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JP2002240325A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002240325A
JP2002240325A JP2001327212A JP2001327212A JP2002240325A JP 2002240325 A JP2002240325 A JP 2002240325A JP 2001327212 A JP2001327212 A JP 2001327212A JP 2001327212 A JP2001327212 A JP 2001327212A JP 2002240325 A JP2002240325 A JP 2002240325A
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concave portion
ink
force generating
generating member
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JP2001327212A
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Motohito Hino
元人 日野
Tatsuya Shindo
達也 新藤
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16532Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying vacuum only

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ内にインクが残留しないキャップ構
成とすること。 【解決手段】 吸引キャップ41は、凹部43及び吸引
孔44が形成されたキャップ部材42と、凹部43に配
置された毛管力発生部材50とから構成されている。こ
の吸引キャップ41を用いて、インク噴射回復処理を行
うと、ノズルから吸引されたインクは、凹部43の傾斜
面48から重力及び吸引孔44からの吸引力により下方
に流れ、毛管力発生部材50の突出部52の側面57に
当たり隙間Aに入り、インクの毛管力も作用して隙間A
から隙間B及び隙間Cにインクが入り、吸引孔44に至
り、吸引力によって隙間B,Cのインクが吸引孔44を
介して吸引キャップ41の外部に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙やOHPシートなどの記録媒体
に対して記録を行うプリンタなどの記録装置には、記録
媒体上に記録動作を行なうための記録ヘッドが備えられ
ている。このような記録ヘッドとしては、たとえば、イ
ンクジェットヘッド、ドットインパクト式ヘッド、熱転
写式ヘッドなどが挙げられるが、なかでも、インクジェ
ットヘッドは、比較的構成が簡単で、高速印字、高品質
印字が容易な記録ヘッドとして知られている。
【0003】インクジェットヘッドには、インクを噴射
する複数のノズルが形成されているので、ノズル内方へ
の気泡や塵埃の混入が生じた場合、あるいはインク溶剤
の蒸発に伴う増粘等によって、ノズルからインクが噴射
しなかったり、インク噴射が記録に適さない状態となる
場合等において、それらインク噴射不良の要因を除去す
るインク噴射回復処理が行われる。
【0004】このようなインク噴射回復処理を行う手段
として、インクジェットヘッドのノズル開口面を覆うこ
とが可能なキャップと、このキャップに連通し吸引力を
作用する吸引ポンプとを設けたものがある。そして、キ
ャップがノズル開口面を被覆した状態で、吸引ポンプを
駆動してノズルよりインクを強制排出させて、インクと
共にインク噴射不良要因を除去する。
【0005】インク噴射回復処理に際してキャップに受
容されるインクは、吸引力の作用により、吸引ポンプを
介して廃インクタンクに導かれ、キャップから完全に排
出を行うべきであるが、キャップ構成等が不適切である
と受容インクが完全にキャップから排出されずに残留す
ることがある。
【0006】キャップにインクが残留すると、何らかの
原因によって装置内に漏洩したり、あるいはキャップ内
で固化してキャップ性能を著しく劣化させたり、このキ
ャップを記録を行っていないときにノズル開口面を被覆
して保存用のキャップとしても使用する場合には、被覆
したときにノズル開口面に残留インクが付着してしま
い、ノズルからのインク噴射方向を所定の方向から変化
させてしまうなどのインク噴射不良を発生させてしま
う。
【0007】このような問題点を解決するものとして、
特許第2806611号公報に記載されている発明があ
る。この発明では、キャップをノズル開口面に当接した
状態においてノズル開口面とによって空間を形成するキ
ャップの凹部の底壁面に0.4mm〜0.7mmの幅の
溝を形成し、その溝にインクを集め、凹部の底壁面に形
成された吸引口からインクをキャップの外部に排出する
ことが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャッ
プの凹部底壁面に溝を形成する構成では、成形によって
キャップを形成するときには、溝を成形するための型が
折れないようにある程度太さが必要となるので、極めて
狭い幅の溝を成形によって形成することが困難であっ
て、溝の幅が広くなってしまい、インクを吸引口に導く
には、十分ではなく、キャップ内にインクが残留する虞
があった。また、溝を切削などによって形成することは
製造工程が複雑となってコストアップとなり、実用的で
ないといった問題があった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、製造工程が複雑となることな
く、キャップ内にインクが残留しないキャップ構成とし
たインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ノズルからインクを噴射して
記録媒体上に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッド
のノズル開口面に対して当接・離間可能で、前記ノズル
開口面に当接した状態において前記ノズル開口面とによ
って空間を形成する凹部を形成したキャップ手段と、前
記キャップ手段の前記凹部に形成された吸引孔に連通
し、前記ノズルからインクを吸引するための吸引手段と
を有するインクジェット記録装置において、前記キャッ
プ手段は、前記凹部及び前記吸引孔が形成されたキャッ
プ部材と、前記キャップ部材とは別体に形成され、前記
凹部を構成する壁面との間で隙間を形成して、前記吸引
手段が連通した前記吸引孔が形成された前記凹部の面に
向かって毛管力が発生するように配置された毛管力発生
部材とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような構成によると、前記記録ヘッド
の前記ノズル開口面に前記キャップ手段の前記キャップ
部材が当接した状態において、前記吸引手段が前記ノズ
ルからインクを吸引すると、前記キャップ部材の前記凹
部がインクを受容する。前記凹部には、前記毛管力発生
部材が配置されて、前記毛管力発生部材と前記凹部を構
成する壁面との間で、前記吸引孔が形成された前記凹部
の面に向かって毛管力が発生する隙間が形成されるた
め、前記凹部内のインクは、残留することなく前記吸引
孔から前記キャップ手段の外部に排出される。
【0012】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記キャップ部材の凹部は、前記記
録ヘッドのノズル開口面側に位置する第1凹部と、その
第1凹部に対して前記ノズル開口面とは反対側に位置し
て、前記毛管力発生部材を前記隙間をもって収容しかつ
前記吸引孔と連通する第2凹部とからなることを特徴と
する。
【0013】このような構成によると、前記吸引手段に
よりインクが吸引されると、前記第1凹部にインクが受
けられ、前記第2凹部における壁面と毛管力発生部材と
の隙間の毛管力で、第1凹部のインクが吸引して吸引孔
から外部に排出される。
【0014】また、請求項3の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記キャップ部材は、前記第2凹部
の開口面を狭めるようにその壁面から突出した弾性変形
可能な突起部を備え、前記毛管力発生部材を前記突起部
と第2凹部の底面との間に保持したことを特徴とする。
【0015】このような構成によると、毛管力発生部材
は、突起部を弾性変形して第2凹部に挿入することで、
第2凹部内に非接着にて保持される。
【0016】また、請求項4の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記毛管力発生部材は、前記突起部
よりも前記第1凹部側に突出した突出部を有し、前記突
起部と前記毛管力発生部材の前記突出部とによって隙間
を形成することを特徴とする。
【0017】このような構成によると、第1凹部の内面
に沿って流れてきたインクが前記突出部に当たって前記
隙間に導かれ、そして第2凹部と毛管力発生部材との間
の隙間の毛管力により吸引されて、吸引孔から外部に排
出される。
【0018】また、請求項5の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記毛管力発生部材と前記第2凹部
の壁面との隙間は、前記突出部と突起部との隙間よりも
小さいことを特徴とする。
【0019】このような構成によると、上記のように、
第1凹部から突出部と突起部との隙間に導かれたインク
は、毛管力の大きい隙間、すなわち毛管力発生部材と第
2凹部の壁面との隙間に吸引され、外部に排出される。
【0020】また、請求項6の発明では、請求項1〜5
のいずれかに記載の発明において、前記毛管力発生部材
は、前記吸引孔における前記凹部側の開口の一部を覆う
ように配置されたことを特徴とする。
【0021】このような構成によると、吸引手段による
吸引孔への吸引力が、毛管力発生部材と凹部との隙間に
作用して、インクは、前記隙間から吸引孔にインクが導
かれ外部に排出される。
【0022】また、請求項7の発明では、請求項1〜6
のいずれかに記載の発明において、前記記録ヘッドは前
記ノズルを複数個、列状に備えているものであって、前
記毛管力発生部材は、その列方向に長く延びていること
を特徴とする。
【0023】このような構成によると、ノズルから吸引
したインクはノズルの列方向にわたる毛管力で吸引孔に
効率よく導かれ、外部に排出される。
【0024】また、請求項8の発明では、請求項2〜7
のいずれかに記載の発明において、前記第1凹部は、前
記第2凹部に向かって断面積を徐々に狭くするようにそ
の壁面をテーパ状に傾斜していることを特徴とする。
【0025】このような構成によると、第1凹部に受容
したインクが、そのテーパ状に傾斜した壁面にそって第
2凹部の壁面と毛管力発生部材との間の毛管力により効
率よく導かれ、外部に排出される。
【0026】また、請求項9の発明では、請求項2〜8
のいずれかに記載の発明において、前記第2凹部は、前
記吸引孔に向かって徐々に低くなるように傾斜している
ことを特徴とする。
【0027】このような構成によると、上記の毛管力に
加えて、重力によってもインクは残留することなく排出
される。
【0028】また、請求項10の発明では、請求項1〜
9のいずれかに記載の発明において、前記毛管力発生部
材は、前記凹部の内面より濡れ性がよいことを特徴とす
る。
【0029】このような構成によると、毛管力発生部材
が平坦であってもインクは液滴状に残留することなく、
その面に沿って上記の毛管力を生じる隙間に効率よく導
かれ、排出される。
【0030】また、請求項11の発明では、請求項4に
記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突出部
において前記第1凹部に臨む面には、前記吸引孔が形成
された方向に延び、前記吸引孔が形成された方向にいく
につれて幅が狭くなる溝が形成されたことを特徴とす
る。
【0031】このような構成によると、毛管力発生部材
の突出部上のインクは、溝の毛管力によって吸引孔の方
向に効率よく導かれ、排出される。
【0032】また、請求項12の発明では、請求項2〜
11のいずれかに記載の発明において、前記吸引孔は、
前記ノズル開口面に当接した状態にて前記ノズル開口面
と対向する前記凹部の底面において鉛直方向に対して最
も下方に形成されたことを特徴とする。
【0033】このような構成によると、凹部内のインク
は、重力によっても吸引孔に導かれやすく、吸引孔から
外部に排出される。
【0034】また、請求項13の発明では、請求項12
に記載の発明において、前記記録ヘッドのノズル開口面
は鉛直方向に対して下方を向いており、前記凹部の底面
が前記吸引孔に向けて傾斜されていることを特徴とす
る。
【0035】このような構成によると、凹部内のインク
は、吸引孔に導かれやすく、吸引孔から外部に排出され
る。
【0036】また、請求項14の発明では、請求項4に
記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突出部
は、インク滴が自重で移動することが可能な角度に傾斜
しかつ撥水性を有する傾斜面を有することを特徴とす
る。
【0037】このような構成によると、撥水性と傾斜角
度とに基づいてインク滴が傾斜面を自重で移動し、毛管
力部材上に残留することなく第2凹部と毛管力発生部材
との間の隙間に吸引されて吸引孔から外部に排出され
る。
【0038】また、請求項15の発明では、請求項14
に記載の発明において、前記毛管力発生部材の突出部の
前記傾斜面は、その突出部と前記突起部とが形成する前
記隙間に向けて傾斜するものであることを特徴とする。
【0039】このような構成によると、毛管力発生部材
上のインクは、突出部と突起部との隙間に落ちやすくな
り、第2凹部と毛管力発生部材との間の毛管力によりす
ばやく外部に排出される。
【0040】また、請求項16の発明では、請求項4に
記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突出部
は、吸水性を有する多孔質材から構成されていることを
特徴とする。
【0041】このような構成によると、パージ直後の凹
部内のインクの泡立ちは多孔質材に吸収される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のインクジ
ェット記録装置としてのカラーインクジェットプリンタ
の一実施形態を示す斜視図である。図1において、この
カラーインクジェットプリンタ21は、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞ
れ充填されるインク供給部材としてのインクカートリッ
ジ22と、記録媒体としての用紙23に印字するため
の、記録ヘッドとしてのインクジェットヘッド24と、
これらインクカートリッジ22およびインクジェットヘ
ッド24が搭載される支持部材としてのキャリッジ26
と、このキャリッジ26を直線方向に往復移動させる駆
動ユニット27と、キャリッジ26の往復移動方向に延
び、インクジェットヘッド24と対向配置されるプラテ
ンローラ28と、パージ装置29とを備えている。
【0043】駆動ユニット27は、キャリッジ26の下
端部に配置されプラテンローラ28と平行に延びるキャ
リッジ軸30と、キャリッジ26の上端部に配置されキ
ャリッジ軸30と平行に延びるガイド板31と、そのキ
ャリッジ軸30とガイド板31との間であって、キャリ
ッジ軸30の両端部に配置される2つのプーリ32およ
び33と、これらプーリ32および33の間に掛け渡さ
れるエンドレスベルト34とを備えている。
【0044】キャリッジ26の下端部には、キャリッジ
軸30を挿通可能なキャリッジ軸支持部35が設けられ
るとともに、キャリッジ26の上端部には、ガイド板3
1に当接可能なガイド板当接部36が設けられている。
また、キャリッジ26の後側面には、エンドレスベルト
34が接合されている。
【0045】そして、一方のプーリ32が、モータ32
Aの駆動により正逆回転されると、そのプーリ32の正
逆回転に伴って、エンドレスベルト34に接合されてい
るキャリッジ26が、キャリッジ軸30およびガイド板
31に沿って、用紙23の幅方向に沿うように直線的に
往復移動される。
【0046】なお、用紙23は、カラーインクジェット
プリンタ21の側方に設けられた図示しない給紙カセッ
トから給紙され、鉛直方向に対して下方に向いたインク
ジェットヘッド24のノズル開口面24aと、プラテン
ローラ28との間に導入されて、インクジェットヘッド
24の複数のノズルから噴出されるインクにより所定の
記録がなされ、その後、排紙される。なお、図1におい
ては、これらの用紙23の給紙機構および排紙機構の図
示を省略している。
【0047】また、パージ装置29は、プラテンローラ
28の側方に設けられ、インクジェットヘッド24が非
印字位置にある時に、インクジェットヘッド24のノズ
ル開口面24aと対向するように配置されている。この
パージ装置29は、ノズル内方への気泡や塵埃の混入が
生じた場合、あるいはインク溶剤の蒸発に伴う増粘等に
よるインク噴射不良の要因を除去するために用いられ
る。すなわち、このパージ装置29は、インクジェット
ヘッド24のノズルを覆い得るキャップ手段としての吸
引キャップ41と、吸引手段としての吸引ポンプ38お
よびカム39と、廃インク貯留部40とを備えており、
インクジェットヘッド24が非印字位置にある時に、図
示しないモータによりカム39を駆動して吸引キャップ
41をインクジェットヘッド24のノズル開口面24a
に当接して吸引キャップ41でノズルを覆い、インクジ
ェットヘッド24の内部に溜まるインク噴射不良の要因
である気泡や塵埃などを含んだ不良インクを、カム39
の駆動により吸引ポンプ38によって吸引することによ
り、インクジェットヘッド24の回復を図るようにして
いる。これにより、インクの初期導入時におけるインク
の滞留や気泡の成長などに起因する吐出不良などを防止
するインク噴射回復処理を行うことができる。なお、吸
引された不良インクは、廃インク貯留部40に貯められ
る。
【0048】そして、パージ装置29の側方には、各色
毎のノズルを被覆するように各色毎に保護キャップ37
が設けられ、インクジェットヘッド24が停止位置にあ
る時に、インクジェットヘッド24のノズル開口面24
aに当接して、各色全てのノズルを被覆するように構成
されている。
【0049】次に、吸引キャップ41の構成を説明す
る。図2〜5に示すように、吸引キャップ41は、ノズ
ル開口面24aに当接した状態においてノズル開口面2
4aとによって空間を形成する凹部43を形成したキャ
ップ部材42と、キャップ部材42の凹部43に配置さ
れた毛管力発生部材50とから構成されている。キャッ
プ部材42は、ゴム材料、例えばブチルゴムを用いて成
形によって形成されており、キャップ部材42には、ノ
ズル開口面に当接する当接部45が形成されている。キ
ャップ部材42の凹部43は、インクジェットヘッド2
4の複数のノズルがなす配列(図示しないが公知のもの
と同様にキャリッジ26の往復移動方向と直交する方向
に配列されている)と同方向に長く形成され、凹部43
内においてノズル開口面24a側に位置した第1凹部4
3aと、その第1凹部の底面からノズル開口面24aと
は反対側へ凹んだ第2凹部43bと、その第2凹部の底
面46に形成された吸引孔44とを有する。
【0050】第1凹部43aは、当接部45から連続し
て下方に凹み、かつ第2凹部に向かって断面積を徐々に
狭くするようにその壁面(傾斜面48)をテーパ状に傾
斜して形成されている。第2凹部43bは、インクジェ
ットヘッド24のノズル配列と同方向に溝状に延びか
つ、その長手方向において一端が他端よりも低くなるよ
うに傾斜して形成されている。吸引孔44は、その第2
凹部43bの底面46において鉛直方向に対して最も下
方となる長手方向の一端に形成されている。
【0051】第1凹部43aの壁面(傾斜面48)の下
端は、第2凹部の開口面を狭めるように突出した突起部
47として形成されており、突起部47は、ゴムの弾性
により変形可能となっている。
【0052】そして、図5に示すように、吸引孔44に
は、チューブ60を介して吸引ポンプ38が連通してお
り、吸引ポンプ38はチューブ61を介して廃インク貯
留部40(図1)に連通している。
【0053】毛管力発生部材50は、樹脂の成型によっ
て形成されており、例えば、ポリアセタール樹脂にて形
成されている。図6に示すように、毛管力発生部材50
は、板状の基部51と、基部51の上面54に設けられ
た突出部52とが一体で形成されており、突出部52
は、短手方向において、基部51の幅よりも狭く、長手
方向において基部51の長さとほぼ同一である。毛管力
発生部材50の外形は、図4に示すように、断面におい
て「凸」形状となっている。短手方向における基部51
の幅は、突起部47間の距離よりも長くなっており、第
2凹部43bの側壁面49間の距離よりもわずかに短く
形成されており、基部51の下面55から上面54まで
の高さは、第2凹部43bの底面46から突起部47ま
での高さよりも低く形成されている。そのため、短手方
向における基部51の上面54の両側部は、凹部43の
突起部47に係合可能な係合部53となっている。
【0054】この毛管力発生部材50をキャップ部材4
2の凹部43に取り付けるには、第2凹部43bの底面
46と毛管力発生部材50の基部51の下面55とを対
向させた状態で、基部51を第1凹部43aの開口から
底面46側に挿入していき、突起部47を変形させて、
基部51を突起部47よりも下方の側壁面49間に配置
させて、毛管力発生部材50を第2凹部43bの長手方
向に沿って取り付ける。
【0055】この状態では、図4に示すように、毛管力
発生部材50の突出部52の上面56は突起部47より
も上方(第1凹部43a内)に配置されている。更に、
図3に示すように、毛管力発生部材50の長手方向の一
端部は、吸引孔44における第2凹部43b側の開口の
一部を覆った状態となっている。つまり、毛管力発生部
材50の長手方向の一端面面59は、第2凹部43bの
側壁面49から突出した規制面65によって、毛管力発
生部材50の長手方向の移動が規制されて、吸引孔44
における凹部43側の開口の全体を覆うことなく、一部
のみを覆った状態で保持される。
【0056】また、図4に示すように、凹部43の突起
部47と、毛管力発生部材50の突出部52の側面57
と、毛管力発生部材50の基部51の上面54とによっ
て隙間Aが形成されている。その隙間Aにおける凹部4
3の突起部47と毛管力発生部材50の突出部52の側
面57との距離は、0.1mm〜0.3mmであり、実
験したところこの距離の間であれば、凹部43にインク
が残留することはなかった。更に、第2凹部43bの側
壁面49と基部51の側面58との間には、極めて小さ
い隙間Bが形成され、その隙間Bは、突起部47と側面
57との距離よりも小さい、例えば、0.05mmであ
る。また、毛管力発生部材50はキャップ部材42の第
2凹部43bに非接着で取り付けられているので、毛管
力発生部材50の基部51の下面55と第2凹部43b
の底面46との間にも微少な隙間Cが形成される。この
隙間A,B,Cによって、吸引孔44が形成された第2
凹部43bの底面46に向かって毛管力が発生する。
【0057】このように構成された吸引キャップ41を
用いたインク噴射回復処理について説明する。ヘッドユ
ニット25がリセット位置にある時に、図示しないモー
タによりカム39を駆動して吸引キャップ41の当接部
45をインクジェットヘッド24のノズル開口面24a
に当接して吸引キャップ41でノズルを覆い、ノズル開
口面24aと凹部43とによって密閉空間を形成する。
次に、カム39の駆動により吸引ポンプ38によって密
閉空間に負圧を発生させて、インクジェットヘッド24
内からノズルを介してインクを吸引して、吸引したイン
クを廃インク貯留部40に排出する。
【0058】そして、カム39を駆動して吸引キャップ
41の当接部45をインクジェットヘッド24のノズル
開口面24aから離間させ、この離間した状態で、吸引
ポンプ38を駆動させて吸引キャップ41の凹部43内
のインクを吸引孔44を介して廃インク貯留部40に排
出する。このとき、凹部43の傾斜面48のインクは重
力及び吸引孔44からの吸引力により下方に流れ、毛管
力発生部材50の突出部52の側面57に当たり隙間A
に入り、インクの毛管力も作用して隙間Aから隙間B及
び隙間Cにインクが入り、吸引孔44に至り、吸引力に
よって隙間B,Cのインクが吸引孔44を介して廃イン
ク貯留部40に排出される。
【0059】以上説明したように、吸引キャップ41
は、凹部43及び吸引孔44が形成されたキャップ部材
42とは別体に形成された毛管力発生部材50を、第2
凹部43bに配置して、微少な隙間A,B,Cを形成し
て、吸引孔44が形成された底面46に向かって毛管力
が発生するようにしているので、キャップ部材42の凹
部43が受容したインクは、隙間Aと隙間Aよりも狭い
隙間B,Cによって発生する毛管力によって吸引孔44
が形成された底面46に向かって導かれ、吸引孔44か
らの吸引力によって、凹部43内に残留することなく吸
引キャップ41の外部に排出することができる。また、
毛管力発生部材50及びキャップ部材42を成形によっ
て容易に形成することができ、毛管力発生部材50をキ
ャップ部材42の第2凹部43bに挿入しているだけで
あるので、吸引キャップ41の製造工程が複雑となるこ
ともない。
【0060】また、キャップ部材42の凹部43の突起
部47によって、凹部43に非接着にて配置された毛管
力発生部材50が第2凹部43bから外れることが防止
されているので、毛管力発生部材50の基部51の下面
55と底面46との間にも微少な隙間Cが形成され、隙
間Cによっても吸引孔44と連通し、凹部43内のイン
クを、凹部43内に残留することなく、吸引孔44から
の吸引力によって吸引キャップ41の外部に排出するこ
とができる。
【0061】また、凹部43の突起部47と毛管力発生
部材50の基部51の上面54(係合部53)と突出部
52の側面57とによって隙間Aが形成され、突出部5
2の上面56が突起部47より上方に突出しているの
で、第1凹部43aの傾斜面48のインクは重力及び吸
引孔44からの吸引力により下方に流れ、毛管力発生部
材50の突出部52の側面57に当たって確実に隙間A
に導かれる。そのため、毛管力発生部材50上にインク
が残留することなく、吸引孔44からの吸引力によって
吸引キャップ41の外部に排出することができる。
【0062】また、毛管力発生部材50は、吸引孔44
における第2凹部43b側の開口の一部を覆っているの
で、吸引ポンプによる吸引孔44への吸引力を、隙間
B,Cのインクに確実に作用させることができ、凹部4
3内のインクを、隙間B,Cから吸引孔44を介して吸
引キャップ41の外部に排出することができる。
【0063】また、毛管力発生部材50をサンドブラス
トやエラストマーなどの処理によって、凹部43の内面
よりも濡れ性をよくして毛管力発生部材50を高濡れ性
部材とすると、インクは毛管力発生部材50の表面に沿
って広がりやすく、毛管力を生じる隙間A,B,Cに速
やかに導かれ、また、隙間A,B,Cによる毛管力との
相乗効果によって、凹部43内に残留することなく吸引
キャップ41の外部に排出することができた。これは、
第2凹部43b及び毛管力発生部材50の傾斜が少なく
ても、また毛管力発生部材50の上面がほぼ平面状であ
っても同様の結果であった。
【0064】また、図7に示すように、毛管力発生部材
50の突出部52に、長手方向(吸引孔44が形成され
た方向)に延び、吸引孔44が形成された方向にいくに
つれて幅が狭くなる複数の溝70を形成すれば、突出部
52上のインクは、溝70の毛管力によって吸引孔44
が形成された方向に導かれ、凹部43内のインクは、残
留することなく確実に吸引孔44を介して吸引キャップ
41の外部に排出することができる。
【0065】また、インクジェットヘッド24のノズル
開口面24aは鉛直方向に対して下方を向いており、凹
部43の底面46が傾斜されて、吸引孔44が凹部43
の底面46において鉛直方向に対して最も下方に形成さ
れているので、凹部43内のインクを、重力によっても
吸引孔に導き、残留することなく確実に吸引孔44を介
して吸引キャップ41の外部に排出することができる。
【0066】また、本実施の形態では、本願発明を吸引
専用の吸引キャップ41に用いたが、吸引用と保護用と
を兼用したキャップに用いることもできる。
【0067】更に、本実施の形態では、複数色のインク
を噴射するインクジェットヘッド24に対応するキャッ
プであったが、単色のインクを噴射するインクジェット
ヘッドに対応するキャップに用いてもよい。
【0068】また、インクジェットヘッド24のノズル
開口面24aは下方を向いていたが、斜め下方を向いて
いても良いし、横方向(水平方向)を向いていても良
い。
【0069】さらに、図8に示す断面図のように、毛管
力発生部材50の突出部52の長手方向と直交する断面
をほぼ三角形または円弧状とし、突出部52の上面を前
記隙間Aに向かって下降する傾斜面52bとし、かつ毛
管力発生部材50の表面をフッ素系の膜、又はシリコン
系の膜等の撥水性の高い膜50aでコーティングしても
良い。また、毛管力発生部材50を撥水性の高い部材で
あるフッ素系の樹脂、又はシリコン系の樹脂等で形成し
ても良い。このようにすることにより、毛管力発生部材
50上のインク及び傾斜面48に沿って流れてきたイン
クは、毛管力発生部材50の表面からはじかれて傾斜面
52bに沿って隙間Aにすばやく落ち、第2凹部と毛管
力発生部材との間の毛管力により外部に排出される。
【0070】突出部52の上面が平面であったり、傾斜
角度が小さいと、インクは、撥水作用によって水滴状に
なったとしても突出部52の上面に残留することがあ
り、むしろ前記のように濡れ性を良くした方が好ましい
ことがあるが、所定量以上の傾斜角度があれば、撥水力
と傾斜角度との相乗効果でインクを残留させることなく
すばやく排出することができる。傾斜は、図3のように
毛管力発生部材50の長手方向であっても良い。傾斜角
度Fは、水平面に対して約5度以上あることが好まし
い。図8のように突出部52の長手方向と直交する面に
おいて傾斜させることは、傾斜角度を大きくとれるので
好ましい。
【0071】また、図9及び図10に示す断面図に示す
ように、毛管力発生部材50の突出部52を吸水性を有
する多孔質材から形成された吸収部材を用いても良い。
この吸収部材としては、例えば、ポリウレタンフォーム
とかフェルト状の繊維層を用いることができる。この場
合には、図10に示すように、吸引孔44に対向する位
置の毛管力発生部材50には、孔50bを穿設して突出
部52に吸収されたインクを排出するようにする。この
ようにすることにより、パージ直後の凹部内のインクの
泡立ちは、吸水性を有する毛管力発生部材50の突出部
52に吸収され、孔50b及び吸引孔44を介して排出
されるので、凹部内のインクの泡立ちを防止できる。ま
た、毛管現象により、インクが凹部43内に残留するこ
とを防止できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載の発明によれば、前記キャップ部材とは別
体に形成された前記毛管力発生部材を前記凹部に配置し
ているだけなので、キャップ手段の製造を複雑とするこ
となく、前記毛管力発生部材と前記凹部を構成する壁面
との間で隙間を形成して、前記吸引手段が連通した前記
吸引孔が形成された前記凹部の面に向かって毛管力が発
生し、前記凹部内のインクを、残留することなく前記吸
引孔から前記キャップ手段の外部に排出することができ
る。
【0073】また、請求項2の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記キャップ部材の凹部を、前
記記録ヘッドのノズル開口面側に位置する第1凹部と、
その第1凹部に対して前記ノズル開口面とは反対側に位
置して、前記毛管力発生部材を前記隙間をもって収容し
かつ前記吸引孔と連通する第2凹部とから構成すること
で、吸引手段による記録ヘッドからの吸引によって第1
凹部に残留したインクを、第2凹部における壁面と毛管
力発生部材との隙間の毛管力で吸引して内部に残留する
ことなく外部に排出することができる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、前記キャップ部材に、前記第2
凹部の開口面を狭めるようにその壁面から突出した弾性
変形可能な突起部を備え、前記毛管力発生部材を前記突
起部と第2凹部の底面との間に保持したので、毛管力発
生部材を、突起部の弾性変形により第2凹部に挿入して
その第2凹部内に非接着にて保持することができる。そ
のため、毛管力発生部材と第2凹部の対向する全壁面と
の間において、毛管力が発生する隙間を形成することが
でき、凹部内のインクを残留することなく確実に外部に
排出することができる。
【0075】また、請求項4の発明によれば、請求項3
に記載の発明において、前記毛管力発生部材に、前記突
起部よりも前記第1凹部側に突出した突出部を設け、前
記突起部と前記毛管力発生部材の前記突出部とによって
隙間を形成するので、第1凹部の内面に沿って流れてき
たインクを、前記突出部に当たって前記隙間に導き、そ
して第2凹部と毛管力発生部材との間の隙間の毛管力に
より吸引して、吸引孔から外部に排出することができ
る。
【0076】また、請求項5の発明によれば、請求項4
に記載の発明において、前記毛管力発生部材と前記第2
凹部の壁面との隙間を、前記突出部と突起部との隙間よ
りも小さいしたことで、上記のように第1凹部から突出
部と突起部との隙間に導いたインクを、毛管力の大きい
隙間、すなわち毛管力発生部材と第2凹部の壁面との隙
間に吸引し、内部に残留することなく外部に排出するこ
とができる。
【0077】また、請求項6の発明によれば、請求項1
〜5のいずれかに記載の発明において、前記毛管力発生
部材を、前記吸引孔における前記凹部側の開口の一部を
覆うように配置したので、吸引手段による吸引孔への吸
引力が、毛管力発生部材と凹部との隙間に作用して、イ
ンクを、前記隙間から吸引孔をとおって外部に排出する
ことができる。
【0078】また、請求項7の発明によれば、請求項1
〜6のいずれかに記載の発明において、前記毛管力発生
部材を、記録ヘッドのノズルの列方向に長く延ばしてい
るので、ノズルから吸引したインクを、ノズルの列方向
にわたる毛管力で吸引孔に効率よく導き、外部に排出す
ることができる。
【0079】また、請求項8の発明によれば、請求項2
〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1凹部
を、前記第2凹部に向かって断面積を徐々に狭くするよ
うにその壁面をテーパ状に傾斜しているので、、第1凹
部に受容したインクを、テーパ状に傾斜した壁面にそっ
て第2凹部の壁面と毛管力発生部材との間の毛管力によ
り効率よく導き、外部に排出することができる。
【0080】また、請求項9の発明によれば、請求項2
〜8のいずれかに記載の発明において、前記第2凹部
を、前記吸引孔に向かって徐々に低くなるように傾斜し
ているので、上記の毛管力に加えて、重力によってもイ
ンクを残留することなく排出することができる。
【0081】また、請求項10の発明によれば、請求項
1〜9のいずれかに記載の発明において、前記毛管力発
生部材を、前記凹部の内面より濡れ性がよいものとする
ことで、毛管力発生部材が平坦であってもインクを液滴
状に残留することなく、その面に沿って上記の毛管力を
生じる隙間に効率よく導き、排出することができる。
【0082】また、請求項11の発明によれば、請求項
4に記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突
出部において前記第1凹部に臨む面には、前記吸引孔が
形成された方向に延び、前記吸引孔が形成された方向に
いくにつれて幅が狭くなる溝が形成されていることで、
毛管力発生部材の突出部上のインクを、溝の毛管力によ
って吸引孔の方向に効率よく導き、排出することができ
る。
【0083】また、請求項12の発明によれば、請求項
2〜11のいずれかに記載の発明において、前記吸引孔
を、前記ノズル開口面に当接した状態にて前記ノズル開
口面と対向する前記凹部の底面において鉛直方向に対し
て最も下方に形成することで、凹部内のインクを、重力
によっても吸引孔に導き、吸引孔から外部に排出するこ
とができる。
【0084】また、請求項13の発明によれば、請求項
12に記載の発明において、前記記録ヘッドのノズル開
口面を鉛直方向に対して下方を向け、かつ前記凹部の底
面を前記吸引孔に向けて傾斜することで、凹部内のイン
クを、吸引孔に導きやすくし、吸引孔から外部に効率よ
く排出することができる。
【0085】また、請求項14の発明によれば、請求項
4に記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突
出部を、インク滴が自重で移動することが可能な角度に
傾斜しかつ撥水性を有する傾斜面を有する構成とするこ
とで、撥水性と傾斜角度とに基づいてインク滴を傾斜面
にそって自重で移動させ、毛管力発生部材上に残留させ
ることなく第2凹部と毛管力発生部材との間の隙間に吸
引して吸引孔から排出することができる。
【0086】また、請求項15の発明によれば、請求項
14に記載の発明において、前記毛管力発生部材の突出
部の前記傾斜面を、その突出部と前記突起部とが形成す
る前記隙間に向けて傾斜させることで、毛管力発生部材
上のインクを、突出部と突起部との隙間に導きやすくな
り、第2凹部と毛管力発生部材との間の毛管力によりす
ばやく外部に排出することができる。
【0087】また、請求項16の発明によれば、請求項
4に記載の発明において、前記毛管力発生部材の前記突
出部を、吸水性を有する多孔質材で構成することで、パ
ージ直後の凹部内のインクの泡立ちを多孔質材に吸収
し、凹部内でのインクの泡立ちを防止することができ
る。また、凹部内のインクを毛管力により残留させるこ
となく、外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置としてのカラ
ーインクジェットプリンタの一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】吸引キャップを示す斜視図である。
【図3】吸引キャップの長手方向に関する断面図であ
る。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】吸引キャップとインクジェットヘッドとが対向
した状態を示す説明図である。
【図6】吸引キャップの毛管力発生部材を示す斜視図で
ある。
【図7】他の毛管力発生部材を示す斜視図である。
【図8】他の毛管力発生部材を示す断面図である。
【図9】他の毛管力発生部材を示す断面図である。
【図10】図9のB−B断面図である。
【符号の説明】
24 インクジェットヘッド 24a ノズル開口面 41 吸引キャップ 42 キャップ部材 43 凹部 44 吸引孔 45 当接部 46 底面 47 突起部 49 側壁面 50 毛管力発生部材 50a 膜 51 基部 52 突出部 53 係合部 70 溝

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルからインクを噴射して記録媒体上
    に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル開
    口面に対して当接・離間可能で、前記ノズル開口面に当
    接した状態において前記ノズル開口面とによって空間を
    形成する凹部を形成したキャップ手段と、前記キャップ
    手段の前記凹部に形成された吸引孔に連通し、前記ノズ
    ルからインクを吸引するための吸引手段とを有するイン
    クジェット記録装置において、 前記キャップ手段は、 前記凹部及び前記吸引孔が形成されたキャップ部材と、 前記キャップ部材とは別体に形成され、前記凹部を構成
    する壁面との間で隙間を形成して、前記吸引手段が連通
    した前記吸引孔が形成された前記凹部の面に向かって毛
    管力が発生するように配置された毛管力発生部材とを備
    えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材の凹部は、前記記録ヘ
    ッドのノズル開口面側に位置する第1凹部と、その第1
    凹部に対して前記ノズル開口面とは反対側に位置して、
    前記毛管力発生部材を前記隙間をもって収容しかつ前記
    吸引孔と連通する第2凹部とからなることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材は、前記第2凹部の開
    口面を狭めるようにその壁面から突出した弾性変形可能
    な突起部を備え、前記毛管力発生部材を前記突起部と第
    2凹部の底面との間に保持したことを特徴とする請求項
    2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記毛管力発生部材は、前記突起部より
    も前記第1凹部側に突出した突出部を有し、前記突起部
    と前記毛管力発生部材の前記突出部とによって隙間を形
    成することを特徴とする請求項3に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記毛管力発生部材と前記第2凹部の壁
    面との隙間は、前記突出部と突起部との隙間よりも小さ
    いことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記毛管力発生部材は、前記吸引孔にお
    ける前記凹部側の開口の一部を覆うように配置されたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは前記ノズルを複数個、
    列状に備えているものであって、前記毛管力発生部材
    は、その列方向に長く延びていることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1凹部は、前記第2凹部に向かっ
    て断面積を徐々に狭くするようにその壁面をテーパ状に
    傾斜していることを特徴とする請求項2〜7のいずれか
    に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記第2凹部は、前記吸引孔に向かって
    徐々に低くなるように傾斜していることを特徴とする請
    求項2〜8のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記毛管力発生部材は、前記凹部の内
    面より濡れ性がよいことを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記毛管力発生部材の前記突出部にお
    いて前記第1凹部に臨む面には、前記吸引孔が形成され
    た方向に延び、前記吸引孔が形成された方向にいくにつ
    れて幅が狭くなる溝が形成されたことを特徴とする請求
    項4に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記吸引孔は、前記ノズル開口面に当
    接した状態にて前記ノズル開口面と対向する前記凹部の
    底面において鉛直方向に対して最も下方に形成されたこ
    とを特徴とする請求項2〜11のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録ヘッドのノズル開口面は鉛直
    方向に対して下方を向いており、前記凹部の底面が前記
    吸引孔に向けて傾斜されていることを特徴とする請求項
    12に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記毛管力発生部材の前記突出部は、
    インク滴が自重で移動することが可能な角度に傾斜しか
    つ撥水性を有する傾斜面を有することを特徴とする請求
    項4に記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記毛管力発生部材の前記突出部の前
    記傾斜面は、その突出部と前記突起部とが形成する前記
    隙間に向けて傾斜するものであることを特徴とする請求
    項14に記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記毛管力発生部材の前記突出部は、
    吸水性を有する多孔質材から構成されていることを特徴
    とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
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