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JP2002272504A - 支持部材を備えたミッドソール - Google Patents

支持部材を備えたミッドソール

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Publication number
JP2002272504A
JP2002272504A JP2002061371A JP2002061371A JP2002272504A JP 2002272504 A JP2002272504 A JP 2002272504A JP 2002061371 A JP2002061371 A JP 2002061371A JP 2002061371 A JP2002061371 A JP 2002061371A JP 2002272504 A JP2002272504 A JP 2002272504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sole
support member
preform
midsole
vinyl acetate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002061371A
Other languages
English (en)
Inventor
Klaus Knoerr
クネール クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adidas International BV
Original Assignee
Adidas International BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7676763&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002272504(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Adidas International BV filed Critical Adidas International BV
Publication of JP2002272504A publication Critical patent/JP2002272504A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D35/00Producing footwear
    • B29D35/12Producing parts thereof, e.g. soles, heels, uppers, by a moulding technique
    • B29D35/14Multilayered parts
    • B29D35/142Soles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/02Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
    • A43B13/12Soles with several layers of different materials
    • A43B13/125Soles with several layers of different materials characterised by the midsole or middle layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソール部材を製造する方法において、時間並
びに費用をかけずに、ソールと支持部材を接続する。 【解決手段】 ソールプレフォームおよび支持部材プレ
フォームを製造する。ソールプレフォームおよび支持部
材プレフォームは、異なる機械的特性を有する同じ高分
子主成分に基づく材料から作製され、どのような接続手
段も含まない。ソールプレフォームおよび支持部材プレ
フォームを成形型内に配置する。接続手段を加えずに、
熱および圧力の元でソールプレフォームを支持部材と接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シューズのソー
ル、特に、ミッドソール部材および支持部材が同じ材料
で製造された、運動競技用シューズの支持部材を備えた
ミッドソールに関する。さらに、本発明は、このソール
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のソールは実質的に三層構造を有す
る。それらのソールは、本底、ミッドソールおよび中底
からなる。本底は、それぞれの地面上の良好なグリップ
に関する要件を満たすようにシューズに外側プロファイ
ルを与える。さらに、本底は、その高い耐摩耗性および
長い実用寿命を確実にするように耐摩耗性材料から作製
されている。ミッドソールは、例えば、異なる密度のエ
ラストマーのような発泡プラスチックから作製されるこ
とが多い。このミッドソールは、その可逆的に変形する
能力に基づいて、ランニング動作中に生じる、シューズ
を介してランナーの体に伝達される機械的衝撃を吸収す
るまたは減衰させるように働く。このように引き起こさ
れる機械的衝撃の減衰は、異なる構造の減衰部材を組み
込むことにより補助できる。さらに、ミッドソールは、
軽量かつ安定なプラスチックから作製され、ランニング
中に足を支持する安定性または支持部材を収容するよう
に働くことが多い。この安定性または支持部材のさらな
る機能は、その選択的に調節可能な柔軟性に基づいて、
ランナーのランニング動作の支持にある。そのような公
知の支持部材の例が、ここに引用するドイツ国公開特許
第19904744号に記載されている。
【0003】ソールの上述した部分、すなわち、ミッド
ソールおよび支持部材の接続は、当該技術分野において
知られている様々な方法により実施できる。この文脈に
おいて、従来の方法は、ステッチング、ソーイングおよ
び接着(cementing)を含む。運動競技用シューズのソー
ル構造において、従来、異なる欠点を持つ接着剤により
異なる層が接続されている。現在用いられている接着剤
は、それらの組成に基づいて、揮発性であり、ある種の
ガスを放出するために環境にとって有害であることが多
い。それに加えて、公知の接着剤は、例えば、ゴム製ソ
ール部材とプラスチック製ソール部材との間に、好まし
い結合を形成せず、したがって、耐久性のある接続が達
成されず、それらの部材が互いにばらばらになってしま
う。接着剤を使用すると、シューズの重量が増加するこ
とも不利な点である。さらに、ソール部材の互いのアラ
イメントも高価なプロセスである。ソール部材が最適に
アライメントされない場合、シューズは履き心地悪いも
のとなり、期待される要件を満たさない。
【0004】従来技術によれば、ゴム製本底および発泡
ミッドソールは、2つの異なる方法を用いて接続され
る。米国特許第4,816,345号の教示によれば、両方の部
材は、互いに接触させながら加熱することにより接続さ
れる。この接続は加硫プロセスにより実現されない。熱
可塑性高分子およびゴムは、米国特許第4,921,762号に
したがって共加硫により接続される。ここでは、ゴムに
過酸化物加硫剤および加硫活性剤が加えられている。こ
の点に関して、それぞれ用いられるプラスチックおよび
ゴムは、良好な接続を後に達成するために、この方法の
準備段階で化学添加剤を添加する必要があることも重要
である。これらの添加剤は、基礎材料として高価な結合
剤とも称される。それに加えて、基礎材料および異なる
添加剤を処理するためには、対応する高価な機械が必要
である。必要とされる複数の製造工程に基づいて、ソー
ル全体の製造は、高価であり、時間のかかるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、従来技術と比較して、それほど時間や費用がか
からずに実施できる、ソール部材の接続方法を提供する
ことにある。本発明のさらなる課題は、ミッドソール内
に追加の支持部材を含む低コストソールを提供するこ
と、並びにそのようなソールを備えたシューズを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に運動競技
用シューズのための、ソール部材の製造方法であって、
ソールプレフォームおよび支持部材プレフォームを製造
する工程、ここで、ソールプレフォームおよび支持部材
プレフォームは、異なる機械的特性を有する同じ高分子
を主成分とした材料から作製され、どのような接続手段
も含まない;ソールプレフォームおよび支持部材プレフ
ォームを成形型内の適所に配置する工程;および接続手
段を加えずに、熱および圧力の適用下でソールプレフォ
ームおよび支持部材プレフォームを接続する工程を含む
方法に関する。
【0007】ソール部材の本発明による製造に関して、
異なるプレフォームが同じ高分子を主成分として作製さ
れる。プレフォームの製造は前加硫により行われ、ここ
で、材料に含まれる架橋剤は完全には加硫されない。同
じ高分子主成分および残りの架橋剤の使用に基づいて、
架橋、したがって、プレフォーム間の接続が行われる。
この目的のために、従来の方法と比較して、材料の労力
および方法の工程数の両方が低減されるように、全方法
の最中に接続手段を加える必要がない。
【0008】好ましくは、本発明によれば、ソールプレ
フォームおよび支持部材プレフォームは、標準的なEV
Aから作製される。
【0009】さらに、本発明は、少なくとも1つの支持
部材を備えたソールから構成された、特に運動競技用シ
ューズの、ソール部材に関し、ここで、ソールおよび支
持部材は、異なる機械的特性を有する同じ高分子主成分
に基づいて作製され、接続手段なく互いに接続される。
【0010】本発明によるソール部材の構成要素は、同
じ高分子主成分で作製される。本発明によれば、個々の
構成要素は、接続手段を使用せずに互いに接続され、そ
れによって、同じ機能性を有するソール部材を、費用的
により効果的に製造できる。
【0011】さらに、本発明は、本発明にしたがって製
造されたソールを有するシューズに関する。
【0012】本発明は、ソール部材の製造方法であっ
て、特に、その方法および使用される材料の費用が低い
ことが重要な方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本明細書の冒頭に既に説明したよ
うに、運動競技用シューズのソールは、ソール部材とも
称される、本底、ミッドソールおよび中底からなる。ミ
ッドソールには、追加の支持部材が加えられることが多
く、ミッドソールは殆どの場合減衰プラスチックから作
製される。本発明の範囲内において、ミッドソールは好
ましくは標準的なEVA(エチレン酢酸ビニル)から作
製される。標準的なEVAは、18-25%の酢酸ビニル
(VA)含有量で作製される。例えば、SiO2または
TiO2のような充填剤並びに架橋剤および加工促進剤
が標準的なEVAに加えられる。架橋剤としては、例え
ば、過酸化物が挙げられる。それに加えて、助剤が材料
の混合物に加えられて、加硫中に材料を硬化させる。そ
のような助剤は、例えば、アクリレートまたはイソシア
ネートである。EVAが後に発泡されるか否かに応じ
て、発泡剤も材料混合物に加えられる。
【0014】従来技術の支持部材は、例えば、ナイロン
変性体の1種であるPebax(登録商標)、またはポリウ
レタンを主成分とした熱可塑性エラストマーの1種であ
るTPUのような、ミッドソール材料の特性と比較し
て、高い機械的安定性を有するプラスチックから作製さ
れる。これとは対照的に、本発明による支持部材は、好
ましくは、標準的なEVAから作製され、ここで、ミッ
ドソールの標準的なEVAと比較して異なる機械的特性
が、含まれる高分子物質の架橋の程度に基づいて達成さ
れている。本発明による方法がミッドソールに基づいて
説明されているが、他のソール部材に本発明の方法を用
い、それによって、その利点を開発することも考えられ
る。
【0015】本発明による方法の範囲内において、ミッ
ドソールおよび支持部材は、好ましくは、プレフォーム
として予め製造される。このプレフォームの製造は、後
のミッドソールおよび後の支持部材の異なる機械的特性
を事前調節するようにも働く。支持部材およびミッドソ
ールのプレフォームの製造は、ミッドソール並びに支持
部材が同じ高分子主成分で作製されるように、標準的な
EVAに基づいて行われる。したがって、支持部材およ
びミッドソールは、高分子の主成分の観点からは等し
く、それらの構造に関しては一致しない。材料の混合物
には、発泡剤、過酸化物および充填剤のみが添加され
る。過酸化物として、例えば、ジ−コミル−ペルオキシ
ドが用いられ、充填剤として、例えば、ケイ酸が用いら
れる。添加される過酸化物は、高分子の主成分を架橋さ
せる働きをする。それにより、ミッドソールおよび支持
部材のプレフォームは、それらの機械的特性において異
なることができることになる。
【0016】同じ高分子の主成分(標準的なEVA)か
ら出発して、機械的特性を異なるように調節するよう
に、ミッドソールおよび支持部材のプレフォームを異な
る製造様式で製造する。この製造は、前加硫により行わ
れる。
【0017】ミッドソールは、好ましくは、18から27%
の酢酸ビニル含有量を有する標準的なEVAからなり、
ここで、それに加えて、上述した充填剤および過酸化物
が加えられる。さらに、発泡剤が、ミッドソールプレフ
ォームを後に成形できるように添加される。上述した組
成物は、ミッドソールプレフォームの機械的特性を調節
するため、並びに成形の用意のために、前加硫される。
前加硫は通常、155-170℃の温度で行われる。従来の加
硫と本発明の加硫を比較したときの差は、短縮された時
間である。前加硫により、標準的なEVAにおいてある
程度の架橋が達成され、それによって、ミッドソールプ
レフォームの機械的特性が調節される。
【0018】支持部材のプレフォームも、本発明によれ
ば、好ましくは、18から25%の酢酸ビニル含有量を有す
る標準的なEVAから作製される。したがって、このプ
レフォームは、同じ高分子主成分に基づいて作製され
る。既に述べたように、過酸化物および充填剤が添加剤
として加えられる。さらに、助剤が材料混合物に加えら
れて、加硫中に材料を硬化させる。例えば、アクリレー
トまたはイソシアネートが助剤として加えられる。ミッ
ドソールプレフォームの材料と比較して、この標準的な
EVAには発泡剤は添加されない。前加硫プロセスの範
囲内において、基礎材料から支持部材のプレフォームが
形成される。ミッドソールプレフォームと比較して、よ
り高度の架橋が調節されて、ある機械的特性を達成す
る。これらの機械的特性は、ミッドソールプレフォーム
と比較して、より高い剛性および硬度を含む。例えば、
本発明によれば、ショア硬度Aを80-95に調節すること
が好ましい。例えば、ジモダルまたはトリモダル(di-ま
たはtrimodal)アクリレートのような添加剤をさらに加
えることにより、ショア硬度Dの範囲にある硬度を有す
る支持部材を製造することもできる。この点に関して、
ショア硬度は、ISO標準868-1985またはDIN標準53
505にしたがって決定される。
【0019】これらの機械的特性は、公知の支持部材の
製造にこれまで用いられていたPebax(登録商標)およ
びTPUの硬度値に相当する。これらの材料は高価であ
り、それらの外側の様式(fashion)やソール内の組込み
の観点からは最適に加工できないので、一方で、さらな
る費用が節約され、他方で、以下に説明するように、標
準的なEVAを使用することにより、この加工において
良好な結果が達成されるということが本発明のさらなる
利点である。支持部材のプレフォームの製造中に、その
プレフォームが前加硫され、その後小片に切断される。
プレフォームの形状は、支持部材の機能にしたがって異
なっても差し支えない。例えば、それらの幾何学形状に
よりソールの柔軟性を支持する細長い構造またはV形構
造も可能である。さらに、比較的大容積を有する支持部
材を製造し、ソールの内足側または外足側に隣接するよ
うに配置して、足の骨構造における潜在的な欠陥を矯正
的に支持することもできる。
【0020】標準的なEVAから作製された支持部材の
プレフォームの表面品質に基づいて、シルクスクリーン
印刷方法により、多大な費用をかけずに、所望のように
支持部材を形成できる。そのようにすることにより、ソ
ールのこれらの部分の着色表面の設計を、シューズの甲
皮(upper)およびソール全体に適応できる。したがっ
て、これらのプレフォームの設計は、本発明にしたがっ
て、好ましくは、シルクスクリーン印刷により支持部材
のプレフォームの製造後に行われる。これとは対照的
に、TPU部材を形成するために過去に用いられていた
フイルムまたはホイルは、高い技術力で施され、それら
は製造の点で高価であった。
【0021】支持部材およびミッドソールのプレフォー
ムを同じ高分子主成分に基づいて製造した後、その内側
形状により後のソールの形状を決定する成形型内にそれ
らプレフォームを配置する。このプロセスにおいて、支
持部材のプレフォームを、本発明にしたがって、好まし
くは、成形型の下側に配置し、その後、ミッドソールの
プレフォームをその上に配置する。成形型を閉じた後、
成形型内に収容されたプレフォームに熱および圧力を加
える。このエネルギーの供給により、さらなる成形、ミ
ッドソールおよび支持部材のプレフォームの間の接続、
並びに支持部材のプレフォームの硬化が行われる。一般
に、この接続プロセスは、ミッドソールおよび支持部材
の標準的なEVA間の架橋が行われる共加硫と称され
る。この共加硫は、約155-170℃の温度で行われる。こ
の文脈において、ミッドソールと支持部材との間の接続
は、材料中に存在する過酸化物により生じることに留意
するのが重要である。これらの過酸化物は、ソールプレ
フォームおよび支持部材プレフォームを製造するための
前加硫の工程中に、完全には加硫されていなかった。し
たがって、ソールおよび支持部材は、接続手段を加えず
に接続される。この点において、接着剤または一般に高
分子主成分への反応性官能基の付加は、支持部材とソー
ルとの間の接続を可能にする接続手段により実現され
る。接続手段は、接続を提供するための機械的締結手段
も含む。反対に、過酸化物は、主に高分子主成分の加硫
を可能にする架橋剤である。
【0022】成形型を閉じた後、ミッドソールプレフォ
ーム内に含まれる上述した発泡剤がエネルギー供給によ
り活性化される。ミッドソールプレフォームは発泡し、
したがって、容積が大きくなり、それによって、ソール
部材の所定の望ましい形状に押しつけられ、ミッドソー
ルが形成される。これと同時に、ミッドソールおよび支
持部材のプレフォームが、エネルギー供給により、少な
い技術的な労力で、互いに永久的に接続される。さら
に、支持部材のプレフォームは、その形状を実質的に変
化させずに、このプロセス中に硬化され、最終的に、支
持部材を形成する。このプロセスの実質的な利点は、ミ
ッドソールと支持部材との間の永久的な接続が、ミッド
ソールプレフォームおよび支持部材のプレフォームの基
礎材料に接続手段を加えずに与えられるという事実にあ
る。さらに、共加硫プロセス中に接続手段を全く添加す
る必要がない。この理由のために、材料の設計はそれほ
ど高価ではなく、製造方法全体に必要とされる工程も少
なくて済む。したがって、標準的なEVAから実質的に
作製された、支持部材を備えたミッドソールは、好まし
くは、本発明にしたがって製造され、ここで、支持部材
は、圧力および熱の適用によりミッドソールに接続され
ている。
【0023】本発明により支持部材を備えたミッドソー
ルを製造した後、本底、中底および甲皮が、本発明によ
るシューズが提供されるように従来の方法により接続さ
れる。
【0024】上述した製造プロセスには、公知の方法と
比較して相当な利点がある。一方で、接着剤により支持
部材をミッドソールに接続する必要がない。このように
して、支持部材に正確に適合するようなミッドソールの
以前の成形が省かれる。さらに、ミッドソールおよび支
持部材が、適所での接着中に互いに誤って配置されるこ
とが防がれる。それに加えて、環境への影響を低減させ
ることに関して益々重要になっている接着剤の使用を放
棄できる。これまで、接着剤を使用すると、接着剤の硬
化によりソールの柔軟性が失われてしまうが、これは、
今では防ぐことができる。支持部材のミッドソール中の
正確な適合(fit)は、本発明による方法により可能とな
る。さらに、支持部材のミッドソール中の適所への配置
および接着剤の塗布の点に関して行われる異なる工程が
省かれる。さらに、このプロセスには成形型は1つだけ
必要であり、この中で、ミッドソールは形成されると同
時に、支持部材に接続される。したがって、本発明によ
るソール部材およびシューズ全体の製造は、費用が低減
され、工程数が少なくなったことにより時間が短縮さ
れ、一方で、公知の方法の方法と比較して、より単純か
つ環境的に適合するように実施できる。これまで用いら
れていた材料が、例えば、TPUまたはPebax(登録商
標)のように比較的高価であるので、支持部材として標
準的なEVAを使用するために費用が削減される。
【0025】プロセスの利点以外に、本発明によるシュ
ーズの快適さの観点から相当な利点が得られる。ミッド
ソールおよび支持部材のプレフォームの製造に標準的な
EVAを使用することにより、ミッドソールおよび支持
部材の機械的特性を所望のように調節できる。これに対
して、Pebax(登録商標)またはTPUから作製された
支持部材でさえ、それらの機械的特性は変えられず、剛
性であり、柔軟性がなかった。特に子供用のシューズに
関して、子供の軽い体重に基づいてソールを変形させる
ために、より小さい力しか利用できないので、この事実
は重要である。したがって、この場合、材料を適切に調
節することにより生じる高度の柔軟性を備えたソールを
製造することが都合よい。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソール部材を製造する方法であって、 a. ソールプレフォームおよび支持部材プレフォームの
    製造工程、ここで、該ソールプレフォームおよび支持部
    材プレフォームは、異なる機械的特性を有する同じ高分
    子主成分に基づく材料から作製され、どのような接続手
    段も含まない; b. 前記ソールプレフォームおよび支持部材プレフォー
    ムを成形型内に適所に配置する工程; c. 接続手段を加えずに、熱および圧力の適用下で前記
    ソールプレフォームを前記支持部材と接続する工程;を
    含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ソールプレフォームおよび前記支持
    部材プレフォームが標準的なEVAから作製されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が、18から25%の酢酸ビニ
    ル含有量および過酸化物を含むことを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ソールプレフォームが、18から27%
    の酢酸ビニル含有量、充填剤、過酸化物およびアクリレ
    ートまたはイソシアネートのような助剤を含むことを特
    徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ソールプレフォームが、成形型内で
    該ソールプレフォームを発泡させるための発泡剤を含む
    ことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ソール部材であって、 a. 少なくとも1つの支持部材を備えたソールを備え、 b. 該ソールおよび該支持部材が、異なる機械的特性を
    有する同じ高分子主成分に基づく材料から作製され、接
    続手段を用いずに互いに接続されている、ことを特徴と
    するソール部材。
  7. 【請求項7】 前記ソールおよび前記支持部材が標準的
    なEVAから作製されていることを特徴とする請求項6
    記載のソール部材。
  8. 【請求項8】 前記ソールが、18から27%の酢酸ビニル
    含有量、充填剤、過酸化物、アクリレートまたはイソシ
    アネートのような助剤および発泡剤を含むことを特徴と
    する請求項7記載のソール部材。
  9. 【請求項9】 前記支持部材が、18から25%の酢酸ビニ
    ル含有量および過酸化物を含むことを特徴とする請求項
    7記載のソール部材。
  10. 【請求項10】 前記支持部材が、80から85のショア高
    度Aを有することを特徴とする請求項6記載のソール部
    材。
  11. 【請求項11】 前記支持部材がショア高度Dを有する
    ことを特徴とする請求項6記載のソール部材。
  12. 【請求項12】 シューズにおいて、 a. 本底、中底および甲皮、並びに b. 少なくとも1つの支持部材を備えたミッドソールで
    あって、該ミッドソールおよび該支持部材が、異なる機
    械的特性を有する同じ高分子主成分に基づく材料から作
    製され、接続手段を用いずに互いに接続されているミッ
    ドソール、を含むことを特徴とするシューズ。
  13. 【請求項13】 前記ミッドソールおよび前記支持部材
    が標準的なEVAから作製されていることを特徴とする
    請求項12記載のシューズ。
  14. 【請求項14】 前記ミッドソールが、18から27%の酢
    酸ビニル含有量、充填剤、過酸化物、アクリレートまた
    はイソシアネートのような助剤および発泡剤を含むこと
    を特徴とする請求項13記載のシューズ。
  15. 【請求項15】 前記支持部材が、18から25%の酢酸ビ
    ニル含有量および過酸化物を含むことを特徴とする請求
    項13記載のシューズ。
  16. 【請求項16】 前記支持部材が、80から85のショア高
    度Aを有することを特徴とする請求項15記載のシュー
    ズ。
  17. 【請求項17】 前記支持部材がショア高度Dを有する
    ことを特徴とする請求項15記載のシューズ。
JP2002061371A 2001-03-08 2002-03-07 支持部材を備えたミッドソール Withdrawn JP2002272504A (ja)

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DE10111229A DE10111229C5 (de) 2001-03-08 2001-03-08 Sohlenelement mit Unterstützungselement, Verfahren zu seiner Herstellung und Schuh mit Sohlenelement
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