JP2002298849A - 二次電源 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】容量が大きく、耐電圧が高く、かつ充放電サイ
クル信頼性に優れた二次電源の提供。 【解決手段】活性炭を含む正極と、X線回折により測定
される[002]面の面間隔が0.334〜0.337
nmである黒鉛系炭素材料粒子の表面が低結晶性炭素材
料により被覆された複合炭素材料を含む負極と、リチウ
ム塩を含む有機電解液と、を有する二次電源。
クル信頼性に優れた二次電源の提供。 【解決手段】活性炭を含む正極と、X線回折により測定
される[002]面の面間隔が0.334〜0.337
nmである黒鉛系炭素材料粒子の表面が低結晶性炭素材
料により被覆された複合炭素材料を含む負極と、リチウ
ム塩を含む有機電解液と、を有する二次電源。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐電圧及び放電容
量が高く、大電流充放電におけるサイクル信頼性に優れ
る二次電源に関する。
量が高く、大電流充放電におけるサイクル信頼性に優れ
る二次電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層キャパシタの電極に
は、正極、負極ともに活性炭を主体とする分極性電極が
使用されている。電気二重層キャパシタの耐電圧は、水
系電解液を使用すると1.2V、有機系電解液を使用す
ると2.5〜3.3Vである。電気二重層キャパシタの
エネルギは耐電圧の2乗に比例するので、耐電圧の高い
有機電解液の方が水系電解液より高エネルギである。し
かし、有機電解液を使用した電気二重層キャパシタでも
そのエネルギ密度は鉛蓄電池等の二次電池の1/10以
下であり、さらなるエネルギ密度の向上が必要とされて
いる。
は、正極、負極ともに活性炭を主体とする分極性電極が
使用されている。電気二重層キャパシタの耐電圧は、水
系電解液を使用すると1.2V、有機系電解液を使用す
ると2.5〜3.3Vである。電気二重層キャパシタの
エネルギは耐電圧の2乗に比例するので、耐電圧の高い
有機電解液の方が水系電解液より高エネルギである。し
かし、有機電解液を使用した電気二重層キャパシタでも
そのエネルギ密度は鉛蓄電池等の二次電池の1/10以
下であり、さらなるエネルギ密度の向上が必要とされて
いる。
【0003】これに対し、特開昭64−14882に
は、活性炭を主体とする電極を正極とし、X線回折によ
る[002]面の面間隔が0.338〜0.356nm
である炭素材料にあらかじめリチウムイオンを吸蔵させ
た電極を負極とする上限電圧3Vの二次電源が提案され
ている。また、特開平8−107048には、リチウム
イオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料にあらかじめ化学的
方法又は電気化学的方法でリチウムイオンを吸蔵させた
炭素材料を負極に用いる電池が提案されている。特開平
9−55342には、リチウムイオンを吸蔵、脱離しう
る炭素材料をリチウムと合金を形成しない多孔質集電体
に担持させる負極を有する、上限電圧4Vの二次電源が
提案されている。
は、活性炭を主体とする電極を正極とし、X線回折によ
る[002]面の面間隔が0.338〜0.356nm
である炭素材料にあらかじめリチウムイオンを吸蔵させ
た電極を負極とする上限電圧3Vの二次電源が提案され
ている。また、特開平8−107048には、リチウム
イオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料にあらかじめ化学的
方法又は電気化学的方法でリチウムイオンを吸蔵させた
炭素材料を負極に用いる電池が提案されている。特開平
9−55342には、リチウムイオンを吸蔵、脱離しう
る炭素材料をリチウムと合金を形成しない多孔質集電体
に担持させる負極を有する、上限電圧4Vの二次電源が
提案されている。
【0004】正極に活性炭を用い、負極にリチウムイオ
ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を用いた二次電源は、従
来の正極、負極ともに活性炭を用いた電気二重層キャパ
シタより高耐電圧かつ高容量とすることができる。特
に、この二次電源において負極にリチウムイオン吸蔵脱
離電位の卑な黒鉛系炭素材料を用いると、より高容量に
できる。
ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を用いた二次電源は、従
来の正極、負極ともに活性炭を用いた電気二重層キャパ
シタより高耐電圧かつ高容量とすることができる。特
に、この二次電源において負極にリチウムイオン吸蔵脱
離電位の卑な黒鉛系炭素材料を用いると、より高容量に
できる。
【0005】また、電気二重層キャパシタ、上記二次電
源以外に、高性能な二次電源としてはリチウムイオン二
次電池がある。リチウムイオン二次電池は電気二重層キ
ャパシタに比べて高電圧で作動でき高容量という性質を
有するが、抵抗が高く、急速充放電サイクルによる寿命
が電気二重層キャパシタに比べ著しく短い問題があっ
た。なお、二次電池も電気二重層キャパシタも二次電源
の1種であるが、本明細書では、以下、正極に活性炭を
含み、負極にリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材
料を含む特定の構成の二次電源を単に二次電源という。
源以外に、高性能な二次電源としてはリチウムイオン二
次電池がある。リチウムイオン二次電池は電気二重層キ
ャパシタに比べて高電圧で作動でき高容量という性質を
有するが、抵抗が高く、急速充放電サイクルによる寿命
が電気二重層キャパシタに比べ著しく短い問題があっ
た。なお、二次電池も電気二重層キャパシタも二次電源
の1種であるが、本明細書では、以下、正極に活性炭を
含み、負極にリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材
料を含む特定の構成の二次電源を単に二次電源という。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】正極に活性炭を用い、
負極にリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を用
いた二次電源は、リチウムイオン二次電池に比べると急
速充放電サイクルに対する耐久性は優れているが、電気
二重層キャパシタに比べると急速充放電サイクルに対す
る耐久性が不充分である。これは電気二重層キャパシタ
と構成の異なる負極と負極における電極反応の違いに起
因すると考えられる。
負極にリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を用
いた二次電源は、リチウムイオン二次電池に比べると急
速充放電サイクルに対する耐久性は優れているが、電気
二重層キャパシタに比べると急速充放電サイクルに対す
る耐久性が不充分である。これは電気二重層キャパシタ
と構成の異なる負極と負極における電極反応の違いに起
因すると考えられる。
【0007】リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材
料には、黒鉛系炭素材料(X線回折による[002]面
の面間隔が0.337nm以下)と低結晶性炭素材料
(X線回折による[002]面の面間隔が0.338〜
0.380nm)がある。黒鉛系炭素材料はリチウムイ
オン吸蔵、脱離の電位が特に卑で、平坦な充放電曲線を
示す。そのため、実用的使用条件における放電容量は3
50〜370mAh/gであり、低結晶性炭素材料の実
用的使用条件における放電容量の200〜300mAh
/gに比べて大きい。また、低結晶性炭素材料は黒鉛系
炭素材料より密度が低いため、黒鉛系炭素材料を用いた
二次電源の方がより高いエネルギが得られる。
料には、黒鉛系炭素材料(X線回折による[002]面
の面間隔が0.337nm以下)と低結晶性炭素材料
(X線回折による[002]面の面間隔が0.338〜
0.380nm)がある。黒鉛系炭素材料はリチウムイ
オン吸蔵、脱離の電位が特に卑で、平坦な充放電曲線を
示す。そのため、実用的使用条件における放電容量は3
50〜370mAh/gであり、低結晶性炭素材料の実
用的使用条件における放電容量の200〜300mAh
/gに比べて大きい。また、低結晶性炭素材料は黒鉛系
炭素材料より密度が低いため、黒鉛系炭素材料を用いた
二次電源の方がより高いエネルギが得られる。
【0008】一方、二次電源における急速充放電サイク
ルに対する耐久性は、主に負極の炭素材料に依存してお
り、負極の炭素材料のX線回折による[002]面の面
間隔と急速充放電サイクルに対する耐久性との間に相関
関係が存在し、[002]面の面間隔が大きい炭素材料
を用いるほど急速充放電サイクルに対する耐久性が良
い。すなわち、[002]面の面間隔が小さい黒鉛系炭
素材料に比べて、[002]面の面間隔が大きい低結晶
性炭素材料の方がサイクル特性は良い。つまり、黒鉛系
炭素材料はという点では優れるものの、急速充放電に対
する耐久性が不充分である。一方、低結晶性炭素材料は
容量は不充分であるが、急速充放電に対する耐久性が優
れている。
ルに対する耐久性は、主に負極の炭素材料に依存してお
り、負極の炭素材料のX線回折による[002]面の面
間隔と急速充放電サイクルに対する耐久性との間に相関
関係が存在し、[002]面の面間隔が大きい炭素材料
を用いるほど急速充放電サイクルに対する耐久性が良
い。すなわち、[002]面の面間隔が小さい黒鉛系炭
素材料に比べて、[002]面の面間隔が大きい低結晶
性炭素材料の方がサイクル特性は良い。つまり、黒鉛系
炭素材料はという点では優れるものの、急速充放電に対
する耐久性が不充分である。一方、低結晶性炭素材料は
容量は不充分であるが、急速充放電に対する耐久性が優
れている。
【0009】また、二次電源の電解液の溶媒としては、
正極活性炭に対し安定であり耐電圧が高いことからプロ
ピレンカーボネート(以下、PCという。)を主体とす
ることが好ましいが、黒鉛系炭素材料負極を用いた場
合、充電時にPCが負極上で電気分解し、充電できない
という問題がある。一方、黒鉛系炭素材料ではなく低結
晶性炭素を負極に用いた場合は、PCの電気分解は起こ
りにくい。
正極活性炭に対し安定であり耐電圧が高いことからプロ
ピレンカーボネート(以下、PCという。)を主体とす
ることが好ましいが、黒鉛系炭素材料負極を用いた場
合、充電時にPCが負極上で電気分解し、充電できない
という問題がある。一方、黒鉛系炭素材料ではなく低結
晶性炭素を負極に用いた場合は、PCの電気分解は起こ
りにくい。
【0010】そこで本発明は、上記問題を解決するため
に特に負極について検討することにより、高耐電圧であ
り急速充放電サイクルに対する耐久性が優れ、かつ高容
量でエネルギ密度が高い二次電源を提供することを目的
とする。
に特に負極について検討することにより、高耐電圧であ
り急速充放電サイクルに対する耐久性が優れ、かつ高容
量でエネルギ密度が高い二次電源を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、活性炭を含む
正極と、X線回折により測定される[002]面の面間
隔が0.334〜0.337nmである黒鉛系炭素材料
粒子の表面が低結晶性炭素材料により被覆された複合炭
素材料を含む負極と、リチウム塩を含む有機電解液と、
を有することを特徴とする二次電源を提供する。
正極と、X線回折により測定される[002]面の面間
隔が0.334〜0.337nmである黒鉛系炭素材料
粒子の表面が低結晶性炭素材料により被覆された複合炭
素材料を含む負極と、リチウム塩を含む有機電解液と、
を有することを特徴とする二次電源を提供する。
【0012】また、本発明は、活性炭を含む正極と、X
線回折により測定した場合に測定される[002]面の
面間隔は0.334〜0.337nmでありかつラマン
スペクトルにより測定した場合に1580cm-1近傍と
1360cm-1近傍になだらかなピークを示す炭素材料
を含む負極と、リチウム塩を含む有機電解液と、を有す
ることを特徴とする二次電源を提供する。
線回折により測定した場合に測定される[002]面の
面間隔は0.334〜0.337nmでありかつラマン
スペクトルにより測定した場合に1580cm-1近傍と
1360cm-1近傍になだらかなピークを示す炭素材料
を含む負極と、リチウム塩を含む有機電解液と、を有す
ることを特徴とする二次電源を提供する。
【0013】本明細書において、リチウムイオンを吸
蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と集電体とを
接合して一体化させたものを負極体という。正極体につ
いても同様の定義とする。
蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と集電体とを
接合して一体化させたものを負極体という。正極体につ
いても同様の定義とする。
【0014】リチウムイオン二次電池は、正極はリチウ
ム含有遷移金属酸化物を主体とする電極、負極はリチウ
ムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする電極
であり、充電によりリチウムイオンが正極のリチウム含
有遷移金属酸化物から脱離し、負極のリチウムイオンを
吸蔵、脱離しうる炭素材料へ吸蔵され、放電により負極
からリチウムイオンが脱離し、正極にリチウムイオンが
吸蔵される。したがって、本質的には電解液中のリチウ
ムイオンは電池の充放電に関与しない。
ム含有遷移金属酸化物を主体とする電極、負極はリチウ
ムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする電極
であり、充電によりリチウムイオンが正極のリチウム含
有遷移金属酸化物から脱離し、負極のリチウムイオンを
吸蔵、脱離しうる炭素材料へ吸蔵され、放電により負極
からリチウムイオンが脱離し、正極にリチウムイオンが
吸蔵される。したがって、本質的には電解液中のリチウ
ムイオンは電池の充放電に関与しない。
【0015】一方、本発明における二次電源は、充電に
より電解液中のアニオンが正極の活性炭に吸着し、電解
液中のリチウムイオンが負極のリチウムイオンを吸蔵、
脱離しうる炭素材料へ吸蔵される。そして放電により負
極からリチウムイオンが脱離し、正極ではアニオンが脱
着する。すなわち、二次電源では充放電に電解液の溶質
が本質的に関与しており、リチウムイオン二次電池とは
充放電の機構が異なっている。そしてリチウムイオン二
次電池のように、正極活物質自体にリチウムイオンが吸
蔵、脱離することがなく、リチウムイオンの吸蔵、脱離
にともなう正極の劣化がないため、本発明の二次電源は
充放電サイクルによる劣化が少なく、長期的信頼性に優
れている。
より電解液中のアニオンが正極の活性炭に吸着し、電解
液中のリチウムイオンが負極のリチウムイオンを吸蔵、
脱離しうる炭素材料へ吸蔵される。そして放電により負
極からリチウムイオンが脱離し、正極ではアニオンが脱
着する。すなわち、二次電源では充放電に電解液の溶質
が本質的に関与しており、リチウムイオン二次電池とは
充放電の機構が異なっている。そしてリチウムイオン二
次電池のように、正極活物質自体にリチウムイオンが吸
蔵、脱離することがなく、リチウムイオンの吸蔵、脱離
にともなう正極の劣化がないため、本発明の二次電源は
充放電サイクルによる劣化が少なく、長期的信頼性に優
れている。
【0016】本発明者らは、二次電源において、初期充
電による電解液の分解や、急速充放電による容量劣化の
原因について鋭意検討した結果、以下のことを見出し
た。黒鉛系炭素材料を用いた負極の場合、例えばエチレ
ンカーボネート(以下、ECという。)を主溶媒として
用いると、初期充放電を行う際、電解液の分解により黒
鉛表面に、リチウムイオン伝導性を有するSEI(So
lid Electrolyte Interfac
e)被膜が形成され、溶媒のさらなる電気分解を抑制で
きる。しかし、急速な充放電において、層状構造の黒鉛
結晶子の層間にリチウムイオンの吸蔵/脱離が繰り返し
行われると、結晶子縦方向の寸法が10%程度伸縮変化
することにより、黒鉛表面の被膜は機械的に破壊され、
さらに電解液の分解が起こって修復される。この破壊、
修復は繰り返され、その際二次電源システム内の電解液
が消費され、二次電源の容量の低下につながっていると
考えられる。一方、低結晶性炭素材料は面間隔が大き
く、充放電を繰り返しても黒鉛のような寸法変化が伴わ
ないため、表面における劣化がほとんど発生しない。
電による電解液の分解や、急速充放電による容量劣化の
原因について鋭意検討した結果、以下のことを見出し
た。黒鉛系炭素材料を用いた負極の場合、例えばエチレ
ンカーボネート(以下、ECという。)を主溶媒として
用いると、初期充放電を行う際、電解液の分解により黒
鉛表面に、リチウムイオン伝導性を有するSEI(So
lid Electrolyte Interfac
e)被膜が形成され、溶媒のさらなる電気分解を抑制で
きる。しかし、急速な充放電において、層状構造の黒鉛
結晶子の層間にリチウムイオンの吸蔵/脱離が繰り返し
行われると、結晶子縦方向の寸法が10%程度伸縮変化
することにより、黒鉛表面の被膜は機械的に破壊され、
さらに電解液の分解が起こって修復される。この破壊、
修復は繰り返され、その際二次電源システム内の電解液
が消費され、二次電源の容量の低下につながっていると
考えられる。一方、低結晶性炭素材料は面間隔が大き
く、充放電を繰り返しても黒鉛のような寸法変化が伴わ
ないため、表面における劣化がほとんど発生しない。
【0017】本発明者らは、低結晶性炭素材料のように
充放電サイクル耐久性に優れかつ黒鉛系炭素材料のよう
に容量が高い炭素材料を検討した。その結果、黒鉛系炭
素材料の粒子の表面を低結晶性炭素材料が均一にかつほ
ぼ完全に被覆した複合炭素材料を使用すると、黒鉛系炭
素材料表面での上記SEI被膜の劣化や電解液の分解を
防げることを見いだした。
充放電サイクル耐久性に優れかつ黒鉛系炭素材料のよう
に容量が高い炭素材料を検討した。その結果、黒鉛系炭
素材料の粒子の表面を低結晶性炭素材料が均一にかつほ
ぼ完全に被覆した複合炭素材料を使用すると、黒鉛系炭
素材料表面での上記SEI被膜の劣化や電解液の分解を
防げることを見いだした。
【0018】黒鉛系炭素材料の粒子を低結晶性炭素で被
覆する方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。
X線回折により測定される[002]面の面間隔が0.
334〜0.337nmである黒鉛系炭素材料の粒子
を、例えば各種の樹脂、タール又はピッチ等の溶液に浸
漬させるなどしてあらかじめ樹脂、タール又はピッチ等
で被覆した後、樹脂、タール又はピッチを炭化する方
法。黒鉛系炭素材料の粒子表面を有機ガスと接触させ、
このガスを不活性ガス雰囲気中又は真空中で熱分解する
ことにより、黒鉛系炭素材料の粒子表面に低結晶性炭素
材料の被膜を形成する化学気相蒸着(CVD)法や化学
気相含浸法(CVI)法等。
覆する方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。
X線回折により測定される[002]面の面間隔が0.
334〜0.337nmである黒鉛系炭素材料の粒子
を、例えば各種の樹脂、タール又はピッチ等の溶液に浸
漬させるなどしてあらかじめ樹脂、タール又はピッチ等
で被覆した後、樹脂、タール又はピッチを炭化する方
法。黒鉛系炭素材料の粒子表面を有機ガスと接触させ、
このガスを不活性ガス雰囲気中又は真空中で熱分解する
ことにより、黒鉛系炭素材料の粒子表面に低結晶性炭素
材料の被膜を形成する化学気相蒸着(CVD)法や化学
気相含浸法(CVI)法等。
【0019】なかでも、より完全に均一に黒鉛系炭素材
料の粒子を被覆することができる点で、CVD法とCV
I法が好ましい。CVD法やCVI法を行う際に用いる
有機ガスとしては、メタン、エタン、プロパン、エチレ
ン、アセチレン、ブタン、ペンタン、トルエン、キシレ
ン、スチレン、ナフタレン、ベンゼン、エチルベンゼ
ン、ニトロベンゼン、クロロベンゼンからなる群から選
ばれる1種以上が好ましく使用できる。また、CVD法
やCVI法で処理する場合の熱処理温度は700〜12
00℃が好ましく、さらには800〜1100℃が好ま
しい。
料の粒子を被覆することができる点で、CVD法とCV
I法が好ましい。CVD法やCVI法を行う際に用いる
有機ガスとしては、メタン、エタン、プロパン、エチレ
ン、アセチレン、ブタン、ペンタン、トルエン、キシレ
ン、スチレン、ナフタレン、ベンゼン、エチルベンゼ
ン、ニトロベンゼン、クロロベンゼンからなる群から選
ばれる1種以上が好ましく使用できる。また、CVD法
やCVI法で処理する場合の熱処理温度は700〜12
00℃が好ましく、さらには800〜1100℃が好ま
しい。
【0020】本発明における複合炭素材料は、X線回折
(線源:CuKα)により測定される[002]面の面
間隔は0.334〜0.337nmであることが好まし
く、ラマンスペクトル(励起波長:514.5nm)に
おいて1580cm-1近傍と1360cm-1近傍になだ
らかな弱いピークを示しているものであることが好まし
い。本発明で使用される複合炭素材料の1例のX線回折
パターンを図1に、ラマンスペクトルを図2に示す。
(線源:CuKα)により測定される[002]面の面
間隔は0.334〜0.337nmであることが好まし
く、ラマンスペクトル(励起波長:514.5nm)に
おいて1580cm-1近傍と1360cm-1近傍になだ
らかな弱いピークを示しているものであることが好まし
い。本発明で使用される複合炭素材料の1例のX線回折
パターンを図1に、ラマンスペクトルを図2に示す。
【0021】ラマンスペクトルは、炭素の表面解析を行
うものであるが、図2における1580cm-1近傍のピ
ークは低結晶性炭素材料のGバンド、1360cm-1近
傍のピークは低結晶性炭素材料のDバンドを示してい
る。これらのピークがなだらかで弱いことは、表面には
ほぼ低結晶性炭素材料のみが存在していることを示して
いる。また、図1は結晶性の高い炭素材料であることを
示しており、低結晶性炭素材料に由来するピークは2θ
=26.5°付近で結晶性の高い炭素材料由来のピーク
と重なっていることがこのピークを拡大するとうかがえ
るが、はっきりとは確認しにくい。
うものであるが、図2における1580cm-1近傍のピ
ークは低結晶性炭素材料のGバンド、1360cm-1近
傍のピークは低結晶性炭素材料のDバンドを示してい
る。これらのピークがなだらかで弱いことは、表面には
ほぼ低結晶性炭素材料のみが存在していることを示して
いる。また、図1は結晶性の高い炭素材料であることを
示しており、低結晶性炭素材料に由来するピークは2θ
=26.5°付近で結晶性の高い炭素材料由来のピーク
と重なっていることがこのピークを拡大するとうかがえ
るが、はっきりとは確認しにくい。
【0022】複合炭素材料中、黒鉛系炭素材料に対する
低結晶性炭素材料の割合は、2〜30質量%であること
が好ましく、特に5〜25質量%、さらには10〜20
質量%であることが好ましい。上記割合が低すぎると、
黒鉛系炭素材料の表面が低結晶性炭素材料により完全に
覆われることは困難であり、充放電サイクル耐久性が充
分に高まらないおそれがある。一方、低結晶性炭素材料
の割合が高すぎると、負極全体の容量が低くなる。
低結晶性炭素材料の割合は、2〜30質量%であること
が好ましく、特に5〜25質量%、さらには10〜20
質量%であることが好ましい。上記割合が低すぎると、
黒鉛系炭素材料の表面が低結晶性炭素材料により完全に
覆われることは困難であり、充放電サイクル耐久性が充
分に高まらないおそれがある。一方、低結晶性炭素材料
の割合が高すぎると、負極全体の容量が低くなる。
【0023】本発明における正極に含まれる活性炭は、
比表面積が800〜3000m2/gであることが好ま
しい。活性炭の原料、賦活条件は限定されないが、例え
ば原料としてはやしがら、フェノール樹脂、石油コーク
ス等が挙げられ、賦活方法としては水蒸気賦活法、溶融
アルカリ賦活法等が挙げられる。特にやしがら又はフェ
ノール樹脂を原料として水蒸気賦活して得られる活性炭
が好ましい。正極の抵抗を低くするために、正極中に導
電材として導電性のカーボンブラック又は黒鉛を含ませ
ておくのも好ましく、このとき導電材は正極中に0.1
〜30質量%含まれることが好ましい。
比表面積が800〜3000m2/gであることが好ま
しい。活性炭の原料、賦活条件は限定されないが、例え
ば原料としてはやしがら、フェノール樹脂、石油コーク
ス等が挙げられ、賦活方法としては水蒸気賦活法、溶融
アルカリ賦活法等が挙げられる。特にやしがら又はフェ
ノール樹脂を原料として水蒸気賦活して得られる活性炭
が好ましい。正極の抵抗を低くするために、正極中に導
電材として導電性のカーボンブラック又は黒鉛を含ませ
ておくのも好ましく、このとき導電材は正極中に0.1
〜30質量%含まれることが好ましい。
【0024】正極体の作製方法としては、例えば活性炭
粉末と導電材との混合物にバインダとしてポリテトラフ
ルオロエチレンを混合し、混練した後シート状に成形し
て正極とし、これを集電体に導電性接着剤を用いて固定
する方法がある。また、バインダとしてポリフッ化ビニ
リデン、ポリアミドイミド、ポリイミド等を溶解したワ
ニスに活性炭粉末と導電材粉末とを分散させ、この液を
ドクターブレード法等によって集電体上に塗工し、乾燥
して得てもよい。正極中に含まれるバインダの量は、正
極体の強度と容量等の特性とのバランスから1〜20重
量%であることが好ましい。
粉末と導電材との混合物にバインダとしてポリテトラフ
ルオロエチレンを混合し、混練した後シート状に成形し
て正極とし、これを集電体に導電性接着剤を用いて固定
する方法がある。また、バインダとしてポリフッ化ビニ
リデン、ポリアミドイミド、ポリイミド等を溶解したワ
ニスに活性炭粉末と導電材粉末とを分散させ、この液を
ドクターブレード法等によって集電体上に塗工し、乾燥
して得てもよい。正極中に含まれるバインダの量は、正
極体の強度と容量等の特性とのバランスから1〜20重
量%であることが好ましい。
【0025】本発明における負極体は、正極同様ポリテ
トラフルオロエチレンをバインダとして負極炭素材料と
混合し混練してシート状に成形して負極を形成し、導電
性接着剤を用いて集電体に接着させて得ることができ
る。また、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミドイミド又
はポリイミドをバインダとし、バインダとなる樹脂又は
その前駆体を有機溶媒に溶解させた溶液に負極炭素材料
を分散させ、集電体に塗工し、乾燥させて得る方法もあ
る。これらの方法のなかで集電体に塗工する方法がより
好ましい。
トラフルオロエチレンをバインダとして負極炭素材料と
混合し混練してシート状に成形して負極を形成し、導電
性接着剤を用いて集電体に接着させて得ることができ
る。また、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミドイミド又
はポリイミドをバインダとし、バインダとなる樹脂又は
その前駆体を有機溶媒に溶解させた溶液に負極炭素材料
を分散させ、集電体に塗工し、乾燥させて得る方法もあ
る。これらの方法のなかで集電体に塗工する方法がより
好ましい。
【0026】集電体に前記溶液を塗工して負極体を得る
方法において、バインダとなる樹脂又はその前駆体を溶
解させる溶媒は限定されないが、バインダを構成する樹
脂又はその前駆体を容易に溶解でき、入手も容易である
ことからN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと
いう)が好ましい。ここで、ポリアミドイミドの前駆体
及びポリイミドの前駆体とは、加熱することにより重合
してそれぞれポリアミドイミド及びポリイミドとなるも
のをいう。
方法において、バインダとなる樹脂又はその前駆体を溶
解させる溶媒は限定されないが、バインダを構成する樹
脂又はその前駆体を容易に溶解でき、入手も容易である
ことからN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと
いう)が好ましい。ここで、ポリアミドイミドの前駆体
及びポリイミドの前駆体とは、加熱することにより重合
してそれぞれポリアミドイミド及びポリイミドとなるも
のをいう。
【0027】本発明において、負極におけるリチウムイ
オンを吸蔵、脱離しうる炭素材料とバインダとの重量比
は70:30〜96:4が好ましい。バインダが30重
量%より多いと、負極容量が小さくなる。バインダが4
質量%未満であると、バインダとしての効果が弱くな
り、負極と集電体との剥離が多くなる。
オンを吸蔵、脱離しうる炭素材料とバインダとの重量比
は70:30〜96:4が好ましい。バインダが30重
量%より多いと、負極容量が小さくなる。バインダが4
質量%未満であると、バインダとしての効果が弱くな
り、負極と集電体との剥離が多くなる。
【0028】本発明における有機電解液の溶媒として
は、正極に使用される活性炭に対する電気化学的耐久性
に優れ低温特性が良好である点からPCを含む溶媒が好
ましい。また、ハイレート充放電サイクル特性が良好で
ある点ではECを含む溶媒が好ましい。そのほかに、ブ
チレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネート、ジエチルカーボネート、スルホラ
ン、ジメトキシエタン等も使用でき、これらは単独で使
用しても2種以上の混合溶媒として使用してもよい。
は、正極に使用される活性炭に対する電気化学的耐久性
に優れ低温特性が良好である点からPCを含む溶媒が好
ましい。また、ハイレート充放電サイクル特性が良好で
ある点ではECを含む溶媒が好ましい。そのほかに、ブ
チレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネート、ジエチルカーボネート、スルホラ
ン、ジメトキシエタン等も使用でき、これらは単独で使
用しても2種以上の混合溶媒として使用してもよい。
【0029】本発明における有機電解液に含まれるリチ
ウム塩は、LiPF6、LiBF4、LiClO4、Li
N(SO2CF3)2、CF3SO3Li、LiC(SO2C
F3) 3、LiAsF6及びLiSbF6からなる群から選
ばれる1種以上が好ましい。電解液中のリチウム塩の濃
度は0.1〜2.5モル/L、さらには0.5〜2モル
/Lが好ましい。
ウム塩は、LiPF6、LiBF4、LiClO4、Li
N(SO2CF3)2、CF3SO3Li、LiC(SO2C
F3) 3、LiAsF6及びLiSbF6からなる群から選
ばれる1種以上が好ましい。電解液中のリチウム塩の濃
度は0.1〜2.5モル/L、さらには0.5〜2モル
/Lが好ましい。
【0030】
【実施例】次に、実施例(例1〜3)と比較例(例4〜
5)により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明
はこれらにより限定されない。なお、例1〜5のセルの
作製及び測定は、すべて露点が−60℃以下のアルゴン
グローブボックス中で行った。
5)により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明
はこれらにより限定されない。なお、例1〜5のセルの
作製及び測定は、すべて露点が−60℃以下のアルゴン
グローブボックス中で行った。
【0031】[例1]平均粒径12μm、[002]面
の面間隔が0.335nmの黒鉛系粒子をフェノール樹
脂溶液に含浸し、真空脱気してから濾過し、アルゴンガ
ス雰囲気下で、室温から800℃まで4時間かけて昇温
し、800℃で4時間保持して作製した炭素材料を、ポ
リフッ化ビニリデンをNMPに溶解した溶液に分散させ
て、銅からなる集電体に塗布して乾燥し、集電体上に負
極を形成した。負極中のリチウムイオンを吸蔵、脱離し
うる炭素材料とポリフッ化ビニリデンとは質量比で9:
1であった。これをさらにロールプレス機でプレスし、
負極の面積を1cm×1cm、厚さを15μmとし、減
圧下で150℃にて10時間熱処理し、負極体を得た。
の面間隔が0.335nmの黒鉛系粒子をフェノール樹
脂溶液に含浸し、真空脱気してから濾過し、アルゴンガ
ス雰囲気下で、室温から800℃まで4時間かけて昇温
し、800℃で4時間保持して作製した炭素材料を、ポ
リフッ化ビニリデンをNMPに溶解した溶液に分散させ
て、銅からなる集電体に塗布して乾燥し、集電体上に負
極を形成した。負極中のリチウムイオンを吸蔵、脱離し
うる炭素材料とポリフッ化ビニリデンとは質量比で9:
1であった。これをさらにロールプレス機でプレスし、
負極の面積を1cm×1cm、厚さを15μmとし、減
圧下で150℃にて10時間熱処理し、負極体を得た。
【0032】なお、上記炭素材料のX線回折パターンと
ラマンスペクトルを測定したところ、炭素材料全体とし
ての[002]面の面間隔は0.335nmであり、ラ
マンスペクトルでは1360cm-1近傍と1580cm
-1近傍になだらかな弱いピークが確認された。
ラマンスペクトルを測定したところ、炭素材料全体とし
ての[002]面の面間隔は0.335nmであり、ラ
マンスペクトルでは1360cm-1近傍と1580cm
-1近傍になだらかな弱いピークが確認された。
【0033】次に、フェノール樹脂を原料として水蒸気
賦活法によって得られた比表面積2000m2/gの活
性炭80質量%、導電性カーボンブラック10質量%、
及びバインダとしてポリテトラフルオロエチレン10質
量%からなる混合物を、エタノールを加えて混練し、圧
延した後、200℃で2時間真空乾燥して厚さ150μ
mの電極シートを得た。この電極シートから1cm×1
cmの電極を得て、ポリアミドイミドをバインダとする
導電性接着剤を用いてアルミニウム箔に接合し、減圧下
で260℃にて10時間熱処理し、正極体を得た。
賦活法によって得られた比表面積2000m2/gの活
性炭80質量%、導電性カーボンブラック10質量%、
及びバインダとしてポリテトラフルオロエチレン10質
量%からなる混合物を、エタノールを加えて混練し、圧
延した後、200℃で2時間真空乾燥して厚さ150μ
mの電極シートを得た。この電極シートから1cm×1
cmの電極を得て、ポリアミドイミドをバインダとする
導電性接着剤を用いてアルミニウム箔に接合し、減圧下
で260℃にて10時間熱処理し、正極体を得た。
【0034】上記正極体と上記負極体とを、ポリプロピ
レン製セパレータを介してそれぞれの電極面を対向さ
せ、挟持板で挟持して素子を作製した。PCとエチルメ
チルカーボネートと(質量比1:1)の混合溶媒を用
い、LiBF4を1モル/Lの濃度で溶解した溶液を電
解液とし、前記素子を充分に含浸させて、4.2Vから
2.75Vまでの範囲で初期容量を測定した。その後、
充放電電流10mA/cm 2で、4.0Vから2.75
Vまでの範囲で充放電サイクルを行い、2000サイク
ル後の容量を測定し、容量の変化率を算出した。結果を
表1に示す。
レン製セパレータを介してそれぞれの電極面を対向さ
せ、挟持板で挟持して素子を作製した。PCとエチルメ
チルカーボネートと(質量比1:1)の混合溶媒を用
い、LiBF4を1モル/Lの濃度で溶解した溶液を電
解液とし、前記素子を充分に含浸させて、4.2Vから
2.75Vまでの範囲で初期容量を測定した。その後、
充放電電流10mA/cm 2で、4.0Vから2.75
Vまでの範囲で充放電サイクルを行い、2000サイク
ル後の容量を測定し、容量の変化率を算出した。結果を
表1に示す。
【0035】[例2]平均粒径12μm、[002]面
の面間隔が0.335nmの黒鉛系炭素材料粒子に対
し、800℃でベンゼン蒸気を導入し、所定時間CVD
法を行い、黒鉛系炭素材料粒子の表面が低結晶性炭素材
料により被覆された炭素材料を得た。ここで得られた炭
素材料を負極活性物質として用いた以外は例1と同様に
して二次電源を得て、例1と同様に評価した。結果を表
1に示す。
の面間隔が0.335nmの黒鉛系炭素材料粒子に対
し、800℃でベンゼン蒸気を導入し、所定時間CVD
法を行い、黒鉛系炭素材料粒子の表面が低結晶性炭素材
料により被覆された炭素材料を得た。ここで得られた炭
素材料を負極活性物質として用いた以外は例1と同様に
して二次電源を得て、例1と同様に評価した。結果を表
1に示す。
【0036】[例3]電解液として、1モル/LのLi
BF4をECとエチルメチルカーボネートの混合溶媒
(質量比で1:1)に溶解した溶液を用いた以外は例1
と同様にして二次電源を得て、例1と同様に評価した。
結果を表1に示す。
BF4をECとエチルメチルカーボネートの混合溶媒
(質量比で1:1)に溶解した溶液を用いた以外は例1
と同様にして二次電源を得て、例1と同様に評価した。
結果を表1に示す。
【0037】[例4]平均粒径12μm、[002]面
の面間隔が0.335nmの未処理の黒鉛系炭素材料粒
子を負極活性物質として用いた以外は例1と同様にして
二次電源を得て、例1と同様に評価した。結果を表1に
示す。
の面間隔が0.335nmの未処理の黒鉛系炭素材料粒
子を負極活性物質として用いた以外は例1と同様にして
二次電源を得て、例1と同様に評価した。結果を表1に
示す。
【0038】[例5]平均粒径15μm、[002]面
の面間隔が0.373nmの非結晶性炭素を負極活性物
質として用いた以外は例1と同様にして二次電源を得
て、例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
の面間隔が0.373nmの非結晶性炭素を負極活性物
質として用いた以外は例1と同様にして二次電源を得
て、例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、活性炭正極と、黒鉛系
炭素材料粒子の表面に低結晶性炭素の被覆層を形成した
複合炭素材料を負極として用いたため、容量が大きく、
耐電圧が高く、かつ急速充放電サイクル信頼性の高い二
次電源を提供できる。
炭素材料粒子の表面に低結晶性炭素の被覆層を形成した
複合炭素材料を負極として用いたため、容量が大きく、
耐電圧が高く、かつ急速充放電サイクル信頼性の高い二
次電源を提供できる。
【図1】本発明で使用される複合炭素材料の1例のX線
回折パターン。
回折パターン。
【図2】本発明で使用される複合炭素材料の1例のラマ
ンスペクトル。
ンスペクトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 4/02 H01M 10/40 A 10/40 H01G 9/00 301A 301D Fターム(参考) 4G046 EA02 EA03 EA05 EA06 EB02 EB04 EB06 EC02 EC06 4K030 AA09 AA10 BA27 BB01 FA10 LA11 5H029 AJ03 AJ05 AK08 AL06 AL07 AL18 AM03 AM07 CJ02 CJ08 CJ22 DJ16 DJ17 HJ00 HJ01 HJ13 5H050 AA07 AA08 BA17 CA16 CB07 CB08 CB29 DA13 FA17 FA18 FA19 GA02 GA10 GA22 HA00 HA01 HA13
Claims (7)
- 【請求項1】活性炭を含む正極と、X線回折により測定
される[002]面の面間隔が0.334〜0.337
nmである黒鉛系炭素材料粒子の表面が低結晶性炭素材
料により被覆された複合炭素材料を含む負極と、リチウ
ム塩を含む有機電解液と、を有することを特徴とする二
次電源。 - 【請求項2】活性炭を含む正極と、X線回折により測定
した場合に測定される[002]面の面間隔は0.33
4〜0.337nmでありかつラマンスペクトルにより
測定した場合に1580cm-1近傍と1360cm-1近
傍になだらかなピークを示す炭素材料を含む負極と、リ
チウム塩を含む有機電解液と、を有することを特徴とす
る二次電源。 - 【請求項3】前記複合炭素材料は、X線回折により測定
した場合に測定される[002]面の面間隔が0.33
4〜0.337nmであり、かつラマンスペクトルによ
り測定した場合に1580cm-1近傍と1360cm-1
近傍になだらかなピークを示している請求項1に記載の
二次電源。 - 【請求項4】前記複合炭素材料中、前記黒鉛系炭素材料
に対する前記低結晶性炭素材料の割合が2〜30質量%
である請求項1又は3に記載の二次電源。 - 【請求項5】前記低結晶性炭素材料は、気相の有機物の
熱分解により前記黒鉛系炭素材料の表面に生成した炭素
である請求項1、3又は4に記載の二次電源。 - 【請求項6】前記有機電解液の溶媒は、プロピレンカー
ボネート又はエチレンカーボネートを含む請求項1〜4
いずれかに記載の二次電源。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の二次電源
の製造方法であって、前記複合炭素材料は、X線回折に
より測定される[002]面の面間隔が0.334〜
0.337nmである黒鉛系炭素材料の粒子をメタン、
エタン、プロパン、エチレン、アセチレン、ブタン、ペ
ンタン、トルエン、キシレン、スチレン、ナフタレン、
ベンゼン、エチルベンゼン、ニトロベンゼン、クロロベ
ンゼンからなる群から選ばれる1種以上の有機ガスに接
触させ、前記ガスを熱分解させて前記黒鉛系炭素材料の
粒子表面に低結晶性炭素材料被膜を形成することにより
得ることを特徴とする二次電源の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001103633A JP2002298849A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 二次電源 |
PCT/JP2002/003305 WO2002082568A1 (fr) | 2001-04-02 | 2002-04-02 | Source d'alimentation secondaire et son procede de fabrication |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001103633A JP2002298849A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 二次電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002298849A true JP2002298849A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18956660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001103633A Withdrawn JP2002298849A (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 二次電源 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002298849A (ja) |
WO (1) | WO2002082568A1 (ja) |
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