JP2002317810A - プリント基板材の吸着構造 - Google Patents
プリント基板材の吸着構造Info
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厚みや剛性に無関係にプリント基板材を真空
吸着できる吸着構造を得る。 【解決手段】 基板材Wを吸着保持するとき、薄い基板
材Wでは、吸着面9が平面であって、これが複数あるこ
とおよび、リップ13の変形抵抗が極小であることか
ら、吸着状態では、垂直、かつ面一に吸着される。厚い
基板材Wにおいて、反りがあるような場合には、吸引孔
14周囲が真空漏れ防止リップ13で囲まれていること
から、吸着面9と基板材Wとの間に隙間があっても、そ
の外側でリップ13が基板材Wの表面に密着するため、
リップ13内側空間が閉ざされて吸引孔14による真空
吸着作用が基板材Wに作用する。そのため、基板材Wと
吸着面9との間に隙間ができることで、吸着機能を発揮
できない吸引孔14が発生して吸着作用が低下していた
不具合が解消される。
吸着できる吸着構造を得る。 【解決手段】 基板材Wを吸着保持するとき、薄い基板
材Wでは、吸着面9が平面であって、これが複数あるこ
とおよび、リップ13の変形抵抗が極小であることか
ら、吸着状態では、垂直、かつ面一に吸着される。厚い
基板材Wにおいて、反りがあるような場合には、吸引孔
14周囲が真空漏れ防止リップ13で囲まれていること
から、吸着面9と基板材Wとの間に隙間があっても、そ
の外側でリップ13が基板材Wの表面に密着するため、
リップ13内側空間が閉ざされて吸引孔14による真空
吸着作用が基板材Wに作用する。そのため、基板材Wと
吸着面9との間に隙間ができることで、吸着機能を発揮
できない吸引孔14が発生して吸着作用が低下していた
不具合が解消される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント基板材
を真空吸着するときに使用される吸着構造に関する。
を真空吸着するときに使用される吸着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板材を基板材保持装置に真空
吸着保持して露光マスクと密着させ、プリント基板材に
露光マスクの回路パターンを焼き付ける基板露光装置が
公知である。例えば特開平10−333337号の図1
4〜16に開示の基板露光装置を図7で説明すれば、図
7の左側の搬送装置上を水平搬送されてきたプリント基
板材Wを搬入側(左側)の回動スライド機枠Aで吸着保
持して90度揺動させて垂直状態とし、そのプリント基
板材Wを授受位置P1にある可動保持ベースBeの一方
のプリント基板材保持装置B1に吸着保持させて露光マ
スクC1と対向する露光位置P2まで上昇移動させ、露
光位置P2で露光マスクC1とプリント基板材Wとを密
着させてプリント基板材Wの一面を露光処理し、次い
で、一対ある一方の基板受け渡し装置D1を前記プリン
ト基板材保持装置B1に対向させて前記プリント基板材
Wを吸着し、プリント基板材保持装置B1が次のプリン
ト基板材Wを装着するために可動保持ベースBeが授受
位置P1に移動する一方、一方の基板受け渡し装置D1
に吸着されているプリント基板材Wを他方の基板受け渡
し装置D2に吸着受け渡し、次のプリント基板材Wをプ
リント基板材保持装置B1に受け取って露光位置P2に
戻ってきた可動保持ベースBeの反対側のプリント基板
材保持装置B2に、前記他方の基板受け渡し装置D2か
らプリント基板材Wを受け渡して吸着保持させ、今度
は、プリント基板材Wの反対側面を他方の露光マスクC
2を介して露光処理し、こうして両面を露光処理された
基板材Wは、プリント基板材保持装置B2に吸着保持さ
れたまま、可動保持ベースBeが授受位置P1にもどっ
て、排出側(図で右側)の回動スライド機枠Aに垂直状
態で吸着保持され、排出側の回動スライド機枠Aが水平
に揺動して、排出側の搬送装置で機台外側に排出するよ
うになっている。
吸着保持して露光マスクと密着させ、プリント基板材に
露光マスクの回路パターンを焼き付ける基板露光装置が
公知である。例えば特開平10−333337号の図1
4〜16に開示の基板露光装置を図7で説明すれば、図
7の左側の搬送装置上を水平搬送されてきたプリント基
板材Wを搬入側(左側)の回動スライド機枠Aで吸着保
持して90度揺動させて垂直状態とし、そのプリント基
板材Wを授受位置P1にある可動保持ベースBeの一方
のプリント基板材保持装置B1に吸着保持させて露光マ
スクC1と対向する露光位置P2まで上昇移動させ、露
光位置P2で露光マスクC1とプリント基板材Wとを密
着させてプリント基板材Wの一面を露光処理し、次い
で、一対ある一方の基板受け渡し装置D1を前記プリン
ト基板材保持装置B1に対向させて前記プリント基板材
Wを吸着し、プリント基板材保持装置B1が次のプリン
ト基板材Wを装着するために可動保持ベースBeが授受
位置P1に移動する一方、一方の基板受け渡し装置D1
に吸着されているプリント基板材Wを他方の基板受け渡
し装置D2に吸着受け渡し、次のプリント基板材Wをプ
リント基板材保持装置B1に受け取って露光位置P2に
戻ってきた可動保持ベースBeの反対側のプリント基板
材保持装置B2に、前記他方の基板受け渡し装置D2か
らプリント基板材Wを受け渡して吸着保持させ、今度
は、プリント基板材Wの反対側面を他方の露光マスクC
2を介して露光処理し、こうして両面を露光処理された
基板材Wは、プリント基板材保持装置B2に吸着保持さ
れたまま、可動保持ベースBeが授受位置P1にもどっ
て、排出側(図で右側)の回動スライド機枠Aに垂直状
態で吸着保持され、排出側の回動スライド機枠Aが水平
に揺動して、排出側の搬送装置で機台外側に排出するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の露光装置におい
て、回動スライド機枠Aに備えた吸着装置、基板受け渡
し装置D1、D2に備えた吸着装置は、バキューム圧が
作用する吸引孔Eを中心に備えた弾性材料から成る複数
の真空吸着パッド(吸盤)Fによる場合(図8)と、樹
脂やアルミなどの変形しにくい材料の平面から成る吸着
面Gに、バキューム圧の作用する多数の吸引孔Hを形成
した面吸着構造による場合(図9)とがあった。ここで
は、基板受け渡し装置D1(D2)を例示している。真
空吸着パッド方式は、一般的に吸着力が大きいので、重
量の大きな板厚の厚いプリント基板材Wを保持するのに
適しているが、板厚の薄い(1mm以下)あるいは剛性
の小さなプリント基板材Wに対しては吸着力が大き過ぎ
て基板材自体が変形する問題があった。他方、面吸着方
式では、プリント基板材Wを硬く広い平面に密着させる
ように吸着するため、薄い板厚のプリント基板材であっ
ても変形なく吸着できる。しかし、図10に示すよう
に、板厚の厚いプリント基板材Wのように発生した反り
が残りやすい基板材Wでは、そのような反りがあること
により吸引孔Hとの間に隙間ができて外気が流入してバ
キューム源17のバキューム圧が有効に作用せず吸着で
きないという問題がある。そのため、これまでは、プリ
ント基板材の厚みにより、これらの吸着方式が夫々使い
分けられており、管理する部品種類が増える問題があっ
た。
て、回動スライド機枠Aに備えた吸着装置、基板受け渡
し装置D1、D2に備えた吸着装置は、バキューム圧が
作用する吸引孔Eを中心に備えた弾性材料から成る複数
の真空吸着パッド(吸盤)Fによる場合(図8)と、樹
脂やアルミなどの変形しにくい材料の平面から成る吸着
面Gに、バキューム圧の作用する多数の吸引孔Hを形成
した面吸着構造による場合(図9)とがあった。ここで
は、基板受け渡し装置D1(D2)を例示している。真
空吸着パッド方式は、一般的に吸着力が大きいので、重
量の大きな板厚の厚いプリント基板材Wを保持するのに
適しているが、板厚の薄い(1mm以下)あるいは剛性
の小さなプリント基板材Wに対しては吸着力が大き過ぎ
て基板材自体が変形する問題があった。他方、面吸着方
式では、プリント基板材Wを硬く広い平面に密着させる
ように吸着するため、薄い板厚のプリント基板材であっ
ても変形なく吸着できる。しかし、図10に示すよう
に、板厚の厚いプリント基板材Wのように発生した反り
が残りやすい基板材Wでは、そのような反りがあること
により吸引孔Hとの間に隙間ができて外気が流入してバ
キューム源17のバキューム圧が有効に作用せず吸着で
きないという問題がある。そのため、これまでは、プリ
ント基板材の厚みにより、これらの吸着方式が夫々使い
分けられており、管理する部品種類が増える問題があっ
た。
【0004】また、プリント基板材保持装置B1(B
2)では、露光マスクC1(C2)とプリント基板材W
を面一に密着させる必要性から、板厚に関係なく上記面
吸着方式が採用されていたが、上記のような問題がある
ことから、板厚が大きくて反りがあるようなプリント基
板材も吸着保持できるように、吸着圧力を大きくするな
どして対処しており、真空圧発生源の能力を高くしなけ
ればならないなどの問題がある。この発明は、上記問題
を解消して反り(ひずみ)があるような厚いプリント基
板材も、変形しやすい薄いプリント基板材も、確実に吸
着保持できる吸着構造を提供することを目的とする。
2)では、露光マスクC1(C2)とプリント基板材W
を面一に密着させる必要性から、板厚に関係なく上記面
吸着方式が採用されていたが、上記のような問題がある
ことから、板厚が大きくて反りがあるようなプリント基
板材も吸着保持できるように、吸着圧力を大きくするな
どして対処しており、真空圧発生源の能力を高くしなけ
ればならないなどの問題がある。この発明は、上記問題
を解消して反り(ひずみ)があるような厚いプリント基
板材も、変形しやすい薄いプリント基板材も、確実に吸
着保持できる吸着構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
願吸着構造では、吸着部材を金属、樹脂材料など、変形
容易でない材料から構成し、その吸着部材の前面を平面
から成る吸着面とし、その吸着面には、バキューム源に
連通される多数の吸引孔を設け、前記吸着面の周囲を取
り囲んで弾性材料から成る真空漏れ防止リップを設け、
該リップの外周縁を含む平面は、前記吸着面とほぼ同一
平面に形成されていることを特徴とする。詳しくは、リ
ップ外周縁を含む平面が吸着面に対してほぼ同一平面と
みなされる程度に僅かに前方に位置している。一層具体
的には、吸着面の外周に嵌め込み部を形成し、その嵌め
込み部に真空漏れ防止リップを有するリップ部材を嵌合
して成る。これらの構成によれば、薄い基板材を吸着し
た場合であっても、吸着面が容易に変形しない平面であ
り、しかも、リップの外周面を含む平面がほぼ吸着面と
ほぼ同一平面に形成されていることから、リップを変形
させる抵抗が小さく、薄い基板材をその平面から成る吸
着面に面一に吸着できて、変形をもたらすことがない。
また、歪みがあるようなプリント基板材であって、吸着
面との間に隙間が生じるような場合でも、吸着面外周を
囲む真空漏れ防止リップがプリント基板材表面に接触し
てリップ内側空間が閉じられて吸引圧力が有効に作用し
て吸引作用を行うため、プリント基板材を強力に吸着で
きる。さらに、プリント基板材を吸着面から引き離す方
向の外力が作用して、基板材が吸着面から引き離される
ように引っ張られたときには、リップ部が自体の弾性に
より基板材に吸着された状態で変形するため、基板材と
吸着面が密着状態では孔の総面積と吸引圧の積であった
吸引力が、吸引圧の作用面積が広がることにより大きく
なり、より吸着力が大きくなる。そのため、吸着面から
プリント基板材を引き離そうとする外力が作用しても、
容易には引き離されず、基板材を吸着状態に維持でき
る。吸着パッドは、シリコンゴムから構成されると好適
である。これによれば、例えば、吸着状態で基板材を垂
直に保持する場合に、吸着力に加えて摩擦係数が大きい
ために、保持力が大きく、安定して垂直保持できる。
願吸着構造では、吸着部材を金属、樹脂材料など、変形
容易でない材料から構成し、その吸着部材の前面を平面
から成る吸着面とし、その吸着面には、バキューム源に
連通される多数の吸引孔を設け、前記吸着面の周囲を取
り囲んで弾性材料から成る真空漏れ防止リップを設け、
該リップの外周縁を含む平面は、前記吸着面とほぼ同一
平面に形成されていることを特徴とする。詳しくは、リ
ップ外周縁を含む平面が吸着面に対してほぼ同一平面と
みなされる程度に僅かに前方に位置している。一層具体
的には、吸着面の外周に嵌め込み部を形成し、その嵌め
込み部に真空漏れ防止リップを有するリップ部材を嵌合
して成る。これらの構成によれば、薄い基板材を吸着し
た場合であっても、吸着面が容易に変形しない平面であ
り、しかも、リップの外周面を含む平面がほぼ吸着面と
ほぼ同一平面に形成されていることから、リップを変形
させる抵抗が小さく、薄い基板材をその平面から成る吸
着面に面一に吸着できて、変形をもたらすことがない。
また、歪みがあるようなプリント基板材であって、吸着
面との間に隙間が生じるような場合でも、吸着面外周を
囲む真空漏れ防止リップがプリント基板材表面に接触し
てリップ内側空間が閉じられて吸引圧力が有効に作用し
て吸引作用を行うため、プリント基板材を強力に吸着で
きる。さらに、プリント基板材を吸着面から引き離す方
向の外力が作用して、基板材が吸着面から引き離される
ように引っ張られたときには、リップ部が自体の弾性に
より基板材に吸着された状態で変形するため、基板材と
吸着面が密着状態では孔の総面積と吸引圧の積であった
吸引力が、吸引圧の作用面積が広がることにより大きく
なり、より吸着力が大きくなる。そのため、吸着面から
プリント基板材を引き離そうとする外力が作用しても、
容易には引き離されず、基板材を吸着状態に維持でき
る。吸着パッドは、シリコンゴムから構成されると好適
である。これによれば、例えば、吸着状態で基板材を垂
直に保持する場合に、吸着力に加えて摩擦係数が大きい
ために、保持力が大きく、安定して垂直保持できる。
【0006】
【発明の実施の形態】前述の図7における基板受け渡し
装置D2に本願を実施した例を説明する。図1に示すよ
うに、受け渡し装置D2の本体1は、後方ボックス2の
前面に、シール部材3を介して前プレート4が固着さ
れ、全体が箱形状となっている。前プレート4には、千
鳥配列として5個所の貫通孔5が設けてある。各貫通孔
5に対応して、前プレート4の前面にはOリング6を介
在して吸着部材7が固着されている。吸着部材7は、ア
ルミ、あるいは、アクリルなどの硬質樹脂材など、容易
には変形しない材質から形成されている。吸着部材7
は、前プレート4への取り付け部から更に前方(基板材
方向)に突出する突出部8を有しており、その突出部8
の前面は、平面から成る吸着面9に形成されている。突
出部8の周囲は、嵌め込み部としての軸部10となって
いる。この嵌め込み部10には、リング状のリップ部材
11の中心孔12が嵌合されている。リップ部材11
は、弾性材料(シリコンゴム)から構成され、外方に広
がる真空漏れ防止リップ13を一体に備えている。リッ
プ部材11を嵌め込み部10に嵌め込んだ状態におい
て、前記リップ13の外周縁13aを含む平面が前記吸
着面9に対してほぼ同一平面とみなされる程度に僅かに
前方に位置している。前記吸着面9には、複数の吸引孔
14が本体内側に形成された吸引空間15に連通するよ
うに形成されている。その吸引空間15は、接続管16
を介してバキューム源17に連通されている。複数の吸
着部材7は、各吸着面9が、同一面内に位置するように
取り付けられる。
装置D2に本願を実施した例を説明する。図1に示すよ
うに、受け渡し装置D2の本体1は、後方ボックス2の
前面に、シール部材3を介して前プレート4が固着さ
れ、全体が箱形状となっている。前プレート4には、千
鳥配列として5個所の貫通孔5が設けてある。各貫通孔
5に対応して、前プレート4の前面にはOリング6を介
在して吸着部材7が固着されている。吸着部材7は、ア
ルミ、あるいは、アクリルなどの硬質樹脂材など、容易
には変形しない材質から形成されている。吸着部材7
は、前プレート4への取り付け部から更に前方(基板材
方向)に突出する突出部8を有しており、その突出部8
の前面は、平面から成る吸着面9に形成されている。突
出部8の周囲は、嵌め込み部としての軸部10となって
いる。この嵌め込み部10には、リング状のリップ部材
11の中心孔12が嵌合されている。リップ部材11
は、弾性材料(シリコンゴム)から構成され、外方に広
がる真空漏れ防止リップ13を一体に備えている。リッ
プ部材11を嵌め込み部10に嵌め込んだ状態におい
て、前記リップ13の外周縁13aを含む平面が前記吸
着面9に対してほぼ同一平面とみなされる程度に僅かに
前方に位置している。前記吸着面9には、複数の吸引孔
14が本体内側に形成された吸引空間15に連通するよ
うに形成されている。その吸引空間15は、接続管16
を介してバキューム源17に連通されている。複数の吸
着部材7は、各吸着面9が、同一面内に位置するように
取り付けられる。
【0007】このような基板受け渡し装置D2では、基
板材Wに当接して吸引孔14に真空吸引作用を働かせた
とき、薄い基板材では、吸着面9が平面であって、これ
が複数あること、及び、リップ13が吸着面9とほぼ同
一平面であることから、吸着されるときにリップ13を
変形させる抵抗が極めて小さく、そのため、薄い基板材
Wであっても、吸着状態では、垂直、かつ面一に吸着さ
れてひずみなく吸着される。また、厚い基板材Wにおい
て、反りがあるような場合には、吸引孔14周囲が真空
漏れ防止リップ13で囲まれていることから、図3に示
すように、吸着面14と基板材Wとの間に隙間があって
も、その外側でリップ13が基板材Wの表面に密着する
ため、リップ13内側空間が閉ざされて吸引孔14によ
る真空吸着作用が基板材Wに作用する。そのため、従来
であれば、図10で説明したように、基板材Wと吸着面
9との間に隙間ができることで、吸着機能を発揮できな
い吸引孔14が発生して吸着作用が低下していた不具合
が解消される。
板材Wに当接して吸引孔14に真空吸引作用を働かせた
とき、薄い基板材では、吸着面9が平面であって、これ
が複数あること、及び、リップ13が吸着面9とほぼ同
一平面であることから、吸着されるときにリップ13を
変形させる抵抗が極めて小さく、そのため、薄い基板材
Wであっても、吸着状態では、垂直、かつ面一に吸着さ
れてひずみなく吸着される。また、厚い基板材Wにおい
て、反りがあるような場合には、吸引孔14周囲が真空
漏れ防止リップ13で囲まれていることから、図3に示
すように、吸着面14と基板材Wとの間に隙間があって
も、その外側でリップ13が基板材Wの表面に密着する
ため、リップ13内側空間が閉ざされて吸引孔14によ
る真空吸着作用が基板材Wに作用する。そのため、従来
であれば、図10で説明したように、基板材Wと吸着面
9との間に隙間ができることで、吸着機能を発揮できな
い吸引孔14が発生して吸着作用が低下していた不具合
が解消される。
【0008】また、吸着状態では、基板材W表面とリッ
プ13とが密着しており、リップ13はシリコンゴムで
構成されているために、摩擦係数が大きく、その結果、
基板材Wを一層安定して垂直に吸着でき、吸着が外れて
基板材Wが落下するなどの事故が防止できる。また、基
板受け渡し装置D2は、基板受け渡し装置D1から基板
材Wを受け取って、基板材保持装置B2へその基板材W
を受け渡すために、垂直保持したまま前後に移動する
が、そのような移動による振動などで吸着保持していた
基板材Wが吸着面9から離れるようなことが起きた場合
(要するに、基板材Wを吸着面9から引き離そうとする
外力が作用した場合)、リップ13は、引き続き吸引作
用で弾性変形して基板材Wとの接触状態を保ち得るた
め、吸着面9から基板材Wが離れることで、吸引圧が作
用する作用面積が広がり(図4)、吸着力が、吸引孔1
4が基板材Wに密着していたときより大きくなり、基板
材Wは吸着面9に引き戻されるという作用が発生し、基
板材Wは確実に基板受け渡し装置D2に保持される。
プ13とが密着しており、リップ13はシリコンゴムで
構成されているために、摩擦係数が大きく、その結果、
基板材Wを一層安定して垂直に吸着でき、吸着が外れて
基板材Wが落下するなどの事故が防止できる。また、基
板受け渡し装置D2は、基板受け渡し装置D1から基板
材Wを受け取って、基板材保持装置B2へその基板材W
を受け渡すために、垂直保持したまま前後に移動する
が、そのような移動による振動などで吸着保持していた
基板材Wが吸着面9から離れるようなことが起きた場合
(要するに、基板材Wを吸着面9から引き離そうとする
外力が作用した場合)、リップ13は、引き続き吸引作
用で弾性変形して基板材Wとの接触状態を保ち得るた
め、吸着面9から基板材Wが離れることで、吸引圧が作
用する作用面積が広がり(図4)、吸着力が、吸引孔1
4が基板材Wに密着していたときより大きくなり、基板
材Wは吸着面9に引き戻されるという作用が発生し、基
板材Wは確実に基板受け渡し装置D2に保持される。
【0009】次に、この吸着構造を、基板材保持装置B
1に適用したものを説明する。基板材保持装置B1は、
可動保持ベースBeに一体に取り付けられるものであ
り、可動保持ベースBeは前述のように、基板材Wの搬
送装置との間で基板材Wをやり取りする授受位置P1
と、露光マスクC1(C2)と対峙する露光位置P2と
の間で垂直に移動する。図5には、基板材保持装置B1
の正面図のおよそ1/4を示しており、その他の部分
は、この1/4部分を、中心点C1を中心として90度
毎に点対称とした形状である。可動保持ベースBeと一
体のベース板20の前面には、図においてL字形状にO
リング溝21が形成されている。そのOリング溝21の
内側には、横方向に伸びる複数の直線突条22が設けて
ある。直線突条22相互間、直線突条22と前記Oリン
グ溝21との間は、空気流通空間23に形成されてい
る。このベース板20の前面には、前記Oリング溝21
に嵌め込んだOリング24を介して、透明なアクリル板
から成る基板吸着板(吸着部材)25が一体に取り付け
られ、Oリング24で囲まれた内側空間は完全に閉鎖空
間となる。バキューム源17からのバキューム圧は、ベ
ース板20の背面に接続した配管26と連通孔27を通
じてこの閉鎖空間に作用する。図5では、基板吸着板2
5が透明であることから、その背部にあるベース板20
に設けられた直線突条22、Oリング溝21などが見え
ている。
1に適用したものを説明する。基板材保持装置B1は、
可動保持ベースBeに一体に取り付けられるものであ
り、可動保持ベースBeは前述のように、基板材Wの搬
送装置との間で基板材Wをやり取りする授受位置P1
と、露光マスクC1(C2)と対峙する露光位置P2と
の間で垂直に移動する。図5には、基板材保持装置B1
の正面図のおよそ1/4を示しており、その他の部分
は、この1/4部分を、中心点C1を中心として90度
毎に点対称とした形状である。可動保持ベースBeと一
体のベース板20の前面には、図においてL字形状にO
リング溝21が形成されている。そのOリング溝21の
内側には、横方向に伸びる複数の直線突条22が設けて
ある。直線突条22相互間、直線突条22と前記Oリン
グ溝21との間は、空気流通空間23に形成されてい
る。このベース板20の前面には、前記Oリング溝21
に嵌め込んだOリング24を介して、透明なアクリル板
から成る基板吸着板(吸着部材)25が一体に取り付け
られ、Oリング24で囲まれた内側空間は完全に閉鎖空
間となる。バキューム源17からのバキューム圧は、ベ
ース板20の背面に接続した配管26と連通孔27を通
じてこの閉鎖空間に作用する。図5では、基板吸着板2
5が透明であることから、その背部にあるベース板20
に設けられた直線突条22、Oリング溝21などが見え
ている。
【0010】基板吸着板25の前面は、平面から成る吸
着面9に形成され、その吸着面9には、前記閉鎖空間と
連通する複数の吸引孔14が形成されている。また、基
板吸着板25の中心C1近傍には、本願発明の吸着構造
が設けてある。この実施形態において、基板吸着板25
の所定位置には、嵌め込み部としての所定の円形溝30
が形成されている。その円形溝30の内側も、吸着面9
となっており、ここにも、多数の吸引孔14が形成され
ている。そして、前記実施形態と同様に、前記円形溝3
0には、前記同様のリップ部材11の中心孔12が嵌め
込まれている。
着面9に形成され、その吸着面9には、前記閉鎖空間と
連通する複数の吸引孔14が形成されている。また、基
板吸着板25の中心C1近傍には、本願発明の吸着構造
が設けてある。この実施形態において、基板吸着板25
の所定位置には、嵌め込み部としての所定の円形溝30
が形成されている。その円形溝30の内側も、吸着面9
となっており、ここにも、多数の吸引孔14が形成され
ている。そして、前記実施形態と同様に、前記円形溝3
0には、前記同様のリップ部材11の中心孔12が嵌め
込まれている。
【0011】
【発明の効果】以上のように本願のプリント基板材の吸
着構造によれば、薄い基板材を吸着した場合であって
も、吸着面が平面であることおよび、真空漏れ防止リッ
プが、その吸着面とほぼ同一平面となる変形量の極めて
小さいものとしてあることから、薄い基板材をその平面
から成る吸着面に面一に吸着できて、変形をもたらすこ
とがない。また、歪みがあるようなプリント基板材であ
って、吸着面との間に隙間が生じるような場合でも、吸
着面外周を囲む真空漏れ防止リップがプリント基板材表
面に接触してリップ内側空間が閉じられて吸引圧力が有
効に作用して吸引作用を行うため、プリント基板材を強
力に吸着できる。
着構造によれば、薄い基板材を吸着した場合であって
も、吸着面が平面であることおよび、真空漏れ防止リッ
プが、その吸着面とほぼ同一平面となる変形量の極めて
小さいものとしてあることから、薄い基板材をその平面
から成る吸着面に面一に吸着できて、変形をもたらすこ
とがない。また、歪みがあるようなプリント基板材であ
って、吸着面との間に隙間が生じるような場合でも、吸
着面外周を囲む真空漏れ防止リップがプリント基板材表
面に接触してリップ内側空間が閉じられて吸引圧力が有
効に作用して吸引作用を行うため、プリント基板材を強
力に吸着できる。
【0012】又、本願では、プリント基板材を吸着面か
ら引き離す方向の外力が作用して、基板材が吸着面から
引き離されるように引っ張られたときには、リップ部が
自体の弾性により基板材に吸着された状態で変形するた
め、基板材と吸着面が密着状態では孔の総面積と吸引圧
の積であった吸引力が、吸引圧の作用面積が広がること
により大きくなり、より吸着力が大きくなる。そのた
め、吸着面からプリント基板材Wを引き離そうとする外
力が作用しても、容易には引き離されず、基板材を吸着
状態に維持できる。
ら引き離す方向の外力が作用して、基板材が吸着面から
引き離されるように引っ張られたときには、リップ部が
自体の弾性により基板材に吸着された状態で変形するた
め、基板材と吸着面が密着状態では孔の総面積と吸引圧
の積であった吸引力が、吸引圧の作用面積が広がること
により大きくなり、より吸着力が大きくなる。そのた
め、吸着面からプリント基板材Wを引き離そうとする外
力が作用しても、容易には引き離されず、基板材を吸着
状態に維持できる。
【図1】基板受け渡し装置の正面図であり、図7のI視
図である。
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】図7のV視図であり、基板材保持装置の正面図
の略1/4を示す図である。
の略1/4を示す図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本願発明が適用される基板露光装置の概略図で
ある。
ある。
【図8】従来の基板受け渡し装置の斜視図である。
【図9】従来の別の基板受け渡し装置の斜視図である。
【図10】従来技術の問題点を説明する図である。
7 吸着部材 9 吸着面 10 軸部(嵌め込み部) 11 リップ部材 13 真空漏れ防止リップ 14 吸引孔 17 バキューム源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:42 B23K 101:42
Claims (4)
- 【請求項1】 吸着部材を金属、樹脂材料など、変形容
易でない材料から構成し、その吸着部材の前面を平面か
ら成る吸着面とし、その吸着面には、バキューム源に連
通される多数の吸引孔を設け、前記吸着面の周囲を取り
囲んで弾性材料から成る真空漏れ防止リップを設け、該
リップの外周縁を含む平面は、前記吸着面とほぼ同一平
面に形成されていることを特徴とするプリント基板材の
吸着構造。 - 【請求項2】 リップ外周縁を含む平面が吸着面に対し
てほぼ同一平面とみなされる程度に僅かに前方に位置し
ていることを特徴とする請求項1記載のプリント基板材
の吸着構造。 - 【請求項3】 真空漏れ防止リップは、シリコンゴムか
ら構成される請求項1又は2に記載のプリント基板材の
吸着構造。 - 【請求項4】 吸着面の外周に嵌め込み部を形成し、そ
の嵌め込み部に真空漏れ防止リップを有するリップ部材
を嵌合して成ることを特徴とする請求項1〜3の何れか
に記載のプリント基板材の吸着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122113A JP2002317810A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | プリント基板材の吸着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001122113A JP2002317810A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | プリント基板材の吸着構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002317810A true JP2002317810A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18971876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001122113A Pending JP2002317810A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | プリント基板材の吸着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002317810A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276084A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Orc Mfg Co Ltd | 露光テーブルおよび露光装置 |
JP2018003149A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 廣州明毅電子機械有限公司 | 電気メッキ設備自動アンローダ |
CN109132534A (zh) * | 2011-11-18 | 2019-01-04 | 耐克创新有限合伙公司 | 制造真空工具 |
CN116193733A (zh) * | 2023-04-25 | 2023-05-30 | 四川托璞勒科技有限公司 | 吸附件、堆叠板材的上料装置以及pcb的棕化处理装置 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122113A patent/JP2002317810A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276084A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Orc Mfg Co Ltd | 露光テーブルおよび露光装置 |
CN109132534A (zh) * | 2011-11-18 | 2019-01-04 | 耐克创新有限合伙公司 | 制造真空工具 |
JP2018003149A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 廣州明毅電子機械有限公司 | 電気メッキ設備自動アンローダ |
CN116193733A (zh) * | 2023-04-25 | 2023-05-30 | 四川托璞勒科技有限公司 | 吸附件、堆叠板材的上料装置以及pcb的棕化处理装置 |
CN116193733B (zh) * | 2023-04-25 | 2023-07-04 | 四川托璞勒科技有限公司 | 吸附件、堆叠板材的上料装置以及pcb的棕化处理装置 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071203 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100311 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100705 |