントケースの最外
側部を避けた位置で固定ボルトで固定した。
【0037】請求項3では、請求項1の効果に加える
に、固定ボルトはマウントケースの最外側部を避けた位
置に配置されることとなるので、ボルト結合部はマウン
トケースの最外側となることがなく、周囲にボルト結合
部を配設しつつ、マウントケースの左右方向への張り出
しが回避され、船外機の大型化抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機を船体の船尾に取り付けた状態の船外機
全体の外観図
【図2】船外機の上部のエンジンカバーを縦断した側面
【図3】図2の3−3線の図で、図2のうち吸気消音箱
と吸気マニフォールドを取り外して示した平面図
【図4】図2の要部の拡大縦断側面図
【図5】排気マニフォールドの下部及びこれの下部と接
続する内部通路、並びに排気管、排気膨張室の関係を示
す要部拡大縦断面図
【図6】シリンダブロックの冷却水排出口及び排気マニ
フォールド並びに排気膨張室への冷却水の排出系路を示
す要部拡大縦断面図
【図7】エンジン及び排気系の冷却水回路の模式的説明
【符号の説明】
1…船外機、 10…エンジン、 11…シリンダブロ
ック、 13…シリンダヘッド、 18a…駆動軸、
19…燃焼室、 40…排気マニフォールド、42…冷
却水ジャケット、 50…マウントケース、 51…凹
部、 52…開口、 54…内部通路、 56…カバ
ー、 57…ボルト、 58…冷却水室、 60…本体
ケース、 67…排気膨張室、 76,77…冷却水室
に冷却水を導入する手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 7/08 F01N 7/12 F01P 3/12 7/12 11/04 F F01P 3/12 F02B 67/00 F 11/04 G F02B 67/00 B63H 21/26 D E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室の一部を構成するシリンダヘッド
    と及びシリンダブロックを含むエンジン小組体と、前記
    エンジン小組体を結合、固定する結合面を有し、上面上
    方に開口する凹部を設けたマウントケースと、前記マウ
    ントケースの下面に結合され、その内部に排気膨張室室
    を形成するとともに、駆動軸を収容する本体ケースと、
    前記燃焼室から前記排気膨張室へ排気を導くための排気
    通路であって、 前記シリンダヘッドの排気ポート出口に連通する排気マ
    ニフォールドと、 前記排気マニフォールドと連通するとともに、前記マウ
    ントケース内部の凹部に配置され、前記排気膨張室と連
    通する内部通路と、 前記凹部の開口に結合され、前記内部通路の周囲に冷却
    水室を形成するカバーと、 前記冷却水室に冷却水を導入する手段と、 からなることを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 前記排気マニフォールドは冷却水ジャケ
    ットを有し、前記マウントケースの凹部と該冷却水ジャ
    ケットを連通させたことを特徴とする請求項1に記載の
    船外機。
  3. 【請求項3】 前記カバーは、前記マウントケースの最
    外側部を避けた位置で固定ボルトで固定したことを特徴
    とする請求項1に記載の船外機。
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