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JP2002322120A - rac−trans−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ジ無水物およびそれらの製法 - Google Patents

rac−trans−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸、ジ無水物およびそれらの製法

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JP2002322120A
JP2002322120A JP2001126993A JP2001126993A JP2002322120A JP 2002322120 A JP2002322120 A JP 2002322120A JP 2001126993 A JP2001126993 A JP 2001126993A JP 2001126993 A JP2001126993 A JP 2001126993A JP 2002322120 A JP2002322120 A JP 2002322120A
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trans
dicyclohexyl
dcta
racemate
tetracarboxylic acid
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Akinori Shiotani
陽則 塩谷
Hiroshi Shimazaki
寛史 島崎
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ポリイミド樹脂原料等に有用な(1S,1’
S,3S,3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル
−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物(t
rans−DCDA−2)と(1R,1’R,3R,
3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,
3’,4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物(tran
s−DCDA−3)とのラセミ体、およびその前駆体で
ある(対応テトラカルボン酸(trans−DCTA−
2とtrans−DCTA−3)のラセミ体、ならびに
それらの製法の提供。 【解決手段】trans−DCTA−2とtrans−
DCTA−3のメチルエステルのラセミ体を加水分解し
て、trans−DCTA−2とtrans−DCTA
−3とのラセミ体を得る。このラセミ体を無水化して、
trans−DCDA−2とtrans−DCDA−3
とのラセミ体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、(1S,1’
S,3S,3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル
−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸(以下、tr
ans−DCTA−2と略記することもある)と(1
R,1’R,3R,3’R,4R,4’R)−ジシクロ
ヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸(以
下、trans−DCTA−3と略記することもある)
とのラセミ体(等量混合物)、および、(1S,1’
S,3S,3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル
−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物(以
下、trans−DCDA−2と略記することもある)
と(1R,1’R,3R,3’R,4R,4’R)−ジ
シクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボン
酸ジ無水物(以下、trans−DCDA−3と略記す
ることもある)とのラセミ体(等量混合物)、ならび
に、それらの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】テトラカルボン酸ジ無水物やその前駆体
であるテトラカルボン酸は耐熱性に優れたポリイミド樹
脂の原料として大変有用である。ベンゼン環を水素還元
してシクロヘキサン環へ変換することは、よく知られて
おり、例えば、synthetic communic
ation,25,2079(1995)、特開平10
−36320号公報、特開平11−189568号公
報、特開平11−349535号公報、特開平10−2
04002号公報、特公平8−30045号公報などに
報告されている。
【0003】ビフェニル−3,3’,4,4’−テトラ
カルボン酸テトラメチル(以下、BPTMと略記するこ
ともある)を水素還元すると、生成物には6個の不斉炭
素が存在し、従って、2個の異性体が可能である。B
PTMの水素還元によりジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸テトラメチル(以下、DC
TMと略記することもある)の異性体が生成する反応式
を次に示す。式中Meはメチル基を示す。
【化1】
【0004】BPTMの水素還元については、特開平7
−215912号公報、特開平8−325196号公
報、特開平8−325201号公報などが報告されてい
る。しかしながら、これらの報告では異性体について一
切ふれていない。すなわち、水素還元された多数の異性
体の混合物を分離することなく、加水分解してテトラカ
ルボン酸の異性体の混合物、さらに無水化してテトラカ
ルボン酸ジ無水物の異性体の混合物を合成している。一
方、本発明の発明者は、(1S,1’S,3S,3’
S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸テトラメチルと(1R,
1’R,3R,3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキ
シル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸テトラメ
チルとのラセミ体について、特願2000−19105
1号として特許出願している。また、本発明の発明者
は、(1R,1’S,3R,3’S,4R,4’S)−
ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボ
ン酸(以下、trans−DCTA−1と略記すること
もある)および(1R,1’S,3R,3’S,4R,
4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
トラカルボン酸ジ無水物(以下、trans−DCDA
−1と略記することもある)に関しては、特願2000
−209479号として特許出願している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、多数の異
性体の混合物ではなく、特定の異性体の等量混合物(ラ
セミ体)からなる、新規なテトラカルボン酸とそのジ無
水物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
trans−DCTA−2とtrans−DCTA−3
とのラセミ体(等量混合物)、および、trans−D
CDA−2とtrans−DCDA−3とのラセミ体
(等量混合物)、ならびに、それらの製法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明における(1S,1’
S,3S,3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル
−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸テトラメチル
(以下、trans−DCTM−2と略記することもあ
る)と(1R,1’R,3R,3’R,4R,4’R)
−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカル
ボン酸テトラメチル(以下、trans−DCTM−3
と略記することもある)とのラセミ体(以下、tran
s−DCTM−2/3ラセミ体と略記することもある)
は、前記特願2000−191051号公報に記載の方
法によって好適に得ることができる。すなわち、BPT
Mを水素還元して得られる生成物(DCTM)を再結晶
して優先的にcis構造の異性体を分離し、このcis
構造の異性体をアルカリ金属アルコラート触媒の存在下
にメタノール中で異性化させ、そのメタノール溶液から
(1R,1S,3R,3’S,4R,4’S)−3,
3’,4,4’−テトラカルボン酸テトラメチル結晶を
分離し、その残りのメタノール溶液から単結晶を分離す
ることによってtrans−DCTM−2/3ラセミ体
を得ることができる。また、BPTMを水素還元して得
られる生成物(DCTM)を含む反応溶液に(cis構
造の異性体を分離しないで)アルカリ金属アルコラート
触媒を加えて異性化し、その反応溶液から直接tran
s−DCTM−2/3ラセミ体を分離取得することもで
きる。
【0008】このtrans−DCTM−2/3ラセミ
体を溶媒に溶解させ水および酸触媒又はアルカリ触媒の
存在下に加水分解し、その後反応系に水を添加しなが
ら、溶媒、脱離したメタノール又はエステル交換で生成
したカルボン酸メチル、及び、水を反応系外へ除去する
ことによって、trans−DCTA−2とtrans
−DCTA−3とのラセミ体(以下、trans−DC
TA−2/3ラセミ体と略記することもある)を得るこ
とができる。
【0009】アルカリ触媒の存在下の加水分解では、使
用する溶媒は例えばn−ブタノール、n−プロパノール
など前記trans−DCTM−2/3ラセミ体を溶解
させるものであればよい。溶媒の使用量はtrans−
DCTM−2/3ラセミ体を溶解させるのに十分な量を
必要とし、通常、前記ラセミ体10g当たり40〜10
0mlである。過剰の溶媒は必要ではないが、使用量が
少なすぎると反応が進行しないか、加水分解が不完全と
なる。アルカリ触媒はカセイソーダ、カセイカリなどが
使用でき、その使用量は前記trans−DCTM−2
/3ラセミ体1モル当たり4〜8当量が好適である。4
当量未満では加水分解が不完全になることがある。通
常、4当量以上の過剰量を用いて加水分解を完結させ
る。反応は、0.5〜10時間、好ましくは1〜4時間
還流させたあと、反応系に水を添加しながら、溶媒、脱
離したメタノール、及び、水を反応系外へ除去すること
によって好適におこなわれる。反応終了後、生成物はt
rans−DCTA−2/3ラセミ体のアルカリ塩とし
て水に溶解しているが、水の量が少ないと前記アルカリ
塩が析出することがある。通常前記アルカリ塩10g当
たり80ml以上の水であれば均一の溶液になる。この
溶液に濃塩酸などの酸を添加して酸性にすると、tra
ns−DCTA−2/3ラセミ体が析出する。これを水
洗して目的物を得る。
【0010】酸触媒の存在下の加水分解では、使用する
溶媒は例えば酢酸、プロピオン酸などの前記trans
−DCTM−2/3ラセミ体を溶解させるものでエステ
ル交換できるのもであればよい。溶媒の使用量は前記t
rans−DCTM−2/3ラセミ体を溶解させるのに
十分な量を必要とし、通常、前記trans−DCTM
−2/3ラセミ体10g当たり20〜100mlであ
る。過剰の溶媒は必要ではないが、使用量が少なすぎる
と反応が進行しないか、加水分解が不完全となる。酸触
媒は触媒量の塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸など
が好適に使用できる。反応は、0.5〜10時間、好ま
しくは3〜6時間還流させたあと、反応系に水を添加し
ながら、溶媒、エステル交換で生成したカルボン酸メチ
ル、及び、水を反応系外へ除去することによって好適に
おこなわれる。反応の進行につれて、trans−DC
TA−2/3ラセミ体が析出する。これを水洗して目的
物を得る。
【0011】前記のtrans−DCTA−2/3ラセ
ミ体を無水酢酸、無水プロピオン酸、アセチルクロリド
などの脱水剤を用いた脱水、環化によって無水化をおこ
ない、trans−DCDA−2とtrans−DCD
A−3とのラセミ体(以下、trans−DCDA−2
/3ラセミ体と略記することもある)を得ることができ
る。
【0012】前記の脱水剤の使用量は、trans−D
CTA−2/3ラセミ体1モル当たり2〜100当量、
特に30〜80当量が好ましい。2当量未満では無水化
が不完全になることがある。通常2当量以上の過剰量を
用いて無水化を完結させることが好ましい。この反応
は、反応温度40〜60℃、反応時間5〜30時間特に
12〜24時間で好適におこなうことができる。この環
化の反応温度が高過ぎるとtrans−配置が変化し
て、他の異性体に変わることがある。従って、反応温度
の制御には特に注意を払う必要がある。
【0013】この発明の(1S,1’S,3S,3’
S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸(trans−DCTA−
2)の化学式を次に示す。
【化2】
【0014】この発明の(1R,1’R,3R,3’
R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸(trans−DCTA−
3)の化学式を次に示す。
【化3】
【0015】この発明の(1S,1’S,3S,3’
S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物(trans−D
CDA−2)の化学式を次に示す。
【化4】
【0016】この発明の(1R,1’R,3R,3’
R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,3’,
4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物(trans−D
CDA−3)の化学式を次に示す。
【化5】
【0017】
【実施例】以下、実施例によってこの発明を具体的に説
明するが、この発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0018】以下の実施例において、高速液体クロマト
グラフィーは島津SCL−10A、カラム:Chira
lpak AS(ダイセル化学工業)0.46cmφ、
25cm、20℃、EtOH/n−hexane(10
/90)、0.5ml/分にて測定した。HNMRス
ペクトル(400MHz)は日本電子JEOL 400
X、DMSO−d溶液、25℃にて測定した。13
NMRスペクトル(100MHz)は日本電子JEOL
400X、DMSO−d溶液、25℃にて測定し
た。FTIRスペクトルは日本電子JIR−5500、
KBr錠剤法にて測定した。
【0019】(実施例1)300mlの三つ口フラスコ
に攪拌機、還流冷却器を取り付け、これに10gのtr
ans−DCTM−2/3ラセミ体(25.1ミリモ
ル)、n−ブタノール50mlをとり加熱溶解させた。
これに10重量%NaOH水溶液64g(161ml)
を添加して3時間還流した。その後、還流冷却器をリー
ビッヒ冷却器に取り換えて、水200mlを前記フラス
コに取り付けた滴下器から添加しながらn−ブタノー
ル、脱離したメタノール、および、水を留去した。留去
量はあわせて140mlであった。フラスコの残留溶液
を一旦ろ過し、ろ液は80mlであった。この水溶液に
濃塩酸15mlを添加してpHを1とすると、白色沈殿
が析出した。この沈殿をろ過し、Clイオンが検出しな
くなるまで水洗した。これを温度100℃で真空乾燥し
て7.13gのtrans−DCTA−2/3ラセミ体
(収率83%)を得た。元素分析値は次のとおり。C
1622(342.35):計算値は、C56.
1、H6.5、実測値は、C55.9、H6.5、mp
は249−250℃、IRはν(CO)が1701cm
−1であった。図1にHNMRスペクトルおよび図2
13CNMRスペクトルの測定結果を示す.
【0020】(実施例2)実施例1で得たtrans−
DCTA−2/3ラセミ体3gと無水酢酸30mlを丸
底フラスコにとり、温度50℃で7時間加熱した。前記
加熱において5時間後に均一な溶液になった。温度50
℃にて減圧下に蒸発させ、残留物に無水酢酸30mlを
添加して、再度温度50℃にて7時間加熱した。この加
熱ではすぐに均一な溶液になった。温度50℃にて減圧
下に蒸発させ、残留物に無水酢酸30mlを添加して、
再度温度50℃にて7時間加熱した。この時もすぐに均
一な溶液になった。この溶液を冷蔵庫で冷却して析出し
た針状結晶をろ過し、温度50℃で真空乾燥して、1.
86gのtrans−DCDA−2/3ラセミ体(収率
は69%)を得た。ろ液を一部濃縮すればさらに前記ラ
セミ体が回収できる。元素分析値は次のとおり。C16
18(306.32):計算値は、C62.7、
H5.9、実測値は、C62.1、H5.8、mpは1
14−116℃、IRはν(CO)が1859、179
0cm−1であった。図3にHNMRスペクトルおよ
び図4に13CNMRスペクトルの測定結果を示す.
【0021】trans−DCTA−2、trans−
DCTA−3、trans−DCDA−2、trans
−DCDA−3のNMRスペクトルによる構造確認は、
前述の特願2000−209479号公報で示されたt
rans−DCTA−1およびtrans−DCDA−
1のNMRスペクトルを参照して、それぞれのシグナル
を帰属することによっておこなった。これらの結果を表
1(HNMRスペクトル)および表2(13CNMR
スペクトル)にまとめた。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】この発明は、ポリイミド樹脂の原料など
として大変有用な(1S,1’S,3S,3’S,4
S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’
−テトラカルボン酸ジ無水物と(1R,1’R,3R,
3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,
3’,4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物とのラセミ
体、および、その前駆体である(1S,1’S,3S,
3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,
3’,4,4’−テトラカルボン酸と(1R,1’R,
3R,3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−
3,3’,4,4’−テトラカルボン酸とのラセミ体、
ならびに、それらの製造方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られたtrans−DC
TA−2/3ラセミ体のHNMRスペクトルである。
【図2】図2は、実施例1で得られたtrans−DC
TA−2/3ラセミ体の13CNMRスペクトルであ
る。
【図3】図3は、実施例2で得られたtrans−DC
DA−2/3ラセミ体のHNMRスペクトルである。
【図4】図4は、実施例2で得られたtrans−DC
DA−2/3ラセミ体の13CNMRスペクトルであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1S,1’S,3S,3’S,4S,
    4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
    トラカルボン酸と(1R,1’R,3R,3’R,4
    R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’
    −テトラカルボン酸とのラセミ体。
  2. 【請求項2】(1S,1’S,3S,3’S,4S,
    4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
    トラカルボン酸ジ無水物と(1R,1’R,3R,3’
    R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,3’,
    4,4’−テトラカルボン酸ジ無水物とのラセミ体。
  3. 【請求項3】(1S,1’S,3S,3’S,4S,
    4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
    トラカルボン酸テトラメチルと(1R,1’R,3R,
    3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,
    3’,4,4’−テトラカルボン酸テトラメチルとのラ
    セミ体を加水分解することを特徴とする、(1S,1’
    S,3S,3’S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル
    −3,3’,4,4’−テトラカルボン酸と(1R,
    1’R,3R,3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキ
    シル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸とのラセ
    ミ体の製法。
  4. 【請求項4】(1S,1’S,3S,3’S,4S,
    4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
    トラカルボン酸テトラメチルと(1R,1’R,3R,
    3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,
    3’,4,4’−テトラカルボン酸テトラメチルとのラ
    セミ体を加水分解して、(1S,1’S,3S,3’
    S,4S,4’S)−ジシクロヘキシル−3,3’,
    4,4’−テトラカルボン酸と(1R,1’R,3R,
    3’R,4R,4’R)−ジシクロヘキシル−3,
    3’,4,4’−テトラカルボン酸とのラセミ体を生成
    し、次いで、このラセミ体を無水化することを特徴とす
    る、(1S,1’S,3S,3’S,4S,4’S)−
    ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テトラカルボ
    ン酸ジ無水物と(1R,1’R,3R,3’R,4R,
    4’R)−ジシクロヘキシル−3,3’,4,4’−テ
    トラカルボン酸ジ無水物とのラセミ体の製法。
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