JP2002283254A - 衝撃工具 - Google Patents
衝撃工具Info
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- JP2002283254A JP2002283254A JP2001377187A JP2001377187A JP2002283254A JP 2002283254 A JP2002283254 A JP 2002283254A JP 2001377187 A JP2001377187 A JP 2001377187A JP 2001377187 A JP2001377187 A JP 2001377187A JP 2002283254 A JP2002283254 A JP 2002283254A
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- casing
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- motor casing
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D11/00—Portable percussive tools with electromotor or other motor drive
- B25D11/06—Means for driving the impulse member
- B25D11/12—Means for driving the impulse member comprising a crank mechanism
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D2211/00—Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
- B25D2211/003—Crossed drill and motor spindles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B25D2250/00—General details of portable percussive tools; Components used in portable percussive tools
- B25D2250/121—Housing details
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、安価でより効果的に振動、
騒音を抑制することができる衝撃工具を提供することで
ある。 【解決手段】 合成樹脂製のモータケーシング8及び非
樹脂製のギヤケーシング6を有する衝撃工具において、
樹脂製モータケーシング8と非樹脂製ギヤケーシング6
との合せ面に変形可能な緩衝部材7を設けた。
騒音を抑制することができる衝撃工具を提供することで
ある。 【解決手段】 合成樹脂製のモータケーシング8及び非
樹脂製のギヤケーシング6を有する衝撃工具において、
樹脂製モータケーシング8と非樹脂製ギヤケーシング6
との合せ面に変形可能な緩衝部材7を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製のモータ
ケーシング及び非樹脂製のギヤケーシングを有する衝撃
工具に関するものである。
ケーシング及び非樹脂製のギヤケーシングを有する衝撃
工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーシングを樹脂により構成した衝撃工
具は既に提案されており、公知である。特に、モータを
内蔵するモータケーシングには軽量化、2重絶縁化等の
目的で合成樹脂製のケーシングが多用されている。かか
る衝撃工具の一例を図3を用いてその構成等を説明す
る。
具は既に提案されており、公知である。特に、モータを
内蔵するモータケーシングには軽量化、2重絶縁化等の
目的で合成樹脂製のケーシングが多用されている。かか
る衝撃工具の一例を図3を用いてその構成等を説明す
る。
【0003】駆動モータ28の回転はギヤ27を介して
衝撃駆動部に伝達され、図示しない先端工具に打撃力が
伝達される。詳細には、駆動モータ28の回転は駆動モ
ータ28の先端に設けられたピニオン29及びピニオン
29と噛合うギヤ27を介してギヤ27と一体回転可能
なクランクシャフト26に伝達され、クランクシャフト
26はコンロッド25を介してピストン24をシリンダ
23内にて往復動させる。ピストン24の往復動によ
り、シリンダ23内のピストン24と打撃子22との間
に形成された空気室30内の空気圧が変動することによ
り打撃子22が往復動して、打撃子22が中間子21に
衝突し中間子21が図示しない先端工具に打撃力を伝達
する。
衝撃駆動部に伝達され、図示しない先端工具に打撃力が
伝達される。詳細には、駆動モータ28の回転は駆動モ
ータ28の先端に設けられたピニオン29及びピニオン
29と噛合うギヤ27を介してギヤ27と一体回転可能
なクランクシャフト26に伝達され、クランクシャフト
26はコンロッド25を介してピストン24をシリンダ
23内にて往復動させる。ピストン24の往復動によ
り、シリンダ23内のピストン24と打撃子22との間
に形成された空気室30内の空気圧が変動することによ
り打撃子22が往復動して、打撃子22が中間子21に
衝突し中間子21が図示しない先端工具に打撃力を伝達
する。
【0004】図中の符号2は図示しない先端工具の脱落
を防止する先端工具抜け止め部材、3はシリンダ等を収
納するシリンダケースであり、先端工具抜け止め部材2
はシリンダケース3に図示しない締結部材により固着さ
れている。
を防止する先端工具抜け止め部材、3はシリンダ等を収
納するシリンダケースであり、先端工具抜け止め部材2
はシリンダケース3に図示しない締結部材により固着さ
れている。
【0005】また、符号5はクランク部等を収納するク
ランクケース、6は駆動モータの一方を軸支するアルミ
ニウム、マグネシウムあるいは鋼材等から成る非樹脂製
のギヤケーシング、8は駆動モータ等を収納する合成樹
脂製のモータケーシングであり、クランクケース5、ギ
ヤケーシング6及びモータケーシング8は図示しない締
結部材により固着されている。
ランクケース、6は駆動モータの一方を軸支するアルミ
ニウム、マグネシウムあるいは鋼材等から成る非樹脂製
のギヤケーシング、8は駆動モータ等を収納する合成樹
脂製のモータケーシングであり、クランクケース5、ギ
ヤケーシング6及びモータケーシング8は図示しない締
結部材により固着されている。
【0006】ギヤケーシング6は、モータケーシング8
内に収納されたモータ28のピニオン29を軸支する軸
受6aを保持すると共に、モータ28のピニオン29と
平行に延びるクランクシャフト26の軸部26aのモー
タ28側端部を軸支する軸受6bを保持しており、クラ
ンクシャフト26の軸部26aは図示上方部でクランク
ケース5に保持された軸受5aによって軸支されてい
る。
内に収納されたモータ28のピニオン29を軸支する軸
受6aを保持すると共に、モータ28のピニオン29と
平行に延びるクランクシャフト26の軸部26aのモー
タ28側端部を軸支する軸受6bを保持しており、クラ
ンクシャフト26の軸部26aは図示上方部でクランク
ケース5に保持された軸受5aによって軸支されてい
る。
【0007】図に示す衝撃工具は上記したように、クラ
ンクシャフト26が回転駆動することによりシリンダ2
3内においてピストン24を往復動させ、空気室30内
の空気圧を変動させることにより打撃子22を往復動さ
せて、打撃子22を中間子21に衝突させ図示しない先
端工具に打撃力を伝達させ打撃動作を行うものである
が、打撃動作時には空気室30内の空気圧を圧縮する際
や打撃子22が先端工具を打撃する際にピストン24に
反力が加わり、この反力がコンロッド25を介してクラ
ンクシャフト26に加わる。クランクシャフト26に加
わる反力は図示右方向、すなわちピストン24から離れ
る方向に発生し、クランクシャフト26はこの反力によ
ってピストン24から離れる方向に移動しようとする
が、クランクシャフト26を軸支しているクランクケー
ス5及びギヤケーシング6の軸受部によってその箇所を
維持している。このように、クランクシャフト26に加
わる反力はクランクシャフト26を介してクランクケー
ス5及びギヤケーシング6に伝わるため、クランクシャ
フト5及びギヤケーシング6はこの反力によって変形が
生じない硬度を有するアルミニウム、マグネシウムある
いは鋼材等の非樹脂材によって形成されている。
ンクシャフト26が回転駆動することによりシリンダ2
3内においてピストン24を往復動させ、空気室30内
の空気圧を変動させることにより打撃子22を往復動さ
せて、打撃子22を中間子21に衝突させ図示しない先
端工具に打撃力を伝達させ打撃動作を行うものである
が、打撃動作時には空気室30内の空気圧を圧縮する際
や打撃子22が先端工具を打撃する際にピストン24に
反力が加わり、この反力がコンロッド25を介してクラ
ンクシャフト26に加わる。クランクシャフト26に加
わる反力は図示右方向、すなわちピストン24から離れ
る方向に発生し、クランクシャフト26はこの反力によ
ってピストン24から離れる方向に移動しようとする
が、クランクシャフト26を軸支しているクランクケー
ス5及びギヤケーシング6の軸受部によってその箇所を
維持している。このように、クランクシャフト26に加
わる反力はクランクシャフト26を介してクランクケー
ス5及びギヤケーシング6に伝わるため、クランクシャ
フト5及びギヤケーシング6はこの反力によって変形が
生じない硬度を有するアルミニウム、マグネシウムある
いは鋼材等の非樹脂材によって形成されている。
【0008】なお、ハンドル10は非樹脂製のクランク
ケース5及び樹脂製のモータケーシング8に弾性的に取
り付けられ、ハンドル10にはスイッチ9及び電源コー
ド11が設けられている。
ケース5及び樹脂製のモータケーシング8に弾性的に取
り付けられ、ハンドル10にはスイッチ9及び電源コー
ド11が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の衝撃工
具は、作業時に打撃子22と中間子21の衝突及び中間
子21と図示しない先端工具との衝突により発生する衝
撃力がシリンダ23を介してシリンダケース3に伝達
し、クランクケース5、ギヤケーシング6へと衝撃力が
伝達する。更に、クランクシャフト26の回転駆動によ
りピストン24が往復動し空気室30内が高圧となった
ときに発生するピストン24、コンロッド25、クラン
クシャフト26に加わる反力が衝撃力としてクランクシ
ャフト26を軸支するクランクケース5及びギヤケーシ
ング6に伝達する。
具は、作業時に打撃子22と中間子21の衝突及び中間
子21と図示しない先端工具との衝突により発生する衝
撃力がシリンダ23を介してシリンダケース3に伝達
し、クランクケース5、ギヤケーシング6へと衝撃力が
伝達する。更に、クランクシャフト26の回転駆動によ
りピストン24が往復動し空気室30内が高圧となった
ときに発生するピストン24、コンロッド25、クラン
クシャフト26に加わる反力が衝撃力としてクランクシ
ャフト26を軸支するクランクケース5及びギヤケーシ
ング6に伝達する。
【0010】上記した経路にて非樹脂製のクランクケー
ス5及びギヤケーシング6に伝達した衝撃力はギヤケー
シング6と図示しない締結部材を介して結合された合成
樹脂製のモータケーシング8に伝達され、この衝撃力に
よって剛性の低い樹脂製のモータケーシング8が振動す
ると共にこの振動の発生によって騒音を発生してしまう
ものである。特に、通常非樹脂製のギヤケーシング6と
合成樹脂製のモータケーシング8は4個あるいは6個程
度の締結部材により固着されているが、締結部分以外の
場所では締結力がないため、一般的に円環に近い形状の
樹脂製のモータケーシング8は締結部分を節として円環
が楕円となるような面外振動が生じ騒音が発生する。
ス5及びギヤケーシング6に伝達した衝撃力はギヤケー
シング6と図示しない締結部材を介して結合された合成
樹脂製のモータケーシング8に伝達され、この衝撃力に
よって剛性の低い樹脂製のモータケーシング8が振動す
ると共にこの振動の発生によって騒音を発生してしまう
ものである。特に、通常非樹脂製のギヤケーシング6と
合成樹脂製のモータケーシング8は4個あるいは6個程
度の締結部材により固着されているが、締結部分以外の
場所では締結力がないため、一般的に円環に近い形状の
樹脂製のモータケーシング8は締結部分を節として円環
が楕円となるような面外振動が生じ騒音が発生する。
【0011】なお、ギヤケーシング6に加わる衝撃力に
は、クランクケース5を介して伝達される衝撃力と、ク
ランクシャフト26を軸支する軸受6b及びピニオン2
9を軸支する軸受6aを介して作業時に加わる衝撃力と
があり、これらの衝撃力がギヤケーシング6とモータケ
ーシング8とを固着する締結部材や当接する端面を介し
てギヤケーシング6からモータケーシング8に伝達され
ることになる。
は、クランクケース5を介して伝達される衝撃力と、ク
ランクシャフト26を軸支する軸受6b及びピニオン2
9を軸支する軸受6aを介して作業時に加わる衝撃力と
があり、これらの衝撃力がギヤケーシング6とモータケ
ーシング8とを固着する締結部材や当接する端面を介し
てギヤケーシング6からモータケーシング8に伝達され
ることになる。
【0012】本発明の目的は、上記欠点を解消し、安価
でより効果的に振動、騒音を抑制することができる衝撃
工具を提供することである。
でより効果的に振動、騒音を抑制することができる衝撃
工具を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、合成樹脂製
のモータケーシングと非樹脂製のギヤケーシングとの合
せ面に変形可能な緩衝部材を設けることにより達成され
る。
のモータケーシングと非樹脂製のギヤケーシングとの合
せ面に変形可能な緩衝部材を設けることにより達成され
る。
【0014】また、合成樹脂製のモータケーシングと非
樹脂製のギヤケーシングとの間に相対移動を抑制する抵
抗手段を設けることにより達成される。
樹脂製のギヤケーシングとの間に相対移動を抑制する抵
抗手段を設けることにより達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明衝撃工具の一実施形態
を図1〜図3を用いて説明する。なお、従来の衝撃工具
と同様の構成の部位については説明を省略する。
を図1〜図3を用いて説明する。なお、従来の衝撃工具
と同様の構成の部位については説明を省略する。
【0016】図示しない駆動モータのピニオン29を軸
支すると共にクランクシャフト26の一端を軸支するギ
ヤケーシング6と、合成樹脂製のモータケーシング8と
の合せ面には図1に示すように緩衝部材7が設けられて
おり、樹脂製のモータケーシング8、緩衝部材7、非樹
脂製のギヤケーシング6及びクランクシャフト26の一
部を軸支するクランクケース5は締結部材12により固
着されている。なお図中符号1は穴あけ、ハツリ作業等
を行なう先端工具である。
支すると共にクランクシャフト26の一端を軸支するギ
ヤケーシング6と、合成樹脂製のモータケーシング8と
の合せ面には図1に示すように緩衝部材7が設けられて
おり、樹脂製のモータケーシング8、緩衝部材7、非樹
脂製のギヤケーシング6及びクランクシャフト26の一
部を軸支するクランクケース5は締結部材12により固
着されている。なお図中符号1は穴あけ、ハツリ作業等
を行なう先端工具である。
【0017】図1の全体斜視図及び図2の要部展開図に
示すように、クランクケース5、ギヤケーシング6、緩
衝部材7及びモータケーシング8は締結部材12(4
個)により締結され、緩衝部材7はギヤケーシング6と
モータケーシング8との合せ面によって圧縮変形した状
態でギヤケーシング6とモータケーシング8との合せ面
間に位置する。
示すように、クランクケース5、ギヤケーシング6、緩
衝部材7及びモータケーシング8は締結部材12(4
個)により締結され、緩衝部材7はギヤケーシング6と
モータケーシング8との合せ面によって圧縮変形した状
態でギヤケーシング6とモータケーシング8との合せ面
間に位置する。
【0018】このようにギヤケーシング6とモータケー
シング8との合せ面間に変形可能な緩衝部材7を配置し
たことにより、緩衝部材7が変形することでギヤケーシ
ング6に伝達された衝撃力がモータケーシング8に伝達
すること、すなわちモータケーシング8が振動すること
を抑制することができる。
シング8との合せ面間に変形可能な緩衝部材7を配置し
たことにより、緩衝部材7が変形することでギヤケーシ
ング6に伝達された衝撃力がモータケーシング8に伝達
すること、すなわちモータケーシング8が振動すること
を抑制することができる。
【0019】また、緩衝部材7が圧縮変形した状態でギ
ヤケーシング6とモータケーシング8との合せ面間に位
置するため、締結部材12が位置する締結部以外の箇所
において拘束力を増大させることができ、円環に近い形
状の筒形である低剛性のモータケーシング8が締結部分
を節として円環が楕円となるような面外振動が生じ騒音
が発生することを抑制することができるようになる。す
なわち、緩衝部材7はモータケーシング8の振動を減衰
させる働きをする。
ヤケーシング6とモータケーシング8との合せ面間に位
置するため、締結部材12が位置する締結部以外の箇所
において拘束力を増大させることができ、円環に近い形
状の筒形である低剛性のモータケーシング8が締結部分
を節として円環が楕円となるような面外振動が生じ騒音
が発生することを抑制することができるようになる。す
なわち、緩衝部材7はモータケーシング8の振動を減衰
させる働きをする。
【0020】緩衝部材7の材質はある程度の厚さ寸法を
有する紙、ゴム、金属繊維を主成分とした材質、あるい
は該材質の複合材等であっても良く、また合成樹脂製の
モータケーシング8よりも粘弾性のあるビニール等の樹
脂を主成分とした材質及び該材質との複合材料であって
も良い。緩衝部材7の厚みは特に制限がなく、厚さを増
せば効果が向上するが、ギヤの噛合いなど構成要素が正
常に作用する剛性を確保する必要があるのは言うまでも
ない。
有する紙、ゴム、金属繊維を主成分とした材質、あるい
は該材質の複合材等であっても良く、また合成樹脂製の
モータケーシング8よりも粘弾性のあるビニール等の樹
脂を主成分とした材質及び該材質との複合材料であって
も良い。緩衝部材7の厚みは特に制限がなく、厚さを増
せば効果が向上するが、ギヤの噛合いなど構成要素が正
常に作用する剛性を確保する必要があるのは言うまでも
ない。
【0021】なお、本実施形態においては厚さ0.5m
m、ゴムを主成分とした緩衝部材7を使用したところ、
運転時において樹脂製のモータケーシング8の振動が半
減、騒音レベルが2dB低減した。
m、ゴムを主成分とした緩衝部材7を使用したところ、
運転時において樹脂製のモータケーシング8の振動が半
減、騒音レベルが2dB低減した。
【0022】更に、緩衝部材7をモータケーシング8よ
りも粘弾性のある材質により形成した場合にはモータケ
ーシング8に面外振動が発生することをより抑制するこ
とができ、騒音の発生を抑制することができる。
りも粘弾性のある材質により形成した場合にはモータケ
ーシング8に面外振動が発生することをより抑制するこ
とができ、騒音の発生を抑制することができる。
【0023】また、上記実施形態では、緩衝部材7はギ
ヤケーシング6からモータケーシング8への振動の伝達
を抑制する効果と、モータケーシング8に発生する面外
振動を抑制する効果の両効果を有するものであるが、ギ
ヤケーシング6とモータケーシング8との間に相対移動
を抑制するための抵抗体を設けた構成とすることによ
り、モータケーシング8の面外振動を抑制するという一
方の効果のみを有するものとしても良い。
ヤケーシング6からモータケーシング8への振動の伝達
を抑制する効果と、モータケーシング8に発生する面外
振動を抑制する効果の両効果を有するものであるが、ギ
ヤケーシング6とモータケーシング8との間に相対移動
を抑制するための抵抗体を設けた構成とすることによ
り、モータケーシング8の面外振動を抑制するという一
方の効果のみを有するものとしても良い。
【0024】次に図4及び図5を用いて本発明衝撃工具
の他の実施形態を説明する。なお、図4は本発明衝撃工
具の他の実施形態を示した縦断面図、図5は図4の要部
展開図である。
の他の実施形態を説明する。なお、図4は本発明衝撃工
具の他の実施形態を示した縦断面図、図5は図4の要部
展開図である。
【0025】本実施形態ではハウジング41が駆動モー
タ28とクランクシャフト26を収納する構造となって
いる。ハウジング41には、ピニオン29、ファースト
ギヤ42及びクランクシャフト26を軸支する非樹脂製
のギヤケーシング6と、ピストン24、コンロッド2
5、中間子21及び筒形形状をしピストン24との間に
空気室30を形成する打撃子22を収納するシリンダケ
ース3とが直接取り付けられている。また、駆動モータ
28を収納する部分には2重絶縁の目的で合成樹脂製の
モータケーシング40が配設されている。
タ28とクランクシャフト26を収納する構造となって
いる。ハウジング41には、ピニオン29、ファースト
ギヤ42及びクランクシャフト26を軸支する非樹脂製
のギヤケーシング6と、ピストン24、コンロッド2
5、中間子21及び筒形形状をしピストン24との間に
空気室30を形成する打撃子22を収納するシリンダケ
ース3とが直接取り付けられている。また、駆動モータ
28を収納する部分には2重絶縁の目的で合成樹脂製の
モータケーシング40が配設されている。
【0026】本実施形態においては図5に示すようにハ
ウジング41と非樹脂製のギヤケーシング6との合わせ
面との間に緩衝部材7を配設している。この緩衝部材7
はモータケーシング40とギヤケーシング6との合せ面
の間に配置され、上記図1〜図3に示す実施形態と同様
に、ギヤケーシング6に加わった衝撃力をモータケーシ
ング40に伝達することを抑制する効果を有する。
ウジング41と非樹脂製のギヤケーシング6との合わせ
面との間に緩衝部材7を配設している。この緩衝部材7
はモータケーシング40とギヤケーシング6との合せ面
の間に配置され、上記図1〜図3に示す実施形態と同様
に、ギヤケーシング6に加わった衝撃力をモータケーシ
ング40に伝達することを抑制する効果を有する。
【0027】本発明衝撃工具は、打撃作業時に打撃子2
2と中間子21、中間子21と先端工具1の衝突により
発生する衝撃力がシリンダケース3を介してハウジング
41に伝達してしまうものであるが、空気室30の圧縮
時に発生する反力によってピストン24、コンロッド2
5、クランクシャフト26を介して非樹脂製のギヤケー
シング6に伝達した衝撃力がモータケーシング40に伝
達することを緩衝部材7の存在によって抑制することが
できる。なお、カバー44はクランクシャフト26及び
ファーストギヤ42を軸支する機能を有する。
2と中間子21、中間子21と先端工具1の衝突により
発生する衝撃力がシリンダケース3を介してハウジング
41に伝達してしまうものであるが、空気室30の圧縮
時に発生する反力によってピストン24、コンロッド2
5、クランクシャフト26を介して非樹脂製のギヤケー
シング6に伝達した衝撃力がモータケーシング40に伝
達することを緩衝部材7の存在によって抑制することが
できる。なお、カバー44はクランクシャフト26及び
ファーストギヤ42を軸支する機能を有する。
【0028】上記した緩衝部材はモータケーシング40
とギヤケーシング6との合せ面の間に圧縮した状態で配
置されていることが望ましく、これによってモータケー
シング40が打撃時に伝達された衝撃力によって面外振
動することを抑制することができるようになる。なお、
本実施形態での騒音低減効果は1.5dBであった。
とギヤケーシング6との合せ面の間に圧縮した状態で配
置されていることが望ましく、これによってモータケー
シング40が打撃時に伝達された衝撃力によって面外振
動することを抑制することができるようになる。なお、
本実施形態での騒音低減効果は1.5dBであった。
【0029】図中符号43はファーストギヤ42の回転
をクランクシャフト26に伝達するファイナルギヤ、4
5は先端工具保持部材である。
をクランクシャフト26に伝達するファイナルギヤ、4
5は先端工具保持部材である。
【0030】なお、通常ピストン24やクランクシャフ
ト26近傍部には寿命向上の目的で潤滑材を注入してい
るが、上記した緩衝部材7はハウジング41とギヤケー
シング6との合わせ面間に位置し、潤滑材がハウジング
41とギヤケーシング6の合わせ面の間から漏れてしま
うことを防止するためシール部分を有する構成をしてい
る。
ト26近傍部には寿命向上の目的で潤滑材を注入してい
るが、上記した緩衝部材7はハウジング41とギヤケー
シング6との合わせ面間に位置し、潤滑材がハウジング
41とギヤケーシング6の合わせ面の間から漏れてしま
うことを防止するためシール部分を有する構成をしてい
る。
【0031】図2及び図5に示す緩衝部材7は生産性を
考慮して簡略形状としているが、ギヤケーシングとモー
タケーシングの接触部に配設され、ギヤケーシングとモ
ータケーシングが直接接触していなければよく、その他
いかなる制約も受けない。
考慮して簡略形状としているが、ギヤケーシングとモー
タケーシングの接触部に配設され、ギヤケーシングとモ
ータケーシングが直接接触していなければよく、その他
いかなる制約も受けない。
【0032】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、合成樹
脂製のモータケーシングと非樹脂製のギヤケーシングと
の間に緩衝部材を設けた構成としたことにより衝撃駆動
部品の衝突、ピストンに加わる反力等に起因するモータ
ケーシングへの衝撃力の伝達を抑制することができ、低
振動、低騒音な衝撃工具を提供することができるように
なる。
脂製のモータケーシングと非樹脂製のギヤケーシングと
の間に緩衝部材を設けた構成としたことにより衝撃駆動
部品の衝突、ピストンに加わる反力等に起因するモータ
ケーシングへの衝撃力の伝達を抑制することができ、低
振動、低騒音な衝撃工具を提供することができるように
なる。
【図1】 本発明衝撃工具の一実施形態を示す斜視図。
【図2】 図1の要部展開図。
【図3】 衝撃工具の一例を示す縦断面図。
【図4】 本発明衝撃工具の他の実施形態を示す要部縦
断面図。
断面図。
【図5】 図4の要部展開図。
1は先端工具、2は先端工具抜け止め部材、3はシリン
ダケース、4はサイドハンドル、5はクランクケース、
6は非樹脂製のギヤケーシング、7は緩衝部材、8は合
成樹脂製のモータケーシング、9はスイッチ、10はハ
ンドル、11は電源コード、12は締結部材である。
ダケース、4はサイドハンドル、5はクランクケース、
6は非樹脂製のギヤケーシング、7は緩衝部材、8は合
成樹脂製のモータケーシング、9はスイッチ、10はハ
ンドル、11は電源コード、12は締結部材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 睦生 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2D058 AA11 CB06 CB12 DA15 DA33 DA34
Claims (2)
- 【請求項1】 モータと、該モータのピニオンと係合し
たギヤと、該ギヤを介して前記モータの回転が伝達され
回転駆動するクランクシャフトと、先端工具を着脱可能
に保持する先端工具保持部と、前記クランクシャフトの
回転駆動によって前記先端工具の軸方向に往復動し前記
先端工具を打撃する打撃機構部と、前記モータを収容す
る合成樹脂製のモータケーシングと、前記クランクシャ
フト及び前記ピニオンを回転可能に軸支する非樹脂製の
ギヤケーシングとを有し、前記モータケーシング及び前
記ギヤケーシングを締結部材により固着した衝撃工具で
あって、前記モータケーシングと前記ギヤケーシングと
の間に変形可能な緩衝部材を配設したことを特徴とする
衝撃工具。 - 【請求項2】 前記緩衝部材は前記モータケーシングよ
りも粘弾性の高い材質により形成されていることを特徴
とする請求項1記載の衝撃工具。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2001377187A JP2002283254A (ja) | 2001-01-19 | 2001-12-11 | 衝撃工具 |
DE2002101895 DE10201895A1 (de) | 2001-01-19 | 2002-01-18 | Schlagwerkzeug |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-10914 | 2001-01-19 | ||
JP2001010914 | 2001-01-19 | ||
JP2001377187A JP2002283254A (ja) | 2001-01-19 | 2001-12-11 | 衝撃工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283254A true JP2002283254A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=26607936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001377187A Pending JP2002283254A (ja) | 2001-01-19 | 2001-12-11 | 衝撃工具 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283254A (ja) |
DE (1) | DE10201895A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175524A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Hitachi Koki Co Ltd | 往復運動工具 |
CN100396445C (zh) * | 2003-06-12 | 2008-06-25 | 希尔蒂股份公司 | 连接件 |
JP2008188733A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Makita Corp | 衝撃式作業工具 |
CN102528760A (zh) * | 2012-03-12 | 2012-07-04 | 成英 | 一种电镐及其安装方法 |
JP2014100758A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Makita Corp | 打撃工具 |
US9573262B2 (en) | 2012-11-19 | 2017-02-21 | Makita Corporation | Impact tool |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004047606A1 (de) * | 2004-09-30 | 2006-04-06 | Hilti Ag | Bohr- und/oder Meisselhammer |
US7401661B2 (en) | 2006-07-01 | 2008-07-22 | Black & Decker Inc. | Lubricant pump for powered hammer |
AU2007202967A1 (en) | 2006-07-01 | 2008-01-17 | Black & Decker, Inc. | A tool holder for a pavement breaker |
US8590633B2 (en) | 2006-07-01 | 2013-11-26 | Black & Decker Inc. | Beat piece wear indicator for powered hammer |
US7413026B2 (en) | 2006-07-01 | 2008-08-19 | Black & Decker Inc. | Lubricant system for powered hammer |
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EP3888851A1 (de) * | 2020-04-03 | 2021-10-06 | Hilti Aktiengesellschaft | Elektrische handwerkzeugmaschine |
US20220362897A1 (en) * | 2021-05-12 | 2022-11-17 | Caterpillar Inc. | Cover for a hammer tool and systems, assemblies, and methods thereof |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001377187A patent/JP2002283254A/ja active Pending
-
2002
- 2002-01-18 DE DE2002101895 patent/DE10201895A1/de not_active Ceased
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US9573262B2 (en) | 2012-11-19 | 2017-02-21 | Makita Corporation | Impact tool |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10201895A1 (de) | 2002-08-14 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040909 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |