JP2002242206A - 布基礎工法 - Google Patents
布基礎工法Info
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Abstract
作業性を向上させた布基礎工法を提供するものである。 【解決手段】布基礎16を構成する立ち上がり筋3の片
側に沿って、コンクリートで予め板状に成型した複数枚
のプレキャスト型枠4A、4Bを壁状に組み合わせて外
側型枠1を形成し、これと対向して前記立ち上がり筋3
を挟んで、複数枚のプレキャスト型枠5A、5Bを壁状
に組み合わせて内側型枠2を形成し、内外両型枠1、2
の間に円筒状のスペーサー7を設け、このスペーサー7
を貫通するボルト8で内外両型枠1、2を連結して、こ
の内外両型枠1、2の間に生コンクリート18を流し込
んで一体に固化させることを特徴とするものである。
Description
用いた布基礎工法に関するものである。
を縦横に格子状に連結した立ち上がり筋の両側に、ベニ
ヤ板や鉄板により型枠を組立て、この型枠の内側にコン
クリートを打設して、コンクリートが硬化した後に、上
記型枠を取外す方法が行なわれていた。
て、取外し作業に多数の人手と手間がかかる上、コンク
リートの硬化するまでの養生に時間がかかり、工期が長
くなる問題があった。更に仕上の工程として、取外した
型枠の跡が、コンクリートの表面に残るため、化粧仕上
げを行なう必要があった。
改善し、型枠の組立て、取外し作業を省いて、現場での
作業性を向上させた布基礎工法を提供するものである。
布基礎工法は、布基礎を構成する立ち上がり筋の片側に
沿って、コンクリートで予め板状に成型した複数枚のプ
レキャスト型枠を壁状に組み合わせて外側型枠を形成
し、これと対向して前記立ち上がり筋を挟んで、複数枚
のプレキャスト型枠を壁状に組み合わせて内側型枠を形
成し、内外両型枠の間に筒状のスペーサーを設け、この
スペーサーを貫通するボルトで内外両型枠を連結して、
この内外両型枠の間に生コンクリートを流し込んで一体
に固化させることを特徴とするものである。
側型枠を形成するプレキャスト型枠にナットを埋め込
み、これと対向して内側型枠を形成するプレキャスト型
枠にボルト挿通孔を開孔したことを特徴とするものであ
る。
レキャスト型枠の立ち上がり筋側の内面に凹凸部を形成
したことを特徴とするものである。更に請求項4記載の
布基礎工法は、布基礎の内側型枠を構成するプレキャス
ト型枠の片面に断熱層を一体に形成したことを特徴とす
るものである。
ないし図 を参照して詳細に説明する。図1において1
は外側型枠で、2は内側型枠、3は布基礎を構成する立
ち上がり筋である。この立ち上がり筋3の片側に沿って
複数枚のプレキャスト型枠4A、4Bを壁状に組み合わ
せて外側型枠1を形成し、これと対向して前記立ち上が
り筋3を挟んで、複数枚のプレキャスト型枠5A、5B
を壁状に組み合わせて内側型枠2を形成し、内外両型枠
1、2の間の隙間6に円筒状のスペーサー7を設け、こ
のスペーサー7を貫通するボルト8で内外両型枠1、2
を連結したものである。
枠4Aは、図2に示すように軽量コンクリートで形成さ
れ、板状部10の下部にこれと直交してベース部11を
設けたものを、ベース部11が外側になるように平面L
形状に組合せて形成したものである。またプレキャスト
型枠4Bは板状部10の下部にこれと直交してベース部
11を設けたものである。これらプレキャスト型枠4
A、4Bの板状部10の内面上部には横方向に所定の間
隔でナット12…が埋め込まれている。板状部10の両
端部には、縦方向に沿って係合段部13が形成されてい
る。
ト型枠5Aは図3に示すように軽量コンクリートで形成
され、板状部10の下部にこれと直交してベース部11
を設けたものを、ベース部11が内側になるように平面
L形状に組合せて平面L形状に形成したものである。ま
たプレキャスト型枠5Bは板状部10の下部にこれと直
交してベース部11を設けたものである。これらプレキ
ャスト型枠5A、5Bの板状部10の上部には横方向に
所定の間隔でボルト挿通孔14…が開孔されている。更
に板状部10の両端部には縦方向に沿って係合段部13
が形成されている。
B、5A、5Bを用いて布基礎を施工する方法について
説明する。先ず図4に示すように、住宅の布基礎の形状
に沿って溝を掘り、ここに鉄筋を格子状に組合せたベー
ス筋17と立ち上がり筋3を逆T形に組合せて、ベース
筋17の部分にコンクリート18を打設してベース19
を形成する。次に突出した立ち上がり筋3に沿ってプレ
キャスト型枠4A、4Bを並べて両端の係合段部13を
交互に組み合わせて外側型枠1を構成する。
スト型枠5A、5Bを並べて両端の係合段部13を交互
に組み合わせて内側型枠2を構成する。次にプレキャス
ト型枠4A、4Bに取付けたナット12と、プレキャス
ト型枠5A、5Bに開孔したボルト挿通孔14との間に
円筒状のスペーサー7を配置して、ボルト8にワッシャ
20を嵌めて、ボルト挿通孔14から円筒状のスペーサ
ー7を通してナット12に接合し、外側型枠1と内側型
枠2を連結して図1および図5の状態に組立てる。
1と内側型枠2との間にコンクリート18を打設してそ
のまま硬化させて、図6に示すように布基礎16を完成
する。
を予め成型したプレキャスト型枠4A、4B、5A、5
Bを用いて組立て、ここにコンクリート18を打設する
ので、型枠の取外し作業が不要となる。また従来のよう
に型枠を外した後の化粧仕上げも不要で、工期を大幅に
短縮することができる。またプレキャスト型枠4A、4
B、5A、5Bは軽量コンクリートで形成されいるので
軽く、運搬や組立作業も容易である。
5Bの両端部には縦方向に沿って係合段部13が逆向き
に形成されて、ここを交互に係合させるので平面状に組
み合わせることができる。またプレキャスト型枠4A、
4Bには予めナット12を埋設した状態で一体に成型さ
れ、プレキャスト型枠5A、5Bにもこれに対応してボ
ルト挿通孔14が成型時に開孔されているので、組立作
業が容易である。
で、プレキャスト型枠4A、4B、5A、5Bの板状部
10の内面に凹凸部22を形成したものである。この構
造ではコンクリート18が打設される内面に凹凸部22
が形成されているのでコンクリート18との密着性を強
固にして、布基礎16の強度を向上させることができ
る。
すもので、外側型枠1を形成するプレキャスト型枠4
A、4Bのベース部11にコンクリート釘用穴24を設
け、ここにコンクリート釘25を打ち込んでコンクリー
トベース19に固定するようにしたものである。同様に
図9も内側型枠2を形成するプレキャスト型枠5A、5
Bのベース部11にコンクリート釘用穴24を設け、こ
こにコンクリート釘25を打ち込んでコンクリートベー
ス19に固定するようにしたものである。
示すもので、内側型枠2を構成するプレキャスト型枠5
A、5Bの片面に発泡プラスチックなどの断熱層23を
予め工場で一体に形成したものである。この布基礎16
は現場での発泡プラスチックの吹き付け作業が不要で、
作業性を向上させることができる。
レキャスト型枠4A、4Bの表面を平板状に形成した場
合について示したが、レンガ状の模様を形成して、レン
ガ色に着色したものでも良い。またスペーサー7は円筒
状に限らず角筒状のものでも良い。
記載の布基礎工法によれば、型枠の表面部分を予め成型
したプレキャスト型枠を用いて組立て、ここにコンクリ
ートを打設するので、型枠の取外し作業が不要となる。
また従来のように型枠を外した後の化粧仕上げも不要
で、工期を大幅に短縮することができる。
外側型枠を構成するプレキャスト型枠にナットを埋め込
み、これと対向して内側型枠を形成するプレキャスト型
枠にボルト挿通孔を開孔したので組立て作業が容易であ
る。
プレキャスト型枠の立ち上がり筋側の内面に凹凸部を形
成したので、コンクリートとの密着性が強固になり、布
基礎の強度を向上させることができる。
布基礎の内側型枠を構成するプレキャスト型枠の片面に
断熱層を一体に形成したので、現場での発泡プラスチッ
クの吹き付けなど断熱施工が不要で、作業性を向上させ
ることができる。
ある。
視図である。
視図である。
面図である。
る。
る。
である。
ャスト型枠を示す斜視図である。
ャスト型枠を示す斜視図である。
形態による布基礎の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 布基礎を構成する立ち上がり筋の片側に
沿って、コンクリートで予め板状に成型した複数枚のプ
レキャスト型枠を壁状に組み合わせて外側型枠を形成
し、これと対向して前記立ち上がり筋を挟んで、複数枚
のプレキャスト型枠を壁状に組み合わせて内側型枠を形
成し、内外両型枠の間に筒状のスペーサーを設け、この
スペーサーを貫通するボルトで内外両型枠を連結して、
この内外両型枠の間に生コンクリートを流し込んで一体
に固化させることを特徴とする布基礎工法。 - 【請求項2】 外側型枠を形成するプレキャスト型枠に
ナットを埋め込み、これと対向して内側型枠を形成する
プレキャスト型枠にボルト挿通孔を開孔したことを特徴
とする請求項1記載の布基礎工法。 - 【請求項3】 プレキャスト型枠の立ち上がり筋側の内
面に凹凸部を形成したことを特徴とする請求項1または
2記載の布基礎工法。 - 【請求項4】 布基礎の内側型枠を構成するプレキャス
ト型枠の片面に断熱層を一体に形成したことを特徴とす
る請求項1、2または3記載の布基礎工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045960A JP4610757B2 (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 布基礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2002242206A true JP2002242206A (ja) | 2002-08-28 |
JP4610757B2 JP4610757B2 (ja) | 2011-01-12 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018080555A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 鹿島建設株式会社 | プレキャスト型枠、基礎構造物の構築方法 |
CN111456065A (zh) * | 2020-05-22 | 2020-07-28 | 福建首聪世豪实业有限公司 | 拼装式预制砖胎膜 |
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JP2001040676A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-13 | Engel Sangyo:Kk | 分割型発泡合成樹脂型枠による基礎施工法 |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001045960A patent/JP4610757B2/ja not_active Expired - Fee Related
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