JP2002298117A - 非接触型icタグ及び該非接触型icタグの使用方法、並びに非接触型icタグを有する非接触型icカード - Google Patents
非接触型icタグ及び該非接触型icタグの使用方法、並びに非接触型icタグを有する非接触型icカードInfo
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Abstract
られた物体に対して交換回数が多くなった場合において
も接着性が弱まることなく交換可能に接着する。 【解決手段】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cチップ31を有する非接触型ICタグにおいて、IC
チップ31に接続された2つのアンテナパターン32
a,32bのそれぞれに導電性を有する面ファスナー3
4a,34bを電気的に接続された状態で設け、アンテ
ナパターン32a,32bと同様に互いに所定の間隔を
有する2つの導電性パターンが形成された物体に、アン
テナパターン32a,32bが導電性パターンと電気的
に接続されるように面ファスナーを用いて非接触型IC
タグを装着する。
Description
及び該非接触型ICタグの使用方法、並びに非接触型I
Cタグを有する非接触型ICカードに関し、特に、静電
結合方式の非接触型ICタグ及び該非接触型ICタグの
使用方法、並びに非接触型ICタグを有する非接触型I
Cカードに関する。
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。
カードとしては、近年、専用の装置に近接させるだけで
情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非接触
型ICカードが、セキュリティ性が高いとともに書き込
み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に
使用でき、また、取り扱いに便利であるという利点を有
することから、市場における普及度が増加の一途を辿っ
ている。
界によるコイルの相互誘導を利用した電磁結合方式のも
のと、2つのコイルの誘電磁束による誘起電力を利用し
た電磁誘導方式のものと、マイクロ波によってデータを
送受信するマイクロ波方式のものと、カード側と外部に
設けられた情報書込/読出側のアンテナ間をコンデンサ
原理で帯電させて通信を行う静電結合方式のものと、近
赤外線光を高速で点滅させて光のエネルギー変調を用い
た光方式のものとがある。このような非接触型ICカー
ドの中で、カード側と外部に設けられた情報書込/読出
側のアンテナ間をコンデンサ原理で帯電させて通信を行
う静電結合方式のものは、カードからICチップを取り
外すことが可能であるため、利用可能なアプリケーショ
ンを変更することができる。
ドの構造の一例を示す図であり、(a)は表面構造を示
す図、(b)は断面図である。
21a,121bが互いに所定の間隔を有して印刷され
たベース材122に、非接触状態にて情報の書き込み及
び読み出しが可能なICチップ111を有する非接触型
ICタグ110が搭載されて構成されており、非接触型
ICタグ110は、非接触状態にて情報が書き込まれる
ICチップ111と、ICチップ111と接続され、I
Cチップ111をアンテナ121a,121bにそれぞ
れ電気的に接続するための接触用端子112a,112
bと、非接触型ICタグ110を保護するとともに粘着
剤や接着剤等により非接触型ICタグ110をベース材
122に剥離可能に接着するための保護フィルム113
とから構成されている。
ドにおいては、非接触型ICタグ110が保護フィルム
113によってベース材122に対して剥離可能に接着
されているため、利用するアプリケーションに応じて非
接触型ICタグ110を交換することができる。
作原理について説明する。
の動作原理を説明するための図であり、図5に示した非
接触型ICカード及び該非接触型ICカードに書き込ま
れた情報を読み取る情報読取装置の回路ブロック図を示
す。
取装置200には、電源を発生させる電源部210と、
電源部210と並列に接続されたキャパシタ240と、
非接触型ICカード100のアンテナ121a,121
bと対向することにより電源部210にて発生した電源
によってアンテナ121a,121bに電荷を誘導する
ためのアンテナ231a,231bと、非接触型ICカ
ード100に書き込まれた情報をアンテナ121bを介
して受信するためのアンテナ232と、非接触型ICカ
ード100に書き込まれた情報をアンテナ121b及び
アンテナ232を介して受信することにより読み取る情
報読取部220とが設けられている。
には、アンテナ121a,121bに誘導された電荷に
よってICチップ111内に流れる電流の向きを制限す
るための整流器113と、所定の情報が書き込まれると
ともに、該情報を出力する論理回路部114と、整流器
113の電源端子と共通端子との間に並列に接続された
キャパシタ115とが設けられている。
て非接触型ICカード100に書き込まれた情報を読み
取る場合、まず、電源部210にて所定の電源を発生さ
せる。
の電荷と負の電荷とをそれぞれ帯びる。
231a,231bを非接触型ICカード100のアン
テナ121a,121bに近接させると、アンテナ23
1a,231bが帯びた電荷によって、アンテナ121
a,121bに正の電荷あるいは負の電荷が誘導され
る。例えば、電源部210にて発生した電源によってア
ンテナ231aが正の電荷を帯び、アンテナ231bが
負の電荷を帯びた場合は、アンテナ231aが帯びた正
の電荷によってアンテナ121aには負の電荷が誘導さ
れるとともに、アンテナ231bが帯びた負の電荷によ
ってアンテナ121bには正の電荷が誘導される。ま
た、電源部210にて発生した電源によってアンテナ2
31aが負の電荷を帯び、アンテナ231bが正の電荷
を帯びた場合は、アンテナ231aが帯びた負の電荷に
よってアンテナ121aには正の電荷が誘導されるとと
もに、アンテナ231bが帯びた正の電荷によってアン
テナ121bには負の電荷が誘導される。
Cチップ111内に電流が流れ、それにより、論理回路
部114に書き込まれた情報がアンテナ121bを介し
て情報読取装置200に送信され、情報読取装置200
にて該情報が受信されて読み取られることになる。論理
回路部114に書き込まれた情報のアンテナ121bへ
の出力は、論理回路部114に書き込まれた情報によっ
て変調された電流を流すことによって行われる。
カードにおいては、情報読取装置に設けられたアンテナ
と非接触型ICカードに設けられたアンテナとによって
コンデンサを形成し、このコンデンサの動作原理を用い
て非接触型ICカードに電流を発生させ、非接触型IC
カードに書き込まれた情報を読み取る。
置との間における通信可能距離を長くするには、アンテ
ナ121a,121b,231a,231bの面積を大
きくする必要がある。これは、次式に示されるコンデン
サの原理に基づくものである。
2極間の誘電率、S:電極の面積、d:2極間の距離) すなわち、2極間の距離となるアンテナ121a,12
1bとアンテナ231a,231bとの距離を長くしな
がらも静電エネルギーを減少させないためには、電極の
面積となるアンテナ121a,121b,231a,2
31bの面積を大きくする必要がある。
は、非接触型ICタグ110に設けられた接触用端子1
12a,112bのみでもアンテナとして機能するもの
の、その面積が小さく通信距離が非常に短くなってしま
うため、接触用端子112a,112bを介してICチ
ップ111をアンテナ121a,121bに接続し、そ
れにより、通信可能距離を延ばしている。
ナ231a,231bと非接触型ICカードに設けられ
たアンテナ112a,112bとがそれぞれ対向しない
ように配置された場合、アンテナ231a,231bが
正と負の電荷をそれぞれ帯びてもアンテナ112a,1
12bに誘導される電荷が安定せず、通信可能距離が短
くなってしまう。
ナ231a,231bのいずれか一方を間接的に接地
し、さらに、非接触型ICカードに設けられたアンテナ
112a,112bについてもいずれか一方を指で触れ
る等して接地させ、それにより、電荷を帯びるアンテナ
を、情報読取装置及び非接触型ICカードのいずれにお
いても1つのみとして静電誘導がスムーズに行われるよ
うにし、通信可能距離を長くする技術が用いられてい
る。
ような従来の非接触型ICカードにおいては、情報が書
き込まれるICチップを有する非接触型ICタグが保護
ラベルによって剥離可能にベース材に接着されているこ
とにより、利用するアプリケーションに応じて非接触型
ICタグを交換することができるものの、その接着手段
が粘着剤や接着剤によるものであるため、交換回数が多
くなると、接着性が弱まり、最終的にはベース材に接着
することができなくなってしまうという問題点がある。
その場合、非接触型ICタグが、非接触型ICタグとし
て機能するもののベース材に接着不可能という理由から
廃棄されてしまうことになる。
在するため、取り扱いにくいという問題点がある。
する問題点に鑑みてなされたものであって、所定の面積
を有するアンテナパターンが設けられたベース材に対し
て交換回数が多くなった場合においても接着性が弱まる
ことなく交換可能に接着することができる非接触型IC
タグ及び該非接触型ICタグの使用方法、並びに非接触
型ICタグを有する非接触型ICカードを提供すること
を目的とする。
に本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能なIC
チップと、前記ICチップが搭載される基材上に互いに
所定の間隔を有して形成され、前記ICチップと電気的
に接続される2つのアンテナパターンとからなり、前記
アンテナパターンが前記ICチップに対する情報の書き
込み及び読み出しを行う装置に対向した際に前記アンテ
ナパターンと前記装置との間にて静電誘導を生じさせる
ことにより前記ICチップに対する情報の書き込みある
いは読み出しが行われる非接触型ICタグにおいて、前
記2つのアンテナパターンのそれぞれに設けられ、当該
アンテナパターンと電気的に接続された導電性を有する
面ファスナーを有することを特徴とする。
一部が外部から接触可能となっていることを特徴とす
る。
ト層を有することを特徴とする。
あって、互いに所定の間隔を有する2つの導電パターン
が形成された物体に、前記面ファスナーが前記2つの導
電パターンにそれぞれ接触するように前記非接触型IC
タグを装着することを特徴とする。
なICチップ及び該ICチップと電気的に接続された2
つの接触用端子を具備する非接触型ICタグと、互いに
所定の間隔を有する2つのアンテナパターンが形成さ
れ、前記2つのアンテナパターンを跨ぐように前記非接
触型ICタグが剥離可能に搭載される基材とからなり、
前記アンテナパターンが前記ICチップに対する情報の
書き込み及び読み出しを行う装置に対向した際に前記ア
ンテナパターンと前記装置との間にて静電誘導を生じさ
せることにより前記ICチップに対する情報の書き込み
あるいは読み出しが行われる非接触型ICカードにおい
て、前記非接触型ICタグは、前記2つの接触用端子の
それぞれに設けられ、当該接触用端子と電気的に接続さ
れた導電性を有する第1の面ファスナーを具備し、前記
基材は、前記非接触型ICタグが搭載された際に前記第
1の面ファスナーと接触する位置に設けられ、前記アン
テナパターンと電気的に接続された導電性を有する第2
の面ファスナーを具備することを特徴とする。
おいては、情報の書き込み及び読み出しが可能なICチ
ップを有する非接触型ICタグにおいて、ICチップに
接続された2つのアンテナパターンのそれぞれに導電性
を有する面ファスナーが電気的に接続された状態で設け
られている。ここで、アンテナパターンがICチップに
対する情報の書き込み及び読み出しを行う装置に対向し
た際にアンテナパターンと装置との間にて静電誘導を生
じさせることによりICチップに対する情報の書き込み
あるいは読み出しが行われる静電結合方式の非接触型I
Cタグにおいては、アンテナパターンの面積を大きくす
ることにより通信可能距離を延ばすことができる。そこ
で、面ファスナーを用いて、アンテナパターンと同様に
互いに所定の間隔を有する2つの導電性パターンが形成
された物体に、アンテナパターンが導電性パターンと電
気的に接続されるように非接触型ICタグを装着する。
これにより、アンテナパターンが面ファスナーを介して
導電性パターンと接続されることになり、アンテナパタ
ーンと導電性パターンとがICチップのアンテナとして
機能してアンテナの面積が大きくなり、通信可能距離が
延びる。
外部から接触可能となる領域を設けておけば、その領域
を指等で触れることによってICチップのアンテナとし
て機能する面積を大きくすることができ、通信可能距離
を延ばすことができる。
に、情報の印字及び消去が可能なリライト層を設けた場
合は、ICチップに書き込まれた情報や非接触型ICタ
グの利用者を識別するための情報を印字することができ
る。
読み出しが可能な非接触型ICタグが搭載された非接触
型ICカードにおいて、非接触型ICタグに、非接触型
ICタグが有するICチップに接続された2つの接触用
端子にそれぞれ接続されるように導電性を有する第1の
面ファスナーを設け、さらに、非接触型ICタグが搭載
される基材上における、非接触型ICタグが搭載された
際に第1の面ファスナーと接触する位置に、基材上に形
成されたアンテナパターンと電気的に接続された導電性
を有する第2の面ファスナーを設けた場合は、非接触型
ICタグを基材に搭載した場合、非接触型ICタグのI
Cチップが接触用端子並びに第1及び第2の面ファスナ
ーを介して基材上のアンテナパターンと電気的に接続さ
れることになり、アンテナパターンが非接触型ICタグ
のアンテナとして機能するとともに、非接触型ICタグ
が基材に対して第1の面ファスナーと第2の面ファスナ
ーとによって剥離可能に接着されるので、基材に対する
非接触型ICタグの交換回数が多くなった場合において
も接着性が弱まることはない。
いて図面を参照して説明する。
1の実施の形態における静電結合方式の非接触型ICタ
グが搭載された非接触型ICカードの一例を示す図であ
り、(a)は表面構造を示す図、(b)は断面図であ
る。
ーン21a,21bが互いに所定の間隔を有して印刷さ
れたベース材22に、非接触状態にて情報の書き込み及
び読み出しが可能なICチップ11を有する非接触型I
Cタグ10が剥離可能に搭載されて構成されている。ま
た、ベース材22には、アンテナパターン21a,21
bの一部に、導電性材料からなり、アンテナパターン2
1a,21bと電気的に接続された第2の面ファスナー
23a,23bがそれぞれ設けられている。また、非接
触型ICタグ10は、非接触状態にて情報が書き込まれ
るICチップ11と、ICチップ11と接続され、IC
チップ11をアンテナパターン21a,21bにそれぞ
れ電気的に接続するための接触用端子12a,12b
と、接触用端子12a,12bの一部に接触用端子12
a,12bと電気的に接続されて設けられた導電性材料
からなる第1の面ファスナー14a,14bとから構成
されている。この面ファスナー14a,14b,23
a,23bの接触用端子12a,12bあるいはアンテ
ナパターン21a,21b上における設置位置は、ベー
ス材22に非接触型ICタグ10が搭載された際に面フ
ァスナー14aと面ファスナー23a、並びに面ファス
ナー14aと面ファスナー23aとが互いに接する位置
となっている。ここで、面ファスナー14a,14b,
23a,23bの材料においては、公知の金属からなる
金属線や導電性高分子、あるいは、自然繊維や合成繊維
に金属めっきや金属蒸着、金属粉分散、金属箔被覆ある
いは金属繊維混合等の加工が施されたものや、導電性高
分子を混合したもの等が挙げられる。また、面ファスナ
ー14a,14b,23a,23bは、導電性を有する
粘着材あるいは接着剤によって接触用端子12a,12
bあるいはベース材22にそれぞれ接着されている。
ドにおいては、面ファスナー14a,14bと面ファス
ナー23a,23bとが接することにより非接触型IC
タグ10がベース材22に接着されることになる。さら
に、面ファスナー14a,14b,23a,23bが導
電性材料からなるものであるため、面ファスナー14
a,14b,23a,23bを介して接触用端子12
a,12bとアンテナパターン21a,21bとが電気
的に接続されることになり、それにより、アンテナパタ
ーン21a,21bが非接触型ICタグ10のアンテナ
として機能することになる。
ドにおいては、非接触型ICタグ10と非接触型ICタ
グ10に対する情報の書き込み及び読み出しを行う情報
書込/読取装置(不図示)との間における通信距離を長
くするには、上述したようなコンデンサの原理によっ
て、ICチップ11に接続されるアンテナの面積を大き
くする必要がある。
る、ICチップ11に接続されるアンテナと情報書込/
読取装置に設けられたアンテナ(不図示)との距離を長
くしながらも静電エネルギーを減少させないためには、
電極の面積となるICチップ11に接続されるアンテナ
の面積を大きくする必要がある。
14b,23a,23bを介して接触用端子12a,1
2bとアンテナパターン21a,21bとを接続し、ア
ンテナパターン21a,21bを非接触型ICタグ10
のアンテナとして機能させ、それにより、通信可能距離
を延ばしている。なお、非接触型ICタグ10に設けら
れた接触用端子12a,12bのみでもアンテナとして
機能するが、その面積が小さいため、通信可能距離が非
常に短くなってしまう。
型ICタグ10に設けられた導電性材料からなる面ファ
スナー14a,14bとベース材22上に形成されたア
ンテナパターン21a,21bに設けられた導電性材料
からなる面ファスナー23a,23bとが接することに
より、アンテナパターン21a,21bが非接触型IC
タグ10のアンテナとして機能するように非接触型IC
タグ10がベース材22に接着されることになるため、
利用するアプリケーションに応じてベース材22に搭載
する非接触型ICタグ10を交換する回数が多くなった
場合においても、非接触型ICタグ10とベース材22
との接着性が劣化することはなくなる。また、面ファス
ナー14a,14bと面ファスナー23a,23bとの
接着の一部が剥がれた場合においても、非接触型ICタ
グ10とアンテナパターン21a,21bとの導通状態
を確保することができる。
ては、運送、仕分け伝票等の各種伝票類や各種ラベル等
として、入退室管理や商品・物品管理等の用途に利用す
ることができる。
電結合方式の非接触型ICタグの第2の実施の形態を示
す図であり、(a)は裏面構造を示す図、(b)は断面
図である。
プラスチック等の材料からなり、アンテナパターン32
a,32bが互いに所定の間隔を有して印刷されたベー
ス材33に、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出
しが可能なICチップ31が搭載されており、さらに、
ベース材33には、アンテナパターン32a,32bの
一部に、導電性材料からなり、アンテナパターン32
a,32bと電気的に接続された面ファスナー34a,
34bがそれぞれ設けられている。ここで、面ファスナ
ー34a,34bの材料においては、公知の金属からな
る金属線や導電性高分子、あるいは、自然繊維や合成繊
維に金属めっきや金属蒸着、金属粉分散、金属箔被覆あ
るいは金属繊維混合等の加工が施されたものや、導電性
高分子を混合したもの等が挙げられる。また、面ファス
ナー34a,34bは、導電性を有する粘着材あるいは
接着剤によってベース材33にそれぞれ接着されてい
る。
ICタグの使用方法について、図2に示した非接触型I
Cタグを衣服に装着する場合を例に挙げて説明する。
使用方法を説明するための図である。
隔を有して導電性パターンであるアンテナパターン41
a,41bが形成されており、この衣服40に、非接触
型ICタグ30の面ファスナー34a,34bがそれぞ
れアンテナパターン41a,41bに接するように非接
触型ICタグ30を装着する。面ファスナー34a,3
4bはフック形状を有しており、このフック形状が衣服
40のループ状の繊維に引っ掛かり、非接触型ICタグ
30が衣服40に装着されることになる。
チップ31がアンテナパターン32a,32b及び面フ
ァスナー34a,34bを介して衣服40のアンテナパ
ターン41a,41bと電気的に接続される構成とな
り、アンテナパターン41a,41bが非接触型ICタ
グ30のアンテナとして機能することになる。
したようにアンテナの面積が大きなほど長くなるため、
アンテナパターン41a,41bをアンテナとする非接
触型ICタグ30の通信可能距離は、アンテナパターン
32a,32bのみをアンテナとした場合と比べて長く
なる。
にもアンテナパターンを形成しておけば、あらゆる方位
から非接触型ICタグ30に対する情報の書き込み及び
読み出しを行うことができる。
グ30が衣服40に装着されるため、非接触型ICタグ
30の利用者にとって非接触型ICタグ30を持ち運ぶ
煩わしさが解消される。
グ30にのみ導電性材料からなる面ファスナー34a,
34bを設け、この面ファスナー34a,34bを衣服
40のループ状の繊維に引っ掛けることにより非接触型
ICタグ30を衣服40に装着する場合について説明し
たが、衣服40側に、ループ形状の面ファスナーを設
け、この面ファスナーのループに非接触型ICタグ30
に設けられた面ファスナー32a,32bのフックを引
っ掛けることにより非接触型ICタグ30を衣服40に
装着してもよい。
グにおいて、アンテナパターン32a,32bの一部に
アンテナパターンが表面に露出する部分を設けておき、
その部分を指等で触れることによりアンテナを接地さ
せ、さらに通信可能距離を延ばすこともできる。なお、
アンテナパターンが表面に露出する部分においては、ア
ンテナパターン上にニス等を塗布した場合においても、
その部分を指等で触れることにより同様の効果が得られ
る。
型ICタグを図3に示したように衣服等に装着する場
合、非接触型ICタグの表面に情報の印字及び消去が可
能なリライト層を設けることにより、非接触型ICタグ
を名札やゼッケンとして利用することもできる。
ICタグの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は
表面構造を示す図、(b)は断面図である。
非接触型ICタグの表面に、情報の印字及び消去が可能
なリライト層35が設けられて構成されている。このリ
ライト層35は、感熱可逆性であり、専用の装置(不図
示)によって情報の印字及び消去を行うことができ、I
Cチップ31に書き込まれた情報や非接触型ICタグの
利用者を識別するための情報等を印字することが考えら
れる。
及び消去を行う装置に、ICチップ31に対して情報の
書き込み及び読み出しを行う機能を付加すれば、1つの
装置によって、ICチップ31に対する情報の書き込み
及び読み出しとリライト層35に対する情報の印字及び
消去を行うことができ、非接触型ICタグの発行処理や
回収後のフォーマット処理を同時にあるいは効率的に行
うことができる。
情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップに接続
された2つのアンテナパターンのそれぞれに導電性を有
する面ファスナーが電気的に接続された状態で設けられ
ているため、面ファスナーを用いて、アンテナパターン
と同様に互いに所定の間隔を有する2つの導電性パター
ンが形成された物体に、アンテナパターンが導電性パタ
ーンと電気的に接続されるように非接触型ICタグを装
着すれば、アンテナパターンが面ファスナーを介して導
電性パターンと接続されることになり、アンテナパター
ンと導電性パターンとがICチップのアンテナとして機
能し、その結果としてアンテナの面積が大きくなり、通
信可能距離を延ばすことができる。
外部から接触可能となる領域を設けたものにおいては、
その領域を指等で触れることによってICチップのアン
テナとして機能する面積を大きくすることができ、通信
可能距離を延ばすことができる。
に、情報の印字及び消去が可能なリライト層を設けたも
のにおいては、ICチップに書き込まれた情報や非接触
型ICタグの利用者を識別するための情報を印字するこ
とができる。
読み出しが可能な非接触型ICタグが搭載された非接触
型ICカードにおいて、非接触型ICタグに、非接触型
ICタグが有するICチップに接続された2つの接触用
端子にそれぞれ接続されるように導電性を有する第1の
面ファスナーを設け、さらに、非接触型ICタグが搭載
される基材上における、非接触型ICタグが搭載された
際に第1の面ファスナーと接触する位置に、基材上に形
成されたアンテナパターンと電気的に接続された導電性
を有する第2の面ファスナーを設けたものにおいては、
非接触型ICタグを基材に搭載した場合、非接触型IC
タグのICチップが接触用端子並びに第1及び第2の面
ファスナーを介して基材上のアンテナパターンと電気的
に接続されることになり、アンテナパターンが非接触型
ICタグのアンテナとして機能するとともに、非接触型
ICタグが基材に対して第1の面ファスナーと第2の面
ファスナーとによって剥離可能に接着されるので、基材
に対する非接触型ICタグの交換回数が多くなった場合
においても接着性が弱まることがなくなる。
式の非接触型ICタグが搭載された非接触型ICカード
の一例を示す図であり、(a)は表面構造を示す図、
(b)は断面図である。
2の実施の形態を示す図であり、(a)は裏面構造を示
す図、(b)は断面図である。
明するための図である。
3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面構造を示
す図、(b)は断面図である。
例を示す図であり、(a)は表面構造を示す図、(b)
は断面図である。
説明するための図である。
面ファスナー 21a,21b,32a,32b,41a,41b
アンテナパターン 22,33 ベース材 35 リライト層 40 衣服
Claims (5)
- 【請求項1】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cチップと、前記ICチップが搭載される基材上に互い
に所定の間隔を有して形成され、前記ICチップと電気
的に接続される2つのアンテナパターンとからなり、前
記アンテナパターンが前記ICチップに対する情報の書
き込み及び読み出しを行う装置に対向した際に前記アン
テナパターンと前記装置との間にて静電誘導を生じさせ
ることにより前記ICチップに対する情報の書き込みあ
るいは読み出しが行われる非接触型ICタグにおいて、 前記2つのアンテナパターンのそれぞれに設けられ、当
該アンテナパターンと電気的に接続された導電性を有す
る面ファスナーを有することを特徴とする非接触型IC
タグ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の非接触型ICタグにお
いて、 前記アンテナパターンは、少なとも一部が外部から接触
可能となっていることを特徴とする非接触型ICタグ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の非接触
型ICタグにおいて、 情報の印字及び消去が可能なリライト層を有することを
特徴とする非接触型ICタグ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
非接触型ICタグの使用方法であって、 互いに所定の間隔を有する2つの導電パターンが形成さ
れた物体に、前記面ファスナーが前記2つの導電パター
ンにそれぞれ接触するように前記非接触型ICタグを装
着することを特徴とする非接触型ICタグの使用方法。 - 【請求項5】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
Cチップ及び該ICチップと電気的に接続された2つの
接触用端子を具備する非接触型ICタグと、互いに所定
の間隔を有する2つのアンテナパターンが形成され、前
記2つのアンテナパターンを跨ぐように前記非接触型I
Cタグが剥離可能に搭載される基材とからなり、前記ア
ンテナパターンが前記ICチップに対する情報の書き込
み及び読み出しを行う装置に対向した際に前記アンテナ
パターンと前記装置との間にて静電誘導を生じさせるこ
とにより前記ICチップに対する情報の書き込みあるい
は読み出しが行われる非接触型ICカードにおいて、 前記非接触型ICタグは、前記2つの接触用端子のそれ
ぞれに設けられ、当該接触用端子と電気的に接続された
導電性を有する第1の面ファスナーを具備し、 前記基材は、前記非接触型ICタグが搭載された際に前
記第1の面ファスナーと接触する位置に設けられ、前記
アンテナパターンと電気的に接続された導電性を有する
第2の面ファスナーを具備することを特徴とする非接触
型ICカード。
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---|---|---|---|
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