JP2002267559A - 静電容量式圧力センサ、センサ素子およびセンサ素子の製造方法 - Google Patents
静電容量式圧力センサ、センサ素子およびセンサ素子の製造方法Info
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Abstract
位しても電極どうしが互いに密着することがなく、製
造、出荷時の取り扱いが容易で、圧力レンジを広くとる
ことができ、また温度変化による影響が少なく、温度特
性を改善する。 【解決手段】 ダイアフラム23の真空室31側の面で
かつ起歪部23Aの中央に可動プレート25を接合し、
この可動プレート25の外周部と前記ダイアフラム23
の固定部23Bを互いに近接させて対向させるととも
に、これらの対向面に可動電極27と固定電極26を形
成し、基板21、保持部材22およびダイアフラム23
によって囲まれた密閉空間を真空排気し、真空室31と
する。
Description
を静電容量の変化として検出するダイアフラム構造の静
電容量式圧力センサに関し、特に真空室を備えた絶対圧
測定用の静電容量式圧力センサ、センサ素子およびセン
サ素子の製造方法に関する。
式圧力センサとしては種々のものが知られている。その
一つに絶対圧測定用の静電容量式圧力センサ(以下、こ
のようなセンサを絶対圧センサという)がある。この絶
対圧センサは、被測定圧力の変化により容量値が変化す
るコンデンサ電極間のギャップを大気から隔絶するとと
もに、内部を真空にしたもので、通常図33に示すよう
に構成されている。これを概略説明すると、絶対圧セン
サ1は、陽極接合されたシリコン基板2とガラス基板3
とを備え、これら両基板間に真空室4を形成している。
シリコン基板2は、被測定圧力P1 を受けると弾性変形
する薄肉の起歪部2Aが形成されており、この起歪部2
Aの表面側に可動電極5が設けられている。可動電極5
は、ガラス基板3の表面に設けた容量検出用ICチップ
7にリード線8を介して電気的に接続されている。一
方、ガラス基板3の前記起歪部2Aと対向する面には、
固定電極6が設けられている。
サ1において、起歪部2Aの裏面側に被測定圧力P1 を
印加すると、起歪部2Aがその圧力に応じて弾性変形
し、可動電極5と固定電極6との間の微少間隙Gが変化
する。このため、可動電極5と固定電極6とで構成され
るコンデンサの静電容量が変化し、これを電気信号とし
て取り出して信号処理することにより、被測定圧力P1
を検出することができる。
センサ1において、製造後や出荷時には起歪部2Aの測
定圧側である受圧面が大気圧となる。その場合、微圧レ
ンジ用の素子においては、電極間距離がきわめて狭いた
め、起歪部2Aが大気圧によって真空室4側に弾性変形
して可動電極5が固定電極6に密着してしまう。このた
め、計器等に装着しても起歪部2Aが最大変形前の状態
に復帰せず、使用不能になるという問題があった。ま
た、従来の圧力センサは、非測定時において可動電極5
と固定電極6を最大に離間させておき、被測定圧力P1
によって起歪部2Aをガラス板3側に弾性変形させて電
極間距離を狭めるようにしているので、起歪部2Aの変
形量が非測定時の電極間距離によって決まる。言い換え
れば、圧力レンジが非測定時の電極間距離によって決ま
り、広い圧力レンジがとれないという問題があった。さ
らに、可動電極5が起歪部2Aに設けられているため、
相対的な問題ではあるが電極の厚みと、この電極が形成
されている部分の基板の厚みとが問題になる。つまり、
温度変化により起歪部2Aが膨張収縮すると電極間距離
が変化し、測定誤差になる。
めになされたもので、その目的とするところは、大気圧
によりダイアフラムの起歪部が弾性変形しても電極どう
しが互いに密着することがなく、製造、出荷時の取り扱
いが容易で、圧力レンジを広くとることができ、また温
度変化による影響が少なく、温度特性を改善した静電容
量式圧力センサを提供することにある。
に第1の発明は、真空室の一部を構成するダイアフラム
を備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容
量変化として検出する静電容量式圧力センサのセンサ素
子において、中央部が起歪部を構成し、この起歪部より
外側部分が固定部を構成するダイアフラムと、圧力導入
孔を有し、前記ダイアフラムの固定部が接合されること
により前記ダイアフラムとともに圧力導入室を形成する
カバープレートと、電極形成部とこの電極形成部の電極
形成面の中央に一体に突設した接続部を有する可動プレ
ートとからなり、前記ダイアフラムの起歪部中央で前記
カバープレート側とは反対側の面に前記可動プレートの
接続部を接合し、前記ダイアフラムの固定部と前記可動
プレートの電極形成部に固定電極と可動電極を互いに対
向させて形成したものである。
部が弾性変形すると、可動プレートも起歪部と一体に変
位し、電極間距離を変化させる。
ダイアフラム、カバープレートおよび可動プレートを同
一材料によってそれぞれ形成し、これらを直接接合によ
って一体的に接合したものである。
プレートが直接接合されているので、所望の電極間距離
をもったセンサ素子を得ることができる。すなわち、接
合材を用いて接合する方法は、接合後における接合材自
体の厚みのばらつきによって電極間距離にばらつきが生
じる。一方、直接接合は、接合部材の接合面を鏡面仕上
げして互いに密着させるだけで接合する方法であるた
め、接合材を用いる必要がなく、そのため接合材の厚み
のばらつきによる電極間距離のばらつきが生じず、高精
度な電極間距離を得ることができる。直接接合に際して
は、大きな加圧力を必要とせず、基本的には互いに積層
するだけでよいが、より確実な接合を得るためには適宜
な温度(200〜1300°C程度)で加熱することが
好ましい。また、同一材料で形成されているので、熱膨
張係数の相違による応力の発生が生じない。
イアフラムを備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変
形を静電容量変化として検出する静電容量式圧力センサ
において、圧力導入孔を有し、前記ダイアフラムの受圧
面を覆うことにより前記ダイアフラムとともに圧力導入
室を形成するカバープレートと、前記カバープレートと
ともに前記ダイアフラムの外周縁部を挟持する枠状の保
持部を有し、前記ダイアフラムとともに前記真空室を形
成する基板と、電極形成部とこの電極形成部の電極形成
面の中央に一体に突設した接続部を有し、この接続部が
前記ダイアフラムの真空室側の面で起歪部の中央に接合
された可動プレートとを具備し、前記ダイアフラム、前
記カバープレートおよび前記可動プレートによってセン
サ素子を構成し、前記ダイアフラムの外周縁部と前記可
動プレートの前記電極形成面に固定電極と可動電極を互
いに対向するように設けたものである。
圧力を導入すると、ダイアフラムの起歪部が弾性変形
し、これと一体に可動プレートも変位し、電極間距離を
変化させる。起歪部の変形方向は、カバープレートから
離間する方向、言い換えれば電極間距離が拡大する方向
であるため、固定電極と可動電極が密着することがな
く、また、圧力レンジを大きくとることができる。さら
に、固定電極はダイアフラムの固定部に設けられている
ので、温度変化による起歪部の膨張収縮による影響を受
けない。
可動プレートの電極形成部に重量軽減用の孔を設けたも
のである。
が軽減されるので、重力や加速度の影響を受けることが
少ない。すなわち、可動プレートはダイアフラムの起歪
部に吊り下げられているので、自身の質量により重力や
加速度の影響を受け易いが、重量軽減用の孔によって質
量を軽減することにより、重力や加速度による影響が少
なく、振動特性やセンサの姿勢の制限が解消される。重
量軽減用の孔としては、不貫通孔または貫通孔が考えら
れる。
において、可動プレートの変位を規制する過負荷防止部
を基板に設けたものである。
プレートの変位を制限するので、過負荷が加わったとき
にダイアフラムの起歪部が所定量以上に変形して破損す
ることがない。過負荷防止部としては、突起、段差面等
が考えられる。
の発明において、カバープレートが圧力導入室用の凹陥
部を有し、ダイアフラムが、厚みが一定の薄板状に形成
されたものであって、カバープレートに接合されること
により外周縁部が固定部を形成し、この固定部より内側
部分が起歪部を形成し、前記固定部の真空室側の面に固
定電極が形成されているものである。
研磨によって形成することができるので、ダイアフラム
の形成が容易である。ダイアフラムをカバープレートに
接合すると、凹陥部に対応する部分が起歪部となり、こ
れより外側部分が固定部となる。
は第6の発明において、ダイアフラム、カバープレート
および可動プレートを同一材料によってそれぞれ形成
し、これらを直接接合によって一体的に接合することに
よりセンサ素子を構成したものである。
どおり正確に決めることができる。すなわち、接合材を
用いて接合すると、接合後における接合材自体の厚みの
ばらつきによって電極間距離にばらつきが生じるため、
高精度な電極間距離を得ることが難しい。一方、直接接
合の場合は接合部材の接合面を鏡面仕上げして互いに密
着させるだけで接合するため、接合材を用いる必要が全
くなく、したがって接合材の厚さによるばらつきが生じ
ず、高精度な電極間距離を得ることができる。
イアフラム、カバープレートおよび可動プレートをサフ
ァイアまたは石英によって形成したものである。
性に優れており、被測定流体に直接接触させることがで
きる。
イアフラムを備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変
形を静電容量変化として検出する静電容量式圧力センサ
におけるセンサ素子の製造方法において、ダイアフラム
素材によってダイアフラムを形成する工程と、プレート
素材によって圧力導入孔を有するカバープレートを形成
する工程と、前記工程によって形成されたカバープレー
トと前記ダイアフラムの外周縁部を一体的に接合して前
記ダイアフラムの外周縁部を固定部とし、この固定部よ
り内側部分を起歪部とする工程と、前記ダイアフラムの
固定部で前記カバープレート側とは反対側の面の外周縁
部に固定電極を形成する工程と、可動プレート素材の一
方の面で中央部以外の部分をエッチングによって除去す
ることにより電極形成部を形成するとともに、未エッチ
ング部分によりダイアフラムに接合される接続部を形成
する工程と、前記可動プレート素材の前記電極形成部の
電極形成面に可動電極を形成し可動プレートを形成する
工程と、前記可動プレートの前記接続部を前記ダイアフ
ラムの起歪部中央に接合する工程とを備えたものであ
る。
部の弾性変形によって可動プレートが一体的に変位し、
電極間距離が変化するセンサ素子が形成される。
ダイアフラムを備え、このダイアフラムの起歪部の弾性
変形を静電容量変化として検出する静電容量式圧力セン
サにおけるセンサ素子の製造方法において、ダイアフラ
ム素材によって厚みが一定のダイアフラムを形成する工
程と、プレート素材によって圧力導入孔と、圧力導入室
用の凹陥部を有するカバープレートを形成する工程と、
前記工程によって形成されたカバープレートと前記ダイ
アフラムの外周縁部を一体的に接合して前記ダイアフラ
ムの外周縁部を固定部とし、この固定部より内側部分を
起歪部とする工程と、前記ダイアフラムの固定部で前記
カバープレート側とは反対側の面の外周縁部に固定電極
を形成する工程と、可動プレート素材の一方の面にダイ
アフラムの起歪部より大きい環状の分離用溝と、この分
離用溝より外側に位置するピン用挿通孔を形成する工程
と、前記可動プレート素材の前記一方の面で前記分離用
溝より内側部分をドライエッチングによって環状に除去
して電極形成部を形成し、未エッチング部分によりダイ
アフラムに接合される接続部を形成する工程と、前記可
動プレート素材の前記電極形成部の電極形成面に可動電
極を形成する工程と、前記可動プレート素材の前記接続
部と前記分離用溝より外側部分を前記ダイアフラムの起
歪部と固定部に接合する工程と、前記可動プレート素材
の前記ダイアフラム側とは反対側の面をドライエッチン
グによって所定深さ除去して前記分離用溝の閉塞端を開
放させることにより、可動プレート素材を前記分離用溝
より外側と内側の部分とに分離して基板の保持部と可動
プレートを形成する工程とを備えたものである。
ープレートとを接合することにより、ダイアフラムの固
定部と起歪部が形成される。また、1つの可動プレート
素材によって可動プレートと基板の保持部が同時に形成
される。
て、可動プレート素材が、接合面に環状の第1分離用溝
が形成された第1のプレート素材と、この第1のプレー
ト素材と同一材料からなり、第1のプレート素材との接
合面に環状の第2分離用溝が形成され、第1のプレート
素材に対して直接接合される第2のプレート素材とから
なり、前記第1または第2のプレート素材の接合面に前
記第1分離用溝と第2分離用溝を互いに接続する連通溝
が形成されているものである。
が同一直線上に位置していないので、可動プレート素材
をドライエッチングしたとき、ダイアフラムに形成され
ている固定電極をエッチングすることがない。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る静
電容量式圧力センサの一実施の形態を示す外観斜視図、
図2は図1のII−II線断面図、図3は図1のIII −III
線断面図、図4は固定電極の平面図、図5は可動電極の
平面図である。これらの図において、符号21で示すも
のは基板、22は枠状の保持部材(保持部)、23はダ
イアフラム、24はカバープレート、25は可動プレー
ト、26は固定電極、27は可動電極、28は電極取出
用ピンで、これらによって絶対圧測定用の静電容量式圧
力センサ(以下、絶対圧センサという)20を構成して
いる。
ム23およびカバープレート24は中心を一致させて順
次積層され、一体的に接合されている。可動プレート2
5はダイアフラム23の裏面中央に一体的に接合されて
いる。前記固定電極26が設けられたダイアフラム2
3、前記カバープレート24および前記可動電極27が
設けられた可動プレート25は、同一材料によって形成
され、センサ素子Sを構成している。前記基板21と保
持部材22は、センサ素子Sのハウジングを形成してい
る。
アルミナセラミックス等によって形成されて上面中央に
正方形の凹陥部30を有し、この凹陥部30と前記保持
部材22の内面および前記ダイアフラム23の裏面とで
囲まれた密閉空間31に前記可動プレート25が収容さ
れている。また、この密閉空間31は、真空排気される
ことにより所定の真空度の真空室を形成している。この
ため、基板21には内外を連通させる真空排気用パイプ
32が貫通して設けられており、この真空排気用パイプ
32は、密閉空間31を真空排気して真空室とした後、
押し潰して閉塞する。
両側に位置し表裏面に貫通する2つのピン挿通孔33を
有し、これらのピン挿通孔33には前記電極取出用ピン
28が貫通して設けられている。
され、上端部内側面に矩形の凹部34を全周にわたって
形成することにより、上端部が薄肉部22A、下端部が
厚肉部22Bとされ、前記基板21の上面にロー付け等
によって接合されている。また、厚肉部22Bには、複
数の電極用孔35が貫通して形成されており、これらの
電極用孔35に前記電極取出用ピン28が貫通して設け
られている。電極取出用ピン28の内端は、前記固定電
極26に半田等によって接続される。この半田付けは、
溶融半田をピン挿通孔33および電極用孔35に流し込
んで固化させることにより行われる。さらに、厚肉部2
2Bの上面、すなわち前記凹部34の底面には、リファ
レンス用電極36が形成されている。リファレンス用電
極36は、前記固定電極26,可動電極27と同様に、
蒸着またはスパッタリングによって形成される。
保持部材22とからなるハウジングとともに前記真空室
31を形成するもので、厚さが一定な極めて薄い四角形
の板からなり、中央部が起歪部23Aとして用いられ、
この起歪部23Aより外側部分が固定部23Bとして用
いられる。起歪部23Aは円形で、上面が被測定圧力P
1 を受ける受圧面38を形成し、裏面中央部に前記可動
プレート25が接合されている。固定部23Bの上面
は、前記カバープレート24との接合面を形成し、裏面
の外周縁部が前記保持部材22の薄肉部22Aの上面に
接合され、これより内側部分に前記固定電極26と、リ
ファレンス電極39が形成される。リファレンス電極3
9は固定電極26より外側に設けられ、前記保持部材2
2側に設けられた前記リファレンス電極36と近接して
対向している。
イアフラム23の起歪部23Aを挟んで互いに対向する
2つの電極26A,26Bで構成されている。各電極2
6A,26Bは、外形状が正方形で内形状が円形のパタ
ーンを2分割した形状を呈し、一側面には配線部40が
延設され、その先端部に設けたパッド部41に前記電極
取出用ピン28の内端が半田付けによって接続されてい
る。なお、2つの電極26A,26Bは、同一形状では
あるが、点対称になるように位置付けられている。
極26の面積を大きくするためにダイアフラム23の起
歪部23Aを円形に形成した例を示したが、これに限ら
ず角形であってもよい。
22およびダイアフラム23と同一の大きさからなる正
方形の板体で、中央に被測定圧力P1 を前記ダイアフラ
ム23の受圧面38に導く圧力導入孔44が表裏面に貫
通して形成され、裏面側に前記ダイアフラム23の固定
部23Bが接合されている。また、カバープレート24
の表裏面の中央部には、凹陥部45,46がそれぞれ形
成されている。裏面側の凹陥部46は円形の凹部からな
り、前記ダイアフラム23の起歪部23Aの外縁を規定
するとともに、この起歪部23Aとの間に被測定圧力P
1 が導かれる圧力導入室51を形成している。
6の外形状より若干小さい正方形の板体からなる電極形
成部25Aと、この電極形成部25Aの上面、すなわち
ダイアフラム23と対向する面の中央に一体に突設され
た接続部25Bとで構成されている。電極形成部25A
の上面は電極形成面47を形成し、この電極形成面47
の外周縁部に前記可動電極27が前記固定電極26と所
定の電極間距離をもって対向するように形成されてい
る。また、この可動電極27より内側部分には、重量軽
減用の孔48が複数個形成されており、これにより可動
プレート25の質量を軽減し、重力や加速度の影響を受
け難くしている。孔48は、貫通孔に限らず不貫通孔で
あってもよい。前記接続部25Bの上面は接合面49を
形成しており、前記ダイアフラム23の起歪部23Aの
裏面中央に接合される。そして、このような可動プレー
ト25は、前記保持部材22と同時に形成され(この点
については後述する)、前記保持部材22とともにダイ
アフラム23に接合される。
形状が可動プレート25の外形状と等しく、内形状が前
記ダイアフラム23の起歪部23Aと略同一の大きさの
円形パターンに形成され、前記固定電極26と極めて微
少な隙間を保って対向している。
バープレート24および可動プレート25は、同一材
料、例えばサファイア基板(Al2O3)または石英によ
って形成され、直接接合によって一体的に接合されるこ
とにより、センサ素子Sを構成している。直接接合と
は、接合材等を一切用いないで接合部材どうしの物理化
学的な結合力のみによって接合する方法で、2つの接合
部材の接合面を鏡面仕上げして互いに密着させることに
より接合する方法である。接合に際しては、特に圧力を
加える必要がなく、単に重ね合わせるだけでよいが、好
ましくは200〜1300°C程度に加熱して接合する
とより一層確実な接合が得られる。
定時に被測定圧力P1 を圧力導入室51に導いて起歪部
23Aの受圧面38に加えると、起歪部23Aは被測定
圧力P1 に応じて真空室31側に弾性変形する。このた
め、可動プレート25もダイアフラム23の起歪部23
Aとともに真空室31側に変位し、固定電極26と可動
電極27の電極間距離が大きくなる。したがって、固定
電極26と可動電極27とで構成されるコンデンサの静
電容量が変化し、これを電気信号として取り出すことに
より、被測定圧力P1 を検出することができる。
力P1 によって固定電極26と可動電極27の電極間距
離が大きくなる方向に弾性変形させるように構成する
と、図6に示すように製造、出荷時において、圧力導入
室51が大気開放された状態にあっては、大気圧Poに
よってダイアフラム23の起歪部23Aが真空室31側
に弾性変形しているので、図33に示した従来の圧力セ
ンサ1と異なり、可動電極27が固定電極26に対して
密着するといった事態が発生することがなく、使用不能
になることがない。したがって、製造、出荷時の圧力セ
ンサ20の取り扱いが容易である。
カバープレート24および可動プレート25を同一材料
で形成すると、異種材料で製作した場合に比べて製作時
に接合部に生じる残留応力を少なくすることができる。
この残留応力の経時変化は圧力計測の誤差要因となるた
め、できる限り少なくすることが望ましい。また、使用
時に温度変化等があっても接合部に熱応力が生じず、ダ
イアフラム23の弾性変形に影響を与えることがない。
したがって、温度特性に優れ、高精度な測定が可能な静
電容量式の圧力センサを提供することができる。
24および可動プレート25を直接接合によって一体的
に接合しているため、高精度な電極間距離が得られる。
すなわち、接合材を用いて接合する場合は、接合材の厚
さのばらつきによって電極間距離にばらつきが生じる
が、直接接合の場合は接合材を一切用いないため、接合
材の厚さによるばらつきが生じることががなく、カバー
プレート25のドライエッチング量と、固定電極26,
可動電極27の厚さのみによって電極間距離が決定され
る。したがって、設計値に略等しい電極間距離を得るこ
とが可能で、きわめて高精度で信頼性の高い圧力計測が
可能な静電容量式圧力センサが得られる。
サファイア基板で形成すると、サファイアは単結晶であ
り、アルミナ、セラミックスのような粒界が存在しない
ため、高い耐食性を有し、アルカリ性や酸性の液体など
腐食性の高い被測定流体であっても直接接触させて圧力
を測定することができる。したがって、センサ素子Sの
表面を封入液で覆うなどして被測定流体から隔離する必
要がなく、計測部の小型化を図ることができる。
るバッチプロセスと同様な製造工程と採用することによ
り数百個のセンサ素子の製作が可能であり、量産性に優
れている。すなわち、上記した工程により、1枚のカバ
ープレート素材に多数のカバープレートを形成する。ま
た、1枚のダイアフラム素材に多数のダイアフラムを形
成する。さらに1枚の可動プレート素材に多数の可動プ
レート素材を形成する。そして、これらのプレート素材
を積層して互いに直接接合することにより、多数のセン
サ素子を形成する。しかる後、これらのセンサ素材をダ
イシングによって切り出す。その結果として、電極間隔
などのセンサ素子間のばらつきが小さく、同一特性のセ
ンサ素子を大量に製作することが可能である。
容量値が変化しないリファレンス電極36,39を設け
ているので、このリファレンス電極による静電容量と、
固定電極26と可動電極27間の静電容量とを比較する
ことにより、温度の変化により発生する誤差要因を取り
除くことができる。
サは、上記した実施の形態に限らず種々の変形、変更が
可能であり、例えば保持部材22を基板21と同一材料
によって一体に形成し、可動プレート25をサファイア
等の別材料によって形成してもよい。
1の内面に過負荷防止部を構成する段差部54を形成
し、この段差部54によって可動プレート25の下面を
支承させることにより、過大な圧力が加わったときのダ
イアフラム23の起歪部23Aの塑性変形、破損等を防
止するようにしてもよい。
サにおけるセンサ素子の製造方法について説明する。図
7〜図15は図1〜図6に示したセンサ素子Sと静電容
量式圧力センサ20の形成工程を説明するための図であ
る。この静電容量式圧力センサ20は、例えば厚さが
0.5mm程度の4インチ角のサファイア基板内に半導
体チップと同様に多数製作され、その後ダイシングによ
って個々に独立したセンサに分離されるものであるが、
その中の1つのセンサの製作手順について説明する。ま
た、本製造方法は、上記したリファレンス電極36,3
9を備えない圧力センサの製造方法について説明する。
の形成工程を説明するための平面図および断面図で、サ
ファイア基板からなるプレート素材55の中心に圧力導
入孔44をレーザー加工によって表裏面に貫通するよう
に形成する。次に、研磨加工によってサファイア基板の
表裏面を直接接合が可能な鏡面に仕上げる。次いで、裏
面の中央にドライエッチングによって所要の深さの凹陥
部46を形成することにより、カバープレート24を製
作する。
は、どちらが先であってもよい。凹陥部46の周縁46
aは、ダイアフラム23の起歪部23Aの外周縁を規定
する。プレート素材55の表面、すなわち凹陥部46が
形成される裏面とは反対側の面は、平坦面に形成されて
いるが、図1に示した凹陥部45が形成されるものであ
ってもよい。
カバープレート24の接合工程を説明するための平面図
および断面図である。ダイアフラム23は、サファイア
基板を研磨することにより、厚さが一定の極めて薄い板
に形成され、表裏面が鏡面仕上げされている。このダイ
アフラム23をカバープレート24の凹陥部46が形成
されている裏面に載置してダイアフラム23の外周縁部
を直接接合によって接合し、凹陥部46を覆う。ダイア
フラム23をカバープレート24に接合すると、ダイア
フラム23の前記凹陥部46に対応する中央部分が起歪
部23Aとなり、これより外側部分が固定部23Bとな
る。
を説明するための平面図および断面図で、ダイアフラム
23のカバープレート24側とは反対側の面全体に導電
性薄膜を成膜し、写刻技術によりパターンニングするこ
とにより、所定形状の固定電極26を形成する。この導
電性薄膜の成膜は、通常半導体プロセスで用いられてい
るドライ成膜であるCVD、真空蒸着、スパッタリング
法などにより形成することができる。このとき、図4に
示す配線部40とパッド部41が同時に形成されること
はいうまでもない。
と可動プレートの形成工程を説明するための平面図およ
び断面図、図14(a)、(b)、(c)は保持部材と
可動プレートの形成工程を説明するための平面図、A−
A線断面図およびB−B断面図である。先ず、図10に
おいて、所定の板厚を有するサファイア基板からなる可
動プレート素材60を用意する。可動プレート素材60
は、表裏両面が研磨されており、その表面(ダイアフラ
ムとの接合面)の外周寄りに環状(正方形)の分離用溝
61を超音波加工等によって形成する。この分離用溝6
1は、可動プレート25の厚さより十分に深く形成され
る。
からなる電極用孔35をレーザー加工等によって形成す
る。2つの電極用孔35は、前記固定電極26のパッド
部41に対応一致する位置に形成されるもので、可動プ
レート素材60の中心を通り互いに対向する2つの辺に
対して垂直な仮想線62上に位置している。さらに、前
記表面の前記分離用溝61より外側部分をドライエッチ
ングによって全周にわたって所定量除去することにより
環状の溝63を形成する。分離用溝61、電極用孔35
および溝63の形成順序は特に限定されない。分離用溝
61を挟んでその外側部分と内側部分は、最終的には保
持部材22と、可動プレート25となる部分である。溝
63を形成する理由は、後述する電極間隔設定用溝64
を形成したとき、接続部25Bを保持部材22となる外
周縁部の上面より突出させるためである。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。可動プレート素材60の表面の分離用溝61より内
側でかつ中央部を除く部分をドライエッチングによって
所定量除去して電極間隔設定用溝64を形成する。これ
により、電極間隔設定用溝64が形成されている部分
が、可動プレート25の電極形成部25Aとなる部分
で、溝底面が電極形成面47とされる。電極間隔設定用
溝64の形成によって可動プレート素材60の表面中央
に残っている突起部分は、ダイアフラム23との接続部
25Bとなる部分である。電極間隔設定用溝64は、そ
の底面から接続部25Bの上面までの距離が電極間距離
を規定するため、高い精度で形成される。また、接続部
25Bの上面は、可動プレート素材60の外周縁部、す
なわち電極間隔設定用溝64が形成されている部分より
外側の上面より上方に僅かに突出しており、ダイアフラ
ム23との接合面49(図2)を形成する。この突出寸
法Δdは、接続部25Bとダイアフラム23との直接接
合を確実にするために設けられる(この点については後
述する)。
部分でかつ前記電極用孔35に対応する部分をドライエ
ッチングによって所定量除去して凹部65を形成する。
この凹部65は前記分離用溝61に連通しているが、可
動プレート素材60の外側面に開放することはない。ま
た、この凹部65は、電極間隔設定用溝64より低くな
るように形成される。図11においては、電極間隔設定
用溝64と凹部65を黒く塗り潰して示している。この
とき、重量軽減用の孔48(図2)も形成されるるが、
その図示については省略している。
程を説明するための平面図および断面図である。可動プ
レート素材60の表面で分離用溝61より内側に導電性
薄膜を成膜し、写刻技術によりパターンニングすること
により、所定形状の可動電極27を形成する。この導電
性薄膜の成膜は、前記固定電極26の形成と同様に通常
半導体プロセスで用いられているドライ成膜であるCV
D、真空蒸着、スパッタリング法などにより形成するこ
とができる。
動プレート素材60の接合工程を説明するための平面図
および断面図で、ダイアフラム23を上下反転させるこ
とにより裏面側を上にする。また、上記工程で製作した
可動プレート素材60を同じく上下反転させてダイアフ
ラム23の上に位置決めして載置する。これにより、可
動プレート素材60の外周縁部がダイアフラム23の裏
面外周縁部に接触し、接続部25Bの接続面49がダイ
アフラム23の裏面中央に接触して直接接合される。こ
のとき、可動プレート素材60の外周縁部と接続部25
Bの接続面49が同一面、すなわち前記突出寸法Δd
(図11)が零であると、接続部25Bがダイアフラム
23に接触したとき、ダイアフラム23の起歪部23A
が下方に弾性変形して良好な接合が得られないおそれが
あるが、Δdだけ突出させておくと、この突出量Δdだ
け起歪部23Aを接続部25Bが押圧して下方に弾性変
形させるため、確実な直接接合が得られる。
22と可動プレート25の形成工程を説明するための平
面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。上
記工程で可動プレート素材60をダイアフラム23の裏
面側に直接接合した後、可動プレート素材60の上にな
っている裏面全面をドライエッチングによって所定量除
去することにより、分離用溝61の閉塞端を上方に開放
させる。これにより、分離用溝61より外側と内側部分
が完全に分離し、外側部分が保持部材22となり、内側
部分が可動プレート25となり、もってセンサ素子Sが
製作される。
程を説明するための断面図で、凹陥部30とピン挿通孔
33が形成された基板21の上に、上記工程で形成され
た保持部材22を載置してロー付け等によって一体的に
接合する。また、ピン挿通孔33より電極用孔35に電
極取出用ピン28を挿入し、その挿入端を固定電極26
のパッド部41に接触させる。さらに、ピン挿通孔33
および電極用孔35に溶融半田を流し込んで電極取出用
ピン28と固定電極26のパッド部41を電気的に接続
する。そして、この溶融半田はピン挿通孔33および電
極用孔35内で固化することにより、これらの孔を気密
に封止する。
ない真空ポンプに接続し、この真空ポンプによって基板
21、保持部材22およびダイアフラム23によって囲
まれた密閉空間内の空気を排気することにより、所定の
真空度の真空室31とする。そして、真空排気用パイプ
32を封止することにより、静電容量式圧力センサの製
造を終了する。
センサにあっては、半導体プロセスと同様にサファイア
からなる基板内に多数のセンサ素子Sを同時に製作する
ことができるので、同じ品質のセンサ素子Sの大量生産
が可能である。このことは低コスト化にもつながる。
レートを形成するための他の製造方法を説明するための
図である。保持部材22と可動プレート25を形成する
ために用いられる可動プレート素材60’は、図16
(a)、(b)に示すように第1、第2のプレート素材
70,71によって形成される。第1のプレート素材7
0は両面が鏡面仕上げされたサファイア基板からなり、
第2のプレート素材71との接合面に所要深さからなる
環状(四角形)の第1分離用溝72が超音波加工によっ
て形成される(a)。第2のプレート素材71は同じく
両面が直接接合が可能なお鏡面仕上げされたサファイア
基板からなり、第1のサファイア基板70との接合面に
所要深さからなる環状(四角形)の第2分離用溝73
と、浅い連通溝74が形成される(b)、(c)。
ート素材70と、第2分離用溝73と連通溝74が形成
された第2のプレート素材71をその接合面を直接接合
することにより、可動プレート素材60’を形成する
(d)。次に、プレート素材71の上面全体をドライエ
ッチングする。この後、可動プレート素材60’に貫通
孔からなる2つの電極用孔35をレーザー加工によって
形成する(e)。さらに、第1のプレート素材70の表
面で中央部と外周部を除く部分をドライエッチングによ
って所定量除去することにより、電極間隔設定用溝64
を形成し、中央に残った突起状の未エッチング部分をダ
イアフラム23との接続部25Bとする(f)。これ以
降の工程は、図12〜図14に示した工程と全く同一で
あるため、その説明を省略する。
0,71を直接接合して1枚の可動プレート素材60’
を形成すると、図17に示すドライエッチングによる保
持部材22と可動プレート25の分離工程で固定電極2
6をエッチングするおそれがなく、固定電極26の断線
を防止することができる。すなわち、第2のプレート素
材71の表面をドライエッチングによって所定量除去
し、分離用溝73の閉塞端を開放させることにより第
1、第2分離用溝72,73より外側部分を保持部材2
2とし、内側部分を可動プレート25としたとき、第
1、第2分離用溝72,73が連続したストレートな溝
であると固定電極26をオーバーエッチングするおそれ
があるが、第1分離用溝72と第2分離用溝73の大き
さを異ならせてその接続部分を連通溝74によって屈曲
部としておくと、オーバーエッチングされる部分Aが第
1、第2のプレート素材70,71の接合面で第2分離
用溝73に対応する部分だけであるため、固定電極26
をエッチングすることがない。
明するための図である。この電極形成方法は、半田等の
導電材80と電極取出用ピン28とで電極を形成するよ
うにしたものである。図18(a)、(b)は半田から
なる導電材80を形成する工程を説明するための平面図
および断面図で、図12に示す工程によって形成した可
動プレート素材60をダイアフラム23の上に載置して
直接接合した後、可動プレート素材60の上方から電極
用孔35にSn−Ag、Pb−Sn等の溶融半田材を流
し込んで固化させることにより導電材80とし、固定電
極26に電気的に接続する。
材22と可動プレート25の形成工程を説明するための
平面図、A−A線断面図およびB−B線断面図である。
導電材80を形成した後、可動プレート素材60の上に
なっている裏面全面をドライエッチングによって所定量
除去することにより、分離用溝61の閉塞端を上方に開
放させる。これにより、分離用溝61より外側と内側部
分が完全に分離することにより、外側部分を保持部材2
2とし、内側部分を可動プレート25とする。導電材8
0が接続される固定電極26のパッド部としては、濡れ
性の低い材料で形成し、溶融半田材が流れ出してダイア
フラム23に接触しないようにすることが望ましい。
面に突出している導電材80にバンプ81を形成する工
程を説明するための平面図および断面図で、導電材80
の外部に露呈している部分にバンプ81を形成する。こ
の後、図21に示すように保持部材22を基板21の上
に載置してロー付け等により接合し、ピン挿通孔33に
電極取出用ピン28を挿入して内端を導電材80のバン
プ81に接合する。接合に際しては、ピン挿通孔33に
Sn−Ag、Pb−Sn等の溶融半田材を流し込んで固
化させることにより、バンプ81との接続を確実にする
とともにピン挿通孔33を気密に封止する。
に保持部材を設けない構造のセンサ素子と圧力センサの
製造方法を説明するための図である。図22、図23お
よび図24に示す工程は、上記した図7〜図9に示した
工程と全く同一である。すなわち、図22(a)、
(b)はカバープレート24の形成工程を説明するため
の平面図および断面図で、サファイア基板からなるプレ
ート素材55の表裏面を鏡面仕上げし、裏面の中央にド
ライエッチングによって所要の深さの凹陥部46を形成
する。さらに、中心に圧力導入孔44をレーザー加工に
よって表裏面に貫通するように形成することにより、カ
バープレート24を製作する。
とカバープレート24の接合工程を説明するための平面
図および断面図で、カバープレート24の凹陥部46が
形成されている裏面にダイアフラム23の固定部23B
となる部分を載置して直接接合し、凹陥部46を覆う。
ダイアフラム23は、所要の厚さおよび大きさを有する
厚さが一定のサファイア基板からなり、表裏面が鏡面仕
上げされている。ダイアフラム23をカバープレート2
4に直接接合すると、ダイアフラム23の前記凹陥部4
6に対応する中央部分が起歪部23Aとなる。
成工程を説明するための平面図および断面図で、ダイア
フラム23のカバープレート24側とは反対側の面全体
に導電性薄膜を成膜し、写刻技術によりパターンニング
することにより、所定形状の固定電極26を上記したと
同様な技術により固定部23Bに形成する。
線部分を保護膜によって覆う工程を示す平面図および断
面図で、パイレックス等の溶融ガラスを固定電極26の
配線部分40(図4)の上に滴下して固化させることに
より、保護膜90を形成する。
ッド部41に金のバンプ91を形成する工程を示す平面
図および断面図で、溶融した金をパッド部41の上に滴
下して固化させ、バンプ91を形成する。
工程を説明するための図である。図27(a)、(b)
は、所定の板厚を有するサファイア基板からなる可動プ
レート素材92を用意してその外周部を全周にわたって
超音波加工によって所定深さ除去することにより溝93
を形成する工程を示す平面図および断面図である。これ
により、可動プレート素材92の外周面下端部側にフラ
ンジ95が形成される。
ート素材92の表面で中央部を除く部分に電極間隔設定
用溝64をドライエッチングによって形成する工程を示
す平面図および断面図で、中央に残った未エッチング部
分をダイアフラムとの接続部25Bとする。
形成工程を説明するための平面図および断面図図であ
る。電極間隔設定用溝64の底面外周部に導電性薄膜を
成膜し、写刻技術によりパターンニングすることによ
り、所定形状の可動電極27を形成する。
と可動プレート素材92の接合工程を説明するための平
面図および断面図である。ダイアフラム23を上下反転
させることにより裏面側を上にする。また、上記工程で
製作した可動プレート素材92を同じく上下反転させて
ダイアフラム23の上に位置決めして載置する。これに
より、接続部25Bがダイアフラム23の起歪部裏面に
直接接合される。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。可動プレート素材92の上になっている面をドライ
エッチングによって所定量除去し、フランジを完全に取
り除く。これによって可動プレート25が形成され、セ
ンサ素子96が形成される。センサ素子96は、ダイア
フラム23、カバープレート24および可動プレート2
5によって構成されている。
するための断面図である。金バンプ91に電極取出用ピ
ン28の一端を半田付け等によって接続する。電極取出
用ピン28は、ダイアフラム23と平行になるように取
付けられ、センサ素子96の側方に延在している。次
に、ガラス、金属等によって形成した上面中央に開口1
01を有する上側ケース(保持部材)100の内部にセ
ンサ素子96を組込んでカバープレート24により前記
開口101を閉塞し、ロー付け等によって接合する。さ
らに、ガラス、金属等によって形成した下側ケース(基
板)103の上面に上側ケース100を設置して両ケー
スの接合部を封止する。この後、ケース内部を真空排気
して所定の真空度の真空室105とすることにより、静
電容量式圧力センサ106の製作を終了する。
ス100を図2に示した保持部材22の代わりに用いて
いるため、電極取出用ピン28の固定電極26への接続
および取出しが比較的容易である。
力センサの形状を正方形とした場合について説明した
が、本発明はこれに何ら特定されるものではなく、多角
形、円形あるいは楕円形などの各種の形状のものであっ
ても同様な効果が得られる。
素子は、真空室の一部を構成するダイアフラムを備え、
このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容量変化と
して検出する静電容量式圧力センサのセンサ素子におい
て、中央部が起歪部を構成し、この起歪部より外側部分
が固定部を構成するダイアフラムと、圧力導入孔を有
し、前記ダイアフラムの固定部が接合されることにより
前記ダイアフラムとともに圧力導入室を形成するカバー
プレートと、電極形成部とこの電極形成部の電極形成面
の中央に一体に突設した接続部を有する可動プレートと
からなり、前記ダイアフラムの起歪部中央で前記カバー
プレート側とは反対側の面に前記可動プレートの接続部
を接合し、前記ダイアフラムの固定部と前記可動プレー
トの電極形成部に固定電極と可動電極を互いに対向させ
て形成したので、大気圧がダイアフラムの起歪部に加わ
ったとき、起歪部が真空室側に弾性変形して電極間距離
を拡大させるため、電極どうしが密着することがなく、
製造、出荷時の取り扱いが容易で、使用不能になること
がない。また、起歪部の変形方向が電極間距離が拡大す
る方向であるため、起歪部を弾性変形限界内において最
大限に変形させることができ、圧力レンジを広く取るこ
とができる。さらに、固定電極がダイアフラムの固定部
に設けられ、弾性変形の大きい起歪部に設けられていな
いので、起歪部が温度変化によって膨張収縮してもその
影響が少なく、高い測定精度と信頼性に優れたセンサ素
子および静電容量式圧力センサを提供することができ
る。
または石英を用いているので、耐食性に優れており、ま
た直接接合しているので、高い精度の極間距離が得られ
る。また、可動プレートに貫通孔または不貫通孔からな
る重量軽減用の孔を設けているので、自身の質量が重力
や加速度の影響を受け難く振動特性やセンサの姿勢の制
限が解消される。
大圧力によるダイアフラムの起歪部の破損を防止するこ
とができる。
によれば、ダイアフラムの起歪部に可動プレートを備え
たセンサ素子を製作することができ、また分離用溝を屈
曲した溝で構成した製造方法においては、ドライエッチ
ング時に固定電極をエッチングして切断するといったお
それがなく、センサ素子を良好に製作することができ
る。
法によれば、半導体製造と同様に同一品質のものを大量
に生産することができる。
の形態を示す外観斜視図である。
が大気圧によって真空室側に変形した状態を示す図であ
る。
を説明するための平面図および断面図である。
ートの接合工程を説明するための平面図および断面図で
ある。
するための平面図および断面図である。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。
の形成工程を説明するための平面図および断面図であ
る。
プレートの形成工程を説明するための平面図、A−A断
面図およびB−B断面図である。
めの図である。
トを形成するための他の製造方法を説明するための断面
図である。
するための断面図である。
説明するための平面図および断面図である。
の形成工程を説明するための平面図、A−A断面図およ
びB−B断面図である。
ている導電材にバンプを形成する工程を説明するための
平面図および断面図である。
ある。
持部材を設けない構造のセンサ素子と圧力センサの製造
方法を説明するための平面図および断面図である。
レートの接合工程を説明するための平面図および断面図
である。
明するための平面図および断面図である。
護膜によって覆う工程を説明するための平面図および断
面図である。
のバンプを形成する工程を説明するための平面図および
断面図である。
を説明するための平面図および断面図である。
設定用溝を形成する工程を説明するための平面図および
断面図である。
明するための平面図および断面図である。
ート素材の接合工程を説明するための平面図および断面
図である。
を説明するための平面図および断面図である。
面図である。
る。
部材、23…ダイアフラム、23A…起歪部、23B…
固定部、24…カバープレート、25…可動プレート、
25A…電極形成部、25B…接続部、26…固定電
極、27…可動電極、28…電極取出用ピン、31…真
空室、44…圧力導入孔、46…凹陥部、47…電極形
成面、48…重量軽減用孔、49…接続面、51…圧力
導入室、54…過負荷防止部、55…プレート素材、6
0…可動プレート素材、61…分離用溝、64…電極間
隔設定用溝。
Claims (11)
- 【請求項1】 真空室の一部を構成するダイアフラムを
備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容量
変化として検出する静電容量式圧力センサのセンサ素子
において、 中央部が起歪部を構成し、この起歪部より外側部分が固
定部を構成するダイアフラムと、 圧力導入孔を有し、前記ダイアフラムの固定部が接合さ
れることにより前記ダイアフラムとともに圧力導入室を
形成するカバープレートと、 電極形成部とこの電極形成部の電極形成面の中央に一体
に突設した接続部を有する可動プレートとからなり、 前記ダイアフラムの起歪部中央で前記カバープレート側
とは反対側の面に前記可動プレートの接続部を接合し、
前記ダイアフラムの固定部と前記可動プレートの電極形
成部に固定電極と可動電極を互いに対向させて形成した
ことを特徴とする静電容量式圧力センサのセンサ素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の静電容量式圧力センサの
センサ素子において、 ダイアフラム、カバープレートおよび可動プレートを同
一材料によってそれぞれ形成し、これらを直接接合によ
って一体的に接合したことを特徴とする静電容量式圧力
センサのセンサ素子。 - 【請求項3】 真空室の一部を構成するダイアフラムを
備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容量
変化として検出する静電容量式圧力センサにおいて、 圧力導入孔を有し、前記ダイアフラムの受圧面を覆うこ
とにより前記ダイアフラムとともに圧力導入室を形成す
るカバープレートと、 前記カバープレートとともに前記ダイアフラムの外周縁
部を挟持する枠状の保持部を有し、前記ダイアフラムと
ともに前記真空室を形成する基板と、 電極形成部とこの電極形成部の電極形成面の中央に一体
に突設した接続部を有し、この接続部が前記ダイアフラ
ムの真空室側の面で起歪部の中央に接合された可動プレ
ートとを具備し、 前記ダイアフラム、前記カバープレートおよび前記可動
プレートによってセンサ素子を構成し、 前記ダイアフラムの外周縁部と前記可動プレートの前記
電極形成面に固定電極と可動電極を互いに対向するよう
に設けたことを特徴とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項4】 請求項3記載の静電容量式圧力センサに
おいて、 可動プレートの電極形成部に重量軽減用の孔を設けたこ
とを特徴とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の静電容量式圧力
センサにおいて、 可動プレートの変位を規制する過負荷防止部を基板に備
えたことを特徴とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項6】 請求項3,4または5記載の静電容量式
圧力センサにおいて、 カバープレートは圧力導入室用の凹陥部を有し、 ダイアフラムは、厚みが一定の薄板状に形成されたもの
であって、カバープレートに接合されることにより外周
縁部が固定部を形成し、この固定部より内側部分が起歪
部を形成し、前記固定部の真空室側の面に固定電極が形
成されていることを特徴とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項7】 請求項3,4,5または6記載の静電容
量式圧力センサにおいて、 ダイアフラム、カバープレートおよび可動プレートを同
一材料によってそれぞれ形成し、これらを直接接合によ
って一体的に接合することによりセンサ素子を構成した
ことを特徴とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項8】 請求項7記載の静電容量式圧力センサに
おいて、 ダイアフラム、カバープレートおよび可動プレートがサ
ファイアまたは石英によって形成されていることを特徴
とする静電容量式圧力センサ。 - 【請求項9】 真空室の一部を構成するダイアフラムを
備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容量
変化として検出する静電容量式圧力センサにおけるセン
サ素子の製造方法において、 ダイアフラム素材によってダイアフラムを形成する工程
と、 プレート素材によって圧力導入孔を有するカバープレー
トを形成する工程と、 前記工程によって形成されたカバープレートと前記ダイ
アフラムの外周縁部を一体的に接合して前記ダイアフラ
ムの外周縁部を固定部とし、この固定部より内側部分を
起歪部とする工程と、 前記ダイアフラムの固定部で前記カバープレート側とは
反対側の面の外周縁部に固定電極を形成する工程と、 可動プレート素材の一方の面で中央部以外の部分をエッ
チングによって除去することにより電極形成部を形成す
るとともに、未エッチング部分によりダイアフラムに接
合される接続部を形成する工程と、 前記可動プレート素材の前記電極形成部の電極形成面に
可動電極を形成し可動プレートを形成する工程と、 前記可動プレートの前記接続部を前記ダイアフラムの起
歪部中央に接合する工程とを備えたことを特徴とするセ
ンサ素子の製造方法。 - 【請求項10】 真空室の一部を構成するダイアフラム
を備え、このダイアフラムの起歪部の弾性変形を静電容
量変化として検出する静電容量式圧力センサにおけるセ
ンサ素子の製造方法において、 ダイアフラム素材によって厚みが一定のダイアフラムを
形成する工程と、 プレート素材によって圧力導入孔と、圧力導入室用の凹
陥部を有するカバープレートを形成する工程と、 前記工程によって形成されたカバープレートと前記ダイ
アフラムの外周縁部を一体的に接合して前記ダイアフラ
ムの外周縁部を固定部とし、この固定部より内側部分を
起歪部とする工程と、 前記ダイアフラムの固定部で前記カバープレート側とは
反対側の面の外周縁部に固定電極を形成する工程と、 可動プレート素材の一方の面にダイアフラムの起歪部よ
り大きい環状の分離用溝と、この分離用溝より外側に位
置するピン用挿通孔を形成する工程と、 前記可動プレート素材の前記一方の面で前記分離用溝よ
り内側部分をドライエッチングによって環状に除去して
電極形成部を形成し、未エッチング部分によりダイアフ
ラムに接合される接続部を形成する工程と、 前記可動プレート素材の前記電極形成部の電極形成面に
可動電極を形成する工程と、 前記可動プレート素材の前記接続部と前記分離用溝より
外側部分を前記ダイアフラムの起歪部と固定部に接合す
る工程と、 前記可動プレート素材の前記ダイアフラム側とは反対側
の面をドライエッチングによって所定深さ除去して前記
分離用溝の閉塞端を開放させることにより、可動プレー
ト素材を前記分離用溝より外側と内側の部分とに分離し
て基板の保持部と可動プレートを形成する工程と、を備
えたことを特徴とするセンサ素子の製造方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の静電容量式圧力セン
サにおけるセンサ素子の製造方法において、 可動プレート素材が、接合面に環状の第1分離用溝が形
成された第1のプレート素材と、この第1のプレート素
材と同一材料からなり、第1のプレート素材との接合面
に環状の第2分離用溝が形成され、第1のプレート素材
に対して直接接合される第2のプレート素材とからな
り、 前記第1または第2のプレート素材の接合面に前記第1
分離用溝と第2分離用溝を互いに接続する連通溝が形成
されていることを特徴とするセンサ素子の製造方法。
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JP2001065026A JP3756769B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 静電容量式圧力センサ、センサ素子およびセンサ素子の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
CN100437066C (zh) * | 2004-06-17 | 2008-11-26 | 株式会社山武 | 压力传感器 |
JP2009500616A (ja) * | 2005-07-05 | 2009-01-08 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 力測定素子 |
JP2012502276A (ja) * | 2008-09-05 | 2012-01-26 | アナログ デバイシス, インコーポレイテッド | 可動z−軸感知要素を備えたmemsセンサ |
KR101289096B1 (ko) | 2011-11-14 | 2013-07-23 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고온 압력센서장치 및 그 제조방법 |
US8939029B2 (en) | 2008-09-05 | 2015-01-27 | Analog Devices, Inc. | MEMS sensor with movable Z-axis sensing element |
JP2017047497A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | アズビル株式会社 | 微細機械装置およびその製造方法 |
JP2017047496A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | アズビル株式会社 | 微細機械装置 |
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2001
- 2001-03-08 JP JP2001065026A patent/JP3756769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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