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JP2002257568A - ニオイ付情報再生方法及びその装置 - Google Patents

ニオイ付情報再生方法及びその装置

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Publication number
JP2002257568A
JP2002257568A JP2001060233A JP2001060233A JP2002257568A JP 2002257568 A JP2002257568 A JP 2002257568A JP 2001060233 A JP2001060233 A JP 2001060233A JP 2001060233 A JP2001060233 A JP 2001060233A JP 2002257568 A JP2002257568 A JP 2002257568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
odor
information
reproducing
signal
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001060233A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Taguchi
隆志 田口
Takahiro Shibakawa
柴川  高広
Takamasa Suzuki
孝昌 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001060233A priority Critical patent/JP2002257568A/ja
Publication of JP2002257568A publication Critical patent/JP2002257568A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ニオイ情報と共に、そのニオイが
発生する場所、の位置情報を関連させて、そのニオイ情
報に基づきニオイを合成するともに、その位置情報を表
示することを目的とする。 【解決手段】 ラジオ放送局1で、音声情報とともに符
号化されたニオイ情報とニオイの発生する位置情報など
をラジオ放送として送信する。受信機2では、受信した
音声情報、ニオイ情報、位置情報を分離し、受信した音
声信号を再生する。これと同時にニオイ合成器4で、受
信したニオイ情報に基づいてニオイを再生、または合成
する。このとき、操作者の要望により、スイッチ9が操
作されたときは、ナビゲーションシステム5で、受信し
た位置情報に基づき地図と該当位置を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステム、テレビ・ラジオ・ビデオなどの情報メディアか
ら得る情報の臨場感向上を図るニオイ付情報伝達システ
ムに関するものである。なお、この明細書において、ニ
オイとは、物、香料などから発散されて、鼻で感じる刺
激で、かおり・くさみ、臭気を含む。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】情報伝
達はラジオという音による情報伝達から始まり、その
後、テレビ・ビデオなど画像と音を同時に伝える方式へ
と発展してきた。そして画像を伝えることによって情報
が極めて理解し易い形態で伝送できるようになった。つ
まり、聴覚による情報伝達に視覚を加えることによって
情報伝達の臨場感を高めたと言える。一般に人間の五感
としては、聴覚・視覚のほかに、嗅覚・味覚・触覚が挙
げられ、これらを加えることができれば、より高い臨場
感を有した情報伝達が可能になる。また一部では、触覚
に作用する振動を導入することで臨場感を高めたメディ
ア機器が登場してきている。しかしながら、従来、嗅覚
・味覚については情報伝達に利用されていないのが実情
である。
【0003】一方、従来から、特開平9−292824
号公報に示されるように、符号化されたニオイ情報を利
用し、通信受信者に送信者と共通のニオイ感覚を体験可
能とする疑似ニオイ発生方法が提案されている。あるい
は、特開平11−187160号公報に示されるよう
に、画像データを受信した場合に送信者に応じたニオイ
を放出することが可能なファクシミリ装置が提案されて
いる。
【0004】しかしながら、従来のものは、単にニオイ
だけを送受信するものであったり、送信者に応じたニオ
イが発生するだけで、そのニオイが発生している場所、
土地、店などの情報と関連していないために、あまり有
用な情報ではなかった。例えば、花の名所、森林浴が可
能な土地などのニオイが伝達されても、そのニオイが発
生している場所や位置を知らせることができなかった。
【0005】そこで、本発明は、ナビゲーションシステ
ムなど画面にて画像を表示するシステムにおいて、ニオ
イ情報と共に、そのニオイが発生する場所、位置情報を
関連して送受信し、そのニオイを合成するとともに、そ
の位置情報を自動的に表示するニオイ付情報再生方法お
よびその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載のニオイ付情報再生方法は、
臭いを特定するニオイ情報と、その臭いを発生させてい
る場所を特定する位置情報とを、音声もしくは画像に対
応した基本情報とともに多重化し、送信された信号を再
生するニオイ付情報再生方法であって、送信された信号
を受信し、この受信した信号をニオイ情報、位置情報、
基本情報に分離するステップと、基本情報に基づいて音
声もしくは画像を再生しつつ、ニオイ情報に対応したニ
オイを発生させるステップと、ニオイを発生させている
状態で、所定の操作スイッチが操作された場合に、位置
情報に対応する位置を地図画面上に表示するステップと
からなる。
【0007】これにより、ニオイを発生させている状態
で、所定の操作スイッチが操作されるだけで、要望のニ
オイに対応する位置が地図画面上に表示され、ニオイの
発生する位置とそのニオイを同時に、かつ簡便に知るこ
とができる。
【0008】また、ニオイ情報は、請求項2や請求項3
のように、ニオイの基本となる基本臭気を発現する材料
の種類とその濃度を示す情報であることを特徴とする。
これにより、多数の種類のニオイ発現材料を有すること
なく、比較的少ない種類の基本臭気で、任意のニオイを
合成して発生させることができる。
【0009】さらに、ニオイ情報及び位置情報は、請求
項4のように、基本情報と同期させるためのトリガー信
号によって関連付けられることを特徴とする。これによ
り、基本情報とニオイ情報と位置情報とは、トリガー信
号に基づいて確実に同期させることができる。
【0010】次に、位置情報は、請求項5のように、特
定の場所を位置データとして符号化したマップコードで
あることを特徴とする。マップコードを利用することに
より、地図上に容易に表示することができる。
【0011】また、請求項6のように、位置信号に対応
する位置を目的地として設定する操作により、現在地か
ら対応した位置までの経路を表示することを特徴とす
る。これにより、ニオイの発生する位置までの経路を簡
便に知ることができる。
【0012】また、請求項7乃至9のように、多重放送
によるラジオ放送、多重放送によるラジオ放送、地上波
あるいは衛星を用いたアナログあるいはデジタルテレビ
放送、ケーブルテレビのいずれかを用いるものである。
これにより、既存の放送局などを活用して新たなニオイ
情報を送受信する環境を整えることができる。
【0013】また、請求項10記載のニオイ付情報再生
装置によれば、臭いを特定するニオイ情報と、その臭い
を発生させている場所を特定する位置情報とを、音声も
しくは画像に対応した基本情報とともに多重化し、送信
された信号を再生するニオイ付情報再生装置であって、
送信された信号を受信し、この受信した信号をニオイ情
報、位置情報、基本情報に分離する手段と、基本情報に
基づいて音声もしくは画像を再生する再生手段と、ニオ
イ情報に対応したニオイを発生させるニオイ発生手段
と、ニオイを発生させている状態で、所定の操作スイッ
チが操作された場合に、位置情報に対応する位置を地図
画面上に表示する手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】これにより、請求項1と同様に、ニオイを
発生させている状態で、所定の操作スイッチが操作され
るだけで、要望のニオイに対応する位置が地図画面上に
表示され、ニオイの発生する位置とそのニオイを同時
に、かつ簡便に知ることができる。
【0015】また、ニオイ発生手段は、請求項11のよ
うに、ニオイの発生もしくは停止を切り換えるためのス
イッチを有することを特徴とする。このため、操作者に
よりニオイ合成を希望しないときに、その機能を停止す
ることが容易にできる。
【0016】また、ニオイ発生手段は、請求項12のよ
うに、車両に装着された空調装置の空気吹き出し通路に
接続され、ニオイを車室内に送出することを特徴とす
る。これにより、車室内に容易にニオイを充満できると
ともに、ニオイ合成部に大きな送風装置が不要となり、
ニオイ合成部の小型化を図ることができる。
【0017】また、表示する手段は、請求項13のよう
に、車両に搭載されて走行に応じて地図画面を切り替え
るナビゲーション装置であることを特徴とする。これに
より、狭い車室に新たな表示装置を設けることなく、実
現することができる。
【0018】また、表示する手段は、請求項14のよう
に、位置信号に対応する位置を目的地として設定する操
作により、現在地から対応した位置までの経路を表示す
ることを特徴とする。これにより、請求項6と同様に、
ニオイの発生する位置までの経路を簡便に知ることがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
の実施形態を図面と共に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態を示す構
成図である。
【0021】この実施形態は、FMラジオ多重放送を用
い、音声情報や音楽と同期してニオイ情報と位置情報を
同期して伝達するニオイ付情報伝達システムである。
【0022】1はラジオ放送局であって、基本信号とし
ての音声情報とともに、符号化されたニオイ情報とニオ
イの発生する位置情報などをラジオ放送として送信す
る。2はラジオ放送を受信する受信機であって、受信し
た音声情報、ニオイ情報、位置情報を分離する。3はス
ピーカで、受信機2と一体に設けられて、受信した音声
信号を再生する。4はニオイ合成器で、受信機と一体、
または別体に設けられて、受信したニオイ情報に基づい
てニオイを再生、または合成する。5はナビゲーション
システムで、受信した位置情報に基づき地図と該当位置
を表示する。
【0023】ラジオ放送局1は、音声情報をアナログ信
号で生成する音声情報部11と、音声情報部11と接続
されて音声信号をFM変調するFM変調器12と、ニオ
イ・位置情報部16から出力されたニオイコード及びマ
ップコードをMSK変調するMSK変調部17と、FM
変調後の音声信号と他の信号(ニオイコード・マップコ
ード)を多重化して合成する多重化装置18と、この多
重化装置18にて多重化された多重化信号を送信アンテ
ナ14から送信するための送信電波に増幅する送信機1
5とから構成される。
【0024】音声情報部11は、あらかじめ音声を録音
した装置、あるいはマイクなどから入力される音声信号
を一時的に保存する装置などを利用する。録音装置を用
いるときは、ニオイに関連する音声、例えば「バラの香
りがすばらしい、○○公園において、…」の「バラ」発
声タイミングの前に、ニオイ信号と同期させるためトリ
ガー信号を予め登録する。また、マイクを用いて音声を
同時に送信する生放送のときは、「バラ」というニオイ
に関連するキーワードを、音声認識により信号を切り出
し、この信号をニオイ信号と同期するためのトリガー信
号として利用する。
【0025】放送局1には、対象とするニオイを基本成
分毎に種類と濃度に符号化した、または基本臭気の構成
割合を符号化したニオイデジタル信号としてのニオイコ
ードと、そのニオイが発生する場所、店、土地などの位
置を示す位置情報としてのマップコードを関連されて蓄
積したニオイ・位置情報部16が設けられている。な
お、符号化されたニオイコードは、あるニオイを成分分
析し、その成分A、B、C、…に対する各ニオイの濃度
をa,b,c・・・・と関連付けてコード化されている。ま
た、マップコードとは、特定の場所の位置データをコー
ド化し、6〜10桁の番号でその場所を特定することが
できるものである。例えば、上野動物園は76735
7、東京タワー554627、あさひかわラーメン村7
9410274というように、数字列によって場所、位
置情報をポイントで表現できるものである。
【0026】ニオイ・位置情報部16は、予め情報を蓄
積する代わりに、インターネットなど手段を用いて、他
のデータベースからニオイコード、マップコードを受信
してもよい。
【0027】次に、受信機2を説明する。
【0028】受信機2は、車両などに搭載されて地図表
示や目的地までの経路を探索するナビゲーションシステ
ムに内蔵され、アンテナ21を介して受信した信号を音
声信号と、それ以外のニオイ信号(ニオイコード)、位
置信号(マップコード)に分離する多重化放送受信機2
2と、分離した音声信号をFM復調するFM復調器23
と、復調された音声信号を増幅する音声増幅器24と、
増幅された信号を音声として再生するスピーカ3とから
構成される。さらに、分離されたニオイ信号などをMS
K復調するMSK復調器25と、復調された信号をニオ
イコードとマップコードに変換する変換部26とから構
成される。
【0029】ニオイ合成器4のニオイCPU41は変換
部26に接続され、ニオイコードがニオイ合成部42に
てニオイ合成できる適切な信号に変換される。なお、ニ
オイ合成器4は図示しないスイッチにより、ニオイ合成
の機能を停止することができる。
【0030】次に、このニオイ合成器4の具体的な構成
例を、図2に示す。421はニオイの基本成分となる原
臭気カートリッジ群であり、ここでは8種類の原臭気カ
ートリッジを搭載した例を図示した。原臭気カートリッ
ジ421の中の原臭気材料は、各々のカートリッジに設
けられた吐出装置422によってニオイコードで規定さ
れる量を吐出する。例えば50種類の原臭気カートリッジ
を内臓し、その吐出量を10段階に制御すれば10の5
0乗種類のニオイを合成できる。吐出装置422から吐
出された原臭気材料は熱源424で加熱された気化板4
23上で蒸発・気化し、送風機425で発生される風に
よって混合されながらニオイ合成器42の外に搬出さ
れ、ニオイを発生し、車両に搭載された空調装置の空気
吹出し通路(図示されない)を介して、車室の空調吹出
口(図3の符号8)から車室内にニオイを送り出す。
【0031】なお、ニオイ合成器4は上述した実施例以
外に、特許第2741749号公報(特開平9−292
824)の図5に記載された構造を用いることもでき
る。
【0032】また、ナビゲーションシステム5は、プロ
セッサであるCPU51と地図などを表示するとともに
画面上に設けられたタッチセンサにより多数の機能を有
する表示器52から構成される。CPU51は、上記マ
ップコードに変換する変換部26と接続され、マップコ
ードをナビ表示器52に表示できる適切な信号に変換す
る。また、表示器52は、図示しないタッチセンサから
のスイッチ操作により、前記マップコードに対応した地
域の地図やマップコードの位置を示す所定標識(マー
ク)を表示する機能、およびマップコードの位置を目的
地として設定すると、現在位置からその目的地までの適
切な経路を探索し、その経路、到着時刻、到着までの走
行距離などを表示する機能を持つ。
【0033】次に、ニオイ付情報伝達システムの動作を
説明する。
【0034】放送局1は、音声信号部11からの音声信
号をFM変調器12によってFM変調し、多重化装置1
8、送信機15において増幅や周波数変換された後に電
波として送信アンテナ14から空中に送出される。この
とき、音声信号に含まれるトリガー信号に同期させてニ
オイコードとマップコードを、MSK変調器17でMS
K変調し、多重化装置18で音声信号とニオイ・マップ
信号を多重化して、送信する。例えばラジオで桜の名所
を音声にて紹介をしている場合は、桜特有のニオイを示
すニオイコードと、その桜の名所の場所、位置を示すマ
ップコードとを、又、おすすめレストランを紹介する番
組であれば、レストランの特定な料理のニオイを示すニ
オイコードと、そのレストランの位置を示すマップコー
ドとを、ニオイ信号と位置信号として、音声信号と多重
化して送信する。
【0035】音声情報とニオイ情報の同期について説明
すると、例えば「ドレミの歌」の放送の場合において
「ドはドーナツのド」のフレーズに、予め登録されたト
リガー信号に同期させてドーナツのニオイ信号を、「レ
はレモンのレ」のフレーズに同期させてレモンのニオイ
信号を送信する。
【0036】一方、受信機2では、受信アンテナ21を
介して放送局の電波を受信し、多重放送受信機22は増
幅や周波数変換を行う過程で、多重化された信号から音
声信号と、ニオイ信号・位置信号とに信号を分離する。
音声信号はFM復調器23で復調され、さらに音声増幅
器24でスピーカ3を駆動するのに十分な電力まで増幅
され、スピーカ3により音声を再生する。
【0037】音声信号と分離されたニオイ信号・位置信
号は、MSK復調器25と変換部26においてMSK復
調と変換により、送信されたニオイコード・マップコー
ドを再生する。このニオイコードはニオイ合成器4に入
力され、ニオイCPU41にてニオイを合成するための
適切な形の信号に変換され、ニオイ合成器42にてニオ
イを合成する。マップコードはナビゲーション装置5の
ナビCPU51に入力され、スイッチ9(図3)によっ
て位置表示要求がなされた場合には、表示器52にマッ
プコードに対応した地域、場所の地図を表示し、その場
所を目的地に設定すると現在位置からの経路などが表示
される。
【0038】例えば、レストランの広告放送中に、その
紹介に関する音声がスピーカ3から出力される。このと
き、音声に同期してレストランの料理のニオイがニオイ
合成器4から発生する。ここで、操作者が所在地案内の
要求スイッチ9をONにすると、ナビCPUはその時に
放送されているマップコードに基づいて目的地位置を設
定し、そのレストランまでのルート案内を自動的に開始
することになる。このように、受信機2では、音声と同
時にニオイが発生し、スイッチを押すと、その場所が自
動的に表示されるように構成されている。又、放送内容
によっては、次々と自動的に音声とニオイが発生し、操
作者が望むニオイのときにスイッチを押せば、その望む
ニオイに対応した場所を知ることができる。
【0039】なお、本実施例ではFM放送としたがこれ
に限るものではなく、AM放送や中波放送であってもよ
い。また多重信号の変調方式をMSK変調としたが、こ
れに限るものではなく、他の変調方式を用いても良い。
【0040】図3はナビゲーションシステムを搭載した
車の構成と動作の概念を示した一例である。
【0041】図3において、2は図1で示した受信機2
の機能を有するラジオ受信機、5はナビゲーションシス
テムである。8は空調噴出し口であり、その内部にはニ
オイ合成器4が設けられている。また9は上記の所在地
案内の要求スイッチであり、このスイッチを操作した時
に流されていた情報の地点への経路案内を開始すること
ができる。なおスイッチ9によって所在地案内の要求を
行ったことを、車載器から特定の情報センターに返信通
知する機能を設けておけば、放送によって何回の要求が
成されたのかを把握することができ、その効果を把握す
ることが可能となる。10はニオイ合成器の動作/非動
作を制御するスイッチである。ニオイコードの放送を受
信しても、ニオイを出したくない場合には、このスイッ
チ10の操作により機能をキャンセルすることができ
る。
【0042】[第2の実施形態]以下、本発明の第2の
実施形態について添付図面に基づいて説明する。
【0043】この実施形態は、ラジオ放送の代わりにテ
レビ放送を用いた例である。
【0044】図4はテレビ放送を用い、映像情報、音声
情報と同期してニオイ情報、位置情報を伝達するシステ
ムのブロック構成の一例を示したものである。6はテレ
ビ放送を送出するテレビ局を、7はテレビ放送を受信す
る受信機を、4はニオイを合成するニオイ合成器を、5
はナビゲーションとして地図などの表示とテレビ放送を
表示するテレビ&ナビ表示器を示しており、映像信号・
音声信号の再生機能も併せ持つ。
【0045】映像情報・音声情報61と同期されたデジ
タルのニオイコード、マップコード62は、D/A変換
器63でアナログ信号に変換され、多重化装置64によ
って映像情報・音声情報61と多重化される。さらにF
M変調器65によってFM変調され、送信機66におい
て増幅や周波数変換された後に電波として送信アンテナ
67から空中に送出される。これは例えば、洋画放送に
おいて原語音声が副音声チャンネルで多重放送されてい
ることと同様の方式である。受信側では受信アンテナ7
1で電波を受信し、多重放送受信機72において増幅や
周波数変換を行った後に、FM復調器73で復調され
る。多重復元装置74において多重化信号を分離した
後、伝送されてきた映像信号・音声信号76はテレビ&
ナビ表示器52に送られて映像・音声を再生する。多重
化されていたニオイコードはニオイ合成器4に入力さ
れ、ニオイCPU41にてニオイを合成するための適切
な形の信号に変換され、ニオイ合成器42にてニオイを
合成する。またマップコードはナビゲーション装置5の
プロセッサであるナビCPU51に入力され、図3に示
したスイッチ9によって位置表示要求がなされた場合に
は、表示器52にその位置とそこまでのルート案内が表
示される。即ち、ステーキレストランのコマーシャル放
送中に、映像と音声とニオイが出力され、所在地案内の
要求スイッチ9をONにすると、ナビCPUはその時に
放送されているマップコードに基づいて目的地位置を設
定し、そのレストランまでの適切な経路を探索しルート
案内を開始することになる。また図示しないスイッチに
よって、適宜TV画面とナビゲーション画面を切り替え
ることが可能である。
【0046】上記ではアナログ放送を想定したが、デジ
タルテレビ放送であっても良い。
【0047】図5はデジタルテレビ放送の送出系統を示
したものである。例えばVTRなどのコンテンツ100
は高画質エンコード101、あるいは標準画質エンコー
ド102を受けて多重化器105に送られる。同時に多
重化されて送信される様々な情報は、字幕制作装置10
31、ニオイ情報を信号として制作するニオイコード制
作装置1032、位置情報を信号として制作するマップ
コード制作装置1033、番組関連情報制作装置103
4、気象情報制作装置1035、ニュースインデックス
制作装置1036、その他データ制作装置1037など
によってデータとして作成され、蓄積バッファ103あ
るいはリアルタイム送出バッファ104を介して多重化
器105に送られ、VTRコンテンツ100と多重化さ
れる。TS合成器106において他のコンテンツと合成
され、変調器107で変調された後に送信機108から
送出される。
【0048】このようにニオイコードとマップコードは
映画や番組、コマーシャルに多重化されて送出すること
が可能である。受信側では、図4と同様な機能を有す
る、ニオイ合成器を装備したデジタルテレビ受信機によ
って映像情報・音声情報とニオイ情報・位置情報を合成
することができる。なおテレビ放送は地上波放送のみな
らず、衛星放送、ケーブルテレビ放送であっても良い。
【0049】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態について図面に基づいて説明する。
【0050】図6は不特定多数を対象とする放送ではな
く、特定の加入者に対してサービスを提供する加入者系
サービスシステムへの適用例である。自動車110に搭
載されるナビゲーションシステムを情報端末111とし
て利用し、外部との通信は携帯電話によって行う。図示
しない携帯電話端末と携帯電話の基地局112を介して
データセンター113に接続される。道路交通情報、ニ
ュース、天気予報、宿泊情報、レストラン情報、イベン
ト情報、観光情報など用意されたメニューの中からユー
ザが要求する情報を提供する。本実施例では、このよう
な加入者系サービスシステムにおいて提供される情報に
併せてニオイも提供する。
【0051】例えば、イベント情報における夏祭り紹介
では「団子が焼けるニオイ」や「綿菓子のニオイ」を、
レストラン情報における中華料理店紹介では「ラーメン
のニオイ」を同時に提供することができる。
【0052】このようなシステムはデジタル通信によっ
て行われており、情報パケットのなかに適宜ニオイコー
ドを挿入することによって実現される。なおスイッチ9
は所在地案内の要求を行うスイッチであり、所在地案内
の要求を行った場合には情報として車載端末111から
データセンターに返信通知する機能を設けておけば、何
回の要求が成されたのかを把握することができる。従っ
て、コマーシャル料の算定の基データとすることや、ニ
オイ情報のある場合とない場合について比較することで
ニオイ情報の効果を把握すること等が可能となる。
【0053】なお本実施例では通信メディアとして携帯
電話を用いたがこれに限るものではなく、PHSやIM
T−2000など他の無線通信電波を用いた双方向通信
メディア、有線系の双方向通信メディアを用いても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるニオイ付情報
伝達システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるニオイ合成器
の構成図である
【図3】本発明の第1の実施形態における車載時の概念
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す全体のブロック
構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のテレビ放送局のブロ
ック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す概念図である。
【符号の説明】 1 ラジオ放送局 2 受信機 3 スピーカ 4 ニオイ合成器 5 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/44 Z 7/08 7/08 Z 7/081 (72)発明者 鈴木 孝昌 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2C032 HB05 HB23 HB25 HC01 HC02 HC08 HC14 HC16 HC27 HC31 HD04 HD16 2F029 AA02 AB13 AC02 AC09 AC14 AC18 5C025 BA25 CA09 DA01 DA04 DA10 5C063 AB01 AB03 AB05 AC01 CA23 CA31 DA03 5H180 AA01 BB01 BB05 CC12 EE18 FF05 FF13 FF22 FF25 FF32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭いを特定するニオイ情報と、その臭い
    を発生させている場所を特定する位置情報とを、音声も
    しくは画像に対応した基本情報とともに多重化し、送信
    された信号を再生するニオイ付情報再生方法であって、 前記送信された信号を受信し、この受信した信号をニオ
    イ情報、位置情報、基本情報に分離するステップと、 前記基本情報に基づいて音声もしくは画像を再生しつ
    つ、前記ニオイ情報に対応したニオイを発生させるステ
    ップと、 ニオイを発生させている状態で、所定の操作スイッチが
    操作された場合に、前記位置情報に対応する位置を地図
    画面上に表示するステップとからなることを特徴とする
    ニオイ付情報再生方法。
  2. 【請求項2】 前記ニオイ情報は、ニオイの基本となる
    基本臭気を発現する材料の種類とその濃度を示す情報で
    あることを特徴とする請求項1に記載のニオイ付情報再
    生方法。
  3. 【請求項3】 前記ニオイを発生するステップは、前記
    基本臭気を発現する材料を前記ニオイ情報に基づいて気
    化させることによって任意のニオイを合成して発生させ
    ることを特徴とする請求項2に記載のニオイ付情報再生
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ニオイ情報及び位置情報は、前記基
    本情報と同期させるためのトリガー信号によって関連付
    けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載
    のニオイ付情報再生方法。
  5. 【請求項5】 前記位置情報は、特定の場所を位置デー
    タとして符号化したマップコードであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4いずれか記載のニオイ付情報再
    生方法。
  6. 【請求項6】 前記位置情報に対応した位置を地図画面
    上に表示するとき、前記位置信号に対応する位置を目的
    地として設定する操作により、現在地から前記対応した
    位置までの経路を表示することを特徴とする請求項1乃
    至請求項5いずれか記載のニオイ付情報再生方法。
  7. 【請求項7】 前記送信された信号は、多重放送による
    ラジオ放送で使用される信号であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6いずれか記載のニオイ付情報再生方
    法。
  8. 【請求項8】 前記送信された信号は、地上波あるいは
    衛星を用いたアナログあるいはデジタルテレビ放送で使
    用される信号であることを特徴とする請求項1乃至請求
    項7いずれか記載のニオイ付情報再生方法。
  9. 【請求項9】 前記送信された信号は、ケーブルテレビ
    で使用される信号であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項8いずれか記載のニオイ付情報再生方法。
  10. 【請求項10】 臭いを特定するニオイ情報と、その臭
    いを発生させている場所を特定する位置情報とを、音声
    もしくは画像に対応した基本情報とともに多重化し、送
    信された信号を再生するニオイ付情報再生装置であっ
    て、 前記送信された信号を受信し、この受信した信号をニオ
    イ情報、位置情報、基本情報に分離する手段と、 前記基本情報に基づいて音声もしくは画像を再生する再
    生手段と、 前記ニオイ情報に対応したニオイを発生させるニオイ発
    生手段と、 ニオイを発生させている状態で、所定の操作スイッチが
    操作された場合に、前記位置情報に対応する位置を地図
    画面上に表示する手段とを備えたことを特徴とするニオ
    イ付情報再生装置。
  11. 【請求項11】 前記ニオイ発生手段は、ニオイの発生
    もしくは停止を切り換えるためのスイッチを有すること
    を特徴とする請求項10記載のニオイ付情報再生装置。
  12. 【請求項12】 前記ニオイ発生手段は、車両に装着さ
    れた空調装置の空気吹き出し通路に接続され、ニオイを
    車室内に送出することを特徴とする請求項10又は請求
    項11いずれか記載のニオイ付情報再生装置。
  13. 【請求項13】 前記位置情報に対応する位置を地図画
    面上に表示する手段は、車両に搭載されて走行に応じて
    地図画面を切り替えるナビゲーション装置であることを
    特徴とする請求項10乃至請求項12いずれか記載のニ
    オイ付情報再生装置。
  14. 【請求項14】 前記位置信号に対応する位置を地図画
    面上に表示する手段は、前記位置信号に対応する位置を
    目的地として設定する操作により、現在地から前記対応
    した位置までの経路を表示することを特徴とする請求項
    10乃至請求項13いずれか記載のニオイ付情報再生装
    置。
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