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JP2002302358A - 階高可変式ダブルデッキエレベータにおける故障時のシングルデッキオペレーション - Google Patents

階高可変式ダブルデッキエレベータにおける故障時のシングルデッキオペレーション

Info

Publication number
JP2002302358A
JP2002302358A JP2001142422A JP2001142422A JP2002302358A JP 2002302358 A JP2002302358 A JP 2002302358A JP 2001142422 A JP2001142422 A JP 2001142422A JP 2001142422 A JP2001142422 A JP 2001142422A JP 2002302358 A JP2002302358 A JP 2002302358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
floor
car
deck
floor level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001142422A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensaku Yamane
健作 山根
Takashi Saiki
孝志 斉木
Sadaaki Naito
禎章 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Priority to JP2001142422A priority Critical patent/JP2002302358A/ja
Publication of JP2002302358A publication Critical patent/JP2002302358A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】階高可変式ダブルデッキエレベータにおいて
は、従来のダブルデッキエレベータと比較して、駆動装
置・制御装置が多くなっているので、故障・走行停止の
可能性が高い。本発明は、たとえ階高可変用のための駆
動装置・制御装置が故障した場合であっても、被害を最
小限に止め、エレベータの運行利用効率を最大限にまで
可能とした階高可変式ダブルデッキエレベータの運行制
御方式を提供することを目的とする。 【解決手段】階高調整装置の故障検出を行う装置を取付
けて、階高調整装置が故障を起こした場合にも、エレベ
ータ乗りかご自体は走行可能であることから、上かごあ
るいは下かごのみを階床に合わせて停止する運行方式に
移行して、片側の乗りかごのみでエレベータの運行を続
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は階高可変式ダブルデ
ッキエレベータの運行方式に関するもので、特に、階高
調整装置に故障が発生した場合の運行方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、建物が高層化する中、エレベータ
の大量輸送、建物の省スペース化もそれにつれて益々大
きな問題となりつつある。このエレベータの大量輸送、
建物の省スペース化を解決する手段として、一般に2つ
の乗りかごを上下に連結して走行させるダブルデッキエ
レベータが知られている。さらに、ホテル等の1階ロビ
ーと2階及び2階以降のそれぞれの階間のように階床間
の高さ間隔が異なる建物においても、ダブルデッキエレ
ベータの使用を可能にしたものとして、上下の乗りかご
の間隔の相対的位置を変えることのできる階高可変式ダ
ブルデッキエレベータも知られている。
【0003】階高可変式ダブルデッキエレベータでは、
エレベータ自身を動かすための駆動装置・制御装置のほ
かに、2つの乗りかご間隔を調整するための階高可変用
駆動装置・制御装置を有する。また、階高可変式ダブル
デッキエレベータは、通常運行時に上記2つの駆動装置
を用いてビルの階床間隔の異なる場合にも、常に、上下
乗りかごが各階高間隔に合わせて、同時に2つの階床に
停止できる運行方式を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のダブルデッキエ
レベータにおいて、エレベータ駆動装置・制御装置に故
障が生じた場合にエレベータの運行を停止しなければな
らず、特に、階高可変式ダブルデッキエレベータでは階
高可変用駆動装置・制御装置に故障が発生した場合に
も、ビルの階高間隔に合わせた上下乗りかごの間隔調整
ができなくなってしまうことから、エレベータは運行を
停止しなければならなかった。
【0005】従って、階高可変式ダブルデッキエレベー
タでは、従来のエレベータと比較すると、階高可変用の
ための駆動装置・制御装置が追加設置されていることか
ら、故障による運行停止の可能性が高くなることがあ
る。この場合に、エレベータの他の機能、例えば、エレ
ベータの乗りかごの上下駆動機能、エレベータの開閉機
能が正常に働くように残存していたとしてもエレベータ
運行そのものを停止しなければならなかった。
【0006】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ため、たとえ階高可変用のための駆動装置・制御装置が
故障した場合であっても、被害を最小限に止め、エレベ
ータの運行利用効率を最大限にまで可能とした階高可変
式ダブルデッキエレベータの運行制御方式を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明では、階高調整装置の故障検出を行う装
置を取付けて、階高調整装置のみが故障を起こした場合
にも、エレベータ乗りかご自体は走行可能であることか
ら、上かごあるいは下かごのみを階床に合わせて停止す
る運行方式に移行して、片側の乗りかごのみでエレベー
タの運行を続けることを特徴とする。
【0007】本発明による階高可変式ダブルデッキエレ
ベータにおいて、階高調整装置の故障を検出した場合
に、上かごあるいは下かごのいすれか一方のみの乗りか
ごを階床に合わせ停止させることにより運行を続ける。
エレベータ走行装置と階高調整装置に、別系統の安全検
出装置を取付けて、階高調整装置の故障を検出する。ま
た本発明は、前記階高調整装置として、パンタグラフを
使用する場合にも適用する。また、エレベータ運行方式
で走行中は、終端階などの利用不可能な階床に、該当階
では停止しないことを表示する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による階高可変式
ダブルデッキエレベータにおける階高調整装置の故障時
の片側乗りかごのみを使用した場合の運行方式の実施形
態を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】本発明に関わる階高可変式ダブルデッキエ
レベータのシステムの構成を図1に示す。本発明に関わ
るエレベータ装置は、構成要素としてエレベータ乗りか
ご本体1と、それを走行させるためのエレベータ駆動装
置2、エレベータ制御装置3、さらにエレベータ乗りか
ご本体1が走行可能であるかを確認しているエレベータ
安全検出装置4がある。エレベータ乗りかご本体1は、
上かご5と下かご6からなる。さらに、エレベータ乗り
かご本体1の中で、上かご5と下かご6を駆動するため
の階高調整装置7があり、階高調整装置7は、階高可変
用駆動装置8と階高可変用制御装置9からなり、また階
高調整装置用の安全検出回路10がある。
【0010】上記のエレベータ安全検出装置4と階高調
整装置用安全検出回路10は、別系統でそれぞれの安全
監視を行い、故障の発生時にはエレベータの上下駆動装
置、扉開閉装置と階高調整装置のどちらで発生したかを
エレベータ制御装置で判断できるようにするとよい。
【0011】次に、通常運行状態から、故障が発生し片
側乗りかごのみの運行方式に遷移していくまでの様子を
図2のフローチャート図に基づいて説明する。ステップ
10の通常運行方式中に故障を検出する(ステップ1
1)と、一旦エレベータ乗りかご本体1および階高調整
装置7は運行停止する。
【0011】その後、ステップ13でエレベータ制御装
置3およびエレベータ安全検出装置4が、エレベータの
故障状況の確認を行い、エレベータ乗りかご本体1が走
行可能状態であるならば、ステップ14でエレベータ乗
りかご本体1を動かすことで、上下かごを停止可能な階
床位置に合わせ、かごに乗り込んでいる乗客の救出運転
を行う。かご内乗客の救出が完了した後、ステップ15
で階高可変用制御装置9および階高調整装置用安全検出
装置10が、階高調整装置7の故障状況の確認を行う。
そこで、階高調整装置7が運行不可能であった場合、階
高可変用制御装置9がエレベータ制御装置3に、走行不
可能な状態であることを送信して、それを受けてエレベ
ータ制御装置3はステップ16で片側かご運行方式へと
移行する。
【0012】次に、片側かご運転方式中の制御シーケン
スについて図3を用いて説明する。片側かご運行方式で
は、使用する乗りかごにより到達することができない階
床がある。そのため、ステップ20でどちらの乗りかご
を使用するか決定し、次にステップ21で乗りかご内の
重量を確認することで、使用しない側の乗りかごに人が
乗っていないようにする。
【0012】その後、ステップ22で使用するかごに対
する到達不可能階を算出する。ステップ22の結果を受
けてステップ23では到達不可能階の乗りかご呼び出し
ボタンを無効にする。以上の段階が全て終了してから、
片側の乗りかごのみを使用して、通常のシングルデッキ
エレベータのような運行を行うものとする。エレベータ
運行方式で走行中は、終端階などの到達不可能階の利用
できない階床に、該当階では停止しないことを表示する
パネルを持つようにする。ただし、これらの制御はすべ
てエレベータ制御装置で行うようにし、階高可変用制御
装置からは必要な情報の送信のみを行うようにするとよ
い。
【0013】
【発明の効果】上記のことからわかるように、本発明で
は階高調整装置が故障した場合にも、エレベータ乗りか
ご本体のみを動かし、片側の乗りかごのみを使用する運
転方式を設けたことにより、エレベータのサービスを続
けることが可能になった。また、階高調整装置の故障を
検出していない場合でも、夜間などのエレベータ走行回
数が少ない時間に、本発明の上かご、下かごのどちらか
一方の乗りかごのみを使用する運行方式を用いること
で、階高調整装置を動かす必要がなくなり、省エネや故
障発生原因が少なくなるなどの効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運行方式が適用される階高可変式ダブ
ルデッキエレベータの構成図
【図2】本発明による運行方式に遷移するまでのフロー
チャート図
【図3】本発明による運行方式のフローチャート図
【符号の説明】
1 エレベータ乗りかご本体 2 エレベータ駆動装置 3 エレベータ制御装置 4 エレベータ安全検出装置 5 上かご 6 下かご 7 階高調整装置 8 階高可変用駆動装置 9 階高可変用制御装置 10 階高調整装置用安全検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉木 孝志 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 (72)発明者 内藤 禎章 東京都新宿区西新宿2丁目4番1号 新宿 NSビル 日本オーチス・エレベータ株式 会社内 Fターム(参考) 3F002 AA02 AA04 CA03 GB02 3F303 AA02 DC18 3F304 CA11 EA22 EB01 EB07 3F306 CA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階高可変式ダブルデッキエレベータにお
    いて、階高調整装置の故障を検出した場合に、上かごあ
    るいは下かごのいすれか一方のみを階床に合わせて停止
    させ、走行を続けることを可能とした運行方式。
  2. 【請求項2】 エレベータ走行装置と階高調整装置に、
    別系統の安全検出装置を取付けて、階高調整装置の故障
    を検出することを特徴とする請求項第1項記載のエレベ
    ータ運行方式。
  3. 【請求項3】 階高調整装置として、パンタグラフを使
    用していることを特徴とする請求項第1項記載のダブル
    デッキエレベータの運行方式。
  4. 【請求項4】 請求項第1項記載のエレベータ運行方式
    で走行中は、終端階などの利用不可能な階床に、該当階
    では停止しないことを表示する手段を有する階高可変式
    ダブルデッキエレベータ。
JP2001142422A 2001-04-04 2001-04-04 階高可変式ダブルデッキエレベータにおける故障時のシングルデッキオペレーション Pending JP2002302358A (ja)

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