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JP2002281687A - 充電状態制御方法及び装置 - Google Patents

充電状態制御方法及び装置

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Publication number
JP2002281687A
JP2002281687A JP2001080672A JP2001080672A JP2002281687A JP 2002281687 A JP2002281687 A JP 2002281687A JP 2001080672 A JP2001080672 A JP 2001080672A JP 2001080672 A JP2001080672 A JP 2001080672A JP 2002281687 A JP2002281687 A JP 2002281687A
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JP
Japan
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cell
voltage
unit
charge
battery
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Application number
JP2001080672A
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English (en)
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Inventor
Hiroshi Tamura
博志 田村
Haruyoshi Yamashita
晴義 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001080672A priority Critical patent/JP4187942B2/ja
Publication of JP2002281687A publication Critical patent/JP2002281687A/ja
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Publication of JP4187942B2 publication Critical patent/JP4187942B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電可能な二次電池を単位セルとして複数
個直列に接続してなる組電池の充電状態を制御する制御
方法及び装置において、簡易な構成にて単位セル間のば
らつきを調整できるようにする。 【解決手段】 各単位セルCi1〜Cinに並列接続された
放電回路Pi1〜Pinは、いずれも直列接続されたツェナ
ーダイオードDp,抵抗Rp,トランジスタTpを備え
ており、トランジスタTdをオンオフ駆動することによ
り、放電回路Pi1〜Pinの起動,停止を、セルグループ
CGi毎に一括して制御できるようにされている。イグ
ニションスイッチのオフ期間に、全ての単位セルC11〜
Cmnが調整電圧(ツェナーダイオードDpの逆降伏電
圧)Vz以上となるようにする組電池の充電と、放電回
路P11〜Pmnによる放電とを行わせることにより、全て
の単位セルC11〜Cmnを調整電圧Vzに揃える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組電池を構成する
ため直列接続された多数の単位セルの充電状態を制御す
る充電状態制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地球環境保護の目的から、排
気ガスを排出しない電気自動車(EV)や排気ガスの排
出を大幅に低減可能なハイブリッド電気自動車(HE
V)の研究,開発が行われており、このうちHEVは既
に実用化の段階にある。
【0003】これらHEVやEVの動力源に使用される
2次電池(バッテリー)として、鉛電池,ニッカド電
池,ニッケル水素電池等が知られている他、近年では、
高い重量エネルギ密度(同容量の鉛電池の約4倍,ニッ
ケル水素電池の約2倍)を有し小型軽量化を期待できる
リチウム電池が注目されている。
【0004】また、HEVやEVにおいて、モータを駆
動して自動車を走行させるには約300Vの電圧が必要
であるため、上述の電池は、その単体(単位セル)を多
数直列接続してなる組電池として使用される。例えば、
鉛電池(約2V/セル)では150、ニッケル水素電池
(約1.2V/セル)では250、リチウム二次電池
(約3.6V/セル)では80もの単位セルを直列接続
する必要がある。
【0005】なお、これらの単位セルは、過充電や過放
電に弱く、定められた使用範囲内の電圧で使用しなけれ
ば、材料の分解による著しい容量の低下や異常発熱を引
き起こして使用不能となるおそれがある。そして、組電
池を構成する各単位セルでは、性能の個体差や周囲温度
および漏れ電流の違い等によって充電可能容量がばらつ
き、組電池の充放電時に各単位セルを流れる電流がどの
単位セルも等しいにも関わらず、各単位セルの残存容量
(SOC)、ひいては各単位セルの両端電圧がばらつい
てしまうことが知られている。
【0006】つまり、組電池として使用する場合には、
組電池を構成する各単位セルが過充電や過放電となるこ
とのないように、各単位セル間の残存容量のばらつきに
起因するセル電圧のばらつきを十分に抑えなければなら
ない。従来の鉛電池,ニッカド電池,ニッケル水素電池
等を単位セルとする組電池では、組電池の両端電圧を監
視して、この両端電圧(ひいては組電池を構成する各単
位セルの平均セル電圧)が所定の電圧範囲に収まるよう
に充放電制御することで単位セルの過放電や過充電を防
止できたが、リチウム電池を単位セルとする組電池で
は、そのような制御では、単位セルの過充電や過放電が
進行してしまい、使用不可能な状態に到るほどの性能劣
化を引き起こしてしまうという問題があった。
【0007】即ち、水溶性の電解液を用いて構成された
鉛電池,ニッカド電池,ニッケル水素電池二次電池等で
は、過充電時に生じる水の電気分解と置換反応(密閉化
反応)によって、単位セル間のばらつきがある程度解消
(均等充電)されるため、組電池の両端電圧(組電池を
構成する各単位セルの平均セル電圧)を制御すること
で、過放電や過充電を防止できたのであるが、有機系の
電解液を用いて構成されたリチウム電池では、密閉化反
応が起こらないため上述の均等充電がされず、組電池の
両端電圧(平均セル電圧)を制御する方法では、ばらつ
きは拡大する一方であり、過充電や過放電が進行してし
まうのである。
【0008】これに対して、組電池を構成する単位セル
間のセル電圧のばらつきを、密閉化反応によらずに解消
する方法として、例えば、各単位セルに対してそれぞれ
並列にツェナーダイオードを接続し、このツェナーダイ
オードの逆降伏電圧をしきい値として、セル電圧がしき
い値を超えて充電されることのないようにしたもの(特
開昭61−206179号公報)や、外部からの指令に
従って作動するバイパス回路を各単位セルと並列に接続
し、セル電圧にばらつきが生じると、セル電圧の高い単
位セルのバイパス回路を作動させ、このバイパス回路に
充電電流を分流(バイパス)させることにより、単位セ
ル間の電圧のばらつきが小さくなるように調整するもの
(特開平8−19188号公報)等が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各単位セルに
ツェナーダイオードを並列接続した前者の場合、組電池
を充放電する装置の負荷変動によって大きな回生電流、
即ち組電池を充電する電流が発生した時にも、ツェナー
ダイオードが作動してしまうため、このような大電流に
耐える大容量の特殊なツェナーダイオードを使用しなけ
ればならなかった。また、この場合、単位セルのばらつ
きを抑えるには、全てのツェナーダイオードが作動する
まで充電電流を流さなければならないため、単位セルの
ばらつき調整を行うと無駄に消費される電流が多いだけ
でなく、このようなばらつき調整を行った直後では、各
単位セルは更なる充電ができない状態になっているた
め、回生電流が生じたとしても、全てバイパス回路にバ
イパスされてしまい、回生電流を有効利用することがで
きないという問題があった。更に、ツェナーダイオード
のしきい値電圧が低いと、バイパス回路が頻繁に作動す
ることになるため、しきい値は、単位セルの使用電圧範
囲の上限にほぼ均しくなるように設定しなければなら
ず、設計の自由度が低いという問題もあった。
【0010】一方、外部から動作を制御可能なバイパス
回路を各単位セルに並列接続した後者の場合、これを実
施しようとすると、図7の参考図に示すように、各単位
セルC11〜Cmn毎にセル電圧検出回路(VSC)や抵
抗,スイッチからなるバイパス回路BPを設けると共
に、CPUを中心に構成され、各VSCにて検出された
セル電圧に基づいて、単位セル間のばらつき状態を判定
したり、その判定結果に従ってバイパス回路を制御する
等の処理を実行する制御装置が必要となる。
【0011】そして、耐電圧や絶縁性,制御性の問題か
ら、一つのCPUで受け持つことのできるセル数は、1
0〜20セル程度が限度である。このため、HEVやE
Vに動力源として使用する組電池等、数十から数百もの
単位セルを直列接続する組電池に適用するには、組電池
全体をn個(例えばn=10)の単位セルからなる複数
セルグループCG1〜CGmに分割して、各セルグルー
プCG1〜CGm毎に電圧検出とばらつき調整とを分担
させた下位制御装置BCU_L1〜BCU_Lmを設け
ると共に、これら下位制御装置BCU_L1〜BCU_
Lmを統括する上位制御装置BCU_Hを設けて、組電
池全体を調整するという構成にしなければならない。
【0012】例えば、比較的セル数を少なくできるリチ
ウム電池でも、4〜8個ものセルグループ、即ち制御装
置を設ける必要があり、これら制御装置を構成するCP
UやCPU間の通信を行う通信I/F等の高価な電子部
品が多数必要となるため、装置が複雑で高価なものとな
り、また大型化してしまうという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するために、
充放電可能な二次電池を単位セルとして複数個直列に接
続してなる組電池の充電状態を制御する制御方法及び装
置において、簡易な構成にて単位セル間のばらつきを調
整できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の充電状態制御方法では、組
電池を貫流する主回路電流を一定の状態に制御すること
が可能な静止期間中に主回路電流を流すことにより、組
電池を構成する各単位セルを予め設定された調整電圧以
上となるまで充電した後、放電回路を起動する。なお、
放電回路は、組電池を構成する各単位セル毎に設けられ
ており、起動すると単位セルのセル電圧が予め設定され
た調整電圧に達するまで該単位セルを放電するように構
成されている。つまり、放電回路を起動すると、組電池
を構成する各単位セルのセル電圧が調整電圧に揃うこと
になる。
【0015】このように、本発明の充電状態制御方法に
よれば、静止期間中にセル電圧の調整を行っているた
め、調整中に主回路電流が不規則に変動して、放電回路
に大きな主回路電流が流れ込んでしまうことがなく、放
電回路を電流容量の小さい部品を用いて小型かつ安価に
構成することができる。
【0016】また、放電回路による放電は、自動的に終
了するため、単位セルを必要以上に放電してしまうこと
がなく確実にセル電圧を調整することができる。しか
も、放電期間中に、単位セルのセル電圧を常時監視する
必要がないため、そのような監視のための構成を設ける
必要がなく、簡易な装置構成にて実現することができ
る。
【0017】次に、請求項2記載の充電状態制御装置で
は、充電制御手段が、組電池を貫流する主回路電流を一
定の状態に制御することが可能な静止期間中に主回路電
流を流すことにより、組電池の充電を行わせ、この充電
制御手段による充電が開始された後、充電状態判定手段
により組電池を構成する全ての単位セルの充電状態が調
整電圧以上になっていると判定された場合に、放電起動
手段が、充電制御手段による充電を終了させ、セル放電
手段を起動する。
【0018】すると、組電池を構成する単位セル毎に設
けられたセル放電手段は、単位セルのセル電圧が予め設
定された調整電圧に達するまで単位セルを放電する。そ
して、単位セルのセル電圧が調整電圧になり、セル放電
手段が放電を終了すると、これをセル放電手段が検出し
て、セル電圧が調整電圧以上になってもセル放電手段が
作動しないようにセル放電手段を停止させる。
【0019】つまり、本発明の充電状態制御装置は、請
求項1記載の充電状態制御方法を実現するものであり、
従って、請求項1記載の発明を実施した場合と同様の効
果を得ることができる。また、本発明の充電状態制御装
置では、セル放電手段は、セル電圧を調整する時にのみ
起動され、それ以外の時には作動しないように停止させ
ているため、調整電圧をセル電圧の使用可能範囲内の任
意の値に設定できる。
【0020】なお、セル放電手段は、例えば、請求項3
記載のように、逆降伏電圧が調整電圧に設定されたツェ
ナーダイオード、このツェナーダイオードに流れる電流
を制限する抵抗、これら抵抗及びツェナーダイオードが
直列接続された電流経路を断続するスイッチ素子を単位
セルに並列接続することにより構成することができる。
このように構成されたセル放電手段は、スイッチ素子を
閉成することで起動し、スイッチ素子を開放することで
停止させることができる。
【0021】また、充電制御手段による充電が行われる
静止期間、即ち主回路電流を一定の状態に制御すること
が可能な静止期間とは、例えば、組電池がHEVやEV
の駆動用バッテリである場合、負荷変動が生じたり回生
電流による大きな充電電流が流れることのない期間のこ
とであり、具体的には、請求項4記載のように、イグニ
ションスイッチがオフされている期間を静止期間とする
ことができる。
【0022】また、放電停止手段は、請求項5記載のよ
うに、組電池の両端電圧の時間変化を検出し、その時間
変化が予め設定された下限値を下回ると、全てのセル放
電手段を一斉に停止させるようにしてもよい。つまり、
いずれか一つの単位セルでもセル放電手段による放電が
継続していれば、組電池の両端電圧は時間と共に変化す
るため、この時間変化が十分に小さくなった場合に、全
ての単位セルでセル放電手段による放電が終了したもの
とみなすことができるのである。
【0023】この場合、セル放電手段を停止させるタイ
ミングを検出するための構成や、その検出結果に基づい
てセル放電手段を停止させるための構成を、単位セル毎
に設ける必要がないため、装置構成を簡易化できる。な
お、組電池の両端電圧の代わりに、組電池を構成する全
ての単位セルの平均セル電圧や、組電池が複数のセルグ
ループに分割されている場合には、組電池を構成する全
てのセルグループの平均グループ電圧を用いても全く同
等である。
【0024】次に、請求項6記載の充電状態制御装置で
は、セル放電手段を停止させた後、予め設定された待機
時間が経過すると、起動許可手段が、充電制御手段及び
セル放電手段の起動を許可するようにされている。従っ
て、本発明の充電状態制御装置によれば、待機時間経過
後の最初の静止状態の時にセル電圧の調整が行われ、ほ
ぼ定期的に調整が行われることになり、充電状態(セル
電圧)のばらつきを確実に解消することができる。
【0025】ところで、組電池が、それぞれが複数個の
単位セルからなる1ないし複数個のセルグループを有す
る場合、充電状態判定手段は、請求項7記載のように、
セルグループ毎にその両端電圧であるグループ電圧を検
出する電圧検出手段での検出結果から、セルグループ毎
にそのセルグループを構成する各単位セルの充電状態を
判定するようにしてもよい。
【0026】また、この場合、放電制御手段は、請求項
8記載のように、電圧検出手段での検出結果から、グル
ープ電圧が最低となる最低セルグループを抽出し、この
最低セルグループを構成する単位セルの平均セル電圧
が、調整電圧に各単位セル間の電圧ばらつき量の予測値
を加えた目標電圧以上となった場合に、組電池を構成す
る全ての単位セルの充電状態が調整電圧以上になってい
ると判定すると共に、セル放電手段をセルグループ毎に
一括して制御するようにしてもよい。
【0027】このように、セルグループ単位で制御を行
うことにより、単位セル単位で制御を行う従来装置と比
較して、これら充電状態判定手段や放電制御手段の構成
が、大幅に簡易化されるため、装置をより小型かつ安価
に構成することができる。なお、この場合、先に説明し
た起動許可手段で使用される待機時間は、その待機時間
の間に各単位セル間の電圧ばらつき量が予測値を越えて
しまうことのないような長さに設定する必要がある。
【0028】但し、各単位セル間の電圧ばらつき量が予
測値を越えてしまうことにより、充電制御手段による充
電後に調整電圧を越えていない単位セルが仮にあったと
しても、その単位セルではセル放電手段による放電が行
われないため、当該充電状態制御装置の動作によって、
単位セル間の電圧ばららつきは、確実に圧縮されること
になる。
【0029】また、組電池が一つのセルグループからな
る場合とは、セルグループが組電池そのものであり、グ
ループ電圧とは組電池の両端電圧のことであるとして考
えればよい。次に、請求項9記載の充電状態制御装置で
は、セルグループ毎に主回路電流をバイパスするバイパ
ス手段が設けられており、バイパス制御手段は、充電制
御手段による充電中に、電圧検出手段にて検出されるグ
ループ電圧が予め設定された上限値以上となったセルグ
ループに対応するバイパス手段を作動させる。なお、上
限値は、グループ電圧が上限値に等しくなった時に、そ
のセルグループを構成する各単位セルのセル電圧が、使
用範囲の上限電圧を越えてしまうことのないような値に
設定する必要がある。
【0030】この場合、充電制御手段による充電によっ
て、単位セルが過充電になってしまうことを確実に防止
でき、装置の信頼性を向上させることができる。ところ
で、組電池を構成する単位セルとしては、鉛電池,ニッ
ケル系電池等様々なものを用いることができるが、請求
項10に記載のように、リチウムイオンを吸蔵放出する
材料からなる電極によって構成されるリチウム電池を用
いることが望ましい。
【0031】即ち、リチウム電池は、エネルギー密度が
高く、しかも出力電圧が高いため、同じ高電圧を得るに
しても、少ないセル数で、容量の大きな組電池を構成す
ることができ、組電池自体や当該充電状態制御装置を小
型軽量化することができる。また、当該充電状態制御装
置は、いかなる用途に使用される組電池に適用してもよ
いが、例えば請求項11に記載のように、電気自動車
(EV)或いはハイブリッド電気自動車(HEV)の動
力源として実装される車載用のものに適用すれば、EV
やHEVの信頼性、耐久性を向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1は、本発明が適用された実施形態の
組電池システムの全体構成を表す回路図であり、ここで
は、ハイブリッド自動車(HEV)の駆動系に組み込ん
だ状態を表している。
【0033】図1に示すように、本実施形態の組電池シ
ステム2は、主電源ラインL,インバータ(INV)6
を介してモータ及び発電機を兼ねる電動機(MG)8に
接続されており、更に車両の走行状態や当該組電池シス
テム2の状態等に応じて、電動機8の始動,停止や、イ
ンバータ6の動作方向等を制御するHEVコントローラ
(VCU)4を備えている。
【0034】そして、VCU4は、エンジンの運転効率
のよい定速走行時等には、エンジンの駆動力を用いて走
行する設定とし、この時、組電池システム2の充電量が
不十分であれば、エンジンからの駆動力が電動機8に伝
達され、且つ電動機8が発電機として動作し、電動機8
にて発電された電力がインバータ6を介して組電池シス
テム2に供給されるように設定して、組電池システム2
に充電を行わせる。
【0035】一方、エンジンの運転効率の悪い始動時や
フル加速時等には、組電池システム2からの電力がイン
バータ6を介して電動機8に供給され、電動機8がこの
組電池システム2からの供給電力によりモータとして動
作するように設定し、電動機8からの駆動力を利用して
走行するようにされている。
【0036】次に、本実施例の組電池システム2は、充
放電自在な二次電池であるリチウム電池を単位セルとし
て、この単位セルを多数直列接続してなる組電池10を
備えている。組電池10は、それぞれが複数個の単位セ
ルCi1〜Cin(本実施形態ではn=6)からなる複数の
セルグループCG1〜CGmに分割されており、このセ
ルグループCGi(i=1〜m)毎に、セルグループC
Giを構成する各単位セルCi1〜Cinのセル電圧のばら
つきを解消するセルばらつき調整回路CEUiが設けら
れている。
【0037】また、組電池システム2は、組電池10の
充放電時に主電源ラインLを流れる主回路電流を検出す
る電流センサ(CS)14と、電流センサ14からの検
出信号IBや、組電池10の両端及びセルグループCG
iの境界にて主電源ラインLから分岐させたセルグルー
プ電圧検出線LS1〜LSm+1 を介して得られる電圧信
号VS1〜VSm+1 に基づき、各セルばらつき調整回路
CEUiに制御信号BCis,BCirを出力したり、VC
U4に各種指令CMDを出力する等の処理を実行する組
電池コントローラ(BCU)12を備えている。なお、
BCU12は、各セルばらつき調整回路CEUiに対し
て、制御用電源ラインLDを介して電源供給も行うよう
にされている。
【0038】そして、セルばらつき調整回路CEUi
は、図2に示すように、セルグループCGiを構成する
各単位セルCi1〜Cin毎に、これら単位セルCij(j=
1〜n)に並列接続された放電回路Pij(j=1〜n)
をそれぞれ備えている。この放電回路Pijは、後述する
調整電圧Vzと同じ大きさの逆降伏電圧を有するツェナ
ーダイオードDpと、ツェナーダイオードDpに流れる
電流を制限する抵抗Rpと、これらツェナーダイオード
Dp及び抵抗Rpへの電流経路を開閉するトランジスタ
Tpと、抵抗及びダイオードからなりトランジスタTp
をオン,オフ駆動するためのバイアス回路Bpとからな
る。なお、各放電回路Pijのバイアス回路Bpは、いず
れもトランジスタTdを介してセルグループ電圧検出線
LSi+1 に接続されている。
【0039】また、セルばらつき調整回路CEUiで
は、BCU12から供給される制御信号(以下「セット
パルス」という)BCis,BCirは、それぞれフォトカ
プラ20,22を介して、RSフリップフロップ回路2
4に供給され、このRSフリップフロップ回路24の出
力により、トランジスタTdがオンオフ制御されるよう
に構成されている。
【0040】但し、RSフリップフロップ回路24は、
制御信号(以下「セットパルス」という)BCisによ
り、出力Qがハイレベルとなるようセットされ、制御信
号(以下「リセットパルス」という)BCirにより、出
力Qがロウレベルとなるようリセットされる。また、セ
ルばらつき調整回路CEUi内において、RSフリップ
フロップ回路24は、セルグループCGiから電源供給
を受けて動作し、また、フォトカプラ20,22は、入
力側がBCU12からの制御用電源ラインLDを介して
電源供給を受け、出力側がセルグループCGiから電源
供給を受けて動作するように構成されている。
【0041】このように構成されたセルばらつき調整回
路CEUiでは、セットパルスBCisが入力されると、
トランジスタTdがオンして、セルばらつき調整回路C
EUiを構成する全ての放電回路Pi1〜Pinのバイアス
回路Bpに電流が流れて、トランジスタTpがオンする
ため、各放電回路Pi1〜Pinでは、抵抗Rp,ツェナー
ダイオードDpを介した単位セルCi1〜Cinの放電が可
能となる。但し、各放電回路Pijは、単位セルCijのセ
ル電圧が調整電圧Vz以上である場合にのみ放電を行
う。一方、リセットパルスBCirが入力されるとトラン
ジスタTdがオフし、その結果、セルばらつき調整回路
CEUiを構成する全ての放電回路Pi1〜Pinでは、抵
抗Rp,ツェナーダイオードDpを介した単位セルCi1
〜Cinの放電が停止される。
【0042】つまり、セットパルスBCis,リセットパ
ルスBCirを用いて、セルばらつき調整回路CEUi
(放電回路Pi1〜Pin)を起動,停止することにより、
各単位セルC11〜Cmnの放電を、セルグループCGi
(Ci1〜Cin)毎に一括して制御できるようにされてい
る。
【0043】一方、BCU12は、セルグループ電圧検
出線LSi,LSi+1 間の電圧、即ちセルグループCG
iのグループ電圧VGi(=VSi−VSi+1 )を検出
する電圧検出回路VSCiと、抵抗Rgp、トランジスタ
Tgpからなり、セルグループ電圧検出線LSi,LSi+
1 間を導通させるグループバイパス回路GBiと、CE
UiへのセットパルスBCisを供給する制御線に接続さ
れたトランジスタTsiと、CEUiへのリセットパルス
BCirを供給する制御線に接続されたトランジスタTri
とを、各セルグループCG1〜CGm毎に有している。
【0044】また、BCU12は、各セルグループCG
1〜CGm毎に設けられた電圧検出回路VSC1〜VS
Cmのいずれか一つを選択して、選択された電圧検出回
路VSCiにて検出されたグループ電圧VGiを取り込
むためのマルチプレクサ(MPX)30と、各セルグル
ープCG1〜CGmのいずれかを選択して、選択された
セルグループCGiに対応するグループバイパス回路G
Bi,及びトランジスタTsi,Triをそれぞれオン,オ
フするための制御信号を出力するデコーダ(DEC1〜
DEC3)32,34,36と、マルチプレクサ30を
介して得られるグループ電圧VG1〜VGmや、イグニ
ションスイッチの操作状態を表す信号IG、電流センサ
14からの検出信号IBに基づいて、セルばらつき調整
装置CEUiに対する制御信号BCis,BCirや、VC
U4への各種指令CMDを生成する等の処理を実行する
演算処理装置(CPU)38と、その処理に必要なデー
タ等を記憶するメモリ40とを備えている。
【0045】このように構成された組電池システム2で
は、電動機8がモータとして使用されている時には、組
電池10の両端に接続された主電源ラインLを介して、
組電池10に蓄積された電力を電動機8に供給し、逆
に、電動機8が発電機として使用されている時には、主
電源ラインLを介して電動機8から供給される電力が組
電池10に充電される。
【0046】また、組電池10の充放電を繰り返すこと
により、単位セル間のセル電圧のばらつきが拡大する
と、セルグループCG1〜CGm毎に単位セルC11〜C
mnの放電を制御するセルばらつき調整回路CEU1〜C
EUmを用いて、全ての単位セルC11〜Cmnのセル電圧
を調整電圧Vzに揃えることにより、単位セルCij間の
セル電圧のばらつきを解消する制御が行われる。
【0047】なお、セルばらつき調整回路CEUiを起
動するセットパルスBCisは、デコーダ34を介してト
ランジスタTsiを一瞬閉じることにより生成され、セル
ばらつき調整回路CEUiを停止させるリセットパルス
BCirは、同様にデコーダ36を介してトランジスタT
riを一瞬閉じることにより生成される。
【0048】以下、各単位セルC11〜Cmn間のセル電圧
のばらつきを解消するためにCPU38が実行する均等
化処理を、図3〜5に示すフローチャートに沿って詳し
く説明する。なお、CPU38は、BCU12の電源を
オフするとスリープ状態に遷移すると共に、スリープ状
態でも作動するタイマーを備えており、このタイマーを
用いて、スリープ状態からCPU38自身を起床できる
ように構成されている。
【0049】図3に示すように、本処理では、最後に均
等化フラグのリセット(後述のS470での処理)が行
われてから、予め設定された待機時間(本実施形態では
例えば72〜168時間)が経過したか否かを判断し
(S110)、待機時間を経過していれば均等化フラグ
をセット(S120)する。この待機時間は、自己放電
のばらつき等に基づく単位セルC11〜Cmn間のセル電圧
のばらつきが、後述する所定値Δに達するまでの時間を
予測し、その予測時間に安全係数α(0<α≦1)を乗
じた時間に設定すればよい。
【0050】次に、信号IGに基づいてイグニションス
イッチがオフされたか否かを判断し(S130)、オフ
されていなければS110に戻る。一方、S130に
て、イグニションスイッチがオフされていると判定され
た場合には、均等化フラグがセットされているか否かを
判断し(S140)、セットされていなければ、BCU
12の電源をオフし(S150)、監視処理(S17
0:詳細は後述)を実行した後、本処理を終了する。
【0051】一方、S140にて、均等化フラグがセッ
トされていると判定された場合には、単位セルC11〜C
mn間のセル電圧のばらつきを解消する動作を開始するも
のとして、予備充電処理を実行し(S160)、本処理
を終了する。ここで、予備充電処理の詳細を、図4に示
すフローチャートに沿って説明する。
【0052】即ち、本処理では、図4に示すように、ま
ずマルチプレクサ30を介して各セルグループCG1〜
CGmのグループ電圧VG1〜VGmを読み込むと共
に、読み込んだグループ電圧VG1〜VGmに基づい
て、グループ電圧が最低となる最低セルグループCGmi
n を抽出し、この最低セルグループCGmin を構成する
単位セルの平均電圧である最低グループ平均セル電圧L
VCav(=VGmin /n)を算出する(S210)。
【0053】次に、調整電圧(ツェナーダイオードDp
の逆降伏電圧)Vzに、単位セルC11〜Cmn間のセル電
圧のばらつき量の予測値Δを加えたものを判定しきい値
Vth(=Vz+Δ)とし、先のS210にて算出した最
低グループ平均セル電圧LVCavが、判定しきい値Vth
以上であるか否かを判断する(S220)。なお、予測
値Δは、例えばセルグループ内の平均セル電圧をVCa
v、最低セル電圧をVCmin とした場合に、Δ≧VCav
−VCmin となるように設定する。
【0054】そして、最低グループ平均セル電圧LVC
avが、判定しきい値Vthより小さいと判定された場合に
は、先のS210にて取得したグループ電圧VG1〜V
Gmが、予め設定された上限値VH以上となっているセ
ルグループCGiがあれば、そのセルグループCGiに
対応するグループバイパス回路GBiを導通させること
により、これらのセルグループCGiへの充電が回避さ
れるように設定した後(S230)、VCU4に対して
充電指令を出力する(S240)。
【0055】なお、上限値VHは、グループ電圧VGi
が上限値VHに等しくなった時に、そのセルグループC
Giを構成する各単位セルCi1〜Cinのセル電圧が、使
用範囲の上限電圧を越えてしまうことのないような値に
設定する必要がある。例えば、セルグループCGiを構
成する全ての単位セルCi1〜Cinのセル電圧が、その使
用範囲の上限電圧になっていると仮定した場合の上限グ
ループ電圧から、単位セルC11〜Cmn間の電圧ばらつき
量の予測値を減じて、更に安全係数β(0<β≦1)を
乗じた値を、上限値VHとして設定すればよい。
【0056】また、VCU4は、イグニションスイッチ
がオフされても、BCU12から充電指令が入力された
場合には、組電池システム2への充電電流の供給を可能
とするためにエンジンの動作を継続させ、その後、BC
U12から充電停止指令(後述する)が入力された時点
でエンジンを停止させる。一方、イグニションスイッチ
がオフされ、且つBCU12からの充電指令が入力され
なかった場合には、そのままエンジンを停止させるよう
に動作する。
【0057】更に、充電指令が入力されたVCU4は、
電動機8を発電機として使用する設定にして、予め決め
られた大きさの主回路電流Icを流すことにより、組電
池10の充電を開始する。但し、主回路電流Icの大き
さは、最低グループ平均セル電圧LVCavが、予め設定
された充電電流切替判定値(本実施形態では調整電圧V
z)より小さい場合には第1電流値Ic1となり、所定電
圧以上である場合には第1電流値より小さい第2電流値
Ic2(<Ic1)となるように設定する。
【0058】次に、イグニションスイッチがオンされた
か否かを判断し(S250)、オンされていれば、VC
U4に対して充電停止指令を出力すると共に、S23
0,S280にてオンされたグループバイパス回路GB
iをオフした後(S300)、S110に戻る。
【0059】一方、S250にて、イグニションスイッ
チがオフされたままであると判定された場合、先のS2
10と同様に、グループ電圧VG1〜VGmの取得と、
最低グループ平均セル電圧LVCavの算出を行い(S2
60)、先のS220と同様に、この最低グループ平均
セル電圧LVCavが判定しきい値Vth以上であるか否か
を判断する(S270)。
【0060】その結果、最低グループ平均セル電圧LV
Cavが判定しきい値Vthより小さければ、先のS230
と同様に、グループ電圧VGiが上限値VH以上である
セルグループCGiに対応するグループバイパス回路G
Biを導通させた後(S280)、S250に戻る。
【0061】なお、S280では、最低グループ平均セ
ル電圧LVCavが充電電流切替判定値Vzに達した時点
で、主回路電流をIc1からIc2(<Ic1)に減少させる
ための指令をVCU4に対して出力する。一方、S27
0にて最低グループ平均セル電圧LVCavが判定しきい
値Vth以上であると判定された場合には、S300と同
様に、VCU4に対して充電停止指令を出力すると共
に、S230,S280にてオンされたグループバイパ
ス回路GBiをオフする(S290)。
【0062】このS290が実行されるか、或いは先の
S220にて最低グループ平均セル電圧LVCavが判定
しきい値Vth以上であると判定された場合には、順次セ
ットパルスTs1〜Tsmを出力することにより、全てのセ
ルばらつき調整回路CEU1〜CEUm、即ち全ての放
電回路P11〜Pmnを起動した後(S310)、先のS1
50と同様に、BCU12の電源をオフして(S32
0)、本処理を終了する。
【0063】つまり、本処理では、最低グループ平均セ
ル電圧LVCavが判定しきい値Vthに達するまで組電池
10の充電を行っており、最低グループ平均セル電圧L
VCavが、充電電流切替判定値Vzに達するまでは、主
回路電流Icを第1の電流値Ic1にして高速な充電を行
い、その後、判定しきい値Vthに達するまでは、主回路
電流Icを第2の電流値Ic2に下げて充電を行ってい
る。また、この時、グループ電圧VGiが上限値VHを
越えて必要以上に充電されてしまうことのないように、
セルグループCG1〜CGm単位で、主回路電流(充電
電流)Icのバイパス制御を行っている。
【0064】ところで、先のS150及びS320によ
り、BCU12の電源がオフされると、次にイグニショ
ンスイッチがオンされるまでの間、CPU38はスリー
プ状態となり、この間、常時作動しているタイマーによ
って周期的(本実施形態では15〜60分)に、BCU
12の電源をオンすることによりCPU38が起動さ
れ、監視処理(S170)を実行する。
【0065】この監視処理の詳細を、図5に示すフロー
チャートに沿って説明する。本処理が起動されると、ま
ず、信号IGに基づいてイグニションスイッチがオンさ
れているか否かを判断し(S410)、オンされていれ
ば、BCU12の電源をオンし、また、均等化フラグが
セットされていれば、デコーダ34を介してセットパル
スBC1s〜BCmsを出力することにより、セルばらつき
調整回路CEU1〜CEUm,即ち放電回路P11〜Pmn
を全て停止させて(S420)、本処理を終了する。
【0066】一方、イグニションスイッチがオフされた
ままであれば、均等化フラグがセットされているかを判
断し(S430)、セットされていなければ、そのまま
本処理を終了する。一方、均等化フラグがセットされて
いれば、今度は、処理実行タイミングであるか否かを判
断し(S440)、処理実行タイミングでなければ、そ
のまま本処理を終了する。なお、CPU38の起床毎
に、以下に説明する処理(S450〜S510)を実行
するのであれば、S440は省略してもよい。
【0067】S440にて、処理実行タイミングである
と判定された場合、BCU12の電源をオンし(S45
0)、マルチプレクサ30を介して各セルグループCG
1〜CGmのグループ電圧VG1〜VGmを検出し(S
460)、その検出結果から、グループ電圧平均値VG
av(=(CG1+CG2+…+CGm)/m)を算出す
る(S470)。
【0068】そして、予め設定されている比較値CVG
から、グループ電圧平均値VGavを減算した値が、終了
判定値δ以下であるか否かを判断し(S480)、終了
判定値δ以下であれば、デコーダ34を介してセットパ
ルスBC1s〜BCmsを出力することにより、セルばらつ
き調整回路CEU1〜CEUm,即ち放電回路P11〜P
mnを全て停止させると共に、均等化フラグをリセットし
た後(S490)、BCU12の電源をオフして(S5
10)、本処理を終了する。
【0069】一方、S480にて、減算値CVG−VG
avが終了判定値δより大きいと判定された場合には、S
470にて算出されたグループ電圧平均値VGavにて比
較値CVGを更新(S500)した後、同様に、BCU
12の電源をオフして(S510)、本処理を終了す
る。
【0070】つまり、本処理では、均等化フラグがオン
であれば、処理実行タイミング毎に、グループ電圧平均
値VGavを求め、その算出値が、前回の算出値CVGと
比較してほとんど変化していないようであれば、全ての
放電回路P11〜Pmnが放電が終了したものとして、放電
回路P11〜Pmnを停止させ、均等化フラグをオフする。
また、放電が終了する前に、イグニションスイッチがオ
ンした場合には、次回イグニションスイッチがオフした
時に、セル電圧の調整が行われるように、均等化フラグ
をオンのまま保持するようにされている。
【0071】ここで、本実施形態の組電池システム2の
動作を、図6に示すグラフに沿って説明する。なお、こ
こでは、セルグループCGiが、4個の単位セルCi1〜
Ci4からなり、図中のセル電圧及び放電電流は、最低セ
ルグループについてのものを示した。また、時刻t1の
時点では、均等化フラグがセットされているものとす
る。
【0072】図6に示すように、イグニションスイッチ
がオンである間(時刻t0〜t1)、主回路電流Ic
は、HEVの運転状態に応じた充放電を繰り返し、イグ
ニションスイッチがオフされると(時刻t1)、一定の
主回路電流Icによる組電池10への充電が開始され
る。この時、最低グループ平均セル電圧LVCavが、充
電電流切替判定値Vzより小さいため、主回路電流Ic
の大きさは、第1の電流値Ic1に設定され、急速に充電
が進行する。
【0073】これにより、最低グループ平均セル電圧L
VCavが、充電電流切替判定値Vzに達すると(時刻t
11)、組電池10を充電する主回路電流Icは、第2
の電流値Ic2に低下し、緩やかに充電が進む。その後、
最低グループ平均セル電圧LVCavが、判定しきい値V
thに達すると(時刻t2)、主回路電流Icの供給が停
止され、セルばらつき調整回路CEU1〜CEUm、即
ち放電回路P11〜Pmnによる単位セルC11〜Cmnの放電
が開始されると共に、BCU12の電源がオフされる。
【0074】これにより、各単位セルCijのセル電圧は
徐々に低下し、これに伴って放電回路Pijを流れる電流
も徐々に低下する。なお、全ての単位セルC11〜Cmnの
セル電圧は、少なくとも調整電圧Vzを上回っているの
で、各単位セルCijはセル電圧が調整電圧Vzに等しく
なるまで放電回路Pijを介した放電が行われ、調整電圧
Vzに等しくなると、トランジスタTpがONしていて
も、抵抗Rpの両端の電位差がなくなるため、自動的に
放電が終了する。
【0075】また、BCU12の電源オフ後、周期的に
起床するCPU38によって、処理実行タイミング毎に
BCU12の電源が投入され、グループ電圧VG1〜V
Gmの監視が行われる。先に説明したように、調整電圧
Vzに達したセルから放電を順次終了(図では、単位セ
ルCi4(時刻t21),Ci3(時刻t22),Ci2(時
刻t23),Ci1(時刻t24)の順)するため、周期
的に検出されるグループ電圧平均値VGavの変化率も、
これに伴って小さくなり、全ての単位セルC11〜Cmnが
放電を終了すると(時刻t24以降)、グループ電圧平
均値VGavの変化率はほぼゼロとなる。これが検出され
ると(時刻t3)、セルグループ内の全てのセル電圧は
Vzに均しく調整されたものとして、セルばらつき調整
装置CEU1〜CEUm、即ち放電回路P11〜Pmnがオ
フにされ、均等化フラグもリセットされる。以後、待機
時間を経過する毎に、イグニションスイッチがオフされ
ると同様の処理が実行される。
【0076】なお、図示しないが、全ての単位セルC11
〜Cmnが放電を終了する前(時刻t24以前)に、イグ
ニションスイッチがオンした場合には、放電回路は直ち
に停止されるが、均等化が完了したわけではないので、
均等化フラグはセットしたままとされ、次回ののIGオ
フ時に、同様の処理が再度実行されることになる。
【0077】以上説明したように、本実施形態の組電池
システム2では、放電回路Pijを任意に起動,停止させ
ることができ、しかもツェナーダイオードDpの逆降伏
電圧Vzを利用して、各単位セルC11〜Cmnのセル電圧
を、一定に調整(均等化)するようにされている。
【0078】従って、本実施形態の組電池システム2に
よれば、単位セルCijが調整電圧Vzに達すると放電回
路Pijによる放電が自動的に終了するため、各単位セル
毎にそのセル電圧を検出する必要がなく、システム構成
を大幅に簡素化できる。また、本実施形態では、セル電
圧の調整動作を行っていない時には、放電回路Pijに主
回路電流が流れ込まないようにできるため、調整電圧
(即ち、ツェナーダイオードの逆降伏電圧)Vzを、単
位セルCijの電圧使用範囲内の任意の値に設定すること
ができる。
【0079】その結果、例えば、調整電圧Vzを、単位
セルCijの電圧使用範囲の中間に設定すれば、ばらつき
調整を行った直後であっても、単位セルC11〜Cmn(即
ち組電池10)の満充電までの空容量に余裕があり、回
生電流を受け入れることが可能なため、回生電流を有効
利用することができる。
【0080】更に、本実施形態では、イグニションスイ
ッチがオフされている期間、即ち、負荷変動がなく安定
した主回路電流を流すことができる期間にセル電圧のば
らつき調整(均等化)を行っているため、予期できない
大きな電流が放電回路P11〜Pmnに流れ込むことがな
く、しかも、比較的長い時間をかけて調整することが可
能であるため、放電回路P11〜Pmnを構成する部品(ツ
ェナーダイオード等)の電流容量を小さくすることがで
き、システムの小型化,低コスト化を図ることができ
る。
【0081】また、本実施形態では、放電回路P11〜P
mnの起動/停止(オン/オフ)を、セルグループCG1
〜CGm毎に、一括して行うように構成されているた
め、単位セル毎に、制御を行う従来装置と比較して、単
位セル間のセル電圧のばらつきを調整するために必要な
構成を大幅に削減することができる。
【0082】また、本実施形態では、放電回路P11〜P
mnでの放電の終了を、各セルグループCG1〜CGmの
グループ電圧VG1〜VGmのみに基づいて判定してい
るため、簡易な構成にて簡単かつ速やかに判定できる。
また、本実施形態では、セル電圧のばらつき調整のため
の充電中に、グループ電圧VGiが上限値VHに達した
セルグループCGiについては、対応するグループバイ
パス回路GBiを導通させて、それ以上充電が進むこと
のないようにされているので、この充電による、単位セ
ルC11〜Cmnの過充電を確実に防止でき、装置の信頼性
を向上させることができる。
【0083】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態
様にて実施することが可能である。例えば、上記実施形
態では、放電回路P11〜Pmnでの放電の終了を、グルー
プ電圧平均値VGavを用いて判定しているが、組電池の
両端電圧を用いて判定するようにしてもよい。
【0084】また、上記実施形態では、全ての放電回路
P11〜Pmnが放電を終了してから、これら放電回路P11
〜Pmnを一括して停止させるようにしているが、セルグ
ループCG1〜CGm毎に、グループ電圧の変化率に基
づいて放電終了の判定を行い、放電が終了したと判定さ
れたものから順番に、セルグループ単位で放電回路Pi1
〜Pinを停止させるようにしてもよい。
【0085】更に、上記実施形態では、最低グループ平
均セル電圧LVCavの大きさにより、主回路電流(充電
電流)Icの大きさを変化させているが、グループパイ
パス回路GB1〜GBmのうち、いずれか一つでも導通
した時に、主回路電流Icを小さくするようにしてもよ
い。この場合、グループバイパス回路GB1〜GBmを
流れる電流値の上限が制限されるため、構成部品の電流
容量を小さくすることができる。
【0086】また、上記実施形態では、セル電圧のばら
つきを直接検出することなく、待機時間が経過する毎
に、セル電圧の均等化を行うようにされているが、例え
ば、充電量(SOC)に対する電圧勾配が通常使用範囲
と過充電または過放電範囲とで大きく異なる電池を使用
している場合には、特開2000−134805号公報
に開示されているように、単位セルの電圧特性を利用し
てセルグループ電圧からセルばらつきを判定し、単位セ
ルのばらつきが検出されてからセル電圧の均等化を行う
ようにしてもよい。この場合、均等化が無駄に実施され
ることを確実に防止することができる。
【0087】また更に、上記実施形態では、セルばらつ
き調整回路CEUiにおいて、放電回路Pi1〜Pinの起
動/停止を制御するトランジスタTdのオン/オフ状態
を、RSフリップフロップ回路24で保持するようにさ
れているが、トランジスタTdの代わりに、フォトカプ
ラを設けて、フォトカプラ20,22、RSフリップフ
ロップ回路24を省略した構成としてもよい。この場
合、セルばらつき調整回路CEU1〜CEUmの構成を
簡易化できる。
【0088】また、上記実施形態では、各セルグループ
CGiを構成する単位セルの個数nをn=6としている
が、これに限定されるものではなく、使用する単位セル
の耐電圧や制御性、組電池全体の構成との兼ね合い等か
ら、適当なセル数を設定すればよい。但し、セルばらつ
き調整回路CEU1〜CEUmをIC化する場合は、I
C回路の耐電圧とリチウム電池の平均電圧とを考慮する
と、6個以内にすることが望ましい。
【0089】また、上記実施形態では、単位セルとして
リチウム電池を用いているが、これに限らず、鉛電池,
ニッケル系電池等、任意の二次電池を単位セルとして用
いることができる。なお、水溶性の電解液を用いて構成
された二次電池の場合、均等充電によるばらつきの調整
が可能ではあるが、本発明を適用することにより、組電
池10を構成する各単位セルC11〜Cmnのセル電圧をよ
り一層均一に調整することが可能となり、単位セルC11
〜Cmnの過充電や過放電を防ぎながら組電池10として
持てるエネルギーを十分に引き出すことができるので、
組電池10の性能や寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の組電池システムの全体構成、及び
組電池システムが組み込まれたハイブリッド自動車の駆
動系の要部を表すブロック図である。
【図2】 セルばらつき調整回路、及び組電池コントロ
ーラの構成を表す回路図である。
【図3】 均等化処理の内容を表すフローチャートであ
る。
【図4】 予備充電処理の内容を表すフローチャートで
ある。
【図5】 監視処理の内容を表すフローチャートであ
る。
【図6】 組電池システム各部の動作や状態を表す説明
図である。
【図7】 従来装置の構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
2…組電池システム 4…HEVコントローラ(VC
U) 6…インバータ 8…電動機 10…組電池 12…組電池コントローラ(BCU) 14…電流セ
ンサ 20,22…フォトカプラ 24…RSフリップフロ
ップ回路 30…マルチプレクサ 32,34,36…デコーダ
40…メモリ CG1〜CGm…セルグループ C11〜Cmn…単位セ
ル L…主電源ライン LD…制御用電源ライン LS1〜LSm+1…セルグル
ープ電圧検出線 CEU1〜CEUm…セルばらつき調整回路 P11〜
Pmn…放電回路 Bp…バイアス回路 Dp…ツェナーダイオード
Rp…抵抗 Tp,Td,Ts1〜Tsm,Tr1〜Trm…トランジスタ GB1〜GBm…グループバイパス回路 VSC1〜
VSCm…電圧検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/44 ZHV H01M 10/44 ZHV (72)発明者 山下 晴義 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CC04 DA07 FA06 FA08 5H030 AA01 AA10 AS08 BB01 BB10 BB21 FF43 FF44 FF52 5H115 PA08 PC06 PG04 PI14 PI16 PI24 PI29 PO02 PO06 PO09 PU08 PU25 PV09 PV23 QN03 QN12 SE06 TI01 TI05 TI06 TR19 TU16 TU17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電可能な二次電池を単位セルとして
    複数個直列に接続してなる組電池の充電状態を制御する
    充電状態制御方法であって、 前記組電池を貫流する主回路電流を一定の状態に制御す
    ることが可能な静止期間中に前記主回路電流を流して、
    前記組電池を構成する各単位セルを予め設定された調整
    電圧以上となるまで充電した後、 前記組電池を構成する各単位セル毎に設けられ、起動す
    ると前記単位セルのセル電圧が前記調整電圧に達するま
    で該単位セルを放電する放電回路を起動して、前記組電
    池を構成する各単位セルのセル電圧を前記調整電圧に揃
    えることを特徴とする充電状態制御方法。
  2. 【請求項2】 充放電可能な二次電池を単位セルとし、
    該単位セルを複数個直列に接続してなる組電池の充電状
    態を制御する充電状態制御装置であって、 前記組電池を構成する各単位セルの充電状態を判定する
    充電状態判定手段と、 前記組電池を構成する単位セル毎に設けられ、起動する
    と前記単位セルのセル電圧が予め設定された調整電圧に
    達するまで該単位セルを放電するセル放電手段と、 前記組電池を貫流する主回路電流を一定の状態に制御す
    ることが可能な静止期間中に前記主回路電流を流して、
    該組電池の充電を行わせる充電制御手段と、 該充電制御手段による充電が開始された後、前記充電状
    態判定手段により前記組電池を構成する全ての単位セル
    の充電状態が前記調整電圧以上になっていると判定され
    た場合に、前記充電制御手段による充電を終了させ、前
    記セル放電手段を起動する放電起動手段と、 前記セル放電手段の放電終了を検出して、該セル放電手
    段を停止させる放電停止手段と、 を備えることを特徴とする充電状態制御装置。
  3. 【請求項3】 前記セル放電手段は、逆降伏電圧が前記
    調整電圧に設定されたツェナーダイオード、該ツェナー
    ダイオードに流れる電流を制限する抵抗、該抵抗及び前
    記ツェナーダイオードが直列接続された電流経路を断続
    するスイッチ素子を前記単位セルに並列接続してなり、
    前記スイッチ素子を閉成することで起動し、該スイッチ
    素子を開放することで停止することを特徴とする請求項
    2記載の充電状態制御装置。
  4. 【請求項4】 前記充電制御手段は、イグニションスイ
    ッチのオフ期間を前記静止期間とすることを特徴とする
    請求項2又は請求項3記載の充電状態制御装置。
  5. 【請求項5】 前記放電停止手段は、前記組電池の両端
    電圧の時間変化を検出し、該時間変化が予め設定された
    下限値を下回ると、全てのセル放電手段を一斉に停止さ
    せることを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか
    記載の充電状態制御装置。
  6. 【請求項6】 前記セル放電手段の停止後、予め設定さ
    れた待機時間が経過すると、前記充電制御手段及び前記
    セル放電手段の起動を許可する起動許可手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2ないし請求項5いずれか記載の
    充電状態制御装置。
  7. 【請求項7】 前記組電池は、それぞれが複数個の単位
    セルからなる1ないし複数個のセルグループを有してお
    り、 前記充電状態判定手段は、前記セルグループ毎に該セル
    グループの両端電圧であるグループ電圧を検出する電圧
    検出手段を備え、該電圧検出手段での検出結果から、前
    記セルグループ毎に該セルグループを構成する各単位セ
    ルの充電状態を判定することを特徴とする請求項2ない
    し請求項6いずれか記載の充電状態制御装置。
  8. 【請求項8】 前記放電制御手段は、前記電圧検出手段
    での検出結果から、前記グループ電圧が最低となる最低
    セルグループを抽出し、該最低セルグループを構成する
    単位セルの平均セル電圧が、前記調整電圧に各単位セル
    間の電圧ばらつき量の予測値を加えた目標電圧以上とな
    った場合に、前記組電池を構成する全ての単位セルの充
    電状態が前記調整電圧以上になっていると判定すると共
    に、前記セル放電手段を前記セルグループ毎に一括して
    制御することを特徴とする請求項7記載の充電状態制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記セルグループ毎に設けられ、前記主
    回路電流をバイパスするバイパス手段と、 前記充電制御手段による充電中に、前記電圧検出手段に
    て検出されるグループ電圧が予め設定された上限値以上
    となったセルグループに対応する前記バイパス手段を作
    動させるバイパス制御手段と、 を設けたことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の
    充電状態制御装置。
  10. 【請求項10】 前記単位セルは、リチウムイオンを吸
    蔵放出する材料からなる電極によって構成されるリチウ
    ム電池であることを特徴とする請求項2ないし請求項9
    いずれか記載の充電状態制御装置。
  11. 【請求項11】 前記組電池は、電気自動車或いはハイ
    ブリッド電気自動車の動力源として実装される車載用の
    ものであることを特徴とする請求項2ないし請求項10
    いずれか記載の充電状態制御装置。
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