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JP2002286590A - 操作部材の自動押圧による車輌性能評価試験方法及び装置 - Google Patents

操作部材の自動押圧による車輌性能評価試験方法及び装置

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Publication number
JP2002286590A
JP2002286590A JP2001085525A JP2001085525A JP2002286590A JP 2002286590 A JP2002286590 A JP 2002286590A JP 2001085525 A JP2001085525 A JP 2001085525A JP 2001085525 A JP2001085525 A JP 2001085525A JP 2002286590 A JP2002286590 A JP 2002286590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing
evaluation test
driver
pressing device
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001085525A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Sakamoto
繁 坂本
Junichi Takeda
潤一 竹田
Norihiko Okochi
典彦 大河内
Tetsuya Ogawa
哲也 小川
Osamu Takenaka
修 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2001085525A priority Critical patent/JP2002286590A/ja
Priority to US10/096,134 priority patent/US6681620B2/en
Priority to CA002378212A priority patent/CA2378212C/en
Publication of JP2002286590A publication Critical patent/JP2002286590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N19/00Investigating materials by mechanical methods
    • G01N19/02Measuring coefficient of friction between materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/0014Type of force applied
    • G01N2203/0025Shearing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/02Details not specific for a particular testing method
    • G01N2203/06Indicating or recording means; Sensing means
    • G01N2203/067Parameter measured for estimating the property
    • G01N2203/0676Force, weight, load, energy, speed or acceleration

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  • Pathology (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席シートの取り外しや取り付けを要する
ことなく車輌性能の評価試験を行う。 【解決手段】 運転者により押圧操作されるブレーキペ
ダル10を押圧装置30により自動的に押圧操作して車
輌性能の評価試験を行う。押圧装置30は空気圧シリン
ダ−ピストン装置32と、シート側固定装置34と、ペ
ダル側固定装置36とを有し、一端にてシート側固定装
置34により運転席シート20に固定され、他端にてペ
ダル側固定装置36によりブレーキペダル10のペダル
部16に固定される。空気圧シリンダ−ピストン装置3
2が空気圧回路134及び電子制御装置136によって
制御されることにより、運転席シート20に対し相対的
にペダル部16に対する押圧力が発生され、その押圧力
がペダル側固定装置36に設けられた荷重センサ106
により検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌性能の評価試
験方法及び装置に係り、更に詳細には運転者により押圧
操作される操作部材を押圧装置により自動的に押圧操作
して車輌性能の評価試験を行う車輌性能評価試験方法及
び装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌について制動距離や減速
度の如きの制動性能を評価試験するためには、車輌を走
行させながらブレーキペダルを所定の押圧力にて押圧し
たり所定の減速度になるようブレーキペダルを押圧する
必要があるが、かかるブレーキペダルの押圧操作を運転
者が正確に行うことは困難である。
【0003】この問題に対処すべく、本願出願人のうち
の一の出願人は、運転者に代わりブレーキペダルの押圧
操作を自動的に行う車輌性能評価試験装置として、例え
ば特開平11−132914号公報に記載されている如
く、運転席シートの下方にて車輌に固定的に設置され、
車輌前後方向に延在する操作ロッドと、操作ロッドを車
輌前後方向に変位させる駆動機構とを有し、操作ロッド
の先端にてブレーキペダルを自動的に押圧することによ
り車輌の制動に関する性能評価試験を行うよう構成され
た性能評価試験装置を提案した。
【0004】この先の提案にかかる性能評価試験装置に
よれば、ブレーキペダルを自動的に押圧することができ
るので、運転者はブレーキペダル操作を行うことなく車
輌を走行させることにより車輌の制動性能に関する評価
試験を行うことができ、また性能評価試験装置の主要部
は運転席シートの下方にて車輌に固定的に設置されるの
で、性能評価試験装置が運転者の乗降や車輌運転の障害
となる虞れを低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の従来の性
能評価試験装置に於いては、性能評価試験に際しまず試
験されるべき車輌より一旦運転席シートを取り外し、性
能評価試験装置を車輌に設置し、しかる後運転席シート
を取り付けなければならず、また性能評価試験後には運
転席シートを取り外して性能評価試験装置を車輌より取
り外し、しかる後運転席シートを取り付けなければなら
ず、性能評価試験に多大の労力及び時間を要し、性能評
価試験を能率よく実施することができないという問題が
ある。
【0006】また上述の従来の性能評価試験装置に於い
ては、ブレーキペダルに対する操作ロッドの先端の押圧
方向は性能評価試験装置が運転席シートの下方にて車輌
に固定的に設置されることによって決定されるため、ブ
レーキペダルに対する押圧方向を調整することができ
ず、また操作ロッドに設けられた荷重センサにより操作
ロッドの軸力がブレーキペダルに対する押圧荷重として
検出されるので、ブレーキペダルに対する操作ロッドの
先端による押圧荷重が正確に検出されず、従って性能評
価試験の精度に関し改善の余地がある。
【0007】本発明は、運転席シートの下方に固定的に
設置され、操作ロッドの先端にてブレーキペダルを自動
的に押圧するよう構成された従来の性能評価試験装置に
於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本
発明の主要な課題は、運転席シートを有効に利用して操
作部材を正確に自動的に押圧操作することにより、運転
席シートの取り外しや取り付けを要することなく車輌性
能の評価試験を行うことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、運転者により押圧操作される操作部材を
押圧装置により自動的に押圧操作して車輌性能の評価試
験を行う車輌性能評価試験方法にして、前記押圧装置の
一端を運転席シートに固定すると共に他端を前記操作部
材に係合させ、しかる後前記押圧装置によって前記運転
席シートに対し相対的に前記操作部材を押圧する力を発
生させることにより前記操作部材を自動的に押圧操作す
ることを特徴とする車輌性能評価試験方法(請求項1の
構成)、又は運転者により押圧操作される操作部材を押
圧装置により自動的に押圧操作して車輌性能の評価試験
を行う車輌性能評価試験装置にして、前記押圧装置は一
端にて運転席シートに固定され他端にて前記操作部材に
係合するよう構成されると共に、前記運転席シートに対
し相対的に前記操作部材を押圧する力を発生するよう構
成されていることを特徴とする車輌性能評価試験装置
(請求項6の構成)によって達成される。
【0009】上記請求項1の構成によれば、押圧装置の
一端が運転席シートに固定されると共に他端が操作部材
に係合せしめられ、しかる後押圧装置によって運転席シ
ートに対し相対的に操作部材を押圧する力が発生される
ことにより操作部材が自動的に押圧操作され、また上記
請求項6の構成によれば、押圧装置は一端にて運転席シ
ートに固定され他端にて操作部材に係合するよう構成さ
れると共に、運転席シートに対し相対的に操作部材を押
圧する力を発生するよう構成されるので、運転席シート
の取り外しや取り付けを要することなく車輌性能の評価
試験を行うことが可能になる。
【0010】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の方法の構成に於い
て、前記押圧装置により前記操作部材を自動的に押圧操
作する前に、前記操作部材の被押圧面に対する前記押圧
装置の押圧方向が所定の方向になるよう前記押圧装置を
調整するよう構成される(請求項2の構成)。
【0011】請求項2の構成によれば、押圧装置により
操作部材を自動的に押圧操作する前に、操作部材の被押
圧面に対する押圧装置の押圧方向が所定の方向になるよ
う押圧装置が調整されるので、操作部材の被押圧面に対
する押圧装置の押圧方向が正確に所定の方向に設定され
た状態にて車輌性能の評価試験を開始することが可能に
なる。
【0012】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の方法の構成に於い
て、前記操作部材の被押圧面が前記押圧装置の前記他端
より受ける押圧荷重を検出し、検出された押圧荷重に基
づき前記押圧装置による押圧操作を制御するよう構成さ
れる(請求項3の構成)。
【0013】請求項3の構成によれば、操作部材の被押
圧面が押圧装置の他端より受ける押圧荷重が検出され、
検出された押圧荷重に基づき押圧装置による押圧操作が
制御されるので、押圧装置の他端により操作部材に与え
られる押圧力を正確に制御して車輌性能の評価試験を正
確に実施することが可能になる。
【0014】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の方法の構成に於い
て、前記押圧装置は前記他端を押圧方向及びこれとは逆
方向へ駆動する力を発生可能であり、前記操作部材に対
する押圧力の低減時には前記押圧装置により押圧方向と
は逆方向に前記他端を駆動する力を発生させるよう構成
される(請求項4の構成)。
【0015】請求項4の構成によれば、押圧装置はその
他端を押圧方向及びこれとは逆方向へ駆動する力を発生
可能であり、操作部材に対する押圧力の低減時には押圧
装置により押圧方向とは逆方向に他端を駆動する力が発
生されるので、押圧方向の押圧力のみが増減される場合
に比して、操作部材に対する押圧力を応答性よく増減さ
せることができ、これにより押圧装置の押圧力を目標値
まで増大させる際のオーバーシュートや押圧力を目標値
に維持する際の変動量を低減することが可能になり、ま
た車輌性能の評価試験の終了時に操作部材に対し与えら
れていた押圧力を能率良く且つ確実に低減し解除するこ
とが可能になる。
【0016】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1の方法の構成に於い
て、運転者が前記運転席シートに着座した後であって前
記押圧装置により前記操作部材を自動的に押圧操作する
前に、前記運転席シートに対する前記押圧装置の前記一
端の固定状態を調整するよう構成される(請求項5の構
成)。
【0017】請求項5の構成によれば、運転者が運転席
シートに着座した後であって押圧装置により操作部材を
自動的に押圧操作する前に、運転席シートに対する押圧
装置の一端の固定状態が調整されるので、運転者が運転
席シートに着座することにより運転席シートに対する押
圧装置の一端の固定状態が損なわれても、固定状態の調
整により押圧装置の一端を運転席シートに対し確実に所
定の固定状態にて固定し、これにより押圧装置の一端が
運転席シートに対し確実に所定の固定状態にある状況に
て車輌性能の評価試験を実施することが可能になる。
【0018】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の構成に於いて、前
記押圧装置は前記操作部材の被押圧面に対する前記押圧
装置の押圧方向を調整可能であるよう構成される(請求
項7の構成)。
【0019】請求項7の構成によれば、押圧装置は操作
部材の被押圧面に対する押圧装置の押圧方向を調整可能
であるので、押圧装置により操作部材を自動的に押圧操
作する前に、操作部材の被押圧面に対する押圧装置の押
圧方向が所定の方向になるよう押圧装置を調整し、これ
により操作部材の被押圧面に対する押圧装置の押圧方向
が正確に所定の方向に設定された状態にて車輌性能の評
価試験を開始することが可能になる。
【0020】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の装置の構成に於い
て、前記押圧装置の前記他端には前記操作部材の被押圧
面が前記押圧装置の前記他端より受ける押圧荷重を検出
する荷重検出手段が設けられているよう構成される(請
求項8の構成)。
【0021】請求項8の構成によれば、押圧装置の他端
には操作部材の被押圧面が押圧装置の他端より受ける押
圧荷重を検出する荷重検出手段が設けられているので、
操作部材の被押圧面が押圧装置の他端より受ける押圧荷
重を検出し、押圧装置の他端により操作部材に与えられ
る押圧力を正確に制御して車輌性能の評価試験を正確に
実施することが可能になる。
【0022】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の装置の構成に於い
て、前記押圧装置は前記他端を押圧方向及びこれとは逆
方向へ駆動する力を発生可能であるよう構成される(請
求項9の構成)。
【0023】請求項9の構成によれば、押圧装置はその
他端を押圧方向及びこれとは逆方向へ駆動する力を発生
可能であるので、操作部材に対する押圧力の低減時には
押圧装置により押圧方向とは逆方向に他端を駆動する力
を発生させることができ、従って押圧方向の押圧力のみ
が増減される場合に比して、操作部材に対する押圧力を
応答性よく増減させることができ、これにより押圧装置
の押圧力を目標値まで増大させる際のオーバーシュート
や押圧力を目標値に維持する際の変動量を低減すること
が可能になり、また車輌性能の評価試験の終了時に操作
部材に対し与えられていた押圧力を能率良く且つ確実に
低減し解除することが可能になる。
【0024】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の装置の構成に於い
て、前記運転席シートに対する前記押圧装置の前記一端
の固定状態を調整する固定状態調整手段を有し、前記固
定状態調整手段は前記運転席シートに着座した運転者に
より操作可能であるよう構成される(請求項10の構
成)。
【0025】請求項10の構成によれば、運転席シート
に対する押圧装置の一端の固定状態を調整する固定状態
調整手段を有し、固定状態調整手段は運転席シートに着
座した運転者により操作可能であるので、運転者は運転
席シートに着座した後であって押圧装置により操作部材
を自動的に押圧操作する前に、運転席シートに対する押
圧装置の一端の固定状態を着座状態のまま調整すること
ができ、従って運転者が運転席シートに着座することに
より運転席シートに対する押圧装置の一端の固定状態が
損なわれても、固定状態の調整により押圧装置の一端を
運転席シートに対し確実に所定の固定状態にて固定し、
これにより押圧装置の一端が運転席シートに対し確実に
所定の固定状態にある状況にて車輌性能の評価試験を実
施することが可能になる。
【0026】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の装置の構成に於い
て、前記押圧装置の前記他端は前記操作部材に対する固
定装置を有し、前記固定装置は前記操作部材と前記押圧
装置の前記他端との間に互いに離れる方向へ所定値以上
の力が作用すると、前記操作部材に対する前記他端の固
定状態を解除するよう構成される(請求項11の構
成)。
【0027】請求項11の構成によれば、押圧装置の他
端は操作部材に対する固定装置を有し、固定装置は操作
部材と押圧装置の他端との間に互いに離れる方向へ所定
値以上の力が作用すると、操作部材に対する押圧装置の
他端の固定状態が解除されるので、運転者が評価試験の
途中に於いて自ら操作部材を押圧操作する必要を感じた
場合には、運転者は操作部材を強い力にて押圧操作する
ことにより操作部材に対する押圧装置の他端の固定状態
を解除し、自らの意志に基づいて操作部材を押圧操作す
ることが可能になる。
【0028】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項6の装置の構成に於い
て、前記運転席シートに対する前記押圧装置の前記一端
の固定状態若しくは前記操作部材に対する前記押圧装置
の前記他端の係合状態を解除する解除手段を有し、前記
解除手段は前記運転席シートに着座した運転者により操
作可能であるよう構成される(請求項12の構成)。
【0029】請求項12の構成によれば、運転席シート
に対する押圧装置の一端の固定状態若しくは操作部材に
対する押圧装置の他端の係合状態を解除する解除手段を
有し、解除手段は運転席シートに着座した運転者により
操作可能であるので、運転者は解除手段を操作すること
により運転席シートに対する押圧装置の一端の固定状態
若しくは操作部材に対する押圧装置の他端の係合状態を
解除することができ、これにより評価試験の終了後に運
転者が車輌より降りる際に押圧装置が邪魔になる虞れを
低減すると共に、押圧装置を容易に取り外すことが可能
になる。
【0030】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、上記請求項1乃至5に記載の方法
又は請求項6乃至12に記載の装置の構成に於いて、前
記操作部材は制動操作部材であるよう構成される(請求
項13の構成)。
【0031】請求項13の構成によれば、操作部材は制
動操作部材であるので、制動操作部材を押圧装置により
自動的に押圧操作して、車輌の制動性能についての評価
試験を自動的に実行することが可能になる。
【0032】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の一つの好まし
い態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、押圧装
置は非作動時には長さを変更可能であり、運転席シート
の車輌前後方向位置及び押圧装置の長さを変更すること
により、操作部材の被押圧面に対する押圧装置の押圧方
向が所定の方向になるよう押圧装置を調整するよう構成
される(好ましい態様1)。
【0033】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、目標押圧荷重と検出
された押圧荷重との偏差に基づき押圧装置による押圧操
作を制御するよう構成される(好ましい態様2)。
【0034】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項3の構成に於いて、車輌の減速度を検出
し、目標減速度と検出された減速度との偏差に基づき押
圧装置による押圧操作を制御するよう構成される(好ま
しい態様3)。
【0035】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記請求項6の構成に於いて、押圧装置は押圧力発
生装置と、押圧力発生装置の一端を運転席シートに固定
するシート側固定装置と、押圧力発生装置の他端を操作
部材に固定する操作部材側固定装置とを有するよう構成
される(好ましい態様4)。
【0036】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様4の構成に於いて、押圧装置は押
圧力発生装置とシート側固定装置とを着脱自在に連結す
る連結装置を有するよう構成される(好ましい態様
5)。
【0037】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様4の構成に於いて、押圧力発生装
置はピストンにより画成された二つの室を有し、少なく
とも一方の室内の圧力が制御されるシリンダ−ピストン
装置であるよう構成される(好ましい態様6)。
【0038】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様6の構成に於いて、シリンダ−ピ
ストン装置の他方の室内の圧力は大気圧よりも高い一定
の圧力に制御されるよう構成される(好ましい態様
7)。
【0039】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様6又は7の構成に於いて、シリン
ダ−ピストン装置は空気圧シリンダ−ピストン装置であ
るよう構成される(好ましい態様8)。
【0040】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様6乃至8の構成に於いて、シリン
ダ−ピストン装置の二つの室は車輌性能評価試験装置の
非作動時に大気に解放可能であるよう構成される(好ま
しい態様9)。
【0041】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様4の構成に於いて、シート側固定
装置は運転席シートのシート本体上に配置される水平部
とシート本体の前端に当接する垂直部とを有するシート
係合板を含むよう構成される(好ましい態様10)。
【0042】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様10の構成に於いて、シート側固
定装置は運転席シートのシート本体の下面に係合する下
面係合板を含み、シート係合板の垂直部がシート本体の
前端に当接した状態にてシート係合板の水平部と下面係
合板との間にてシート本体を挾圧することにより、押圧
力発生装置の一端を運転席シートに固定するよう構成さ
れる(好ましい態様11)。
【0043】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様11の構成に於いて、シート側固
定装置はシート本体に対する挾圧荷重を調整する挾圧荷
重調整手段を有し、挾圧荷重調整手段は運転席シートに
着座した運転者により操作可能であるよう構成される
(好ましい態様12)。
【0044】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様4の構成に於いて、押圧力発生装
置の他端は球状部を有し、操作部材側固定装置は球状部
を受けるソケット部材と、ソケット部材より操作部材へ
押圧力を伝達可能にソケット部材を操作部材に取り付け
る取り付け部材とを有するよう構成される(好ましい態
様13)。
【0045】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様13の構成に於いて、取り付け部
材は操作部材の被押圧面に当接する当接板を含み、荷重
検出手段が当接板とソケット部材との間にて圧縮される
よう構成される(好ましい態様14)。
【0046】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様13の構成に於いて、操作部材側
固定装置はソケット部材より操作部材へ押圧力を伝達可
能にソケット部材を支持するベース部材と、ベース部材
に固定されソケット部材より球状部が抜け出すことを防
止する抜け止め板とを含むよう構成される(好ましい態
様15)。
【0047】本発明の他の一つの好ましい態様によれ
ば、上記好ましい態様15の構成に於いて、抜け止め板
は球状部がソケット部材より抜け出す方向に所定値以上
の力が作用すると変形により球状部がソケット部材より
抜け出すことを許すよう構成される(好ましい態様1
6)。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0049】図1は本発明による車輌性能評価試験装置
の押圧装置を車輌に搭載された状態にて示す斜視図、図
2は図1に示された実施形態の押圧装置を示す側面図、
図3は押圧装置のシート側固定装置及び連結状態の連結
装置を示す斜視図、図4は押圧装置の連結装置を非連結
状態にて示す斜視図、図5は押圧装置のペダル側固定装
置を示す断面図、図6は押圧装置のペダル側固定装置の
要部を示す斜視図、図7は押圧装置の空気圧シリンダ−
ピストン装置を駆動する空気圧回路及び電子制御装置を
示す説明図である。
【0050】これらの図に於いて、10は図には示され
ていない運転者の足により押圧操作される操作部材とし
てのブレーキペダルを示している。周知の如く、ブレー
キペダル10は上端にて枢軸12により車輌前後方向に
枢動可能に車体Bに支持されたアーム部14と、アーム
部14の下端に一体的に固定され車輌横方向に延在する
ペダル部16とを含み、アーム部14と車体Bとの間に
渡設された復帰ばね18により通常位置へ向けて枢動付
勢されている。
【0051】また添付の各図に於いて、20は運転者が
着座する運転席シートを示している。周知の如く、運転
席シート20はシート本体22と下端にてシート本体2
2の後端に枢支されたシートバック24とを含み、シー
ト本体22には複数の脚25が固定されている。脚25
の下端は車体のフロア26に固定されたシートレール2
8にそれに沿って車輌前後方向に移動可能に係合し、図
には示されていないストッパによりシートレール28に
固定されるようになっている。
【0052】また添付の各図に於いて、30は一端にて
運転席シート20に固定され他端にてブレーキペダル1
0のペダル部16に係合するよう構成された押圧装置を
示している。押圧装置30は車輌前後方向に配設される
押圧力発生装置としての空気圧シリンダ−ピストン装置
32と、シート側固定装置34と、ペダル側固定装置3
6とを有し、空気圧シリンダ−ピストン装置32のシリ
ンダ38は連結装置40によりシート側固定装置34に
取り外し可能に連結されるようになっており、ペダル側
固定装置36は空気圧シリンダ−ピストン装置32のピ
ストンロッド42の先端に取付けられている。
【0053】シート側固定装置34は断面L形をなすシ
ート係合板44を有し、シート係合板44はシート本体
22上に配置される水平部46とシート本体22の前端
面に当接する垂直部48とを有している。水平部46に
はシートバック当接板50が溶接等により固定されてお
り、水平部46のシートバック当接板50より車輌後方
側の部分はシート本体22とシートバック24との間に
挿入されるようになっている。
【0054】尚図示の実施形態に於いては、シートバッ
ク当接板50は、それがシートバック24に当接する位
置まで水平部46の後端部がシート本体22とシートバ
ック24との間に挿入されると、垂直部48がシート本
体22の前端面に当接するよう水平部46に固定されて
いるが、シートバック当接板50は例えば長孔とボルト
との組合せの如き手段により車輌前後方向に位置調節可
能に水平部46に取り付けられてもよい。
【0055】図3及び図4に詳細に示されている如く、
連結装置40はシート係合板44の垂直部48の中央に
溶接等により固定された連結基板52と、一対のフック
装置54により連結基板52に対し着脱自在に固定され
る被連結板56とを含んでいる。図示の実施形態に於い
ては、被連結板56は連結基板52に対向する面に車輌
横方向に互いに隔置された一対のピン58を有し、ピン
58が連結基板52に設けられた対応するピン受け入れ
孔60に嵌入することにより連結基板52に対し位置決
めされるようになっている。
【0056】フック装置54は連結基板52の側面に枢
着されたフックリング62と被連結板56の側面に枢着
されたフックレバー64とを有し、フックレバー64が
フックリング62に係合する状態にて車輌前方へ枢動さ
れることにより被連結板56を連結基板52に対し固定
するようになっている。連結基板52の上縁には車輌前
方へ向けて水平延在するストッパ66が一体に設けられ
ており、ストッパ66は着座状態の運手者によりフック
装置54が操作され連結装置40の連結状態が解除され
るような場合に、空気圧シリンダ装置32が連結装置4
0の一部と共に上方へ移動し運転者に衝当することを防
止する。
【0057】被連結板56のピン58とは反対側の面に
は枢支部材68のフランジ部68Aが溶接等により固定
されている。枢支部材68は車輌横方向に延在する筒状
部68Bを有し、筒状部68Bは空気圧シリンダ−ピス
トン装置32のシリンダ38の一端に固定された一対の
ブラケット70の間に配置されている。筒状部68B及
びブラケット70はそれらに挿通されたボルト72及び
ナット74により連結され、これにより空気圧シリンダ
−ピストン装置32はボルト72により郭定される軸線
の周りに被連結板56に対し相対的に上下方向に枢動可
能に支持されている。
【0058】連結装置40の車輌横方向両側には一対の
固定状態調整装置78が設けられている。固定状態調整
装置78はシート係合板44の垂直部48に溶接等によ
り固定されたブラケット80を含み、ブラケット80に
は車輌横方向に延在する枢軸82が回転自在に支持され
ている。枢軸82には上端にノブ84を有し上下方向に
延在するボルト86が挿通されており、ボルト86は枢
軸82に対し相対回転可能であるが枢軸82に対し相対
的に移動しないよう枢軸82により支持されている。
【0059】ボルト86はシート本体22の下面に係合
する係合板88の前端部を貫通して延在すると共に、係
合板88の前端部に溶接等により固定されたナット90
に螺合している。従ってノブ84が回転されることによ
ってボルト86が回転されると、その回転方向に応じて
係合板88が上下動し、これによりシート係合板44及
び係合板88によりシート本体22を挾圧すると共にシ
ート本体22に与えられる圧縮荷重を調整し得るように
なっている。
【0060】図5及び図6に示されている如く、ペダル
側固定装置36はブレーキペダル10のペダル部16の
踏面16Aに当接するペダル当接板92と、アーム部1
6の車輌横方向両側にてペダル部16の裏面側に係合す
る一対の係合板94とを含み、ペダル当接板92及び係
合板94はそれらに挿通されたボルト96及びそれらに
螺合するナット98によりペダル部16に着脱自在に固
定されるようになっている。尚ペダル当接板92は全て
の組のボルト96及びナット98が実質的に互いに同量
にて締付けられると、通常の制動操作時に運転者の靴の
裏面が当接する位置と同一の位置Pに於いてペダル部1
6の踏面16Aに当接するようになっている。
【0061】ペダル当接板92の係合板94に対向する
面とは反対側の面には実質的に三角形のベース部材10
0が溶接等により固定されている。べース部材100の
中央には孔102及びこれに連続する凹部104が設け
られている。孔104内には荷重センサ106が遊嵌状
態にて配置され、ペダル当接板92に接着等により固定
されている。凹部104内にはソケット部材108がペ
ダル当接板92に垂直な軸線110に沿って往復動可能
に配置されている。
【0062】ソケット部材108のフランジ部には三つ
のガイドピン112がナット114により固定されてお
り、ガイドピン112は軸線110の周りに等角度にて
互いに隔置され且つ軸線110に沿って延在している。
ベース部材100には三つのボールベアリングユニット
116が設けられており、ボールベアリングユニット1
16は対応するガイドピン112を軸線110に平行な
方向に案内する。ソケット部材108は軸線110に沿
って荷重センサ106へ向けて突出する押圧子118を
有し、また押圧子118とは反対の側にピストンロッド
42の先端に設けられた球120を回転自在に受ける半
球状の窪み122を有している。窪み122の中心Oは
軸線110上に位置し、従ってピストンロッド42の軸
線42Aは中心Oに於いて軸線110と交差する。
【0063】以上の説明より解る如く、空気圧シリンダ
−ピストン装置32が発生する押圧力は、球120より
ソケット部材108伝達されるが、軸線110に沿う方
向の成分のみが押圧子118、荷重センサ106、ペダ
ル当接板92を介してブレーキペダル10のペダル部1
6へ伝達され、従ってペダル部16の踏面16Aに対す
る空気圧シリンダ−ピストン装置32の延在方向に拘わ
らず、荷重センサ106はペダル部16の踏面16Aに
対する押圧力、軸線110に沿う方向の押圧力のみを正
確に検出する。
【0064】更にベース部材100の側面には球120
が窪み122より抜け出すことを防止する断面L形の抜
け止め板124が固定されている。抜け止め板124は
球120に対しソケット部材108とは反対の側にて球
120に当接し又はこれに近接してオーバハング状に延
在しており、ピストンロッド42を受け入れる実質的に
矩形の切欠き126を有している。抜け止め板124は
鋼板の如き金属板にて形成されており、球120が窪み
122より抜け出す方向に所定値以上の強い力が球12
0に作用すると、球120によりベース部材100より
離れる方向へ弾性変形若しくは塑性変形せしめられ、こ
れにより球120がソケット部材108より離れてピス
トンロッド42とペダル部18との連結状態を解除し得
るようになっている。
【0065】図7に解図的に示されている如く、空気圧
シリンダ−ピストン装置32はピストンロッド42に固
定されたピストン128により画成された第一の室13
0と第二の室132とを有している。第一の室130内
の圧力P1及び第二の室132内の圧力P2は空気圧回路
134及び電子制御装置136により制御され、これに
より押圧装置30によりブレーキペダル10のペダル部
16に与えられる押圧力が増減制御される。
【0066】空気圧シリンダ−ピストン装置32の第一
の室130は導管138により電空比例弁140の第一
のポートに接続されており、電空比例弁140の第二の
ポートには導管142の一端が接続されている。導管1
42の他端はマスタ弁144の第一のポートに接続さ
れ、マスタ弁144の第二のポートには導管146によ
りエアタンク148が接続されている。尚図7は示され
ていないが、エアタンク148内の圧力はエアポンプ等
により所定の下限値と上限値との間の圧力に制御される
ようになっている。
【0067】導管142には導管150の一端が接続さ
れ、導管150の他端は空気圧シリンダ−ピストン装置
32の第二の室132に接続されている。導管150の
途中にはレギュレータ装置152が設けられている。レ
ギュレータ装置152はそれより空気圧シリンダ−ピス
トン装置32の側の圧力をパイロット圧力とするレギュ
レータ154と、レギュレータ154を迂回して第二の
室132より導管142へ向う圧縮空気の流れのみを許
す逆止弁156とを有し、レギュレータ154及び逆止
弁156は互いに共働して第二の室132内の圧力P2
を実質的に一定の圧力に制御するようになっている。
【0068】マスタ弁144は車輌性能評価試験装置の
非作動時には、即ち電子制御装置136よりそのソレノ
イドに制御信号が入力されていないときには、図7に示
された第一の位置に設定され、これにより導管146と
導管142との連通を遮断するともに、導管142を大
気に解放する。これに対し電子制御装置136よりの制
御電圧がマスタ弁144のソレノイドに印加されると、
マスタ弁144は第二の位置に切り換わり、導管146
と導管142とを連通接続する。
【0069】一方電空比例弁140は車輌性能評価試験
装置の非作動時には、即ち電子制御装置136よりその
ソレノイドに制御信号が入力されていないときには、図
7に示された第一の位置に設定され、導管138を経て
第一の室130を大気に解放する。これに対し電子制御
装置136よりの制御電圧が電空比例弁140のソレノ
イドに印加されると、電空比例弁140は第二の位置に
切り換わり、導管142と導管138とを連通接続する
と共に、制御電圧に比例する圧力の圧縮空気を導管13
8を経て空気圧シリンダ−ピストン装置32の第一の室
130へ供給し、これにより第一の室130内の圧力P
1を増減制御する。
【0070】従って車輌性能評価試験装置の非作動時に
は、空気圧シリンダ−ピストン装置32の第一の室13
0内の圧力P1及び第二の室132内の圧力P2は何れも
大気圧になるので、空気圧シリンダ−ピストン装置32
のシリンダ38に対するピストン128の位置を自由に
変更することができ、これにより押圧装置30を車輌に
設置する場合や押圧装置30を車輌より取り外す場合に
空気圧シリンダ−ピストン装置32の長さを自由に増減
調整することができる。
【0071】電子制御装置136は運転者により操作さ
れることによりブレーキペダル10のペダル部16に対
する目標踏力Fbptの如き目標値を設定する目標値設定
ユニット160を有している。目標値設定ユニット16
0の出力、即ち目標踏力Fbptの如き目標値を示す信号
は加算器162のプラスの端子に入力され、またフィー
ドフォワード制御用ゲイン乗算器164に入力され、ゲ
イン乗算器164によりフィードフォワードゲインKf
が乗算された後加算器166に入力される。
【0072】ペダル側固定装置36に組み込まれた荷重
センサ106の出力、即ち押圧装置30によりブレーキ
ペダル10のペダル部16に与えられる押圧力Fbpを示
す信号は増幅器168を経てゲイン乗算器170に入力
され、ゲイン乗算器170によりゲインKsが乗算され
た後加算器162のマイナスの端子に入力される。加算
器162の出力はフィードバック制御用比例ゲイン乗算
器172に入力され、ゲイン乗算器172により比例ゲ
インKpが乗算された後加算器166に入力される。
【0073】また加算器162の出力は積分回路174
に入力され、積分回路174の出力はフィードバック制
御用積分ゲイン乗算器176に入力され、ゲイン乗算器
176により積分ゲインKiが乗算された後加算器16
6に入力される。加算器166の出力は増幅器178を
経て電空比例弁140のソレノイドに制御指令信号とし
て入力されることにより電空比例弁140が制御され、
これにより空気圧シリンダ−ピストン装置32の第一の
室130内の圧力P1が制御指令信号の電圧に比例して
増減制御される。
【0074】尚電子制御装置136は実際には例えばC
PUとROMとRAMと入出力ポート装置とを有しこれ
らが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般
的な構成のマイクロコンピュータ及び駆動回路よりなる
ものであってよく、加算器162等による演算はマイク
ロコンピュータに組み込まれたプログラムにより実行さ
れてよい。
【0075】上述の如く構成された車輌性能評価試験装
置を使用して車輌の制動性能を評価試験する場合には、
まずシート側固定装置34のシート係合板44の水平部
46の後端部が運転席シート20のシート本体22とシ
ートバック24との間に挿入され、シートバック当接板
50がシートバック24に当接すると共に垂直部48が
シート本体22の前端面に当接するよう、シート係合板
44が運転席シート20に対し位置決めされる。
【0076】次いで固定状態調整装置78の係合板88
がシート本体22の下方に配置され、その状態にてノブ
84を回転させることによりシート係合板44の水平部
46と係合板88との間にシート本体22を挾圧し、こ
れによりシート側固定装置34を運転席シート20に固
定する。しかる後連結装置40のピン58をピン受け入
れ孔60に嵌入させ、フック装置54により被連結板5
6を連結基板52に連結固定し、これにより空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32の一端を連結装置40及びシー
ト側固定装置34を介して運転席シート20に固定す
る。
【0077】次いでペダル側固定装置36のペダル当接
板92と係合板94との間にブレーキペダル10のペダ
ル部16を挟み、ボルト96及びナット98を締め付け
ることにより、空気圧シリンダ−ピストン装置32の他
端をブレーキペダル10のペダル部16に固定する。し
かる後必要に応じて運転席シート20のストッパを解除
して運転席シート20を車輌前後方向に移動させ、ペダ
ル部16の踏面16Aに対する空気圧シリンダ−ピスト
ン装置32の角度を所定の角度に調整した後ストッパに
より運転席シート20を固定する。この場合空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32の第一の室130及び第二の室
132は何れも大気圧であるので、運転席シート20の
車輌前後方向の移動に応じて空気圧シリンダ−ピストン
装置32の長さが自由に変化する。
【0078】次いで運転者が車輌に搭乗して運転席シー
ト20に着座し、固定状態調整装置78のノブ84を回
転させることによりシート係合板44の水平部46と係
合板88との間に於けるシート本体22の挾圧荷重を調
整し、これによりシート側固定装置34を運転席シート
20に確実に固定する。以上により評価試験の準備が完
了するので、その後運転者は電子制御装置136のスイ
ッチ等を操作して評価試験を行う。
【0079】例えば車輌の制動距離に関する制動性能を
評価試験する場合には、まず車輌が停止状態にある状況
に於いて図には示されていないメインスイッチが閉成さ
れることによってマスタ弁146が第一の位置より第二
の位置へ切り換えられることにより試験装置の作動が開
始され、目標値設定ユニット160によりブレーキペダ
ル10に対する目標踏力Fbptが設定され、押圧装置3
0によりブレーキペダル10のペダル部16に与えられ
る押圧力が目標踏力よりも小さい値になるよう、ゲイン
乗算器164により乗算されるフィードフォワードゲイ
ンKfが求められる。
【0080】次いで車輌が所定の車速にて走行する状況
にて押圧装置30によりブレーキペダル10のペダル部
16に押圧力が与えられる。この場合押圧力は最初のう
ちは目標踏力FbptとフィードフォワードゲインKfとの
積Fbpt・Kfに基づくフィードフォワード制御量に応じ
て増大され、次いで目標踏力Fbptと荷重センサ106
により検出された実際の踏力Fbpとの偏差ΔFbpが演算
され、積Fbpt・Kfに基づくフィードフォワード制御量
及び踏力の偏差ΔFbpとゲイン乗算器172により乗算
される比例ゲインKpとの積ΔFbp・Kpに基づくフィー
ドバック制御量に応じて制御される。
【0081】更に押圧力は、積Fbpt・Kfに基づくフィ
ードフォワード制御量、積ΔFbp・Kpに基づくフィー
ドバック制御量、踏力の偏差ΔFbpの積分値ΔFbpiと
ゲイン乗算器176により乗算される積分ゲインKiと
の積ΔFbpi・Kiに基づくフィードバック制御に応じて
制御され、これによりブレーキペダルのペダル部16に
与えられる踏力が目標踏力に正確に制御され、制動距
離、即ち制動開始より車輌が停止するまでの走行距離が
測定される。
【0082】また車輌の減速度に関する性能を試験する
場合には、目標値設定ユニット160により目標減速度
Gxbtが設定され、図には示されていない前後加速度セ
ンサにより検出される車輌の前後加速度に基づき車輌の
減速度Gxbが演算され、車輌の減速度Gxbが目標減速度
Gxbtになるようフィードフォワード制御量及びフィー
ドバック制御量に応じて押圧装置30が制御され、これ
により押圧装置30によりブレーキペダル10のペダル
部16に与えられる踏力が制御され、車輌の減速度Gxb
が目標減速度Gxbtになるか否かにより車輌の減速度に
関する性能が判定される。
【0083】かくして図示の実施形態によれば、押圧装
置30は一端にてシート側固定装置34により運転席シ
ート20のシート本体22に固定され、他端にてペダル
側固定装置36によりブレーキペダル10のペダル部1
6に固定され、空気圧シリンダ−ピストン装置32によ
り運転席シート20に対し相対的にペダル部16に押圧
力が与えられるので、運転席シート20を取り外したり
取り付けたりすることなく車輌の制動性能に関する評価
試験を行うことができ、これにより評価試験を容易に且
つ能率よく実施することができる。
【0084】また図示の実施形態によれば、空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32の一端は連結装置40によりシ
ート側固定装置34に枢着され、ペダル側固定装置36
は空気圧シリンダ−ピストン装置32のピストンロッド
42をペダル部16に対し枢動可能に連結固定するの
で、運転席シート20の車輌前後方向の位置を調整する
ことによりペダル部16に対する空気圧シリンダ−ピス
トン装置32の角度を所定の角度に調整することがで
き、この場合空気圧シリンダ−ピストン装置32の長さ
を自由に変更することができるので、ペダル部16に対
する空気圧シリンダ−ピストン装置32の角度の調整を
容易に行うことができる。
【0085】また図示の実施形態によれば、ペダル側固
定装置36はペダル部16の踏面16Aに対する空気圧
シリンダ−ピストン装置32の方向に拘らず、空気圧シ
リンダ−ピストン装置32による押圧力を必ず軸線11
0に沿ってペダル部16へ伝達し、軸線110はペダル
当接板92等により運転者がペダル部16に対し踏力を
与える方向に整合され、荷重センサ106は軸線110
に沿って空気圧シリンダ−ピストン装置32の先端より
ペダル部16へ伝達される押圧力を検出するので、例え
ば押圧力として空気圧シリンダ−ピストン装置32の軸
力等が検出される場合に比して、押圧装置30によりブ
レーキペダル10に対し与えられる踏力を正確に検出す
ることができ、これにより制動性能の評価試験を高精度
に実施することができる。
【0086】また図示の実施形態によれば、ペダル側固
定装置36はペダル部16に対する押圧方向及びこれと
は逆方向に力を伝達し得るよう空気圧シリンダ−ピスト
ン装置32の先端をペダル部16に連結し、空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32の第二の室132内の圧力P2
は実質的に一定の圧力に維持され、第一の室130内の
圧力P1を制御することにより、空気圧シリンダ−ピス
トン装置32は押圧方向及びこれとは逆方向に力を発生
することができるので、空気圧シリンダ−ピストン装置
32の摺動抵抗等に拘らずブレーキペダル10に対する
押圧力を応答性よく増減制御することができ、従って押
圧装置の押圧力を目標値まで増大させる際のオーバーシ
ュートや押圧力を目標値に維持する際の変動量を低減す
ることができ、これにより車輌性能の評価試験を高精度
に実施することができ、また制動性能の評価試験の終了
時にブレーキペダル10に与えられていた押圧力を能率
よく且つ確実に低減し解除することができる。
【0087】また図示の実施形態によれば、シート側固
定装置34のシート係合板44の水平部46が運転席シ
ート20のシート本体22上に載置され、運転者は水平
部46上に着座するので、水平部46及び係合板88に
よるシート本体22に対する圧縮荷重が減少するが、運
転者は着座した状態にて固定状態調整装置78を操作す
ることにより、水平部46と係合板88との間にシート
本体22を強固に圧縮することができ、これにより押圧
装置30の一端が強固に且つ確実に運転席シート20に
固定された状態にて評価試験を行うことができる。
【0088】また図示の実施形態によれば、ペダル側固
定装置36はピストンロッド42の先端に設けられた球
120がソケット部材88の窪み122より抜け出す方
向に所定値以上の強い力が作用すると、抜け止め板12
4が弾性変形若しくは塑性変形することにより、空気圧
シリンダ−ピストン装置32の他端とブレーキペダル1
0のペダル部16との連結状態を解除するので、仮に空
気圧シリンダ−ピストン装置32にロックの如き異常が
生じても、運転者はペダル部16を強く踏み込むことに
よりブレーキペダル10を押圧操作して車輌を確実に停
止させることができる。
【0089】尚抜け止め板124は実質的に塑性変形す
ることなく弾性変形することにより空気圧シリンダ−ピ
ストン装置32の他端とペダル部16との連結状態を解
除する材料にて形成されることが好ましく、その場合に
は抜け止め板124の先端部をソケット部材88より離
れる方向へ弾性変形させることにより、球120を窪み
122に嵌入させることができ、従って抜け止め板12
4を交換することなく評価試験を再開することができ
る。
【0090】また図示の実施形態によれば、空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32の一端は連結装置40によりシ
ート側固定装置34に着脱自在に連結されるので、空気
圧シリンダ−ピストン装置32の一端とシート側固定装
置34との連結が解除された状態にてシート側固定装置
34をシート本体22に固定し、空気圧シリンダ−ピス
トン装置32の他端をペダル側固定装置36によりペダ
ル部16に連結することができ、逆にフック装置54を
操作して連結装置40による連結を解除した後シート側
固定装置34をシート本体22より取り外したり、ペダ
ル側固定装置36をペダル部16より取り外すことがで
き、従って連結装置40が設けられていない場合に比し
て押圧装置30の取り付け及び取り外しを容易に行うこ
とができる。
【0091】また図示の実施形態によれば、運転者は運
転席シート20に着座した状態にてフック装置54を操
作することにより、連結装置40による空気圧シリンダ
−ピストン装置32の一端とシート側固定装置34との
連結状態を解除することができるので、例えば評価試験
の終了後に運転者が車輌より降りる際に押圧装置30が
邪魔になることを確実に防止することができる。
【0092】また図示の実施形態によれば、押圧装置3
0の押圧力発生手段は空気圧シリンダ−ピストン装置3
2であり、空気圧シリンダ−ピストン装置32の第一の
室130及び第二の室132は電空比例弁140及びマ
スタ弁144を第二の位置より第一の位置へ切り換える
ことにより瞬時に大気に解放可能であるので、運転者は
ペダル部16に対し強い踏力を与えることによってペダ
ル側固定装置36による空気圧シリンダ−ピストン装置
32の他端とペダル部16との連結状態を解除しなくて
も、必要に応じて評価試験を中止し自らの意思に応じて
ブレーキペダル10を操作することができる。
【0093】また図示の実施形態によれば、シート側固
定装置34のシート係合板44の後端部はシート本体2
2とシートバック24との間に挿入され、シート係合板
44に固定されたシートバック当接板50がシートバッ
ク24に当接せしめられるので、シート係合板44の水
平部46がただ単にシート本体22上に載置される場合
に比して、押圧装置30の一端を確実に運転席シート2
0に固定することができ、また空気圧シリンダ−ピスト
ン装置32の押圧力によりシート側固定装置34が持ち
上げられる虞れを効果的に低減することができる。
【0094】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【0095】例えば上述の実施形態に於いては、操作部
材に対する押圧力を発生する手段は押圧装置30の空気
圧シリンダ−ピストン装置32であるが、押圧力を発生
する手段は油圧式のシリンダ−ピストン装置や、電気モ
ータの如き回転駆動手段とボールねじの如き回転−直線
運動変換機構とよりなる電気式のアクチュエータや、電
磁気的に押圧力を発生する電磁気式のアクチュエータで
あってもよい。
【0096】また上述の実施形態に於いては、運転席シ
ート20の車輌前後方向の位置が調整されると共に空気
圧シリンダ−ピストン装置32の長さが調整されること
によりブレーキペダル10のペダル部16の踏面16A
に対する押圧装置30の方向が調整されるようになって
いるが、例えばシート側固定装置34に対し空気圧シリ
ンダ−ピストン装置32のシート側の端部の位置が上下
方向に調整されることにより、ペダル部16の踏面16
Aに対する押圧装置30の方向が調整されるよう構成さ
れてもよい。
【0097】また上述の実施形態に於いては、連結装置
40の車輌横方向両側に一対の固定状態調整装置78が
設けられ、この固定状態調整装置78を操作することに
より、運転者が運転席シート20に着座した後に押圧装
置30の一端の運転席シート20に対する固定状態を調
整し得るようになっているが、この固定状態調整装置7
8は省略されてもよい。
【0098】また上述の実施形態に於いては、空気圧シ
リンダ−ピストン装置32は連結装置40によりシート
側固定装置34に着脱自在に連結されるようになってお
り、またフック装置54により必要に応じて連結状態を
解除し得るようになっているが、連結装置40若しくは
フック装置54が省略されてもよく、また必要に応じて
運転者により空気圧シリンダ−ピストン装置の前端とブ
レーキペダル10のペダル部16との連結が解除される
よう構成されてもよい。
【0099】また上述の実施形態に於いては、空気圧シ
リンダ−ピストン装置32により軸線110に沿って発
生される全ての荷重が荷重センサ106を経てブレーキ
ペダル10のペダル部16へ伝達されるようになってい
るが、軸線110に沿う押圧力の一部のみが荷重センサ
106に与えられるよう修正されてもよい。
【0100】更に上述の実施形態に於いては、本発明に
よる方法及び装置が車輌の制動性能の評価試験に適用さ
れているが、本発明の方法及び装置は加速操作の目的で
運転者により押圧操作されるアクセルペダルに適用さ
れ、これにより車輌の加速性能の評価試験に適用されて
もよい。
【0101】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明の請求項1又は6の構成によれば、運転席シートの取
り外しや取り付けを要することなく車輌性能の評価試験
を行うことができ、これにより前述の従来の車輌性能評
価試験装置の場合に比して、遥かに容易に且つ能率よく
車輌性能の評価試験を実施することができる。
【0102】また請求項2又は7の構成によれば、押圧
装置により操作部材を自動的に押圧操作する前に、操作
部材の被押圧面に対する押圧装置の押圧方向が所定の方
向になるよう押圧装置を調整することができるので、操
作部材の被押圧面に対する押圧装置の押圧方向が正確に
所定の方向に設定された状態にて車輌性能の評価試験を
開始することができ、これにより前述の従来の車輌性能
評価試験装置の場合に比して、車輌性能の評価試験を高
精度に実施することができる。
【0103】また請求項3又は8の構成によれば、操作
部材の被押圧面が押圧装置の他端より受ける押圧荷重を
検出し、押圧装置の他端により操作部材に与えられる押
圧力を正確に制御して車輌性能の評価試験を正確に実施
することができるので、操作ロッドの軸力が検出される
前述の従来の車輌性能評価試験装置の場合に比して、車
輌性能の評価試験を高精度に実施することができる。
【0104】また請求項4又は9の構成によれば、操作
部材に対する押圧力の低減時には押圧装置により押圧方
向とは逆方向に他端を駆動する力を発生させることがで
きるので、押圧方向の押圧力のみが増減される場合に比
して、操作部材に対する押圧力を応答性よく増減させる
ことができ、従って押圧装置の押圧力を目標値まで増大
させる際のオーバーシュートや押圧力を目標値に維持す
る際の変動量を低減することができ、これにより車輌性
能の評価試験を高精度に実施することができ、また車輌
性能の評価試験の終了時に操作部材に対し与えられてい
た押圧力を能率良く且つ確実に低減し解除することがで
き、これによりり評価試験を能率よく実施することがで
きる。
【0105】また請求項5又は10の構成によれば、運
転者は運転席シートに着座した後であって押圧装置によ
り操作部材を自動的に押圧操作する前に、運転席シート
に対する押圧装置の一端の固定状態を着座状態のまま調
整することができるので、運転者が運転席シートに着座
することにより運転席シートに対する押圧装置の一端の
固定状態が損なわれても、固定状態の調整により押圧装
置の一端を運転席シートに対し確実に所定の固定状態に
て固定することができ、これにより押圧装置の一端が運
転席シートに対し確実に所定の固定状態にある状況にて
車輌性能の評価試験を実施することができる。
【0106】また請求項11の構成によれば、運転者が
評価試験の途中に於いて自ら操作部材を押圧操作する必
要を感じた場合には、運転者は操作部材を強い力にて押
圧操作することにより操作部材に対する押圧装置の他端
の固定状態を解除することができるので、運転者は必要
に応じて自らの意志に基づいて確実に操作部材を押圧操
作することができる。
【0107】また請求項12の構成によれば、運転者は
解除手段を操作することにより運転席シートに対する押
圧装置の一端の固定状態若しくは操作部材に対する押圧
装置の他端の係合状態を解除することができ、これによ
り評価試験の終了後に運転者が車輌より降りる際に押圧
装置が邪魔になる虞れを低減すると共に、押圧装置を容
易に取り外すことができる。
【0108】また請求項13の構成によれば、操作部材
は制動操作部材であるので、制動操作部材を押圧装置に
より自動的に押圧操作して、車輌の制動性能についての
評価試験を自動的に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌性能評価試験装置の押圧装置
を車輌に搭載された状態にて示す斜視図である。
【図2】図1に示された実施形態の押圧装置を示す側面
図である。
【図3】押圧装置のシート側固定装置及び連結状態の連
結装置を示す斜視図である。
【図4】押圧装置の連結装置を非連結状態にて示す斜視
図である。
【図5】押圧装置のペダル側固定装置を示す断面図であ
る。
【図6】押圧装置のペダル側固定装置の要部を示す斜視
図である。
【図7】押圧装置の空気圧シリンダ−ピストン装置を駆
動する空気圧回路及び電子制御装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…ブレーキペダル 16…ぺダル部 20…運転席シート 22…シート本体 30…押圧装置 32…空気圧シリンダ−ピストン装置 34…シート側固定装置 36…ペダル側固定装置 54…フック装置 78…固定状態調整装置 106…荷重センサ 124…抜け止め板 134…空気圧回路 136…電子制御装置 140…電空比例弁 144…マスタ弁 148…エアタンク 152…レギュレータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 潤一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大河内 典彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小川 哲也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 竹中 修 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者により押圧操作される操作部材を押
    圧装置により自動的に押圧操作して車輌性能の評価試験
    を行う車輌性能評価試験方法にして、前記押圧装置の一
    端を運転席シートに固定すると共に他端を前記操作部材
    に係合させ、しかる後前記押圧装置によって前記運転席
    シートに対し相対的に前記操作部材を押圧する力を発生
    させることにより前記操作部材を自動的に押圧操作する
    ことを特徴とする車輌性能評価試験方法。
  2. 【請求項2】前記押圧装置により前記操作部材を自動的
    に押圧操作する前に、前記操作部材の被押圧面に対する
    前記押圧装置の押圧方向が所定の方向になるよう前記押
    圧装置を調整することを特徴とする請求項1に記載の車
    輌性能評価試験方法。
  3. 【請求項3】前記操作部材の被押圧面が前記押圧装置の
    前記他端より受ける押圧荷重を検出し、検出された押圧
    荷重に基づき前記押圧装置による押圧操作を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車輌性能評価試験方
    法。
  4. 【請求項4】前記押圧装置は前記他端を押圧方向及びこ
    れとは逆方向へ駆動する力を発生可能であり、前記操作
    部材に対する押圧力の低減時には前記押圧装置により押
    圧方向とは逆方向に前記他端を駆動する力を発生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌性能評価試験方
    法。
  5. 【請求項5】運転者が前記運転席シートに着座した後で
    あって前記押圧装置により前記操作部材を自動的に押圧
    操作する前に、前記運転席シートに対する前記押圧装置
    の前記一端の固定状態を調整することを特徴とする請求
    項1に記載の車輌性能評価試験方法。
  6. 【請求項6】運転者により押圧操作される操作部材を押
    圧装置により自動的に押圧操作して車輌性能の評価試験
    を行う車輌性能評価試験装置にして、前記押圧装置は一
    端にて運転席シートに固定され他端にて前記操作部材に
    係合するよう構成されると共に、前記運転席シートに対
    し相対的に前記操作部材を押圧する力を発生するよう構
    成されていることを特徴とする車輌性能評価試験装置。
  7. 【請求項7】前記押圧装置は前記操作部材の被押圧面に
    対する前記押圧装置の押圧方向を調整可能であることを
    特徴とする請求項6に記載の車輌性能評価試験装置。
  8. 【請求項8】前記押圧装置の前記他端には前記操作部材
    の被押圧面が前記押圧装置の前記他端より受ける押圧荷
    重を検出する荷重検出手段が設けられていることを特徴
    とする請求項6に記載の車輌性能評価試験装置。
  9. 【請求項9】前記押圧装置は前記他端を押圧方向及びこ
    れとは逆方向へ駆動する力を発生可能であることを特徴
    とする請求項6に記載の車輌性能評価試験装置。
  10. 【請求項10】前記運転席シートに対する前記押圧装置
    の前記一端の固定状態を調整する固定状態調整手段を有
    し、前記固定状態調整手段は前記運転席シートに着座し
    た運転者により操作可能であることを特徴とする請求項
    6に記載の車輌性能評価試験装置。
  11. 【請求項11】前記押圧装置の前記他端は前記操作部材
    に対する固定装置を有し、前記固定装置は前記操作部材
    と前記押圧装置の前記他端との間に互いに離れる方向へ
    所定値以上の力が作用すると、前記操作部材に対する前
    記他端の固定状態を解除するよう構成されていることを
    特徴とする請求項6に記載の車輌性能評価試験装置。
  12. 【請求項12】前記運転席シートに対する前記押圧装置
    の前記一端の固定状態若しくは前記操作部材に対する前
    記押圧装置の前記他端の係合状態を解除する解除手段を
    有し、前記解除手段は前記運転席シートに着座した運転
    者により操作可能であることを特徴とする請求項6に記
    載の車輌性能評価試験装置。
  13. 【請求項13】前記操作部材は制動操作部材であること
    を特徴とする請求項1乃至5に記載の車輌性能評価試験
    方法又は請求項6乃至12に記載の車輌性能評価試験装
    置。
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