JP2002266964A - 伝動媒体用摺接ガイドの支軸部材 - Google Patents
伝動媒体用摺接ガイドの支軸部材Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝動媒体用摺接ガイドとして組み付け製造さ
れたガイド本体の下部側壁と補強プレートとの取り付け
孔に位置ズレがあっても、駆動装置の躯体などの固定側
フレームに対して取り付ける際に位置ズレを矯正して確
実かつ簡便に取り付け可能な支軸部材を提供する。 【解決手段】 伝動媒体用摺接ガイドGの支軸部材10
が、固定側フレームFへの取り付け時に伝動媒体用摺接
ガイドGの下部側壁G2と補強プレートG5とに形成さ
れた取り付け孔G6,G7に生じている位置ズレXを矯
正しながら挿入される先細の円錐台状ガイド挿入部12
と、この円錐台状ガイド挿入部12に連続して形成され
て取り付け後に取り付け孔G6,G7の内周面が面一状
態で嵌合して支持される円柱状ガイド支持部13とを備
えていることによって、取り付け孔G6,G7の位置ズ
レXを矯正して確実かつ簡便に取り付けられるようにし
たものである。
れたガイド本体の下部側壁と補強プレートとの取り付け
孔に位置ズレがあっても、駆動装置の躯体などの固定側
フレームに対して取り付ける際に位置ズレを矯正して確
実かつ簡便に取り付け可能な支軸部材を提供する。 【解決手段】 伝動媒体用摺接ガイドGの支軸部材10
が、固定側フレームFへの取り付け時に伝動媒体用摺接
ガイドGの下部側壁G2と補強プレートG5とに形成さ
れた取り付け孔G6,G7に生じている位置ズレXを矯
正しながら挿入される先細の円錐台状ガイド挿入部12
と、この円錐台状ガイド挿入部12に連続して形成され
て取り付け後に取り付け孔G6,G7の内周面が面一状
態で嵌合して支持される円柱状ガイド支持部13とを備
えていることによって、取り付け孔G6,G7の位置ズ
レXを矯正して確実かつ簡便に取り付けられるようにし
たものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
等の駆動装置においてチェーン、ベルト等の伝動媒体が
走行して摺接するテンショナレバーやガイドレバー等の
伝動媒体用摺接ガイドを固定側フレームに取り付けるた
めの支軸部材に関するものである。
等の駆動装置においてチェーン、ベルト等の伝動媒体が
走行して摺接するテンショナレバーやガイドレバー等の
伝動媒体用摺接ガイドを固定側フレームに取り付けるた
めの支軸部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、チェーン、ベルト等の伝動媒体
により動力を伝達する自動車用エンジン等の駆動装置に
は、駆動側と従動側との間に張架された伝動媒体の弦振
動や横振れを防止したり、過度の張力変動を防止したり
して円滑に走行させるために、駆動装置の躯体などの固
定側フレームにボルト型支軸部材、または、ピン型支軸
部材で取り付けられる可動式のテンショナレバーや固定
式のガイドレバー等の伝動媒体用摺接ガイドが用いられ
ている。
により動力を伝達する自動車用エンジン等の駆動装置に
は、駆動側と従動側との間に張架された伝動媒体の弦振
動や横振れを防止したり、過度の張力変動を防止したり
して円滑に走行させるために、駆動装置の躯体などの固
定側フレームにボルト型支軸部材、または、ピン型支軸
部材で取り付けられる可動式のテンショナレバーや固定
式のガイドレバー等の伝動媒体用摺接ガイドが用いられ
ている。
【0003】そこで、このような伝動媒体用摺接ガイド
は、伝動媒体の振動、横振れや過度の張力変動に対応す
る耐久性を図るための様々な工夫やその軽量化を図るた
めの様々な工夫がなされており、従来技術として、例え
ば、図7に示すような特願2000−382798号の
伝動装置用プラスチック製ガイドが存在する。この特願
2000−382798号の伝動装置用プラスチック製
ガイドGは、ガイドの曲げ剛性、強度を確保しつつその
軽量化を図るとともに組み立て製造を容易にするため
に、走行するチェーン、ベルト等が接触摺動するシュー
G1とこのシュー裏面に長手方向に亘って延在した垂直
板状の下部側壁G2とで構成されるガイド本体G3を合
成樹脂で一体成形するとともに、このガイド本体G3の
下部側壁G2に形成されたスリットG4に鋼板からなる
補強プレートG5を嵌め込むことによって組みつけ製造
されている。そして、駆動装置の躯体などの固定側フレ
ームFに取り付ける際には、この伝動装置用プラスチッ
ク製ガイドGに設けられた取り付け孔G6,G7を貫通
するボルト型支軸部材Bで取り付けられる。
は、伝動媒体の振動、横振れや過度の張力変動に対応す
る耐久性を図るための様々な工夫やその軽量化を図るた
めの様々な工夫がなされており、従来技術として、例え
ば、図7に示すような特願2000−382798号の
伝動装置用プラスチック製ガイドが存在する。この特願
2000−382798号の伝動装置用プラスチック製
ガイドGは、ガイドの曲げ剛性、強度を確保しつつその
軽量化を図るとともに組み立て製造を容易にするため
に、走行するチェーン、ベルト等が接触摺動するシュー
G1とこのシュー裏面に長手方向に亘って延在した垂直
板状の下部側壁G2とで構成されるガイド本体G3を合
成樹脂で一体成形するとともに、このガイド本体G3の
下部側壁G2に形成されたスリットG4に鋼板からなる
補強プレートG5を嵌め込むことによって組みつけ製造
されている。そして、駆動装置の躯体などの固定側フレ
ームFに取り付ける際には、この伝動装置用プラスチッ
ク製ガイドGに設けられた取り付け孔G6,G7を貫通
するボルト型支軸部材Bで取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の伝動
装置用プラスチック製ガイドGは、図7に示すように、
補強プレートG5が下部側壁G2の挟圧状態となったス
リットG4内に強制的に嵌め込まれて組み立てられるた
め、ガイド本体G3の下部側壁G2と補強プレートG5
にそれぞれ形成された取り付け孔G6,G7が相互に位
置ズレXだけ整合しないまま嵌め込まれる場合が多々あ
るという新たな知見が得られた。その結果、このような
取り付け孔G6,G7が相互に位置ズレXだけ整合して
いない伝動装置用プラスチック製ガイドGを固定側フレ
ームFに取り付けようとすると、ボルト型支軸部材Bが
補強プレートG5に形成された取り付け孔G7の内周縁
gに引っ掛かって相互の取り付け孔G6,G7を貫通す
ることができないため、下部側壁G2と補強プレートG
5にそれぞれ形成された取り付け孔G6,G7の位置ズ
レXを別途修復してから取り付けなければならず、多大
な取り付け負担を強いいられるという不具合がある。
装置用プラスチック製ガイドGは、図7に示すように、
補強プレートG5が下部側壁G2の挟圧状態となったス
リットG4内に強制的に嵌め込まれて組み立てられるた
め、ガイド本体G3の下部側壁G2と補強プレートG5
にそれぞれ形成された取り付け孔G6,G7が相互に位
置ズレXだけ整合しないまま嵌め込まれる場合が多々あ
るという新たな知見が得られた。その結果、このような
取り付け孔G6,G7が相互に位置ズレXだけ整合して
いない伝動装置用プラスチック製ガイドGを固定側フレ
ームFに取り付けようとすると、ボルト型支軸部材Bが
補強プレートG5に形成された取り付け孔G7の内周縁
gに引っ掛かって相互の取り付け孔G6,G7を貫通す
ることができないため、下部側壁G2と補強プレートG
5にそれぞれ形成された取り付け孔G6,G7の位置ズ
レXを別途修復してから取り付けなければならず、多大
な取り付け負担を強いいられるという不具合がある。
【0005】また、このボルト型支軸部材Bを伝動装置
用プラスチック製ガイドGに形成された相互の取り付け
孔G6,G7に対して強制的に無理やり貫通させようと
すると、合成樹脂からなる下部側壁G2の取り付け孔G
6を欠損させることになり、このような取り付け孔G6
の欠損が原因となって伝動装置用プラスチック製ガイド
Gが偏摩耗を生じて接触摺動機能を低下させたり、ガイ
ド寿命を低下させるなどの恐れがある。特に、伝動装置
用プラスチック製ガイドGが可動式のテンショナレバー
である場合には、上述したような問題に加えて、走行す
るチェーンやベルトの過度の張力変動に追従して張力調
整するための、ボルト型支軸部材Bを回動支点とした円
滑な揺動機能が十分に発揮できないという問題を生じ
る。
用プラスチック製ガイドGに形成された相互の取り付け
孔G6,G7に対して強制的に無理やり貫通させようと
すると、合成樹脂からなる下部側壁G2の取り付け孔G
6を欠損させることになり、このような取り付け孔G6
の欠損が原因となって伝動装置用プラスチック製ガイド
Gが偏摩耗を生じて接触摺動機能を低下させたり、ガイ
ド寿命を低下させるなどの恐れがある。特に、伝動装置
用プラスチック製ガイドGが可動式のテンショナレバー
である場合には、上述したような問題に加えて、走行す
るチェーンやベルトの過度の張力変動に追従して張力調
整するための、ボルト型支軸部材Bを回動支点とした円
滑な揺動機能が十分に発揮できないという問題を生じ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術の問題点を解消し、伝動媒体用摺接ガイドとし
て組み付け製造されたガイド本体の下部側壁と補強プレ
ートとの取り付け孔に位置ズレがあっても、駆動装置の
躯体などの固定側フレームに対して取り付ける際に取り
付け孔の位置ズレを矯正して確実かつ簡便に取り付ける
ことができ、伝動媒体用摺接ガイドの接触摺動機能とガ
イド寿命を長期に亘って確保することができる伝動媒体
用摺接ガイドの支軸部材を提供することである。
従来技術の問題点を解消し、伝動媒体用摺接ガイドとし
て組み付け製造されたガイド本体の下部側壁と補強プレ
ートとの取り付け孔に位置ズレがあっても、駆動装置の
躯体などの固定側フレームに対して取り付ける際に取り
付け孔の位置ズレを矯正して確実かつ簡便に取り付ける
ことができ、伝動媒体用摺接ガイドの接触摺動機能とガ
イド寿命を長期に亘って確保することができる伝動媒体
用摺接ガイドの支軸部材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1に係る発明
は、チェーン、ベルト等の伝動媒体が走行して摺接する
シュー面を延設したガイド本体と前記ガイド本体の長手
方向に延在する下部側壁に挟装状態で添設した補強プレ
ートとで構成された伝動媒体用摺接ガイドを固定側フレ
ームに取り付けるために、前記ガイド本体の下部側壁と
補強プレートに形成された取り付け孔を嵌通して固定す
る支軸部材において、前記支軸部材が、取り付け時に前
記取り付け孔に生じている位置ズレを矯正しながら挿入
される先細の円錐台状ガイド挿入部と、前記円錐台状ガ
イド挿入部に連続して形成されて取り付け後に前記取り
付け孔の内周面が面一状態で嵌合して支持される円柱状
ガイド支持部とを備えていることによって、前述した課
題をさらに解決したものである。
は、チェーン、ベルト等の伝動媒体が走行して摺接する
シュー面を延設したガイド本体と前記ガイド本体の長手
方向に延在する下部側壁に挟装状態で添設した補強プレ
ートとで構成された伝動媒体用摺接ガイドを固定側フレ
ームに取り付けるために、前記ガイド本体の下部側壁と
補強プレートに形成された取り付け孔を嵌通して固定す
る支軸部材において、前記支軸部材が、取り付け時に前
記取り付け孔に生じている位置ズレを矯正しながら挿入
される先細の円錐台状ガイド挿入部と、前記円錐台状ガ
イド挿入部に連続して形成されて取り付け後に前記取り
付け孔の内周面が面一状態で嵌合して支持される円柱状
ガイド支持部とを備えていることによって、前述した課
題をさらに解決したものである。
【0008】また、本請求項2に係る発明は、請求項1
に係る発明の構成に加えて、円錐台状ガイド挿入部の先
端挿入側に、固定側フレームと螺合して固定するための
円錐台状ガイド挿入部より縮径のネジ部を備えているこ
とによって、前述した課題をさらに解決したものであ
る。
に係る発明の構成に加えて、円錐台状ガイド挿入部の先
端挿入側に、固定側フレームと螺合して固定するための
円錐台状ガイド挿入部より縮径のネジ部を備えているこ
とによって、前述した課題をさらに解決したものであ
る。
【0009】ここで、本発明で意味する「支軸部材」と
は、少なくとも、取り付け孔に生じている位置ズレを矯
正しながら挿入される先細の円錐台状ガイド挿入部とこ
の円錐台状ガイド挿入部に連続して形成されて取り付け
孔の内周面が面一状態で嵌合して支持される円柱状ガイ
ド支持部とを備えたものであって、これらの円錐台状ガ
イド挿入部と円柱状ガイド支持部を除く具体的な形態に
ついては、取り付け時に分離独立した支軸部品として使
用するボルト形状、もしくは、ピン形状を備えたもの、
あるいは、固定側フレームに予め植え込まれて使用する
ボルト形状、もしくは、ピン形状を備えたものの何れで
あっても差し支えない。
は、少なくとも、取り付け孔に生じている位置ズレを矯
正しながら挿入される先細の円錐台状ガイド挿入部とこ
の円錐台状ガイド挿入部に連続して形成されて取り付け
孔の内周面が面一状態で嵌合して支持される円柱状ガイ
ド支持部とを備えたものであって、これらの円錐台状ガ
イド挿入部と円柱状ガイド支持部を除く具体的な形態に
ついては、取り付け時に分離独立した支軸部品として使
用するボルト形状、もしくは、ピン形状を備えたもの、
あるいは、固定側フレームに予め植え込まれて使用する
ボルト形状、もしくは、ピン形状を備えたものの何れで
あっても差し支えない。
【0010】なお、本発明の支軸部材を適用する伝動媒
体用摺接ガイドは、ガイド本体の下部側壁と補強プレー
トに形成された取り付け孔を嵌通して駆動装置の躯体な
どの固定側フレームに取り付けるガイド形式であれば、
駆動装置の駆動側と従動側との間に張架された伝動媒体
に発生する過度の張力変動を調整して円滑に走行させる
ための可動式テンショナレバー、もしくは、伝動媒体の
弦振動、横振れ等を防止して円滑に走行させるための固
定式ガイドレバーの何れであっても良く、そのガイド本
体の材質は、シュー機能と軽量化を十分に発揮すること
ができる耐摩耗性、潤滑性に優れたエンジニアリングプ
ラスチックや繊維強化プラスチックが好適であるが、こ
れ以外の材質であっても何ら差し支えない。また、補強
プレートの材質も格別限定されるものではないが、鉄系
金属、非鉄金属、エンジニアリングプラスチック、繊維
強化プラスチック等が曲げ剛性、強度の観点からより好
ましい。
体用摺接ガイドは、ガイド本体の下部側壁と補強プレー
トに形成された取り付け孔を嵌通して駆動装置の躯体な
どの固定側フレームに取り付けるガイド形式であれば、
駆動装置の駆動側と従動側との間に張架された伝動媒体
に発生する過度の張力変動を調整して円滑に走行させる
ための可動式テンショナレバー、もしくは、伝動媒体の
弦振動、横振れ等を防止して円滑に走行させるための固
定式ガイドレバーの何れであっても良く、そのガイド本
体の材質は、シュー機能と軽量化を十分に発揮すること
ができる耐摩耗性、潤滑性に優れたエンジニアリングプ
ラスチックや繊維強化プラスチックが好適であるが、こ
れ以外の材質であっても何ら差し支えない。また、補強
プレートの材質も格別限定されるものではないが、鉄系
金属、非鉄金属、エンジニアリングプラスチック、繊維
強化プラスチック等が曲げ剛性、強度の観点からより好
ましい。
【0011】
【作用】本請求項1に係る発明の支軸部材によれば、伝
動媒体用摺接ガイドとして組み付け製造されたガイド本
体の下部側壁と補強プレートとの取り付け孔に位置ズレ
があっても、駆動装置の躯体などの固定側フレームに対
する取り付け時に、先細の円錐台状ガイド挿入部が下部
側壁と補強プレートに形成されたそれぞれの取り付け孔
に対して楔作用を発揮して容易に挿入され貫通すると、
この円錐台状ガイド挿入部に連続して形成された円柱状
ガイド支持部がこれらの取り付け孔の内周面を面一状態
に嵌合して支持するため、これらの取り付け孔に生じて
いる位置ズレを容易に矯正して下部側壁と補強プレート
との組み付け状態を確実に修復する。
動媒体用摺接ガイドとして組み付け製造されたガイド本
体の下部側壁と補強プレートとの取り付け孔に位置ズレ
があっても、駆動装置の躯体などの固定側フレームに対
する取り付け時に、先細の円錐台状ガイド挿入部が下部
側壁と補強プレートに形成されたそれぞれの取り付け孔
に対して楔作用を発揮して容易に挿入され貫通すると、
この円錐台状ガイド挿入部に連続して形成された円柱状
ガイド支持部がこれらの取り付け孔の内周面を面一状態
に嵌合して支持するため、これらの取り付け孔に生じて
いる位置ズレを容易に矯正して下部側壁と補強プレート
との組み付け状態を確実に修復する。
【0012】本請求項2に係る発明の支軸部材によれ
ば、請求項1に係る発明の奏する作用に加えて、固定側
フレームと螺合して固定するための円錐台状ガイド挿入
部より縮径のネジ部を円錐台状ガイド挿入部の先端挿入
側に備えていることによって、まず、円錐台状ガイド挿
入部より縮径のネジ部が取り付け孔を容易に貫通して駆
動装置の躯体などの固定側フレームに対して螺合し始
め、次いで、このネジ部に発生する螺入力が円錐台状ガ
イド挿入部をガイド本体の下部側壁と補強プレートとに
形成されたそれぞれの取り付け孔に引き込み、これらの
取り付け孔に生じている位置ズレの矯正を円滑に助成す
る。
ば、請求項1に係る発明の奏する作用に加えて、固定側
フレームと螺合して固定するための円錐台状ガイド挿入
部より縮径のネジ部を円錐台状ガイド挿入部の先端挿入
側に備えていることによって、まず、円錐台状ガイド挿
入部より縮径のネジ部が取り付け孔を容易に貫通して駆
動装置の躯体などの固定側フレームに対して螺合し始
め、次いで、このネジ部に発生する螺入力が円錐台状ガ
イド挿入部をガイド本体の下部側壁と補強プレートとに
形成されたそれぞれの取り付け孔に引き込み、これらの
取り付け孔に生じている位置ズレの矯正を円滑に助成す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1は、本発明の第1実施
例である支軸部材10の斜視図であって、図2は、固定
側フレームFに伝動媒体用摺接ガイドGを取り付ける際
の支軸部材10の挿入状態を示した断面図であり、図3
は、取り付け後における支軸部材10の支持状態を示し
た断面図である。
に基づいて説明する。まず、図1は、本発明の第1実施
例である支軸部材10の斜視図であって、図2は、固定
側フレームFに伝動媒体用摺接ガイドGを取り付ける際
の支軸部材10の挿入状態を示した断面図であり、図3
は、取り付け後における支軸部材10の支持状態を示し
た断面図である。
【0014】ここで、本発明の第1実施例である支軸部
材10を適用する伝動媒体用摺接ガイドGは、図6に示
すような特願2000−382798号の伝動装置用プ
ラスチック製ガイドと同じものであって、自動車用エン
ジンからなる駆動装置の駆動側と従動側との間に張架さ
れたチェーン、ベルト等の伝動媒体に発生する過度の張
力変動を調整して円滑に走行させるための可動式テンシ
ョナレバーとして機能するものである。すなわち、可動
式テンショナレバーからなる伝動媒体用摺接ガイドG
は、走行するチェーン、ベルト等の伝動媒体が接触摺動
するシューG1とこのシュー裏面に長手方向に亘って延
在した垂直板状の下部側壁G2とで構成されるガイド本
体G3を合成樹脂で一体成形するとともに、このガイド
本体G3の下部側壁G2に形成されたスリットG4に鋼
製の補強プレートG5を挟装状態で嵌め込むことによっ
て組み付け製造され、本発明の支軸部材が前記下部側壁
G2に形成された取り付け孔G6と補強プレートG5に
形成された取り付け孔G7を嵌通して自動車用エンジン
ルームなどの固定側フレームFに取り付けられるもので
ある。
材10を適用する伝動媒体用摺接ガイドGは、図6に示
すような特願2000−382798号の伝動装置用プ
ラスチック製ガイドと同じものであって、自動車用エン
ジンからなる駆動装置の駆動側と従動側との間に張架さ
れたチェーン、ベルト等の伝動媒体に発生する過度の張
力変動を調整して円滑に走行させるための可動式テンシ
ョナレバーとして機能するものである。すなわち、可動
式テンショナレバーからなる伝動媒体用摺接ガイドG
は、走行するチェーン、ベルト等の伝動媒体が接触摺動
するシューG1とこのシュー裏面に長手方向に亘って延
在した垂直板状の下部側壁G2とで構成されるガイド本
体G3を合成樹脂で一体成形するとともに、このガイド
本体G3の下部側壁G2に形成されたスリットG4に鋼
製の補強プレートG5を挟装状態で嵌め込むことによっ
て組み付け製造され、本発明の支軸部材が前記下部側壁
G2に形成された取り付け孔G6と補強プレートG5に
形成された取り付け孔G7を嵌通して自動車用エンジン
ルームなどの固定側フレームFに取り付けられるもので
ある。
【0015】そこで、本実施例の支軸部材10は、図1
に示すように、固定側フレームFと螺合して固定するた
めのネジ部11と、このネジ部11よりテーパー状に拡
径しながら連続形成されて取り付け孔G6,G7の位置
ズレを矯正するための円錐台状ガイド挿入部12と、こ
の円錐台状ガイド挿入部12に連続形成されて取り付け
孔G6,G7の内周面を面一状態で嵌合して支持するた
めの円柱状ガイド支持部13と、この円柱状ガイド支持
部13に連続形成されて伝動媒体用摺接ガイドGを抜け
止めするための抜け止めフランジ部14と、この抜け止
めフランジ部14に連続形成されてスパナーなどで締め
付けるための六角面状の締め付け部15とを備え、これ
らのネジ部11、円錐台状ガイド挿入部12、円柱状ガ
イド支持部13、抜け止めフランジ部14、締め付け部
15が挿入側先端から取り付け側後端にかけて同軸上に
順次配置されている。
に示すように、固定側フレームFと螺合して固定するた
めのネジ部11と、このネジ部11よりテーパー状に拡
径しながら連続形成されて取り付け孔G6,G7の位置
ズレを矯正するための円錐台状ガイド挿入部12と、こ
の円錐台状ガイド挿入部12に連続形成されて取り付け
孔G6,G7の内周面を面一状態で嵌合して支持するた
めの円柱状ガイド支持部13と、この円柱状ガイド支持
部13に連続形成されて伝動媒体用摺接ガイドGを抜け
止めするための抜け止めフランジ部14と、この抜け止
めフランジ部14に連続形成されてスパナーなどで締め
付けるための六角面状の締め付け部15とを備え、これ
らのネジ部11、円錐台状ガイド挿入部12、円柱状ガ
イド支持部13、抜け止めフランジ部14、締め付け部
15が挿入側先端から取り付け側後端にかけて同軸上に
順次配置されている。
【0016】このようにして得られた本実施例の支軸部
材10を用いて可動式テンショナレバーからなる伝動媒
体用摺接ガイドGを自動車用エンジンルームなどの固定
側フレームFに取り付ける場合を図2及び図3に基づい
て説明すると、以下のとおりである。図2および図3に
示すように、まず、本実施例の支軸部材10のネジ部1
1が、伝動媒体用摺接ガイドGの取り付け孔G6,G7
を介して固定側フレームFに当接して螺合し始めると、
このネジ部11に発生する螺入力が円錐台状ガイド挿入
部12をガイド本体G3と補強プレートG5に形成され
た取り付け孔G6,G7に引き込むので、この円錐台状
ガイド挿入部12が取り付け孔G6,G7に対して楔作
用を発揮してこれらの取り付け孔G6,G7に生じてい
る位置ズレXを容易に矯正する。次いで、これらの取り
付け孔G6,G7に生じている位置ズレXが矯正された
状態を確保しながら前記ネジ部11がねじ込まれると、
図3に示すように、円柱状ガイド支持部13がこれらの
取り付け孔G6,G7の内周面に面一状態で嵌合して支
持する。
材10を用いて可動式テンショナレバーからなる伝動媒
体用摺接ガイドGを自動車用エンジンルームなどの固定
側フレームFに取り付ける場合を図2及び図3に基づい
て説明すると、以下のとおりである。図2および図3に
示すように、まず、本実施例の支軸部材10のネジ部1
1が、伝動媒体用摺接ガイドGの取り付け孔G6,G7
を介して固定側フレームFに当接して螺合し始めると、
このネジ部11に発生する螺入力が円錐台状ガイド挿入
部12をガイド本体G3と補強プレートG5に形成され
た取り付け孔G6,G7に引き込むので、この円錐台状
ガイド挿入部12が取り付け孔G6,G7に対して楔作
用を発揮してこれらの取り付け孔G6,G7に生じてい
る位置ズレXを容易に矯正する。次いで、これらの取り
付け孔G6,G7に生じている位置ズレXが矯正された
状態を確保しながら前記ネジ部11がねじ込まれると、
図3に示すように、円柱状ガイド支持部13がこれらの
取り付け孔G6,G7の内周面に面一状態で嵌合して支
持する。
【0017】したがって、本実施例の支軸部材10を用
いて可動式テンショナレバーからなる伝動媒体用摺接ガ
イドGを自動車用エンジンルームなどの固定側フレーム
Fに取り付けた場合には、伝動媒体用摺接ガイドGの取
り付け孔G6,G7に生じている位置ズレXを取り付け
時の螺入力によって容易に矯正して下部側壁G2と補強
プレートG5との組み付け状態を確実に修復するので、
従来のような取り付け孔G6の欠損や取り付けミスもな
く、取り付け作業が確実かつ簡便に達成されてその取り
付け負担を大幅に軽減することができるとともに、取り
付け孔G6,G7の内周面を面一状態に嵌合して支持す
るので、チェーン、ベルト等の伝動媒体が走行して摺接
するシューG1面の偏摩耗を解消して、伝動媒体用摺接
ガイドGの接触摺動機能とガイド寿命を長期に亘って確
保することができ、しかも、走行するチェーンやベルト
の過度の張力変動に追従して張力調整するための回動支
点として揺動機能を十分に発揮することができる。
いて可動式テンショナレバーからなる伝動媒体用摺接ガ
イドGを自動車用エンジンルームなどの固定側フレーム
Fに取り付けた場合には、伝動媒体用摺接ガイドGの取
り付け孔G6,G7に生じている位置ズレXを取り付け
時の螺入力によって容易に矯正して下部側壁G2と補強
プレートG5との組み付け状態を確実に修復するので、
従来のような取り付け孔G6の欠損や取り付けミスもな
く、取り付け作業が確実かつ簡便に達成されてその取り
付け負担を大幅に軽減することができるとともに、取り
付け孔G6,G7の内周面を面一状態に嵌合して支持す
るので、チェーン、ベルト等の伝動媒体が走行して摺接
するシューG1面の偏摩耗を解消して、伝動媒体用摺接
ガイドGの接触摺動機能とガイド寿命を長期に亘って確
保することができ、しかも、走行するチェーンやベルト
の過度の張力変動に追従して張力調整するための回動支
点として揺動機能を十分に発揮することができる。
【0018】図4は、本発明の第2実施例である支軸部
材20の斜視図を示したものである。本実施例の支軸部
材20は、前述した第1実施例の支軸部材10が備えて
いる締め付け部15を抜け止めフランジ部14と円柱状
ガイド支持部13の内部に六角穴の締め付け部25とし
て形成して六角レンチなどで締め付けるようにした変形
例であって、その他の部分については、第1実施例の支
軸部材10と同様に、ネジ部21、円錐台状ガイド挿入
部22、円柱状ガイド支持部23、抜け止めフランジ部
24を備えており、基本的な取り付け機能も同じである
が、第1実施例の支軸部材10よりコンパクトな小形部
材とすることができる。
材20の斜視図を示したものである。本実施例の支軸部
材20は、前述した第1実施例の支軸部材10が備えて
いる締め付け部15を抜け止めフランジ部14と円柱状
ガイド支持部13の内部に六角穴の締め付け部25とし
て形成して六角レンチなどで締め付けるようにした変形
例であって、その他の部分については、第1実施例の支
軸部材10と同様に、ネジ部21、円錐台状ガイド挿入
部22、円柱状ガイド支持部23、抜け止めフランジ部
24を備えており、基本的な取り付け機能も同じである
が、第1実施例の支軸部材10よりコンパクトな小形部
材とすることができる。
【0019】図5は、本発明の支軸部材を適用する伝動
媒体用摺接ガイドGが、駆動装置の駆動側と従動側との
間に張架されたチェーン、ベルト等の伝動媒体に発生す
る弦振動、横振れ等を防止して円滑に走行させるための
固定式ガイドレバーであるが、このような固定式ガイド
レバーであっても、前述したような可動式テンショナレ
バーと同様に、走行するチェーン、ベルト等の伝動媒体
が接触摺動するシューG1とこのシュー裏面に長手方向
に亘って延在した垂直板状の下部側壁G2とで構成され
るガイド本体G3を合成樹脂で一体成形するとともに、
このガイド本体G3の下部側壁G2に形成されたスリッ
トG4に鋼製の補強プレートG5を挟装状態で嵌め込む
ことによって組み付け製造され、前記下部側壁G2に形
成された取り付け孔G6と補強プレートG5に形成され
た取り付け孔G7を嵌通して自動車用エンジンルームな
どの固定側フレームFに取り付けられるので、本発明の
第1実施例として例示した支軸部材10、もしくは、同
第2実施例として例示した支軸部材20を適用すること
ができる。
媒体用摺接ガイドGが、駆動装置の駆動側と従動側との
間に張架されたチェーン、ベルト等の伝動媒体に発生す
る弦振動、横振れ等を防止して円滑に走行させるための
固定式ガイドレバーであるが、このような固定式ガイド
レバーであっても、前述したような可動式テンショナレ
バーと同様に、走行するチェーン、ベルト等の伝動媒体
が接触摺動するシューG1とこのシュー裏面に長手方向
に亘って延在した垂直板状の下部側壁G2とで構成され
るガイド本体G3を合成樹脂で一体成形するとともに、
このガイド本体G3の下部側壁G2に形成されたスリッ
トG4に鋼製の補強プレートG5を挟装状態で嵌め込む
ことによって組み付け製造され、前記下部側壁G2に形
成された取り付け孔G6と補強プレートG5に形成され
た取り付け孔G7を嵌通して自動車用エンジンルームな
どの固定側フレームFに取り付けられるので、本発明の
第1実施例として例示した支軸部材10、もしくは、同
第2実施例として例示した支軸部材20を適用すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る伝動
媒体用摺接ガイドの支軸部材は、伝動媒体用摺接ガイド
として組み付け製造されたガイド本体の下部側壁と補強
プレートとの取り付け孔に位置ズレがあっても、駆動装
置の躯体などの固定側フレームに対して取り付けること
ができるものであって、特に、以下のような本発明に特
有の効果を奏する。本請求項1に係る発明の支軸部材に
よれば、駆動装置の躯体などの固定側フレームに対する
取り付け時に、先細の円錐台状ガイド挿入部が下部側壁
と補強プレートに形成されたそれぞれの取り付け孔に対
して楔作用を発揮して容易に挿入され貫通するため、こ
れらの取り付け孔に生じている位置ズレを容易に矯正し
て下部側壁と補強プレートとの組み付け状態を確実に修
復するので、従来のような取り付け孔の欠損や取り付け
ミスもなく、取り付け作業が確実かつ簡便に達成されて
その取り付け負担を大幅に軽減することができる。
媒体用摺接ガイドの支軸部材は、伝動媒体用摺接ガイド
として組み付け製造されたガイド本体の下部側壁と補強
プレートとの取り付け孔に位置ズレがあっても、駆動装
置の躯体などの固定側フレームに対して取り付けること
ができるものであって、特に、以下のような本発明に特
有の効果を奏する。本請求項1に係る発明の支軸部材に
よれば、駆動装置の躯体などの固定側フレームに対する
取り付け時に、先細の円錐台状ガイド挿入部が下部側壁
と補強プレートに形成されたそれぞれの取り付け孔に対
して楔作用を発揮して容易に挿入され貫通するため、こ
れらの取り付け孔に生じている位置ズレを容易に矯正し
て下部側壁と補強プレートとの組み付け状態を確実に修
復するので、従来のような取り付け孔の欠損や取り付け
ミスもなく、取り付け作業が確実かつ簡便に達成されて
その取り付け負担を大幅に軽減することができる。
【0021】また、本請求項1に係る発明の支軸部材に
よれば、この円錐台状ガイド挿入部に連続して形成され
た円柱状ガイド支持部がこれらの取り付け孔の内周面を
面一状態に嵌合して支持するため、チェーン、ベルト等
の伝動媒体が走行して摺接するシュー面の偏摩耗を解消
して、伝動媒体用摺接ガイドの接触摺動機能とガイド寿
命を長期に亘って確保することができ、特に、伝動装置
用プラスチック製ガイドが可動式のテンショナレバーで
ある場合には、走行するチェーンやベルトの過度の張力
変動に追従して張力調整するための、回動支点として揺
動機能を十分に発揮することができる。
よれば、この円錐台状ガイド挿入部に連続して形成され
た円柱状ガイド支持部がこれらの取り付け孔の内周面を
面一状態に嵌合して支持するため、チェーン、ベルト等
の伝動媒体が走行して摺接するシュー面の偏摩耗を解消
して、伝動媒体用摺接ガイドの接触摺動機能とガイド寿
命を長期に亘って確保することができ、特に、伝動装置
用プラスチック製ガイドが可動式のテンショナレバーで
ある場合には、走行するチェーンやベルトの過度の張力
変動に追従して張力調整するための、回動支点として揺
動機能を十分に発揮することができる。
【0022】さらに、本請求項2に係る発明の支軸部材
によれば、請求項1に係る発明の奏する効果に加えて、
固定側フレームと螺合して固定するための円錐台状ガイ
ド挿入部より縮径のネジ部を円錐台状ガイド挿入部の先
端挿入側に備えていることによって、駆動装置の躯体な
どの固定側フレームに対して螺合し始めたネジ部に発生
する螺入力が円錐台状ガイド挿入部をガイド本体の下部
側壁と補強プレートとに形成されたそれぞれの取り付け
孔に引き込み、これらの取り付け孔に生じている位置ズ
レの矯正に要する労力を軽減して円滑に達成することが
できる。
によれば、請求項1に係る発明の奏する効果に加えて、
固定側フレームと螺合して固定するための円錐台状ガイ
ド挿入部より縮径のネジ部を円錐台状ガイド挿入部の先
端挿入側に備えていることによって、駆動装置の躯体な
どの固定側フレームに対して螺合し始めたネジ部に発生
する螺入力が円錐台状ガイド挿入部をガイド本体の下部
側壁と補強プレートとに形成されたそれぞれの取り付け
孔に引き込み、これらの取り付け孔に生じている位置ズ
レの矯正に要する労力を軽減して円滑に達成することが
できる。
【図1】 本発明の一実施例である支軸部材の斜視図。
【図2】 取り付け時における支軸部材の挿入状態を示
した断面図。
した断面図。
【図3】 取り付け後における支軸部材の支持状態を示
した断面図。
した断面図。
【図4】 本発明の他の実施例である支軸部材の斜視
図。
図。
【図5】 固定式ガイドレバーを分解した斜視図。
【図6】 可動式テンショナレバーを分解した斜視図。
【図7】 従来の取り付けボルトによる取り付け不具合
を示す断面図。
を示す断面図。
10,20 ・・・ 支軸部材 11,21 ・・・ ネジ部 12,22 ・・・ 円錐台状ガイド挿入部 13,23 ・・・ 円柱状ガイド支持部 14,24 ・・・ 抜け止めフランジ部 15,25 ・・・ 締め付け部 B ・・・ ボルト型支軸部材 F ・・・ 固定側フレーム G ・・・ 伝動媒体用摺接ガイド(可動式テンショナ
レバー、固定式ガイドレバー) G1 ・・・ シュー G2 ・・・ 下部側壁 G3 ・・・ ガイド本体 G4 ・・・ スリット G5 ・・・ 補強プレート G6 ・・・ 下部側壁の取り付け孔 G7 ・・・ 補強プレートの取り付け孔 X ・・・・ 取り付け孔の位置ズレ
レバー、固定式ガイドレバー) G1 ・・・ シュー G2 ・・・ 下部側壁 G3 ・・・ ガイド本体 G4 ・・・ スリット G5 ・・・ 補強プレート G6 ・・・ 下部側壁の取り付け孔 G7 ・・・ 補強プレートの取り付け孔 X ・・・・ 取り付け孔の位置ズレ
Claims (2)
- 【請求項1】 チェーン、ベルト等の伝動媒体が走行し
て摺接するシュー面を延設したガイド本体と前記ガイド
本体の長手方向に延在する下部側壁に挟装状態で添設し
た補強プレートとで構成された伝動媒体用摺接ガイドを
固定側フレームに取り付けるために、前記ガイド本体の
下部側壁と補強プレートに形成された取り付け孔を嵌通
して固定する支軸部材において、 前記支軸部材が、取り付け時に前記取り付け孔に生じて
いる位置ズレを矯正しながら挿入される先細の円錐台状
ガイド挿入部と、前記円錐台状ガイド挿入部に連続して
形成されて取り付け後に前記取り付け孔の内周面が面一
状態で嵌合して支持される円柱状ガイド支持部とを備え
ていることを特徴とする伝動媒体用摺接ガイドの支軸部
材。 - 【請求項2】 前記円錐台状ガイド挿入部の先端挿入側
に、固定側フレームと螺合して固定するための円錐台状
ガイド挿入部より縮径のネジ部を備えていることを特徴
とする請求項1に記載された伝動媒体用摺接ガイドの支
軸部材。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069238A JP2002266964A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 伝動媒体用摺接ガイドの支軸部材 |
US10/093,629 US20020128100A1 (en) | 2001-03-12 | 2002-03-08 | Pivot shaft member for a slide contact guide for transmission medium |
DE60234972T DE60234972D1 (de) | 2001-03-12 | 2002-03-08 | Schwenkteil und Führungsschiene eines Treibriemens |
EP02005198A EP1241380B1 (en) | 2001-03-12 | 2002-03-08 | Pivot member and transmission belt guide |
KR10-2002-0012919A KR100502520B1 (ko) | 2001-03-12 | 2002-03-11 | 전동매체용 미끄럼접촉 가이드의 지지축부재 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069238A JP2002266964A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 伝動媒体用摺接ガイドの支軸部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002266964A true JP2002266964A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18927300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001069238A Pending JP2002266964A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 伝動媒体用摺接ガイドの支軸部材 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020128100A1 (ja) |
EP (1) | EP1241380B1 (ja) |
JP (1) | JP2002266964A (ja) |
KR (1) | KR100502520B1 (ja) |
DE (1) | DE60234972D1 (ja) |
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DE102014213979A1 (de) | 2013-07-22 | 2015-01-22 | Tsubakimoto Chain Co. | Kettenführung |
DE102014213982A1 (de) | 2013-07-29 | 2015-01-29 | Tsubakimoto Chain Co. | Kettenführung |
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JP3336337B1 (ja) | 2001-11-14 | 2002-10-21 | 株式会社椿本チエイン | 伝動装置用プラスチック製可動ガイド |
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2001
- 2001-03-12 JP JP2001069238A patent/JP2002266964A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-08 EP EP02005198A patent/EP1241380B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-08 DE DE60234972T patent/DE60234972D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-08 US US10/093,629 patent/US20020128100A1/en not_active Abandoned
- 2002-03-11 KR KR10-2002-0012919A patent/KR100502520B1/ko not_active Expired - Fee Related
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EP1241380B1 (en) | 2010-01-06 |
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EP1241380A2 (en) | 2002-09-18 |
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