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JP2002253331A - 毛髪化粧料塗布具 - Google Patents

毛髪化粧料塗布具

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JP2002253331A
JP2002253331A JP2001055552A JP2001055552A JP2002253331A JP 2002253331 A JP2002253331 A JP 2002253331A JP 2001055552 A JP2001055552 A JP 2001055552A JP 2001055552 A JP2001055552 A JP 2001055552A JP 2002253331 A JP2002253331 A JP 2002253331A
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Japan
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comb
comb teeth
ejection
discharge
hair
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Soichi Suganuma
壮一 菅沼
Michiji Tsuge
倫司 柘
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Hoyu Co Ltd
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Hoyu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 櫛歯間に保持される薬液の量を適量にすると
ともに、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にすること
ができる毛髪化粧料塗布具を提供する。 【解決手段】 毛髪化粧料塗布具は、内部に薬液が収納
されている収容容器と、収容容器に接続される櫛体13
とから構成されている。櫛体13は、軸部17を有する
櫛体本体14と、軸部17に取付けられる櫛歯部15と
から構成されている。櫛歯部15には、非吐出櫛歯24
と吐出櫛歯25とが交互に突設されている。非吐出櫛歯
24及び吐出櫛歯25は、頂部ほど幅が狭くなる略三角
板状にそれぞれ形成されている。各吐出櫛歯25には、
薬液が吐出される吐出口27が貫通形成され、吐出櫛歯
25の頂部から吐出口27までの距離Lは、吐出櫛歯2
5の頂部から底部までの長さに対し5〜60%の範囲に
設定されている。また、吐出櫛歯25の各間隔Dは4〜
8mmの範囲に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛剤等の薬液を
毛髪に塗布するために使用される毛髪化粧料塗布具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の毛髪化粧料塗布具として
は、特開平8−117012号公報に示すような構成の
ものが知られている。
【0003】この従来構成においては、薬液を収容する
収容容器に、薬液を毛髪に塗布するための櫛体が接続さ
れている。櫛体は、収容容器の内部に連通し、薬液が吐
出される吐出口を有する略三角板状の吐出櫛歯を複数個
備えている。これら吐出櫛歯の各間隔は1〜3mmの範
囲に設定されている。また、吐出櫛歯の頂部から吐出口
までの距離は、吐出櫛歯の頂部から底部までの長さに対
し5〜60%の範囲に設定され、この吐出口から吐出さ
れる薬液は、隣り合う吐出櫛歯間に保持されるようにな
っている。そして、吐出口から薬液を吐出した後に、櫛
体を使って髪を梳くことにより、薬液を毛髪に塗布する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
毛髪化粧料塗布具において、吐出櫛歯の各間隔は1〜3
mmの範囲に設定されているとともに、すべての吐出櫛
歯に吐出口が貫通形成されている。このため、櫛歯全体
では、吐出口から吐出された薬液の量が過剰になるとい
う問題があるとともに、吐出口から吐出された薬液同士
が接触し、吐出櫛歯から薬液が垂れ落ちる問題があっ
た。
【0005】また、薬液が毛髪に塗布されるときに泡状
をなすように構成されている場合には、薬液同士が接触
することで、消泡が発生する場合がある。このため、消
泡が発生した場合には、薬液を毛髪に塗布するときに、
毛髪に対する薬液の塗布性が悪くなるとともに、薬液を
毛髪全体に均一に塗布することが困難になるという問題
があった。
【0006】本発明は、上記のような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、櫛歯間に保持される薬液の量を適量にする
とともに、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にするこ
とができる毛髪化粧料塗布具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の毛髪化粧料塗布具は、薬
液を収容する収容容器と、その収容容器に接続され、薬
液を毛髪に塗布する櫛体とを備え、前記櫛体には、収容
容器の内部に連通する連通路を介して、薬液が吐出され
る吐出口が開口形成されている吐出櫛歯と、薬液が吐出
されない非吐出櫛歯とが交互に配設され、吐出櫛歯と非
吐出櫛歯の少なくとも一方は、略三角板状に形成され、
吐出櫛歯の各間隔は4〜8mmの範囲に設定されている
とともに、吐出櫛歯の頂部から吐出口までの距離は、吐
出櫛歯の頂部から底部までの長さに対し5〜60%の範
囲に設定されているものである。
【0008】請求項2に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
は、請求項1に記載の発明において、前記非吐出櫛歯の
厚さは、前記吐出櫛歯の厚さよりも薄く形成されている
ものである。
【0009】請求項3に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
非吐出櫛歯の幅は、前記吐出櫛歯の幅よりも小さく形成
されているものである。
【0010】請求項4に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明
において、前記非吐出櫛歯の頂部から底部までの長さ
は、前記吐出櫛歯の頂部から底部までの長さよりも短く
形成されているものである。
【0011】請求項5に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
は、薬液を収容する収容容器と、その収容容器に接続さ
れ、薬液を毛髪に塗布する櫛体とを備え、前記櫛体の中
央部には、収容容器の内部に連通する連通路を介して、
薬液が吐出される吐出口が開口形成されている吐出櫛歯
が配設され、櫛体の側部には、薬液が吐出されない非吐
出櫛歯が配設され、吐出櫛歯の各間隔は4〜8mmの範
囲に設定されているとともに、吐出櫛歯の頂部から吐出
口までの距離は、吐出櫛歯の頂部から底部までの長さに
対し5〜60%の範囲に設定されているものである。
【0012】請求項6に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明
において、前記薬液は、少なくとも増粘剤を含有し、使
用するときには、薬液が泡状をなして毛髪に塗布される
ように構成されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明す
る。なお、以下の説明における上下左右は、図3におけ
る上下左右に対応する。
【0014】図3に示すように、第1の実施形態の毛髪
化粧料塗布具11は、略円筒状をなす収容容器12と、
その収容容器12の上端部に接続される櫛体13とから
構成されている。
【0015】収容容器12は耐圧性を有し、収容容器1
2の内部には、増粘剤を含有し、泡状をなす薬液が加圧
された状態で収容されている。また、図示しないが、収
容容器12の上端部には、薬液を噴出させる噴出口と噴
出口からの薬液の噴出を操作する操作部が設けられてい
る。そして、操作部を操作することにより、噴出口から
薬液が泡状に噴出されるようになっている。
【0016】図1〜図3に示すように、櫛体13は、収
容容器12に接続される櫛体本体14と、櫛体本体14
に取付けられる正面略長方形状の櫛歯部15とから主に
構成されている。櫛体本体14は、有蓋円筒状をなす蓋
部16によって、収容容器12に着脱可能に接続されて
いる。また、蓋部16の上面には、棒状の軸部17が上
方へ突設されている。軸部17の内部には、連通路18
が穿設されている。そして、図示しないが、櫛体本体1
4が収容容器12に接続されたときには、連通路18内
に前記噴出口が位置するように構成されている。
【0017】この軸部17の一側方には、正面略長方形
状の基台面19が、軸部17の中間部から上端部にかけ
て延びるように形成されている。基台面19の上下両端
部には、頂部ほど幅が狭くなる略三角板状の薬液保持櫛
歯20が、基台面19に対して直交方向に延びるように
それぞれ突設されている。基台面19の短手方向の中央
には、連通路18に連通する嵌合孔21が複数箇所貫通
形成されている。
【0018】櫛歯部15は、板状の基台部22と、基台
部22の一側面から基台部22に対して直交方向に延び
るように突設されている櫛歯列23とから主に構成され
ている。図1、図2(a)及び図2(b)に示すよう
に、櫛歯列23は、非吐出櫛歯24と吐出櫛歯25と
が、交互に配設されることによって構成され、櫛歯部1
5の上下両端部には、非吐出櫛歯24が配設されてい
る。非吐出櫛歯24及び吐出櫛歯25は、頂部ほど幅が
狭くなる略三角板状にそれぞれ形成されている。
【0019】基台部22の他側面には、吐出櫛歯25の
位置から吐出櫛歯25と逆方向へ延びる円柱状の嵌合脚
26が突出形成されている。そして、櫛歯部15を櫛体
本体14に取付けるときには、櫛歯部15の嵌合脚26
を櫛体本体14の嵌合孔21に嵌合するようになってい
る。
【0020】各吐出櫛歯25は、それぞれ同じ大きさに
形成され、櫛歯部15が櫛体本体14に取付けられたと
きには、各吐出櫛歯25の頂部は、薬液保持櫛歯20の
頂部を通り基台面19に平行な平面上に位置するように
構成されている。また、各吐出櫛歯25の底部の幅は、
櫛歯部15の基台部22の幅と同じ大きさにそれぞれ形
成されている。各吐出櫛歯25において、その頂部から
基台部22に下ろした垂線上には、円孔状の吐出口27
がそれぞれ貫通形成されている。
【0021】非吐出櫛歯24は、吐出櫛歯25よりも小
さく形成されているとともに、吐出口27の位置よりも
高く形成されている。非吐出櫛歯24の厚さは、吐出櫛
歯25の厚さよりも薄くなるように構成されているとと
もに、非吐出櫛歯24の幅は、吐出櫛歯25の幅よりも
小さくなるように構成されている。そして、薬液が吐出
口27から吐出されるときには、薬液同士が接触し、消
泡が発生するのを抑制するようになっている。
【0022】各吐出櫛歯25には、吐出口27から嵌合
脚26の端面にかけて、断面略円状の誘導路28がそれ
ぞれ穿設されている。これら誘導路28の中心軸は、嵌
合脚26の中心軸上に位置するようにそれぞれ構成され
ている。そして、櫛歯部15が櫛体本体14に取付けら
れたときには、吐出口27は、誘導路28を介して、連
通路18と連通するようになっている。このため、収容
容器12の内部に収容された薬液は、連通路18と誘導
路28とを介して、各吐出口27から吐出され、隣り合
う非吐出櫛歯24間又は吐出櫛歯25間に保持されるよ
うになっている。
【0023】また、各非吐出櫛歯24には、吐出櫛歯2
5の吐出口27を結ぶ線上に位置する円孔状の挿通孔2
9がそれぞれ貫通形成されている。そして、射出成形法
により、各吐出櫛歯25に吐出口27をそれぞれ貫通形
成するときに、各吐出櫛歯25及び各非吐出櫛歯24に
円柱状のピンが挿通されるようになっている。
【0024】各吐出櫛歯25の頂部から吐出口27まで
の距離Lは、各吐出櫛歯25の頂部から基台部22に下
ろした垂線の長さに対し、5%未満では、吐出口27か
ら吐出された薬液が隣り合う非吐出櫛歯24間又は吐出
櫛歯25間に保持されずに吐出櫛歯25から垂れ落ち
る。一方、60%を越えると、吐出口27から吐出され
た薬液が吐出櫛歯25の底部側のみに保持され、薬液を
吐出櫛歯25全体に均一に保持することができない。こ
のため、各吐出櫛歯25の頂部から吐出口27までの距
離Lは、吐出櫛歯25の頂部から基台部22に下ろした
垂線の長さに対し5〜60%の範囲に設定されている。
また、各吐出口27は、各吐出櫛歯25において、それ
ぞれ同じ位置に貫通形成されている。
【0025】吐出櫛歯25の各間隔Dは、4mm未満で
は、吐出口27から吐出された薬液同士が接触して、消
泡が発生する。一方、8mmを越えると、櫛歯列23全
体において、吐出口27から吐出された薬液の量が不十
分になる。このため、吐出櫛歯25の各間隔Dは4〜8
mmの範囲に設定されている。
【0026】次に、上記のように構成された毛髪化粧料
塗布具11の作用を説明する。さて、この毛髪化粧料塗
布具11を使用して、収容容器12内の薬液を髪に塗布
する場合には、まず収容容器12の操作部を操作して、
噴出口から薬液を泡状に噴出させる。このとき、この薬
液は、連通路18及び誘導路28を経由して、各吐出櫛
歯25の吐出口27から吐出される。
【0027】次に、操作部の操作を止めると、薬液の吐
出が停止される。このとき、薬液は、隣り合う非吐出櫛
歯24間又は吐出櫛歯25間において、泡状のまま保持
される。そして、薬液を隣り合う非吐出櫛歯24間又は
吐出櫛歯25間に保持した状態で、櫛体13を使って髪
を梳くことにより、薬液を毛髪に塗布することができ
る。
【0028】以上詳述した第1の実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。 ・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具11において
は、前記吐出櫛歯25の各間隔Dは4〜8mmの範囲に
設定されているとともに、前記吐出口27は、全ての吐
出櫛歯25に貫通形成されている。このため、吐出口2
7から吐出された薬液同士が接触して、消泡が発生する
のを抑制することができるとともに、櫛歯列23全体に
おいて、吐出口27から吐出された薬液の量を適量にす
ることができる。
【0029】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、各吐出櫛歯25の頂部から吐出口27ま
での距離Lは、吐出櫛歯25の頂部から基台部22に下
ろした垂線の長さに対し5〜60%の範囲に設定されて
いる。このため、吐出口27から吐出された薬液が吐出
櫛歯25から垂れ落ちるのを抑制することができるとと
もに、薬液を吐出櫛歯25全体に均一に保持することが
できる。よって、櫛体13を使って髪を梳くときには、
薬液を毛髪に均一に塗布することができる。
【0030】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、前記非吐出櫛歯24は、吐出櫛歯25よ
りも小さく形成されているとともに、吐出口27よりも
高く形成されている。このため、吐出口27から吐出さ
れた薬液同士が接触して、消泡が発生するのを抑制する
ことができる。よって、櫛体13を使って髪を梳くとき
には、毛髪に対する薬液の塗布性が悪くなるのを抑える
ことができるとともに、薬液を毛髪全体に容易かつ均一
に塗布することができる。
【0031】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、前記非吐出櫛歯24は、吐出櫛歯25よ
りも小さく形成されている。また、非吐出櫛歯24の厚
さは、吐出櫛歯25の厚さよりも薄くなるように構成さ
れている。このため、櫛体13を使って容易に髪を梳く
ことができる。
【0032】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、前記薬液には、増粘剤が含有されてい
る。このため、吐出口27から吐出された薬液が吐出櫛
歯25から垂れ落ちるのを抑制することができる。
【0033】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、前記非吐出櫛歯24には、挿通孔29が
それぞれ貫通形成されている。このため、射出成形法に
より櫛歯部15を製造するときには、非吐出櫛歯24及
び吐出櫛歯25にピンを挿通することにより、吐出口2
7を形成することができる。
【0034】・ 第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1においては、前記基台面19の上下両端部には、薬液
保持櫛歯20が、基台面19に対して直交方向に延びる
ようにそれぞれ突設されている。このため、吐出口27
から薬液を吐出するときには、たとえ非吐出櫛歯24の
挿通孔29から薬液が櫛歯部15の上下両端面に漏れ出
しても、薬液を櫛歯部15と薬液保持櫛歯20との間で
確実に保持することができる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を図
4及び図5に基づいて詳細に説明する。なお、第2の実
施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に
説明する。
【0035】図4及び図5に示すように、第2の実施形
態の毛髪化粧料塗布具11においては、櫛歯部15の短
手方向の中央に、略三角板状をなす複数の吐出櫛歯25
が基台部22に対して直交方向に延びるように突設され
ている。また、櫛体本体14の基台面19の短手方向の
両側部には、略円柱状をなす複数の非吐出櫛歯24がそ
れぞれ斜め外方へ延びるように突設されている。そし
て、吐出櫛歯25の吐出口27から吐出された薬液が、
基台面19の両側部から垂れ落ちるのを抑制するように
なっている。
【0036】基台面19に対する非吐出櫛歯24の角度
は、45度未満では、この毛髪化粧料塗布具11を使用
して、薬液を毛髪に塗布するときに、非吐出櫛歯24が
髪を梳くことが困難になる。一方、90度を越えると、
非吐出櫛歯24が吐出櫛歯25に接触する場合がある。
たとえ非吐出櫛歯24が吐出櫛歯25に接触しなくて
も、非吐出櫛歯24が髪を梳くことが困難になる。この
ため、基台面19に対する非吐出櫛歯24の角度は、4
5〜90度の範囲に設定されている。
【0037】従って、この第2の実施形態の毛髪化粧料
塗布具11においても、前述した第1の実施形態と同様
に、櫛歯間に保持される薬液の量を適量にするととも
に、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にすることがで
きる。
【0038】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・ 前記第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具11におい
て、前記非吐出櫛歯24を、略円柱状に形成してもよ
い。このように構成した場合も、吐出口27から吐出さ
れた薬液同士が接触して、消泡が発生するのを低減させ
ることができる。
【0039】・ 前記第1の実施形態の毛髪化粧料塗布
具11において、前記吐出櫛歯25を略円柱状に形成す
るとともに、前記非吐出櫛歯24を略三角板状に形成し
てもよい。このとき、非吐出櫛歯24の厚みは、吐出櫛
歯25の外径と同じかそれよりも小さくなるように設定
されている。このように構成した場合は、吐出口27か
ら吐出された薬液は、隣り合う非吐出櫛歯24間に保持
され、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にすることが
できる。
【0040】・ 前記第1の実施形態の毛髪化粧料塗布
具11において、櫛歯部15の上下両端部には、吐出櫛
歯25が配設されるとともに、前記櫛歯列23を、吐出
櫛歯25と非吐出櫛歯24とが、交互に配設されること
によって構成してもよい。このように構成した場合も、
吐出櫛歯25間に保持される薬液の量を適量にするとと
もに、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にすることが
できる。
【0041】・ 前記第2の実施形態の毛髪化粧料塗布
具11において、前記非吐出櫛歯24を、基台面19の
短手方向の一側部にのみ突設してもよい。このように構
成した場合は、吐出櫛歯25間に保持される薬液の量を
適量にするとともに、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均
一にすることができる。さらに、部品点数が少なく、製
造が容易で、製造コストを節約することができる。
【0042】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記吐出口27の大きさを、各吐出櫛歯2
5ごとに変更してもよい。また、前記誘導路28の直径
を、各吐出櫛歯25ごとに変更してもよい。たとえば、
吐出口27及び誘導路28の大きさを、櫛歯部15の下
側の吐出櫛歯25から上側の吐出櫛歯25まで、順番に
大きく形成してもよい。このように構成した場合には、
薬液の粘性が高い場合にも、下側の吐出口27からの吐
出量と上側の吐出口27からの吐出量とを均一にするこ
とができる。よって、薬液の粘性が高い場合にも、薬液
の毛髪への塗布を均一にすることができる。
【0043】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記吐出櫛歯25の各間隔Dをそれぞれ変
更してもよい。このように構成した場合も、薬液の毛髪
への塗布を均一にすることができる。
【0044】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記吐出口27を、略楕円孔状や三角孔状
等の形状に変えてもよい。また、前記誘導路28を、断
面略楕円状や三角形状等の形状に変えてもよい。このよ
うに構成した場合も、吐出口27から薬液を確実に吐出
することができる。
【0045】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記吐出口27の位置を、各吐出櫛歯25
ごとに変更してもよい。このように構成した場合は、各
吐出櫛歯25ごとに薬液が主に保持される位置が異なる
ため、薬液の毛髪への塗布をより均一にすることができ
る。
【0046】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、それぞれの実施形態では、操作部を操作し
て薬液を噴出口から噴出させる、いわゆるエアゾール式
の毛髪化粧料塗布具11として示したが、収容容器12
を手で押しつぶして薬液を吐出させる、いわゆるスクイ
ズ式の毛髪化粧料塗布具11としてもよい。
【0047】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記薬液を、液状、ゲル状及びペースト状
等に変更してもよい。このように構成した場合も、隣り
合う非吐出櫛歯24間又は吐出櫛歯25間に保持される
薬液の量を適量にするとともに、薬液の毛髪への塗布を
容易かつ均一にすることができる。
【0048】・ 前記各実施形態の毛髪化粧料塗布具1
1において、前記櫛体本体14の軸部17を、略T字状
に形成し、軸部17の上端部に基台面19を軸部17の
両側方に向かって延びるように形成してもよい。このと
き、第1の実施形態の毛髪化粧料塗布具11において、
櫛歯列23は、基台部22から垂直方向に延びるように
突設される。また、第2の実施形態の毛髪化粧料塗布具
11において、吐出櫛歯25は、基台部22の短手方向
の中央から垂直方向に延びるように突設され、非吐出櫛
歯24は、基台面19の短手方向の側部から突設され
る。このように構成した場合も、隣り合う非吐出櫛歯2
4間又は吐出櫛歯25間に保持される薬液の量を適量に
するとともに、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にす
ることができる。
【0049】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記非吐出櫛歯の頂部から底部までの長さは、前記
吐出口と前記吐出櫛歯の底部との距離よりも長く形成さ
れている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の
毛髪化粧料塗布具。この構成によれば、吐出口から吐出
された薬液同士の接触を抑制することができる。
【0050】・ 前記吐出櫛歯及び前記非吐出櫛歯は、
それぞれ略三角板状に形成されている請求項1から請求
項4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料塗布具。この構
成によれば、薬液を櫛歯間に確実に保持することができ
るとともに、髪を容易に梳くことができる。
【0051】・ 前記非吐出櫛歯は略三角板状に形成さ
れるとともに、前記吐出櫛歯は略円柱状に形成されてい
る請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか一項に記
載の毛髪化粧料塗布具。この構成によれば、薬液を非吐
出櫛歯間に確実に保持することができるとともに、髪を
容易に梳くことができる。
【0052】・ 前記非吐出櫛歯は、櫛体に対して、4
5〜90度の角度で外方に傾斜している請求項5に記載
の毛髪化粧料塗布具。この構成によれば、髪を容易に梳
くことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
の毛髪化粧料塗布具によれば、櫛歯間に保持される薬液
の量を適量にするとともに、薬液の毛髪への塗布を容易
かつ均一にすることができる。
【0054】請求項2に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、髪を容
易に梳くことができる。請求項3に記載の発明の毛髪化
粧料塗布具によれば、請求項1又は請求項2に記載の発
明の効果に加え、髪をより容易に梳くことができる。
【0055】請求項4に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載
の発明の効果に加え、髪をさらに容易に梳くことができ
る。請求項5に記載の発明の毛髪化粧料塗布具によれ
ば、櫛歯間に保持される薬液の量を適量にするととも
に、薬液の毛髪への塗布を容易かつ均一にすることがで
きる。
【0056】請求項6に記載の発明の毛髪化粧料塗布具
によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載
の発明の効果に加え、吐出櫛歯から薬液が垂れ落ちるの
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態における櫛体を示す要部拡大
断面図。
【図2】 (a)は櫛歯部を示す要部斜視図。(b)は
櫛体を示す要部正面図。
【図3】 毛髪化粧料塗布具を示す側面図。
【図4】 第2の実施形態における櫛体を示す要部拡大
断面図。
【図5】 櫛体を示す要部斜視図。
【符号の説明】
D…間隔、L…距離、11…毛髪化粧料塗布具、12…
収容容器、13…櫛体、18…連通路、24…非吐出櫛
歯、25…吐出櫛歯、27…吐出口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を収容する収容容器と、その収容容
    器に接続され、薬液を毛髪に塗布する櫛体とを備え、 前記櫛体には、収容容器の内部に連通する連通路を介し
    て、薬液が吐出される吐出口が開口形成されている吐出
    櫛歯と、薬液が吐出されない非吐出櫛歯とが交互に配設
    され、吐出櫛歯と非吐出櫛歯の少なくとも一方は、略三
    角板状に形成され、吐出櫛歯の各間隔は4〜8mmの範
    囲に設定されているとともに、吐出櫛歯の頂部から吐出
    口までの距離は、吐出櫛歯の頂部から底部までの長さに
    対し5〜60%の範囲に設定されていることを特徴とす
    る毛髪化粧料塗布具。
  2. 【請求項2】 前記非吐出櫛歯の厚さは、前記吐出櫛歯
    の厚さよりも薄く形成されている請求項1に記載の毛髪
    化粧料塗布具。
  3. 【請求項3】 前記非吐出櫛歯の幅は、前記吐出櫛歯の
    幅よりも小さく形成されている請求項1又は請求項2に
    記載の毛髪化粧料塗布具。
  4. 【請求項4】 前記非吐出櫛歯の頂部から底部までの長
    さは、前記吐出櫛歯の頂部から底部までの長さよりも短
    く形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項
    に記載の毛髪化粧料塗布具。
  5. 【請求項5】 薬液を収容する収容容器と、その収容容
    器に接続され、薬液を毛髪に塗布する櫛体とを備え、 前記櫛体の中央部には、収容容器の内部に連通する連通
    路を介して、薬液が吐出される吐出口が開口形成されて
    いる吐出櫛歯が配設され、櫛体の側部には、薬液が吐出
    されない非吐出櫛歯が配設され、吐出櫛歯の各間隔は4
    〜8mmの範囲に設定されているとともに、吐出櫛歯の
    頂部から吐出口までの距離は、吐出櫛歯の頂部から底部
    までの長さに対し5〜60%の範囲に設定されているこ
    とを特徴とする毛髪化粧料塗布具。
  6. 【請求項6】 前記薬液は、少なくとも増粘剤を含有
    し、使用するときには、薬液が泡状をなして毛髪に塗布
    されるように構成されている請求項1から請求項5のい
    ずれか一項に記載の毛髪化粧料塗布具。
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