JP2002304004A - 扁平トナー、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 - Google Patents
扁平トナー、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法Info
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- JP2002304004A JP2002304004A JP2001109794A JP2001109794A JP2002304004A JP 2002304004 A JP2002304004 A JP 2002304004A JP 2001109794 A JP2001109794 A JP 2001109794A JP 2001109794 A JP2001109794 A JP 2001109794A JP 2002304004 A JP2002304004 A JP 2002304004A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー付着量が少なくて高濃度の画像が得ら
れ、プリント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナ
ーの散りが無い高品質の画像を長期間にわたって形成す
ることが出来る高耐久性を有する扁平トナー、その製造
方法及びそれを用いた画像形成方法の提供。 【解決手段】 樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤を
付着させた扁平トナーであって、該扁平トナーを投影面
積が最大となる方向から見たときの、平均長径をr
1(μm)、平均短径をr2(μm)、平均厚さをd(μ
m)とするとき、6μm≦(r1+r2)/2≦15μ
m、2μm≦d≦4μm、4μm≦(r1+r2+d)/
3≦10μm、であることを特徴とする扁平トナー。
れ、プリント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナ
ーの散りが無い高品質の画像を長期間にわたって形成す
ることが出来る高耐久性を有する扁平トナー、その製造
方法及びそれを用いた画像形成方法の提供。 【解決手段】 樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤を
付着させた扁平トナーであって、該扁平トナーを投影面
積が最大となる方向から見たときの、平均長径をr
1(μm)、平均短径をr2(μm)、平均厚さをd(μ
m)とするとき、6μm≦(r1+r2)/2≦15μ
m、2μm≦d≦4μm、4μm≦(r1+r2+d)/
3≦10μm、であることを特徴とする扁平トナー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等に用いられる扁平トナー、その製造方法及びそれを
用いた画像形成方法に関するものである。
ー等に用いられる扁平トナー、その製造方法及びそれを
用いた画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の粉砕法或いは重合法で作製したト
ナーを用いて形成した画像は、トナーの付着量が多いた
め、プリント表面に凹凸が出来、光沢のある良好な画像
とならず高品質の画像を得ることは難しかった。又、ト
ナー付着量が多くトナー層が厚くなるため転写率が悪く
なり、高濃度の画像が得られず、且つトナー散りが発生
し良好な画像が得られなかった。
ナーを用いて形成した画像は、トナーの付着量が多いた
め、プリント表面に凹凸が出来、光沢のある良好な画像
とならず高品質の画像を得ることは難しかった。又、ト
ナー付着量が多くトナー層が厚くなるため転写率が悪く
なり、高濃度の画像が得られず、且つトナー散りが発生
し良好な画像が得られなかった。
【0003】現在まで、印刷ライクな高品質の画像を得
るために、トナーの粒径を細かくしてトナー付着量を少
なくし、プリント表面の凹凸を無くし均一な光沢を得る
試みがなされて来たが、トナーの小粒径化に伴いトナー
のカバーリングパワーが減少し、充分な画像濃度が得ら
れず、且つ現像、転写、感光体のクリーニング等の条件
も難しくなり電子写真による画像形成方法で高品質の画
像が得られていない。又、トナー粒径を2〜3μmに小
粒径化したトナー粒子を用いると、トナー粒子を吸い込
んだ場合、塵肺等の疾病を患うおそれがあり、安全衛生
上も好ましくない。
るために、トナーの粒径を細かくしてトナー付着量を少
なくし、プリント表面の凹凸を無くし均一な光沢を得る
試みがなされて来たが、トナーの小粒径化に伴いトナー
のカバーリングパワーが減少し、充分な画像濃度が得ら
れず、且つ現像、転写、感光体のクリーニング等の条件
も難しくなり電子写真による画像形成方法で高品質の画
像が得られていない。又、トナー粒径を2〜3μmに小
粒径化したトナー粒子を用いると、トナー粒子を吸い込
んだ場合、塵肺等の疾病を患うおそれがあり、安全衛生
上も好ましくない。
【0004】トナーの形状を扁平化すると、トナー付着
量が少なくても高濃度の画像が得られ、プリント表面に
凹凸が少なく、且つカブリの無い高品質の画像を得られ
るが、長期間プリントを行うと、次第に画像濃度が低下
したり、カブリが生じたり、トナー散りが生じたりして
高品質の画像を長期間にわたり得ることは出来ていない
のが現状である。
量が少なくても高濃度の画像が得られ、プリント表面に
凹凸が少なく、且つカブリの無い高品質の画像を得られ
るが、長期間プリントを行うと、次第に画像濃度が低下
したり、カブリが生じたり、トナー散りが生じたりして
高品質の画像を長期間にわたり得ることは出来ていない
のが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、
トナー付着量が少なくても高濃度の画像が得られ、プリ
ント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナーの散り
が無い高品質の画像を長期間にわたって形成することが
出来る高耐久性を有する扁平トナー、その製造方法及び
それを用いた画像形成方法を提供することにある。
鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、
トナー付着量が少なくても高濃度の画像が得られ、プリ
ント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナーの散り
が無い高品質の画像を長期間にわたって形成することが
出来る高耐久性を有する扁平トナー、その製造方法及び
それを用いた画像形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は下記構成
を採ることにより達成される。
を採ることにより達成される。
【0007】1.樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤
を付着させた扁平トナーであって、該扁平トナーを投影
面積が最大となる方向(扁平面)から見たときの、平均
長径をr1(μm)、平均短径をr2(μm)、平均厚さ
をd(μm)とするとき、 6μm≦(r1+r2)/2≦15μm 2μm≦d≦4μm 4μm≦(r1+r2+d)/3≦10μm であることを特徴とする扁平トナー。
を付着させた扁平トナーであって、該扁平トナーを投影
面積が最大となる方向(扁平面)から見たときの、平均
長径をr1(μm)、平均短径をr2(μm)、平均厚さ
をd(μm)とするとき、 6μm≦(r1+r2)/2≦15μm 2μm≦d≦4μm 4μm≦(r1+r2+d)/3≦10μm であることを特徴とする扁平トナー。
【0008】2.前記平均長径r1と平均短径r2の関係
が、 0μm≦(r1−r2)/2≦3μm であることを特徴とする前記1項に記載の扁平トナー。
が、 0μm≦(r1−r2)/2≦3μm であることを特徴とする前記1項に記載の扁平トナー。
【0009】3.水系媒体中で重合して得られたトナー
母体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁
平化したものであることを特徴とする前記1又は2項に
記載の扁平トナー。
母体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁
平化したものであることを特徴とする前記1又は2項に
記載の扁平トナー。
【0010】4.前記トナー母体粒子が、数平均粒子径
が10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得られ
た2次粒子であることを特徴とする前記3項に記載の扁
平トナー。
が10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得られ
た2次粒子であることを特徴とする前記3項に記載の扁
平トナー。
【0011】5.樹脂と着色剤を含有する扁平トナーで
あって、該扁平トナーの扁平面端部が鋭い凹凸部を有し
ない滑らかな面であることを特徴とする扁平トナー。
あって、該扁平トナーの扁平面端部が鋭い凹凸部を有し
ない滑らかな面であることを特徴とする扁平トナー。
【0012】6.前記扁平トナーの扁平面の平均円相当
径をr(μm)、前記扁平面端部の凸部の平均曲率半径
をrc(μm)とするとき、 0.01≦rc/r であることを特徴とする前記5項に記載の扁平トナー。
径をr(μm)、前記扁平面端部の凸部の平均曲率半径
をrc(μm)とするとき、 0.01≦rc/r であることを特徴とする前記5項に記載の扁平トナー。
【0013】7.前記扁平面端部の凹部の平均深さをd
c(μm)とするとき、 dc/r≦0.3 であることを特徴とする前記5又は6項に記載の扁平ト
ナー。
c(μm)とするとき、 dc/r≦0.3 であることを特徴とする前記5又は6項に記載の扁平ト
ナー。
【0014】8.前記扁平トナーの平均厚さをd(μ
m)としたとき、 2≦r/d≦5 であることを特徴とする前記5〜7項の何れか1項に記
載の扁平トナー。
m)としたとき、 2≦r/d≦5 であることを特徴とする前記5〜7項の何れか1項に記
載の扁平トナー。
【0015】9.水系媒体中で重合して得られたトナー
母体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁
平化したものであることを特徴とする前記5〜8項の何
れか1項に記載の扁平トナー。
母体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁
平化したものであることを特徴とする前記5〜8項の何
れか1項に記載の扁平トナー。
【0016】10.前記トナー母体粒子が、数平均粒子
径が10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得ら
れた2次粒子であることを特徴とする前記9項に記載の
扁平トナー。
径が10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得ら
れた2次粒子であることを特徴とする前記9項に記載の
扁平トナー。
【0017】11.樹脂と着色剤を含有するトナー母体
粒子を液中に分散した分散液に対し、第1の温度条件下
で第1の機械的剪断力を付与して該トナー母体粒子を整
形する第1の整形工程と、該第1の整形工程を施した分
散液に対し、第2の温度条件下で第2の機械的剪断力を
付与して該トナー母体粒子をさらに整形する第2の整形
工程とを有することを特徴とする扁平トナーの製造方
法。
粒子を液中に分散した分散液に対し、第1の温度条件下
で第1の機械的剪断力を付与して該トナー母体粒子を整
形する第1の整形工程と、該第1の整形工程を施した分
散液に対し、第2の温度条件下で第2の機械的剪断力を
付与して該トナー母体粒子をさらに整形する第2の整形
工程とを有することを特徴とする扁平トナーの製造方
法。
【0018】12.前記第1の整形工程はトナー母体粒
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子の扁平面端部の凹凸を滑らかに
する工程であることを特徴とする前記11項に記載の扁
平トナーの製造方法。
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子の扁平面端部の凹凸を滑らかに
する工程であることを特徴とする前記11項に記載の扁
平トナーの製造方法。
【0019】13.前記第1の整形工程はトナー母体粒
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子の扁平面の形状を円形化する工
程であることを特徴とする前記11項に記載の扁平トナ
ーの製造方法。
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子の扁平面の形状を円形化する工
程であることを特徴とする前記11項に記載の扁平トナ
ーの製造方法。
【0020】14.前記第2の温度条件を前記第1の温
度条件よりも高くする、或いは前記第2の機械的剪断力
を第1の機械的剪断力よりも小さくすることを特徴とす
る前記12又は13項に記載の扁平トナーの製造方法。
度条件よりも高くする、或いは前記第2の機械的剪断力
を第1の機械的剪断力よりも小さくすることを特徴とす
る前記12又は13項に記載の扁平トナーの製造方法。
【0021】15.前記第1の整形工程はトナー母体粒
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子をさらに扁平化する工程である
ことを特徴とする前記11項に記載の扁平トナーの製造
方法。
子を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平
化されたトナー母体粒子をさらに扁平化する工程である
ことを特徴とする前記11項に記載の扁平トナーの製造
方法。
【0022】16.前記第2の温度条件を前記第1の温
度条件よりも低くする、或いは前記第2の機械的剪断力
を第1の機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とす
る前記15項に記載の扁平トナーの製造方法。
度条件よりも低くする、或いは前記第2の機械的剪断力
を第1の機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とす
る前記15項に記載の扁平トナーの製造方法。
【0023】17.前記第1の整形工程はトナー母体粒
子を球形化する工程であり、前記第2の整形工程は球形
化されたトナー母体粒子を扁平化する工程であることを
特徴とする前記11項に記載の扁平トナーの製造方法。
子を球形化する工程であり、前記第2の整形工程は球形
化されたトナー母体粒子を扁平化する工程であることを
特徴とする前記11項に記載の扁平トナーの製造方法。
【0024】18.前記第2の機械的剪断力を前記第1
の機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とする前記
17項に記載の扁平トナーの製造方法。
の機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とする前記
17項に記載の扁平トナーの製造方法。
【0025】19.前記第1の整形工程と前記第2の整
形工程を連続して行い、且つ、前記第1の整形工程で得
られたトナー母体粒子の形状に応じて前記第2の温度条
件又は前記第2の機械的剪断力の大きさを変更すること
を特徴とする前記11〜18項の何れか1項に記載の扁
平トナーの製造方法。
形工程を連続して行い、且つ、前記第1の整形工程で得
られたトナー母体粒子の形状に応じて前記第2の温度条
件又は前記第2の機械的剪断力の大きさを変更すること
を特徴とする前記11〜18項の何れか1項に記載の扁
平トナーの製造方法。
【0026】20.像形成体上に扁平トナーを用いてト
ナー像を形成し、該トナー像を転写材上又は中間転写体
上に転写する画像形成方法において、該扁平トナーの扁
平面の平均円相当径をr(μm)、平均厚さをd(μ
m)とするとき、 6μm≦r≦15μm 2μm≦d≦4μm 2≦r/d≦5 であり、扁平面端部が鋭い凹凸部を有しない滑らかな面
である扁平トナーを用いることを特徴とする画像形成方
法。
ナー像を形成し、該トナー像を転写材上又は中間転写体
上に転写する画像形成方法において、該扁平トナーの扁
平面の平均円相当径をr(μm)、平均厚さをd(μ
m)とするとき、 6μm≦r≦15μm 2μm≦d≦4μm 2≦r/d≦5 であり、扁平面端部が鋭い凹凸部を有しない滑らかな面
である扁平トナーを用いることを特徴とする画像形成方
法。
【0027】21.複数の扁平トナーを用いて形成した
複数のトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形成する
ことを特徴とする前記20項に記載の画像形成方法。
複数のトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形成する
ことを特徴とする前記20項に記載の画像形成方法。
【0028】即ち、本発明者らは、鋭意研究した結果、
電子写真法によりカラー原稿の印字率が25%の画像
を、カラートナーを重ね合わせてプリントした場合、通
常の球状或いは不定形トナーを用いると、トナー付着量
がA−4版プリント1枚当たり80〜100mg必要で
トナー層が厚くなってしまったが、特定の形状の扁平ト
ナーを用いると、トナー付着量がA−4版プリント1枚
当たり20〜40mgとトナー層が薄くても高濃度の画
像が得られ、プリント表面の凹凸が少なく、光沢ムラが
少ない優れた画像を得ることが出来、且つ、カブリ及び
トナー散りが無い高画質の画像を長期間にわたり得るこ
とが出来ることを見いだした。
電子写真法によりカラー原稿の印字率が25%の画像
を、カラートナーを重ね合わせてプリントした場合、通
常の球状或いは不定形トナーを用いると、トナー付着量
がA−4版プリント1枚当たり80〜100mg必要で
トナー層が厚くなってしまったが、特定の形状の扁平ト
ナーを用いると、トナー付着量がA−4版プリント1枚
当たり20〜40mgとトナー層が薄くても高濃度の画
像が得られ、プリント表面の凹凸が少なく、光沢ムラが
少ない優れた画像を得ることが出来、且つ、カブリ及び
トナー散りが無い高画質の画像を長期間にわたり得るこ
とが出来ることを見いだした。
【0029】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
扁平トナーは、樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤を
付着させた特定の形状を有するものである。即ち、本発
明の扁平トナーは、トナーの平均長径(r1)と平均短
径(r2)の平均値が6〜15μm、平均厚さ(d)が
2〜4μm、平均長径(r1)、平均短径(r2)、平均
厚さ(d)の平均値が4〜10μmで、樹脂と着色剤を
含有し、外添剤を表面に付着しているものである。
扁平トナーは、樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤を
付着させた特定の形状を有するものである。即ち、本発
明の扁平トナーは、トナーの平均長径(r1)と平均短
径(r2)の平均値が6〜15μm、平均厚さ(d)が
2〜4μm、平均長径(r1)、平均短径(r2)、平均
厚さ(d)の平均値が4〜10μmで、樹脂と着色剤を
含有し、外添剤を表面に付着しているものである。
【0030】実際、このような扁平トナーを使用する
と、トナー付着量を少なくし、トナー層を極端に薄くし
ても高濃度の画像が得られ、カブリ、トナーの散りが無
い高品質の画像を長期間にわたり得ることが出来る。
と、トナー付着量を少なくし、トナー層を極端に薄くし
ても高濃度の画像が得られ、カブリ、トナーの散りが無
い高品質の画像を長期間にわたり得ることが出来る。
【0031】さらに、本発明の扁平トナーは、扁平面の
真円からのずれ((r1−r2)/2)が0〜3μmであ
り、平均円相当径をrとし、扁平面端部の凸部の平均曲
率半径をrc(μm)としたとき、rc/rが、0.0
1以上、扁平面端部の凹部の平均深さをdc(μm)と
したとき、dc/rが0.3以下、扁平度(r/d)が
2〜5であることが好ましい。
真円からのずれ((r1−r2)/2)が0〜3μmであ
り、平均円相当径をrとし、扁平面端部の凸部の平均曲
率半径をrc(μm)としたとき、rc/rが、0.0
1以上、扁平面端部の凹部の平均深さをdc(μm)と
したとき、dc/rが0.3以下、扁平度(r/d)が
2〜5であることが好ましい。
【0032】扁平トナーの平均長径(r1)と平均短径
(r2)の2点平均値が6μm未満、平均厚さ(d)が
2μm未満、平均長径(r1)、平均短径(r2)、平均
厚さ(d)の3点平均値が4μm未満であると、トナー
が細かすぎトナー粒子を吸い込んだ場合、塵肺等の疾病
を患うおそれがあり、安全衛生上好ましくない。平均長
径(r1)と平均短径(r2)の2点平均値が15μmを
越え、平均厚さ(d)が4μmを越え、平均長径
(r1)、平均短径(r2)、平均厚さ(d)の3点平均
値が10μmを越えると高品質の画像が得られず好まし
くない。
(r2)の2点平均値が6μm未満、平均厚さ(d)が
2μm未満、平均長径(r1)、平均短径(r2)、平均
厚さ(d)の3点平均値が4μm未満であると、トナー
が細かすぎトナー粒子を吸い込んだ場合、塵肺等の疾病
を患うおそれがあり、安全衛生上好ましくない。平均長
径(r1)と平均短径(r2)の2点平均値が15μmを
越え、平均厚さ(d)が4μmを越え、平均長径
(r1)、平均短径(r2)、平均厚さ(d)の3点平均
値が10μmを越えると高品質の画像が得られず好まし
くない。
【0033】又、扁平トナーの真円からのずれ((r1
−r2)/2)が、3μmを越えると扁平トナーが細長
くなりすぎ現像器内で現像剤の現像性が悪くなり、画像
濃度が低下し好ましくない。
−r2)/2)が、3μmを越えると扁平トナーが細長
くなりすぎ現像器内で現像剤の現像性が悪くなり、画像
濃度が低下し好ましくない。
【0034】又、扁平トナーの扁平面端部に鋭い凸部を
有すると、即ち、扁平トナーのrc/rが、0.01未
満であると、端部の滑らかさが無くなり、端部に電荷が
集中し、扁平トナーの扁平面が像形成体に向けて付着し
にくくなりトナーが層状に現像されにくく、トナー層が
厚くなり好ましくない。
有すると、即ち、扁平トナーのrc/rが、0.01未
満であると、端部の滑らかさが無くなり、端部に電荷が
集中し、扁平トナーの扁平面が像形成体に向けて付着し
にくくなりトナーが層状に現像されにくく、トナー層が
厚くなり好ましくない。
【0035】又、扁平トナーの扁平面端部の凹部が深す
ぎると、即ち、dc/rが、0.3を越えると、扁平ト
ナーが割れやすくなり、長期間プリント中に現像器内で
破砕され、超微粉が発生することによりカブリが生じ好
ましくない。
ぎると、即ち、dc/rが、0.3を越えると、扁平ト
ナーが割れやすくなり、長期間プリント中に現像器内で
破砕され、超微粉が発生することによりカブリが生じ好
ましくない。
【0036】又、扁平トナーの扁平度r/dが、2未満
であると、トナーの扁平面が像形成体に向けて付着しに
くくなりトナーが層状に現像されにくく、トナー層が厚
くなり好ましくなく、5を越えると、扁平トナーが薄く
なりすぎ長期間プリント中に現像器内で破砕され、超微
粉が発生することによりカブリが生じ好ましくない。
であると、トナーの扁平面が像形成体に向けて付着しに
くくなりトナーが層状に現像されにくく、トナー層が厚
くなり好ましくなく、5を越えると、扁平トナーが薄く
なりすぎ長期間プリント中に現像器内で破砕され、超微
粉が発生することによりカブリが生じ好ましくない。
【0037】扁平トナーを上記の形状とすることによ
り、扁平トナーを用いて現像を行い像形成体(感光体)
上にトナー像を形成すると、像形成体上の扁平トナーは
扁平面を像形成体上に向けて、より層状に付着するよう
になる。又、扁平トナーは像形成体上から中間転写体又
は転写材へ転写時、或いは中間転写体から転写材へ転写
時も、扁平トナーの扁平面を中間転写体上或いは転写材
上に向けて層状に付着している。
り、扁平トナーを用いて現像を行い像形成体(感光体)
上にトナー像を形成すると、像形成体上の扁平トナーは
扁平面を像形成体上に向けて、より層状に付着するよう
になる。又、扁平トナーは像形成体上から中間転写体又
は転写材へ転写時、或いは中間転写体から転写材へ転写
時も、扁平トナーの扁平面を中間転写体上或いは転写材
上に向けて層状に付着している。
【0038】本発明の特定の形状を有する扁平トナー粒
子は、そのままでは現像性が悪く良好な画像濃度を得る
ことが出来ないので、現像性を向上させて良好な画像を
得るため後述の外添剤を扁平トナー粒子に添加し、扁平
トナー粒子の表面に外添剤を付着させ、扁平トナーとし
て使用する。外添剤の添加量は、扁平トナー粒子100
質量部に対して0.1〜5質量部が好ましい。添加量が
0.1質量部未満であると添加量が少なすぎ現像性を向
上させることが不十分で、5質量部を越えると扁平トナ
ー粒子表面に付着しきれない遊離した外添剤によって現
像性が逆に低下し好ましくない。
子は、そのままでは現像性が悪く良好な画像濃度を得る
ことが出来ないので、現像性を向上させて良好な画像を
得るため後述の外添剤を扁平トナー粒子に添加し、扁平
トナー粒子の表面に外添剤を付着させ、扁平トナーとし
て使用する。外添剤の添加量は、扁平トナー粒子100
質量部に対して0.1〜5質量部が好ましい。添加量が
0.1質量部未満であると添加量が少なすぎ現像性を向
上させることが不十分で、5質量部を越えると扁平トナ
ー粒子表面に付着しきれない遊離した外添剤によって現
像性が逆に低下し好ましくない。
【0039】扁平トナーの表面帯電状態は、略均一に帯
電されており、この為、像形成体と、扁平トナー端部と
よりも扁平トナーの扁平面とのクーロン力が高くなるた
め、扁平面を付着させることになると考えられる。この
様にして像形成体上、中間転写材上或いは転写材上に、
扁平トナーはその扁平面を寝かせて横方向に並び、扁平
面どうしで重なりやすく層状になり、転写によっても安
定したトナー画像が保たれると推定される。
電されており、この為、像形成体と、扁平トナー端部と
よりも扁平トナーの扁平面とのクーロン力が高くなるた
め、扁平面を付着させることになると考えられる。この
様にして像形成体上、中間転写材上或いは転写材上に、
扁平トナーはその扁平面を寝かせて横方向に並び、扁平
面どうしで重なりやすく層状になり、転写によっても安
定したトナー画像が保たれると推定される。
【0040】扁平度が不充分なトナー、球形及び不定形
トナーでは、扁平面を一様に像形成体に向けて層状に付
着せず、ランダムな付着状態になっていること、及び転
写、定着工程でトナー散りやトナー画像の広がりが観察
された。
トナーでは、扁平面を一様に像形成体に向けて層状に付
着せず、ランダムな付着状態になっていること、及び転
写、定着工程でトナー散りやトナー画像の広がりが観察
された。
【0041】扁平度が不適当なトナー、球形及び不定形
トナーとは、本発明で規定した扁平トナー形状からはず
れた形状のもので、粉砕法で作製したトナー、重合法で
作製したトナー、或いはトナーの扁平化処理が不適当で
あったトナー等が該当する。
トナーとは、本発明で規定した扁平トナー形状からはず
れた形状のもので、粉砕法で作製したトナー、重合法で
作製したトナー、或いはトナーの扁平化処理が不適当で
あったトナー等が該当する。
【0042】図1及び図2は本発明の扁平トナーの一例
を示す模式図である。図1において、r1′は扁平トナ
ーの長径、r2′は短径、d′は厚さを示す。
を示す模式図である。図1において、r1′は扁平トナ
ーの長径、r2′は短径、d′は厚さを示す。
【0043】図2において、r′は扁平面の円相当径、
rc′は扁平面端部の凸部の曲率半径、dc′は扁平面
端部の凹部の深さを示す。
rc′は扁平面端部の凸部の曲率半径、dc′は扁平面
端部の凹部の深さを示す。
【0044】図3は像形成体上に付着した扁平トナーの
付着状態の一例を示す模式図である。
付着状態の一例を示す模式図である。
【0045】図3において、10は像形成体である感光
体ドラム(感光体)を示し、301は扁平トナーを示
す。
体ドラム(感光体)を示し、301は扁平トナーを示
す。
【0046】本発明の扁平トナーは、樹脂と着色剤を含
有するトナー母体粒子を、液中に分散した分散液に対
し、第1の温度条件下で第1の剪断力を加えて該トナー
母体粒子を整形する第1の整形工程と、該第1の整形工
程を施した分散液に対し、第2の温度条件下で第2の剪
断力を加えて該トナー母体粒子をさらに整形する第2の
整形工程により製造することが出来る。
有するトナー母体粒子を、液中に分散した分散液に対
し、第1の温度条件下で第1の剪断力を加えて該トナー
母体粒子を整形する第1の整形工程と、該第1の整形工
程を施した分散液に対し、第2の温度条件下で第2の剪
断力を加えて該トナー母体粒子をさらに整形する第2の
整形工程により製造することが出来る。
【0047】本発明の扁平トナーは、水媒体中で懸濁重
合法や、乳化重合法で作製した数平均粒子径10〜50
0nmの樹脂粒子を塩析/融着させて2次粒子を作製
し、該2次粒子をトナー母体粒子として第1の整形工程
と第2の整形工程を経て製造することが出来る。
合法や、乳化重合法で作製した数平均粒子径10〜50
0nmの樹脂粒子を塩析/融着させて2次粒子を作製
し、該2次粒子をトナー母体粒子として第1の整形工程
と第2の整形工程を経て製造することが出来る。
【0048】尚、数平均粒子径は、光散乱電気泳動粒径
測定装置「ELS−800」(大塚電子工業株式会社
製)で測定することが出来る。
測定装置「ELS−800」(大塚電子工業株式会社
製)で測定することが出来る。
【0049】塩析/融着とは、重合工程によって生成さ
れた樹脂微粒子を凝集剤により塩析させ、余分な分散
剤、界面活性剤等を除却すると同時に加熱融着により樹
脂粒子の大きさを調整することを云う。
れた樹脂微粒子を凝集剤により塩析させ、余分な分散
剤、界面活性剤等を除却すると同時に加熱融着により樹
脂粒子の大きさを調整することを云う。
【0050】即ち、重合性単量体中に、着色剤や必要に
応じて離型剤、荷電制御剤、さらに重合開始剤等の各種
構成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サン
ドグラインダー、超音波分散機等で重合性単量体に各種
構成材料を溶解あるいは分散させる。
応じて離型剤、荷電制御剤、さらに重合開始剤等の各種
構成材料を添加し、ホモジナイザー、サンドミル、サン
ドグラインダー、超音波分散機等で重合性単量体に各種
構成材料を溶解あるいは分散させる。
【0051】この各種構成材料が溶解あるいは分散され
た液を、分散安定剤を含有した水系媒体中で、ホモミキ
サーやホモジナイザー等を使用し重合させ所望の大きさ
の樹脂粒子を作製する。その後、撹拌翼を有する撹拌機
構付きの反応装置へ移し、塩析/融着後重合反応を完了
させ、2次粒子(トナー母体粒子)を作製する。
た液を、分散安定剤を含有した水系媒体中で、ホモミキ
サーやホモジナイザー等を使用し重合させ所望の大きさ
の樹脂粒子を作製する。その後、撹拌翼を有する撹拌機
構付きの反応装置へ移し、塩析/融着後重合反応を完了
させ、2次粒子(トナー母体粒子)を作製する。
【0052】その後、加熱された状態で加圧された隘路
を循環させる工程を2段階で行い形状を扁平にし、濾
過、洗浄して分散安定剤等を除去し、乾燥して本発明の
扁平トナーを製造することが出来る。
を循環させる工程を2段階で行い形状を扁平にし、濾
過、洗浄して分散安定剤等を除去し、乾燥して本発明の
扁平トナーを製造することが出来る。
【0053】図4は撹拌翼を備えた撹拌槽の一例を示す
斜視図である。図4において、撹拌槽の外周部に熱交換
用のジャケット401を装着した縦型円筒状の撹拌槽4
02内の中心部に回転軸403を垂設し、該回転軸40
3に撹拌槽402の底面に近接させて配設された下段の
撹拌翼404と、より上段に配設された撹拌翼405が
ある。上段の撹拌翼405は、下段に位置する撹拌翼4
04に対して回転方向に先行した交差角αをもって配設
されている。交差角αは90度未満であることが好まし
い。この交差角の下限は特に限定されるものでは無い
が、5度以上、好ましくは10度以上あればよい。
斜視図である。図4において、撹拌槽の外周部に熱交換
用のジャケット401を装着した縦型円筒状の撹拌槽4
02内の中心部に回転軸403を垂設し、該回転軸40
3に撹拌槽402の底面に近接させて配設された下段の
撹拌翼404と、より上段に配設された撹拌翼405が
ある。上段の撹拌翼405は、下段に位置する撹拌翼4
04に対して回転方向に先行した交差角αをもって配設
されている。交差角αは90度未満であることが好まし
い。この交差角の下限は特に限定されるものでは無い
が、5度以上、好ましくは10度以上あればよい。
【0054】樹脂を構成する重合性単量体として使用さ
れるものとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロ
ロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレン等のスチレン、ス
チレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチル
アミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等の
メタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸フェニル等の、アクリル酸エステル誘導体、
エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン
類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プ
ロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等の
ビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケト
ン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビ
ニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合
物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合
物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリ
ルアミド等のアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体等
が挙げられる。これらの中でビニル系単量体は単独ある
いは組み合わせて使用することが出来る。
れるものとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロ
ロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレン等のスチレン、ス
チレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチル
アミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等の
メタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸フェニル等の、アクリル酸エステル誘導体、
エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン
類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プ
ロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等の
ビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケト
ン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビ
ニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合
物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合
物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリ
ルアミド等のアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体等
が挙げられる。これらの中でビニル系単量体は単独ある
いは組み合わせて使用することが出来る。
【0055】又、樹脂を構成する重合性単量体としてイ
オン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが
さらに好ましい。例えば、カルボキシル基、スルフォン
酸基、リン酸基等の置換基を単量体の構成基として有す
るもので、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレイ
ン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエ
ステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、3
−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリ
レート等が挙げられる。
オン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが
さらに好ましい。例えば、カルボキシル基、スルフォン
酸基、リン酸基等の置換基を単量体の構成基として有す
るもので、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレイ
ン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエ
ステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、3
−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリ
レート等が挙げられる。
【0056】さらに、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、
ネオペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビ
ニル類を使用して架橋構造の樹脂とすることも出来る。
コールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、
ネオペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビ
ニル類を使用して架橋構造の樹脂とすることも出来る。
【0057】これら重合性単量体はラジカル重合開始剤
を用いて重合することが出来る。この場合、懸濁重合法
では油溶性重合開始剤を用いることが出来る。この油溶
性重合開始剤としては、例えば、2,2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シクロ
ヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス
−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重
合開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンペルオキサイド、ジイソプロピルペルオキシカーボ
ネート、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒド
ロペルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジ
クミルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペ
ルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビ
ス−(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)
プロパン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジ
ン等の過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する
高分子開始剤等を挙げることが出来る。
を用いて重合することが出来る。この場合、懸濁重合法
では油溶性重合開始剤を用いることが出来る。この油溶
性重合開始剤としては、例えば、2,2′−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビスイソブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シクロ
ヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス
−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重
合開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンペルオキサイド、ジイソプロピルペルオキシカーボ
ネート、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチルヒド
ロペルオキサイド、ジ−t−ブチルペルオキサイド、ジ
クミルペルオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルペ
ルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、2,2−ビ
ス−(4,4−t−ブチルペルオキシシクロヘキシル)
プロパン、トリス−(t−ブチルペルオキシ)トリアジ
ン等の過酸化物系重合開始剤や過酸化物を側鎖に有する
高分子開始剤等を挙げることが出来る。
【0058】又、乳化重合法を用いる場合には水溶性ラ
ジカル重合開始剤を使用することが出来る。水溶性ラジ
カル重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロ
パン酢酸塩、アゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸
化水素等を挙げることが出来る。
ジカル重合開始剤を使用することが出来る。水溶性ラジ
カル重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、アゾビスアミノジプロ
パン酢酸塩、アゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸
化水素等を挙げることが出来る。
【0059】分散安定剤としては、例えば、リン酸三カ
ルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、ベントナイト、シリカ、アルミナ等を挙げること
が出来る。さらに、ポリビニルアルコール、ゼラチン、
メチルセルロース、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナト
リウム、エチレンオキサイド付加物、高級アルコール硫
酸ナトリウム等の界面活性剤として一般的に使用されて
いるものを分散安定剤として使用することが出来る。
ルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸ア
ルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸
化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、ベントナイト、シリカ、アルミナ等を挙げること
が出来る。さらに、ポリビニルアルコール、ゼラチン、
メチルセルロース、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナト
リウム、エチレンオキサイド付加物、高級アルコール硫
酸ナトリウム等の界面活性剤として一般的に使用されて
いるものを分散安定剤として使用することが出来る。
【0060】本発明において優れた樹脂としては、ガラ
ス転移点が20〜90℃のものが好ましく、軟化点が8
0〜220℃のものが好ましい。ガラス転移点は示差熱
量分析方法で測定されるものであり、軟化点は高化式フ
ローテスターで測定することが出来る。さらに、これら
樹脂としてはゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により測定される分子量が数平均分子量(Mn)で10
00〜100000、重量平均分子量(Mw)で200
0〜1000000のものが好ましい。さらに、分子量
分布として、Mw/Mnが1.5〜100、特に1.8
〜70のものが好ましい。
ス転移点が20〜90℃のものが好ましく、軟化点が8
0〜220℃のものが好ましい。ガラス転移点は示差熱
量分析方法で測定されるものであり、軟化点は高化式フ
ローテスターで測定することが出来る。さらに、これら
樹脂としてはゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により測定される分子量が数平均分子量(Mn)で10
00〜100000、重量平均分子量(Mw)で200
0〜1000000のものが好ましい。さらに、分子量
分布として、Mw/Mnが1.5〜100、特に1.8
〜70のものが好ましい。
【0061】本発明の扁平トナーは少なくとも樹脂と着
色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着性改良
剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することも出来
る。
色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着性改良
剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することも出来
る。
【0062】本発明の扁平トナーに使用する着色剤とし
ては、例えば、カーボンブラック、磁性体、染料、顔料
等を任意に使用することが出来る。
ては、例えば、カーボンブラック、磁性体、染料、顔料
等を任意に使用することが出来る。
【0063】カーボンブラックとしては、例えば、チャ
ンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラ
ック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用され
る。磁性体としては、例えば、鉄、ニッケル、コバルト
等の強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライ
ト、マグネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属
を含まないが熱処理することにより強磁性を示す合金、
例えばマンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫
等のホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロ
ム等を用いることが出来る。
ンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラ
ック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用され
る。磁性体としては、例えば、鉄、ニッケル、コバルト
等の強磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライ
ト、マグネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属
を含まないが熱処理することにより強磁性を示す合金、
例えばマンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫
等のホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロ
ム等を用いることが出来る。
【0064】染料としては、例えば、C.I.ソルベン
トレッド1、同49、同52、同58、同63、同11
1、同122、C.I.ソルベントイエロー19、同4
4、同77、同79、同81、同82、同93、同9
8、同103、同104、同112、同162、C.
I.ソルベントブルー25、同36、同60、同70、
同93、同95等を用いることができ、またこれらの混
合物も用いることが出来る。顔料としては、例えば、
C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:
1、同57:1、同122、同139、同144、同1
49、同166、同177、同178、同222、C.
I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメ
ントイエロー14、同17、同93、同94、同13
8、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメン
トブルー15:3、同60等を用いることが出来る。上
記染料及び顔料は単独或いは混合して用いることが出来
る。着色剤の数平均1次粒子径は種類により多様である
が、概ね10〜200nmが好ましい。
トレッド1、同49、同52、同58、同63、同11
1、同122、C.I.ソルベントイエロー19、同4
4、同77、同79、同81、同82、同93、同9
8、同103、同104、同112、同162、C.
I.ソルベントブルー25、同36、同60、同70、
同93、同95等を用いることができ、またこれらの混
合物も用いることが出来る。顔料としては、例えば、
C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:
1、同57:1、同122、同139、同144、同1
49、同166、同177、同178、同222、C.
I.ピグメントオレンジ31、同43、C.I.ピグメ
ントイエロー14、同17、同93、同94、同13
8、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメン
トブルー15:3、同60等を用いることが出来る。上
記染料及び顔料は単独或いは混合して用いることが出来
る。着色剤の数平均1次粒子径は種類により多様である
が、概ね10〜200nmが好ましい。
【0065】着色剤の添加方法としては、単量体を重合
させる段階で着色剤を添加し、重合して着色粒子とする
方法等を用いることが出来る。尚、着色剤は重合体を作
製する段階で添加する場合はラジカル重合性を阻害しな
い様に表面をカップリング剤等で処理して使用すること
が好ましい。
させる段階で着色剤を添加し、重合して着色粒子とする
方法等を用いることが出来る。尚、着色剤は重合体を作
製する段階で添加する場合はラジカル重合性を阻害しな
い様に表面をカップリング剤等で処理して使用すること
が好ましい。
【0066】さらに、定着性改良剤としての低分子量ポ
リプロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や
低分子量ポリエチレン等を添加してもよい。
リプロピレン(数平均分子量=1500〜9000)や
低分子量ポリエチレン等を添加してもよい。
【0067】荷電制御剤も同様に種々の公知のもので、
且つ水中に分散することが出来るものを使用することが
出来る。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
且つ水中に分散することが出来るものを使用することが
出来る。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
【0068】尚、これら荷電制御剤や定着性改良剤の粒
子は、分散した状態で数平均粒子径が10〜500nm
程度とすることが好ましい。
子は、分散した状態で数平均粒子径が10〜500nm
程度とすることが好ましい。
【0069】又、本発明の扁平トナーは、現像性の改良
やクリーニング性の向上などの目的で、外添剤として無
機微粒子や有機微粒子等の微粒子を扁平トナー粒子に添
加し、扁平トナー粒子の表面に外添剤を付着させること
により作製することが出来る。
やクリーニング性の向上などの目的で、外添剤として無
機微粒子や有機微粒子等の微粒子を扁平トナー粒子に添
加し、扁平トナー粒子の表面に外添剤を付着させること
により作製することが出来る。
【0070】外添剤として用いる無機微粒子や有機微粒
子等の微粒子は特に限定されず、従来公知のものを使用
することが出来る。
子等の微粒子は特に限定されず、従来公知のものを使用
することが出来る。
【0071】無機微粒子としては、例えば、シリカ、チ
タニア及びアルミナ等の無機酸化物粒子の使用が好まし
く、さらに、これら無機微粒子はシランカップリング剤
やチタンカップリング剤等によって疎水化処理されてい
ることが好ましい。疎水化処理の程度としては特に限定
されるものでは無いが、メタノールウェッタビリティー
として40〜95のものが好ましい。メタノールウェッ
タビリティーとは、メタノールに対する濡れ性を評価す
るものである。この方法は、内容量200mlのビーカ
ー中に入れた蒸留水50mlに、測定対象の無機微粒子
を0.2g秤量し添加する。メタノールを先端が液体中
に浸漬されているビュレットから、ゆっくり撹拌した状
態で無機微粒子の全体が濡れるまでゆっくり滴下する。
この無機微粒子を完全に濡らすために必要なメタノール
の量をa(ml)とした場合に、下記式により疎水化度
が算出される。
タニア及びアルミナ等の無機酸化物粒子の使用が好まし
く、さらに、これら無機微粒子はシランカップリング剤
やチタンカップリング剤等によって疎水化処理されてい
ることが好ましい。疎水化処理の程度としては特に限定
されるものでは無いが、メタノールウェッタビリティー
として40〜95のものが好ましい。メタノールウェッ
タビリティーとは、メタノールに対する濡れ性を評価す
るものである。この方法は、内容量200mlのビーカ
ー中に入れた蒸留水50mlに、測定対象の無機微粒子
を0.2g秤量し添加する。メタノールを先端が液体中
に浸漬されているビュレットから、ゆっくり撹拌した状
態で無機微粒子の全体が濡れるまでゆっくり滴下する。
この無機微粒子を完全に濡らすために必要なメタノール
の量をa(ml)とした場合に、下記式により疎水化度
が算出される。
【0072】疎水化度=(a/(a+50))×100 有機微粒子としては、例えば、数平均一次粒子径が10
〜2000nm程度の球形の有機微粒子を使用すること
ができる。このものとしては、スチレンやメチルメタク
リレート等の単独重合体やこれらの共重合体を使用する
ことが出来る。
〜2000nm程度の球形の有機微粒子を使用すること
ができる。このものとしては、スチレンやメチルメタク
リレート等の単独重合体やこれらの共重合体を使用する
ことが出来る。
【0073】又、外添剤は種々のものを組み合わせて使
用してもよい。本発明に係る扁平化処理は、例えば、下
記の方法で行うことが出来る。
用してもよい。本発明に係る扁平化処理は、例えば、下
記の方法で行うことが出来る。
【0074】(1)第1の整形工程でトナー母体粒子を
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子の扁平面端部の凹凸を滑らかにして製造する方法。
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子の扁平面端部の凹凸を滑らかにして製造する方法。
【0075】(2)第1の整形工程でトナー母体粒子を
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子の扁平面の形状を円形化して製造する方法。
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子の扁平面の形状を円形化して製造する方法。
【0076】尚、(1)、(2)の製造方法において
は、第2の温度条件を第1の整形工程の温度条件よりも
高くする、或いは第2の整形工程の機械的剪断力を第1
の整形工程の機械的剪断力よりも小さくする条件が好ま
しい。
は、第2の温度条件を第1の整形工程の温度条件よりも
高くする、或いは第2の整形工程の機械的剪断力を第1
の整形工程の機械的剪断力よりも小さくする条件が好ま
しい。
【0077】(3)第1の整形工程でトナー母体粒子を
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子をさらに扁平化して製造する方法。
扁平化し、第2の整形工程で扁平化されたトナー母体粒
子をさらに扁平化して製造する方法。
【0078】尚、(3)の製造方法においては、第2の
温度条件を第1の整形工程の温度条件よりも低くする、
或いは第2の整形工程の機械的剪断力を第1の整形工程
の機械的剪断力よりも大きくする条件が好ましい。
温度条件を第1の整形工程の温度条件よりも低くする、
或いは第2の整形工程の機械的剪断力を第1の整形工程
の機械的剪断力よりも大きくする条件が好ましい。
【0079】(4)第1の整形工程でトナー母体粒子を
球形化し、第2の整形工程で球形化されたトナー母体粒
子を扁平化して製造する方法。
球形化し、第2の整形工程で球形化されたトナー母体粒
子を扁平化して製造する方法。
【0080】尚、(4)の製造方法においては、第2の
機械的剪断力を第1の整形工程の機械的剪断力よりも大
きい条件が好ましい。
機械的剪断力を第1の整形工程の機械的剪断力よりも大
きい条件が好ましい。
【0081】更に、上記の各製造方法においては、第1
の整形工程と第2の整形工程を連続して行い、第1の整
形工程で得られたトナー母体粒子の形状に応じて、第2
の整形工程の温度条件又は機械的剪断力の条件を変更す
ることが好ましい。
の整形工程と第2の整形工程を連続して行い、第1の整
形工程で得られたトナー母体粒子の形状に応じて、第2
の整形工程の温度条件又は機械的剪断力の条件を変更す
ることが好ましい。
【0082】扁平化処理は、加熱状態で剪断力がかけら
れる装置を用いれば良く、具体的にはアニュラー型連続
湿式撹拌ミル、ピストン型高圧式均質化機或いはインラ
インスクリュウポンプ等で行うことが出来る。
れる装置を用いれば良く、具体的にはアニュラー型連続
湿式撹拌ミル、ピストン型高圧式均質化機或いはインラ
インスクリュウポンプ等で行うことが出来る。
【0083】図5はアニュラー型連続湿式撹拌ミルの一
例を示す要部断面図である。アニュラー型連続湿式撹拌
ミルは、既に知られているミルの1種で、断面三角形の
アニュラー型(環状)のステータ501内にほぼ同じ形
状を有するロータ502が回転し、このステータ501
とロータ502との間の幅の狭い間隙、即ち、破砕帯5
03にメディア504が充填されていて、ミルに供給さ
れる80%まで重合が進んだトナー母体粒子を含む溶液
に機械的剪断力を与え、トナー母体粒子の形状を扁平化
する。
例を示す要部断面図である。アニュラー型連続湿式撹拌
ミルは、既に知られているミルの1種で、断面三角形の
アニュラー型(環状)のステータ501内にほぼ同じ形
状を有するロータ502が回転し、このステータ501
とロータ502との間の幅の狭い間隙、即ち、破砕帯5
03にメディア504が充填されていて、ミルに供給さ
れる80%まで重合が進んだトナー母体粒子を含む溶液
に機械的剪断力を与え、トナー母体粒子の形状を扁平化
する。
【0084】前記溶液は、ミルの供給口505からポン
プにてW型断面の前記破砕帯503を一巡し、上部のキ
ャップセパレータ506でメディア504と分離され
て、出口507から排出される。又、扁平化処理中の溶
液の温度制御は、温水508をステータとロータに循環
させることにより行われる。メディア504は、遠心力
によって、W型の粉砕帯を順次に移動し、再度、入り口
まで戻って循環する。粒子への剪断力は加圧された隘路
を循環することで粉砕帯の壁或いはメディアにより加え
られる。メディアとしては、通常、0.5〜3mm径の
ジルコン、ガラス及びスチール等が用いられる。
プにてW型断面の前記破砕帯503を一巡し、上部のキ
ャップセパレータ506でメディア504と分離され
て、出口507から排出される。又、扁平化処理中の溶
液の温度制御は、温水508をステータとロータに循環
させることにより行われる。メディア504は、遠心力
によって、W型の粉砕帯を順次に移動し、再度、入り口
まで戻って循環する。粒子への剪断力は加圧された隘路
を循環することで粉砕帯の壁或いはメディアにより加え
られる。メディアとしては、通常、0.5〜3mm径の
ジルコン、ガラス及びスチール等が用いられる。
【0085】上記アニュラー型連続湿式撹拌ミルを用い
たときの、上記(1)、(2)の製造方法について説明
する。
たときの、上記(1)、(2)の製造方法について説明
する。
【0086】トナー母体粒子を含む溶液の第1の整形工
程での扁平化処理は、トナー母体粒子の樹脂のガラス転
移点(Tg)に対して−5℃〜+40℃の範囲の高い温
度で機械的剪断力がかかる条件(ローター周速が速い)
が好ましい。ガラス転移点よりも5℃未満の低い温度条
件で処理すると、粒子の破砕が起こり、目的とする扁平
化を行うことが困難となり好ましくない。他方、ガラス
転移点よりも40℃を越える高い温度条件で処理する
と、粒子が相互に融着し、凝集塊を生じるとともに、扁
平化された粒子がその表面張力によって、再び、真球化
するので、扁平化を効率よく行えず好ましくない。
程での扁平化処理は、トナー母体粒子の樹脂のガラス転
移点(Tg)に対して−5℃〜+40℃の範囲の高い温
度で機械的剪断力がかかる条件(ローター周速が速い)
が好ましい。ガラス転移点よりも5℃未満の低い温度条
件で処理すると、粒子の破砕が起こり、目的とする扁平
化を行うことが困難となり好ましくない。他方、ガラス
転移点よりも40℃を越える高い温度条件で処理する
と、粒子が相互に融着し、凝集塊を生じるとともに、扁
平化された粒子がその表面張力によって、再び、真球化
するので、扁平化を効率よく行えず好ましくない。
【0087】第2の整形工程での扁平化処理は第1の整
形工程で扁平化された扁平粒子の端部の滑らかさ、或い
は形状を整える目的で行うもので、第1の整形工程より
温度を高めに設定し、機械的剪断力がかからない(ロー
ター周速が遅い)条件で処理することにより好ましい真
円度、扁平面端部、歪み及び扁平度の扁平粒子を製造す
ることが出来る。以上により、扁平面端部の凹凸が滑ら
かで、扁平面の形状も真円に近い扁平トナーを製造する
ことが出来る。
形工程で扁平化された扁平粒子の端部の滑らかさ、或い
は形状を整える目的で行うもので、第1の整形工程より
温度を高めに設定し、機械的剪断力がかからない(ロー
ター周速が遅い)条件で処理することにより好ましい真
円度、扁平面端部、歪み及び扁平度の扁平粒子を製造す
ることが出来る。以上により、扁平面端部の凹凸が滑ら
かで、扁平面の形状も真円に近い扁平トナーを製造する
ことが出来る。
【0088】さらに、上記アニュラー型連続式湿式撹拌
ミルを用いたときの、上記(3)の製造方法について説
明する。
ミルを用いたときの、上記(3)の製造方法について説
明する。
【0089】第1の整形工程ではトナー母体粒子の樹脂
のガラス転移点(Tg)に対して−5℃〜+40℃の範
囲の高い温度で機械的剪断力がかかる条件(ローター周
速が速い)でトナー母体粒子を扁平化処理し、第2の整
形工程では第1の整形工程よりも温度を低めに設定し、
機械的剪断力ががかかる(ローター周速が速い)条件で
処理することによりさらに扁平化した扁平粒子を製造す
ることが出来る。
のガラス転移点(Tg)に対して−5℃〜+40℃の範
囲の高い温度で機械的剪断力がかかる条件(ローター周
速が速い)でトナー母体粒子を扁平化処理し、第2の整
形工程では第1の整形工程よりも温度を低めに設定し、
機械的剪断力ががかかる(ローター周速が速い)条件で
処理することによりさらに扁平化した扁平粒子を製造す
ることが出来る。
【0090】さらに、上記アニュラー型連続式湿式撹拌
ミルを用いたときの、上記(4)の製造方法について説
明する。
ミルを用いたときの、上記(4)の製造方法について説
明する。
【0091】第1の整形工程ではトナー母体粒子の樹脂
のガラス転移点(Tg)に対して0〜+40℃の範囲の
高い温度で機械的剪断力がかからない条件(ローター周
速が遅い)でトナー母体粒子を球形化処理し、第2の整
形工程では第1の整形工程よりも温度を低めに設定し、
機械的剪断力ががかかる(ローター周速が速い)条件で
処理することにより球形化されたトナー母体粒子を扁平
化して扁平粒子を製造することが出来る。
のガラス転移点(Tg)に対して0〜+40℃の範囲の
高い温度で機械的剪断力がかからない条件(ローター周
速が遅い)でトナー母体粒子を球形化処理し、第2の整
形工程では第1の整形工程よりも温度を低めに設定し、
機械的剪断力ががかかる(ローター周速が速い)条件で
処理することにより球形化されたトナー母体粒子を扁平
化して扁平粒子を製造することが出来る。
【0092】本発明の扁平トナーを用いた画像形成方法
は、導電性支持体上に感光層を有する感光体上に静電潜
像を形成し、該静電潜像を前記扁平トナーを有する現像
剤で現像しトナー像を形成し、該トナー像を転写材へ転
写後、熱定着する画像形成装置を用いて行うことが好ま
しい。
は、導電性支持体上に感光層を有する感光体上に静電潜
像を形成し、該静電潜像を前記扁平トナーを有する現像
剤で現像しトナー像を形成し、該トナー像を転写材へ転
写後、熱定着する画像形成装置を用いて行うことが好ま
しい。
【0093】図6は、本発明に係る扁平トナーを用いる
画像形成方法の一実施形態を示すカラー画像形成装置の
断面構成図である。
画像形成方法の一実施形態を示すカラー画像形成装置の
断面構成図である。
【0094】図6の断面構成図に示すように、画像形成
装置上部には、透明なガラス板などからなる原稿台と、
さらに原稿台上に載置した原稿Dを覆う原稿カバー等か
らなる原稿載置部111があり、原稿台の下方であっ
て、装置本体内には第1ミラーユニット112、第2ミ
ラーユニット113、主レンズ120、カラーCCD1
23等からなる画像読み取り部Aが設けられている。第
1ミラーユニット112は露光ランプ114、第1ミラ
ー115を備え、前記原稿台と平行に、かつ図面左右方
向へ直線移動可能に取り付けられていて、原稿Dの全面
を光学走査する。
装置上部には、透明なガラス板などからなる原稿台と、
さらに原稿台上に載置した原稿Dを覆う原稿カバー等か
らなる原稿載置部111があり、原稿台の下方であっ
て、装置本体内には第1ミラーユニット112、第2ミ
ラーユニット113、主レンズ120、カラーCCD1
23等からなる画像読み取り部Aが設けられている。第
1ミラーユニット112は露光ランプ114、第1ミラ
ー115を備え、前記原稿台と平行に、かつ図面左右方
向へ直線移動可能に取り付けられていて、原稿Dの全面
を光学走査する。
【0095】第2ミラーユニット113は第2ミラー1
16及び第3ミラー117を一体化して備え、常に所定
の光路長を保つように第1ミラーユニット112の1/
2の速度で左右同方向に直線移動する。勿論この第2ミ
ラーユニット113の移動は前記第1ミラーユニット1
12と同様に原稿台に対して平行である。前記露光ラン
プ114によって照明される原稿台上の原稿Dの像は、
主レンズ120により第1ミラー115、第2ミラー1
16、第3ミラー117を経てカラーCCD123上へ
結像されるようになっている。走査が終わると第1ミラ
ーユニット112及び第2ミラーユニット113は元の
位置に戻り、次のプリントまで待機する。
16及び第3ミラー117を一体化して備え、常に所定
の光路長を保つように第1ミラーユニット112の1/
2の速度で左右同方向に直線移動する。勿論この第2ミ
ラーユニット113の移動は前記第1ミラーユニット1
12と同様に原稿台に対して平行である。前記露光ラン
プ114によって照明される原稿台上の原稿Dの像は、
主レンズ120により第1ミラー115、第2ミラー1
16、第3ミラー117を経てカラーCCD123上へ
結像されるようになっている。走査が終わると第1ミラ
ーユニット112及び第2ミラーユニット113は元の
位置に戻り、次のプリントまで待機する。
【0096】前記カラーCCD123によって得られた
各色の画像データは画像処理部において画像処理され、
画像信号として次に説明する画像形成部Eにレーザ書込
みが行われる。
各色の画像データは画像処理部において画像処理され、
画像信号として次に説明する画像形成部Eにレーザ書込
みが行われる。
【0097】図6に示す画像形成装置は画像形成部Eと
して中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形成
装置であって、中間転写体である転写ベルト14aの周
縁部にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)とから成る4組のプロセスユニット
100が設けられていて、各プロセスユニット100で
はY、M、C及びKトナー像が形成され、トナー像は転
写ベルト14aの上で重ね合わせて転写され、転写され
たカラートナー像は転写材である転写材(紙)上に一括
転写され、定着されて機外に排出される構成となってい
る。
して中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形成
装置であって、中間転写体である転写ベルト14aの周
縁部にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)とから成る4組のプロセスユニット
100が設けられていて、各プロセスユニット100で
はY、M、C及びKトナー像が形成され、トナー像は転
写ベルト14aの上で重ね合わせて転写され、転写され
たカラートナー像は転写材である転写材(紙)上に一括
転写され、定着されて機外に排出される構成となってい
る。
【0098】4組のプロセスユニット100Y、M、
C、Kは何れも共通した構造となっているので、その1
組について説明する。像形成体である感光体ドラム10
は、円筒状の導電性基体の外周に、有機感光層(OP
C)の光導電体層を形成したものである。
C、Kは何れも共通した構造となっているので、その1
組について説明する。像形成体である感光体ドラム10
は、円筒状の導電性基体の外周に、有機感光層(OP
C)の光導電体層を形成したものである。
【0099】感光体ドラム10は、図示しない駆動源か
らの動力により、或いは転写ベルト14aに従動し、導
電性基体を接地された状態で矢印で示す反時計方向に回
転される。
らの動力により、或いは転写ベルト14aに従動し、導
電性基体を接地された状態で矢印で示す反時計方向に回
転される。
【0100】11は帯電手段としてのスコロトロン帯電
器で、感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方
向に感光体ドラム10と対峙し近接して取り付けられ、
トナーと同極性のコロナ放電によって、感光体ドラム1
0に対し一様な電位を与える。
器で、感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方
向に感光体ドラム10と対峙し近接して取り付けられ、
トナーと同極性のコロナ放電によって、感光体ドラム1
0に対し一様な電位を与える。
【0101】12は画像データに基づいてY、M、C及
びKの像露光を行う露光光学系で、例えばポリゴンミラ
ー等によって感光体ドラム10の回転軸と平行に走査を
行う走査光学系である。一様帯電された感光体ドラム1
0上に露光光学系12によって像露光を行うことによっ
て潜像が形成される。
びKの像露光を行う露光光学系で、例えばポリゴンミラ
ー等によって感光体ドラム10の回転軸と平行に走査を
行う走査光学系である。一様帯電された感光体ドラム1
0上に露光光学系12によって像露光を行うことによっ
て潜像が形成される。
【0102】感光体ドラム10周縁には、負に帯電した
本発明のトナーと磁性キャリアから成る2成分の現像剤
を内蔵した現像器13が設けられていて、磁石体を内蔵
し現像剤を保持して回転する現像スリーブ13aによっ
て反転現像する。
本発明のトナーと磁性キャリアから成る2成分の現像剤
を内蔵した現像器13が設けられていて、磁石体を内蔵
し現像剤を保持して回転する現像スリーブ13aによっ
て反転現像する。
【0103】現像剤はフェライトをコアとしてその周り
に絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと本発明の扁
平トナーを混合したもので、現像スリーブ13a上に
0.1〜0.6mmの層厚に規制されて現像域へと搬送
される。
に絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと本発明の扁
平トナーを混合したもので、現像スリーブ13a上に
0.1〜0.6mmの層厚に規制されて現像域へと搬送
される。
【0104】現像域における現像スリーブ13aと感光
体ドラム10との間隙は現像剤の層厚よりも大きい0.
2〜1.0mmとして、現像スリーブ13aと感光体ド
ラム10との間には直流電圧VDCに交流電圧VACを重畳
した交流バイアス電圧を印加する。トナーの帯電は直流
電圧VDCと同極性(負)であるため、交流電圧VACによ
ってキャリアから離脱するきっかけを与えられたトナー
は、直流電圧VDCより電位の絶対値の高いVHの部分に
は付着せず、電位の絶対値の低いVLの部分にその電位
差に応じたトナー量が付着し顕像化(反転現像)する。
尚、現像スリーブ13aと感光体ドラム10との間には
直流電圧VDCのみを印加してもよく、現像は接触現像で
あっても差し支えない。このトナー像は転写位置におい
て後に説明する転写ベルト14a上に転写がなされる。
転写を終えてドラム上に残留した転写残トナーは、クリ
ーニングブレードを備えたクリーニング装置19aによ
って清掃が行われる。
体ドラム10との間隙は現像剤の層厚よりも大きい0.
2〜1.0mmとして、現像スリーブ13aと感光体ド
ラム10との間には直流電圧VDCに交流電圧VACを重畳
した交流バイアス電圧を印加する。トナーの帯電は直流
電圧VDCと同極性(負)であるため、交流電圧VACによ
ってキャリアから離脱するきっかけを与えられたトナー
は、直流電圧VDCより電位の絶対値の高いVHの部分に
は付着せず、電位の絶対値の低いVLの部分にその電位
差に応じたトナー量が付着し顕像化(反転現像)する。
尚、現像スリーブ13aと感光体ドラム10との間には
直流電圧VDCのみを印加してもよく、現像は接触現像で
あっても差し支えない。このトナー像は転写位置におい
て後に説明する転写ベルト14a上に転写がなされる。
転写を終えてドラム上に残留した転写残トナーは、クリ
ーニングブレードを備えたクリーニング装置19aによ
って清掃が行われる。
【0105】Y、M、C及びKから成る4色のプロセス
ユニット100Y、M、C、Kが並列して対向する転写
ベルト14aは体積抵抗率108〜1015Ω・cm、表
面抵抗率108〜1015Ω/□の無端ベルトであり、例
えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテト
ラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、
ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導
電材料を分散した、厚さ0.1〜0.5mmの半導電性
フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った、2層構成のシームレスベルトである。
ユニット100Y、M、C、Kが並列して対向する転写
ベルト14aは体積抵抗率108〜1015Ω・cm、表
面抵抗率108〜1015Ω/□の無端ベルトであり、例
えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテト
ラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、
ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導
電材料を分散した、厚さ0.1〜0.5mmの半導電性
フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った、2層構成のシームレスベルトである。
【0106】転写ベルト14aの基体としては、この他
に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分
散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを
使用することも出来る。転写ベルト14aは、駆動ロー
ラ14d、従動ローラ14e、テンションローラ14k
及びバックアップローラ14jに外接して張架され、画
像形成時には、不図示の駆動モータよりの駆動をうけて
駆動ローラ14dが回転され、各色毎の転写位置では1
次転写器14cにより感光体ドラム10に転写ベルト1
4aが押圧され、転写ベルト14aが図の矢印で示す方
向に回転される。
に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分
散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを
使用することも出来る。転写ベルト14aは、駆動ロー
ラ14d、従動ローラ14e、テンションローラ14k
及びバックアップローラ14jに外接して張架され、画
像形成時には、不図示の駆動モータよりの駆動をうけて
駆動ローラ14dが回転され、各色毎の転写位置では1
次転写器14cにより感光体ドラム10に転写ベルト1
4aが押圧され、転写ベルト14aが図の矢印で示す方
向に回転される。
【0107】各色毎の転写手段である転写ローラからな
る1次転写器14cは、転写ベルト14aを挟んで各色
毎の感光体ドラム10に対向して設けられ、転写ベルト
14aと各色毎の感光体ドラム10との間に各色毎の転
写域を形成する。各色毎の1次転写器14cにはトナー
と反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流
電圧を印加し、転写域に転写電界を形成することによ
り、各色毎の感光体ドラム10上のトナー像を転写ベル
ト14a上に転写する。
る1次転写器14cは、転写ベルト14aを挟んで各色
毎の感光体ドラム10に対向して設けられ、転写ベルト
14aと各色毎の感光体ドラム10との間に各色毎の転
写域を形成する。各色毎の1次転写器14cにはトナー
と反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流
電圧を印加し、転写域に転写電界を形成することによ
り、各色毎の感光体ドラム10上のトナー像を転写ベル
ト14a上に転写する。
【0108】各色毎の除電手段である除電器14mは、
必要に応じ設けられた1次転写器14cにより帯電され
た転写ベルト14aを除電する。
必要に応じ設けられた1次転写器14cにより帯電され
た転写ベルト14aを除電する。
【0109】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により黒(K)のプロセスユニット1
00Kの感光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転
され、同時にKのスコロトロン帯電器11の帯電作用に
よりKの感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
駆動モータの始動により黒(K)のプロセスユニット1
00Kの感光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転
され、同時にKのスコロトロン帯電器11の帯電作用に
よりKの感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0110】Kの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Kの露光光学系12によって制御部から出力する
電気信号による画像書込が開始され、Kの感光体ドラム
10の表面に制御部からの出力画像に対応する静電潜像
が形成される。
あと、Kの露光光学系12によって制御部から出力する
電気信号による画像書込が開始され、Kの感光体ドラム
10の表面に制御部からの出力画像に対応する静電潜像
が形成される。
【0111】前記のKの潜像は黒トナー用の現像器13
により非接触状態で反転現像がなされKの感光体ドラム
10の回転に応じ黒トナーによるトナー像が形成され
る。感光体ドラム10上に形成されるトナー像は、図3
に示すように扁平面が横たわるようにして層状に形成さ
れる。
により非接触状態で反転現像がなされKの感光体ドラム
10の回転に応じ黒トナーによるトナー像が形成され
る。感光体ドラム10上に形成されるトナー像は、図3
に示すように扁平面が横たわるようにして層状に形成さ
れる。
【0112】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるKの感光体ドラム10上に形成された黒トナーか
らなるKのトナー像が、Kの転写域において、Kの1次
転写器14cによって、転写ベルト14a上に転写され
る。この際、感光体ドラム10上に横たわった状態で付
着していたトナー像はその状態を保持したまま転写され
る。
であるKの感光体ドラム10上に形成された黒トナーか
らなるKのトナー像が、Kの転写域において、Kの1次
転写器14cによって、転写ベルト14a上に転写され
る。この際、感光体ドラム10上に横たわった状態で付
着していたトナー像はその状態を保持したまま転写され
る。
【0113】黒のプロセスユニット100Kの作動に僅
かに遅れて、シアンのプロセスユニット100Cの感光
体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転され、同時に
Cのスコロトロン帯電器11の帯電作用によりCの感光
体ドラム10に電位の付与が開始される。
かに遅れて、シアンのプロセスユニット100Cの感光
体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転され、同時に
Cのスコロトロン帯電器11の帯電作用によりCの感光
体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0114】Cの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Cの露光光学系12によってKのトナー像と同期
してCの画像データに対応する電気信号による画像書込
が開始され、Cの感光体ドラム10の表面に原稿画像の
Cの画像に対応する静電潜像が形成される。
あと、Cの露光光学系12によってKのトナー像と同期
してCの画像データに対応する電気信号による画像書込
が開始され、Cの感光体ドラム10の表面に原稿画像の
Cの画像に対応する静電潜像が形成される。
【0115】前記のCの潜像はCの現像器13により非
接触状態で反転現像がなされCの感光体ドラム10の回
転に応じCトナーによるトナー像が、Kトナーによるト
ナー像と同様に扁平面が横たわった状態で層状に形成さ
れる。
接触状態で反転現像がなされCの感光体ドラム10の回
転に応じCトナーによるトナー像が、Kトナーによるト
ナー像と同様に扁平面が横たわった状態で層状に形成さ
れる。
【0116】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるCの感光体ドラム10上に形成されたCのトナー
像が、Cの転写域において、Cの1次転写器14cによ
って、転写ベルト14aのKのトナー像上に転写され
る。
であるCの感光体ドラム10上に形成されたCのトナー
像が、Cの転写域において、Cの1次転写器14cによ
って、転写ベルト14aのKのトナー像上に転写され
る。
【0117】次いで転写ベルト14aは、Mのトナー像
と同期が取られ、マゼンタ(M)のプロセスユニット1
00MによりMの感光体ドラム10上に形成されたMの
画像データに対応するMのトナー像が、Mの転写域にお
いて、Mの1次転写器14cによって、前記のK、Cの
トナー像の上からMのトナー像が重ね合わせて形成され
る。
と同期が取られ、マゼンタ(M)のプロセスユニット1
00MによりMの感光体ドラム10上に形成されたMの
画像データに対応するMのトナー像が、Mの転写域にお
いて、Mの1次転写器14cによって、前記のK、Cの
トナー像の上からMのトナー像が重ね合わせて形成され
る。
【0118】同様のプロセスにより、K、C、Mの重ね
合わせトナー像と同期が取られ、Yのイエロートナーを
用いたプロセスユニット100YによりYの感光体ドラ
ム10上に形成された、Yの画像データに対応するイエ
ロートナーを用いたYのトナー像が、Yの転写域におい
て、Yの1次転写器14cによって、前記のK、C、M
のトナー像の上からYのトナー像が重ね合わせて形成さ
れ、転写ベルト14a上にK、C、M及びYの重ね合わ
せカラートナー像が形成される。
合わせトナー像と同期が取られ、Yのイエロートナーを
用いたプロセスユニット100YによりYの感光体ドラ
ム10上に形成された、Yの画像データに対応するイエ
ロートナーを用いたYのトナー像が、Yの転写域におい
て、Yの1次転写器14cによって、前記のK、C、M
のトナー像の上からYのトナー像が重ね合わせて形成さ
れ、転写ベルト14a上にK、C、M及びYの重ね合わ
せカラートナー像が形成される。
【0119】重ね合わされたカラートナー像は、扁平面
を横たわらせた状態で層状に形成されるため、トナー層
が薄く、トナー散りも少ない良好なトナー像となる。
を横たわらせた状態で層状に形成されるため、トナー層
が薄く、トナー散りも少ない良好なトナー像となる。
【0120】転写後の各色毎の感光体ドラム10の周面
上に残った転写残トナーは、各色毎の像形成体のクリー
ニング手段であるクリーニング装置19によりクリーニ
ングされる。
上に残った転写残トナーは、各色毎の像形成体のクリー
ニング手段であるクリーニング装置19によりクリーニ
ングされる。
【0121】転写ベルト14a上の重ね合わせカラート
ナー像形成と同期して転写材収納手段である給紙カセッ
ト15から、転写材給送手段としてのタイミングローラ
16を経て転写材(紙)Pが第2の転写手段である2次
転写器14gの転写域へと搬送され、トナーと反対極性
の直流電圧が印加される2次転写器14gにより、転写
ベルト14a上の重ね合わせカラートナー像が転写材
(紙)P上に一括して転写される。転写材(紙)P上に
はK、C、M、Yのカラートナー像が層状に重なった状
態で存在することとなる。
ナー像形成と同期して転写材収納手段である給紙カセッ
ト15から、転写材給送手段としてのタイミングローラ
16を経て転写材(紙)Pが第2の転写手段である2次
転写器14gの転写域へと搬送され、トナーと反対極性
の直流電圧が印加される2次転写器14gにより、転写
ベルト14a上の重ね合わせカラートナー像が転写材
(紙)P上に一括して転写される。転写材(紙)P上に
はK、C、M、Yのカラートナー像が層状に重なった状
態で存在することとなる。
【0122】カラートナー像が転写された転写材(紙)
Pは、鋸歯状電極板から成る分離手段である除電電極1
6bにより除電され、定着装置17へと搬送され、定着
ローラ17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを
加えられることにより転写材(紙)P上のトナー像が広
がることなく定着された後、排出ローラ18により送ら
れ、装置上部のトレイへ排出される。
Pは、鋸歯状電極板から成る分離手段である除電電極1
6bにより除電され、定着装置17へと搬送され、定着
ローラ17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを
加えられることにより転写材(紙)P上のトナー像が広
がることなく定着された後、排出ローラ18により送ら
れ、装置上部のトレイへ排出される。
【0123】転写後の転写ベルト14aの周面上に残っ
た転写残トナーは、転写ベルト14aを挟んで従動ロー
ラ14eに対向して設けられる転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19aによりクリーニン
グされる。
た転写残トナーは、転写ベルト14aを挟んで従動ロー
ラ14eに対向して設けられる転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19aによりクリーニン
グされる。
【0124】
【実施例】以下に、実施例を挙げて具体的に説明する
が、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではな
い。
が、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではな
い。
【0125】《トナー製造》 (トナー製造例1)ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.055kgとイオン交換水4.0Lからなる溶
液を「アニオン界面活性剤溶液A」とする。
ウム0.055kgとイオン交換水4.0Lからなる溶
液を「アニオン界面活性剤溶液A」とする。
【0126】ノニルフェノールポリエチレンオキサイド
10モル付加物0.014kgとイオン交換水4.0L
からなる溶液を「ノニオン界面活性剤溶液B」とする。
10モル付加物0.014kgとイオン交換水4.0L
からなる溶液を「ノニオン界面活性剤溶液B」とする。
【0127】過硫酸カリウム223.8gをイオン交換
水12.0Lに溶解した溶液を「開始剤溶液C」とし
た。
水12.0Lに溶解した溶液を「開始剤溶液C」とし
た。
【0128】温度センサー、冷却管、窒素導入装置を付
けた100Lのグラスライニング(GL)反応釜に、ワ
ックスエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロ
ピレンエマルジョン:数平均1次粒子径120nm、固
形分濃度29.9質量%)3.41kg、「アニオン界
面活性剤溶液A」全量及び「ノニオン界面活性剤溶液
B」全量を入れ、撹拌を開始した。撹拌翼の形状は図4
の構成とした。次いで、イオン交換水44.0Lを加え
た。
けた100Lのグラスライニング(GL)反応釜に、ワ
ックスエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロ
ピレンエマルジョン:数平均1次粒子径120nm、固
形分濃度29.9質量%)3.41kg、「アニオン界
面活性剤溶液A」全量及び「ノニオン界面活性剤溶液
B」全量を入れ、撹拌を開始した。撹拌翼の形状は図4
の構成とした。次いで、イオン交換水44.0Lを加え
た。
【0129】次いで、加熱を開始し、液温度が75℃に
なったところで、「開始剤溶液C」全量を滴下した。そ
の後、液温度を75℃±1℃に制御しながら、スチレン
12.1kg、アクリル酸n−ブチル2.88kg、メ
タクリル酸1.04kg及びt−ドデシルメルカプタン
548gの予め混合した溶液を滴下した。滴下終了後、
液温度を80℃±1℃に上げて、6時間加熱撹拌を行い
重合を完了させた。次いで、液温度を40℃以下に冷却
し撹拌を停止し、ポールフィルターで濾過した。これを
「ラテックス1−A」とする。
なったところで、「開始剤溶液C」全量を滴下した。そ
の後、液温度を75℃±1℃に制御しながら、スチレン
12.1kg、アクリル酸n−ブチル2.88kg、メ
タクリル酸1.04kg及びt−ドデシルメルカプタン
548gの予め混合した溶液を滴下した。滴下終了後、
液温度を80℃±1℃に上げて、6時間加熱撹拌を行い
重合を完了させた。次いで、液温度を40℃以下に冷却
し撹拌を停止し、ポールフィルターで濾過した。これを
「ラテックス1−A」とする。
【0130】尚、「ラテックス1−A」中の樹脂粒子の
ガラス転移点は57℃、軟化点は121℃、重量平均分
子量は1.27万、重量平均粒径は120nmであっ
た。
ガラス転移点は57℃、軟化点は121℃、重量平均分
子量は1.27万、重量平均粒径は120nmであっ
た。
【0131】又、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.055kgをイオン交換純水4.0Lに溶解した
溶液を「アニオン界面活性剤溶液D」とする。
ム0.055kgをイオン交換純水4.0Lに溶解した
溶液を「アニオン界面活性剤溶液D」とする。
【0132】又、ノニルフェノールポリエチレンオキサ
イド10モル付加物0.014kgをイオン交換水4.
0Lに溶解した溶液を「ノニオン界面活性剤溶液E」と
する。
イド10モル付加物0.014kgをイオン交換水4.
0Lに溶解した溶液を「ノニオン界面活性剤溶液E」と
する。
【0133】過硫酸カリウム(関東化学株式会社製)2
00.7gをイオン交換水12.0Lに溶解した溶液を
「開始剤溶液F」とする。
00.7gをイオン交換水12.0Lに溶解した溶液を
「開始剤溶液F」とする。
【0134】温度センサー、冷却管、窒素導入装置、櫛
形バッフルを付けた100LのGL反応釜に、ワックス
エマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレン
エマルジョン:数平均1次粒子径120nm、固形分濃
度29.9質量%)3.41kg、「アニオン界面活性
剤溶液D」全量及び「ノニオン界面活性剤溶液E」全量
を入れ、撹拌を開始した。次いで、イオン交換水44.
0Lを投入した。加熱を開始し、液温度が70℃になっ
たところで、「開始剤溶液F」を添加した。次いで、ス
チレン11.0kg、アクリル酸n−ブチル4.00k
g、メタクリル酸1.04kg及びt−ドデシルメルカ
プタン9.02gの予め混合した溶液を滴下した。滴下
終了後、液温度を72℃±2℃に制御して、6時間加熱
撹拌を行った。次いで、液温度を80℃±2℃に上げ
て、12時間加熱撹拌を行い重合を完了させた。次い
で、液温度を40℃以下に冷却し撹拌を停止し、ポール
フィルターで濾過した。これを「ラテックス1−B」と
する。
形バッフルを付けた100LのGL反応釜に、ワックス
エマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピレン
エマルジョン:数平均1次粒子径120nm、固形分濃
度29.9質量%)3.41kg、「アニオン界面活性
剤溶液D」全量及び「ノニオン界面活性剤溶液E」全量
を入れ、撹拌を開始した。次いで、イオン交換水44.
0Lを投入した。加熱を開始し、液温度が70℃になっ
たところで、「開始剤溶液F」を添加した。次いで、ス
チレン11.0kg、アクリル酸n−ブチル4.00k
g、メタクリル酸1.04kg及びt−ドデシルメルカ
プタン9.02gの予め混合した溶液を滴下した。滴下
終了後、液温度を72℃±2℃に制御して、6時間加熱
撹拌を行った。次いで、液温度を80℃±2℃に上げ
て、12時間加熱撹拌を行い重合を完了させた。次い
で、液温度を40℃以下に冷却し撹拌を停止し、ポール
フィルターで濾過した。これを「ラテックス1−B」と
する。
【0135】尚、「ラテックス1−B」中の樹脂粒子の
ガラス転移点は58℃、軟化点は132℃、重量平均分
子量は24.5万、重量平均粒径は110nmであっ
た。
ガラス転移点は58℃、軟化点は132℃、重量平均分
子量は24.5万、重量平均粒径は110nmであっ
た。
【0136】n−ドデシル硫酸ナトリウム0.90kg
と純水10.0Lを入れ撹拌溶解した。この溶液に、着
色剤としてリーガル330R(キャボット株式会社製カ
ーボンブラック)1.20kgを徐々に加え、1時間よ
く撹拌した後に、サンドグラインダー(媒体型分散機)
を用いて、20時間連続分散した。これを「着色剤分散
液1」とする。
と純水10.0Lを入れ撹拌溶解した。この溶液に、着
色剤としてリーガル330R(キャボット株式会社製カ
ーボンブラック)1.20kgを徐々に加え、1時間よ
く撹拌した後に、サンドグラインダー(媒体型分散機)
を用いて、20時間連続分散した。これを「着色剤分散
液1」とする。
【0137】塩析剤として塩化ナトリウム5.36kg
をイオン交換水20.0Lに溶解した溶液を「塩化ナト
リウム溶液G」とする。
をイオン交換水20.0Lに溶解した溶液を「塩化ナト
リウム溶液G」とする。
【0138】フッ素系ノニオン界面活性剤1.00gを
イオン交換水1.00Lに溶解した溶液を「ノニオン界
面活性剤溶液H」とする。
イオン交換水1.00Lに溶解した溶液を「ノニオン界
面活性剤溶液H」とする。
【0139】温度センサー、冷却管、窒素導入装置、粒
径および形状のモニタリング装置を付けた100LのS
US反応釜に、上記で作製した「ラテックス1−A」2
0.0kg、「ラテックス1−B」5.2kg、「着色
剤分散液1」0.4kg及びイオン交換水20.0kg
を入れ撹拌した。次いで、40℃に加温し、「塩化ナト
リウム溶液G」、イソプロパノール(関東化学株式会社
製)6.00kg、「ノニオン界面活性剤溶液H」をこ
の順に添加した。その後、10分間放置した後に、昇温
を開始し、液温度85℃まで60分で昇温し、85±2
℃にて0.5〜3時間加熱撹拌して塩析/融着させなが
ら粒径を成長させた。次に純水2.1Lを添加して粒径
の成長を停止させた。この液を「トナー母体粒子分散
液」とする。
径および形状のモニタリング装置を付けた100LのS
US反応釜に、上記で作製した「ラテックス1−A」2
0.0kg、「ラテックス1−B」5.2kg、「着色
剤分散液1」0.4kg及びイオン交換水20.0kg
を入れ撹拌した。次いで、40℃に加温し、「塩化ナト
リウム溶液G」、イソプロパノール(関東化学株式会社
製)6.00kg、「ノニオン界面活性剤溶液H」をこ
の順に添加した。その後、10分間放置した後に、昇温
を開始し、液温度85℃まで60分で昇温し、85±2
℃にて0.5〜3時間加熱撹拌して塩析/融着させなが
ら粒径を成長させた。次に純水2.1Lを添加して粒径
の成長を停止させた。この液を「トナー母体粒子分散
液」とする。
【0140】次いで、温度センサー、冷却管を付けた5
Lの反応容器に、上記の「トナー母体粒子分散液」5.
0kgを入れ、液温度85℃±2℃にて、6時間加熱撹
拌して球形化処理を行い、「球形化トナー母体粒子分散
液」を得た。
Lの反応容器に、上記の「トナー母体粒子分散液」5.
0kgを入れ、液温度85℃±2℃にて、6時間加熱撹
拌して球形化処理を行い、「球形化トナー母体粒子分散
液」を得た。
【0141】次いで、この分散液をφ0.6mmのガラ
スビーズを充填したアニュラー型連続湿式撹拌ミル(神
鋼パンテンツ株式会社製)に連続して供給し、温度67
℃、ローター周速16m/分、平均滞留時間15分の条
件で扁平化処理を行った。
スビーズを充填したアニュラー型連続湿式撹拌ミル(神
鋼パンテンツ株式会社製)に連続して供給し、温度67
℃、ローター周速16m/分、平均滞留時間15分の条
件で扁平化処理を行った。
【0142】さらに、前記ミルの条件を、温度80℃、
ローター周速7m/分、平均滞留時間15分に変更し件
で処理を行った。
ローター周速7m/分、平均滞留時間15分に変更し件
で処理を行った。
【0143】次いで、目開き45μmの篩いで濾過しガ
ラスビーズを除去した。この濾液を「会合液1」とす
る。次いで、ヌッチェを用いて、「会合液1」より「ウ
エットケーキ状の黒扁平粒子1」を濾取し、イオン交換
水で洗浄した。
ラスビーズを除去した。この濾液を「会合液1」とす
る。次いで、ヌッチェを用いて、「会合液1」より「ウ
エットケーキ状の黒扁平粒子1」を濾取し、イオン交換
水で洗浄した。
【0144】この「ウエットケーキ状の黒扁平粒子1」
をフラッシュジェットドライヤーを用いて吸気温度60
℃にて予備乾燥後、流動層乾燥機を用いて60℃の温度
で乾燥して「黒扁平粒子1」を得た。
をフラッシュジェットドライヤーを用いて吸気温度60
℃にて予備乾燥後、流動層乾燥機を用いて60℃の温度
で乾燥して「黒扁平粒子1」を得た。
【0145】得られた「黒扁平粒子1」に、疎水化シリ
カ微粒子1質量%を添加し、ヘンシェルミキサー混合機
で混合して「黒扁平トナー1」を得た。
カ微粒子1質量%を添加し、ヘンシェルミキサー混合機
で混合して「黒扁平トナー1」を得た。
【0146】(トナー製造例2)トナー製造例1におい
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントイエロー17を1.05kg使用した他は同
様にして「イエロー扁平トナー」を得た。
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントイエロー17を1.05kg使用した他は同
様にして「イエロー扁平トナー」を得た。
【0147】(トナー製造例3)トナー製造例1におい
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントレッド122を1.20kg使用した他は同
様にして「マゼンタ扁平トナー」を得た。
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントレッド122を1.20kg使用した他は同
様にして「マゼンタ扁平トナー」を得た。
【0148】(トナー製造例4)トナー製造例1におい
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントブルー15:3を0.60kg使用した他は
同様にして「シアン扁平トナー」を得た。
て、着色剤としてカーボンブラックの代わりにC.I.
ピグメントブルー15:3を0.60kg使用した他は
同様にして「シアン扁平トナー」を得た。
【0149】(トナー製造例5)トナー製造例1におい
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度67℃、ローター周速16m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度67℃、ローター周速16m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。
【0150】さらに、前記ミルの条件を、温度60℃、
ローター周速15m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー5」を得た。
ローター周速15m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー5」を得た。
【0151】(トナー製造例6)トナー製造例1におい
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度80℃、ローター周速13m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度80℃、ローター周速13m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。
【0152】さらに、前記ミルの条件を、温度67℃、
ローター周速25m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー6」を得た。
ローター周速25m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー6」を得た。
【0153】(トナー製造例7)トナー製造例1におい
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度70℃、ローター周速5m/分、平均滞
留時間15分の条件で処理を行った。
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度70℃、ローター周速5m/分、平均滞
留時間15分の条件で処理を行った。
【0154】さらに、前記ミルの条件を、温度60℃、
ローター周速25m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー7」を得た。
ローター周速25m/分、平均滞留時間15分に変更
し、処理を行った。これ以降はトナー製造例1と同様に
して「黒扁平トナー7」を得た。
【0155】(トナー製造例8)トナー製造例1におい
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度80℃、ローター周速13m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。さらに、
前記ミルの条件を、温度40℃、ローター周速7m/
分、平均滞留時間15分に変更した条件で処理を行っ
た。これ以降はトナー製造例1と同様にして「黒扁平ト
ナー8」を得た。
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度80℃、ローター周速13m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理を行った。さらに、
前記ミルの条件を、温度40℃、ローター周速7m/
分、平均滞留時間15分に変更した条件で処理を行っ
た。これ以降はトナー製造例1と同様にして「黒扁平ト
ナー8」を得た。
【0156】(トナー製造例9)トナー製造例1におい
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度67℃、ローター周速25m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理(第1の整形工程)
を行った。その後の処理は行わず、これ以降はトナー製
造例1と同様にして「黒扁平トナー9」を得た。
て、「球形化トナー母体粒子分散液」をアニュラー型連
続湿式撹拌ミル(神鋼パンテンツ株式会社製)に連続し
て供給し、温度67℃、ローター周速25m/分、平均
滞留時間15分の条件で扁平化処理(第1の整形工程)
を行った。その後の処理は行わず、これ以降はトナー製
造例1と同様にして「黒扁平トナー9」を得た。
【0157】トナー製造例1〜9のガラス転移点及び処
理条件等を表1に示す。
理条件等を表1に示す。
【0158】
【表1】
【0159】(トナー製造例10)トナー製造例1にお
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例1と同様にして「黒球形トナー」を得
た。
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例1と同様にして「黒球形トナー」を得
た。
【0160】(トナー製造例11)トナー製造例2にお
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例2と同様にして「イエロー球形トナー」
を得た。
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例2と同様にして「イエロー球形トナー」
を得た。
【0161】(トナー製造例12)トナー製造例3にお
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例3と同様にして「マゼンタ球形トナー」
を得た。
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例3と同様にして「マゼンタ球形トナー」
を得た。
【0162】(トナー製造例13)トナー製造例4にお
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例4と同様にして「シアン球形トナー」を
得た。
いて、アニュラー型連続湿式撹拌ミルを通さなかった他
はトナー製造例4と同様にして「シアン球形トナー」を
得た。
【0163】(トナー製造例14)スチレン−nブチル
アクリレート共重合体樹脂100kg、カーボンブラッ
ク10kg及びポリプロピレン4kgからなるトナー原
材料を、ヘンシェルミキサーにより予備混合し、2軸押
出機にて溶融混練し、ハンマーミルにて粗粉砕し、ジェ
ット式粉砕機にて微粉砕して、粉砕黒粒子を得た。この
粉砕黒粒子を風力分級機にて目的の粒径分布となるまで
繰り返し分級し「黒粒子」を得た。
アクリレート共重合体樹脂100kg、カーボンブラッ
ク10kg及びポリプロピレン4kgからなるトナー原
材料を、ヘンシェルミキサーにより予備混合し、2軸押
出機にて溶融混練し、ハンマーミルにて粗粉砕し、ジェ
ット式粉砕機にて微粉砕して、粉砕黒粒子を得た。この
粉砕黒粒子を風力分級機にて目的の粒径分布となるまで
繰り返し分級し「黒粒子」を得た。
【0164】得られた「黒粒子」に、疎水化シリカ微粒
子1質量%を添加し、ヘンシェルミキサー混合機で混合
し、粉砕法による「黒不定形トナー」を得た。尚、この
トナーは重合法で得られたものと異なり、表面に凹凸を
有する不定形のものであった。
子1質量%を添加し、ヘンシェルミキサー混合機で混合
し、粉砕法による「黒不定形トナー」を得た。尚、この
トナーは重合法で得られたものと異なり、表面に凹凸を
有する不定形のものであった。
【0165】《評価》 (トナーの形状、粒径)各トナー粒子の平均長径
(r1)、平均短径(r2)、平均厚さ(d)、扁平面の
平均円相当径(r)、凸部の平均曲率半径(rc)及び
凹部の平均深さ(dc)は、平滑面に扁平トナー粒子を
均一に分散付着させ、レーザ顕微鏡で1000倍に拡大
し、扁平トナー粒子100個について長径(r1′)、
短径(r2′)、厚さ(d′)、扁平面の円相当径
(r′)、凸部の曲率半径(rc′)及び凹部の深さ
(dc′)を測定し、それらの数値から算術計算して求
めた。
(r1)、平均短径(r2)、平均厚さ(d)、扁平面の
平均円相当径(r)、凸部の平均曲率半径(rc)及び
凹部の平均深さ(dc)は、平滑面に扁平トナー粒子を
均一に分散付着させ、レーザ顕微鏡で1000倍に拡大
し、扁平トナー粒子100個について長径(r1′)、
短径(r2′)、厚さ(d′)、扁平面の円相当径
(r′)、凸部の曲率半径(rc′)及び凹部の深さ
(dc′)を測定し、それらの数値から算術計算して求
めた。
【0166】トナー製造例1〜14で得られた各トナー
の形状、平均長径、平均短径及び平均厚さ等を表2、表
3に示す。
の形状、平均長径、平均短径及び平均厚さ等を表2、表
3に示す。
【0167】
【表2】
【0168】
【表3】
【0169】(現像剤の調製)トナー製造例1〜14の
トナー各々と、シリコーン樹脂で被覆した65μmフェ
ライトキャリアを、トナー/キャリア=50g/950
gの割合で混合して、評価用の「現像剤1〜14」を調
製した。
トナー各々と、シリコーン樹脂で被覆した65μmフェ
ライトキャリアを、トナー/キャリア=50g/950
gの割合で混合して、評価用の「現像剤1〜14」を調
製した。
【0170】(評価画像の作成)画像形成は、図6に例
示したカラー画像形成装置に、現像剤1〜14の各々を
搭載して行った。評価画像は、A−4版カラー原稿(印
字率25%)の単色画像又はフルカラー画像を、合計で
20万枚プリント(20℃、50%RH条件下)して、
「評価画像1〜10」を作成した。
示したカラー画像形成装置に、現像剤1〜14の各々を
搭載して行った。評価画像は、A−4版カラー原稿(印
字率25%)の単色画像又はフルカラー画像を、合計で
20万枚プリント(20℃、50%RH条件下)して、
「評価画像1〜10」を作成した。
【0171】(評価)得られた「評価画像1〜10」の
画像濃度、プリント表面の凹凸、カブリ、微細ドットの
トナーの散り及びトナー付着量等を評価した。
画像濃度、プリント表面の凹凸、カブリ、微細ドットの
トナーの散り及びトナー付着量等を評価した。
【0172】画像濃度は、RD−918型濃度計(マク
ベス株式会社製)を用い、プリントスタート時と20万
枚プリント後のプリント画像の最高濃度を測定した。
ベス株式会社製)を用い、プリントスタート時と20万
枚プリント後のプリント画像の最高濃度を測定した。
【0173】プリント表面の凹凸は、プリント画像を指
で触って凹凸の有り、無しを評価した。
で触って凹凸の有り、無しを評価した。
【0174】カブリは、画像全面に文字サイズ5ポイン
トの文字画像を形成し、非画像部のカブリを目視にて評
価した。
トの文字画像を形成し、非画像部のカブリを目視にて評
価した。
【0175】 ランク◎:カブリがなく良好なレベル ランク○:カブリがほとんどなく良好であり、実用上問
題ないレベル ランク×:カブリが認められ、実用上問題有るレベル 微細ドットのトナー散りは、画像全面に10%網点画像
を形成し、ルーペにてドット周辺のトナー散りを観察し
た。
題ないレベル ランク×:カブリが認められ、実用上問題有るレベル 微細ドットのトナー散りは、画像全面に10%網点画像
を形成し、ルーペにてドット周辺のトナー散りを観察し
た。
【0176】 ランク◎:トナー散りがほとんど検知出来ないレベル ランク○:微かにトナー散りがあるが、注視しなければ
検知出来ないレベル ランク×:トナー散りが容易に検知出来、実用上問題有
るレベル トナーの付着量は、プリントスタート時に、A−4版白
紙画像(印字率0%に相当する)を100枚プリントア
ウトした転写紙と、A−4版カラー原稿(印字率25
%)を100枚プリントアウトした転写紙の質量差か
ら、A−4版1枚プリント当たりのトナー付着量に換算
して求めた。
検知出来ないレベル ランク×:トナー散りが容易に検知出来、実用上問題有
るレベル トナーの付着量は、プリントスタート時に、A−4版白
紙画像(印字率0%に相当する)を100枚プリントア
ウトした転写紙と、A−4版カラー原稿(印字率25
%)を100枚プリントアウトした転写紙の質量差か
ら、A−4版1枚プリント当たりのトナー付着量に換算
して求めた。
【0177】表4にトナー付着量、画像濃度、プリント
表面の凹凸、カブリ及び微細ドットのトナー散りの評価
結果を示す。
表面の凹凸、カブリ及び微細ドットのトナー散りの評価
結果を示す。
【0178】
【表4】
【0179】本発明の扁平トナーは、トナーの付着量が
少なくても高濃度の画像が得られ、プリント表面の凹凸
が無く、カブリ及び微細ドットのトナー散りの無い高品
質の画像が得られ好ましい結果であった。
少なくても高濃度の画像が得られ、プリント表面の凹凸
が無く、カブリ及び微細ドットのトナー散りの無い高品
質の画像が得られ好ましい結果であった。
【0180】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によれ
ば、トナー付着量が少なくても高濃度の画像が得られ、
プリント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナーの
散りが無い高品質の画像を長期間にわたって形成するこ
とが出来る優れた効果を有する。
ば、トナー付着量が少なくても高濃度の画像が得られ、
プリント表面の凹凸が少なく、且つカブリ及びトナーの
散りが無い高品質の画像を長期間にわたって形成するこ
とが出来る優れた効果を有する。
【図1】本発明の扁平トナーの一例を示す模式図であ
る。
る。
【図2】本発明の扁平トナーの一例を示す模式図であ
る。
る。
【図3】像形成体上に付着した扁平トナーの付着状態の
一例を示す模式図である。
一例を示す模式図である。
【図4】撹拌翼を備えた撹拌槽の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】アニュラー型連続湿式撹拌ミルの一例を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図6】本発明の画像形成方法の一例を示す概略図であ
る。
る。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 14a 転写ベルト 14c 1次転写器 14g 2次転写器 15 給紙カセット 16 タイミングローラ 17 定着装置 100K(C、M、Y) プロセスユニット P 転写材(紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA15 AB06 AB09 EA05 2H030 AA04 AA07 AB02 AD01 BB23 BB34 BB42 BB46 BB54 BB63
Claims (21)
- 【請求項1】 樹脂と着色剤を含有し、表面に外添剤を
付着させた扁平トナーであって、該扁平トナーを投影面
積が最大となる方向(扁平面)から見たときの、平均長
径をr1(μm)、平均短径をr2(μm)、平均厚さを
d(μm)とするとき、 6μm≦(r1+r2)/2≦15μm 2μm≦d≦4μm 4μm≦(r1+r2+d)/3≦10μm であることを特徴とする扁平トナー。 - 【請求項2】 前記平均長径r1と平均短径r2の関係
が、 0μm≦(r1−r2)/2≦3μm であることを特徴とする請求項1に記載の扁平トナー。 - 【請求項3】 水系媒体中で重合して得られたトナー母
体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁平
化したものであることを特徴とする請求項1又は2に記
載の扁平トナー。 - 【請求項4】 前記トナー母体粒子が、数平均粒子径が
10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得られた
2次粒子であることを特徴とする請求項3に記載の扁平
トナー。 - 【請求項5】 樹脂と着色剤を含有する扁平トナーであ
って、該扁平トナーの扁平面端部が鋭い凹凸部を有しな
い滑らかな面であることを特徴とする扁平トナー。 - 【請求項6】 前記扁平トナーの扁平面の平均円相当径
をr(μm)、前記扁平面端部の凸部の平均曲率半径を
rc(μm)とするとき、 0.01≦rc/r であることを特徴とする請求項5に記載の扁平トナー。 - 【請求項7】 前記扁平面端部の凹部の平均深さをdc
(μm)とするとき、 dc/r≦0.3 であることを特徴とする請求項5又は6に記載の扁平ト
ナー。 - 【請求項8】 前記扁平トナーの平均厚さをd(μm)
としたとき、 2≦r/d≦5 であることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記
載の扁平トナー。 - 【請求項9】 水系媒体中で重合して得られたトナー母
体粒子に対し、液中で熱と機械的剪断力を付与して扁平
化したものであることを特徴とする請求項5〜8の何れ
か1項に記載の扁平トナー。 - 【請求項10】 前記トナー母体粒子が、数平均粒子径
が10〜500nmの1次粒子を塩析/融着して得られ
た2次粒子であることを特徴とする請求項9に記載の扁
平トナー。 - 【請求項11】 樹脂と着色剤を含有するトナー母体粒
子を液中に分散した分散液に対し、第1の温度条件下で
第1の機械的剪断力を付与して該トナー母体粒子を整形
する第1の整形工程と、該第1の整形工程を施した分散
液に対し、第2の温度条件下で第2の機械的剪断力を付
与して該トナー母体粒子をさらに整形する第2の整形工
程とを有することを特徴とする扁平トナーの製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の整形工程はトナー母体粒子
を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平化
されたトナー母体粒子の扁平面端部の凹凸を滑らかにす
る工程であることを特徴とする請求項11に記載の扁平
トナーの製造方法。 - 【請求項13】 前記第1の整形工程はトナー母体粒子
を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平化
されたトナー母体粒子の扁平面の形状を円形化する工程
であることを特徴とする請求項11に記載の扁平トナー
の製造方法。 - 【請求項14】 前記第2の温度条件を前記第1の温度
条件よりも高くする、或いは前記第2の機械的剪断力を
第1の機械的剪断力よりも小さくすることを特徴とする
請求項12又は13に記載の扁平トナーの製造方法。 - 【請求項15】 前記第1の整形工程はトナー母体粒子
を扁平化する工程であり、前記第2の整形工程は扁平化
されたトナー母体粒子をさらに扁平化する工程であるこ
とを特徴とする請求項11に記載の扁平トナーの製造方
法。 - 【請求項16】 前記第2の温度条件を前記第1の温度
条件よりも低くする、或いは前記第2の機械的剪断力を
第1の機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とする
請求項15に記載の扁平トナーの製造方法。 - 【請求項17】 前記第1の整形工程はトナー母体粒子
を球形化する工程であり、前記第2の整形工程は球形化
されたトナー母体粒子を扁平化する工程であることを特
徴とする請求項11に記載の扁平トナーの製造方法。 - 【請求項18】 前記第2の機械的剪断力を前記第1の
機械的剪断力よりも大きくすることを特徴とする請求項
17に記載の扁平トナーの製造方法。 - 【請求項19】 前記第1の整形工程と前記第2の整形
工程を連続して行い、且つ、前記第1の整形工程で得ら
れたトナー母体粒子の形状に応じて前記第2の温度条件
又は前記第2の機械的剪断力の大きさを変更することを
特徴とする請求項11〜18の何れか1項に記載の扁平
トナーの製造方法。 - 【請求項20】 像形成体上に扁平トナーを用いてトナ
ー像を形成し、該トナー像を転写材上又は中間転写体上
に転写する画像形成方法において、該扁平トナーの扁平
面の平均円相当径をr(μm)、平均厚さをd(μm)
とするとき、 6μm≦r≦15μm 2μm≦d≦4μm 2≦r/d≦5 であり、扁平面端部が鋭い凹凸部を有しない滑らかな面
である扁平トナーを用いることを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項21】 複数の扁平トナーを用いて形成した複
数のトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形成するこ
とを特徴とする請求項20に記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109794A JP2002304004A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 扁平トナー、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109794A JP2002304004A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 扁平トナー、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002304004A true JP2002304004A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18961685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001109794A Pending JP2002304004A (ja) | 2001-04-09 | 2001-04-09 | 扁平トナー、その製造方法及びそれを用いた画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002304004A (ja) |
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2001
- 2001-04-09 JP JP2001109794A patent/JP2002304004A/ja active Pending
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