JP2002252365A - 太陽光追尾装置 - Google Patents
太陽光追尾装置Info
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 33
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 6
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
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- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S23/00—Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
- F24S23/30—Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with lenses
- F24S23/31—Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with lenses having discontinuous faces, e.g. Fresnel lenses
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S30/00—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules
- F24S30/40—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement
- F24S30/45—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement with two rotation axes
- F24S30/452—Vertical primary axis
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S50/00—Arrangements for controlling solar heat collectors
- F24S50/20—Arrangements for controlling solar heat collectors for tracking
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S30/00—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules
- F24S2030/10—Special components
- F24S2030/19—Movement dampening means; Braking means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動装置が小型且つ安価であり、追尾精度が
十分に得られ、十分な信頼性が得られ、しかも電力消費
も少ない太陽光追尾装置を提供する。 【解決手段】 間欠駆動装置として機能する第1爪部材
44およびこれを往方向へ駆動するロータリソレノイド
46により、太陽光受光装置12が垂直軸心或いは水平
軸心まわりに所定角度だけ回転させる駆動が間欠的に行
われるとともに、ブレーキ装置として機能する第2爪部
材52により太陽光受光装置12の垂直軸心或いは水平
軸心まわりの回転に対して常時回転抵抗が与えられるた
め、風圧によって太陽光受光装置12の姿勢を保持する
ための電力が不要で電力消費が大幅に少なくなる。ま
た、変速比が数十万である減速機を用いる場合に比較し
て、終段のギヤの大きなバックラッシュに起因する追尾
精度の低下がなく、多数の歯車およびそれを回転可能に
支持する回転軸が不要となる。
十分に得られ、十分な信頼性が得られ、しかも電力消費
も少ない太陽光追尾装置を提供する。 【解決手段】 間欠駆動装置として機能する第1爪部材
44およびこれを往方向へ駆動するロータリソレノイド
46により、太陽光受光装置12が垂直軸心或いは水平
軸心まわりに所定角度だけ回転させる駆動が間欠的に行
われるとともに、ブレーキ装置として機能する第2爪部
材52により太陽光受光装置12の垂直軸心或いは水平
軸心まわりの回転に対して常時回転抵抗が与えられるた
め、風圧によって太陽光受光装置12の姿勢を保持する
ための電力が不要で電力消費が大幅に少なくなる。ま
た、変速比が数十万である減速機を用いる場合に比較し
て、終段のギヤの大きなバックラッシュに起因する追尾
精度の低下がなく、多数の歯車およびそれを回転可能に
支持する回転軸が不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光受光装置を
太陽に向かって常時正対させるための太陽光追尾装置に
関するものである。
太陽に向かって常時正対させるための太陽光追尾装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽光を受けて発電を行う太陽電池、太
陽光を受けて循環媒体を過熱する太陽熱利用装置などの
太陽光受光装置を太陽に向かって対向させるための太陽
光追尾装置は、たとえば、その太陽光受光装置が向かう
方向と太陽との位置とのずれを修正するように、太陽光
受光装置の支持軸に連結された減速機を介して電動モー
タが駆動されるものが多い。
陽光を受けて循環媒体を過熱する太陽熱利用装置などの
太陽光受光装置を太陽に向かって対向させるための太陽
光追尾装置は、たとえば、その太陽光受光装置が向かう
方向と太陽との位置とのずれを修正するように、太陽光
受光装置の支持軸に連結された減速機を介して電動モー
タが駆動されるものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の太陽光追尾装置は、電動モータの出力軸の
回転を数十万分の1に減速する減速機を用いる必要があ
ることからその減速機が大きくなるので、駆動装置が大
型且つ高価となる。また、減速機の最終ギヤは、比較的
バックラッシュが大きいため、追尾精度が十分に得られ
ず、発電量低下などのように太陽光受光装置の性能を低
下させる場合があった。また、減速機のギヤの数および
それを回転可能に支持する回転軸の本数が極めて多くな
るため、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗などが発生し易
くなって十分な信頼性が得られない。しかも、風圧の影
響によって駆動モータの負荷が一定でないため、高出力
の電動モータや駆動回路を必要とし、電力消費も比較的
多くなることが避けられなかった。
ような従来の太陽光追尾装置は、電動モータの出力軸の
回転を数十万分の1に減速する減速機を用いる必要があ
ることからその減速機が大きくなるので、駆動装置が大
型且つ高価となる。また、減速機の最終ギヤは、比較的
バックラッシュが大きいため、追尾精度が十分に得られ
ず、発電量低下などのように太陽光受光装置の性能を低
下させる場合があった。また、減速機のギヤの数および
それを回転可能に支持する回転軸の本数が極めて多くな
るため、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗などが発生し易
くなって十分な信頼性が得られない。しかも、風圧の影
響によって駆動モータの負荷が一定でないため、高出力
の電動モータや駆動回路を必要とし、電力消費も比較的
多くなることが避けられなかった。
【0004】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、電動モータと
その出力軸を数十万分の1に減速する減速機を用いる場
合に比較して、駆動装置が小型且つ安価であり、追尾精
度が十分に得られ、十分な信頼性が得られ、しかも電力
消費も少ない太陽光追尾装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、電動モータと
その出力軸を数十万分の1に減速する減速機を用いる場
合に比較して、駆動装置が小型且つ安価であり、追尾精
度が十分に得られ、十分な信頼性が得られ、しかも電力
消費も少ない太陽光追尾装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、太陽光受光装置と、
該太陽光受光装置を少なくとも1軸心まわりに回転可能
に支持し、該太陽光受光装置がその太陽に対向した姿勢
に維持されるように、その太陽光受光装置を少なくとも
1軸心まわりに回転駆動する駆動装置とを有する太陽光
追尾装置であって、前記駆動装置が、(a) 前記太陽光受
光装置の前記1軸心まわりの回転に対して常時回転抵抗
を与えるブレーキ装置と、(b) 前記太陽光受光装置を前
記1軸心まわりに所定角度回転させる駆動を間欠的に行
う間欠駆動装置とを、含むことにある。
めの本発明の要旨とするところは、太陽光受光装置と、
該太陽光受光装置を少なくとも1軸心まわりに回転可能
に支持し、該太陽光受光装置がその太陽に対向した姿勢
に維持されるように、その太陽光受光装置を少なくとも
1軸心まわりに回転駆動する駆動装置とを有する太陽光
追尾装置であって、前記駆動装置が、(a) 前記太陽光受
光装置の前記1軸心まわりの回転に対して常時回転抵抗
を与えるブレーキ装置と、(b) 前記太陽光受光装置を前
記1軸心まわりに所定角度回転させる駆動を間欠的に行
う間欠駆動装置とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、間欠駆動装置におい
て、太陽光受光装置を前記1軸心まわりに所定角度回転
させる駆動が間欠的に行われるとともに、ブレーキ装置
により太陽光受光装置の前記1軸心まわりの回転に対し
て常時回転抵抗が与えられる。このため、風圧によって
太陽光受光装置の姿勢を保持するための電力が不要で電
力消費が大幅に少なくなる。また、変速比が数十万であ
る減速機を用いる場合に比較して、終段のギヤの大きな
バックラッシュに起因する追尾精度の低下がなく、多数
の歯車およびそれを回転可能に支持する回転軸が不要で
あるので、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗などの発生が
なく十分な信頼性が得られ、装置が小型且つ安価とな
る。
て、太陽光受光装置を前記1軸心まわりに所定角度回転
させる駆動が間欠的に行われるとともに、ブレーキ装置
により太陽光受光装置の前記1軸心まわりの回転に対し
て常時回転抵抗が与えられる。このため、風圧によって
太陽光受光装置の姿勢を保持するための電力が不要で電
力消費が大幅に少なくなる。また、変速比が数十万であ
る減速機を用いる場合に比較して、終段のギヤの大きな
バックラッシュに起因する追尾精度の低下がなく、多数
の歯車およびそれを回転可能に支持する回転軸が不要で
あるので、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗などの発生が
なく十分な信頼性が得られ、装置が小型且つ安価とな
る。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記ブレーキ装
置は、前記太陽光受光装置の前記間欠駆動装置による駆
動方向では、その駆動方向とは反対方向に比較して、小
さな回転抵抗を与えるものである。このようにすれば、
間欠駆動装置の駆動エネルギが少なくなり、一層、小型
且つ低消費電力となる。
置は、前記太陽光受光装置の前記間欠駆動装置による駆
動方向では、その駆動方向とは反対方向に比較して、小
さな回転抵抗を与えるものである。このようにすれば、
間欠駆動装置の駆動エネルギが少なくなり、一層、小型
且つ低消費電力となる。
【0008】また、好適には、前記間欠駆動装置は、外
周係合歯を備えて前記太陽光受光装置とともに回転する
回転部材と、その回転部材の外周歯に沿って往復作動さ
せられ、その往復方向のうちの前記太陽光受光装置を所
定角度回転させる往方向ではその外周歯に相対移動不能
に係合し、復方向ではその外周歯に相対移動可能に係合
する第1爪部材と、その第1爪部材をその往復方向のう
ちの一方の方向へ駆動する電磁アクチュエータと、その
第1爪部材をその往復方向のうちの他方の方向へ付勢す
るスプリングとを含むものである。このようにすれば、
間欠駆動装置が簡単かつ小型に構成される。
周係合歯を備えて前記太陽光受光装置とともに回転する
回転部材と、その回転部材の外周歯に沿って往復作動さ
せられ、その往復方向のうちの前記太陽光受光装置を所
定角度回転させる往方向ではその外周歯に相対移動不能
に係合し、復方向ではその外周歯に相対移動可能に係合
する第1爪部材と、その第1爪部材をその往復方向のう
ちの一方の方向へ駆動する電磁アクチュエータと、その
第1爪部材をその往復方向のうちの他方の方向へ付勢す
るスプリングとを含むものである。このようにすれば、
間欠駆動装置が簡単かつ小型に構成される。
【0009】また、好適には、前記ブレーキ装置は、前
記回転部材の外周歯と係合可能に設けられ、その回転部
材が前記第1爪部材の往方向へ回転させられる場合には
該外周歯に相対移動可能に係合するが、その回転部材が
前記第1爪部材の復方向へ回転させられる場合にはその
外周歯に相対移動不能に係合する第2爪部材とを含むも
のである。このようにすれば、間欠駆動装置が簡単かつ
小型に構成される。
記回転部材の外周歯と係合可能に設けられ、その回転部
材が前記第1爪部材の往方向へ回転させられる場合には
該外周歯に相対移動可能に係合するが、その回転部材が
前記第1爪部材の復方向へ回転させられる場合にはその
外周歯に相対移動不能に係合する第2爪部材とを含むも
のである。このようにすれば、間欠駆動装置が簡単かつ
小型に構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例におい
て、各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例におい
て、各部の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
【0011】図1において、太陽光追尾装置10は、太
陽光受光装置12と、その太陽光受光装置12を垂直軸
心および水平軸心まわりに回転可能に支持し、その太陽
光受光装置12が太陽に対向した姿勢に維持されるよう
に、その太陽光受光装置12を上記垂直軸心および水平
軸心まわりに回転駆動する垂直軸駆動装置14および水
平軸駆動装置16とを有している。垂直軸駆動装置14
は、上方へ突き出す垂直軸心まわりに回転可能な垂直出
力軸18と、その出力軸18に固定され、太陽光受光装
置12を水平軸心まわりに回転可能に支持するためのU
字状アーム20とを備えている。上記水平軸駆動装置1
6は、そのU字状アーム20の一端部に設けられ、上記
太陽光受光装置12を支持する水平軸22に直接に或い
は簡単な減速装置を介して間接的に連結された後述の出
力軸24を備えている。
陽光受光装置12と、その太陽光受光装置12を垂直軸
心および水平軸心まわりに回転可能に支持し、その太陽
光受光装置12が太陽に対向した姿勢に維持されるよう
に、その太陽光受光装置12を上記垂直軸心および水平
軸心まわりに回転駆動する垂直軸駆動装置14および水
平軸駆動装置16とを有している。垂直軸駆動装置14
は、上方へ突き出す垂直軸心まわりに回転可能な垂直出
力軸18と、その出力軸18に固定され、太陽光受光装
置12を水平軸心まわりに回転可能に支持するためのU
字状アーム20とを備えている。上記水平軸駆動装置1
6は、そのU字状アーム20の一端部に設けられ、上記
太陽光受光装置12を支持する水平軸22に直接に或い
は簡単な減速装置を介して間接的に連結された後述の出
力軸24を備えている。
【0012】図2に示すように、上記太陽光受光装置1
2は、扇型断面を有し且つ部分円筒面側が開口するケー
ス30と、そのケース30の開口に嵌め付けられた部分
円筒状の非結像系フレネルレンズ32と、非結像系フレ
ネルレンズ32の集光位置であるケース30の底面にお
いて重ねて配置された二次レンズ34および半導体から
成る太陽電池セル36とを有し、図2の1点鎖線に示す
ように、太陽電池セル36に対して二次レンズ34を通
して集光されると、その太陽電池セル36から発電され
た電力が出力されるようになっている。この太陽光受光
装置12では、非結像系フレネルレンズ32が用いられ
ることにより、たとえば図3に示すように、太陽に向か
う方向に対して所定の角度範囲すなわち−θ1 乃至+θ
1 の範囲内であれば、非結像系フレネルレンズ32によ
る太陽電池セル36に対する集光光強度を一定にするこ
とができるようになっており、その所定の角度範囲内に
おいて太陽光受光装置12の偏向角を変化させる間欠駆
動が後述の間欠駆動装置により行われるようになってい
る。図3において、1点鎖線は従来型の集光レンズを用
いた場合を示している。
2は、扇型断面を有し且つ部分円筒面側が開口するケー
ス30と、そのケース30の開口に嵌め付けられた部分
円筒状の非結像系フレネルレンズ32と、非結像系フレ
ネルレンズ32の集光位置であるケース30の底面にお
いて重ねて配置された二次レンズ34および半導体から
成る太陽電池セル36とを有し、図2の1点鎖線に示す
ように、太陽電池セル36に対して二次レンズ34を通
して集光されると、その太陽電池セル36から発電され
た電力が出力されるようになっている。この太陽光受光
装置12では、非結像系フレネルレンズ32が用いられ
ることにより、たとえば図3に示すように、太陽に向か
う方向に対して所定の角度範囲すなわち−θ1 乃至+θ
1 の範囲内であれば、非結像系フレネルレンズ32によ
る太陽電池セル36に対する集光光強度を一定にするこ
とができるようになっており、その所定の角度範囲内に
おいて太陽光受光装置12の偏向角を変化させる間欠駆
動が後述の間欠駆動装置により行われるようになってい
る。図3において、1点鎖線は従来型の集光レンズを用
いた場合を示している。
【0013】前記垂直軸駆動装置14および水平軸駆動
装置16は、以下の詳述するように、それぞれ太陽光受
光装置12の垂直軸心および水平軸心まわりの回転に対
して常時回転抵抗を与えるブレーキ装置と、その太陽光
受光装置12をその垂直軸心および水平軸心まわりに所
定角度回転させる駆動を間欠的に行う間欠駆動装置とを
備えている。図4はその一例を示している。出力軸18
或いは24には、鋸歯状の外周歯40を備えた回転部材
42が固定されている。そして、その回転部材42の外
周歯40に沿って往復移動させられ、その往復方向のう
ちの上記太陽光受光装置12を所定角度回転させる往方
向ではその外周歯40に相対移動不能に係合し、復方向
ではその外周歯40に相対移動可能に係合して所定角度
回転させる第1爪部材44と、その第1爪部材44をそ
の往復方向のうちの一方の往方向へ駆動するロータリソ
レノイド46と、ロータリソレノイド46内に設けられ
てその第1爪部材44をその往復方向のうちの復へ付勢
する図示しないスプリングとが設けられている。上記第
1爪部材44およびこれを往方向へ駆動するロータリソ
レノイド46は、太陽光受光装置12を所定角度だけ間
欠的に駆動するので、間欠駆動装置として機能してい
る。
装置16は、以下の詳述するように、それぞれ太陽光受
光装置12の垂直軸心および水平軸心まわりの回転に対
して常時回転抵抗を与えるブレーキ装置と、その太陽光
受光装置12をその垂直軸心および水平軸心まわりに所
定角度回転させる駆動を間欠的に行う間欠駆動装置とを
備えている。図4はその一例を示している。出力軸18
或いは24には、鋸歯状の外周歯40を備えた回転部材
42が固定されている。そして、その回転部材42の外
周歯40に沿って往復移動させられ、その往復方向のう
ちの上記太陽光受光装置12を所定角度回転させる往方
向ではその外周歯40に相対移動不能に係合し、復方向
ではその外周歯40に相対移動可能に係合して所定角度
回転させる第1爪部材44と、その第1爪部材44をそ
の往復方向のうちの一方の往方向へ駆動するロータリソ
レノイド46と、ロータリソレノイド46内に設けられ
てその第1爪部材44をその往復方向のうちの復へ付勢
する図示しないスプリングとが設けられている。上記第
1爪部材44およびこれを往方向へ駆動するロータリソ
レノイド46は、太陽光受光装置12を所定角度だけ間
欠的に駆動するので、間欠駆動装置として機能してい
る。
【0014】上記ロータリソレノイド46の出力軸48
に中央部が固定されたアーム50の両端部には、上記第
1爪部材44および第2爪部材52の基端部が回動可能
にそれぞれ設けられているとともに、それら1対の第1
爪部材44および第2爪部材52が1対のスプリング5
4および56により回転部材42側へ付勢され、第1爪
部材44および第2爪部材52は、外周歯40に常時当
接させられるとともに、ロータリソレノイド46の作動
に伴って外周歯40に沿って交互に反対方向へ移動させ
られるようになっている。このため、上記第2爪部材5
2は、回転部材42の外周歯40と係合可能な位置に設
けられてその回転部材42が第1爪部材44の往方向へ
回転させられる場合にはその外周歯40に相対移動可能
に係合して、比較的軽い回転抵抗を付与しつつ回転部材
42の回転を許容する。しかし、その回転部材42が第
1爪部材44の復方向へ回転せられようとする場合に
は、第2爪部材52はその外周歯40に相対移動不能に
係合することにより極めて大きな回転抵抗を付与して回
転部材42が第1爪部材4の復方向へ回転することを阻
止するブレーキ装置として機能している。なお、上記第
2爪部材52は、第1爪部材44とは反対の位相で作動
し、その第1爪部材44と同様に、ロータリソレノイド
46の復動時に外周歯40に係合して回転部材42を所
定角度回転させる。
に中央部が固定されたアーム50の両端部には、上記第
1爪部材44および第2爪部材52の基端部が回動可能
にそれぞれ設けられているとともに、それら1対の第1
爪部材44および第2爪部材52が1対のスプリング5
4および56により回転部材42側へ付勢され、第1爪
部材44および第2爪部材52は、外周歯40に常時当
接させられるとともに、ロータリソレノイド46の作動
に伴って外周歯40に沿って交互に反対方向へ移動させ
られるようになっている。このため、上記第2爪部材5
2は、回転部材42の外周歯40と係合可能な位置に設
けられてその回転部材42が第1爪部材44の往方向へ
回転させられる場合にはその外周歯40に相対移動可能
に係合して、比較的軽い回転抵抗を付与しつつ回転部材
42の回転を許容する。しかし、その回転部材42が第
1爪部材44の復方向へ回転せられようとする場合に
は、第2爪部材52はその外周歯40に相対移動不能に
係合することにより極めて大きな回転抵抗を付与して回
転部材42が第1爪部材4の復方向へ回転することを阻
止するブレーキ装置として機能している。なお、上記第
2爪部材52は、第1爪部材44とは反対の位相で作動
し、その第1爪部材44と同様に、ロータリソレノイド
46の復動時に外周歯40に係合して回転部材42を所
定角度回転させる。
【0015】図5は、上記太陽光追尾装置10に設けら
れた駆動制御回路の一例を示している。図5において、
太陽光受光装置12に固定された太陽位置センサ60
は、スリット62を通過する太陽光Lを受光する1対の
受光素子64、66を備えている。太陽位置センサ60
の向きすなわち太陽光受光装置12が向かう方向に太陽
が位置している場合には上記1対の受光素子64、66
に同等の光強度が受光されるが、太陽光受光装置12が
向かう方向と太陽の位置とがずれた場合には、1対の受
光素子64、66の一方の受光強度が増加し他方が減少
することを利用し、それら受光素子64、66の出力信
号の差分値が減算器68において求められるとともにそ
れら受光素子64、66の出力信号の合計値が加算値7
0において求められ、次いでそれら差分値と合計値との
比(=差分/合計値)が除算器72において求められ、
コンパレータ74においてその比が所定値を越えると、
ワンショットマルチバイブレータ76から1パルスが出
力されて、ドライバ78から上記の比が小さくなる方向
へ移動させるためのパルス駆動信号がロータリソレノイ
ド46へ間欠的に供給されるようになっている。
れた駆動制御回路の一例を示している。図5において、
太陽光受光装置12に固定された太陽位置センサ60
は、スリット62を通過する太陽光Lを受光する1対の
受光素子64、66を備えている。太陽位置センサ60
の向きすなわち太陽光受光装置12が向かう方向に太陽
が位置している場合には上記1対の受光素子64、66
に同等の光強度が受光されるが、太陽光受光装置12が
向かう方向と太陽の位置とがずれた場合には、1対の受
光素子64、66の一方の受光強度が増加し他方が減少
することを利用し、それら受光素子64、66の出力信
号の差分値が減算器68において求められるとともにそ
れら受光素子64、66の出力信号の合計値が加算値7
0において求められ、次いでそれら差分値と合計値との
比(=差分/合計値)が除算器72において求められ、
コンパレータ74においてその比が所定値を越えると、
ワンショットマルチバイブレータ76から1パルスが出
力されて、ドライバ78から上記の比が小さくなる方向
へ移動させるためのパルス駆動信号がロータリソレノイ
ド46へ間欠的に供給されるようになっている。
【0016】上述のように、本実施例によれば、間欠駆
動装置として機能する第1爪部材44およびこれを往方
向へ駆動するロータリソレノイド46により、太陽光受
光装置12が垂直軸心或いは水平軸心まわりに所定角度
だけ回転させる駆動が間欠的に行われるとともに、ブレ
ーキ装置として機能する第2爪部材52により太陽光受
光装置12の垂直軸心或いは水平軸心まわりの回転に対
して常時回転抵抗が与えられる。このため、風圧によっ
て太陽光受光装置12の姿勢を保持するための電力が不
要で電力消費が大幅に少なくなる。また、変速比が数十
万である減速機を用いる場合に比較して、終段のギヤの
大きなバックラッシュに起因する追尾精度の低下がな
く、多数の歯車およびそれを回転可能に支持する回転軸
が不要であるので、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗など
の発生がなく十分な信頼性が得られ、装置が小型且つ安
価となる。
動装置として機能する第1爪部材44およびこれを往方
向へ駆動するロータリソレノイド46により、太陽光受
光装置12が垂直軸心或いは水平軸心まわりに所定角度
だけ回転させる駆動が間欠的に行われるとともに、ブレ
ーキ装置として機能する第2爪部材52により太陽光受
光装置12の垂直軸心或いは水平軸心まわりの回転に対
して常時回転抵抗が与えられる。このため、風圧によっ
て太陽光受光装置12の姿勢を保持するための電力が不
要で電力消費が大幅に少なくなる。また、変速比が数十
万である減速機を用いる場合に比較して、終段のギヤの
大きなバックラッシュに起因する追尾精度の低下がな
く、多数の歯車およびそれを回転可能に支持する回転軸
が不要であるので、軸折れ、軸外れ、軸受けの摩耗など
の発生がなく十分な信頼性が得られ、装置が小型且つ安
価となる。
【0017】また、本実施例によれば、上記ブレーキ装
置として機能する第2爪部材52は、太陽光受光装置1
2の第1爪部材44による駆動方向では、その駆動方向
とは反対方向に比較して、小さな回転抵抗を与えるもの
であるので、その第1爪部材44およびロータリソレノ
イド46による駆動エネルギが少なくなり、太陽光追尾
装置10が一層小型且つ低消費電力となる。
置として機能する第2爪部材52は、太陽光受光装置1
2の第1爪部材44による駆動方向では、その駆動方向
とは反対方向に比較して、小さな回転抵抗を与えるもの
であるので、その第1爪部材44およびロータリソレノ
イド46による駆動エネルギが少なくなり、太陽光追尾
装置10が一層小型且つ低消費電力となる。
【0018】また、本実施例によれば、鋸歯状の外周歯
40を備えて太陽光受光装置12とともに回転する回転
部材42と、その回転部材42の外周歯40に沿って往
復作動させられ、その往復方向のうちの太陽光受光装置
12を所定角度回転させる往方向ではその外周歯40に
相対移動不能に係合し、復方向ではその外周歯40に相
対移動可能に係合する第1爪部材44と、その第1爪部
材44をその往復方向のうちの一方の方向へ駆動するロ
ータリソレノイド(電磁アクチュエータ)46と、その
第1爪部材44をその往復方向のうちの他方の方向へ付
勢するスプリングとが、前記間欠駆動装置として機能す
るので、その間欠駆動装置すなわちそれを含む太陽光追
尾装置10が簡単かつ小型に構成される。
40を備えて太陽光受光装置12とともに回転する回転
部材42と、その回転部材42の外周歯40に沿って往
復作動させられ、その往復方向のうちの太陽光受光装置
12を所定角度回転させる往方向ではその外周歯40に
相対移動不能に係合し、復方向ではその外周歯40に相
対移動可能に係合する第1爪部材44と、その第1爪部
材44をその往復方向のうちの一方の方向へ駆動するロ
ータリソレノイド(電磁アクチュエータ)46と、その
第1爪部材44をその往復方向のうちの他方の方向へ付
勢するスプリングとが、前記間欠駆動装置として機能す
るので、その間欠駆動装置すなわちそれを含む太陽光追
尾装置10が簡単かつ小型に構成される。
【0019】また、本実施例によれば、ブレーキ装置と
して機能する第2爪部材52は、回転部材42の外周歯
40と係合可能に設けられ、その回転部材42が第1爪
部材44の往方向へ回転させられる場合には外周歯40
に相対移動可能に係合するが、その回転部材42が第1
爪部材44の復方向へ回転させられる場合にはその外周
係合歯40に相対移動不能に係合して大きな回転抵抗を
付与するものであるので、間欠駆動装置すなわちそれを
含む太陽光追尾装置10が簡単かつ小型に構成される。
して機能する第2爪部材52は、回転部材42の外周歯
40と係合可能に設けられ、その回転部材42が第1爪
部材44の往方向へ回転させられる場合には外周歯40
に相対移動可能に係合するが、その回転部材42が第1
爪部材44の復方向へ回転させられる場合にはその外周
係合歯40に相対移動不能に係合して大きな回転抵抗を
付与するものであるので、間欠駆動装置すなわちそれを
含む太陽光追尾装置10が簡単かつ小型に構成される。
【0020】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】図6において、出力軸18に固定された回
転部材42の外周壁の内周面および外周面には、鋸歯状
の内周係合歯80および外周係合歯82が位相が半周期
ずれた状態で形成されている。上記出力軸18と平行な
位置固定のピン84により回動可能に中央部が支持され
た回動アーム86の一端部には、上記外周壁を挟む1対
の第1爪部材88および第2爪部材90が設けられてお
り、他端部には、電磁ソレノイド92の可動子94が連
結されるとともに、スプリング96により可動子94と
は反対側へ付勢されている。本実施例によれば、電磁ソ
レノイド92の可動子94が吸着(オン)作動されると
回動アーム86が右まわりに回動させられるので、第1
爪部材88が内周係合歯80に係合して周方向の推力を
発生させて太陽光受光装置12を矢印方向へ所定角度回
転させる。上記電磁ソレノイド92の可動子94が解放
(オフ)作動されると回動アーム86がスプリング96
により右まわりに回動させられるので、第2爪部材90
が外周係合歯82に係合して周方向の回転抵抗(制動
力)を発生させて太陽光受光装置12を一定姿勢に保持
する。この第2爪部材90も、回転部材42が電磁ソレ
ノイド92のオン作動により駆動される方向では、電磁
ソレノイド92により駆動されない状態に比較して回転
抵抗を小さくする。本実施例では、上記第1爪部材8
8、電磁ソレノイド92が前記間欠駆動装置に対応し、
上記第2爪部材90がブレーキ装置に対応しており、前
述の実施例と同様の効果が得られる。
転部材42の外周壁の内周面および外周面には、鋸歯状
の内周係合歯80および外周係合歯82が位相が半周期
ずれた状態で形成されている。上記出力軸18と平行な
位置固定のピン84により回動可能に中央部が支持され
た回動アーム86の一端部には、上記外周壁を挟む1対
の第1爪部材88および第2爪部材90が設けられてお
り、他端部には、電磁ソレノイド92の可動子94が連
結されるとともに、スプリング96により可動子94と
は反対側へ付勢されている。本実施例によれば、電磁ソ
レノイド92の可動子94が吸着(オン)作動されると
回動アーム86が右まわりに回動させられるので、第1
爪部材88が内周係合歯80に係合して周方向の推力を
発生させて太陽光受光装置12を矢印方向へ所定角度回
転させる。上記電磁ソレノイド92の可動子94が解放
(オフ)作動されると回動アーム86がスプリング96
により右まわりに回動させられるので、第2爪部材90
が外周係合歯82に係合して周方向の回転抵抗(制動
力)を発生させて太陽光受光装置12を一定姿勢に保持
する。この第2爪部材90も、回転部材42が電磁ソレ
ノイド92のオン作動により駆動される方向では、電磁
ソレノイド92により駆動されない状態に比較して回転
抵抗を小さくする。本実施例では、上記第1爪部材8
8、電磁ソレノイド92が前記間欠駆動装置に対応し、
上記第2爪部材90がブレーキ装置に対応しており、前
述の実施例と同様の効果が得られる。
【0022】図7において、外周係合歯40を有する回
転部材42を回転可能に支持する出力軸18には、回動
アーム100の中央部が回転可能に支持されており、そ
の回動アーム100の一端部には、第1爪部材102が
回動可能に設けられるとともに、その第1爪部材102
を外周係合歯40に向かって付勢するスプリング104
が設けられ、第1爪部材102が外周係合歯40に常時
接触するようになっている。上記回動アーム100の他
端部には長手状切欠106が長手方向に形成されてお
り、その長手状切欠106には、ロータリソレノイド4
6の出力軸48に固定された回動アーム108の先端部
に固定された係合ピン110が係合させられている。位
置固定の部材112には、第2爪部材114が上記外周
係合歯40と係合できるように回動可能に設けられてお
り、スプリング116によりその第2爪部材114を外
周係合歯40側へ付勢されて第2爪部材114が外周係
合歯40に対して常時摺接状態とされている。
転部材42を回転可能に支持する出力軸18には、回動
アーム100の中央部が回転可能に支持されており、そ
の回動アーム100の一端部には、第1爪部材102が
回動可能に設けられるとともに、その第1爪部材102
を外周係合歯40に向かって付勢するスプリング104
が設けられ、第1爪部材102が外周係合歯40に常時
接触するようになっている。上記回動アーム100の他
端部には長手状切欠106が長手方向に形成されてお
り、その長手状切欠106には、ロータリソレノイド4
6の出力軸48に固定された回動アーム108の先端部
に固定された係合ピン110が係合させられている。位
置固定の部材112には、第2爪部材114が上記外周
係合歯40と係合できるように回動可能に設けられてお
り、スプリング116によりその第2爪部材114を外
周係合歯40側へ付勢されて第2爪部材114が外周係
合歯40に対して常時摺接状態とされている。
【0023】これにより、ロータリソレノイド46によ
り回動アーム108が時計方向へ回動(往動)させられ
ると、その回動アーム108の一端部に設けられた第1
爪部材102が外周係合歯40と相対移動不能に係合し
て回転部材42が回転させられ、太陽光受光装置12が
所定角度だけ回動させられる。上記ロータリソレノイド
46の復動により回動アーム108が右まわりに回動さ
せられるとき、第2爪部材114が外周係合歯40に相
対移動不能に係合して周方向の大きな回転抵抗(制動
力)を発生させて太陽光受光装置12を一定姿勢に保持
する。この第2爪部材114も、回転部材42がロータ
リソレノイド46のオン作動により回転駆動される回転
方向では、外周係合歯40と相対移動可能に係合して、
逆の回転方向に比較して回転抵抗を小さくする。本実施
例では、上記第1爪部材102、ロータリソレノイド4
6が前記間欠駆動装置に対応し、上記第2爪部材114
がブレーキ装置に対応しており、前述の実施例と同様の
効果が得られる。
り回動アーム108が時計方向へ回動(往動)させられ
ると、その回動アーム108の一端部に設けられた第1
爪部材102が外周係合歯40と相対移動不能に係合し
て回転部材42が回転させられ、太陽光受光装置12が
所定角度だけ回動させられる。上記ロータリソレノイド
46の復動により回動アーム108が右まわりに回動さ
せられるとき、第2爪部材114が外周係合歯40に相
対移動不能に係合して周方向の大きな回転抵抗(制動
力)を発生させて太陽光受光装置12を一定姿勢に保持
する。この第2爪部材114も、回転部材42がロータ
リソレノイド46のオン作動により回転駆動される回転
方向では、外周係合歯40と相対移動可能に係合して、
逆の回転方向に比較して回転抵抗を小さくする。本実施
例では、上記第1爪部材102、ロータリソレノイド4
6が前記間欠駆動装置に対応し、上記第2爪部材114
がブレーキ装置に対応しており、前述の実施例と同様の
効果が得られる。
【0024】図8において、外周係合歯40を有する回
転部材42を回転可能に支持する出力軸18と平行な位
置固定の固定ピン120には、第2爪部材122が外周
係合歯40に係合できるように回動可能に支持されてお
り、位置固定部材124に固定された電磁ソレノイド1
26の可動子128には、第1爪部材130が直列的に
連結されている。この第1爪部材130と上記第2爪部
材122とは、回転部材42を挟んで位置させられてお
り、それらの間にスプリング134が張設されることに
より、それら第1爪部材130および上記第2爪部材1
22が外周係合歯40に向かって付勢されている。
転部材42を回転可能に支持する出力軸18と平行な位
置固定の固定ピン120には、第2爪部材122が外周
係合歯40に係合できるように回動可能に支持されてお
り、位置固定部材124に固定された電磁ソレノイド1
26の可動子128には、第1爪部材130が直列的に
連結されている。この第1爪部材130と上記第2爪部
材122とは、回転部材42を挟んで位置させられてお
り、それらの間にスプリング134が張設されることに
より、それら第1爪部材130および上記第2爪部材1
22が外周係合歯40に向かって付勢されている。
【0025】これにより、電磁ソレノイド126により
その可動子128が吸着されて第1爪部材130が往動
させられると、その第1爪部材130が外周係合歯40
と相対移動不能に係合して回転部材42が回転させら
れ、太陽光受光装置12が所定角度だけ回動させられ
る。この電磁ソレノイド126の復動により第1爪部材
130が戻されるとき、第2爪部材122が外周係合歯
40に相対移動不能に係合して周方向の大きな回転抵抗
(制動力)を発生させて太陽光受光装置12が一定姿勢
に保持される。この第2爪部材122も、回転部材42
が電磁ソレノイド126のオン作動により回転駆動され
る回転方向では、外周係合歯40と相対移動可能に係合
するので、逆の回転方向に比較して回転抵抗を小さくす
る。本実施例では、上記第1爪部材130、電磁ソレノ
イド126が前記間欠駆動装置に対応し、上記第2爪部
材122がブレーキ装置に対応しており、前述の実施例
と同様の効果が得られる。
その可動子128が吸着されて第1爪部材130が往動
させられると、その第1爪部材130が外周係合歯40
と相対移動不能に係合して回転部材42が回転させら
れ、太陽光受光装置12が所定角度だけ回動させられ
る。この電磁ソレノイド126の復動により第1爪部材
130が戻されるとき、第2爪部材122が外周係合歯
40に相対移動不能に係合して周方向の大きな回転抵抗
(制動力)を発生させて太陽光受光装置12が一定姿勢
に保持される。この第2爪部材122も、回転部材42
が電磁ソレノイド126のオン作動により回転駆動され
る回転方向では、外周係合歯40と相対移動可能に係合
するので、逆の回転方向に比較して回転抵抗を小さくす
る。本実施例では、上記第1爪部材130、電磁ソレノ
イド126が前記間欠駆動装置に対応し、上記第2爪部
材122がブレーキ装置に対応しており、前述の実施例
と同様の効果が得られる。
【0026】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0027】例えば、前述の実施例において、太陽光受
光装置12は、垂直軸心および水平軸心まわりに回動可
能に支持されたものであったが、地軸と平行な1つの軸
心またりに回動可能に支持されたものであってもよい。
このような場合には、太陽光受光装置12を太陽に対向
した状態に維持するようにその太陽光受光装置12を駆
動する駆動装置は1つでよい。
光装置12は、垂直軸心および水平軸心まわりに回動可
能に支持されたものであったが、地軸と平行な1つの軸
心またりに回動可能に支持されたものであってもよい。
このような場合には、太陽光受光装置12を太陽に対向
した状態に維持するようにその太陽光受光装置12を駆
動する駆動装置は1つでよい。
【0028】また、前述の実施例では、回転部材42に
はそれを駆動するための外周歯40が形成されていた
が、それに代えて一方向クラッチが設けられてもよい。
このような場合には、たとえば回動アーム100に第1
爪部材104を設けなくてもよい。また、垂直軸駆動装
置14とU字状アーム20との間、或いは水平軸22と
水平軸駆動装置動装置16との間にクラッチ或いは歪み
ゲージから成るトルクリミッタを設け、強風時において
太陽光受光装置12に受けられる荷重或いはトルクが上
記垂直軸駆動装置14或いは水平軸駆動装置動装置16
内の駆動機構部に伝達されないようにしてもよい。ま
た、日没から日の出までの間に逆方向に回転させて太陽
光受光装置12を初期位置へ戻すための戻し駆動機構を
別に加えてもよい。
はそれを駆動するための外周歯40が形成されていた
が、それに代えて一方向クラッチが設けられてもよい。
このような場合には、たとえば回動アーム100に第1
爪部材104を設けなくてもよい。また、垂直軸駆動装
置14とU字状アーム20との間、或いは水平軸22と
水平軸駆動装置動装置16との間にクラッチ或いは歪み
ゲージから成るトルクリミッタを設け、強風時において
太陽光受光装置12に受けられる荷重或いはトルクが上
記垂直軸駆動装置14或いは水平軸駆動装置動装置16
内の駆動機構部に伝達されないようにしてもよい。ま
た、日没から日の出までの間に逆方向に回転させて太陽
光受光装置12を初期位置へ戻すための戻し駆動機構を
別に加えてもよい。
【0029】その他、一々例示はしないが、本発明は、
その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るもので
ある。
その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るもので
ある。
【図1】本発明の太陽光追尾装置の一構成例を説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の太陽光受光装置の構成を概略説明する断
面図である。
面図である。
【図3】図2の太陽光受光装置の入射角に対する受光で
きる光強度特性を説明する図である。
きる光強度特性を説明する図である。
【図4】図1の実施例において、太陽光受光装置の太陽
光追尾のために垂直軸駆動装置または水平軸駆動装置に
用いられるブレーキ装置および間欠駆動装置の機構の一
例を説明する図である。
光追尾のために垂直軸駆動装置または水平軸駆動装置に
用いられるブレーキ装置および間欠駆動装置の機構の一
例を説明する図である。
【図5】図1の実施例に設けられる駆動制御回路の構成
を説明する図である。
を説明する図である。
【図6】本発明の他の実施例における太陽光受光装置の
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
【図7】本発明の他の実施例における太陽光受光装置の
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
【図8】本発明の他の実施例における太陽光受光装置の
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
太陽光追尾のために用いられるブレーキ装置および間欠
駆動装置の機構の一例を説明する図であって、図4に相
当する図である。
10:太陽光追尾装置 12:太陽光受光装置 14:垂直軸駆動装置(駆動装置) 16:水平軸駆動装置(駆動装置) 40:外周歯 42:回転部材 44:第1爪部材44(間欠駆動装置) 46:ロータリソレノイド(電磁アクチュエータ、間欠
駆動装置) 52:第2爪部材(ブレーキ装置) 54:スプリング
駆動装置) 52:第2爪部材(ブレーキ装置) 54:スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 雅男 愛知県犬山市大字前原字天道新田1−5 大同メタル工業株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 5F051 JA09 JA10 JA13 KA02 KA06
Claims (4)
- 【請求項1】 太陽光受光装置と、該太陽光受光装置を
少なくとも1軸心まわりに回転可能に支持し、該太陽光
受光装置が該太陽に対向した姿勢に維持されるように、
該太陽光受光装置を少なくとも1軸心まわりに回転駆動
する駆動装置とを有する太陽光追尾装置であって、前記
駆動装置が、 前記太陽光受光装置の前記1軸心まわりの回転に対して
常時回転抵抗を与えるブレーキ装置と、 前記太陽光受光装置を前記1軸心まわりに所定角度回転
させる駆動を間欠的に行う間欠駆動装置とを、含むこと
を特徴とする太陽光追尾装置。 - 【請求項2】 前記ブレーキ装置は、前記太陽光受光装
置の前記間欠駆動装置による駆動方向では、該駆動方向
とは反対方向に比較して、小さな回転抵抗を与えるもの
である請求項1の太陽光追尾装置。 - 【請求項3】 前記間欠駆動装置は、外周係合歯を備え
て前記太陽光受光装置とともに回転する回転部材と、該
回転部材の外周歯に沿って往復作動させられ、該往復方
向のうちの前記太陽光受光装置を所定角度回転させる往
方向では該外周歯に相対移動不能に係合し、復方向では
該外周歯に相対移動可能に係合する第1爪部材と、該第
1爪部材をその往復方向のうちの一方の方向へ駆動する
電磁アクチュエータと、該第1爪部材をその往復方向の
うちの他方の方向へ付勢するスプリングとを含むもので
ある請求項1または2の太陽光追尾装置。 - 【請求項4】 前記ブレーキ装置は、前記回転部材の外
周歯と係合可能に設けられ、該回転部材が前記第1爪部
材の往方向へ回転させられる場合には該外周歯に相対移
動可能に係合するが、該回転部材が前記第1爪部材の復
方向へ回転させられる場合には該外周歯に相対移動不能
に係合する第2爪部材とを含むものであり請求項3の太
陽光追尾装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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