JP2002338984A - 熱間粉体潤滑剤組成物 - Google Patents
熱間粉体潤滑剤組成物Info
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- JP2002338984A JP2002338984A JP2001144358A JP2001144358A JP2002338984A JP 2002338984 A JP2002338984 A JP 2002338984A JP 2001144358 A JP2001144358 A JP 2001144358A JP 2001144358 A JP2001144358 A JP 2001144358A JP 2002338984 A JP2002338984 A JP 2002338984A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粉体時の性質を良好にし、加工材との摩擦を
軽減する。 【解決手段】 熱間加工において使用する潤滑剤組成物
である。硼酸ナトリウムの5水塩を40〜90質量%、
炭酸ナトリウムを6〜30質量%、脂肪酸のNa又はC
a塩の1種以上を5〜30質量%混合したり、さらにモ
リブデン酸ナトリウムを1〜30質量%含有する。 【効果】 粉体時の性質が良好で、所定の圧延位置に均
一に塗布でき、熱間加工時における加工面の摩擦を低減
できることから、製品の加工面が美麗になり、省エネル
ギー化が図れるようになる。
軽減する。 【解決手段】 熱間加工において使用する潤滑剤組成物
である。硼酸ナトリウムの5水塩を40〜90質量%、
炭酸ナトリウムを6〜30質量%、脂肪酸のNa又はC
a塩の1種以上を5〜30質量%混合したり、さらにモ
リブデン酸ナトリウムを1〜30質量%含有する。 【効果】 粉体時の性質が良好で、所定の圧延位置に均
一に塗布でき、熱間加工時における加工面の摩擦を低減
できることから、製品の加工面が美麗になり、省エネル
ギー化が図れるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば継目無管の
製造過程におけるマンドレルミル圧延において、中空素
管の内面に塗布して使用する熱間粉体潤滑剤組成物に関
するものである。
製造過程におけるマンドレルミル圧延において、中空素
管の内面に塗布して使用する熱間粉体潤滑剤組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばマンドレルミル圧延は、継目無管
の製造過程において、前工程で穿孔された1000〜1
300℃の中空素管にマンドレルバーを挿入し、数段の
孔型ロール(通常5〜8段)により所定の肉厚に圧延
し、引き伸ばす工程である。
の製造過程において、前工程で穿孔された1000〜1
300℃の中空素管にマンドレルバーを挿入し、数段の
孔型ロール(通常5〜8段)により所定の肉厚に圧延
し、引き伸ばす工程である。
【0003】この中空素管が引き伸ばされる時、中空素
管の内面とマンドレルバー表面の間に相対滑りが生じる
ので、圧延時、中空素管の内面やマンドレルバーの表面
に潤滑剤が塗布されるが、この潤滑剤のうち、マンドレ
ルバーの表面に塗布して使用される潤滑剤として、特開
昭50−144868号のような黒鉛を主体としたいわ
ゆる黒鉛系潤滑剤や、特開昭64−16894号のよう
な酸化物系層状物質を主体とした非黒鉛系組成物が知ら
れている。
管の内面とマンドレルバー表面の間に相対滑りが生じる
ので、圧延時、中空素管の内面やマンドレルバーの表面
に潤滑剤が塗布されるが、この潤滑剤のうち、マンドレ
ルバーの表面に塗布して使用される潤滑剤として、特開
昭50−144868号のような黒鉛を主体としたいわ
ゆる黒鉛系潤滑剤や、特開昭64−16894号のよう
な酸化物系層状物質を主体とした非黒鉛系組成物が知ら
れている。
【0004】一方、中空素管の内面に付着させて使用す
る潤滑剤としては、特公平7−84667号のような潤
滑性を備えた酸洗い剤、特開平6−184573号のよ
うな黒鉛と炭酸ナトリウムの2成分系潤滑剤、特開平8
−41474号のような金属炭酸塩、アルカリ金属カル
ボン酸塩を主体とした潤滑剤、特開2000−2265
91号のようなアルカリ金属硼酸塩、鉄の酸化物を主体
とした潤滑剤が知られているが、何れも、特にリテイン
ド・マンドレルミル圧延においては摩擦係数、内面品質
は十分満足するには至っていない。
る潤滑剤としては、特公平7−84667号のような潤
滑性を備えた酸洗い剤、特開平6−184573号のよ
うな黒鉛と炭酸ナトリウムの2成分系潤滑剤、特開平8
−41474号のような金属炭酸塩、アルカリ金属カル
ボン酸塩を主体とした潤滑剤、特開2000−2265
91号のようなアルカリ金属硼酸塩、鉄の酸化物を主体
とした潤滑剤が知られているが、何れも、特にリテイン
ド・マンドレルミル圧延においては摩擦係数、内面品質
は十分満足するには至っていない。
【0005】特に近年普及してきたフルリトラクト・マ
ンドレルミルにおいては、短いバーを使用して長尺の管
を製造するため、摩擦係数が大きいとバーへの負担が大
きくなり、焼付きが発生し易くなって内面品質の低下を
招くばかりか、より大量の電力を消費することになる。
ンドレルミルにおいては、短いバーを使用して長尺の管
を製造するため、摩擦係数が大きいとバーへの負担が大
きくなり、焼付きが発生し易くなって内面品質の低下を
招くばかりか、より大量の電力を消費することになる。
【0006】また、粉体の潤滑剤は、貯蔵中に固化した
り、流動性が悪く搬送が困難になったり、素管内面に均
一に塗布できなくなったりしないよう、粉体時の性質も
重要である。
り、流動性が悪く搬送が困難になったり、素管内面に均
一に塗布できなくなったりしないよう、粉体時の性質も
重要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題点に鑑みてなされたものであり、粉体時の性質
を良好にし、例えば中空素管とマンドレルバーの摩擦を
軽減して、製品の内面を美麗にし、省エネルギー化を達
成できる熱間粉体潤滑剤組成物を提供することを目的と
している。
来の問題点に鑑みてなされたものであり、粉体時の性質
を良好にし、例えば中空素管とマンドレルバーの摩擦を
軽減して、製品の内面を美麗にし、省エネルギー化を達
成できる熱間粉体潤滑剤組成物を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る熱間粉体潤滑剤組成物は、硼酸ナ
トリウムの5水塩を40〜90質量%、炭酸ナトリウム
を6〜30質量%、脂肪酸のNa又はCa塩の1種以上
を5〜30質量%混合したり、さらにモリブデン酸ナト
リウムを1〜30質量%含有したこととしている。そし
て、このようにすることで、粉体時の性質が良好になっ
て、加工面における摩擦が軽減し、製品の加工面が美麗
になり、省エネルギー化が図れるようになる。
ために、本発明に係る熱間粉体潤滑剤組成物は、硼酸ナ
トリウムの5水塩を40〜90質量%、炭酸ナトリウム
を6〜30質量%、脂肪酸のNa又はCa塩の1種以上
を5〜30質量%混合したり、さらにモリブデン酸ナト
リウムを1〜30質量%含有したこととしている。そし
て、このようにすることで、粉体時の性質が良好になっ
て、加工面における摩擦が軽減し、製品の加工面が美麗
になり、省エネルギー化が図れるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、上記したような従
来の熱間粉体潤滑剤組成物にあった問題点に対し鋭意検
討の結果、粉体時の性質が良好で、所定の加工位置に均
一に塗布でき、熱間加工時における摩擦を低減できる熱
間粉体潤滑剤組成物を発明した。
来の熱間粉体潤滑剤組成物にあった問題点に対し鋭意検
討の結果、粉体時の性質が良好で、所定の加工位置に均
一に塗布でき、熱間加工時における摩擦を低減できる熱
間粉体潤滑剤組成物を発明した。
【0010】すなわち、本発明に係る熱間粉体潤滑剤組
成物は、熱間加工において使用する潤滑剤組成物であっ
て、硼酸ナトリウムの5水塩を40〜90質量%、炭酸
ナトリウムを6〜30質量%、脂肪酸のNa又はCa塩
の1種以上を5〜30質量%混合してなるものであり、
必要に応じて、さらにモリブデン酸ナトリウムを1〜3
0質量%含有する。
成物は、熱間加工において使用する潤滑剤組成物であっ
て、硼酸ナトリウムの5水塩を40〜90質量%、炭酸
ナトリウムを6〜30質量%、脂肪酸のNa又はCa塩
の1種以上を5〜30質量%混合してなるものであり、
必要に応じて、さらにモリブデン酸ナトリウムを1〜3
0質量%含有する。
【0011】本発明に係る熱間粉体潤滑剤組成物は、粉
体時の性質が良好で、所定の加工位置に均一に塗布で
き、熱間加工時における加工面の摩擦を低減できること
から、製品の加工面が美麗になり、省エネルギー化が図
れるようになる。
体時の性質が良好で、所定の加工位置に均一に塗布で
き、熱間加工時における加工面の摩擦を低減できること
から、製品の加工面が美麗になり、省エネルギー化が図
れるようになる。
【0012】本発明に係る熱間粉体潤滑剤組成物におい
て、潤滑剤の主成分として、硼酸ナトリウムの5水塩を
40〜90質量%配合するのは、流体潤滑剤及びスケー
ル溶融剤としての作用を発揮させるためである。すなわ
ち、40質量%未満ではその他の有効成分が多く配合さ
れすぎて粘性が低くなり、結果的に潤滑性が悪くなる。
また、90質量%を超えるとその他の成分が少なすぎる
ことになって、摩擦係数を軽減できなくなるばかりか、
粉体時の性質が悪化するからである。本発明者らの実験
・研究によれば、50〜80質量%配合した場合に、よ
り好ましい結果が得られた。
て、潤滑剤の主成分として、硼酸ナトリウムの5水塩を
40〜90質量%配合するのは、流体潤滑剤及びスケー
ル溶融剤としての作用を発揮させるためである。すなわ
ち、40質量%未満ではその他の有効成分が多く配合さ
れすぎて粘性が低くなり、結果的に潤滑性が悪くなる。
また、90質量%を超えるとその他の成分が少なすぎる
ことになって、摩擦係数を軽減できなくなるばかりか、
粉体時の性質が悪化するからである。本発明者らの実験
・研究によれば、50〜80質量%配合した場合に、よ
り好ましい結果が得られた。
【0013】また、炭酸ナトリウムは、配合することに
より粘性を低くし、加工面に均一に広がり、斑なく潤滑
性を発揮するようになる。また、加工面に疵の原因とな
るスケールが発生しているときは、スケールをも素早く
溶融する作用を奏する。しかしながら、配合量が6質量
%未満では、粘性を低くすることができず、斑なく潤滑
性を発揮することができない。また、30質量%を超え
た場合には、粘性が低くなりすぎて結果的に潤滑性が悪
化する。そこで、本発明では、炭酸ナトリウムの配合量
を6〜30質量%とした。本発明者らの実験・研究によ
れば、10〜20質量%配合した場合に、より好ましい
結果が得られた。
より粘性を低くし、加工面に均一に広がり、斑なく潤滑
性を発揮するようになる。また、加工面に疵の原因とな
るスケールが発生しているときは、スケールをも素早く
溶融する作用を奏する。しかしながら、配合量が6質量
%未満では、粘性を低くすることができず、斑なく潤滑
性を発揮することができない。また、30質量%を超え
た場合には、粘性が低くなりすぎて結果的に潤滑性が悪
化する。そこで、本発明では、炭酸ナトリウムの配合量
を6〜30質量%とした。本発明者らの実験・研究によ
れば、10〜20質量%配合した場合に、より好ましい
結果が得られた。
【0014】硼酸ナトリウムの5水塩は上記したように
潤滑剤として作用するが、モリブデン酸ナトリウムを配
合することにより、潤滑性がさらに向上し、摩擦係数の
軽減が可能になる。
潤滑剤として作用するが、モリブデン酸ナトリウムを配
合することにより、潤滑性がさらに向上し、摩擦係数の
軽減が可能になる。
【0015】このモリブデン酸ナトリウムの配合量は、
1質量%未満では摩擦係数の軽減に効果がなく、また、
30質量%を超えると粘性が低くなりすぎて均一に付着
せず、結果として潤滑性が悪化するので、本発明では必
要に応じて配合するモリブデン酸ナトリウムの配合量を
1〜30質量%とした。本発明者らの実験・研究によれ
ば、5〜25質量%配合した場合に、より好ましい結果
が得られた。上記した組成が混合されることにより、総
合的に摩擦係数を軽減することが可能になる。
1質量%未満では摩擦係数の軽減に効果がなく、また、
30質量%を超えると粘性が低くなりすぎて均一に付着
せず、結果として潤滑性が悪化するので、本発明では必
要に応じて配合するモリブデン酸ナトリウムの配合量を
1〜30質量%とした。本発明者らの実験・研究によれ
ば、5〜25質量%配合した場合に、より好ましい結果
が得られた。上記した組成が混合されることにより、総
合的に摩擦係数を軽減することが可能になる。
【0016】また、本発明において、硼酸ナトリウムの
5水塩に限定したのは、粉体時の性質(貯蔵時の固化
性、搬送時の流動性等)を良好ならしめると同時に塗布
時における広がり性をも保つことができるためである。
5水塩に限定したのは、粉体時の性質(貯蔵時の固化
性、搬送時の流動性等)を良好ならしめると同時に塗布
時における広がり性をも保つことができるためである。
【0017】すなわち、硼酸ナトリウムの無水塩は、高
温の被加工材に付着したときに結晶水を含有していない
ため、全く発泡しないことから均一に広がらず、熱間潤
滑剤として不適当である。均一に塗布するためには、比
重が大きいために多量に投入しなければならなくなって
不経済であるばかりか、多すぎると塗布面に残留する可
能性があり、品質を悪くする。
温の被加工材に付着したときに結晶水を含有していない
ため、全く発泡しないことから均一に広がらず、熱間潤
滑剤として不適当である。均一に塗布するためには、比
重が大きいために多量に投入しなければならなくなって
不経済であるばかりか、多すぎると塗布面に残留する可
能性があり、品質を悪くする。
【0018】また、硼酸ナトリウムの10水塩は、50
℃付近より結晶水を放水し始めるため、その水分により
炭酸ナトリウム及び硼酸ナトリウム自身が溶解し、その
接着作用により凝縮する。特に高温の被加工材を取り扱
う場所で使用される潤滑剤であるため、配管内での固化
は問題となる。また、高温の被加工材に投入された時、
5水塩より多く結晶水を含んでいることから、5水塩よ
り発泡が激しく、発泡しすぎて投入時の風圧により所定
の位置に十分に付着させることができないばかりか、不
経済である。
℃付近より結晶水を放水し始めるため、その水分により
炭酸ナトリウム及び硼酸ナトリウム自身が溶解し、その
接着作用により凝縮する。特に高温の被加工材を取り扱
う場所で使用される潤滑剤であるため、配管内での固化
は問題となる。また、高温の被加工材に投入された時、
5水塩より多く結晶水を含んでいることから、5水塩よ
り発泡が激しく、発泡しすぎて投入時の風圧により所定
の位置に十分に付着させることができないばかりか、不
経済である。
【0019】脂肪酸のNa及びCa塩は、粉体時の潤滑
剤の良好な性質を保持するために必須である。しかしな
がら、その配合量が5質量%未満では、搬送時に配管中
でスムーズに移送されず、搬送機械に負担がかかりトラ
ブルの原因となる。また、30質量%を超えた場合に
は、高温の被加工材に投入された時、瞬時に燃焼し、そ
の燃焼ガスにより粉体潤滑剤自身が拡散しすぎて被加工
材の外に排出され、結果的に付着量が少なくなり、潤滑
性が悪化するばかりでなく、不経済である。そこで、本
発明では5〜30質量%とした。
剤の良好な性質を保持するために必須である。しかしな
がら、その配合量が5質量%未満では、搬送時に配管中
でスムーズに移送されず、搬送機械に負担がかかりトラ
ブルの原因となる。また、30質量%を超えた場合に
は、高温の被加工材に投入された時、瞬時に燃焼し、そ
の燃焼ガスにより粉体潤滑剤自身が拡散しすぎて被加工
材の外に排出され、結果的に付着量が少なくなり、潤滑
性が悪化するばかりでなく、不経済である。そこで、本
発明では5〜30質量%とした。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を説明す
る。 (実施例1)下記の表1に本発明品の組成を、表2に本
発明品の比較品の組成を、表3に従来例(従来例1及び
2は特公平7−84667号の組成物、従来例3及び4
は特開平6−184573号の組成物、従来例5は特開
2000−226591号の組成物)の組成を示す。
る。 (実施例1)下記の表1に本発明品の組成を、表2に本
発明品の比較品の組成を、表3に従来例(従来例1及び
2は特公平7−84667号の組成物、従来例3及び4
は特開平6−184573号の組成物、従来例5は特開
2000−226591号の組成物)の組成を示す。
【0021】なお、本実施例で使用した成分の内容は下
記の通りである。 硼酸ナトリウム5水塩(Na2 B4 O7 ・5H2 O):
平均粒径 約0.4mm、純度 98%以上 モリブデン酸ナトリウム(Na2 MoO4 ・2H2
O):平均粒径 約0.3mm、純度 98%以上
記の通りである。 硼酸ナトリウム5水塩(Na2 B4 O7 ・5H2 O):
平均粒径 約0.4mm、純度 98%以上 モリブデン酸ナトリウム(Na2 MoO4 ・2H2
O):平均粒径 約0.3mm、純度 98%以上
【0022】炭酸ナトリウム(Na2 CO3 ):平均粒
径 約0.3mm、純度 約99% 脂肪酸のNa塩(牛脂脂肪酸のNa塩):平均粒径 約
0.3mm、純度 約95% 脂肪酸のCa塩(ステアリン酸のCa塩):平均粒径
約0.4mm、純度 約97%
径 約0.3mm、純度 約99% 脂肪酸のNa塩(牛脂脂肪酸のNa塩):平均粒径 約
0.3mm、純度 約95% 脂肪酸のCa塩(ステアリン酸のCa塩):平均粒径
約0.4mm、純度 約97%
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】上記した表1〜表3に示した熱間粉体潤滑
剤組成物の評価結果を下記の表4に示したが、表1に示
した本発明の実施例は、何れのものも表2に示した比較
例や表3に示した従来例と比べて粉体時の性質(粉体固
化性、粉体流動性)と摩擦係数の両者共に優れているこ
とが判る。
剤組成物の評価結果を下記の表4に示したが、表1に示
した本発明の実施例は、何れのものも表2に示した比較
例や表3に示した従来例と比べて粉体時の性質(粉体固
化性、粉体流動性)と摩擦係数の両者共に優れているこ
とが判る。
【0027】なお、下記の表4に示した潤滑剤性能は下
記の方法により調査した結果である。 1)粉体の貯蔵時における固化性 ペトリ皿に試料を50g量り、60℃の恒温槽で24時
間静置した後に固化の状態を観察した。評価は、全く固
化していなかったものを◎、少し固化していたものを
○、固化していたものを×とした。
記の方法により調査した結果である。 1)粉体の貯蔵時における固化性 ペトリ皿に試料を50g量り、60℃の恒温槽で24時
間静置した後に固化の状態を観察した。評価は、全く固
化していなかったものを◎、少し固化していたものを
○、固化していたものを×とした。
【0028】2)粉体の流動性 安息角の測定により評価した(細川式)。評価は、安息
角が38度未満であったものを◎、安息角が38〜42
度未満であったものを○、安息角が42〜46度未満で
あったものを△、安息角が46度以上であったものを×
とした。
角が38度未満であったものを◎、安息角が38〜42
度未満であったものを○、安息角が42〜46度未満で
あったものを△、安息角が46度以上であったものを×
とした。
【0029】3)高温時の流動性 1100℃に設定した電気炉に、150mm×150m
m×5mmの試片(SS400とSUS304)を入れ
て15分間加熱した後、この試片上に0.2gの試料を
載せて30°傾け、30秒間保持した後電気炉より取り
出し、流動性を観察した。評価は、非常に良く広がった
ものを◎、広がったものを○、やや流れたものを△、広
がらなかったもの、又は、流れすぎたものを×とした。
m×5mmの試片(SS400とSUS304)を入れ
て15分間加熱した後、この試片上に0.2gの試料を
載せて30°傾け、30秒間保持した後電気炉より取り
出し、流動性を観察した。評価は、非常に良く広がった
ものを◎、広がったものを○、やや流れたものを△、広
がらなかったもの、又は、流れすぎたものを×とした。
【0030】4)摩擦係数 下記の条件によるリング圧縮試験方法により評価した。 リング試片材質:SS400 リング形状:内径15mm、外径30mm、厚み10m
m リング加熱温度:1100℃ ダイス材質:SKD−61 目標圧縮率:55%
m リング加熱温度:1100℃ ダイス材質:SKD−61 目標圧縮率:55%
【0031】試験手順: ダイスに黒鉛系被膜潤滑剤を塗布(目標付着量10g
/m2 )。 加熱したリング試片に試料を塗布し、プレス機により
圧縮する。 摩擦係数の計算:ΔD=mln(μ/0.055) lnm=(0.044×圧縮率)+1.06 但し、μは摩擦係数、ΔDは内径変化率、mは圧縮率よ
り求められる変数を示す。評価は、μが0.06未満の
ものを◎、μが0.06〜0.08未満のものを○、μ
が0.08〜0.10未満のものを△、μが0.10以
上のものを×とした。
/m2 )。 加熱したリング試片に試料を塗布し、プレス機により
圧縮する。 摩擦係数の計算:ΔD=mln(μ/0.055) lnm=(0.044×圧縮率)+1.06 但し、μは摩擦係数、ΔDは内径変化率、mは圧縮率よ
り求められる変数を示す。評価は、μが0.06未満の
ものを◎、μが0.06〜0.08未満のものを○、μ
が0.08〜0.10未満のものを△、μが0.10以
上のものを×とした。
【0032】
【表4】
【0033】(実施例2)上記した実施例1で潤滑性能
を評価した潤滑剤のうち、本発明の実施例を4種類と、
比較例及び従来例を各3種類を実際のマンドレルミル圧
延ラインで使用し、潤滑性能を調査した。その結果を下
記表5に示すが、表5より明らかなように、実機に適用
した場合にも、本発明の実施例は比較例や従来例と比べ
て、摩擦係数、内面品質の両者共に優れていることが判
る。
を評価した潤滑剤のうち、本発明の実施例を4種類と、
比較例及び従来例を各3種類を実際のマンドレルミル圧
延ラインで使用し、潤滑性能を調査した。その結果を下
記表5に示すが、表5より明らかなように、実機に適用
した場合にも、本発明の実施例は比較例や従来例と比べ
て、摩擦係数、内面品質の両者共に優れていることが判
る。
【0034】なお、下記表5を得た圧延条件は以下の通
りである。 圧延装置:5スタンドフルリトラクトマンドレルミル 被圧延材:13%Cr鋼 被圧延材の圧延前温度:1150℃
りである。 圧延装置:5スタンドフルリトラクトマンドレルミル 被圧延材:13%Cr鋼 被圧延材の圧延前温度:1150℃
【0035】マンドレルミル圧延前のホローシェル寸
法: 外径330mm、肉厚23mm、長さ6000mm マンドレルミル圧延後の寸法: 外径276mm、肉厚13mm、長さ12000mm マンドレルバー: 外径248mm、長さ:24000mm 材質:SKD6、表面:Crめっき(厚さ50μm) バーの表面には黒鉛系潤滑剤を塗布、乾燥させている。
法: 外径330mm、肉厚23mm、長さ6000mm マンドレルミル圧延後の寸法: 外径276mm、肉厚13mm、長さ12000mm マンドレルバー: 外径248mm、長さ:24000mm 材質:SKD6、表面:Crめっき(厚さ50μm) バーの表面には黒鉛系潤滑剤を塗布、乾燥させている。
【0036】潤滑剤噴射方法:1.5kg/cm2 N2 キャリアガスでホローシェルの片端より吹き込み。 潤滑剤噴射量:総量で2000cm3
【0037】なお、下記の表5に示した摩擦係数と内面
品質は下記により評価した結果である。 1)摩擦係数 摩擦係数はマンドレルバーのリテインド力を各スタンド
荷重の和で除した値で評価した。評価は、上記値が0.
03以下のものを◎、0.031〜0.04のものを
○、0.041〜0.05のものを△、0.051以上
のものを×とした。
品質は下記により評価した結果である。 1)摩擦係数 摩擦係数はマンドレルバーのリテインド力を各スタンド
荷重の和で除した値で評価した。評価は、上記値が0.
03以下のものを◎、0.031〜0.04のものを
○、0.041〜0.05のものを△、0.051以上
のものを×とした。
【0038】2)内面品質 内面品質はパイプ内面に軸方向直線状に発生する疵の発
生率で評価した。評価は、上記発生率が0.5%以下の
ものを◎、0.5〜1.0%のものを○、1.0〜2.
0%のものを△、2.0%以上のものを×とした。
生率で評価した。評価は、上記発生率が0.5%以下の
ものを◎、0.5〜1.0%のものを○、1.0〜2.
0%のものを△、2.0%以上のものを×とした。
【0039】
【表5】
【0040】上記した実施例では、本発明にかかる熱間
粉体潤滑剤組成物をマンドレルミル圧延に適用したもの
について説明したが、本発明にかかる熱間粉体潤滑剤組
成物はマンドレルミル圧延に限らず、他の継目無管製造
時のプラグ等に塗布して使用することは勿論のこと、棒
鋼、条鋼、線材の熱間圧延時や他の熱間加工時にも適用
可能であることは言うまでもない。
粉体潤滑剤組成物をマンドレルミル圧延に適用したもの
について説明したが、本発明にかかる熱間粉体潤滑剤組
成物はマンドレルミル圧延に限らず、他の継目無管製造
時のプラグ等に塗布して使用することは勿論のこと、棒
鋼、条鋼、線材の熱間圧延時や他の熱間加工時にも適用
可能であることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱間
粉体潤滑剤組成物は、粉体時の性質が良好で、所定の加
工位置に均一に塗布でき、熱間加工時における加工面の
摩擦を低減できることから、製品の加工面が美麗にな
り、省エネルギー化が図れるようになる。
粉体潤滑剤組成物は、粉体時の性質が良好で、所定の加
工位置に均一に塗布でき、熱間加工時における加工面の
摩擦を低減できることから、製品の加工面が美麗にな
り、省エネルギー化が図れるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 105/24 C10M 105/24 111/02 111/02 125/00 125/00 125/10 125/10 129/40 129/40 // C10N 10:02 C10N 10:02 10:04 10:04 10:12 10:12 20:06 20:06 Z 40:24 40:24 Z (72)発明者 飯田 純生 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 田中 和雄 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目11番16号 パレス化学株式会社内 (72)発明者 森 静男 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目11番16号 パレス化学株式会社内 Fターム(参考) 4H104 AA11A AA11C AA13A AA13C AA26A BB16A BB16C EA08Z FA01 FA02 FA06 PA26
Claims (2)
- 【請求項1】 熱間加工において使用する潤滑剤組成物
であって、硼酸ナトリウムの5水塩を40〜90質量
%、炭酸ナトリウムを6〜30質量%、脂肪酸のNa又
はCa塩の1種以上を5〜30質量%混合してなること
を特徴とする熱間粉体潤滑剤組成物。 - 【請求項2】 さらにモリブデン酸ナトリウムを1〜3
0質量%含有したことを特徴とする請求項1記載の熱間
粉体潤滑剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001144358A JP2002338984A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 熱間粉体潤滑剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001144358A JP2002338984A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 熱間粉体潤滑剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002338984A true JP2002338984A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18990318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001144358A Pending JP2002338984A (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 熱間粉体潤滑剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002338984A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054768A1 (ja) * | 2004-11-22 | 2006-05-26 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間粉体潤滑剤組成物および継目無管の製造方法 |
| JP2006182927A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Jfe Steel Kk | 継目無鋼管熱間圧延用潤滑剤 |
| WO2007116653A1 (ja) | 2006-03-27 | 2007-10-18 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間塑性加工用潤滑剤及び熱間粉体潤滑剤組成物 |
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001144358A patent/JP2002338984A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054768A1 (ja) * | 2004-11-22 | 2006-05-26 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間粉体潤滑剤組成物および継目無管の製造方法 |
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| CN101061208B (zh) * | 2004-11-22 | 2010-08-18 | 住友金属工业株式会社 | 热粉体润滑剂组合物及无缝管的制造方法 |
| JP4614459B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2011-01-19 | 住友金属工業株式会社 | 熱間粉体潤滑剤組成物および継目無管の製造方法 |
| US7919439B2 (en) | 2004-11-22 | 2011-04-05 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Powdered lubricant composition for hot working and method for manufacturing seamless tubes |
| JP2006182927A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Jfe Steel Kk | 継目無鋼管熱間圧延用潤滑剤 |
| WO2007116653A1 (ja) | 2006-03-27 | 2007-10-18 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | 熱間塑性加工用潤滑剤及び熱間粉体潤滑剤組成物 |
| US8082767B2 (en) | 2006-03-27 | 2011-12-27 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Lubricant for hot metal working and powder lubricant composition for hot metal working |
| JP4885948B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2012-02-29 | 住友金属工業株式会社 | 熱間塑性加工用潤滑剤及び熱間粉体潤滑剤組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20061024 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |