JP2002251927A - 電線の自動布線装置 - Google Patents
電線の自動布線装置Info
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- JP2002251927A JP2002251927A JP2001050330A JP2001050330A JP2002251927A JP 2002251927 A JP2002251927 A JP 2002251927A JP 2001050330 A JP2001050330 A JP 2001050330A JP 2001050330 A JP2001050330 A JP 2001050330A JP 2002251927 A JP2002251927 A JP 2002251927A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配電盤のような電気機器に組付ける盤状体に
多数の電線を布線する作業に用いる電線の自動布線装置
において、作業の自動化を図り、しかも正確、確実、安
定した作業を実行し得るようにしたものを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 X・Y軸に沿った移動に加え、Z軸に沿
って移動し、θ軸に対し回転する動作機構に支持された
電線送給ヘッドに電線の送給ローラを設け、また、この
送給ローラの電線の送給面を弾性材で形成すると共に同
送給ローラの設置部に弾性部材を介装し、同弾性材及び
弾性部材の機能が相俟って線径に変動があっても電線送
給を安定、確実に行い得る様にした。
多数の電線を布線する作業に用いる電線の自動布線装置
において、作業の自動化を図り、しかも正確、確実、安
定した作業を実行し得るようにしたものを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 X・Y軸に沿った移動に加え、Z軸に沿
って移動し、θ軸に対し回転する動作機構に支持された
電線送給ヘッドに電線の送給ローラを設け、また、この
送給ローラの電線の送給面を弾性材で形成すると共に同
送給ローラの設置部に弾性部材を介装し、同弾性材及び
弾性部材の機能が相俟って線径に変動があっても電線送
給を安定、確実に行い得る様にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電盤のような電
気機器に組付ける盤状体に多数の電線を布線する作業に
用いる電線の自動布線装置に関するものである。
気機器に組付ける盤状体に多数の電線を布線する作業に
用いる電線の自動布線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配電盤のような盤状体に多数の電
線を布線する作業は、基本的に人手によって実施されて
いる。
線を布線する作業は、基本的に人手によって実施されて
いる。
【0003】すなわち、盤状体であるフォームボードに
対して、ここに布線する多種類の電線、及び同フォーム
ボード上における布線ルート等の情報を、布線すべき電
線にあらかじめ小さな文字で印刷しておき、作業員はこ
の情報に従って所定の布線をフォームボードに示された
布線径路に従って行っている。
対して、ここに布線する多種類の電線、及び同フォーム
ボード上における布線ルート等の情報を、布線すべき電
線にあらかじめ小さな文字で印刷しておき、作業員はこ
の情報に従って所定の布線をフォームボードに示された
布線径路に従って行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の布線作業においては、作業員は布線情報と
して電線に印刷された小さな文字を確認しながらの作業
となるので、細心の注意を要する神経質な作業となり、
疲労度は高い上に多大な工数及び工期を要する作業とな
り、しかも配線ミスが多発しがちな難行な作業となる。
ような従来の布線作業においては、作業員は布線情報と
して電線に印刷された小さな文字を確認しながらの作業
となるので、細心の注意を要する神経質な作業となり、
疲労度は高い上に多大な工数及び工期を要する作業とな
り、しかも配線ミスが多発しがちな難行な作業となる。
【0005】本発明はこの様な従来の作業における問題
点を解消し、作業の自動化を図り、しかも正確、確実、
安定した作業を実行し得るようにした電線の自動布線装
置を提供することを課題とするものである。
点を解消し、作業の自動化を図り、しかも正確、確実、
安定した作業を実行し得るようにした電線の自動布線装
置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、電
線送給ヘッドを支持しX・Y・Z・θ軸に沿って移動又
は回動可能の動作機構、電線位置決めピンにより電線の
布線経路を示されたフォームボード、及び前記電線送給
ヘッドに設けられ前記フォームボードに布線する電線の
送給を行う電線の送給ローラとよりなる電線の自動布線
装置を提供するものである。
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、電
線送給ヘッドを支持しX・Y・Z・θ軸に沿って移動又
は回動可能の動作機構、電線位置決めピンにより電線の
布線経路を示されたフォームボード、及び前記電線送給
ヘッドに設けられ前記フォームボードに布線する電線の
送給を行う電線の送給ローラとよりなる電線の自動布線
装置を提供するものである。
【0007】すなわち、同第1の手段によれば、電線送
給ヘッドを支持した動作機構は、X・Y軸で規制される
平面上の移動に加え、同平面に垂直となるZ軸方向の移
動、及び同Z軸回りの回動に相当するθ軸に対する回転
を可能としているので、X・Y座標上の任意の点から開
始され、任意の点で終了する布線作業の開始位置に至る
までの電線送給ヘッドの移動、そして布線作業終了位置
から電線送給ヘッドを撤去する移動が、前記Z軸方向の
移動によりフォームボードの厚み、又は電線位置決めピ
ンの有無等に影響されることなく実施され得るのみなら
ず、同布線作業の実行中には電線位置決めピンのところ
で方向変換を行う際に、θ軸に沿った回転で電線送給ヘ
ッドを同電線位置決めピンのところで円滑に回動し、所
期の電線送給を安定、確実に行い得る様にしたものであ
る。
給ヘッドを支持した動作機構は、X・Y軸で規制される
平面上の移動に加え、同平面に垂直となるZ軸方向の移
動、及び同Z軸回りの回動に相当するθ軸に対する回転
を可能としているので、X・Y座標上の任意の点から開
始され、任意の点で終了する布線作業の開始位置に至る
までの電線送給ヘッドの移動、そして布線作業終了位置
から電線送給ヘッドを撤去する移動が、前記Z軸方向の
移動によりフォームボードの厚み、又は電線位置決めピ
ンの有無等に影響されることなく実施され得るのみなら
ず、同布線作業の実行中には電線位置決めピンのところ
で方向変換を行う際に、θ軸に沿った回転で電線送給ヘ
ッドを同電線位置決めピンのところで円滑に回動し、所
期の電線送給を安定、確実に行い得る様にしたものであ
る。
【0008】また、本発明は第2の手段として、前記第
1の手段において、前記電線の送給ローラは、電線の送
給面を弾性材で形成すると共に同送給ローラの設置部に
弾性部材を介装して構成した電線の自動布線装置を提供
するものである。
1の手段において、前記電線の送給ローラは、電線の送
給面を弾性材で形成すると共に同送給ローラの設置部に
弾性部材を介装して構成した電線の自動布線装置を提供
するものである。
【0009】すなわち、同第2の手段によれば、X・Y
・Z軸に沿って移動し、θ軸に対し回転する動作機構に
支持された電線送給ヘッドに設けられた電線の送給ロー
ラは、電線の送給面を弾性材で形成すると共に同送給ロ
ーラの設置部に弾性部材を介装しているので、同電線送
給ヘッドから送給される電線が種類変更に伴って直径が
変動しても、送給ローラの送給面を形成する弾性材及び
送給ローラの設置部に介装された弾性部材の機能が相俟
って前記線径の変動を許容し、送給ローラを交換する必
要なく所定の電線送給を安定、確実に行い得る様にした
ものである。
・Z軸に沿って移動し、θ軸に対し回転する動作機構に
支持された電線送給ヘッドに設けられた電線の送給ロー
ラは、電線の送給面を弾性材で形成すると共に同送給ロ
ーラの設置部に弾性部材を介装しているので、同電線送
給ヘッドから送給される電線が種類変更に伴って直径が
変動しても、送給ローラの送給面を形成する弾性材及び
送給ローラの設置部に介装された弾性部材の機能が相俟
って前記線径の変動を許容し、送給ローラを交換する必
要なく所定の電線送給を安定、確実に行い得る様にした
ものである。
【0010】また、本発明は第3の手段として、前記第
1の手段において、前記電線送給ヘッドには、布線する
電線を収納する電線リールを設け、同電線リールと送給
ローラとの間に電線リールで付与される巻き癖と逆方向
にテンションをかける巻き癖矯正ローラを設けた電線の
自動布線装置を提供するものである。
1の手段において、前記電線送給ヘッドには、布線する
電線を収納する電線リールを設け、同電線リールと送給
ローラとの間に電線リールで付与される巻き癖と逆方向
にテンションをかける巻き癖矯正ローラを設けた電線の
自動布線装置を提供するものである。
【0011】すなわち、同第3の手段によれば、前記電
線送給ヘッドに設けた電線リールと送給ローラとの間に
設けた巻き癖矯正ローラにより、電線リールで付与され
る巻き癖と逆方向にテンションをかけ、これにより電線
の巻き癖及びねじれ等を解消し、送給ローラから送り出
される電線の布線が正確かつ容易に行われ得る様にした
ものである。
線送給ヘッドに設けた電線リールと送給ローラとの間に
設けた巻き癖矯正ローラにより、電線リールで付与され
る巻き癖と逆方向にテンションをかけ、これにより電線
の巻き癖及びねじれ等を解消し、送給ローラから送り出
される電線の布線が正確かつ容易に行われ得る様にした
ものである。
【0012】また、本発明は第4の手段として、前記第
1の手段において、前記電線位置決めピンは、前記フォ
ームボードに設けたピン設置孔を通って上下動可能であ
り、複数の電線位置決めピンが揃って上昇し、選択的に
手動で下降可能に構成され、又は同複数の電線位置決め
ピンが選択的に自動で上下動可能に構成された電線の自
動布線装置を提供するものである。
1の手段において、前記電線位置決めピンは、前記フォ
ームボードに設けたピン設置孔を通って上下動可能であ
り、複数の電線位置決めピンが揃って上昇し、選択的に
手動で下降可能に構成され、又は同複数の電線位置決め
ピンが選択的に自動で上下動可能に構成された電線の自
動布線装置を提供するものである。
【0013】すなわち、同第4の手段によれば、電線を
布線するに際して布線径路等を示す電線位置決めピン
は、これをフォームボードに設置するとき、複数の電線
位置決めピンを揃えてピンを立設する上下方向に移動可
能とし、一旦上昇方向に移動して立設した電線位置決め
ピンの中から、不要のものを適宜下降させて布線に合っ
たピン配列とするか、又は、前記複数の電線位置決めピ
ンの中から選択したものを個々に自動的に上下動可能と
して所望のピン配列とすることにより、同位置決めピン
の設置作業を簡便化し、作業の効率アップを図る様にし
たものである。
布線するに際して布線径路等を示す電線位置決めピン
は、これをフォームボードに設置するとき、複数の電線
位置決めピンを揃えてピンを立設する上下方向に移動可
能とし、一旦上昇方向に移動して立設した電線位置決め
ピンの中から、不要のものを適宜下降させて布線に合っ
たピン配列とするか、又は、前記複数の電線位置決めピ
ンの中から選択したものを個々に自動的に上下動可能と
して所望のピン配列とすることにより、同位置決めピン
の設置作業を簡便化し、作業の効率アップを図る様にし
たものである。
【0014】更にまた、本発明は第5の手段として、前
記第1の手段において、前記動作機構は、その動作指令
を発生する制御装置を有し、同制御装置は電線位置決め
ピンで示された部位を番地構成とし、電線番号及び布線
番号毎に布線の始点、折れ曲がり点、終点等の布線デー
タを番地で指示したデーターベースに基づき前記動作機
構を制御するようにした電線の自動布線装置を提供する
ものである。
記第1の手段において、前記動作機構は、その動作指令
を発生する制御装置を有し、同制御装置は電線位置決め
ピンで示された部位を番地構成とし、電線番号及び布線
番号毎に布線の始点、折れ曲がり点、終点等の布線デー
タを番地で指示したデーターベースに基づき前記動作機
構を制御するようにした電線の自動布線装置を提供する
ものである。
【0015】すなわち、同第5の手段によれば、電線ヘ
ッドを支持してこれを3次元的に動作する動作機構は、
その動作を制御する制御装置を有し、かつ、同制御装置
は電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲がり
点、終点等の布線データを番地で指示したデーターベー
スに基づき前記動作機構を制御し、これにより電線位置
決めピンの所定の位置決めが正確、迅速、かつ容易にな
されるので、位置決めピンの設置作業の効率アップを図
ることが出来るものである。
ッドを支持してこれを3次元的に動作する動作機構は、
その動作を制御する制御装置を有し、かつ、同制御装置
は電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲がり
点、終点等の布線データを番地で指示したデーターベー
スに基づき前記動作機構を制御し、これにより電線位置
決めピンの所定の位置決めが正確、迅速、かつ容易にな
されるので、位置決めピンの設置作業の効率アップを図
ることが出来るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態について
図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施の形態
に係る電線の自動布線装置の全貌を概略的に示す説明
図、図2は要部の送給機構を抜粋して示す説明図、図3
は自動布線装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施の形態
に係る電線の自動布線装置の全貌を概略的に示す説明
図、図2は要部の送給機構を抜粋して示す説明図、図3
は自動布線装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【0017】1は後述する電線送給ヘッドをX、Y、Z
の3次元方向に移動可能とし、かつθ軸21回りに回動
可能にした動作機構で、Y軸走行レール2、同Y軸走行
レール2に直交して配置され同Y軸走行レール2で案内
されるX軸走行レール3、前記Y軸走行レール2及びX
軸走行レール3に直交して配置され同X軸走行レール3
で案内されるZ軸走行レール4、及び同Z軸走行レール
4で案内される電線送給ヘッド5等より構成されてい
る。
の3次元方向に移動可能とし、かつθ軸21回りに回動
可能にした動作機構で、Y軸走行レール2、同Y軸走行
レール2に直交して配置され同Y軸走行レール2で案内
されるX軸走行レール3、前記Y軸走行レール2及びX
軸走行レール3に直交して配置され同X軸走行レール3
で案内されるZ軸走行レール4、及び同Z軸走行レール
4で案内される電線送給ヘッド5等より構成されてい
る。
【0018】前記電線送給ヘッド5は、電線リール6、
送給機構7、及びガイドノズル8等を設け、電線リール
6に収納された電線を送給機構7、及びガイドノズル8
を経て、電線位置決めピンに相当するガイドピン10に
沿ってフォームボード9上に布線される構成となってい
る。
送給機構7、及びガイドノズル8等を設け、電線リール
6に収納された電線を送給機構7、及びガイドノズル8
を経て、電線位置決めピンに相当するガイドピン10に
沿ってフォームボード9上に布線される構成となってい
る。
【0019】ここで前記送給機構7は、送給する電線1
2を対向方向から挟む対の送給ローラ11を2基備えて
おり、このうち1基は動作機構1と同期して図示省略の
モータで駆動される駆動用ローラとなっている。
2を対向方向から挟む対の送給ローラ11を2基備えて
おり、このうち1基は動作機構1と同期して図示省略の
モータで駆動される駆動用ローラとなっている。
【0020】前記送給ローラ11は図面上は明示してい
ないが、前記電線12と摩擦係合して電線12の送給面
を形成するそれぞれのローラ表面に、柔軟性に優れたウ
レタンゴムを装着して構成されている。
ないが、前記電線12と摩擦係合して電線12の送給面
を形成するそれぞれのローラ表面に、柔軟性に優れたウ
レタンゴムを装着して構成されている。
【0021】なお、このウレタンゴムは前記電線12の
送給面を対象に部分的に装着するのではなく、これに代
えて同送給ローラ11のすべてをウレタンゴムで構成し
てもよく、また、材質もウレタンゴムに限定せず、これ
に類する柔軟性を有する弾性材であれば、他の材料で代
え得ることは勿論である。
送給面を対象に部分的に装着するのではなく、これに代
えて同送給ローラ11のすべてをウレタンゴムで構成し
てもよく、また、材質もウレタンゴムに限定せず、これ
に類する柔軟性を有する弾性材であれば、他の材料で代
え得ることは勿論である。
【0022】13はばねで、前記送給ローラ11の対向
方向で対をなすローラの少なくとも一方の設置部位に介
装されており、これにより送給ローラ11の支持部は、
このばね13の弾力を利用して伸縮し、電線12を支持
することになる。
方向で対をなすローラの少なくとも一方の設置部位に介
装されており、これにより送給ローラ11の支持部は、
このばね13の弾力を利用して伸縮し、電線12を支持
することになる。
【0023】前記の様に構成された本実施の形態におい
て、自動布線装置の動作の流れを図3を参照して説明す
ると、布線データベースを収録した制御パソコン51と
これに連接した制御盤50との連携作動により発生され
るスタート(START)指令、及び布線データベースで設定
された所期の作動指令により、電線送給ヘッド5の移動
が開始される。
て、自動布線装置の動作の流れを図3を参照して説明す
ると、布線データベースを収録した制御パソコン51と
これに連接した制御盤50との連携作動により発生され
るスタート(START)指令、及び布線データベースで設定
された所期の作動指令により、電線送給ヘッド5の移動
が開始される。
【0024】ここで電線送給ヘッド5は、X軸走行レー
ル3及びY軸走行レール2に沿ってX・Y座標上に定め
られた布線開始アドレスまで移動されるが、このとき同
電線送給ヘッド5はZ軸走行レール4に沿って予め上昇
位置に移動されているので、フォームボード9の高さ、
又は同フォームボード9上に設置されたガイドピン10
に対して何ら障害となることなく適切に移動が行われ、
この移動完了時にθ軸21は進行方向に向いている。
ル3及びY軸走行レール2に沿ってX・Y座標上に定め
られた布線開始アドレスまで移動されるが、このとき同
電線送給ヘッド5はZ軸走行レール4に沿って予め上昇
位置に移動されているので、フォームボード9の高さ、
又は同フォームボード9上に設置されたガイドピン10
に対して何ら障害となることなく適切に移動が行われ、
この移動完了時にθ軸21は進行方向に向いている。
【0025】この様にして設定された布線開始アドレス
に到達すると電線送給ヘッド5は正規の作動位置までZ
軸走行レール4に沿って下降し、この位置から電線送給
ヘッド5の走行が開始されて電線送給が開始されるが、
電線送給速度と電線送給ヘッド5の走行速度が合致して
いることが好ましく、送給ローラ11は電線送給ヘッド
5と同期して走行される様に調整されている。
に到達すると電線送給ヘッド5は正規の作動位置までZ
軸走行レール4に沿って下降し、この位置から電線送給
ヘッド5の走行が開始されて電線送給が開始されるが、
電線送給速度と電線送給ヘッド5の走行速度が合致して
いることが好ましく、送給ローラ11は電線送給ヘッド
5と同期して走行される様に調整されている。
【0026】電線送給ヘッド5は布線データベースで設
定された所定の指令に従い、次の位置のガイドピン10
に向かって走行され、同ガイドピン10の位置で折れ曲
がり点の確認、判断を行う。
定された所定の指令に従い、次の位置のガイドピン10
に向かって走行され、同ガイドピン10の位置で折れ曲
がり点の確認、判断を行う。
【0027】ガイドピン10の存在により指示された折
れ曲がり位置では、その折れ曲がり点近傍で電線送給ヘ
ッド5が更に次位置に向かう進行方向に向くように同電
線送給ヘッド5はθ軸21の回りに回転される。
れ曲がり位置では、その折れ曲がり点近傍で電線送給ヘ
ッド5が更に次位置に向かう進行方向に向くように同電
線送給ヘッド5はθ軸21の回りに回転される。
【0028】なお、前記した電線送給ヘッド5のX・Y
座標上での移動速度と電線送給速度との同期と同様に、
送給ローラ11の走行速度とθ軸21の回りの旋回速度
は同期するように調整されている。
座標上での移動速度と電線送給速度との同期と同様に、
送給ローラ11の走行速度とθ軸21の回りの旋回速度
は同期するように調整されている。
【0029】この様にしてガイドピン10に行き当たっ
て折れ曲がった電線送給ヘッド5はその進行径路上に次
のガイドピン10の存在を求めて予定方向に進行し、新
たなガイドピン10に行き当たったら前記同様にまた折
れ曲がることになる。
て折れ曲がった電線送給ヘッド5はその進行径路上に次
のガイドピン10の存在を求めて予定方向に進行し、新
たなガイドピン10に行き当たったら前記同様にまた折
れ曲がることになる。
【0030】この様な動作を継続し、ガイドピン10が
無くなり、即ち折れ曲がり点がなくなったらそのまま布
線終了点まで走行し、更にX・Y軸のストロークエンド
(布線終了アドレス)まで走行して所期の布線作業が一
段落することになる。
無くなり、即ち折れ曲がり点がなくなったらそのまま布
線終了点まで走行し、更にX・Y軸のストロークエンド
(布線終了アドレス)まで走行して所期の布線作業が一
段落することになる。
【0031】なおこの位置で電線送給ヘッド5はZ軸走
行レール4に沿って再び上昇位置に移動され、同電線送
給ヘッド5がX・Y座標上で移動してもガイドピン10
等に妨げられることなく支障無い状態を確保して元の位
置に復帰し、所期の布線作業が終了(END)となる。
行レール4に沿って再び上昇位置に移動され、同電線送
給ヘッド5がX・Y座標上で移動してもガイドピン10
等に妨げられることなく支障無い状態を確保して元の位
置に復帰し、所期の布線作業が終了(END)となる。
【0032】前記の様に本実施の形態によれば、X軸走
行レール3及びY軸走行レール2で規制される平面上の
移動に加え、同平面に垂直となるZ軸走行レール4での
移動、及び同Z軸回りの回動に相当するθ軸21回りの
回転を可能としているので、布線作業の開始位置に至る
電線送給ヘッド5の移動、そして布線作業終了位置から
これを撤去、復帰させる移動、更にガイドピン10の回
りでの電線送給ヘッド5の回動等が、円滑に、且つ安
定、確実になされ得るものである。
行レール3及びY軸走行レール2で規制される平面上の
移動に加え、同平面に垂直となるZ軸走行レール4での
移動、及び同Z軸回りの回動に相当するθ軸21回りの
回転を可能としているので、布線作業の開始位置に至る
電線送給ヘッド5の移動、そして布線作業終了位置から
これを撤去、復帰させる移動、更にガイドピン10の回
りでの電線送給ヘッド5の回動等が、円滑に、且つ安
定、確実になされ得るものである。
【0033】また、電線12はウレタンゴムを装着し
た、又はウレタンゴム製の送給ローラ11とし、かつ、
同送給ローラ11の設置部にばね13を介装しているの
で、送給ローラ11はその送給面の柔軟性が向上する。
た、又はウレタンゴム製の送給ローラ11とし、かつ、
同送給ローラ11の設置部にばね13を介装しているの
で、送給ローラ11はその送給面の柔軟性が向上する。
【0034】すなわち、布線される電線12は種類が多
くなるほどに電線12の外径も様々となるので、外径が
変わる都度、径に応じたローラに交換する必要が生じる
可能性があるが、本実施の形態によれば、ローラ間の隙
間を布線対象電線の最小外径に対し適切な隙間に設定し
ておけば、太い電線の送給においてもローラがフレキシ
ブルに働き、1種類のローラで数多くの種類の電線を安
定して送給することが可能となる。
くなるほどに電線12の外径も様々となるので、外径が
変わる都度、径に応じたローラに交換する必要が生じる
可能性があるが、本実施の形態によれば、ローラ間の隙
間を布線対象電線の最小外径に対し適切な隙間に設定し
ておけば、太い電線の送給においてもローラがフレキシ
ブルに働き、1種類のローラで数多くの種類の電線を安
定して送給することが可能となる。
【0035】なおまた、送給ローラの材質が柔軟性に優
れ、しかも支持部が弾性的に支持されていることから、
電線の表面に無理がかかることが無くなるので、多種多
径の電線に対応処理できることに止まらず、電線破損防
止効果も期待できる。
れ、しかも支持部が弾性的に支持されていることから、
電線の表面に無理がかかることが無くなるので、多種多
径の電線に対応処理できることに止まらず、電線破損防
止効果も期待できる。
【0036】次に本発明の実施の第2形態について、図
4に基づいて説明する。図4は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置における要部の送給機構等を抜粋して示
す説明図である。
4に基づいて説明する。図4は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置における要部の送給機構等を抜粋して示
す説明図である。
【0037】本実施の形態は、前記実施の第1形態に加
え、送給機構7に工夫を加えたもので、同送給機構7に
おいて、6は電線リールで図示省略のフォームボードに
布線する所定の電線12を内蔵し、この電線12を送給
ローラ11から送り出して布線するが、ここで電線リー
ル6と送給ローラ11との間には、前記電線リール6で
付与される巻き癖と逆方向にテンションをかける巻き癖
矯正ローラ22を設けている。なお、この巻き癖矯正ロ
ーラ22は、図示省略のモータで駆動される駆動用ロー
ラになっている。
え、送給機構7に工夫を加えたもので、同送給機構7に
おいて、6は電線リールで図示省略のフォームボードに
布線する所定の電線12を内蔵し、この電線12を送給
ローラ11から送り出して布線するが、ここで電線リー
ル6と送給ローラ11との間には、前記電線リール6で
付与される巻き癖と逆方向にテンションをかける巻き癖
矯正ローラ22を設けている。なお、この巻き癖矯正ロ
ーラ22は、図示省略のモータで駆動される駆動用ロー
ラになっている。
【0038】本実施の形態においては、図4の表示で見
て電線12は出口側へ向かって電線リール6内で右巻き
となって収納されており、同電線リール6を出た電線1
2は電線リール6に更に巻きつく方向の巻き癖を持って
いるので、矯正ローラ22は電線12を図で上に凸とな
る配列とすることにより、同電線12には巻き癖と逆方
向にテンションがかけられることになる。
て電線12は出口側へ向かって電線リール6内で右巻き
となって収納されており、同電線リール6を出た電線1
2は電線リール6に更に巻きつく方向の巻き癖を持って
いるので、矯正ローラ22は電線12を図で上に凸とな
る配列とすることにより、同電線12には巻き癖と逆方
向にテンションがかけられることになる。
【0039】なお、この逆方向のテンションを確実に付
与するために、図4に示す様に矯正ローラ22の上流に
補助ローラを配置し、下流の送給ローラ11と併せて3
点ローラ方式にして前記上に凸の形態を構成して巻き癖
と逆方向にテンションをかけることが好ましい。
与するために、図4に示す様に矯正ローラ22の上流に
補助ローラを配置し、下流の送給ローラ11と併せて3
点ローラ方式にして前記上に凸の形態を構成して巻き癖
と逆方向にテンションをかけることが好ましい。
【0040】以上本実施の形態によれば、電線12をフ
ォームボード上に布線するに際して、電線12のねじれ
及び巻き癖により、そのままではフォームボードからの
電線12の浮き上がり、広がりが大きくなるが、前記し
た矯正ローラ22を中心とする3点ローラ方式の巻き癖
矯正機構の設置により、電線リール6から出てきた電線
12に巻き癖と逆方向のテンションをかけてこれを矯正
する。
ォームボード上に布線するに際して、電線12のねじれ
及び巻き癖により、そのままではフォームボードからの
電線12の浮き上がり、広がりが大きくなるが、前記し
た矯正ローラ22を中心とする3点ローラ方式の巻き癖
矯正機構の設置により、電線リール6から出てきた電線
12に巻き癖と逆方向のテンションをかけてこれを矯正
する。
【0041】従って本実施の形態によれば、電線12の
捩れ、及び巻き癖矯正と電線12の送給が同時に実施可
能となると共に、フォームボードからの電線12の浮き
上がり、広がりを軽減させることが可能となり、作業の
正確化、安定化、容易化を達成し、装置の信頼性を向上
させるものである。
捩れ、及び巻き癖矯正と電線12の送給が同時に実施可
能となると共に、フォームボードからの電線12の浮き
上がり、広がりを軽減させることが可能となり、作業の
正確化、安定化、容易化を達成し、装置の信頼性を向上
させるものである。
【0042】次に本発明の実施の第3形態について、図
5に基づいて説明する。図5は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置におけるフォームボードとガイドピンと
の関連を示し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)
はガイドピンをフォームボードに挿入した状態、(c)
はガイドピンがフォームボードに支持された状態、
(d)はガイドピンが選択されて不要のものが下降され
た状態をそれぞれ示す説明図である。
5に基づいて説明する。図5は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置におけるフォームボードとガイドピンと
の関連を示し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)
はガイドピンをフォームボードに挿入した状態、(c)
はガイドピンがフォームボードに支持された状態、
(d)はガイドピンが選択されて不要のものが下降され
た状態をそれぞれ示す説明図である。
【0043】本実施の形態は、布線に際してその案内指
標となる電線位置決めピン、即ちガイドピン10をフォ
ームボード9に対して効果的に立設していく機構を組み
入れたものであり、作業手順を含めて示す図5(a)〜
(d)に従って説明する。
標となる電線位置決めピン、即ちガイドピン10をフォ
ームボード9に対して効果的に立設していく機構を組み
入れたものであり、作業手順を含めて示す図5(a)〜
(d)に従って説明する。
【0044】フォームボード9上にガイドピン10を林
立させる際には、同フォームボード9上に布線される電
線の広がりを最小にする観点からガイドピン10間のピ
ッチは可能な限り狭くすることが好ましく、また、1つ
のフォームボードで数多くの布線パターンを作成出来る
ことが好ましい。
立させる際には、同フォームボード9上に布線される電
線の広がりを最小にする観点からガイドピン10間のピ
ッチは可能な限り狭くすることが好ましく、また、1つ
のフォームボードで数多くの布線パターンを作成出来る
ことが好ましい。
【0045】本実施の形態はこの様なニーズに応えるこ
とを狙い、フォームボード9を下方から支持する受け台
15と、同受け台15の下方に延びて設けたガイドロッ
ド18で案内されて同受け台15に接近する方向、及び
これと離脱する方向に移動するガイド押上げ台16、同
ガイド押上げ台16を駆動するエアーシリンダ17を主
要構造としている。
とを狙い、フォームボード9を下方から支持する受け台
15と、同受け台15の下方に延びて設けたガイドロッ
ド18で案内されて同受け台15に接近する方向、及び
これと離脱する方向に移動するガイド押上げ台16、同
ガイド押上げ台16を駆動するエアーシリンダ17を主
要構造としている。
【0046】ここでガイド押上げ台16はガイドピン根
部19を貫通させると共に同ガイドピン10を立設支持
可能に構成され、また、受け台15には前記ガイド押上
げ台16に立設されたガイドピン10が貫通可能な孔が
設けられている。
部19を貫通させると共に同ガイドピン10を立設支持
可能に構成され、また、受け台15には前記ガイド押上
げ台16に立設されたガイドピン10が貫通可能な孔が
設けられている。
【0047】また、前記ガイド押上げ台16上のガイド
ピン10立設位置、及び受け台15のガイドピン貫通孔
の位置は、フォームボード9におけるガイドピン10の
立設位置に設けたピン設置孔14と同一ピッチに構成さ
れている。
ピン10立設位置、及び受け台15のガイドピン貫通孔
の位置は、フォームボード9におけるガイドピン10の
立設位置に設けたピン設置孔14と同一ピッチに構成さ
れている。
【0048】前記の様に構成された本実施の形態におい
て、図5(a)に示す様に、エアーシリンダ17を収縮
させてガイド押上げ台16を下降した状態からスタート
し、図5(b)の様にエアーシリンダ17を伸張させて
ガイド押上げ台16を上昇させ、ガイドピン10をフォ
ームボード9のピン設置孔14を経て押し上げる。
て、図5(a)に示す様に、エアーシリンダ17を収縮
させてガイド押上げ台16を下降した状態からスタート
し、図5(b)の様にエアーシリンダ17を伸張させて
ガイド押上げ台16を上昇させ、ガイドピン10をフォ
ームボード9のピン設置孔14を経て押し上げる。
【0049】この時フォームボード9上に全数のガイド
ピン10が現れ、かつガイドピン10はフォームボード
9のピン設置孔14に取付けられたゴム20の摩擦によ
り立設状態を保持され、図5(c)の様にエアーシリン
ダ17が収縮復帰してもピンは自立状態を保っている。
ピン10が現れ、かつガイドピン10はフォームボード
9のピン設置孔14に取付けられたゴム20の摩擦によ
り立設状態を保持され、図5(c)の様にエアーシリン
ダ17が収縮復帰してもピンは自立状態を保っている。
【0050】次いで図5(d)に示す様に布線に関係の
無いガイドピン10を手動操作により押し下げ、フォー
ムボード9上に突出して残留するガイドピン10により
布線パターンを作成する。
無いガイドピン10を手動操作により押し下げ、フォー
ムボード9上に突出して残留するガイドピン10により
布線パターンを作成する。
【0051】この様に本実施の形態によれば、フォーム
ボード9上に一旦立設したガイドピン10の中から布線
に関係のない位置のガイドピン10を選んでこれを押し
下げて除くという方式により、ガイドピン10の設置を
迅速化、容易化して、作業効率を向上したものである。
ボード9上に一旦立設したガイドピン10の中から布線
に関係のない位置のガイドピン10を選んでこれを押し
下げて除くという方式により、ガイドピン10の設置を
迅速化、容易化して、作業効率を向上したものである。
【0052】なお、ガイドピン10自体を柔軟性に優れ
る密着コイルバネ等を用いて構成することにより、ピン
間ピッチが狭く布線に際して電線送給ヘッド5が干渉す
る場合においても、同電線送給ヘッド5の損傷を防止す
ることが可能となる。
る密着コイルバネ等を用いて構成することにより、ピン
間ピッチが狭く布線に際して電線送給ヘッド5が干渉す
る場合においても、同電線送給ヘッド5の損傷を防止す
ることが可能となる。
【0053】次に本発明の実施の第4形態について図
6、及び図7に基づいて説明する。図6は本実施の形態
に係る電線の自動布線装置におけるガイドピンの動作機
構の概要を示し、(a)はガイドピンの下降状態、
(b)はガイドピンの上昇状態を示す説明図、図7は図
6の一部を変形したガイドピンの動作機構の概要を示
し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピ
ンの上昇状態を示す説明図である。
6、及び図7に基づいて説明する。図6は本実施の形態
に係る電線の自動布線装置におけるガイドピンの動作機
構の概要を示し、(a)はガイドピンの下降状態、
(b)はガイドピンの上昇状態を示す説明図、図7は図
6の一部を変形したガイドピンの動作機構の概要を示
し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピ
ンの上昇状態を示す説明図である。
【0054】本実施の形態は、前記実施の第3形態が複
数のガイドピン10を一挙に押し上げ、その中から不要
なものを選択して押し下げることにより所望のフォーム
ボード9を完成させていたのに対し、ガイドピン10の
個々に対して自動的に作動する上下移動機構を付加し、
前記所望のフォームボード9の形成に必要なガイドピン
10を個々に選択して所定位置へ自動的に設置可能とし
たものである。
数のガイドピン10を一挙に押し上げ、その中から不要
なものを選択して押し下げることにより所望のフォーム
ボード9を完成させていたのに対し、ガイドピン10の
個々に対して自動的に作動する上下移動機構を付加し、
前記所望のフォームボード9の形成に必要なガイドピン
10を個々に選択して所定位置へ自動的に設置可能とし
たものである。
【0055】すなわち、30はエアシリンダで、基台3
2上に配置されており、同エアシリンダ30で上下方向
に移動されるシリンダロッド31の先端にガイドピン1
0を支持し、フォームボード9の下部に配置されてい
る。
2上に配置されており、同エアシリンダ30で上下方向
に移動されるシリンダロッド31の先端にガイドピン1
0を支持し、フォームボード9の下部に配置されてい
る。
【0056】従って布線データベースに基づき、図示省
略の制御パソコン及び制御盤等の指令により選択された
アドレス位置に設置されたエアシリンダ30が作動され
ると、それに対応するガイドピン10が図6(a)に示
す下降状態から図6(b)に示す上昇状態に移動され、
所望のフォームボード9が一挙に形成されることにな
る。
略の制御パソコン及び制御盤等の指令により選択された
アドレス位置に設置されたエアシリンダ30が作動され
ると、それに対応するガイドピン10が図6(a)に示
す下降状態から図6(b)に示す上昇状態に移動され、
所望のフォームボード9が一挙に形成されることにな
る。
【0057】なお、この様にして形成されたフォームボ
ード9により布線作業が行われる形態は前記した他の実
施の形態と同様であり、所期の布線作業が終了してフォ
ームボード9を復元する際には前記エアシリンダ30が
逆方向に作動して図6(b)に示す上昇状態から図6
(a)に示す下降状態に変化することは容易に理解され
るであろう。
ード9により布線作業が行われる形態は前記した他の実
施の形態と同様であり、所期の布線作業が終了してフォ
ームボード9を復元する際には前記エアシリンダ30が
逆方向に作動して図6(b)に示す上昇状態から図6
(a)に示す下降状態に変化することは容易に理解され
るであろう。
【0058】この様に構成された本実施の形態において
は、多数のガイドピン10の内から布線データベースに
基づいて選択されたものが、同選択された個々のガイド
ピン10それぞれに対応するエアシリンダ30により作
動されて必要な位置決めが一挙に行われるので、所望の
フォームボード9が迅速、かつ容易に形成することが出
来るものである。
は、多数のガイドピン10の内から布線データベースに
基づいて選択されたものが、同選択された個々のガイド
ピン10それぞれに対応するエアシリンダ30により作
動されて必要な位置決めが一挙に行われるので、所望の
フォームボード9が迅速、かつ容易に形成することが出
来るものである。
【0059】なお、ここではガイドピン10の駆動源と
して空気圧を利用するエアシリンダ30を例にして説明
したが、同駆動源は加圧空気に限定されるものではな
く、例えば油圧を駆動源とする油圧シリンダで代え得る
ことは勿論である。
して空気圧を利用するエアシリンダ30を例にして説明
したが、同駆動源は加圧空気に限定されるものではな
く、例えば油圧を駆動源とする油圧シリンダで代え得る
ことは勿論である。
【0060】また、前記エアシリンダ又は油圧シリンダ
の様に、一方向に直線的に移動する機構に代えて、図7
(a)、(b)として示す様に回転運動を行う通常のモ
ータを用いて駆動装置を構成することも出来る。
の様に、一方向に直線的に移動する機構に代えて、図7
(a)、(b)として示す様に回転運動を行う通常のモ
ータを用いて駆動装置を構成することも出来る。
【0061】すなわち、図7(a)、(b)に示す様
に、駆動源としてモータ40を採用し、同モータ40と
同軸に設けた駆動歯車41から伝達歯車42を介してボ
ールねじで構成した駆動軸43を駆動し、同駆動軸43
によりねじ送りされ、かつガイド軸44で案内される支
持台45上にガイドピン10を支持し、図7(a)に示
すガイドピン下降位置と図7(b)に示すガイドピン上
昇位置との間でガイドピン10を移動することができ
る。
に、駆動源としてモータ40を採用し、同モータ40と
同軸に設けた駆動歯車41から伝達歯車42を介してボ
ールねじで構成した駆動軸43を駆動し、同駆動軸43
によりねじ送りされ、かつガイド軸44で案内される支
持台45上にガイドピン10を支持し、図7(a)に示
すガイドピン下降位置と図7(b)に示すガイドピン上
昇位置との間でガイドピン10を移動することができ
る。
【0062】なお、前記ガイドピン上昇位置及びガイド
ピン下降位置の位置決めは、図示省略のリミットスイッ
チにより制御される様に構成されており、前記エアシリ
ンダ等の駆動装置を用いたものと同様に所望のフォーム
ボードの形成を迅速、かつ容易に行うことが出来る。
ピン下降位置の位置決めは、図示省略のリミットスイッ
チにより制御される様に構成されており、前記エアシリ
ンダ等の駆動装置を用いたものと同様に所望のフォーム
ボードの形成を迅速、かつ容易に行うことが出来る。
【0063】次に本発明の実施の第5形態について、図
8に基づいて説明する。図8は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置における布線ルート及び電線位置決めピ
ン配置の一例を示す説明図である。
8に基づいて説明する。図8は本実施の形態に係る電線
の自動布線装置における布線ルート及び電線位置決めピ
ン配置の一例を示す説明図である。
【0064】本実施の形態は、動作機構を基に3次元的
に移動する電線送給ヘッドの移動を制御する制御盤等の
制御装置における制御指令の設定及び発令等を適切に行
うもので、電線位置決めピンで指示される部位を番地構
成とし、電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲
がり点、終点等の布線データを番地で指示したデータベ
ースを有し、そのデータを図示省略の制御盤又はパソコ
ン等を用いて計算を実行させ、自動布線を行うものであ
る。
に移動する電線送給ヘッドの移動を制御する制御盤等の
制御装置における制御指令の設定及び発令等を適切に行
うもので、電線位置決めピンで指示される部位を番地構
成とし、電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲
がり点、終点等の布線データを番地で指示したデータベ
ースを有し、そのデータを図示省略の制御盤又はパソコ
ン等を用いて計算を実行させ、自動布線を行うものであ
る。
【0065】前記計算結果として算出される布線ルート
及び電線位置決めピン配置のアドレス図の一例は図8に
示す様なものとなり、一方の軸上に区分したX01〜X
18、これと直交する他方の軸上に区分したY01〜Y
36の交点で定まる所定の番地位置にガイドピンの要否
と、各ガイドピンで決められる布線ルートが表示され
る。
及び電線位置決めピン配置のアドレス図の一例は図8に
示す様なものとなり、一方の軸上に区分したX01〜X
18、これと直交する他方の軸上に区分したY01〜Y
36の交点で定まる所定の番地位置にガイドピンの要否
と、各ガイドピンで決められる布線ルートが表示され
る。
【0066】なお、図8中に黒丸で示す部位がガイドピ
ン位置10a、一点鎖線で示す部位が電線布線ルート1
2aであり、これらを総合してフォームボード配置9a
がイメージされ、前記電線送給ヘッドはこれに従って制
御されることになる。
ン位置10a、一点鎖線で示す部位が電線布線ルート1
2aであり、これらを総合してフォームボード配置9a
がイメージされ、前記電線送給ヘッドはこれに従って制
御されることになる。
【0067】即ち、布線作業を布線装置で行う場合、通
常は作業者が操作盤を操作しながら行うことになるが、
マニュアル操作による布線作業では、人手と時間がかか
ること、及び配線ミス発生の可能性があるが、本実施の
形態ではそのような事象発生を防止し、かつ、正確、迅
速、そして容易な位置決めにより、位置決めピンの設置
作業及び布線作業の効率アップを図ることが出来たたも
のである。
常は作業者が操作盤を操作しながら行うことになるが、
マニュアル操作による布線作業では、人手と時間がかか
ること、及び配線ミス発生の可能性があるが、本実施の
形態ではそのような事象発生を防止し、かつ、正確、迅
速、そして容易な位置決めにより、位置決めピンの設置
作業及び布線作業の効率アップを図ることが出来たたも
のである。
【0068】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明に
よれば、電線送給ヘッドを支持しX・Y・Z・θ軸に沿
って移動又は回動可能の動作機構、電線位置決めピンに
より電線の布線経路を示されたフォームボード、及び前
記電線送給ヘッドに設けられ前記フォームボードに布線
する電線の送給を行う電線の送給ローラとよりなる電線
の自動布線装置を構成しているので、電線送給ヘッドを
支持した動作機構は、X・Y軸で規制される平面上の移
動に加え、同平面に垂直となるZ軸方向の移動、及び同
Z軸回りの回動に相当するθ軸に対する回転を可能とし
たことにより、X・Y座標上の任意の点から開始され、
任意の点で終了する布線作業の開始位置に至るまでの電
線送給ヘッドの移動、そして布線作業終了位置から電線
送給ヘッドを撤去する移動が、前記Z軸方向の移動によ
り、フォームボードの厚み、又は電線位置決めピンの有
無等に影響されることなく実施され得るのみならず、同
布線作業の実行中には電線位置決めピンのところで方向
変換を行う際に、θ軸に沿った回転で電線送給ヘッドを
同電線位置決めピンのところで円滑に回動し、所期の電
線送給を安定、確実に行い、布線作業の効率を向上する
好適な電線の自動布線装置を得ることが出来たものであ
る。
よれば、電線送給ヘッドを支持しX・Y・Z・θ軸に沿
って移動又は回動可能の動作機構、電線位置決めピンに
より電線の布線経路を示されたフォームボード、及び前
記電線送給ヘッドに設けられ前記フォームボードに布線
する電線の送給を行う電線の送給ローラとよりなる電線
の自動布線装置を構成しているので、電線送給ヘッドを
支持した動作機構は、X・Y軸で規制される平面上の移
動に加え、同平面に垂直となるZ軸方向の移動、及び同
Z軸回りの回動に相当するθ軸に対する回転を可能とし
たことにより、X・Y座標上の任意の点から開始され、
任意の点で終了する布線作業の開始位置に至るまでの電
線送給ヘッドの移動、そして布線作業終了位置から電線
送給ヘッドを撤去する移動が、前記Z軸方向の移動によ
り、フォームボードの厚み、又は電線位置決めピンの有
無等に影響されることなく実施され得るのみならず、同
布線作業の実行中には電線位置決めピンのところで方向
変換を行う際に、θ軸に沿った回転で電線送給ヘッドを
同電線位置決めピンのところで円滑に回動し、所期の電
線送給を安定、確実に行い、布線作業の効率を向上する
好適な電線の自動布線装置を得ることが出来たものであ
る。
【0070】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記電線の送給ロー
ラは、電線の送給面を弾性材で形成すると共に同送給ロ
ーラの設置部に弾性部材を介装して電線の自動布線装置
を構成しているので、X・Y・Z軸に沿って移動し、θ
軸に対し回転する動作機構に支持された電線送給ヘッド
に設けられた電線の送給ローラは、電線の送給面を弾性
材で形成すると共に同送給ローラの設置部に弾性部材を
介装したことにより、同電線送給ヘッドから送給される
電線が種類変更に伴って直径が変動しても、送給ローラ
の送給面を形成する弾性材及び送給ローラの設置部に介
装された弾性部材の機能が相俟って前記線径の変動を許
容し、送給ローラを交換する必要なく所定の電線送給を
安定、確実に行い、布線作業の効率を向上する好適な電
線の自動布線装置を得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記電線の送給ロー
ラは、電線の送給面を弾性材で形成すると共に同送給ロ
ーラの設置部に弾性部材を介装して電線の自動布線装置
を構成しているので、X・Y・Z軸に沿って移動し、θ
軸に対し回転する動作機構に支持された電線送給ヘッド
に設けられた電線の送給ローラは、電線の送給面を弾性
材で形成すると共に同送給ローラの設置部に弾性部材を
介装したことにより、同電線送給ヘッドから送給される
電線が種類変更に伴って直径が変動しても、送給ローラ
の送給面を形成する弾性材及び送給ローラの設置部に介
装された弾性部材の機能が相俟って前記線径の変動を許
容し、送給ローラを交換する必要なく所定の電線送給を
安定、確実に行い、布線作業の効率を向上する好適な電
線の自動布線装置を得ることが出来たものである。
【0071】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記電線送給ヘッド
には、布線する電線を収納する電線リールを設け、同電
線リールと送給ローラとの間に電線リールで付与される
巻き癖と逆方向にテンションをかける巻き癖矯正ローラ
を設けた電線の自動布線装置を構成しているので、前記
電線送給ヘッドに設けた電線リールと送給ローラとの間
に巻き癖矯正ローラを設置して、電線リールで付与され
た巻き癖と逆方向にテンションをかけ、これにより電線
の巻き癖及びねじれ等を解消し、送給ローラから送り出
される電線のフォームボード上での浮き上がり、広がり
等を抑制して布線を正確かつ容易に行い、布線作業の効
率を向上する好適な電線の自動布線装置を得ることが出
来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記電線送給ヘッド
には、布線する電線を収納する電線リールを設け、同電
線リールと送給ローラとの間に電線リールで付与される
巻き癖と逆方向にテンションをかける巻き癖矯正ローラ
を設けた電線の自動布線装置を構成しているので、前記
電線送給ヘッドに設けた電線リールと送給ローラとの間
に巻き癖矯正ローラを設置して、電線リールで付与され
た巻き癖と逆方向にテンションをかけ、これにより電線
の巻き癖及びねじれ等を解消し、送給ローラから送り出
される電線のフォームボード上での浮き上がり、広がり
等を抑制して布線を正確かつ容易に行い、布線作業の効
率を向上する好適な電線の自動布線装置を得ることが出
来たものである。
【0072】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記電線位置決めピ
ンは、前記フォームボードに設けたピン設置孔を通って
上下動可能であり、複数の電線位置決めピンが揃って上
昇し、選択的に手動で下降可能に構成され、又は同複数
の電線位置決めピンが選択的に自動で上下動可能にして
電線の自動布線装置を構成しているので、電線を布線す
るに際して布線径路等を示す電線位置決めピンは、これ
をフォームボードに設置するとき、複数の電線位置決め
ピンを揃えてピンを立設する上下方向に移動可能とし、
一旦上昇方向に移動して立設した電線位置決めピンの中
から、不要のものを適宜下降させて布線に合ったピン配
列とするか、又は、前記複数の電線位置決めピンの中か
ら選択したものを個々に自動的に上下動可能として所望
のピン配列とすることにより、同位置決めピンの設置作
業を簡便化し、布線作業の効率を向上する好適な電線の
自動布線装置を得ることが出来たものである。
記請求項1に記載の発明において、前記電線位置決めピ
ンは、前記フォームボードに設けたピン設置孔を通って
上下動可能であり、複数の電線位置決めピンが揃って上
昇し、選択的に手動で下降可能に構成され、又は同複数
の電線位置決めピンが選択的に自動で上下動可能にして
電線の自動布線装置を構成しているので、電線を布線す
るに際して布線径路等を示す電線位置決めピンは、これ
をフォームボードに設置するとき、複数の電線位置決め
ピンを揃えてピンを立設する上下方向に移動可能とし、
一旦上昇方向に移動して立設した電線位置決めピンの中
から、不要のものを適宜下降させて布線に合ったピン配
列とするか、又は、前記複数の電線位置決めピンの中か
ら選択したものを個々に自動的に上下動可能として所望
のピン配列とすることにより、同位置決めピンの設置作
業を簡便化し、布線作業の効率を向上する好適な電線の
自動布線装置を得ることが出来たものである。
【0073】更にまた、請求項5に記載の発明によれ
ば、前記請求項1に記載の発明において、前記動作機構
は、その動作指令を発生する制御装置を有し、同制御装
置は電線位置決めピンで示された部位を番地構成とし、
電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲がり点、
終点等の布線データを番地で指示したデーターベースに
基づき前記動作機構を制御するようにして電線の自動布
線装置を構成しているので、3次元的に動作する動作機
構で支持された電線ヘッドは、動作機構と共にその動作
を制御する制御装置により、電線番号及び布線番号毎に
布線の始点、折れ曲がり点、終点等の布線データを番地
で指示したデーターベースに基づき制御されて、電線位
置決めピンの所定の位置決めが正確、迅速、かつ容易に
なされ、位置決めピンの設置作業、及び布線作業の効率
アップを図る好適な電線の自動布線装置を得ることが出
来たものである。
ば、前記請求項1に記載の発明において、前記動作機構
は、その動作指令を発生する制御装置を有し、同制御装
置は電線位置決めピンで示された部位を番地構成とし、
電線番号及び布線番号毎に布線の始点、折れ曲がり点、
終点等の布線データを番地で指示したデーターベースに
基づき前記動作機構を制御するようにして電線の自動布
線装置を構成しているので、3次元的に動作する動作機
構で支持された電線ヘッドは、動作機構と共にその動作
を制御する制御装置により、電線番号及び布線番号毎に
布線の始点、折れ曲がり点、終点等の布線データを番地
で指示したデーターベースに基づき制御されて、電線位
置決めピンの所定の位置決めが正確、迅速、かつ容易に
なされ、位置決めピンの設置作業、及び布線作業の効率
アップを図る好適な電線の自動布線装置を得ることが出
来たものである。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る電線の自動布線
装置の全貌を概略的に示す説明図である。
装置の全貌を概略的に示す説明図である。
【図2】図1の要部の送給機構を抜粋して示す説明図で
ある。
ある。
【図3】自動布線装置の動作を説明するフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の実施の第2形態に係る電線の自動布線
装置における要部の送給機構等を抜粋して示す説明図で
ある。
装置における要部の送給機構等を抜粋して示す説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の第3形態に係る電線の自動布線
装置におけるフォームボードとガイドピンとの関連を示
し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピ
ンをフォームボードに挿入した状態、(c)はガイドピ
ンがフォームボードに支持された状態、(d)はガイド
ピンが選択されて不要のものが下降された状態を示す説
明図である。
装置におけるフォームボードとガイドピンとの関連を示
し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピ
ンをフォームボードに挿入した状態、(c)はガイドピ
ンがフォームボードに支持された状態、(d)はガイド
ピンが選択されて不要のものが下降された状態を示す説
明図である。
【図6】本発明の実施の第4形態に係る電線の自動布線
装置におけるガイドピンの動作機構の概要を示し、
(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピンの
上昇状態を示す説明図である。
装置におけるガイドピンの動作機構の概要を示し、
(a)はガイドピンの下降状態、(b)はガイドピンの
上昇状態を示す説明図である。
【図7】図6の一部を変形したガイドピンの動作機構の
概要を示し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)は
ガイドピンの上昇状態を示す説明図である。
概要を示し、(a)はガイドピンの下降状態、(b)は
ガイドピンの上昇状態を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の第5形態に係る電線の自動布線
装置における布線ルート及び電線位置決めピン配置の一
例を示す説明図である。
装置における布線ルート及び電線位置決めピン配置の一
例を示す説明図である。
1 動作機構 2 Y軸走行レール 3 X軸走行レール 4 Z軸走行レール 5 電線送給ヘッド 6 電線リール 7 送給機構 8 ガイドノズル 9 フォームボード 9a フォームボード配置 10 ガイドピン 10a ガイドピン位置 11 送給ローラ 12 電線 12a 電線布線ルート 13 ばね 14 ピン設置孔 15 受け台 16 ガイド押上げ台 17 エアーシリンダ 18 ガイドロッド 19 ガイドピン根部 20 ゴム 21 θ軸 22 矯正ローラ 30 エアシリンダ 31 シリンダロッド 32 基台 40 モータ 41 駆動歯車 42 伝達歯車 43 駆動軸 44 ガイド軸 45 支持台 50 制御盤 51 制御パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 孝彦 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 (72)発明者 兼重 正紀 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 (72)発明者 亀井 博正 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5G361 BA06 BB01 BC01 BC03
Claims (5)
- 【請求項1】 電線送給ヘッドを支持しX・Y・Z・θ
軸に沿って移動又は回動可能の動作機構、電線位置決め
ピンにより電線の布線経路を示されたフォームボード、
及び前記電線送給ヘッドに設けられ前記フォームボード
に布線する電線の送給を行う電線の送給ローラとよりな
ることを特徴とする電線の自動布線装置。 - 【請求項2】 前記電線の送給ローラは、電線の送給面
を弾性材で形成すると共に同送給ローラの設置部に弾性
部材を介装して構成したことを特徴とする請求項1に記
載の電線の自動布線装置。 - 【請求項3】 前記電線送給ヘッドには、布線する電線
を収納する電線リールを設け、同電線リールと送給ロー
ラとの間に電線リールで付与される巻き癖と逆方向にテ
ンションをかける巻き癖矯正ローラを設けたことを特徴
とする請求項1に記載の電線の自動布線装置。 - 【請求項4】 前記電線位置決めピンは、前記フォーム
ボードに設けたピン設置孔を通って上下動可能であり、
複数の電線位置決めピンが揃って上昇し、選択的に手動
で下降可能に構成され、又は同複数の電線位置決めピン
が選択的に自動で上下動可能に構成されたことを特徴と
する請求項1に記載の電線の自動布線装置。 - 【請求項5】 前記動作機構は、その動作指令を発生す
る制御装置を有し、同制御装置は電線位置決めピンで示
された部位を番地構成とし、電線番号及び布線番号毎に
布線の始点、折れ曲がり点、終点等の布線データを番地
で指示したデーターベースに基づき前記動作機構を制御
するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電線
の自動布線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050330A JP2002251927A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 電線の自動布線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001050330A JP2002251927A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 電線の自動布線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002251927A true JP2002251927A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18911304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001050330A Pending JP2002251927A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 電線の自動布線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002251927A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106711866A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-05-24 | 长春理工大学 | 一种飞机线束自动布线机 |
CN106698071A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-05-24 | 长春理工大学 | 一种自动布线机线缆存储及给料装置 |
CN111161908A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-15 | 杭州蓝力电动科技有限公司 | 一种可以自动爬行的移动电缆 |
CN118315940A (zh) * | 2024-05-01 | 2024-07-09 | 连云港起源电气制造有限公司 | 高压配电柜的配电电路装置 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001050330A patent/JP2002251927A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106711866A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-05-24 | 长春理工大学 | 一种飞机线束自动布线机 |
CN106698071A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-05-24 | 长春理工大学 | 一种自动布线机线缆存储及给料装置 |
CN106711866B (zh) * | 2017-03-07 | 2018-05-11 | 长春理工大学 | 一种飞机线束自动布线机 |
CN111161908A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-15 | 杭州蓝力电动科技有限公司 | 一种可以自动爬行的移动电缆 |
CN118315940A (zh) * | 2024-05-01 | 2024-07-09 | 连云港起源电气制造有限公司 | 高压配电柜的配电电路装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061226 |