JP2002253388A - 送風寝具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布団の乾燥において乾燥マットなどの着脱や
セッティングなどの面倒な作業をなくし、人間が寝たま
までも乾燥状態を保てること 【解決手段】 敷布団の下に空気を吹き出す送風プレー
トを設置し、ここから布団内部に空気を吹き込むことで
布団を乾燥させる

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は敷き布団の下に設置
した送風プレートから空気を吹き出し、これによって人
間が寝たままでも布団を乾燥させられる布団乾燥寝具に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、湿った布団を乾燥させるためには
敷布団と掛け布団の間に布団乾燥器の乾燥マットをはさ
んでこれから熱風を送っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには以下のような
欠点がある。 １，乾燥マットの出し入れが面倒であり、老人や病人が
寝たままの状態では使用できない。 ２，真夏の寝苦しい夜など、布団が汗ばんだ時にはまっ
たく対応できない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は敷布団の下に送
風プレートを設置し、このプレート上に多数設けられた
開口部から空気を吹き上げることによって、布団を乾燥
させるものである。この送風プレートには送風器が連
結、または内蔵されておりここから空気がプレート内に
送り込まれ、これが微風となって開口部から吹き出し敷
布団の中に吹き込まれる。

【０００５】

【作用】これを図面にて説明する。図１の本発明説明図
において、 １，ベッド（１０）の上に置かれた送風プレート（１）
の内部に送風機（３）から空気を送り込む。 ２，空気は送風プルートの上部に多数設けられた開口部
（２）から微風になって敷布団（１１）のなかに吹き込
まれ、さらに掛け布団を通り抜けて行きこれによって布
団を乾燥させる。空気の流れ（１２）を矢印によって示
す。図２は本発明の斜視図である。送風プレート（１）
上部に多数の開口部（２）が設けられている。図３は送
風プレート（１）の上の板をはねあげた状態で内部構造
の実施例を示している。整流板（４）によって空気の流
れ（１２）が整流され均一な流れになって開口部（２）
から吹き出す。

【０００６】

【実施例】本発明は図４に示すように送風プレート
（１）の内部または外部に空気の通るエアチューブ
（５）を設けてもよい。これによって空気の流れを整え
ることができる。また本発明は図５に示すようにマット
レスの内部に空気の通る空間を設け、上部に開口部を設
けてこれを送風プレート（１ａ）として用いてもよい。
また本発明は図６に示すように送風プレート（１ｂ）を
分割、折り畳み式にしてもよい。これによって流通、搬
入が楽に行える。また本発明は図７に示すように送風プ
レート上の開口部を空気を通しやすい布地（６）で覆っ
て用いてもよい。これによって開口部にものが詰まった
り落下したりするのを防げる。また図７では送風機（３
ａ）に温風発生器（７）を設けた実施例を示す。これに
よって温風により布団を乾燥し暖めることができるた
め、冬場の布団乾燥によい。また本発明は図８に示すよ
うに送風機（３ｂ）にマイナスイオン発生器（８）を設
けて用いてもよい。これによって敷布団の内部にマイナ
スイオンが吹き込まれ布団を快適な状態にする。また本
発明は図９に示すように送風プレート（１ｃ）に波動パ
ワー源（９）を設けて用いてもよい。ここでいう波動パ
ワー源とは、磁鉄鉱、ブラックトルマリン、備長炭、ト
ルマリン磁石、遠赤外線セラミック、低周波発生器など
の人体に良く健康に効果のある波動やエネルギーを発生
するものである。図９では送風プレート（１ｂ）の上部
に波動パワー源（９）を設置している。これによって布
団と通過する空気によい影響を与えることができる。ま
た本発明は図１０に示すように送風プレート（１ｄ）の
内部に送風機（３ｃ）を内蔵してもよい。これにより全
体をコンパクトにすることができる。図１０では送風プ
レートの上部の板をはずした内部の構造図を示す。また
本発明は図１１に示すようにベッド（１０ａ）の上部に
開口部（２）を設け、これを送風プレート（１ｅ）とし
て用いてもよい。この場合ベッドと送風プレートが一体
化しているため、構造を簡略化できる。また本発明は図
１２に示すようにエアチューブ（５ａ）の上部、敷布団
に接する部分に開口部（２ａ）を設けて、ここから直接
敷布団内に空気を送り込んで用いてもよい。これにより
送風プレート（１ｆ）を薄くすることができる。

【０００７】

【効果】以上のように本発明は敷布団の下に送風プレー
トを設置し、ここから空気を敷布団に吹き込むことによ
り、着脱の面倒な乾燥マット等を使用せずに布団を乾燥
させられる。また真夏の夜の寝苦しい時などでも布団を
乾燥状態に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の作動原理を示す図である

【図２】本発明の作動状態を示す斜視図である

【図３】本発明の構造を示す斜視図である

【図４】本発明の実施例を示す斜視図である

【図５】本発明の他の実施例を示す斜視図である

【図６】本発明の別の実施例を示す斜視図である

【図７】本発明のまた別の実施例を示す斜視図である

【図８】本発明のさらに別の実施例を示す斜視図である

【図９】本発明の一実施例の作動状態を示す図である

【図１０】一実施例で上部の板を取り除き内部構造を示
す図である

【図１１】本発明の実施例斜視図である

【図１２】本発明の実施例斜視図である

【符号の説明】

１，１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄ，１ｅ，１ｆ 送風プレー
ト ２，２ａ 開口部 ３，３ａ，３ｂ，３ｃ 送風機 ４ 整流板 ５，５ａ エアチューブ ６ 布地 ７ 温風発生器 ８ マイナスイオン発生器 ９ 波動パワー源 １０，１０ａ ベッド １１ 敷布団 １２ 空気の流れ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部に空気の吹き出す開口部（２）を有
   する送風プレート（１）とこれに空気を送り込む送風機
   （３）より構成される送風寝具。なおここでいう開口部
   とは、小穴、細長いスリット、目の粗い繊維の隙間など
   空気の通り道を指す。
2. 【請求項２】 送風プレート（１）の内部に空気を整流
   する整流板（４）を有する請求項１記載の送風寝具
3. 【請求項３】 送風プレート（１）の内部または外部に
   空気の通るエアチューブ（５）を有する請求項１または
   ２記載の送風寝具
4. 【請求項４】 マットレスの内部に空気の通る空間を設
   け、上部に空気の吹き出す開口部（２ａ）を設けて送風
   プレート（１ａ）として用いる請求項１，２または３記
   載の送風寝具
5. 【請求項５】 送風プレート（１ｂ）を分割、折り畳み
   式とした請求項１，２．３または４記載の送風寝具
6. 【請求項６】 開口部（２）を布地（６）で覆って構成
   される請求項１，２，３，４または５記載の送風寝具
7. 【請求項７】 送風機（３ａ）に温風発生器（７）を設
   けた請求項１，２，３，４，５または６記載の送風寝具
8. 【請求項８】 送風機（３ｂ）にマイナスイオン発生器
   （８）を設けた請求項１，２，３，４，５，６または７
   記載の送風寝具
9. 【請求項９】 送風プレート（１ｃ）に波動パワー源
   （９）を設けて構成される請求項 １，２，３，４，
   ５，６，７または８記載の送風寝具。なおここでいう波
   動パワー源とは、磁鉄鉱、ブラックトルマリン、備長
   炭、トルマリン磁石、遠赤外線セラミック、低周波発生
   器などの人体によい影響を与えるエネルギーを発生する
   といわれるものである。
10. 【請求項１０】 送風プレート（１ｄ）の内部に送風機
    （３ｃ）を内蔵して構成される請求項１，２，３，４，
    ５，６，７，８または９記載の送風寝具
11. 【請求項１１】 ベッド（１０ａ）の上面に開口部
    （２）を設け、これを送風プレート（１ｅ）として用い
    る請求項１，２，３，４，５，６，７，８，９または１
    ０記載の送風寝具
12. 【請求項１２】 エアチューブ（５ａ）に穴を設け、こ
    の穴を開口部（２ａ）とした請求項１，２，３，４，
    ５，６，７，８，９，１０または１１記載の送風寝具