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JP2002266250A - 炭素繊維製造工程用油剤 - Google Patents

炭素繊維製造工程用油剤

Info

Publication number
JP2002266250A
JP2002266250A JP2001073475A JP2001073475A JP2002266250A JP 2002266250 A JP2002266250 A JP 2002266250A JP 2001073475 A JP2001073475 A JP 2001073475A JP 2001073475 A JP2001073475 A JP 2001073475A JP 2002266250 A JP2002266250 A JP 2002266250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil agent
carbon atoms
acid
carbon fiber
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001073475A
Other languages
English (en)
Inventor
Akie Takeshige
陽恵 竹重
Satoru Murakami
悟 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001073475A priority Critical patent/JP2002266250A/ja
Publication of JP2002266250A publication Critical patent/JP2002266250A/ja
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素繊維製造工程において、優れた耐熱性や
単繊維の接着防止性を示し、灰分による炭素繊維の性能
低下のない炭素繊維製造工程用油剤を得る。 【解決手段】 下記一般式(1)で示される1種以上の
化合物を含有することを特徴とする炭素繊維製造工程用
油剤。 [但し、式中、X:水素原子またはモノカルボン酸残
基、R:炭素数2〜32の炭化水素基、A:炭素数2〜
10の炭化水素基、m:1〜100の整数、n:1〜5
00の整数、複数個のX、R、A、nは同一であっても
異なっていてもよい。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素繊維製造工程
用油剤に関するものである。更に詳しくは、炭素繊維の
前駆体繊維の製造工程または耐炎化工程前に付与する炭
素繊維製造工程用油剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維は、一般に酸化性雰囲気下で2
00〜300℃に加熱された後、さらに不活性雰囲気下
で700℃以上に加熱される工程を経て製造されるた
め、高度な耐熱性と熱処理を受けても繊維が融着しな
い、等の性能を有する油剤が必要とされる。従来、優れ
た耐熱性や単繊維の接着防止性を示す炭素繊維製造工程
用油剤として、アミノ変性基を有したオルガノポリシロ
キサン化合物が知られている(特開平5−140821
号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
オルガノポリシロキサン化合物では、焼成後に残るケイ
素化合物(灰分)の処理コストや灰分による焼成炉の内
壁等の破損、及び残存する灰分による炭素繊維の性能低
下という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
本発明は、下記一般式(1)で示される1種以上の化合
物を含有することを特徴とする炭素繊維製造工程用油
剤;上記の油剤を、炭素繊維の前駆体繊維に、処理後の
繊維の質量に基づいて、純分で0.01〜10質量%付
与する炭素繊維の前駆体繊維の処理方法;並びに上記の
油剤を用いて製造される炭素繊維;である。 [但し、式中 X:水素原子またはモノカルボン酸残基 R:炭素数2〜32の炭化水素基 A:炭素数2〜10の炭化水素基 m:1〜100の整数 n:1〜500の整数 複数個のX、R、A、nは同一であっても異なっていて
もよい。]
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の炭素繊維製造工程用油剤
中には一般式(1)で示される化合物を必須成分として
含有する。式(1)中、Xは水素原子又はモノカルボン
酸残基であって、それぞれのXは同一でも異なっていて
もよい。Xとしてはモノカルボン酸残基が好ましい。モ
ノカルボン酸残基とはモノカルボン酸からOHを除いた
残基を言う。モノカルボン酸残基の炭素数は、通常2〜
32であり、好ましくは4〜24、さらに好ましくは8
〜18である。炭素数がこの範囲であると、油剤として
の平滑性がより良好になる。上記モノカルボン酸として
は、例えば、炭素数2〜32の飽和脂肪酸(酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸など)、炭素数3〜32の不飽和脂肪酸
(アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、リノール
酸、リノレン酸など)、炭素数6〜32の環状飽和カル
ボン酸(シクロヘキサンカルボン酸、シクロオクタンカ
ルボン酸など)、炭素数6〜32の環状不飽和カルボン
酸(シクロヘキセンカルボン酸など)、および炭素数7
〜32の芳香族系カルボン酸(フェニル酢酸、安息香
酸、トルイル酸など)が挙げられる。これらのうちで好
ましいのは、飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸であり、さ
らに好ましいのは、ラウリン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸およびオレイン酸である。
【0006】Rは、炭素数2〜32の1種以上の2価の
炭化水素基であって、mが2以上の場合の複数のRは、
同一のものであっても異なっていてもよい。Rの炭素数
は2〜18であることが好ましく、2〜10であること
がさらに好ましく、2〜6であることがとくに好まし
い。Rの炭素数がこれらの範囲であると、炭素繊維の前
駆体繊維(アクリル繊維、レーヨン繊維、ピッチ系繊維
等;以下、これらをプレカーサーと略する。)への吸着
性がさらに良好になる傾向がある。炭化水素基の例とし
ては、炭素数2〜32の直鎖もしくは分岐の飽和炭化水
素基(エチレン基、プロピレン基、ブチレン基など)、
炭素数5〜32の飽和環状炭化水素基(シクロヘキシレ
ン基、シクロオクチレン基など)、炭素数5〜32の不
飽和環状炭化水素基(シクロペンタジエニレン基など)
および炭素数6〜32の芳香族系炭化水素基(フェニレ
ン基、ベンジレン基、トリレン基、ビフェニレン基、ナ
フチレン基など)が挙げられる。これらのうち好ましい
のは、直鎖飽和炭化水素基および芳香族系炭化水素基で
あり、さらに好ましいのはエチレン基、1,3−プロピ
レン基およびフェニレン基であり、とくに好ましいの
は、エチレン基である。
【0007】Aは、炭素数2〜10の1種以上の2価の
炭化水素基である。Aの炭素数は2〜6であることが好
ましく、2〜4であることがさらに好ましい。Aの炭素
数がこの範囲であると、耐熱性と平滑性のバランスが良
い。Aの具体的な例としては、Rの例で述べたもののう
ち炭素数2〜10のものが例示できる。これらのうち好
ましいのは、直鎖もしくは分岐の飽和炭化水素基であ
り、さらに好ましいのはエチレン基、1,2−および
1,3−プロピレン基、1,2−、1,3−、2,3−
および1,4−ブチレン基であり、とくに好ましいの
は、エチレン基および1,2−プロピレン基である。
【0008】mは、1〜100の整数であって、1〜8
0であることが好ましく、1〜50であることがより好
ましく、1〜10であることがとくに好ましい。mがこ
の範囲であると、耐熱性が良好となる。
【0009】nは、1〜500の整数であって、3〜3
00であることが好ましく、5〜200であることがよ
り好ましい。nがこの範囲であると油剤粘度が適切な範
囲となり、付着性が良好となる。nが小さくなると水に
対する分散性が低下する傾向にあり、nが大きくなると
熱安定性や繊維に対する付着性が低下する傾向にある。
【0010】式(1)で示される化合物としては、例え
ば、ポリアミン、もしくはそれとモノカルボン酸とのア
ミド化物に、炭素数2〜10のアルキレンオキシドが付
加され、さらに必要によりモノカルボン酸でエステル化
された構造の化合物が挙げられる。上記ポリアミンとし
ては、炭素数が2〜200のものが好ましく、さらに好
ましくは2〜100、とくに好ましくは2〜32であ
る。具体例としては、炭素数2〜32(好ましくは2〜
6)のアルキレンジアミン(エチレンジアミン、1,3
−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,5
−ジアミノペンタンなど)、炭素数4〜32(好ましく
は4〜12)のポリアルキレンポリアミン(ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、ペンタエチレン
ヘキサミンなど)、および炭素数6〜32の芳香族系ジ
アミン(フェニレンジアミンなど)が挙げられる。これ
らのうち、好ましいのは、炭素数2〜6のアルキレンジ
アミン、炭素数4〜12のポリアルキレンポリアミン、
およびフェニレンジアミンであり、さらに好ましいのは
エチレンジアミンである。
【0011】上記モノカルボン酸の例としては、先にX
のモノカルボン酸残基を形成する酸の例として例示した
化合物などが挙げられる。好ましいものの例も同様であ
る。
【0012】上記アルキレンオキシドとしては、例え
ば、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド
(PO)、1,2−、1,3−、2,3−および1,4
−ブチレンオキシド(BO)、スチレンオキシド、並び
にこれらの2種以上の併用(ブロック及び/又はランダ
ム付加)が挙げられる。これらのうち、好ましくはE
O、PO、BOであり、さらに好ましくは、EOおよび
POである。
【0013】式(1)の化合物の製法としては特に限定
されないが、例えば、2個のアミノ基と(m−1)個
(m=1のときは0個)のイミノ基を有するポリアミン
1モルに対し約2モルのモノカルボン酸を反応させてア
ミド化した後、アルキレンオキシド(m+1)〜500
(m+1)モルを塩基性又は酸性触媒の存在下、110
℃〜150℃で付加反応させ、反応生成物にさらにモノ
カルボン酸を反応させエステル化する方法が挙げられ
る。
【0014】この際のアミド化及びエステル化の反応条
件としては、通常用いられる方法でよく、いずれの場合
も、反応は常圧、加圧下又は減圧下で行うことができ、
触媒の存在下に行ってよい。反応温度は通常70〜25
0℃、反応時間は通常1〜30時間である。触媒として
は、酸触媒(例えばパラトルエンスルホン酸、メタンス
ルホン酸、硫酸等)、金属触媒(ジブチルスズオキサイ
ド、酢酸亜鉛等)又はアルカリ触媒〔例えば水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデセン(DBU)等〕等が使用でき
る。触媒を用いる場合の使用量は、全仕込量に基づいて
好ましくは0.01〜3質量%である。
【0015】式(1)で示される化合物のゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ(GPC)による数平均分子量
(以下Mnと略す)は、好ましくは1,000〜10
0,000、さらに好ましくは2,000〜80,00
0、とくに好ましくは3,000〜50,000であ
る。また、25℃における粘度は、通常、10〜10,
000cPs、好ましくは30〜8,000cPs、さ
らに好ましくは50〜5,000cPsである。分子量
および粘度がこの範囲であると、繊維間の融着防止性に
優れ、かつ油剤としての取り扱い性が容易であり好まし
い。
【0016】また、一般式(1)で示される化合物の酸
価は、通常60以下、好ましくは30以下、特に好まし
くは10以下である。この範囲だと平滑性、耐熱性及び
繊維への均一付着性が良好となり、さらに高強度の炭素
繊維が得られる傾向にある。
【0017】式(1)で示される化合物の組成で好まし
いものとしては、炭素数2〜6のアルキレンジアミンも
しくは炭素数4〜12のポリアルキレンポリアミンの、
炭素数8〜18の飽和もしくは不飽和脂肪酸アミドに、
炭素数2および/または3のアルキレンオキシドが付加
され、さらに上記脂肪酸でエステル化された化合物が挙
げられ、具体例としては、以下のような化合物が挙げら
れる。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】本発明の炭素繊維製造工程用油剤では、上
記式(1)の成分の機能発現を損なわない範囲で他の平
滑剤、非イオン界面活性剤、制電剤を添加することがで
きる。
【0023】平滑剤としては、以下のようなものが挙げ
られる。 25℃における動粘度が10〜3,000cStであ
る鉱物油(例えば、25℃における動粘度が200cS
tである精製スピンドル油、25℃における動粘度が1
00cStである流動パラフィン等) 動植物油(例えば、牛脂、マッコウ鯨油、ヤシ油、ヒ
マシ油等) 炭素数8〜32のカルボン酸と炭素数4〜32のアル
コールからなる脂肪酸エステル(例えば、イソステアリ
ルラウレート、オレイルオレエート、ジオレイルアジペ
ート等) 炭素数4〜32の高級アルコールのEO1〜10モル
付加物と炭素数8〜32のカルボン酸とからなるアルキ
ルエーテルエステル(例えば、ラウリルアルコールのE
O3モル付加物ラウレート、イソステアリルアルコール
のEO5モル付加物ラウレート等)
【0024】炭素数1〜32の1価アルコールに炭素
数2〜4のアルキレンオキシドを付加したポリエーテル
系潤滑剤(例えば、付加モル数1〜100)〔例えば、
ブタノールのEO/POランダム付加物(Mn=500
〜10,000)、オクチルアルコールのEO及び/又
はPO付加物(Mn=300〜10,000)、ステア
リルアルコールのEO及び/又はPO付加物(Mn=5
00〜10,000)等〕 シリコーン化合物(例えば、ジメチルポリシロキサ
ン、アミノ変性シリコーン、フェニル変性シリコーン、
ポリエーテル変性シリコーン等) 天然および合成ワックス〔例えば、カルナバワック
ス、みつろう、融点30℃〜100℃のパラフィンワッ
クス及びポリオレフィンワックス(オレフィンの炭素数
2〜18、Mn=1,000〜10,000のワック
ス、例えばポリエチレンワックス)等〕 が挙げられる。これらのうち好ましいものは動植物油、
脂肪酸エステル、アルキルエーテルエステル、ポリエー
テル系潤滑剤、シリコーン化合物及びワックスであり、
さらに好ましいのは脂肪酸エステル、アルキルエーテル
エステル及びポリエーテル系潤滑剤である。
【0025】非イオン界面活性剤としては、例えば以下
のようなものが挙げられる。 炭素数2〜6の3〜8価又はそれ以上の多価アルコー
ルと炭素数8〜32の脂肪酸とからなるエステルの炭素
数2〜4のアルキレンオキシド付加物(例えば、付加モ
ル数1〜200)(例えば、硬化ヒマシ油のEO25モ
ル付加物、ソルビタントリオレエートのEO20モル付
加物等) 炭素数6〜32のアルキルアミン及びこれらの炭素数
2〜4のアルキレンオキシド付加物(例えば、付加モル
数1〜40)(例えば、トリエチルアミン、ラウリルア
ミンのEO1モル付加物、ステアリルアミンのEO7モ
ル付加物等) 上記の平滑剤の例のうち炭素数8〜32の高級アル
コールの炭素数2〜4のアルキレンオキシド付加物(例
えば、付加モル数1〜100)は、非イオン界面活性剤
としての機能も有する。〔例えば、オクチルアルコール
のEO/POランダム付加物(Mn=500〜10,0
00)、ステアリルアルコールのEO及び/又はPO付
加物(Mn=300〜10,000)等〕 これらのうち好ましいのは、多価アルコールエステルの
アルキレンオキシド付加物および高級アルコールのアル
キレンオキシド付加物であり、さらに好ましいのは高級
アルコールのアルキレンオキシド付加物である。
【0026】制電剤としては、以下のようなものが挙げ
られる。 炭素数8〜32のアルコール及びこれらの炭素数2〜
4のアルキレンオキシド付加物(例えば、付加モル数1
〜20)のホスフェート(例えば、ラウリルアルコール
のリン酸エステルカリウム塩、ステアリルアルコールの
EO2モル付加物のリン酸エステルナトリウム塩等) 炭素数9〜90の(チオ)ホスファイト(例えば、ト
リフェニルホスファイト、トリラウリルトリチオホスフ
ァイト等) 炭素数8〜32の脂肪酸石鹸(対イオンは、例えばア
ンモニウム、ナトリウム、カリウム、アンモニア等)
(例えば、ラウリン酸アンモニウム石鹸、オレイン酸カ
リウム石鹸、ヒマシ油ナトリウム石鹸等) 炭素数8〜32のイミダゾリン系化合物(例えば、ラ
ウリルイミダゾリン、オレイルイミダゾリン等) 炭素数8〜32の硫酸エステル類及びその塩(例え
ば、ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム塩、オ
レイルアルコール硫酸エステルアンモニウム等) 炭素数8〜32のスルホン酸及びその塩(例えば、ド
デシルベンゼンスルホン酸及びそのナトリウム塩、スル
ホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルエステルナトリウム
塩等) が挙げられる。これらのうち好ましいのは、ホスフェー
ト、(チオ)ホスファイトおよび脂肪酸石鹸であり、さ
らに好ましいのは、ホスフェートおよび脂肪酸石鹸であ
る。
【0027】さらに本発明の化合物は、その性能を損な
わない範囲で、その他の添加剤及びpH調整剤等を含有
してもよい。添加剤としては、以下のようなものが挙げ
られる。 酸化防止剤〔例えば、ヒンダードフェノール系の2,
6−ジ−t−ブチルフェノール、トリエチレングリコー
ル−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート];アミン系の2,
4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−
トリアジン;等〕 紫外線吸収剤〔例えば、ベンゾトリアゾール系の2−
(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル;
ヒンダードアミン系のビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)セバケート;等〕 フッ素化合物(例えば、パーフルオロエタン、パーフ
ルオロオクタン等) が挙げられる。
【0028】pH調整剤としては、以下のようなものが
挙げられる。 低級脂肪酸(炭素数2〜8)及びその誘導体(例え
ば、酢酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、酢酸ナトリウム等) アンモニア及びアルカリ金属の水酸化物(例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなど) 炭素数6〜32のアルキルアミン及びこれらの炭素数
2〜4のアルキレンオキシド付加物(例えば、付加モル
数1〜40)(例えば、トリエチルアミン、ラウリルア
ミンのEO2モル付加物、ステアリルアミンのEO5モ
ル付加物等) 炭素数8〜32の脂肪酸石鹸(対イオンは、例えばア
ンモニウム、ナトリウム、カリウム、アンモニア等)
(例えば、ラウリン酸アンモニウム石鹸、オレイン酸カ
リウム石鹸、ヒマシ油ナトリウム石鹸等) が挙げられる。
【0029】本発明の油剤中の、一般式(1)で示され
る化合物の含有量、及びその他の平滑剤、非イオン界面
活性剤、制電剤等の含有量は特に制限されないが、目標
とする高度な耐熱性と融着防止性を保持するという観点
から、一般式(1)で示される化合物を配合後の油剤の
全質量に基づいて、40質量%以上含有するのが好まし
い。さらに好ましくは、50質量%以上、とくに好まし
くは、70〜95質量%である。また、本発明の油剤中
の平滑剤の含量は、通常0又は1〜60質量%〔ただ
し、平滑剤としてのシリコーン化合物を用いる場合の
含量は、特に炭素繊維製造工程において灰分が少ないと
いう本発明の性能を満足するため、通常0又は0.1〜
10質量%、好ましくは0又は1〜5質量%〕、非イオ
ン界面活性剤の含量は0又は1〜20質量%〔ただし、
非イオン界面活性剤としてを用いる場合は、上記平滑
剤の含量に同じ〕、制電剤の含量は、0又は0.1〜7
質量%、その他の添加剤の含量は、0又は0.01〜5
質量%である。同様に、pH調整剤は油剤の10%水溶
液のpHが通常4〜10、好ましくは5〜9、特に好ま
しくは6〜8になるような量(例えば0〜5重量%)で
ある〔ただし、pH調整剤のうち、は非イオン界面活
性剤、は制電剤としての機能も兼ねるため、それぞれ
上記の非イオン界面活性剤および制電剤の含量用いるの
が好ましい。〕。一般式(1)で示される化合物以外の
その他の成分の合計の含有量は、油剤の全質量に基づい
て、通常60質量%以下、好ましくは0.001〜50
質量%、さらに好ましくは5〜30質量%である。
【0030】本発明における、一般式(1)で示される
化合物とその他の成分を混合する方法は特に限定され
ず、従来公知の方法を用いて油剤の使用形態にあわせて
適当な方法をとることができる。例えば、撹拌羽根を備
えた配合槽やニーダー等を用いて一般式(1)で示され
る化合物とその他の成分を直接配合し、必要により加
温、混合する方法;一般式(1)で示される化合物とそ
の他の成分を別々に希釈、乳化等を行ったのち配合する
方法等が挙げられる。
【0031】本発明の油剤の付与形態は、非含水、ある
いは水で乳化したエマルション、いずれの状態でも処理
することができる。非含水処理を施す場合には、原油の
まま、または希釈剤で希釈して使用する。希釈比率は特
に限定されないが、油剤の含量は、希釈後の希釈液の全
質量に基づいて、好ましくは1〜80質量%、さらに好
ましくは5〜70質量%である。一般式(1)で示され
る化合物の含量は、希釈後の希釈液の全質量に基づい
て、好ましくは0.4〜80質量%、さらに好ましくは
2〜65質量%である。
【0032】希釈剤の例としては、有機溶剤〔エチレン
グリコール、プロピレングリコール、メタノール、イソ
プロパノール等のアルコール;ジエチルエーテル等のエ
ーテル;ヘキサン等の脂肪族炭化水素;トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素;メチルエチルケトン等のケト
ン;ジメチルホルムアミド等の極性溶媒;クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素〕や、低粘度
(10cSt未満)鉱物油(25℃における動粘度が
0.5〜5cStの流動パラフィンおよび精製スピンド
ル油等)が挙げられる。
【0033】エマルションとして処理を施す場合には、
本油剤に必要に応じ乳化剤(前記非イオン界面活性剤の
例として挙げたものが使用できる)を配合し、水中に乳
化した後使用する。油剤への乳化剤の配合方法は、例え
ば、本油剤を必要により上記の有機溶剤、低粘度鉱物油
と混合させた後、撹拌しながらこれに乳化剤を添加する
といった方法が適用でき、乳化する方法としては、例え
ば、30℃〜60℃の温水を撹拌しながら、これに上記
油剤混合物を添加するといった方法が適用できる。乳化
剤の量は、油剤の全質量に基づいて、通常0〜50質量
%である。乳化機としては、攪拌翼を備えた乳化槽や、
ボールミル、ガウリンホモジナイザー、ホモディスパー
及びビーズミル等を用いることができる。希釈比率は特
に限定されないが、油剤の含量が、乳化後のエマルショ
ンの全質量に基づいて好ましくは0.01〜30質量
%、さらに好ましくは0.2〜20質量%である。一般
式(1)で示される化合物の含量は、乳化後のエマルシ
ョンの全質量に基づいて、好ましくは0.004〜30
質量%、さらに好ましくは0.08〜18質量%であ
る。
【0034】本発明の油剤は、炭素繊維の製造工程のう
ち、プレカーサー製造工程では、紡糸後、延伸前、延伸
後及び巻き取り前等の工程で付与することができるが、
紡糸後または延伸前の段階で付与するのが好ましい。ま
た、耐炎化工程直前の段階で付与することもできる。さ
らに、耐炎化後、炭素化前の工程で付与することもでき
る。
【0035】給油方法については特に限定はなく、油剤
の入った槽に糸条を浸漬(ディッピング)した後に、ロ
ーラー等で所定の付着量になるように絞る方法(ディッ
プ法)が一般的であるが、ノズル給油、ローラー給油、
またはスプレー給油等も適用可能である。本発明の油剤
のプレカーサーへの付与量は、紡糸乾燥後の繊維質量に
基づいて、純分(水、希釈剤以外の成分)で、通常0.
01〜10質量%、好ましくは0.05〜5質量%であ
る。上記成分の付与量が0.01質量%未満では、ロー
ラー、ガイドへの巻き付きが発生しやすく、10質量%
より多い場合は、繊維の融着が発生しやすくなる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。以下において部
は質量部、%は質量%をそれぞれ意味する。
【0037】<実施例1>下記式(2)で示される化合
物80部、イソステアリルラウレート15部、オクチル
アルコールのEO/POランダム付加物(Mn:2,0
00)4部、ラウリルアルコールのリン酸エステルカリ
ウム塩0.5部、およびトリエチレングリコール−ビス
[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート]0.5部を、20℃で撹拌
混合して本発明の油剤〔1〕を得た。
【0038】
【化5】
【0039】<実施例2>式(2)で示される化合物を
下記式(3)で示される化合物に代える以外は実施例1
と同様にして本発明の油剤〔2〕を得た。
【0040】
【化6】
【0041】<比較例1>式(2)で示される化合物
を、アミノ当量=1,800、粘度(25℃)=1,2
00cStであるアミノ変性シリコーンに代える以外は
実施例1と同様にして比較の油剤〔1〕を得た。
【0042】<比較例2>式(2)で示される化合物
を、アミノ当量=3,000、粘度(25℃)=3,5
00cStであるアミノ変性シリコーンに代える以外は
実施例1と同様にして比較の油剤〔2〕を得た。
【0043】<実施例3および比較例3> (1)プレカーサーの製造 アクリロニトリル99%とイタコン酸1%を共重合した
ポリアクリロニトリル重合体の20%ジメチルスルホオ
キシド(DMSO)溶液を、50%DMSO水溶液中に
押し出し湿式紡糸にてアクリルトウを得た。これを水洗
後、90℃の熱水中で延伸し乾燥してプレカーサー(3
0,000デニール/12,000フィラメント)を得
た。 (2)耐炎化 実施例1及び2で得られた本発明の油剤、比較例1及び
2で得られた比較の油剤を、それぞれ上記で得たプレカ
ーサーに、付着量0.5%となるようにディップ法にて
付与し、130℃で60秒間加熱した。これを、単糸デ
ニールあたり0.01gの張力がかかるように鉄製金属
枠に保持したのち、金属枠ごと250℃の循風乾燥機に
60分間放置し、耐炎化繊維を得た。 (3)炭素化 上記で得た耐炎化繊維を、単糸デニール当たり0.01
gの張力をかけながら、窒素雰囲気下、300〜1,4
00℃(50℃/分の温度勾配)、1400℃で10分
間、炭素化炉で焼成して炭素繊維を得た。
【0044】実施例1及び2で得られた本発明の油剤、
比較例1及び2で得られた比較の油剤について、分繊
性、耐接着性、平滑性、制電性、加熱後灰分及び炭素繊
維強度をそれぞれ以下の方法で測定、評価した結果を表
1に示す。
【0045】<分繊性の評価>実施例3および比較例3
において、油剤処理後、130℃で60秒間加熱して得
たプレカーサートウを長さ約2cmに切断し黒紙上で単
繊維の分繊性を観察した。 評価基準 ◎:単繊維の接着がなく、単繊維がバラバラとなる(分
繊性極めて良好) ○:ほとんど単繊維の接着がないが、所々に単繊維のバ
ラバラにならない部分がある(分繊性良好) △:かなりの部分に単繊維の接着があり、単繊維のバラ
バラにならない部分が多い(分繊性不良) ×:ほとんど単繊維が接着しており、ほとんど単繊維が
バラバラにならない(分繊性極めて不良)
【0046】<耐接着性の評価>実施例3および比較例
3において得られた耐炎化繊維を、長さ約2cmに切断
し、白紙上で繊維の接着性を観察した。 評価基準 ◎:単繊維の接着が見られない ○:僅かに単繊維が接着している △:所々に単繊維の接着が見られる ×:単繊維の接着極めて多い
【0047】<平滑性の評価>油剤をアクリルフィラメ
ント(300デニール/300フィラメント)に付着量
0.5%となるようにディップ法で付与し、初張力10
g、糸速度50m/minでクロムメッキした梨地ピン
と接触させ、アクリルフィラメントと梨地ピンとの摩擦
係数を張力計(エイコー測器製)を用いて求めた。値は
小さいほど平滑性良好である。
【0048】<制電性の評価>上記平滑性の評価時に梨
地ピン上で発生する静電気を、集電式電位差測定装置
(KS−525、春日電機株式会社製)にて測定した。 評価基準 ◎:静電気の発生ほとんどなし(発生電気量:−50〜
+50V) ○:やや静電気発生(発生電気量:−500〜−50
V、+50〜+500V) ×:静電気発生多い(発生電気量:−500V未満、+
500Vを越える)
【0049】<加熱後灰分>JIS−K−0067に記
載の灰分試験、第1法に基づいて各油剤の灰分を測定し
た。
【0050】<炭素繊維強度の評価>実施例3および比
較例3において得られた炭素繊維を用い、JIS−R−
7601に記載の方法に準じてストランド強度を測定し
た。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明の炭素繊維製造工程用油剤は、優
れた耐熱性、潤滑性、制電性(プレカーサーの分繊性、
接着防止性に優れる)を有すると共に、優れた工程通過
性(プレカーサー製造工程や耐炎化工程で毛羽、糸切れ
の発生が少ない)を有する。したがって、本発明の油剤
を使用することによって、高強度・高弾性の高性能炭素
繊維を安定的に得ることがでる。さらに、焼成後の灰分
の発生が少なく、炭素繊維製造炉を傷める心配が極めて
少ないので、長期間の操業安定性が確保できるという性
能を発揮する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される1種以上の
    化合物を含有することを特徴とする炭素繊維製造工程用
    油剤。 [但し、式中 X:水素原子またはモノカルボン酸残基 R:炭素数2〜32の炭化水素基 A:炭素数2〜10の炭化水素基 m:1〜100の整数 n:1〜500の整数 複数個のX、R、A、nは同一であっても異なっていて
    もよい。]
  2. 【請求項2】 Rがエチレン基、1,3−プロピレン基
    およびフェニレン基から選ばれる1種以上の基である請
    求項1記載の油剤。
  3. 【請求項3】 Aがエチレン基および/またはプロピレ
    ン基である請求項1又は2記載の油剤。
  4. 【請求項4】 さらに、平滑剤、非イオン界面活性剤及
    び制電剤から選ばれる1種以上を含有する請求項1〜3
    のいずれか記載の油剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の油剤を、
    炭素繊維の前駆体繊維に、処理後の繊維の質量に基づい
    て、純分で0.01〜10質量%付与する炭素繊維の前
    駆体繊維の処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか記載の油剤を用
    いて製造される炭素繊維。
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Cited By (5)

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