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JP2002239003A - 薬液注入装置 - Google Patents

薬液注入装置

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Publication number
JP2002239003A
JP2002239003A JP2001088761A JP2001088761A JP2002239003A JP 2002239003 A JP2002239003 A JP 2002239003A JP 2001088761 A JP2001088761 A JP 2001088761A JP 2001088761 A JP2001088761 A JP 2001088761A JP 2002239003 A JP2002239003 A JP 2002239003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
liquid
drug solution
chemical
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001088761A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Kinoshita
幸大 木下
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造でかつ安価に製造でき、コンパクト
で携帯性に優れ、安定した吐出圧が得られる薬液注入装
置の提供。 【解決手段】一端が密閉し他端に薬液の注入及び流出口
を付した蓋部60を固着した薬液チャンバー10と、シ
リンダ30の一端に設けた底壁部40に蓋部を突設し、
シリンダの軸方向に摺動自在に気密に移動するピストン
50を内嵌配設する。このとき底壁部40とピストンの
間に挟むように薬液チャンバーをシリンダに内嵌配設す
る。蓋部を底壁部固着すると薬液チャンバーとシリンダ
の間は気密空間Fとなる。薬液チャンバーに薬液を充填
し気密空間Fに真空を発生させると、ピストンは大気圧
に付勢され底壁部方向に戻ろうとして薬液チャンバーを
圧迫する。蓋部の流出口が開放されるとこの圧迫により
薬液チャンバー内の薬液が吐出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を被注入体に
持続的に一定の流量で注入するための装置に関し、特
に、薬液を人や動物の体内に注入するための装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、輸液、制ガン剤等の薬液を患者
の体内に注入する際、一定量を長時間にわたって注入し
たい場合がある。そこで一定の流量の薬液を継続的に注
入するために種々の注入ポンプが使用されており、電動
式と非電動式ポンプと大別される。非電動式はほとんど
がディスポーザブルであり、駆動圧源の種類からバルー
ンタイプ、大気圧利用タイプやバネタイプなどが販売さ
れ使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】患者のQOL重視の観
点から軽い小さいしかも信頼性の高いポンプが求められ
ている。電動式ポンプは一般に重量が大きく、構造も複
雑で高価であり、携帯性が劣る。また、バルーンタイプ
は薬液をバルーン内に充填し、膨張したバルーンの収縮
力を圧源として利用しバルーン内の薬液を吐出して注入
するものであるが、バルーンが収縮し終わるまで吐出圧
が必ずしも一定とはいえない。大気圧を圧源に利用する
タイプは大気圧が一定であれば駆動圧は一定となり安定
した吐出圧を得られるが、市販されているものは真空発
生部分と薬液を貯留する部分を直列に組み合わせている
ため嵩張るという問題がある。バネを駆動源に利用する
タイプはバネそのものが重く、かつバネを収納する部分
を必要とするために嵩張るという問題がある。本発明
は、簡単な構造でかつ安価に製造でき、コンパクトで携
帯性に優れ、安定した吐出圧が得られる薬液注入装置を
提供することで、従来の製品の欠点を解決するために発
明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、次の技術的手段を講じた。安定した駆動
圧を得るために大気圧を利用する構造とし、装置全体の
嵩張りを抑えるため、真空発生部分と薬液チャンバー1
0を一つの気密容器構造の中に納める配設とした。一端
が密閉し他端に薬液の注入及び流出口を付した蓋部60
を固着し圧力下で液体が充填吐出されると上下に伸縮す
る薬液チャンバー10を作成する。一端に薬液チャンバ
ー10の蓋部60を収嵌固着する円孔筒部41を有する
底壁部40が設けられたシリンダ30に、そのシリンダ
30の軸方向に摺動自在に気密に移動するピストン50
を内嵌配設する。このとき壁部40とピストン50の間
に挟まれるように薬液チャンバー10をシリンダ30内
に内嵌配設する。シリンダ30の底壁部40反対端に通
気孔21が設けられた保護部20が設けられて本装置は
構成されている。蓋部60を底壁部40の円孔筒部41
に固着すると薬液チャンバー10とシリンダ30の間は
気密空間Fとなる。薬液チャンバー10に薬液を充填
し、気密空間Fに真空を発生させると、ピストン30は
大気圧に付勢され底壁部40方向に戻ろうとして薬液チ
ャンバー10を圧迫する。蓋部60の流出口が開放され
るとこの圧迫により薬液チャンバー10内の薬液が吐出
される。このように作成することによりコンパクトで携
帯性に優れ且つ安定した吐出圧を得られる液体注入装置
を提供できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る薬液注入装置
の実施例を、図面に基づいて説明する。図1は本発明で
ある薬液注入装置の一実施例の薬液が充填されている状
態の断面図である。本発明の薬液注入装置の基本的構成
および構造を説明する。図1の薬液チャンバー10は一
端が密閉し上下に伸縮する筒形状の蛇腹状容器であって
他端に薬液の注入流出口61が組み込まれた蓋部60が
設けられている。薬液チャンバー10は、シリンダ30
の一端に設けられた底壁部40と、シリンダ30内を軸
方向に摺動自在に気密に往復移動するピストン50の間
に挟まれるようにシリンダ30内に配設内嵌されてい
る。シリンダ30の底壁部40反対端(図の上端)には
通気孔21が設けられた保護部20が取り付けられて本
装置は構成されている。薬液チャンバー10の蓋部60
は底壁部40の円孔筒部41に気密に固着されている。
底壁部40の脱気孔43をオブチュレータ44で密栓さ
れてシリンダ30と薬液チャンバー10の間は気密空間
Fとなっている。図では説明を容易とするため脱気孔4
3にオブチュレーター44を未嵌入の状態で示してい
る。脱気孔43及びオブチュレータ44は本装置の作成
作業を容易にするのが目的であり、必ず無ければならな
いものではない。脱気方法としては円孔筒部41または
蓋部60の嵌合部に通気する溝を設け、固着時にその溝
を塞栓するなどが考えられる。
【0006】図2は、図1例の薬液チャンバー10に薬
液を充填する前、あるいは薬液を吐出した状態を示す一
部断面図である。図1及び図2を用いて本例の作動を説
明する。薬液チャンバー頭部10aをピストン50で底
壁部40の方向に押し込むと、図2に示すように薬液チ
ャンバー10は蛇腹形状のため重層するように折り畳ま
れる。この時底壁部40の脱気孔43をオブチュレータ
44で塞栓すると薬液チャンバー10とシリンダ30の
間の空間Fは気密になる。蓋部60の注入流出口61か
ら薬液を注入すると薬液チャンバー頭部10aはピスト
ン50方向に押し上げられ、それによってピストン50
は底壁部40と離反する方向に移動するため、シリンダ
30と薬液チャンバー10の間の気密空間Fが真空にな
る。ピストン50は大気圧に付勢され元に位置に戻ろう
とするため薬液チャンバー頭部10aがピストン50に
押される。このため注入流出口61が開放されたとき、
薬液チャンバー10内の薬液が吐出される。
【0007】ピストン50はシリンダ30内壁を気密に
摺動移動するように作成される。気密を確保するために
ピストン50外周にOリング51を周設し、摺動をスム
ーズにするために潤滑剤を使用してもよい。あるいはO
リング51の代わりにピストン50の外周部をエラスト
マー材料で二色成形してもよい。蓋部60に薬液の注入
口および流出口を別々に設け、必要に応じ開閉弁が組み
込んでもよいが、図1〜4は装置の構造のより一層の簡
素化を図るために注入口と流出口を1つとして兼用でき
る注入流出口61を作成し、栓体62を設けている。こ
の注入流出口61に組み込まれる栓体62は、薬液注入
時には逆流防止弁として働き、薬液を吐出させる場合は
逆止弁機能が開放される構造にすると良い。このような
一方弁は、例えばバルーン付膀胱留置カテーテルのバル
ーン膨縮用弁等医療用途に汎用されている。本装置から
薬液を吐出する場合には、栓体62を開放する接続端を
有する延長チューブが注入流出口61に差し込まれ、さ
らにその延長チューブの中途部に薬液の所定時間当たり
の流量を調整する流量制御装置が設けられ(延長チュー
ブ及び流量制御装置は図示せず)、薬液の流量が調節さ
れる。
【0008】図3を説明する。本発明の薬液注入装置の
一実施例で、底壁部40とシリンダ30の下端(図では
下方)が相互にネジ嵌合する構造になっている。ネジ嵌
合部47は気密になるように作成されている。薬液チャ
ンバー10は底壁部40に組み立てられて蓋部60は円
孔筒部41に固着作成される−これを薬液部と呼ぶこと
とする。保護部20が取り付けられたシリンダ30内に
はシリンダ30の軸方向に摺動自在に気密に往復移動す
るようにピストン50が内嵌、組み込まれる−これを付
勢部と呼ぶこととする。底壁部40には脱気装置45が
作成されている。脱気装置45には気密空間Fが真空と
なったときに外気が逆流しないように一方弁が内蔵され
ている。前記薬液部と前記付勢部を気密に組立て、この
脱気装置45にシリンジを差し込み、気密空間Fを脱気
することにより気密空間Fに真空が発生し、図1に示し
た薬液注入装置と同じく大気圧を駆動源とする薬液注入
装置となる。図1実施例においても脱気孔43及びオブ
チュレータ44の代わりに脱気装置45を作成してもよ
い。このようにすると薬液チャンバー10に薬液を充填
した後気密空間Fに真空を作成する手順となるが、薬液
充填すると同時に真空を作成する力を必要としないため
楽に薬液を充填できるという利点がある。図1の実施例
を一体型、図3の実施例を組立て型の薬液注入装置と呼
ぶこととする。
【0009】組立て型はあらかじめ前記薬液部に必要な
薬液を充填して準備し、必要なときに付勢部と組み立て
て使用できるため、従来のディスポの薬液注入装置より
も多様な使用形態が考えられる。薬液部はいわゆる薬液
をプレフィルド(pre−filled)して保管して
おけるため、例えば頻回の通院が困難な在宅患者に使用
する場合、薬液を充填した薬液部を何本かあらかじめ処
方保管させることができる。これは病院内で使用すると
きにおいても標準薬剤であれば薬剤部で事前にある程度
の数量を作成しておくことが可能となるため、その都度
薬液を充填準備する方法に比較し現場での作業を少なく
でき且つ薬品の間違いを減らすことができる。患者によ
り薬液の添加が必要な場合は、注入流出口61から追注
することができる。また付勢部のネジ嵌合部を耐久性の
ある例えば金属で作成すると複数回使用でき大変に経済
的な薬液注入装置となる。
【0010】本薬液注入装置は大気圧を駆動源とするた
め大気圧の変化がない限り駆動圧は一定となる。しかし
ながらボイルの法則の双曲線特性に示されるように略一
定の安定した真空になるのは、本装置においてもピスト
ン50が底壁部40近位からシリンダ30内を保護部2
0方向にある程度の距離を移動した位置である。つまり
薬液チャンバー10内の薬液を最後まで安定して吐出さ
せるには、ピストン50が底壁部40と接触する最終位
置となった状態でも、気密空間Fに一定の真空が残って
いる必要がある、これを予備真空と呼ぶこととする。本
発明の構成は予備真空を簡単に作成できる。底壁部40
の脱気装置45からシリンジ(図示せず)などの吸引機
能をもった器具を用いて気密空間Fを吸引する。これの
よりピストン50が底壁部40から離反する方向に動く
前に、気密空間Fに予備真空を生じさせることが出来
る。予備真空によって薬液チャンバー10の薬液を最後
まで安定した圧で吐出させることができる。このように
気密空間Fを予備真空を簡単な操作で確保できる。予備
真空作成操作は薬液チャンバー10に薬液を充填した後
でも良い。例えば脱気操作をシリンジで行う場合、脱気
量をシリンジで測定できることを利用し脱気量を指示す
ることで定量的な操作となる。あるいは真空の強さを表
示する圧チェカーを気密空間Fに通気するように配設す
ると、シリンジで脱気操作をしながら真空圧を確認でき
る。本薬液注入装置を使用中に圧チェカーで観察し、気
密空間Fが所定の真空を維持しているかを確認し、不足
しているときには脱気操作を加えることもできる。図3
の圧力チェッカー(構造詳細省略)はそのオス部48a
とメス部48bがルアー勘合するように作成されてい
る。圧チェッカー48のオス部48aを脱気装置45に
結合し、シリンジをメス部48bに差し込んで脱気する
と、シリンジ容量の定量脱気ができ且つ圧力の確認が出
来る。バネの反発力を利用した圧の強さで表示部の色が
変化する簡単な市販品の構造を利用すれば簡単な構造で
安価にできる。
【0011】図2のデッドスペースDの説明をする。図
1〜3に示した薬液チャンバー10は上下に伸縮する筒
状の蛇腹容器である。薬液チャンバー10の蛇腹部分が
折り畳まれ重層した時、その重層した厚み分は薬液チャ
ンバー10内に薬液が残留することになりいわゆるデッ
ドスペースDが生じる。図4に示すように、薬液チャン
バー10内にこのデッドスペースDを最小とするスペー
サ63を設けることにより、この無駄を少なくすること
ができる。このスペーサ63は蓋部60に取り付けた
り、薬液チャンバー10の中に浮かせても良い。スペー
ザ64は薬液チャンバー10の蛇腹部分が折り畳まれ重
層した時、その重層した厚みと同じ高さにするとデッド
スペースDは最小となる。
【0012】図1〜4に示した薬液チャンバー10は一
端が密閉し上下に伸縮する筒状の蛇腹形状容器で、ポリ
エチレンやポリプロピレンなどのプラスティックで作成
される。しかし薬液チャンバー10は蛇腹形状でなくて
もよく、薬液を充填吐出させたときに上下に伸縮する容
器であって、容器外径は常に一定を保持するように作成
されたものであれば良い。これは本発明の薬液注入装置
の駆動源となる真空の発生場所が、シリンダ30内側で
薬液チャンバー10の外側は気密空間Fでなければなら
ず、本薬液注入装置の流量を略一定とするには真空圧を
略一定にする必要がある。つまり気密空間Fの真空度の
変化に対し薬液チャンバー10外径は変化しないことが
好ましい。これには例えば薬液チャンバー10の肉厚を
調整することによって耐圧性を確保するか、あるいは材
料そのものを選択する必要がある。耐圧性の高い薄いフ
ィルム材料としては例えば急性心筋虚血時に冠動脈拡張
に使用されるコンプライアンスがほとんどないPTCA
バルーンに使用されているポリエチレンなどを用いて薄
膜の円筒形状に作成しても良い。つまり薬液10チャン
バー10は底壁部40とピストン50の間に収嵌折り畳
まれ薬液を充填吐出するとき外径を一定に保ち上下に伸
縮する容器形状であれば良い。
【0013】シリンダ30の底壁部40と反対端(図で
は上端)に保護部20を係止固着する。保護部20は恣
意的あるいは不用意に大気圧以外の外力がピストン50
にかからないように、そしてピストン50の上昇の限界
位置であり、上昇移動を阻止する役割を有する。保護部
20にはシリンダ30内ピストン50上部空間がシリン
ダ30内のどの位置にあっても大気圧と同圧になるよう
に通気孔21が設けられている。
【0014】また、この薬液注入装置において、薬液チ
ャンバー10内の薬液残量を目視で計量できるようにす
るために、シリンダ30を透明乃至半透明とし、薬液チ
ャンバー10内の薬液残量とピストン50位置を相関さ
せた目盛りをシリンダ30に付けることで簡単に計量が
できる便利さを提供できる。
【0015】図5を説明する。薬液チャンバー10が気
密区間Fの真空により外径が変化あるいは変形しないよ
うに、薬液チャンバー10の円周上を細線71で巻装し
て補強することができる。上下に伸縮する筒状の蛇腹形
状容器の場合各凹部70それぞれを補強することもでき
るが、その工程を簡素化するために、図5例示のように
蛇腹の凹凸を天井部から出入口近位までに螺旋状に一本
に連続するように作成すると、一本の細線71で凹部7
0全周に沿わせることができる。また細線71の両端は
解けないように結縛する。ピストン50側の細線71の
端はピストン50に掛着しても良い。
【0016】
【発明の効果】非電動式の薬液注入ポンプとして求めら
れる要件は略一定の流量が得られというポンプ性能と、
小さく軽いというコンパクトで携帯性に優れていること
であり、且つ簡単な構造で安価に製造できることであ
る。本発明の薬液注入装置は上記の要件を略満たしてい
る薬液注入ポンプである。即ち安定した大気圧を付勢源
として利用し、付勢源にバネやバルーンを利用したタイ
プに見られる材料由来の吐出圧変化を無くし、且つ脱気
装置を設けたことで容易に気密空間に安定した真空を確
保できるため、充填薬液量が少ない場合でも安定した流
量を確保できる。また真空発生部分と薬液充填部分を一
つの気密容器の中に収めることができるため、バネや真
空圧を利用した従来製品に比較し嵩張りや重さを大幅に
軽減できた。尚且つ組立て型を提供できる本発明の薬液
注入装置はプレフィルドで準備できるため、他のディス
ポーザブル注入ポンプに比較し従来の使用形態に比較し
多様な使用形態が期待できる。例えば現在医療現場では
医療ミスの防止の手段として標準化が求められている
が、組立て型薬液注入装置は薬液のプレフィルドが可能
なため、従来の患者に近いところで行っていた従来の投
薬準備を薬剤部などで一括してできるようになるため、
一部の投薬方法の標準化を進めることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明薬液注入装置の一例で、薬液が充填され
ている全体断面図である。
【図2】本発明薬液注入装置の一例で、薬液が未充填あ
るいは吐出後の一部断面図で、デッドスペースDを示し
ている。
【図3】本発明薬液注入装置の一例で、薬液が未充填あ
るいは吐出後の一部断面図で、スペーサ63が組み込ま
れている
【図4】本発明薬液注入装置の一例で、薬液部と付勢部
がネジ嵌合されている断面図である。
【図5】本発明薬液注入装置の一例で、蛇腹状容器の薬
液チャンバーの外周部が補強されている状態を示した図
である。
【符号の説明】
10 薬液チャンバー 20 保護部 30 シリンダ 40 底壁部 50 ピストン 60 蓋部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が密閉され他端に薬液の注入及び流出
    口を有する蓋部60が取り付けられ圧力下で液体を伸縮
    収容する薬液チャンバー10と、薬液チャンバー10を
    内嵌収納するシリンダ30と、蓋部60を外部に突出さ
    せ固着する円孔筒部41が作製されてシリンダ30の一
    端に設けられる底壁部40と、薬液チャンバー10を底
    壁部40との間に挟むようにシリンダ30に内設嵌入さ
    れてシリンダ30の軸方向に摺動自在に気密に往復移動
    するピストン50と、底壁部40が設けられるシリンダ
    30の反対端に保護部20が配設され、薬液チャンバー
    10とシリンダ30の空間が気密空間Fとなるように作
    成されていることを特徴とする医療用の薬液注入装置。
  2. 【請求項2】底壁部40の円孔筒部41に薬液チャンバ
    ー10の蓋部60が固着作成されてなる薬液部と、一端
    に保護部20が設けられ他端が開放されているシリンダ
    30の軸方向に摺動自在に気密に往復移動するピストン
    50がシリンダ30に内設嵌入されてなる付勢部がそれ
    ぞれ作成され、薬液部の底壁部40と付勢部のシリンダ
    30開放端が相互に気密に嵌合する構造に作成されてい
    ることを特徴とする請求項1の薬液注入装置。
  3. 【請求項3】シリンダ30と薬液チャンバー10の間の
    気密空間Fを真空にする脱気装置45が配設されている
    ことを特徴とする請求項1及び2記載の薬液注入装置。
  4. 【請求項4】薬液チャンバー10が液体を充填吐出され
    ると上下に伸縮する円筒形状の蛇腹形状の容器であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の薬液注入装置。
  5. 【請求項5】薬液が充填吐出されると上下に伸縮する円
    筒形状の蛇腹形状の薬液チャンバー10において、蛇腹
    部分が折り畳まれ重層するときに生じるデッドスペース
    Dを最小とするスペーサ63が組み込まれていることを
    特徴とする請求項1〜4記載の薬液注入装置。
  6. 【請求項6】薬液が充填吐出されると上下に伸縮する円
    筒形状容器の薬液チャンバー10外周部が細線71で補
    強されていることを特徴とする請求項1〜5記載の薬液
    注入装置。
  7. 【請求項7】気密空間Fの真空度を表示する圧チェッカ
    ー48が配設されていることを特徴とする請求項1〜6
    記載の薬液注入装置。
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