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JP2002248780A - 記録装置及び回復方法 - Google Patents

記録装置及び回復方法

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JP2002248780A
JP2002248780A JP2001048967A JP2001048967A JP2002248780A JP 2002248780 A JP2002248780 A JP 2002248780A JP 2001048967 A JP2001048967 A JP 2001048967A JP 2001048967 A JP2001048967 A JP 2001048967A JP 2002248780 A JP2002248780 A JP 2002248780A
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ink
recording head
wiping
recording
counting
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JP2001048967A
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Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Takumi Kaneko
卓巳 金子
Toshiji Inui
利治 乾
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Canon Inc
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイピング動作を必要最小限に留めることが
できる記録装置及び回復方法を提供することである。 【解決手段】 ワイピング動作の制御を行うために、少
なくとも、2つの閾値を用い、記録媒体1頁分の記録終
了毎に第1の閾値を用いてワイピング動作の要/不要を
判断するのに加え、記録がなされない時間が所定時間以
上に及んだとき、第1の閾値より小さい第2の閾値を用
いてワイピング動作の要/不要を判断し、さらに、一時
的なワイピングを伴わない一時的なキャッピングとさら
に長い時間記録がなされないかどうかを監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び回復方
法に関し、特に、例えば、インクジェット記録ヘッドを
備えた記録装置及び回復方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや家庭での利用等において市場
を拡大しているインクジェット記録装置は、その構造
上、記録を行うために液体のインクを扱うために、イン
クジェット記録ヘッドのインク吐出面をワイピングする
必要がある。このため、ドットカウントに基づいてワイ
ピング動作を制御することが一般的である。例えば、特
開平1−71758号公報には、所定のドット数をカウ
ントした場合にインクジェット記録ヘッドのインク吐出
面の汚れを払拭するための技術が開示されている。
【0003】また、特開平7−125228号公報、及
び特開平2−141248号公報にはタイマとドットカ
ウントを併用しさらに最適化されたワイピングシーケン
スが開示されている。
【0004】これらの発明は、ドットカウントにより記
録ヘッドのインク吐出面の汚れを検知し、かつ付着した
粘度の増したインクをタイマで捕らえることによって、
タイマのみを用いてワイピングの制御を行う場合に発生
するヌレが少ない状態での無駄なワイピング、ドットカ
ウントのみを用いてワイピングの制御を行う場合に生じ
る低デューティが連続した場合のインク粘度の増大を防
止しようとしている。
【0005】さて、ワイピング自体はインクジェット記
録ヘッドのインク吐出面のぬれ、ゴミによる記録不良を
防止するために必要な動作であるが、これは記録ヘッド
のインク吐出面にワイパ部材をこすりつけて行われるた
め、その押し付け力、ワイパ部材の硬度、ワイピング速
度等の条件にも依存して、記録ヘッドのインク吐出面の
撥水処理の劣化、インク吐出ノズルの吐出口周囲の欠け
等が発生し記録品質を劣化させてしまう場合がある。
【0006】また、記録ヘッドのインク吐出面は一般に
ステンレス、真鍮、ガラス、或いはポリサルフォン・フ
ェノール系の樹脂等が使用される。これらはワイパに使
用されるゴムよりも硬度の高い材料で形成されることが
多く、場合によってはワイパ自身が磨耗することによっ
てワイピング時のインク液滴除去性能が低下し、インク
吐出不良を誘引する場合がある。
【0007】従って、ワイピング動作はインクジェット
記録ヘッドを用いて記録を行う場合には必要な動作であ
るが、その頻度は必要最小限に留めることが望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、インクジェット記録ヘッドをキャッピングする
前にワイピングが行われるため、少ないドット数での記
録が行われた場合は記録動作に起因するワイピングは行
われないものの、その記録終了後キャッピングを行う際
に結局のところワイピングが行なわれ、ワイピングが必
要なドット数には達していないにもかかわらず、実際に
は少ないドット数をワイピング動作の制御を行うための
閾値に設定した場合と同様の動作を行うこととなる。
【0009】つまり、上記従来例では、ワイピング動作
が不必要なタイミングでもワイピング動作が行われるこ
とがあり、これが度重なると、記録品質を劣化させてし
まうことなるという問題がある。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
でありワイピング動作を必要最小限に留めることができ
る記録装置及び回復方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成からなる。
【0012】即ち、インクジェット記録ヘッドからのイ
ンク吐出のドット数を計数する計数手段と、前記計数手
段によって計数されたドット数が第1の閾値を超えた
ら、ワイパによって前記インクジェット記録ヘッドのイ
ンク吐出面を払拭するワイピング手段と、前記インクジ
ェット記録からのインク吐出がなされない待機時間を計
測する計測手段と、前記計数手段によって計数されたド
ット数が前記第1の閾値より小さい第2の閾値を超え、
前記計測手段によって計測された待機時間が第1の所定
待機時間を超えたら、キャップによって前記インクジェ
ット記録ヘッドのインク吐出面を覆うように制御するキ
ャッピング制御手段と、前記キャッピング制御手段によ
るキャッピング中に、前記計測手段によって計測された
待機時間が前記第1の所定待機時間より長い第2の所定
待機時間を超えたら、前記ワイパによって前記インクジ
ェット記録ヘッドのインク吐出面を払拭するよう制御す
るワイピング制御手段とを有することを特徴とする記録
装置を備える。
【0013】ここで、前記ワイピング制御手段は、前記
計数手段による計数結果が第2の閾値より大きいなら、
ワイパによりインクジェット記録ヘッドのインク吐出面
を払拭するよう制御することが望ましい。
【0014】また、前記ワイピング制御手段は、前記計
数手段による計数結果が第2の閾値より小さい第3の閾
値以下であれば、ワイパによりインクジェット記録ヘッ
ドのインク吐出面を払拭しないよう制御するとともに、
前記キャッピング制御手段が、そのままキャップにより
前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出面を覆い一
連の記録動作を終了するよう制御すると良い。
【0015】なお、前記インクジェット記録ヘッドは、
熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、イン
クに与える熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備え
ることが好ましい。
【0016】前記ワイピング制御手段は、通常、前記記
録媒体1頁分の記録が終了する度毎に、前記計数手段に
よる計数結果と第1の閾値とを比較して、その比較結果
に従って、ワイパによりインクジェット記録ヘッドのイ
ンク吐出面を払拭するよう制御する。
【0017】また他の発明によれば、インクジェット記
録ヘッドからのインク吐出のドット数を計数する計数工
程と、前記計数工程において計数されたドット数が第1
の閾値を超えたら、ワイパによって前記インクジェット
記録ヘッドのインク吐出面を払拭する第1ワイピング工
程と、前記インクジェット記録からのインク吐出がなさ
れない待機時間を計測する計測工程と、前記計数工程に
おいて計数されたドット数が前記第1の閾値より小さい
第2の閾値を超え、前記計測工程において計測された待
機時間が第1の所定待機時間を超えたら、キャップによ
って前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出面を覆
うようにするキャッピング工程と、前記キャッピング工
程におけるキャッピング中に、前記計測工程において計
測された待機時間が前記第1の所定待機時間より長い第
2の所定待機時間を超えたら、前記ワイパによって前記
インクジェット記録ヘッドのインク吐出面を払拭する第
2ワイピング工程とを有することを特徴とする回復方法
を備える。
【0018】以上の構成により本発明は、インクジェッ
ト記録ヘッドからのインク吐出のドット数が第1の閾値
を超えたときにはワイパによってそのインクジェット記
録ヘッドのインク吐出面を払拭するワイピング制御にお
いて、インクジェット記録によるインク吐出がなされな
い待機時間を計測し、そのインクジェット記録ヘッドに
よるドット数を計数し、その計数結果が第1の閾値より
小さい第2の閾値を超え、計測された待機時間が第1の
所定待機時間を超えたら、キャップによりインクジェッ
ト記録ヘッドのインク吐出面を覆うように制御し、さら
に、そのキャッピング中に、前記待機時間が第1の所定
待機時間より長い第2の所定待機時間を超えたら、ワイ
パによりインクジェット記録ヘッドのインク吐出面を払
拭するよう制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェットプリンタ(以下、記録装置という)の外観
斜視図である。このインクジェットプリンタはインクジ
ェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)を搭載し
たキャリッジを記録媒体(例えば、記録用紙)の搬送方
向(副走査方向)に対して直行する方向(主走査方向)
に移動させながら記録ヘッドからインクを記録媒体に吐
出して記録を行うシリアルスキャン型の記録装置であ
る。
【0021】ここで、記録動作の概略を説明する。
【0022】まず、給紙モータ5によりギヤを介して駆
動される給紙ローラ6によって記録媒体が搬送される。
次に、キャリッジモータ3によりキャリッジ2を副走査
方向と直行方向にスキャンさせながら一定のバンド幅を
記録し、その後、記録媒体をそのバンド幅分だけ搬送す
る。このような動作を繰り返すことにより、次々とバン
ド幅分の記録を行うことができる。
【0023】ただし、このようなシリアルスキャン記録
の場合には必要に応じて1スキャン分の記録が終了して
も記録媒体の搬送を行わず、複数スキャン分記録を行っ
てから記録媒体の搬送を行う場合もあるし、1スキャン
ごとに所定のマスクによって間引かれたデータを用いて
記録し、(1/n)バンド分前後の紙送りを行い、再度
記録を行うことによって複数回の記録スキャンと記録媒
体の搬送によって画像を完成させる方法もある(所謂、
マルチパス記録)。
【0024】なお、この実施形態では、キャリッジモー
タ3からキャリッジ2への駆動力の伝達にキャリッジベ
ルト4を用いているがキャリッジベルトの代わりにリー
ドスクリュー等他の駆動方法を用いてもかまわない。
【0025】給紙された記録媒体は給紙ローラ6と圧力
ローラ7の間を通って記録部分に導かれる。通常休止状
態では記録ヘッドにはキャップが行われているため、記
録に際しては最初にそのキャップを開放しキャリッジ2
をスキャン可動状態にし、主走査方向へのスキャンがで
きるようにする。その後、1スキャン分の記録に必要な
データがプリントバッファ(不図示)に蓄積されたな
ら、キャッリッジモータ3によりキャリッジ2をスキャ
ンさせ記録を行う。
【0026】なお、図1には図示されていないが、この
記録装置はインクをインクタンクから記録ヘッドに供給
するサブシステムを有している。このサブシステムで
は、インクはメインタンクからチューブ、及びジョイン
トを経由して記録ヘッドに送られる。また、記録ヘッド
を搭載したキャリッジ2は主走査方向にキャリッジベル
トに沿って並設されたシャフト(不図示)によってサポ
ートされた状態で、そのシャフトと平行にスキャンされ
て記録を行う。
【0027】記録媒体は、記録用紙のみならず、インク
ジェット記録に適するものであれば特に制限はなく、例
えば、いわゆる普通紙、紙の上に炭酸カルシューム、酸
化チタン、酸化アルミ、結着剤などからなるインク吸収
層を設けたコート紙、高分子フィルム上にインクを吸収
するAl23の多孔質体などによる吸収層を設けたフィ
ルム類などが用いられる。
【0028】また、この実施形態の記録装置による記録
ためのインクに用いられる水溶性有機溶剤としては、公
知のインクに使用されているものであれば、概ね使用す
ることが出来る。
【0029】具体的には、メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコ
ール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、n−ペンタノール等の炭素数1〜5のアルキルア
ルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等
のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類;ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の
オキシエチレン又はオキシプロピレン付加重合体;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、ヘキシレングリコール等のアルキレン基
が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
チオジグリコール;グリセリン;エチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレング
リコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価ア
ルコールの低級アルキルエーテル類;トリエチレングリ
コールジメチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレ
ングリコールジメチル(又はエチル)エーテル等の多価
アルコールの低級ジアルキルエーテル類;スルホラン、
N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0030】上記の様な水溶性有機溶剤の含有量は、一
般にはインクの全重量に対して重量%で1〜49%、好
ましくは2〜30%の範囲である。
【0031】また、上記のような水溶性有機溶剤は、単
独でも混合物としても使用可能であるが、媒体を併有す
る場合の最も好ましい液媒体組成は、少なくとも1種の
水溶性高沸点有機溶剤、例えば、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コールを含有するものである。
【0032】図2は図1に示す記録装置の制御構成を示
すブロック図である。
【0033】図2において、プログラマブル・ペリフェ
ラルインタフェース(以下、PPIという)101、ホ
ストコンピュータ(不図示、以下ホストという)から送
られてくる指令信号(コマンド)や記録情報信号を受信
してMPU102に転送するとともに、コンソール10
6の制御、及びキャリッジ2がホーム位置にあることを
検出するホーム位置センサ107よりの信号を入力して
いる。
【0034】MPU102は制御用ROM105に記憶
された制御プログラムに従って、この記録装置内の各部
を制御する。RAM103は受信信号を格納したり、或
いは、MPU102のワークエリアとして使用され各種
データを一時的に記憶する。フォント発生用ROM10
4は、コード情報に対応して文字や記録等のパターン情
報を記憶しており、入力したコード情報に対応して各種
パターン情報を出力する。又、プリントバッファ121
はm行分の容量を持っておりROM104等により展開
されたデータを記憶する。これらの各部は、アドレスバ
ス117およびデータバス118を介して、MPU10
2により制御される。
【0035】キャリッジモータ3は記録ヘッド112を
搭載したキャリッジ2を往復移動させるための駆動力を
発生する。また、上述のように記録媒体はキャリッジ2
の移動方向に対して垂直方向に搬送モータ110によっ
て搬送される。
【0036】記録ヘッド112のインク吐出口(不図
示)にはパージモータ113によってキャップ部材が駆
動されて当接し、インク吐出口を外気より遮断して、ノ
ズルの乾燥を防止する。また、パージモータ113はワ
イパを動作させ記録ヘッドのインク吐出面(フェイス
面)のインクをふき取るなどの動作を行う。
【0037】キャリッジモータ3、搬送モータ110、
及びパージモータ113は夫々、MPU102からの制
御によりモータドライバ115、モータドライバ11
6、及びモータドライバ114によって駆動される。
【0038】尚、コンソール116には、キーボードス
イッチ及び表示ランプなどが設けられている。また、ホ
ーム位置センサ107は、キャリッジのホーム位置近傍
に設けられ、記録ヘッド112を搭載したキャリッジ2
がホーム位置に到達したことを検知する。
【0039】記録媒体の有無、即ち、記録部に供給され
たか否かはシートセンサ109によって検知される。
【0040】この実施形態で用いる記録ヘッド112は
熱エネルギーを用いてインクに膜沸騰による状態変化を
生起させてインク滴を吐出する方式のインクジェット記
録ヘッドであり、記録ヘッド112にはm個(例えば、
64)の吐出口(不図示)、各吐出口に対応したm個の
吐出用ヒータ(不図示)などが設けられており、記録ヘ
ッド112の吐出用ヒータは、記録情報信号に応じてド
ライバ111によって駆動される。
【0041】以上説明した装置各部は、駆動電源装置と
してACアダプタと電池を有している電源部124によ
って、所定の電圧(ロジック電圧1、2、モータ電圧、
ヘッド電圧など)で電力が供給される。
【0042】以上の構成において、MPU102はPP
I101を介してホストに接続されており、このホスト
から送られてくるコマンドおよび記録情報信号と、制御
用ROM106に格納されているプログラムの処理手順
およびRAM106内に蓄えた記録情報とに基づいて、
記録動作を制御する。
【0043】さて、本発明が適用される分野で従来から
用いられている通常の記録装置とホストにおいては、ま
ず、ホストよりパラレルポート、赤外ポートやネットワ
ーク等を介して記録データ送信する際、通常、そのデー
タの先頭で記録の行われるメディアの種類(普通紙、O
HP、光沢紙等の媒体種別、および転写フィルム、厚
紙、バナー紙等の特殊な媒体の種別)、媒体サイズ(A
4、A4レター、A3、B4、B5、封筒、或いははが
き)、記録品位(ドラフト、高品位、中品位、特定色の
強調、モノクロ/カラーの種別等)、給紙カセット(A
SF、手差し、ビン1、ビン2等)、オブジェクトの自
動判別の有無を記述したコマンドを送信する。一方、記
録装置ではそのコマンドを受信してホストから送信され
た指示を認識し、さらに、通常はROMに格納された各
種のデータに基づいて、マルチパス記録の際の記録パス
数、単位面積あたりのインクの吐出量、記録方向等を決
定し記録を行う。
【0044】また、場合によっては処理液(後述)を塗
布する/しない等の情報をコマンドとしてホストから受
信することもある。
【0045】これらの情報にしたがって、記録装置側で
は前述したROMから記録に必要なデータを読み込みそ
れらのデータにしたがって記録を行うが、ROMから読
み出すデータには上記以外に、各パスを記録する際の記
録に使用するマスク種類、記録ヘッドの駆動条件(たと
えば印加するパルス形状、印加時間)や液滴サイズ、搬
送条件、キャリッジ速度等がある。
【0046】この記録装置がインクの供給に用いるイン
クタンク(不図示)はPP、PE等の樹脂によりインジ
ェクションブロー等により成型され、超音波溶着、熱溶
着、接着、勘合などの技術を用いて組み立てが行われ
る。そのタンク内部は外装がそのままインクチャンバー
といて機能する形式のものや内部にインクを充填した袋
を持つもの、また内部に多孔質体を挿入してインク保持
をさせ同時に負圧を発生させるもの等がある。
【0047】また負圧機構をタンクに持たせる場合は、
タンク内部の袋部分を袋内部または外部に設けられたば
ね機構等によって拡大方向に支持することによって負圧
を発生させる場合もある。
【0048】図3はこの実施形態で用いるワイパの外観
図であり、図4はこの実施形態で用いる記録ヘッド11
2の外観斜視図であり、図5は図4に示した記録ヘッド
112のA−A′、B−B′面での断面図である。
【0049】図3〜図5を参照して説明すると、図3に
示したノズルワイパ20の幅は図4に示したブラックイ
ンクを吐出するために用いるチップ(以下、Bkチッ
プ)15の幅Fよりも狭く形成されている。これは、記
録媒体との接触を回避するために、各色のチップが図5
に見られるようにフェイス面よりも若干凹んでおり、こ
の凹んだ面にワイパが入り込み払拭するためである。
【0050】同様の理由から、イエロ、マゼンタ、シア
ンの各インクを吐出するチップ(以下、カラーチップ)
11、12、13に対応するフェイス面を払拭するノズ
ルワイパ21の幅はこれらチップ分の幅以下とした。ワ
イパ22はTAB面30の払拭を行うブレードであり、
これにより記録休止、パワーオフ、吸引などの際にキャ
ップされるTAB31のゴミ・インクミスト等を除去す
ることにより、キャップの密着不良によりエアーのリー
クや、いんくるミストによるキャップ固着を防止する。
なお、このワイパはこの実施形態の記録ヘッドではフェ
イス面がTAB31面よりも凹んでいるためフェイス面
には当接しない構成となっている。
【0051】図3に示したワイパはワイパホルダ(不図
示)にワイパ固定金具(不図示)を用いて取り付けられ
ており、ワイパの位置あわせはノズルワイパ20、21
に開けられた孔、およびワイパホルダに設けられたピン
との勘合によって行われる。ノズルワイパ20、21
は、図3〜図4に示したC方向に向け、パージモータ1
13によって駆動され、オリフィスおよびフェイス面を
払拭する。ワイピング動作が終了するとキャリッジ2を
ワイピング領域の外に退避し、ワイパを逆方向に駆動し
ワイピングを開始するポジションに戻す。
【0052】図4に示されるように、Bkチップ15に
は1cmあたり約236.2ノズルの密度で640ノズル
が配列されており、カラーチップには各色とも1cmあた
り約472.4ノズルの密度で1280ノズルが配列さ
れている。
【0053】図5においてインクは供給口23から矢印
Dの方向に供給され、記録ヘッド内のフィルター上のイ
ンク液室24に導かれる。その後、インクは図中の矢印
Eの方向に進み、フィルター25によって混入したゴミ
等をろ過したうえで、フィルター下のインク液室26に
導かれ、オリフィスプレート下面に形成されたインクを
吐出するノズルへと導かれる。
【0054】図6及び図7はこの実施形態で用いられた
図4に示した記録ヘッドのノズル部分の拡大図である。
【0055】図6〜図7に示されているように、インク
液室はオリフィスプレート31と液室形成部材34とヒ
ータ33を搭載したヒータボードにより形成されてい
る。この部分に貯留されたインクはヒータ33の加熱に
より気泡を生成し気泡の膨張に伴ってオリフィスプレー
ト31の径が“h3”である吐出口32から押し出さ
れ、空気との界面張力によって球状の液滴となり記録媒
体に向かって飛翔する。
【0056】この実施形態の記録装置はいわゆるA4サ
イズの記録媒体を想定して構成されており、記録時の総
ドット数がA4サイズの記録媒体に対してフルにドット
を記録した場合にはカラーインクでは1.26×108ドット
(20.32cm×472.4dot/cm×27.9
4cm×472.4dot/cm)の記録ドット数が最
大値となる。同様に、ブラックインクでは3.17×107
ット(=20.32cm×236.2dot/cm×2
7.94cm×236.2dot/cm)の記録ドット
数が最大記録可能なドット数である。ここで、この実施
形態では記録媒体に対する記録ドット数を計数するが、
本発明では計数されるドット数として回復のための予備
吐出ドット数を記録ドット数に加算してもよいものであ
る。
【0057】ただし、この例では説明を簡単にするため
このドット数を100%とし、上記100%分のドット
数に対して何パーセントを記録したかに基づいてワイピ
ング動作の制御を行う。実際には、ドットカウンタによ
ってカウントされたドット数をRAMに保存しておき、
記録終了後、これを所定の閾値に達したかどうかを判断
するようにしている。
【0058】この実施形態ではワイピングをする/しな
いの判断は各ページ終了時に行うよう構成したが、記録
領域が大きいプロッタ、大判プリンタの場合には各記録
スキャン後にワイピングする/しないの判断を行うよう
構成しても良い。また、ドットカウントのみでなくフェ
イス面に付着するインクミストは記録デューティによっ
ても変動する場合があるため、ドット数にデューティを
元に算出した係数を加味してドット数の増減を行うよう
にしても良い。
【0059】次に、フローチャートを参照して、この実
施形態に従うワイピング動作制御の処理について説明す
る。
【0060】図8はこの実施形態に従うワイピング動作
制御の処理を示すフローチャートである。また、図9は
従来例に従うこの実施形態に従うワイピング動作制御の
処理を示すフローチャートである。これらの図につい
て、同じ処理ステップについては同じステップ参照番号
を付してある。従って、これらの比較によって、この実
施形態によって得られる利点がより明らかに明瞭になる
であろう。
【0061】まず、ステップS1において記録が開始さ
れると、図10のフローチャートに示した記録シーケン
スに従って記録が行われる。
【0062】この記録シーケンスについて、図10を参
照して説明する。
【0063】まず、ステップS21では記録ヘッドを記
録可能な状態にするためキャップの状態をキャップセン
サの信号により確認する。ここで、記録ヘッドにキャッ
プされていれば、処理はステップS32に進んで、キャ
ップをオープンして、処理はステップS22に進む。こ
れに対して、記録ヘッドのキャップがオープン状態であ
れば、処理はそのままステップS22に進む。
【0064】次に、ステップS22では、記録前の回復
シーケンスを実施する。この記録前回復シーケンスは一
般にタイマや記録履歴によって行われる吸引、予備吐
出、ワイピングなどが含まれる。その後、処理はステッ
プS23において、記録用紙などの記録媒体を給紙し、
さらに、ステップS24ではプリントバッファ121に
記録ヘッド1走査分のデータがそろっているかどうかを
調べる。ここで、そのデータがそろっていれば、処理は
ステップS25に進み、予備吐出を行い、さらに、ステ
ップS26で記録を実行する。その後、1走査分の記録
が完了すると、処理はステップS30に進む。これに対
して、記録データがそろっていない場合には、処理はス
テップS30に進み、データがプリントバッファ121
にそろうまで待ち合わせる。
【0065】ステップS30ではホストから排紙コマン
ドを受信したかどうかを確認する。ここで、その排紙コ
マンドの受信を確認すれば、処理はステップS31に進
んで、記録媒体を排紙して記録動作を終了する。しか
し、排紙コマンドの受信を確認できない場合には、処理
はステップS27に進み、1走査分の記録データを揃え
るために所定時間待ち合わせる。それでも、データが揃
わなければ、処理はステップS28に進み、その待機時
間(T)が所定の閾値(Tcap)を超えたかどうかを調
べる。
【0066】ここで、T>Tcapであれば処理はステッ
プS33に進み、記録ヘッドをキャップし、さらにステ
ップS24に進んでデータが揃うのを待つ。これに対し
て、T≦Tcapであれば処理はステップS29に進み、
待機時間(T)を別の閾値(Tpreinj)と比較する。こ
こで、T>Tpreinjであれば、キャップオープン状態
で、データ待機時間中に所定の時間を超えたと判断し、
処理はステップS34に進んで、吐出不良防止のために
予備吐出を行う。その後、処理はステップS24に戻
る。
【0067】以上が記録シーケンスである。なお、この
実施形態の場合には、1走査分の記録前に毎回予備吐出
を行っているが、記録直前にタイマによって予備吐出の
実行の是非を選択する構成としても良い。
【0068】さて、記録シーケンスが終了すると、処理
はステップS2において、記録ドット数(N)が規定の
ドット数(N1)を超過しているかどうかを確認する。
ここで、N>N1であれば、処理はステップS12に進
んで、ワイピングを行う。その後、処理はステップS3
に進む。これに対して、N≦N1であれば、処理はその
ままステップS3に進み、記録動作を終了するかどうか
を調べる。ここで、記録動作継続と判断されたなら、処
理はステップS1に戻り、再度記録シーケンスを実行す
る。これに対して、現在記録している記録媒体に対する
記録動作は終了であると判断されたなら、処理はステッ
プS4に進む。
【0069】ステップS4〜S5では、記録媒体の次頁
に対する記録データの有無を確認しつつ、記録ヘッドを
キャップするまでの時間(55秒)を待ち合わせる。こ
こで、記録データがあれば、処理はステップS1に戻
り、再度記録シーケンスを実行するが、記録データがな
ければ処理はステップS5に進み、待ち合わせ時間が5
5秒に達したかどうかを調べる。次頁の記録データがな
く55秒が経過すると、処理はステップS6に進む。
【0070】ここまでは、この実施形態も従来例も変わ
らない。
【0071】しかしながら、55秒経過後、図9に示す
従来例では、処理はステップS10に進んでワイピング
を行い、さらにステップS11では記録ヘッドをキャッ
プして一連の記録動作を終了する。
【0072】これに対して、図8に示したこの実施形態
に従う処理では、55秒経過後、ステップS6におい
て、第2の閾値(N2)と記録ドット数(N)とを比較
する。ここで、N>N2(N1>N2)であれば、処理
はステップS10に進み、従来例と同様にワイピングを
実行し、さらに、ステップS11では記録ヘッドをキャ
ップして一連の記録動作を終了する。
【0073】しかしながら、N≦N2であれば、処理は
ステップS7に進み、記録ヘッドのフェイス面の更なる
乾燥を防止するために仮のキャップを行い、さらに、ス
テップS8ではタイマをセットして、次の記録が行われ
るかどうかを1時間を監視する。従って、ステップS9
ではタイマの経過時間が1時間に達したかどうかを調べ
る。ここで、その時間が1時間経過すれば処理はステッ
プS10に進み、前述のようワイピングを行い、さらに
ステップS11においてキャップを行って一連の動作を
終了する。
【0074】このような制御により、例えば、記録装置
がネットワーク等を介して頻繁に使用される場合には、
キャップ後すぐに記録が行われる場合もあり、従来のよ
うな1つの閾値との比較だけによるワイピング動作の制
御では少量の記録であっても無駄なワイピングが行われ
てしまう場合と比較して、ワイピングを必要最小限にす
ることができる。
【0075】なお、以上説明した実施形態では2つの閾
値(N1、N2)を用いてワイピング動作の制御を行う
場合について説明したが本発明はこれによって限定され
るものではない。例えば、図11のフローチャートに示
すように、3つの閾値(N1、N2、N3(N2>N
3))を用い、そのフローチャートのステップS9aで
は、仮キャップ後、1時間が経過した時点で再度別の閾
値(N3)を超過しているかどうかを調べ、その閾値を
超過していなければ(N≦N3)、ワイピングを行わず
に、記録ヘッドをキャップした状態のままにするように
制御しても良い。
【0076】これにより、記録の行われるパターンによ
ってはさらにワイピング回数を削減することができる。
【0077】図12は上述した実施形態の効果を確認す
るためにアプリケーションで作成した記録データを記録
した結果を示した図である。
【0078】図13は比較のために、従来例のシーケン
スに従って記録を行った場合の結果を示した図である。
【0079】これらの結果を比較すると、従来例に従う
シーケンスでは図13に示されているように10回のプ
リントジョブで11回のワイピングを行っているのに対
し、この実施形態に従うシーケンスでは同じプリントジ
ョブで5回のワイピングしか行われない。また、各プリ
ントジョブの記録品位については十分仕様に適するもの
であった。
【0080】これらの図において、一番左端に示された
“No.”はプリントジョブの番号であり、その右側に
ある“分類”はプリントジョブが実行の対象とした文書
の大まかな分類を示しており、一般には作成されるアプ
リケーションソフトに依存する場合が多く見られる。各
記録パターンについて説明すると、ジョブ番号 No.1(C
olor文書)はブラックインクでプリントされるテキスト
文章の一部にイエロのハイライト、赤文字等が入ったご
く一般的な文書である。また、ジョブ番号 No.2(Bk文
書)はブラックインクでプリントされるテキストのみの
文書である。ジョブ番号 No.3(Color文書)はジョブ番
号No.1同様に一部にカラー記録を含んだ文書である。ジ
ョブ番号 No.4(グラフィック)はOHP等に一般的に
用いられるブルーバックの文書である。
【0081】次に、その分類のすぐ右にある“page”は
印刷部数を示している。さらにその右側のK、C、M、
Yは夫々、記録ヘッドを搭載した記録装置で用いた4
色、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロの記録デュー
ティを前述のようにA4サイズのフル画像を基準として
パーセンテージ(%)で示している。
【0082】図12〜図13には記録デューティで50
%と100%の2点の閾値を設けているが、記録装置で
実際にカウントされるドット数はそれぞれカラーインク
の場合6.30×107dot 、1.26×108dotであり、ブラック
インクの場合は1.58×107 dot、3.17×107 dotである。
【0083】また、図12〜図13において、“page”
の欄の下側にある“total”で表される項目は、各プリ
ントジョブの直前のページまでの記録量である。さら
に、“total C”は“total A”(ジョブ番号 No.1)と
“total B”(ジョブ番号 No.2)の累積値であり、同様
に“total E”はジョブ番号 No.1〜3までの累積値であ
る。
【0084】まとめると、以上説明した実施形態では、
ワイピングの要否を判断するための閾値を複数(N1、
N2、N3)もち、これにより、(1)1頁分の記録終
了後にワイピングを行うかどうかの判断(NとN1との
比較)、(2)記録を行うべきデータが無く、所定時間
が経過した時点でワイピングを行うかどうかの判断(N
とN2(N1>N2)との比較)、(3)ワイピングを
行わず一時的にキャップを行った状態で待機し、さらに
長い一定時間、記録を行うべきデータがなかった場合に
ワイピングを行うかどうかの判断(NとN3(N2>N
3)との比較)を行う。このようにして、例えば、記録
デューティが低い場合はワイピングを一時保留すること
により、ワイピング動作を必要最小限に抑えることがで
きる。
【0085】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0086】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0087】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0088】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0089】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0090】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0091】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0092】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0093】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0094】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0095】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0096】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0097】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0098】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来はワイピングがなされるような場合でも通常のワイピ
ング制御に用いる第1の閾値とは異なる別の閾値を用い
てワイピングのタイミングを制御するとともに、一時的
なキャッピングとさらに長い時間の待ち合わせによりワ
イピング回数を減らすことができるという効果がある。
【0101】これにより、不必要なワイピングが回避さ
れ、繰り返しのワイピングによる記録ヘッドの劣化を防
止することが可能となり、例えば、ネットワークプリン
タなどの頻繁に記録が行われる記録装置における記録ヘ
ッドや記録装置の長寿命化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
トプリンタの外観斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の実施形態で用いるワイパーの外観図で
ある。
【図4】本発明の実施形態で用いる記録ヘッド112の
外観斜視図である。
【図5】図4に示した記録ヘッド112のA−A′、B
−B′面での断面図である。
【図6】本発明の実施形態で用いられた図4に示した記
録ヘッドのノズル部分の拡大図である。
【図7】本発明の実施形態で用いられた図4に示した記
録ヘッドのノズル部分の拡大図である。
【図8】本発明の実施形態に従うワイピング動作制御の
処理を示すフローチャートである。
【図9】従来例に従うこの実施形態に従うワイピング動
作制御の処理を示すフローチャートである。
【図10】記録シーケンスの詳細を示すフローチャート
である。
【図11】ワイピング動作制御の処理の変形例を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の実施形態の効果を確認するためにア
プリケーションで作成した記録データを記録した結果を
示した図である。
【図13】図12との比較のために、従来例のシーケン
スに従って記録を行った場合の結果を示した図である。
【符号の説明】
1 パージユニット 2 キャリッジ 3 キャリッジモータ 4 キャリッジベルト 5 給紙モータ 6 給紙ローラ 7 圧力ローラ 8 イジェクトローラ 11 イエロインク吐出チップ 12 マゼンタインク吐出チップ 13 シアンインク吐出チップ 15 ブラックインク吐出チップ 16 イエロインク吐出口 17 マゼンタインク吐出口 18 シアンインク吐出口 20 ノズルワイパ 21 ノズルワイパ 22 全面ワイパ 23 インク供給口 24 フィルタ上インク液室 25 フィルタ 26 フィルタ下インク液室 30 TAB面 31 オリフィスプレート 32 吐出口 33 ヒータ 34 液室形成部材 101 PPI 102 CPU 103 RAM 104 フォント発生用ROM 105 制御用ROM 106 コンソール 107 ホームポジションセンサ 109 シートセンサ 110 搬送モータ 111 ヘッドドライバ 112 記録ヘッド 113 パージモータ 114〜116 モータードライバ 117 アドレスバス 118 データバス 120 電源部 121 プリントバッファ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月20日(2002.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】即ち、インクジェット記録ヘッドのインク
吐出面を払拭するワイパと、前記インクジェット記録ヘ
ッドのインク吐出面を覆うキャップと、インクジェット
記録ヘッドからのインク吐出のドット数を計数する計数
手段と、前記インクジェット記録ヘッドからのインク吐
出がなされない待機時間を計測する計測手段と、前記計
数手段によって計数されたドット数が第1の閾値より小
さい第2の閾値を超え、前記計測手段によって計測され
た待機時間が第1の所定待機時間を超えたら、前記キャ
ップによって前記インクジェット記録ヘッドのインク吐
出面を覆うように制御するキャッピング制御手段と、前
記計数手段によって計数されたドット数が前記第1の閾
値を超えたら、前記ワイパによって前記インクジェット
記録ヘッドのインク吐出面を払拭し、前記キャッピング
制御手段によるキャッピング中に、前記計測手段によっ
て計測された待機時間が前記第1の所定待機時間より長
い第2の所定待機時間を超えたら、前記ワイパによって
前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出面を払拭す
るよう制御するワイピング制御手段とを有することを特
徴とする記録装置を備える。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また他の発明によれば、インクジェット記
録ヘッドのインク吐出面を払拭するワイパと前記インク
ジェット記録ヘッドのインク吐出面を覆うキャップとを
用いて前記インクジェット記録ヘッドの回復を行なう回
復方法であって、インクジェット記録ヘッドからのイン
ク吐出のドット数を計数する計数工程と、前記インクジ
ェット記録ヘッドからのインク吐出がなされない待機時
間を計測する計測工程と、前記計数工程において計数さ
れたドット数が第1の閾値より小さい第2の閾値を超
え、前記計測工程において計測された待機時間が第1の
所定待機時間を超えたら、前記キャップによって前記イ
ンクジェット記録ヘッドのインク吐出面を覆うようにす
るキャッピング工程と、前記計数工程において計数され
たドット数が第1の閾値を超えたら、前記ワイパによっ
て前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出面を払拭
し、前記キャッピング工程におけるキャッピング中に、
前記計測工程において計測された待機時間が前記第1の
所定待機時間より長い第2の所定待機時間を超えたら、
前記ワイパによって前記インクジェット記録ヘッドのイ
ンク吐出面を払拭するワイピング工程とを有することを
特徴とする回復方法を備える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 利治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 EA17 EB38 EB49 EC22 EC23 FA03 JB04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドからのインク
    吐出のドット数を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数されたドット数が第1の閾値
    を超えたら、ワイパによって前記インクジェット記録ヘ
    ッドのインク吐出面を払拭するワイピング手段と、 前記インクジェット記録からのインク吐出がなされない
    待機時間を計測する計測手段と、 前記計数手段によって計数されたドット数が前記第1の
    閾値より小さい第2の閾値を超え、前記計測手段によっ
    て計測された待機時間が第1の所定待機時間を超えた
    ら、キャップによって前記インクジェット記録ヘッドの
    インク吐出面を覆うように制御するキャッピング制御手
    段と、 前記キャッピング制御手段によるキャッピング中に、前
    記計測手段によって計測された待機時間が前記第1の所
    定待機時間より長い第2の所定待機時間を超えたら、前
    記ワイパによって前記インクジェット記録ヘッドのイン
    ク吐出面を払拭するよう制御するワイピング制御手段
    と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイピング制御手段は、前記計数手
    段による計数結果が前記第2の閾値より大きいなら、前
    記ワイパにより前記インクジェット記録ヘッドのインク
    吐出面を払拭するよう制御することを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイピング制御手段は、前記計数手
    段による計数結果が前記第2の閾値より小さい第3の閾
    値以下なら、前記ワイパにより前記インクジェット記録
    ヘッドのインク吐出面を払拭しないよう制御することを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記キャッピング制御手段は、前記計数
    手段による計数結果が前記第3の閾値以下なら、前記キ
    ャップにより前記インクジェット記録ヘッドのインク吐
    出面を覆い一連の記録動作を終了するよう制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに
    与える熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイピング制御手段は、前記記録媒
    体1頁分の記録が終了する度毎に、前記計数手段による
    計数結果と前記第1の閾値とを比較して、該比較結果に
    従って、前記ワイパにより前記インクジェット記録ヘッ
    ドのインク吐出面を払拭するよう制御することを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 インクジェット記録ヘッドからのインク
    吐出のドット数を計数する計数工程と、 前記計数工程において計数されたドット数が第1の閾値
    を超えたら、ワイパによって前記インクジェット記録ヘ
    ッドのインク吐出面を払拭する第1ワイピング工程と、 前記インクジェット記録からのインク吐出がなされない
    待機時間を計測する計測工程と、 前記計数工程において計数されたドット数が前記第1の
    閾値より小さい第2の閾値を超え、前記計測工程におい
    て計測された待機時間が第1の所定待機時間を超えた
    ら、キャップによって前記インクジェット記録ヘッドの
    インク吐出面を覆うようにするキャッピング工程と、 前記キャッピング工程におけるキャッピング中に、前記
    計測工程において計測された待機時間が前記第1の所定
    待機時間より長い第2の所定待機時間を超えたら、前記
    ワイパによって前記インクジェット記録ヘッドのインク
    吐出面を払拭する第2ワイピング工程と、を有すること
    を特徴とする回復方法。
  8. 【請求項8】 前記第2ワイピング工程は、前記計数工
    程における計数結果が前記第2の閾値より大きいなら、
    前記ワイパにより前記インクジェット記録ヘッドのイン
    ク吐出面を払拭することを特徴とする請求項7に記載の
    回復方法。
  9. 【請求項9】 前記第2ワイピング工程では、前記計数
    工程における計数結果が前記第2の閾値より小さい第3
    の閾値以下なら、前記ワイパにより前記インクジェット
    記録ヘッドのインク吐出面を払拭しないことを特徴とす
    る請求項7に記載の回復方法。
  10. 【請求項10】 前記キャッピング工程は、前記計数工
    程における計数結果が前記第3の閾値以下なら、前記キ
    ャップにより前記インクジェット記録ヘッドのインク吐
    出面を覆い一連の記録動作を終了することを特徴とする
    請求項9に記載の回復方法。
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