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JP2002254546A - 潜像記録媒体 - Google Patents

潜像記録媒体

Info

Publication number
JP2002254546A
JP2002254546A JP2001054913A JP2001054913A JP2002254546A JP 2002254546 A JP2002254546 A JP 2002254546A JP 2001054913 A JP2001054913 A JP 2001054913A JP 2001054913 A JP2001054913 A JP 2001054913A JP 2002254546 A JP2002254546 A JP 2002254546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latent image
layer
forming structure
diffraction
structure layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001054913A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Ota
陽美 太田
Satoshi Gocho
智 牛腸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001054913A priority Critical patent/JP2002254546A/ja
Publication of JP2002254546A publication Critical patent/JP2002254546A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、通常の状態では反射・回折光が互い
に干渉して再生されるホログラム画像や回折格子画像等
の画像が観察されるのみであるが、専用の検証媒体を介
して観察したときには潜像形成構造層中の潜像が認識で
きるようにした、抽選券、通帳類、鑑賞券、会員証、パ
スポート、絵本、ゲーム、キャッシュカード、テレホン
カード、ICカード等の潜像記録媒体の提供を目的とす
る。 【解決手段】基材上に、少なくとも潜像形成構造層なら
びに光透過性を有する回折形成構造層をこの順序で積層
し、該潜像形成構造層は少なくとも反射層とサーモトロ
ピック性を示す高分子材料層とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の状態では反
射・回折光が互いに干渉して再生されるホログラム画像
や回折格子画像等の画像が観察されるのみであるが、専
用の検証媒体を介して観察したときには潜像形成構造層
中の潜像が認識できるようにした、抽選券、通帳類、鑑
賞券、会員証、パスポート、絵本、ゲーム、キャッシュ
カード、テレホンカード、ICカード等の潜像記録媒体
である。
【0002】
【従来の技術】従来から所望の部分に潜像を設けた潜像
記録媒体は種々ある。例えば万線のピッチの間隙を利用
して潜像(隠し文字等)を入れ、万線部分を検証部材で
隠蔽することで潜像化していた像が現れるようにした万
線画や、フィラーを入れた透明インキで潜像を印刷し、
鉛筆で潜像部分を擦ると鉛筆の粉が印刷部分に付着して
隠しパターン等が現れるようにした鉛筆出し印刷物(デ
コマット)等である。これらの潜像記録媒体は隠されて
いる潜像はよく見ると分かってしまうため、本格的な潜
像記録媒体というよりは、遊び用として使用されてい
る。
【0003】これらを含む種々の潜像を記録するための
画像記録用材料としては、不可逆性感熱発色インキ、フ
ィラー含有の白色インキ、可逆性感熱発色インキ、フォ
トクロミックインキ、蛍光インキ、磁性インキ、赤外線
吸収インキ等があり、種々の形態で使用されている。
【0004】不可逆性感熱発色インキは熱を加えること
によって不可逆的に発色するインキであり、このインキ
の白色もしくは無色透明タイプのものにより基材上に潜
像を形成して潜像記録媒体とする。しかし、このような
構成の画像記録媒体は、潜像を表示させるためには熱源
装置が必要であり、しかも一回発色表示させた画像は消
色することができないため、用途が限定される。
【0005】また、フィラー含有の白色インキは、例え
ば酸化チタン等の金属よりも硬いフィラーを含有させた
白色インキで、このインキにより白色の紙に潜像を印刷
し、必要であればマット調のニスでオーバーコートして
潜像記録媒体とする。このような構成の潜像記録媒体は
潜像の部分をコイン等で擦ることにより所期の像を表示
させることができるが、表示できるのは一回限りであり
用途が限定される。
【0006】さらにまた、可逆性感熱発色インキ(サー
モクロミックインキ)は、熱をかけることにより可逆的
に発色もしくは消色するインキであり、加熱をやめて暫
く放置すると元の状態に戻るという特性を利用し、潜像
記録媒体の潜像や画像を一時的に隠蔽して潜像化するた
めの隠蔽層等の形成用材料として使用されている。しか
しこのインキならびにこのインキにより潜像を記録した
潜像記録媒体は、耐性、特に耐熱性が弱く、用途が限定
される。
【0007】さらにまた、フォトクロミックインキは、
光を照射することにより発色するインキで、白色もしく
は無色透明のタイプのものが潜像記録媒体の潜像の形成
用材料として使用されている。しかし、このインキなら
びにこのインキにより潜像を記録した潜像記録媒体は、
耐性、特に耐光性が弱く、用途が限定されている。
【0008】さらにまた、蛍光インキは紫外線等の活性
光線を照射することにより蛍光を発光するインキで、白
色または無色透明タイプのもので潜像を形成することが
ある。蛍光インキには有機タイプと無機タイプのものが
あるが、有機タイプのものはインキ中にごく少量の有機
系蛍光物質を含有するだけで発光が確認されるが、耐光
性が弱いために用途が限定される。また、無機タイプの
ものはインキ中に無機系蛍光物質を多く入れる必要があ
り(10〜20%程度)、これにより形成された潜像は
それ単独では目視で分かってしまうため、デザイン等に
工夫が必要である。
【0009】さらにまた、磁性インキは磁性微粒子をイ
ンキ中に分散したものであり、これを利用して潜像を形
成するには、まず磁気記録可能な保持力(約300Oe
以上)のある磁性層を形成し、しかる後にこの磁性層の
一部をパターン状に磁化させればよい。そして、潜像の
可視化は、磁性層上に鉄粉を振りかけ、磁化させた潜像
部分のみに選択的に吸着させてやればよい。しかし、こ
の方式では潜像を表示させる工程が煩雑であり、また画
像の書き換えが可能であり、用途が限定される。
【0010】さらにまた、赤外線を吸収するインキにて
画像を形成し、この上に赤外線は透過し前記画像を隠蔽
して潜像化(目視できないようにする)するための層を
設けた潜像記録媒体があるが、この隠蔽されている潜像
化画像を現出させ、表示させるためには赤外線照射装置
や赤外線カメラ等が必要であり、装置的に大がかりとな
る。また、可視光域では白色もしくは無色であるが、赤
外線域に吸収のあるインキ(IVインキ)があり、これ
により潜像を形成した潜像記録媒体もあるが、これも前
記同様、潜像を可視化するためには赤外線カメラ等が必
要である。
【0011】一方、ピッチもしくは角度を部分的に変え
た網点や万線で構成される潜像を通常の印刷インキによ
り形成することもある。このような構成の潜像の可視化
は、整然と並んだ網点もしくは万線を設けた透明フィル
ムをこの潜像上にモアレを発生するように重ね合わせた
り、あるいは潜像以外の万線部分を前記した透明フィル
ムの万線部分で隠蔽するように重ね合わせて行ってい
た。この場合、潜像ならびに潜像記録媒体の構成が簡単
で、しかも潜像の現出、消去が繰り返し行えるが、複雑
な形状の潜像パターンを形成できないという問題があ
る。
【0012】他方、従来から、ホログラムや回折格子画
像等は光の回折・干渉効果を用いて立体画像や特殊な装
飾画像を表現でき、その製造方法は高度な製造技術を要
するため、偽造防止手段として、クレジットカード、有
価証券、証明書類等の一部あるいは全面に使用されてい
る。
【0013】ホログラムは製造方法により、レリーフ型
ホログラム及び体積型ホログラムに分けられる。レリー
フ型ホログラムは、光学的撮影方法により微細な凹凸パ
ターンからなるレリーフ型のマスターホログラムを作製
し、さらにこれから電気メッキ法により凹凸パターンを
複製してニッケル製のプレス版を作製し、しかる後この
プレス版をホログラム形成層上に加熱押圧して製造する
ものである。一方、体積型ホログラムは、感光性樹脂等
の記録材料を用いて、体積方向に干渉縞を記録したもの
である。この型のホログラムでは、リップマンホログラ
ムと呼ばれるものが一般に使用されており、感光性樹脂
の屈折率を体積方向に変化させ、反射型ホログラムとし
たものである。
【0014】また、回折格子画像は回折格子からなる微
少セルが回折形成層表面に複数配置されて形成され、回
折格子の空間周波数、回折格子の方向、各セルの並び方
の少なくとも何れかを変化させてなる画像であり、前述
したホログラム同様、偽造防止の有効な手段としてカー
ドや印刷物等の分野で採用されている。
【0015】しかし、これらのホログラムや回折格子画
像は、上述したように偽造防止のための手段としては有
効なものであるが、最近の複製技術の進歩により、ホロ
グラムや回折格子画像を有する画像記録媒体の真正品に
近似する複製物も得られるようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
状況に鑑みなされたものであり、通常の状態では反射・
回折光が互いに干渉して再生されるホログラム画像や回
折格子画像等の画像が観察されるのみであるが、専用の
検証媒体を介して観察したときのみにその内容の確認が
可能な潜像を有し、しかもその偽造防止効果をより高め
た潜像記録媒体の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、
基材上に、少なくとも潜像形成構造層ならびに光透過性
を有する回折形成構造層がこの順序で積層されてなり、
該潜像形成構造層は少なくとも反射層とサーモトロピッ
ク性を示す高分子材料層からなることを特徴とする。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の潜像記録媒体において、光透過性を有する回折
形成構造層は、少なくとも画像再生効果層と回折形成層
からなり、かつ回折形成層の構成材料よりも高い屈折率
で、しかも下部の潜像形成構造層の存在が認識できる程
度の透明性は少なくとも有する構成材料からなることを
特徴とする。
【0019】さらにまた、請求項3に記載の発明は、請
求項1または請求項2に記載の潜像記録媒体において、
潜像形成構造層を構成する反射層は潜像形成構造層の全
面あるいは一部分に設けられ、かつ金属材料からなるこ
とを特徴とする。
【0020】さらにまた、請求項4に記載の発明は、請
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の潜像記録
媒体において、サーモトロピック性を示す高分子材料層
には所望の部分を配向せしめてなる潜像が形成されてい
ることを特徴とする。
【0021】さらにまた、請求項5に記載の発明は、請
求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の潜像記録
媒体において、基材の潜像形成構造層ならびに光透過性
を有する回折形成構造層が積層されていない側には接着
層が形成されていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態によって詳細に説明する。図1は本発明の実施の形
態の一例を示す潜像記録媒体の概略断面説明図である。
この潜像記録媒体1は、基本的には、基材2と潜像形成
構造層5ならびに光透過性を有する回折形成構造層8が
この順序で積層されてなるものである。図1に示す潜像
記録媒体1においては、光透過性を有する回折形成構造
層8上にさらに保護層9が形成されている。
【0023】ここで、基材2の構成材料としては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン等の合成樹脂、天然樹脂等のフィルム、合成
紙、紙、薄膜ガラスあるいはこれらの材料から選択され
たものを適宜組み合わせた複合体等が使用可能である。
【0024】一方、この基材2上に形成されている潜像
形成構造層5はそこに潜像を記録、形成できるようにな
っており、専用の検証媒体を介して観察したときのみに
その潜像化されていた画像が認識できるようにした層で
あり、少なくとも反射層3とその上のサーモトロピック
性を示す高分子材料層4からなっている。
【0025】反射層3は、反射性を有していればよく、
構成する材料も特に限定されるものではない。例えばA
l、Cr、Ni、Cu、Ag等の各種金属、あるいはP
t−Rh、Ni−Cr等の各種合金等から適宜のものを
選択し、蒸着やスパッタリング等により設ければよい。
【0026】一方、サーモトロピック性を示す高分子材
料層4は、80〜200℃程度の融点を有し、サーモト
ロピック性を示し、例えばポリエステル共重合体、ポリ
エーテル、ポリカーボネイト、ポリイソシアネート、ポ
リグルタミン酸エステル等のサーモトロピック性高分子
材料からなるものであり、例えばグラビア印刷法、スク
リーン印刷法等の印刷手段やノズルコーター法等の塗布
手段等の既知の層形成手段により形成すればよい。
【0027】このサーモトロピック性を示す高分子材料
層4は通常に形成した状態では、特定の結晶構造を有し
てないランダムな分子配列状態になっている。このよう
な分子配列状態にて形成されているサーモトロピック性
を示す高分子材料層4に対してサーマルヘッド、レーザ
ービーム、ホットスタンパー等により部分的に熱を加
え、その部分を溶融すると、その部分に一定方向の配向
が生じ、加熱部分に対応した潜像が形成されることにな
る。この潜像はそのままではその存在が確認されない
が、偏光フィルムや偏光フィルター等の検証媒体を介し
て観察すると、認識されるようになる。
【0028】この時の状況が図2に示してある。図2の
aに示す潜像記録媒体1は、単に目視しただけでは潜像
が確認できず、ホログラム画像や回折格子画像等の再生
画像22が認識されるだけの単なる画像形成体にしか見
えない。しかしながら、図2のbに示すようにこの潜像
を有する潜像記録媒体1の上に偏光フィルム23を重ね
合わせて観察すると潜像化されていた画像24が出現す
る。潜像はサーモトロピック性を示す高分子材料層4の
一部を熱、電気、磁気エネルギー等で選択的に配向した
部分である。
【0029】潜像の可視化の際に使用される検証媒体と
は、具体的には偏光フィルムや偏光フィルター等であ
る。偏光フィルムや偏光フィルターのタイプには、PV
A延伸フィルムにヨードを吸収させたPVA−ヨウ素
型、二色性染料型、金属または金属化合物含有型、ポリ
エン型などの高分子多結晶型等種々のものがあるが、こ
れらの中から適宜のものを選択して図2のbに示すよう
に潜像記録媒体1に重ね合わせて使用すればよい。偏光
フィルムには、前記偏光フィルムに1/4波長フィルム
を重ねた円偏光フィルムもあるが、この円偏光フィルム
を用いることで観察角度に依存することなく、潜像を容
易に現出させることが可能となる。
【0030】一方、叙述した潜像形成構造層5の上方に
形成されているのが回折形成構造層8である。この回折
形成構造層5はここに照射されて反射されたり、回折さ
れる光が互いに干渉して再生される画像、すなわちホロ
グラム画像や回折格子画像が観察されるようにした構造
層である。
【0031】ここで、回折格子画像とは、回折格子から
なる微少セルが複数配置されて構成され、回折格子の空
間周波数、回折格子の方向、各セルの並べ方の少なくと
も何れかを変化させてなる画像構成部分に光を照射した
ときの反射・回折光が互いに干渉して再生される画像で
ある。
【0032】回折形成層7は上述したようにこれらの回
折格子画像やホログラム画像が再生するようにした層
で、ホログラム画像や回折格子画像等を再生させるため
の干渉縞や微少凹凸が安定的に成形可能な材料であれば
使用可能であり、熱プレスによる成形性が良好で、プレ
スムラが生じ難く、明るい再生像が得られるような材料
からなる。例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂、あるいはラジカル重合性不飽和基を有する
紫外線や電子線硬化性樹脂の単独或いはこれらの複合材
料により形成すればよい。
【0033】この回折形成層7の下側には必要に応じて
画像再生効果層6が設けてある。この画像再生効果層6
はホログラム画像や回折格子画像の再生時における回折
効率を高め、より鮮明な画像の再生や色の変化が得られ
るようにするために設けるものである。
【0034】この画像再生効果層6はホログラム画像や
回折格子画像等を再生させるための干渉縞や微少凹凸が
形成されている回折形成層7の構成材料よりも屈折率や
反射効果が高く、しかも下部の潜像形成構造層5の存在
が認識できる程度の透明性は少なくとも有する材料で構
成される。
【0035】具体的には、屈折率の異なるTiO2、S
23、SiO、Fe23、ZnS等の高屈折率材料や
より反射効果の高いAl、Sn、Cr、Ni、Cu、A
u等の金属材料が挙げられ、これら材料を単独あるいは
積層して使用できる。この層は真空蒸着法、スパッタリ
ング等の公知の薄膜形成技術にて形成され、その膜厚は
用途によって異なるが、5〜1000nm程度であれば
よい。上記以外でも、画像再生効果層を構成する材料と
しては、その屈折率が、回折形成層7で使用する高分子
材料(屈折率n=1.3〜1.5)よりも高い材料であ
れば、上記の無機材料以外の有機系、有機無機複合体、
有機系材料に無機系フィラーを分散したものであっても
使用可能である。これらの材料によりグラビアコート、
ダイコート、スクリーン印刷等の公知のコーティング
法、や印刷法にて0.1μm〜10μm程度の層厚にて
形成すればよい。さらに、上記以外の材料であっても反
射性と潜像形成構造層中の潜像を確認する際に支障のな
い程度の透明性をを有した材料であれば、適宜使用する
ことが可能である。
【0036】一方、回折形成構造層8上に形成されてい
る保護層9は、潜像記録媒体1を外傷から保護し、また
潜像形成時の熱圧から潜像形成痕による潜像の視認を防
ぐ役割を持つもので、使用される樹脂としては、例え
ば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂
−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
イミド樹脂等の従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、紫外線または電子線硬化樹脂を単独あるいは、混合
して用いる。
【0037】この層には、さらにサーマルヘッド等によ
る潜像形成時の印字痕を残さないようにするための効果
をより高めるために、樹脂を架橋する硬化剤、ポリエチ
レンワッス、カルナバワックス、シリコンワックス等の
ワックス類、あるいは炭酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、シリカ、アルミナ、タルク等の体質顔料、シリコ−
ン油脂等の油脂類を透明性を損なわない範囲で添加する
ことができる。この保護層9は、例えばグラビア印刷
法、スクリーン印刷法、ノズルコーター法等の既知の塗
布手段やオフセット印刷法、フレキソ印刷法等の印刷手
段等により形成する。
【0038】一方、図3は本発明の他の実施の形態に係
る潜像記録媒体30とその使用例を示す説明図である。
この潜像記録媒体30は、図1に示す潜像記録媒体1と
同じように、基材2上に潜像形成構造層5、光透過性を
有する回折形成構造層8ならびに保護層9がこの順序で
積層されている。両者において異なるのは、潜像形成構
造層5を構成する反射層3とサーモトロピック性を示す
高分子材料層4との間、さらには潜像形成構造層5と光
透過性を有する回折形成構造層8との間にアンカー層3
2,33がそれぞれ形成されていると共に、上記した各
層が形成されていない基材面に接着層35が形成されて
いる点である。
【0039】アンカー層32、33は、反射層3とサー
モトロピック性を示す高分子材料層4、潜像形成構造層
5と光透過性を有する回折形成構造層8をしっかりと接
着させるために必要に応じて設けるものである。その構
成材料としては熱可塑性樹脂が好ましく、アクリル系樹
脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ビニル系樹脂等の単体或いは共重合体を、単独も
しくは複合して使用可能であるが、必ずしもこれに限定
されるものではない。これらのアンカー材料は、例えば
グラビア印刷法、スクリーン印刷法、ノズルコーター法
等の既知の塗布手段等により塗布する。
【0040】一方、接着層35は、抽選券、通帳類、鑑
賞券、会員証、パスポート、絵本、ゲーム、キャッシュ
カード、テレホンカード、ICカード等の媒体に貼り付
け、一体化するために形成した層である。図3は媒体3
4にこの接着層35で接着、一体化させたときの状態を
示している。こうすることにより貼り付けた媒体34の
偽造防止効果やコピー防止効果等を更に向上させること
ができる。また、図4のaは図3に示す本発明の潜像記
録媒体30を貼り付けた媒体34の平面図を示してお
り、図4のbはこれを偏光フィルター38を介して観察
しているときの状態を示している。偏光フィルター38
を介して観察すると潜像記録媒体30中に潜像化してあ
った像が現出する。
【0041】図5は本発明の潜像記録媒体に偏光フィル
ム43を重ね合わせて潜像形成構造層中の潜像を観察し
ているときの、偏光フィルム43、透明性を有する高分
子材料層41及び反射層42の3層間の光路状態を概念
的に説明した図である。光源46から照射された白色照
射光44は偏光フィルム43を透過して直線偏光とな
り、さらに部分的に分子配向に異方性をもたせた透明性
を有する高分子材料層41を透過していくと楕円偏光に
変わり、蒸着層42により反射される。反射された楕円
偏光は再度偏光フィルム43を透過して透過反射光45
として戻ってくる。この透過反射光45は波長によって
光の強さが異なるため、多彩な色相を有する画像が得ら
れるようになる。また、偏光フィルムの配向方向と分子
配向された高分子材料層との角度によっても見える色相
が異なってくる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を、具体的な実施例を挙げて詳
細に説明する。 <実施例1>厚さ50μmのポリエチレンテレフタレー
ト(PET)基材の一方の面上に真空蒸着法にて膜厚が
約60nmのAl膜を成膜して金属反射層を形成した。
その上に下記[高分子材料層の組成]からなるサーモト
ロピック性高分子材料インキをグラビア印刷法にて、乾
燥温度60℃、塗布厚0.5μmの条件で塗布し、サー
モトロピック性を示す高分子材料層を形成した。また、
前記基材の他方の面には下記[接着層1の組成]からな
る接着材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度80
℃、膜厚2.0μmの条件で塗布して接着層とし、高分
子材料媒体を得た。
【0043】一方、厚さ25μmの透明PETフィルム
からなる支持体上に、下記[保護層の組成]からなる保
護層材料インキをグラビア印刷法で乾燥温度60℃、膜
厚0.4μmの条件で塗布し、保護層とした。次に、こ
の保護層上に下記[回折形成層の組成]からなる回折形
成層材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度80
℃、膜厚1.0μmの条件で塗布し、回折形成層を形成
し、回折形成構造層転写箔原反を得た。
【0044】次いで、ホログラムレリーフパターンを有
するニッケル製の画像金型を100℃に加熱し、公知の
ロールエンボス法により、回折形成層上に押圧すること
で、ホログラム形成層上にレリーフパターンを形成し
た。上記方法でレリーフパターンを形成した回折形成層
上に、真空蒸着法を用いて膜厚0.05μmのZnSか
らなる蒸着薄膜層を形成して、回折効果層を設けた。次
に、この回折効果層の上に下記[接着層2の組成]から
なる接着層材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度
80℃、塗布厚2.0μmの条件で塗布して接着層と
し、回折形成構造層転写箔を得た。
【0045】さらに、上記各工程で得られた高分子液晶
媒体と回折形成構造層転写箔をサーモトロピック性を示
す高分子材料層と接着層が接するように重ね、ロール転
写法にて両者を融着させ、次いで回折形成構造層転写箔
の支持体を剥がすことで、本発明の潜像記録媒体を得
た。
【0046】この潜像記録媒体のサーモトロピック性を
示す高分子材料層に、120℃、0.2秒間の条件でホ
ットスタンパーにて熱圧をかけて部分的な配向を行い、
潜像を有する本発明の潜像記録媒体を得た。
【0047】 [高分子液晶層の組成] 高分子液晶(キラコールPLC−7003:旭電化工業(株)製) 20重量部 メチルエチルケトン 80重量部 [接着層1の組成] ポリエステル樹脂 10重量部 アクリル樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 40重量部 トルエン 40重量部 [保護層の組成] アクリル樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 45重量部 トルエン 45重量部 [回折形成層の組成] 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 15重量部 ウレタン樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 25重量部 [接着層2の組成] アクリル樹脂 10重量部 ポリエステル樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 50重量部
【0048】得られた潜像を有する潜像記録媒体は目視
では潜像が全く視認できず、ホログラム画像が観察され
る単なるホログラムフィルムに見えたが、偏光フィルム
を重ねることで潜像化されていたパターンが鮮明に出現
した。
【0049】<実施例2>厚さ50μmのPET基材の
一方の面上に真空蒸着法にて膜厚約60nmのAl膜を
成膜して金属反射層を形成した。その上に下記[アンカ
ー層の組成]からなるアンカー層材料インキをグラビア
印刷法にて、乾燥温度80℃、塗布厚1.0μmの条件
で塗布し、アンカー層を形成した。次に、このアンカー
層上に下記[高分子材料層の組成]からなるサーモトロ
ピック性高分子材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥
温度60℃、塗布厚0.5μmの条件で塗布し、サーモ
トロピック性を示す高分子材料層を形成した。また、前
記基材の他方の面には下記[接着層3の組成]からなる
接着材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度80
℃、膜厚2.0μmの条件で塗布し、接着層を形成し、
高分子材料媒体を得た。
【0050】一方、厚さ25μmの透明PETフィルム
からなる支持体上に、下記[保護層の組成]からなる保
護層材料インキをグラビア印刷法で乾燥温度80℃、厚
さ1.0μmの条件で塗布し、保護層を形成した。次
に、この保護層上に下記[回折形成層の組成]からなる
回折形成層材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度
80℃、厚さ2.0μmの条件で塗布し、回折形成層と
し、回折形成構造層転写箔原反を得た。
【0051】次いで、ホログラムレリーフパターンを有
するニッケル製の画像金型を100℃に加熱し、公知の
ロールエンボス法により、回折形成構造層転写箔減反の
回折形成層上に押圧することで、回折形成層上にレリー
フパターンを形成した。上記方法でレリーフパターンを
形成した回折形成層上に、真空蒸着法を用いて膜厚0.
05μmのSi23からなる蒸着薄膜層を形成して回折
効果層(再生画像効果層)を設けた。次に、このホログ
ラム効果層上に下記[接着層4の組成]からなる接着層
材料インキをグラビア印刷法にて、乾燥温度80℃、塗
布厚2.0μmの条件で塗布して接着層とし、回折形成
構造層転写箔を得た。
【0052】上記各工程により得られた高分子液晶媒体
と回折形成構造層転写箔をサーモトロピック性を示す高
分子材料層と接着層が互いに接するように重ね、ロール
転写法にて両者を融着させ、しかる後回折形成構造層転
写箔の支持体を剥がすことで、本発明の潜像記録媒体を
得た。
【0053】この潜像記録媒体媒体のサーモトロピック
を示す高分子材料層に、120℃、0.2秒間の条件で
ホットスタンパーにて熱圧をかけて部分的な配向を行
い、潜像を有する本発明の潜像記録媒体を得た。
【0054】 [高分子液晶層の組成] 高分子液晶(キラコールPLC−7003:旭電化工業(株)製) 20重量部 メチルエチルケトン 80重量部 [接着層3の組成] ポリエステル樹脂 5重量部 アクリル樹脂 15重量部 メチルエチルケトン 40重量部 トルエン 40重量部 [保護層の組成] アクリル樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 45重量部 トルエン 45重量部 [回折形成層の組成] アクリルポリオール樹脂 20重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート 3重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 27重量部 [接着層4の組成] アクリル樹脂 10重量部 ポリエステル樹脂 10重量部 メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 50重量部
【0055】得られた潜像を有する潜像記録媒体は目視
ではそこに内在する潜像が全く視認できず、ホログラム
画像が観察されるだけの単なる回折形成構造フィルムの
ように見えたが、円偏光フィルムを重ねることで角度に
依存しないで所望の画像を鮮明に出現することができ
た。また潜像記録時の痕跡は認めることができなかっ
た。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明はそのサーモ
トロピックを示す高分子材料層を部分的に配向して潜像
を形成することができ、しかもそれを直接見ただけでは
その所在、内容が全くわからず、しかも潜像化されてい
た画像は偏光フィルム等の使用により簡単に出現させる
ことができる。また、潜像の形成はサーマルヘッドやレ
ーザービーム等により、記録時の痕跡を残すこともな
く、簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潜像記録媒体の実施の形態を示す概略
断面説明図である。
【図2】図1に示す潜像記録媒体とその媒体上に偏光フ
ィルムを重ね合わせて潜像化画像を現出させているとき
の状態の説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る潜像記録媒体と
その使用状態を示す概略断面説明図である。
【図4】図3に示す本発明の潜像記録媒体を貼り付けた
媒体34と、この媒体を偏光フィルターを介して観察し
ているときの状態を示す平面説明図である。
【図5】本発明の潜像記録媒体に偏光フィルムを重ね合
わせて潜像形成構造層中の潜像を観察しているときの、
偏光フィルム、透明性を有する高分子材料層及び反射層
の3層間の光路状態を概念的に説明した説明図である。
【符号の説明】
1、30 潜像記録媒体 2 基材 3、42 反射層 4 サーモトロピック性を示す高分子材料
層 5 潜像形成構造層 6 画像再生効果層 7 回折形成層 8 回折形成構造層 9 保護層 22 再生画像 23 偏光フィルム 24 画像 32、33 アンカー層 34 媒体 35 接着層 38 偏光フィルター 43 偏光フィルム 31 円偏光フィルム 44 白色照射光 45 透過反射光 46 光源
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/30 G02B 5/30 G03H 1/18 G03H 1/18 G06K 19/06 G06K 19/00 D 19/077 K Fターム(参考) 2C005 HB02 HB05 HB09 HB12 JB08 JB09 KA37 KA48 LA20 LA30 LB22 2H049 AA02 AA03 AA06 AA12 AA13 AA40 AA43 AA60 AA64 AA66 AA68 BA02 BA03 BA07 BC22 2K008 AA13 CC03 EE04 HH11 HH12 HH18 4F100 AA11 AB01C AB10 AK01C AK15C AK15J AK22C AK22J AK25G AK41G AK42 AL01C AR00B AR00C AR00D AT00A BA03 BA04 BA07 BA10C BA10D BA44C CB00D EC04 EH46 EH66 GB71 GB90 HB08 HB31 JJ10C JL00B JL00C JL11D JN01B JN06C JN18B 5B035 BA03 BB03 BB05 BB09 CA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、少なくとも潜像形成構造層なら
    びに光透過性を有する回折形成構造層がこの順序で積層
    されてなり、該潜像形成構造層は少なくとも反射層とサ
    ーモトロピック性を示す高分子材料層からなることを特
    徴とする潜像記録媒体。
  2. 【請求項2】光透過性を有する回折形成構造層は、少な
    くとも画像再生効果層と回折形成層からなり、かつ回折
    形成層の構成材料よりも高い屈折率で、しかも下部の潜
    像形成構造層の存在が認識できる程度の透明性は少なく
    とも有する構成材料からなることを特徴とする請求項1
    に記載の潜像記録材料。
  3. 【請求項3】潜像形成構造層を構成する反射層は潜像形
    成構造層の全面あるいは一部分に設けられ、かつ金属材
    料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の潜像記録媒体。
  4. 【請求項4】サーモトロピック性を示す高分子材料層に
    は所望の部分を配向せしめてなる潜像が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載の潜像形成材料。
  5. 【請求項5】基材の潜像形成構造層ならびに光透過性を
    有する回折形成構造層が積層されていない側には接着層
    が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか1項に記載の潜像形成体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006511831A (ja) * 2002-12-23 2006-04-06 アバントネ オイ 微小光学グリッド構造に基づく視覚効果
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