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JP2002275338A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JP2002275338A
JP2002275338A JP2001123546A JP2001123546A JP2002275338A JP 2002275338 A JP2002275338 A JP 2002275338A JP 2001123546 A JP2001123546 A JP 2001123546A JP 2001123546 A JP2001123546 A JP 2001123546A JP 2002275338 A JP2002275338 A JP 2002275338A
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pva
based resin
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silica
aluminum
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Masatoshi Kasai
将利 河西
Hiroshi Noguchi
博司 野口
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Unitika Chemical Co Ltd
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Unitika Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリカ化合物との結着性に優れており、しか
も工業的に有利な方法で得られるシラノール基含有PV
A系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)PVA系樹脂と(B)硫酸アルミ
ニウム等の多価金属塩および(C)エポキシ基を有する
シランカップリング剤とを配合してなる。前記のPVA
系樹脂がケン化度85〜90モル%の部分ケン化ポリビ
ニルアルコールであることが望ましく、ジアセトンアク
リルアミド−脂肪酸ビニルエステル共重合体のケン化物
であることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリカ化合物との
結着性が優れた樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコール(以下、PVAと
略記する)系樹脂は、造膜性が高く、結着性、ガスバリ
ア性にも優れていることから、フィルム、塗工膜、バイ
ンダーなどの幅広い用途で使用されており、例えば、シ
リカ蒸着層を有する熱可塑性樹脂フィルム上にPVA系
樹脂の塗工膜を形成せしめて得られる積層フィルムは、
ガスバリア性が高く、しかも焼却廃棄される際に有毒ガ
スが発生しないなどの利点があり、近年、環境問題への
関心が高まるとともに、注目をされている。しかしなが
ら、シリカ蒸着層とPVA塗工膜との密着性が高くない
ので、高湿度下での使用時等に、シリカ蒸着層とPVA
塗工膜とが剥離するという問題がある。また、インクジ
ェットプリンター用基材にはインクの吸収剤として粒子
状シリカが使用され、そのバインダーとしてPVA系樹
脂が使用されるが、得られた基材の表面強度が十分では
ないなどの問題がある。これらの問題は、いずれの用途
においても、PVA系樹脂とシリカ化合物との結着力不
足に起因するものであり、PVAにシラノール基を導入
することによって解消できるものであると考えられる。
【0003】このようなシラノール基を導入したPVA
系樹脂については、特開昭58−59203号公報や特
開昭58−164604号公報などで、アルコキシシリ
ル基を有するビニル系単量体と酢酸ビニルとを共重合し
てケン化する製造方法が開示されており、この方法で得
られるシラノール基含有PVA系樹脂はシリカ化合物と
の結着性が高く、シリカ化合物とPVA樹脂を使用する
用途において、性能の改良効果が見られている。
【0004】しかしながら、アルコキシシリル基を有す
る単量体と酢酸ビニルなどの脂肪酸ビニルエステル類と
を共重合せしめる際の重合速度が低いため、生産速度が
低く、しかも重合後に未反応のアルコキシシリル基を有
する単量体が多量に残存するため、その除去が難しいと
いう問題がある。また、アルコキシシリル基は高価であ
り、得られるシラノール基含有PVA系樹脂のコストが
高いという問題があった。そのため、工業的に有利な方
法で得られるシラノール基含有PVA系樹脂が求められ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の欠点を改善し、シリカ化合物との結着性に優
れており、しかも工業的に有利な方法で得ることが可能
であって、例えばシリカ蒸着層を有する熱可塑性フィル
ムの塗工剤、インクジェットプリンター用基材のバイン
ダーなどに有用なPVA系樹脂組成物を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するものであって、(A)PVA系樹脂と(B)多価
金属塩および(C)エポキシ基を有するシランカップリ
ング剤とを配合してなることを特徴とする樹脂組成物で
あり、前記多価金属塩は硫酸アルミニウムであることが
望ましく、前記PVA系樹脂はケン化度85〜90モル
%の部分ケン化PVAまたはジアセトンアクリルアミド
−脂肪酸ビニルエステル共重合体のケン化物であること
が望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の(A)成分として使用されるPV
A系樹脂としては、公知の未変性PVA、各種変性PV
Aなどが挙げられ、脂肪酸ビニルエステルを重合して得
られる重合体、および脂肪酸ビニルエステルとエチレン
性不飽和単量体とを共重合して得られる共重合体などを
ケン化することによって製造することができる。
【0009】上記の重合あるいは共重合に使用される脂
肪酸ビニルエステルとしては、ギ酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどが挙げ
られ、中でも酢酸ビニルが工業的に好ましく、公知のバ
ルク重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などの各種の
重合法により製造することができるが、中でもメタノー
ルを溶剤として用いる溶液重合が工業的に好ましい。
【0010】共重合に使用されるエチレン性不飽和単量
体としては、クロトン酸、アクリル酸、メタクリル酸な
どの不飽和モノカルボン酸およびそのエステル・塩・無
水物・アミド・ニトリル類、マレイン酸、イタコン酸・
フマル酸などの不飽和ジカルボン酸およびその塩、マレ
イン酸モノメチル、イタコン酸モノメチル等の不飽和二
塩基酸モノアルキルエステル類、炭素数2〜30のα−
オレフィン類、アルキルビニルエーテル類、ビニルピロ
リドン類が挙げられ、中でもジアセトンアクリルアミド
−脂肪酸ビニルエステル共重合体のケン化物は、シリカ
化合物に対する結着性の向上効果が大きいため好まし
い。
【0011】また、得られた重合体あるいは共重合体の
ケン化方法としては、公知のアルカリケン化および酸ケ
ン化法を適用することができ、中でも重合体のメタノー
ル溶液またはメタノールと水、酢酸メチル、ベンゼン等
の混合溶液に水酸化アルカリを添加して加アルコール分
解する方法が工業的に好ましく、得られた未変性PVA
あるいは共重合変性PVAをアセタール化、ウレタン
化、エーテル化、グラフト化、リン酸エステル化、アセ
トアセチル化などによって後変性した変性PVA系樹脂
であってもよい。
【0012】PVA系樹脂の重合度、ケン化度は特に制
限はないが、未変性PVAでは、ケン化度が85〜90
モル%の部分ケン化PVAを用いた場合のシリカ化合物
に対する結着性向上効果が大きいため好ましい。
【0013】本発明の(B)成分として使用される多価
金属塩としては、例えば、アルミニウム、チタン、ジル
コニウム、マグネシウム等の塩が挙げられ、より具体的
には、硫酸アルミニウム、硫酸アンモニウムアルミニウ
ム、酢酸アルミニウム、塩化アルミニウム、フッ化アル
ミニウム、水酸化アルミニウム、乳酸アルミニウム、ラ
ウリン酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、酸化アルミ
ニウム、過塩素酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、
硫酸カリウムアルミニウム、硫酸ナトリウムアルミニウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、チオジグリコール酸ア
ルミニウム、3フッ化アルミニウム、トリメチルアルミ
ニウム、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウム
エトキシド等のアルミニウム塩、およびアルミニウムの
酸性水溶液、塩化チタン、2ホウ化チタン、2ケイ化チ
タン、チタンエトキシド、チタン2−エチル−1−ヘキ
サノラート、水素化チタン、ヨウ化チタン、酸化チタ
ン、フッ化チタンカリウム、シュウ酸チタンカリウム、
硫酸チタン、テトラブトキシチタン、チタンテトライソ
プロポキシドなどのチタン塩、およびチタンの酸性水溶
液、塩化ジルコニウム、炭化ジルコニウム、2ホウ化ジ
ルコニウム、塩化酸化ジルコニウム、ジルコニウムアセ
チルアセトナート、2ケイ化ジルコニウム、水素化ジル
コニウム、酸化ジルコニウム、ヨウ化ジルコニウム、オ
キシ塩化ジルコニウム、ジルコニウムn−プロポキシ
ド、オキシ塩化ジルコニウム、四塩化ジルコニウム、硝
酸ジルコニウム等のジルコニウム塩、およびジルコニウ
ムの酸性水溶液、酢酸マグネシウム、臭化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、塩化マグネシウム、クエン酸マ
グネシウム、マグネシウムエトキシド、フッ化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム、乳酸マグネシウム、ミリス
チン酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、シュウ酸マグ
ネシウム、酸化マグネシウム、過塩素酸マグネシウム、
リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、ケイ酸マグネ
シウムなどのマグネシウム塩、およびマグネシウムの酸
性水溶液などが挙げられるが、これらに限らない。中で
も、水溶性の多価金属塩の効果が高く、特に硫酸アルミ
ニウムが好適である。
【0014】本発明の(C)成分として使用されるエポ
キシ基を有するシランカップリング剤としては、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどが
挙げられ、これらを単独または2種以上を組み合わせて
使用することができる。
【0015】PVA系樹脂(A)に対する多価金属塩
(B)の配合量は、PVA系樹脂100質量部に対して
0.1質量部以上であることが望ましく、好ましくは
0.2〜50質量部であり、より好ましくは0.5〜2
0質量部である。また、エポキシ基を有するシランカッ
プリング剤(C)の配合量は、PVA系樹脂100質量
部に対して0.05質量部以上であることが望ましく、
好ましくは0.1〜50質量部であり、より好ましくは
0.2〜20質量部である。本発明では、PVA系樹脂
(A)に対して、多価金属塩(B)およびエポキシ基を
有するシランカップリング剤(C)の両方が配合されて
いることが重要であり、どちらかが配合されていないと
効果はない。
【0016】本発明の樹脂組成物は、水溶液あるいは水
分散液として調製されて使用される。その調製方法とし
ては、特に制限はないが、例えば予め作製したPVA系
樹脂の水溶液に、多価金属塩の水溶液あるいは水分散
液、およびエポキシ基を有するシランカップリング剤の
原液、水溶液あるいは水分散液を添加し、常温あるいは
加熱して攪拌する方法、あるいはPVA系樹脂を水に溶
解する際に、多価金属塩およびエポキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を添加する方法などが挙げられ、PV
A系樹脂に対する多価金属塩、エポキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を添加する順序についても特に制限は
なく、その効果は変わらない。
【0017】本発明の樹脂組成物の水溶液あるいは水分
散液を作製する際に、必要に応じてデンプン、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース
誘導体、ポリアクリル酸誘導体、ゼラチン等の他の天然
高分子、合成高分子、クレー、カオリン、タルク、シリ
カ、炭酸カルシウム等の無機充填剤、グリセリン、ソル
ビトール等の可塑剤、界面活性剤、消泡剤、帯電防止
剤、キレート剤、架橋剤等を本発明の効果を損なわない
範囲で配合することができる。
【0018】本発明の樹脂組成物がシリカ化合物に対し
て高い結着性を示す理由については、十分に解明された
わけではないが、PVA系樹脂の水酸基とシランカップ
リング剤のエポキシ基との反応において、多価金属塩が
反応促進剤として作用することによって、常温あるいは
水の存在下でも反応が進み、PVA系樹脂にシラノール
基が付加されているためではないかと考えられる。
【0019】
【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、得られた樹脂組成物についての評価は次の方
法で行った。
【0020】.シリカ蒸着フィルムへの密着性の評価 シリカ蒸着処理を行ったポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(厚み12μm)の蒸着面に、PVA系樹脂組成
物の5質量%水溶液を流延し、20℃、65%RHの条
件で24時間乾燥し、厚み約50μの塗膜を形成した。
上記のPVA系樹脂組成物塗膜を有するシリカ蒸着フィ
ルムを100mm×20mmの大きさに切断し、東洋精
機製ストログラフにて20mm幅の塗膜とシリカ蒸着フ
ィルムとの剥離強度を測定した。
【0021】.粒子状シリカに対するバインダー力の
評価 PVA系樹脂組成物の5質量%水溶液100質量部に粒
子状シリカ20質量部、純水50質量部を加え、ホモミ
キサー(攪拌速度:10000rpm)を使用して室温
で5分間攪拌し、塗工液を調製した。コピー用紙(リコ
ー製、マイリサイクルペーパーニュー)にNo.40の
バーコーターを使用して前記の塗工液を約10g/m
(固形分)になるように塗工し、ドラム式乾燥機を使用
して105℃で120秒間乾燥を行った。得られた塗工
紙にニチバン製セロハン粘着テープ(幅:18mm)を
貼り付けた後、東洋精機製ストログラフにて剥離強度を
測定した。
【0022】.総合評価 シリカ蒸着フィルムに対する密着性、粒子状シリカに対
するバインダー力の評価結果を総合してシリカ化合物に
対する結着性として判定し、以下の基準で評価した。 ◎:シリカ化合物に対する結着性が非常に優れている。 ○:シリカ化合物に対する結着性が優れており、実用レ
ベルにある。 ×:シリカ化合物に対する結着性が実用レベルに達して
いない。
【0023】実施例1 表1に示すように、重合度1780、ケン化度88.0
モル%の未変性PVAの10質量%水溶液100質量部
に、2質量%硫酸アルミニウム水溶液10質量部、γ−
グリシドキシトリメトキシシラン0.5質量部および純
水を加えて、5質量%のPVA系樹脂組成物水溶液を調
製した。得られたPVA系樹脂組成物水溶液について、
シリカ蒸着層フィルムの密着性、粒子状シリカに対する
バインダー力を評価したところ、表2に示すように、密
着性とバインダー力に優れており、シリカ化合物に対し
て高い結着性を示した。
【0024】実施例2〜9 PVA系樹脂の種類(重合度、ケン化度、変性の有無、
変性度)、多価金属塩の種類、添加量、シランカップリ
ング剤の種類、添加量を表1のように変更した以外は実
施例1と同様にして5質量%のPVA系樹脂組成物水溶
液を調製した。シリカ蒸着フィルムへの密着性、粒子状
シリカに対するバインダー力を評価したところ、表2に
示すように、いずれも密着性とバインダー力に優れてお
り、シリカ化合物に対して高い結着性を示した。
【0025】比較例1 表1に示すように、硫酸アルミニウムおよびγ−グリシ
ドキシトリメトキシシランを使用しない以外は、実施例
1と同様にして5質量%のPVA水溶液を調製した。シ
リカ蒸着フィルムへの密着性、粒子状シリカに対するバ
インダー力を評価したところ、表2に示すように、密着
性とバインダー力は劣っており、シリカ化合物に対する
結着性は実用レベルに達しなかった。
【0026】比較例2 表1に示すように、γ−グリシドキシトリメトキシシラ
ンを使用しない以外は、実施例1と同様にして5質量%
のPVA系樹脂組成物水溶液を調製した。シリカ蒸着フ
ィルムへの密着性、粒子状シリカに対するバインダー力
を評価したところ、表2に示すように、密着性とバイン
ダー力は劣っており、シリカ化合物に対する結着性は実
用レベルに達しなかった。
【0027】比較例3 表1に示すように、硫酸アルミニウムを使用しない以外
は、実施例1と同様にして5質量%のPVA系樹脂組成
物水溶液を調製した。シリカ蒸着フィルムへの密着性、
粒子状シリカに対するバインダーを評価したところ、表
2に示すように、密着性とバインダー力は劣っており、
シリカ化合物に対する結着性は実用レベルに達しなかっ
た。
【0028】比較例4 表1に示すように、γ−グリシドキシトリメトキシシラ
ンに代えて、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
(エポキシ基を有しないシランカップリング剤)を使用
した以外は、実施例1と同様にして5質量%のPVA系
樹脂組成物水溶液を調製した。シリカ蒸着フィルムへの
密着性、粒子状シリカに対するバインダー力を評価した
ところ、表2に示すように、密着性とバインダー力は劣
っており、シリカ化合物に対する結着性は実用レベルに
達しなかった。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、シリカ化合物との結着
性に優れており、しかも工業的に有利な方法で得られる
シラノール基含有PVA系樹脂組成物を得ることが可能
であり、これは、例えば、シリカ蒸着層を有する熱可塑
性フィルムの塗工剤、インクジェットプリンター用基材
のバインダーなどに好適に使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BE021 DB01 DD03 DD07 DD08 DE06 DE07 DE09 DE14 DE19 DE23 DF03 DG046 DH04 DJ00 DK00 EC07 EE04 EG03 EG04 EG05 EV06 EX067 EZ00 GH00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリビニルアルコール系樹脂と
    (B)多価金属塩と(C)エポキシ基を有するシランカ
    ップリング剤とを配合してなることを特徴とする樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 多価金属塩が硫酸アルミニウムであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコール系樹脂がケン化度
    85〜90モル%の部分ケン化ポリビニルアルコールで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 ポリビニルアルコール系樹脂がジアセト
    ンアクリルアミド−脂肪酸ビニルエステル共重合体のケ
    ン化物であることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の樹脂組成物。
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