JP2002307562A - 三次元造形装置、および三次元造形方法 - Google Patents
三次元造形装置、および三次元造形方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間で三次元造形物を生成できる三次元造
形技術を提供する。 【解決手段】 三次元造形装置100では、薄層形成部
20を+X方向に移動させつつ開口22hから粉末材料
を落下させ、造形ステージ42上に粉末層82を形成す
る。この粉末層82における選択領域に対して、ヘッド
部34から紫外線硬化樹脂のバインダを吐出する。そし
て、紫外線照射部39から紫外線を粉末層82に照射す
ることにより、粉末層82に塗布された紫外線硬化樹脂
を硬化させ粉末材料を結合する。この動作を順次に形成
する粉末層82に対して繰り返すことにより、三次元造
形物が生成される。このようにバインダとして紫外線硬
化樹脂を使用し、紫外線照射により迅速に粉末材料が結
合できるため、短時間で三次元造形物を生成できること
となる。
形技術を提供する。 【解決手段】 三次元造形装置100では、薄層形成部
20を+X方向に移動させつつ開口22hから粉末材料
を落下させ、造形ステージ42上に粉末層82を形成す
る。この粉末層82における選択領域に対して、ヘッド
部34から紫外線硬化樹脂のバインダを吐出する。そし
て、紫外線照射部39から紫外線を粉末層82に照射す
ることにより、粉末層82に塗布された紫外線硬化樹脂
を硬化させ粉末材料を結合する。この動作を順次に形成
する粉末層82に対して繰り返すことにより、三次元造
形物が生成される。このようにバインダとして紫外線硬
化樹脂を使用し、紫外線照射により迅速に粉末材料が結
合できるため、短時間で三次元造形物を生成できること
となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元造形技術に
関し、特に、結合剤を付与して粉末材料を結合させるこ
とにより、三次元造形物を生成する三次元造形技術に関
する。
関し、特に、結合剤を付与して粉末材料を結合させるこ
とにより、三次元造形物を生成する三次元造形技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元造形装置においては、粉末
材料の層に対して、乾燥して硬化するバインダをインク
ジェットなどで吐出し、粉末材料の結合体を順次に形成
し三次元造形物を造形するものがある。この三次元造形
装置では、例えば、次のような動作が行われ、三次元造
形物が生成される。
材料の層に対して、乾燥して硬化するバインダをインク
ジェットなどで吐出し、粉末材料の結合体を順次に形成
し三次元造形物を造形するものがある。この三次元造形
装置では、例えば、次のような動作が行われ、三次元造
形物が生成される。
【0003】まず、ローラ機構などにより石膏や澱粉の
粉末材料を薄層をに均一に拡げる。次に、この粉末材料
の薄層において造形すべき領域にインクジェットのヘッ
ドを走査し、乾燥で硬化するバインダを塗布する。この
バインダが塗布された領域の粉末材料は下層、あるいは
隣接する硬化領域と結合する。造形が完了するまで、粉
末材料の薄層を順次に形成し、バインダを塗布する工程
を繰り返す。造形が完了すれば、バインダが塗布されな
い領域の粉末材料は個々に独立した状態を保つため、バ
インダで結合された三次元造形物を取り出せることとな
る。
粉末材料を薄層をに均一に拡げる。次に、この粉末材料
の薄層において造形すべき領域にインクジェットのヘッ
ドを走査し、乾燥で硬化するバインダを塗布する。この
バインダが塗布された領域の粉末材料は下層、あるいは
隣接する硬化領域と結合する。造形が完了するまで、粉
末材料の薄層を順次に形成し、バインダを塗布する工程
を繰り返す。造形が完了すれば、バインダが塗布されな
い領域の粉末材料は個々に独立した状態を保つため、バ
インダで結合された三次元造形物を取り出せることとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の三次
元造形装置では、乾燥によって硬化するバインダを使用
するため、バインダ塗布後にバインダを乾燥させ粉末材
料を結合させる時間を必要とし、造形の高速化が困難で
ある。
元造形装置では、乾燥によって硬化するバインダを使用
するため、バインダ塗布後にバインダを乾燥させ粉末材
料を結合させる時間を必要とし、造形の高速化が困難で
ある。
【0005】また、インクジェットのヘッドを用いて上
記バインダを塗布する場合には、ノズル部の穴径が非常
に細い(20μm以下)ため、強い接着力を持つバイン
ダを使用すると、ノズル部で乾燥により硬化して目詰り
を起こし易い。このような不具合が発生すれば目詰まり
を起こしたノズルによってバインダを塗布すべき領域の
粉末材料が結合されず、三次元造形物の形状精度や強度
が低下してしまう要因となる。
記バインダを塗布する場合には、ノズル部の穴径が非常
に細い(20μm以下)ため、強い接着力を持つバイン
ダを使用すると、ノズル部で乾燥により硬化して目詰り
を起こし易い。このような不具合が発生すれば目詰まり
を起こしたノズルによってバインダを塗布すべき領域の
粉末材料が結合されず、三次元造形物の形状精度や強度
が低下してしまう要因となる。
【0006】このため、インクジェットのヘッドを用い
る場合は、弱い接着力のバインダしか用いることができ
ず、完成した三次元造形物の強度が低くなる。また、こ
の場合、弱い接着力のバインダで結合する粉末材料しか
使用できず、粉末材料を選択する自由度が制限される。
る場合は、弱い接着力のバインダしか用いることができ
ず、完成した三次元造形物の強度が低くなる。また、こ
の場合、弱い接着力のバインダで結合する粉末材料しか
使用できず、粉末材料を選択する自由度が制限される。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、短時間で三次元造形物を生成できる三次元造形
技術を提供することを目的とする。
であり、短時間で三次元造形物を生成できる三次元造形
技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、粉末材料を結合させることによ
り、三次元造形物を生成する三次元造形装置であって、
(a)粉末材料の層を順次に形成する層形成手段と、(b)前
記粉末材料の層における選択領域に対して、特定のエネ
ルギーに反応して硬化する結合剤を付与する付与手段
と、(c)前記粉末材料に付与された前記結合剤に対し
て、前記特定のエネルギーを放射する放射手段とを備
え、前記放射手段によって前記結合剤が硬化することに
より、前記粉末材料の結合体が形成される。
め、請求項1の発明は、粉末材料を結合させることによ
り、三次元造形物を生成する三次元造形装置であって、
(a)粉末材料の層を順次に形成する層形成手段と、(b)前
記粉末材料の層における選択領域に対して、特定のエネ
ルギーに反応して硬化する結合剤を付与する付与手段
と、(c)前記粉末材料に付与された前記結合剤に対し
て、前記特定のエネルギーを放射する放射手段とを備
え、前記放射手段によって前記結合剤が硬化することに
より、前記粉末材料の結合体が形成される。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る三次元造形装置において、前記放射手段は、順次
に形成される前記粉末材料の層ごとに前記特定のエネル
ギーを放射する。
に係る三次元造形装置において、前記放射手段は、順次
に形成される前記粉末材料の層ごとに前記特定のエネル
ギーを放射する。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る三次元造形装置において、(d)前
記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材料の結
合体における彩色領域に対して着色キャリアを付与する
着色手段をさらに備える。
請求項2の発明に係る三次元造形装置において、(d)前
記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材料の結
合体における彩色領域に対して着色キャリアを付与する
着色手段をさらに備える。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
に係る三次元造形装置において、前記着色手段は、(d-
1)異なる色の着色キャリアをそれぞれ吐出する複数のノ
ズル、を有する。
に係る三次元造形装置において、前記着色手段は、(d-
1)異なる色の着色キャリアをそれぞれ吐出する複数のノ
ズル、を有する。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項3または
請求項4の発明に係る三次元造形装置において、前記彩
色領域は、前記三次元造形物における表面近傍である。
請求項4の発明に係る三次元造形装置において、前記彩
色領域は、前記三次元造形物における表面近傍である。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギーに反
応して硬化する。
請求項5のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギーに反
応して硬化する。
【0014】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化する。
請求項6のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化する。
【0015】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
請求項7のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記層形成手段は、(a-1)複数種類の粉末材料を選
択的に供給する供給手段を有する。
請求項7のいずれかの発明に係る三次元造形装置におい
て、前記層形成手段は、(a-1)複数種類の粉末材料を選
択的に供給する供給手段を有する。
【0016】また、請求項9の発明は、請求項8の発明
に係る三次元造形装置において、前記供給手段は、前記
粉末材料の層ごとに、前記複数種類の粉末材料を複数の
領域に選択的に供給可能である。
に係る三次元造形装置において、前記供給手段は、前記
粉末材料の層ごとに、前記複数種類の粉末材料を複数の
領域に選択的に供給可能である。
【0017】また、請求項10の発明は、請求項1ない
し請求項9のいずれかの発明に係る三次元造形装置にお
いて、前記付与手段は、圧電素子によって前記結合剤を
吐出し、前記選択領域に対して前記結合剤を付与する。
し請求項9のいずれかの発明に係る三次元造形装置にお
いて、前記付与手段は、圧電素子によって前記結合剤を
吐出し、前記選択領域に対して前記結合剤を付与する。
【0018】また、請求項11の発明は、請求項2の発
明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段の能
動化と並行して前記付与手段と前記放射手段とを能動化
し、前記粉末材料の層に係る結合体を形成する。
明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段の能
動化と並行して前記付与手段と前記放射手段とを能動化
し、前記粉末材料の層に係る結合体を形成する。
【0019】また、請求項12の発明は、請求項11の
発明に係る三次元造形装置において、前記付与手段は、
前記層形成手段と前記放射手段との間に設けられる。
発明に係る三次元造形装置において、前記付与手段は、
前記層形成手段と前記放射手段との間に設けられる。
【0020】また、請求項13の発明は、請求項2の発
明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段を能
動化して前記粉末材料の層が形成された後に、前記付与
手段と前記放射手段とを能動化して前記粉末材料の層に
係る結合体を形成する。
明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段を能
動化して前記粉末材料の層が形成された後に、前記付与
手段と前記放射手段とを能動化して前記粉末材料の層に
係る結合体を形成する。
【0021】また、請求項14の発明は、請求項13の
発明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段と
前記付与手段と前記放射手段とを一体として保持する保
持手段、をさらに備え、前記保持手段では、前記放射手
段が前記層形成手段と前記付与手段との間に配置され
る。
発明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段と
前記付与手段と前記放射手段とを一体として保持する保
持手段、をさらに備え、前記保持手段では、前記放射手
段が前記層形成手段と前記付与手段との間に配置され
る。
【0022】また、請求項15の発明は、請求項13の
発明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段と
前記付与手段と前記放射手段とを一体として保持する保
持手段、をさらに備え、前記保持手段では、前記付与手
段が前記層形成手段と前記放射手段との間に配置され
る。
発明に係る三次元造形装置において、前記層形成手段と
前記付与手段と前記放射手段とを一体として保持する保
持手段、をさらに備え、前記保持手段では、前記付与手
段が前記層形成手段と前記放射手段との間に配置され
る。
【0023】また、請求項16の発明は、請求項2ない
し請求項15のいずれかの発明に係る三次元造形装置に
おいて、前記放射手段は、主走査および/または副走査
を伴って、前記特定のエネルギーを放射する。
し請求項15のいずれかの発明に係る三次元造形装置に
おいて、前記放射手段は、主走査および/または副走査
を伴って、前記特定のエネルギーを放射する。
【0024】また、請求項17の発明は、粉末材料を結
合させることにより、三次元造形物を生成する三次元造
形方法であって、(a)粉末材料の層を順次に形成する層
形成工程と、(b)前記粉末材料の層における選択領域に
対して、特定のエネルギーに反応して硬化する結合剤を
付与する付与工程と、(c)前記粉末材料に付与された前
記結合剤に対して、前記特定のエネルギーを放射する放
射工程とを備え、前記放射工程において前記結合剤が硬
化することにより、前記粉末材料の結合体が形成され
る。
合させることにより、三次元造形物を生成する三次元造
形方法であって、(a)粉末材料の層を順次に形成する層
形成工程と、(b)前記粉末材料の層における選択領域に
対して、特定のエネルギーに反応して硬化する結合剤を
付与する付与工程と、(c)前記粉末材料に付与された前
記結合剤に対して、前記特定のエネルギーを放射する放
射工程とを備え、前記放射工程において前記結合剤が硬
化することにより、前記粉末材料の結合体が形成され
る。
【0025】また、請求項18の発明は、請求項17の
発明に係る三次元造形方法において、前記放射工程にお
いては、順次に形成される前記粉末材料の層ごとに前記
特定のエネルギーを放射する。
発明に係る三次元造形方法において、前記放射工程にお
いては、順次に形成される前記粉末材料の層ごとに前記
特定のエネルギーを放射する。
【0026】また、請求項19の発明は、請求項17ま
たは請求項18の発明に係る三次元造形方法において、
(d)前記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材
料の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付
与する着色工程をさらに備える。
たは請求項18の発明に係る三次元造形方法において、
(d)前記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材
料の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付
与する着色工程をさらに備える。
【0027】また、請求項20の発明は、請求項19の
発明に係る三次元造形方法において、前記着色工程は、
(d-1)複数のノズルから異なる色の着色キャリアを吐出
する吐出工程を有する。
発明に係る三次元造形方法において、前記着色工程は、
(d-1)複数のノズルから異なる色の着色キャリアを吐出
する吐出工程を有する。
【0028】また、請求項21の発明は、請求項19ま
たは請求項20の発明に係る三次元造形方法において、
前記彩色領域は、前記三次元造形物における表面近傍で
ある。
たは請求項20の発明に係る三次元造形方法において、
前記彩色領域は、前記三次元造形物における表面近傍で
ある。
【0029】また、請求項22の発明は、請求項17な
いし請求項21のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギ
ーに反応して硬化する。
いし請求項21のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギ
ーに反応して硬化する。
【0030】また、請求項23の発明は、請求項17な
いし請求項22のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化
する。
いし請求項22のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化
する。
【0031】また、請求項24の発明は、請求項17な
いし請求項23のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記層形成工程は、(a-1)複数種類の粉末材
料を選択的に供給する供給工程を有する。
いし請求項23のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記層形成工程は、(a-1)複数種類の粉末材
料を選択的に供給する供給工程を有する。
【0032】また、請求項25の発明は、請求項24の
発明に係る三次元造形方法において、前記供給工程にお
いては、前記粉末材料の層ごとに、前記複数種類の粉末
材料を複数の領域に選択的に供給する。
発明に係る三次元造形方法において、前記供給工程にお
いては、前記粉末材料の層ごとに、前記複数種類の粉末
材料を複数の領域に選択的に供給する。
【0033】また、請求項26の発明は、請求項17な
いし請求項25のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記付与工程においては、圧電素子によって
前記結合剤を吐出し、前記選択領域に対して前記結合剤
を付与する。
いし請求項25のいずれかの発明に係る三次元造形方法
において、前記付与工程においては、圧電素子によって
前記結合剤を吐出し、前記選択領域に対して前記結合剤
を付与する。
【0034】また、請求項27の発明は、請求項18の
発明に係る三次元造形方法において、前記層形成工程と
並行して前記付与工程と前記放射工程とを行い、前記粉
末材料の層に係る結合体を形成する。
発明に係る三次元造形方法において、前記層形成工程と
並行して前記付与工程と前記放射工程とを行い、前記粉
末材料の層に係る結合体を形成する。
【0035】また、請求項28の発明は、請求項18の
発明に係る三次元造形方法において、前記層形成工程に
おいて前記粉末材料の層が形成された後に、前記付与工
程と前記放射工程とを行って前記粉末材料の層に係る結
合体を形成する。
発明に係る三次元造形方法において、前記層形成工程に
おいて前記粉末材料の層が形成された後に、前記付与工
程と前記放射工程とを行って前記粉末材料の層に係る結
合体を形成する。
【0036】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <三次元造形装置の要部構成>図1は、本発明の第1実
施形態に係る三次元造形装置100の要部構成を示す図
である。
施形態に係る三次元造形装置100の要部構成を示す図
である。
【0037】三次元造形装置100は、制御部10と、
薄層形成部20と、バインダ付与部30と、造形部40
とを備えて構成されている。
薄層形成部20と、バインダ付与部30と、造形部40
とを備えて構成されている。
【0038】制御部10は、コンピュータ11と、コン
ピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12とを備
えている。
ピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12とを備
えている。
【0039】コンピュータ11は、内部にCPUやメモ
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形物
を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層もの
薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆動制
御部12に対して出力する。
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形物
を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層もの
薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆動制
御部12に対して出力する。
【0040】駆動制御部12は、薄層形成部20とバイ
ンダ付与部30と造形部40とをそれぞれに駆動する制
御手段として機能する。駆動制御部12は、コンピュー
タ11から断面データを取得すると、その断面データに
基づいて上記の各部に対して駆動指令を与えることによ
り造形部40において粉末材料の供給及び伸展を行わ
せ、造形部40に粉末の結合体を一層ごとに順次形成し
ていくように統括制御する。
ンダ付与部30と造形部40とをそれぞれに駆動する制
御手段として機能する。駆動制御部12は、コンピュー
タ11から断面データを取得すると、その断面データに
基づいて上記の各部に対して駆動指令を与えることによ
り造形部40において粉末材料の供給及び伸展を行わ
せ、造形部40に粉末の結合体を一層ごとに順次形成し
ていくように統括制御する。
【0041】また、駆動制御部12は、断面データに基
づいて粉末材料を結合させる選択領域を特定して、薄層
形成部20において粉末材料の薄層を一層分形成するご
とに結合剤となるバインダを層表面の所定領域に吐出す
るように駆動制御する。
づいて粉末材料を結合させる選択領域を特定して、薄層
形成部20において粉末材料の薄層を一層分形成するご
とに結合剤となるバインダを層表面の所定領域に吐出す
るように駆動制御する。
【0042】薄層形成部20は、層形成手段として機能
する伸展ローラ21と、粉末供給機構22と、例えばモ
ータを有する駆動部29とを備えて構成される。この薄
層形成部20は駆動部29によってX方向に沿って往復
移動可能となっている。
する伸展ローラ21と、粉末供給機構22と、例えばモ
ータを有する駆動部29とを備えて構成される。この薄
層形成部20は駆動部29によってX方向に沿って往復
移動可能となっている。
【0043】伸展ローラ21および粉末供給機構22
は、Y方向に長く伸びており、駆動部29によるX方向
に沿った1回の動作で、造形部40に粉末材料の薄層形
成を行うことができるように構成されている。
は、Y方向に長く伸びており、駆動部29によるX方向
に沿った1回の動作で、造形部40に粉末材料の薄層形
成を行うことができるように構成されている。
【0044】粉末供給機構22は、薄層形成部20が+
X方向に移動する場合に、伸展ローラ21の進行方向前
方側(すなわち、進行方向の下流側)に位置するように
配置されている。そして、薄層形成部20が+X方向に
移動する際には、伸展ローラ21と粉末供給機構22と
が能動化され、粉末供給機構22が伸展ローラ21の移
動方向前方側に粉末材料を供給する。
X方向に移動する場合に、伸展ローラ21の進行方向前
方側(すなわち、進行方向の下流側)に位置するように
配置されている。そして、薄層形成部20が+X方向に
移動する際には、伸展ローラ21と粉末供給機構22と
が能動化され、粉末供給機構22が伸展ローラ21の移
動方向前方側に粉末材料を供給する。
【0045】粉末供給機構22の上部側は、石膏や澱粉
などの粉末材料を収容するための粉末容器23として構
成されており、その粉末容器23の下部側には多孔質の
供給ローラ24が設けられる。
などの粉末材料を収容するための粉末容器23として構
成されており、その粉末容器23の下部側には多孔質の
供給ローラ24が設けられる。
【0046】供給ローラ24の表面は多孔質となってお
り、粉末容器23の粉末材料と接する部分の孔部には、
粉末材料が充填される。そして、この供給ローラ24が
回転することにより、ローラ表面の孔部に充填された粉
体が粉末供給機構22の最下部に形成された開口22h
側に導かれ、その開口22hより粉末材料が落下するこ
とで、造形部40に粉末材料が供給される。
り、粉末容器23の粉末材料と接する部分の孔部には、
粉末材料が充填される。そして、この供給ローラ24が
回転することにより、ローラ表面の孔部に充填された粉
体が粉末供給機構22の最下部に形成された開口22h
側に導かれ、その開口22hより粉末材料が落下するこ
とで、造形部40に粉末材料が供給される。
【0047】伸展ローラ21は、この供給ローラ24の
回転に連動して、回転するように構成されている。これ
により、粉末供給機構22の開口22hから落下した粉
末材料を適切に伸展できることとなる。
回転に連動して、回転するように構成されている。これ
により、粉末供給機構22の開口22hから落下した粉
末材料を適切に伸展できることとなる。
【0048】粉末容器23に収容される粉末材料につい
ては、発色を良くするため、白色のものを使用するのが
好ましい。白い用紙の上に印刷する場合などにおいて
は、彩色箇所のみ有色のインクを塗布することで下地の
白色とのバランスで色の階調表現が可能となるが、三次
元造形物の彩色にも同様のことが言えるため、白色の粉
末材料を使用するのが望ましいこととなる。
ては、発色を良くするため、白色のものを使用するのが
好ましい。白い用紙の上に印刷する場合などにおいて
は、彩色箇所のみ有色のインクを塗布することで下地の
白色とのバランスで色の階調表現が可能となるが、三次
元造形物の彩色にも同様のことが言えるため、白色の粉
末材料を使用するのが望ましいこととなる。
【0049】バインダ付与部30は、タンク部31と、
ヘッド部34と、紫外線照射部39とを備えている。
ヘッド部34と、紫外線照射部39とを備えている。
【0050】タンク部31は、4つのインクタンク32
と、バインダタンク33とを備えている。
と、バインダタンク33とを備えている。
【0051】インクタンク32a〜32d内には、それ
ぞれ異なる色成分、Y(イエロー)、M(マジェン
タ)、C(シアン)の3原色およびW(ホワイト)に着
色された液状インクが収容されている。なお、着色キャ
リアとして働く各インクは、粉末材料と結合しても変色
しないものであり、長時間経過しても変色・退色しない
ものを使用するのが望ましい。
ぞれ異なる色成分、Y(イエロー)、M(マジェン
タ)、C(シアン)の3原色およびW(ホワイト)に着
色された液状インクが収容されている。なお、着色キャ
リアとして働く各インクは、粉末材料と結合しても変色
しないものであり、長時間経過しても変色・退色しない
ものを使用するのが望ましい。
【0052】バインダタンク33は、遮光性の素材で形
成されており、その中に液状の紫外線硬化樹脂が収容さ
れている。この紫外線硬化樹脂については、インクジェ
ットヘッドを用いて吐出が可能なように粘度の低いも
の、例えば分子量の低いアクリルモノマー系の樹脂を利
用するのが好ましい。なお、紫外線硬化樹脂として、エ
ポキシ系の樹脂などを利用しても良い。
成されており、その中に液状の紫外線硬化樹脂が収容さ
れている。この紫外線硬化樹脂については、インクジェ
ットヘッドを用いて吐出が可能なように粘度の低いも
の、例えば分子量の低いアクリルモノマー系の樹脂を利
用するのが好ましい。なお、紫外線硬化樹脂として、エ
ポキシ系の樹脂などを利用しても良い。
【0053】インクタンク32a〜32d、バインダタ
ンク33の各タンクにはチューブが敷設されており、タ
ンク内の液体がヘッド部34に個別に導かれる。このバ
インダタンク33からヘッド部34に敷設されているチ
ューブは遮光性の素材で形成されている。
ンク33の各タンクにはチューブが敷設されており、タ
ンク内の液体がヘッド部34に個別に導かれる。このバ
インダタンク33からヘッド部34に敷設されているチ
ューブは遮光性の素材で形成されている。
【0054】図2は、ヘッド部34の要部構成を示す図
である。
である。
【0055】ヘッド部34は、ヘッド部本体35と、ヘ
ッド部本体35に連結する駆動部36と、ヘッド部本体
35の下部で突出する複数の吐出ノズル37a〜37e
と、遮光板38とを備えている。
ッド部本体35に連結する駆動部36と、ヘッド部本体
35の下部で突出する複数の吐出ノズル37a〜37e
と、遮光板38とを備えている。
【0056】ヘッド部34は、インクジェット方式等で
微小な液滴として上記各色のインクおよび紫外線硬化樹
脂を吐出ノズル37a〜37eから吐出(噴出)できる
ように構成されている。このヘッド部34は、着脱自在
のピエゾ方式のインクジェットヘッド、すなわち圧電素
子のたわみ変形による体積変化によって吐出力を得ての
吐出を行うヘッドとして構成されるのが好ましい。この
ような構成のヘッド部34により、バインダである紫外
線硬化樹脂の物性によらず安定して吐出できるととも
に、万が一、ヘッド部34でバインダの硬化による吐出
ノズル37の詰まり等のトラブルが発生しても着脱自在
で交換が容易にできるため、迅速な復旧が可能となる。
微小な液滴として上記各色のインクおよび紫外線硬化樹
脂を吐出ノズル37a〜37eから吐出(噴出)できる
ように構成されている。このヘッド部34は、着脱自在
のピエゾ方式のインクジェットヘッド、すなわち圧電素
子のたわみ変形による体積変化によって吐出力を得ての
吐出を行うヘッドとして構成されるのが好ましい。この
ような構成のヘッド部34により、バインダである紫外
線硬化樹脂の物性によらず安定して吐出できるととも
に、万が一、ヘッド部34でバインダの硬化による吐出
ノズル37の詰まり等のトラブルが発生しても着脱自在
で交換が容易にできるため、迅速な復旧が可能となる。
【0057】駆動部36は、X方向に伸びるガイドレー
ル(図示せず)に沿って、ヘッド部34をX方向に移動
自在となっている。
ル(図示せず)に沿って、ヘッド部34をX方向に移動
自在となっている。
【0058】各吐出ノズル37a〜37eは、Y方向に
複数のバインダ吐出孔を有するマルチノズル機構となっ
ており、駆動制御部12が複数のバインダ吐出孔のうち
から粉末の結合体を形成するのに必要なバインダ吐出孔
を選択して、バインダ吐出を個別に制御することが可能
となっている。そして、各吐出ノズル37a〜37eか
ら吐出されるインクおよび紫外線硬化樹脂は、吐出ノズ
ル37に対向する位置に設けられている造形部40の粉
末層82に付着する。
複数のバインダ吐出孔を有するマルチノズル機構となっ
ており、駆動制御部12が複数のバインダ吐出孔のうち
から粉末の結合体を形成するのに必要なバインダ吐出孔
を選択して、バインダ吐出を個別に制御することが可能
となっている。そして、各吐出ノズル37a〜37eか
ら吐出されるインクおよび紫外線硬化樹脂は、吐出ノズ
ル37に対向する位置に設けられている造形部40の粉
末層82に付着する。
【0059】遮光板38は、吐出ノズル37を矩形状に
覆うように形成されており、紫外線を含む光が吐出ノズ
ル37eに到達するのを阻止する。この遮光板により、
吐出ノズル37eの目詰まりが防止できる。
覆うように形成されており、紫外線を含む光が吐出ノズ
ル37eに到達するのを阻止する。この遮光板により、
吐出ノズル37eの目詰まりが防止できる。
【0060】紫外線照射部39は、粉末層82に付与さ
れた紫外線硬化樹脂を硬化させて粉末材料を結合するた
めに、粉末層82に対して紫外領域の波長に係る光エネ
ルギーとしての紫外線を照射する部位である。
れた紫外線硬化樹脂を硬化させて粉末材料を結合するた
めに、粉末層82に対して紫外領域の波長に係る光エネ
ルギーとしての紫外線を照射する部位である。
【0061】図1に戻り、説明を続ける。
【0062】造形部40は、中央に凹状部を有する造形
部本体41、造形部本体41の凹状部の内部に設けられ
ている造形ステージ42、造形ステージ42をZ方向に
移動させるZ方向移動部43と、Z方向移動部43を駆
動する駆動部44を備えている。
部本体41、造形部本体41の凹状部の内部に設けられ
ている造形ステージ42、造形ステージ42をZ方向に
移動させるZ方向移動部43と、Z方向移動部43を駆
動する駆動部44を備えている。
【0063】造形部本体41は、三次元造形物を生成す
るための作業領域を提供する役目を果たしている。
るための作業領域を提供する役目を果たしている。
【0064】造形ステージ42は、XY断面において矩
形型の形状を有し、その側面が造形部本体41における
凹状部の垂直内壁41aと接している。そして、この造
形ステージ42と造形部本体41の垂直内壁41aとで
形成される直方体状の三次元空間が、三次元造形物を生
成するための造形空間として機能する。すなわち、吐出
ノズル37eから吐出されたバインダにより、造形ステ
ージ42上にて粉末を接合させて三次元造形物が作成さ
れることとなる。
形型の形状を有し、その側面が造形部本体41における
凹状部の垂直内壁41aと接している。そして、この造
形ステージ42と造形部本体41の垂直内壁41aとで
形成される直方体状の三次元空間が、三次元造形物を生
成するための造形空間として機能する。すなわち、吐出
ノズル37eから吐出されたバインダにより、造形ステ
ージ42上にて粉末を接合させて三次元造形物が作成さ
れることとなる。
【0065】Z方向移動部43は、造形ステージ42と
連結する支持棒43aを有している。そして、支持棒4
3aが、駆動部44によって垂直方向に昇降駆動される
ことにより、支持棒43aと連結する造形ステージ42
のZ方向の移動が可能となっている。
連結する支持棒43aを有している。そして、支持棒4
3aが、駆動部44によって垂直方向に昇降駆動される
ことにより、支持棒43aと連結する造形ステージ42
のZ方向の移動が可能となっている。
【0066】<三次元造形装置100の動作>図3は、
三次元造形装置100の基本的な動作を示すフローチャ
ートである。以下、同図を参照して、その基本動作を説
明する。
三次元造形装置100の基本的な動作を示すフローチャ
ートである。以下、同図を参照して、その基本動作を説
明する。
【0067】ステップS1では、コンピュータ11が、
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
【0068】モデルデータにおいては、色情報が三次元
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
【0069】ステップS2では、コンピュータ11が上
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。モデルデータ
から積層する粉末の一層分の厚みに相当するピッチ(層
厚t)でスライスされた断面体を切り出し、形状データ
および彩色データを作成する。なお、スライスするピッ
チは、所定範囲内(粉末を結合可能な厚みの範囲)で変
更可能である。
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。モデルデータ
から積層する粉末の一層分の厚みに相当するピッチ(層
厚t)でスライスされた断面体を切り出し、形状データ
および彩色データを作成する。なお、スライスするピッ
チは、所定範囲内(粉末を結合可能な厚みの範囲)で変
更可能である。
【0070】図4は、ステップS2で生成される断面デ
ータの一例を示す図である。図4に示すように、モデル
データから色情報を含めて断面体を切り出し、格子状に
細分化する。それを、2次元画像のビットマップと同様
に扱い、各色毎のビットマップ情報に変換する。このビ
ットマップ情報は階調などを考慮した情報となってい
る。ここでは、三次元造形物の表面に現れる部分のみ
が、YCMWの色情報を有している。
ータの一例を示す図である。図4に示すように、モデル
データから色情報を含めて断面体を切り出し、格子状に
細分化する。それを、2次元画像のビットマップと同様
に扱い、各色毎のビットマップ情報に変換する。このビ
ットマップ情報は階調などを考慮した情報となってい
る。ここでは、三次元造形物の表面に現れる部分のみ
が、YCMWの色情報を有している。
【0071】ステップS3では、造形対象物を造形する
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
【0072】次のステップS4以降については、駆動制
御部12が各部を制御することによって行われる動作で
ある。図5は、これらの動作を説明する概念図である。
以下では、同図を参照しながら説明する。
御部12が各部を制御することによって行われる動作で
ある。図5は、これらの動作を説明する概念図である。
以下では、同図を参照しながら説明する。
【0073】ステップS4では、造形ステージ42にお
いて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形成
するために、造形ステージ42がZ方向移動部43によ
り、コンピュータ11から入力された上記層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。初期状態では、造形ステージ42は造形部40の上
端位置と同一の高さ位置に位置しており、そこから層厚
tに応じた距離だけ下降することとなる。そして、造形
ステージ42は、粉末材料による1層分形成ごとに順次
層厚tに応じた距離だけ段階的に下降する。これによ
り、造形ステージ42上に粉末材料が堆積され、バイン
ダによる必要な結合が完了した粉末層の上方に、新たな
粉末の層を1層分形成するためのスペースを形成するこ
とができる。
いて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形成
するために、造形ステージ42がZ方向移動部43によ
り、コンピュータ11から入力された上記層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。初期状態では、造形ステージ42は造形部40の上
端位置と同一の高さ位置に位置しており、そこから層厚
tに応じた距離だけ下降することとなる。そして、造形
ステージ42は、粉末材料による1層分形成ごとに順次
層厚tに応じた距離だけ段階的に下降する。これによ
り、造形ステージ42上に粉末材料が堆積され、バイン
ダによる必要な結合が完了した粉末層の上方に、新たな
粉末の層を1層分形成するためのスペースを形成するこ
とができる。
【0074】ステップS5では、薄層形成部20を+X
方向に向かう移動を行うことにより、三次元造形物の造
形において材料となる粉末の供給を行いつつ粉末材料の
1層分の薄層形成を行うとともに、ヘッド部34から所
定領域に、紫外線硬化樹脂の吐出を行うことで粉末材料
の必要な部分の結合を行う。
方向に向かう移動を行うことにより、三次元造形物の造
形において材料となる粉末の供給を行いつつ粉末材料の
1層分の薄層形成を行うとともに、ヘッド部34から所
定領域に、紫外線硬化樹脂の吐出を行うことで粉末材料
の必要な部分の結合を行う。
【0075】図5(a)に示すように、薄層形成部20が
+X方向に移動する際には、伸展ローラ21の最下点が
造形部40の上端部と同一高さ位置となるように下降
し、その状態で+X方向への移動が行われることで、粉
末供給機構22と伸展ローラ21とによる粉末材料の均
一な薄層形成が正確に行われる。
+X方向に移動する際には、伸展ローラ21の最下点が
造形部40の上端部と同一高さ位置となるように下降
し、その状態で+X方向への移動が行われることで、粉
末供給機構22と伸展ローラ21とによる粉末材料の均
一な薄層形成が正確に行われる。
【0076】粉末供給機構22から1層分形成時(X方
向に沿った1回の移動を行う間)に供給される粉末材料
の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多めに設定さ
れ、造形空間内の任意の位置において粉末不足が生じる
ことを回避している。このため、1層分形成後は粉末材
料が余ることとなるが、余った粉末材料は回収して、再
度利用可能である。
向に沿った1回の移動を行う間)に供給される粉末材料
の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多めに設定さ
れ、造形空間内の任意の位置において粉末不足が生じる
ことを回避している。このため、1層分形成後は粉末材
料が余ることとなるが、余った粉末材料は回収して、再
度利用可能である。
【0077】また、ヘッド部34も薄層形成部20の移
動と一体となって+X方向に移動し、駆動制御部12か
らの制御信号に基づいて吐出ノズル37eから伸展され
た粉末層に対して紫外線硬化樹脂のバインダを吐出す
る。このとき、駆動制御部12は、断面データの形状デ
ータ(図4参照)に基づいてヘッド部34に対して制御信
号を与えることにより、造形すべき選択領域に対してバ
インダが塗布される。
動と一体となって+X方向に移動し、駆動制御部12か
らの制御信号に基づいて吐出ノズル37eから伸展され
た粉末層に対して紫外線硬化樹脂のバインダを吐出す
る。このとき、駆動制御部12は、断面データの形状デ
ータ(図4参照)に基づいてヘッド部34に対して制御信
号を与えることにより、造形すべき選択領域に対してバ
インダが塗布される。
【0078】ステップS6では、ヘッド部34と一体と
なって移動する紫外線照射部39によって粉末材料の薄
層に対して紫外線を照射する。これにより、粉末材料の
薄層に塗布された紫外線硬化樹脂のバインダが硬化され
ることとなる。その結果、粉末層ごとに粉末材料の結合
体が生成されるとともに、バインダが塗布されない領域
の粉末材料は個々に独立した状態を保つこととなる。
なって移動する紫外線照射部39によって粉末材料の薄
層に対して紫外線を照射する。これにより、粉末材料の
薄層に塗布された紫外線硬化樹脂のバインダが硬化され
ることとなる。その結果、粉末層ごとに粉末材料の結合
体が生成されるとともに、バインダが塗布されない領域
の粉末材料は個々に独立した状態を保つこととなる。
【0079】そして、薄層形成部20が図5(b)に示す
ような位置に到達すれば、1回の粉末材料の結合動作が
終了し、1層分の造形が完了することとなる。
ような位置に到達すれば、1回の粉末材料の結合動作が
終了し、1層分の造形が完了することとなる。
【0080】ステップS7では、−X方向に向かってヘ
ッド部34の移動を行い、紫外線照射によりバインダが
硬化し形成された粉末材料の結合体に、吐出ノズル37
a〜37dから各色のインクを吐出する。このとき、駆
動制御部12は、断面データにおけるYCMWの彩色デ
ータ(図4参照)に基づいてヘッド部34に対して制御信
号を与えることにより、三次元造形物の表面近傍となる
彩色領域に対してインクが塗布される。これにより、三
次元造形物に対して、所望の彩色が施せることとなる。
なお、この際には、粉末層82に塗布された紫外線硬化
樹脂の硬化を確実にするため、紫外線照射部39から紫
外線を照射するのが好ましい。
ッド部34の移動を行い、紫外線照射によりバインダが
硬化し形成された粉末材料の結合体に、吐出ノズル37
a〜37dから各色のインクを吐出する。このとき、駆
動制御部12は、断面データにおけるYCMWの彩色デ
ータ(図4参照)に基づいてヘッド部34に対して制御信
号を与えることにより、三次元造形物の表面近傍となる
彩色領域に対してインクが塗布される。これにより、三
次元造形物に対して、所望の彩色が施せることとなる。
なお、この際には、粉末層82に塗布された紫外線硬化
樹脂の硬化を確実にするため、紫外線照射部39から紫
外線を照射するのが好ましい。
【0081】一般に、彩色を行うためにはY、M、Cの
三原色を混色すればよいが、色の濃淡(階調)を表現す
るためには、三原色に加えて白色のバインダを吐出し混
色することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の
紙にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
でなく、Y、M、Cの三色を使用するだけで原理的に各
色成分の濃淡を表現することができる。しかしながら、
三次元造形の材料となる粉末の色が白色でないような場
合には、白色のバインダを使用することが特に有効とな
る。
三原色を混色すればよいが、色の濃淡(階調)を表現す
るためには、三原色に加えて白色のバインダを吐出し混
色することが有効となる。一般のプリンタ等では白色の
紙にインク、トナー等で字、画像をプリントしていくた
め、基材となる紙の白色を利用すれば白色インクは必要
でなく、Y、M、Cの三色を使用するだけで原理的に各
色成分の濃淡を表現することができる。しかしながら、
三次元造形の材料となる粉末の色が白色でないような場
合には、白色のバインダを使用することが特に有効とな
る。
【0082】このように三次元造形物に彩色を施す際の
濃淡を表示する場合のインクの吐出形態の一例について
説明する。
濃淡を表示する場合のインクの吐出形態の一例について
説明する。
【0083】図6は、シアンについての階調表現の一例
を示す図である。駆動制御部12において所定の階調変
換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デー
タは基本ドット領域(図6の最小矩形)ごとの2値デー
タに変換される。この2値データはインクを吐出する各
吐出ノズル37a〜dをON/OFF制御するための情
報となる。淡いシアンを表示する場合には、2×2のマ
トリクス配列のうち1つの基本ドット領域にシアンを吐
出し、他の基本ドット領域にはホワイトを吐出する。ま
た、濃いシアンを表示する場合には基本集合領域の全体
にシアンを吐出する。このように基本集合領域に対する
シアンのインクとホワイトのインクとの吐出割合を変化
させることにより、淡いシアンから濃いシアンへの階調
変化を適切に表現することが可能になる。
を示す図である。駆動制御部12において所定の階調変
換が行われると、断面データに含まれる多値の階調デー
タは基本ドット領域(図6の最小矩形)ごとの2値デー
タに変換される。この2値データはインクを吐出する各
吐出ノズル37a〜dをON/OFF制御するための情
報となる。淡いシアンを表示する場合には、2×2のマ
トリクス配列のうち1つの基本ドット領域にシアンを吐
出し、他の基本ドット領域にはホワイトを吐出する。ま
た、濃いシアンを表示する場合には基本集合領域の全体
にシアンを吐出する。このように基本集合領域に対する
シアンのインクとホワイトのインクとの吐出割合を変化
させることにより、淡いシアンから濃いシアンへの階調
変化を適切に表現することが可能になる。
【0084】次に、図7は淡いシアンから淡いイエロー
へ変化する表現の一例を示す図である。図7の左端は淡
いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンであ
り、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐出
パターンである。淡いシアンからシアンとイエローとの
混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図7に
示すように基本集合領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによって、そのよう
な色の変化を表現することが可能になる。
へ変化する表現の一例を示す図である。図7の左端は淡
いシアンを表現する際のCとWとの吐出パターンであ
り、右端は淡いイエローを表現する際のYとWとの吐出
パターンである。淡いシアンからシアンとイエローとの
混合色を経て淡いイエローへと変化させる際には図7に
示すように基本集合領域内へのCとYとWとを吐出する
割合をしだいに変化させていくことによって、そのよう
な色の変化を表現することが可能になる。
【0085】図8は、上記の彩色のための基本集合領域
が複数個集合したものを示している。図8(a)はCとW
との吐出パターンを示しており、図8(b)は図8(a)の
吐出パターンによって表現される彩色形態を具体的に示
している。図8に示すように駆動制御部12が吐出パタ
ーンを制御することによって三次元造形物の造形過程に
おける彩色を行うことが可能になる。
が複数個集合したものを示している。図8(a)はCとW
との吐出パターンを示しており、図8(b)は図8(a)の
吐出パターンによって表現される彩色形態を具体的に示
している。図8に示すように駆動制御部12が吐出パタ
ーンを制御することによって三次元造形物の造形過程に
おける彩色を行うことが可能になる。
【0086】ステップS8では、三次元造形物の造形が
完了したかを判定する。ここで、造形が完了していない
場合には、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉末
の結合体を形成する動作が行われる。そして、三次元造
形物の造形が完了すると、バインダが付与されていない
独立した個々の粉末材料を分離することにより、バイン
ダで結合された粉末材料の結合体(三次元造形物)を取
り出すことができる。なお、結合されなかった粉末材料
は回収して、再度粉末材料として利用しても良い。
完了したかを判定する。ここで、造形が完了していない
場合には、第N層目の上側に第N+1層目の新たな粉末
の結合体を形成する動作が行われる。そして、三次元造
形物の造形が完了すると、バインダが付与されていない
独立した個々の粉末材料を分離することにより、バイン
ダで結合された粉末材料の結合体(三次元造形物)を取
り出すことができる。なお、結合されなかった粉末材料
は回収して、再度粉末材料として利用しても良い。
【0087】このように、図5(a)〜(f)に示す動作を
積層数だけ繰り返すことにより、ステージ42上に一層
ごとのカラー化された結合体が順次積層されていき最終
的に造形対象物の三次元造形物が造形ステージ42上に
造形されることとなる。
積層数だけ繰り返すことにより、ステージ42上に一層
ごとのカラー化された結合体が順次積層されていき最終
的に造形対象物の三次元造形物が造形ステージ42上に
造形されることとなる。
【0088】以上のような三次元造形装置100の動作
により、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化樹脂をバイ
ンダとして使用するため、造形時間が短縮され、短時間
で三次元造形物を生成できる。また、紫外線の有無によ
りバインダの硬化をコントロールできるため、吐出ノズ
ルで紫外線を遮断すればバインダの流動性が確保でき、
目詰まりを防止できる。
により、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化樹脂をバイ
ンダとして使用するため、造形時間が短縮され、短時間
で三次元造形物を生成できる。また、紫外線の有無によ
りバインダの硬化をコントロールできるため、吐出ノズ
ルで紫外線を遮断すればバインダの流動性が確保でき、
目詰まりを防止できる。
【0089】さらに、従来の三次元造形装置では、粉末
材料の各層ごとにバインダを硬化させる動作を行ってい
ないため、以下のような問題点があった。
材料の各層ごとにバインダを硬化させる動作を行ってい
ないため、以下のような問題点があった。
【0090】(1)粉末材料の各層で造形領域にバインダ
を塗布した後に、さらにインクを塗布して彩色する場
合、バインダが硬化しない状態でインクを塗布するた
め、にじみが生じて色再現性、分解能が低下する。
を塗布した後に、さらにインクを塗布して彩色する場
合、バインダが硬化しない状態でインクを塗布するた
め、にじみが生じて色再現性、分解能が低下する。
【0091】(2)バインダが硬化しない状態で上部の粉
末材料層が形成されるため、三次元造形物の表示面に現
れるべき領域に、その周囲の未固化領域の粉末材料が付
着してしまい、完成した三次元造形物の形状精度や色再
現性が低下する。
末材料層が形成されるため、三次元造形物の表示面に現
れるべき領域に、その周囲の未固化領域の粉末材料が付
着してしまい、完成した三次元造形物の形状精度や色再
現性が低下する。
【0092】以上の問題点については、三次元造形装置
100において、各層ごとに紫外線を照射し粉末材料を
結合させた後に彩色を施すため、色再現性などが向上す
ることとなる。
100において、各層ごとに紫外線を照射し粉末材料を
結合させた後に彩色を施すため、色再現性などが向上す
ることとなる。
【0093】<第2実施形態>図9は、本発明の第2実
施形態に係る三次元造形装置100Aの要部構成を示す
図である。
施形態に係る三次元造形装置100Aの要部構成を示す
図である。
【0094】三次元造形装置100Aは、第1実施形態
の三次元造形装置100と類似の構成となっているが、
薄層形成部60が異なっている。この薄層形成部60の
構成を以下で説明する。
の三次元造形装置100と類似の構成となっているが、
薄層形成部60が異なっている。この薄層形成部60の
構成を以下で説明する。
【0095】薄層形成部60は、第1実施形態の薄層形
成部20と同様に、伸展ローラ61と、粉末供給機構6
2と、駆動部69とを備えて構成される。この薄層形成
部60は駆動部69によってX方向に沿って往復移動可
能となっている。そして、伸展ローラ61および粉末供
給機構62は、Y方向に長く伸びており、駆動部69に
よるX方向に沿った1回の動作で、造形部40に粉末材
料の薄層形成を行うことができるように構成されてい
る。
成部20と同様に、伸展ローラ61と、粉末供給機構6
2と、駆動部69とを備えて構成される。この薄層形成
部60は駆動部69によってX方向に沿って往復移動可
能となっている。そして、伸展ローラ61および粉末供
給機構62は、Y方向に長く伸びており、駆動部69に
よるX方向に沿った1回の動作で、造形部40に粉末材
料の薄層形成を行うことができるように構成されてい
る。
【0096】図10は、粉末供給機構62の要部構成を
示す図である。ここで、図10(a)は、XZ平面に関す
る粉末供給機構62の断面図であり、図10(b)は、粉
末供給機構62を下方から見た図である。
示す図である。ここで、図10(a)は、XZ平面に関す
る粉末供給機構62の断面図であり、図10(b)は、粉
末供給機構62を下方から見た図である。
【0097】粉末供給機構62の上部側は、異なる粉末
材料を収容するための2つの粉末容器63a、63bを
有しており、粉末容器63a、63bの下部には多孔質
の供給ローラ64a、64bが設けられている。また、
粉末供給機構62は、30枚のシャッター65と、シャ
ッター65を駆動するアクチュエータ66とを備えてい
る。
材料を収容するための2つの粉末容器63a、63bを
有しており、粉末容器63a、63bの下部には多孔質
の供給ローラ64a、64bが設けられている。また、
粉末供給機構62は、30枚のシャッター65と、シャ
ッター65を駆動するアクチュエータ66とを備えてい
る。
【0098】それぞれのシャッター65は、駆動制御部
12からの指令に基づきアクチュエータ66によって、
開口Ha、Hbにおける開状態SOと閉状態SCとの切
替えが可能となっている。このシャッター65の開閉制
御により、粉末容器63a、63bに収容される2種類
の粉末材料を選択的に供給して、粉末材料の層形成を行
えることとなる。この粉末容器63a、63bには、例
えば粒径の異なる2種類の粉末材料が収容される。
12からの指令に基づきアクチュエータ66によって、
開口Ha、Hbにおける開状態SOと閉状態SCとの切
替えが可能となっている。このシャッター65の開閉制
御により、粉末容器63a、63bに収容される2種類
の粉末材料を選択的に供給して、粉末材料の層形成を行
えることとなる。この粉末容器63a、63bには、例
えば粒径の異なる2種類の粉末材料が収容される。
【0099】<三次元造形装置100Aの動作>三次元
造形装置100Aの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ等しいが、ステップS5に対応する粉末材
料の薄層の形成動作が異なる。
造形装置100Aの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ等しいが、ステップS5に対応する粉末材
料の薄層の形成動作が異なる。
【0100】この薄層の形成動作では、薄層形成部60
を+X方向に沿った移動を行いつつ、粉末容器63a、
63bに収容される2種類の粉末材料の供給を行う。具
体的には、図10(b)に示すように、粉末供給機構62
においてY方向に同位置となる2つの開口Ha、Hbの
うち一方を開状態、他方を閉状態とすることで、2種類
の粉末材料を選択的に供給する。
を+X方向に沿った移動を行いつつ、粉末容器63a、
63bに収容される2種類の粉末材料の供給を行う。具
体的には、図10(b)に示すように、粉末供給機構62
においてY方向に同位置となる2つの開口Ha、Hbの
うち一方を開状態、他方を閉状態とすることで、2種類
の粉末材料を選択的に供給する。
【0101】図11は、この薄層形成部60によって造
形ステージ42上に形成された粉末材料の層の一例を示
す図である。
形ステージ42上に形成された粉末材料の層の一例を示
す図である。
【0102】図11に示すように、粉末容器63a内の
粉末材料82aと、粉末容器63b内の粉末材料82b
(平行斜線部)とで粉末層1層の形成が行われる。このよ
うな層形成により、三次元造形物の一部において、表面
荒さや強度などを他の部分と異ならせることができるた
め、三次元造形のバリエーションが増すこととなる。
粉末材料82aと、粉末容器63b内の粉末材料82b
(平行斜線部)とで粉末層1層の形成が行われる。このよ
うな層形成により、三次元造形物の一部において、表面
荒さや強度などを他の部分と異ならせることができるた
め、三次元造形のバリエーションが増すこととなる。
【0103】以上のような三次元造形装置100Aの動
作により、第1実施形態の三次元造形装置100と同様
の効果を発揮することとなる。さらに、複数の粉末材料
を三次元造形に使用できるため、造形の自由度が向上す
る。
作により、第1実施形態の三次元造形装置100と同様
の効果を発揮することとなる。さらに、複数の粉末材料
を三次元造形に使用できるため、造形の自由度が向上す
る。
【0104】<第3実施形態>本発明の第3実施形態に
係る三次元造形装置100Bは、第1実施形態の三次元
造形装置100と類似の構成となっているが、バインダ
付与部30Bの構成が異なっている。このバインダ付与
部30Bの構成を以下で説明する。
係る三次元造形装置100Bは、第1実施形態の三次元
造形装置100と類似の構成となっているが、バインダ
付与部30Bの構成が異なっている。このバインダ付与
部30Bの構成を以下で説明する。
【0105】図12は、バインダ付与部30Bの要部構
成を示す図である。
成を示す図である。
【0106】バインダ付与部30Bは、各色のインクを
吐出する吐出ノズル37a〜37dと、紫外線硬化樹脂
のバインダを吐出する吐出ノズル37eとの間に、紫外
線照射部39が配設されている。
吐出する吐出ノズル37a〜37dと、紫外線硬化樹脂
のバインダを吐出する吐出ノズル37eとの間に、紫外
線照射部39が配設されている。
【0107】すなわち、吐出ノズル37eを有して付与
手段として機能するバインダ吐出ユニットUbは、層形
成手段として機能する伸展ローラ21と、紫外線照射部
39を有して放射手段として機能する紫外線照射ユニッ
トUvとの間に配置されることとなる。
手段として機能するバインダ吐出ユニットUbは、層形
成手段として機能する伸展ローラ21と、紫外線照射部
39を有して放射手段として機能する紫外線照射ユニッ
トUvとの間に配置されることとなる。
【0108】<三次元造形装置100Bの動作>三次元
造形装置100Bの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ等しいが、ステップS5〜S7が粉末層に
関して並列的に行われることが異なる。
造形装置100Bの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ等しいが、ステップS5〜S7が粉末層に
関して並列的に行われることが異なる。
【0109】図13は、三次元造形装置100Bの動作
概要を示す図である。図13(a)は、バインダ付与部3
0Bの往路(+X方向)の動作を示しており、図13(b)
は、バインダ付与部30Bの復路(−X方向)の動作を示
している。
概要を示す図である。図13(a)は、バインダ付与部3
0Bの往路(+X方向)の動作を示しており、図13(b)
は、バインダ付与部30Bの復路(−X方向)の動作を示
している。
【0110】図13(a)に示すように、伸展ローラ21
を+X方向に移動させるとともに、色インク吐出ユニッ
トUc、紫外線照射ユニットUvおよびバインダ吐出ユ
ニットUbを一体として+X方向に移動させる。
を+X方向に移動させるとともに、色インク吐出ユニッ
トUc、紫外線照射ユニットUvおよびバインダ吐出ユ
ニットUbを一体として+X方向に移動させる。
【0111】ここでは、粉末供給機構20により供給さ
れた粉末の塊Kaに対して、伸展ローラ21によって粉
末材料の層の形成を行いつつ、バインダ吐出ユニットU
bから紫外線硬化樹脂のバインダを吐出するとともに、
紫外線照射ユニットUvを+X方向に副走査して粉末材
料の層に紫外線を照射する。さらに、色インク吐出ユニ
ットUcから各色のインクを粉末層に吐出する。
れた粉末の塊Kaに対して、伸展ローラ21によって粉
末材料の層の形成を行いつつ、バインダ吐出ユニットU
bから紫外線硬化樹脂のバインダを吐出するとともに、
紫外線照射ユニットUvを+X方向に副走査して粉末材
料の層に紫外線を照射する。さらに、色インク吐出ユニ
ットUcから各色のインクを粉末層に吐出する。
【0112】すなわち、伸展ローラ21の能動化と並行
して、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照射ユニット
Uvおよび色インク吐出ユニットUcを能動化(ON)す
ることによって、往路において粉末材料の結合体を生成
できるとともに、これに彩色を施すことができる。
して、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照射ユニット
Uvおよび色インク吐出ユニットUcを能動化(ON)す
ることによって、往路において粉末材料の結合体を生成
できるとともに、これに彩色を施すことができる。
【0113】そして、図13(b)に示すように、−X方
向の復路においては、伸展ローラ21、バインダ吐出ユ
ニットUb、紫外線照射ユニットUvおよび色インク吐
出ユニットUcを能動化させずに、往路の移動速度より
大きな移動速度で、初期位置まで戻る動作を行う。
向の復路においては、伸展ローラ21、バインダ吐出ユ
ニットUb、紫外線照射ユニットUvおよび色インク吐
出ユニットUcを能動化させずに、往路の移動速度より
大きな移動速度で、初期位置まで戻る動作を行う。
【0114】以上の動作を繰り返すことにより、粉末材
料の層ごとに順次に結合体が生成され、バインダで結合
されなかった粉末材料と分離することによって、三次元
造形物が生成できることとなる。
料の層ごとに順次に結合体が生成され、バインダで結合
されなかった粉末材料と分離することによって、三次元
造形物が生成できることとなる。
【0115】以上の三次元造形装置100Bの動作によ
り、第1実施形態の三次元造形装置100と同様の効果
が発揮できる。また、往路において造形および彩色の動
作を行い、復路ではこれらの動作を省略し高速で移動す
るため、三次元造形時間を短縮できる。
り、第1実施形態の三次元造形装置100と同様の効果
が発揮できる。また、往路において造形および彩色の動
作を行い、復路ではこれらの動作を省略し高速で移動す
るため、三次元造形時間を短縮できる。
【0116】なお、各ユニットの配列は、三次元造形装
置100Bの配置に限らず、図14に示すような構成で
も良い。
置100Bの配置に限らず、図14に示すような構成で
も良い。
【0117】図14に示す構成では、バインダ吐出ユニ
ットUb、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニ
ットUvの順に伸展ローラ21から配置されている。こ
こでは、往路においては、図14(a)に示すように伸展
ローラ21およびバインダ吐出ユニットUbを能動化し
てバインダを粉末層に吐出するとともに、紫外線照射ユ
ニットUvを能動化して紫外線を照射する。一方、復路
においては、図14(b)に示すように紫外線照射ユニッ
トUvを能動化して粉末層に2回目の紫外線照射を行う
とともに、色インク吐出ユニットUcを能動化して各色
のインクを吐出する。
ットUb、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニ
ットUvの順に伸展ローラ21から配置されている。こ
こでは、往路においては、図14(a)に示すように伸展
ローラ21およびバインダ吐出ユニットUbを能動化し
てバインダを粉末層に吐出するとともに、紫外線照射ユ
ニットUvを能動化して紫外線を照射する。一方、復路
においては、図14(b)に示すように紫外線照射ユニッ
トUvを能動化して粉末層に2回目の紫外線照射を行う
とともに、色インク吐出ユニットUcを能動化して各色
のインクを吐出する。
【0118】以上の動作により、粉末層へのインク塗布
前に2回の紫外線照射が行えるため、紫外線硬化樹脂の
バインダを強固に硬化することができ、彩色を適切に行
えることとなる。また、バインダ吐出ユニットUbと紫
外線照射ユニットUvとが隣接しないため、紫外線照射
ユニットUvからの紫外光漏れに起因するバインダ吐出
ユニットUvの吐出ノズル37eの目詰まりを防止でき
る。
前に2回の紫外線照射が行えるため、紫外線硬化樹脂の
バインダを強固に硬化することができ、彩色を適切に行
えることとなる。また、バインダ吐出ユニットUbと紫
外線照射ユニットUvとが隣接しないため、紫外線照射
ユニットUvからの紫外光漏れに起因するバインダ吐出
ユニットUvの吐出ノズル37eの目詰まりを防止でき
る。
【0119】また、各ユニットの配列は、図15に示す
ような構成でも良い。
ような構成でも良い。
【0120】図15に示す構成では、色インク吐出ユニ
ットUc、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照射ユニ
ットUvの順に伸展ローラ21から配置されている。こ
こでは、往路においては、図15(a)に示すように伸展
ローラ21およびバインダ吐出ユニットUbを能動化し
てバインダを粉末層に吐出するとともに、紫外線照射ユ
ニットUvを能動化して紫外線を照射する。一方、復路
においては、紫外線照射ユニットUvを能動化して粉末
層に2回目の紫外線照射を行うとともに、色インク吐出
ユニットUcを能動化して各色のインクを吐出する。
ットUc、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照射ユニ
ットUvの順に伸展ローラ21から配置されている。こ
こでは、往路においては、図15(a)に示すように伸展
ローラ21およびバインダ吐出ユニットUbを能動化し
てバインダを粉末層に吐出するとともに、紫外線照射ユ
ニットUvを能動化して紫外線を照射する。一方、復路
においては、紫外線照射ユニットUvを能動化して粉末
層に2回目の紫外線照射を行うとともに、色インク吐出
ユニットUcを能動化して各色のインクを吐出する。
【0121】以上の動作により、インク塗布前に2回の
紫外線照射が行えるため、紫外線硬化樹脂のバインダを
強固に硬化することができ、彩色を適切に行えることと
なる。また、バインダ吐出ユニットUbと紫外線照射ユ
ニットUvとが隣接するため、粉末層にバインダが塗布
されてから紫外線が照射されるまでの時間を短くでき
る。これにより、粉末層におけるバインダのにじみが抑
制できるため、より高精度および高精細の造形が可能と
なる。
紫外線照射が行えるため、紫外線硬化樹脂のバインダを
強固に硬化することができ、彩色を適切に行えることと
なる。また、バインダ吐出ユニットUbと紫外線照射ユ
ニットUvとが隣接するため、粉末層にバインダが塗布
されてから紫外線が照射されるまでの時間を短くでき
る。これにより、粉末層におけるバインダのにじみが抑
制できるため、より高精度および高精細の造形が可能と
なる。
【0122】さらに、各ユニットの配列は、図16に示
すような構成でも良い。
すような構成でも良い。
【0123】図16に示す構成では、図14と同様に、
バインダ吐出ユニットUb、色インク吐出ユニットU
c、紫外線照射ユニットUvの順に伸展ローラ21から
配置されている。さらに、各ユニットUb、Uc、Uv
の上方には、造形エリア全体、すなわち造形ステージ4
2上の粉末層全面に照射するための固定紫外線照射ユニ
ットUwが配設されている。ここで、往路においては、
図16(a)に示すように伸展ローラ21およびバインダ
吐出ユニットUbを能動化してバインダを粉末層に吐出
し、紫外線照射ユニットUvを能動化して紫外線を照射
するとともに、固定紫外線照射ユニットUwから造形エ
リア全体に紫外線を照射する。一方、復路においては、
図16(b)に示すように紫外線照射ユニットUvを能動
化して粉末層に2回目の紫外線照射を行い、色インク吐
出ユニットUcを能動化して各色のインクを吐出すると
ともに、固定紫外線照射ユニットUwから造形エリア全
体に紫外線を照射する。
バインダ吐出ユニットUb、色インク吐出ユニットU
c、紫外線照射ユニットUvの順に伸展ローラ21から
配置されている。さらに、各ユニットUb、Uc、Uv
の上方には、造形エリア全体、すなわち造形ステージ4
2上の粉末層全面に照射するための固定紫外線照射ユニ
ットUwが配設されている。ここで、往路においては、
図16(a)に示すように伸展ローラ21およびバインダ
吐出ユニットUbを能動化してバインダを粉末層に吐出
し、紫外線照射ユニットUvを能動化して紫外線を照射
するとともに、固定紫外線照射ユニットUwから造形エ
リア全体に紫外線を照射する。一方、復路においては、
図16(b)に示すように紫外線照射ユニットUvを能動
化して粉末層に2回目の紫外線照射を行い、色インク吐
出ユニットUcを能動化して各色のインクを吐出すると
ともに、固定紫外線照射ユニットUwから造形エリア全
体に紫外線を照射する。
【0124】以上の動作により、図14の場合と同様の
効果を発揮するとともに、紫外線照射ユニットUvから
の紫外線照射に、固定紫外線照射ユニットUwからの紫
外線照射が補助的に加わるため、紫外線照射量が増加し
強固にバインダを硬化させることができる。
効果を発揮するとともに、紫外線照射ユニットUvから
の紫外線照射に、固定紫外線照射ユニットUwからの紫
外線照射が補助的に加わるため、紫外線照射量が増加し
強固にバインダを硬化させることができる。
【0125】<第4実施形態>本発明の第4実施形態に
係る三次元造形装置100Cは、第1実施形態の三次元
造形装置100と類似の構成となっているが、薄層形成
部20Cおよびバインダ付与部30Cの構成が異なって
いる。この薄層形成部20Cおよびバインダ付与部30
Bの構成を以下で説明する。なお、図17に示すよう
に、薄層形成部20Cの伸展ローラ21を含む機構を伸
展ユニットUpとする。
係る三次元造形装置100Cは、第1実施形態の三次元
造形装置100と類似の構成となっているが、薄層形成
部20Cおよびバインダ付与部30Cの構成が異なって
いる。この薄層形成部20Cおよびバインダ付与部30
Bの構成を以下で説明する。なお、図17に示すよう
に、薄層形成部20Cの伸展ローラ21を含む機構を伸
展ユニットUpとする。
【0126】バインダ付与部30Cは、図17に示すよ
うに、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニット
Uv、バインダ吐出ユニットUbの順に伸展ユニットU
pから配置されている。これは、第3実施形態のバイン
ダ付与部30Bの各ユニットの配置をX方向に鏡面対象
とする配置となっており、−X方向への復路において造
形および彩色を行えることとなる。そして、伸展ユニッ
トUp、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニッ
トUv、バインダ吐出ユニットUbのそれぞれは、保持
手段として機能する1の台板上に配設され一体化されて
保持されており、また紫外線照射ユニットUvが伸展ユ
ニットUpとバインダ吐出ユニットUbとの間に配置さ
れている。また、各ユニットUv、Uc、Ub、Upは
一体となってX方向に伸びるガイドGに接続されてお
り、ガイドGに沿ってX方向に移動可能となっている。
うに、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニット
Uv、バインダ吐出ユニットUbの順に伸展ユニットU
pから配置されている。これは、第3実施形態のバイン
ダ付与部30Bの各ユニットの配置をX方向に鏡面対象
とする配置となっており、−X方向への復路において造
形および彩色を行えることとなる。そして、伸展ユニッ
トUp、色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニッ
トUv、バインダ吐出ユニットUbのそれぞれは、保持
手段として機能する1の台板上に配設され一体化されて
保持されており、また紫外線照射ユニットUvが伸展ユ
ニットUpとバインダ吐出ユニットUbとの間に配置さ
れている。また、各ユニットUv、Uc、Ub、Upは
一体となってX方向に伸びるガイドGに接続されてお
り、ガイドGに沿ってX方向に移動可能となっている。
【0127】バインダ吐出ユニットUbおよび色インク
吐出ユニットUcは、Y方向に移動(主走査)可能な吐出
ヘッドHb、Hcが設けられている。これらの吐出ヘッ
ドHb、Hcは、主走査を行うとともに、ガイドGに沿
った副走査を行うことで粉末材料の層における所望の領
域にバインダおよび色インクを塗布できることとなる。
吐出ユニットUcは、Y方向に移動(主走査)可能な吐出
ヘッドHb、Hcが設けられている。これらの吐出ヘッ
ドHb、Hcは、主走査を行うとともに、ガイドGに沿
った副走査を行うことで粉末材料の層における所望の領
域にバインダおよび色インクを塗布できることとなる。
【0128】<三次元造形装置100Cの動作>三次元
造形装置100Cの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ同様となっているが、伸展ユニットUpと
色インク吐出ユニットUcと紫外線照射ユニットUvと
バインダ吐出ユニットUbとが一体となってX方向に移
動するため、以下の考慮が必要となる。
造形装置100Cの動作は、図3のフローチャートに示
す動作とほぼ同様となっているが、伸展ユニットUpと
色インク吐出ユニットUcと紫外線照射ユニットUvと
バインダ吐出ユニットUbとが一体となってX方向に移
動するため、以下の考慮が必要となる。
【0129】吐出ヘッドHb、Hcを有する各ユニット
Ub、Ucでは、Y方向への主走査が完了しない限り、
X方向への副走査が行えないため、X方向への移動が断
続的に、すなわち連続してスムーズに行われないことと
なる。これは、伸展ユニットUpのX方向への移動が、
粉末材料を均一に展開させる観点から連続して行うのが
好ましいことに反することとなる。
Ub、Ucでは、Y方向への主走査が完了しない限り、
X方向への副走査が行えないため、X方向への移動が断
続的に、すなわち連続してスムーズに行われないことと
なる。これは、伸展ユニットUpのX方向への移動が、
粉末材料を均一に展開させる観点から連続して行うのが
好ましいことに反することとなる。
【0130】そこで、+X方向に移動する往路において
は、伸展ユニットUpの前方に供給される粉末材料に対
して伸展ユニットUpのみを能動化させて均一な粉末層
を形成する。一方、−X方向に移動する復路において
は、伸展ユニットUp以外の色インク吐出ユニットU
c、紫外線照射ユニットUvおよびバインダ吐出ユニッ
トUbを能動化して、バインダ塗布、紫外線照射および
カラーリングを行う。
は、伸展ユニットUpの前方に供給される粉末材料に対
して伸展ユニットUpのみを能動化させて均一な粉末層
を形成する。一方、−X方向に移動する復路において
は、伸展ユニットUp以外の色インク吐出ユニットU
c、紫外線照射ユニットUvおよびバインダ吐出ユニッ
トUbを能動化して、バインダ塗布、紫外線照射および
カラーリングを行う。
【0131】すなわち、往路において伸展ユニットUp
を能動化し粉末材料の層が形成された後に、バインダ付
与ユニットと紫外線照射ユニットとを能動化して粉末材
料の層に係る結合体を形成することとなる。
を能動化し粉末材料の層が形成された後に、バインダ付
与ユニットと紫外線照射ユニットとを能動化して粉末材
料の層に係る結合体を形成することとなる。
【0132】以上の三次元造形装置100Cにおいて
は、各ユニットUb、Uv、Uc、Upが一体として配
設されるため、装置構成を簡素化できるとともに、粉末
材料の薄層形成と他の動作とを独立して行うため、粉末
層の形成が適切に行える。また、この三次元造形装置1
00Cの構成では、図1に示すような粉末供給機構22
による上方からの粉末供給に適用できるとともに、造形
部40の内部から粉末材料を上方に押出して供給する下
方からの粉末供給にも適用できることとなる。
は、各ユニットUb、Uv、Uc、Upが一体として配
設されるため、装置構成を簡素化できるとともに、粉末
材料の薄層形成と他の動作とを独立して行うため、粉末
層の形成が適切に行える。また、この三次元造形装置1
00Cの構成では、図1に示すような粉末供給機構22
による上方からの粉末供給に適用できるとともに、造形
部40の内部から粉末材料を上方に押出して供給する下
方からの粉末供給にも適用できることとなる。
【0133】なお、三次元造形装置100Cの構成に限
らず、図18に示すような各ユニットの構成でも良い。
らず、図18に示すような各ユニットの構成でも良い。
【0134】ここでは、図18に示すように、バインダ
吐出ユニットUb、紫外線照射ユニットUv、色インク
吐出ユニットUcの順に伸展ユニットUpから配置され
ている。そして、三次元造形装置100Cと同様に、伸
展ユニットUp、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照
射ユニットUv、色インク吐出ユニットUcのそれぞれ
は、1の台板上に配設され一体化されて保持されてお
り、またバインダ吐出ユニットUbが伸展ユニットUp
と紫外線照射ユニットUvとの間に配置されている。ま
た、各ユニットUv、Uc、Ub、Upは一体となって
X方向に伸びるガイドGに接続されており、ガイドGに
沿ってX方向に移動可能となっている。
吐出ユニットUb、紫外線照射ユニットUv、色インク
吐出ユニットUcの順に伸展ユニットUpから配置され
ている。そして、三次元造形装置100Cと同様に、伸
展ユニットUp、バインダ吐出ユニットUb、紫外線照
射ユニットUv、色インク吐出ユニットUcのそれぞれ
は、1の台板上に配設され一体化されて保持されてお
り、またバインダ吐出ユニットUbが伸展ユニットUp
と紫外線照射ユニットUvとの間に配置されている。ま
た、各ユニットUv、Uc、Ub、Upは一体となって
X方向に伸びるガイドGに接続されており、ガイドGに
沿ってX方向に移動可能となっている。
【0135】図18に示す装置においては、三次元造形
装置100Cと同様に、往路(+X方向)において、伸展
ユニットUpの前方に供給される粉末材料に対して伸展
ユニットUpのみを能動化させて均一な粉末材料の層を
形成する。一方、復路(−X)において、伸展ユニットU
p以外の色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニッ
トUvおよびバインダ吐出ユニットUbを能動化させ
て、バインダ塗布、紫外線照射およびカラーリングを行
う。これにより、上記の三次元造形装置100Cと同様
の効果を発揮できる。なお、上方からの粉末供給につい
ては、供給された粉末材料の塊が往路において、伸展ユ
ニットUpより先にバインダ吐出ユニットUbおよび色
インク吐出ユニットUcの下方を通過するため、粉末材
料の塊の最上端がバインダ吐出ユニットUbおよび色イ
ンク吐出ユニットUcの最下端と接触しないように留意
することが必要となる。
装置100Cと同様に、往路(+X方向)において、伸展
ユニットUpの前方に供給される粉末材料に対して伸展
ユニットUpのみを能動化させて均一な粉末材料の層を
形成する。一方、復路(−X)において、伸展ユニットU
p以外の色インク吐出ユニットUc、紫外線照射ユニッ
トUvおよびバインダ吐出ユニットUbを能動化させ
て、バインダ塗布、紫外線照射およびカラーリングを行
う。これにより、上記の三次元造形装置100Cと同様
の効果を発揮できる。なお、上方からの粉末供給につい
ては、供給された粉末材料の塊が往路において、伸展ユ
ニットUpより先にバインダ吐出ユニットUbおよび色
インク吐出ユニットUcの下方を通過するため、粉末材
料の塊の最上端がバインダ吐出ユニットUbおよび色イ
ンク吐出ユニットUcの最下端と接触しないように留意
することが必要となる。
【0136】また、三次元造形装置100Cのように各
ユニットが一体として形成されるのは必須でなく、図1
9および図20に示すように、伸展ユニットUpとバイ
ンダ付与部とが分離されている構成でも良い。すなわ
ち、この構成では、1の台板上にバインダ吐出ユニット
Ub、紫外線照射ユニットUvおよび色インク吐出ユニ
ットUcを配設し、伸展ユニットUpは別に設けること
となる。この場合には、バインダ付与部を軽量化できる
ため、X方向の移動を迅速に行えることとなる。なお、
伸展ユニットUpと、バインダ付与部のユニットUb、
Uv、Ucとを独立に移動できるため、バインダ付与部
の断続的な移動と独立して、伸展ユニットUpを連続的
にスムーズに移動できる。これにより、往路において粉
末層の形成とともに、バインダ塗布等の動作も行えるこ
ととなる。
ユニットが一体として形成されるのは必須でなく、図1
9および図20に示すように、伸展ユニットUpとバイ
ンダ付与部とが分離されている構成でも良い。すなわ
ち、この構成では、1の台板上にバインダ吐出ユニット
Ub、紫外線照射ユニットUvおよび色インク吐出ユニ
ットUcを配設し、伸展ユニットUpは別に設けること
となる。この場合には、バインダ付与部を軽量化できる
ため、X方向の移動を迅速に行えることとなる。なお、
伸展ユニットUpと、バインダ付与部のユニットUb、
Uv、Ucとを独立に移動できるため、バインダ付与部
の断続的な移動と独立して、伸展ユニットUpを連続的
にスムーズに移動できる。これにより、往路において粉
末層の形成とともに、バインダ塗布等の動作も行えるこ
ととなる。
【0137】<第5実施形態>本発明の第5実施形態に
係る三次元造形装置100Dは、第4実施形態の三次元
造形装置100Cと類似の構成となっているが、薄層形
成部20Dおよびバインダ付与部30Dの構成が異なっ
ている。すなわち、第4実施形態の三次元造形装置10
0Cでは、各ユニットUb、Uv、Uc、Upが一体と
なっているが、三次元造形装置100Dでは、各ユニッ
トUb、Uv、Uc、Upが分離された構成となってい
る。
係る三次元造形装置100Dは、第4実施形態の三次元
造形装置100Cと類似の構成となっているが、薄層形
成部20Dおよびバインダ付与部30Dの構成が異なっ
ている。すなわち、第4実施形態の三次元造形装置10
0Cでは、各ユニットUb、Uv、Uc、Upが一体と
なっているが、三次元造形装置100Dでは、各ユニッ
トUb、Uv、Uc、Upが分離された構成となってい
る。
【0138】バインダ付与部30Dは、図21に示すよ
うに、紫外線照射ユニットUv、色インク吐出ユニット
Uc、バインダ吐出ユニットUb、伸展ユニットUpの
順に配置されている。そして、伸展ユニットUp、バイ
ンダ吐出ユニットUb、色インク吐出ユニットUc、紫
外線照射ユニットUvのそれぞれは、X方向に伸びるガ
イドGに接続されている。このガイドGに沿って、各ユ
ニットUv、Uc、Ub、Upが独立してX方向に移動
可能となる。
うに、紫外線照射ユニットUv、色インク吐出ユニット
Uc、バインダ吐出ユニットUb、伸展ユニットUpの
順に配置されている。そして、伸展ユニットUp、バイ
ンダ吐出ユニットUb、色インク吐出ユニットUc、紫
外線照射ユニットUvのそれぞれは、X方向に伸びるガ
イドGに接続されている。このガイドGに沿って、各ユ
ニットUv、Uc、Ub、Upが独立してX方向に移動
可能となる。
【0139】バインダ吐出ユニットUbおよび色インク
吐出ユニットUcは、Y方向に移動(主走査)可能な吐出
ヘッドHb、Hcが設けられている。
吐出ユニットUcは、Y方向に移動(主走査)可能な吐出
ヘッドHb、Hcが設けられている。
【0140】三次元造形装置100Dの動作は、三次元
造形装置100Cの動作と異なり、X方向において各ユ
ニットUv、Uc、Ub、Upを独立に移動できるた
め、往路で伸展ユニットUpを能動化させて薄層形成の
みを行う必要がなくなる。すなわち、例えば、往路(+
X方向)においては、伸展ユニットUpとバインダ吐出
ユニットUbと紫外線照射ユニットとを能動化させて粉
末層に結合体を形成し、復路(−X方向)においては、色
インク吐出ユニットUcを能動化させてカラーリングを
行えることとなる。
造形装置100Cの動作と異なり、X方向において各ユ
ニットUv、Uc、Ub、Upを独立に移動できるた
め、往路で伸展ユニットUpを能動化させて薄層形成の
みを行う必要がなくなる。すなわち、例えば、往路(+
X方向)においては、伸展ユニットUpとバインダ吐出
ユニットUbと紫外線照射ユニットとを能動化させて粉
末層に結合体を形成し、復路(−X方向)においては、色
インク吐出ユニットUcを能動化させてカラーリングを
行えることとなる。
【0141】以上の三次元造形装置100Dの動作によ
り、上記の各実施形態と同様に、適切に三次元造形物が
生成できる。また、各ユニットが独立して移動できるた
め、造形動作および彩色動作の自由度が向上する。
り、上記の各実施形態と同様に、適切に三次元造形物が
生成できる。また、各ユニットが独立して移動できるた
め、造形動作および彩色動作の自由度が向上する。
【0142】なお、三次元造形装置100Dの構成に限
らず、図22に示すような構成でも良い。
らず、図22に示すような構成でも良い。
【0143】図22に示す構成では、バインダ吐出ユニ
ットUb、紫外線照射ユニットUv、色インク吐出ユニ
ットUc、伸展ユニットUpの順に配置されて、それぞ
れガイドGに接続されている。そして、三次元造形装置
100Dと同様に、各ユニットが独立して移動可能な構
成となっているため、造形動作および彩色動作の自由度
が向上することとなる。
ットUb、紫外線照射ユニットUv、色インク吐出ユニ
ットUc、伸展ユニットUpの順に配置されて、それぞ
れガイドGに接続されている。そして、三次元造形装置
100Dと同様に、各ユニットが独立して移動可能な構
成となっているため、造形動作および彩色動作の自由度
が向上することとなる。
【0144】また、三次元造形装置100Dのように各
ユニットが全て分離されているのは必須でなく、図23
に示すように、バインダ吐出ユニットUbと色インク吐
出ユニットUcとを一体とするバインダ・色インク吐出
ユニットUbcを有する構成でも良い。
ユニットが全て分離されているのは必須でなく、図23
に示すように、バインダ吐出ユニットUbと色インク吐
出ユニットUcとを一体とするバインダ・色インク吐出
ユニットUbcを有する構成でも良い。
【0145】このバインダ・色インク吐出ユニットUb
cは、三次元造形装置100Dにおけるバインダの吐出
ヘッドHbと色インクの吐出ヘッドHcとを一体化した
吐出ヘッドHbcを有している。
cは、三次元造形装置100Dにおけるバインダの吐出
ヘッドHbと色インクの吐出ヘッドHcとを一体化した
吐出ヘッドHbcを有している。
【0146】図24は、吐出ヘッドHbcの要部構成を
示す平面図である。
示す平面図である。
【0147】吐出ヘッドHbcは、複数の吐出孔を有す
るバインダ吐出孔部Qbと、複数の吐出孔を有するYイ
ンク吐出孔部Qy、Mインク吐出孔部QmおよびCイン
ク吐出孔部QcとがY方向に関して並列に配列された構
成となっている。
るバインダ吐出孔部Qbと、複数の吐出孔を有するYイ
ンク吐出孔部Qy、Mインク吐出孔部QmおよびCイン
ク吐出孔部QcとがY方向に関して並列に配列された構
成となっている。
【0148】このような吐出ヘッドHbcの構成によ
り、吐出ヘッドHbcをY方向に主走査するための駆動
機構が簡素化できる。
り、吐出ヘッドHbcをY方向に主走査するための駆動
機構が簡素化できる。
【0149】なお、吐出ヘッドについては、図25に示
す吐出ヘッドHbc1のように、ランプやLEDを利用
する紫外線の光源Lvを有するものでも良い。この場
合、吐出ヘッドHbc1を方向M1(+Y方向)に移動さ
せつつバインダ吐出孔部Qbからバインダを吐出し、そ
の直後に光源Lvから紫外線を照射できる。これによ
り、光源Lvの主走査が行え、またバインダ・色インク
吐出ユニットUbcのX方向への移動、すなわち副走査
が加わることにより、粉末層の全面に光源Lvによる紫
外線照射が可能となる。ここでは、主走査が完了すれ
ば、X方向のスキャン(走査)幅Scだけ吐出ヘッドHb
c1を移動させる。なお、光源Lvの長さについては、
図25中に示す仮想線まで延長しても良い。
す吐出ヘッドHbc1のように、ランプやLEDを利用
する紫外線の光源Lvを有するものでも良い。この場
合、吐出ヘッドHbc1を方向M1(+Y方向)に移動さ
せつつバインダ吐出孔部Qbからバインダを吐出し、そ
の直後に光源Lvから紫外線を照射できる。これによ
り、光源Lvの主走査が行え、またバインダ・色インク
吐出ユニットUbcのX方向への移動、すなわち副走査
が加わることにより、粉末層の全面に光源Lvによる紫
外線照射が可能となる。ここでは、主走査が完了すれ
ば、X方向のスキャン(走査)幅Scだけ吐出ヘッドHb
c1を移動させる。なお、光源Lvの長さについては、
図25中に示す仮想線まで延長しても良い。
【0150】また、吐出ヘッドについては、図26に示
す吐出ヘッドHbc2のように、2個の紫外線の光源L
v1、Lv2を有するものでも良い。これらの光源Lv
1、Lv2は、それぞれバインダ吐出孔部Qbを挟んで
両側に設けられている。この場合、吐出ヘッドHbc2
を双方向M2に移動させつつ、バインダ塗布および紫外
線照射を行えることとなる。すなわち、往路ではバイン
ダ吐出孔部Qbからバインダを吐出しつつ光源Lv1か
ら紫外線を照射し、一方、復路ではバインダを吐出しつ
つ光源Lv2から紫外線を照射する。
す吐出ヘッドHbc2のように、2個の紫外線の光源L
v1、Lv2を有するものでも良い。これらの光源Lv
1、Lv2は、それぞれバインダ吐出孔部Qbを挟んで
両側に設けられている。この場合、吐出ヘッドHbc2
を双方向M2に移動させつつ、バインダ塗布および紫外
線照射を行えることとなる。すなわち、往路ではバイン
ダ吐出孔部Qbからバインダを吐出しつつ光源Lv1か
ら紫外線を照射し、一方、復路ではバインダを吐出しつ
つ光源Lv2から紫外線を照射する。
【0151】さらに、吐出ヘッドについては、図24に
示すような吐出孔部の並列的な配列でなく、図27に示
す吐出ヘッドHbc3のように孔部の直列的な配列でも
良い。
示すような吐出孔部の並列的な配列でなく、図27に示
す吐出ヘッドHbc3のように孔部の直列的な配列でも
良い。
【0152】吐出ヘッドHbc3は、複数の吐出孔を有
するバインダ吐出孔部Rb、Yインク吐出孔部Ry、M
インク吐出孔部RmおよびCインク吐出孔部RcがY方
向に関して直列に配列された構成となっている。このよ
うな吐出ヘッドHbc3の構成においても、バインダお
よび色インクの吐出を行う吐出ヘッドHbcをY方向に
主走査するための駆動機構が簡素化できることとなる。
するバインダ吐出孔部Rb、Yインク吐出孔部Ry、M
インク吐出孔部RmおよびCインク吐出孔部RcがY方
向に関して直列に配列された構成となっている。このよ
うな吐出ヘッドHbc3の構成においても、バインダお
よび色インクの吐出を行う吐出ヘッドHbcをY方向に
主走査するための駆動機構が簡素化できることとなる。
【0153】なお、吐出ヘッドHbc3においては、バ
インダ吐出孔部Rbと、Yインク吐出孔部Ry、Mイン
ク吐出孔部RmおよびCインク吐出孔部Rcとの間に、
紫外線の光源Lv3が介挿される吐出ヘッドHbc4の
構成でも良い。この場合、吐出ヘッドHbc4を方向M
3(+Y方向)に移動させつつバインダ吐出孔部Rbから
バインダを吐出し、その直後に光源Lv3から紫外線を
照射できる。そして、主走査が完了すれば、X方向のス
キャン幅Scだけ吐出ヘッドHbc1を移動させる副走
査を行う。
インダ吐出孔部Rbと、Yインク吐出孔部Ry、Mイン
ク吐出孔部RmおよびCインク吐出孔部Rcとの間に、
紫外線の光源Lv3が介挿される吐出ヘッドHbc4の
構成でも良い。この場合、吐出ヘッドHbc4を方向M
3(+Y方向)に移動させつつバインダ吐出孔部Rbから
バインダを吐出し、その直後に光源Lv3から紫外線を
照射できる。そして、主走査が完了すれば、X方向のス
キャン幅Scだけ吐出ヘッドHbc1を移動させる副走
査を行う。
【0154】また、吐出ヘッドについては、図29に示
す吐出ヘッドHbc5および図30に示す吐出ヘッドH
bc6のように、2個の紫外線の光源Lv4、Lv5を
有するものでも良い。これらの光源Lv4、Lv5は、
それぞれバインダ吐出孔部Rbと、インク吐出孔部R
y、Rm、Rcとの間に介挿されている。この場合、上
記の吐出ヘッドHbc2と同様に、吐出ヘッドHbc
5、Hbc6を双方向M4に移動させつつ、バインダ塗
布および紫外線照射を行える。
す吐出ヘッドHbc5および図30に示す吐出ヘッドH
bc6のように、2個の紫外線の光源Lv4、Lv5を
有するものでも良い。これらの光源Lv4、Lv5は、
それぞれバインダ吐出孔部Rbと、インク吐出孔部R
y、Rm、Rcとの間に介挿されている。この場合、上
記の吐出ヘッドHbc2と同様に、吐出ヘッドHbc
5、Hbc6を双方向M4に移動させつつ、バインダ塗
布および紫外線照射を行える。
【0155】なお、図24に示す吐出ヘッドHbc等に
ついては、図31(a)に示すような構成であることが好
ましい。すなわち、吐出ヘッドHbcを着脱自在に保持
するヘッドマウントMtを設けるようにする。このヘッ
ドマウントMtにより、図31(b)に示すように隣接す
る紫外線照射ユニットUvから漏洩する紫外光Lu(平
行斜線部)を遮光できるとともに、粉末層82上で飛散
した粉末材料Pwから吐出ヘッドHbcを保護できるこ
ととなる。
ついては、図31(a)に示すような構成であることが好
ましい。すなわち、吐出ヘッドHbcを着脱自在に保持
するヘッドマウントMtを設けるようにする。このヘッ
ドマウントMtにより、図31(b)に示すように隣接す
る紫外線照射ユニットUvから漏洩する紫外光Lu(平
行斜線部)を遮光できるとともに、粉末層82上で飛散
した粉末材料Pwから吐出ヘッドHbcを保護できるこ
ととなる。
【0156】<変形例> ◎上記の第2実施形態の三次元造形装置については、粉
末材料の1層ごとに2種類の粉末材料を用いるのは必須
ではなく、三次元造形物ごとに複数の粉末材料を選択し
ても良い。この場合には、除去される粉末材料が同種の
ものとなるため、再利用が容易となる。
末材料の1層ごとに2種類の粉末材料を用いるのは必須
ではなく、三次元造形物ごとに複数の粉末材料を選択し
ても良い。この場合には、除去される粉末材料が同種の
ものとなるため、再利用が容易となる。
【0157】◎上記の第2実施形態における2種類の粉
末材料は、粒子径の異なる組合せに限らず、安価な材料
と高価な材料との組合せなどでも良い。この場合には、
造形物の目立つ部分などに高価な粉末材料を使用し、そ
れ以外には安価な材料を使用することで、三次元造形物
のコストを抑えることができる。
末材料は、粒子径の異なる組合せに限らず、安価な材料
と高価な材料との組合せなどでも良い。この場合には、
造形物の目立つ部分などに高価な粉末材料を使用し、そ
れ以外には安価な材料を使用することで、三次元造形物
のコストを抑えることができる。
【0158】また、軽量な材料と重い材料との組合せで
も良い。この場合には、三次元造形物の重量のバランス
をコントロールできる。
も良い。この場合には、三次元造形物の重量のバランス
をコントロールできる。
【0159】◎上記の各実施形態における彩色について
は、Y、M、Cの3原色のインクを塗布するのは必須で
なく、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3原色
を塗布しても良い。
は、Y、M、Cの3原色のインクを塗布するのは必須で
なく、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3原色
を塗布しても良い。
【0160】また、インクにより彩色を行うのは必須で
はなく、トナーなどで彩色を行っても良い。
はなく、トナーなどで彩色を行っても良い。
【0161】◎上記の各実施形態のバインダについて
は、紫外線硬化樹脂のように紫外領域の波長の光に反応
して硬化するものを使用するのは必須でなく、例えば、
可視光硬化樹脂のように可視領域の波長の光に反応して
硬化する液状のものを使用しても良く、また熱硬化樹脂
ように特定の熱エネルギーに反応して硬化する液状のも
のを使用しても良い。
は、紫外線硬化樹脂のように紫外領域の波長の光に反応
して硬化するものを使用するのは必須でなく、例えば、
可視光硬化樹脂のように可視領域の波長の光に反応して
硬化する液状のものを使用しても良く、また熱硬化樹脂
ように特定の熱エネルギーに反応して硬化する液状のも
のを使用しても良い。
【0162】この可視光硬化樹脂を使用する場合には、
上述した紫外線照射部の代わりに、可視領域の波長の光
を照射する手段が設けられる。また、熱硬化樹脂を使用
する場合には、上述した紫外線照射部の代わりに、熱エ
ネルギーを放出するヒータが設けられることとなる。
上述した紫外線照射部の代わりに、可視領域の波長の光
を照射する手段が設けられる。また、熱硬化樹脂を使用
する場合には、上述した紫外線照射部の代わりに、熱エ
ネルギーを放出するヒータが設けられることとなる。
【0163】◎図20に示す構成のバインダ付与部にお
いては、図32に示すように吐出ヘッドHb、Hcを共
通の駆動機構Dvで連結して、それぞれの吐出ヘッドH
b、Hcを同期させ走査するようにしても良い。この場
合、吐出ヘッドHb、Hcを駆動する駆動機構が簡素化
できることとなる。
いては、図32に示すように吐出ヘッドHb、Hcを共
通の駆動機構Dvで連結して、それぞれの吐出ヘッドH
b、Hcを同期させ走査するようにしても良い。この場
合、吐出ヘッドHb、Hcを駆動する駆動機構が簡素化
できることとなる。
【0164】◎バインダ吐出ユニットUbについては、
図33に示すように吐出ヘッドHbに紫外線を照射する
2個の光源Lv6が付加される構成でも良い。この構成
により、バインダ吐出ユニットUbの副走査および、吐
出ヘッドHbの主走査によって、光源Lv6による粉末
層の全面に紫外線照射が可能となる。この際には、光源
Lv6からは、紫外線照射ユニットUvより強度の大き
い紫外線を照射するようにする。これは、紫外線硬化樹
脂のバインダに対して、強い紫外線を先に照射し、弱い
紫外線を後で照射するとバインダの硬化が容易となるた
めである。これにより、バインダを適切に硬化できるこ
ととなる。
図33に示すように吐出ヘッドHbに紫外線を照射する
2個の光源Lv6が付加される構成でも良い。この構成
により、バインダ吐出ユニットUbの副走査および、吐
出ヘッドHbの主走査によって、光源Lv6による粉末
層の全面に紫外線照射が可能となる。この際には、光源
Lv6からは、紫外線照射ユニットUvより強度の大き
い紫外線を照射するようにする。これは、紫外線硬化樹
脂のバインダに対して、強い紫外線を先に照射し、弱い
紫外線を後で照射するとバインダの硬化が容易となるた
めである。これにより、バインダを適切に硬化できるこ
ととなる。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項28の発明によれば、粉末材料の層における選択領
域に対して特定のエネルギーに反応して硬化する結合剤
を付与し、付与された結合剤に対して特定のエネルギー
を放射するため、短時間で三次元造形物を生成できる。
求項28の発明によれば、粉末材料の層における選択領
域に対して特定のエネルギーに反応して硬化する結合剤
を付与し、付与された結合剤に対して特定のエネルギー
を放射するため、短時間で三次元造形物を生成できる。
【0166】特に、請求項2および請求項18の発明に
おいては、順次に形成される粉末材料の層ごとに特定の
エネルギーを放射するため、三次元造形を確実に行え
る。
おいては、順次に形成される粉末材料の層ごとに特定の
エネルギーを放射するため、三次元造形を確実に行え
る。
【0167】また、請求項3および請求項19の発明に
おいては、粉末材料の結合体が形成された後、粉末材料
の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付与
するため、彩色において色再現性や分解能が向上する。
おいては、粉末材料の結合体が形成された後、粉末材料
の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付与
するため、彩色において色再現性や分解能が向上する。
【0168】また、請求項4および請求項20の発明に
おいては、複数のノズルから異なる色の着色キャリアを
吐出するため、彩色の表現力が向上する。
おいては、複数のノズルから異なる色の着色キャリアを
吐出するため、彩色の表現力が向上する。
【0169】また、請求項5および請求項21の発明に
おいては、彩色領域が三次元造形物における表面近傍で
あるため、彩色範囲を少なくできる。
おいては、彩色領域が三次元造形物における表面近傍で
あるため、彩色範囲を少なくできる。
【0170】また、請求項6および請求項22の発明に
おいては、結合剤が所定の波長に係る光エネルギーに反
応して硬化するため、適切に結合剤の硬化が行える。
おいては、結合剤が所定の波長に係る光エネルギーに反
応して硬化するため、適切に結合剤の硬化が行える。
【0171】また、請求項7および請求項23の発明に
おいては、結合剤が熱エネルギーに反応して硬化するた
め、適切に結合剤の硬化が行える。
おいては、結合剤が熱エネルギーに反応して硬化するた
め、適切に結合剤の硬化が行える。
【0172】また、請求項8および請求項24の発明に
おいては、複数種類の粉末材料を選択的に供給するた
め、造形の自由度が向上する。
おいては、複数種類の粉末材料を選択的に供給するた
め、造形の自由度が向上する。
【0173】また、請求項9および請求項25の発明に
おいては、粉末材料の層ごとに複数種類の粉末材料を複
数の領域に選択的に供給するため、造形の自由度がより
向上する。
おいては、粉末材料の層ごとに複数種類の粉末材料を複
数の領域に選択的に供給するため、造形の自由度がより
向上する。
【0174】また、請求項10および請求項26の発明
においては、圧電素子によって結合剤を吐出するため、
結合剤の物性によらず、安定した吐出が可能となる。
においては、圧電素子によって結合剤を吐出するため、
結合剤の物性によらず、安定した吐出が可能となる。
【0175】また、請求項11の発明においては、層形
成手段の能動化と並行して付与手段と放射手段とを能動
化し、粉末材料の層に係る結合体を形成するため、造形
時間の短縮化が図れる。
成手段の能動化と並行して付与手段と放射手段とを能動
化し、粉末材料の層に係る結合体を形成するため、造形
時間の短縮化が図れる。
【0176】また、請求項12の発明においては、付与
手段が層形成手段と放射手段との間に設けられるため、
造形時間の短縮化のための構成を簡易に実現できる。
手段が層形成手段と放射手段との間に設けられるため、
造形時間の短縮化のための構成を簡易に実現できる。
【0177】また、請求項13の発明においては、層形
成手段を能動化して粉末材料の層が形成された後に、付
与手段と放射手段とを能動化して粉末材料の層に係る結
合体を形成するため、粉末材料の層の形成が適切に行え
る。
成手段を能動化して粉末材料の層が形成された後に、付
与手段と放射手段とを能動化して粉末材料の層に係る結
合体を形成するため、粉末材料の層の形成が適切に行え
る。
【0178】また、請求項14の発明においては、層形
成手段と付与手段と放射手段とを一体として保持する保
持手段では放射手段が層形成手段と付与手段との間に配
置されるため、装置構成を簡素化できるともに、粉末材
料の層が適切に形成できる。
成手段と付与手段と放射手段とを一体として保持する保
持手段では放射手段が層形成手段と付与手段との間に配
置されるため、装置構成を簡素化できるともに、粉末材
料の層が適切に形成できる。
【0179】また、請求項15の発明においては、層形
成手段と付与手段と放射手段とを一体として保持する保
持手段では付与手段が層形成手段と放射手段との間に配
置されるため、装置構成を簡素化できるともに、粉末材
料の層が適切に形成できる。
成手段と付与手段と放射手段とを一体として保持する保
持手段では付与手段が層形成手段と放射手段との間に配
置されるため、装置構成を簡素化できるともに、粉末材
料の層が適切に形成できる。
【0180】また、請求項16の発明においては、放射
手段が主走査および/または副走査を伴って特定のエネ
ルギーを放射するため、粉末材料の層に対して特定のエ
ネルギーを効率よく放射できる。
手段が主走査および/または副走査を伴って特定のエネ
ルギーを放射するため、粉末材料の層に対して特定のエ
ネルギーを効率よく放射できる。
【0181】また、請求項27の発明においては、層形
成工程と並行して付与工程と放射工程とを行い、粉末材
料の層に係る結合体を形成するため、造形時間の短縮化
が図れる。
成工程と並行して付与工程と放射工程とを行い、粉末材
料の層に係る結合体を形成するため、造形時間の短縮化
が図れる。
【0182】また、請求項28の発明においては、層形
成工程において粉末材料の層が形成された後に、付与工
程と放射工程とを行って粉末材料の層に係る結合体を形
成するため、粉末材料の層の形成が適切に行える。
成工程において粉末材料の層が形成された後に、付与工
程と放射工程とを行って粉末材料の層に係る結合体を形
成するため、粉末材料の層の形成が適切に行える。
【図1】本発明の第1実施形態に係る三次元造形装置1
00の要部構成を示す図である。
00の要部構成を示す図である。
【図2】ヘッド部34の要部構成を示す図である。
【図3】三次元造形装置100の基本的な動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】断面データの一例を示す図である。
【図5】三次元造形装置100の動作を説明する図であ
る。
る。
【図6】シアンについての階調表現の一例を示す図であ
る。
る。
【図7】淡いシアンから淡いイエローへ変化する表現の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図8】彩色のための基本集合領域が複数個集合したも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る三次元造形装置1
00Aの要部構成を示す図である。
00Aの要部構成を示す図である。
【図10】粉末供給機構62の要部構成を示す図であ
る。
る。
【図11】薄層形成部60によって造形ステージ42上
に形成された粉末材料の層の一例を示す図である。
に形成された粉末材料の層の一例を示す図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係るバインダ付与部
30Bの要部構成を示す図である。
30Bの要部構成を示す図である。
【図13】三次元造形装置100Bの動作概要を説明す
る図である。
る図である。
【図14】三次元造形における他の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図15】三次元造形における他の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図16】三次元造形における他の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図17】本発明の第4実施形態に係る薄層形成部20
Cおよびバインダ付与部30Bの要部構成を示す図であ
る。
Cおよびバインダ付与部30Bの要部構成を示す図であ
る。
【図18】薄層形成部およびバインダ付与部における他
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図19】薄層形成部およびバインダ付与部における他
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図20】薄層形成部およびバインダ付与部における他
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図21】本発明の第5実施形態に係る薄層形成部20
Dおよびバインダ付与部30Dの要部構成を示す図であ
る。
Dおよびバインダ付与部30Dの要部構成を示す図であ
る。
【図22】薄層形成部およびバインダ付与部における他
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図23】薄層形成部およびバインダ付与部における他
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図24】吐出ヘッドHbcの要部構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図25】吐出ヘッドHbc1の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図26】吐出ヘッドHbc2の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図27】吐出ヘッドHbc3の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図28】吐出ヘッドHbc4の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図29】吐出ヘッドHbc5の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図30】吐出ヘッドHbc6の要部構成を示す平面図
である。
である。
【図31】吐出ヘッドHbcの構成を説明する図であ
る。
る。
【図32】本発明の変形例に係る吐出ヘッドの構成を示
す図である。
す図である。
【図33】変形例に係るバインダ吐出ユニットの構成を
示す図である。
示す図である。
10 制御部 20、60 薄層形成部 23、63a、63b 粉末容器 30 バインダ付与部 32a〜d インクタンク 33 バインダタンク 34 ヘッド部 38 遮光板 39 紫外線照射部 40 造形部 65 シャッター 100、100A、100B、100C、100D 三
次元造形装置 Hb、Hc、Hbc 吐出ヘッド Ub バインダ吐出ユニット Uc 色インク吐出ユニット Up 伸展ユニット Uv 紫外線照射ユニット
次元造形装置 Hb、Hc、Hbc 吐出ヘッド Ub バインダ吐出ユニット Uc 色インク吐出ユニット Up 伸展ユニット Uv 紫外線照射ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 晃 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宮崎 誠 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 4F213 AA21 AA36 AA39 AB12 AC04 WA25 WL04 WL10 WL13 WL24 WL43 WL67 WL74 WL87 WL96 WW33 WW34
Claims (28)
- 【請求項1】 粉末材料を結合させることにより、三次
元造形物を生成する三次元造形装置であって、 (a)粉末材料の層を順次に形成する層形成手段と、 (b)前記粉末材料の層における選択領域に対して、特定
のエネルギーに反応して硬化する結合剤を付与する付与
手段と、 (c)前記粉末材料に付与された前記結合剤に対して、前
記特定のエネルギーを放射する放射手段と、を備え、 前記放射手段によって前記結合剤が硬化することによ
り、前記粉末材料の結合体が形成されることを特徴とす
る三次元造形装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の三次元造形装置におい
て、 前記放射手段は、順次に形成される前記粉末材料の層ご
とに前記特定のエネルギーを放射することを特徴とする
三次元造形装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の三次元
造形装置において、 (d)前記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材
料の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付
与する着色手段、をさらに備えることを特徴とする三次
元造形装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の三次元造形装置におい
て、 前記着色手段は、 (d-1)異なる色の着色キャリアをそれぞれ吐出する複数
のノズル、を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の三次元
造形装置において、 前記彩色領域は、前記三次元造形物における表面近傍で
あることを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の三次元造形装置において、 前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギーに反応し
て硬化することを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の三次元造形装置において、 前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化することを
特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
載の三次元造形装置において、 前記層形成手段は、 (a-1)複数種類の粉末材料を選択的に供給する供給手
段、を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の三次元造形装置におい
て、 前記供給手段は、前記粉末材料の層ごとに、前記複数種
類の粉末材料を複数の領域に選択的に供給可能であるこ
とを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
記載の三次元造形装置において、 前記付与手段は、圧電素子によって前記結合剤を吐出
し、前記選択領域に対して前記結合剤を付与することを
特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項11】 請求項2に記載の三次元造形装置にお
いて、 前記層形成手段の能動化と並行して前記付与手段と前記
放射手段とを能動化し、前記粉末材料の層に係る結合体
を形成することを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項12】 請求項11に記載の三次元造形装置に
おいて、 前記付与手段は、前記層形成手段と前記放射手段との間
に設けられることを特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項13】 請求項2に記載の三次元造形装置にお
いて、 前記層形成手段を能動化して前記粉末材料の層が形成さ
れた後に、前記付与手段と前記放射手段とを能動化して
前記粉末材料の層に係る結合体を形成することを特徴と
する三次元造形装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の三次元造形装置に
おいて、 前記層形成手段と前記付与手段と前記放射手段とを一体
として保持する保持手段、をさらに備え、 前記保持手段では、前記放射手段が前記層形成手段と前
記付与手段との間に配置されることを特徴とすることを
特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項15】 請求項13に記載の三次元造形装置に
おいて、 前記層形成手段と前記付与手段と前記放射手段とを一体
として保持する保持手段、をさらに備え、 前記保持手段では、前記付与手段が前記層形成手段と前
記放射手段との間に配置されることを特徴とすることを
特徴とする三次元造形装置。 - 【請求項16】 請求項2ないし請求項15のいずれか
に記載の三次元造形装置において、 前記放射手段は、主走査および/または副走査を伴っ
て、前記特定のエネルギーを放射することを特徴とする
三次元造形装置。 - 【請求項17】 粉末材料を結合させることにより、三
次元造形物を生成する三次元造形方法であって、 (a)粉末材料の層を順次に形成する層形成工程と、 (b)前記粉末材料の層における選択領域に対して、特定
のエネルギーに反応して硬化する結合剤を付与する付与
工程と、 (c)前記粉末材料に付与された前記結合剤に対して、前
記特定のエネルギーを放射する放射工程と、を備え、 前記放射工程において前記結合剤が硬化することによ
り、前記粉末材料の結合体が形成されることを特徴とす
る三次元造形方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載の三次元造形方法に
おいて、 前記放射工程においては、順次に形成される前記粉末材
料の層ごとに前記特定のエネルギーを放射することを特
徴とする三次元造形方法。 - 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
三次元造形方法において、 (d)前記粉末材料の結合体が形成された後、前記粉末材
料の結合体における彩色領域に対して着色キャリアを付
与する着色工程、をさらに備えることを特徴とする三次
元造形方法。 - 【請求項20】 請求項19に記載の三次元造形方法に
おいて、 前記着色工程は、 (d-1)複数のノズルから異なる色の着色キャリアを吐出
する吐出工程、を有することを特徴とする三次元造形方
法。 - 【請求項21】 請求項19または請求項20に記載の
三次元造形方法において、 前記彩色領域は、前記三次元造形物における表面近傍で
あることを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項22】 請求項17ないし請求項21のいずれ
かに記載の三次元造形方法において、 前記結合剤は、所定の波長に係る光エネルギーに反応し
て硬化することを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項23】 請求項17ないし請求項22のいずれ
かに記載の三次元造形方法において、 前記結合剤は、熱エネルギーに反応して硬化することを
特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項24】 請求項17ないし請求項23のいずれ
かに記載の三次元造形方法において、 前記層形成工程は、 (a-1)複数種類の粉末材料を選択的に供給する供給工
程、を有することを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項25】 請求項24に記載の三次元造形方法に
おいて、 前記供給工程においては、前記粉末材料の層ごとに、前
記複数種類の粉末材料を複数の領域に選択的に供給する
ことを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項26】 請求項17ないし請求項25のいずれ
かに記載の三次元造形方法において、 前記付与工程においては、圧電素子によって前記結合剤
を吐出し、前記選択領域に対して前記結合剤を付与する
ことを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項27】 請求項18に記載の三次元造形方法に
おいて、 前記層形成工程と並行して前記付与工程と前記放射工程
とを行い、前記粉末材料の層に係る結合体を形成するこ
とを特徴とする三次元造形方法。 - 【請求項28】 請求項18に記載の三次元造形方法に
おいて、 前記層形成工程において前記粉末材料の層が形成された
後に、前記付与工程と前記放射工程とを行って前記粉末
材料の層に係る結合体を形成することを特徴とする三次
元造形方法。
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