JP2002255201A - 可撓性容器 - Google Patents
可撓性容器Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排出量を調整し易て排出させ易いとともに、
使用後に収容物が残留しにくい可撓性容器を提供する。 【解決手段】 周囲が密封されて収容室12が形成され
た容器10において、容器壁が可撓性を有する合成樹脂
からなり、容器壁の外面同士を対向させて折り曲げ可能
な折り曲げ部23が容器中間部分に設けられ、折り曲げ
部23またはその近傍に収容室12の排出孔13が設け
られているので、折り曲げて両側の収容室12を押圧す
れば収容室を大きく変形でき、片側の収容室を押圧すれ
ば収容室12を小さく変形できる。
使用後に収容物が残留しにくい可撓性容器を提供する。 【解決手段】 周囲が密封されて収容室12が形成され
た容器10において、容器壁が可撓性を有する合成樹脂
からなり、容器壁の外面同士を対向させて折り曲げ可能
な折り曲げ部23が容器中間部分に設けられ、折り曲げ
部23またはその近傍に収容室12の排出孔13が設け
られているので、折り曲げて両側の収容室12を押圧す
れば収容室を大きく変形でき、片側の収容室を押圧すれ
ば収容室12を小さく変形できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂製の可
撓性容器に係わり、特に収容物の排出量を調整しやす
く、使用後に収容物が残留しにくい可撓性容器に関す
る。
撓性容器に係わり、特に収容物の排出量を調整しやす
く、使用後に収容物が残留しにくい可撓性容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的粘度の高い液体、ゲル状
物、クリーム、混練物などの収容物を収容する容器とし
て、容器壁を押圧して変形させることが容易な可撓性の
合成樹脂から形成されたものが多数知られている。この
ような容器を使用するには、容器端部の排出孔を開口さ
せ、容器壁を外面側から押圧して収容室の体積を減少さ
せることにより収容物を排出させている。そして、収容
室内の収容物の残量が少なくなると、容器壁を押圧しな
がら扱くことにより、収容室内の収容物を排出孔まで移
動させて排出する。しかしながら、このような容器で
は、容器壁を押圧するときの力を調整するだけで収容物
の排出量を調整するため、多量から少量までの排出量を
調整することが容易でなく、多量に収容された収容物を
少量づつ、或いは一定の量で継続して排出させることは
困難であった。また、収容室内の収容物の残量が少なく
なり、容器壁を扱いて排出させる場合、押圧面積でしか
容器内壁面同士を当接させられないため、収容室全体に
分散して残留する収容物を十分に排出孔まで移動させる
には手間がかかり、特に、押圧面積に比べて大きい容器
ではその作業は困難なものであり、使用後に収容室内に
残留する収容物の量が多いという問題点があった。さら
に、排出孔が形成された容器端部が押圧時に変形しない
強度を有する場合には、排出孔付近に容器壁内壁面同士
を当接できないデッドスペースが形成され、容器を扱い
て排出孔付近まで収容物を移動させたとしても排出でき
ず、使用後に収容物が残留しやすかった。
物、クリーム、混練物などの収容物を収容する容器とし
て、容器壁を押圧して変形させることが容易な可撓性の
合成樹脂から形成されたものが多数知られている。この
ような容器を使用するには、容器端部の排出孔を開口さ
せ、容器壁を外面側から押圧して収容室の体積を減少さ
せることにより収容物を排出させている。そして、収容
室内の収容物の残量が少なくなると、容器壁を押圧しな
がら扱くことにより、収容室内の収容物を排出孔まで移
動させて排出する。しかしながら、このような容器で
は、容器壁を押圧するときの力を調整するだけで収容物
の排出量を調整するため、多量から少量までの排出量を
調整することが容易でなく、多量に収容された収容物を
少量づつ、或いは一定の量で継続して排出させることは
困難であった。また、収容室内の収容物の残量が少なく
なり、容器壁を扱いて排出させる場合、押圧面積でしか
容器内壁面同士を当接させられないため、収容室全体に
分散して残留する収容物を十分に排出孔まで移動させる
には手間がかかり、特に、押圧面積に比べて大きい容器
ではその作業は困難なものであり、使用後に収容室内に
残留する収容物の量が多いという問題点があった。さら
に、排出孔が形成された容器端部が押圧時に変形しない
強度を有する場合には、排出孔付近に容器壁内壁面同士
を当接できないデッドスペースが形成され、容器を扱い
て排出孔付近まで収容物を移動させたとしても排出でき
ず、使用後に収容物が残留しやすかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、排出量を調整
し易て排出させ易いとともに、使用後に収容物が残留し
にくい可撓性容器を提供することを目的とする。
問題点を解決するためになされたもので、排出量を調整
し易て排出させ易いとともに、使用後に収容物が残留し
にくい可撓性容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、周囲が密封されて収容室が形成された容器におい
て、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、前記容
器壁の外面同士を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部
が容器中間部分に設けられ、該折り曲げ部またはその近
傍に前記収容室の排出孔が設けられたことを特徴とす
る。
明は、周囲が密封されて収容室が形成された容器におい
て、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、前記容
器壁の外面同士を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部
が容器中間部分に設けられ、該折り曲げ部またはその近
傍に前記収容室の排出孔が設けられたことを特徴とす
る。
【0005】本発明によれば、容器中間部分に折り曲げ
部が設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に排出孔が
設けられているので、折り曲げ部において容器を折り曲
げて収容室の容器壁同士を当接させ、この状態で可撓性
容器を最外側から押圧すれば、外側に配置された容器壁
を押圧することができるとともに内側の対向する容器壁
面同士を相互に押圧することができ、これにより折り曲
げ部の両側の収容室を加圧して排出孔から収容物を排出
させることが可能である。このとき、排出孔が折り曲げ
部またはその近傍に設けられているため、排出孔を折り
曲げた容器の端またはその付近に配置させることがで
き、容器中間部分に排出孔が設けられていても収容物を
排出しにくくなることはない。そして、排出の際、折り
曲げ部の両側の収容室を同時に押圧することにより収容
室を大きく変形させることができるとともに、一方側の
収容室だけを押圧すれば収容室を小さく変形させること
ができる。そのため、排出量の調整が容易である。しか
も、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなるので、排
出時に容器を押圧すると、押圧部分の形状に応じて容器
が容易に変形することができ、容器の押圧面積を調整す
れば、さらに排出量を調整しやすい。また、排出孔が折
り曲げ部またはその近傍容器、即ち、容器中間部分に設
けられているので、容器端部に排出孔を設けた容器に比
べ、収容室内の排出孔からの距離が遠い部分がなく、該
端部付近に存在する収容物を排出させる際に収容物の移
動量が少なくてすみ、排出させ易い。そのため、残量が
減り容器を扱いて排出させる場合に排出させ易く、使用
後に収容室内に残留する収容物の量を少なくすることが
できる。しかも、容器壁が可撓性の合成樹脂からなるの
で、収容物の残量が少なくても、容器壁を十分に押圧し
やすく、収容物を最後まで排出させやすい。
部が設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に排出孔が
設けられているので、折り曲げ部において容器を折り曲
げて収容室の容器壁同士を当接させ、この状態で可撓性
容器を最外側から押圧すれば、外側に配置された容器壁
を押圧することができるとともに内側の対向する容器壁
面同士を相互に押圧することができ、これにより折り曲
げ部の両側の収容室を加圧して排出孔から収容物を排出
させることが可能である。このとき、排出孔が折り曲げ
部またはその近傍に設けられているため、排出孔を折り
曲げた容器の端またはその付近に配置させることがで
き、容器中間部分に排出孔が設けられていても収容物を
排出しにくくなることはない。そして、排出の際、折り
曲げ部の両側の収容室を同時に押圧することにより収容
室を大きく変形させることができるとともに、一方側の
収容室だけを押圧すれば収容室を小さく変形させること
ができる。そのため、排出量の調整が容易である。しか
も、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなるので、排
出時に容器を押圧すると、押圧部分の形状に応じて容器
が容易に変形することができ、容器の押圧面積を調整す
れば、さらに排出量を調整しやすい。また、排出孔が折
り曲げ部またはその近傍容器、即ち、容器中間部分に設
けられているので、容器端部に排出孔を設けた容器に比
べ、収容室内の排出孔からの距離が遠い部分がなく、該
端部付近に存在する収容物を排出させる際に収容物の移
動量が少なくてすみ、排出させ易い。そのため、残量が
減り容器を扱いて排出させる場合に排出させ易く、使用
後に収容室内に残留する収容物の量を少なくすることが
できる。しかも、容器壁が可撓性の合成樹脂からなるの
で、収容物の残量が少なくても、容器壁を十分に押圧し
やすく、収容物を最後まで排出させやすい。
【0006】なお、本発明においては、折り曲げ部が容
器の長手方向と交差する方向に形成されていると、容器
を折り曲げて保持すればコンパクトに保持しやすく、容
器を長尺に形成することが可能となる。容器を長尺にす
ると、同量の収容物を太い容器に収容した場合に比べ
て、収容物に対する容器壁の面積を増加でき、容器を押
圧して排出させる際に容器の変形部位を長く確保するこ
とができる。そのため、容器の押圧面積を調整して、排
出量を調整することがより容易である。また、排出孔が
内部に空間を備え、かつ可撓性を有する突出部に設けら
れていると、容器を折り曲げることにより折り曲げ部及
びその近傍で容器壁が変形して折り曲げ部及びその近傍
の容器壁の内面同士が密着しても、突出部の内部の空間
部により排出孔と折り曲げ部の両側の収容室との間の連
通状態を確実に維持することができる。そのため、折り
曲げた状態でも排出孔から収容物を排出させ易い。さら
に、可撓性容器が易剥離性仕切部により仕切られた複数
の収容室を有すると、使用時まで分離して保存しておく
必要のある複数の成分を同一の容器に収容して保存でき
る。この場合、易剥離性仕切部が折り曲げ部またはその
近傍に配置されていると、保存時に折り曲げ部において
折曲げておけば、折り曲げ部の容器壁の変形により対向
する容器内壁面間を密着させた状態で維持しやすく、保
存時に易剥離性仕切部の剥離を防止して、複数の収容室
に収容された収容物が混合することを防止できる。ま
た、排出孔が易剥離性仕切部により仕切られた複数の収
容室の間に配置されていると、易剥離性仕切部を剥離す
ることにより、複数の収容室間を連通させることと同時
に排出孔を開口できるため、使い勝手がよい。さらに、
排出孔周囲の容器壁に、該排出孔に対応する排出路を有
する排出口形成部材が固定されていると、排出孔から排
出された収容物が排出口形成部材により案内されて排出
位置を特定し易いだけでなく、排出孔が容器中間部分に
形成されているので、排出孔形成部の固定位置が容器中
間の平面的な部分になり、製造時に平面的な形状の容器
壁に排出口形成部材を固定することができる。そのた
め、容器の端部に固定する場合に比べて、排出口形成部
材の固定が容易であるとともに確実に固定して排出孔形
成部の周囲からの液漏れを防止することができる。
器の長手方向と交差する方向に形成されていると、容器
を折り曲げて保持すればコンパクトに保持しやすく、容
器を長尺に形成することが可能となる。容器を長尺にす
ると、同量の収容物を太い容器に収容した場合に比べ
て、収容物に対する容器壁の面積を増加でき、容器を押
圧して排出させる際に容器の変形部位を長く確保するこ
とができる。そのため、容器の押圧面積を調整して、排
出量を調整することがより容易である。また、排出孔が
内部に空間を備え、かつ可撓性を有する突出部に設けら
れていると、容器を折り曲げることにより折り曲げ部及
びその近傍で容器壁が変形して折り曲げ部及びその近傍
の容器壁の内面同士が密着しても、突出部の内部の空間
部により排出孔と折り曲げ部の両側の収容室との間の連
通状態を確実に維持することができる。そのため、折り
曲げた状態でも排出孔から収容物を排出させ易い。さら
に、可撓性容器が易剥離性仕切部により仕切られた複数
の収容室を有すると、使用時まで分離して保存しておく
必要のある複数の成分を同一の容器に収容して保存でき
る。この場合、易剥離性仕切部が折り曲げ部またはその
近傍に配置されていると、保存時に折り曲げ部において
折曲げておけば、折り曲げ部の容器壁の変形により対向
する容器内壁面間を密着させた状態で維持しやすく、保
存時に易剥離性仕切部の剥離を防止して、複数の収容室
に収容された収容物が混合することを防止できる。ま
た、排出孔が易剥離性仕切部により仕切られた複数の収
容室の間に配置されていると、易剥離性仕切部を剥離す
ることにより、複数の収容室間を連通させることと同時
に排出孔を開口できるため、使い勝手がよい。さらに、
排出孔周囲の容器壁に、該排出孔に対応する排出路を有
する排出口形成部材が固定されていると、排出孔から排
出された収容物が排出口形成部材により案内されて排出
位置を特定し易いだけでなく、排出孔が容器中間部分に
形成されているので、排出孔形成部の固定位置が容器中
間の平面的な部分になり、製造時に平面的な形状の容器
壁に排出口形成部材を固定することができる。そのた
め、容器の端部に固定する場合に比べて、排出口形成部
材の固定が容易であるとともに確実に固定して排出孔形
成部の周囲からの液漏れを防止することができる。
【0007】また、本発明の可撓性容器を収容したホル
ダは、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、周囲
が密封されて収容室が形成され、前記容器壁の外面同士
を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部が容器中間部分
に設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に前記収容室
の排出孔が設けられた可撓性容器を収容したホルダーで
あって、前記可撓性容器を折り曲げた状態で前記折り曲
げ部の両側に配置される容器壁の該折り曲げ部から離間
した位置を固定する固定部を備えた支持体と、前記支持
体に固定された容器の収容室の容器壁を押圧する押圧部
材とを備えたことを特徴とする。この可撓性容器を収容
したホルダーによれば、可撓性容器を折り曲げた状態に
して、折り曲げ部の両側の容器壁の折り曲げ部から離間
した位置を、支持体の固定部に固定することにより、折
り曲げ部の両側に配置される収容室間の相対位置を特定
して支持体に固定することができる。この状態で押圧部
材で押圧すれば、相対位置を変化させることなく容器壁
を押圧することができ、両側の収容室内を同時に加圧さ
せることができる。そのため、前記可撓性複室容器を使
用する際に好適なホルダーとなる。
ダは、容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、周囲
が密封されて収容室が形成され、前記容器壁の外面同士
を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部が容器中間部分
に設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に前記収容室
の排出孔が設けられた可撓性容器を収容したホルダーで
あって、前記可撓性容器を折り曲げた状態で前記折り曲
げ部の両側に配置される容器壁の該折り曲げ部から離間
した位置を固定する固定部を備えた支持体と、前記支持
体に固定された容器の収容室の容器壁を押圧する押圧部
材とを備えたことを特徴とする。この可撓性容器を収容
したホルダーによれば、可撓性容器を折り曲げた状態に
して、折り曲げ部の両側の容器壁の折り曲げ部から離間
した位置を、支持体の固定部に固定することにより、折
り曲げ部の両側に配置される収容室間の相対位置を特定
して支持体に固定することができる。この状態で押圧部
材で押圧すれば、相対位置を変化させることなく容器壁
を押圧することができ、両側の収容室内を同時に加圧さ
せることができる。そのため、前記可撓性複室容器を使
用する際に好適なホルダーとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図を用いて詳細に
説明する。図1は1実施形態の可撓性複室容器を示し、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。図において10は可撓性容器
であり、合成樹脂材料からなる筒状体の両端を剥離不能
に強度に溶着して形成された端部シール部11により周
囲が密封されて、収容室12が形成されている。この収
容室12は、好ましくは一方向に長い形状であり、例え
ば端部シール部11の長さで測定される容器幅に対し
て、好ましくは3倍以上、より好ましくは4倍以上の長
さを有しているのが好ましい。容器中間部分には一方の
容器壁を貫通する排出孔13が形成されている。この実
施形態では排出孔13はその周囲の容器壁を内部に空間
部14を形成するように突出させた突出部15の頂部1
5aに形成されている。この突出部15は一体の容器壁
材料を突出させるように成形したものであってもよい
が、この実施形態では別に成形して溶着部15bにて溶
着されている。頂部15aには排出口形成部16が溶着
されている。この排出孔形成部16は排出孔13に対応
する排出路17を有し、先端部に排出口18が形成され
ている。またこの排出口形成部16には排出口18を密
封できる着脱可能なキャップ19が装着されている。ま
た、容器中間部分には長手方向と交差する方向に容器を
横断するように剥離可能な仕切部21が形成されて、端
部シール部11との間の収容室12を2つの区画室2
2、22に区画している。この仕切部21は突出部15
の周囲を囲むとともに両容器側部間を連続していて、区
画室22、22間に排出孔13が配置されるように形成
されてる。そして、各区画室22、22には使用前に混
合される2種の粘性成分が収容されている。そして、こ
の可撓性容器10は、容器中間部分、この実施形態では
仕切部21を中心として折り曲げられていて、区画室2
2、22部分の容器壁外面同士が対向した状態で当接し
ている。ここでは可撓性容器10の容器壁が仕切部21
及びその近傍部分で変形していて、この変形部分が折り
曲げ部23となっている。ここで、容器中間部分とは、
容器両端を除く部分であればよいが、好ましくは容器の
最大面積を有する容器壁において、容器の長手方向の両
端部から該方向の長さの1/4以上離れた位置が好適で
あり、さらに1/3以上離れた位置がより好ましく、特
に中央部分が最も好ましい。
説明する。図1は1実施形態の可撓性複室容器を示し、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。図において10は可撓性容器
であり、合成樹脂材料からなる筒状体の両端を剥離不能
に強度に溶着して形成された端部シール部11により周
囲が密封されて、収容室12が形成されている。この収
容室12は、好ましくは一方向に長い形状であり、例え
ば端部シール部11の長さで測定される容器幅に対し
て、好ましくは3倍以上、より好ましくは4倍以上の長
さを有しているのが好ましい。容器中間部分には一方の
容器壁を貫通する排出孔13が形成されている。この実
施形態では排出孔13はその周囲の容器壁を内部に空間
部14を形成するように突出させた突出部15の頂部1
5aに形成されている。この突出部15は一体の容器壁
材料を突出させるように成形したものであってもよい
が、この実施形態では別に成形して溶着部15bにて溶
着されている。頂部15aには排出口形成部16が溶着
されている。この排出孔形成部16は排出孔13に対応
する排出路17を有し、先端部に排出口18が形成され
ている。またこの排出口形成部16には排出口18を密
封できる着脱可能なキャップ19が装着されている。ま
た、容器中間部分には長手方向と交差する方向に容器を
横断するように剥離可能な仕切部21が形成されて、端
部シール部11との間の収容室12を2つの区画室2
2、22に区画している。この仕切部21は突出部15
の周囲を囲むとともに両容器側部間を連続していて、区
画室22、22間に排出孔13が配置されるように形成
されてる。そして、各区画室22、22には使用前に混
合される2種の粘性成分が収容されている。そして、こ
の可撓性容器10は、容器中間部分、この実施形態では
仕切部21を中心として折り曲げられていて、区画室2
2、22部分の容器壁外面同士が対向した状態で当接し
ている。ここでは可撓性容器10の容器壁が仕切部21
及びその近傍部分で変形していて、この変形部分が折り
曲げ部23となっている。ここで、容器中間部分とは、
容器両端を除く部分であればよいが、好ましくは容器の
最大面積を有する容器壁において、容器の長手方向の両
端部から該方向の長さの1/4以上離れた位置が好適で
あり、さらに1/3以上離れた位置がより好ましく、特
に中央部分が最も好ましい。
【0009】容器10の容器壁を構成する樹脂材料は、
可撓性を有する合成樹脂からなり、排出時の押圧力によ
り変形自在な程度の強度を有するものが好ましい。特に
限定されるものではないが、例えばポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、
ポリアクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル、
塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル共
重合体、アイオノマー等の可撓性を有する樹脂であって
もよく、これらの樹脂を単層或いは積層して使用するこ
とができる。なお、剥離可能な仕切部21を形成するに
は、最内層となる樹脂が適度の相溶性を有し、融点の異
なる樹脂の混合物からなるのが好ましく、該異なる融点
の中間の温度により溶着すれば剥離可能となるととも
に、両融点より高い温度で溶着すれば剥離不能に溶着す
ることができる。このような混合樹脂としては、例えば
直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレンとポリプロ
ピレンとの混合樹脂を用いることができる。また、この
ような合成樹脂からなる筒状体は、インフレーション成
形、押出成形等により得られたチューブ、フィルム、シ
ートを溶着したり、射出成形、若しくはブロー成形する
ことなど、一般に樹脂製の容器を製造する手段を適宜使
用して形成したものでよい。
可撓性を有する合成樹脂からなり、排出時の押圧力によ
り変形自在な程度の強度を有するものが好ましい。特に
限定されるものではないが、例えばポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、
ポリアクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル、
塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル共
重合体、アイオノマー等の可撓性を有する樹脂であって
もよく、これらの樹脂を単層或いは積層して使用するこ
とができる。なお、剥離可能な仕切部21を形成するに
は、最内層となる樹脂が適度の相溶性を有し、融点の異
なる樹脂の混合物からなるのが好ましく、該異なる融点
の中間の温度により溶着すれば剥離可能となるととも
に、両融点より高い温度で溶着すれば剥離不能に溶着す
ることができる。このような混合樹脂としては、例えば
直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレンとポリプロ
ピレンとの混合樹脂を用いることができる。また、この
ような合成樹脂からなる筒状体は、インフレーション成
形、押出成形等により得られたチューブ、フィルム、シ
ートを溶着したり、射出成形、若しくはブロー成形する
ことなど、一般に樹脂製の容器を製造する手段を適宜使
用して形成したものでよい。
【0010】このような可撓性容器10において、収容
対象としては、特に限定されるものではないが、例えば
軟膏等の薬剤、ソース、ケチャップ、味噌、ドレッシン
グ、飲料等の食品、毛染め等の化粧品、のり、接着剤等
の日用品など、任意の分野の成分を収容することができ
る。収容室12が仕切られていない場合には、通常、単
独成分を収容するが、仕切部21により複数の区画室2
2、22に区画されいてる場合には互いに異なる成分で
あってそれぞれ隔離して収容し、使用前に混合される複
数成分を収容することができる。いずれにおいても、好
ましくは水より粘度が高く、使用時に容器壁を押圧する
ことにより押し出す必要があるものが好適である。
対象としては、特に限定されるものではないが、例えば
軟膏等の薬剤、ソース、ケチャップ、味噌、ドレッシン
グ、飲料等の食品、毛染め等の化粧品、のり、接着剤等
の日用品など、任意の分野の成分を収容することができ
る。収容室12が仕切られていない場合には、通常、単
独成分を収容するが、仕切部21により複数の区画室2
2、22に区画されいてる場合には互いに異なる成分で
あってそれぞれ隔離して収容し、使用前に混合される複
数成分を収容することができる。いずれにおいても、好
ましくは水より粘度が高く、使用時に容器壁を押圧する
ことにより押し出す必要があるものが好適である。
【0011】この可撓性容器10を製造するには、例え
ば可撓性の合成樹脂を用いてフランジ部及び突出部15
を有する成形体を形成し、該成形体の頂部に排出口形成
部16を固定し、該成形体を同一または他の可撓性の合
成樹脂シートの開口穴に溶着して、中間部分に突出部1
5を有する筒状体を形成する。突出部15を1体の容器
壁から形成する場合は、突出部15を成形するとともに
排出口形成部16を固定して筒状体を形成すればよい。
次に、突出部15を囲むとともに容器を横断するように
容器壁内面同士を剥離可能に溶着することにより仕切部
21を形成することにより区画室22、22を形成す
る。そして、容器両端側からそれぞれ異なる粘性成分を
充填して端部を剥離不能に溶着して端部シール部11、
11を形成することにより、可撓性容器10を製造する
ことができる。このようにして可撓性容器10を製造す
ると、排出孔18周囲の容器壁に排出孔18に対応する
排出路17を有する排出口形成部材15を固定するた
め、排出孔形成部材15の固定位置が容器中間の平面的
な部分となり、平面的な容器壁に排出口形成部材15を
固定することなる。そのため、容器壁を構成するシート
間に排出口形成部材を挟み込んで液密に溶着することに
より容器の端部に排出口形成部材を固定する従来の容器
に比べ、排出口形成部材18の固定が容易であるととも
に確実に固定しやすく、排出孔形成部の周囲からの液漏
れを防止することが容易である。
ば可撓性の合成樹脂を用いてフランジ部及び突出部15
を有する成形体を形成し、該成形体の頂部に排出口形成
部16を固定し、該成形体を同一または他の可撓性の合
成樹脂シートの開口穴に溶着して、中間部分に突出部1
5を有する筒状体を形成する。突出部15を1体の容器
壁から形成する場合は、突出部15を成形するとともに
排出口形成部16を固定して筒状体を形成すればよい。
次に、突出部15を囲むとともに容器を横断するように
容器壁内面同士を剥離可能に溶着することにより仕切部
21を形成することにより区画室22、22を形成す
る。そして、容器両端側からそれぞれ異なる粘性成分を
充填して端部を剥離不能に溶着して端部シール部11、
11を形成することにより、可撓性容器10を製造する
ことができる。このようにして可撓性容器10を製造す
ると、排出孔18周囲の容器壁に排出孔18に対応する
排出路17を有する排出口形成部材15を固定するた
め、排出孔形成部材15の固定位置が容器中間の平面的
な部分となり、平面的な容器壁に排出口形成部材15を
固定することなる。そのため、容器壁を構成するシート
間に排出口形成部材を挟み込んで液密に溶着することに
より容器の端部に排出口形成部材を固定する従来の容器
に比べ、排出口形成部材18の固定が容易であるととも
に確実に固定しやすく、排出孔形成部の周囲からの液漏
れを防止することが容易である。
【0012】このようにして製造された可撓性容器10
を使用するには、まず、区画室22、22の容器壁を押
圧して仕切部21を剥離することにより区画室22、2
2を連通させ、容器を繰り返し交互に押圧するなどによ
り収容室12内の収容物を混合する。次に、折り曲げ部
23において可撓性容器10を折り曲げ、容器壁面同士
を対向させて当接させ、図(c)に示す状態にする。こ
の状態で、折り曲げ部23の両側の収容室12の胴部を
保持し、容器壁を押圧して収容室12の収容物を絞り出
すことにより使用する。
を使用するには、まず、区画室22、22の容器壁を押
圧して仕切部21を剥離することにより区画室22、2
2を連通させ、容器を繰り返し交互に押圧するなどによ
り収容室12内の収容物を混合する。次に、折り曲げ部
23において可撓性容器10を折り曲げ、容器壁面同士
を対向させて当接させ、図(c)に示す状態にする。こ
の状態で、折り曲げ部23の両側の収容室12の胴部を
保持し、容器壁を押圧して収容室12の収容物を絞り出
すことにより使用する。
【0013】このような本実施形態の可撓性容器10に
よれば、容器中間部分に折り曲げ部23が設けられ、該
折り曲げ部23またはその近傍に排出孔13が設けられ
ているので、容器10を折り曲げて可撓性容器10を最
外側から押圧すれば、両外側に配置された容器壁を押圧
することができるとともに内側の対向する容器壁面同士
を相互に押圧することができ、これにより折り曲げ部2
3の両側の収容室12を加圧して排出孔から収容物を排
出させることが可能である。このとき、排出孔13が折
り曲げ部23またはその近傍に設けられているため、折
り曲げれば排出孔13を端またはその付近に配置させる
ことができ、容器中間部分に排出孔が設けられていても
収容物を排出しにくくなることはない。そして、排出の
際、折り曲げ部18の両側の収容室12を同時に押圧す
ることにより収容室12を大きく変形させることができ
るとともに、一方側の収容室12だけを押圧すれば収容
室12を小さく変形させることができるため、適宜選択
することにより排出量の調整が容易である。しかも、容
器壁が可撓性を有する合成樹脂からなるので、排出時に
容器10を押圧する際、押圧部分の形状に応じて容器1
0が容易に変形でき、容器10の押圧する面積を調整す
ることにより排出量をさらに調整することも可能であ
る。なお、折り曲げ部の一方側の収容室からの排出量が
多くて両側の収容室の収容物量に差が生じた場合には、
折り曲げ部18を一旦展開して両側の収容物量を均等に
して再度使用に供すればよい。また、排出孔18が容器
中間部分に設けられているので、容器端部に排出孔18
を設けた容器に比べ、収容室12内で排出孔18からの
距離が遠い部分がなくなり、端部付近に存在する収容物
を排出させる際に収容物の移動量が少なくてすみ、排出
させ易い。そのため、残量が少なくなって絞り出す際に
も排出させ易く、使用後に収容室12内に残留する収容
物の量を少なくすることができる。しかも、容器壁が可
撓性の合成樹脂からなるので、収容物の残量が少なくて
も、容器壁を十分に押圧しやすく、収容物を最後まで排
出させやすい。
よれば、容器中間部分に折り曲げ部23が設けられ、該
折り曲げ部23またはその近傍に排出孔13が設けられ
ているので、容器10を折り曲げて可撓性容器10を最
外側から押圧すれば、両外側に配置された容器壁を押圧
することができるとともに内側の対向する容器壁面同士
を相互に押圧することができ、これにより折り曲げ部2
3の両側の収容室12を加圧して排出孔から収容物を排
出させることが可能である。このとき、排出孔13が折
り曲げ部23またはその近傍に設けられているため、折
り曲げれば排出孔13を端またはその付近に配置させる
ことができ、容器中間部分に排出孔が設けられていても
収容物を排出しにくくなることはない。そして、排出の
際、折り曲げ部18の両側の収容室12を同時に押圧す
ることにより収容室12を大きく変形させることができ
るとともに、一方側の収容室12だけを押圧すれば収容
室12を小さく変形させることができるため、適宜選択
することにより排出量の調整が容易である。しかも、容
器壁が可撓性を有する合成樹脂からなるので、排出時に
容器10を押圧する際、押圧部分の形状に応じて容器1
0が容易に変形でき、容器10の押圧する面積を調整す
ることにより排出量をさらに調整することも可能であ
る。なお、折り曲げ部の一方側の収容室からの排出量が
多くて両側の収容室の収容物量に差が生じた場合には、
折り曲げ部18を一旦展開して両側の収容物量を均等に
して再度使用に供すればよい。また、排出孔18が容器
中間部分に設けられているので、容器端部に排出孔18
を設けた容器に比べ、収容室12内で排出孔18からの
距離が遠い部分がなくなり、端部付近に存在する収容物
を排出させる際に収容物の移動量が少なくてすみ、排出
させ易い。そのため、残量が少なくなって絞り出す際に
も排出させ易く、使用後に収容室12内に残留する収容
物の量を少なくすることができる。しかも、容器壁が可
撓性の合成樹脂からなるので、収容物の残量が少なくて
も、容器壁を十分に押圧しやすく、収容物を最後まで排
出させやすい。
【0014】なお、この実施形態の容器10では、折り
曲げ部23が容器10の長手方向と交差する方向に形成
されていて、容器10を折り曲げて保持すればコンパク
トに保持しやすいので、容器10を長尺に形成してい
る。そのため、同量の収容物を太い容器に収容した場合
に比べて、収容物に対する容器壁の面積が大きく、容器
を押圧して排出させる際に容器10の変形部位が長い。
従って、容器10の押圧面積を調整して、排出量を調整
することがより容易である。また、排出孔13が、内部
に空間14を備えて可撓性を有する突出部15に設けら
れているので、容器を折り曲げることにより折り曲げ部
23及びその近傍で容器壁が変形した際、突出部15の
一部或いは全部が折り曲げ形状に応じて変形し、内部の
空間部14が変形を吸収して排出孔13と該孔13に対
向する容器内壁面との間に空間14を維持でき、排出孔
13と折り曲げ部23の両側の収容室12との間を確実
に連通した状態で維持することができる。そのため、容
器10を折り曲げることにより折り曲げ部23及びその
近傍で容器壁が内面同士で密着したとしても、折り曲げ
部23の両側に形成される収容室12内の収容物を排出
孔23から排出させ易い。さらに、可撓性容器10が易
剥離性を有する仕切部21により仕切られているので、
複数の収容物を使用時まで分離して保存しておくことが
できるが、仕切部21が折り曲げ部23またはその近傍
に配置されているため、保存時に折り曲げ部23におい
て折曲げておけば、容器壁の変形により対向する容器内
壁面間を密着させた状態で維持しやすく、保存時に易剥
離性の仕切部21が剥離するようなことがなく、収容物
が混合することを防止できる。また、排出孔21が易剥
離性の仕切部21により仕切られた複数の区画室22、
22の間に配置されているので、仕切部21を剥離する
ことにより、複数の区画室22、22間を連通させるこ
とと同時に排出孔13を開口できるため、使い勝手がよ
い。
曲げ部23が容器10の長手方向と交差する方向に形成
されていて、容器10を折り曲げて保持すればコンパク
トに保持しやすいので、容器10を長尺に形成してい
る。そのため、同量の収容物を太い容器に収容した場合
に比べて、収容物に対する容器壁の面積が大きく、容器
を押圧して排出させる際に容器10の変形部位が長い。
従って、容器10の押圧面積を調整して、排出量を調整
することがより容易である。また、排出孔13が、内部
に空間14を備えて可撓性を有する突出部15に設けら
れているので、容器を折り曲げることにより折り曲げ部
23及びその近傍で容器壁が変形した際、突出部15の
一部或いは全部が折り曲げ形状に応じて変形し、内部の
空間部14が変形を吸収して排出孔13と該孔13に対
向する容器内壁面との間に空間14を維持でき、排出孔
13と折り曲げ部23の両側の収容室12との間を確実
に連通した状態で維持することができる。そのため、容
器10を折り曲げることにより折り曲げ部23及びその
近傍で容器壁が内面同士で密着したとしても、折り曲げ
部23の両側に形成される収容室12内の収容物を排出
孔23から排出させ易い。さらに、可撓性容器10が易
剥離性を有する仕切部21により仕切られているので、
複数の収容物を使用時まで分離して保存しておくことが
できるが、仕切部21が折り曲げ部23またはその近傍
に配置されているため、保存時に折り曲げ部23におい
て折曲げておけば、容器壁の変形により対向する容器内
壁面間を密着させた状態で維持しやすく、保存時に易剥
離性の仕切部21が剥離するようなことがなく、収容物
が混合することを防止できる。また、排出孔21が易剥
離性の仕切部21により仕切られた複数の区画室22、
22の間に配置されているので、仕切部21を剥離する
ことにより、複数の区画室22、22間を連通させるこ
とと同時に排出孔13を開口できるため、使い勝手がよ
い。
【0015】次に別の実施形態について説明する。図2
は図1の複室容器を収容したホルダー示し、(a)は縦
方向の断面図、(b)は正面図、(c)は平面図であ
る。この実施形態のホルダー30は、可撓性容器10を
折り曲げた状態で収容し、排出口形成部16の先端を外
部に露出させる貫通穴を備えた収容体31と、折り曲げ
部23から離間した位置、例えば端部シール部11の位
置を、該端部シール部11に設けられた係止孔11aに
固定部としての係止部材32aを貫通させることにより
固定する支持部としてのキャップ32と、折り曲げ部2
3の両側の収容室12の容器壁を両外側から挟んでスラ
イドさせることにより押圧する1対のローラ33からな
る押圧部材34とを備えている。押圧部材34の一対の
ローラ33は互いに対向するように固定されていて、そ
の両端部から使用者が把持してスライドさせるための把
持片35が設けられている。そして収容体31及びキャ
ップ32の両側面には把持片35が移動可能な長溝36
が形成されている。このような構成のホルダー30に可
撓性容器10を収容して使用すると、可撓性容器10を
折り曲げた状態にして、折り曲げ部23から離間した位
置をキャップ32に固定し、容器外壁面をローラ33で
挟むように装着して、収容体31内に収容すると、両側
の収容室12の相対位置を特定してホルダー内に固定す
ることができる。そして、押圧部材34の把持片35を
長溝36に沿って移動させれば、両側の収容室12の相
対位置を変化させることなく容器壁を押圧することがで
き、各収容室12内を同時に同程度の圧力で加圧させる
ことができる。なお、収容体31の胴部を変形可能に形
成し、収容体31を外側から押圧することにより内部の
可撓性容器10の収容室12を押圧できるように構成す
る場合には、ローラ33を移動させた状態で把持片35
を係止可能な凹凸を長溝36に設けておくことができ、
ローラ33を移動させて収容室12内の収容物を排出孔
13側に集め、その状態を維持して収容体31を押圧す
ることにより収容物を排出させることが可能である。こ
のようにホルダー30を用いれば、上記実施形態のよう
な可撓性容器10の使い勝手をより向上することができ
る。
は図1の複室容器を収容したホルダー示し、(a)は縦
方向の断面図、(b)は正面図、(c)は平面図であ
る。この実施形態のホルダー30は、可撓性容器10を
折り曲げた状態で収容し、排出口形成部16の先端を外
部に露出させる貫通穴を備えた収容体31と、折り曲げ
部23から離間した位置、例えば端部シール部11の位
置を、該端部シール部11に設けられた係止孔11aに
固定部としての係止部材32aを貫通させることにより
固定する支持部としてのキャップ32と、折り曲げ部2
3の両側の収容室12の容器壁を両外側から挟んでスラ
イドさせることにより押圧する1対のローラ33からな
る押圧部材34とを備えている。押圧部材34の一対の
ローラ33は互いに対向するように固定されていて、そ
の両端部から使用者が把持してスライドさせるための把
持片35が設けられている。そして収容体31及びキャ
ップ32の両側面には把持片35が移動可能な長溝36
が形成されている。このような構成のホルダー30に可
撓性容器10を収容して使用すると、可撓性容器10を
折り曲げた状態にして、折り曲げ部23から離間した位
置をキャップ32に固定し、容器外壁面をローラ33で
挟むように装着して、収容体31内に収容すると、両側
の収容室12の相対位置を特定してホルダー内に固定す
ることができる。そして、押圧部材34の把持片35を
長溝36に沿って移動させれば、両側の収容室12の相
対位置を変化させることなく容器壁を押圧することがで
き、各収容室12内を同時に同程度の圧力で加圧させる
ことができる。なお、収容体31の胴部を変形可能に形
成し、収容体31を外側から押圧することにより内部の
可撓性容器10の収容室12を押圧できるように構成す
る場合には、ローラ33を移動させた状態で把持片35
を係止可能な凹凸を長溝36に設けておくことができ、
ローラ33を移動させて収容室12内の収容物を排出孔
13側に集め、その状態を維持して収容体31を押圧す
ることにより収容物を排出させることが可能である。こ
のようにホルダー30を用いれば、上記実施形態のよう
な可撓性容器10の使い勝手をより向上することができ
る。
【0016】次に別の実施形態について説明する。図3
は、別の実施形態の複室容器を示し、(a)は正面図、
(b)は折り曲げた状態の断面図である。この実施形態
では、排出口形成部材17、17が2つの成型物からな
り、各排出孔形成部材17は、折り曲げ部23を介して
両側の容器壁に溶着される基部プレート26と、該基部
プレート26に設けられた排出路16とを有している。
基部プレート26、26は、折り曲げ時に容器壁ととも
に折れ曲がらない程度に容器壁より曲げ強度が高い材料
からなり、各排出孔13の全周囲に内容物が漏出しない
ように溶着されているとともに、折り曲げ部23近傍の
容器壁に該容器壁部分の折り曲げ時の変形を防止するこ
とができる面積に溶着されている。その他は図1の容器
と同様である。このような可撓性容器10によれば、図
1と同様の作用効果が得られる上、基部プレート26、
26が折り曲げ部23の両側に配置されていて、容器壁
より高い曲げ強度を有しているため、折り曲げる際に基
部プレート26、26の溶着している容器壁は変形しな
い。そのため、折り曲げ部23が該基部プレート26、
26間に特定することができるとともに、折り曲げ部2
3と排出孔13、13との位置関係を特定し易く、折れ
曲がった容器壁による排出孔の閉塞を防止して、排出孔
から収容物を排出させやすくなる。
は、別の実施形態の複室容器を示し、(a)は正面図、
(b)は折り曲げた状態の断面図である。この実施形態
では、排出口形成部材17、17が2つの成型物からな
り、各排出孔形成部材17は、折り曲げ部23を介して
両側の容器壁に溶着される基部プレート26と、該基部
プレート26に設けられた排出路16とを有している。
基部プレート26、26は、折り曲げ時に容器壁ととも
に折れ曲がらない程度に容器壁より曲げ強度が高い材料
からなり、各排出孔13の全周囲に内容物が漏出しない
ように溶着されているとともに、折り曲げ部23近傍の
容器壁に該容器壁部分の折り曲げ時の変形を防止するこ
とができる面積に溶着されている。その他は図1の容器
と同様である。このような可撓性容器10によれば、図
1と同様の作用効果が得られる上、基部プレート26、
26が折り曲げ部23の両側に配置されていて、容器壁
より高い曲げ強度を有しているため、折り曲げる際に基
部プレート26、26の溶着している容器壁は変形しな
い。そのため、折り曲げ部23が該基部プレート26、
26間に特定することができるとともに、折り曲げ部2
3と排出孔13、13との位置関係を特定し易く、折れ
曲がった容器壁による排出孔の閉塞を防止して、排出孔
から収容物を排出させやすくなる。
【0017】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、適宜変更可能であり、例えば上記では突
出部を有する容器を説明したが、折り曲げた状態で収容
物を必要量排出可能である限り、突出部を設けることな
く、可撓性容器の容器壁に直接排出孔を設ることができ
る。また、排出孔を複数設けてもよく、折り曲げ部の一
方側或いは両側の折り曲げ部近傍の容器壁に設けること
も可能であり、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、突出部を設ける場合、より好ましくは、折り曲げ
部の曲率が最も小さくて容器内壁面同士が密着しやすい
部分以上の長さを有し、折り曲げ部の両側の収容室間を
連通できる空間部を有する突出部とするのが好適であ
る。さらに、上記実施形態では、排出口形成部を設けた
容器を例示したが、排出口形成部材を設けることなく直
接容器壁に排出孔を設けて排出口とした容器であっても
よい。なお、硬質の排出口形成部材を設けると、キャッ
プ、ノズル、櫛等、排出孔の下流側に付属部品を装着す
ることができて好ましく、図2では櫛を装着した例を示
している。また、上記では折り曲げ部として、収容物の
存在しない部分を折り曲げたものを示したが、収容室の
収容物量を少なく設定して収容室を折れ曲がり易くした
ものであってもよい。また、折り曲げ部は予め形成して
おいても、使用時に折り曲げて使用するようにしていて
もよい。さらに、折り曲げた状態で他端部同士を予め接
合したり、対向する収容室の容器壁間を一部で接合して
おくことも可能であり、排出孔近傍で接合すれば、折り
曲げた際に排出孔が容器壁により閉塞することを防止す
ることができるため好ましい。さらに、上記実施形態で
は何れも収容室を2つに仕切ったものを例示したが、特
に限定されず、仕切部を設けなくてもよく、また、3つ
以上に収容室を仕切り、多数の成分を使用前まで分離し
て保存するようにすることも可能である。また、各収容
室の幅や大きさも任意に設定可能である。また、収容室
の形状は、上記実施形態のように扁平形状であれば、折
り曲げ部が折り曲げやすいが、扁平形状に限られること
はなく、断面丸形、角形であってもよい。また、突出部
を設ける場合、より好ましくは、折り曲げ部の曲率が最
も小さくて容器内壁面同士が密着しやすい部分以上、或
いは折り曲げ部以上の長さを有し、折り曲げ部の両側の
収容室間を連通できる空間部を有する突出部とするのが
好適である。
ものではなく、適宜変更可能であり、例えば上記では突
出部を有する容器を説明したが、折り曲げた状態で収容
物を必要量排出可能である限り、突出部を設けることな
く、可撓性容器の容器壁に直接排出孔を設ることができ
る。また、排出孔を複数設けてもよく、折り曲げ部の一
方側或いは両側の折り曲げ部近傍の容器壁に設けること
も可能であり、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、突出部を設ける場合、より好ましくは、折り曲げ
部の曲率が最も小さくて容器内壁面同士が密着しやすい
部分以上の長さを有し、折り曲げ部の両側の収容室間を
連通できる空間部を有する突出部とするのが好適であ
る。さらに、上記実施形態では、排出口形成部を設けた
容器を例示したが、排出口形成部材を設けることなく直
接容器壁に排出孔を設けて排出口とした容器であっても
よい。なお、硬質の排出口形成部材を設けると、キャッ
プ、ノズル、櫛等、排出孔の下流側に付属部品を装着す
ることができて好ましく、図2では櫛を装着した例を示
している。また、上記では折り曲げ部として、収容物の
存在しない部分を折り曲げたものを示したが、収容室の
収容物量を少なく設定して収容室を折れ曲がり易くした
ものであってもよい。また、折り曲げ部は予め形成して
おいても、使用時に折り曲げて使用するようにしていて
もよい。さらに、折り曲げた状態で他端部同士を予め接
合したり、対向する収容室の容器壁間を一部で接合して
おくことも可能であり、排出孔近傍で接合すれば、折り
曲げた際に排出孔が容器壁により閉塞することを防止す
ることができるため好ましい。さらに、上記実施形態で
は何れも収容室を2つに仕切ったものを例示したが、特
に限定されず、仕切部を設けなくてもよく、また、3つ
以上に収容室を仕切り、多数の成分を使用前まで分離し
て保存するようにすることも可能である。また、各収容
室の幅や大きさも任意に設定可能である。また、収容室
の形状は、上記実施形態のように扁平形状であれば、折
り曲げ部が折り曲げやすいが、扁平形状に限られること
はなく、断面丸形、角形であってもよい。また、突出部
を設ける場合、より好ましくは、折り曲げ部の曲率が最
も小さくて容器内壁面同士が密着しやすい部分以上、或
いは折り曲げ部以上の長さを有し、折り曲げ部の両側の
収容室間を連通できる空間部を有する突出部とするのが
好適である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述の通り、この発明によれば、周
囲が密封されて収容室が形成された容器において、容器
壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、前記容器壁の外
面同士を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部が容器中
間部分に設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に前記
収容室の排出孔が設けられているので、排出量を調整し
易て排出させ易いとともに、使用後に収容物が残留しに
くい可撓性容器が得られる。
囲が密封されて収容室が形成された容器において、容器
壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、前記容器壁の外
面同士を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部が容器中
間部分に設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に前記
収容室の排出孔が設けられているので、排出量を調整し
易て排出させ易いとともに、使用後に収容物が残留しに
くい可撓性容器が得られる。
【図1】本発明の一実施形態の可撓性複室容器を示し、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。
【図2】図1の複室容器を収容したホルダー示し、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は折り曲げた
状態を示す断面図である。
【図3】別の実施形態の可撓性複室容器を示し、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
は正面図、(b)は側面図である。
10 可撓性容器 12 収容室 13 排出孔 15 突出部 16 排出孔形成部 21 仕切部 23 折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E065 AA01 BA14 BA16 BA25 BA27 BA30 BA34 BB03 DA03 DB05 DD05 DE03 FA01 FA11 GA03 GA10 HA02 HA03 HA05 JA13 3E067 AA01 AB26 AB28 AB81 AB96 BA12A BB14A BB15A BB16A EA06 EB32 EC14 FA08 FC01
Claims (8)
- 【請求項1】 周囲が密封されて収容室が形成された容
器において、 容器壁が可撓性を有する合成樹脂からなり、 前記容器壁の外面同士を対向させて折り曲げ可能な折り
曲げ部が容器中間部分に設けられ、 該折り曲げ部またはその近傍に前記収容室の排出孔が設
けられたことを特徴とする可撓性容器。 - 【請求項2】 前記折り曲げ部が、容器の長手方向と交
差する方向に形成された請求項1に記載の可撓性容器。 - 【請求項3】 前記排出孔が、内部に空間を備え、かつ
可撓性を有する突出部に設けられた請求項1または2に
記載の可撓性容器。 - 【請求項4】 前記可撓性容器が、易剥離性仕切部によ
り仕切られた複数の収容室を有する請求項1、2または
3に記載の可撓性容器。 - 【請求項5】 前記易剥離性仕切部が、前記折り曲げ部
またはその近傍に配置された請求項1〜4のいずれかに
記載の可撓性容器。 - 【請求項6】 前記排出孔が、前記易剥離性仕切部によ
り仕切られた複数の収容室の間に配置された請求項1〜
5のいずれかに記載の可撓性容器。 - 【請求項7】 前記排出孔周囲の容器壁に、該排出孔に
対応する排出路を有する排出口形成部材が固定されてい
る請求項1〜6のいずれかに記載の可撓性容器。 - 【請求項8】 容器壁が可撓性を有する合成樹脂からな
り、周囲が密封されて収容室が形成され、前記容器壁の
外面同士を対向させて折り曲げ可能な折り曲げ部が容器
中間部分に設けられ、該折り曲げ部またはその近傍に前
記収容室の排出孔が設けられた可撓性容器を収容したホ
ルダーであって、 前記可撓性容器を折り曲げた状態で前記折り曲げ部の両
側に配置される容器壁の該折り曲げ部から離間した位置
を固定する固定部を備えた支持体と、 前記支持体に固定された容器の収容室の容器壁を押圧す
る押圧部材とを備えたことを特徴とする可撓性複室容器
を収容したホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051290A JP2002255201A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 可撓性容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051290A JP2002255201A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 可撓性容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002255201A true JP2002255201A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18912100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001051290A Pending JP2002255201A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 可撓性容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002255201A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062717A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Yoichi Iwatani | 包装体 |
JP2010167373A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Koatsu Gas Kogyo Co Ltd | 2液型接着剤用塗布ノズル |
WO2020095495A1 (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-14 | テルモ株式会社 | 容器および包装製品 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001051290A patent/JP2002255201A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062717A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Yoichi Iwatani | 包装体 |
JP2010167373A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Koatsu Gas Kogyo Co Ltd | 2液型接着剤用塗布ノズル |
WO2020095495A1 (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-14 | テルモ株式会社 | 容器および包装製品 |
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