JP2002242492A - 錠前の消音構造 - Google Patents
錠前の消音構造Info
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Abstract
が、該ラッチボルトの突出方向の移動を規制する被接当
部に衝当することによって生じていた衝突音を良好に消
音することができる錠前の消音構造を提供する。 【解決手段】 錠ケース5と、この錠ケース5の正面側
から出退自在に突出するラッチボルト4とを備えた錠前
において、ラッチボルト4のストッパー部19が衝当す
ることにより、該ラッチボルト4の突出方向の移動を規
制する被接当部を、金属製の板バネ22によって構成す
る。
Description
縦框に設けられた係合凹部に挿入されてドアを閉鎖状態
に保持するラッチボルトを備えた錠前の消音構造に関す
るものである。
昭60−121073号公報に開示されたものがある。
この錠前は、図11に示すように、ドア31内に収納状
として設けられた錠ケース32と、この錠ケース32か
ら出退自在に突出してドア枠の縦框33に設けられた係
合凹部34に挿入されてドア31を閉鎖状態に保持する
ラッチボルト35とを備えている。
は、フロントライナー36が錠ケース32から上下に突
出状として設けられ、このフロントライナー36の正面
側には、ラッチフロント37が重ね合わせ状として備え
られ、これらラッチフロント37及びフロントライナー
36を貫通してドア31の端面側のネジ孔に、ねじ込ま
れるネジによって、錠ケース32がドア31に取り付け
られている。ラッチボルト35は、錠ケース32内にお
いて係合凹部34に対して進退自在に支持された軸体3
8の前端側に固定されていると共に、該ラッチボルト3
5は、錠ケース32の正面壁32A、フロントライナー
36及びラッチフロント37に亘って連通状に形成され
た開口39から出退自在とされている。
突出方向に付勢するバネ体40が外嵌され、ラッチボル
ト35の後端側には、接当部材41が設けられ、この接
当部材41の前方側には、回動アーム42が設けられ、
この回動アーム42に接当部材41が緩衝体43を介し
て係合することにより、軸体38及びラッチボルト35
の突出方向(図11の左方)の移動が規制されるように
なっている。回動アーム42は、基部42A側に形成さ
れた角孔44に挿通される角軸等を介してドアノブに連
動連結されており、ドアノブを操作して回動アーム42
を、図11の時計方向に回動させると、回動アーム42
が緩衝体43を介して接当部材41を後方(図11の右
方)に押動し、ラッチボルト35がバネ体40の付勢力
に抗して開口39から突出しない位置まで引き戻される
ようになっている。
動アーム42の係合部42Bに係合する戻しバネ45の
付勢力によって、係合部42Bがストッパ46に接当す
るまで、回動アーム42が戻されると共に、バネ体40
の付勢力によってラッチボルト35が開口39から突出
する。前記ストッパ46の外面は、係合部42Bがスト
ッパ46に衝当することにより生じる衝突音を吸収緩和
させるために、合成樹脂、ゴム、フエルトからなるシー
ト状の緩衝体47によって被覆されている。
ッチボルト35がドア枠の縦框33に設けた受け板48
に接当することによりラッチボルト35がバネ体40の
付勢力に抗して押し戻され、軸体38及び接当部材41
は回動アーム42に対して相対的に後方移動する。そし
て、ラッチボルト35がドア枠の縦框33に設けられた
係合凹部34に対向する位置にくると、バネ体40の付
勢力によってラッチボルト35が突出して係合凹部34
に挿入されるが、このとき、接当部材41が緩衝体43
を介して回動アーム42に接当するので(緩衝体43に
接当するので)、接当部材41が回動アーム42に衝当
することで生じていた衝突音が吸収緩和されると記載さ
れている。
に介在される緩衝体43は、図12に示すように、ゴ
ム、合成樹脂等の金属以外の弾性板材を2つ折り状にし
て形成されていて、軸体38の後端側に相対移動自在に
外嵌されており、接当部材41が回動アーム42から離
れることで、緩衝体43がV字状に開き、接当部材41
が回動アーム42に接近することで、緩衝体43が閉じ
るようになっている。なお、錠前として、ラッチボルト
にストッパー部を設け、ラッチフロントの開口からラッ
チボルトが突出する際に、前記ラッチボルトのストッパ
ー部を、ラッチフロントの背面側に接当させることで、
ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにした
ものもある。
において、ラッチボルト35が突出方向に移動して、接
当部材41が緩衝体43に接当する際に、接当部材41
の衝突荷重を良好に吸収して、衝突音を吸収するには、
緩衝体43が適度な弾力を備えていることが必要である
が、前記従来の緩衝体43は、ゴム又は合成樹脂からな
る板材によって形成されていることから、比較的柔らか
い材質のものによって形成すると、弾力が弱く、接当部
材41の衝突荷重を良好に吸収することができず、接当
部材41が緩衝体43を介して回動アーム42に衝突し
て、衝突音が生じる(衝突音を消せない)。
めに、比較的硬い材質の、ゴム又は合成樹脂の板材によ
って形成すると、今度は、接当部材41が緩衝体43に
接当することによる衝突音が発生するという問題が生
じ、緩衝体43をゴム又は合成樹脂からなる板材によっ
て形成したものでは、衝突音を良好に消せないという問
題がある。また、ゴム又は合成樹脂からなる緩衝体43
では、耐久性も悪く、比較的短期間の使用で緩衝体43
の弾力が弱くなってしまうという問題もある。
トッパ46を、合成樹脂、ゴム、フエルトからなるシー
ト状の緩衝体47で被覆するようにしたものにあって
も、該緩衝体47の厚みをあまり厚く採ることができな
いので、衝突音は、ある程度低下するが、良好に消せな
い。なお、ラッチボルトのストッパー部をラッチフロン
トの背面側に接当させることにより、ラッチボルトの突
出方向の移動を規制するようにした錠前にあっては、前
記ストッパー部がラッチフロントの背面側に衝当するこ
とにより生じる衝突音を消すために、ストッパー部とラ
ッチフロントの背面側との間に、緩衝体が設けられる
が、このストッパー部とラッチフロントの背面側との間
に、前述した、ゴム又は合成樹脂等の金属以外の材料か
らなる緩衝体43,47を介在させるようにすると、前
記と同様、衝突音を良好に消せない。
錠前の、ラッチボルトや回動アーム等の可動体に備えた
接当部が、該可動体の動きを規制する被接当部に衝当す
ることによって生じていた衝突音を良好に消音すること
ができる錠前の消音構造を提供することを目的とする。
決するために講じた技術的手段は、可動体に接当部を備
えると共に、この接当部が衝当することで前記可動体の
動きを規制する被接当部を備えた錠前において、前記接
当部又は被接当部の一方を、被接当部に対する接当部の
衝突荷重を吸収すべく、金属製の板バネによって構成し
たことを特徴とする。また、他の技術的手段は、錠ケー
スと、この錠ケースの正面側から出退自在に突出するラ
ッチボルトと、前記錠ケースの正面側に配置されたラッ
チフロントとを備え、ラッチフロントにはラッチボルト
を突出させる開口が形成され、このラッチフロントの開
口からラッチボルトが突出する際に、ラッチボルト側に
備えられたストッパー部が、ラッチフロントの背面側に
接当することで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制
されるようにした錠前において、前記ラッチフロントの
背面側に、該ラッチフロントの背面側からストッパー部
に向かう方向に対して傾斜状となるように、金属製のバ
ネ板材の一部を折曲してなる板バネを設け、ラッチフロ
ントの開口からラッチボルトが突出する際に、この板バ
ネの先端側にストッパー部が接当するように構成されて
いることを特徴とする。
ボルトが挿通される挿通孔が形成されたスリーブが嵌め
込まれ、このスリーブには、ラッチフロントの正面側及
び背面側に係合してスリーブの抜け止めをする抜止め部
が設けられており、バネ板材をラッチフロントの背面
と、該背面に係合するスリーブの抜止め部とで挟み込む
ことにより、板バネが固定されるように構成されている
のがよい。また、ストッパー部はラッチボルトの上下に
設けられ、板バネは上下の各ストッパー部に対して左右
一対設けられ、左右の板バネは左右方向外端側が固定端
とされると共に、左右方向中央側が自由端とされ、且つ
左右各板バネは左右方向外端側から左右方向中央側に向
かうにしたがってストッパー部側に移行する傾斜状に切
り起こされて形成されているのがよい。
口に略一致する開口が形成され、この開口を介してスリ
ーブがラッチフロントの開口に嵌め込まれているのがよ
い。また、板バネは、ばね鋼によって構成されているの
がよい。
を参照して説明する。図2において、1は、ドア枠の縦
框2に対向するドア3の端面側に設けられる錠前であ
る。なお、錠前1の縦框2に対向する側を正面側(又は
前部側)といい、その反対側を背面側(又は後部側)と
いう。この錠前1は、ドア3内に収納状として設けられ
る錠ケース5と、この錠ケース5の正面側から出退自在
に突出するラッチボルト(可動体)4と、錠ケース5の
正面側に設けられていて錠ケース5をドア3に取り付け
るためのラッチフロント7とを備えている。
を有する機構が収納されていて、ラッチボルト4は、バ
ネによって突出方向(図2の左方)に付勢されており、
ドア3を閉める際にあっては、ラッチボルト4の正面側
に形成された傾斜面4A(図1参照)がドア枠の縦框2
の受け板に接当することで、ラッチボルト4がバネの付
勢力に抗して反突出方向(図2の右方)に押し戻され、
ラッチボルト4がドア枠の縦框2に設けた係合凹部11
に対向する位置にきたときに、バネの付勢力によって、
ラッチボルト4が突出して係合凹部11に挿入するよう
に構成されている。
に、ドアノブの操作によって反突出方向に引き戻され、
ドアノブの操作力を解除すると、バネの付勢力によって
突出するように構成されている。前記錠ケース5は、ド
ア3に設けられる収納部内に収納されており、この錠ケ
ース5の正面側には、該錠ケース5の側壁部から一体的
に延設されたフロントライナー6が、錠ケース5から上
下に突出するように設けられており、このフロントライ
ナー6によって、錠ケース5の正面壁部が構成されてい
る。
とは別体として形成されて錠ケース5の正面壁部に固定
されるものであってもよい。前記ラッチフロント7は平
板状の板材から形成され、フロントライナー6の正面側
に配置されている。このラッチフロント7の上下には、
ネジ挿通部8が後方突出状に形成され、フロントライナ
ー6の上下には、ネジ挿通部8を挿通する挿通孔9が形
成され、ネジ挿通部8を挿通してドア3側に設けられた
ネジ孔に螺合されるネジ10によって、錠ケース5がド
ア3に取り付けられている。
囲は前方に膨出状とされてラッチフロント5の背面側に
接当していて、ラッチフロント5の背面側と、フロント
ライナー6の正面側との間に隙間が設けられている。ま
た、フロントライナー6及びラッチフロント5には、ラ
ッチボルト4が出退方向(前後方向)に移動自在に(出
退自在に)挿通される開口12,13が形成され、この
開口12,13を介してラッチボルト4が錠ケース5か
ら出退自在とされている。
7の開口13は矩形状に形成され、この開口13には、
合成樹脂等によって形成されたスリーブ14が嵌め込ま
れている。このスリーブ14は、ラッチフロント7の開
口13の形状に略一致した四角筒状に形成されていて、
開口13に挿通されたスリーブ本体16と、このスリー
ブ本体16が開口13から抜け出ないようにラッチフロ
ント7の正面及び背面に係合する抜止め部17,18
A,18Bとを備えている。
ルト4を出退方向移動自在に挿通する挿通孔16A(ラ
ッチボルト4を出退方向移動自在に案内するガイド孔)
とされている。スリーブ14の正面側の抜止め部17
は、スリーブ本体16の側壁部16Bの正面側の端部か
ら、ラッチフロント7の正面に沿って左右方向に延出さ
れている。また、スリーブ14の背面側の抜止め部18
A,18Bは、スリーブ本体16の上壁部16Cの背面
側の端部からラッチフロント7の背面に沿って上方に延
びる左右一対の抜止め部18A、及び、スリーブ本体1
6の下壁部16Dの背面側の端部からラッチフロント7
の背面に沿って下方に延びる左右一対の抜止め部18B
で構成されている。
Bは、ラッチフロント7とフロントライナー6との間に
挟み込まれていて、フロントライナー6の正面側に接当
している。また、スリーブ本体16の左右の側壁16B
の背面側は、背面側の抜止め部18A,18Bよりも後
方に突出状とされ、フロントライナー6に形成された開
口12から錠ケース5内に挿入状とされている。前述し
たスリーブ14は、例えば、以下のようにして、ラッチ
フロント7の開口13に嵌め込まれる。
通過できるようにスリーブ本体16を弾性変形させ、こ
の状態で、スリーブ本体16をラッチフロント7の背面
側から開口13に挿通させる。そして、正面側の抜止め
部17が開口13を通過すると、スリーブ本体16が復
元し、正面側の抜止め部17がラッチフロント7の正面
側に係合し、スリーブ14の嵌め込みが完了する。前記
ラッチボルト4の上面側及び下面側には、ラッチフロン
ト7の背面側(本実施の形態では、スリーブ本体16の
上壁部16C及び下壁部16Dの背面側で且つ左右の抜
止め部18A,18Bの間)に接当して、ラッチボルト
4の突出方向の移動を規制するストッパー部(接当部)
19が設けられている。
ライナー6に形成された開口12から錠ケース5内に挿
入可能とされている。また、前記上下各ストッパー部1
9と、ラッチフロント7の背面側(すなわち、スリーブ
本体16の上壁部16C及び下壁部16Dの背面側の左
右抜止め部18A,18B間)との間には、ラッチボル
ト4が開口13から突出する際において、ストッパー部
19が衝当することで、ラッチボルト4の突出方向の移
動(動き)を規制する被接当部が設けられている。
るストッパー部19の衝突荷重を吸収して、ストッパー
部19がラッチフロント7の背面側に衝当することによ
り生じていた衝突音を吸収緩和すべく、金属製の板バネ
(緩衝体)22によって構成されている。この板バネ2
2は、図1〜図8に示すように、金属製のバネ板材21
の一部を切り起こす(バネ板材21を所定形状に打ち抜
いて、折曲する)ことで形成されている。
は、金属製の弾性を有する材料で形成されており、本実
施の形態のバネ板材21は、特に、SUS製のばね鋼に
よって形成されている。また、バネ板材21は、スリー
ブ14の背面側の抜止め部18A,18Bと、ラッチフ
ロント7の背面との間に介在可能で且つ、板バネ22が
ストッパー部19の衝突荷重を吸収するのに十分な厚さ
(例えば、0.08mm)の板厚に形成されている。
口13と略一致する(スリーブ本体16を挿通可能な)
開口23が形成されており、この開口23を介してスリ
ーブ14がラッチフロント7の開口13に嵌め込まれて
いる。例えば、バネ板材21の開口23にスリーブ本体
16を挿通しておき、この状態で、スリーブ14をラッ
チフロント7の開口13に嵌め込むことで、バネ板材2
1が、ラッチフロント7の背面と、スリーブ14の背面
側の抜止め部18A,18Bとの間に挟み込まれて、ラ
ッチフロント7に固定されるようになっており、バネ板
材21(板バネ22)を、ラッチフロント7に容易に取
り付けることができる同時に、バネ板材21の位置決め
がなされ、且つバネ板材21が容易に離脱しないように
なっている。
は、ラッチフロント7に形成された開口13より多少大
きくてもかまわない。前記板バネ22は、上側の左右の
抜止め部18A間、及び下側の左右の抜止め部18B間
に、左右一対設けられている。各板バネ22は、左右方
向外方側が固定端とされ、左右方向中央側が自由端とさ
れ、左右方向外端側(固定端)から中央部側(自由端)
に向かうにしたがって背面側(後方)に移行する(ラッ
チフロント7の背面から離反する、またはストッパー部
19側に移行する)傾斜状となるように形成されている
(換言すると、ラッチフロント7の背面側からストッパ
ー部19に向かう方向に対して傾斜状となるように形成
されている)。
の背面側に延設状とされており、本実施の形態では、こ
の延設部分22aに前記ストッパー部19が接当するよ
うに構成されている。前記構成の錠前1にあっては、ド
ア3を閉めるときにおいて、ラッチボルト4がラッチフ
ロント7の開口13から突出して係合凹部11に挿入さ
れる際、又はドアノブを操作してラッチボルト4を退避
させた状態からラッチボルト4が突出する際において、
図1及び図3に示すように、ストッパー部19が板バネ
22の先端側に衝当することで、ラッチボルト4の突出
方向の移動が規制されるが、このとき、板バネ22がス
トッパー部19を受け止めて弾性変形することにより、
ストッパー部19の板バネ22に対する衝突荷重を吸収
し、ストッパー部19が衝突音を発しないようになって
いる。
9に対して左右一対あるので、板厚の薄いバネ板材21
を切り起こすことによって形成されたものであっても、
十分にストッパー部19を受け止めることができる。本
発明は、前記実施の形態のものに限定されることはな
く、板バネ22は、例えば、図9及び図10に示すよう
に、切り起こされて形成されていてもよい。すなわち、
図9及び図10に示すものでは、上側の板バネ22は、
上端側が固定端とされ、下端側が自由端とされており、
下方に向かうにしたがって背面側に移行する傾斜状とな
るように切り起こされており、下側の板バネ22は、下
端側が固定端とされ、上端側が自由端とされており、上
方に向かうにしたがって背面側に移行する傾斜状となる
ように切り起こされており、板バネ22の先端側22a
に、ストッパー部19が接当する。
を、ラッチフロント7の背面と、スリーブ14の背面側
の抜止め部18A,18Bとの間に挟み込むことにより
バネ板22の固定をしているが、バネ板材21をラッチ
フロント7の背面に接着剤又は両面テープ等によって固
定するようにしてもよい。また、本実施の形態では、被
接当部を板バネ22によって構成しているが、ストッパ
ー部19側に板バネを設け、この板バネをラッチボルト
7の背面側に衝当させるようにしてもよく、この場合、
接当部が板バネによって構成され、被接当部がラッチフ
ロント7の背面側によって構成されている。
する軸体の後端に設けた接当部材が、ドアノブの操作に
よってラッチボルトを退避させる回動アームに接当する
ことにより、ラッチボルトの突出方向の移動が規制され
るように構成されている錠前にあっては、接当部材と回
動アームとの間に板バネが設けられる。また、本実施の
形態では、可動体として、ラッチボルトを例示している
が、これに限定されることはなく、可動体としては、ド
アノブの操作によってラッチボルトを退避させる回動ア
ームであってもよく、この場合、回動アームの係合部
と、この係合部が衝当して、該回動アームの回動規制を
するストッパとの間に板バネが設けられる。
ると共に、この接当部が衝当することで前記可動体の動
きを規制する被接当部を備えた錠前において、前記接当
部又は被接当部の一方を、被接当部に対する接当部の衝
突荷重を吸収すべく、金属製の板バネによって構成した
ことにより、可動体の接当部が被接当部に接当すること
によって生じていた衝突音を良好に吸収緩和して、該衝
突音を消音させることができると共に、耐久性に優れた
錠前の消音構造を提供することができる。
から出退自在に突出するラッチボルトと、前記錠ケース
の正面側に配置されたラッチフロントとを備え、ラッチ
フロントにはラッチボルトを突出させる開口が形成さ
れ、このラッチフロントの開口からラッチボルトが突出
する際に、ラッチボルト側に備えられたストッパー部
が、ラッチフロントの背面側に接当することで、ラッチ
ボルトの突出方向の移動が規制されるようにした錠前に
おいて、前記ラッチフロントの背面側に、該ラッチフロ
ントの背面側からストッパー部に向かう方向に対して傾
斜状となるように、金属製のバネ板材の一部を折曲して
なる板バネを設け、ラッチフロントの開口からラッチボ
ルトが突出する際に、この板バネの先端側にストッパー
部が接当するように構成されていることにより、ラッチ
ボルトのストッパー部がラッチフロントの背面側に衝当
することで生じていた衝突音を良好に吸収緩和して、該
衝突音を消音させることができると共に、耐久性に優れ
た錠前の消音構造を提供することができ、しかも、前記
衝突音を吸収緩和する緩衝体を、ラッチフロントの背面
側からストッパー部に向かう方向に対して傾斜状となる
ように、金属製のバネ板材の一部を折曲してなる板バネ
によって構成することにより、緩衝体をラッチボルトの
ストッパー部とラッチフロントの背面側との間の狭い所
に良好に設けることができる。
ボルトが挿通される挿通孔が形成されたスリーブが嵌め
込まれ、このスリーブには、ラッチフロントの正面側及
び背面側に係合してスリーブの抜け止めをする抜止め部
が設けられており、バネ板材をラッチフロントの背面
と、該背面に係合するスリーブの抜止め部とで挟み込む
ことにより、板バネが固定されるように構成されている
ことにより、板バネをラッチフロントに容易に取り付け
ることができる。また、ストッパー部はラッチボルトの
上下に設けられ、板バネは上下の各ストッパー部に対し
て左右一対設けられ、左右の板バネは左右方向外端側が
固定端とされると共に、左右方向中央側が自由端とさ
れ、且つ左右各板バネは左右方向外端側から左右方向中
央側に向かうにしたがってストッパー部側に移行する傾
斜状に切り起こされて形成されていることにより、薄い
バネ板材によって板バネが形成されていても、ストッパ
ー部の衝撃荷重を良好に受け止めることができる。
口に略一致する開口が形成され、この開口を介してスリ
ーブがラッチフロントの開口に嵌め込まれていることに
より、バネ板材をラッチフロントに容易に取り付けるこ
とができると共に、バネ板材の位置決め及び離脱防止も
容易になされる。
図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 可動体に接当部を備えると共に、この接
当部が衝当することで前記可動体の動きを規制する被接
当部を備えた錠前において、 前記接当部又は被接当部の一方を、被接当部に対する接
当部の衝突荷重を吸収すべく、金属製の板バネによって
構成したことを特徴とする錠前の消音構造。 - 【請求項2】 錠ケースと、この錠ケースの正面側から
出退自在に突出するラッチボルトと、前記錠ケースの正
面側に配置されたラッチフロントとを備え、ラッチフロ
ントにはラッチボルトを突出させる開口が形成され、こ
のラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際
に、ラッチボルト側に備えられたストッパー部が、ラッ
チフロントの背面側に接当することで、ラッチボルトの
突出方向の移動が規制されるようにした錠前において、 前記ラッチフロントの背面側に、該ラッチフロントの背
面側からストッパー部に向かう方向に対して傾斜状とな
るように、金属製のバネ板材の一部を折曲してなる板バ
ネを設け、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突
出する際に、この板バネの先端側にストッパー部が接当
するように構成されていることを特徴とする錠前の消音
構造。 - 【請求項3】 ラッチフロントの開口には、ラッチボル
トが挿通される挿通孔が形成されたスリーブが嵌め込ま
れ、このスリーブには、ラッチフロントの正面側及び背
面側に係合してスリーブの抜け止めをする抜止め部が設
けられており、バネ板材をラッチフロントの背面と、該
背面に係合するスリーブの抜止め部とで挟み込むことに
より、板バネが固定されるように構成されていることを
特徴とする請求項2に記載の錠前の消音構造。 - 【請求項4】 ストッパー部はラッチボルトの上下に設
けられ、板バネは上下の各ストッパー部に対して左右一
対設けられ、左右の板バネは左右方向外端側が固定端と
されると共に、左右方向中央側が自由端とされ、且つ左
右各板バネは左右方向外端側から左右方向中央側に向か
うにしたがってストッパー部側に移行する傾斜状に切り
起こされて形成されていることを特徴とする請求項2又
は3に記載の錠前の消音構造。 - 【請求項5】 バネ板材には、ラッチフロントの開口に
略一致する開口が形成され、この開口を介してスリーブ
がラッチフロントの開口に嵌め込まれていることを特徴
とする請求項3又は4に記載の錠前の消音構造。 - 【請求項6】 板バネは、ばね鋼によって構成されてい
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の錠
前の消音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001047335A JP3762236B2 (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 錠前の消音構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002242492A true JP2002242492A (ja) | 2002-08-28 |
JP3762236B2 JP3762236B2 (ja) | 2006-04-05 |
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JP (1) | JP3762236B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010112070A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Hinaka Seisakusho:Kk | ドア錠 |
JP2017025545A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社ベスト | 扉用シャッタ装置 |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001047335A patent/JP3762236B2/ja not_active Expired - Lifetime
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