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JP2002331270A - カード洗浄機 - Google Patents

カード洗浄機

Info

Publication number
JP2002331270A
JP2002331270A JP2001138306A JP2001138306A JP2002331270A JP 2002331270 A JP2002331270 A JP 2002331270A JP 2001138306 A JP2001138306 A JP 2001138306A JP 2001138306 A JP2001138306 A JP 2001138306A JP 2002331270 A JP2002331270 A JP 2002331270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
cleaning liquid
brush
cleaning
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001138306A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Shimizu
良夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIMIZU KIKAKU KK
Original Assignee
SHIMIZU KIKAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIMIZU KIKAKU KK filed Critical SHIMIZU KIKAKU KK
Priority to JP2001138306A priority Critical patent/JP2002331270A/ja
Publication of JP2002331270A publication Critical patent/JP2002331270A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液を充分にカードに付着させて洗浄力を
高くし、落ちた汚れが次に洗浄されるカードに転写され
ないようにし、洗浄したカードの水分を確実に除去する
ことができ、且つ小型化を図れるカード洗浄機を提供す
る。 【解決手段】 洗浄すべきカードを複数枚収納可能なホ
ッパー22と、洗浄後のカードを複数枚収納可能なスタ
ッカ24と、カードを洗浄するために駆動するブラシ3
2と、ブラシ32が設けられている位置へホッパー22
内のカードを1枚ずつ送り込む第1の搬送手段30と、
ブラシ32および/またはカードへ向けて洗浄液を噴射
する洗浄液噴射手段44と、ブラシ32を通過したカー
ドに付着している洗浄液等を掻き落とす掻き落とし手段
36と、第1の搬送手段30によって送り込まれたカー
ドをスタッカ24へ搬送する第2の搬送手段34とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードなどの
カードを洗浄するためのカード洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードが多く出回るようにな
ってきている。ICカードは従来からの磁気カードと比
較してセキュリティー等の面では優れているが、高価で
あるため使用されなくなったカードは回収して再利用す
ることが行なわれる。再利用の際には、カードに付着し
た汚れを落とすことが必要になるが、人手によらずに自
動的にカードの洗浄を行なうカード洗浄機が従来から知
られている。
【0003】従来のカード洗浄機の例として、特開平9
−136068号公報、特開平10−85685号公報
に記載されているものについて、簡単に説明する。従来
のカード洗浄機は、容器の上方に洗浄すべきカードを収
納するホッパーが設けられ、ホッパーからカード出口に
かけて複数の輸送ローラと複数の洗浄用ローラが設けら
れている。洗浄用ローラは多孔質状であって、洗浄液が
貯留されている洗浄容器から複数のローラを介して洗浄
液が洗浄用ローラに伝達される。洗浄用ローラを通過し
たカードは洗浄液によって洗浄される。
【0004】また、従来のカード洗浄機には、洗浄ロー
ラを通過したカードを乾燥させるための乾燥用のヒート
ローラが設けられている。ヒートローラ内には、熱源と
なるハロゲンランプが設けられている。ヒートローラを
通過したカードは乾燥され、カード受け部に収納され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカード洗浄
機によれば、複数のローラを介して多孔質の洗浄用ロー
ラに洗浄液を供給するようにしていたので、洗浄用ロー
ラには洗浄液が充分に行き渡らず、カードの洗浄力が弱
いという課題があった。また、多孔質の洗浄用ローラで
洗浄をすると、カードの汚れが洗浄用ローラの孔内に入
り込んでしまい、次に洗浄するカードに洗浄用ローラ内
に入り込んだ汚れが転写されてしまうという課題もあっ
た。そして、このように多孔質の洗浄用ローラに汚れが
入り込んでしまうと、ローラ内の汚れを除去する手段が
ないので、カードの洗浄が全く行えなくなってしまって
いた。
【0006】また、従来のカード洗浄機によれば、カー
ドを乾燥させるためのヒートローラを設けていたが、高
温のローラを通すだけではカード上の水分はすぐには蒸
発せず、カードが濡れたままになりやすいという課題が
あった。一方、水分の蒸発を確実なものにするためにヒ
ートローラをさらに高温にすると、カードの変形が生じ
たり、あるいはICカードであればICに悪影響を与え
る可能性もあるので、カードに影響を悪影響をあたえず
に、確実に水分の除去ができる構成が望まれているとい
う課題があった。また、ヒートローラを設けることで装
置全体が複雑化・大型化しているという課題があった。
【0007】さらに、従来のカード洗浄機では、ヒート
ローラでカードを乾燥させていたため、洗浄液は徐々に
減少し、減少した洗浄液を補給する必要があった。この
ように、洗浄液を追加補充しなくてはならないので、追
加の手間がかかる上に追加する洗浄液のコストもかかる
という課題もあった。
【0008】そこで本発明は上記課題を解消すべくなさ
れたものであり、その目的とするところは、洗浄液を充
分にカードに付着させて洗浄力を高くし、落ちた汚れが
次に洗浄されるカードに転写されないようにし、洗浄し
たカードの水分を確実に除去することができ、且つ小型
化を図れるカード洗浄機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明にかかる
カード洗浄機によれば、洗浄すべきカードを複数枚収納
可能なホッパーと、洗浄後のカードを複数枚収納可能な
スタッカと、カードを洗浄するために駆動するブラシ
と、該ブラシが設けられている位置へホッパー内のカー
ドを1枚ずつ送り込む第1の搬送手段と、前記ブラシお
よび/またはカードへ向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴
射手段と、前記ブラシを通過したカードに付着している
洗浄液等を掻き落とす掻き落とし手段と、前記第1の搬
送手段によって送り込まれたカードを前記スタッカへ搬
送する第2の搬送手段とを具備することを特徴としてい
る。この構成を採用することによって、洗浄液がブラシ
および/またはカードに直接噴射されるので洗浄液が不
足するようなことがなく洗浄力を高めることができる。
また、ブラシは多孔質状でないので汚れが入り込むよう
なことがなく、汚れが次のカードに転写されるようなこ
とがない。さらに、掻き落とし手段がカード上の洗浄液
等を確実除去することができ、洗浄後のカードを完全に
乾いた仕上がりにすることができる。このような構成
は、ヒートローラのような複雑な構造を採用していない
ので装置全体の小型化が図れる。また掻き落とし手段は
直接カードに触れるために水分だけでなく、洗浄手段で
洗浄しきれなかった汚れ等も落とすことができる。
【0010】また、前記ホッパーと前記スタッカは、前
記ホッパーが下方で前記スタッカが上方となるように設
けられ、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段
は、カードの表面が鉛直方向を向くように両側から挟ん
で、下方から上方に向けてカードを搬送するブラシロー
ラであることを特徴とする。この構成によれば、カード
は下から上へ向かって搬送される。すると、噴射された
洗浄液は、搬送されるカードの上を下方に向けて流れ落
ちていき、カード全体に洗浄液が行き渡りやすくなる。
また、複数枚のカードが連続して洗浄されていると、最
初のうちは上方から流れてくるやや汚れた洗浄液によっ
て洗浄され、上方に搬送されていくと綺麗な洗浄液で濯
ぎ洗浄されることとなりより汚れを効果的に洗浄でき
る。
【0011】前記ブラシは、カードの表面を両側から挟
んで回転するブラシローラであることを特徴とすると、
カードの両面を確実に洗浄することができる。さらに、
前記ブラシの下方の位置には、洗浄液が貯留されている
貯留タンクが設けられ、該貯留タンクには、落下してく
る洗浄後の洗浄液を回収するための開口部が形成されて
いるので、洗浄液噴射手段から噴射されてカードやブラ
シから流れ落ちた洗浄液や、掻き落とし手段によって掻
き落とされた洗浄液も貯留タンクへ落下するので、洗浄
に使用した洗浄液すべてを再利用することができる。ま
た、前記貯留タンクから洗浄液を吸い上げることができ
るように設けられていると共に、貯留タンクから吸い上
げた洗浄液を噴射するポンプが設けられていることを特
徴としている。この構成を採用することにより、洗浄液
を循環させて再利用するので、洗浄液が減少しないので
洗浄液の追加等の作業の手間を省くことができると共
に、洗浄液の追加分のコスト削減を図ることができる。
【0012】前記ブラシのカードへの押圧力を調整可能
であることを特徴とすると、カードの汚れ具合やカード
の厚さの違い等によって、カードの汚れを確実に落とす
ことが可能である。また、前記掻き落とし手段は、カー
ドが前記ブラシを通過した位置にカードの両面に接する
ように配置されたゴム製の板状体であるとすれば良い。
ゴムの板状体がカードの両面に接し、洗浄液等を確実に
落として乾いた状態のカードとすることができる。さら
に、前記第2の搬送手段の搬送ローラは、第1の搬送手
段の搬送ローラよりも回転速度が大きくなるように設け
られていることにより、ホッパーから送られてくるカー
ド同士の間隔を十分に空けることができる。このため、
カード同士が重なってしまったりすることを防止し、カ
ード1枚ずつ確実に洗浄できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1にカード洗
浄機全体の斜視図を示し、はじめに、本実施形態のカー
ド洗浄機の全体構成について説明する。カード洗浄機2
0は、ホッパー22と、スタッカ24と、ホッパー22
及びスタッカ24を取り付けている本体21と、本体2
1の下部に設けられている基台25とからなる。符号が
本体21である。本体21内には、後述するようなカー
ド18を洗浄するためのブラシローラ(後述する)等が
設けられている。本体21は、脚26が取り付けられた
基台25上に立設されている。なお、基台25内には洗
浄液を貯留しておく貯留タンクが設けられている(後述
する)。
【0014】本体21の下部には、洗浄すべきカード1
8を収納可能なホッパー22が設けられている。ホッパ
ー22は、上方が開放された断面コの字状となるように
形成されている。ホッパー22は、本体21の下部から
前方に向けて突出しており、先端部がやや上方を向くよ
うにして設けられている。ホッパー22内には、カード
18が表面が鉛直方向に向くように収納される。このよ
うにホッパー22を傾斜させて設けたことによって、ホ
ッパー22内に収容されたカード18は、本体21側に
位置している方に重量がかかるので本体21側に位置し
ているカード18が本体21内に収納されていくと、自
然にカード全体が本体21側に移動して本体21側のカ
ード18から順次本体21内に収納されていく。
【0015】本体21の上部には、洗浄後のカードを収
納するスタッカ24が設けられている。スタッカ24
も、ホッパー22と同様に上方が開放された断面コの字
状となるように形成されている。また、スタッカ24
は、本体21から前方に向けて突出して設けられてお
り、先端部がやや上方を向くようにして設けられてい
る。スタッカ24内にも、カード18の表面が鉛直方向
を向くように収納される。
【0016】次に本体内の構造について、図2および図
3に基づいて説明する。ホッパー22の本体側端部22
aと、スタッカ24の本体側端部24aとの間には、ホ
ッパー22からカード18を取り出す第1の搬送ローラ
30と、カード18を洗浄するブラシローラ32と、ホ
ッパー22から取り出されたカード18をブラシローラ
32に通してスタッカ24へ移送する第2の搬送ローラ
34と、カード表面の水等を掻き落とす板状体36とが
配設されている。
【0017】第1の搬送ローラ30は、ホッパー22の
本体側端部22aに位置するカード18の表面に接する
2個所に設けられている。かかる第1の搬送ローラ30
は、ホッパー22の本体側端部22aに位置するカード
18にその表面が接するように設けられたゴム製のロー
ラである。第1の搬送ローラ30は、モータ38から掛
け渡されたベルト39等によって駆動される。また、第
1の搬送ローラ30の回転軸は、カード18を上方へ搬
送するように水平方向を向くように設けられている。第
1の搬送ローラ30は、カードを挟み込んでカードの表
裏両面に接するように設けられているわけではなく、ホ
ッパー22内に収納されたカード18の本体側の面にの
み接している。
【0018】第2の搬送ローラ34は、ホッパー22の
本体側端部22aと、スタッカ24の本体側端部24a
との間に複数組設けられているゴム製のローラである。
具体的には、第2の搬送ローラ34は、ホッパー22内
から取り出されたカード18をブラシローラ32に送る
ために第1の搬送ローラ30のすぐ上方の位置に設けら
れた34aと、最初のブラシローラ32aから出てきた
カード18を次のブラシローラ32bに送る位置34b
と、次のブラシローラ32bからスタッカ24へカード
18を送る位置34cとに、それぞれ一組あるいは複数
組配置されている。第2の搬送ローラ34は、カード1
8を挟み込んで搬送することができるように、カード1
8の搬送方向の両側に配置されている。
【0019】複数組の第2の搬送ローラ34全ては、第
1の搬送ローラ30よりもその回転速度が速くなるよう
に設けられている。このため、ホッパー22内に収納さ
れているカード18のうち、本体側端部22aに位置し
たカード18が順次第1の搬送ローラ30の回転によっ
て上方に向けて搬送された場合であっても、第2の搬送
ローラ34は、第1の搬送ローラ30によって搬送され
てきたカード18をカード同士の間隔を開けて搬送する
ことができる。
【0020】本実施形態におけるブラシローラ32は、
最初に設けられた第2の搬送ローラ34aのすぐ上方の
位置と、第2の搬送ローラ34bを挟んでさらに上方の
位置とに2組設けられている。これらブラシローラ32
a,32bは、カード18を挟み込んで両面に接するよ
うに2個で1組として設けられており、カード18を挟
み込む押圧力を調節することができるように設けられて
いる。ブラシローラ32a,32bは、それぞれローラ
状に形成され、モータ38の駆動が伝達されて水平方向
に延びる軸線を中心にして回転駆動する。
【0021】洗浄液をカード18から掻き落とすための
掻き落とし手段として、ゴム製の板状体(ワイパーブレ
ードと同様の形状)36が複数組設けられている。板状
体36は、断面がほぼ三角形状であって、カード18に
当接する先端部側に向けて徐々に肉薄となるように形成
されている。板状体36は、カード18の両面に接する
ように2個で1組となって、搬送方向を挟んでカード1
8の表裏両側位置に設けられている。
【0022】具体的な板状体36の設けられた位置は、
ブラシローラ32aの上方に複数組(36a)、ブラシ
ローラ32bの上方に複数組(36b)設けられてい
る。また、ブラシローラ32bの上方が、ブラシローラ
32aの上方よりも設けられている板状体36の方が多
い。これは、カード18をスタッカ24に収納する前に
確実に水分を掻き落とすためである。
【0023】板状体36は、その先端部がカード18の
搬送方向に直交するようには設けられてはおらず、先端
部が搬送方向(上方に向かって)やや傾斜するように設
けられている。したがって、カード18が上方へ搬送さ
れていくときであっても、その搬送をスムーズに行なう
ことができる。また、板状体36を各ブラシローラ32
のすぐ上に設けたことにより、ブラシローラ32によっ
てはねたり飛んだりした洗浄液を洗浄後のカード18に
再度付着しないように、洗浄液を遮断する働きも有す
る。
【0024】洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段について
説明する。洗浄液は、基台内に配置された洗浄液タンク
40からポンプ42によって吸い上げられて、2個所に
設けられた噴射ノズル44から噴射される。各噴射ノズ
ル44の位置は、2個あるブラシローラ32a,32b
のそれぞれのすぐ上方に設けられている。この位置で洗
浄液を噴射すれば、カード18に噴射された洗浄液は、
カード18を伝わって下方に流れ落ちてゆき、ブラシロ
ーラ32に至りブラシローラに洗浄液を含ませることが
できる。この場合、噴射ノズル44は、カード18に対
してだけでなく、ブラシローラ32に対しても洗浄液が
噴射されてもよく、またカード18には噴射されずにブ
ラシローラ32にのみ噴射されてもよい。また、噴射と
いっても必ずしも勢いよく噴射しなくともよい。
【0025】なお、洗浄液タンク40の上面は、ブラシ
ローラ32が設けられて洗浄が行なわれている位置にお
いて開口部46が設けられており、洗浄後の洗浄液を洗
浄液タンク40内に落下させることができる。洗浄後の
洗浄液はカード18や各搬送ローラ30,34等を伝わ
って落下する。また、この洗浄液タンク40の開口部4
6には、洗浄後のゴミ等が洗浄液タンク40内に侵入し
ないように付着物回収用のフィルター48が取り付けら
れている。
【0026】以下、本実施形態のカード洗浄機の動作に
ついて、図3に基づいて説明する。まず、操作者が電源
スイッチ(図示せず)を入れると、ポンプと、モータ3
8が駆動し、各搬送ローラとブラシローラとが回転開始
する。ホッパー22内に収納されているカード18のう
ち、本体側端部22aに位置するカードは、第1の搬送
ローラ30によって、表面が鉛直方向を向いたまま上方
に搬送される。
【0027】なお、ホッパー22内の本体側端部22a
に存したカードが第1の搬送ローラ30によって上方へ
搬送されると、ホッパー22内に収納されているカード
18が、ホッパー22の傾斜に伴って本体側へ下降して
移動する。そして、新たに本体側端部22aに位置する
こととなったカード18が第1の搬送ローラ30に接
し、上方へ搬送される。このように、第1の搬送ローラ
30は、ホッパー22内のカード18を次々と搬送す
る。
【0028】第1の搬送ローラ30に搬送されたカード
18は、第2の搬送ローラ34aによってブラシローラ
32aに送り込まれる。ブラシローラ32aにより洗浄
されたカード18は、ブラシローラ32aから上方に出
て板状体36aに挟み込まれる。板状体36aは、第2
の搬送ローラ34bと交互に複数組設けられ、付着して
いる洗浄液や汚れなどを掻き落とす。
【0029】第2の搬送ローラ34bによって、カード
18はブラシローラ32bに送り込まれる。ブラシロー
ラ32bにより洗浄されたカード18は、ブラシローラ
32bから上方に出て板状体36bに挟み込まれる。板
状体36bは、第2の搬送ローラ34cと交互に複数組
設けられ、付着している洗浄液や汚れなどを掻き落と
す。カード18は、このように2組のブラシローラ32
a,32bによって2回洗浄される。
【0030】カード18は、板状体36bが3組連続し
て設けられている部位を通過すると、付着している洗浄
液や汚れなどが完全に除去され、第2の搬送ローラ34
cによってスタッカ24へ収納される。なお、洗浄し終
わったカード18を、スタッカ24の本体側端部24a
に、スタッカ24の傾斜に合わせて確実に収納するため
に、自由に回転する保持ローラ41が設けられている。
【0031】なお、上述してきた実施形態のブラシロー
ラは、2組だけであったが一組だけを設けてもよいし、
3組以上設けてもよい。また、第2の搬送ローラ34の
数、板状体36の数などはこの実施形態に限定されるも
のではない。
【0032】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るカード洗浄機によれば、洗
浄液がブラシおよび/またはカードに直接噴射されるの
で洗浄液が不足するようなことがなく洗浄力を高めるこ
とができ、確実な洗浄が行なわれる。また、ブラシは多
孔質状でないので汚れが入り込むようなことがなく、汚
れが次のカードに転写されるようなことがない。さら
に、掻き落とし手段がカード上の洗浄液等を確実除去す
ることができ、洗浄後のカードを完全に乾いた仕上がり
にすることができる。このような構成は、ヒートローラ
のような複雑な構造を採用していないので装置全体の小
型化が図れる。また掻き落とし手段は直接カードに触れ
るために水分だけでなく、洗浄手段で洗浄しきれなかっ
た汚れ等も落とすことができる。
【0034】また、ホッパーとスタッカは、ホッパーが
下方で前記スタッカが上方となるように設けられ、第1
の搬送手段および前記第2の搬送手段は、カードの表面
が鉛直方向を向くように両側から挟んで、下方から上方
に向けてカードを搬送するローラであるので、噴射され
た洗浄液は、搬送されるカードの上を下方に向けて流れ
落ちていき、カード全体に洗浄液が行き渡りやすくな
る。このため、洗浄時にカードや洗浄手段に噴射する洗
浄液そのものが少量で済み、洗浄液のコスト削減を図れ
る。また、最初のうちは上方から流れてくるやや汚れた
洗浄液によって洗浄され、上方に搬送されていくと綺麗
な洗浄液で濯ぎ洗浄されることとなりより汚れを効果的
に洗浄できる。
【0035】ブラシは、カードの表面を両側から挟んで
回転するブラシローラであることを特徴とすると、カー
ドの両面を確実に洗浄することができる。
【0036】さらに、ブラシの下方の位置には、洗浄液
が貯留されている貯留タンクが設けられ、貯留タンクに
は、落下してくる洗浄後の洗浄液を回収するための開口
部が形成されているので、洗浄に使用した洗浄液を再利
用することができる。
【0037】また、貯留タンクから洗浄液を吸い上げる
ことができるように設けられていると共に、貯留タンク
から吸い上げた洗浄液を噴射するポンプが設けられてい
るようにすれば、洗浄液を循環させて再利用するので、
洗浄液がほとんど減少しないので洗浄液の追加等の作業
の手間を省くことができると共に、洗浄液の追加分のコ
スト削減を図ることができる。
【0038】ブラシのカードへの押圧力を調整可能であ
ることを特徴とすると、カードの汚れ具合やカードの厚
さの違い等によって、カードの汚れを確実に落とすこと
が可能である。
【0039】また、前記掻き落とし手段は、掻き落とし
手段は、カードがブラシを通過した位置にカードの両面
に接するように配置されたゴム製の板状体であるので、
カードの表面に確実に密着して洗浄液等を落としてカー
ドを乾燥できる。さらに、第2の搬送手段の搬送ローラ
は、第1の搬送手段の搬送ローラよりも回転速度が大き
くなるように設けられていることにより、洗浄中にホッ
パーから送られてくるカード同士の間隔を十分に空ける
ことができる。このため、他のカードの汚れ等を付着さ
せないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード洗浄機の実施形態を示す外
観図である。
【図2】図1に示したカード洗浄機の側面方向からの断
面図である。
【図3】図2に示した断面図の本体部分の拡大図であ
る。
【符号の説明】
20 カード洗浄機 21 本体 22 ホッパー 24 スタッカ 25 基台 26 脚 30 第1の搬送ローラ 32 ブラシローラ 34 第2の搬送ローラ 36 板状体 38 モータ 39 ベルト 40 洗浄液タンク 42 ポンプ 44 噴射ノズル 46 開口部 48 フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべきカードを複数枚収納可能なホ
    ッパーと、 洗浄後のカードを複数枚収納可能なスタッカと、 カードを洗浄するために駆動するブラシと、 該ブラシが設けられている位置へホッパー内のカードを
    1枚ずつ送り込む第1の搬送手段と、 前記ブラシおよび/またはカードへ向けて洗浄液を噴射
    する洗浄液噴射手段と、 前記ブラシを通過したカードに付着している洗浄液等を
    掻き落とす掻き落とし手段と、 前記第1の搬送手段によって送り込まれたカードを前記
    スタッカへ搬送する第2の搬送手段とを具備することを
    特徴とするカード洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記ホッパーと前記スタッカは、前記ホ
    ッパーが下方で前記スタッカが上方となるように設けら
    れ、 前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段は、 カードの表面が鉛直方向を向くように両側から挟んで、
    下方から上方に向けてカードを搬送するローラであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカード洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記ブラシは、 カードの表面を両側から挟んで回転するブラシローラで
    あることを特徴とする請求項1または2記載のカード洗
    浄機。
  4. 【請求項4】 前記ブラシの下方の位置には、洗浄液が
    貯留されている貯留タンクが設けられ、 該貯留タンクには、落下してくる洗浄後の洗浄液を回収
    するための開口部が形成されていることを特徴とする請
    求項2または3記載のカード洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記貯留タンクから洗浄液を吸い上げる
    ことができるように設けられていると共に、貯留タンク
    から吸い上げた洗浄液を噴射するポンプが設けられてい
    ることを特徴とする請求項4記載のカード洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記ブラシのカードへの押圧力を調整可
    能であることを特徴とする請求項1,2,3,4または
    5記載のカード洗浄機。
  7. 【請求項7】 前記掻き落とし手段は、カードが前記ブ
    ラシを通過した位置にカードの両面に接するように配置
    されたゴム製の板状体であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5または6記載のカード洗浄機。
  8. 【請求項8】 前記第2の搬送手段の搬送ローラは、第
    1の搬送手段の搬送ローラよりも回転速度が大きくなる
    ように設けられていることを特徴とする請求項2,3,
    4,5,6または7記載のカード洗浄機。
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