JP2002328416A - ストロボ装置 - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/30—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
- H05B41/32—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp for single flash operation
- H05B41/325—Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp for single flash operation by measuring the incident light
Landscapes
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Abstract
デンサ41aが放電してターンオン用コンデンサ45の
充電が開始されるとともに、給電電圧が発生する。給電
電圧は、ターンオン用コンデンサ45の充電が進むにつ
れて上昇し、所定のレベルに達すると制御用トランジス
タ51がオンとなって受光部43に一定な給電電圧が与
えられる。制御用トランジスタ51のオンの時点でター
ンオン用コンデンサ45は、サイリスタ45をターンオ
ンするのに必要な電圧まで充電されている。バイパス用
トランジスタ52は、制御用トランジスタ51のオンの
時点から所定時間だけオンとなり、フォトトランジスタ
16コレクタ出力容量に起因して流れる突入電流を積分
コンデンサ43aに流さない。積分コンデンサ43aの
充電電圧が所定レベルに達した時点でサイリスタ46を
ターンオンして発光が停止する。
Description
ロボ装置に関するものである。
構を組み込んだユニット本体に予め未露光の写真フイル
ムを内蔵させたレンズ付きフイルムユニットが本出願人
により製造販売されている。また、レンズ付きフイルム
ユニットには、夜間や室内での撮影ができるようにスト
ロボ装置を内蔵したものもある。現在市販されているレ
ンズ付きフイルムユニットに内蔵されたストロボ装置
は、主要被写体までの撮影距離等に関係なく1回の発光
時に一定のストロボ光量を照射するため、近距離で撮影
した場合に、主要被写体が露光オーバーとなっていた。
このため、プリント写真上において主要被写体が白く飛
んでしまったり、主要被写体を適切な濃度に再現された
としても、背景が暗くなってしまうといった不都合があ
った。
動調光機能を有したストロボ装置が知られている。この
オートストロボ装置では、ストロボ放電管を発光させる
と同時に、被写体から反射されてくる光を受光素子で受
光し、得られる光電流を積分する。そして、積分量が所
定レベルに達したときに、サイリスタ等の無接点スイッ
チを動作させて、ストロボ放電管でのメインコンデンサ
の放電を阻止しストロボ放電管の発光を停止する。この
ようにして適切な露光量が得られるようにしてストロボ
光の発光等量を調節している。
て、他のストロボ装置からのストロボ光等による調光回
路の誤作動を防止するものが特公昭52−47327号
公報により知られている。特公昭52−47327号公
報記載のストロボ装置の回路を図9に示すように、この
ストロボ装置では、メインコンデンサ80とともに、調
光回路81内のコンデンサ82が電源回路83によって
充電される。トリガ回路84よりトリガ電圧がストロボ
放電管85に与えられると、メインコンデンサ80がス
トロボ放電管85を通して放電し、これによりストロボ
放電管85がストロボ光を放出する。
82は、ストロボ放電管85,ツェナダイオード86,
抵抗87を通して放電を開始し、このときにツェナダイ
オード86の両端子間に発生する電圧を動作電圧として
調光回路81が動作を開始して、フォトダイオード88
による受光が開始される。そして、フォトダイオード8
8によって受光された被写体からの反射光の光量に応じ
た電荷がコンデンサ89に蓄積され、このコンデンサ8
9の充電電圧がある一定の大きさに達すると、UJT9
0がONとなる。UJT90がONとなると、これに接
続されたコンデンサ91が抵抗92を介して放電し、こ
のときに抵抗92の端子間に発生する電圧がサイリスタ
93のゲート電圧として与えられる。これにより、サイ
リスタ93がターンオンし、メインコンデンサ80がサ
イリスタ93を通して放電するようになり、ストロボ発
光が停止される。
開始と同時に調光回路81が機能するため、例えば他の
ストロボ装置からの光を受光してサイリスタ93がター
ンオンされて、メインコンデンサ80を無駄に放電させ
てしまうといった誤作動を防止することができる。
に構成されたストロボ装置では、例えば近距離撮影を行
ったときや、反射率の高い被写体を撮影したときに、自
動調光機能が働かずフル発光して主要被写体が露光オー
バーとなるといった問題がある。これは、被写体から反
射されてくるストロボ光の光量が大きいために、ストロ
ボ発光開始と同時に充電が開始されるコンデンサ91の
充電電圧がサイリスタ93をターンオンするのに必要な
電圧に達する前に、コンデンサ89の充電電圧が一定の
大きさに達してUJT90がオンとなってしまうためで
ある。
を用いた場合には、このフォトトランジスタに動作電圧
が印加されたときに、接合容量に起因して流れ込む電流
が増幅された大きな電流が出力され、この電流で反射光
の光量に応じた電荷を蓄積するコンデンサが充電されて
しまうので、ストロボ発光を停止するタインミングが正
規ののもよりも早まってしまい調光精度を悪くするとい
う問題があった。
れたものであり、近距離撮影等を行ったときのフル発光
を防止し、また調光精度を高めることができる自動調光
機能を有したストロボ装置を提供することを目的とす
る。
に、請求項1記載の発明では、メインコンデンサに蓄え
られた電荷の放電により発光するストロボ放電管と、ス
トロボ放電管の発光により給電が開始される調光回路と
を有し、この調光回路は、被写体からのストロボ反射光
を受光して光量積分を行う受光部と、前記給電により所
定レベルまで充電され、前記受光部での光量積分による
積分電圧が規定レベルに達したときに放電されるターン
オン用コンデンサと、前記ストロボ放電管に並列接続さ
れ前記ターンオン用コンデンサの放電電圧で導通してス
トロボ放電管の発光を停止させる無接点スイッチとを備
えた自動調光式のストロポ装置において、受光部への給
電路に設けられ、前記ターンオン用コンデンサが所定レ
ベルに充電されるまで間に、前記受光部の動作を禁止す
る制御用スイッチング手段を備えたものである。
ロボ反射光の受光量に応じた光電流を流すフォトトラン
ジスタと、このフォトトランジスタからの光電電流で充
電され光量積分を行う積分コンデンサとから構成し、制
御用スイッチング手段がオンしてから一定時間の間、前
記積分コンデンサの両端を短絡して光量積分を禁止する
バイパス用スイッチング手段を設けたものである。
コンデンサと直列に接続された近距離補正用抵抗を設
け、直列に接続された前記近距離補正用抵抗と積分コン
デンサの両端の電圧を積分電圧として出力するものであ
る。
を行う動作電圧発生手段を、メインコンデンサとともに
充電され、ストロボ放電管の発光によって放電を開始し
て調光回路への給電電圧を漸増させる給電用コンデンサ
と、前記給電電圧を所定の動作電圧に制限するツェナダ
イオードとから構成し、給電電圧の漸増期間中にターン
オン用コンデンサが所定レベルに充電され、給電電圧が
所定の動作電圧に達した時点で制御用スイッチング手段
をオン状態にして受光部への給電を行うものである。
を行う動作電圧発生手段を、前記メインコンデンサとと
もに充電されストロボ放電管の発光によって放電を開始
して調光回路への給電を行う給電用コンデンサ及び、こ
の給電用コンデンサに直列接続された電流制限抵抗と調
光回路への給電電圧を所定の動作電圧に制限するツェナ
ダイオードとからなる第1直列回路から構成し、前記第
1直列回路と、メインコンデンサとチョークコイルとを
直列接続した第2直列回路とをそれぞれストロボ放電管
に並列接続するとともに、ターンオン用コンデンサを前
記ツェナダイオードと並列接続し、ストロボ放電管がチ
ョークコイルを通してメインコンデンサに蓄えられた電
荷の放電を開始したときにチョークコイルに生じる逆起
電力によって第2直列回路両端の電圧を低下させること
により、第1直列回路両端の電圧を低下させて給電用コ
ンデンサを放電させ、その放電電流を前記ターンオン用
コンデンサの充電に用いるようにしたものである。
サは、ストロボ放電管の発光によって放電を開始して給
電電圧を漸増させ、給電電圧の漸増期間中にターンオン
用コンデンサが所定レベルに充電され、給電電圧が所定
の動作電圧に達した時点で制御用スイッチング手段をオ
ン状態にして受光部への給電を行うものである。
た抵抗及び可変抵抗器からなり、一定とされた給電電圧
を分圧して前記可変抵抗器の抵抗値に応じたオフセット
電圧を出力するオフセット電圧発生手段と、積分電圧が
前記オフセット電圧分だけ低くされた電圧が入力され、
この入力電圧が所定の電圧レベルに達したときにオンと
なる調整用トランジスタと、ターンオン用コンデンサの
放電路に設けられ、前記調整用トランジスタのオンに応
答してオン状態となってターンオン用コンデンサを放電
させる放電用スイッチング手段とを備え、前記可変抵抗
器の抵抗値により規定レベルを増減可能にしたものであ
る。
スタのオフセット電圧が与えられる入力端子と、給電電
圧のプラス側電源線との間にコンデンサを設けたもので
ある。
内蔵したレンズ付きフイルムユニットの外観を図1に示
す。レンズ付きフイルムユニットは、ユニット本体2
と、このユニット本体2を部分的に覆うラベル3とから
構成されており、ユニット本体2には各種の撮影機構が
組み込まれるとともに、写真フイルムカートリッジが予
め装填されている。また、このレンズ付きフイルムユニ
ットは、自動調光機能を有したストロボ装置を備えてい
る。
4,ファインダ5の対物側窓5a,ストロボ光を被写体
に向けて照射するストロボ装置のストロボ発光部7,ス
トロボ用のストロボ操作部材8,調光用の受光窓9が設
けられている。また、ユニット本体2の上面には、シャ
ッタボタン10,残り撮影可能コマ数を表示するカウン
タ窓11,充電完了を表示するライトガイド12が突出
する開口12aが設けられている。さらに、背面には、
1コマの撮影ごとに回転操作される巻上げノブ13が露
呈され、また対物側窓5aに対面する位置にファインダ
5の接眼側窓(図示省略)が設けられている。ラベル3
は、ユニット本体2の中央部分に貼付されており、各部
に設けた開口から撮影レンズ4,ファインダ5,カウン
タ窓11等を外部に露呈させている。
トロボスイッチに連動しており、これを上方向にスライ
ド移動させてオン位置にセットすると、ストロボスイッ
チがONとなって充電が行われ、充電完了後にストロボ
操作部材8をオン位置のままシャッタボタン10を押圧
操作して撮影を行うと、この撮影に同期してストロボ発
光部7よりストロボ光が被写体に向けて照射される。ス
トロボ操作部材8をオン位置から下方向にスライド移動
させて、図示されるオフ位置にセットした場合には、ス
トロボ発光が禁止される。ライトガイド12は、ストロ
ボ操作部材8に連動しており、ストロボ操作部材8がオ
ン位置にセットされることによりユニット本体2の上面
に突出する。
てのフォトトランジスタ16(図3参照)が配されてい
る。ストロボ発光時には、このフォトトランジスタ16
で被写体からの反射光を受光し、ストロボ光量を調節す
る。
て、ストロボ装置は、昇圧回路21,トリガ回路22,
メインコンデンサ23,ストロボ放電管24,調光回路
25,昇圧回路21の電源となる電池26からなる。
発振トランジスタ28,発振トランス29,整流用ダイ
オード30等から構成されている。発振トランジスタ2
8と発振トランス29は、メインコンデンサ23を充電
するために、電池26の低電圧を高電圧に変換する周知
のブロッキング発振回路を構成している。
ることによって、ストロボスイッチ27がオンとなる。
ストロボスイッチ27がオンとなっている間に、ブロッ
キング発振回路が動作して、発振トランス29の一次コ
イル29aに流れる一次側電流が増減される。この一次
側電流の増減により、二次コイル29bに交流の高電圧
が発生する。整流用ダイオード30は、二次コイル29
bに発生する交流を整流し出力する。
トランジスタ28のエミッタ端子と整流用ダイオード3
0のアノードとの間には、メインコンデンサ23が接続
されている。このメインコンデンサ23は、昇圧回路2
1からの出力電流で高電圧に充電される。この充電の際
に、メインコンデンサ23は、図中「+」で示すプラス
端子の電位を一定にして、整流用ダイオード30のアノ
ード側のマイナス端子の電位が低くなるようにマイナス
充電される。
放電管24の各電極が接続されている。ストロボ放電管
24は、ストロボ発光部7内に配されており、トリガ電
極24aにトリガ電圧が印加されると電極間の絶縁が破
れ、電極間でメインコンデンサ23の電荷が放電するこ
とによってストロボ光を放出する。
2,シンクロスイッチ33,トリガコイル34等から構
成されている。トリガコンデンサ32は、メインコンデ
ンサ23と同様に、昇圧回路21からの出力電流で充電
される。シンクロスイッチ33は、シャッタ羽根(図示
省略)の開閉に同期してオン,オフされる。ストロボス
イッチ27がオンの状態で、シャッタ羽根が全開してシ
ンクロスイッチ33がオンとなると、充電されたトリガ
コンデンサ32は、トリガコイル34の一次側に放電電
流を流す。トリガコイル34は、一次側に放電電流が流
れると、その二次側に例えば4kV程度のトリガ電圧を
発生し、これをトリガ電極24aを介してストロボ放電
管24に印加する。これにより、シャッタ羽根が全開し
た瞬間にストロボ発光が開始される。
るために、発光ダイオード36が発振トランス29の三
次コイル29cの端子間に接続されている。メインコン
デンサ23の充電電圧の上昇によって三次コイル29c
の端子間の電圧が上昇することにより、発光ダイオード
36は、メインコンデンサ23が規定充電電圧まで充電
されるとブロッキング発振回路が動作中に点灯する。こ
の発光ダイオ−ド36は、ライトガイド12の下面に対
面した位置に設けられており、撮影者は、ライトガイド
12を通して観察される発光ダイオード36の点灯によ
り充電完了を知ることができる。
は、動作電圧発生部41,受光制御部42,受光部4
3,スイッチングユニット44,ターンオン用コンデン
サ45,三端子型のサイリスタ(SCR)46等から構
成されている。この調光回路25は、メインコンデンサ
23に対してスロボ放電管24と並列に接続され、メイ
ンコンデンサ23の両端子にだけ接続される構成となっ
ているため、従来のストロボ装置に変更を加えることな
く調光機能を付加することができる。
41a,電流制限抵抗としての抵抗41b,ツェナダイ
オード41cから構成されている。給電用コンデンサ4
1aは、その一端がメインコンデンサ23のプラス端子
に接続され、他端が抵抗41bの一端に接続されてい
る。抵抗41bの他端にはツェナダイオード41cのア
ノードが接続されている。ツェナダイオード41cのカ
ソードは、受光制御部42の抵抗51aと、抵抗47と
を介してメインコンデンサ23のマイナス端子に接続さ
れている。なお、抵抗41bは、実際には抵抗値や定格
を調整するために直列に接続された複数個の抵抗で構成
されている。また、抵抗47は、省略して短絡すること
ができる。
ンサ23の充電時に、抵抗41b側の電位が低くなるよ
うにして、メインコンデンサ23と同じ充電電圧まで昇
圧回路21からの出力電流で充電される。メインコンデ
ンサ23がストロボ放電管24を通して放電を開始する
と、給電用コンデンサ41aは、ストロボ放電管24を
介して放電する。このときに図中に符号Pa,Pbで示
す各接続点の間に、受光制御部42,受光回路43,ス
イッチングユニット44を動作させるための給電電圧V
abが発生する。給電電圧Vabは、接続点Pb側の電位が
高くなる向きである。
は、ストロボ放電管24,抵抗47を介して、受光制御
部42,受光回路43,スイッチングユニット44を動
作させる電流として供給される。また、ストロボ発光直
後では、給電コンデンサ41aからの放電電流は、スト
ロボ放電管24,抵抗47,抵抗49,コンデンサ4
5,抵抗41bを経て給電コンデンサ41aに戻る経路
に流れ、ターンオン用コンデンサ45を充電する。この
給電電圧Vabは、ターンオン用コンデンサ45の充電が
進むにつれて漸増する。
期間中に、給電用コンデンサ41aの放電を継続させ
て、受光制御部42,受光回路43,スイッチングユニ
ット44を動作させるのに必要な給電電圧Vabを得るた
めに、給電用コンデンサ41aの放電電流の大きさを制
限するために設けられている。
を所定の動作電圧である電圧V1に制限するために設け
られている。このツェナダイオード41cは、給電電圧
Vabが受光制御部42の制御用トランジスタ51をオン
させるのに必要なエミッタ・ベース間電圧(以下、電圧
VONという)と、ツェナ電圧VZDとを加算した大きさの
電圧V1(=VON+VZD)に達すると、オンとなった制
御用トランジスタ51のエミッタ−ベース間に両端が接
続された抵抗51aを介してツェナダイオード41cに
流れるツェナ電流が所定の大きさで一定になる。これに
より、ツェナダイオード41cの両端の電圧が、そのツ
ェナ電圧VZDで一定となるため給電電圧Vabが電圧V1
に保たれる。なお、この例では、ツェナ電圧VZDが5.
6V,電圧VONが0.7Vとされて、電圧V1は6.3
Vとなっている。
続点Paと、接続点Pbの間に接続されている。この抵
抗48は、サイリスタ46をターンオンすることなくス
トロボ発光が停止した際に、すなわちフル発光した際に
ターンオン用コンデンサ45に残った電荷を放電させて
初期化するために設けられている。
1、抵抗51a、バイパス用トランジスタ52、コンデ
ンサ53、抵抗54,55、初期化用抵抗56とから構
成されている。制御用スイッチング手段としての制御用
トランジスタ51は、PNP型のものが用いられてお
り、そのエミッタ端子が接続点Pbに接続され、ベース
端子がツェナダイオード41cのカソードに接続されて
いる。また、制御用トランジスタ51は、そのコレクタ
端子が抵抗54を介してフォトトラジスタ16のコレク
タ端子に接続されており、給電電圧Vabを受光部43を
給電するための給電路に設けられている。
オン用コンデンサ45の充電電圧V T が後述するサイリ
スタ46をターンオンさせるのに必要な電圧V2以上と
なってから、また給電電圧Vabが電圧V1に保たれた状
態になってから受光部43を動作させるために設けられ
ている。この制御用トランジスタ51は、前述のように
給電電圧Vabが電圧V1に達するとオンとなり、エミッ
タ・コレクタ間を導通させる。制御用トランジスタ51
がオンとなると、電圧V1の給電電圧Vabが制御用トラ
ンジスタ51,抵抗54を介してフォトトラジスタ16
のコレクタ端子に印加される。
達する前に、ツェナダイオード41cに流れる微弱電流
で制御用トランジスタ51がオンとなることを防止し、
調光精度を維持するためのものであり、制御用トランジ
スタ51のエミッタ端子とベース端子の間に接続されて
いる。
発生部41のものとし、制御用トランジスタ51,抵抗
51aを受光制御部42のものとしているが、上記のよ
うに制御用トランジスタ51がオンとなる給電電圧Vab
は、ツェナダイオード41cのツェナ電圧VZDによって
決まり、制御用トランジスタ51のオンによって、給電
電圧Vabが電圧V1に保たれるからツェナダイオ−ド4
1cは受光制御部51の一部でもあり、また制御用トラ
ンジスタ51や抵抗51aは動作電圧発生部41の一部
でもある。
フォトトラジスタ16のコレクタ端子の接続点に接続さ
れ、他端が抵抗55を介して接続点Paに接続されてい
る。バイパス用スイッチング手段としてのバイパス用ト
ランジスタ52は、NPN型のものが用いられており、
そのベース端子がコンデンサ53と抵抗55の接続点に
接続され、エミッタ端子が接続点Paに接続されてい
る。また、バイパス用トランジスタ52のコレクタ端子
は、フォトトランジス16のエミッタ端子に接続されて
いる。
この制御用トランジスタ51のコレクタ電流の一部がコ
ンデンサ53を充電しながら抵抗55に流れる。このと
きに生じる抵抗55の端子間電圧により、バイパス用ト
ランジスタ52は、そのコレクタ・エミッタ間を導通し
てオンとなり、受光部43内の積分コンデンサ43aの
端子間、厳密には直列に接続された積分コンデンサ43
aと抵抗43bの端子間を短絡する。また、コンデンサ
53の充電が進み、抵抗55の端子間電圧が所定レベル
まで低下するとバイパス用トランジスタ52がオフとな
る。
ンとなった時点、すなわちフォトトランジスタ16に電
圧が印加された時点から一定の時間だけバイパス用トラ
ンジスタ52をオンとすることにより、制御用トランジ
スタ51がオンとなった直後にフォトトラジスタ16に
内在するコレクタ出力容量(Cob)に起因してエミッ
タ端子から出力される電流(以下、突入電流という)を
オンとなっているバイパス用トランジスタ52を介して
流し、受光部43での光量積分が正しく行われるように
している。
ジスタ16のコレクタ−ベース間に少なからず存在する
接合容量である。フォトトランジスタ16は、コレクタ
電圧が印加された瞬間に、コレクタ出力容量を通してベ
ース電流が流れるため、そのベース電流が増幅されて、
比較的に大きな突入電流がエミッタ端子から出力され
る。
いる時間は、コンデンサ53の静電容量,抵抗54,5
5の抵抗値を変えることで調整でき、突入電流が流れる
最大時間に設定すればよい。突入電流が流れる時間は、
コレクタ出力容量の充電状態等によって変化するから、
実験的に突入電流が流れる最大時間を求め、バイパス用
トランジスタ52をオンとしている時間を決めるのがよ
い。
放電電流の大きさは、この給電用コンデンサ41aに接
続された抵抗41bによって制限されるが、突入電流が
流れること等により、その制限いっぱいのコレクタ電流
が制御用トランジスタ51に流れるような状態となる
と、制御用トランジスタ51のエミッタ・コレクタ間に
通常よりも大きな、例えば1Vの電圧がかかり、その結
果として、調光回路25の動作が不安定となって調光精
度が悪くなる。このため、上記の制限いっぱいにまでの
制御用トランジスタ51のコレクタ電流が流れないよう
に、抵抗41b,54,コンデンサ53等の定数を調整
する必要がある。なお、給電用コンデンサ43aの静電
容量を大きくして、給電用コンデンサ43aから流せる
放電電流を大きめに設定してもよい。
電させて初期化するためのものであり、制御用トランジ
スタ51のコレクタ端子と接続点Paとの間に接続され
ており、制御用トランジスタ51がオフとなると、コン
デンサ53は、初期化用抵抗56を介して放電し、初期
化される。
積分コンデンサ43a,近距離補正用抵抗43b,初期
化用抵抗43cからなる。フォトトランジスタ16は、
ユニット本体2の前面の受光窓9を臨む位置に配されて
おり、被写体からのストロボ反射光を受光する。フォト
トランジスタ16は、そのコレクタ端子が抵抗54を介
して制御用トランジスタ51のコレクタ端子に接続され
ている。フォトトランジスタ16のエミッタ端子と接続
点Paの間には、エミッタ端子側から順番に近距離補正
用抵抗43b,積分コンデンサ43aが直列に接続され
ている。なお、受光素子としては、フォトトランジス1
6の代わりに、フォトダイオード等を用いてもよい。
給電電圧Vabが、ストロボ発光中に制御用トランジスタ
51,抵抗54を介してコレクタ端子に与えられること
により、受光量に応じた光電流を流す。積分コンデンサ
43aは、近距離補正用抵抗43bを介してフォトトラ
ンジスタ16からの光電流により充電される。これによ
り、フォトトランジスタ16で受光した光量が積分コン
デンサ43aで光量積分される。受光部43は、近距離
補正用抵抗43bの端子間電圧と積分コンデンサ43a
の充電電圧の和、すなわち接続点Paと接続点Pcの間
の電圧を、光量積分した積分値に応じた積分電圧VaCと
して出力される。積分電圧Vacは、接続点Pc側の電位
が高くなる向きである。なお、厳密には、フォトトラン
ジスタ16は、ストロボ反射光とともに外光を受光し、
これらの受光量に応じた光電流を流す。
での距離が近いときの調光精度を向上させるために設け
られている。後述するように積分電圧VaCが所定のレベ
ルに達してスイッチングユニット44がオンとなってか
ら、サイリスタ46がターンオンしてストロボ発光が停
止するまでには、僅かながらの遅延が生じるが、主要被
写体までの距離が近いときでは、ストロボ反射光が強い
ためストロボ発光の停止のタイミグの僅かな遅れ、すな
わちストロボ発光量の僅かな増加が大きな露光量の増加
となってしまう。
設けることにより、それを設けていない場合に比べて、
光電流が流れることによって生じる近距離補正用抵抗4
3bの端子間電圧分だけ積分電圧VaCが高められ、スト
ロボ発光が停止するまでの遅延を相殺するようにスイッ
チングユニット44がオンとなるタイミングが早められ
る。これにより、近距離撮影時における調光精度が向上
される。なお、主要被写体までの距離が遠い場合では、
近距離補正用抵抗43bに流れる光電流が小さくなり、
その端子間電圧が小さくなってスイッチングユニット4
4がオンとなるタイミングはあまり早くならないが、こ
の場合にはストロボ反射光が比較的に弱く、ストロボ発
光量の僅かな変化は露光量の変化の僅かな変化としかな
らないから問題にならない。
近距離補正用抵抗43b,積分コンデンサ43aに並列
に接続されており、制御用トランジスタ51がオフとな
った後に、積分コンデンサ42aを放電させて初期化す
る。
ングユニット44は、NPN型のトランジスタ44a
と、PNP型のトランジスタ44bとからなる。トラン
ジスタ44aは、そのベース端子が接続点Pcに接続さ
れ、エミッタ端子が抵抗58を介して接続点Paに接続
されており、ベース・エミッタ間に抵抗58を介して、
受光量の積分値に応じた積分電圧Vacが印加される。
が制御用トランジスタ51のコレクタ端子に接続され、
コレクタ端子がトランジスタ44aのベース端子に、ベ
ース端子がトランジスタ44aのコレクタ端子にそれぞ
れ接続されている。なお、コンデンサ59は、スイッチ
ングユニット44が電気的なノイズでオンとなることを
防止している。
ジスタ44aは、積分電圧Vacが規定レベルである電圧
V3に達すると、エミッタ・コレクタ間が導通したオン
となる。トランジスタ44bは、トランジスタ44aが
オンとなると、給電電圧Vabが制御用トランジスタ51
を介してエミッタ端子に与えられてベース電流が流れる
ことによりオンとなる。トランジスタ44bがオンとな
ると、給電電圧Vabが制御用トランジスタ51,トラン
ジスタ44bを介してトランジスタ44aにベース電圧
が与えられてベース電流が流れる。これにより、トラン
ジスタ44aが積分電圧Vacでいったんオンとなると、
積分電圧Vacが低下しても、制御用トランジスタ51が
オフとなるまで各トランジスタ44a,44bのオンが
維持され、スイッチングユニット44のオンが継続され
る。
スタ44aだけで構成してもよい。しかしながら、上記
のようにトランジスタ44bを付加すればターンオン用
コンデンサ45を放電するのに十分な時間を得ることが
できて、サイリスタ46を確実にターンオンさせること
ができる。
が抵抗49の一端に接続され、他端が接続点Paに接続
されている。抵抗49の他端は、接続点Pbに接続され
ている。このターンオン用コンデンサ45は、ストロボ
発光が開始されると、給電用コンデンサ41aの放電電
流が抵抗49を介して流れることにより充電される。タ
ーンオン用コンデンサ45は、接続点Pa,Pbの間に
接続されているから、その充電電圧VT は最大で電圧V
1に達する。
電電流は、前述のように給電用コンデンサ41aからス
トロボ放電管24,抵抗47,抵抗49,ターンオン用
コンデンサ45,抵抗41bを経てコンデンサ41aに
戻る経路で流れる放電電流であり、ターンオン用コンデ
ンサ45の充電電圧VT の上昇とともに給電電圧Vabが
漸増する。
と、抵抗49,オンとなっている制御用トランジスタ5
1及びスイッチングユニット44,抵抗58を介してタ
ーンオン用コンデンサ45が放電し、この放電電流が抵
抗49に流れることによって抵抗49の端子間に放電電
流と抵抗49の抵抗値に応じたオン電圧が発生する。
は、抵抗49の両端にゲートとカソードが接続されお
り、アノードがメインコンデンサ23のプラス端子に接
続されている。すなわち、サイリスタ46は、アノード
・カソード間にメインコンデンサ23の充電電圧が印加
され、ゲート・カソード間にターンオン用コンデンサ4
5が放電したときに抵抗49の端子間に発生するオン電
圧がゲート電圧として印加される。
ト電圧が印加されたときにターンオンしてアノード・カ
ソードを導通する。サイリスタ46がターンオンする
と、メインコンデンサ23は、ストロボ放電管24より
もインピーダンスが低いサイリスタ46のアノード・カ
ソード間を通して放電するようになり、ストロボ発光が
停止する。
させるには、所定レベル以上のゲート電圧を印加する必
要がある。すなわち、抵抗49の端子間に発生するオン
電圧が所定レベル以上でなければならない。抵抗49の
端子間に発生するオン電圧は、ターンオン用コンデンサ
45が放電したときに流れる放電電流の大きさに依存
し、この放電電流の大きさはターンオン用コンデンサ4
5の放電開始時の充電電圧VT 、すなわち放電電圧によ
って変わる。したがって、サイリスタ46をターンオン
させるためには、スイッチングユニット44がオンとな
った時点でのターンオン用コンデンサ44の充電電圧V
T が所定の電圧V2、例えば4.0V以上である必要が
ある。
抗49に電流が流れて電圧降下が生じている期間中で
は、ターンオン用コンデンサ45の充電電圧VT は、給
電電圧Vabよりも低いが、制御用トランジスタ51がオ
ンとなった時点、すなわち給電電圧Vabが電圧V1に達
した時点では、抵抗49による電圧降下は極めて小さい
のでターンオン用コンデンサ45の充電電圧VT は電圧
V1とほぼ同じである。このため、電圧V1を電圧V2
と同じかそれ以上となるように回路の諸定数を調整して
あり、ターンオン用コンデンサ45の充電電圧VT が電
圧V2以上となってから、制御用トランジスタ51がオ
ンとして受光部43を動作させ、確実にサイリスタ46
をターンオンさせている。
Vacが電圧V3に達するまでに、充電電圧VT が電圧V
2に達していればよいから、例えばバイパス用トランジ
スタ52がいったんオンとなってからオフとなる時点ま
でに充電電圧VT が電圧V2以上となるように調整する
こともできるが、このようにした場合には、ターンオン
用コンデンサ45の充電中に、フォトトランジスタ16
に突入電流が流れて、調光回路25の動作が不安定にな
る恐れがあるので、上記のように給電電圧Vabが電圧V
1に達した時点で、ターンオン用コンデンサ45の充電
電圧VT が電圧V2以上となるようにするが好ましい。
ためには、所定レベル以上のゲート電圧を印加すると同
時に、所定レベル以上のゲート電流を供給する必要があ
るから、ターンオン用コンデンサ45の充電電圧VT が
電圧V2以上の状態で所定レベル以上のゲート電流を供
給できるように、ターンオン用コンデンサ45の静電容
量等が調整されていることはいうまでもない。
ンズ付きフイルムユニットの絞り値及び装填された写真
フイルムの感度に対して、ほぼ適切なストロボ発光量が
得られるように、受光制御部51によってストロボ発光
の初期に受光部43の機能が停止されることを考慮し
て、スイチングユニット44がオンとなるようにされて
いる。このために、例えばフォトトランジスタ16の前
面に配するフィルタの濃度を変えることによりフォトト
ランジスタ16の感度が調整される。
ガ回路22の構成は一例であり、メインコンデンサ23
の端子間にストロボ放電管24の各電極が直接に接続さ
れているものであれば、メインコンデンサ23を充電す
るための回路やトリガ回路の構成はどのようなものであ
ってものよい。
トロボ撮影を行う場合にはストロボ操作部材8を操作し
てオン位置にセットする。この操作により、ストロボス
イッチ27がオンとなり、昇圧回路21が動作を開始す
る。昇圧回路21の動作中では、これからの出力電流に
より、メインコンデンサ23,トリガコンデンサ32及
び動作電圧発生部41の給電用コンデンサ41aがそれ
ぞれ充電される。
充電されると、発光ダイオード36が点灯する。撮影者
は、この発光ダイオード36の点灯を確認したならば、
ファインダ5を除いて構図を決めた後にシャッタボタン
10を押圧して撮影を行う。
タ羽根の開閉が行われる。そして、シャッタ羽根が全開
した瞬間にシンクロスイッチ33がオンとなってトリガ
コンデンサ32が放電し、トリガコイル34で発生した
トリガ電圧がストロボ放電管24に印加される。トリガ
電圧の印加により、ストロボ放電管24の電極間の絶縁
が破れメインコンデンサ23がストロボ放電管24を通
して放電する。これにより、ストロボ放電管24による
ストロボ発光が開始される。ストロボ放電管24から放
出されたストロボ光は、ストロボ発光部7より被写体に
向けて照射される。
給電用コンデンサ41aは、ストロボ放電管24を通し
ての放電を開始する。給電用コンデンサ41aからの放
電電流は、ストロボ放電管24,抵抗47,抵抗49,
ターンオン用コンデンサ45,抵抗41bの経路に流
れ、ターンオン用コンデンサ45を充電する。そして、
図4に示すように、ターンオン用コンデンサ45の充電
が進むにつれて、給電電圧Vabが上昇する。なお、給電
用コンデンサ41aからの放電電流の一部は、ストロボ
放電管24,抵抗47,抵抗48,抵抗41bの経路に
流れる。
用トランジスタ51がオンとなる。そして、制御用トラ
ンジスタ51がオンとなると、そのエミッタ・ベース間
電圧が例えば0.7Vで一定となり、同じく0.7Vが
印加される抵抗51aに流れる電流が一定となる。これ
によって、ツェナダイオード41cに流れる電流が一定
となって、ツェナダイオード41cの両端の電圧がツェ
ナ電圧VZDで一定になるので、給電電圧Vabは、電圧V
1よりも大きくなることはなく、電圧V1に保たれる。
点では、ターンオン用コンデンサ45の充電電圧V
T は、電圧V1とほぼ同じであり、電圧V2以上となっ
ている。もちろん、充電電圧VT は、電圧V1以上とな
ることはない。
なると、そのコレクタ電流が抵抗54,コンデンサ5
3,抵抗55を介して流れ、この抵抗55に端子間電圧
が発生することにより、バイパス用トランジスタ52が
オンとなる。このバイパス用トランジスタ52のオンに
より、接続点Pa,Pc間、すなわち受光部43の直列
に接続されたコンデンサ43aと近距離補正用抵抗43
bの両端が短絡された状態となる。
れ、その反射光の一部が受光窓9を通してフォトトラン
ジスタ16に入射するが、制御用トランジスタ51がオ
フとなっている間では、フォトトランジスタ16から光
電流は出力されない。
により、フォトトランジスタ16には、電圧V1の給電
電圧Vabが制御用トランジスタ51,抵抗54を介して
コレクタ電圧として印加され、ストロボ反射光の受光量
に応じた光電流をエミッタ端子から出力するようになる
が、コレクタ電圧が印加された直後ではコレクタ出力容
量に起因した突入電流がエミッタ端子から出力される。
しかし、このときにはバイパス用トランジスタ52によ
って接続点Pa,Pc間が短絡された状態となっている
から、突入電流で積分コンデンサ43aが充電されるこ
とはない。
端子間電圧が所定のレベルまで低下すると、バイパス用
トランジスタ52がオフとなる。バイパス用トランジス
タ52がオフとなった時点では、フォトトランジスタ1
6のコレクタ出力容量に起因した突入電流が流れなくな
っている。
と、フォトトランジスタ16から出力される電流が抵抗
43bを介して積分コンデンサ43aに流れる。上記の
ように、バイパス用トランジスタ52がオフとなった時
点では、突入電流が流れなくなっているから、積分コン
デンサ43aは、フォトトランジスタ16に入射するス
トロボ反射光の光量に応じた大きさの光電流で充電され
る。このようにして、フォトトランジスタ16で受光し
たストロボ反射光の光量積分が積分コンデンサ43aで
行われ、積分電圧Vacが上昇する。このときに受光部4
3には電圧V1に保たれた給電電圧Vabが給電されてい
るから、光量積分が正確に行われる。
ジスタ16の受光量の積分値が増大して、積分電圧Vac
が電圧V3に達すると、スイッチングユニット44がオ
ンとなる。スイッチングユニット44がオンとなると、
ターンオン用コンデンサ45が抵抗49,制御用トラン
ジスタ51,スイッチングユニット44,抵抗58を通
して放電し、このときに抵抗49の両端に発生するオン
電圧がサイリスタ46のゲート電圧として与えられる。
うに制御用トランジスタ51がオンとなった時点でその
充電電圧VT が電圧V2以上まで充電されているから、
スイッチングユニット44がオンとなった時点での充電
電圧VT 、すなわち放電電圧は電圧V2以上である。し
たがって、スイッチングユニット44がオンとなって、
ターンオン用コンデンサ45が放電すると、抵抗49の
端子間にはサイリスタ46をターンオンさせることがで
きるオン電圧が発生し、これがゲート電圧としてサイリ
スタ46に印加され,そのゲートからカソードにゲート
電流が流れてサイリスタ46がターンオンする。
り、そのアノード・カソードが導通し、メインコンデン
サ23は、ストロボ放電管24よりもインピーダンスが
低いサイリスタ46を通して放電するようになり、スト
ロボ放電管24の電極間電圧が放電維持電圧を下回って
ストロボ放電管24によるメインコンデンサ23の放電
が停止して、ストロボ発光が停止する。この後、サイリ
スタ46に流れる電流が所定レベル以下になるとサイリ
スタ46がターンオフする。また、サイリスタ46がタ
ーンオンした際に、給電用コンデンサ41aがメインコ
ンデンサ23と同様にサイリスタ46を介して放電され
る。
3b,43cを介して放電して初期化され、コンデンサ
53は、抵抗54,56,55を介して放電して初期化
される。なお、サイリスタ46がターンオンすることな
くストロボ発光が行われた場合では、ターンオン用コン
デンサ45は、抵抗49,48を介して放電して初期化
される。
路25では、制御用トランジスタ51により、ターンオ
ン用コンデンサ45の充電電圧VT が電圧V2に達して
から、フォトトランジスタ16を動作させているので、
例えば主要被写体までの距離が近いときや主要被写体の
反射率が高く、積分電圧Vacが急激に上昇して短時間に
電圧V3に達したとしても、サイリスタ46が確実にタ
ーンオンしてストロボ発光が停止される。すなわち、主
要被写体までの距離が近いときや主要被写体の反射率が
高い場合に、ストロボがフル発光してしまうということ
はない。
なってからサイリスタ46がターンオンしてストロボ発
光が停止するまでに僅かな遅延が生じるが、積分コンデ
ンサ43aに接続された近距離補正用抵抗43bによ
り、その遅延が相殺されるようにスイッチングユニット
44がオンが早められるから、主要被写体までの距離が
近いときに大きな露出オーバとなることはない。
タ電圧を印加した時点から適当な時間だけオンとされる
バイパス用トランジスタ52を設け、このバイパス用ト
ランジスタ52により、フォトトランジスタ16のコレ
クタ出力容量とに起因した突入電流を積分コンデンサ4
3aに流さないようにしているから、突入電流の影響を
受けて調光精度がばらつくことがない。そして、給電電
圧Vabが一定になってから光量積分を行っているので、
精度よく調光することができる。
けていない場合では、被写体までの撮影距離が長く、サ
イリスタ46をターンオンさせずにストロボをフル発光
すべき撮影シーンであっても、突入電流で積分コンデン
サ43が充電されてサイリスタ46がターンオンしてし
まったり、突入電流とその後のストロボ反射光を受光し
た光電流で積分電圧Vacが上昇してサイリスタ46がタ
ーンオンしてしまい、フル発光することなくストロボ発
光が途中で停止されてしまうといった不具合が発生する
が、本発明のストロボ装置では、バイパス用トランジス
タ52を設けているので、そのような不具合が発生する
こともない。
例を示すものである。この例では、スイッチングユニッ
ト44内のトランジスタ44bのエミッタ端子を制御用
トランジスタ51のコレクタ端子に接続する代わりに、
接続点Pbに接続している他は、上記実施形態と同じで
あり、同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略
する。
ンジスタ51を通して放電した場合には、ターンオン用
コンデンサ45が放電して給電電圧Vabが低下すること
により、制御用トランジスタ51がオフしてスイッチン
グユニット44のオン状態を保てなくなるという不具合
が生じる恐れがあるが、この例のように、トランジスタ
44bのエミッタ端子が接続点Pbに接続して、制御用
トランジスタ51を通さずにターンオン用コンデンサ4
5を放電すれば、上記のような不具合が生じることはな
い。
の間に、調光レベルを調整するための調整回路を設けた
例を示すものである。なお、以下に説明する他は、最初
の実施形態と同様であり、実質的に同じ構成部材には同
一の符号を付してその説明を省略する。
62と、調整用トランジスタ63とから構成されてい
る。抵抗61及び可変抵抗器62は、調整用トランジス
タ63をオンとする入力電圧を設定するオフセット電圧
を発生させるオフセット電圧発生手段となっている。抵
抗61は、その一端が接続点Pbに接続され、他端が可
変抵抗器62の一端に接続されている。また、可変抵抗
器62は、その他端が接続点Paに接続されており、抵
抗値は調整可能になっている。
のが用いられており、そのベース端子が接続点Pcに接
続され、エミッタ端子が抵抗61と可変抵抗器62の接
続点に接続されている。コンデンサ64は、調整用トラ
ンジスタ63がノイズでオンとなることを防止するため
のものであり、接続点Pb、すなわち給電電圧Vabのプ
ラス側電源線とオフセット電圧が印加される調整用トラ
ンジスタ63の入力端子、すなわちエミッタ端子との間
に接続されている。なお、この例では、接続点Pa,P
bの間に抵抗61,可変抵抗器62を接続しているた
め、最初の実施形態の図3に符号48で示されるターン
オン用コンデンサを初期化する抵抗が省かれている。
44aは、そのコレクタ端子がトランジスタ44bのベ
ース端子と調整用トランジスタ63のコレクタ端子にそ
れぞれ接続されるとともに、抵抗65を介して接続点P
bに接続されている。また、トランジスタ44aは、そ
のベース端子がトランジスタ44bのコレクタ端子に接
続され、エミッタ端子が抵抗58を介して接続点Paに
接続されている。トランジスタ44bのエミッタ端子
は、接続点Pbに接続されている。
器62により給電電圧Vabが分圧され、可変抵抗器62
の両端間にオフセット電圧が発生し、調整用トランジス
タ63には、そのベース・エミッタ間に積分電圧Vacを
オフセット電圧分だけ低くした入力電圧が与えられ、こ
の入力電圧が所定の電圧レベルに達すると、調整用トラ
ンジスタ63がオンとなる。
トランジスタ44bは、そのベース端子が調整用トラン
ジスタ63,可変抵抗器62を介して接続点Paに接続
されるためベース電位が下がってオンとなる。トランジ
スタ44bがオンとなると、そのエミッタ−コレクタ間
を通してトランジスタ44aにベース電流が流れてトラ
ンジスタ44aがオンとなる。そして、トランジスタ4
4aがオンとなると、このトランジスタ44a,抵抗5
8を介してトランジスタ44bのベースが接続点Paに
接続されるので、調整用トランジスタ63がオフとなっ
ても、トランジスタ44bにベース電流が流れてオンを
維持するから、結果的にトランジスタ44a,44bの
両方、すなわちスイッチングユニット44がオンを継続
する。
と、ターンオン用コンデンサ45は、抵抗49,スイッ
チングユニット44,抵抗58を介して放電してサイリ
スタ46がターンオンして、ストロボ発光が停止する。
の抵抗値を変えることで増減され、積分電圧Vacの出力
時においては、給電電圧Vabは電圧V1で一定に保たれ
ているので、オフセット電圧は可変抵抗器62の抵抗値
に応じた一定の大きさである。
整することにより、ストロボ発光を停止すべき積分電圧
Vacの規定レベルを増減できるので、調光レベルを容易
にしかも精度よく設定できる。またフィルタを用いずに
適正露光量が得られるように調整できるので、フォトト
ランジスタ16の前面にフィルタを配する必要もなく、
各種濃度のフィルタを用意しておく必要もない。
ンデンサの充電時間の短縮,サイリスタの保護を目的と
してチョークコイルを設けた例である。なお、チョーク
コイルを設けた他は、最初の実施形態と同様であり、同
じ構成部材には同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する。
1は、メインコンデンサ23のプラス端子とストロボ放
電管24との間に接続されている。また、動作電圧発生
部41の給電用コンデンサ41aの一端と、サイリスタ
46のアノードは、それぞれチョークコイル71とスト
ロボ放電管24の接続点Pdに接続されている。なお、
符号Peは、メインコンデンサ23のマイナス端子及び
ストロボ放電管24の接続点を示している。
回路21からの出力電流が直接に供給されることにより
充電され、給電用コンデンサ41aは、昇圧回路21か
らの出力電流がチョークコイル71を介して供給される
ことにより充電される。充電完了時においては、メイン
コンデンサ23と給電用コンデンサ41aの各充電電圧
は等しく例えば300Vとなる。
1からの出力電流をチョークコイル71を介してメイン
コンデンサ23に供給して充電し、昇圧回路21からの
出力電流を給電用コンデンサ41aに直接に供給して充
電するように構成してもよい。
れると、メインコンデンサ23がチョークコイル71を
介して放電電流を流し始めるが、その瞬間にチョークコ
イル71に放電電流が流れるのを妨げる向き電圧が発生
する。このため、図8に実線で示すように、接続点Pd
と接続点Peの間の電圧Vdeが例えばメインコンデンサ
23の充電電圧である300Vから200Vに一瞬にし
て低下する。なお、図中の破線はチョークコイル71が
無い場合の電圧Vdeを示している。
41bとツェナダイオード41cと並列に接続された抵
抗51a及び制御用トランジスタ51とを直列接続した
第1直列回路と、メインコンデンサ23及びチョークコ
イル71を直列接続した第2直列回路とは互いに並列に
接続されているため、接続点Pdと接続点Paと間の電
圧Vdaと、第2直列回路の端子間の電圧、すなわち接続
点Pdと接続点Peの間の電圧Vdeとは、ツェナダイオ
ード41cと制御用トランジスタ51が並列に接続され
ている分だけ電圧差が生じるが、ほぼ同じに保たれる。
時間の短縮の動作では、上記の第2直列回路の端子間電
圧と、直列に接続された抵抗41b,給電用コンデンサ
41aの端子間電圧がほぼ同じに保たれるようにされて
いればよい。そして、給電電圧Vabを一定レベル以上と
ならないようにすることを考慮すれば、給電用コンデン
サ41aと抵抗41bとツェナダイオード41cとを直
列に接続したものを第1直列回路として、これを第2直
列回路と並列接続した構成であればよく、図7に示され
る構成は、実質的にそのような構成となっている。
電圧に保たれるようになっているから、電圧Vdeが一瞬
にして低下すると、電圧Vdaも一瞬にして300Vから
200Vに低下する。電圧Vdaが低下すると、給電用コ
ンデンサ41aには、その充電電圧よりも低い電圧Vda
が抵抗41bを介して印加された状態となるため、図9
に実線で示すように、充電電圧を電圧Vdaと同じに保つ
ように短時間で放電する。このときの放電電流I0はそ
の電流値が急激に増大し、大きなものとなる。なお、図
9中の破線は、チョークコイル71が無い場合を示して
いる。
らの放電電流I0のほとんどは、ストロボ放電管24,
抵抗47,49を介してターンオン用コンデンサ45を
充電する充電電流I1として流れる。上記のように放電
電流I0は急激に増大して大きなものとなるから、それ
に応じて充電電流I1も大きなものとなり、ターンオン
用コンデンサ45が短時間のうちに電圧V2に達する。
が急速に進むため、これにともない給電電圧Vabが短時
間で電圧V1に達して制御用トランジスタ51がオンと
なる。なお、ターンオン用コンデンサ45が電圧V2に
達し、また制御用トランジスタ51がオンとなるまでの
時間は、回路定数によって変わるが、例えばストロボ発
光開始時より5〜10μsec程度である。制御用トラ
ンジスタ51がオンとなった後に、バイパス用トランジ
スタ52がいったんオンとなってからオフとなり、受光
部43での受光が開始される。
とにより、それを設けていない場合に比べてターンオン
用コンデンサ45が短い時間でサイリスタ46をターン
させることができる電圧V2まで充電され、また制御用
トランジスタ51がオンのタイミングが早くなる。これ
により、ストロボ発光開始後に受光部43を停止してい
る時間を短くすることができるから、主要被写体までの
距離が近い場合のストロボ光の調光精度が向上される。
クコイル71は、メインコンデンサ23からストロボ放
電管26に流れる放電電流の急激な増加を抑える作用が
あるから、ストロボ発光初期にストロボ光の強度が急激
に増大しない。このため、多少の遅れを持って受光部4
3での光量積分を開始しても、積分した量と実際の光量
との差が少なくなり、上記のように受光部43を停止し
ている時間が短くなることと相まって、調光精度がより
高くなる。さらに、スイッチングユニット44がオンと
なってからサイリスタ46がターンオンするまでの間に
おけるストロボ発光量が少なくなるので、調光精度がよ
りいっそう高くなる。
ット44がオンとなり、これに応答してサイリスタ46
がターンオンすると、このサイリスタ46を通してメイ
ンコンデンサ23が放電するが、この放電はチョークコ
イル71を介して行われることになる。結果として、メ
インコンデンサ23からサイリスタ46に流れる放電電
流の急激な増加がチョークコイルにより抑えられるた
め、サイリスタ46の劣化・破壊を防止できる
は、上記のように比較的に大きな放電電流I0をコンデ
ンサ41aから流すが、前述したように抵抗41bで制
限されてコンデンサ41aが流し得る制限いっぱいの電
流が制御用トランジスタ51のエミッタ・コレクタ間に
流れると、調光回路25の動作が不安定となるが、動作
が不安定になることが問題になるのは、制御用トランジ
スタ51がオンとなった後である。したがって、チョー
クコイル71を設けた場合においても回路定数、具体的
には抵抗41b,54,コンデンサ53,チョークコイ
ル71を調整し、制御用トランジスタ51がオンとなっ
た後に、制限いっぱいの放電電流I0が流れないように
したり、給電用コンデンサ41aの静電容量を大きくす
る必要がある。
チョークコイルを設けた例について説明したが、図5,
図6に示される実施形態についても同様にチョークコイ
ルを設けることができる。
は、ノイズによる誤動作を防止するためにコデンサ59
を用いているが、コンデンサ59の代わりに抵抗を用い
てもよい。
てサイリスタを用いているが、機能的に同等のものであ
れば、その他の無接点スイッチを用いてもよい。また、
制御用トランジスタ、バイパス用トランジスタ、調整用
トランジスタとしては、FET等のスイッチング素子を
用いてもよい。さらに、レンズ付きフイルムユニットに
本発明のストロボ装置に適用した例について説明した
が、本発明のストロボ装置は、カメラに内蔵されるスト
ロボ装置や、カメラに装着されて利用されるストロボ装
置にも利用できる。
ターンオン用コンデンサが所定レベルに充電されるまで
の間は受光部への給電路に設けた制御用スイッチング手
段によって受光部の動作を禁止するから、受光部での光
量積分による積分電圧が規定レベルに達してターンオン
用コンデンサが放電すれば無接点スイッチが導通するた
めに必要な放電電圧を必ず得られるので、近距離撮影等
を行ったときのフル発光を防止することができる。
から一定時間の間、ストロボ反射光の受光量に応じたフ
ォトトランジスタからの光電流で充電される積分コンデ
ンサの両端を短絡して光量積分を禁止するバイパス用ス
イッチング手段を設けたから、フォトトランジスタに内
在する接合容量とそのhFEに起因して流れる電流で積分
コンデンサが充電されないので、精度よく調光を行うこ
とができる。また、近距離補正抵抗を設けることによ
り、近距離撮影時の調光精度をより向上することがで
き、チョークコイルを設けることにより、調光精度がよ
り向上されるとともに、無接点スイッチを保護すること
ができる。
抵抗器でオフセット電圧を発生させ、調整用トランジス
タに積分電圧がオフセット電圧分だけ低くした入力電圧
を与え、この調整用トランジスタのオンにより、ターン
オン用コンデンサの放電路に設けた放電用スイッチング
手段をオンとするようにして、可変抵抗器の抵抗値によ
りターンオン用コンデンサを放電させる積分電圧に対す
る規定レベルの増減可能にしたから、調光レベルを容易
に調整することができる。
の外観を示す斜視図である。
する例を示すものである。
すものである。
である。
形図である。
回路図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 メインコンデンサに蓄えられた電荷の放
電により発光するストロボ放電管と、ストロボ放電管の
発光により給電が開始される調光回路とを有し、この調
光回路は、被写体からのストロボ反射光を受光して光量
積分を行う受光部と、前記給電により所定レベルまで充
電され、前記受光部での光量積分による積分電圧が規定
レベルに達したときに放電されるターンオン用コンデン
サと、前記ストロボ放電管に並列接続され前記ターンオ
ン用コンデンサの放電電圧で導通してストロボ放電管の
発光を停止させる無接点スイッチとを備えた自動調光式
のストロポ装置において、 前記受光部への給電路に設けられ、前記ターンオン用コ
ンデンサが所定レベルに充電されるまで間に、前記受光
部の動作を禁止する制御用スイッチング手段を備えたこ
とを特徴とするストロボ装置。 - 【請求項2】 前記受光部は、ストロボ反射光の受光量
に応じた光電流を流すフォトトランジスタと、このフォ
トトランジスタからの光電電流で充電され光量積分を行
う積分コンデンサとからなり、前記制御用スイッチング
手段がオンしてから一定時間の間、前記積分コンデンサ
の両端を短絡して光量積分を禁止するバイパス用スイッ
チング手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のス
トロボ装置。 - 【請求項3】 前記受光部は、前記積分コンデンサと直
列に接続された近距離補正用抵抗が設けられ、直列に接
続された前記近距離補正用抵抗と積分コンデンサの両端
の電圧を積分電圧として出力することを特徴とする請求
項1または2記載のストロボ装置。 - 【請求項4】 調光回路に給電を行う動作電圧発生手段
は、前記メインコンデンサとともに充電され、ストロボ
放電管の発光によって放電を開始して調光回路への給電
電圧を漸増させる給電用コンデンサと、前記給電電圧を
所定の動作電圧に制限するツェナダイオードとからな
り、給電電圧の漸増期間中に前記ターンオン用コンデン
サが所定レベルに充電され、給電電圧が所定の動作電圧
に達した時点で前記制御用スイッチング手段をオン状態
にして受光部への給電を行うことを特徴とする請求項1
ないし3のいずれか1項に記載のストロボ装置。 - 【請求項5】 調光回路に給電を行う動作電圧発生手段
は、前記メインコンデンサとともに充電されストロボ放
電管の発光によって放電を開始して調光回路への給電す
る給電用コンデンサ及び、この給電用コンデンサに直列
接続された電流制限抵抗と調光回路への給電電圧を所定
の動作電圧に制限するツェナダイオードとからなる第1
直列回路から構成され、 前記第1直列回路と、前記メインコンデンサとチョーク
コイルとを直列接続した第2直列回路とをそれぞれスト
ロボ放電管に並列接続するとともに、前記ターンオン用
コンデンサを前記ツェナダイオードと並列接続し、 ストロボ放電管がチョークコイルを通してメインコンデ
ンサに蓄えられた電荷の放電を開始したときにチョーク
コイルに生じる逆起電力によって第2直列回路両端の電
圧を低下させることにより、第1直列回路両端の電圧を
低下させて給電用コンデンサを放電させ、その放電電流
を前記ターンオン用コンデンサの充電に用いるようにし
たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に
記載のストロボ装置。 - 【請求項6】 前記給電用コンデンサは、ストロボ放電
管の発光によって放電を開始して給電電圧を漸増させ、
給電電圧の漸増期間中に前記ターンオン用コンデンサが
所定レベルに充電され、給電電圧が所定の動作電圧に達
した時点で前記制御用スイッチング手段をオン状態にし
て受光部への給電を行うことを特徴とする請求項5記載
のストロボ装置。 - 【請求項7】 直列に接続された抵抗及び可変抵抗器か
らなり、一定とされた給電電圧を分圧して前記可変抵抗
器の抵抗値に応じたオフセット電圧を出力するオフセッ
ト電圧発生手段と、前記積分電圧が前記オフセット電圧
分だけ低くされた電圧が入力され、この入力電圧が所定
の電圧レベルに達したときにオンとなる調整用トランジ
スタと、前記ターンオン用コンデンサの放電路に設けら
れ、前記調整用トランジスタのオンに応答してオン状態
となってターンオン用コンデンサを放電させる放電用ス
イッチング手段とを備え、前記可変抵抗器の抵抗値によ
り前記規定レベルを増減可能にしたことを特徴とする請
求項1ないし6のいずれか1項に記載のストロボ装置。 - 【請求項8】 前記調整用トランジスタのオフセット電
圧が与えられる入力端子と、前記給電電圧のプラス側電
源線との間にコンデンサを設けたことを特徴とする請求
項7記載のストロボ装置。
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