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JP2002282893A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

Info

Publication number
JP2002282893A
JP2002282893A JP2001090394A JP2001090394A JP2002282893A JP 2002282893 A JP2002282893 A JP 2002282893A JP 2001090394 A JP2001090394 A JP 2001090394A JP 2001090394 A JP2001090394 A JP 2001090394A JP 2002282893 A JP2002282893 A JP 2002282893A
Authority
JP
Japan
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water
water treatment
treatment contact
float
contact member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001090394A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Sugimura
誠司 杉村
Tadao Ogawa
忠雄 小川
Nagahiro Shiyouji
長浩 庄子
Toshikazu Oe
敏和 大江
Takashi Niwa
尚 丹羽
Tadashi Ishige
忠志 石毛
Mitsuhiro Kawabata
光廣 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP2001090394A priority Critical patent/JP2002282893A/ja
Publication of JP2002282893A publication Critical patent/JP2002282893A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の軽量化、浄化効率の向上、設置状態の
安定化を図る。 【解決手段】 水面浮揚のフロート11a、11bに水
中曝気ポンプ20を設け、フロートの下面には水処理接
触材40を設けてその接触材40を通して水を噴出する
水質浄化装置である。ポンプ20を、自己浮揚型として
フロート11bに上下動自在に支持し、フロートには噴
水反力が及ばないようにする。接触材40は上下方向複
数段に分割し、その分割各接触材40a、40bを上下
方向で干渉しないように配置し、伸縮可能として水面の
変位に追従できるようにする。接触材40の周囲は可撓
性筒18a、18bで被い、その筒によって、水が接触
材40の下部からポンプ20に至るようにして、浄化効
率を上げる。接触材40はその底面中央の脚19aで支
持し、この脚19aを支点として接触材40を全周囲に
揺動自在にして、水底wの凹凸に関係なく、装置10が
安定した浮揚でもって設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水処理接触材を
通して噴水して水質浄化を行う水質浄化装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自然環境の美化と保全について、特に近
年、国民的課題として新たな社会問題となっている。そ
の一つの柱として河川、湖沼浄化に力点がおかれ、中で
も閉鎖水域である農業用水などのため池(以下、ため
池)についての浄化が求められている。ため池は日本全
国に約10万箇所あり、その貯水量は1,000〜10
万m3 と比較的小規模であるが、小規模であるがゆえに
汚染もされ易く、水質の浄化が求められる。
【0003】その経済的でため池に適した浄化方法とし
て、自然浄化機能を促進させる装置がよいとされ、この
浄化装置として、従来から数多くの技術が開示されてお
り、その代表的なものとして、特開平8−10794号
公報(公報1)には、水面に浮遊する枠体に水中に没し
ているフィルタ(編目状接触材と接触充填材)と、水中
曝気ポンプと、この水中曝気ポンプに繋がる導水管(導
水空隙)とからなる水質浄化装置が開示されている。こ
の装置は、水中曝気ポンプにより導水管を通じて揚水
し、この揚水を大気に拡散して空気を取り込み、落下し
てくる水泡が水面に叩かれて波立たせている。また、水
中の水はフィルタを通して導水管に導かれているから、
粗ゴミやリン等の栄養塩類あるいは有機物とかヘドロや
汚泥を吸着させ除去する事が出来、曝気による自然浄化
機能を発揮するとしている。
【0004】また、特開平2000−79398号公報
(公報2)には、上下開放した防護筒の内部に水処理接
触材を配し、エアレーションによって、前記水処理接触
材に付着した微生物を増殖させ、この微生物による有機
物の酸化分解作用で水質浄化を図る水質浄化装置が開示
されている。この装置は、その作用を促進させるため
に、2重筒の隙間に水質浄化装置を配し、且つこの筒
は、筏から吊持するか、水底から繋ぎ水中に鉛直させて
いる。この2重筒構造の内筒がエアータンクの役割をし
ており、浮力が働いて吊持力も軽いし、水中に鉛直させ
る事ができるとしている。また、ボルトによって防護筒
の位置を調整できるので水深の変化に対応することがで
きる、としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】公報1記載の技術は、
水面上に浮遊する枠体に水中曝気ポンプを設けているた
めに、風などにより流れてしまうなど、一定位置で浄化
させる事が出来ないし、ポンプの作用する反力で浄化装
置が回転するなど不安定である。また、網目状接触材と
接触充填材からなるフィルタに汚泥等が詰まるため、定
期的にメンテナンスをするか、取り替える必要がある。
さらに、水中曝気ポンプとフィルタを通してのリン等の
栄養塩類あるいは有機物とかヘドロや汚泥を吸着させ除
去する曝気による自然浄化機能は低いと言われている。
【0006】公報2に記載の技術は、上記のフィルタで
なく水処理接触材にエアレーションし浄化機能を高めて
いる。しかし、水処理接触材が内筒の壁面に配設され、
保護筒との間に空気の間隙を設けていること、及び、エ
アレーションの強弱で空気穴からの空気供給か内筒の底
部からの空気供給かを調整しているため、空気穴からの
空気供給では、水処理接触材の内部側と内筒の外壁面に
空気が上昇していくので接触効率がよくなく、一方、内
筒の底部から空気供給する場合は、水処理接触材の外部
側と保護筒の内壁面によって空気が上昇していくので接
触効率がよくない。即ち、水処理接触材に空気が効率よ
く接触することを担保していない。このため、水処理接
触材とエアレーションによる、水処理接触材に付着した
微生物を増殖させ、この微生物による有機物の酸化分解
作用で水質浄化を図る効果に疑問がある。また、ボルト
による防護筒の位置調整での水深変化への対応は、水深
は、各種条件によって種々変化するので、その調整作業
が煩雑であり、また水上作業であるから危険性が回避さ
れていない。
【0007】この発明は、上記各問題を解決することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず、水中
曝気ポンプを、自己浮揚型として水面に浮遊(浮揚)す
る枠体(フロート)に上下動自在に支持することとした
のである。このように、相互に上下動自在にすることに
より、水中曝気ポンプの運転時から休止時への移行、又
はその逆への移行及び噴水圧力による上下動がフロート
に影響しない。このため、フロートが水面で安定した浮
揚を行うことができ、その剛性が必要でなく軽量化が図
れ、風等の影響で水面が波立っても安定した浮揚を行い
得る。また、水中曝気ポンプによる噴水も安定した軌跡
を描くので見た目にも美しい浄化装置となる。
【0009】この発明は、つぎに、水面の上下(水位の
変動)に対応して水処理接触材をその長さ方向において
伸縮可能としたのである。このようにすれば、水面の位
置に関係なく、全ての水処理接触材が使用されて、浄化
効率も高くなり、かつ、装置も安定した設置状態を維持
し得る。
【0010】この発明は、さらに、水処理接触材の周囲
を被って水中曝気ポンプへの水をその水処理接触材の下
面から至るようにしたのである。このようにすれば、水
処理接触材を通る距離が長くなって、浄化効率が高くな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の上記最初の手段の実施
形態としては、水面に浮揚するフロートの中央に水中曝
気ポンプを設け、前記フロートの下面には水処理接触材
を設けて、前記水中曝気ポンプにより前記水処理接触材
を通して水を噴出する水質浄化装置において、前記水中
曝気ポンプを、自己浮揚型としてフロートに上下動自在
に支持したことを特徴とする構成を採用でき、また、そ
の次の手段の実施形態としては、前記水質浄化装置にお
いて、前記水処理接触材を上下方向複数段に分割すると
ともに、その底面を水底に支持し、かつ、分割各水処理
接触材を上下方向で干渉しないように配置して、その分
割各水処理材の上下動を相互の重なり合いで許容するよ
うにした構成を採用でき、さらに、その次の手段の実施
形態としては、同水質浄化装置において、前記水処理接
触材の周囲を被って水中曝気ポンプへの水をその水処理
接触材の下面から至るようにした構成を採用し得る。
【0012】これらの構成は併用でき、その各構成にお
いて、上記水処理接触材の周囲を筒で被い、その筒によ
って、水が水処理接触材の下部から水中曝気ポンプに至
るようにすることができる。このとき、筒は、樹脂筒、
ステンレス筒などと剛性のものでもよいが、水処理接触
材が伸縮するものの場合には、その筒をその伸縮に伴っ
て動き得る布などの可撓性のものとしたり、その筒も水
処理接触材の分割に応じ分割して、各分割水処理接触材
の周囲を被うものとするとともに、その各分割筒も各分
割水処理接触材の上下動に伴う相互の上下動を重なり合
って許容するものとする。
【0013】以上の各構成において、上記水処理接触材
の底面の支持をその中央の脚によって行い、この脚を支
点として水処理接触材を全周囲に揺動自在とすれば、水
底に凹凸があるなどの不陸の場合でも、装置はその底面
一点で支持されて、安定した浮揚を行う。
【0014】また、上記フロートの周囲にはウェイトを
設けてフロートの浮揚を安定化させることができ、さら
に、そのフロートの周囲を水底にロープでもって係留す
ることもできる。
【0015】上記水処理接触材の下面にはエアレーショ
ンノズルを設け、その水処理接触材に空気を十分に供給
するようにすれば、微生物による有機物の酸化分解作用
が促進されるとともに、水処理接触材に付着した不要物
が円滑に剥離落下されて、水質浄化が向上する。
【0016】
【実施例】一実施例を図1乃至図8に示し、この実施例
の水質浄化装置10は、図1に示すような、ため池Pに
所要数配置するものであり、環状の内外のパイプ状フロ
ート11a、11bが一定の間隔を持って足場板13a
などによって連結されており、そのフロート11a、1
1b間に太陽電池13が配置されている。この太陽電池
13により、水中曝気ポンプ20及びエアレーションポ
ンプ30に電源が供給される。また、両ポンプ20、3
0にはため池P外部から電源が供給可能になっており、
太陽電池13の発電量に応じて電力が供給可能である。
【0017】水中曝気ポンプ20は、図2、図7に示す
ように周囲に発泡樹脂製などからなるフロート21を有
する自己浮揚型であって、そのフロートの周囲のガイド
22に内フロート11bのフック状支持杆23が嵌入
し、この嵌入によって、内フロート11bに対し、ポン
プ20が上下動自在となっている。このポンプ20は、
下部の吸込口24から吸水して上部の噴出口25から図
2のように水aを噴出する。
【0018】内外フロート11a、11b間の下面には
8角筒枠状上フレーム12aが設けられ、この上フレー
ム12aに同形状の下フレーム12bが上下動自在に嵌
まっている。その上下フレーム12a、12b内の内外
フロート11a、11bの間には水処理接触材40が設
けられ、この水処理接触材40はフリンジ接触材であっ
て、例えば、倉敷紡績株式会社:商品名:バイオアクタ
ー使用のものを採用する。このフリンジ接触材40’
は、図5に示すように、上下杆41で板状に支持され、
それを8角筒型に並べたものが上下2段となっている。
その上下のフリンジ接触材40’は、図6に示すよう
に、上フレーム12aに支持された上側のもの40a
と、下フレーム12bに支持された下側のもの40bが
前後にずれて、上下方向に重ならないようになってい
る。このため、上下のフリンジ接触材40’は相互に上
下動して嵌まり合い、この水処理接触材40は上下方向
において伸縮する。このとき、フリンジ接触材40’を
上下杆41の長さ方向に向かって千鳥足状とし、上フレ
ーム12aの接触材40’と下フレーム12bの接触材
40’が平面視で噛み合う状態に配置すれば、各接触材
40’間の隙間を極力少なくすることができ、浄化効率
を向上させ得る。上水処理接触材40aの上杆41は上
フレーム12aに固定され、下水処理接触材40bの上
杆41はフレーム12bに固定されて、それぞれ筒状を
維持する。
【0019】下フレーム12bは、上フレーム12aの
立杆15aにガイド12cを介して上下動自在に嵌まっ
ており、ため池Pの水位変動に追従して上フレーム12
a全体が下フレーム12bに対し上下動する。また、下
フレーム12bの周囲適宜位置に立杆15bが設けられ
て、その立杆15bの下端に環状杆16が設けられてお
り、その下部環状杆16中央から放射状にエアレーショ
ンノズル17が伸びている。そのノズル17の中央に空
気チェンバ31が設けられ、このチェンバ31に上記ポ
ンプ30から図示省略のフレキシブル管でもって圧縮空
気が送り込まれる。このため、水処理接触材40の下面
からその全域に曝気が行われる。上下フレーム12a、
12bの昇降ガイドとなる立杆15a、15b及びガイ
ド12cは筒状水処理接触材40の内側空間(内フロー
ト11b下面)に設けることもできる。
【0020】外フロート11aの外周にはテント布から
成る上側筒18aが上水処理接触材40aを被うように
設けられ、この筒18aは、下端の環状パイプ14でも
って吊り下げられている。また、下フレーム12bには
同じくテント布からなる下筒18bが下水処理接触材4
0bを被うように設けられており、この両筒18a、1
8bは内外にずれて、上下の水処理接触材40a、40
bの上下動に対応して重なり、その上下動を許容する。
筒18a、18bには、テント布などの可撓性のもの以
外に樹脂筒などの可撓性のないものも使用し得る。
【0021】下部環状杆16の下面にはスクリーン19
が設けられ、その中央には脚19aが設けられており、
この脚19aが水底wに当接して、この装置10全体を
支持する。この中央での支持は、水底wに凹凸がある場
合には有利であって、水底wが水平な場合には、図1の
鎖線で示すように、周囲適宜位置に脚19aを設ける。
【0022】外フロート11aの周囲等間隔位置には発
泡樹脂から成るフロート51が設けられており、このフ
ロート51により、周囲から浮力が与えられて、この装
置10は安定した浮揚を行う。また、そのフロート51
にはウエイト52が設けられて、浮揚の安定化を図って
いる。さらに、そのウエイト52はロープ53を介して
水底wのアンカーウエイト54に連結されて、さらなる
浮揚の安定化が図られている。
【0023】この実施例は、以上の構成であり、いま、
水中曝気ポンプ20が作動すると、スクリーン19から
水処理接触材40を通って水底の水がポンプ20に至っ
て噴水される。この噴水によって落下して来た水aは、
池の水面を叩き波立たせ空気の含有を促し、池の表層水
に発生する植物プランクトンを抑制する。また、筒18
a、18bで水処理接触材40を覆っているので、水中
曝気ポンプ20の吸い込む水は、酸素含有量の少ない低
層水を吸い込み、この循環によって酸素含有量を増加さ
せ、円滑な好気水質浄化を行う。水処理接触材40のフ
リンジで微生物と反応し剥離した浮遊物質は、水中曝気
ポンプ20で吸い上げられて表層部に噴出され、自然落
下して来た増殖物質は、池の酸素量が増加することで、
水底において酸化分解(好気反応)が促進されて、浮遊
物質となり、同様に、水中曝気ポンプ20で吸い上げら
れ、再び表層部に噴出され、この繰り返しによって長期
的な水質浄化ができる。
【0024】上水処理接触材40aと下水処理接触材4
0bは上下方向で干渉しないように配置しているため、
その上下動によって、池Pの水位変動に対応する。例え
ば、降水時で池が満水の時と通常時の水位の差、あるい
は田植え時期の放水時と田植え後の水位に対応する。因
みに、通常3m程度の深さの池の場合では、最低水位は
1.5mと言われている。冬場に池を空にしている場合
は、この装置10は撤去する。
【0025】また、エアレーションにより、上水処理接
触材40aと下水処理接触材40bの全体に空気泡が接
触して、水中(池)の不足している酸素を増加させて水
処理接触材40に付着した微生物の増殖を促進し、汚濁
物質を酸化分解して水質浄化を行う。このとき、フリン
ジ40’に接触した微生物は、前記の働きによって増殖
し、フリンジから剥離しながら自然落下していくが、定
期的にエアレーションを強くすることで、付着した古い
微生物を落下させることができる。このため、再生して
水質浄化の働きを維持出来ることから、ポンプ30に
は、エアタンクを設けて、バルブの切り替えにより、そ
の強弱を行えるようになっている。なお、空気泡を吹き
出すノズル17は、パイプに微細な穴を加工するのもよ
いが、市販されている気泡石、超微細気泡散気管(例え
ば、三鈴工業株式会社、商品名:エラストックス)など
がより好ましい。このようなノズルであると、空気濆出
は微細で泡は拡散しつつ上昇するから水処理接触材40
の表面全体に空気が接触するからである。
【0026】図9、図10には他の実施例を示し、この
実施例は、水処理接触材40を一層としたものであり、
上下フレーム12a、12bは一つのフレーム12で、
テント布製筒18がその水処理接触材40を被ってい
る。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上のようにしたので、装
置の軽量化が図られ、噴水も美しい軌跡を描くものとな
る。また、高い浄化効率を得ることができ、設置状態も
安定化する。さらに、上下フレームを相互に上下動自在
とすれば、水位変動に円滑に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の設置例を示す概略図
【図2】同実施例の切断正面図
【図3】同実施例の平面図
【図4】同実施例の下部平面図
【図5】同実施例の水処理接触材の概略図
【図6】同水処理接触材の配置図
【図7】同実施例の水中曝気ポンプ部の断面図
【図8】同実施例の要部断面図
【図9】他の実施例の切断正面図
【図10】同実施例の平面図
【符号の説明】
P ため池 10 水質浄化装置 11a、11b フロート 12a 上フレーム 12b 下フレーム 15a フレーム用立杆 15b 下フレーム用立杆 16 下フレーム用環状杆 17 エアレーションノズル 18a、18b 水処理接触材被い筒 19 スクリーン 19a 脚 20 水中曝気ポンプ 21 水中曝気ポンプ用フロート 22 水中曝気ポンプガイド 23 水中曝気ポンプ支持杆 24 水中曝気ポンプ吸込口 25 水中曝気ポンプ噴出口 30 エアレーションポンプ 40、40a、40b 水処理接触材 51 フロート 52 ウエイト 53 ロープ 54 アンカーウエイト
フロントページの続き (72)発明者 庄子 長浩 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 大江 敏和 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 丹羽 尚 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 石毛 忠志 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 (72)発明者 川端 光廣 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Fターム(参考) 4D003 AA01 BA07 EA09 EA35 4D029 AA07 AA11 BB11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に浮揚するフロート11a、11b
    の中央に水中曝気ポンプ20を設け、前記フロートの下
    面には水処理接触材40を設けて、水中曝気ポンプ20
    により前記水処理接触材40を通して水を噴出する水質
    浄化装置であって、 上記水中曝気ポンプ20を、自己浮揚型として上記フロ
    ート11bに上下動自在に支持したことを特徴とする水
    質浄化装置。
  2. 【請求項2】 水面に浮揚するフロート11a、11b
    の中央に水中曝気ポンプ20を設け、前記フロートの下
    面には水処理接触材40を設けて、水中曝気ポンプ20
    により前記水処理接触材40を通して水を噴出する水質
    浄化装置であって、 上記水処理接触材40の周囲を被って上記水中曝気ポン
    プ20への水をその水処理接触材40の下面から至るよ
    うにしたことを特徴とする水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 水面に浮揚するフロート11a、11b
    の中央に水中曝気ポンプ20を設け、前記フロートの下
    面には水処理接触材40を設けて、水中曝気ポンプ20
    により前記水処理接触材40を通して水を噴出する水質
    浄化装置であって、 上記水処理接触材40を上下方向複数段に分割するとと
    もに、その底面を水底wに支持し、かつ、分割各水処理
    接触材40a、40bを上下方向で干渉しないように配
    置して、その分割各水処理材40a、40bの上下動を
    相互の重なり合いで許容するようにしたことを特徴とす
    る水質浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記水処理接触材40の周囲を可撓性筒
    で被い、その可撓性筒によって、水が水処理接触材40
    の下部から上記水中曝気ポンプ20に至るようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の水質浄化装置。
  5. 【請求項5】 上記水処理接触材40の周囲を被う筒を
    その水処理接触材40の分割に応じ分割して、各分割水
    処理接触材40a、40bの周囲を被うものとするとと
    もに、その各分割筒18a、18bも各分割水処理接触
    材40a、40bの上下動に伴う相互の上下動を重なり
    合って許容するものとしたことを特徴とする請求項3に
    記載の水質浄化装置。
  6. 【請求項6】 上記水処理接触材40の底面の支持をそ
    の中央の脚19aによって行い、この脚19aを支点と
    して水処理接触材40を全周囲に揺動自在としたことを
    特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の水質浄化
    装置。
  7. 【請求項7】 上記水中曝気ポンプ20を自己浮揚型と
    して、上記フロート11bに上下動自在に支持したこと
    を特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の水質浄
    化装置。
  8. 【請求項8】 上記フロート11aの周囲にウエイト5
    2を設けてフロート11a、11bの浮揚を安定化した
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の水
    質浄化装置。
  9. 【請求項9】 上記フロート11aの周囲を水底にロー
    プ53でもって係留することを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の水質浄化装置。
  10. 【請求項10】 上記水処理接触材40の下面にエアレ
    ーションノズル17を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれかに記載の水質浄化装置。
JP2001090394A 2001-03-27 2001-03-27 水質浄化装置 Pending JP2002282893A (ja)

Priority Applications (1)

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